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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

こんどはなんだ?ダラブッカ?君は誰だ?



 こんな奴がやってきた。椅子かな?と、

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 ひっくり返すとこうなっていた。重い・・・。どうもアルミの鋳物だね。

 こいつの正体は、太鼓。ダラブッカという中東あたりで活躍する太鼓らしい。店主の上さんがベリーダンスをやっているので、どうしてもこの手の楽器がやってきやすいらしい。

 しかし、君は太鼓だろう?家は自転車屋なんだが・・・。

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 この自転車でもよく使う、5ミリ0.8ピッチの六角ボルトでもって、このダラブッカの皮のテンションを決めるんだそうだ。これが7点あるんだが、その内の3つのボルトが嘗めて、理想的なテンションには行かない・・・ということらしい。

 外してみると、なんと鋳物の太鼓のエッジに直に穴を開けて、そこにねじ山を立てていた・・・。それじゃあ嘗めるよ・・・。

 大体鋳物っていうのは、同じものの量産ができるという最大のメリットがあるんだが、基本ドロドロの金属を型に流し込んだだけなので、弱いのだ。割れたところを溶接でつけようとしても溶ける・・・。落とすと割れる・・・なんてこともある。

 自転車にはあまり使われないんじゃないかな?ラグ、ステムの一部、安いクランク・・・とかかな?とはいえ、なくもないので、たまに加工なんかしたことがあるんだが、数少ない経験からいっても、弱い。

 タップを立てても、ひどいものは切り子が粉々で、エッジが立たないものもあった。

 なので、鋳物に直に穴開けてタップ立て、それをステンレスのボルトで締めるなんてやったら、まあ時間の問題だよね、という気はする。そして、実際にそうなったようだ。

 ではどうするか?もし土台がある程度頑丈なものなら、ミリアップという手がある。5ミリのネジをやめて、6ミリのネジを使う加工をそれぞれにしてやる。

 ボルトを通す穴を1ミリ大きくする、ボルトの頭を入れる穴も大きくし、ネジ穴も6ミリのもので立て直すというね。これであれば七本の6ミリネジがあれば、後は加工だけで済むんだが・・・。

 しかし、相手は鋳物であります。それもまた時間が経てば、グズグズになりかねませんね。そうすると今度は7ミリに?ということになる。

 どうもここで止めたいよね。そこで・・・、ねじ穴は別物に開けて、それを本体に取り付ける加工をすることにした。

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 こういう市販されている、長ナットというのをホームセンターで見つてけてきた。

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 こいつをボール盤に固定して、回す・・・そこにヤスリなんかを当てると、均等に角が落ちてきますね。これを称して、ボール盤の旋盤化といいます。

 そして角が取れた長ナットを万力に固定して・・・、

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 ダイスを立てるんですね・・・。そうすると、

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 こういう埋め込みナットを自作します。7つ作るのね。

 そして、

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 元々開いていた5ミリのねじ穴に6.5ミリの穴を開けて、8ミリ1.0ピッチのタップを立てます。しかし柔らかい、すぐに穴は開き、タップはスルスル立つ。

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 そこに、先程自作した埋め込みナットをネジ止めします、しっかりと・・・。これを7箇所やります。

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 これに皮をかけて、枠で閉じます。

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 そこですぐにボルト締めをと思うでしょ?それではうまくいきません。エッジの平面が出ていない。作ったネジも手作りなんで歪なところもある。穴だってボール盤使えないと垂直が厳密には出ていない。

 そういう現物合わせの際には、最後におまじないのタップを再度かけることにします。

 これを7箇所やって、再度ボルトを七本通して、対角線締めをしていく・・・。

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 すべてのボルトに嘗めている点がなく、均等に皮がしまっていったんであります。

 たたくと、太鼓の音がします。なるほど上さんが練習に流している曲なんかに頻繁に登場している、聞き慣れた音であります。

 ドンタラランタ ドッタン ドタララララン!カンッ!

 うまい人が扱うと、一体の太鼓から、10種類以上の音が出る・・・というのが、すごいね。一方で数に物言わせたドラムセットがあると同時に、一方では一体でドラムセットのごときアンサンブルを叩き出す・・・、人類はやっぱり面白い。

 今回のやったことは、自転車の加工でもやることなので、真新しいことはないながら・・・、すべてが整ったとき、楽器の音として一気に成り立つのが、面白いところだね。

 とはいえ・・・、自転車の、すべてがベストに整ったときのあの走り・・・とどこか似ているかも知れないなあ・・・。

 今回も、自転車屋の沽券に描けて、ダラブッカを蘇らせる!とりあえず、第一幕終了!


 
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音楽の秋?芸術の秋?



 9月に入って、多少は過ごしやすくなってきたようにも思います。そろそろ秋の気配ですね。

 これから、12月の頭くらいまでが、最高のサイクリングシーズンとなってくるんでしょうな。

 サイクリングの秋、食欲の秋、そして芸術の秋なんであります。本当暑いと人間の集中力というのか、いろんなものが落ちまして、ゆっくり落ち着いて・・・というような感じではなくなっていたんでありましょうな。

 秋になると、それらを取り戻すように、色々と活動がしやすくなる・・・、したくもなる・・・という事ですね。

 一部から、店主の楽器いじりはブームで、すでに飽きてしまっている・・・と思われているようでしたが、イエイエそうではありません。ちょこまか裏でやっていたりもしたんであります。

 今回来たのが、松尾良治のギター。ボディー、および特にネック付近は好みでなかったのでありますが、なんと弾いたら、たっぷりしたいい音でやんの。高音が太く出る・・・というのも変ないい方なんだが、たっぷりした音というのが、まさにそんな意味なのだ。

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 こやつのヘッド回りが、どうもあまりよくないので・・・という事で持ってこられたわけ。

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 まあねえ、確かにねえ・・・。

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 特にペグ回りが変だわな、交換?しますか?

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 ねじ外せばこんなのは簡単に外れる。

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 こんな感じですね。こうして何もなくなったときにしかできないことがあるので、洗浄を中心に整えてやる。

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 自転車と同じ、パーツ類もバラで色々売られていますね。今回のはGOTOのものを使っています。結構いいもの。というのも、持ち込んできた方はボサノバのプロ・・・なんでありますから。

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 キレイに清掃して、新しい弦を張ってやる。それだけでも音にはいい影響がありますな。

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 いや本当にいい音するやつなんですね。もっと色々いじらないとわからないことだらけで。実は一月以上前に渡されていたんだが、こいつを弾くのが面白くて、作業を遅らせていたということでした。そろそろ催促も来たところで、お渡し・・・。またねー・・・。

 とまあ、こんな感じで、ユルユルと楽器いじりは続いているんだが・・・。

 実は楽しみな案件を一つ抱えている。

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 これはボディーに取り付ける前のブリッジと呼ばれるパーツなわけです。ここに外れているということは、そう、外れた状態の楽器があるということなんです。

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 これね。どうして外れたのかはわからないということで、子ども自転車と交換にやってきたんだが。

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 アントニオ・サンチェスという作家ものじゃないの・・・。

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 こんな冊子まで付いていたんだが・・・、そんなことよりも、

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 この木目と仕上げ、すごいよね・・・。

 という事で、この秋、こいつの修理と完成に向けて・・・裏でまたゴソゴソやってやろうということします。フライス盤を使ったりして、自転車屋ならではの、楽器に仕上げてやろう・・・と思っています。

 芸術の秋!奏でましょう!

相も変わらず楽器遊びざんす!



 こんな遊んでばかりいて、さぞや店は閑古鳥なんだろうなあ・・・と忍ばれる・・・。

 まあ、いいんだ、寒いしね。あと三週間の我慢だな。それが過ぎると、随所に春の兆しが出てくる・・・、これ本当だよ。

 自転車に乗るようになると、そういうことに敏感になる人も多いんじゃないかな?まずは春風のにおいがね北風にまだらにはいってくる。そして梅が目に付くよ。そうなると、すぐにまた花見と来る。エエ?ついこの前年賀状で、おめでとうとか言っていたのに・・・。まあ、毎年のことだ。

 一見極寒でも、春の気配がしてくると、自転車乗りはうごめき出す。通常「二八」といって、二月は正月その他で銭を使ってか、景気が悪いと言われるが、自転車関連から見るに、いつもそうとは限らない。

 春が自転車を引き寄せてくる・・・、そういうところは確実にあるなあ。

 昨日でもって正月も終わった、さあ、花見だよ、覚悟しな!

 ということでなぜかギターが出ている、しかも店主はガットギターが好きなんだが、今回はスチール弦のアコギというヤツだ。

 基体としてのこいつとの出会いは劇的だった。朝、チャイムが鳴る。ポキさんが息を切らせて、「ギターが粗大ゴミ貼られている!」という通報を受けて、急遽救助隊派遣!身柄を確保した。

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 日本楽器と書いてあった、つまりヤマハだな。こいつ全体を磨いてやった。さて、どう再生してやろうか?ある意味自転車と同じだね、待ってろよ!盛っている限りのポテンシャル、引き出せたら、引き出してやるからな!と誰にも頼まれていないのに、勝手な使命感がわくもんだ。

 さて、こいつをどうするか?通常のメンテではつまらない。そこで年末の響き床のイベントを思い出した。

 出演はブラッキーな持田さん・・・。この方はエンターテナーだわ。レゲイ・ブルース、ゴスペル系もこなすね。

 この方が出てくれて、ステージ終了後。なぜか、ウード奏者が登場。ウードというのは中東の楽器です。ギターの原型のリュートという楽器が、中世欧州では発達していたんですが、そのまた原型のような楽器。

 そのウード奏者の歌を聴いていた時、その持田さん、あれ・・・という表情。

 そのときにひらめいたんですね、ウード風のギターってできないか?ってね。

 そこで、施工開始!

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 ナットに、真鍮のもの、通常は牛骨が多いですね、でも今回は真鍮ものを使用しました。ネックの幅に合わせてブラスを削るなんていうのは、自転車屋そのものだよね・・・。

 そして、反対側・・・。

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 同じくブラスのサドルを選択。本来ならプレート状のものを使用したかったんですが、1800円と異常に高かった。それでサドルをはめる溝を埋めて、そこに真鍮製丸棒をピタリと置いたわけ。この素材は工具屋さんから取り寄せ一本180円と十分の一だね。

 ブラスとブラスで挟んだのには、意味がある、音のサスティーンてやつ?これが欲しかったのであります。スチール弦に金属の両サイド、さぞや響きは長いだろうという配慮ね。

 なぜか・・・。

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 答えはこれ!

 わかりました?

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 これでわかったかな?

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 反射を見ると、ネックを横切るフレットという金属がないでしょ?そう、つまりフレット抜いてしまったんです。いわゆるフレットレス、というやつね。

 バイオリンやチェロなんかは当たり前ですね。でもギターではあまりきかない。ベースはありますな。

 元々付いていた、フレットを抜いて、パテで埋めて、ウレタン塗料をかけて、磨いたというだけ。完全自転車屋そのもの。まだ完全なすりあわせができていないが、ちょっとぶれたりする感じが、なんともギターからすればエキゾチックにも聞こえなくもない。

 ただ、弦をエクストラライトという、細いものにしたので、指で直接押さえると、ちょっと音がこもる・・・。ウレタンが完全に硬化していないのかな?とも。ただいまヘビーゲージという太いものも発注、色々実験しないとね。

 先のウードですが、これもフレットレス。そこで音を探りながら、自分の声に合わせて弾いていたのを見て、持田さんがアレ?これいいかも・・・て顔しているように、店主には見えたんであります。

 なので、アコギフレットレス化を思いついたというわけです。

 この作業中に来た、音楽関係のお客さんが、「確かBB・キングはそうだったんじゃないか?」と言ってましたね。

 先日来た、ギター奏者に渡してみたところ、スライドバーでの演奏が非常に弾きやすかったと言われた。まだその意味はわからないまでも、ちょいとうれしい。

 もう少し経過を見て、お渡ししてみようか?

 まあ、こんなことして遊んでいる店主に、「数年前、フレットの打ち直しを頼んだら、新しいの買いな、といわれた。同じく自転車もっていっても同じこと言われた、両方面どう見てくれませんか?」という依頼?のお知らせをいただいた。

 まあ、コチラが開いて、よりよく勉強すると、居場所を与えてくれることもあるという例かな?ありがたく、お受けしたいよね。

 自転車の季節的展開はなんとなくわかるが、楽器もそういうのってあるのかな?と思う。

 春になると楽器の方もうずくみたいですよ・・・なんてね。

今年も行きます!



 今年は二日より、工場に入っていたんですが、何をやっていたか?というと自転車・・・じゃなくて、ご覧の通り楽器系をいじっておりました。

 これは持ち込み修理の依頼なんですよ!依頼です、外部からの!イヒヒヒ来ちゃったよ・・・。

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 ギターの裏に穴が開いてしまったらしい。理由わからないまでも、ガムのようなものがつめてあった。

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 サウンドホールから見える穴。単板ではないな。合板なので、繊維が縦横と来ている、ささくれもちょっと広範囲に広がっていますね。

 まずはささくれを取り去りまして・・・。

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 裏からガムテープを貼ります。そこに・・・、

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 二種類のパテがあって、白い方を裏板の裏から盛って乾燥させます。ガムテープは内側にへこむように押しながら貼る、これがキモ。

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 白いパテ二多少の色を付ける。といってもサウンドホールからのぞき込まないと見えないので、この辺にしておく。

 ガムテープにつけた、へこみに今度は濃い色のパテを盛ってやる。しかし、接着剤の質が上がってきたよね。扱いやすいし、この気温でも硬化が早い。

 裏板の表をヤスリで平らにしてやるが、裏板といっても、裏の表なので、目立ってはいけません。そこでそこにコーティングの塗装をします。

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 パッと見わからなくなりましたな。

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 裏板全面にではなく、サンバースト・・・もどきでキャンディー入りのウレタン塗料をかけて、研ぎ出してやる。

 ある意味、木工と自転車塗装の応用でできました。これにて完了。

 しかし・・・、早くも外から依頼が来たよ・・・。今年はわらじが増えたかな?

 実は平行して二本・・・いじっています。他に・・・電気系ギターのフレット抜きも・・・なんてね。

 作りたい楽器のイメージも出てきて困っています。そうするとまた、にくい助言をいただける方も増えてきて、ある意味どうにでもなれ・・・という感じですね。

 電気系は一からの勉強だな。まずはセッティングとして弾きやすいこと、これを極めていけたらなあ・・・。あとは自作のコイル巻きでピックアップの作成?本当かよ?あとは潔いシンプルさでもって、まずは感染できるところから、菌をばらまくか・・・。なんせ後発なもんで、無骨でも特徴のあるものを作っていかないとね・・・。

 まあ、今年もドタバタしそうですね、色々含めまして、改めましてよろしくどうぞ!

とりあえず 完成ということに!

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今確認すると、九月の終わりなんですがチョコチョコいじっていたあいつですが、何とか終了ということに、いたしました。

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 まあ、やればきりがないといえば、そうなんだが、どこかで止めないと行けません。楽器の場会はやはり音、でしょうな。

 音がいい状態になったのであれば、他に塗装面などに多少問題があっても・・・、止めてもいいか・・・とも思います。

 というのも、塗装を厚くすると、音のなりが変わってしまうということもありますからね。

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 元々からあった、ラッカーの割れについては、残すことにしました。ギリギリまで削って薄くして、その上から、またギリギリの薄いウレタン塗装をして、それをまたギリギリまで研ぎ出した・・・ということですね。

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 パテ修正したところにも、薄いキャンディーレッドをかけて、また研ぎ出してと・・・。

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 パテの色が白だったので、今度はもっと選ばないとなあ・・・と思いつつも、ローズウッド調のニスでなんとかなった・・・ですね。

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 ペグも交換しました。ペグのピッチが今は大体35ミリ、こいつは32ミリ・・・。ペグを加工しようか?悩んだ結果、ヘッドの穴の開け直しなんかでやってみました、かなり大胆・・・。

 ナットの交換もしてみました。

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 サドルもいじったなあ・・・今回。長年の弦によるテンションで、ブリッジがちょっとばかり浮いている・・・。これにそのまま調整してしまうと、弦高が上がってしまうのね。

 そこで、サドルを低く削ると同時に、サドルを挟む溝の堤防を削って、かつ溝自身も削ってなんとか、納得のいける高さにできたかな?と思います。
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 で、このチップなんですが、これが沖縄の看板職人から、ギター職人になられた、松田さん、ある意味先生だね、店主にとっての・・・、その方の推奨する象牙のチップを利用しています。

 もう一ついうと、サドルの堤防が低いので、通常の弦の結び方ではサドルから弦が浮いてしまいます。

 板の内部に貼り付けられている力木というのがあって、こいつが浮いている・・・ように感じていたんですね。裏をたたくと、音がぶれる・・・。

 そこで、固い木工用ボンドを流し込んで、ギターを傾けながら、全面に行き渡るようにもしましたね。それを三本分やりました。

 その結果、ボディー全体に張りが出たような気がします。当然音にもいい影響があったに違いありません。

 ご老体なので、ライトゲージというテンションの低い弦を張ってやりました。そして、弾き手の方々に持ってもらったんですが。

 ブルース・ブラックミュージック系の持田さん。「鳴っていますね、いいですよ、ちょっと今これで歌っていいですか?」と。響き床のステージで使用してくれました。いきなりステージかよ!

 そのあと、持田さんの指名で出てきた、保谷のロビン君。彼も玉置浩二を研究するプロ途上のミュージシャンですが・・・、「これ欲しいです!」と・・・、あげないけど、やったー。

 翌日来た、あのアイレジアスのケント君に渡してみる。

 強いていえば、六弦のアタックかな?あとは大方よかったようです、ガットギター欲しいですよねえ・・・と。なるほど、こういうのは、遠回しのオーダーと思って動こうか・・・。しかし、そのあと、自分たちの練習が終わってから、ずっと弾いていたなあ。

 もう一人の渡辺君も、素っ気ないながら、いいんじゃないですか・・・と。

 その翌日来た、マルチの新潟の小田さんにもいじってもらいまして、いい評価をいただきました。

 その小田さんから、宿題をいただきました。

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 これはシリア製のウードという楽器です。ヘッドが折れていますね。

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 すでにニカワで直したんですが、接合部が薄いのかまた弦のテンションで折れてしまったということです。

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 ギターとは違って枇杷のように凝った作りです。

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 この方が作家さんらしいですね、シリアの方。ちょっとヘッド周りは作り直しにさせてもらいます。ペグはそのまま使いますが、しっかり調弦できるように、なんか仕掛けます。

 何ヶ月かかるかわかりませんが、適切な木が見つかりましたら、少しずつでもやっていきます。

 もう何屋でもいいわ、求められる好きな仕事しかしない、それで行く!

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて十年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp
  tohke@pdx.ne.jp

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