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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

布系もちょこっとやるか・・・



 当店始まって依頼、布系のものはほとんど出していませんでしたね・・・。パールイズミ系のものをちょこっと出したことがあった、それもほとんど知り合いに近いお客に・・・かな。

 こうした布系の中で最も大事だと思っていたのが、下着。寒かろうが、自転車踏めば暖かくなる、発汗する、綿だとそのままほうって置いたら、悲劇が待っている。登山では、下着選びのミスは命取りになるほどです。

 自転車にとってもとても大切なんですが、以前いくつか仕入れたことがあったが、新潟の雪下ろしの作業の中で、献上してしまった。

 そういう展開なので、本気で布系を売ったことはほぼない・・・、といえるだろうなあ。

 そんな中で、今回は珍しく布系をやっていく。ただし新品ではない、当店出入りの足のある選手がほんの数度袖を通した程度のもので、ものもいい。それを今回数枚売り出していこうと思います。

 新品ではないので、なんと一枚・・・500円で行きます、500円だよ!

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 これはホームセンターのコメリのマークではありません。ルコックとかいうれっきとしたブランドものだ。だからなんだ・・・ともいえるが、触ってわかる、ものがいい、やはりいい。

 ツールド東北の参加賞かもしれないね。いや、もしかしてマイヨベルデ?だったりして・・・。これ一枚です、中肉中背向き。裏には三つポケットあり。

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 どこかの金融機関のチームジャージかな?バンコって銀行のことじゃない?センスはいいですね。裏には三つのポケットが付いています。暑い夏なんかに向いています。

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 脇腹サイドがメッシュです。これは涼しいでしょうね・・・、半年も経てば暑くなりますから、その時のために用意しておくのもいいね、後ろポケット三つ、一枚500円ポッキリだよ。

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 これはツールド三陸の参加賞かな?生地がいいです。裏プリントもまたいい。

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 がんばっぺし・・・、だってよ。夏用ジャージだが、夏はまた来るんで、今購入しておいてもいいかもね、一枚500円だよ。

 そして、これからの季節にあるといいものも当然あります。

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 これは軽いウィンドブレーカーですね。これからの季節、この手のものを一枚背中に入れて持っていくと、救われることが多いよ。

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 これもものがいいし、これからの季節には最適だ。特に下りに入ったとき、これが体感温度低下から守ってくれる。通常のジャージの上から着ておくといい。暑くなれば前を開ける、下りなどに入る前に前をしっかり上まで締める、そうした細かい温度調節が、これからのサイクリングには必要になってくる、そういう意味で、最適なものだ。

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 これもいいね、軽くて、カサカサしている、全面の風を受けるところは二重になっている、山の登り下りの好きな人には、この季節持っていたこれほど役に立つものはないだろう。

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 薄い素材なので、折りたたむと手のひらに入る。これを背中のポケットに入れとくのもいいし、重ね着の一部として着ておいてもいいだろう。

 かなりのハイテク繊維素材を使っていながら、一度袖を通しただけだが、新品ではないという意味で、一枚500円だよ!これからの季節にドンピシャのものから、先を見越してのものまで・・・、とにかくハイテク系・・・一度お試しあれ。

 まあすごいよ、いい素材は本当命に関わるくらいの性能を発揮してくれる、それが一枚たったの500円!試着もできます!

 早い者勝ち、お待ちしています!

 ※珍しく、今回は宣伝ばかりだな・・・。
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子供の自転車が止まらない



 赤の統一的デザインのビーチクルーザー、その少年版のような自転車、一見宝石のような自転車なんだが。

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 ブレーキも一見板ものでなくて、鋳物の頑丈系?と見えるものなんだが・・・。

 このブレーキがほとんど効かない・・・ということで持ち込まれたんです。下りなんていくら引いても、そのまま下ってしまう。昔の雨の中のカンチブレーキじゃない・・・。

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 挟むリムがプラスチックで、ツルツル。これじゃあ・・・効かないのも無理がないのかもしれないね。購入元に相談したら、もうこれ以上できないということだったそうだ。

 つうことは、ブレーキの効きにくい子供用自転車を売っていたことになる。大手か、中小だかは知らないが、今や企業のコンプライアンスだなんだと、うるさい状況下で、これが企画会議の段階で問題にならなかったのかな?現場任せってことか?それじゃあまるで原発と一緒じゃネーか・・・。

 しかし、東電は「会長は万能ではない、責任は現場にある」と言ったそうだ。そんな連中が、かつて原発を稼働させていた、そして今も数台稼働させているという状況。この国、バカじゃネーの?この辺は主権者としてしっかり憶えておきましょうね。

 そんなことより自転車だ。目の前に子供が乗っている自転車があって、親が危惧するほどブレーキが効かない、どうにかならないか?ということで持ち込まれてきたんだが、どうにかするしかない。

 まずは同じキャリパーを使い続けるなら、このツルツルをどうにかしないといけない、だろう。少しでも抵抗を増やして、ブレーキシューの食いつきをよくしないと・・・ということで、考えたのが。リム傷傷大作戦ということ。

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 わかりにくいが、先ほど少しつやがあったほどのリムのエッジに、縦傷を入れていく。

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 傷だけでは心許ないので、傷よりも踏み込んだ凹凸をつけるつもりで、真鍮ブラシを押しつけ、リム全体を荒らしていく。まあ新車の見た目が大事だとする店だと、こういうことはできないでしょうな。

 これだけでも、効きには相当影響してくれている。他に・・・といえば、引きそのものだ。

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 これは子供だけじゃない、手の小さい人一般にいえることなんだが、このレバーの引きシロを十分に取ってやること。これも重要なんでありますよ。限られた力を有効に使う際に、どの支点から引くことが力の最大化に関わるか?というポイントを見つけること。

 店主がそもそも引きしろのないブレーキを引くのが大嫌い、という癖があるので、この辺に関しては珍しく神経を使う・・・。スラムがこの辺では一歩出ていたね。

 この二点だけでも、少しは変わるんだが・・・、最後はここか?

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 これはブレーキシューなんだが、上がVブレーキのもの。下が付いていたもの。リムを捉える面積が1.5ぐらい違う。かつて、タンデム用ブレーキというのがあったんだが、二人分の体重を制動するために、これもまた広い面積のシューが採用されていたと記憶している。

 当初はカーボン用のブレーキシューという提案もあったんだが、素材よりも物理的面積の方が、この場合、効くのではないか?と試した結果、こちらを採用することに。

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 まずは、改造第一弾として、こうなった。

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 ブレーキアーチはそのままに、Vブレーキのシューを取り付ける。

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 何度も乗っては急ブレーキを掛けて実験したために、リムサイドが相当汚れてしまっている。

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 同じくリアもVブレーキシュー。

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 下りを利用して、何度も何度も急ブレーキ。子供と体重が違う分、ブレーキの当たりが出たかな?とも思う。大人との体重の違い、握力の違いなど、まだ調整すべき点はあるだろうが、まずは第一弾、これにて試してもらうことに。

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 鮮やかな赤が、まるで宝石のガーネットのようだが、止まらないと話にならない、自転車は置物ではないからだ。

 次やるとすれば、ダブルピボットのブレーキアーチに交換かな?見た目はガッツリしているようだが、見た目ほどの制動力はないとみた・・・。ただ、これほどのロングアーチがありやなしや・・・?

 

タンナス メカからの工夫・・・



 前はタンナスといえば、しっかり円の状態でサイズに合わせたビニール袋に入って納品されてきたんですが、最近では、ウナギのようにぐるぐる巻きに巻かれて、塊のような状態で納品されるようになりました。

 六本を丸めるとちょうどバスケットボールを一回り大きくした形で届きます。

 それをほどいた状態が、これ。多分タンナス自体の素材が柔軟性を帯びてきたということかと思います。ちょっと前のものの質感からすると考えられませんものね。そういう意味で、進化している感じは伝わってきます。

 パンクをしないというアドバンテージは大変大きい、という意味でおしたいタイヤでもありますが、そのバーターとして時に起こるスポーク折れに関しては、メーカーさんはもちろんのこと、取り扱うメカなども含めて対策を取っていけたら・・・と思う次第であります。

 タンナスさんの方でも様々な実験等を通じて、新たなバージョンの素材などの開発が進んでいるようです。またヤクルト配布の方々とのやり取りを通じて、耐久重量についてのデータなどの収集分析も進めているとのことであります。

 素材の進化、分析結果の共有などが進むことで、トラブルフリーのパンクレスというほぼ完璧な条件が満たされる日もそう遠くはないか?と期待したいですね。

 と同時、向こうからの条件向上を口空いて待っているだけでは、メカとしては情けない。今の条件の中で、メカとしてできることはないか?ということも大いに探求すべきなのでありましょう。

 今回も、通勤自転車としてのパンクフリーを求めてワンペアの発注をいただきました。通常ならワンペアのホイールを持ち込みの上、タイヤ装着というのがほとんどなんでありますが、今回はホイールからの発注ということになっているので、こちらとしては、スポーク折れのしにくいであろうホイールの工夫というのか?それをも試みることができるという意味で画期的なんであります。

 といってもそれほど大したことはしていませんが、まずは試みとしてやってみたいことを実現させて見る。

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 今回の工夫・・・なんですが・・・、わかります?

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 こっちもなんですがね。実に地味です・・・、これ気づいた人マニアックすぎ・・・。

 ホイール組みを知っている方なら一言で済みます、この二つの組み方は8本取りという組み方にしています。何のこっちゃでしょ?

 通常ホイール組みのスタンダードというのは、6本取りというやり方をします。スポークって交差しているでしょう?その交差のペアをどこで取るか?という問題なんですね。

 つまり、ある1本のスポークがあります、そのスポークを含めて6本先のスポークと組むことを6本取り、それが8本先だと8本取りということになります。

 どう違うか?というと8本取りの方が6本取りよりも裾野の距離が広いため縦剛性に柔軟性が持てるようになるんじゃないか?ということであります。また通常では強度が上がるというアドバンテージをあげる人もいます。ただ、6本取りから比べるとスポークが約10ミリ近く長くなるので、重くなる・・・ということも言われます。

 競輪のホイールはレギュレーションとして8本取りだったと思います・・・、305ミリとかのスポークも決められています。

 ただ、それ以外のスタンダードなホイールはほとんどが6本取りですねえ・・・。当店で8本取りを採用するのはお客の要望、強度上げ・・・、時に6本取りの長さのスポークの在庫切れの際にやるくらいで、あまり積極的にはやりませんが・・・。

 今回は、裾野の広さによる柔軟性を確保できないか?という狙いを込めての、8本取りです。

 あと、タンナスさん側からの提案で、タンナスの硬さを逃すためにシングルウォールのリム使用をも勧められています。

 これはリムの形式なんですが・・・。リム強度を上げるために通常スポーツ系のリムは、内部にパイプ形式の構造を持っているんですね、これをダブルウォールといいますが。

 強度を上げる必要のないリムは、例えば雨水処理のトヨダケ状のものを丸く整形してリムにしているものが有るんです。これをシングルウォールといいますが、想像するだけでペコンペコンで弱そうでしょ?

 そのペコンペコンが、タンナスの硬さを逃がす・・・という発想ですね。なるほど。

 ただ、スポーツ系の自転車のリムには、シングルウォールを探すのは難しいですね。アラヤの一般車のリムになら有りますが・・・。

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 今回のリム選択はアラヤ。イメージとして、柔らかくて精度がいい・・・というのがアラヤなんでね。

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 このSA730というのは、あの銀ポリッシュのやつと同じバージョンのもの、その黒バージョンであります。かっこもいい・・・。

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 タンナスの装着ですが、これは慣れと道具かと思いますね。それでもまだ、店主にとっては難しい・・・一仕事という感じであります。取り付けるのが大変というのは、それだけ外れないということでもあるんでね・・・。

 そういえば、最近、メキシコ帰りのソフトライドがありましたが、あれが履いていたのがタンナス・・・。剥がすのが大変でしたわ・・・。それだけ装着は十分ということなんでしょうね。

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 ピンを当てはめて、それを押し込む、これも当店専用の道具があります・・・秘密兵器・・・。

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 この間隔で、一周行います。

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 あとは、力を入れる角度を考えて、ピンをリム内に押し込んで固定していく、多少溢れたタイヤの台座も、時間が経つと、リム内に収まっていきます。

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 結構ガチ系のレーサーに取り付けるので、見た目も重要・・・、ということで、今回こうなりました。

 田無を中心に当店周りを走り回るお仕事をしているようなので、その後の経過なども頻繁に拾えるようになると思います。やはりタイヤ交換だけでなく、ホイールも同時発注等のがありがたい。

 なかなか、こういう発注はないので、次回は店主の荷物車にタンナス採用を考えています。今タンナスには700Cだけでも、23、25、28、32、40と5種類有ります。この中の32ミリを使って重量も意識してのリムとホイール組みを考えていきます。

 太めのリムに6本取りで一ねじり組、総テンションをあまり上げないで組んでみたらどうなるか?

 そんなメカでもできる対策を考えて、メーカー頼りにし過ぎないでやっていけたらなあ、と思っています。

  パンクは絶対にしない、耐久性も相当ある、後はスポーク折れが起きなくなれば、ほぼ通勤自転車等には完璧となります。

 そうそう、1500キロ走破されました、早朝通勤の方より、重要なレポートが参りました。ロックタイトが効いているところは緩みもなくほぼトラブルフリーということでした。それのないところでは、自分で対応できるレベルの緩みが発生ということです。

 こちらの走行に関しては、公共交通を間接的に支えるという重要な案件でもあるので、緊張感もって、今後とも経過観察をしていかないと・・・というところです。

 なるほどねえ、スポークのテンションを下げる場合には、ロックタイトもあり・・・。
 
 パンクフリー、トラブルフリーを目指して、一つのジャンル作りのようですわ、実現できればすごいよね、ある意味夢のタイヤ、夢のホイールだわ・・・。

タンナスの弱点と克服



 パンクしないタイヤ、といえばタンナスなんですが、これがまあチラチラと出て参ります。パンクしないことの最大のアドバンテージは、通勤自転車にでますね。

 社会人となって、パンクで遅刻はあり得ない、わけで・・・。ですから通勤自転車仕様に、ということが今のところ一番多いかしら?通学というのも同じ理由でありましたね。

 タンナスさんは、ヤクルトおばさんや、日通さんにも提供してはデータを取っているようですね。働く自転車にも、タンナスは注目されていると思います。

 通勤といえば、早朝のバスを動かす運転手さんなんかが当店ではトップクラスに君臨しますね。まず遅刻できない、絶対に・・・。早朝故に公共交通機関がまだ動いていない・・・、という際には最適ということでした。

 いくつかの困難はありましたが、今のところそれを克服しつつ、早朝の重責バスを動かしているんじゃないか?と思います。

 この上の写真も通勤用自転車ということで、タンナスを選択されたわけであります。

 パンクしないという最強のタンナスですが、実は一つ弱点があります。それは・・・、スポーク折れというあまりありがたくない、トラブルの可能性が上がるということであります。やはりタンナス独自の硬さに起因するんでしょうかね?

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 今回もなんと三本折れていました。それも特徴がハブの根元からというもの。ニップルよりも根元というねそこが特徴の今回でした。

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 そうすると、このようにニップルだけが残されるということになります。このニップル使いますか?

 次のトラブルの可能性を考えると、スポークだけでなく、ニップルも新しいものに変えた方がいい、と判断するのは当然のことかと思います。

 ところが、タンナスって、一度嵌めると、壊さないと外せない?じゃないの?という疑問も有ります。

 今の代理店さんの前では、そのような指導が入りましたが・・・。何でも試したがる当店からすると、ちょっとそれ乱暴だろう?手の打ちようはあるはず・・・と、色々試して、再利用可能なことは確かめていたんですが・・・。

 今の代理店さんは、再利用可能ということを積極的に打ち出していますね。当然のことか・・・と思います。

 実際何のことはないので、このくらいの修理ならできなくはないので、あくまでも自己流ですが、ご紹介しましょうか?というほどのことでもないんだが・・・。

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 このように、ニップル近くの脇から、マイナスドライバーのようなものを入れて、タンナスを持ち上げます。この際にニップルから離れたところに、タンナス固定チップが有ると、ラッキーです。

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 タイヤを持ち上げたままリムをひっくり返すと、このように拍子抜けするくらい簡単に、ニップルが飛び出てきます。

 取り出したところに、新たなニップルを入れねばなりませんが・・・、

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 このように、引き続きドライバーなどでタンナスを持ち上げたまま、もう片方の手でニップルを先に仕込んだ、ピンセットのようなものを突っ込んで、穴にニップルを装着する・・・だけなんであります。

 まあ、角度などによって難しいこともありますが、根気ですね、できないことはない。

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 まれに、運悪く残ったニップルが、タンナス固定チップの真上だとすると、その部分だけタイヤが持ち上がらないので、上のようなニップルを救済することができなくなる。

 そういう場合は、チップの下にこれまたマイナスドライバーなどを差し込み、一時リムからチップを外してやればいい。固い場合もあるが、大抵は可能であります。

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 そんなこんなで、際組み付けが済みました、全体のスポークがやれてきているので、このスポーク折れが連鎖する可能性もありますが、折れたらすぐに修正してやること・・・でしょうな。

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 確かに完車に使われている、典型的な鉄スポークですね。そろそろ全体的な限界近くにきているようにも見えますわ。

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 パンクはしないが、スポーク折れはバーターだわ・・・ということになれば、それはそれでつらいですね。直す方も大変だわね。

 でも外しにくくても、完全に外せないのではない、というのがタンナスなんで、こうした工夫を繰り返せば、修理は可能だし、またスポーク折れのしにくい硬さなどの試作品も出てくる・・・んじゃない?などと期待しておきましょう。

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 アッチコッチまだ色々ありますが、まずは街道の方へまた戻ってください。今後とも、こちらメカニックの方でも、スポーク折れのしにくい組み方など色々と検討していきたいですね。

 それだけ色々試していく価値があるというくらい、パンクの被害は意外と甚大なのだ!色々あるタンナスも応援しますぜ!

セミインテグラルがまっとうだと思うが・・・



 ヘッドパーツの交換依頼が舞い込んできた。アヘッド系ね・・・。ヘッドチューブを見ると・・・明らかにインテグラルヘッドとなっている。

 一インチ時代のヘッドパーツは、フレームのヘッドチューブに上下にワンを打ち込んで、その中にベアリングを仕込んで、ねじで調整しながら締め込んでいく、という構造をしていたんだが、

 ここ十五年くらいか?ヘッドチューブ内に直にベアリングを仕込む形式に変わっていたんだな、それをインテグラルヘッドと言います。
  
 これが出たとき、ということはフレーム内部のベアリングの座りを決めるの工具が多数必要になる・・・、ショップとしてはやばい展開だなあ、と思ったが、その勘は半分あたり、半分はずれた。

 実際に、径の違いや、台座の角度の違いなどで、複数の修正工具が、しかも一つ一つが高額なものとして世に出てはいる。しかし、今までその手の工具の必要性を感じられたのは、ほんの複数度、二回か三回くらいか?

そして、当店ではインテグラル用のその手の修正工具は一切所有していないが、なんとか営業ができている・・・。

 ワンがいらなくなった分軽量化・・・できるかな?ただ、すでに軽量化は先端では済んでいるんで、インテグラルのメリットというのが今一わからないというのが正直なところ。

 むしろデメリットの方がでかいいんじゃないか?と思うんだな。ワンでもって回転系のベアリングを捉えるのと、ヘッド中部の内部直にベアリングを捉えるのとでは、何かあったときの対処の仕方が変わってきすぎるわけだ。

 仮にワンに傷が付いて、ステアリングがしにくくなった場合、前者はワンごと交換すれば、それで話は済む。

 ところが、後者だとヘッドチューブというフレームの一部に傷が付くとなると、最悪な展開によっては、フレーム交換しなくてはならなくなる。たかが、ヘッドパーツ交換で済むことが、インテグラルだとフレーム交換にまで行きかねない・・・というのは、ちょっと承服できない、というのが店主の思いなんであります。

 アルミフレームならまだいい。最近ではカーボンフレームのヘッド内にカーボンのヘッドチューブを直に削ってそこに金属ベアリングの台座を作っているんですね。いくらカーボンが固いからといっても、常にこすりつけられ、ブレーキのたびに力のかかる素材が金属だぜ、カーボンで大丈夫かよ・・・と思ってしまう。

 この夏に、新潟に行った際、紙の博物館なんてバブルの後始末のような展示に寄ったんだが・・・。草などの繊維を糊で固める・・・というのが紙だとすれば、カーボンを繊維状にして、それを樹脂で固めるなんて発想は、実は古来からのもんだよねと思ったんだが・・・。

 所詮カーボンの堅さなんて、樹脂に依存するんじゃネ?繰り返すが相手はちょっとはおとなしいがシールドベアリングだとしても、金属ですからね、ガタなどを気づかずに、長きにわたって乗っていると、ヘッドチューブ内は傷だらけになるんじゃないか?なんて思うのは、老婆心なのだろうか?

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 フォークを外して、中を点検・・・するとこいつ・・・、

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 内側にワンを圧入されていたではないか・・・。ということは・・・、これを称して、セミインテグラルというのだそうだ。

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 このように、ヘッド中部の内部に、金属のワンをまずは圧入する。

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 その中にベアリングを仕込んで、コラムをさしてアンカーで引き上げる・・・という形式を取るんですね。

 なので、金属のワンに直にボールベアリングが滑るので、仮に経年により、ワン自身に傷が付いて、ガタやステアリングにゴリゴリ感が取れなくなったとしても、ヘッドパーツ一式を交換すれば済むわけで、フレームには一切損傷を与えない、というある意味普通なんだが、優れた構造となっているんでありますね。

 店主は推しますねえ・・・、セミインテグラル。特に軽量戦争から外れたカーボンフレームには是非復活を・・・と思う次第なんだんがな。自転車を供給される選手はいいが、自腹だとこういう配慮は必要だと思うが・・・。

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 ということで、この車体はラッキーにもセミインテグラルなので、早くも絶滅種に近いセミインテグラルヘッドを入手して取り付けることになります。

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 ワンの内部に圧入。フォークの玉押し外しの、新玉押しの圧入など、毎回思うが、ヘッドパーツなんてちっこいパーツにいったいいくつの工具が必要なのだ?と思うわね。

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 取り付け完了。何度もストップアンドゴーを繰り返し、ガタの有無の確認。ステアリングもなめらかになりました。

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 確かに過渡期のアルミフレームのように見えますね、なので過渡期にされてしまったヘッドパーツが付いているのか?と思いますが、イエイエ、発想はこちらの方が正しいわけで、是非この手の復活を望みますねえ・・・。

 乗り捨てじゃなくて、長く乗り続けてもらう・・・という発想も必要ですよ。そうでないと、メーカーさん自身も流行をリードするだけで、それが時を経て、レトロとなり、時代を象徴するような車体になる・・・とか、そんな視点で物作りを考えなくなるんじゃない?なんてね。

 もう効率だけで作っていたら、いかに味気ないか?そういう所にも気が行かないとね、と思う時代が来たんじゃないか?

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 夏の典型のような入道雲が時間を経るごとに変形してこんなになっていった。内部では膨大な放電が繰り返されていたためか、何度も稲妻が走っていたね、一瞬ドカッと光る様子は、まるで行灯のような風情だった。

 かつては考えられないくらい、夏好きの店主であったが、そろそろ秋よ来てくれないか?と願望から、懇願に近い心情になってきたわな。


プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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