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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

ブレーキワイヤーが切れる という話



 これはブレーキワイヤーで、まるでワイヤーカッターでザクッと切ったような切り口をしています。

 それが使っていて切れたというので、ちょいと驚きです。しかも新しく張って三四ヶ月というからまた驚きです。

 通常シフトワイヤーは切れるものですが、ブレーキワイヤーが切れること自体珍しいことですし、通常切れるにしても、束ねてあるものの中から少しずつ切れていくというのが通常かと思いますが、このようにザクッときれいに切れてしまう・・・事が起こったわけです。

 報告を調べると、ディスクブレーキで起きることがあるらしいですね。でもそれにしても、きれいに切れすぎる。

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 勿論ワイヤー交換したんですが、また三四ヶ月で切れてしまっては意味はないので、アチコチよく見て切れるかも知れない要素を潰していきます。

 切れた箇所はアウター受けから伸びたインナーワイヤーが、ブレーキ本体とネジで止めつけられるところからバッサリと切られています。

 するとこの辺に何かないか?と調べてみると、

 この上の写真でもわかるように、ブレーキがワイヤーによって稼働する部分と、そのすぐ脇にある荷台を下支えするキャリアがどうも干渉していたようですね。ブレーキを引く度にワイヤーがキャリアによって横からの力を受ける。

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 なのでこの干渉を避けるために、キャリアにスペーサーを噛まして、3ミリほど外側に持っていき、引き実験。

 干渉を受けるとワイヤーが前後左右に引く毎に動くので、ワイヤーの金属疲労が起こるのかも知れませんが、干渉を避けるとワイヤーは単純な前後のみの移動となるので、疲労が起きなくなる・・・のではないか?ということで、これで様子を見てもらうことに。

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 しかし、よりによってブレーキワイヤーのインナーが切れるとは、それもスパッと・・・、起きてはならない事態、ほぼ初めての経験なので、この車体に関する経過は注目していきたいと思います。

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 フロントブレーキは何かの干渉による不規則な動きは認められなかったので、

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 パッドの交換をしておくことに。しかし、ディスクブレーキは外からパッドの形を特定することができないし、パッドのヘリ具合もこうして外して、調べないと分からないことだらけ。

 それに、ハンガーの形のところでも嘆いたんだが、ディスクブレーキもなんであれほど形のバリエーションを作るんだ?せいぜい5種類くらいにできないの?

 止まれがいいんだからさ、あんなに種類作って、ショップいじめかよ!とか思ったりしてな。まあ、それなりに理由というか言い分はあるんだろうが・・・。

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 ということで、起きてはならないブレーキワイヤーのザク切れが起こった車体なので、持ち主の方と今後の経過観察をよく約束して、納車することにいたしましょう。
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馬子にも衣装?カゴにも意匠?



 カゴ替えてほしいんだけど、中古ってある?

 ムムム?なんで中古なんですか?

 だって、車体が古くて汚らしいのに、新しいカゴつけると汚さが余計目立つじゃない・・・。

 でも中古のカゴねえ・・・。見た目なんかよりも機能重視のほうがいいんじゃないですか?

 イヤ・・・、でもみっともないのは嫌だし・・・。

 誰にどう見られたっていいじゃないですか!

 一定の高齢の特に女性と店主の間によく起こる会話内容なんですね。色々と身体的に限界等があるのに見た目を気にして、こちらの提案には乗れない、なら我慢する・・・というパターンね。

 人目を気にするということに、ほとんど重視を置いていない店主からすると、なんでそこまで?と思うこと多し、中にはちょっとムッとすることすらある。ご自分の安全と見た目とどっちが大事なの?とね。

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 まあ、どう見ても前後のカゴの損傷具合はひどい、載せ替えるのが順当と思うんだが、自転車の新古のバランスをどうしても気にしているようだ。

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 中古のカゴなんて・・・当店自身もあまり気をつけてストックしていないんで、探すのも大変だ。

 そう、中古というと結構この言葉を最近耳にするようになった、殊に高齢者からかな。ワイヤー交換してくれ、中古でいいから・・・。タイヤ交換してくれ、中古でいいから・・・。

 そんな消耗品の筆頭に当たるようなパーツをなんで中古で?あるわけ無いでしょう・・・と思うんだが・・・、願わくば年金だけで楽に暮らせるくらいにはなってほしいものであります。もう遅いだろうな。各自の積立形式にしておけばよかったのにねえ。

 話を戻すと・・・、

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 確かに古くて、お世辞にもきれいとはいえない車体なんだが、かつて当店でメンテしたら、驚くほど走りやすくなったと言ってくれただけに、ちょいとこちらに任せてくださいよ!ということで、お預かり。

 さて、中古のカゴを探すことはしない。そもそもないし・・・。なれば、ピッカピカの新品です!!!とあまり主張しないようなかごを探すか?そんなカゴあんのかよ・・・?

 あちこち物色していたら、あれ?これなら・・・というのが見つかった。

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 これね・・・。あくまでも籐風のカゴね。素材は金属にコーティングされているものなので、自然素材ではありませんので、カビが生えたりはしませんよ。そして、色も落ち着いていて、新古の基準を越えている、ように見えませんか?

 前だけでなく・・・、

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 リアも籐風カゴを取り付けて、いい意味でバランスを保つ!ただし、車体に関しては、

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 一切掃除はいたしません、でもね、このモロ新品にも見えない、新古を越えているこのタイプのカゴであるならば、取り付けた所で、この自転車の古さやヤレタ感じが目立つということはない・・・でしょうな(別に目立ったっていいじゃんか・・・)。

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 ホレ!どうよ・・・。

 威張ることはないが・・・、まあこれで恥ずかしいとか、みっともない、というような感情は起きないんじゃないかな?と。

 実際納車の時に聞いてみると、うん、これなら新しいカゴだけが目立たなくていい・・・というようなことを言っていた。

 内心そんなこと気にしなくても、自分が思っているほど他人は自分などに興味などない・・・なんて店主は相変わらず思うんだが・・・、年齢や性別等によっても異なるんだろうなあ・・・。

 そういえば、店主の祖母、明治生まれの祖母は、化粧しているところはネコに見られるのも嫌だ、と言った世代だった。いまの人からすると、その意味すらわからないかも知れないね、電車内で平気で化粧しているんだもんな・・・。

 今の店主は・・・平気で化粧するタイプだろうか?イヤイヤ、この辺の事情が思っている以上に複雑だぞ、礼儀や他者をどう見るか?そして反射するところの己をどう捉えているか?その基準は、権威か?他者への敬に基づく礼儀か?恐怖か?損得か?なんてもんがあるようだしねえ・・・。

 敬は重要だが、やはり見栄はいらんわね、少なくとも店主はな。

ヘタレ老年も乗り続けるために


 
 250メートルバンクでも走れる!というピストフレームをかつて作ってもらいました。

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 ラバネロの高村さんにです。仕上げは自分でやりました。思い出深い一台ですが、もうバンクにはいかないなあ。ということで、もったいない!ロードにしてしまえ!ということでロード化したピスト自転車ですね。

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 エンド幅やディレーラーハンガーのないピストフレームなので、細工はモリモリと盛り込んだわけだ。そしてフレームのエンド幅をいじらないで、なんと77デュラエースハブを120幅にして、シレッと取り付けるという、神業・・・なんちゃってな。

 もともとハンガーの高い自転車好きとしては、これロード化して大正解なんだが・・・。どうも店主自身の右肩の重さというか鈍痛のようなものはもう治るとかいうものではないらしいね。

 痛くなってから一年半くらいはたったと思うんだが、一向によくなる気配なしであります。もう年も年だし、これと同居して生きていかないとだめなのか?と諦めつつ、どうしたらより楽に走れるか?なんてことを考え、老年でも長く乗れるポジション探しなんていうのもいいよね、ということで、そっちの方向にスイッチすることにした。

 まあ、その一回目はステムの交換で、ハンドル位置を少し上げる、ことかな?ヘタレ老年は少しずつ日和っていかないと続かない。無理して乗っても、長く乗れないよね。そもそもが楽しくない・・・なので、楽しくなるポジション探しと言ってもいいかもな。

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 約元の位置がこの辺だったことを考えると、それは長い距離乗れないわね・・・、ということで、上向きのステムに交換です。

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 まあ、この辺なら許せるかな(見た目)・・・、ざっと試乗してみても、楽は楽だ・・・。これで春乗り始めるとするか・・・とね。意外と簡単に決まるんだが・・・、問題はその先にあったのだ。

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 当然ハンドル位置が上がると、ハンドルに付いているものに影響が出る。ではそのハンドルに付いているものといえば、そう、ワイヤーなのだ。

 レーサーを組むと、できるだけ軽量化ということで、ポジションの出ているやつは、そのポジションに合わせて最短のワイヤーを仕掛けることになる、短いとその分軽い・・・ということでね。

 そういう癖が残っている・・・、まさかここまでハンドルを高くするとは・・・ということで、特にフロント用のシフトワイヤーが・・・どうも短すぎるらしいぞ。

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 ハンドルをひょいと引っ張り、恐る恐る戻してみても、この通りワイヤーが浮いてしまう・・・。

 何悩んでんだ?だったら交換すればいいだけの話だろう・・・、ハイ、確かにそうなんですが・・・。なんとそのシフターは

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 カンパのエルゴパワーなんでありますよ、本ブログでいうところのメトロン星人ね。ということは?そう、シマノとカンパのワイヤーには互換性はありませんので、カンパはカンパ専用ワイヤーを購入しないといけないわけでございます。

 そのワイヤーケーブルセットが・・・なんと、11速用で9000円超えだよ!!!12速用なんて15000円超え・・・。もう貧乏人はカンパに乗るな!といっているようもんだろう?その値段出したら、シマノだったら100本購入できますぞコラ!

 勿論、そんなもんたかが一本のために使うわけにはいかない。そうなると、サードパーティーを探すしかないんだが、かつてはクラークというのが、シマノよりも1.2倍位で箱売りしていたんだが・・・。そういうのが気軽に使えると、普及にも役立つだろうにね。

 それも取り扱わなくなった、カワシマさん。そうなると、別のサードもんを探さないといけなくなります。勿論なくはないんだが、正直取りやすいとはいい難い。

 さすれば、シマノワイヤーの改造で・・・という手もなくはない。シフトワイヤーならそれでもいいかもね、切れても命には直結しないだろうから。ブレーキワイヤーだったら、そういうことは極力したくはありませんが。

 ただ、今回は・・・、

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 本機は楕円クランクの実験機でもありますので、今ん所フロントワイヤーはなくてもいいかもしれないなあ・・・。

 あと、そうそう、こいつは

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 一般リムによる、チューブレスレディー実験機でもあった。今の所過不足ない状態、最初のうちは漏れ漏れもあったが、何度かシーラント対策をやっている内に、実に安定してきている。漏れる具合もクリンチャーとほとんど変わりはない、非常に優秀でござる!

 合わせて、春以降乗る楽しみは続くもんだ。とりあえず、できるところまでやっておこう!!!

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 しかし、あれだな・・・、壮年期以上の人に組む際には、この辺のワイヤーについては、多少余裕をもってセッティングしたほうがいいな。いつなんどき、肩や腹部、腰を痛めてポジションを変更しないといけなくなるかわからないからな。

 そう、壮年期以上の人の場合には、そういうことにも気を使いましょう。なんせ、最近は老人は集団自決しろだの、集団切腹だのと軽々しくいう、「秀才」とやらが未だにもてはやされているそうだが、当のご本人に聞いとくれ、一体アンタは何歳でその集団自決に加わる予定か?と。

 人権に関して、何らかの制限を儲けたら最後!潜水艦と同じ、ちょっとした水漏れから大惨事に繋がっていくんだよね。今そのちょっとした水漏れ程度で、そう目くじら立てなさんな!なんて余裕こいていたら、いつ何時ご自身が沈没の憂き目に合わないとも限らない・・・。

 これは原理の問題で、表現の自由とか思想の自由とかとは次元の違う問題ではないか?と店主などは思うんだが・・・。

 だから、高齢者になっても、どうやったら自転車寿命を伸ばせるか?ということに奮闘しておくことにはそれなりの意味があるのだ!若造共よ!いずれお前らも思い知ったかの如き老人になる!

 生老病死の四苦はどうも真理らしいぞ、その中の老だ、もっと釈迦を敬え、若造共よ!って。

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※あれよあれよという間にあと三日後の木曜日だよ!何度でもいいます!表現ということに少しでも関わっているあなた!一度目撃してください!何かが開くでしょう!絶対に!

旧式のシフターに交換する それが合わない・・・



 相当強力なイメージを持っているんだろうな、ということが話の端々から伝わってきます。このサードバイクという自転車を持ち込んで、シフターを交換してほしいと。

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 このエントリーモデルのシフターを交換してほしいというんだが、場所が・・・なんと

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 このダウンチューブでなく、トップチューブに!ということなんですね、勘の良い方はもしかしてと思うかも知れませんね。旧式のシフターなんですね、単なるWレバーだったらダウンチューブですよね、それをトップチューブに取り付けるんですから・・・。

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 このアールがこのサードバイクのトップチューブに合うか?というと、それが合わない。かつての少年自転車のトップチューブの径とは異なりますね、もちろん今のほうが太くなっています。

 そうなると、太い方に合わせて、取り付け周りをすべて交換しなくてはいけなくなります、かなり面倒な施工だよね。

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 仕組みは単なるフリクションという最も単純なもの、なのでその辺は問題ないが、取り付け径の違うものにというのは結構面倒な展開になりがちなんだな。

 別の金具を利用するか、またもう最初から別金具を加工して作るか?ということになる。

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 取り付けに関しては大分苦労はしたが、なんとか付いたもんで、それまでのシフターを外して、新たにトップチューブにということになる。

 それが

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 アア、やっぱり!と思った人と、なんじゃこりゃ?と思った人に別れたかな?

 これはかつての旧式の少年自転車によく付いていたシフターなんだですね。多分ですが、当時は少年にとって自転車は車に乗るまでの過渡期の乗り物的な感じがあったんじゃないか?

 こうしたシフターの形は車を意識していたに違いない、それにデコチャリじゃないが、ウィンカー的なものだって、あれは完全車を意識していたんだろうと思う。

 自転車に対して失礼だろ!と今は思うが、当時はそんなもんだろうね、自転車、バイク、車というのは、男の子の通る道と決められていたような所があった。

 勿論へそ曲がりの店主は、車の免許はとるまいと決めて以来取っていない、そして後悔もない。勿論バイクも乗らない。自転車は自転車!過渡期でも何でもない、それ自身が完璧な乗り物と思っているからな・・・。

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 形は変わっていても、仕組みは単なるフリクションなので、取り付けられたら、後は簡単だよね。ただし、ワイヤーが通常のシフター用のものと思っていたら、これがまた今は別用途のものを利用するしかないようだなのだ、この辺長く使い続けるためには、確保は重要だね。

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 あとはほとんど変わったものはないようだ、そのまま。

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 ハンドルはゆくゆくより高いライザーにしたいようだ。店主にはわからない何かコンセプトのようなものがしっかり確立されているようだ。こういうときは、逆らわずに、教えてやろう!なんて思わずに、お相手からそのセンスや美意識のようなものをしっかり学ぶことの方がずっと面白い。

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 こういうヘッドバッチを自ら選んで付けているわけだ、何かやりたくて仕方ないのが伝わってっくる。

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 鍵ももう旧式のこのタイプをわざわざ探して持ってきての取り付けなんで、何かこの自転車にかける思いは、ソコソコの質量があるんだろうということはわかる。

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 うん、シフターひとつ変えただけでも、いい意味で不気味だよね、これからも変わるだろうし、本当何かやらかしてくれそうな可能性にあふれているように見えるよね。勿論当店店主では思いつかない何らかの可能性・・・のようなものなんだろうな。

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※この木曜日当店内にて、西成軍団ライブあり!表現に関わる人はすべて見に来るべし!人を掴み、人を動かし、そして人に動かされるとは、そしてそれをなりわいにできる、ということはどういうことか・・・ということがすべて体感できます。それは一言でいうと熱意なんだが、その内容が、その熱量が半端でない・・・ということなのだ。来てね!

気づくと壊れているグリスガン 直すか・・・



 やはりグリスガンの使用率は高いです。当店には四本あるかな?内容は分けているんですが、使うだけあって、詰まりや、原因不明の故障なんてもんが起こるわけです。

 だいたい空気を抜いたりすると動き出したりするんだが、中にはバネがどこかに飛んで、戻りが悪い分、使われなくなって、脇に置かれているのもあったりする。一本でも使えないと不便なんだが、直す手間を惜しむと、残りの三本で回すしかない、その内またその中で不具合が起きたりする・・・。

 そうして、必要に迫られて、直さざるを得なくなってくる、やるか。

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 グリスガン全体を掴んで親指でこの部分を押すことでグリスが出る仕組みなんだが、この押しの部分が外れてしまったのだ。

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 これを戻さなければならないが、この細い中心に穴開けて、ネジ山立てて・・・というのはかなり難しい。さて、かしめる・・・どうするか?

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 まず万力に固定して、ルーター回して十字に刻むことに。

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 この中心にポンチを立てて打ち込めば、十字が開いてワンが固定されるんじゃないか?ということでやってみたんだが。

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 とりあえずとまったんだが、この後もう少し強めに打つことで、固定力をあげていく、接着剤なども使ってね。

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 ハイ、そしてこのバネを左記のワンと本体との間にネジ入れていきます。

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 バネを噛ませて軸を回さないように、バネだけを回していく、かなり力のいる作業なんだが、これを根気よく続けていきながらなんとかはめていく。

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 これにて完成という事で、グリスを充填して、コキコキポンピングします。

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 なんとか戻りましたね。4つあっても、徐々に調子を落としていったり、中が空で詰め忘れたりして、ちょっとずつ不便になっていくというのが、通常なんだが、こういうのは、ちょっと時間を作って、しっかり直して、中も充填しておくと暫くは作業環境が整うもんなんですね。

 常に、そうしておくべきなんですが、日々の多忙に押されると、どうしてもこの辺がおろそかになってしまう、反省なんであります。

 多少時間のある内に、この手のことをしっかりやっておきましょう・・・自戒を込めて・・・。



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※今月23日に西成軍団がやって来ます!まだの方は勿論、二度目以降の方もまた是非おいでください!!!絶対に損はさません!どころかお腹いっぱいになってお帰りになることでしょう!

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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