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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

開店宣言!
ようこそ!

ロード・ピスト系自転車に興味がありながらも、入手方がわからない、値段の相場が分からない、その他の事情により購入を躊躇されている方々に、まずは一台!実際に乗ってみませんか?を合い言葉にご提供、ご相談に乗らせていただくために開店しました。

まずは初心者の方々にメンテナンスをしながら、気長に乗っていただける自転車をご提供いたします。フレームの持ち込み、ちょっとしたメンテナンス、改造、ご相談など気軽に応じさせていただきます。

また、中級者・上級者の方々のコンポ・フレームの乗り換え、手組による決戦ホイール組みもやります!その他イベントなどのソフト、自転車保険など、色々なサービスのご提供も考えています!と、いうことで、よろしく!

ホームページはこちら!
      

柳号小径車出る!



 同敷地内で頑張っている柳サイクルさんです。ぼちぼち新作自転車フレームが出て行きますね。細かい修理から、事故の検分、ディスク台座付けなどの改造まで、引き受ける仕事は様々です。

 後数ヶ月ほどで、ビルダー本業1本でいけるんじゃないか?なんて思っています。

 事情があって、しばらく当店にあった、小径フレームが嫁入りしますよ!

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 このヘッドチューブの長さが小径車であることを物語っていますね。もちろんこの長さ対応のヘッド圧入工具はありませんので、別の方法でやります。小径専門店なら、専用工具でも作るでしょうねえ・・・。

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 通常のスタッカート型のフレームより一本多くある、というのがこのフレームの特徴かもしれませんね。

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 これが全貌となります。柳さんにとってこのフレームはほんの数本目だったらしいので、作ったはいいが、どんな乗り味か?というイメージが付いていなかったようです。

 今回完成車となって、もちろん最初に試乗したのは柳さんでした。

 さて、こいつに何を載せて完成車にするか?

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 基本コンポはソラ、小径なんで男ギア52*39でいきました。もっとあってもいいかもという裏計画あり・・・。

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 コンポとしてソラはもうかなり十分といっていいでしょうね。よくできています。

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 このSTIも、9速で、ブレーキの引きもいい。・・・もうこれで十分なんじゃないか?と思う内容です、ある意味おすすめ。

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 ブレーキだけは、ロングアーチが必要でした。でも、同じ黒、ダイアコンペの101、名作ですね。

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 リアもです。

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 小径の20インチといっても、451というタイプなんで、一回りでかい22インチといってもいいくらい。

 そして、小径の良さはここというのが、踏み出しが軽い。なので、信号の多い都心を走るにはもってこい、ともいえる車体であると思います。

 後は小径の場合、前ギアをでかくすることが可能なので、ドギモ系自転車にするのも面白いかもしれませんな。

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 まあ、これは比較的おとなしいですが、この持ち主になる方・・・ちょっとそんじょそこらの方ではありません・・・。

 実は、とあるスポーツ、競技の全日本クラスを張っていたお方なんですねえ・・・。この九月にも、OB大会に出る、マスターズみたいなもんでしょうか?

 そんな準現役アスリート気質な方なので、たぶん、この小径で走っていて、後ろからレーサーなんかに抜かれたら、だいぶ高い確率でカチン!と来るんじゃないか?と想像が付くんですよ・・・。

 そこで機材的は秘策がある・・・。クランクをトリプルにして、アウターにロード殺しとして60Tぐらいの本気チェーンリンクをつけておく。センターに50前後、インナーに39かなにかをつけておく・・・という手もありかなと。

 ダブルのクランクのインナーに延長ボルトでトリプルにする・・・というのもできるかな?

 抜かれた瞬間、アウターにチェンジして、レーサーに直づけ・・・、頃合い見てトップに入れて、ぶち抜く!なんてやりそうだ・・・。
 勝負師の性のようなもんだ。 

 体もまた変幻自在だろうから、ポジションなんかも多様に対応できるようにしておく必要もあり・・・。

 ということでこの車体につき、変化は続くだろうと思いますね・・・、よーくこの後の変化など憶えておいてくださいよ!


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夏休み泥棒市場・・・



 夏休みの真っ盛り、なにやら当店敷地内に、怪しげな市が開かれているのであります。

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 なにやら、この子狸一味が、チョコマカと工房内をうろついていたかと思っていたら、その内店を開き始めた。

 ねえ、これ買ってよーと営業を始めたんであります。さっきまで、なんか拾っては、こちらに持って来て見せては「これもらっていい?」といっていた奴らが、店を開いたんであります。

 最初は、アチコチに落ちているものを拾ってくるので、ちらとしては不要品は奴らにやり、そうでないものはちゃんと場所に戻せよとやっていたんだが、これがいい片付けになるとも思ってね。

 実際、床に落ちていた小物中の小物なんかはかなり片付いた、しめしめと思っていたところの開店である。

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 小物といえば、タンナスのピン、ワッシャー類、ニップル、チェーンピンなどさすがにいらないものといってやっただけあって、買おうという気の起きるものはない・・・、当たり前だが・・・。

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 しかし、眺めれば、本当いろんなものがあるなあ・・・と、店主でもつくづく思う。それを一つずつ持ってこられては、そのものの名前と用途をいって、必要な理由とそうでない理由まで話していたんだから、よくよく考えると店主もすごいもんだ・・・。

 これって、子狸の夏休みの宿題にならないかな?と思ったりもした。段ボールか何かに、拾ったものなどをくくりつけたり、テープで留めたりして、その用途を書いて提出する・・・。

 子狸としては相当の手抜きだが、作品の質量としては決して軽くはない。半分壊れているくらいのものがちょうどいい、その方が通常は見えないものの中が見えるからね。

 それなら、小学校一の自由研究にしてやる自信はあるなあ・・・。

 そんなことなんかを考えていたんだが・・・、あまりにも商売熱心で、あれ買え、これ買えでうるさいんで、ちょいと値踏みでもしてやろうかと、のぞいてみると・・・。

 なんと金目のものがありやがった・・・。

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 なんとこれ、英式バルブの芯に当たるパーツ。こいつに虫ゴムをかぶせておけば、パンク修理の際に大活躍である。しかし、こいつよくここまで探したなあ・・・。

 40本近くはある・・・。

 そこで、その金具に限り1本一円で買い取ってやるから、きれいに虫ゴム外して持ってこいと。

 小さい手だからか、結構小起用に破れた虫ゴム全部とって、持ってきた。内心結構助かるなあ・・・こいつと思う。

 しかし、無造作にも床にかなりの数落としていたんだ・・・と反省。

 金具を数えて掛けることの一円で計算したが・・・、もしかしてと取引を持ちかける。

 おまえ、外した金具に虫ゴムをちゃんとかぶせて、こちらに渡したら1本につき十円で買い取るが、どうだ?と。

 1本だけ模範を見せる。虫ゴムにディグリーサーを吹きかけ、滑りをよくしてから金具に一気にかぶせる。途中でしわになってはいけない。またちゃんと被さっていないのもダメ、その辺注意して、どのくらいできるか?を横目で見ていたんだが・・・。

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 最初の1本はちょっと時間がかかったが、要領はわかったようだ・・・。さて残り40本どこまで根気が続くかだ・・・。

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 すると、かなり熱中しているようだ。そして小さい手が実によく動く。比べちゃなんだが、ペルシャ絨毯の細かい文様を織るのには子供たちの小さい手が向いていると聞いたが、細い金具に細い虫ゴムを手早くはめる作業にも共通点はあるのか?なあなどと思ったなあ。

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 初めてにしては、かなりの早さですべて終了・・・。

 その後、それに気をよくしたのか、また工房各所を這いずり回って20本近くを探しては、すべてに虫ゴムを掛けた。

 まあ、ここまではまるとは・・・。

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約束の給金・・・。できるだけ細かくして、使いにくく・・・それともう一つ狙いがあった。

 稼いだ給金はすべて・・・。

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 台湾土産の「招財進宝」という貯金箱に収納。子狸としては、早くこいつがいっぱいになってほしいので、一円でくれ・・・などと言っていたが、その辺はまあ、ちょっと常識の範囲でということで。

 まあ、降って湧いたような、夏休み泥棒市だが、定期的な小遣いをやっていない店主としては、これはちょっといいかもなんて思ったりもした。

 家の手伝いするのに金銭を介在させるべからず、という考え方はあるだろう。もちろん基本はそうだ・・・。ただ、金はどこからやってくるのか?という出所を知っておくというのも重要なことかもしれない、もちろん程度問題だが。

 そして、この泥棒市ごっこしながら、やつもいろんなことを学ぶはずだ。最初は遊び、そしてちょっとしたお手伝い、店や周りの人に役立つことなんかを楽しんでやっていたのが、ちょっと金にばかり目が行くようになり過ぎると・・・、展開によっては、煙たがられたりすることもあるだろう・・・。

 そういう時、金儲けと人間関係の背反やら、その落としどころなどどうしたらいいのか?なんて結構複雑な関係を生きることを学ぶだろう。

 それから早々に虫ゴムはそこをつきるはずだ・・・、多少こちらも使い古しの金具など無造作に落としたりもするが、そう最初のビギナーズラックのような稼ぎはできない。そうなると、奴さんは次何が換金できるか?なんてことを考え出すんじゃないか?ね。そういう中にちょっとしたヒントとかがあったりするかもしれない。まさに、小間使いの隙間から何かを探し出すかもしれない・・・。

 それを卑しいなあ、このガキ!と思われない、へえ、そう来たか!と思わせるような視点なんか持てたら、将来は暗くないかもしれない・・・な。

 ある意味多少緩いが、店はすでに社会の一部であるから、そこで学ぶことは多いだろうねえ・・・。あくまでも程度問題の中で、遊ばせてやろうか?と思ってはいるんだが・・・。

 しかし、今日の虫ゴム捌きなんか見てみると、二年以内とかに、パンク修理なんかやっているかもしれないな・・・と思った手つきであった。

 さて、そうなったらどうするか?まあ、そうなったとき考えるか・・・。

 

老婆と天使



 これは焦げかな?と一瞬思えるほどの定着した錆とでもいえるものでありましょう。きれいかといえば、お世辞でもきれいとはいえませんが・・・、汚らしくはない・・・。この自転車の歩んできた軌跡のようなものも感じられる。

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 デモンタブルなのか?それより錆びた鉄管のようにも見えますね。自転車のパイプというより、ここだけ見るとなんか建材のようでもある。

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 決して手入れはいいとはいえないが、革サドルで、気に入られてはいる。だからもう少し手入れ法を憶えれば、これも生き返るんだろうなあとも思う。ただ、これはこれでなんとも悪くはない。

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 ハンドルもこの自転車の雰囲気の一つである。素っ気ないカーブ、最低限のブレーキ・・・。ということは?

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 リアはコースターブレーキ。もちろん合法ですぞ。足を反回転すると、リアホイールがロックされるという形式。チェーンの強さに依存しますが。

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 そういえば、今回は制動周りの交換などが依頼だったか。小ギア、チェーンと・・・、

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 一体型のチェーンリンククランクとでも言うかな?アチコチ古いが、制動が新しくなったので、走りも回復で、見た目は古いが意外と快適な一台ということになった。

 しかし、この錆と全体の緩さと素っ気なさが、実は総合されると、意外と美しかったりするから、面白い。

 しわが深くアチコチにシミがある老婆も、時折天使のように見えることがある・・・という記述がある。実際にそういうことってあるでしょ?子供が天使なのは当たり前だ。老婆が実は天使なので、驚く。分析できないので、さらに驚きが長続きする。こいつがまさにそうした一台なんだと思う。

 だから、持ち主はそれをどこか意識して乗っているし、今回の依頼も持ち主がこの自転車にだいぶ気を配っている証拠なんだとも思う。

 ではその老婆が天使に見えるその瞬間・・・、この自転車はこんな天使なんであります。

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 ネ!だから言ったでしょ?

実物 さてどう出すか?



 何の変哲も無い、アルミシルバークランクです。

 でも、じゃあ、こいつとほぼ同じ奴を探しておいで・・・と言われたら。ちょっと知っている人だったら、今のシマノ、カンパ・・・、スラム・・・・現行品でないよね・・・となる。

 いやいや、でもなんかあるでしょ?確かに・・・、スギノはシルバー持っていますよね。

 でもスギノの不思議ってあるんですね。確かにラインナップはあるんです。取り扱っている業者は多い、そこのホームページなんか見ても、スギノに相当ページ割かれているんだが・・・。その大抵が、「取り寄せ」とか「予約」とかになっていて、いつ入荷するのかがハッキリしないものだらけ。

 まあ、多分受注作成なのかもしれないね。

 そして、相当いいものも作っているが、中間レベルで欲しいものがピンとしない・・・、がんばってはいるんだろうが、スギノがあるから大丈夫!!!という大船に乗っている気にはなれない。

 ところで、再度、上のようなファイブアームのシルバークランクってありませんか?ということになると・・・、考えるに、入荷がなかなか難しいことがわかる。

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 このクランク本体は、鋳物ですね。あとからちょっと磨くなどの加工も可能です。BBも多分110レベルのスクエアテーパーものがあれば、問題は無いでしょう。

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 こっちはもうちょっと凝っているかも知れません。シングルクランクですね。古めのテイストの自転車に、いいかもしれません。

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 こいつも裏を見れば、鋳物であることがわかります。もうちょい整えてやると、高級感出すかな?エエなんで?だって裏でしょう?と思われるかも知れませんが・・・。

 クランクというのは意外と裏が大事なんです。自転車を側面から見ると、必ずどちらかのクランクの裏が見える、それも表のものとの対比で見えてしまうので、表ばかりを綺麗に磨いて、裏をほったらかすと、むしろみっともないくらいに目立ってしまう、でしょう。

 同じくなかなかこの手の物はない・・・。

 さて真打ち登場と行きますか?

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 これなんかは、鋳物ではなくて、削り出しのもの。CNCの回転していた刃のあとがわかるくらいのエッジの立った、削り出しクランクでありますよ。

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 手で触っていても、ものに切れがあります。カチッとしている・・・。だから何?と言われれば・・・、困るがもの作りに隙が無いとでも言いますかね?

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 ちょっと工芸の域に行きつつある感じであります。古いパーツ類なんかを良くいじる当店では、かつてはこの手のパーツだらけ・・・といってもよかったと思います。

 何気なく付いているクランクを外して、洗浄して磨いたいるすると、けっこう手の込んだもの・・・、ある意味手を抜くだけの技術が当時は無かったのかも知れませんね・・・、逆説的ではあるが・・・、凝った作りのものなんかがあった。当時は直球勝負一辺倒だったのかな?とすら思いますが。

 それを今の技術で、どこまで、どの程度まで再現しつつ、かつ改良したものを現行品として作り提供することができるのか?

 この手のサンプルは教えてくれるのであります。

 さて、この手のパーツ類、適所があるのだろうか?可能的にはあると断言できるが、現実的にあるのかどうかを判断するのは難しい。

 ただ、いずれにしろどこかに顕在させておかなければ、現実的に広まることはできない・・・。

 じゃあだれがやる?どこに顕在させる?そしてどう広める?

 ウチが・・・ここで、そしてどうやってか・・・という事なのかな?とも思う。

 やっぱり大手とは違った、選択肢をどうにかして掘り起こして、維持していかないと・・・、面白くないよね。それは確実だ。小数大手の作るものにいやも応もなく従わざるを得ないのは、それが一定優れていることと、そもそもの選択肢が少なすぎること以外にはないだろう。

 なれば、選択肢を増やす動きをするしかない・・・。そのための障壁というのはいくつかあるが、日常業務との兼ね合いもあるので、できるだけ手間とリスクは低くできないものか?と考える。

 そろそろ役者がそろいつつある・・・、あとは知恵とタイミングだな・・・。

BBに関してシマノ・スラムの互換性なし



 クランク交換の依頼が来たんだが、こいつはよく見ると、シマノ互換系の例のもの。このメーカー単体でいいものも作っていながら、完成車からいわゆる抜く、という際にこいつが使われることがよくある。

 これを純正スラムに変えたいということだった。

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 中古でせしめてきたらしい。スラムフォースのクランク。カーボン・・・のようですな。これを取り付けるとなると、本自転車のコンポは基本スラムフォースにて統一される、ということになります。

 では、まずフォースを入れる前に、抜かないといけませんな。

 抜くための工具は?ちょっと探してみたりしたんだが、なんとこいつを抜くのに特殊工具は必要ない、ということを思い出した。

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 ある意味8ミリで反時計回りに回していると、自然と抜けてしまう・・・。なぜ?圧入されているなら、そう簡単には抜けないはず。ということは圧入ではないの?

 いやいや、圧入されているクランクが、フィキシングボルトを反時計回りに回すだけで、外れてしまう、まあ、よく考えられた構造をしているんであります。

 確かカンパあたりがすでにやっていた形式かな?とも思いますが、記憶は曖昧だ・・・。

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 秘密は、このフィキシングボルトを囲うこのナットにあるんだな。ボルトをあげようとすると、このナットにぶつかる。さらに上げようとするとこのナットごと一緒に引きあげようとする、その動きがクランクを外すのと同じ動きと言うことなのだ。

 なので、圧入の際には8ミリのアーレンキーだけででき、抜く際も同じく8ミリのアーレンキーだけでできるという、考え方によっては、大変優れた構造しているというわけだ。

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 このようにポコッと抜けるわけであります。後は右クランクをゴムハンマーでたたき出せば終了。

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 外れました。残ったBBも外しましょうか。

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 こいつはシマノ互換のものであるが、これがそのままスラムフォースには使えないというのは、ちょっと驚いた。

 スプロケ、ホイールの形式などは、シマノ互換をしていたスラムだけに、どうせこの辺だって・・・と考えたんだが、違ったというわけだ。
 
 ちなみに、シマノとカンパ取り混ぜをシマニョーロというが、シマノとスラム取り混ぜをスラノというのだそうだ。前者はいろいろ小技が必要だが、後者はメーカー自身が認めているものなんで、比較的簡単・・・というか当たり前・・・なんであります。

 変速、シフターをどうしてもスラムのダブルタップを使ってみたいというならば、ダブルタップと前後ディレーラーをスラムにすれば可能であります。

 ちょっとそうしたバリエーション的使い方なんてやってもいいかとは思いますね、せっかく互換性を公認しているんですから・・・。ただ、スラムって、本当日本で展開する気あんの?ってな値段設定等をしているので、そう簡単にすることはできないんだが・・・ね。

 さらに、ちなみにもう一つの組み合わせ、スラムとカンパの取り混ぜ、スラニョーロ?実際やっているの見たことないが・・・、可能的ではある。実際カンパのデザインなんかも、ぶれているというか?なんか投げている感があるので、ポテンザあたりと組み合わせたりしたら意外と面白いかもしれないね。

 安直なのは、ダブルタップと前後ディレーラーをスラムにして、クランクブレーキ周りをカンパにするという・・・、ということはハブ周りはシマノになる・・・?

 ということは、シラニョーロ・・・ということか?

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 さて、シマノ系と互換性のない、BBというのがこいつ。ちょいと芸が細かい。

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 右クランクの系と、左クランクの系とでは2ミリのずれがあるということが判明。

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 このこだわりは何なのかな?と思うね。シマノ互換にしておけば、それこそFSAや、スギノなどの優れたサードパーティーなんかも利用できるのにね・・・。ここだけ独自規格にしたというのは、それなりの設計思想か、それとも後発メーカーのプライドか?

 クランクだけを見て、この2ミリの差の構造的な、なるほどそうか!的な発見は今回はできなかったなあ・・・。

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 とりあえず、無事つきました。このクランクが固いか柔らかいか?については、流行でゲスだが、コメントは控えさせていただく。

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 とりあえず、フォース統一完成・・・・というところかな?

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 このダブルタップだって、慣れの問題で、決して悪いものではないと思う。ブレーキの引きも犠牲になっていないという意味では、出たてから、優れていたともいえるかもしれない。

 また手の小さい人には向くという話も聞いた。これが適度な値段設定で、かつ、スモールパーツ等の供給もスムースであったりしたら、それなりのシェアは広がるだろうと思うんだが・・・、当のスラムが日本の市場など興味がないのかもしれないね。

 そう、台湾でも相当の敷地を誇る工場をお持ちのようだ・・・。せっかく三大コンポなんだからね・・・。もったいない・・・。

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 持ち主はまだ相当若いし、今後こいつをどう乗っていきたいのかわからないが、とにかく自転車は好きなようだ。競技より・・・とも未定なようだが、まあ、こいつで暫くは、ニタニタと走るんだろうなあ・・・。

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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