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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

相も変わらず楽器遊びざんす!



 こんな遊んでばかりいて、さぞや店は閑古鳥なんだろうなあ・・・と忍ばれる・・・。

 まあ、いいんだ、寒いしね。あと三週間の我慢だな。それが過ぎると、随所に春の兆しが出てくる・・・、これ本当だよ。

 自転車に乗るようになると、そういうことに敏感になる人も多いんじゃないかな?まずは春風のにおいがね北風にまだらにはいってくる。そして梅が目に付くよ。そうなると、すぐにまた花見と来る。エエ?ついこの前年賀状で、おめでとうとか言っていたのに・・・。まあ、毎年のことだ。

 一見極寒でも、春の気配がしてくると、自転車乗りはうごめき出す。通常「二八」といって、二月は正月その他で銭を使ってか、景気が悪いと言われるが、自転車関連から見るに、いつもそうとは限らない。

 春が自転車を引き寄せてくる・・・、そういうところは確実にあるなあ。

 昨日でもって正月も終わった、さあ、花見だよ、覚悟しな!

 ということでなぜかギターが出ている、しかも店主はガットギターが好きなんだが、今回はスチール弦のアコギというヤツだ。

 基体としてのこいつとの出会いは劇的だった。朝、チャイムが鳴る。ポキさんが息を切らせて、「ギターが粗大ゴミ貼られている!」という通報を受けて、急遽救助隊派遣!身柄を確保した。

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 日本楽器と書いてあった、つまりヤマハだな。こいつ全体を磨いてやった。さて、どう再生してやろうか?ある意味自転車と同じだね、待ってろよ!盛っている限りのポテンシャル、引き出せたら、引き出してやるからな!と誰にも頼まれていないのに、勝手な使命感がわくもんだ。

 さて、こいつをどうするか?通常のメンテではつまらない。そこで年末の響き床のイベントを思い出した。

 出演はブラッキーな持田さん・・・。この方はエンターテナーだわ。レゲイ・ブルース、ゴスペル系もこなすね。

 この方が出てくれて、ステージ終了後。なぜか、ウード奏者が登場。ウードというのは中東の楽器です。ギターの原型のリュートという楽器が、中世欧州では発達していたんですが、そのまた原型のような楽器。

 そのウード奏者の歌を聴いていた時、その持田さん、あれ・・・という表情。

 そのときにひらめいたんですね、ウード風のギターってできないか?ってね。

 そこで、施工開始!

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 ナットに、真鍮のもの、通常は牛骨が多いですね、でも今回は真鍮ものを使用しました。ネックの幅に合わせてブラスを削るなんていうのは、自転車屋そのものだよね・・・。

 そして、反対側・・・。

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 同じくブラスのサドルを選択。本来ならプレート状のものを使用したかったんですが、1800円と異常に高かった。それでサドルをはめる溝を埋めて、そこに真鍮製丸棒をピタリと置いたわけ。この素材は工具屋さんから取り寄せ一本180円と十分の一だね。

 ブラスとブラスで挟んだのには、意味がある、音のサスティーンてやつ?これが欲しかったのであります。スチール弦に金属の両サイド、さぞや響きは長いだろうという配慮ね。

 なぜか・・・。

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 答えはこれ!

 わかりました?

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 これでわかったかな?

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 反射を見ると、ネックを横切るフレットという金属がないでしょ?そう、つまりフレット抜いてしまったんです。いわゆるフレットレス、というやつね。

 バイオリンやチェロなんかは当たり前ですね。でもギターではあまりきかない。ベースはありますな。

 元々付いていた、フレットを抜いて、パテで埋めて、ウレタン塗料をかけて、磨いたというだけ。完全自転車屋そのもの。まだ完全なすりあわせができていないが、ちょっとぶれたりする感じが、なんともギターからすればエキゾチックにも聞こえなくもない。

 ただ、弦をエクストラライトという、細いものにしたので、指で直接押さえると、ちょっと音がこもる・・・。ウレタンが完全に硬化していないのかな?とも。ただいまヘビーゲージという太いものも発注、色々実験しないとね。

 先のウードですが、これもフレットレス。そこで音を探りながら、自分の声に合わせて弾いていたのを見て、持田さんがアレ?これいいかも・・・て顔しているように、店主には見えたんであります。

 なので、アコギフレットレス化を思いついたというわけです。

 この作業中に来た、音楽関係のお客さんが、「確かBB・キングはそうだったんじゃないか?」と言ってましたね。

 先日来た、ギター奏者に渡してみたところ、スライドバーでの演奏が非常に弾きやすかったと言われた。まだその意味はわからないまでも、ちょいとうれしい。

 もう少し経過を見て、お渡ししてみようか?

 まあ、こんなことして遊んでいる店主に、「数年前、フレットの打ち直しを頼んだら、新しいの買いな、といわれた。同じく自転車もっていっても同じこと言われた、両方面どう見てくれませんか?」という依頼?のお知らせをいただいた。

 まあ、コチラが開いて、よりよく勉強すると、居場所を与えてくれることもあるという例かな?ありがたく、お受けしたいよね。

 自転車の季節的展開はなんとなくわかるが、楽器もそういうのってあるのかな?と思う。

 春になると楽器の方もうずくみたいですよ・・・なんてね。
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今年も行きます!



 今年は二日より、工場に入っていたんですが、何をやっていたか?というと自転車・・・じゃなくて、ご覧の通り楽器系をいじっておりました。

 これは持ち込み修理の依頼なんですよ!依頼です、外部からの!イヒヒヒ来ちゃったよ・・・。

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 ギターの裏に穴が開いてしまったらしい。理由わからないまでも、ガムのようなものがつめてあった。

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 サウンドホールから見える穴。単板ではないな。合板なので、繊維が縦横と来ている、ささくれもちょっと広範囲に広がっていますね。

 まずはささくれを取り去りまして・・・。

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 裏からガムテープを貼ります。そこに・・・、

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 二種類のパテがあって、白い方を裏板の裏から盛って乾燥させます。ガムテープは内側にへこむように押しながら貼る、これがキモ。

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 白いパテ二多少の色を付ける。といってもサウンドホールからのぞき込まないと見えないので、この辺にしておく。

 ガムテープにつけた、へこみに今度は濃い色のパテを盛ってやる。しかし、接着剤の質が上がってきたよね。扱いやすいし、この気温でも硬化が早い。

 裏板の表をヤスリで平らにしてやるが、裏板といっても、裏の表なので、目立ってはいけません。そこでそこにコーティングの塗装をします。

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 パッと見わからなくなりましたな。

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 裏板全面にではなく、サンバースト・・・もどきでキャンディー入りのウレタン塗料をかけて、研ぎ出してやる。

 ある意味、木工と自転車塗装の応用でできました。これにて完了。

 しかし・・・、早くも外から依頼が来たよ・・・。今年はわらじが増えたかな?

 実は平行して二本・・・いじっています。他に・・・電気系ギターのフレット抜きも・・・なんてね。

 作りたい楽器のイメージも出てきて困っています。そうするとまた、にくい助言をいただける方も増えてきて、ある意味どうにでもなれ・・・という感じですね。

 電気系は一からの勉強だな。まずはセッティングとして弾きやすいこと、これを極めていけたらなあ・・・。あとは自作のコイル巻きでピックアップの作成?本当かよ?あとは潔いシンプルさでもって、まずは感染できるところから、菌をばらまくか・・・。なんせ後発なもんで、無骨でも特徴のあるものを作っていかないとね・・・。

 まあ、今年もドタバタしそうですね、色々含めまして、改めましてよろしくどうぞ!

とりあえず 完成ということに!

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今確認すると、九月の終わりなんですがチョコチョコいじっていたあいつですが、何とか終了ということに、いたしました。

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 まあ、やればきりがないといえば、そうなんだが、どこかで止めないと行けません。楽器の場会はやはり音、でしょうな。

 音がいい状態になったのであれば、他に塗装面などに多少問題があっても・・・、止めてもいいか・・・とも思います。

 というのも、塗装を厚くすると、音のなりが変わってしまうということもありますからね。

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 元々からあった、ラッカーの割れについては、残すことにしました。ギリギリまで削って薄くして、その上から、またギリギリの薄いウレタン塗装をして、それをまたギリギリまで研ぎ出した・・・ということですね。

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 パテ修正したところにも、薄いキャンディーレッドをかけて、また研ぎ出してと・・・。

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 パテの色が白だったので、今度はもっと選ばないとなあ・・・と思いつつも、ローズウッド調のニスでなんとかなった・・・ですね。

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 ペグも交換しました。ペグのピッチが今は大体35ミリ、こいつは32ミリ・・・。ペグを加工しようか?悩んだ結果、ヘッドの穴の開け直しなんかでやってみました、かなり大胆・・・。

 ナットの交換もしてみました。

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 サドルもいじったなあ・・・今回。長年の弦によるテンションで、ブリッジがちょっとばかり浮いている・・・。これにそのまま調整してしまうと、弦高が上がってしまうのね。

 そこで、サドルを低く削ると同時に、サドルを挟む溝の堤防を削って、かつ溝自身も削ってなんとか、納得のいける高さにできたかな?と思います。
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 で、このチップなんですが、これが沖縄の看板職人から、ギター職人になられた、松田さん、ある意味先生だね、店主にとっての・・・、その方の推奨する象牙のチップを利用しています。

 もう一ついうと、サドルの堤防が低いので、通常の弦の結び方ではサドルから弦が浮いてしまいます。

 板の内部に貼り付けられている力木というのがあって、こいつが浮いている・・・ように感じていたんですね。裏をたたくと、音がぶれる・・・。

 そこで、固い木工用ボンドを流し込んで、ギターを傾けながら、全面に行き渡るようにもしましたね。それを三本分やりました。

 その結果、ボディー全体に張りが出たような気がします。当然音にもいい影響があったに違いありません。

 ご老体なので、ライトゲージというテンションの低い弦を張ってやりました。そして、弾き手の方々に持ってもらったんですが。

 ブルース・ブラックミュージック系の持田さん。「鳴っていますね、いいですよ、ちょっと今これで歌っていいですか?」と。響き床のステージで使用してくれました。いきなりステージかよ!

 そのあと、持田さんの指名で出てきた、保谷のロビン君。彼も玉置浩二を研究するプロ途上のミュージシャンですが・・・、「これ欲しいです!」と・・・、あげないけど、やったー。

 翌日来た、あのアイレジアスのケント君に渡してみる。

 強いていえば、六弦のアタックかな?あとは大方よかったようです、ガットギター欲しいですよねえ・・・と。なるほど、こういうのは、遠回しのオーダーと思って動こうか・・・。しかし、そのあと、自分たちの練習が終わってから、ずっと弾いていたなあ。

 もう一人の渡辺君も、素っ気ないながら、いいんじゃないですか・・・と。

 その翌日来た、マルチの新潟の小田さんにもいじってもらいまして、いい評価をいただきました。

 その小田さんから、宿題をいただきました。

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 これはシリア製のウードという楽器です。ヘッドが折れていますね。

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 すでにニカワで直したんですが、接合部が薄いのかまた弦のテンションで折れてしまったということです。

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 ギターとは違って枇杷のように凝った作りです。

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 この方が作家さんらしいですね、シリアの方。ちょっとヘッド周りは作り直しにさせてもらいます。ペグはそのまま使いますが、しっかり調弦できるように、なんか仕掛けます。

 何ヶ月かかるかわかりませんが、適切な木が見つかりましたら、少しずつでもやっていきます。

 もう何屋でもいいわ、求められる好きな仕事しかしない、それで行く!

ウクレレ直し・・・やってみた



 昨年の今頃でしたか・・・、「木工オヤジへの道」なんて題で何本か書いていたことを思い出しまして、一過性・・・というのとはちょっと違うんですが、店主にもトレンドのようなもの・・・というか傾向のようなものがしっかりありますな。

 などと自分で確認しながら、苦笑している次第であります。ただ、かつてやろうと思っていたこと、やってみて失敗していたことが、ずっとくすぶっているようで、そこに火の粉のような刺激が来ると、ドッと燃え上がるようで、出所は常に内側から来ていますね。

 なのでトレンドが引いたと一見見えても、そこにはおき火がありまして、いつでも着火状態なんじゃないか?なんて思っているんですね、道具や発想のドミノ倒しが起きたりとか・・・、なんか面白いんだよなあ・・・。

 で、今回はウクレレを発見・・・、ちなみに今いじっているギターですが、まだ「完成」ではありません、表板の修正をどうやるか?ということと、塗装をどうするか?ってところで考えているとこなんです。面白いよ・・・。

 このウクレレは、実は義母さんのもの。新婚旅行でハワイに行って、アンディー・ウィリアムスのショーで直接手渡しでもらったものらしいんですね。箱には彼のサインと、歴代の猫どもの爪によるサインがゴリゴリと記されていた。

 開けてみるとだね。

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 完走しすぎてボンドが効かなくなってきているのかな?

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 楽器の底の合わせ板がもう剥がれていた・・・。ある意味バラバラ寸前・・・ということで、絶好の教材じゃない・・・よ!

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 思い切って、裏板を剥がしてみた。まあ、単純な構造だこと。弦のテンションも低いんで、こんなもんでいいのかな?ワッパ飯の弁当箱ってなもんかな?

 と、こんなことしてみると、ウクレレプロ中のプロである、例えばジェイク・島袋のウクレレなんかの中も見てみたいよね。キット違うんだろうなあ・・・、もっと響かせる仕掛けが随所にあるんじゃないかしら?なんて勝手に想像してみたりね・・・。

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 当て木はあるんだが、完全に浮いている。

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 ネックも浮いてますね。

 ではまず、この状態で、これらの浮きの箇所を固定してやる必要があります。その固定の要になるのがこいつ。

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 日本の木工ボンドも優秀ながら、日本製は固まっても柔らかいので、この手の音ものに関して利用すると、柔らかい接着剤が音を吸収してしまうということになるらしい。

 そこで米国産のタイトボンドというのが、この手の製作などには定番なんだと。固いのでよければ、コンクリボンドっていうのもあるんだけど、どうなんだろうね。いつか実験してやる・・・

 理想的にはニカワらしい。どこで手に入るのか?調べてみると色々あることがわかりますね・・・。

 このボンドを少し多めに浮きの箇所に流し込んでは、ヘラでより奥へ送り込んで、あとは万力類で固定します。

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 二箇所の浮きに、五本のシャコ万使っています。

 これで浮きの問題が解消したあと、今度は剥がした裏板を貼り付けて、これまた万力類で固定します!

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 ちっこいウクレレでこうなんだから、ギターなんて作るとなったら、一体何本の万力が必要なんだ?いやいや、コントラバスになったら・・・???

 万力外して、余分なボンドを落として、部分的にパテ修正して・・・、軽くニスをしみこませて、完成・・・ということに。

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 ズレの修正と浮きの解消・・・ですね。

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 ネックも固定・・・できているね。

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 まあ、今回は弦のテンションの低い、ウクレレでしたんでね、まあ、こんなもんかな?というところ。でも、後からああしてもよかった・・・という、作業に関する選択肢が浮かんでくるなんて、いい傾向だよね。

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 形は戻しても、音がどうか?というところが楽器の面白いところだね、そこが他の木工とは違うところなんじゃないか?と思いますね。だから、本来は元に戻ったように見える・・・だけではダメなんでしょうな。

 アスリートのケガのようなもんだ。アスリートはケガの回復=常人に戻る・・・ではだめなのと同じ、アスリートの回復とは元のアスリートに戻らなければなりません、そういうところが楽器修理の深いところなんだろうなあ、と思いをはせつつ・・・、単に今は面白い・・・・。不謹慎ながら面白い・・・。

 ウクレレ、こいつは持ち運びには楽だし、どこにでもライブができるという意味でも優れた楽器といえます。幼稚園の先生や、保育園の先生達は、一律ピアノは弾けるようですが、あの教室限定のピアノというやつは、どうも三チャンネル、教育テレビのにおいがして、それだけでは面白くない。

 ピアノのお部屋に行かなくても、先生が時にサングラスなんかして、ウクレレかき鳴らして、ロックンロールなんてかっこいいじゃん!

 チューニング次第では、一本指で押さえられるように仕掛けしておけば、2コードで子供自身だって弾けるようになるんじゃない?

 近いうちに、当店二階の響き床で、ウクレレ教室なんかも始まりそうなんだが、是非子狸が通っている保育園の先生方にも参加してもらいたいもんだ。

 しかし、まあ手当たり次第・・・というのはこういうこというんだろうなあ・・・。全然反省してません・・・。

自転車屋でもできること・・・からやっていく!



 これは自転車には見えません・・・、当たり前です。

 どうもある一つの方向へ向かって・・・動きつつあるような気がします。

 先日はガットギターいじりなんかを見せていましたが、もちろん自転車屋としてのいじりに過ぎませんがね。それがなんと・・・、電気系ギターにまで、魔の手が伸びそうなんでありますよ・・・。

 昨年亡くなりました、二三百年に一人出るか出ないかの天才、フラメンコギター出身のパコ・デ・ルシア、そのバンドでベースを弾いていた、カルロス・ベナベンテが所持していた、セミアコベースというのがありまして、店主が高校時代よりどこか興味を隠していたようなこの楽器があったんですが、先日、ヤフオクにて入手。

 あまりの激安に、送料がもったいないと、実際に自転車で新宿まで取りに行き、直接取引をしたものなんですね。

 そいつを引っ担いで、まさに佐々木小次郎のようにレーサーにまたがり十五キロ帰ってきたんですが・・・。

 不思議な感慨に包まれたんですね。

 店主が中高生の頃といえば、パチモンのジャズベを小次郎状態に、実用車でアチコチ移動していたんですよ。それから四十年弱経って・・・、フト影を見ると、レーサーに小次郎状態の店主が、夜の涼風の中を走ってるのがわかる・・・。年齢を超えて、オレがオレだったことを実感するという不思議な晩であったんです。

 その楽器の受け渡しの時「弦高が高くて、ちょっと弾きにくいんですけど、きれいでいい楽器です」ということだった。

 当時いかに指を早く動かせるかなんてことにかぶれていた遠山少年は、弦がびびる寸前まで弦を低くセッティングしていたんでありますが・・・、そうか・・・うん、まあどうにかなるだろうと・・・と、心にメラッと火がついたのを確認。

 こいつは弾くこともさることながら、いかにいじれるか?まな板状態のソリッドボディーであれば、扱いはさほど難しくはないが、箱物、つまりセミアコ以上のものをいじるのは、実にスリリング、まずは安い楽器で試してみようということだったのね。

 持って帰ってきて、じっくり観察をすると、弦の高さを司るところに調整ネジがあるのに気づく。ただし、先の持ち主さんも最低限まで下げたあとがあり、この機構を使う限り、もうこれ以上は下げられないのは見てわかる。

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 敵を知るためにはまずは分解だと、外してみると・・・。と、その前に、弦高を測っておきましょう

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 12フレットのところで、6ミリの線にかかっています。

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 こういう状態になった。さらにこのネジ自身を外してみると、

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 摘出完了。なるほどこうなっていたのね・・・。ちなみに下のネジ山の部分は8ミリの1.0ピッチ。上の細くなっている部分は、6ミリ。

 何だよ、ブレーキのシャフトの径と埋め込みナットの径と同じじゃんかよ・・・と自転車パーツの近似性に思わず顔がほころんだ。

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 ちなみにこの傘の厚さは3ミリ弱はある・・・、こいつが邪魔だが・・・、どうするか?

 自転車パーツに8ミリのボルトがあるので、それを軸に、6ミリを削り出す・・・、金具作りで対応してみようということに。

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 でもって、できたパーツが、斜め上のもの。ステンレスのいいボルトで作ったので、むしろ高級感あるじゃんか!つまり下のネジの傘の部分のないものを作ったということ・・・、早速当ててみます。

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 傘がない分、低くすることはできそうですね。

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 この形式で、再度12フレットを測定してみると、約4ミリのところにかかっている、つまり2ミリほど弦高が下がったということなんであります。

 よって、ビビリが出てきている・・・んだが、まあ自転車屋でできるくらいの加工で、弦高を下げることは可能、ということがわかったわけです。

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 あとは直接駒にヤスリを当てて削るという手もある。こちらを削ると、今度は先の金具での弦高調整も可能になるだろうなあ。

 やり方は一つではなく、複数の可能性の中から総合的に考えないとね。

 あとこいつはあくまでも楽器なんで、弦高が低くなっても響き等に影響が出たらこれもダメなんですね。その辺も大変だが・・・、次はビビリの観察とその対策へと向かいそうですね。

 で、その次は・・・なんていっている内に、本当どこへ向かって店主は動き出しているんだろう・・・と、全く悩んでもいません。呼ばれるところに行く、それだけなんだよね。

 ちなみにこの未完成ながら、調整中のベース、これをお客さんでもある、プロベーシストのHサンに試し引きしてもらったんですが、いい線を行っているということでした・・・。

 ヤバイぞ・・・これは・・・、実にまずい展開である!

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて十年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp
  tohke@pdx.ne.jp

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