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一癖創作自転車家 狸サイクル 杉並・阿佐ヶ谷・浜田山・荻窪・五日市街道 tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target

一癖創作自転車家 狸サイクル 杉並・阿佐ヶ谷・浜田山・荻窪・五日市街道

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

開店宣言!
ようこそ!

ロード・ピスト系自転車に興味がありながらも、入手方がわからない、値段の相場が分からない、その他の事情により購入を躊躇されている方々に、まずは一台!実際に乗ってみませんか?を合い言葉にご提供、ご相談に乗らせていただくために開店しました。

まずは初心者の方々にメンテナンスをしながら、気長に乗っていただける自転車をご提供いたします。フレームの持ち込み、ちょっとしたメンテナンス、改造、ご相談など気軽に応じさせていただきます。

また、中級者・上級者の方々のコンポ・フレームの乗り換え、手組による決戦ホイール組みもやります!その他イベントなどのソフト、自転車保険など、色々なサービスのご提供も考えています!と、いうことで、よろしく!

ホームページはこちら!
      

手を変え品を買えてのおじいちゃん号



 今を去る三年半前に、やってきましたこの自転車、詳細はこちらにゆだねるとして、これがまた形を変えて、どう活かせるか?ということらしいのであります。

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 将来を見越してのことなんだと思いますが、よく働く実用車とか、やり方によっては子育て号なんかにも応用できるようにならないか?ということなんですね。

 となると、このシングルは、ひとまずお預けということになりますかね?多段化してみましょうか?ということになりました。

 元々ボスフリーがついていたようなので、再度ボスフリーに戻してやればいいわけです。

 とはいうものの・・・。

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 こうして、センター出しをやってやらないといけないんですね。6速のセンターだしですから、かなり寄せないといけません。

 ところが中には、動かされたくないニップルというのもあるようです。どんなに回しても動かず、ニップルの角が丸くなってしまう。となると、切って張り替えるしかありません。

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 このようにねえ。そして、またスポークを加工して、ねじ山切って、張り替える・・・。

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 地味な仕事だよねえ・・・・、プロは目立たないところでも、仕事キッチリ!なんちゃってね・・・。

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 ただどんなに、センター出しをやっても、後付のエンド幅でやるのはちょいと無理があったようで。ソロバン玉寄せのように、左右のナット厚みなどを色々いじって・・・最後はこうなりましたとさ。

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 この薄くなった分、ホイール全体が右に寄ったので、センター出しに協力。何とか完成となりましたよ。

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 手間かけさせやがって、もう!なんとか6速復活なんであります。

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 後付台座を加工して、そこにディレーラー載っけてチェーンを張る。かんりょう!

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 前ギアはそのまんま。センターのみ使用ということであります。

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 アウター使わないなら、山削ってバッシュガードにしても悪くはないが。

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 シフターはちょいとおごって、ハンドル台座のwレバーを一本使用。

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 なぜか無駄に長い、このステムを交換します。できるだけプロムナードバーのハンドルを手前に寄せることによって、上体を立てたいということです。

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 この方が、上向きだし、そこそこ突き出しもあるので、断然いいんじゃないかな?

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 ブレーキレバーもレトロ調のもの。以来の方のイメージでは、結構そうしたレトロ系のものと決めていたようです。

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 出来上がりました、お爺さまからのフレームの実用車化がね。一本スタッカートなんで、乗り降りが楽ですね。良く考えて作られていますなあ。

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 お爺さまの自転車を孫が乗り受けて、そのお嫁さんにも合うようにと、今回の改造です。

 ということは、将来もしかして、コイツにおじいさまの曾孫に当たる子が乗る日が来るかも知れませんね。

 当のお爺さまとしたら、自分が最後に乗っていた自転車を孫が引き継いでくれただけでも嬉しいのに、もしそこに曾孫が乗るとなったら、さぞや、もっと嬉しいだろう・・・と思うわけなのであります、論理的にも。

 なんか、そういう流れの中で、こういう仕事を請け負うということは、店主はおじいさまのつかいとして、やらせていただているような気がして参りました。

 なんか途中、親戚の仕事をしているような気になったのは、そういう流れのせいなのかも知れません。

 すべての仕事が「親戚」のためのような仕事になる・・・としたら、それが可能であるとしたら、多分仕事上の幸福というものの、一つの秘密がそこに隠されているのかも知れない、なんても思いました。

 まあ、車体も丈夫なものなので、ひょっとして、玄孫まで、この自転車の縁にあずかるかも知れませんな。

 つかいとしては、できる限りのことは、できるよう、精進いたします!

※コイツにもベビーシートやカゴやその他もつくんですよ!
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 いかした実用車、子育て号にも変身します!






 
FC2 Management

狸サイクル店内ツーリングクラブ HG ついに発足!



 この男の率いるツーリングクラブHGが、ついに発足しました!!!!!

 まずは、ツーリングクラブHG加入への連絡先である!penassos45@yahoo.co.jp

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 昨日、当狸サイクル内の会議室において、初回の顔合わせの会がありました。詳細は不明・・・。

 メンバーが面白い。社会人、率いる石井先生が社会人一年生ということね。
 
 もう一人の社会人。大失恋が縁で、よく分からない自転車一台購入して、ニューヨークに飛ばし、二ヶ月かけて西海岸まで駆け抜けたという、ヤケクソサイクリスト。パンク修理のイロハも知らない内からの出発だったというので、その傷心ぶりは相当であったはず・・・と伺えますな。

 とにかく二ヶ月のアメリカ横断サイクリングが終わる頃になって、自転車って面白いなあ・・・と思って、それからはまって、豪州も縦だか横だかを走り抜いたという、まあ、いってみれば結果的な猛者だったという、社会人。

 この二人だけでも、結構笑えます。なんかやらかしそうな、ツーリングクラブ・・・でしょう、もう既に・・・。

 あとは大学生。大学のサイクリング部の部長クラスとそのメンバーが参加。どうも女子も多い部らしく、思いのほかワイルド路線が取れない、ということで、このHG!ハードギアというそうですが(一部噂はハードゲイ)ここに参加して、自転車ツーリングのなんたるかを勉強したいということです。

 そして・・・、次は高校生!!!と行きたいところが、たまたま日程が合わずに、今回はパス。そう、あの品川の高等高専の学生であります。ママチャリ同好会と自転車部。似たような名前でも、メンバーが違う。両者共に当店有縁ながら、絶対に一緒くたにはしないように、それぞれ色を付けていきたいですね。

 同じHGに参加するにしても、、車種からして違う・・・、カラーからしても全然違う・・・なんてやったら面白いだろうなあ・・・。
 そして、注目株はコイツ。

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 練馬の中学生三年生の小坊主なのであります。中三でしょ?受験じゃん!といいつつも、しっかりやることをやりながらの参加希望ということで、今回は大目に見る。

 イヤーコイツも声がデカイ、会議ではハシャイで小坊主の声が通る通る。楽しいんだろうなあ・・・多分。ただし、そこには麻薬があるので、コヤツの手綱をどう引いて行くか?ということが指導者の石井先生の腕によるところが大きいかと思います。しっかり頼んだよ。

 と、この中学生、この2月に当店で、ドロップ化を達成。そして、先日、なんと一日40ミリものサドルをあげた。

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 ビンディングを履いているのに、この足のズレは一体何だ?ってくらいに体を小さく使っていたわけね。

 そして、このポジションにしてみると。

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 効率がいいのでスピードに乗る。そうなると今度はステムをしたに・・・といい出す。ヤバイなあ・・・、別の麻薬をやってしまったようだ。

 社会人、大学生、高校生と、中学生。スゴイね、このバラバラのメンバー。確かにいろんな人たちと走るのはいい経験です。

 店主も、川崎で御世話になっていた、ウスイ輪業さんのイベントには随分と参加をさせていただきました。

 ウスイさんの人柄はもう、菩薩並み。それを慕って、ご近所の老若男女が大勢集まり、まるで地域を切りとたかのような自転車の大群が、川崎から多摩川を遡上して、武蔵五日市のキャンプ場まで行くなんて事やっておられたんですから・・・ねえ。

 車種もレーサー、ランドナーあり、ピストもあったなあ、実用車、子のせ付きもあって、あとは子供自転車。ありとあらゆる年齢層の人たちが、ゾロゾロと遡上していく様は、もう壮観そのものといった感じでありましたな。

 こんなご縁に預かったんだから、店主もまだまだ、一肌二肌脱がないとなあ・・・。

 そういう際に、こうしたツーリングクラブが発足していくれると、若い足が確保できるわけで、これらを核に来年の夏から老若男女の自転車ツーリングキャンプ・・・なんていうのもいいかもね。

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 社会人一年生と中学生もいるツーリングクラブ。十年何てアッて間だ、続いていけば、すごいことが起こるはず。

 そういう可能性を秘めているところに限って、はじめは静かに胎動し始めるんだと思う・・・。

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 って、あんま静かじゃないか・・・。

 本当こいつら、店主が呆れるくらいの、自転車好きなのであります・・・全くこまったなあ・・・。

※ならやっぱりツーリング車だろう?
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こうしたツーリングクラブが発足すれば、またパーツのやり取りが始まる。年上のものが、使わないから、お前にやるよ・・・これが伝播していくのもいい傾向。店にとっても走る人間が近くにいること自体は大変いいことなのであります!人気(ひとけ)と書けば人気(にんき)とも読みますんでね!

学生限定!片手でよし!さあ、夏休みだぞ!

家族で塗り塗り ドライジーネから一年経って自転車へ



 最初はこうだったんですねえ。といっても、既にサドルやステムハンドルには当店なりの細工がしてありましてね、よく見れば、こいつらは大人のパーツなのであります。

 しかもfujiのアブソリュートだったかな?こうしたパーツをつけて、大きく乗っていたがその子が成長して、さらに大きくなったためにこれを当店に託して、新車を購入したということでした。

 その託された一台が、とあるご家族のもとへ。

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 かれこれ一年前ですねえ、解体したフレームに、お父さんを中心とした家族で再塗装しました。まだ引っ越してきたばかりで、殆ど何も確立されていなかった時期でしたが、まあ、子供達が子供らを呼んで、回りはにぎやかで、楽しかったなあ。

 それから一年、みんな一つずつ大きくなったわけです。当たり前のことかと思いがちなんですが、こういう光景・・・、見方を変えると涙ものでしょう。

 もし原発事故がなかったら。この子達に太平洋のうまい魚を心おきなく食べさせられたのに。

 店主は、この国の首相とやらなど全く信じておりませんので、アンダーコントロールなども完全に戯言として受けています。ダイビング好きの地元の金目大臣さんなんかには、是非福島沖を直に潜られて、採水されて、その濃度やその他の厳密なデータをぜひとも公表してもらいたいものです。

 で、再稼働ですか?規制委員は安全とは言ってないと。国は規制委員による安全が確保されれば、事業者の責任において再稼働すると。地元は国が責任を持って再稼働を判断せよと。

 フクシマの教訓は、悲しいかな生かされています。あれほどの事故を起こしても一人の逮捕者も出さない、生レバーの食中毒であれば、すぐにでも捜索が入るにもかかわらず。

 責任を円状に、たらい回しにすれば、責任の所在が分からず、次事故起こしても、今回のフクシマのごとくに、誰一人責任を取らない体制が、次回以降も拡大再生産された・・・という意味で。

 こうした子供らにとって、今この国の様々な方向性は、本当に望ましい方向に進んでいるのであろうか?真剣に検討する必要はあると思います。

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 一年前、みんなの力を合わせて作った、ドライジーネ版の自転車でした。別名、ストライダ風自転車ですね。

 サドルに跨って、両足で地面を蹴りながら進むもの。前後ブレーキもあるので、安心だったよね。

 それが一年して・・・。

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 こんな感じで、遊んでいたんですねえ。で、最近クランクペダルのある自転車にチャレンジして、コケたものの、再チャレンジを繰り返し、そろそろ自転車へ再変身させる決意をしたとか。

 いいですよ、BB、入れて、クランク打ち込んでチェーンを張れば、自転車になりますので。

 で、施工開始!なんかにているなあ・・・と思っていたら、数日前の、07-16@18-03-05-994_convert_20140717005836.jpg

 競輪車、ナガサワの施工過程と同じだ!

 で、出来上がった、再生自転車シングル号だ!

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 一月以内で、乗れると思うよ!

※今朝ほどご報告が・・・、なんと一月以内どころでなく、ものの一時間でのれてしまったそうです!!!

 一つ一つ、階段を上っていくように、できることが増えていく。当たり前・・・じゃないんだけど、「当たり前」のことが、ありがたく感じられるね。

 子供自転車だって、プロ競輪の自転車と構造は同じなんだ!

 だから何だろうなあ、自転車はやっぱり面白い!と職業ながら思うのであります。

 そして、子供らよ!お前らの成長が、掛け値無しに楽しみになるような世を仕掛けていかないとな、と思うのだ。

 原発なるものを結果的に黙認して、大きなツケを君ら以降に押しつけざるをえない世など、決して望ましい世とは言い難い。そこは謝る、それ以外は、謝ることなく、誤ることなく、胸張って君らに託せるような世を仕掛けていかないと・・・と、小さい自転車屋は、真剣に思っているのだよ、これでもな。

※大きくなったら、こういう自転車で日本一周なんてどうだい?
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あと十年ちょっとでそんなことも可能かもね・・・。一言楽しみなのだ!
さあ、夏休みこいつで旅に出るやつはいないか?学生限定、片手で行っちゃうよ!

自転車再生のための 引き出し

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 ズノウというフレームで組み付けられた、レトロな自転車なんであります。

 こいつをまるまるレストア・・・というのであれば、当店の日常的な状況で、さて、利用者さんの体型や好み、方向性なんかを聞きながら・・・ということになると思いますが、今回はチト事情が異なります。

 最低限、自転車屋でないとできないところは、こちらが引き受けて、それを渡して、渡された側が組み付けて、依頼者に渡す・・・というやり方なんですね。

 つまり当店と、依頼者との間に、一人噛んでいるということになります。二人という噂もあるんですが。それはまあいいとして。

 その間の一人というのは、当店懇意の人物なんで、遠慮会釈無くあーだ、こーだとたたみかけていくわけなんですが。

 その過程で、自分たちが事業者として、随分と引き出しを育んでは、確保してきたんだなあ・・・などと自画自賛ではなく、今まで無自覚だった、背後の引き出しの数を意識するという、珍しい経験をさせてもらったんですわ。

 あの漢方屋さんにある、無数の引き出し・・・、事業者たるもの、あれをイメージすべし・・・ということかな?新たな発展へのイメージがつかめたという意味で、ちょっと良かったなあ、なんて思うわけであります。

 本ブログはコアな読者の方もおられるようで、ありがたい次第なんですが、こんな細かい字で、グチグチ書かれたものを毎回深めに読んで頂ける方というのは、非常に貴重な方々で、そういう方々とある種のイメージを共有できるとすれば、それはまた、至上の喜び、なんであります。

 事業者としての漢方薬局的引き出しの数・・・、今回はこれに尽きるかな?

 さて、こうしたレトロ系の自転車を見ると、これまでの利用者さんの年齢・年代などが透けて見えてきます。

 そして、これからの利用者さんとその方が一緒か、そうでないか?によって、手の入れ方は相当変わってくる可能性があります。

 そのままの利用者さんであるとすれば、ある程度の高齢者。これからの利用者さんであるとすれば、引き継ぐ方という意味で、それより若いという傾向があるかと思います。

 昔からの利用者さんという事であれば、車体やパーツ類に思いが相当残っているとも考えられます。

 そうでない利用者さんとなると、車体そのものよりも、今後の用途、どのように乗っていきたいか?というようなことが優先される傾向にあるか?と思います。

 こんな事だけでも、考慮に値する内容はこれだけあるということであります。

 今回は前者、つまり元の利用者さんがそのまま乗っていくということ。六十を超えた女性。亡くなった旦那さんとの思い出が乗っている自転車でもあるという・・・。

 どういう利用の仕方をしていくのか?元々は相当の乗り手だったということ。ただ、今後体力との関係で、それがどうなっていくか?

 店主は実際にお会いしとことがない・・・。で、間にはいる彼は?彼も実は会ったことがないという。

 顔も、雰囲気も、体型も分からない・・・。できれば、実際にあって話さないとね。最悪なら電話でも言い、声の張りや何かで分かることも多いんです。

 かつて一度もあったことのない九州のお客様とは、相当電話でやり取りしました。その際、声の張りの良さと、積極的な発想などから、一定以上の年齢の方でしたが、かなり走れるタイプの自転車にしても大丈夫、という言外の確信を得たことがありました。

 そういう意味で、利用者さんと実際にあって話ながら、交流を重ねることっていうのは、自転車造りには大切、少なくとも当店のような店にとっては、重要なことかと思います。

 あとは、既に付いているパーツ類をどうするか?請け負いの若い彼、それなりのミッションを抱えていて、それなりのビジョンがあったようですが・・・。

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 例えば、こうしたレトロなクランクやフロントディレーラー。コレはどうしましょうか?このクランクよく見ると三枚なんですが、アウターとセンターが殆どかわらない大きさ・・・。

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 この手のリアディレーラーも生かすか殺すか?

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 Wレバー仕様。トラブルは少ないですが、年齢が上がってくるとハンドルから手を離してという、このWレバー、暫く乗らないと、その勘は次第に落ちてくるでしょう。

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 フレームとしての一番の問題は、ここ。エンドの幅なのであります。今5速のボスフリーがついています。それを一体何足まで増やせるか?という問題。これは即どんなコンポの載せ替えが可能か?という問題と直結します。

 測って見たら、ラッキー!126ミリエンドですか約130エンドという今のものとの互換性は、チョコッと確保できたというわけなのであります。

 これが120エンドだったら、かなり厳しいです。素人でそれができるとすれば、準ショップでありましょう。

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 ヘッドパーツは、即交換という指示が。この辺は単なる交換で済む場所です。

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 さて、どうやって、この車体を再生させていくか?ということですが、間の彼はかなり大胆なご計画を練られたようです。自分の持っている譲れるパーツ類との関係ということもあって、ティアグラ10速を載せてあげたいということでした。

 改造というものが、実に様々な要素を考慮しての、そしてそれに合わせた多くの選択肢の中から一本ずつ選ばれて、最後はそれらを束として一体化させて、乗れる一台にしていっていたんだ・・・ということが自覚できたわけなんですわ。

 知らず知らずのうちに、築き上げていた背後の引き出し達の存在。なるほどねえ・・・。

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 そこでクランクを抜いて、ホローテックⅡのBBを装着しておきました。中にはエエ!マジ!と叫んだ方もいると思います。がこういうところも改造という行為の選択性なんでしょうね、面白いと言えば、面白い。

 で、あとは650cのレーサーホイールを履かせて、組み付ければ完成・・・というところに行きたいわけですが、ハードとしての問題、重大問題が一つあったんです。

 それはここ。

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 ブレーキなんであります。キャリパーブレーキを付けておいてくれれば、殆ど問題はロングかショートかの問題ですんだものの、こうしたマファックなんて言う今となっては特殊な形式のブレーキを付けてくれてお陰で、こいつをどうするか?ということが大問題になるわけなんであります。

 台座があるなら、Vブレーキや、カンチ付ければいいじゃない・・・?なんて声も聞こえなくはない。でも、今回の台座の位置が高すぎてそれはできません。

 現行のブレーキで値するものがないなら、せめてブレーキシューだけでも・・・。だたこの角度のブレーキシューでろくなものはない、といっていいでしょう。

 ここだけ磨いて、このまんまなんていうのは?イヤ、まだまだ気になる問題もあるんです。

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 この特殊なアーチワイヤー。これ現行品ではありません。ならこのまま使い続けます?状態から見て、いつ切れてもおかしくはないように見えますが・・・。しかも切れたあとどうします?また中古市場から探しますか?

 さて、どうしましょう?というところから始まるのが、こうした改造屋の真骨頂なんであります。

 ヨシガイさんのカタログとにらめっこ、BMXのブレーキから何から何まで、観察します。

 実際にあるものを解体して・・・。

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 この台座がうまくはまれば、機嫌良く使えたんですが・・・、ダメでした。幅が合わない。なら穴あけ等で対応できないか?などとも考えましたが、微妙なんですねえ。強度が確保できるか分からない・・・。

 なら、自転車の既設の台座に直に乗せる・・・しかない。となると今度は引っ張りバネを装着する構造が違うので・・・どうすんべえ・・・。

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 結論としてやったのは、自転車台座既設に合わせたバネ加工なんであります。これでも加工途中なんですね。

 これを何度か角度を変えて、台座に合うように加工していきます。

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 イイェーイ!合った!というわけです、少し小躍り。

 というわけで、旧タイプが

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 現行品のセンタープルに変身したというわけであります。

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 もちろん前もね。

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 まあ、普通についているような顔していますが、実はこれ前と後とでは、使っている技が違うのであります。というのも台座の幅が前後ではかなり異なっているたんですね。

 後では問題ない取り付けが、前ではできない。

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 リアブレーキにある、この赤い点。これは両サイドの台座二点と、ここを第三の支点とした、一つの工夫なんであります。三点の支点の方が、効きますからね。

 ただ、この赤い支点があるということは、三角形ということなので、両サイドの幅との関係で、制約されるということもありまして、前ブレーキではマイナスにしか作用しない、つまり前ブレーキ台座の幅では、この支点があることで装着し切れないという結論なんであります。

 そこで、切り離し。

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 赤い点亡くなりましたよね。これでも、両サイドをボルトでしっかり留めるので、強度上の危険性は全くないでしょう。マファックだって、同じ形式で何十年も機能してきたんですしね。

 そんなこんなで、今回はここまで。

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 なんか完成していた自転車がよりひどくなったかのような印象ですが、これも途上。間の彼に渡されて、乗れるようになってくれると思います。

 さて、この会ったことのない利用者さんが、どんな顔して、この「新車」に対応して、乗り続けてくれるのかな?

 これ以上に、書ききれないほどの、様々な引き出しがあるんですが、読まれている皆さんも大変お疲れのことと思いますので、この辺にしておきます。

 いろんな仕事が世の中にはありますので、一概には言えません。ただ、当店のようなタイプの仕事をしていくなら、今までは意識していませんでしたが、いかに引き出しというものが大切か、そしてただ数があるのではなく、それらが互いに連動して、有機的なつながりがあるということが、大切か?ということが自覚できたわけであります。

 そういう意味で、面白い仕事でしたね。まあ、完成形も見たいんですが・・・、また来る縁があるかな?

 静かに待ちましょう・・・。
※レトロではないが、レトロを意識して作ったかな?
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プロムナードストラトス!荷台もあって、横カゴもあり!これで自転車通学・通勤は粋だと思うよ!

子育て電動車?ちょっと待った・・・ ランニングコストを考えよう!



 こんな自転車が持ち込まれて参りました。ある意味可もなく、不可もなく、という状態のものでしょう。

 これを持ってきながら、一人の子を育てるのに、電動自転車に仕様かなあ・・・とお悩みのようでした。

 そこでいつもの持論をぶつけてみたんです。

 例えば、購入しようと決めている電動自転車ですが、バッテリー単体でいくらですか?と。

 そう、毎日使用したら、2年でダメになるとすると、そのたび毎に、そのバッテリー代がかかることになります。

 それが2万円なのか?2万5千円なのか?3万7千円なのか?しっかり事前に調べておかないと、経費の関係上乗り続けられなくなるかも知れませんよ、と。

 そんな話をしているうちに、上の持ち込み自転車で子育て号にしていこうという話になりました。誘導尋問でしょうなあ・・・。

 というわけで、子育て改造開始なのであります。

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 まずスタンドをかえます。ガッチリとした例のヤツにね。

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 それから、カゴも変えます。

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 もうひしょげて曲がったカゴですが、こいつを当店所有最大級のものにかえます。

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 デカイ分、車体との留め金部分もでかくなります。

 保育園は意外と荷物が多いです。シーツ、タオル数枚、着替え、今だと水着なんかを入れると、デカイカゴでもすぐにイッパイになりますからなあ。

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 そして機能上のデカイ変更は、後輪の交換です。交換して、内装三段式の変則のできるホイールを入れました。わかりにくい写真ですが、内装ハブで後輪が組まれ、その内部のスイッチを押す機構もプラスチックカバーに隠れて装着されています。
 
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 当然シフトをするための3速シフターがハンドルにつきます。

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 錆びて強度の落ちた荷台ですが、こいつを27キロまで楽勝な頑丈荷台に交換します。

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 ピラー止めに共締め。

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 その上にアダプターを置いて。さらにその上に子載せを置いてみます。

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 ハーイ、もう立派な子育て専用車への変身です!

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 多分かゆいところにも相当手の届く、やりやすい子育て号の完成かと思いますよ。

 子載せ、後輪交換、その他周辺パーツをすべて交換して、高機能化して、多分電動自転車の半額以下でできたと思いますよ。

 そして!こいつに関しては、タイヤや、ワイヤー、チェーンといった、ごく普通の消耗品以外に、バッテリーのようなランニングコストはかかりません!!!

 人力を中心に、それを補助してくれる、機械的な機構のみで、電力も使わずに対応していける車体、偉大であります!

 卒入園の季節とは全く無縁ですが、こういうご依頼は相変わらずひっきりなしなのであります。

 これからもしつこく、こうしたかゆいところに手の届く、自転車の改革をやって参りやんす!


※子育てが済んだ小柄なお母さん向きの自転車です!今まで家族のために時間を割いてきたんだから、これからは自分のために・・・なんてどうでしょうね。
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高速で走ることもできるし、多少の荷物とツーリングもできます!女学生なんかもいいと思うよ、この夏休み、書をもって山へ海へと飛び出すんだ!

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて五年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

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