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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

ガラスをかけるか・・・



 読みにくいが、ケルビムのフレームが持ち込まれた。多分組み立てほやほやなのかな?

 こいつにガラスコーティングをという事で持ってこられた。

 そういえば・・・。磨き系を北京に持っていった以来かな?ガラスコーティング・・・、久々だわな。

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 塗装の色は、濃いめの緑だろうなあ、ブリティッシュグリーンにちかい・・・かな?

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 手順からすると、このフレームにまず、アルコールを吹きかけ、徹底的な脱脂を行う。まあ塗装にしろ、何らかのコーティングにしろ、基本中の基本かも知れないね。

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 ちょっと余談なんですが・・・。コーティングの話から、少し離れますね。カメラの話なんですが・・・。

 この写真から、なんとも暗いんだが・・・。だからこの後の写真はねらって暗いものではない、いつものカメラがいうことを聞かない・・・、色々設定いじっても、暗いんだよね。仕方ないので、画像ソフトでできるだけ明るくするしかない。カメラに詳しい方いる?

 さて、写真の暗さにめげずに、セームにガラスコーティングの薬剤を染みこませる。

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 こいつを伸ばすんだが、薄ーく、薄ーく、伸びる薬剤だね。時折、数滴セームにしませて、またノビーッとフレーム全体にのばしていく。

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 その後、濡らしたタオルを固く絞って、コーティングあと拭いていく。ゴシゴシ・・・というのではなく、サラサラと拭いていく。

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 その後すぐに、乾いたマイクロファイバー、柔らかい布だな・・・、そいつでもって乾拭きしていく。

 そうすると、コーティングされたフレームの素地が見えてくる。・・・やっているコッチはどうかなあ・・・と。

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 これがコーティング終了状態・・・。どうかな?らしく見えますか?まあ、良く見せようと思えば、国の統計のように、いくらでもできるんだろうが・・・。まあ、これはほとんど明かりを当てただけの、フレームの状態です。

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 このガラスコーティングは、既に車の世界では、常識の部類に入るんじゃないか?コーティング効果として、雨水が、玉のようになって、ちょっとした振動でパラパラっと落ちる様子がいいように思われるかも知れないが・・・。

 あの水が玉のようになる状態は、あまりいい状態ではないという。というのは、それに日が当たると、レンズ効果となって、ボディーの塗装面に焼けのムラができるんだそうだ。

 自転車はただでさえ、パイプで曲面だし、水ののりは大して良くないはずだ、車に比べればね。塗る面積も雲泥の差だし、車ほど車体のケアに気が行かなかったんじゃないか?

 それが、自転車用ガラスコーティングとして商売にしたのが、岡山のあの会社・・・なんでしょうな。


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 シートステーね。まあ、全身くまなくコーティングしたんで、どこ見てもこんな感じかな?

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 コーティングの効用は、水や汚れを弾く効果もあるし、防さびの効果もあるんだとか。また、コーティング後も、クリーム状のコーティング強化剤のようなものもあるんだそうだ。

 あと、数年すれば、このコーティングの実質的な効果というものが見えてくるのかも知れないが、今は施工例を増やして、その経過を待つ時期かも知れない・・・。

 特に、磨き系のコーティングには欠かせないかも知れないね。あの髪の毛を丸めたような細い錯綜サビ・・・、アイツの出現を阻止するには、この手も効くかも知れないね。

 そうしたことも、試していかないと・・・、もっと施工例を増やさないといけませんね。

 ※しかし、カメラの暗さ・・・まいったなあ・・・、設定の問題か?一度落としたんで、ちょっとした故障か?詳しい方いませんか?
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ドロップ化もあれば フラット化も



 ドロップハンドルに乗っているが、腰回りが痛いので、フラット化にして欲しい・・・。という要望。

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 ジェイミスか・・・、聞いたことある・・・という程度。

 ウーン、趣味は好みの問題ならいざ知らず、腰が痛いときに、果たしてフラットバーが適切なのか?は大いに話し合った方がいい。

 まず前傾が腰の痛みの原因なのか?だとすれば、フラットハンドル化は、よほどステムの角度などを変えない限り、ドロップの上ハンを持っているのと同じだ。

 そもそもフラットハンドルが前傾とは背反しない・・・、とすればフラット化が今回正しい選択なのか?疑問である。

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 前傾で腰が痛いとすれば、もっと体を起こす必要がある、なればフラットよりもプロムナードだろうとお薦めしてみるが、あまりピンと来ないようだった。

 当ブログではかなりひいき目に扱われているハンドルであるが、まあフラットに比べれば、一般的な知名度は低い。

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 ドロップに不慣れなのか?と尋ねてみると、もう一台ドロップのレーサーを所有しているという・・・。という事は、こいつは別雰囲気で、もう少し楽に乗れればいい、という程度のものなのかな?

 だんだん話を聞いていくうちに、どうもそうらしい、実際フラットハンドルは持参してきた。なれば、まずフラット化すべし・・・だな。

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 持ち込みステムで、少し長くなったかな?登りの角度もそこそこあって。これで腰がどうこうなるか?はもうわからない。

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 ドロップ化があれば、当然その逆のフラット化もあっておかしくはないが、当店に関しては前者がほぼ9割くらい?圧倒的にドロップ化が多い。逆転する日は来るのだろうか?ね?

 はやりでドロップ車を購入したが、うまく馴染めずそのままに置いてある、フラットハンドルにしたら乗り直そうかな?なんて思っている人もいるとは思うが・・・。

 でもどちらかというと、ドロップにまでして、ガンガン乗ってやろうという強い意欲を、フラットにしたら乗ってもいいかな?程度の意欲が改造依頼へと動いて、それを追い越す、ということは、まあ、考えられないかな?

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 今回は機能はそのまま、形状のみの変更という事になった。
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 リアは9速のまま。

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 フロントも三速のまま。こうした改造をきっかけに、前を二枚やシングルにしたりと、機能面も同時にいじる人も多いが、今回はその辺はそのまま・・・。

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 互換性のある、フラット用のシフターに交換する。

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 コンポ一式ではなく、こうした小さいパーツを一つずつ取る際に、欠品は大変面倒だが、それは日常茶飯に起こる。当然、互換性のあるものを知っておかないといけないが、シフターとディレーラーの規格が変えられると、その辺が一緒くたになって、大変やりにくい。

 ソラでもそれが起きた。今回はなんとか、成功・・・ですな。

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 走るクロスバイクに変身!かな。もう一台レーサーがあるなら、まずはハンドル変えて、車種、雰囲気変えるのもいいかもしれない、そしてレーサーより気軽に乗れる一台にするのもよし。

 確か、レーサーにプロムナードハンドルつけて、カゴつけて、実用車化したことがあった・・・、多分ブログを掘れば出てくるだろう。

 いずれも、改造を支えるその背後には、大袈裟に言えば情熱のようなものがある、そうしたものの熱量によって、傾向が変わってくるんだろうなあ、とおもう。そういう意味でドロップ化は最強なのかも知れないね・・・。

 所詮改造なんてものは、自転車いじりに過ぎない、大事なのはその背後だ、思想だったり、情熱だったり、意欲だったりと、そういう意味で、第二第三のドロップ化産むような、情熱を刺激する動きをしていかないといけないんだろうなあ、自転車屋はどうしても自転車ばかり見がちだ、反省反省!

甘酒仙人 キャンパーになる



 これは、自転車を知っている方・・・、正確には自分のための自転車を知っている方の作った、マウンテンフレームを利用したツーリング車なんですね。

 このある種の自転車仙人なんですが、昨年は踏んだり蹴ったり・・・。室内熱中症で倒れ、あわや事故物件手前を、自らが救急車を呼んで助かるという綱渡り延命ですね。

 その後、全く食欲が出なかった仙人を救ったのが、なんと飲む点滴の甘酒だったんですねえ。甘酒をエネルギーにしているなんて、ゲゲゲじゃないが妖怪の一派のはずなんだが、仙人も似たようはもんか。

 しかし、甘酒の季語は夏というから、その辺には妖怪ならぬ人類の底知れぬ黙知が働いているのかもしれない。

 それから復帰して、今度は乗る点滴としての、マウンテンフレームのツーリング車を構築、転んでもただでは起きない・・・。

 こいつがそうだったんだが・・・、少しまた改造の虫が出てきたようだ。

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 この手のツーリング車にありがちな、効かないカンチなんだが、これがもっと効くものになってくれないと困る事情が発生。

 どうも、甘酒仙人が本格的自分流キャンプを始めているらしい・・・ということだ。なので、適度の荷物を運ぶことを前提として、もっと効くブレーキをということになった。

 自転車仙人でもあるんで、その辺は、あちらの指定でショートVで、ということ。

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 確かに、前後にキャリアー付いている、何かやらかしていることはたしかだ。

 なれば、シルバーのショートVに交換。

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 わかりにくいがホイ来たとばかり交換。

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 そして、ミッションがもう一つ・・・、

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 リアホイールの振れ取りだったんだが・・・。

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 なんせ、ハンドリフト付き自転車のこのブレーキ、ギドネットときている。なので、引きしろの関係で、ショートVを選択するのはいいが、やはり、引きシロは若干足りない印象は免れない。

 となると、できるだけシューをリムに接近させたセッティングをすることになるが・・・、そうなると必然的に、かなり厳密に振れを取らないと、そもそもがホイールが回らなくなってしまう。

 なので、かなり厳密に取ることになった。

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 そして、当然フロントの振れもね・・・。振れ半分と、後はブレーキシューによるリム削り部分の修正も兼ねての調整となる。

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 しかし、さすが仙人だけあって、自らを熟知しておられる。まず前トリプル。もう絶滅種に入ると思うが、やはり三枚有れば、荷物を担いで走っている自転車にとっては、保険がかかっているようなもんだ。

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 スラム以来のお化けスプロケは別として、前三枚なら、後ろはこれだけあれば、十分だろうね。

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 ステムの首もとにシフター付けているんで、倒れてもシフトの被害なし、近いので、ほぼ手元変則的に使えるということです。さすが仙人。

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 ちょいと一点豪華主義・・・。

 そうそう、

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 こいつの出元は、ビアンキでありました。

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 しかし、前後に結構立派なキャリアつけて、そこにテントだ寝袋だを乗せて、走ることになるんだろう。今年に入って、脚立から落っこちて、肩を痛いほど打ったという仙人。ようやっと最近動けるようになった・・・らしい。

 これで厄はうちどめだね。終わりということにしましょう。そして、これからは、この自転車でキャンパーにでもなって、新しい出会いのきっかけにでもなれねえ・・・仙人様・・・。

前後でそろえちゃお!



サイドプルのさして悪いブレーキではないながら・・・、前後をそろえた方がいいということで、こいつの交換ということになった。

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 こいつは一足先に、リアだけセンタープルのクラシカル風というのが付いていた。この雰囲気が気に入ったようで、どうせなら前後一緒の方がいいということなのだ。

 前後ともセンタープルね・・・。この車体、シルバーのミニベロで、ちょっとした無印感のしゃれた一台となっている。元々とある自転車屋が自分の自転車として店に置いていたのを一目惚れ、どうしても売ってくれと、引っぱがすようにして持ってきたものだった。

 なのでマニアではないが、愛着は人一倍ということで、かわいい娘に何かおしゃれをさせてやりたいという、そんな気持ちなんじゃないかな?なんかいじるたびに、「次はどこ?」と聞いては、半年後くらいに持ってくるというパターンが定着しつつある。

 そんなこんなで、今回は前後おそろい計画ということだ。

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 こいつね。出所はヨシガイさん、やってくれます。ロングゲージでこの雰囲気。そして決して高くないというのが、ポイント中のポイントだね。

 同じセンタープルでショートゲージ、アルミ削り出しもののブレーキも作っている。こいつは見た目からしても高級で実際値段も高価なものもある。

 あとは、完全復刻系ので同じくセンタープルで前後セットでかなり高額なものもあるが・・・。

 このロングゲージものは安価な割に見た目が安っぽくないという、大変使えるやつなのである。施工例も多し。ただし、これだけでは付かないというおまけ付き。

 センタープルに絶対につきまとってくるパーツがこいつ。

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 アウターケーブル受けというものをつけねばならない。こいつは別売りね。自転車の車体によって、アウター受けの種類も変わってくるので、別売りにしているんだろうね。

 こいつはヘッドパーツに挟むタイプ、フロントブレーキをセンタープルにするのでこいつを使います。ちなみにリアの場合には、多くはシートピン周りにアウター受けを取り付ける形式を取りますね。

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 付いていたサイドプルを外して、センタープルを取り付ける、ただ交換するだけですね。

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 ステムを引っこ抜いて、ヘッドパーツを外し、このようにアウター受けを取り付ける。このアウター受けの厚みによって、それまで付いていたスペーサーやナットなどを取り除いたり、削ったり、入れ替えたりすることもある。

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 とりあえず、アウター受けにアウターケーブルを引っかけ、インナーを下に伸ばして、このようにブレーキと連結させる。リムとブレーキシューの間隔を調整し、若干トーインさせるとほぼ完了かな?

 あとは各所にオイルを打って、全体の抵抗を落として、ブレーキの引きをできるだけ軽くする。ブレーキの引きの重い車体は、実に不快である・・・、店主の強い好みが出る。

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 ミニベロなもんで、随分インナーが長くむき出しになるが、これはブレーキの制動には関係しないのでこのまま。

 むしろ、以前につけたリアが、アウターが多い分抵抗が多く、ブレーキの引きが若干だが重い。仕方ないことだが、気にかかるんだよねえ・・・。

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 ものに対して、ちょっとこだわる人が好みそうなこの一台。自転車屋から無理矢理引き取った気持ちが伝わってくる。ミニベロなんていうと、とんでもない愛好家がいて、盆栽のようにとてつもない世界に入っている人たちがいるのは知っているが・・・、そういう人々とはほぼ無縁ながら、あまりその世界には立ち入らないまでも、でもなんか手は加えてあげたいという親心が伝わってくる。

 愛好家とは別の愛着というものが、この世にはあるということなんだな。それはもの全般を大切にしようとする、底流に流れるものから来ているような気もする。自転車さえよければいい、というのとは違う射程を持っている。

 愛好家やマニアだけを相手にするのは簡単だ、こちらが仕掛けなくても、自ら強烈な動機を持っているからね。でもマニアとまではいかなくとも、一般の方よりもちょっとして傾向性を持っている方々というのはいるものだ。そして決まってそういう方々というのは、別の世界をもっておられる方が多い。

 つまり、自転車にはそこまで踏み込まなくても、別の世界で大いに踏み込んで、それ故に、別分野にかんしても、物事の奥深さというものを予感できる人、ともいえるかもしれない。

 そういう方々との相互性、お互いの世界をより深めるための交流ということも重要だよねえ。

 当店が大事にしないといけないお客のパターンでもある・・・、なるほどね。

 そして、納車の際にお決まりの一言が来た、「次はどこ直す?」。

 来たよ、愛娘に手をかけてやりたいが、下手に自分が口はさむととんでもないことになりかねないので、美容師に任せる親父のような心境かな?

 うーんそうですねえ・・・。

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 今はモロガキンチョマウンテンにでも付いているようなディレーラーで回しているんだが・・・、この駆動系をちょっと帰るとまた見た目も変わりますね。

 まあ、成人式には振り袖じゃないが、クランクを見栄えのいいものに変えれば、ほぼ完成なんじゃないかな?

 なーるほど・・・、とまだまだ、成長の余地のある愛車とのつきあいを十分に味わおうと、まずは前後センタープルがそろった自転車を持って出ていった。こりゃシリーズ化しそうだわ・・・。

静岡から音がする・・・



 パナソニックなんだが・・・、どうもこの金属の質感はなんだ?

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 ステンレス・・・というよりも、こいつはチタンだ・・・ね。パナソニックチタン。相変わらず華はないが堅実な作りのパナソニックであります。

 同じチタンでも、パナソニックが作るものと、パッソーニが作るもの・・・、同じチタンでも違ってきてしまうのは、華の有無によるものなのか?しかし、国内でカタログ以外でパッソー二を見かけたことがないというのも、実に不思議だ、カタログは立派なんだが。

 このパナソニックチタンの小径車、実は静岡県から送られてきたものなのだ。その理由は、走行中に異音がする・・・という。

 また来たよ・・・。この異音がするという指摘ものから、簡単に直ったケースがほとんどない、という例の案件なんだが・・・。

 もちろん止まっているときは音はしない、走っているときにしか音しないもんで、症状を見るに走らないといけない。ところが、座ってじっくり観察のできない、この走行チェックで患部を一発で指摘できるという、確率は大変低いんだよね。

 メンテ台の上では異音がしなくとも、体重を掛けて乗ってみないと、その有無はわからない。そして、音の出所がだ、自転車はつながっているので、ここだ、と走りながら特定することが実に難しい。あとで全くの見当違いだったことが判明することも多い。

 なので経験上音の感触からどの辺か?という見当をつけて対処していくしかないが、その対処法がまあ、碌なものがない。走っている自転車から耳を澄ませたり、乗り出してらしきところを見たり・・・、ただ走行中にそればかりに集中してはいられない。危ないからね。

 なので、複合的異音車体については、関係ありそうなところはすべて調べて、メンテ、オイル系充填、あるいわ交換しつつ、徐々にその輪を縮めていく。

 押さえるというよりなだめるに近い感覚、確信というよりも祈りに近い感覚になってくるものだ。

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 ペダルを回すごとに出る音と、ただ前進しているだけで出る音とは、その出所は違う、今回はその両方。ということは前進している際に動いているところすべてがその対象になる、まずはだ・・・。

 となるとこのハブは妖しい。大森社長の執拗な追跡の結果、内部の徹底洗浄、こいつが一つ効いた。

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 小径では比較的珍しいとはいえ、スポークの緩みアンバランスから来る異音。こいつも締め上げと調整で、様子を見る。

 とこんな作業に出る前に、同じサイズの別ホイールを履かせて、走らせてはその違いから、推測しつつと、まあ色々やっているわけだ。

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 今回はタイヤも黒・・・というより灰色だった。前輪はいいが、後輪がダメだ、原因はわからないが、別のタイヤにしたら消えた音があったので、これもどこかに作用したんだろう・・・、採用!

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 あとはジョイントの多い小径にありがちなのが、まさにジョイント部分。締め直し、それも一階緩めてからの締め直し、各所にオイル打ちなども効くことあり。

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 これだけ締めるところがあれば、大人が全身に力を入れて踏みつける自転車なんだ、なんか音の一つも出ておかしくはない、だろう。

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 それにこんなに長いピラーでこじられるフレームの身にもなってみろよ・・・とばかり、

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 シートチューブの締め込み付近も締め直し点検。

 なんでここまで?と思われるかもしれないが、近代刑法の逆で、疑わしきは罰する・・・イエ、メンテするというのが、多分異音対策のコツ・・・というよりも、ヤケクソ的対処法なんだろうと思います。

 とにかくできることをすべてやって、あとは結果を待つ・・・、人事を尽くして天命を待つ・・・じゃないか。

 まさに天命を待つような気持ちになるのが、この異音対策なのだ。

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 そして、最後におまじないの極地かもしれないね。一番体重のかかるここに、お静まりください!とばかりにメンテ、もうここまで来るとお供えに近いよね。

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 何が功を奏したのか?天命が下ったようだ。まあいい、今回はこれで許してやろう・・・。普段こちらの台詞なんですけど。

 まあ、自転車閻魔様から、お許しが出たような感じ。もちろん、放って置いたら、また出すぞ・・・という感覚は伝わってくる。大事に手を掛けてやらないとね。

 今回静岡から来たんだが、静岡と当店の間に一体何件自転車屋があるか知らないが、一足飛びに当店に送られてきたというわけだ。まさに白羽の矢だ。

 これに応えないわけにはいかない、という意味で必死だった。殊に大森社長の、静かに燃える執念のようなものが、今回一番の功績だったんじゃないか?とすら思えてくる。

 大森社長は自転車だけを磨いているのではなかった・・・、何よりも自分を磨いていたということだ。

 では、また静岡にお戻りになっていただきましょう・・・。



プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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