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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

ご希望のままに 手で組み上げます



 先日の岩井商会さんのレポートでも、少し触れました・・・というか、あまりの展開に言葉を失い気味でしたな。
 
 勿論薄々わかってはいたんですが、そこまで減らしますか・・・というね。

 ネット上の画面から「取扱終了」という文字がでたら最後、もうその業社でその商品は今後取り扱わない、メーカーに二度と発注しない、ということを意味します。

 なので、最近その辺の連発が続いていたんで、あら〜とは思っていたんですが、もう少し取り扱いのあるメーカーのものは少しは残してくれたかな?と淡い期待もぶっ切られたわけであります、黒ばっかり・・・。そもそも自転車の別名は銀輪っていうんだよ!

 自転車業界全体で、手組みホイールを殺そうとしている・・・るんでしょうな。今食品業界では、度を越えた米の減反以上のことや、牛乳の廃棄、乳牛の処分、そしてコオロギ食なるものが進められているような・・・。

 防衛費増やすのを是とする国民らしいが、腹減っては戦できねえんだぜ。燃料なければ、食料だってなんだって運搬できないんだぜ・・・。

 そんなに戦できる国にしたいんなら、まずは国産食料を増産して自給率をバク上げしないとだめだな。あとは独自のエネルギー産業を育ててだ、そして日本海側にある原発を全て廃炉にして・・・からだろう。

 防衛している振りでいいのか?勝てる戦のできる国に本当にしたいのか?何やってもパッとしないねえな、この国は。

 この国が食料の自給率を上げるどころか殺しにかかっているようだが、自転車業界も手組ホイールを殺しにかかっているといってもいいのかな?

 そのうち、ホイール組が特殊技能なんてことになっちゃうぞ!その時期を当て込んで、ホイール組の術を手に仕込んでおくのもいいんでねえ?

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 これはアンブロシオのグリーンリム。きれいな色なんだが、なんだか退色しそうな感じはするが、これが業社在庫が切れたらもう終わりという、こちらは東京サンエスさんなんだが、ここもリム単体については撤退気味なんだろうな。

 28ホールなんで幸い残ったようだが、あと何本くらいで終了するんだろう?

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 今回はお好きなように発注してくださいということで、この緑のリムに、フリー側を4本取りで!ということです。
4本取りというのは、あるスポークからその穴を含めて4個目の先の穴に入っているスポークと交差させるという意味です。
 そして

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 ハンフリーの方では6本取りで組んでほしいと。

 これ通常なら逆なんですね。つまりフリー側というのは、チェーンにて常に力のかかる面なので、それだけ強度が必要とされるわけであります。そうなると交差するスポークが離れている方が、つまり6本取りの方が、強度が上がるので、フリー側には本数の多い取り分を優先させるという考え方ですね。

 しかし、この発注の方は敢えて、逆でやってみたい、とご希望でした。はいはい・・・

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 そして、一回捻りをご希望してくれました。これ何度も言ってますが、店主の推しなんですよ、捻ることで固くなるのと、狂いが少なくなるということです。いいんだけどなあ、ほんの数人しか反応がない。

 この捻りを入れる際には、本数取りは少ないほうがスポークには負担は少ないですね。なので、6本取りよりも4本取りのほうがスポークには優しい・・・、そいうい意味で理にかなってはいます。

 でもまあ、お好きに色々言ってください、お客様のご希望叶えての手組ホイールなんでね。

 そして、もう一つ重要なご希望・・・といえば、これ!

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 七色のニップル!にしてほしいというご希望。まあ、これも手組ならではかも知れませんな。

 ロングニップルで!なんて希望にもお応えできますよ!

 つまり手組みホイールというのは、リム、ハブ、スポーク、ニップルという4つのパーツを選ぶことができます。そして、それにプラスで組み方、組む形式とテンションについてのご希望も入れられます。

 つまり、6つの要素を組み合わせて、好きなホイールを作ることができる・・・ということですね。なんと夢のあるパーツであることでしょう・・・というのが過去のことになりつつあるという悲しい現実なのであります。

 独自に海外のサイトなどを見てみると、まだリム単体はありますね。ただ、送料が相当かかるのと、精度が重要なパーツだけにあまり動かしたくはない、というのはあるんですが。

 でも、瀬に腹は変えられないので、その辺からも少しずつ在庫していくかな?ハブはまだある・・・ようだし、スポークも展示会では星さん頑張っているんだが、イザ発注しようとすると、ソコソコ大変なんだよなあ・・・。

 ただし、ここが当店周りの売りでもあるので、手組みホイールは青息吐息でも続けていこうとは思いますがね。

ちょっとした事故にて ホイール組み直し 廃盤ショップ在庫もの



 チューブという曲面にこのロゴがあると、どうしても単一の乾電池を想起してしまうのは、おそらく店主だけでありましょうな。

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 アルミのパナソニックフレーム。パナソニックはいち早くチタンを、あのコブラなんていう化物フレームを世に出したんですが、受けはどうだったんでしょう?

 ブリジストンもそれなりにいいフレーム出していると思うんですが、いずれも工業製品止まりという所が、いかにも日本のものづくりという感じがします、質実剛健なところは悪くはないんですが、色がない・・・。

 でも、なんとか踏ん張ってフレームづくりの選択肢は減らさないで欲しい所であります。

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 この車体はなんで来たかと申しますと、後輪を縁石か何かに乗り上げ、ホイール全体をダメにしてしまった。

 組み直しはできないか?という依頼。

 手組なんでお安い御用なんだが・・・、このアンブロシオのリムはもう国内ではほぼ売られていないはず。業社の東京サンエスさんも持っておらず、今後も入荷の予定はない、つまり取扱終了なんですね。

 当のアンブロシオさんはどうか知らんが・・・、まあ今手組用のリムが激変している中で、わざわざ作るってことは・・・あるのかな?

 ということは、ショップの在庫を探すしかないということになりそうですね。そう、当店にはまだ少しだけあったんで、本当難なく組み直しをしたわけであります。

 その際再度、黒のDTスポークを・・・ということで調べてみて、その値上がりぶりに驚いた・・・。

 なんかもうすべてを潰しにかかっているのか?もう呪いに近いねこの値上げというのは。通常の経済原則というのは需給のバランスなどと言われ、売れなくなると安くなるはずなんだが、売れない=買いにくいのに、値上がりしていくというスタグフレーション?というの?もうすべてが潰れていく感じだわな、このままだと。

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 ハブは使いまわし、タイヤもスプロケも使いまわしなんで、効率は決して悪くはないんだが。

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 アルミロードフレームに基本105仕様なんで、ロードレース入門型なんですね。

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 ドロップにしてやる気満々じゃない!ええ?一体何に?

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 しっかり、パニアバッグを装着しているね、レースはやる気ないようだ。しっかりツーリング系・・・なんだろうな。

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 このサドルも柔らかそうだし、長距離を痛めず走るにはいいのかな?通勤用にもなっているらしい。入門はシングル固定からスポーツバイクに入ったんだが、指先一本でギア比を替えられるロードの利便性に驚いたようだな。

 確かにね、その点ではロードは偉大だ。他にズノウとかの隠し玉も持っているとか。

 なんかまたやらかしそうだなあ・・・。

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 ガチのロードでもあるようだが、自分なりに走り込んだツーリング車、という顔もしている。やはり自転車には乗っている人が乗り移る、まさに殺気ゼロ、楽しんで走り回ってんだろうなあ。

ベアリング等交換で再出発なのだ!



 非正規のところから意外と早く届いたよ。26ミリのものが正規・・・と思っているサイトでないというのは、たいへん驚いたわね・・・。多分ISOとかから外れているのかな?

 いや、その手のものだって、その正規どころは工具類は持っていたから・・・なんでだろう?でもまあ、非正規(店主が勝手にそう思っている)からでも届いたんでよかったわ。ベアリングの精度自体に全く問題はない。

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 装着前に、洗浄しましょうか・・・。こうしたことをコマメにやるのと、ワンペア数十万の高額完組ホイールをノーメンテで長年使い続けるのとでは、差がでるよ、いずれね。

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 グリスを重点。多少重く感じるとしても、摩耗等からパーツを守るという意味でも、大事でしょうね。かつて勝負重視で早く回すために、ノーグリスでやってくれ!と頼まれたことがあったが、その後その選手はどうなったのかな?自分の機材を最終的にはぞんざいに扱って、そんな小細工で勝とうとするなんて・・・、まあ、選手としてもそんなもんだろうね。

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 軸にベアリングを装着して、外す時には叩き出したが、装着時には静かに締め込んで正規の位置に行ってくれたらいいんだがね。

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 ゴリゴリ感というか、ショコショコ感くらいかな?の引っかかりもなくなり、ヌルヌルにもどったわね。着脱する度に変形するような柔いパーツ類は新しいものに交換するか、そういうものがなければ似たようなもの、または外して別の形式で対応するとか、色々ありますね。

 変形パーツが間に入ることで、回転に悪影響ということも十分ありますからな。

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 はい、この車体は当店ではかなり有名な準旧車のアルミですね。どのくらい古いかというと、二十年はゆうに越えています。

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 このエンドがその古さを物語っています。これも後三角を小さくして剛性をもたせようとしたのかな?その後この形式は長続きはしなかったようです。

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 チェーンの交換もいたしまして、変速周りも見ましたが

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 シルバーのこのディレーラーも、今後作られなくなるという噂、なんでまあ輪界はこうも黒一色に右へ倣えなんでしょうな。

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 600のSTIがまだ現役で使えるというのも凄いです。ちゃんとトリムも作動します。凄いさすがシマノです。ただ、このスタイルで行くなら、そろそろ同じタイプの状態のいいSTIをワンペア確保しておくといいでしょうね。安心です。

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 何も特殊なパーツを使っていない、一般パーツで組み上げたカーボン手組みホイールです。一般パーツですので、多分いきている間に関しては、パーツ供給で致命的なことは起きないでしょう。それが強みです。スペックが変わってしまったとか、製造中止になってしまったとか、もうショップ在庫に頼るしかない・・・というようなことはほぼ起きないでしょう。

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 勿論フロントも手組。こちらのハブは問題ありませんでしたが、もし回転に難が出てきたら、こちらも一般部品のベアリング交換で対応できるでしょう。

 そしてこのカーボンリム・・・

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 このカーボン専用シューで、制動力が信じられないくらい上がりまして、それまでのもうちょっと効かないかな?問題は吹っ飛びましたわ。技術の進歩に感謝ですね。

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 準旧車のアルミキャノンデール。アルミだけどもう旧車、鉄だけじゃあない。そしてできる限りのシルバーパーツの寄せ集めで成り立っています。

 シフターシマノ、クランクカンパ、ディレーラーマイクロシフト・・・ともうバラバラ。

 こういう主流の形式にとらわれていないところにこそ、自由があります。自分の趣味嗜好、センスや生き方を反映した一台が出来上がります。その人らしい一台です!安全に走りさえすれば、自転車は自由なんだよね!

 できるところまで、おつきあいします!

扱い慣れていると思っていたら・・・変則ベアリングでやんの・・・



 東京の雪は春を呼ぶ雪でありますな。名残雪なんて別れてんだか、振られてんだかわからん、未練がましい歌ありましたが、名残惜しくもなく雪が降りましたわね。

 明日以降のアイスバーンが、また悩みの種になる?

 子供の頃は雪をもう待ち望んでいまして、それを嫌がる大人をなんて堕落しているのか!と密かに思っていましたが、そう、本当子供の文脈からすると現在の店主はみごとに堕落してしまったなあ、というところ。

 早く花粉抜きの春が来てほしいもんだ・・・。

 戦争の影響か?円安の影響か?わからんがまあ建材が値上がりしている。こうなったらもうさっさと国内の杉切りまくって売ればいいのにね、その後は広葉樹をしっかり植えていって、スギ花粉は終わりにしてほしいね。

 ということで、お仕事です!

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 当店手組みの55ミリのハイトのカーボンホイールなんだが、メンテのためにやって来た。振れ取り、センター出しなどキッチリやってみると、どうも回転にガリが出ている。シールドベアリングだろうから珍しいというか、シールドだともう交換するしか手はない、空けてみるか?

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 このハブは当店でもよく扱っているTNIのものなんで、なんとなく構造は把握していたつもりだったのだ。勿論シールドベアリングであって、それを外す仕方も分かっているんだが・・・、こうやって外すと、やはりあちこち汚れていますね。

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 こちらがフリーの方ですね、大分疲れているので、洗浄等は徹底的にやってやろうと、すべて取り外すと、

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 まあこんな感じで、見慣れたようなパーツ類で、組み立てもさして苦労はしそうにない。なんだが・・・外してみたベアリングを見てビックリ・・・

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 これね、内径がデカイのはTNIはスルーアクスルとクイック仕様を兼用しているので、15ミリあることには理解できるが・・・。よく見るとこれ左右のデカさ違うよね。

 測ると片方が外径24ミリともう片方が26ミリというもの。しかも・・・

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 厚みも5ミリと7ミリという違いがある・・・。面倒なことすんなよ・・・。しかしTNIは比較的取り扱ってきたハブだったんだが、こんな違いがるということを初めて知ったわ。今まで、こいつらのベアリング交換してこなかったということだね。

 ということは、ガタが起きにくかったんだろうなあ・・・。フムフム。

 そんなこんなで、サイズを測って専門工具屋で調べてみると24ミリのほうがあるんだが26ミリの方がもう壊滅的にない。なんか正規の規格(ISO)などから外されているの?と思わざるをえないくらいない。まともな工具屋であればあるほど、持っていない・・・。なので、まともでない工具屋を探してみたら、なんとそこに有りやがった・・・。

 取り寄せには多少時間がかかるので、それまでお預けなんだが・・・。

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 まあ手組なわけで、ちょっと癖ありであっても、こうしてスペック、年代関係なく、なんとかなりうるというというのが、最大の強みかも知れないね。

 このホイールは当店ゆかりの深い車体のものなんだが、相当乗るときは乗られているホイールなので、この辺のタフさは組んだ方としては、狙い通り!というところですね。

 高額の完組買って、長年相当乗ったからと言って、メンテ諦めて新品購入もありかも知れないが、手組みの良さは、このしつこさにある!とも言えるわけです。

 数日内にベアリングが届いたら、また再生の過程でもお見せしますかね!

 手組は続くよどこまでも・・・。

事故からの生還



 正面から車にぶつかったという事で持ってこられましたが、一見してこれはダメですね。外から加わった力によってまがったホイールはスポークでは直せません。

 なので、組み換えですね。

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 リムはサンツアーのもの。業社に問い合わせた所、一本ある・・・ただし、36ホールのみ・・・。

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 シマノ600のハブなんだが、ホール数は32ホール・・・。アッチャー・・・。

 32ホールのサンツアーリムはいつ入荷するかわからない。36ホールならある・・・。とするならば、36ホールのハブを探せば、再生可能でありますな。

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 ハイ、そうして組み上がった再生ホールでございます。

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 サンツアーの36ホールリム、27.5のサイズかつての言い方だと650Bと言うやつね。

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 サンシンか何かのハブ、ちょっと探せばこの手が見つかるというのが当店の魔窟のような倉庫なのだ。

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 ということで、ほぼ・・・ほぼもとに戻して、事故前の自転車生活に戻れるくらいにはなったかな?

 これもコッタードクランクが付いていますね。元々が古い実用車をこんな形にしてしまったんですね。

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 多段のハブにシングル入れて後はスペーサー。一定以上のギア比が欲しい場合、通常のフリーのコグだと16Tが最小となってしまうので、それよりもデカイギア比が欲しいとなったら、こうしたことをするしかない。

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 そしてリアにはディスクブレーキがついています、なんでだろう?

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 フロントはセンタープルのブレーキですね。

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 ハンドルは・・・これなんだろうね?プロムナード系を裏に使っているのかな?

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 ギドネット系のブレーキをこれも正規の方向からすると逆につけていますね。とまあ、独自路線でもって、やっている内にこんな車体になってしまったというやつです。

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 ここはオリジナルの実用車の革サドルですね。独自の走行感を持っているようで、そのイメージに即して当店と共同で作ったのがこの一台というわけですね。

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 こんな車体はどこにも売っていませんし、もしお釈迦になったら、またあ一から作るのも大変でしょう。なので、今回はフロント周りのみで、なんとか再生まで持ち込めた。

 からだの方にもまだ怪我があるので、その回復と、最低一年は経過観察をして慎重にケアをしてほしいと思います。その時治ったと思っても、気候の変化、気温の変化、湿気の多寡などによって何らかの症状が出ないとは限らないので、最低一年を通じての経過観察は必要です。

 そして、もう二度と事故を起こさない、巻き込まれない、ということですね。心身ともにお大事に、自転車はもう大丈夫ですから。


プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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