メールフォーム
一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |車体 ロード tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
FC2ブログ

一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

ギンギラギンにさりげなくではダメかもな

IMG_0177_-_コピー_convert_20181009194136

 北京のお店の前に、こんな自転車が。

 メッキである。狙っていた所なんだが、やはりそうか、と先超された・・・感はなくなない。

IMG_0178_-_コピー_convert_20181009194148

 決して高価なものではないが、ソコソコ整っている。

IMG_0179_-_コピー_convert_20181009194157

 と同時に、この手の自転車は受けるんじゃないか?と思った読みは、そんなに外れではなかったかもしれない。

 今回持って行ったよ!

 磨き系の自転車を

 IMG_0190_convert_20181009194214.jpg

 先日見せた、大森社長の仕事を持っていったんですね。シルバー恋しや・・・これは別段店主の周りだけではなかろう・・・と思いつつも、彼の地では、そういう感覚、意識すらないかもしれない・・・。

 でもいいのだ、すべて先取りで。五年から十年先だってかまわない。その先見性に周りが気づいたとき、絶対に他では抜くことのできない奥行きと、まねすることのできない源泉を持っている、ということを認めさせることになるだろうから・・・。さていつのことになるやら・・・なんだが。

IMG_0191_convert_20181009194223.jpg

 これなんか、取り付けた瞬間、大森社長はプーリーのプレートも磨けばよかった・・・・と後悔した仕事だ。多分今度は無言でここにも磨きを入れるだろう、文字通りギンギラギンだ。

 IMG_0195_convert_20181009194300.jpg

 最新の105はキャリパーの完全解体がほぼできない。それさえできれば・・・と大森社長の歯ぎしりが聞こえてくる。どうやったらはずせるか?

 外せないとしたら、どうするか?しばらく大森社長の身もだえは続くだろう。

 IMG_0194_convert_20181009194252.jpg

 リアブレーキももちろん磨きが入った、そしてリムもアラヤのSA730、ポリッシュだ。銀ぎら感満載。

 IMG_0193_convert_20181009194242.jpg

 このステムも、もうスプーンのように磨いている、当然大森社長の仕事ね。ちなみにワイヤーのアウターもポリッシュ系という、今回ちょっと徹底ぶり。

 で、等のフレームは?というとこいつも・・・、

IMG_0192_convert_20181009194232.jpg

 フルメッキもの・・・。さて、全貌はどうなっているのでしょうか?

IMG_0188_convert_20181009194205.jpg

 写真じゃなかなか迫力伝わりませんが、直に見ると、相当の存在感というか、特異感に満ちていますね。

 ここの写真を撮る前に、せっせと、フレームその他をマイクロ系のきめの細かい布で拭いていたんですね・・・。すると通る客ほとんどが、足は止めないがこの自転車に目が釘付け、歩きながら移動する体に合わせて頭の角度を自転車に合わせて、その限界まで目を離そうとしない人が多くいましたね。

 そして、早口の中国語で、何か声かけされたりもしました。

 やはり受けは悪くはないようだ・・・、狙い通りだ。早々に入り値を相手に伝えないとね・・・。値付けは向こう、入り値は後日ということで持ち込んだ。その目的は、鉄の自転車で店をかき混ぜること。仕事の内容や発想を向こうの若いメカニックの子達にさらしつつ、店の今後のプランに彼らを積極的に参画させていく狙いがある。

 近いうちに、自分が格好いいと思う自転車を発案させて、それに忠実に、自転車を組み付けてやるのもありかな?とも思う。

 というのは自分発案の自転車を客が気に入って買っていったら、どれほどの自信につながっていくだろうか?

 気をよくすれば、次はコレ、その月はこういう系統、何なら店内で季節の色とか決めましょうか?と彼ら自身が仕事に積極性を見せ始めたら、それは強いだろうね、こちらも楽ができる・・・というより、負けずに頑張るかもしれないな。

 まあ、とにかくこちらの仕事の内容と、姿勢とやり方を見せることで、彼らに何らかの灯がともればそれだけでも御の字だ。ついでに自転車も売れてくれればいいが・・・。

 しかし、先の店先自転車もそうだが、やはりこの手のメッキ系のぎらぎらフレームはどうも彼の国での受けがいいらしい。

 ちなみに驚いたんだが・・・、となりの店をのぞくと・・・。

IMG_0202_convert_20181009194309.jpg

 チェーンがないため、直には走れないが、同じくメッキ調の自転車がディスプレイ用として、ぶら下げられていた。

 やはり中国の人は銀が好きなのかな?まあその内、この読みの成否は来るだろう、できれば、大陸の大地を走ってもらいたい、とも思うんだがね。
スポンサーサイト

徐々に育てる

000 DSC_1850_convert_20180305210238

 ちょっとおなじみ様ですね。年代物のキャノンデールを雰囲気壊さぬようなコンポを積んで、なぜか前後にカーボンホイールをつけて、チョコマカ調整しながらここまでやってきました。

 使っているものでちょっと古いものもありますので、交換したり、交換要員を用意したりと、何かと大変かもしれませんが、そこがまたかわいいところでもある。

 モロビンテージでなくとも、過去のある年代のものを乗り続ける、というのはなんとも尊い様に思えてくる。もの冥利というが、そういう感覚かもしれない。

 今回はフィッティングに関するところかな。
 
 000 DSC_0170_convert_20170224184805

 これまで付いていたステムが、ちょっと短いということ。乗っている内に、腹筋もできて、自然と前傾が取れるようになってくると、こういうことも多くなるだろう。逆もまた真なりで、しばらく乗っていないと、ハンドルが遠く感じることもある。

 そこで計ってみたら、なんと150ミリが適当だということになったと。再度、柳さんのところで採寸してみたんだが、やはり150ミリ・・・ということに。

 アヘッド系で最長が確か140ミリのものがあったが・・・。まあステムが長いとステアリングがぼける印象はあるが、まあ舗装路を腰で乗るロードにあっては、そこまでの長さは積極的にはおすすめはしないが、そういう選択肢もある・・・のかもしれない。

 といっても市販のステムでそんな物干し竿的な長さはない、ということで、特注、柳ステムを作ることになった。

 DSC_2789_convert_20180921213715.jpg

 完成までの間の貸し出しアヘッドステム、なんちゃってアヘッドコンバーターにさして使うが、ようやくステンレス、総メッキのステムが完成、早速取り付けてみることに。

 DSC_2791_convert_20180921213728.jpg

 さっすが長いわねえ・・・。クロームメッキをかけると、なんともあのポッテリ感が出ますな。

 DSC_2796_convert_20180921213800.jpg

 シルバー統一の金属感というのもいいですわね。ことに、1インチで、今風ではない、草創期のアルミフレームなんかには、ピッタリであります。

 DSC_2800_convert_20180921213809.jpg

 クランプは、二つのボルト式のものなので、交換は楽であります、といっても今回ハンドルも交換しているので、関係はありませんでしたが。

 DSC_2795_convert_20180921213737.jpg

 メッキに出すには、その下地までもメッキか?と思われるくらいのバフがけをしなければならないという意味で、実に手間がかかるんだが、自分の好みの長さにミリ単位で対応できるという意味でも、この柳さん自作ステムは実に貴重なものでもある。

 今乗っている自転車の、どこかなんだか体に合わないなんていうのも・・・、こうした自作ステムや、自作フォークによるオフセット調整なんかで、結構劇的に乗り味が変わるかもしれませんぞ!

 そういう意味でも、持っている自転車を持ってきての、ビルダー的フィッティングなんていうのも実に面白いかもしれない。

 フィッティング、ポジショニングというのは実に深い、普段の慣れている自転車に対して、こんなもんだろう・・・というだけではない、人車お互いの潜在的相性を探ってみるのも、また面白いかもしれませんな。

 そんな皆様に、柳狸サイクルは開いておるわけであります。

 小物から、大物まで、まあできることはすべてやりましょう!

レトロになりかけ・・・かな?



 今となっては過渡期の、ピナレロがやってきた。

 レトロと言うにはまだ早いかな?ビンテージ・・・が付くかといえば、まだ・・・でしょう。確立されいているものとその次の確立されたものとの間のものを、過渡期のものということにすれば、それらがレトロになることって言うのはあるのだろうか?

 どちらかに吸収されるのか?それとも、際物扱いになるのか?どうなんだろうな?

 あと二十年して、この手の自転車がレトロとしてもてはやされる・・・、あまり想像が付かない・・・。これもまた、確立されたとされたものによる概念の硬化なのかもしれないがね。

DSC_0933_convert_20180909231555.jpg

 過渡期というのはアルミからカーボンへ移行するときのこと。シートステーがカーボンでできている、カーボンバックというが、フォークがカーボンで、前後カーボンでショック吸収をうたったものだったかもしれない。

 もちろん短命だった。今探せばあるのかな?どこかのメーカーが粛々とまだ作り続けている・・・なんてことあるのだろうか?

 そういえば、アルミとカーボンの移行期に、もっと短い素材があった。カタログでは立派なものを見たが、実際、これがそうか、と確認したことはない・・・。

 その彗星のように現れて消えた素材とは、マグネシウム・・・。その頃ちょっと騒がれたチタンは、レーサーの素材から一歩後退というところだった。海の潮風にさらされるトライアスリートの自転車にはいいかも・・・位で、本気でどこかのプロチームに採用された記憶がない。

 アルミにカーボンバックなどが出る前に、確か来年は新素材マグネシウムの登場だ!というような派手めのカタログだけは見た記憶がある、ピナレロだったな。

 しかし、実際を見た記憶が全くない。ほぼ出る出る詐欺だったか・・・。その後は知っての通りカーボンの嵐となった。その嵐は規模は縮小したとはいえ、まだ続いている・・・。

 DSC_2672_convert_20180909231639.jpg

 今回の依頼中で、結構大きかったのが、ここ。ブラケットカバー。78のデュラエースが搭載されているが、このブラケットカバー、通常ならスモールパーツとして取り扱われているが、三世代前となるとさすがに、在庫はシマノ本社も持っていないようだった。

 いや、参った。その後のエントリーモデルとかで似たような形状のものを探して無理矢理かぶせるという手もあるが、腐ってもデュラエース、あまりそういうことはしたくはない。

 探してみると、どうもサードパーティーにあるという。当然投げ売りかと思いきや・・・・。意外と高い、いや、立派に高いんだな・・・。なんでだろう?利用者がまだいる、と踏んでの値段の付け方なのか?

 通常だったら、どんなにかかっても二千円以内には収まるものが、その倍近くしてしまう・・・。

 どうしましょう?とご相談。

 今回のメンテ依頼のウェイトも高いので、それを使うことにする。

 DSC_0930_convert_20180909231521.jpg

 サードパーティーとはいえ、ピッタリだ・・・。

 DSC_0931_convert_20180909231532.jpg

 握るたびに、ベタつき手が黒くなるというのだから、交換して正解だろうな。

 DSC_0932_convert_20180909231543.jpg

 その他外見は状態がいいので新品のようにも見えなくはない。まあいいだろう、外見はな。

 ただ、こいつも使い込まれているのか、さしものシマノSTIにも、癖が付いていた。一回の軽いシフトダウンでは、チェーンが上がりきらない、ことに真ん中あたりが顕著だな。

 エントリーモデルにはよくあることだが、通常デュラエースはマウスのクリックのごとし、といわれるごとく、実に軽いタッチで、シフトダウンしてくれるんだが・・・。ここまで使い込まれると、内部のコロが減っているのかなんだかしらなんが、軽いワンタッチクリックでは、チェーンがちゃんとかかってくれない。

 こういうときには、もうワンクリック半、押し込むようにタッチを継続させる・・・。そうするとちゃんとかかる様になるが、レースの際には選手によっては嫌うだろうな・・・・。

 その辺をちょっと気をつければ、まあ使い続けることは可能でありましょうな。

 シフトダウンはこうしたシフトの際のちょっとした加減ができるので、どうしても調整は、加減のできないシフトアップの方に集中する。こいつも典型的な調整なんだが、ちょっとカンパのようでもある。

 DSC_0929_convert_20180909231511.jpg

 交換してもいいんだが、今回は経費の関係で、徹底洗浄ということで交換はしなかった。もちろんいいオイルは差したよ。

 そして、ちょっと思い出したことがあった。

 DSC_0925_convert_20180909231442.jpg

 このハンドル形状。上ハンの肩のところが、約45度に斜めになっている。こいつがなんとも店主の手首と相性がいい。

 DSC_0935_convert_20180909231608.jpg

 このように手を置くと、手首に全く負担がかからない。これアドバンテージ高い・・・。かつて、ジャイアントだったかな?古い完成車に付いていて、それ外して乗っていたときがあったんだが、あれどこ行った?

 こんなのを見てから、また思い出してしまった・・・。ないかな?このタイプ。FUJIの完成車に付いていたものもあったが、ちょっと違うんだよなあ・・・角度か?

 この肩45度は、もっと選択肢としてあっていいともうがね。フラットバーって、あれ長時間乗っていると、手首疲れるでしょ?それと同じなんだよね、ドロップも長時間上ハンの肩を持っていると、手首痛くならない?そこにちょっと角度が付いているだけで、人間工学的にはより自然になるんじゃないか?と思うんだが、皆さんどうなんだろうなあ・・・?

 DSC_0926_convert_20180909231454.jpg

 とにかく現役でまだ乗られている過渡期のカーボンバック。そういう意味でも、レトロになるにはまだ早い、況んやビンテージをや・・・であろう。
 

レース前点検 チェーン洗浄など・・・



 当店にもたまーに来るタイプの車種ですね。鉄のこいつらだと相当緊張しますが、カーボンだと、そうかなるほど来たのね・・・という程度かな。

 鉄のネオプリなどはスレッド化などをご所望されたりすると、基本お断りなんだが、それでもなお!と強く出られても、まあ、大抵はお断りなんだが・・・、さらにさらにそれでもなお!念書を書きますから・・・とか言われて、まあ渋々やるなんて展開、たまたまあったんですがね。

 それから比べれば、何のその。レース前点検、ちょっとした洗浄とメンテと言うことなんだな。

 レース前に、点検していますか?さらに言うと点検に出してますか?それぞれの力量があると思うので、プロ級からセミプロ級、そこまでやるか!級などね、いろいろあると思いますんで、それに合わせて、それ以上の点検が必要と言うときなどはお持ち込みください。

 たとえば・・・、レース前にチューブ変えたり、タイヤ変えたりするでしょ?若干ながらホイールバランス崩れていますぜ・・・。そんなのを微妙に直すことだって、意外と大切よ。ちょっとした違和感でも、我慢してはいけません・・・。とにかくレースはあらゆる意味で消耗するので、ほんのちょっとしたことでも改善できるところはしておいた方がいい、と思います。

 DSC_2592_convert_20180824223027.jpg

 どうもトライアスロン系のレースらしいですね。オリンピックディスタンス、このバーを見ると、ドラフティング禁止のちょっとかわった形式かもしれませんね。

 というのも、このDHバーを握って、混戦で走るのは危ない。ブレーキかけられないし、とっさの動きに反応できないんでね。周回コースによっては、ばらけ具合で、車間距離が短くなったりすると、また危ない・・・。ちょっと終わった後、どんな状態だったか聞いておきたいですね。

 それによって、DHバーの形状も変えていいかもしれませんしね。

 DSC_2576_convert_20180824222842.jpg

 ちょいと駆動の要なんかをメンテしてみましょうか。すでにスプロケ洗浄完成。そうした次はチェーンでしょう。

 DSC_2577_convert_20180824222850.jpg

 チェーンを切って、灯油洗浄しましょう。最初は真っ黒になりますね・・・。これを何度も繰り返す。

 DSC_2578_convert_20180824222857.jpg

 灯油自身がこのように澄んできれいになるまでやる、またはチェーンを引っ張り、弓状になる方向に左右にもむんで見る、その際に、ちょっとしたきしみがあるようだったら、再度洗浄する。ここまできれいになるとそのきしみは大方取れてはいるがね。

 そして再度つなげるときには・・・、

 DSC_2574_convert_20180824222833.jpg

 こいつを使いましょう。これだと頻繁に洗浄がしやすくなる。チェーンの洗浄は思っている以上に、駆動の効率を上げてくれている。こいつにいいオイルをさすか、ささないかによって、ギア一枚は違う・・・といったレーサーがいた。

DSC_2579_convert_20180824222904.jpg

 この手の工具で着脱は簡単だ。

 DSC_2581_convert_20180824222912.jpg

 これは名オイルの一つ。このウェット系のムオンと、ドライ系のケイテンは走る人なら一本ずつは持っていて、いいものだ。

 DSC_2584_convert_20180824222926.jpg

 チェーン、スプロケの洗浄と注油が終わってから、シフトの点検をしていく。

 若干のエンド台座の変形、これを修正し、ワイヤーの調整をやってみた。テンションボルトを絞って、インデックス調整もほんの少し・・・。

 それだけでも違ってくるね。ロードレース的なめまぐるしい展開はないとは思うが、それに備えるくらいの精度でチェーンの動きを調整しておく。

 DSC_2585_convert_20180824222934.jpg

 スプロケは少し放っておくとすぐ汚れるから、洗浄の癖はつけておいた方がいい。最低でもディグリーザー一本使い切る位の勢いで洗いましょう。

DSC_2586_convert_20180824222942.jpg

 一コマ一コマに、しっかりムオンをしみこません、少し時間を掛けてから余分を拭き取ると、チェーンの各コロが機嫌良く回ってくれるようになり、その連動が選手の力を後輪に伝えて、自転車の推進力へとなる。

 そう考えるとチェーンのなめらかさがいかに大事かが、わかるだろう。

 DSC_2587_convert_20180824222949.jpg

 ディレーラー類も、調整の最中は酷使されるようにドタバタ、グチャグチャに動かされる、そのたびに可動部にいいオイルがしみこまさせる。機嫌がみるみるよくなってくる感じがするね。

 DSC_2588_convert_20180824222957.jpg

 この早々に消えそうな、長手もワイヤー調整がシビアだが・・・、ここにも可動部にはオイルを入れることで、各パーツが少しずつ覚醒してくる感じがわかる。

 その覚醒が、次の覚醒へとつながり、しまいに自転車全体の覚醒へと発展していく。自転車にエンジンはないが、、あたかも車体全体がエンジンが暖まってきたかのごとくに、戦闘準備に入っていく。
 
 ちょっと面白い仕事かもしれないね。

 DSC_2589_convert_20180824223004.jpg

 この辺のガタもしっかり取っておく。インテグラルでガタを放っておくと、最悪フレーム交換しないといけなくなるよ・・・。ある意味不条理な作りをしているよね・・・。

DSC_2591_convert_20180824223020.jpg

 バランスからいうと、このブレーキはきかない・・・。レースに使うのであれば、最新105に交換することをお勧めしますがね。

DSC_2582_convert_20180824222919.jpg

 木更津の方だったか・・・、風の強いところでのレースだそうだ。DHバーは浅めに持った方がいいかもしれないな。熱中症なども心配だが、出るからには何かをつかみ取ってきてほしい・・・と思う!

 頑張れ、フルタイムワーカー!

鉄フレーム これぞ乗る点滴・・・



 こいつはまた、自転車長者の常連さんのものでございます。この方は、フレームだと、変なパーツだのを見つけてきては、構想を練りつつ、用途に合わせた自転車を考えることのできる特異な才能を持っています。

 このアルミチネリのレーサーも、それなりの構想に基づいて、組まれたものかと思います。

 それがこちらに入ってきた・・・、また新たな構想なのかしら?と思って話を聞いていると・・・。

 なんと、この夏の酷暑で、熱中症にかかったというんですねえ。しかも室内で・・・。

 淡々と状況を話す中で、一歩間違えれば・・・そのアパートは事故物件になっていたかもしれない・・・という展開だったそうなんです。

 なんとか自力で救急車に連絡が付いて、救出してもらったからよかったものの・・・、ギリギリの状態だったようなんです。

 点滴して退院したはいいが・・・、臓器全体が機能低下を起こし、なにも喉に通らない状況が続く。これはまずいと思いつつも、なにも食べられない・・・。

 この窮地を救ったのが、なんと甘酒・・・ということだったそうです。確かに、甘酒は夏の季語といわれるくらい、江戸時代は真夏に甘酒が売りに来られたと言います。

 エエ?なんで?あれって温めて冬飲むものでしょ?と思いきや、その本領を発揮するのはなんと真夏であったと言うことなんです。

 甘酒、別名飲む点滴といわれるほどのものらしいです。彼の詰まった喉を通って、体に染み渡ったのが唯一甘酒だったと言うことで、それからほとんど一週間ほど、甘酒が彼の命を救ったといってもいい程の働きがあった、ということなんですね。

 鬼太郎じゃないが、甘酒は妖怪の養分という面もあるといことで、彼は熱中症から一時妖怪になって、この世に戻ってきたといってもいい、というくらい・・・ですね。

 さて、ボチボチ体も戻り、通常の固形物が食えるようになって、九万出してエアコンも新調したはいいが・・・、まだまだ体力が戻るには時間がかかりそうだ・・・と。

 見るにチネリのアルミフレーム、レーサーです。いいパーツも載せこんではいるが・・・、どうも自分の体の力からして、こいつには当分今の自分には合わないだろう・・・という思いが浮かんだらしいです。

 といって、このまま捨て置くこともできず・・・、なんとかならないか?というとき、日頃の構想力が功を奏したようですね・・・。

 そうだ、なら無理のないフレームに載せ替えちゃえ・・・。こんな発想が持てるだけで、半分は回復したようなもんだ。

DSC_0799_convert_20180823225950.jpg

 アルテグラなんて、結構いいコンポなんか載せてんだよね。まあごちゃ混ぜ感は大ありなんだが・・・。

 こいつを何に移植するか?といえば、まあアルミをアルミに移植するわけはない・・・。まさかアルミをカーボンにもない・・・、そう一定の年齢には、思いつくのはあれだ・・・。

 鉄しかないだろう・・・。

 DSC_0800_convert_20180823230027.jpg

 この辺などは・・・、
DSC_0829_convert_20180823230336.jpg

 このように・・・、鉄フレームに載せ替えていく・・・。このフレームの色でわかりますよね・・・。

DSC_0833_convert_20180823230444.jpg

 そうビアンキの鉄フレームに載せ替えることを思いついたんであります。

 DSC_0827_convert_20180823230251.jpg

 クランクもこのように載せ替えたんですが・・・、チェーンリンク・・・。
DSC_0828_convert_20180823230315.jpg

 純正アルテグラものではない一回り小さいリンクに交換・・・、この段差がなんとも非純正感で逆によい・・・。

 DSC_0801_convert_20180823230048.jpg

 手元変速のシフターなんだが、ここだけは変に凝っている・・・。

 通常の載せ替えじゃない・・・。

DSC_0822_convert_20180823230130.jpg

 こうだ!・・・なぬ?

 DSC_0823_convert_20180823230148.jpg

 左だけがエアロブレーキだと・・・。ということはシングル?いや、先の赤リングのクランクにはその下に二枚付いていた、つまりトリプルだった・・・よね。

 ということは?・・・シフターは?

 DSC_0830_convert_20180823230358.jpg

 ダブルレバー一本が残っている・・・。これ、アームストロングモデル・・・とほぼ同じにしているということね。

 当時は山岳ステージの際には、フロントディレーラーはそう頻繁に動かさないと言うことで、STIやエルゴは重いということで、片側Wレバーは残し、左はブレーキレバーオンリーにして、軽量化を図るなんてことをやっていたんだな。

 その際カンパはセンスよく、左右のエルゴの形に合わせたエアロブレーキを作ったんだが、シマノはこのようなアンバランスな、エアロブレーキとの組み合わせにならざるを得なかった。

 それはシマノのSTIと、カンパエルゴの構造上の違いから来るもので、どうしようもなかったわけだ。

 それが時がたって、自転車の軽量化戦争はとっくに終わってしまっていた。フルで取り付けて、分銅でも置かないと競技規定の6.8キロを割ってしまうという事態にまでなって・・・この片チンバ形式は姿を消してしまっていったのであった。

 その踏襲か・・・この人、転んでもただで起きないねえ・・・やはり。

 DSC_0825_convert_20180823230211.jpg

 まあ、その他載せられるものはすべて載せて・・・。

DSC_0832_convert_20180823230418.jpg

 流用できるものはすべて流用した。

 そして組み上がったのがこいつ。

 DSC_0820_convert_20180823230108.jpg

 何の変哲もない鉄レーサーにしか見えないだろうが・・・、アルミの殺気だったレーサーとは全く乗り心地が違う。

 とにかく、まあいつまでも乗っていたくなるような・・・、身体と相互的な乗り味なのだ・・・。

 これを称して、乗る点滴・・・といいましょうかね鉄フレームのことですが・・・。

 後は、こいつでもって、もう少し陽気が涼しくなってから、回復ライドに勤しんでもらいたい、と思いますね。

 
 しかし、熱中症は危ない、なにも炎天下で起きるとは限らない、室内で、弱いクーラーの中でも起きるということ、そして、ひとたび起ききってしまった後は・・・この世にいない可能性があるということ。

 これから年を追うごとに、超高齢社会になっていく、この流れは押しとどめることはできない。なれば、一人暮らしを中心に、警備会社、消防等がタイアップしての、総合的なセキュリティー確保のシステムが必要になっていくんでありましょう。

 ボタン一つ押すだけで、救急車が来るというような・・・ね。

 そして、自転車はというと・・・、健康維持、防病のための一つの装置として、より社会に食い込んでいく・・・、そのために高齢者用のポジションなどの開発も・・・、なんてことがもうすぐそこに来つつある。まさに自転車は乗る点滴になり得るのである!!

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

カテゴリー
リンク
月別アーカイブ

カウンター