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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

開店宣言!
ようこそ!

ロード・ピスト系自転車に興味がありながらも、入手方がわからない、値段の相場が分からない、その他の事情により購入を躊躇されている方々に、まずは一台!実際に乗ってみませんか?を合い言葉にご提供、ご相談に乗らせていただくために開店しました。

まずは初心者の方々にメンテナンスをしながら、気長に乗っていただける自転車をご提供いたします。フレームの持ち込み、ちょっとしたメンテナンス、改造、ご相談など気軽に応じさせていただきます。

また、中級者・上級者の方々のコンポ・フレームの乗り換え、手組による決戦ホイール組みもやります!その他イベントなどのソフト、自転車保険など、色々なサービスのご提供も考えています!と、いうことで、よろしく!

ホームページはこちら!
      

26日 日曜日はタニヤンライブだぜ!!!



 今月始めより告知して参りましたが、ついに26日日曜日、久々のタニヤンライブが当店内の野音にてライブが行われます。

 夕方五時よりタニヤンソロライブ、約一時間かな。

 そして夜の八時より、そのタニヤンも参加している、実験音楽集団、ヒダオンキョウハのライブとなります。

 三時頃より狸市が徐々に開かれて、ライブ、DJ、ライブと音楽と交流の時間となりそうです。

 東京から故郷の飛騨に戻って何年経つかな?車で飛ばして5時間なんで、そんなに頻繁に東京でのライブもできません、なので次の予定は未定ですので、この機会に是非!おいでください。

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 すでにこんだけ機材が運ばれてきています!何をやらかすのやら?

 乞うご期待です!!!
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名車のご老体は徐々に



 これだけ見てわかる人もいるでしょうね、それだけこのフレーム形状は独特です。

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 二本のパイプのジグザグにパイプが溶接されています。なんかクレーンの腕のようですね。

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 トラス構造というのだそうで、それを自転車に応用したのがこの車体、それがモールトンなんであります。

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 聞くところによると、89年に受け継いだというので、それだけでも34年経っているわけで、まあ、全体としてはご老体ということが言えるでしょうね。

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 なるほど付いているパーツを見るとその辺は忍ばれますね。パーツだけではありません、このハンガーだって、曲がっていましたね。徐々にでもいいので、アチコチ散在している劣化ポイントを少しずつでも直していくといいかと思いますな。

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 玉押しが欠けていましたので、交換しました。ペダルを止めてもゴリゴリ感が伝わってきたんでね。

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 ボスフリーも減りまくっていまして、歯飛びとそれ以上の違和感が出ていたので、ボスフリー交換ですよ。でもね、ここで今風のシマノなんてロゴの入った激安ボスフリーなんてこの車体にはめられるわけはない。

 たまたま、この物不足から、通常の業社を越えて色々と発注していた中に、シルバーの7速ボスフリーがあったんですねえ。それを用いました。

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 あとは、BB周りもしっかり交換等をしたほうがいい、ヘッドパーツもかな・・・。特に簡単に手を入れにくところを中心にケアしてやれば、かなり新車の状態に近づくんじゃないか?と思いますな。

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 そうすれば、まだまだ行くよ。すれ違った人が振り向くくらいの、名車に戻るでしょう。車体そのものではない、整備された車体だけが持つ爽やかな快走感は、人の目を引くものです。自転車そのものではない、人車一体のあの快走感・・・なんだよねえ。

成長する実用車 乗り手と成長!



 自転車が欲しい・・・と言っても、色々ありそうです。ただ単に自転車が欲しい人、まあ一般的なお店にはそういう方が多いのかも知れませんが、ただそういう人だけではありません。

 なんかどこか・・・、自転車購入をきっかけに、何かを変えたい・・・という感じを匂わせている人がいるんですね。

 何を変えたいのか?多くは生活・・・でしょうね、ちょっと大げさには、生き方を変えたい、またはもっと大上段には人生を変えたい・・・ということを表向きだけでなく、内に秘めて自転車購入を考えてくる人というのがいるものです。

 そういう方は自転車というモノではなく、自転車というコトに強い関心があるようですね、なので自転車に詳しくなくても、話していて面白いです。
 
 今回も用途はハッキリあって、予算もほぼ決まっていて、一見普通の購入者かと思いきや、どうもそうではないようですな。店主の与太話にかなり乗ってくるところを見ると、単に自転車を購入して乗る、というだけでない、厚みと奥行きを感じるんですね。

 そういう中で推したのがこれであります。

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 ちょいと変わったフレームに700cのホイールを前後に入れて、いらないものを外して・・・といういつものやつを展開したんですがね。

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 前シングル、ちょっとカバーなんて付いていますね。

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 これは今はシングルフリーの歯をはめていますが、コイツをシングル固定ギアなんかにも交換することができるわけですね。しかも、ここ幅があるということで、ここには多段のボスフリーが入ります。つまり丘陵地帯や山岳に行くようなことになったら、多段化も可能ということです。

 この車体自体にスゲー発展性がありますね。

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 ブレーキも結構ちゃんとしていますね。

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 リアは板ブレーキにいたしました。これでホイールの着脱が非常に楽になるので、タイヤ交換、パンク修理などが簡単にできるようになります。700cなのでタイヤの種類も大分ありますので、それだけでもかなり遊べるでしょう。

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 軽めの薄いスポーツサドルにします。軽いので、ダンシングの時に車体が振れません。軽いサドルの効果の一つがこのダンシングの際の影響を少なくすることもありましょうな。

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 カゴは付けて欲しい、ということで、ちょっと薄めの背丈の低いカゴにいたしました。これはまあ、この車体とのバランスを見たもので、実用上もっとデカイカゴ!というのであれば、交換することもありえますね。

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 まずはプロムナードハンドルで、快走するのにおススメなハンドルです。これもいずれブルホーンとかに変わるかも知れませんな。

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 三鷹周りに住んでおられるそうで、今後さん多摩地区はほぼこいつで走破するんじゃないかな?こんなパイプを溶接してホイール二本付いているだけの道具に過ぎない自転車によって、人生が変わってしまうことだってある・・・。

 まさに店主がそうだったように・・・。

 そのダイナミズムそのものが面白いんであって、自転車そのものが面白いなんてことは・・・ないんじゃない?

意外と頑張って作っていたミキスト車



 とある魔窟から救出してきたフレームでした、それを見事に・・・再生させたのがこの一台だったよね。

 しかし、数年経って、改めて見るといやいや、よく頑張ってここまで持ってきたわ、と自らの仕事ながら思うのであります。

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 コンポ類は当時は謎の黒コンポと呼んでいた、やつであります、センサーね。今や東京サンエスさんまでもが扱うようになっています。

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 ドロップ仕様にして、シフターもSTI・・・というか、スラムのダブルタップに近い形式のものがついています。

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 確かにセッティングには多少・・・癖はありますし、使用者にもその癖に慣れるように振る舞ってっくる、そういうコンポではありますが、多少の微調整は必要ながらもここ数年、ちゃんと動いていますね。

 そして、

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 このクランクも身長の小さい人向けのクランクで、東京サンエスさんのラクランクというものを取り付けました、クランク長はなんと130ミリ・・・。こんなのスギノで見つけようもんなら、いったいいくらになることやら・・・。

 そしてこの車体の一番の難関は、ブレーキなのでありました。

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 これはフロントブレーキで、センタープルブレーキが当然のように付いていますが・・・。何が大変かというと、車体が古いので、台座が今のカンチやVブレーキだとつかないところにあるんですね。そこで、このセンタープルを使ったんですが、まずその台座に合わせてブレーキ台座を自作するんです・・・。もう文章に表せないくらい、複雑な行程。

 そんでもって、前後ともなんとか引いていたんですが、リアブレーキが時折、ワイヤーが外れるなんてことを起こしていたんですね。

 ワイヤーの角度によって、引いたある箇所でタイコが抜けるようにワイヤーが外れてしまうことを発見・・・。ではその角度を変えないと、どうしても何百回に一回は外れてしまう・・・それはブレーキとしてはまずい・・・。ということで、今回改良。

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 これが上から見たところですが、ワイヤー角度を変えるために、

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 ブレーキワイヤーをできる限りシートピラーよりに取り付けます。そうすることでこのワイヤーが鋭角になり、

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 このスリットをタイコが構造的に抜けなくすることで、外れを抑えた・・・というマイナーチェンジまでやりました。

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 そして、ホイールは最近手組だなんだで勢いづいている、650cの手組ホイールです、勿論前後ともに。今やもう650cの完組ホイールなんてほぼ絶滅してしまったでしょうな。もう手組しか、選択肢は残されていない。

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 ということで、我ながら、よくこうした規格外のフレームを再生させた、しかも当時まだ白黒もわからない謎コンポとでね。

 さて、作成当時よりもより安全に機能的にも上がって仕上がりました。女性登山家の方の乗る一台、基礎体力は半端ないので、またこれで遠距離乗って土産話聞かせてもらいたいですね!

手組ホイールならではの無理難題・・・どっからでも来い!!!



 鉄フレームだ!美しいです!!!

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 なるほどカラビンカなわけだ。ビルダーさんにダメ元で頼んでみたら作ってくれた、という幻のフレームだそうです。

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 この七宝焼きヘッドバッチも年季が入っていますね。さて・・・、フレームの話じゃない・・・。

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 基本シマノアルテグラで組まれています。といってもコンポの話じゃない・・・。

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 ホイールの話なんであります!またかよ!ってか?

 そう、グロータックさんの冊子、今こそ手組ホイール!とい記事に元気づけられて、多少乗り気味なのは認めますが、これはわざと集めた話題でもないので、面白い事、この上なしと言うことね。

 つまり、それは手組は大変なんだよ!完組は購入して付けるだけ・・・でしょ?組み直し?なんて発想微塵もないよね。使えるか?使えないか?まだ使うか?飽きて交換するか?どこで買うか?どこが安いか?なんてことぐらいでしょうな、話題になるのは。

 まあ、せいぜいどんなタイヤ付けようかな?くらいかな?なので、所有している人の発想も単純で、探して買う・・・しかないだろうな。

 ところが手組はそうはいかない、正確にはそうはいかないことも選択肢になりうるんであります!ココ大事。

 なので、当然所有者も発想豊かに、無理難題を思いつく・・・。

 そして、仕掛けている当店もその無理難題を前に、なんとか対策取ろうと・・・成長していくんであります。

 上のホイールは勿論当店初の手組ホイールであります。

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 スポーク見てくださいよ。いまはほとんど消えつつあエアロスポークですね。そいつをラジアルよりも強度を大事にする意味で二本取りで組んでいますね。二本取りだと交差によって強度が増すでしょう、ただ隣り合った二本間で交差させるのでスポークが短く済み、軽量化にも役立ちます。

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 リムは精度の良くなったアレクシアの38ミリのアルミリム。この迫力は久々であのDTの名リム585を思い出しますね。精度もソコソコ、剛性もソコソコ、結構おススメなリムですね・・・、絶滅危惧種ですから・・・。

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 リアホイールも同じリムに、同じようなエアロスポークで組んでますが組み方が面白いです。

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 反フリーの側は、二本取りでできる限り短く軽量化を狙います。そして、

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 フリー側はチェーンの力に負けないよう剛性を上げないといけませんので、6本取りという裾野を広げて強度を上げるという工夫をしているんであります、手組って面白いなあ〜・・・なんてな。

 で、この完成度の高いカラビンカのクロモリフレームに、完璧な手組ホイールとの組み合わせ、ついでに面白くもおかしくもないがこれまた完成度の高いアルテグラと、もうこれで十分なはずなんですが・・・。

 どうもこれでは収まらなくなったようであります、フォークに仕込みをしてきたという・・・。

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 ジャン!!!スルーアクスルの改造ではないようですね・・・、するとダボが見える。ということはここにキャリアでも取り付ける・・・???

 いやそれにしては角度が変だよね・・・。

 なんてわざとらしい記述早めにして、これはディスクブレーキのフラットマウントのダボなんでありますね。ここに台座とディスクブレーキのキャリパーが付くということなんです。

 ということは、そいつを効かせるためには、ホイール側にローターというディスクを取り付けなければなりません。勿論このままのホイールには取り付けることはできませんので・・・、ホイールを交換しなければならなくなります。

 では、完組の然るべきホイールに交換すれば?ということになりますが、それじゃあ嫌だ・・・という。

 はい、ここからが無理難題の登場となっていくのであり、手組屋としては、受けて立つ!!!という展開になるんでありますよ。

 さあ、一体いくつ山を超えれば目的地にたどり着くのか?

 まずご希望は、気に入って組んだこのリムはそのまま使いたい!という条件。そして、できれば、このエアロスポークも使い続けて欲しい・・・という、この2つのご希望をいただいております。

 前者はもうやります!それしかありません!なんですが、後者となると・・・。スポークは1ミリ単位で作られているので、次のハブのフランジのデカさによって微妙に使えないことになりかねない・・・、むしろその可能性のほうが高いわけであります。

 なのでハブが決まってから、組み方を大分検討しないいけなくなります。

 またプレーンのスポークなら一本棒なんで、短く切ってネジ山立てるというような加工が可能なんですが、エアロスポークはプレーンの部分が短くて、大半がエアロ加工されているので、長さの調整が難しい、できて2ミリかな?できて・・・、なのでこの辺が大変シビアになりましょう。

 では、加工なんかしないで、その長さのエアロスポークを購入すれば?と来るかも知れませんが、ハイ、絶滅種に近いのがエアロスポークなんで、それって大変難しい選択肢となります。

 このスポークの山は大変高い。

 勿論それだけじゃあない・・・。

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 次のハブは、このようにディスクローターを載せるセレーションがないといけないのですが、この手のハブの種類が少ない。

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 ホール数が32ホールと36ホールしかない・・・。今や36ホールのリムを探すのが難しい時代になんで36ホールを意地でも作り続けるのか?作り続けるのもいいんだが、それに28ホールも加えてほしいんだが、それがない。

 ちなみに使い続けてほしいというこのリムですが、ちゃんと28ホールなんであります。トホホ

 シマノものでも28ホールのものを見つけました!!!!やった!とばかり喜んだのもつかの間、そいつはスルーアクスルものでありました、つまりそれは今回の組み換えには使えません。

 そうなると、魔窟のようなネット内をサーフするしかない。

 ・・・・、なんとか一本見つけたんで、そいつを取ってだ、それからフランジ幅などを測ってスポーク問題を解決しないと!!!とその高い山を下から仰ぎ見たんだが・・・。

 まだ峠の向こうに峠がありやがった・・・。

 ものはエアロスポーク。もうほとんどバーベキュー用の金串と同じような潰れ方をしているわけであります・・・。つまり通常のプレーンスポークのように、きれいに穴を通過しては・・・くれないんですよ・・・。

 だって潰れている分平たくて、キシメンのようなもんでもあるわけで、通常のハブの丸い穴には通らないようになっているです・・・。

 ということは、発注したもんが無駄になる?

 無駄にできるか・・・。そこでもう一つ山を越えないと。これだ・・・

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 これですね。コイツは競輪用のハブなんで勿論エアロスポークなんかを通すことを想定されていないんです。でもこいつにエアロスポークを通したんです。

 穴付近をよくご覧ください。内側にスリットが入っていますね・・・、これ加工のあとです・・・。もう三十年くらい前に店主がやった加工のあとですね。

 コイツを発注したクイック様28ホールディスク様ハブにやってやらないといけない・・・という山も発覚。

 ネ、こんなことやっていたら、さぞや技術が身につくと思うでしょ?仕上がったときの達成感は勿論店主らと依頼主さんとで共有することもできるわけであります・・・。

 少しでも安いサイトから購入した完組ホイールには味わえない、面倒臭さを克服した至福感でもあります。

 いつできることやらですが、もう出発したんで、徐々に完成に近づいていくでしょう、本当いつになることやら・・・ですが。

 完組とは全く別の意味で、手組ホイールは奥が深いわけなんでありますよ!

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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