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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

74の敵を77で取る



 今、メンテしがいのあるホイールを何本か集中的に預かっているんだが、最後に残ったのがこいつ。74デュラエースで組まれた、マビックオープンプロという、面白くもないが、堅実で貴重な一本なんだな。

 こいつはグリスの入れ替えしても、金属系のゴリがなくならない。

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 救いがあったのは、ハブ側の球受けに重篤な傷等がなかったこと、これだったら再生する可能性は大なんだが。後はその他のパーツ類があれば・・・の話なんだが。

 残念ながら、74デュラのスモールパーツまではさすがにないんですね、さしものシマノさんも、そこは切ってしまった。

 でもね、裏技・・・というのか、74がなければ、別パーツでなんとかならないか?という考え方もできる。類似品のパーツを流用するっていう手はないのか?

 そこで、パーツカタログを広げてみると・・・、現行品でボールベアリングものはかなりある、どころかシマノで、シールドベアリングを探す方が大変・・・というかないんだな。

 ということは、ほとんどのハブがボールベアリングで作られているというのであれば、そのどれかは類似品があってしかるべき。

 目を皿のように探すまでもなく、競輪系のもんでなんかないかな?

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 ボールベアリングのサイズが同じなら、玉押しだってそのRは一緒でしょ?と推論できる。

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 ボールベアリングもフロント用途、リア用のサイズ違いもまだ作られている・・・、仮に作られなくなっても規格品で引っ張ってこれるんじゃないかな?でも玉押しは貴重だよね。

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右が元々付いていた玉押し、左が取り寄せた類似品。軸側へ多少長いが、さすがに球受けのRは同じ。後若干だが厚みがあるようだ。まあ、その辺には目をつぶって、調整してみるか。

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 これが古い玉押し、中央に線というか筋が走っていますね。確認できるかな?

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 当たり前だが、新品玉押しにはそうしたものが一切ない、たったそれだけ・・・なのかもしれないね、精度のあるものというのは。かつてここの鏡面磨きというのも考えたんだが・・・。今はやっていない。

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 気前よくグリスを盛って、そこに新しいベアリングを並べる。

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 静かに玉押しを回していく、すると収まるところに収まるという感じに、スッと決まる感じがある。別物を始めた合わせたはずなのに、まるで故郷に戻ったような吸い込まれよう、さすがデュラエース・・・。こういうのはブランド志向とは全く別の、実質を分かってしまう瞬間、まさにデュラエース恐れ入りました・・・という感じだね。

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 入れる前に、ちょっと77の玉押しが厚く見えたのを確認すると、案の定コンマ5ミリ長いことが判明。まあ誤差の範囲ということで大丈夫だろう。

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 ハブの玉押しの精度がいいと、振れ取りの精度が格段に上がるというのが、当たり前だが、面白い。この当たり前のことに当たり前を重なる、そうした連動が、パーツの集まりに過ぎない自転車が有機的に動くということなんだ・・・と改めて思うわけだ。

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 ほんと長い間お疲れ様でした、本体は中身を入れ替えて、またしばらく頑張るつもりです、君たちはゆっくりお休みください。・・・とは言っても、この精度なら、まだまだ下のグレードで使えると思うんだが・・・ね。

 この手のマニアックな話に、実熱心に食い込んでいただける方々が大分いるようで、書き甲斐があります。文章の反応も本当色々で、改造自転車にラブラブ!という方もいるようですし、よもやま話系に深く反応していただける方々もいるようで。

 世はインスタグラムと、文書よりも写真のほうに行くようですが、当ブログはまあ、写真には行きようにない・・・、暫くは駄文が続くことになると思いますが、なにとぞよろしく、お願いします。
 
 

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デュラエース アラヤ オープンプロ



 74のデュラエースハブ。今この形状のハブがほとんどありませんね。この曲線ハブ、かつては当たり前だったのが、デザインの問題なのか?剛性の問題なのかは分かりませんが、ほぼ絶滅状態・・・カナ?

 その内ハブ単体なんてものも作られなくなっていくんでしょうね。カンパは少なくとも国内入手に関しては、レコードクラスの黒のみしかなくなりました。スラムにあたっては、ハブ単体では作っていないんじゃないかな?少なくともこれはスラムのハブか・・・という形で見たことがない。もしあったら、この店主のことだから、多少高くても入手して身近に見るはずだ・・・。

 そしてシマノのみが今頼みの綱、アルテグラで36Hはいいから、28H作れよ・・・と思うが、大分縮小した感はある。

 それぞれのメーカーが同じメーカー内か、隣接メーカーで完組ホイールを作っているんで、何も今更、時代遅れの手組のために、ハブなどを作る必然性がないんでしょうかね。

 でも細々でも、時代遅れの手組なんかを続けてやっていれば、現代の左官業じゃないが、生き残っていけるのではないか?なんても思うんだがね。

 ホイール組みには、振れの修正、テンション上げ、ハブの管理なども含まれるので、プロショップとしては譲れない技だとは思うんだが、それも半分以上は時代遅れになってきているんでしょうな。

 そんなこんなのハブメンテの依頼が来た。

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 バラして、各所のパーツの様子を洗浄かたがた観察することになる。洗浄とグリス充填で済むのか?それとも、部分交換の必要があるのか?など。

 ちなみにシマノのスモールパーツのバックアップ体制はいつもいっているが、大したもんだ。

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 競輪パーツのスモールパーツはほぼ完璧にそろえているので、それに近い規格のハブには、これらが当てはまったりもする。

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 グリスはシマノの出しているものを使用しているが、実はケミカルは奥が深い・・・。もしもっとスピードを求めるハブだとすれば、もう少し回転重視を考えた粘度の低いものでもいいかもしれない、グリスとエンジンオイルのようなものを混ぜて粘度を下げ、充填の量を少し抑えめにするとか・・・。

 たしかイノーのメカニック本の中には、レースのコースによって、グリスの粘度を替えるなんて事が書かれてあったことを思い出す。メカニックがその手を研究して、スピードと、耐久性のバランスを取るなんてことはそれ自身はいいことかもしれない・・・。

 ただ、それを選手たるものが言い始めると・・・、ちょっと話が違ってくる・・・という指摘もある。

 例えばBB内にグリスを入れないで回すなんてことを試していた選手がいたという話を聞いた。確かに、粘度のあるものがない分くるくるっとよく回るように感じられるようだが・・・、まあ一発勝負用にセッティングするんだろうか?耐久性の面から見るとたまったものではないだろう・・・。

 そして何より選手たるもの小細工する以前にちゃんと練習して勝て!大体そんなことに拘っている選手で強いやつは見たことない・・・ということだった。

 で、この依頼者の方は、とことん長距離を乗るタイプなので、耐久性重視、もちろん回転も重要だがそのためにグリスを減らすなんて事はしない。雨対策なんかもかねて、しっかりグリス充填。親の敵だね。

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 磨くとまだきれいで、派手な虫食いなどはない。スモールパーツ交換にまでは至っていない。

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 アルコールの中で、ボールベアリングを洗浄する。みるみるきれいになってくる。昨今湿気が多くなると、気化熱でぐっと体温の下がったボールベアリングにすぐに結露が起こる。それを拭きながら、ヘリの具合やいびつの具合をよーく観察して、戻す。

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 フロントもリアも、内側のワンの様子もしっかり観察。さすがにハブに固定されているので、ここはスモールパーツというわけにはいかない、つまり交換ができないということなのだ。ここに大きな欠陥があったら、ボールベアリングを替えようとも、玉押しを替えようとも、もうなにをしても手遅れ、ということになる。

 幸い、ここまで劣化は進行していなかったということだ。

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 玉押し調整をして、回転のいい所でダブルナット方式でもって、その高回転のなめらかさをハブ内に閉じ込める。

 ガタもなく、少し粘度がありながらもしっとりと回転してくれたら、ハブメンテの完了ということがいえる。

 そして、大事なことはここから、しっかりガタを取って、回転をなめらかにして、始めていい振れ取りが出来るということ。
 
 ハブ内にガタやゴリゴリのあるもので、いい振れ取りやホイールの調整は出来ません。振れ取り台で精度の悪い動きをしたら、そこで精度を出すことなんて不可能ですから。

 ガタ取りしたハブでのホイールの振れ取りは好調です。リムはアラヤもありましたが、修正を前提としたとしか思えない、柔らかなリム。サクっサクッと振れ取りが決まっていきますね。

 ただし、新品のホイールのように神経質にはなってはいけません。

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 とにかく乗り込まれたリムは、ブレーキシューのあとが、当然だがものすごく付いている。すべてが均等に付いているわけではない。新品のリムのように、コンマ0レベルの精度を出そうとしたら、切りがなくなってしまう。

 むしろ理想とする修正線をもうけながら、そこを中心に本当の振れを取っていく、リムの部分的なへこみによる「振れ」には目をつぶる・・・、これを鉄則に調整をしていくことになる。

 しかし、いいハブを使っていると、スモールパーツの供給があるため、結果的に長持ちになる、でありましょう。そして、いいリムを使っていくと、修正が楽。

 アラヤはやわらかいが、基本精度がいいので、点を取るように、ニップルを合わせていけば、もとの精度線のとこまでは戻ってくれる、サクッとね。

 そして、マビック系のような少々固いリムは、点プラスα、このαがそのリムの硬さによって変わるところであるが、点以上を想定して分線で振れを取っていくイメージかな?そうすると、また高い確率でもとの精度に戻っていく。

 こういういいパーツを組み合わせて組んだホイールのメンテをすると、手組もまんざらじゃねーな・・・と心底思うね。

 最後に笑うのは、やはり手組だろう・・・と小声で確認したくなるわけだ・・・、ザマーミロと!

 

 

モロのブルバーではないけれど・・・



 使いこなしたホイールのハブメンテのご依頼をいただきました。ブルベもやるようですが、それだけではない独自の走行勘をお持ちのようで、温泉巡りなども盛んにやっておられる方でもあります。

 デュラエースとはいえ、随分年代物ですね。回すとちょいとゴリゴリ感、ハブは油ぎれ感満載・・・。

 聞くところによるとハブ単体は中古で入手したとのこと、ということは、それまでどんな走り、使い方をされたかについては、遡れないということですね。

 まあ、開けてみましょうか・・・。

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 多少の予想は付きましたが、ここまでとは・・・。この錆のかすのようなものですが、ぼろ切れなどでぬぐえるものではありませんでした。加工した千枚通しで、突いて剥がす・・・というようなことしないと撤去できませんでしたね、しかし、錆であれば、母材に大変な損傷が考えられますが、それほどの損傷はなし、ベアリングも変色はしていましたが、大錆というほどでもなし。

 硬化したグリスに錆の鉄粉が混ざってより固くなったもの?正体は分かりませんでした。

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 キャップもすべてとって、ディグリーサーなどで洗浄してこの程度・・・。本来は輝いていて欲しい所なんですが・・・。

 リューターなどで、内部磨きも出来なくはないが、あくまでも表面・・・のみだろうなあ、ここまで来たら。

 そして、反対のフリー外しを試みたところ・・・。通常なら10ミリの六角レンチで空くところが、なにやら規格が違うじゃないか・・・、もしやお前、それ以前のアレか?

 イヤイヤ、だとすれば懐かしい、これ使うの何年ぶりだろうか?

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 忘れられた工具といっても間違いないだろう、もうここ何年も工具の肥やしとなっていたんだからな。久々ながら活躍してもらうよ・・・、しかし固かったなあ・・・。逆ネジかと思ったくらいに。

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 頑固野郎め!手間かけさせやがって・・・。

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 外した方は、まあきれいな方だろう?どんな使い方されてきたか知らんが、さすがデュラエースとでも言えるのかな?母材がいいと、やはり違うね。

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 キャップを外して、まあ、特殊中の特殊工具にて外すところもあるにはありそうだが・・・、手持ち工具を改造してまで開けるというのはリスクありありすぎる。

 さて、この油抜け感どうすんべか?と色々考えたが、試しにディグリーザーを流し込んでみると効果はあった。ということは流れ込ませる余地はあるということだ、完全密封ではなかったということでもある。

 そうなると、緩めのスプレーグリスなら、浸透するかもしれない・・・と、根気よく流し込んではフリー本体を回転させ、それを延々続けることに。そうすると、少しずつ、なめらかな動きになっていく感じはつかめてくる。

 本来ならもっと粘性の高いものを入れたいところだが、これ以上開けないというのであれば、この辺が限界かということで、この方式をしばらく続け、あとはグリス攻め。

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 フリー側にも、指の届くところ、グリスガンの届くところにはできるだけ充填と、塗り込みをかけていく。溢れることは分かっていながらも、できるだけ多く入れ込むことに。

 そして、

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 ベアリング床にも厚めにグリスを引いて、そこにベアリングを一個ずつ片側九個おいてグリスの布団を掛け、そこに静かに玉押しを下ろしていく、ちょいときつめに締めて再度ダブルナット締めの再の戻りを計算しつつ、何度か癖を覚えてから本締めへ。

 まあこれで、またしばらくは乗れるでありましょうな。そして、次はベアリングと玉押し交換をしてもいいかもしれません、ただし、先に見た通り玉受けの方に限界が来ているので、購入当初の回転は望むべくもなく・・・ということでありましょう。

 でもそれにしても、デュラエース、一体積載何キロか知らないが、まあタフな作りであるには違わない。今もデュラエース、そしてこの頃からデュラエースってやはりスゴイものなんでありましょうなあ。 

ブルベ君のリムを直す・・・



 ブルベなる、キカイな競技というか、イベントがあるんですね。とにかく時間内にとんでもない距離を走破するというイベントらしいんですが、聞いているだけで疲れます。

 まあ、せいぜい走って、店主なら一日200キロまでだね、それ以上なると、他何もできなくなりそうなんでね。

 まず参加はしないが、もしも店主が参加するとしても、最長一日300キロまでですね。それ以上となると睡眠、休息などを考慮に入れないといけないので、とても素人では対応できそうにない・・・。

 でも、そういう競技というか、イベントだからこそ、参加したいという奇特な方もいるというのが、この世の中という事なんでしょうね。

 そういう方から、持ち込まれましたのが、このホイール。一体何千キロ、いや、何万キロ走ったことやらなんですが、ちょっとしたトラブルが発生。

溝かなにかにおちたのか?リムの一部が曲がってしまったという。

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 上の写真と比較すると、デコボコ感が光の様子でわかりますね。重篤な状況ではないながら、ブレーキをかけるたびに振れる感じが気に障るらしい。

 確かにねえ。さて、コイツをどうするか?ですが、叩かれて凹んだのなら、叩き返せばいい・・・とはいえ、場所が場所だけに、叩いて戻す場所がない・・・。ここを叩けばもとに戻るという場所が無いんですね。

 このリムは一枚板ではなくて四角いチューブ状態になっているので、凹んだところに金槌を届かせるためには、その手前の壁を撤去しないといけないんですね、なので、基本的に無理。

 さて叩き戻しができないとすればどうするか?状態を見て臨機応変に対応するしかない。

 見ると、凹みと同時に、出っ張り部分がある。出っ張り部分は直に叩けばへっこむか?というと、相手はアルミ・・・。または精度を出すような叩き方なんて、ちょっと考えつかない・・・。叩いたら、そこを軸に全体が歪になってしまったら、大変だわね。

 まずは出っ張り部分は、ほんのコンマミリレベルだとすれば、削るか・・・。多少母材が薄くなってもね。削りには多少の精度は出せる。

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 こうした平面の出た部材を使う、ここに紙やすりをあてて・・・、

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 リムの削り出し部分に載せて、静かに前後させる。今回この当て板を使って良かったのは、金属板そのものの重さ、その重さに任せて、腕は前後させるだけというのがいい。

 無駄な力がかからないので、歪な削りすぎが防げます。あくまでも手は、紙やすりを鉄板に密着させていればいいだけで、あとは重さだけが正確に、出っ張り部分を削っていってくれます。

 時間はかかりますが・・・。

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 ここが削り終わったところ。円の中の左下側が、出っ張りが削られたあと、そして右上の方が、凹みの部分ということがわかります。

 これだけでも、ブレーキングによる振れの感じは収まりますが・・・。

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 まあ人情として、凹みをそのままというのもちょいと気が引ける・・・、それとどのくらい凹んでいるのか?目視できることも必要かと思い、ちょいと固めのパテをもってみる。

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 同じく、金属板の重さだけで、あとは口開いて、それを前後させるだけで、余分な部分を削り落としていく・・・。

 これはちょいと、加工の新境地のようなもんだね・・・。重さを利用して、変な手心は加えない・・・、もちろん手心加えないとダメな場合もかなりありますが・・・。これは応用効きそうな技術ですね。


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 タイヤはめて、まずは完成。このパテが、実際に摩擦に強いか否かはわかりませんが、まずは出っ張りによる振れの不快は取れるので、これで暫く行けるかも知れませんね。

 ただ、コイツでダメな場合は、このホイールの型式調べて、リム単体でのスモールパーツがあれば、取り寄せて組み替え・・・、無ければ・・・、お釈迦?なのかな?

 ブルベって、何が起きてもおかしくはないイベントだとすれば、できる限りトラブルフリーのものを使用するのに越したことはない・・・。またはトラブルが起きても、回避できたり、即対応ができるものが望ましいでしょうねえ・・・。

 そういう意味で、未だに手組ホイールの存在意義はあるということか・・・と、変わり身の早いこの手の完組ホイールを横目で見つつ感じるものは確かにあるなあ・・・と、イヒヒヒヒ。

極秘計画進行中 コードネーム 鳴門



 ただ今鳴門なるコードネームの極秘計画が進行中なんであります。

 極秘なもんで、サラッと流すだけ。

 さて、上の写真は何でしょう?

 というほどのものではありませんね。単なるハブだよ、しかも中央にNの字が刻印されているんで、ノバッテックのハブだよね。

 左右にネジ山が切られているんで、後輪のハブには違いない。

 左右という所から、ダブルコグのシングルハブということも分かる・・・、まあ大してもったいぶるような、内容のパーツではありませんな。

 ノバテックのピストハブ・・・であります。ピストハブはナット締めをしますんでシャフトが長いよね・・・。その長いシャフトに、いたずらしちゃおうかなあ・・・。

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 まあハブいじりは、この店主にとっては半ば執念のようなもんなんで、このくらいはお茶の子さいさい・・・。と何やったかというと、単に片方のシャフトにスペーサーを仕込んで、ナットで締め込んだだけ。といってもシールドベアリングなんで、接触部分にのみ少し気を使う。

 でもたったのこれにてちょいと完成・・・。こんなスペーサー入れていったいなに喜んでいるの?でしょうね。でも、分かる人には、ハハーン・・・、チトまたいたずらしかけるな?ということが分かるでしょう・・・。はい、仕掛けます・・・。

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 ジャーン!というほどではないながら、七速のボスフリーが入ったというわけであります。ほら、やっぱり・・・という人もいるでしょうね。

 もちろん極秘なんで、その理由は秘密。ただ、中空シャフトをもう少し短く切って、そこにクイックレバーを差し込むと、まあロード用のラージフランジ用ハブ・・・としても使える・・・というだけ言っておきます。

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 続きまして、こんなのをハブ箱から探し出しました、こいつは見た通り、ラージフランジのツーリング用のハブでありますね。特に加工入りません。リアがラージフランジのボスフリー、そしてフロントもラージフランジのハブ・・・。

 前後ともにラージフランジに拘っているように見えますね。これって見栄えの問題ですか?いいえ!極秘なんで、あまり突っ込めませんが、見た目より、強度重視ということを言っておきましょうかね。

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 フロントの軸にはスズエという刻印がありますね。スズエはかつて競輪パーツも作っていましたね。今でも細々とやっているかもなあ、サンエスさんがなんかハブ類を持っていたような。

 まあ、単純にラージだと強度は出るでしょうね、そう、今回の極秘には強度は重要なポイントなのであります。

 こいつに対して、13のスポークを用意する・・・。通常当店は14のスポークつまり2ミリ幅のスポークを使用するが、この極秘計画のおいては、強度を重視するので、2.3ミリ幅の13のスポークを使うことになるだろう、多分8本取り・・・でしょうな。

 そして・・・、

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 こいつも700Cでは、相当強度があるといわれている、リムですねえ。実際に使っている人が、太いしディープなんで、固い・・・といってましたよ。
 
 いいんじゃないの?強度が大事なんでね。

 そしてこいつには・・・、

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 これを内部に忍ばせようか?と考えております。こいつはもしかしたら、今世紀でのアッといわせる発明になるかもしれないという発明品であります。

 今年の初め紹介したと思いますが・・・アーマーといわれるものですね。

 タイヤの内側にこいつを詰め込んで、その下にチューブを入れて、空気を入れる。空気なんでより親しんだ乗り心地と同時に、この高分子体の素材がそのチューブを包み込むんで、外部から侵入にはすこぶる強い・・・ということが展開します。

 つまり、空気タイヤでありながら、パンクが非常にしにくいということ、そして、装着は慣れれば素人でも出来るということ、そして、タイヤの内側に入れるものなので、劣化がとてもしにくい、長持ちする、つまりほぼ半永久的に使えるなんていう代物なんでありますね。

 強度のあるホイールが組まれるということは、それなりの重さがかかるという事も意味しそうなんで、パンク問題はより深刻になるかもしれませんね・・・。その防止として、こいつを偲ばせておくという選択なんであります。

 そうそう、このアーマーは当初は三月発売という話でしたが、前評判が偉容に盛り上がって、プレオーダーが溢れてしまい、とうとう六月の半ばから、後半に発売はずれ込みそうだという報告が来ております。

 ただ、そんなに遠くないうちに、当店にサンプルが届くということなんで、その際には、この場にて、ご報告いたしますね。

 ということで、話があちこち行ってますが、とにかく強度を重要視する、極秘計画の鳴門。その全貌が明らかになるのは、多分来月・・・なんじゃないか?と思います。

 訳分からないながらも、お楽しみに!ということで! 

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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