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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

フォークの塗替え



 ラレー、鉄のツーリング車かな?乗っている方もまた特殊。温泉めぐり号とでもいいますが、独自の乗り方、あり方を楽しんでいられる方でもあります。

 店主呼んで、引きこもり系自転車乗り・・・。自転車で外回りしているんだが、気持ちは引きこもり・・・なんてね。

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 パーツも、定形外、いいパーツなどを寄せ集めて組んでいますね。

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 このクランクもアルテグラに78デュラエースのチェーンリンクかなんかを付けている、オークションを非常にうまく利用していますね。

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 ツーリング車らしくシフターはWレバー仕様。まあトラブルが少ない、落車してもダウンチューブのここなら損傷を受けることも珍しい、完璧な位置なのだ。

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 そしてポジションも特殊だよね、もうこういう独特の身体感を持っている方に、こちらからとやかくいう必要はないので、仰せの通りのパーツを集めてとりつけるのみ。

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 ハンドル位置、高さといい突き出しといい、この方独自。

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 店主もそうなんだが、サドルは前後使い分けたい、となると平らで、出来れば後ろにも余裕ができるこのような格好の打ドルなんかが有り難い。フィジィークの形状はこの系統では先駆的なメーカーなのではないか?と思う。そういう意味で画期的、店主はこのパチもん系を使ってはいるが。

 で、今回の目玉は、フォークの部分塗装。メタリックシルバーをちょっと渋めのグリーンに塗り直し、ということだった。

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 バッグなどの周辺パーツはグリーンで統一しているので、ツートーンで、見栄えも良い。

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 74デュラハブで組まれたマビックオープンプロのホイールをしっかりつかむ、再塗装フォーク。シルバーメタリックの上に、かき氷のシロップの如き、キャンディーカラーで調整して三枚掛けして仕上げてみたんだが、キャンディーも奥が深いねえ・・・。

 わざと斑を作って深みを出す・・・なんてこともしてみたくなったぞ!

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 こうしたコックピットをみると、机の上を想像してしまうね。この自転車持ち主さんの部屋・・・イヤ、机なのではないか?なんて思ってしまう。

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 溺愛ではないが自分の自転車をかわいがっているのは伝わってきます。これでお好きな温泉巡りをする、これから二ヶ月は最高のサイクリングシーズンなんで、この部分再塗装号を含めて旅の計画を練ってもらいたいもんであります!

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 まあちょっとやそっと街を走っている自転車じゃあないね、こいつは・・・。
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デカール貼り直しが塗り直しに・・・



 自転車のフレームというよりも、なんかブルドーザーか何なのパーツに見えるよね。この黄色がまたその雰囲気を醸し出している。

 この車体、元は濃い目の藍色に近い青フレームだったんだが、それをこのブルドーザー、重機系の黄色に塗り替えたわけなんだが。

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 問題だったのはこのデカール。預かったものから剥がして、フレームに転写して、その上から濃いめのクリアをかけたんだが、どうもこの文字の枠の部分がいらない・・・ということだった。

 この枠は、文字を曲がらないように配置するための単なる枠に過ぎないもので、本来は貼るもんではないんだそうだ。

 てことは、ガイドだったわけだ・・・、文字と同じ素材でガイドって、誤解招くよね・・・。

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 このヘッドに当たるものにもしっかり枠が有りますね。

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 何処のデカールにもしっかりこの枠が有りますね。これがいらないということなんだよね。外せないか?と来た。

 先のとんがったピンセットなどを利用すると、たしかにこの枠だけを外すことは出来るが。

 外した後に溝が出来てしまう。そこにクリアを垂らして、余分を削って、磨いて慣らせばいいんじゃない?なんて簡単に考えると、そういうのが一番難しい。

 仮に出来たとしても、大変時間のかかるもので、そして大した完成度でもないという、こういう修正というのがまた一番大変なのだ。

 だったら、修正しないで、最初からやり直せ!というのが結果的には時間もかからず、完成度も高くなるということになるもんだ。

 と入って、ここだけのためにすべてを剥離するのは無駄というものなんで、部分剥離と再塗装と、再デカール、再クリアするということになった。

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 新たに持ってきてもらったのは黒だった。結果的にこちらのほうが良かったかも知れないね。今度はもちろん枠は無し。

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 ヘッドも枠はなし、ということでこれが完成形なのねということだ。そして、シルバーの様子のいいヘッドパーツが付いている。これもちょっと奇跡的な展開だったね。物不足のこの頃、こいつが在庫していたのが奇跡であったわ。

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 デカールは、全部で四ヶ所、すべて枠をとって、再クリアして、なんとか終了という、結果一年以上かかったかもな。

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 部分的には中空のところもあると思うが、このトップなんてダイキャスト?自転車のフレームというよりも、ブルドーザーなどの重機の一部に見えるね。そこそこ重い。

 一体どういう走り心地になるんだろう?全く想像がつかないね。

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 キャリパーもVブレーキも取り付けられそうだね、さてどう組み上げられてくるのやら。

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 前後に黒のディープリムに太めのタイヤなんかはかせたら、やっぱりジープのような、重機のようなイメージになるのかな?出来たら踏んでみたい、どんな感じなんだろうな?

 修正は中々やる気になれない、やった仕事を一部であろうと壊すのはやはり抵抗があるんだろうかね?とにかく、心に引っかかっていた、一つの仕事が終わったという感じ、あとは完成車を見るのを待つことにしようかね。

完成 デローザ 赤から金へ 各所格上げ・・・



 スターと言う名の珍しい車種らしいですね、デローザなんですが、このフレームは日本には数本しかない、ということでした。

 それを完成車にして・・・、何年乗っていたんだろう?四五年かな、そして今回の金への再塗装となりました。

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 基本もともと使っていたパーツ類は戻すということで、ワイヤー、バーテープなどの消耗品の交換以外はほぼ元の通りということだったんだが。

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 でもまあ、このサドルはないよねということで、持ち込みで交換。

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 セラサンマルコのターボ、今でも作っているのかな?古典的というか古くからあるサドルですね。バックスキンのような独特な感触がありますね。

 後は、バーテープ・・・。

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 なんと本革のバーテープでありますよ。先日、店主はバーテープ難民ということを言いましたが、たしかにシックリ来る、これだ!というバーテープがないんです。

 ただ、この手の薄手の本革バーテープは・・・いいですね。固く巻ける、また本革は切れる心配がないので、かなり引っ張って巻くことができるので、薄く固く巻けるという意味でおすすめですね。ただ本革なんで決して安くはないが、そんじょそこらのコルクテープなどよりも長持ちするので、そのへんの兼ね合い・・・ですね。

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 雨に濡れたらどうなんの?なんていう質問も聞きますが、基本陰干しで大丈夫です。直射日光に当てないこと、とかつて革職人さんに確認したところであります。

 手油も付いて、いい光沢がでてくると、水にも強くなるのかな?

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 かつては当店周りにいてくれたベルト専門の革職人さんが、定期的に持ち込んでくれたんですが、今は全く別ルートからの入手になります。一様でこれはこれでいいんですが、余った革をパッチワークのように繋げて、バーテープ状に裁断したら面白いかもなんて素人は思いますが、縫い目が厚くなって凸凹のバーテープになってしまうかも知れませんね。

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 これにて完成です。金塗装での一番の気をつける点は、望まなければ、成金趣味にならないようにということだと思っています。

 成金でもいいと言うのであればいいんだが、シックなイメージとしての金を所望する人に、結果的に成金趣味になってしまったら、目も当てられないよね。

 もともとは黄金系のリムだったのが、時間が立って少しやれてきた。いぶし銀ならぬいぶし金?それに合わせて、黄金よりも、真鍮系の金をイメージして色づくりをしたんですね、内容としては了承されたんで、これで行きます!

赤から金へ



 珍しい、少なくとも日本では珍しいとされているイタリアのフレームの名前が、スターっていうのは面白い。メーカー自体はかなりメジャーなんだが、このフレーム自身が珍しいらしいよ、ほんの数本しか入ってきていないということね。

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 メーカー名はデローザ、まあ言わずとしれたメーカーですね。このネオプリマートなんて、今やイタリアの鉄フレームを代表するかのようです、日本ではね。

 このフレームが持ち込まれて、しばらくして完成車として旅立っていったのが・・・、三四年前だったかな。

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 金リムで組んでも下品にならない、さすがデローザ?ってなもんで、大分気に入って乗ってもらっていたようだが、経年の傷や、なんと左のエルゴパワーが壊れてしまったということで、気分転換も兼ねての、再塗装、再組付けということになった。

 そして指定の色はなんと金・・・。黄金というよりも、真鍮の金に近いシック系の金ということだった。

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 デカール持ち込みで、金に再塗装いたしましたよ。

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 このデカールと塗料の相性というのもあって、最悪なのは、きっちり貼れながらも、塗料によって縮まされるという現象、もうこうなったら、修正もクソも無くなるわけで、最後の最後で、レレレと落ち込むパターンなんだが、今回はそういうことはなかった。

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 基本もともと付いていたパーツ戻すということに。カンパのキセノン、ゼノンとも言うかな?かつてはカンパもエントリーモデルもあって、それなりに使いやすかったんだがねー。

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 何気なく作られているかに見える、こんなリアブレーキも、曲線がポテッと・・・今こんな風合いのブレーキなんて、なかなかないよね。

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 ワイヤー、チェーン類はこの際に交換です、消耗品ですからね。

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 ハンドル周りにはまだ、バーテープが巻かれていません。その内、ちゃんとした革バーテープが巻かれます。そして今回再塗装のキッカケになってエルゴパワーの不調ですが。

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 右のエルゴパワーは健在でちゃんと使えるのでありますが、問題は左のエルゴパワーなんであります。

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 ただ、そのまま捨てるのも何なので、壊れてしまった中身の機構は外してしまって、ブレーキレバー単体として再利用することにいたしました。

 では、シフトは?どうするの?って、それはかつての山岳仕様、パンターニのビアンキ仕様と同じ機構にしたんであります。

 なんと・・・、

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 そう、wレバーの片方をアウター受けに直に取り付けたのであります。かつてはこうすることで、エルゴ自身を軽量化して、アウターワイヤーを使わず、インナーを短くする軽量化=山岳仕様として、このような形が試されていた時期がありました。

 カンパはこのようにブラケットの形状の同じ形式でスマートにやっていましたが、この形式を真似したシマノ型は、アームストロングが顕著なように、左のSTIを外して、シマノのエアロブレーキを取り付けて、片方Wレバー形式にしたんですね。

 ただし、エアロブレーキレバーの形状とデュラエースのSTIの形状があまりに違うので、格好も悪く、さぞや操縦もしにくかっただろうと思います。

 このカンパでのWレバー仕様を挟んでの軽量化は、粋でした、カッコ良かったし、機能的にも優れていたんじゃないか?と思います。今こういう応用系のセッティングするなんてことは、全く考えられていないんでしょうな。

 まあ、すでにアウター受けなんてもんも、フレームについていなくなりましたしね。

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破れたサドルも、この際交換でしょう。本当の完成は、このサドルとバーテープがちゃんと巻かれたときでありましょうな。近い内に・・・・お楽しみに。

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 まだ九割の完成ですが、全体として派手というか、渋めに決まったようで、決して成金の下卑た感じはないだろうと思っています。

 金は怖い、使い方によっては、下品になるので・・・気をつけて使わないとね、そういう意味で劇薬ならぬ劇色なのだ。

 後は革サドルに、革バーテープ・・・、完成は間近。

チネリ スーパーコルサの再塗装 ダークグレーメタリック



 ああ、またやっちまった・・・、塗装前の写真撮り忘れた。確かハゲハゲのグリーン系のフレームだった。地にメッキが施されていたが、デカールもハゲハゲで、モロ中古車という感じだったね。

 でも腐っても鯛、チネリスーパーコルサといえば、なんで?と思うほど高値で取引されている。その値段出すなら、日本のビルダーに頼んだっていいんじゃない?と思うほど。

 ラバネロ、マキノ、ナガサワ、ナカガワ・・・、あとは一年ぐらいかけて目的・素材・スケルトンなどを話し合ってヤナギサイクルとかで作るというのも、十分楽しい選択肢になると思うんだが・・・。

 でもまあ、それでも高値で取引されるには、それなりの理由があるんでしょうね。

 と、いうことで、再塗装することになったんだが、色は?

 ダーク系のグレーメタリックがいいという。ベトナム人のトゥーさん。彼は古典的鉄フレームをこよなく愛する人で、普段は古いケルビムに乗っている。

 その色って、スーパーコルサにあるのか?と思って、調べてみたがオリジナルではないようだ。

 ということは、こちらがいわれた内容のイメージでもって作るしかないな。ところで、デカールは?

 なんとかして持ってきたますと。

 完全剥離して再塗装開始。

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 色を撮るのは大変だね。本来なら基本照明とかを当ててやるんだろうな。

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 メタリックに黒と濃い青を混ぜる。気づかれない自覚されない色を入れること・・・、これは無意識に訴える、ある意味サブリミナル効果のようなもんだ、なんてな。料理もそうだが、真逆の味を入れることで対比効果を狙ったりする、スパイスも使ってんだか使ってないかわからない裏効かせ、という技もある。

 裏の目で、裏の耳で、裏の舌で感じさせるという、高等?テクニック・・・とかいったりしてな。

 そういう何かが物事の厚みを作っていく、とかいってな・・・。

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 何処で作ってか?何処から持ってきたか知らんが、よくできたデカールであった。

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 ラグ周りはきちんとマスキングして、メッキを出す、これで一気に高級感につながるかな?

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 このパイプのメーカーのコロンバスのデカールまで持ってきたよ。全面的にマスキングして、よく切れるデザインカッターで切っていく。よく切れないと最初からやり直しになるからな。

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 エンドのメッキのところも、マスキングしたわね、あとフォークの先も・・・。

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 見た目だけでなく、精度もまだ崩れていないフレームですね。

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 ということで、以後の一部修正を約束して、トゥーさんにお渡しした。自分で組むということだ。ヤバイ!と感じたらすぐに持ってくること、と約束してね。

 ベトナムというと、圧倒的にスクーターというイメージがあるが、今後のアジアの発展を考えると、スポーツ自転車というのものありなのかな?タイも、インドネシアも、少し遅れるかもしれないがいずれミャンマーだって。

 もう日本一国なんて守備範囲ではダメになっていくだろうな、外にでていくしかないだろう、そうしたらまだまだできることもあるかもしれないね。

 今から三十年以上前、日光のホテルに香港からの観光客が来ていたのを見た時、海外で遊べるようになってきたのは日本人だけじゃなくなってきたんだ、と嬉しく思った記憶がある。

 そのくらい、当時海外旅行をしていたアジア人は日本人だけだったというわけだ。日本人だけがアジアの中では突出して贅沢な生活を送っていたんだな。

 それはアジア主義者の店主は苦々しく思っていた、いや恥ずかしく思っていたといったほうがいいかもしれない。他のアジア諸国の人が海外で遊べるようになるまで、自分は海外には絶対に行くまい、と決めていた。表向きには飛行機が怖いから、成田空港を使いたくないからと言っていたが、本音はそうだった。

 なので、初めて姉の住むカナダに行ったのが四十過ぎの、パスポートというものを初めて取ったのだった。今から十七年前くらい前だと、そろそろ他のアジア諸国の人々も遊びに出かけ始めていたから、自分もそろそろいいかと思った頃だった。

 多分スポーツ自転車を楽しんでいたのも、アジアでは圧倒的に日本が早く、そして競技・趣味人口も多かったに違いない。

 それが今、国内であってもベトナムの青年が、スポーツ自転車に心血を注ぎ始めているのは、非常に喜ばしいことである。良かった、本当に良かった、みんな遊ぼう!みんなで遊ぼう!

 店主が高校生の頃、日本車がアメリカでの貿易摩擦として大きく取り上げられ、何をやっても世界一!的に走ってきた日本が、自分が生きている内に上昇から下降へと見事に反転してきたのを目の当たりにしながら、世の中の栄枯盛衰を身にしみて感じる次第である。

 寂しさもあるが、一人贅沢すぎたことを思うと、等しく贅沢になりつつある現状は悪くもないのかもしれない。

 またどん底から這い上がればいいのだ、坂口の堕落論でも再読しようか?

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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