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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

柳さんの力作 変幻自在のまずはピスト車・・・



 カチッとまとまっているねえ、いい車体というのはそういうもんだ。

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 柳サイクルの新しいヘッドバッチ。柳の葉のイメージあり。

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 部品点数の少ないピストだけに、パーツの選択はしっかりしている。競輪用のハブです。

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 DTの450のリムで君で街道仕様のホイール。

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 ピスト最高級のクランクに、ちょっとズレものチェーンリンク、といってもいいリンクだよ。

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 リアだって、競輪用のハブ。

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 前後にはカンパのスケルトンブレーキを付けました。

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 ポテンザというよくコンセプトのわからないコンポですが、ブレーキだけは、まあつかえそう・・・かな?

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 ブレーキレバーが変わり種。一本で二方向から、引けるレバーです。元々はステムに近いところに据え付けるというのがその設計の主旨だったようですが、わざとここではハンドルチョイ手前に付けてます。

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 反対も同じく。本来の取り付けではないので、たぶん乗りながら少しずつ変更されていくんじゃないか?と思います。

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 全体で見るとやはりまだ、途上な感じですが、まあ、やってみるがいいわな。

 そして、このピストフレーム、やはり柳さんだけあって、伸びしろも考えられています。

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 ピストエンドの下にリアディレーラー台座がついています。という事は、そうこのピストエンドは130ミリの設定で、この台座があるということは、多段化可能なフレームとしてもあるということなんですね。

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 ここにアウター受けの台座も、Wレバーの片割れ付けてもいいかもしれませんね。

 前シングルはそのままらしいんですが、シングル・多段両方可能なこの車体、ビルダーさんに頼む楽しみとして、こういうのもありか・・・という事の見本のような仕事であります。

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 この車体を依頼された方も、実は昨日今日のおつきあいではありません。この方は、アチコチからもらってきたフレームを自分で手直ししては、丁寧に乗っていた方なんですね。でもすべてお古、仕事先の方からも、これ大丈夫かよ?なんていう古いものをもらってきては、真夏に麦わら帽しかぶって、二店舗前、旧店舗の隅で手入れしていましたっけね。

 それが、今回はフレームから、パーツ選びから、一から十まで新品もので、妥協することなく、自分のための一台を組み付けたということでありまして、店主としても感慨深い一台なんであります。

 ちなみに、この塗装は店主によるもの、お題はフラミンゴみたいなピンク・・・ということでした。もう少し凝れば、ピンクの濃淡なんかも、そして黄色さして部分的に・・・とも考えたんでありますが、そこまで凝らずに、通常のブタ系ピンクにアセロラレッドをかけるという二重の重ね塗りにて・・・。

 もし、漠然としていても、車体に関する全体的なイメージのようなものがあるのであれば、それをビルダーさんとまずは土台を形にしていく作業というのも、実に面白いダイナミズムがあると思いますし、できたフレームにどんなパーツで組付け完成させるか?に関しても一つ山を越える、。

 一台二山あって、完成しては、今度はどこをどう走るか?という第三の山がある。

 二人の子育ても一段落したんだろう?次のステージとして、どうこいつと過ごしていくのか?

 たかが自転車なのかも知れないが、一人の男の人生に食い込みそうな、貴重な一台として出発なのだ!
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自転車展開 あれからこうして、こうなった・・・

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 何の変哲も無い、自転車が持ち込まれて、こいつがだな・・・、

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 こんな風に化けただけで、大ショックを受けてくれた方がいたわけなんです。同じフレームなのに、来たときと帰るとが格段に違ったと、静かに興奮していましたね。

 自転車がこのように変身してから、西荻から浅草の道場まで自転車で通い始めるようにもなった。そんなこと今まで考えたこともないのに、やってみて、できてしまった・・・、ギア比への関心も一気に爆発。

 もう目はその先をずーっと見つめていたと思う。次はホイール・・・でしょうね。というコチラの提案には、もうそうすることは決めて、問題はいつするか?だけだという状況だったようだ。

 そうしたら・・・、いきなりピストフレームを持ち込んできたわけだ。かなりの飛び級とはいえ、まあ、足もできて、気持ちも整ったんだと思いますな。

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 フロントフォークにブレーキの穴がない、街道用なんで穴を開けることに。罫書きは柳さんに頼み、ポンチ一発、場所を定める。

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 ドリルで穴開け開始。

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 6ミリの穴は表用。

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 裏には、埋め込みナット用の8ミリと、10ミリのザグリを入れる。

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 ロード用のショートリーチのブレーキを取り付ける。

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 リアは、とりあえず板挟みの形式で。とりあえず・・・ね、シートステーブリッジの上から止めるので、こいつはロングリーチのブレーキです。いずれもヨシガイの同型のもの。

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 ホイールは、フォーミュラのハブに、シルバーの22ミリのリム。ちょいとクラシカルな臭いもなくはない。

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 リアのリムはご指定の赤いもの、同じくフォーミュラーのハブで組んだものであります。

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 クランクはメッセンジャー・・・、もっと選択肢があっていいと思うが・・・。フタバの持っていた、ジモンティーだが、いつの間にか、入れなくなってしまったらしい、もったいない・・・。

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 ハンドル回りは、実用車改造ものから移植。ギドネットが見えますね。

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 27.2のピラーを付けて、完成!

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 シートが立っていて、かっこいいね、ピストという車体は、シンプルっていうのもあるな。

 かつてはこんな仕事ばかりだったが、今は本当少なくなった。もっとあっていいんだよ、もっとあってね!ブームでどうこうするよりも、層となって、永続することの方が大事、それがジャンルであり、選択肢でもあるわけだ。

 だから、もっと普通に、固定ギア乗りたい、固定ギア車組み付けて!という需要があってもいいはずなんだが・・・。ブームに弱いだけじゃあ、ポリシーどこ行った?って感じだぜ。

 固定ギアは、自転車愛好者にもっと普通の選択肢として、普通の選択肢として、もう一度繰り返すと、普通の選択肢としてあっていい車体なのだ。

 固定に乗ったことのない、ロード乗りなんて、もったいないぜ、本当に。固定に乗ることでフリーの意味がわかる、いや、固定に乗ることによってのみ、体感できるんだとまでいってもいいかもしれない。

 ちょっとペダリングが荒れてきたなあ、と思ったら固定・・・。固定を知らないと自分のペダリングが荒れてきているのすら気づかない、そのくらい重要な車体なんだけどな。

 という事で、真剣に乗るやつほど、固定ギアを知って欲しいですね。

 そんなわけで、固定ギア車、ピスト車、もっと層になるべく、広報していきたいと思っております!

 乗れよ!

お見事!年齢別にて優勝!

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 この年末に、アチコチいじった車体です。

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 ガチのピスト車体、サムソンに今なくなりつつある、DT585で組んだホイールを付けて、10速対応のロードコンポを載せた、ある意味変態的ロード化ピストなんであります、エンド幅は120だよ。

 元々は、マークローザなる一般車体をロード化して乗っておられた方なんですが、この車体にコンポ類を載せ替えたとき、あまりのクイックなピストフレームに相当戸惑ったということです。

 それはねえ、街道用に作られたフレームと、囲われた競輪場内をくぐり抜けるように走るピストフレームとは、それはそれは格段に違うはず。

 今回はブレーキを整えて、ハブ調整などして、備えたんであります。

 何にか?

 とある自転車の大会に、であります。開催は西武園競輪場。
 
 という事は、フレームにとってはふるさと開催のようなもん、そこで400メートルと1200メートルを独走して、合計タイムで順位を競うという大会だったそうですよ。

 その素人足自慢的な大会でなんと・・・

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 このようなものをいただいてきたと、わざわざご報告に来ていただきました。

 よく見ると・・・

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 スゲー・・・、四十代で優勝・・・という事ですよ、優勝・・・。どんな大会でも優勝するのは難しいといいますが、なんと優勝ですよ、優勝!

 イヤー、うれしかったですわ。他の参加者は、なみいる炭フレームにディープ系ホイールなど、装備に関しては、かなりきらびやかな車体が群れていたようですが、そのなかでも、鉄フレームに手組のDTホイールで、優勝勝ち取ったと言うんで、やっぱり最後は足でしょ?という事の証明をしていただいたようなもの、これはうれしい!

 かなりストイックに練習もされて、大会前一週間は酒も抜いて、ほぼ万全で臨んだらしい。

 400メートルでポカやった分、1200メートルで取り返したというからまたすごい、もし400でかかっていたら、この成績は一体どうなったであろうか?もしかして総合優勝?

 年に一度のこの大会かけているだけに、その喜びはひとしおでありましょう。これを落とさず、維持発展させて、来年も・・・と行きたいところですね。

 会場では、自分の自転車はチラ見されていました・・・、でも声はかけてきた人はいません、なるほどね・・・。

 年に数度の大会のために、フルタイムで働きながら、練習と体調管理を徹底し、装備に頼らずにしっかり成果を出す・・・、なんともかっこいいよね。

 そういうおじさんライダー、お兄ちゃんライダー達なんかも当店は支援してきたいね、もちろん女性ライダーもだが・・・。

 イヤー、とにかくめでたい!ちょっと自転車屋冥利というのがあるとするなら、今回の成果はまさにドンピシャ!のものであると思う、実にめでたい!

120エンドディスクピスト TRPブレーキの調整でござーい!

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 今年早々に組み上がりました、TRPの油圧ディスクブレーキで組み付けました、元パナソニックのNJSフレーム車体でございます。

 この車体の意義ですが、たぶん・・・、5年後くらいに世間様には浸透していくかも知れない・・・ね。なんと言っても、当店は十数年は先んじている店なので・・・エッヘン・・・。

 だから、常に空振りだらけで、だからなんなの?的反応が多い・・・が!中には感受性の鋭い方もいらっしゃるようで、それもありがたいことに当店回りには、相当数といってもいいかもなあ・・・、なわけで、ボチボチ各方面から質問やちょっかいかけが来ている、といっていいですね。

 この120エンドのフレームで、ディスク載せ・・・、まあ、当初は大変でしたが、できてしまえば、なんてことは無い車種・・・といってもいいかもな、柳さんの台座付け技術さえあれば、あとはなんとか・・・なるんじゃない?という話ですわ。

 ただ、問題は、ここ・・・。

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 TRPの油圧ブレーキの調整ってとこかな?そもそも油圧ブレーキの調整なんかできんのかよ・・・という感触もないではないが、それをするのがショップの役割だ。もちろんブレーキ自身がもっている論理の中でどのくらい推論を展開できるか?というこなのね。だからもちろん論理の中での話なんだが、大事なことは、製造者すら気づいていない論理展開って実はかなりあるんだぜ!と一ショップとして思うこと多し。

 とりあえず、取り付けは済んで、実際に走ってみて止まってみてを繰り返すと、まずは安全走行は可能であると判断できた。

 問題はその次なんだよね。安全走行ができるようになるのは最低ライン、さらにその上に、操作性、馴染み、好みをどこまで染みこませることができるか?何だよな。

 組んで終わるなら、ショップはいらない、ある意味素人でもできるからな。

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 さて、今回組めたはいいが、店主が気に入らないところが、なんとTRPのブレーキの引き自身にあったのだ。これは困ったことだわな。なんと言ってもTRPのサポート店となっているところで、店主本人が気に入らないのに客に売るか?という本質的な問題があるのだ。

 どこかというと、上の写真を見て、下の写真と見比べてみてね。
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 ほとんど違いがわからないかと思うが、上が、引く前のブレーキレバー。そして下が引いたところのブレーキ。正確に測ってはいないが、ほんの数ミリしか引けないことになる。

 そこでガッツンとブレーキがかかってしまうとしたら、こいつはブレーキレバーというよりも、ON/OFFのスイッチに近いといってもいい。

 左右共に、引きシロが少なくて、なんとも引けない、店主の好みからいっても、最低に近い引きといっていいんだな。もちろんこうしたセッティングが好きな人も、まれにはいるかも知れないが、まあ、たぶん大抵のロード乗りからしたら、この引きは、「それはないだろう」というものと判断されるだろうな。

 こういう引きシロの調整って・・・どうすんだろう?なんてここでも少し展開したこともあって、もしかして、調整としての空気噛ませはあるんじゃないのか?なんて話も投げたりもした。空気を管理して噛ますことで、その収縮率を利用して引きシロを確保するなんてことできない?なんて、素人ど真ん中の発想もあったね。

 あとは、ブレーキホースのメッシュの発想を逆転させて、逆に柔らかいブレーキホースを使うことで引きを逃がしてやる、なんてことできないか?とか。途中に風船かませばいいんじゃね?なんてのもあったかな?

 同級生の青山君、自動車整備のプロなんだが、車は重いしスピードもあるので、空気を噛ますという判断はあり得ない・・・ということだった。

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 このようにね、教科書通り、テクトロの本社の研修であったとおり、ブレーキフルードを入れてやると。

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 ブレーキの引きはカンカンになります・・・。何度やっても、カンカンになる。だからこれだけやっていてもダメなんであります。そのカンカンを嫌っているのに、繰り返しても意味は無い。

 そうなると、構造を徹底的に考えるしかない。その構造の持っている論理から、外さない程度転がすような推論的な発想から、対策を考えるしかない。

 ここで試していることは、TRPもまったく推奨していない、勝手に店主が自分を実験台に試していることなので、詳細についての説明は省かせてもらいます。

 つまり、よい子の皆さんは絶対に真似しちゃダメ・・・というやつね。

 そういえば、今日、地方のスーパーがここ何十年もその海域でとれるふぐの肝を鍋セットとして出していたというニュースがあった。そこの店長曰く、ここ数十年一切ふぐ毒中毒の話はない、と言いきる。

 ふぐ食協会だったかの話だと、そのふぐの肝に関しては、状況によっては毒を持つこともあるので、やめるように、という通達だったと思う。

 なんか似ているなあ、ブレーキだから、調整間違ったら、命に関わるしね・・・。

 でも、構造をしっかり押さえると、そこからできる応用は、それなりの信憑性があるはず・・・と信じて、まずは店主自らを実験台として、やってみることにした。

 単純には、空気を噛まさず、フルードの量を減らすこと・・・だな。

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 もっと引けるようにならねーかな・・・。

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 このくらいまで引けるようになるといいなあ・・・と、まあ願掛けのようなもんだな・・・。

 まさに試行錯誤だ、オオ!引きシロとれた!と勇んで自走しに行って、帰ってきながら・・・、あれ?元の固さに戻ってないか?なんてことを繰り返す。

 何が原因だ?リザーバータンクの中には、フルードの増減に適応するようにゴムの膜、ダイアフラムとかいうホットミルクの皮のようなやつがあるそうで、そいつが減りに適応したのか?

 ああだ、こうだ試しては、またオイルを充填して、やっていく内に・・・。

 とりあえずだな・・・、

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 こいつが・・・

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 この程度まで、引けるようになった。

 最初の数ミリからすれば、まさにロードのブレーキ引きしろくらいにまではなってきたかもしれない。

 あとは、店主自らが実験台となって、実戦投入して、ちゃんともつか?という事を検証して、今後のTRPのこの手のロード系ブレーキに応用して行ければいいかな?というところまで来た。

 あとは乗るべし!

 フラットバータイプの引きについては、どこのマウンテン系ショップでもやるだろうから、当店はまずシクロ系のこのブレーキから徹底して、探求モードにはいって、TRPをサポートしていきます!

120エンドディスクピストの突っ込み



 先日、公表いたしました、120エンドディスクピストですが、なかなか反響がございまして、ありがたいことですが、もう少し内容的な突っ込みはないのか?ということで、再度掲載することにいたします。

 すでに135ミリのディスク用のシングルハブは普通に市販されているようですね。サンエスさんとか、サーリーなどで散見できます。それ故に、なぜか知らんが、何でだかわからんが、135エンド使用のディスクピストもどきは、走っていますね。

 元々は29インチというところから来たんでしょうか?出所も、行き着く先もわかりませんが、確かにそういう自転車はありますな。普通に市販されているパーツで、すでにあるような自転車を組むことは普通にできるんで、あまり興味はわかない。

 できれば、組みにくいものをどう組み付けるか?というのが面白いんでありまして、なればピスト車といえば120エンドでしょ?じゃあ、120エンドでディスク仕様は組めないの?しかも油圧のやつで・・・、と考えるのは、ある意味当店としては自然な流れなんであります。

 幸いなことに、柳さんを隣接している当店としては、ガチのピスト車にディスク台座を取り付けてもらうこと自体はチョチョイのチョイなんであります。

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 フロントは100ミリなんで、ロード用、マウンテン用のものをそのまま使えばいい。このようにほぼポン付け状態なんでありますが、問題はリアハブがない・・・、ありものを改造となると135エンドものを15ミリ短くして使うか?という発想はありでしょう。

 手持ちのサーリーなんかを見ても、実にやりにくそうなんだよね。なれば、ピスト車のエンドを広げる?

 これはやめよう、今回の一番の縛りは120エンドということなんでね、この条件を外したら、そもそも意味がない。

 調べてみると一般のピストハブにアダプターとしてディスク台座を取り付けるものがある様だが・・・、どこかのショップがやっているものなんで、あまりそれに依存したくはない・・・。

 あくまでも市販のものを利用して、120エンドのディスク台座付きピストハブってできないか?なあ・・・?とウツラウツラ考えていたんですが、突然!もしかして!あいつ・・・?というのが飛び込んできた。

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 この一見何の変哲もない120エンドのピストハブ・・・なんだが。

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 ひっくり返すと、こんなスプラインが付いている、これ市販品ね。

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 これは前から、この形で売られているものなんですわ。此処に何を取り付けるか?というと。

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 このスプライン専用のコグがあるんですね。その理由は・・・、今を去ることピストブームの際に、ブレーキ代わりに、両足でペダルをロックして、チェーンを介してタイヤをスリップさせる、スキッドという止まり方が一つの形式になっていたんであります。

 その際に、このコグに力がかかって、外止めのロックリングをすっ飛ばしてコグが空回りしてしまう=止まらなくなる、という現象が起きたんでありますな。それはチェーンがねじ山で止められているコグを外す方向に動くんで、こういうことが起きるのも時間の問題だったわけです。

 その対策として、こうしたスプラインに専用コグを取り付けることで、コグの空回りを防止したという、過去のメーカーサイドの工夫だったわけです。

 これを見たとき、このハブのメーカーは、これ一個を作っているだけじゃあない訳であります。当然、ロードやマウンテンのハブも作っている。その時、このマイナーに属する様なピストハブに独自規格でわざわざこんなスプラインを削り込む様なことするだろうか?と当然考えるわけであります。

 そのためだけの量産システムを導入する様な手間と時間と金のかかる様なこと、すると思うか?と考えたんであります。

 此処は絶対に既存の何かを流用するだろう、店主がこのメーカーの者だったら、絶対に流用を考える。では、その流用になる様なものは・・・というとディスクしかないじゃないか?とひらめいたんでありますわ。

 そこで、このハブを扱っている会社の若手に連絡してみたんですが・・・、まさかそんなこと考えたこともないんで、回答できないということ、仕方ないので、実際取り寄せてみる。

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 これがディスクのスプライン。さて、合うかなあ????

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 まずは思惑通り、ピタッと合ったわけであります。ほらね・・・、やっぱりこんなところに独自規格でやるはずがない・・・。

 第一関門通過・・・したはいいが。

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 ごらんの様に、はまったはいいが、これで終わり。つまりハブにディスクははまったが、これを固定することができない、状況なんですね。ロックリングの溝が少なすぎる。

 ではこの溝を少しでも確保するためには・・・、今度はディスク側を削るかするしかない・・・。じゃあ、削ろうか?というわけにも簡単にはいかないんであります。

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 というのも、油圧ディスクのキャリパーというのは、左右に同じストロークのシリンダー・ピストンを持っているので、意外と幅をとられるんであります。

 ただでさえ120エンドと狭い中に、こいつを入れるんですから、あまり手前に引くとディスクの挟めないところに来てしまうし、逆に近づけると、今度は・・・

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 ホイールのスポークに干渉してしまう・・・。

 そういうことか・・・、この世に135ミリエンドのピストもどきディスク車はあれど120エンドものがないのは、こういう理由があったんだ・・・。とまあ、思い知りましたわ。

 でもまあ、それであきらめたら、元も子もないんで、ホイールの修正やら、ディスク台座の加工やらして・・・、

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 なんとか、ロックリングもしつつ、つまりディスクローターも固定しつつ、ミリ単位の調整をしつつ・・・、

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 120エンドの油圧ディスクピストの完成に至った・・・というわけであります。まあ、この120エンド形式のディスクピスト車は、完成車として是非乗りたい!というのであれば、当店にある鬼のように走る鉄ピスト車で組めないこともありません。

 または、ピストフレームが余っているんで、是非こんな車体に!というご要望にもお応えできます。事前の綿密なミーティングは必要になりますね。

 この展開から、例えば、カラビンカやマキノなんかのガチ系ピスト車に・・・なんて展開になったら、面白いかもしれない、と思いますね。

 何も、ピストでわざわざ油圧ディスクにしなくても・・・と思う方もたくさんいるとは思いますが、ちょっとやそっとではないものが走っているというのは、やはりそれはそれでやはり痛快な訳で、まあ、あくまで一つの選択肢として、柳サイクルさんとご依頼お待ち申し上げますので、大いにご検討ください!というわけだ。

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて十年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp
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