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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

部分再塗装



華はないけど堅実に走る自転車と言えば、BSですねえ。いい自転車作っているのに・・・・、何なら販売協力してもいいが・・・、あまり子会社扱いするような言い方するからやめたんだがね。

 あの鉄のネオコットはいいフレームだ。あれだけでも置いておきたい・・・といまでもたまに思うことはあるが。

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 最初はついにBBソケットが割れた・・・、というところから入ってきたもんで、それはビルダーマターだわ、ということで柳さん投げをして置いたんだが、どうも割れているほど重傷ではなかった。

 見ると塗装下にさびが入っているようで、これならわざわざ交換しなくとも、表面処理でなんとかなるだろう、ということになった。

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 この持ち主の方もブルベなどをやっておられるようで、使用の仕方はかなり・・・といったところでありますな。こういった錆なども、たびたび見られるものではありませんので、かなり過酷な使用をしていると言っていいでしょうね。

 周辺パーツを外して、まず錆の撤去となります。

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 どこまではがすか?ということですが、錆の入ったところから慣らしを入れて三ミリ程度・・・というところでしょうか。

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 錆を鉄ブラシを回転させて飛ばし、その後を400番程度のやすりでならしていきます。手で触って段差がなくなり、その周囲に塗料がつきやすい状態にします。

 密着系の下地を塗ってから、同種の色を調色し、何重にか塗ってはかわかしを繰り返し。最後上塗り、クリアを厚くかけていきます。

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 こんな感じで、周囲との違いが見分けにくくなったら、最終乾燥させて終了となります。

 とこの後・・・、終わりかと思って表にしたら、なんと・・・。

 表にもサイズは三分の一ながらも同じような浮きがあったので、同じ行程を上でも繰り返しました・・・。

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 わかりにくいですが、表にも厚めのクリアを載せて、乾燥・・・。二重の手間となっていた・・・。事前にしっかり観察していなかったのがまずかった・・・反省・・・。

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 イヤー、今月のこの暑い中でもブルベはあるそうです・・・、とにかく気をつけてやってくださいね・・・。

 乗る人もコースも企画もすべてに過激なブルベなんで・・・、もしかしたらブルベ向け塗装なんてあってもいいかもしれませんね・・・、とにかく分厚く、トラブルフリーの塗装、色は士気を鼓舞するのに重要なんで、その辺は好みの元気の出る色なんかで、しっかり決めて・・・なんて言うのもありかな?と思うほど、ブルベはヨーやるわ・・・だな、今年は特に気をつけてねー・・・。

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リアルって「リアル」のことだろう?



 幸いなことに、子狸の図鑑好きが高じて、動物の資料は少なくはない。そんなものをパラパラめくって、いろいろと考える。

 図鑑っていうのは写真もあるが、その動物そのものの説明になると、写真より絵になるという傾向がある。これは写真はあくまでも個を捉えているのみであって、その種を捉えていることにならないからであろうと思うんだが・・・。

 例えばある種の動物が広範囲に生息しているとする。虎なんかいいかもしれないね。今は知らんが、昔はバリ島に虎がいた。バリ虎というよね。

 それから本場・・・?と思われるインドにもベンガル虎というのがいる。当然東南アジアにも生息しているであろうし、竹林の虎といえば、中国南部にも生息しているだろう。

 ちなみに竜虎の戦いというのは、たぶん、中国南部あたりでワニと虎とが死闘を繰り返しているのを見てのイメージではないか?ともいわれているらしいが・・・。
 
 加藤清正が朝鮮出兵の際にしたことになっている虎退治、ということは韓国・朝鮮にもいたということなんだろうな。

 戦時中の証言満州地方、つまり中国の南部だけではなく、東北部にも虎は出没したという話を聞いたことがある。

 ええ?北にも?と思われるかもしれないが、でかい虎の多くはなんとシベリアに生息しているといわれている。黒沢明のデルス・ウザーラ?だったか?虎を見たものは、遠くないうちに死ぬ・・・とかいうジンクスのような話が出てきていた。

 ざっとバリからシベリアまで・・・生息している虎を写真で紹介するとなると、それは必ず、ベンガル虎かバリ虎か、シベリア虎という個別の虎を紹介することになる。

 シベリアのどでかい虎とバリの虎とでは違うだろう?ということになると種としての虎を紹介することは写真ではできない・・・ということになるね、そういう場合、多分だが、いくつかの虎の写真を並べて、その中間の絵を描くことになるんじゃないか?なんて思うんだがね、本当のところはわからない。

 個体を撮った写真はモロリアルだが、種としての虎を扱うには絵の方がリアル?ということになるのかな?

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 さて子狸から、数冊の図鑑を借りて、後はネット上の画像を見たりしながら、いったい何がリアルか?なんてことを考えていたんだが・・・。

 そのリアルさにこだわっているのが、実は虎ではなくて、ヒョウなのだ・・・。

 ヒョウの絵、アニマルプリント、ヒョウ柄といえば、本当か嘘か知らんが、大阪のおばちゃん!というのが頭に浮かぶ。

 あれだよね、あれ・・・。

 しかし、そのイメージとしてのヒョウ柄って、実は実際のヒョウ、リアルなヒョウからすると、一部に過ぎないんだよね。

 しかも、ヒョウ柄と称されいてるものでも、実はヒョウでなくて、ジャガー柄というのも多くある。まあ、一般の人とにとって、ヒョウとジャガーの違いなんて、どうでもいいのかもしれないがね。ちょうどクロコダイルとアリゲーターの違いのようなもんで、いずれもワニだろう?ってなもんだ。確かに、あいつらも大型ネコなんだから・・・。

 実際のヒョウを見るのなんて、動物園に行くしかないし、動画といったもテレビかネット上の動画しかない。それをもってリアルなヒョウとすると、、大阪のおばちゃんのアニマルプリントはその一部でしかなく、かなりいい加減なんだが、それも「リアル」な柄として、しっかりイメージに入り込んでしまっている。

 さあ、大変だ・・・。リアルなヒョウ柄を動物から起こしても、それがリアルに見えなくなるくらい、イメージとしての「リアル」というのは根強いものがあるようだよね。

 かつて、模型師さんに聞いたんだが、もし実際にある車の比を元に正確なミニカーを作ったらどうなるか?なんともシックリこない、でっぷりした形になるようなんですね。

 そうかもねえ・・・、実際の車はでかいから、その全体を人はかなり捨象してみているんじゃないか?と思うんだよね、その捨象したイメージに従って、模型を作らないと、「リアル」じゃないらしい。

 それは別に車だけではないらしい、船にしても何にしても、模型師の腕の見せ所は、そうした数値化できない縮尺の妙なんだと、いうことだ。

 つまり、人には実際のもの=リアル、というリアルなイメージと、それを元にしているはずのさらなるイメージ=「リアル」というものが、あるようで、このふたつをもってどっちがリアルなのか・わからなくなっている、というのが現状なんじゃないか?なんて思うんですね。

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 こんなことやって、ヒョウ柄の練習なんかするんでありますが・・・。この元を実際のヒョウの写真から手本にするのと、アニマルプリントの布を手本にするのとでは、かなり変わってきてしまう。

 むしろ、前者の方がわかりにくいかもしれませんね、つまり、典型的なヒョウ柄は胴体の太いところを中心に描かれているんですね、それが両脇の端に来るようになると、黒の斑に変わっていくわけです、またヒョウの体の上と下、表と裏側では、土台になっている毛の色が違うんですね。

 もちろんアニマルプリント柄にはそんな違いは無視されています。

 さて、こまった・・・。実際のヒョウにあわせて、写実するか?それとも、イメージとしてのアニマルプリントから起こすか?

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 混合してしまって、ダメだこりゃ・・・なので、やり直さないとね・・・。

 部分的にでも、実際のヒョウか、それともプリントかを区切ってやらないと、ダメということには気がついた・・・。

 もう少し探求せねば・・・。

 しかし、リアルというものが人にとって実は「リアル」に過ぎないんじゃないか?ということの病については、思うところも多い。なるほどねえ、こいつは使い分けつつ、したたかにやらねばならないなあ・・・・と同時に、何かの限界を超えるときの一つのとっかかりになるだろう、ということはウスウス分かる・・・、より深めねば・・・。

 多分だが、我らはイメージのフィルターを通してしか「リアル」さを実感・・・できないんじゃないか?ただ、時として、そのイメージを超えたリアルを求めようとはする、・・・しかしそれとて、別のイメージのフィルターにする変わったに過ぎない・・・かもしれませんな。でもまあ、フィルターが変わっただけでもよしとする?さてさて・・・。

特定色についての色弱・・・ってありでしょう・・・



 柳さんのフレームに、コラボにて、三色塗り分けの塗装をしたんでありますね。

 地は、薄いベージュ系、それに、黄緑と、青の横ラインが入るという奴なんですが・・・。いつもいっているように、平面でのそれだったら、まあ、やり方は一般のマスキングでできる・・・。

 ところが、自転車となるとパイプなもんで、しかも間が空いているもんで、それがなきがごとく、横一本のラインを狙おうとなると、これがまた大変なんでありますね。

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 このように、パイプに対して、横ラインに見せようとしても、横一本素直にラインが引けるわけがない・・・。

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 あたかもラインのように見せているだけであって・・・、これもある一点から見ると本当に直線に見えるように引いているんでありますが・・・。

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 角度を変えると、こうも見えるわけであります。こうしたマスキングができるようにするまで、仕掛け台には、まさに仕掛けをした。これだけでなく、今後、ラインによるランダムな線引きを模様としてやるとするなら、こうした仕掛けはしっかりと確立しておかないといけません・・・。

 でできたはずだったんだが・・・、黄緑には合格が出たが、その下の青は違うということで・・・、戻しとなってやって来た。

 さて、この手の青は・・・、まず店主は苦手・・・。青に関する好き嫌いはひどい店主・・・。この手は苦手だー・・・。

 函館を走っている電車のカラーだということなんだが・・・、どちらかというと気合いの入らない色なんで、さて、ではどう作るか?と色々やったんだが・・・。

 わかったことが二つ・・・。まず同じ黄色でも、製造メーカーによって、多分ケミカル的な成分が異なるんだろう・・・、そうしたことは混ぜるとわかる・・・、なので、そのメーカーの成分に慣れないと、まあ、色合わせは難しい・・・。

 特定のメーカーでいうと、店主はロックペイントというメーカーのものを使っているが、ここの黄色が曲者だ。薄めると青が強く出てくるという特徴がある・・・。おいおい、三原色っていうだろう?黄色だろう?なんで原色のくせに青が入っているんだよ。

 確かに黄色によっては青は入ります・・・でも原色っていってんだろう?だからこいつとメタリックを基体にいわゆる金メタリックと作ろうとしても、一筋縄ではいかないのだ・・・。赤の力を借りるが・・・、ロックペイントの赤は、ある意味黒よりも最強に近い影響力を他色に対して持つという特徴もある。癖のある黄色と、赤とメタリックで作る黄金は、スリリングではあるんだが・・・。

 そしてもう一つ・・・。その人それぞれに、ある種のタイプの色にたいしての色弱的な反応・・・があるんじゃないか?つまり得意な色と、不得意な色っていうのがあるんじゃないのか?という事ね。

 店主の不得意は、あまり好まないタイプの青系・・・なんじゃないか?とこの度痛感した。

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 この調色のためのとっちらかしを見よ!これいい大人が、遊びでなくて、あの一本のラインの修正のために、使いつくした、調色のあとなんだよ、情けないよね・・・。

 どうやっても、思いの色にたどり着けない・・・。バイオレット・・・つまり赤方面から近ずくんだが、なんでそこまでくすむんだ?と、何度も頓挫した。

 結局頓挫したまま・・・、1番要求の色に近いものを当てることにせざるを得ない。

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 ライン一本直すだけなので、鬼のマスキングをする・・・。そして付いた色が・・・。

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 これかよ・・・という色。薄めのブルーだろう?といわれりゃそうだが、この色を作り出すために、一体何CCのペイントと時間を費やしたことか・・・。

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 これだけ見ていると、なんで苦労すんの?こんなの簡単じゃ・・・ていわれそうだ。

 多分この範囲の色に関しては、店主は色弱・・・なんだろうと思いますね・・・。

 とにかく色作りに疲弊してしまい・・・、やった!というできまで持って行けなかったような消化不良感がある塗装でありました。

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 デカールにも変更があったっけね・・・。

 という事で、また色々わかってしまった、再塗装のお仕事であった・・・。こういうのって、暫く、落ち込むんだよねえ・・・。盛り返さないといかんな・・・。

スイカのシール



 モロ無垢状態の鉄フレームから、再塗装ということで、今はなき3連勝の復元をやったわけであります。

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 下塗り、中塗り、クリアといういつもの三層なんでありますが、今回何が大変て、デカールまでしっかり復元ということだったんですね。

 さすがにでカール自体は、持ち込みでした・・・。ただその数なんと十五枚!!!

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 位置もも進行方向に向かって左右にあるものが多い・・・。特にこのダウンチューブのやつ、こいつは片面だけ見ていると問題は無いが、一方ライダーの目線として、上から見下ろす形になると。

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 片面だけでは気づかない、左右のズレなんかに気づいてしまうわけなんであります。人には気づかれないが、乗り手の位置だからこそ気づいてしまう、そういう左右のデカール。しかも乗るたびに・・・こいつズレてやがる・・・と。

 まあ、自分さえ良ければいいんだから、気にしないでいいよ・・・という人は、何か日本人には少ない気がしますね・・・。

 何か気になるなあ・・・どうでもいいんだが、気になる、このズレ・・・という人が圧倒的の多いんじゃないか?

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 この辺のものは、同じ左右対称であっても、人が見て気づくもので、従って、また並べて高さと位置を決められるという意味で、貼りやすいんだが・・・。

 いやいや、塗装の時間を考えると、それを遙かにしのぐ、時間がかかるねえ。

 印は付けられないし、基本目視で、左右をどう対照させるか?

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 この上下のでカールも、パイプ一周というやつで、アルカンシェル(虹)の色と境界をぴったり合わせないといけませんが、できるだけ小数で合わせたい、なぜなら張り替えしているうちに、デカール自体が伸びてしまうから・・・ね。

 ったく・・・めんどくせー・・・、なんで十五枚も・・・とブチブチいいながら、貼り付けていたんでありますが・・・、こうしてできあがって、それにクリアをかけてみると・・・。

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 何かやっぱりメーカー品というか、ブランド・・・という感じで、説得力というか、納得させる力がありますね・・・、確かに。

 これはある農家の青年が言っていたことなんですが・・・。

 畑からスイカを収穫してきて、その辺に転がしているときは、単なる農産物なんだが、そいつを拭いてやってきれいにして、輪っか状の座布団に座らせて、あの金のシールを一枚貼り付けると、なんと単なる農産物から、千疋屋においても引けを取らない、商品となる!と言っていたことを思い出しますね。

 今までの当店オリジナルなんていうのは、むしろ無印であることを売り・・・というか、そのままで出していたんだが・・・、まさにノーブランド・・・だったわけですが・・・。

 そこに吟味した、ブランドシール、デカール、プリント、ペイント、ヘッドバッチなどが付くと、一気に商品というか、格が一つ上がる気がしてくる・・・。

 しかし、たかがシール一枚で?といえば、ある意味、ブランドなんざあ、そんなもんに過ぎない、といえばそうなんだが。

 さすがに十五枚入らないが・・・、少しそういうことなんかも考えていいのかな?と思うようにもなる。

 まあ、今まであまりにも、そういうところに無頓着すぎたのかも知れない、もちろんそういう所がいいという事で、お世話になったお客さんも沢山いたが・・・。

 基本、どういう自転車に乗りたいか?その際自転車に自社ブランドの名前を載せるべきか?載せないと売るべきではないのか?利用者の選択に任せるか?色んな選択肢はあるとは思うが、その最終の決定は利用者かな?と思っていたんで、あえてその辺には踏み込んでいなかったが・・・。

 ただ選択肢というのであれば、なにかを貼る、という選択肢も用意していていいのか?と思うようにもなった・・・。

 そうなると、具体的にどんなものを作るか?・・・狸マーク?または別の?立体?平面?イヤイヤ、まだイメージすら付かないが、いずれはそういう方向になっていくんでありましょう・・・。苦手なことにも少しは手を伸ばす・・・。

 面倒な十五枚を貼りながら・・・、そんなことに納得させられつつある、この頃であります。

何色か?マジョーラチックから 本マジョーラへ!?



 ちょいと実験的塗装のお話し。

 通常よほどのコントラストが無い限り、光の影響も考えて、これは濃い青系の単色だと判断する人が多いでしょう。

 パイプは表面が曲面なんで、そのてっぺんは光って白いし、離れていくに従い濃くなっていく。それに太陽や光源に対して、角度の違う自転車フレームのパイプは、それこそ光の関係で濃淡が別れて、異なって見えます。

 さらに、そして横から見るに、フォークと、フレームの後ろ三角は手前と奥があるので、立体的、その距離にて、光の様子は変わって見える。

 このような自転車フレームの特徴からいうと、単色で塗っても、一様には見えないわけなんでありますが。

 人間て不思議なもんで、その一様に見えないにもかかわらず、頭の処理で単色と判断して、本当単色として見てしまう。まあ、人間が見ているというのは、考えている、というのと近似であるとも言われています。

 針の柱時計を見ます。秒針がなければ、時計は止まってい見えますが、動いているという考えを前提に、時を読みますね。単に見ているんじゃなく、思考的前提を介して見ているわけであります。

 と考えて、見る。として、見る。つまりは、思考のフィルターを通して、「見ている」に過ぎないわけで、生の感覚というのも、気持ちはわからなくはないが、ある種あり得ないわけだ。

 だから、良く、「考えるな感じろ!」というのも、徹底しようとするとかなり無理がある。思考と感覚の量的な比率を変えろ・・・というのが現実だと思いますが。

 そんなわけで色そのものとしては、単色一色だろう、という思考的前提で見てくれると、違う色も同一に見えてしまう。こんな現象を逆手にとって、わざと色そのものまで変えて、奥行きを出したりして遊んでいるのが、当店の塗装なんですが・・・。

 さて、一色ではないかも・・・なんていう、思考的なフィルターをちらつかされて、上の自転車は何色に見えますか?なんてひねくれた問いを出してみる。

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 日が出てくると、色は場所により、それぞれの発色をしてくれる。シートチューブなんて、ちょうど影になって真っ黒だよね。それでも、単色で見てくれるというのが、思考から独立に感覚を走らせることのできない、人間の性なんであります。

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 この角度から見ても、同一の単色に見えますか?イヤ・・・待てよ・・・、そう言われてみると、これ塗り分けていない?という人も出てくるでありましょう。

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 でも、ちょっと離れると、アレ・・・やっぱり単色かな?

 この塗装の依頼は、角度のよって、色が変わって見える塗装ってできませんか?という依頼。うん、そういう塗料というのがあるんです、ある意味専用塗料といってもいいでしょうね。

 世に言われることのマジョーラ・・・という塗料なんであります。水に油を垂らしたような、あのランダムな輝き・・・とでも言うのでしょうか?虹的な光を放つ・・・。

 通常は三色ぐらいが、角度によってかわって見えるという、一部熱烈なファンのいるともいわれている、あれでありますね。

 そいつの難を言うと、一言、高額!高いんであります。

 例えば、聞くところによると乗用車一台塗るために必要な塗料の量、一体何リットルか知りませんが、それで大体塗料代だけで
100万といいますからね。
 
 自転車なんて、その何十分の一でいいんで・・・といっても高いでしょう。しかも、この手のものは小分けするほど単価が上がるという原則がありますから・・・、聞くのも怖い塗料の値段。

 そんなわけで、自家製マジョーラ・・・もどきなんてものができないか?と下地をを工夫しつつ、中間に挟む色も変えつつ、外塗りも二丁拳銃のごとく、部分が消しつつ・・・、仕上げていくんであります。

 その後研ぎ出しなどして、修正かまして、まあ手間のかかる。

 でも、ある種グラデーション的な、そこはかとないズレ、角度による明確な色の違いなども錯覚を利用しつつ、あくまでもちょっと離れてみると単色に錯覚を誘導するようにと気をつけて塗ってみたんであります。

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 この辺中も狙い通り・・・かな?という感じ。同系色の中で、時に大胆に塗り分けしても、人間の錯覚はありがたいことに、整合性を取ってくれる、今後はもっとイタズラ心を発揮して、前提としての思考と実際の見えのギャップをイタズラしてみたいですね。

 この手の角度が変われば見えが変わる、という現象を称して、玉虫色などといわれます。ある種どうとでも捉えうる現象、人によって様々に解釈ができるという意味を込めて、玉虫色などと言われていますがね。

 かつては、玉虫色、どうとでも取れるような言い方で、のらりくらりとかわすという答弁なんかが、政治屋連中の得意としたところだったと思いますが、もう昨今ではその手の努力さえしない・・・、いや、できない・・・、虚言、失言、暴言、妄言のオンパレードとなってしまった。

 自衛隊の日誌を隠蔽し、議員に暴言吐いてもよくなった。決裁文書という公文書を改竄しても、どこでもやっている、個人の問題ということで片付けられるそうだ。そんなこと言う低脳が五年も、財務のトップをやっていられるようにもなっている。子供を三人安心して育てられる環境作ることを全くしないで、三人産めと得意げに言う似非保守議員も後を絶たない。

 一年以上前から、改竄資料、隠蔽資料とで、嘘の上塗りをし続けて、更にまた素人でもわかる嘘をはばかることなく国会で嘯くやからがこれまた後を絶たない。

 隣国から攻められるーなどという妄言以前に、足下が陥没しているこの現実。ちょっとこの国危ないね。本当危ないよ、このままでは。玉虫どころか、ゴミ虫だ・・・。

 何の話だか?そう、この疑似マジョーラだけでなく、今本物のマジョーラ塗料の小分け交渉中というところまで来た。フレーム一本10万以内でマジョーラができるとしたら、需要あるかしら?

 塗り師としては、一度はやってみたい、マジョーラなのであります。希望者が2名以上いそうであれば、ちょいと実現に向けて考えてみる!放ってはおけないバカどもだらけだが、こちらはこちらで仕事はきっちり、やっておかないとな!

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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