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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

この青はいいね ピナレロだって・・・



 ピナレロのカーボン車体なんて、どのくらいブリだろう?もともとは二十年以上前くらいからか、スポーツ自転車といってもロード・ピストを中心に自転車屋を始めたはずだったんだが、その内、実用自転車なんかもいじりながら覚えいかざるを得なくなって・・・、終いにはエンジンなしのワッパの付いているもの全般をいじるようになってしまった。

 ロードをいじる割合なんて、どのくらいだろう?いわんやカーボンフレームの、ディスクロードなんて・・・、ちょっと触っていなかったなあ、というところでありました。

 そんな中でやって来ましたよ、ピナレロさんが。

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 ラザ?ラジャ?とかいうのかな?ディスクです。青系の塗装はどちらかというと苦手なんだが、このくらいから濃い目に行く青は許せる・・・どころか、いいよね。

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 うん・・・。三原色の青というと、どの程度の青がまさに原色なのだろうか?と悩む。濃いめの青も、薄めの青も作れてしまうんで、そうではない作れない青って、一体どんな青なんだろう、なかなかイメージできない。これは一種の後天的色盲なんだろうと思う。まあいいが・・・。

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 形状も面白い、ピナレロというとあの雷型、ジグザグ形状のものを思い浮かべるが、このように先端が進行方向とは逆に曲がっているタイプもあるんだね。ドミフォンみたいだ。

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 ここもフォーク形状を彷彿とするシートステーもやはりちょっと変わった形状ですね。ショックでも吸収してくれるのかしら?

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 チェーンとペダル交換でやって来たんだが・・・。

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 105のコンポが付いていますが、こいつは一足古くてワイヤー引きのやつ。無線のやつは・・・高いねえ・・・。105はレースに対するエントリーモデルのはずなんだが、入門すらしにくくなってしまうね。

 電動105なんて一揃えで16万もしてしまう・・・。簡単に手の出る金額ではありませんな。暫くはワイヤー引きを作り続けてくれるんだろうねえ・・・頼んだよ・・・。

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 油圧のディスクブレーキ付き、油圧です。引きも軽い。

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 この中にリザーバータンクがあるんでしょうが、これはそれほど太くは感じない。店主が慣れたせいかな?最初にアルテグラを握った時、これは太いぞ!と思ったんだが、今回はさほどそう感じない・・・。

 まあ、扱っている数が少なすぎて、その辺信憑性がないので、この辺でやめます。

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 うん・・・いい色だね・・・。白いデカールとの相性がまたいい。まさに青年風だ。オリジナル系もこんなので組んでみるのもいいかも知れない。

 そうか、オリジナルも動いていないな・・・、少し動かすか。春の気配は花粉からやって来る、苦しいやら、痒いやら、嬉しいやら・・・だ。
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華はないけど素晴らしいかも



 アンカーと言っても世界的には無名のメーカーだったんでしょう。なので、少しでも有名なブリジストンという社名を車体につけて、確かオリンピックの競技車体にはそうやって出場させていたと思います。

 ブリジストンのスポーツ自転車部門をアンカーと言うんですね。

 このアンカーは、華がない。色がない、艶もない。ただ愚直。質実剛健とも言えるかも知れないね。イタリアのレーサーとは対極にあるようなものづくりかも知れない、と勝手に思っている。

 ただ、いい車体を作っているとも思うね、走りを見ると。

 そしてこいつもだ・・・、

 アルミ基体のフレームに、

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 お決まりのカーボンフォーク・・・、ここまではお決まりなんだが、こいつもなんと・・・、

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 過渡期時代のカーボンバックと来ている。改めて乗りながら、店主はこのタイプが嫌いでないんだろうなあ・・・と改めて思うね。嫌いでない・・・。

 で、こいつはリアの完組に問題が発症したんで、

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 リアホイール一本のみを手組で組んで据え付けた。その後総メンテということで預かったんだが。

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 急速時代のアルテグラのスプロケに交換した。美しいねえ、シマノがまだ本気で9速スプロケを作っていたんだから。

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 そしてもちろんチェーンも交換。三年ぶりくらい・・・らしいね、前回も当店での仕事だったらしい、ありがたし。

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 シューも交換し、キャリパーアーチも磨く。まだまだ効くよ。

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 バーテープもワイヤーもすべて交換。ワイヤー交換は、もう何度も言っているが、自転車の神経に当たる所。手元のレバーやシフターから末端のディレーラーやブレーキアーチに、力と司令を伝える中間となるところであります。

 その中間部に錆や抵抗があると、中央の司令は、末端に即届きません・・・。これが不具合と言われるものの大方の正体ではないか?と思われます。

 なので、そこをスッキリさせるだけで、自転車は生まれ変わる・・・と言えるでしょうね。

 この自転車大丈夫かな?と思うことが有りましたら、この辺を一斉に交換してやることで、開かれる道もあるということです。お持ちの自転車を、保管してあるだけの自転車を動かすにはこの辺をしっかりやってやることです。そうすれば、なんの問題もなかったかのように動き出す・・・事もありでしょう。

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 ポジションも結構出ている・・・と思えますね。ご本人はだいぶ謙遜されているようですが、もう少し本気出して乗ってやると、人車ともに凄い伸びをするんじゃないか?と思います、冗談じゃなく。

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 華はないかも知れないが、走りがいいからそれで良しとしましょう!伊達男じゃない、愚直に走るのが好き、という猛者が惚れる自転車なのかも知れない。

 そう、同じメーカーの、今や製造中止になってしまった、ブリジストンアンカーネオコット・・・、こいつもすごい車体であったわな・・・。

クロモリの後釜選択肢はやはりチタンかも・・・



 ライトスピードというと、かなり前からチタンフレームで有名ですね。なんで、今フレームも最新もんとかとは無縁のものかな?でもよく出来ていますね。

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 パイプの形状も色々あるようで、溶接跡もきれいですね。チタンは地金を良しとする傾向があるので、溶接跡はきれいであることに越したことはない。

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 かつては特殊な条件が必要だったチタン溶接も、最近ではかなり変わってきたということも聞きますね。

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 店主もチタンフレーム一本所持していますが、これが静かにお気に入りなんですね。最もこいつと距離乗っているかもしれませんな。

 なので、チタンフレームというものが、1ジャンルとして確実に定着していってくれたらいいな、と常に思っている次第であります。クロモリはそんなこと思わなくても、レーサーの典型として今後も残り続けるでしょうが、チタン車体はその機能面での良さも含めてまだまだ、知れ渡っているとは言えないですね・・・。そこと定着させたい、と思う次第ですわね。

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 このキット安くはないチタン車の基本コンポが、カンパスーレコ。これはリアで、わざとシングルピボットにしたもんだろうね。

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 フロントは、流石にダブルピポッドです。

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 カーボンシートが使われている?フロントディレーラー。

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 この全てのプレートを本当にカーボンにしないといけない必然性が、あったんでしょうかね。

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 手元も、カンパスーレコのエルゴパワーが使われています、これはいいね。ブレーキレバー兼シフターの中では、店主にとってはやはりカンパがいいね・・・、その他の小細工は本来ならいらないんだが。

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 チタンフレームにもカーボンフォークが主流、チタン製のフォークなんて二三本しかみたことないわな。

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 ホイールがスピナジーのカーボン、本当本人曰くもろオーバースペック・・・と言っていたが、まあ、フレームがこうなら、こうしたパーツ類も自然と集まってくると言うもんだろうな。

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 そして好き嫌いの別れる、サドル。もう色々試してこれじゃないとダメ!という一と、そうでない一とで極端に別れるね、こいつは。

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 これもジップのカーボンハンドル?この平たさのフィット感はいいねえ。

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 そして最後はこれ、ローターのクランクチェーンリンクであります。

 先日の、大森社長のダッコルディーの変形チェーンリンク、それが結構悪くはなかったんだが、これはまた別モンとして検討する余地あるよなあ・・・と思った次第。

 こんなのもよーく観察して、人の脚質とチェーンリンク形状トの関係なんかを割り出すのもありかな?と。

 店主用のインナーなんかも少し頼んで、乗りながら試してみよう・・・かな?なんて思っています。

 さて、この手のチタン号ですが、レースでの最前線・・・というところは退いて、その他の意味では大変次世代をうらなってくれる、素材じゃないか?と思います。

 もちろんクロモリレーサーはレーサーの典型の一つでその地位は揺るぐことはない・・・。それに対して、チタン車体というのはまだまだ認知が少ないね、軽量化、一定の硬さ、錆の進行のなさ、見た目の高級感など、まだまだその他の素材の自転車ほどの知名度もない。

 高齢社会真っ只中、次のターゲットはチタンじゃない?なんて仮定法で持って、作戦のも面白いかもしれないね。

オールデュラエースに恐れ入りやんした!



 シーポというの?トライアスロン車などを作っているメーカーのイメージがありますね。

 この車体を含め、数台の一級品スポーツ車をもらった自転車長者がいるんだな。結構な高齢者の女性が、もう乗らないので・・・と行って、この車体はコルナゴカーボンレーサーなんかを持って置いていったと言うんだな。

 そんなこともあるんですね。

 この方は、当店で650Çのレーサーを作ったんだな。

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 後ろの影がうるさくてよく見えづらいが、これね。なんのかんのと乗り比べてみたら、やはりこれがいいということだった。やっぱりね・・・。

 ということなんだが、もらったこの車体も凄いんだな。

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 オールカーボンのフレームだよ。

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 車体の名前がカタナって・・・。

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 カーボンフォークも付いてます、形も凝っているよね、そして全体が軽い!もう言うことなしなんだな。

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 そして、コンポ類周辺パーツはほぼ全てデュラエース、一級品だよね。

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 クランクは横の顔だが、これもデュラエース。

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 電動のフロントメカだよ。

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 リアディレーラーも電動だ、ということは?

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 シフターはもうスイッチだよね。設置して、マニュアル通り位置合わせして、電池蓄電させるともう動く。技術的な意味でのメカニックはもういらないね。

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 前後ホイールもデュラエース!もううるさい!というほどオールデュラエースなんだよね。多分その御高齢の方、トライアスロンか何かを真剣にやっていたんだろうね。そして装備には金を惜しまなかった・・・。

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 元々このDHバーが付いていた。モロだよね。

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 DHポジションの再専用のスイッチが、その先端に付いている、合計シフトのスイッチは四ヶ所となります。


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 こいつが土台になっていたというんで、相当気合が入っていたことが分かる。ただ、街乗りで使いたい場合には、DHバーは不可能だ。街道では使えないし、使ってはいけない。

 あって、ど田舎の見通しのいい農道とかでならいいかもしれないが、通常レース以外で街道で使用することはできないね。

 そこで、これを外して、ブルホーン系にして、4つあったスイッチを2つにして・・・とかいうご要望が入ってきた。

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 この辺の配線も引っこ抜いていたりしてね。

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 ハイ、そしてこのように単純なブルホーンハンドルに交換して、街道仕様にしたということなんですな。

 しかし、このオールデュラエース、しつこいぞ!と言われるくらいのオールデュラエースなんだが・・・、これが乗り味は最高!と言っていいね。

 フレームもいいと思うがお、やはりパーツの連動が凄いわ・・・、さすがデュラエース。贅沢すぎるくらいの街道仕様の自転車だ・・・もったいないとも思わなくはないが、これはこれでいい・・・。流して走るのも気持ちのいい一台だ・・・。

 イヤー、流石だわ、オールデュラエース、最高コンポだけのことはあるね、やっぱり。

車体を整える・・・



 当店で、裏売りしていたダッコルディ、とあるところへ引き取られていきました。当店周りではよくよく見かけるので、かなり出入りの方かな?なんてね・・・。

 この車体、その方がいつの頃からか乗ってみたい・・・と思っていたらしいですね。その前に何処からか譲られたリドレーなんてカーボンフレームを乗っていたんですが、どれがどうもダメになったらしい。

 そこで、手頃なカーボン車体を探していたら、灯台下暗しで、当店内に一年以上次の持ち手探しのために置かれていたこれに気がついたということだった。

 そして、交渉の結果譲渡が成立、ということで早速どう組むのかな?を見ていたんですが。

 どうも最初のうちは、なんともシックリこないような話をしていたんでありますね。

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 この辺のパーツはぬかりなしですね。

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 もう何台もご自分の自転車を組んではバラし組んではバラしを続けているので、そこそこのパーツは持っておられるようだ。

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 この辺のディレーラーはご愛嬌かね?まあ、こういうこともあることはあるが・・・、でもまあ、基本はアルテクラスのものを堅実に持っていて、あまり極端な冒険はしない方ではあります。このSTIなんてアルテグラだろうな。

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 そんな中で、今回面白いと思ったのがこれ。多少関心なくはなかったんだが、まあ、時代はめぐる・・・、かつてのバイオベースを彷彿とさせる、非真円型のチェーンリンクだね。

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 ローターのものであります。このローターも、FSAのように、どうも統一コンポを作っていこうという流れがあるらしいですね。台湾の展示会でか、ローターの電動コンポのついた自転車を目撃したことを思い出した。

 またこれらに呼応してか?国内のメーカーでも既存のクランクに対応した、非真円型チェーンリンクが作られているようですね。

 いくつかメール等をいただいたんだが、その非真円にもいくつか種類があって、その種類が一体どのような脚質と呼応しているのか?またはどのようなトレーニングと連携しているのか?など根掘り葉掘り(そこそこ興味あるんでね)尋ねたんだが、以来何も来なくなってしまった経緯が確かあったな・・・。

 そういう中で、多少の関心ありの中で、ぶち切られたパーツが目の前にあって、狙いが分かるほど分ではないが、実際に踏んでみると、面白いぞ!という、実感はありますね。

 スミス・・・ミスミ・・・だったっけな?もう一度連絡取ってみるか?

 で、基本パーツはどちらかというと問題ないんだが、暫くその方、このフレームに何がシックリ来るのか悩んでいたようだ。どうも、イメージがちぐはぐでどうにかしたかったようだ。

 そして結論というか、これに落ち着いた!というのが、なんとホイールの選択だったという。

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 ハイ、見るからに完組ですね、この完組ホイールになるまで、結構真剣に悩んでいたようですね。

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 フルクラムのレーシングゼロのようです。

 これに合わせてから、もう快適のようで、かなり進んで乗るようになっていました。ちょいとお借りしたんですが、確かにセッティングがうまくいっているように思います。あのガチレーサーのような殺気はない、いらない、そんなもんの必要はとっくにない、もうそれは勘弁なんだが、だからといって逆に何のためにカーボン選んでんだよ!!!と叫びたくなるような、意味なしカーボンでも困ったもんだ。

 その中間というか、なるほどこれが自分に向いているカーボンね、と思えるようなものにならないと、本当意味はない。とはいえ、カーボンフレームは難しい。何が難しいか?というと、単に店主の経験不足なんだろうが、やはり各パーツ類、その中でもこの場合のようにホイールの選択というのが、大変なんじゃないのかな?とも思う。

 しかも完組みってやつね。当店は時代遅れの先端を行く所があるので、今までもこれからも手組ホイールを進めていこうと思うんだが、時代はもう完全完組というやつね。

 この完組というのも、雑魚連中だったら、手組みも負けないとは思っているんだが、やはり一定以上の水準のものとなると、まあその一本一本の特徴が立っていて、それは凄いもんだと、この店主ですら思うね。

 何が硬いって、輪っぱそのもの、リム自身の剛性が半端ないもんなんて乗ったら、真っ暗闇でも、その輪っぱ感だけはありありと伝わってくるようなものだってある。

 手組だと、そこまで地の硬いリムはないだろうな・・・ともう勝負にならないと諦めてしまうね。またリムの硬いホイールと、スポークの硬いホイールの違いもなんかあるな。

 まあ、結論からいうと手組でいくら突っ張って硬くしたとしてもそれは可愛いもんなのだ、と思うね。がちで硬い完組はもう凄いわ・・・。

 そんなフレームとホイールの組み合わせなんてもん、とある学生なんかが得意になって持ってこられたもん試乗してみると、ちょっとこいつでレース出てみようか?なんて勘違い誘われるよね。

 そんなこんなで、手組みなどでは比較にならない立ちっぱなしの完組らを並べては、組み合わせてそれぞれ百キロ近く乗っては、選び、変えては踏んでを繰り返して、到達したのがこのレーシングゼロということだったらしい。

 確かに、多分カーボンに求めるものに店主と共通のものがあるのだとしたら、この組み合わせなら、店主もこいつで乗ってみたくはなったもんな。

 ただ、当店にはカーボン車体の、キントン雲がある。

 こいつはカーボン車体に、特殊塗装がされており、そして手組みホイールのやわいのがついているんだが・・・。

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 一定年齢になっても、カーボン地とデカールだけではない、ちょっと工芸色のある車体だったらもてるかな?と思って10年以上前に作ったんだが・・・、こいつがまあ、雲に乗っているような走行感なんですわ。

 フワンフワンツツーッツってな感じで進む・・・。

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 まともな頃のカンパのケンタウロがついている。もう今から作れと言われても出来ない代物だろうね。

 と珍しく在庫車体の宣伝なんかやっているわけだが・・・。

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 ということで、話をもとに戻すが、個性が豊かな完組ホイールとカーボンフレームの組み合わせは深い・・・、もし何かこの車体、またはフレームなどが自分に合わない、なんかシックリこない・・・というようなことがあったら、付いている完組ホイールとの相性を疑ってみるのもありかもしれないね。

 イヤ、実はフォークのオフセットの問題・・・とか言い出すとキリなくなりそうなんで、ここでは深入りしないが、まずは完組ホイールとの相性で、これを合わせると、ピタッと来る組み合わせなんかもあるかもね・・・ということであります。

 今は相性バッチリの、このフレームとホイールで日々出勤してくるその人は、大森社長さんなのでありました。

 へえ、そんなこともありなのね・・・と感心した視点でありました。


プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

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〒202-0014
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