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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

静かなマッチョ君のところへ


 
 こいつ面白いと思って組んだんだが、あまりにも先にいっているのか?脇にそれているのか?暫く当店にあったんだが、一目惚れされて、試乗・・・という運びになった。

 元々面白いフレームでしょ?

 ビーチクルーザー系なんだが、前三角?になっている。

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 フレームのアチコチに面白い仕掛けがあるんだな。

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 こうした延長棒に溶接なんて、その世界ではあるのかもしれないが、レーサー系では考えられないよね。

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 この辺なんかはプリントというか、デカール系が面白い。なんで当店に来たのか?はわからないが、そいつをなんと、

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 シングル系の車体として組んでしまったんだな。

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 フリーなんだがシングルでね。固定にしても良かったんだが、まあ、もちろん後からでもできるが。

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 ビーチクルーザーというと、通常なら馬鹿広いプロムナード系のハンドル付けるようだが、これはドロップに。

 ただのドロップじゃない。

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 相当開いた、グラベル系?のドロップハンドルを付けた。もしこれがピストブームのまっ最中だったら、受けたかもしれないね。

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 後付Vブレーキ、ずれないように固定してあるので、しっかり効きますぞ!

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 これがまた、静かなマッチョ系の方のもとに行くことに。元々、練習あとの一杯が楽しみで始めたマラソンだったが、コロナ云々で暫く大会もなくなり、モチベーションを下げてしまった。

 それをどうにか別の形で上げるためには?と自転車に目をつけたんだが、なかなかこれぞ!という一台に巡り合わなかったようだ。

 当店のお立ち台の上にあった、こいつに一目惚れ!試乗して、これだ!となったという。そういう出会いを求めていたんでありますね。

 元々は700Çで組んでいたんだが、故あって最近26インチに戻った。それがまた良かったらしい・・・。

 ということで!

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 適材が、これまた適材という適所に行くことになり、実にめでたい展開なんであります。

 マラソンから、彼独自の自転車関連が築かれていきそうです、静かに勝つ着実に、また自転車というものの可能性が開かれるでしょう。

 そのくらい彼自身も独特なんでありますよ、この車体のごとく・・・ね。

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あの最後のホリゾンマークローザがセミドロでお嫁入り



 これは当店に因縁の深い車体でありますねー・・・。

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 マークローザですね、しかも今や亡きホリゾンのマークローザですね。昨今、当店周りでも自転車改造熱というのがどちらかというと下がってきてるように感じられます、それに変わって実用上の改造はまだまだあるようなんですがね。

 この当ブログを遡ってみると、マークローザの改造熱がすごかった時期がありましたな。持ち主自身が直接知り合っているというのではなく、当ブログを介して「じゃあ、今度は自分のマークローザで〇〇改造かましてみるべ!」としかけてから、それ見た別の所有者が「そう来たなら、わしはこう行こう!」的に間接的な競い合いをしていたように思いますね。

 そうした、車種別による改造熱というものがチョコマカありましたねえ。

 そういう遊び心から来る改造から、機能重視の実用的改造に取って代わってきている。不景気というのは、単に銭が回らなくなってきているだけでなく、そうした遊び心や挑戦する気持ちのようなものが貧困になっているような気がしますね。

 それとも、もっと別のフェーズが変わってきたのかもしれませんな、まだこの店主には把握できない、別フェーズに来ているのかもしれない・・・。

 そういうものがつかめなくなってきてるということと、店主自身の老化ということの関連もあるかもしれませんな。次を見通している若者と、今までに拘泥する老人の差?というものが来ているのかもしれませんね・・・。

 さて、どういうことやら・・・ですが。

 さておき、ホリゾンのマークローザということで、ちょっと大事に保管していたんですが、見る人は見ているようで、三年越しの思いを込めて、コイツに食いついてきた。

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 元々はプロムナードのハンドルが付いていたが・・・。

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 セミドロップ系のハンドルに交換した。相当変な自転車好きおじさんだよね。

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 元々自分の使っていた荷台を移植してほしいということで、移植したんだが。実用車に取り付ける荷台というのは、あるタイプのフレームには決まった荷台というものが用意されている。つまりスポーツ系の荷台のように、あらゆる車種に取り付けられるような工夫などまったくないのだ。

 なので・・・

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 こういう特殊な加工して移植するしかない・・・。

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 前カゴも元々使っていたカゴを移植して欲しい・・・ということで、下支え金具を曲げ加工して、カゴの角度を調整して移植した。

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 後は元々の形式、ボスフリーの7速ギアね。

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 前ギアの1枚で地味ですね。かつてのマークローザの改造熱の頃は、まずホイールを700Çにして、8速以上のフリーにして、前2枚なんてこともやっていたでしょう、でもマア伸びしろということで残しておいてもいいかもね。

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 そして、サドルも移植ものですね。やはり乗り慣れたものを継続して使いたいということなんでしょうね。愛着持って自転車を乗ってきた人が、その自転車を乗り換える時によくある移植・継続使用ということですね。

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 なんかより怪しい自転車に変身しましたね。サドルとハンドルの差に、ちょっと大丈夫かな?という印象を持っておられたようですが、試乗を何回かすることで、それが杞憂であることがわかったようです。

 これでまた暫くこの方特有の自転車ライフが始まるんでしょうね・・・。そういう匂いがプンプンする、車体ですね・・・、これはたんなる新車でも新古車でもないね、納車の時点すでにその人の匂いを載せた車体でありますな、面白い。

店の心客知らず それで良し!!!



 これはBSの名作か?というよく走る実用自転車のフレームです。ロココの前身かな?そして見た目もシックでよかったんでこれ基体に色々弄ったなあ。

 直前ではあのバラクーダに付いていた前後ホイールまでつけて、最高な走りをさせていたんだが・・・。

 フレームには惚れた!多段から固定に、ハンドルも変えて!という発注が入った。

 親の心子知らず、というらしいが、店の心客知らず、でもまあそれでいいんです、好きな自転車に変えて乗ればね。

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 弓のような形状から伸びのイメージが来ますかね?

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 まあ、なんでか知りませんが実用自転車としてはよく走るんですね。これに700cのホイールを付けているんで、それはもう走るなんてもんじゃない、バラクーダのホイールだったんですから。

 ただ、次の方は固定ギアにしたいということで、前後ともピスト系ホイールに入れ替えです。

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 前後ともにシングル用のホイールを23cをお好みというのだが、この黄色いタイヤはねえどうにかならんか?・・・とはいえ、タイヤは消耗品なんで一年以内に交換でしょうからこれでよし。

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 固定経験者だったらしく、今回も固定ギアにして欲しいということでシンプル路線で行くことに。

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 大したクランクではないが、チェーンカバーなども外してほしいということで無垢に。これもその内交換かな?

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 ブレーキも前後ともにキャリパーブレーキね。

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 リアなどは後付で板ブレーキだ。これでリアホイールの管理が断然楽になります。パンク修理から、チューブ交換、タイヤ交換など覚えれば自分で簡単にできるようになります、こうでなくてはこうで・・・。

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 そしてプロムナードバーから、フラット系のバーにしてほしいと。これも好みですね。店主は十五分もたないわフラットハンドルだと、手首が痛くなってね・・・、でも好み好み。

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 あとは十分に確保のできるピラーとサドル、適正の位置にサドルをセッティングできれば、それだけで自転車は驚くように走りますよ。

 実用車骨格で無駄なもんを外しての700c化、というのが街道仕様ではほぼ最強。必要ならカゴなんかを付けたら本当最強。盗難されにくいし、ポジション出ているので走りやすいし、軽いのでこれまた走りやすい・・・という最強。

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 アア、こんなになっちゃった・・・。とはいえ、好きな自転車に乗る、好みがあれば躊躇なく改造して、好きな自転車に乗る、これが人車にとっての幸福な邂逅なんだろうな。

成長する実用車 乗り手と成長!



 自転車が欲しい・・・と言っても、色々ありそうです。ただ単に自転車が欲しい人、まあ一般的なお店にはそういう方が多いのかも知れませんが、ただそういう人だけではありません。

 なんかどこか・・・、自転車購入をきっかけに、何かを変えたい・・・という感じを匂わせている人がいるんですね。

 何を変えたいのか?多くは生活・・・でしょうね、ちょっと大げさには、生き方を変えたい、またはもっと大上段には人生を変えたい・・・ということを表向きだけでなく、内に秘めて自転車購入を考えてくる人というのがいるものです。

 そういう方は自転車というモノではなく、自転車というコトに強い関心があるようですね、なので自転車に詳しくなくても、話していて面白いです。
 
 今回も用途はハッキリあって、予算もほぼ決まっていて、一見普通の購入者かと思いきや、どうもそうではないようですな。店主の与太話にかなり乗ってくるところを見ると、単に自転車を購入して乗る、というだけでない、厚みと奥行きを感じるんですね。

 そういう中で推したのがこれであります。

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 ちょいと変わったフレームに700cのホイールを前後に入れて、いらないものを外して・・・といういつものやつを展開したんですがね。

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 前シングル、ちょっとカバーなんて付いていますね。

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 これは今はシングルフリーの歯をはめていますが、コイツをシングル固定ギアなんかにも交換することができるわけですね。しかも、ここ幅があるということで、ここには多段のボスフリーが入ります。つまり丘陵地帯や山岳に行くようなことになったら、多段化も可能ということです。

 この車体自体にスゲー発展性がありますね。

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 ブレーキも結構ちゃんとしていますね。

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 リアは板ブレーキにいたしました。これでホイールの着脱が非常に楽になるので、タイヤ交換、パンク修理などが簡単にできるようになります。700cなのでタイヤの種類も大分ありますので、それだけでもかなり遊べるでしょう。

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 軽めの薄いスポーツサドルにします。軽いので、ダンシングの時に車体が振れません。軽いサドルの効果の一つがこのダンシングの際の影響を少なくすることもありましょうな。

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 カゴは付けて欲しい、ということで、ちょっと薄めの背丈の低いカゴにいたしました。これはまあ、この車体とのバランスを見たもので、実用上もっとデカイカゴ!というのであれば、交換することもありえますね。

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 まずはプロムナードハンドルで、快走するのにおススメなハンドルです。これもいずれブルホーンとかに変わるかも知れませんな。

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 三鷹周りに住んでおられるそうで、今後さん多摩地区はほぼこいつで走破するんじゃないかな?こんなパイプを溶接してホイール二本付いているだけの道具に過ぎない自転車によって、人生が変わってしまうことだってある・・・。

 まさに店主がそうだったように・・・。

 そのダイナミズムそのものが面白いんであって、自転車そのものが面白いなんてことは・・・ないんじゃない?

間の自転車・・・さらに深く・・・



 もう作って暫く経つんで、元々がどういう車体だったかすら忘れたんだが・・・、そもそもこのメーカーがどういうつもりで、どこを狙って作ったのか?すら忘れている・・・、まあいいか。

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 20インチのホイール小さいから子供用・・・というほど話は単純ではありません。いわゆる大人用の小径車ってありますからね。

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 この辺なんかはガキチャリの臭がしますね。元々はそのコンセプトなのかしらね?

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 この辺なんかもほとんどいじっていないんだが、まあ子供用として作られたのかな?

 で、このフレームが相当頑丈に作られているように見えましたんで、大人というか、体の小さい人用の自転車として組んだであります。

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 この超長いステムなんかに、その願いが見えますね。で、一体誰が乗るんだ?ということになったんだが。

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 で、置いておいたんだが、そこに体の小さい5年生のガキンチョがやって来たんだな。

 そしてまたがってみると・・・それが何ともかっこいい。一応大人仕様ということなんで、漫画なども描かれていないし、黒なんで渋い。

 そこに少しサドルを下げて乗ってみたんだが、変にチビのくせに大人びてそれがカッコがい良いんだな。

 ということで、子供がかっこよく乗れる自転車!!!ってなんだ?という隙間が見えたんだが・・・。話はそれで終わらなかった。

 「おい、それかっこいいじゃないか!!!」と声をかけたのが、そのお父さん。

 このお父さんも成人男性としては小柄な方なんだが、おれが乗ってみる!!!ということで、またがったら、これまたかっこいい。

 おいおい、小学校5年生とそのお父さんが乗っても両者ともにかっこいい自転車だってことに、作った店主の方が驚いたということだ。

 ということは、この自転車は当初店主が考えていた、大人と子供の間の自転車!と思っていたそれ以上の何かがあるということがわかったということなんだよね・・・。それが何かはわからないままだが・・・。

 なるほど・・・、自転車は深い、物事は実に深いもんだ・・・。

 間の自転車ね・・・。出尽くしている自転車の中でも新たな自転車を作るとすれば、それは間の自転車ということになりそうだ。

 男性女性の間の自転車、大人と子供の間の自転車。若者と老人の間の自転車・・・・・。実に漠然とはしているが、これは使えそうな発想が新たに強化されたような感じだわね。

 しかし、世の中銭が回っていないね・・・、そこにあらたな発想と手を動かして、銭回していこうかね・・・、と思います。

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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