メールフォーム
一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |ホイール tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
FC2ブログ

一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

飛び抜けホイール カンパフリー交換その他



 スタッカートの普段使いのビアンキです、通学通勤OK!ってやつね。

DSC_7245_convert_20191106231807.jpg

 こんな実用車クランクに、なんとビアンキのロゴ入り・・・驚きでしょ?ってでも、生産現場である台湾の工場なんかをうろついていると、ビアンキカラーのこの手の周辺パーツってかなりありますね。エエ、こんなものまで?というくらいにね。

 だからこの水準のクランクにロゴ入りなんていうのもありなのは分かります。また、安い自転車専門のパーツ工場というのもありますな、もちろん展示会などにも堂々と出てきます。一瞬、恥ずかしくないの?なんてよぎりますが、いえいえ、そうした水準の自転車の方が主流でしょう、数的にはね。

 ところがこの自転車に限り実に不自然なところがありますね。

DSC_7246_convert_20191106231819.jpg

 これ、ホイール。なんとカンパニョーロのシロッコなんていうレーシングのホイールが付いているんですね。付いているんじゃなくて、この度わざわざ付けたんです。でないとこんな自転車がデフォで有るはずがない。

 元々あった、推して知るべし的安ホイールをこいつに交換した。

 出所は、豆先輩の置き土産。貴婦人的デローザ鉄フレームを所有の多趣味の釣り人、豆先輩。多趣味が高じて、はじめから高次元での自転車の世界に飛び込んできたは良かったが、どうも持病との関係で断念し始めたらしい。

 もったいないと思いつつも、関心はすでにオールブラックスの方に流れて行ってしまったみたいだ・・・。

 この宙ぶらりんのシロッコ、どうしましょう?:後輩の方が受け継いだが、これって長女の通学用自転車に付けられませんか?というまたぶっ飛んだ発想。やりますか?本当に?

 DSC_7251_convert_20191106231906.jpg

 リムサイズも変わってしまい、そうなるとVブレーキに拘るなら、馬蹄形の武骨なアダプターを取り付けなければいけなくなる。それはかっこよくはないね。ということで、キャリパーのロングブレーキを取り付けたら、ちゃんとリムをキャッチ。

 リムブレーキは、当然リムの径に依存するので、この手には気を遣う。ところが、ディスクブレーキになると、ホイールの径はいくら変えても、一切この手の問題は生じない。

 確かにホイールの径を変えるなんてことは普通は起きないだろうが・・・。

 一つあるとすれば、26インチHEというかつての主流であったマウンテンバイクが、27.5なるサイズに激変されてしまい、何が困るかというと、リムの数も、タイヤもチューブの種類まで激減するという憂き目にあっている。

 まさか5年前くらい?ここまでの事態になるとは思いも寄らなかっただろうね。そうなると、26インチのマウンテンバイクに27.5のホイールを履かせないと、今後快適に乗り続けるのは大変だ・・・。

 でも、もしそのバイクがディスク対応のものだったら、多分ホイールを27.5に変えるだけで、ほぼポン付け出来るんじゃないか?と思いますね。もちろん細いタイヤなら、26インチのマウンテンバイクに700Cも履かせることが出来ます。

 このようにディスクになると、帽子を変える感覚でホイールの交換ができる、もちろんハンガー下がりの問題などもあるが、アップサイズであれば、ほとんどそんな問題も無くなるね。

 これはディスクブレーキの大きなメリット・・・だと思いますね。

 DSC_7248_convert_20191106231832.jpg

 そんでもって、問題がもう一つ、ある意味大問題が一つあったわけだ。

 DSC_7249_convert_20191106231844.jpg

 今は普通にスプロケが付いているが。このシロッコ、元はデローザに付いていた。コンポは当たり前かな?もちろんカンパが付いていたわけだ。

 とすると一大問題になるのが、ホイールのフリー。カンパのフリーと、シマノのフリーは形状が違う、全く互換性無し。かつては何もかにも互換性をなくすくらい、カンパが元気だったようだね。チェーンリンクのpcdすらも互換性無くしていたんだから。

 もちろん、スプロケの歯の間隔も違うので、相互のスプロケの互換性も無い。

 このホイールの互換性を無くしたことが、お互いの越境を難しくしてしまった。シマノ派がカンパも使ってみたい・・・と思っても、ホイールに互換性がないので、そこが壁となってしまう。

 その点スラムは、フリーに関してはシマノ互換性にした。新参だけに出来た選択なのかもしれませんな、老舗中の老舗のカンパが、新参のシマノ互換にするなんて、かつては考えられなかったんでしょうな・・・。

 で、どうしたか?というと、たまたま転がっていた、カンパホイールのフリー、シマノ版があったということなので、そいつとフリーを交換したことで、シマノスプロケが載り、無事シロッコ移植完了と相成った。

 DSC_7252_convert_20191106231919.jpg

 もちろん、リアもシマノロングアーチでブレーキとした。

 DSC_7243_convert_20191106231753.jpg

 試乗してみるに、やはりホイールの走りに与える影響はデカイね。ゴロゴロッと走っていた自転車が、フワッと浮かぶように、滑るように走り出す・・・。

 ホイールはやはり偉大だ・・・。

 これで通学・・・、見る人見れば、マジか?やりやがったな!と思う一台でありましょうな、スピードの出すぎに注意だ、こりゃ。

スポンサーサイト



朝通勤事故



 朝の通勤時の事故車であります。

 DSC_6786_convert_20191006222000.jpg

 あちこちにガタは出たんだが、一番の犠牲はここ前輪なのであります。

 DSC_6787_convert_20191006222012.jpg

 子載せの電動車体、お父さんの運転する車体だったそうだが、ちょうどT字に入る形で突っ込んだそうだ、そして跳ね返されて、落車。不幸中の幸いか、子供の乗っていた車体は大分重かったらしく、倒れはしなかった。

 結局当たった車体の前輪がほぼ大破、

 DSC_6787_convert_20191006222012.jpg

 なぜか、タイヤが外れるという惨事、事故で始めてみたわ、ぶつかってタイヤが外れるなんて現象。ホイールの振れも半端ない。

 ただ車体全体が厚めのパイプを使った自転車のためか、多少のずれは出ていそうなんだが、全体的に頑丈な印象、多少の精度の狂いは、今回の事故が本当に原因なのか?ということについては、疑問の余地はありそうだ。

 ただ、ホイールはダメなもんで、組み替え・・・、できる限りイメージのあったものでの交換ということなので、

 DSC_6959_convert_20191006222041.jpg

 車体の色と合わせて、白リムで組返すことに。

 DSC_6788_convert_20191006222023.jpg

 そもそもが回転のあまりいいとはいえない、ハブだったんだが、今回は、

DSC_6960_convert_20191006222052.jpg

 フォーミュラーのソコソコのハブで組むことに。

 DSC_6962_convert_20191006222113.jpg

 多少のひずみのようなものは若干ありそうなんだが、これもまた、今回の事故で出来たものか?元々微妙な精度管理の下で造られたのか?実は判別しがたい。

 そういう車体って結構なくはない。最初から、手放しすると、左右どちらかによっていってしまう、そういう車体も多々あるものだ。

DSC_6961_convert_20191006222101.jpg

 リアホイールがちょっと変わっていて、内装のコースターハブというもの。

DSC_6963_convert_20191006222123.jpg

 フラット・・・ともいえない形状のハンドルでもって、どこか薄いがある層に向けて造られた自転車のようにも見える。

 ホイールの振れや歪みがなくなり、細かいこというと切りはなさそうだが、パイプの頑強さもあってか、何とか普通に走れるところまでは持って行けたという感じ。

 しかし、朝の通勤はみんな急いでいるし、ちょっとイライラしているか?と思えば、寝起きでボーッとしているのもいそうで、はなはだ大変な時間帯なんだが、そのためか、今回事故証明を取るということも、お互いの住所交換等もしていないということだった。

 警察の事故証明はあとでも取れるが、相手の連絡先など、その場でやり取りしないと、後からは難しい、急いでいても、できる限りのそうした手続きはしておいた方がいいだろう。
 
 もちろん事故など起こさないに越したことは無いが、時に巻き込まれる事だって無いとはいえない。これを機に、損害保険の内容なども確認しておいた方がいいかもしれない。

 いい意味で、周りを巻き込むこと、これが正しい事故対応ということがいえそうだ。

 そういう意味では、今回この車体の持ち主さんは、すべて自己負担、おまけにローキックを受けた時のような鈍痛が太ももに残っているという・・・、やはり、事故は起きないに越したことは無い。

 本当に気をつけましょう。

 

バランスとって



 このホイールが載っている台は、振れ取り台ではありません。

 自作というか、改造版のホイールバランス取り台とでも言いましょうか。

 ホイールバランスというのは、大抵のホイールは、ホイールを浮かすとバルブ付近が下に下がるようになっている、どの位置で、ホイールを止めても、またアンバランスならば必ず同じところが下に来るようになっている。

 その状態で高速の下りなどをすると、ホイールがアンバランスなために、ホイール自身が振動を起こし、自転車がちょっと不安定になる。試しに作業台などに自転車を固定し、アウタートップにしてホイールを最速で回転させてみると、その振動の大小がよく分かる、ひどいものは外れるか?と思うくらい上下に車体が揺れる。

 このバランスが取れると、この車体への振動がほとんどゼロになり、ホイールは静かに高速回転しているだけになる。

 そのバランスを細かく取るためには、ホイールの回転がなめらかでなくてはならない。ホイールは、フリーのラチェットや、玉当たりの調整などで、実は意外と回転が重くなっている。

 多少の重さぐらいでは、微妙なバランスを取ることができない。

 なので、ハブの精度とは別に、バランス取り台のシールドベアリングをより軽くなめらかにすることで、微妙なバランスを取れるようにするのである。

 そのための改造バランス取り台ということなのである。

 DSC_6015_convert_20190906222401.jpg

 アンバランスの対局におもりを付けながら、釣り合いを取っていく。

 まず1番重いバランスから取ることになる。それが取れることで全体のバランスが取れるか?というとそれがまた難しい。一対のバランスが取れると、次のアンバランスがごく少量だったりするが、出てくることの方が大半だ。

 DSC_6016_convert_20190906222415.jpg

 なので大体三四カ所を巡って、全体のバランスを取ることになる。

 バランスが取れるとどうなるか?というと、ホイールは回転力の切れたところで止まるようになる、そして止まったら、ほとんどそこから動かない、これが全体のバランスの取れた状態といってもいい。少しでもバランスが崩れたら、1番重いところが必ず、下に来ることになる。なので、またその対岸に重りを置くことになる。

 DSC_6017_convert_20190906222426.jpg

 今回は二カ所と判明。

 DSC_6018_convert_20190906222443.jpg

 バランス取りに使った各所の重りを精密計りの上に置いてコンマグラム単位まで計測します。

 そして計測出来たら、鉛を使って、その同じ重量のバランサーを造ります。

DSC_6022_convert_20190906222455.jpg

 このように、両面テープで内部固定して、その上からビニールテープで固定します。もちろん、サイコン用のマグネットセンサーのようなものもあらかじめ位置決めをして、こいつもバランサーとして協力させます。

DSC_6023_convert_20190906222508.jpg

 上から、しっかり止めます。超高速で回転させても、全く車体に振動は来ません・・・、完成であります。

 ちなみに、最近の造られているのリムは、それ自体がかなりバランスが取れているように感じます、なので、かつてのように神経質に取らなくても、乗り手は気づかれない、なんてことになって、ホイールバランス取りもかつてのような依頼は少なくなりつつありますが・・・。

 でもなんとなく取られているよなものと、完全にバランスの取れているものとはやはり違います。後者は本当素直に回るだけに徹してくれます、なんともありがたい足回りになってくれますので、ちょっとしたものでも取っておいた方が断然いいとだけは申し上げておきます。

 DSC_6027_convert_20190906222526.jpg

 翌日が本番かい?もうロードレースはスタートに立った時点で、よほどのことが無い限り勝敗は決まっているもんだ。

 怪我や落車しないように、まずは復帰レースおめでとう、無傷で学んで帰れ!

 
 

決戦用ワッパ ケッパの整備



 ボントレガーのカーボンチューブラーホイールです、決戦用のワッパ、略してケッパですね。

 今時決戦するような選手と言えば、あの古潤くらいなもんだろう、そう古潤のケッパなんであります。

 それにチューブラータイヤ履かせている、それはそれでいいんだが、なんとリムセメントでハッ付けてんだよね、そして今月7日のレースもリムセメントでハッ付けて欲しいという。どうも両面のリムテープで、剥がれた例がいくつかあったらしい。

 こちらは聞いたことはないが・・・。まあ選手がそうして欲しいというのであれば、貼るしかあるまい。

DSC_5678_convert_20190905223614.jpg

 このように主に使っていない、振れ取り台に取り付ける、こいつは見た目は大仰な振れ取り台だが、精度が今一、色々試してみたがどうも気に入らないので、こんな役目しかない・・・見た目はそれなりなんだが・・・。

 さて、貼り付けるか・・・という前に

 DSC_5660_convert_20190905223449.jpg

 こいつをどうにかしないといけない、前のリムセメントの後だ、この状態では接着力は無いと判断出来るので、撤去しないといけませんね。

 今時こんなことやるショップ、ほとんど無いでしょうね。そういう意味でも貴重な記事になるかもしれないなあ。

 DSC_5663_convert_20190905223508.jpg

 色々やり方はあるが、まずは物理的に剥がしましょう。金属の特殊工具にて、ゴリゴリと。

 この特殊工具、

 DSC_5664_convert_20190905223516.jpg

 もちろんこんなもの売ってませんので、ガム剥がしを利用して、造ります。三種の歯型があります、平面用、凸面用、凹面用と。これがまた便利なんだな、今回凹面用は使いませんがパイプ状の剥がしには役に立ちます。
 
 平面はリムも両サイド、凸面はリム内部をこそげ取る際に大変役に立ちます。使っている内に刃は惚けるので、時々研ぎながら使っていきます。

 DSC_5667_convert_20190905223525.jpg

 こんな感じで物理的に落とすというやり方、その他にはリムセメントリムーバーなんていう商品名の付いている、その実洗浄用シンナーだと思いますが、そんなものでふやかせて拭き取りなんていうこともありますね、化学的に剥がすといいます。

 もちろん両者を使ってやってもいいです。

 DSC_5669_convert_20190905223539.jpg

 店主の場合は、足付けの意味を込めて、60番の荒い紙やすりを掛けていきます、カーボンリムなので削りすぎないように気をつけないとね、縦ブレになってしまう・・・。

 それが終わると、今度は脱脂作業、

 DSC_5670_convert_20190905223548.jpg

 これも洗浄用シンナーで何度も何度も拭き取りながら、キュッキュというほどになるまで、徹底して脱脂をしていきます。

 次に登場するのは、

 DSC_5681_convert_20190905223626.jpg

 リムセメント、これも絶滅危惧種だね・・・、ソニーボンドといっても今でもあるのかな?そんなものでも流用は出来そうだが・・・。かつては下地にソニーボンドをわざわざ使っていた時期があったが。

 知っている限り、リムセメントはパナレーサー、ソーヨー、コンチネンタル・・・ビットリアはどうだったかな?位しか思いつかない、多分みんな同じ工場で作っていたりしてね・・・。

 DSC_5689_convert_20190905223645.jpg

 こいつを最初は薄目に全体に塗って、下地を造る。これもソーヨーなどは下地専用のセメントを出していたと思う、今はどうか知らないが。

 下地を塗って、乾かしてから、再度上塗りをしていく。

 DSC_5662_convert_20190905223458.jpg

 そしてチューブラータイヤなんだが、マキシスのレース・練習用のものを用意した。まあ値段はソコソコいいもんだね、ゴムもしっとりで、グリップも良さそうだ。

  しかし、・・・チューブラーなのに25ミリなんて・・・有るんだね、今時・・・。トラックなんかでは21ミリとか、最細で19ミリとか付けていた時があった、もう小指の太さだよね。それからすると、25ミリ?これってチューブラーを真似したWOで勝手に決まってきたサイズだと思ってんだが、本家のチューブラーでは23ミリでいいんじゃないか?と思うんだが・・・ね。

 DSC_6006_convert_20190905223701.jpg

 リムが厚いので延長バルブをシーリングテープとともに仕掛けて・・・、

 DSC_6007_convert_20190905223715.jpg

 タイヤの布面に少量ながらリムセメントを塗っていく、最初に吸わせて、飽和にしておくという考え方かと思う、確か・・・。

 少し乾かす。

 リム側が二三重のリムセメントの下地が出来たところに、少し空気を入れたチューブラータイヤを合わせて貼り付けていく。

 DSC_6008_convert_20190905223730.jpg 

 センター出しの際など、タイヤを前後にもんだりするし、高圧をかけて圧着させるので余ったリムセメントが脇からはみ出たりする、少しはみ出るくらいが丁度いいのかもしれない。

 ただブレーキングの邪魔にならないように、リム側にこびりついたリムセメント、タイヤとの間からはみ出たセメントは撤去しないといけません。

 DSC_6010_convert_20190905223751.jpg

 ガムテープでとる人もいるとは聞きましたが、店主は同成分であるので、このようなはみ出しセメント団子を丸めて、これに余分なリムセメントを叩くように吸収させていきます。

 DSC_6009_convert_20190905223740.jpg

 はい、このように根気よく、はみ出し部分を取り去って、さらに高圧をかけて、タイヤを固定していきます、最低一晩はこのままで、ということでね。

 次にホイールバランスでも取ってやろうかと思いましたが、なんと計測用センサー磁石がこのホイールにはまだ付いていなかったので、それでは折角撮れたバランスが壊されてしまう、ということで、バランス撮りは後日ということになった。

 DSC_6011_convert_20190905223802.jpg

 10気圧以上かけて、一晩待とう。

 しかし、チューブラタイヤ貼りなんて、何年ぶりかな?かつてはレース前に自分でやっていたもんだが、懐かしい作業でもありますね。

 多分トラックレースではまだチューブラーが主流なんだろうが・・・、後はパンクした際に自分でレース復帰させるトライアスロンなんかもチューブラーのほうがタイヤ交換は楽(もちろん相当の準備はいるが・・・)かもしれませんね、そんなところでまだまだ生き続けるんでしょうな。

 なもんで、こんな記事でも、誰かの役に立つかもしれませんね・・・、チューブラータイヤの貼り方でした。

74の敵を77で取る



 今、メンテしがいのあるホイールを何本か集中的に預かっているんだが、最後に残ったのがこいつ。74デュラエースで組まれた、マビックオープンプロという、面白くもないが、堅実で貴重な一本なんだな。

 こいつはグリスの入れ替えしても、金属系のゴリがなくならない。

DSC_2987_convert_20190709231943.jpg

 救いがあったのは、ハブ側の球受けに重篤な傷等がなかったこと、これだったら再生する可能性は大なんだが。後はその他のパーツ類があれば・・・の話なんだが。

 残念ながら、74デュラのスモールパーツまではさすがにないんですね、さしものシマノさんも、そこは切ってしまった。

 でもね、裏技・・・というのか、74がなければ、別パーツでなんとかならないか?という考え方もできる。類似品のパーツを流用するっていう手はないのか?

 そこで、パーツカタログを広げてみると・・・、現行品でボールベアリングものはかなりある、どころかシマノで、シールドベアリングを探す方が大変・・・というかないんだな。

 ということは、ほとんどのハブがボールベアリングで作られているというのであれば、そのどれかは類似品があってしかるべき。

 目を皿のように探すまでもなく、競輪系のもんでなんかないかな?

 DSC_2981_convert_20190709231900.jpg

 ボールベアリングのサイズが同じなら、玉押しだってそのRは一緒でしょ?と推論できる。

 DSC_2979_convert_20190709231850.jpg

 ボールベアリングもフロント用途、リア用のサイズ違いもまだ作られている・・・、仮に作られなくなっても規格品で引っ張ってこれるんじゃないかな?でも玉押しは貴重だよね。

DSC_2982_convert_20190709231909.jpg

右が元々付いていた玉押し、左が取り寄せた類似品。軸側へ多少長いが、さすがに球受けのRは同じ。後若干だが厚みがあるようだ。まあ、その辺には目をつぶって、調整してみるか。

DSC_2984_convert_20190709231923.jpg

 これが古い玉押し、中央に線というか筋が走っていますね。確認できるかな?

 DSC_2986_convert_20190709231934.jpg

 当たり前だが、新品玉押しにはそうしたものが一切ない、たったそれだけ・・・なのかもしれないね、精度のあるものというのは。かつてここの鏡面磨きというのも考えたんだが・・・。今はやっていない。

 DSC_2988_convert_20190709231953.jpg

 気前よくグリスを盛って、そこに新しいベアリングを並べる。

DSC_2993_convert_20190709232015.jpg

 静かに玉押しを回していく、すると収まるところに収まるという感じに、スッと決まる感じがある。別物を始めた合わせたはずなのに、まるで故郷に戻ったような吸い込まれよう、さすがデュラエース・・・。こういうのはブランド志向とは全く別の、実質を分かってしまう瞬間、まさにデュラエース恐れ入りました・・・という感じだね。

 DSC_2995_convert_20190709232024.jpg

 入れる前に、ちょっと77の玉押しが厚く見えたのを確認すると、案の定コンマ5ミリ長いことが判明。まあ誤差の範囲ということで大丈夫だろう。

 DSC_2991_convert_20190709232005.jpg

 ハブの玉押しの精度がいいと、振れ取りの精度が格段に上がるというのが、当たり前だが、面白い。この当たり前のことに当たり前を重なる、そうした連動が、パーツの集まりに過ぎない自転車が有機的に動くということなんだ・・・と改めて思うわけだ。

 DSC_2997_convert_20190709232040.jpg

 ほんと長い間お疲れ様でした、本体は中身を入れ替えて、またしばらく頑張るつもりです、君たちはゆっくりお休みください。・・・とは言っても、この精度なら、まだまだ下のグレードで使えると思うんだが・・・ね。

 この手のマニアックな話に、実熱心に食い込んでいただける方々が大分いるようで、書き甲斐があります。文章の反応も本当色々で、改造自転車にラブラブ!という方もいるようですし、よもやま話系に深く反応していただける方々もいるようで。

 世はインスタグラムと、文書よりも写真のほうに行くようですが、当ブログはまあ、写真には行きようにない・・・、暫くは駄文が続くことになると思いますが、なにとぞよろしく、お願いします。
 
 


プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

カテゴリー
リンク
月別アーカイブ

カウンター