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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

ウイグル 自己流 尻ぬぐい 意味あり!



 こんなレーサーが入ってきたんだが・・・。

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 どうやら自家塗装らしい・・・怪しいなあ・・・。

 どうも自己流で組んだらしてく、なんともトホホな状態なんだそうだ。それを明日の朝ツーリングに間に合うようにメンテしてほしいということだった、つまり尻ぬぐいなわけね、合点デー!

 色々あるようだが、一番はヘッド!

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 シールドベアリングが入りきらず、ヘッドチューブからのぞいている。こいつこれでもインテグラル・・・。だとするとちょっと致命的なんじゃないの?とすら思える。明日の朝ツーリングはキャンセルか?

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 早速外してみたが、案の定、しっかりインテグラルしていない、据わりが悪いね。

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 マスキングしないで、塗装したせいか、塗料がついている。こいつらをすべて落としても、据わりが悪い、どうもヘッドチューブ自身がゆがんでいるらしい。困ったもんだ・・・。

 ついでにアンカーも点検。既に外す際に、ボルトが垂直に入っていない兆候が大いにあった。

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 圧入工具を入れて垂直を見るに、やはり曲がっている・・・。まずはこいつをたださない限り、フォークコラムをヘッドチューブに対して平行に引き上げるという、最低限のことができない。それができない限り、どんな立派なヘッドチューブに、高額のヘッドパーツをいれても、全く機能はしません。

 聞いてみると、ちゃんとした工具がない中で、つまりガイドなしに、圧入してしまったという・・・。ヘッドパーツは小さいパーツなんだが、着脱、修正を入れると、これほど工具の数を要求していうるパーツは他にはない。

 一回だけの使用に、専門工具は使えまい・・・で、手癖や勘でやってしまうとこうなるというわけだ。ヘッドとBBまわりは餅屋に任せた方がいい。

 この曲がったアンカーの修正はきかない。なので新しいアンカーをこの上から打ち直すことに。

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 左はフォークのコラムの内側。既存のアンカーを置くに打ち込んだところ。そして右は、圧入工具に収まっている、新アンカーね。

 垂直にアンカーを入れ直して、そこを起点に、フォークを平行に引き上げてみる。

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 ご覧のように、ヘッドチューブ内部が歪なため、チューブ内に完全にシールドは落ちはいらないが、下のベアリングとの平行が確保されているため、ハンドルのまわりは通常と変わらなくなった。

 ただこれは、一時的なものだ。明日一日だけのサイクリングのための応急施工だということを忘れないように。

 この状態では、なでるように平地を走ってください、急ブレーキはダメよ。ましてや、下りの高速コーナーなどでのガッツンブレーキングもダメ。

 そうやって、ヘッドに負担をかけると、中途半端に平行に入っていたベアリングがズレてしまうことが起きかねない、それが起きた瞬間からステアリングがスムースに行かなくなる、ガタも出るだろう・・・。

 しかし・・・、ヘッドチューブに直にベアリングの台座を作るのはやっぱりダメだよ!それが軽量化に結びつこうが何だろうが、やはりセミインテグラル賛成派だな、店主は。もしなんか起きても、ヘッドーパーツ交換で済むというシステムの方がまともです、断然!

 たかがヘッドパーツの緩みでフレームがおじゃんになりかねないなんて、考えられない展開だな・・・。

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 そして例によって、変則がうまくいきません・・・。よく素人にある展開ですね。

 色々セッティングして、ワイヤー調整するが、なんともアジャスタブルボルトが効かないんだな・・・。よくよくみると・・・、

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 シフトワイヤーにキャップがない・・・。これじゃあ引くたびに、アウターが後退してしまい、インナーの締めにはつながらない・・・。

 外してキャップだ。

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 これね。こいつでなんとかシフトはうまくいった。しかし、尻ぬぐいも勉強になるね。まずは原因の特定ということ・・・、そして、対策のときに、今まで無意識にやっていたことが意識的に自覚される・・・、いい刺激になるわい。

 自転車整備士とかいう資格の受験内容を聞いたんだが・・・ヘエ、そんなんでいいの・・・・というものだった。むしろ、あるタイプの仕掛けられた整備不良車を渡して、それをどれくらいの精度で整備できるか?というタイプの問題が無い。

 欠陥部分の発見と、その欠陥理由を把握しての対策という重要なプロセスが試験の中になくて、なんで整備士・・・なんだ、と思ったわな、なわけで店主は受験しない・・・。

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 あと不思議だったのはここ、こいつはロードレーサーのフレームということだったんだが・・・。ショートリーチのブレーキが当然付いています。そいつを効かせると。

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 こうなる、見にくいだろうが、少しだけリムからシューがはみ出てしまう。どんなにシューを下に設定しても、こうなってしまう。ギリギリタイヤにかからないところにセッティングしたが、レーサーのフレームにショートリーチのブレーキアーチが据わりが悪いなんて、あり得ない・・・。

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 色々あったが、まずは明日一日のサイクリングだけは可能ということで、今回は終了。

 実に謎に満ちたフレームであった。

 実際よーく話を聞いてみると、フレーム自身は単体で、ウイグルから引っ張ってきたという。あとはホイールは友人から、パーツ類も適当に調達して、ユーチューブを見て組み付ける・・・というパターンのようだったが・・・。

 ヘッドチューブをどこかにぶつけるとかそういうのなかった?塗装中にとか・・・。

 本人曰く、そういうことは無い・・・という事らしい。

 なんだろうねえ・・・。でもウイグルなら、日本語でも対応してくれるはず。数年前だが、日本語での電話対応ができた記憶がある。仮に彼の言い分が正しいとすれば、ヘッドチューブは当初からゆがんで、ヘッドパーツが入らなかった、という意味で欠陥といえる。

 また、レーサーのフレームなのに、ショートリーチのブレーキアーチが合わないのも、おかしい。以上二点をもってしても、返品返金、または交換の対象となると思うがね。

 万が一、ショップの所見が必要というのであれば、日本語でなら書いてあげることを確約。

 しかし、素人の尻ぬぐいは、ある意味一番勉強になる・・・とさえいえるね。欠陥部、欠損部分の発見というのは、大変重要なことだよね、メンテにとって・・・。無難でルーティンだけのメンテやっていると、刺激は無くなるし、そういう流れの中ではほぼ確実に腕はなまる・・・。

 頼んでも、この手のメンテはやらせてもらうことだ・・・。そして、正規の形に戻してやって、実は終わりではない・・・、乗る人にとって、消極的な不快感まで取り除いてこその、メカニックだと思う・・・、さてと・・・。

 一日限りのサイクリングを終えての今後の展開だ。まずはウイグルに、クレームを出すこと。交換か返金を目指す。それがダメなら・・・、まだ手はある・・・、多少高額だが、この車体のインテグラル専用のリーマーを一個用意して、修正をかけるという手だ、そうしたら、ほぼ完璧に近い形で再生するだろう。

 最後までつきあうぞ!近所の社会人二年生君よ!

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もうこうなったら好きに乗れば?



 すごいスペックというか、収集付かない、寄せ集め号と言ってもいいかもね。

 前後とも相当やる気のあるカーボンホイール。レース出ろよ!絶対!と言っているようなんだが、採用している本人にその気は全くなしのようだ。

 大体プロムナード系のハンドルを付けているところからしても、レースレベルで走る気一切無い、というのがわかる。

 今回は、ちょっとした、改造ということできたみたいだ。

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 何のことはない、ハンドル交換なんだが。

 ブレーキレバーが俗に言う、カマキリという奴で、オポジットともいうらしい。

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 取り付けの難しさといえば、ハンドル自身に穴を開け、そこに装着時にピッタリとボルトを仕込んでやらねばならない。これがズレるとえらい凝っちゃ・・・。

 これが意外と神経を使います。

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 あとは持ち込みのフロントメカ交換してくれということだった。

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 これでシュパーブそろい・・・・とかいっていたかな?

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 好きパーツ寄せ集めて、付けてるね。気ままでよし。

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 ものすごい信念がある、というのでもなく、なんとなく合わせるんなら合わせよう、なんとなく見た目もいいし、その意義については深く考えない、なんとも好きな自転車だからでいいんだ、という感じで楽しんでいる。

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なんで4本バトンなんて、競技車モロのホイールはいているの?と聞いてみても、なんとなくかっこいいからで、逸らされそう。コリマは元々ヘリコプターのプロペラを作る会社だったらしい、なんとなく納得。

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 フロントは、深めのカーボンディープリム・・・。なるほどわからなくもないが・・・。そもそもこの車体、入手先はわからねど、どうもこれ、前輪が650cのようなのだ。入れ替えたのか?

 そのことについて尋ねてみると、どうも、単にそうしたかったらしい。確かにハンガーも下がり、ペダルと地面との関係など、丁寧に乗った方がいいが、とアドバイスしたが。通常アップサイズはあれど、ダウンサイズには、慎重にね、ということだ。

 足回りは、モロレーサーながら、ハンドル交換もゆるめのプロムナードからゆるめのハンドルにと、アンバランスなことこの上ない。

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 でも、これが好きなら、これでもいいか・・・とも思うね。

 こういうアンバランスな傾向というのは、ピストブームからの置き土産のようなものだろう。その定着ということができるんだが、このハチャメチャ感・・・・、これが好きなら、これでいいんじゃない?と思えるようになってきた。

 踏めば走るしねえ、足回りがグングン回っていく感じだわ、ヘリコプターがゴンゴン回る感じだね。

 こういうアンバランスな自転車が好きな人たちが層として、存在している、一つのブームが去ると、何らかの層が残る。ちょうど洪水が粘土層を記録するようにね。

 確かに、そう思えば、面白いジャンルではある・・・、ちょっとちょっかいかけてみたいくらいの、面白いジャンル・・・、店主も時間を経て、ちょっと関わってみたくなってきた。定着と時間、成熟と時間・・・とを考えさせられる、案件だね。

事故からの生還・・・とはいえもう少し・・・



 ぱっと見ても、クロモリレーサーのこの形は、ある種の完成形であるなあ、と見るたびに思うのは、店主だけではないでしょうな。

 と、こいつはもとは事故車で、トップチューブと、ダウンチューブにしわが入っていた。正面からぶつかった車体によく見られる典型的な症状ではあるんだが、こうなるとパイプの差し替えという事になるが、柳さんがいてくれるお陰で、こうした案件も取り扱いができるようになっている。

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 よく見ると、後ろ三角は金に近い色になっているのに対し、前三角は無垢のパイプのまま。

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 小物など外して、移植して新たに作られた前三角、通常なら、前も金に近い色で、できれば黒でピンストなど入れたら、復元できたかも知れないが・・・。逆もいいねえ、黒字に金でピンスト・・・。

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 別に大森研魔に出したものではないが、このままクリア処理だけで、むしろかっこいいということで、このままにしたという展開。

 クロモリフレームだからこそできる、再生術といえる。

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 火の入ったあとで、ペイントが焦げているのがわかる、あえてそのままということに。

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 とりあえず、これにてお返しするということなんだが・・・。

 まだ課題は残っている。ホイールの振れが取り切れない。あまりこの状態で乗り続けない方がいいかもしれない。

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 ハンドルも左右非対称、この辺は素人でも交換できるので、まずは優先順位として、そうで無いところを中心に手を入れてみた。

 完全な自損事故、被害者は自分で加害者も自分。なので補償については、自分で自分が許せる範囲から始められるのでありましょうか。これだけでなく、どうも事故が続いたらしいので、ここで何かを断ち切るような覚悟が必要でありましょう。

 もう二度と事故は起こさない、どうかそう誓ってください。

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 自転車はうれしいにつけ、悲しいにつけ、命を乗せないと走れないのであります。命とともに、命主体に動くものであります。

 なので事故は二度と起こしませんように。

 このように自転車などどうにでもなるんです、どうにもならないものをどうぞお大切に。

 なので、事故は二度と起こしませぬよう・・・。

祖父と孫コンビ



 こちらは、修理もやるんですか?

 はい、ほぼ修理・・・です、ハイ。押しの強そうなご老人、何かできそうな雰囲気大あり。
 
 孫の自転車が壊れたんで、直してくれますかね。スポーツ系・・・。

 はい、持ってきて見せていただければ、もしかしてなんとかなるかもしれません。

 じゃあ、明日持ってきますんで、よろしく!

 店主の予感、技術屋だな・・・。そう背中が言っていた。

 翌日持ってきたのが、このミヤタレーサー。孫が通勤で使うんで、できれば早めに直してもらえれば、ありがたいんだが・・・と。

 患部を見ると・・・。

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 フロントメカのディレーラー台座が折れている。

 車体がキレイだったもんで、もし購入したばかりだったら、宮田さんに戻せば保証してくれるのではないか?と提案したが、実は意外と長く乗っているので、もう保証期間は過ぎているということだった。

 これを直づけ台座で直すとなると、柳さんの仕事になる。
 
 台座を削り落として、再度別台座を溶接することになる。まわりは当然焦げるので、部分塗装も必要になる・・・、結構手間がかかるが、仕方ないんで柳さんにお渡しすると。

 アチコチ外して、イザ台座を削り落とすと・・・・、待てよこれ・・・、径を測ると、実に標準タイプのパイプであったのだ。

 これはわざわざ火を入れて台座を付けるに及ばない・・・という結論に。

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 何のことはない・・・、通常のバンド式の直づけ台座を取り付けて、事は済んでしまったのだ・・・。

 だったら最初から、バンド式にすればいいものを、無駄な一手間を宮田さんは加えてしまったもんだ。

 なんか思い出したが、このミヤタ、一時は取引に応じるとかで、必要書類に、印鑑証明、保証人まで付けて提出させておきながら、もう二年近く何の音沙汰もないね・・・。

 メリダが新城効果で売れまくって、忙しいのかね?でもまあ、理由にはならないな。

 あの今から数年前、ミヤタの一人狂い、クロモリにスーレコ乗せて70万くらいのモデルを作ったことがあったんだが、その時はさすがに向こうから営業が来たが・・・、そんなにミヤタの鉄って、待望されてんですか?と思わず聞いてしまった・・・。

 なんかやたらと高級志向にして、その独り相撲感は半端なかったんだが、その後どうなったんだ?

 しかし、物を売ってどうこうするには、難しい世の中になってきた。当店も一応は自転車売ってもいるんだが・・・実に売れないね・・・。表向き売る気が無いように思われているのかも知れないが・・・。

 物売りから、事売りへと時代はシフトしたんだろうか?物だって、ちゃんとした事がつかないと、物語が付かないと、そのもの自身の奥行きが感じられないものは、売るのが難しくなってきているんだろう。

 といって、安売り競争に出れば、疲弊するだけ・・・、さてここでどうやって行くか?

 そんでもって、二年ほど前に、宮田さんの営業と話したんだが、高級モデルは受注製作でやっているということだった・・・本当かよ・・・、年間何台出るんだろうね?

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 アヘッド形式にカーボンフォーク。前回りは固いんじゃないか?

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 57時台の105が付いているんで、確かに数年は乗っていそうだ。

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 オットそうそう、待望と言うほどではないが、また店主らにシマノ様から新生105の餌が撒かれるようですぞ!池の鯉のように、口パカパカ開けて、お受けするしかない・・・。

 しかし、ざっと写真で見たが、上からの直落ちという感じで、アッソ・・・という事ね。銀と黒の二刀流は健在だ。あとは、マウンテンコンポかよ!というくらいの上二つのマネっこだろうな。11-32とかが普通なんだぜ・・・、レーサーかよ!というのは古い人間なんだろうなあ。

 あとはディスクもあるんだと。ヘエ、そう・・・というくらいの感慨かな?まあ、今後それしかなくなるんでマウンテンコンポライクなリアディレーラーでもって11-30とかつけることになるんでしょう・・・ケ!

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 実に健全な自転車であると思う。こんなんで十分だよねえ。あまりイジンなよ・・・とすら思えてくる。

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 ハイそうそう、もう患部は普通に付いていますよ。

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 ね!受け取りは、ジイちゃんと孫が二人そろってきた。イヤー、良かったなあ、これならフレームこげなくていいよ。

 こっちの方が強いんじゃないか?なんて技術屋のようなことを口走る。

 聞いてみたら、エンジン系の技術者だった、やっぱりね。今はリタイヤ。

 何かこの孫とじいちゃんは大分馬が合うらしい。二人で仕上がった自転車見ては、コソコソニコニコしている、なんともほほえましい光景だ。

 もう走れるんなら、おまえ自転車で来い、俺の軽トラと競争だ。二人で帰って行った。

 それから数時間しては、また二人でやって来た。また軽トラに今度はピスト車を乗せて、ブレーキまわりのパーツあったらほしいということだった。

 リアのブレーキとレバー1本、ワイヤーも・・・と。変則的な買い物だ。通常ならレバー1本でもワンペアで買ってくれとなるんだろうが、当店のパーツ箱はドラえもん並みの質量を誇る。時間さえあれば、なんとか希望に添えそうなものが・・・・・・・、出てきた。

 ピスト自身はじいちゃんが誰かからもらってきたんだが、デカくて乗れない、孫に見つかったら、シングルで固定になるんで乗りたい、と言われて仕方なくやることになったんだが、後ろブレーキがダメなんで、今来たんだよ・・・と、また二人でコソコソニコニコと・・・。

 とりあえず渡すんで、わからないことあったらいつでもどうぞ!と。

 あんな和気藹々な二人なら、いつ来てもらってもいいわ。

 フトこの店主にも孫なんかができるときがあるのかな?と思ってみた。同じ歳で孫持っている奴はもういるようだが・・・。
 
 いや、その前に・・・、子狸に弟でもできないか?とまだ枯れてはいない、相変わらずの独り相撲の店主であった。カタツムリがうらやましい、この頃だ・・・。

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 再塗装したら、もっとかっこいいだろうなあ・・・。
 

アンカーいい自転車なんだがなあ・・・



 ブリジストンアンカーというと、レーサーとしては地味ながらいいものを作っている、と思っていますよ。

 鉄のネオコットなんてか最高の鉄フレームの一つだと、今でも思う。

 今一台あって、再塗装前の状態なんだが、塗り終わったら乗りたい!と思うフレームだよね。

 かつて、ブリジストンアンカーに抜き身で電話したことがある。ネオコットのみでいいんで取引できないか?とね。結局は断られたんだが、当店の名前のイメージが・・・とか、元選手のOに言われたな。

 それを言うなら、アンカーだって同じだろ。オリンピック用のフレームには、アンカーではあまりに知名度が無いんで、タイヤの本社名を入れていたくせにな。

 しかも、月何台販売目標?なんて子会社扱いしてきたんでね・・・、大手は大変だと思った次第。でも、あのネオコットはいいフレームだと、今でも思っています。

 それだけではない、アンカーの作る自転車は一様にして、平均は高いと思っていますな。値段じゃないよ、性能というか、作りというかね。非常に好印象であります。

 ただし地味・・・、もっといえば、華がない・・・。艶っぽさや、色っぽさがない、質実剛健と言えばそう、まじめだが面白くもおかしくもない堅物、でも仕事きっちり・・・というタイプかな?

 公務員タイプのフレームといってもいいかもしれない・・・。もちろんかつての公務員ね、かつての、今のじゃないよ。公正さをもって第一としていたはずの公務員のことなんだが、今の公務員?一体何やってんの?とね。

 圧力に負けて不公正、その不公正を隠すためにさらに大不公正、公文書に手を入れてしまった?よその国から歴史を改竄する国、と言われてもう言い訳できないね。そして、今まで提出され、保存されてきた公文書、そしてそれを土台に議論された事柄など、すべて不信をかうことになります。

 カンニングが発覚した段階で、それ以前のテストはすべて無効になるのと同じ、それがあろうことか、明治150年という、近代日本を記念すべき年に、それ以前の公文書がすべて無効の可能性と言われても、反証できない状況を自らが作ってしまった。

 これで、給料が出て、ボーナスが出るんでしょ?植木等の替え歌だ「公務員は~気楽なー家業と来たもんだ!不正こいても、改竄しても、タイムレーコードガチャンと押せば、どうにかかっこが付くもんだ~」

 どうやら地獄もなさそうだし、閻魔様もいないだろう、偶然生まれて、数十年生きて、死んでいくだけ、でしょう、我々なんてもんはね。その人生の意味を最後に確定できるとこ、確定されるところもないんだろうと思います、悪事もし放題、バレなきゃOK、やったもの勝ちなのが実相なんだろうと思いますが・・・。

 だとしても、そんな生き方したくねーなと思う店主。他人様のことを言えた義理ではないことは、重々承知とは言え、一言申し上げてもよかですか?

 そのままだと、実に下らん人生を送っていることになりますよ、きっと。人類の負の記憶にしか残らないような、実に薄汚い生き方をされていることになりましょう。

 しかも、さらに!そんなことにお気づきでないとしたら、大変お気の毒でございますな。性弱説、その弱さをトコトン突き詰めたものでしか、強くはなれない。例えなれなくとも、なろうとはしましょうよ、形だけでも・・・。

 そんなフレームなのがブリジストンアンカー・・・ってなんのこっちゃ?

 今回人から譲り受けたものをまた別の人へ、貸与するのでメンテして欲しいということでした。お安いご用で。

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 振れ取りなんかしましたよ、しっかりとね。バーテープも交換。シフト回りもワイヤー交換含めて調整、問題なくしていきます。

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ファイブアームの頃のクランクだ・・・。なんかなつかしい・・・なんてね。

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 チェーンは今回は洗浄で、さして古くはなかったね。

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 ワイヤー、チェーン交換すれば、全く問題なく使える旧コンポ、まだ古いっていっても、新しい部類だし、この辺シマノのもの作りは手堅いものがある、あと十年は普通に使えるでしょう、偉大だよねえ・・・。

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 ブレーキ調整なんかもこっそりやっておいた。ところで、こいつカーボンバックでやんの。つまり、フォークがカーボン、前ね、そして後ろもカーボンのフォーク状のものが、シートステーとして装着されているということ。

 前後カーボンで挟まれているという過渡期の構造。今通常このタイプとして、現行で作られているものなんて、ほとんど見ません。オールアルミフレームにカーボンフォークというのは定番・・・。

 現在のカーボンフレームになる前のちょっとした時期にお目見えしたタイプの、そういう意味では珍しい車体といえるだろうねえ。あと、アルミの次として、ほとんど噂で終わってしまった、マグネシウムフレームというのもあったが、ピナレロの立派なカタログは見た覚えがあるが、現物は見たことない・・・。あれも見事過渡期のもの、過渡期の企画だったということだろう。

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 試乗してみたが、やはり面白くもおかしくもないながら、堅実に走るという感じには、好感持てるねえ・・・。再塗装して、出所わからなくすれば・・・きっと乗ってもいいかも・・・、とすら思ってしまう。

 まさに、かつての、かつての、かつての公務員のような堅実な走りをいたします!

 これって褒めているんです、決して皮肉ではありません、権力に対して公正さでもって対抗するのが、理想と言われようとなんと言われようと、公務員の矜持なのであります!もしどうしてもそうご希望なら、そのように法律・制度を変えください、と突っ張るのが公務員なんだよ!

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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