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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

意外と頑張って作っていたミキスト車



 とある魔窟から救出してきたフレームでした、それを見事に・・・再生させたのがこの一台だったよね。

 しかし、数年経って、改めて見るといやいや、よく頑張ってここまで持ってきたわ、と自らの仕事ながら思うのであります。

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 コンポ類は当時は謎の黒コンポと呼んでいた、やつであります、センサーね。今や東京サンエスさんまでもが扱うようになっています。

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 ドロップ仕様にして、シフターもSTI・・・というか、スラムのダブルタップに近い形式のものがついています。

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 確かにセッティングには多少・・・癖はありますし、使用者にもその癖に慣れるように振る舞ってっくる、そういうコンポではありますが、多少の微調整は必要ながらもここ数年、ちゃんと動いていますね。

 そして、

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 このクランクも身長の小さい人向けのクランクで、東京サンエスさんのラクランクというものを取り付けました、クランク長はなんと130ミリ・・・。こんなのスギノで見つけようもんなら、いったいいくらになることやら・・・。

 そしてこの車体の一番の難関は、ブレーキなのでありました。

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 これはフロントブレーキで、センタープルブレーキが当然のように付いていますが・・・。何が大変かというと、車体が古いので、台座が今のカンチやVブレーキだとつかないところにあるんですね。そこで、このセンタープルを使ったんですが、まずその台座に合わせてブレーキ台座を自作するんです・・・。もう文章に表せないくらい、複雑な行程。

 そんでもって、前後ともなんとか引いていたんですが、リアブレーキが時折、ワイヤーが外れるなんてことを起こしていたんですね。

 ワイヤーの角度によって、引いたある箇所でタイコが抜けるようにワイヤーが外れてしまうことを発見・・・。ではその角度を変えないと、どうしても何百回に一回は外れてしまう・・・それはブレーキとしてはまずい・・・。ということで、今回改良。

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 これが上から見たところですが、ワイヤー角度を変えるために、

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 ブレーキワイヤーをできる限りシートピラーよりに取り付けます。そうすることでこのワイヤーが鋭角になり、

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 このスリットをタイコが構造的に抜けなくすることで、外れを抑えた・・・というマイナーチェンジまでやりました。

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 そして、ホイールは最近手組だなんだで勢いづいている、650cの手組ホイールです、勿論前後ともに。今やもう650cの完組ホイールなんてほぼ絶滅してしまったでしょうな。もう手組しか、選択肢は残されていない。

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 ということで、我ながら、よくこうした規格外のフレームを再生させた、しかも当時まだ白黒もわからない謎コンポとでね。

 さて、作成当時よりもより安全に機能的にも上がって仕上がりました。女性登山家の方の乗る一台、基礎体力は半端ないので、またこれで遠距離乗って土産話聞かせてもらいたいですね!
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長い間温めた夢の小径車の実現



 ずっと前から構想はあったようですね。かつて使っていたカプレオという小径コンポを使って、これからの小径車を一台組みたい・・・。ずっと前からそのようなことを考えていたらしいです。

 それには一体どんな小径車のフレームがいいか・・・。そういう目で、カタログやネット、実車を見ていたんだと思います。

 随分前にも当店に相談に来てくれていたことがあった。こんなのどうです?というたまたまあるような小径車には納得がいってなかったようだ。

 もう何年も前から計画していたんだろうから、変な妥協はしないほうがいい、これぞ!というフレームが見つかったら、そこからスタートしましょう、とか言ったような記憶がある。

 目星はじつは付いていたらしいが、ちょっとしたマイナーチェンジがあったり、新車の値段のこともあったりと、色々ご苦労されたようですね。

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 そしてようやく理想の一台を中古市場から見つけて、引っ張ってこれたようです。これなんですか・・・。

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 特殊なカゴでも取り付けるダボなのか?なんかは知らないが、とにかく中古車という状態でフレームが手に入ったということなので、早速ばらして、念願のカプレオを載せていこう!

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 当たり前なんだがほぼカプレオとなっている。このカプレオというのはシマノの小径車専用のコンポということができますね。小径に合わせて9Tなんていう歯の入る特殊フリーなんかも作っていたりして、小径い特化したあコンポということもいえますな。

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 ハブもカプレオ。

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 前シングルですね。もっと極端にでかくても面白いかな?なんて個人的には思います。

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 この辺のブレーキとかシフターなどは何も小径コンポか否かとはほぼ関係ないでしょうね。

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 Vブレーキも同じくどちらのコンポでもおなじかな?

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 ディレーラーも特に小径だからという特徴はないように思います。ただリアハブの9Tが入るとかいうところが、このカプレオの真骨頂なんじゃないか?イヤ、そこだけなのかも・・・なんてね。

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 とりあえずはこの型のハンドルを取り付けて乗る。変えたくなったらその時考える、ということで。

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 荷物は載せたい、縛るゴムを止める引っ掛けは欲しいということなので、一般のスポーツ荷台に、後付の荷台、これはバイク用かな?それを追加して載せた。

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 これも持ち込みのサドル。

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 まずは持ち込み状態のコンポ類は全て外して、それまで貯めて温めていたパーツ=カプレオその他をすべて載せて、夢の実現化!ということが完成した。

 ぱっと見るに普通の自転車、さしたる変哲もない小径車にしか見えないかも知れないが、いろんな自転車を乗りながら、歳を重ね、衰えつつある体力の中で、一体どんな自転車自分に取って最適だろうか?ということを真剣に考えつつ、色々雑念を語りかけてくる手持ちパーツの中からアレヤコレヤと選択して、その時を待つ。

 ようやく値段と希望のスペックの交差するような理想の車体が中古市場でも見つかって、その値段が釣り上がらないよう、祈るようにオークション等に参加しつつ、競り落とした一台(かどうかは知らないが?)。

 それらを当店まで持ってきて、思いの丈と希望をすべて載せて依頼されてきた。

 ソコソコ良いお年かと思われるが、そうして温めてきた自転車を実現化させる情熱のようなものは、静かだがキラキラ自転車少年・自転車小僧そのもののように感じますな。

 まずは、とりあえずは形になった。あとは乗って、意識と身体と希望との各ギャップを乗り越え調整しながら、より快適な条件は何か?なんてことを考えながら、さらに乗って乗って、理想の一台に近づけていってほしいですね。

 もう十何台もできることではないんだから・・・。

重い電動自転車の自落からの再生



 やはり電動自転車は重いねえ。多少重たくする理由はわかります。子供を載せて走る場合には、自転車自身がある程度の重さがないと安定が保てないからですね。自転車の重さに預ける、という側面がないと、乗り手に相当の負担が来る。そういう意味である程度の重さがあるのはわかるんだが・・・。

 それでも、ここまで重くする必要ある?という車種もあるようだね、これじゃあ、通常の移動や駅周辺に止めるときなどに相当苦労するだろうし、サドルを引っ張ってスタンドかけるときなども、大変だ。

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 乗りやすいように一本のフレームにしているが、その分強度を稼ぐためにこれ自身が重いパイプを使っているのかな?

 この自転車で、段差にぶつかって自落したという。そうしたらステアリングができなくなってしまった。前後車輪のスポークも折れまくり、もう買い換えようか?直そうか?悩んでいる・・・ということだった。

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 ヘッドチューブが単体で非常に長い、これが裏目に出たようだ。この長さが、コラムの曲がりの原因になってしまったようだ。

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 これ目視でもわかりますよね、コラムが確実に曲がってる。これによってハンドルの動きができなくなっていた。大変癖のあるフォークなんだが、なんとか見つけ出して・・・、

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 交換して、元のステアリングに戻せたわけだ。あとは、この衝撃で6本のスポークが折れていてようだ。それもすぐに直す。そのまま走るとリム自身が変形してしまうだろう、そうなると、スポークの入れ替えでは直らなくなってしまう。

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 リアも二本折れていた、今回の衝撃で折れたのかは不明。大体重い電動自転車の場合、隠れスポーク折れがあることが多い。もしかしたら自落の前から折れていた可能性もある。

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 そもそもが重い車体に、前後に子供が乗って、真ん中に保護者が乗る・・・、それに荷物が加わると百キロ近くなるかも知れないね、それが二十キロぐらいのスピードで走っているとなると、デカイラグビー選手の中くらいのタックルくらいの威力はあるだろうな。

 そうなると、自落だとコラムが曲がったりホイールがおかしくなったりするだろうし、これが他人に当ったとしたら、相手によっては大怪我することだってあり得るね。

 そういう意味で、自他ともに危なさを秘める電動子育て自転車なのであります。

 とりあえず、今回はこれにて、再生できました!

さていくつまで乗る?足ができたぞー!!!



 ブリジストンの、いわゆる子供自転車と言われるものだが、重い。まあ、分厚い鉄のパイプを使っているんだろうな、そういう意味で頑丈で、三角が小さいから構造的にも頑丈だ。

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 エンド金具を見ると、ルイガノほどで分厚くはないが、大事に仕様を替えながら乗れば、大分乗れるだろうよ、勿論中学生になってもな。

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 これなんかもう一般的ピラー差しているので、足が相当長くなっても対応できるよね。最長450ミリなんてピラーもあるから、この辺は大丈夫だろうな。

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 今はステムは短いが、腕が長くなって手を折りたたんで乗るようになったら、ここを伸ばせばよし。最長・・・140くらいまであるからな。

 そんなのまで使わなくても、ブルホーンバーと言って、外の方に伸びていくハンドルを使えば、折りたたまれた腕は解放されるよね。

 フレームがよりによって頑丈そうなんで、工夫すれば長く乗れる・・・だろう。

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 まあ、乗りたてだから、前は一枚でいいだろうね。ここが複数あると混乱するだろうね。最初は前一枚で、後ろのギアをカチャカチャ交換することで、ギアというものを覚えることだ。

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 7枚のボスフリーだね。こいつも探せば11枚のボスフリーもあるようだよ、何考えて作ってんだか・・・なんだが、ホイールのハブ調整をすることでもしかしてつかないとも限らない・・・、かなり将来の話になりそうだが・・・。なるかな?

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 フロントブレーキが生意気にかなり頑丈で手抜きがない・・・。ガッツリ止まるね・・・、もしかして高学年から中学生用にくらい想定して作られたのかな?

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 ホイールも20インチで、これもタイヤに関して困ることはないでしょう。そして、

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 ハブダイナモが付いている・・・、やはり塾帰りとか想定してのことなのかな?

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 このライトがまたすごく明るくて、地方の街灯のない地域の想定か?と思うくらい、ちょっとスペックが謎だが、まあ付いていて邪魔になるものでないので、そのまま流用。

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 ほら!少年よ、お前の足だぞ!

 これで腹が減るまで、どこかに飛んでいけ!店主もガキの頃、コバインと星っ子と三人で善福寺川を下りながら新宿まで行ったことがあった。
 
 勿論思いつきで行ったもんで、帰りにえらく腹が減って、三人で倒れかけた時・・・、新宿の交差点で百円玉を拾って、それで何を買うかで、揉めて、一番嵩のあるかっぱえびせんとガムを購入して、それを三人で分けて、なんとか杉並の自宅まで帰ってきたんだが、勿論親にはナイショだった・・・。

 少年とは・・・まあバカなもんだ、バカでいいんだ。変に大人にされたようだが、ガキん戻れと言っても戻れないかも知れないが、この自転車と絡んでいる内に、今の君らしいオトナ子供のようなバカができるようになることを少し祈っている。

勿論子供や若いもんには、期待しないが・・・願わくば・・・だな。

ちっこくても ルイガノ・・・



 ルイガノチビって・・・、バカにできないんですよ、もしかして世界最強度の自転車かも知れませんぞ!

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 フレームがちっこいから三角も小さい、そして見よ!この溶接を。

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 これだけ丁寧にやっているものだから、せいぜい頑丈でしょうよ。

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 このエンド金具も分厚くて、ガッチリ取り付けられている。ネ、子供車体だからといって舐めちゃあいけないわけなのであります。

 なんなら、

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 ピラーをグーンと抜き伸ばして、

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 このステムをズンと前に突き出すとか、チョッパー系の丈のあるものに替えるとかすれば、結構な大人も乗れちゃうんだろうな、というのがこのチビルイガノなんだと思います。

 過去に施工例もあるでしょう、このチビルイガノ使った大人の自転車。

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 しかも20インチの1.75のタイヤをはいています。この20インチは、多分700Çの次にバリエーションの豊富なサイズなのではないか?ということなので、ここも何を履かせれるか?で楽しく悩めます。

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 フロントギアはシングルで十分でしょ、なんせこれから自転車始めるんですからな。

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 リアは6速、もう十分すぎるでしょう・・・、初心者中の初心者なんだからね。

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 前後ともにVブレーキ、これも十分、効きすぎるくらい十分なスペックです。

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 ビアンキからパクったような、チェレステブルーで、フレームが頑丈で、タイヤも豊富、今はチビッコだが、中学生になっても、ピラー・ステムをいじることで乗り続けることもできるだろうな。

 まずはペダル外して、二輪車に慣れよう。すぐに乗れるようになるだろう。そしたら、距離乗れるようになろうな。すぐに多摩湖なんかに行けるようになるだろうな。

 そしてあとは、この車体のポテンシャルは教えてやるから、自転車と相談して、ジャンジャン変身させていくのもよしだ。最初の一台が、相当長引くかもしれない、もしかしたら一生モンに・・・、それもいいかもな。

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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