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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |2008年02月 tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

着々と・・・

生来の片づけ下手の店主ですが、皆様方のお力とお知恵を借りて、何とかやっています。

店の方については、昨日S田さんの怒濤のお片づけによって見違えるほど、整って参りました!
いつも有り難うございます。

こんな感じ・・・。

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相変わらずぶれていますが・・・、天井を取った高さをいかした、収納術です。

ですから、床には基本的にものを置かない方針をとりました、お陰で・・・。

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剣道の試合でもできそうな広さです、別角度から・・・。

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うーん、拭き掃除が大変そうです!

この調子で行けば、本稼働ではありませんが、この週末ぐらいから仮営業が出来そうかな?というめどが立ちそうです。明日の頑張りも影響しますが・・・。

何とか踏ん張りますよ!

で、今回新店舗には、メインとして面白いものをぶら下げました。
ご存じの方もいるとは思いますが、これです。

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わかりにくいですね、自転車には違わないのですが、これタンデム車です。
二人乗り自転車ですね。今年はパラリンピックに年でもありますから、後部に視覚障害者を乗せるタンデムが色んな形で注目を浴びることと存じます。

その先取りです。

さあ、今後の新生狸サイクルのサイクルイベントにも、象徴的に参加しますよ!
乗車ご希望の方は、事前に予約が必要になるかも。

強い選手が二人乗ったら、そんじょそこらのバイクなんかよりも、出ますよ。

後ろに初心者の彼女を乗せる・・・、なーんていうのもいいですし、こちらも又色んな展開をよびそうです。

そういうわけで夢の膨らむ新装開店、もうソロソロ、あと少し!!!です!!!
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引っ越し奮闘記! みなさんありがとう!

この24日、店の大移動が決行されました。
九時前からの引っ越しでしたが、あれだけの大荷物で、二往復にも拘わらず、一時間半もかからずに終了、さすがにプロの引っ越し屋さんはすごいですねー。感心しきり・・・。

この引っ越し屋さんに惚れられた程の力持ちが、あのカレラの盗難被害者のS保さん。普段から、書籍のぎっしり詰まっているダンボール箱の運搬で鍛えられているのか、その働きぶりがプロの目から見てもすさまじかった、みたいです。

積み込まれた荷物、あれだけ廣かったのに・・・。
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店の物ですこれすべて・・・。

こちらは台所・・・、トホホ状態。
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これを当店の常連さん達が力を分散して、実にテキパキとお片づけしてくれました!
まずは二階の書籍!
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ちょっとした古本屋が出来るくらい、ふくれあがった量の本・・・、持ち主である私が整理すると、懐かしさについ立ち読みしてしまって、どうも進まない。お二人の先鋭部隊にお願いする。

そんで、三人娘による、台所作戦!
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今度の店はキッチンと自転車の作業所の連続というのがミソで、そのためにキッチン周りを整備するのは、非常に大切なんですが、整理整頓に関しては障害を持っている私、三人娘に怒られながら、やって貰いました・・・、反省!
もうキッチンのプロデュースは彼女たちにお任せです!
私は片づけを習いながら、調理に精を出します!

それから、メインの店・作業所!
これまた三名の先鋭部隊に、コミカルに整頓して貰いました!
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途中なんどか、「このパーツいいなあ・・・」のおねだりつき。
ワゴンや棚の組み立てなど、みんな彼らに任せきり。

で私は、というとこの三カ所をまわっては、写真撮ったり色々したりで、まあ、とても助かったわけですわ、有り難う!みんな!

それと嬉しいことに、引っ越しの最中に、お二人のお客さんがご来店してくれました!
下北沢からで、まだバタバタしているときでろくな接客は出来ませんでしたが、本当に有り難いことです、縁起イイ!

それから、引っ越し見舞いで、差し入れ有り難うございました!N藤さんご夫妻!あの補給はあっという間にみんなのエネルギーに消費されました。

又、道に迷って結局は来られなかった、S根さん!
又お待ちしていますヨー。地図をしっかり記憶してください!

六時に作業終了して、ご苦労さん会です。
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何とこのお店、午前中引っ越しを頼んだ、引っ越し屋さんの多角経営の一つなんです。昼間つなぎを着ていた、引っ越しおじさんが、夜は前掛け巻いて調理にと・・・、逆に引越祝いまで頂いて、もう何とも有り難いことです。

多くの方々からの励ましと協力を受けまして、新店舗が出来つつあります。有り難うございます!

今後は皆様のお店の管理人として精進していきますので、何卒宜しくお願い致します。
新装開店は、後少々、でき次第本ブログ上にて、公開致します!

引っ越しは続く・・・

営業と引っ越しの両立は、結構厳しいです。

そうそう、新店舗の所在地ですが、杉並区成田西2-14-12です。五日市街道にある、関東バスの営業所の裏、正確にはその営業所と日の出幼稚園の間というところでしょうか?
電話番号に変更はありません。


で、話を戻して、今三台ほど出したいと思っていますが、これは新店舗での展開になりそうです。ご迷惑をおかけしているお客様各位に対しまして、お詫び申し上げます。

で、今日は工具の引っ越しです。

リアカーを借りて、相当の重量です、四十キロはあるかな?

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この十字架のようなリアカーを引いてもらったのは、あのスーパー高校生のT造さん。スッカリ元気になりました!
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ひっくり返っていますが、これが新店舗全貌です。

これが玄関!
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実に普通ですね。今後とも、当店探しで時間を使われるお客様が多いであろうことが、想像されます・・・。

今日は工具を、作業所にいかに機能的且つ、美的に配置するか?ということに挑戦いたしました。

まずは、持ち込んだ工具を毛布の上に並べて、作戦会議です!
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自転車専門工具や一般工具まで、結構渾然一体としています。

これを分類して、ディスプレイも兼ねて店内に配置するものと、作業台の引き出しに保管するものとに分けました。

それから、ホームセンターにいき、ネジ類、フック類を購入しました。

この作戦会議の参謀は、いつもお世話様のお二人、S田さんとT倉さん。
実用性と機能性と美的なバランスを見ながら、調整して、ボルト打ち込みながら、最適な場所を探していきます。

まあ、色々あって、数時間後!
完成!

お陰様で機能と美的なセンス、機能美に溢れた工具板になりました!
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お二人プラスT造くんのご協力に感謝いたします!

写真では細かく見えませんが、その他色々な場所での工夫は、結構凝っています。
これで晴れて、新店舗にて、機能的な作業環境が整ったというわけです。

明日は、店の商品の整理をしつつ、全体の9割以上の引越の完成を目指します。

今月の二十四日、引越です。書籍が多いので、結構骨が折れますが、もしお時間が許す方々がいらっしゃるようでしたら、是非一手間お貸しいただけたら、大変幸いに存じます。

朝九時より、現店舗で搬出が始まり、十時過ぎから十一時に新店舗にて搬入される予定です。

お礼というのもなんですが、その暁には、コケラ落としの際に!

さて、明日が正念場じゃ!
見参!
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転居と新装開店

一部では知れ渡っている話ですが、当店は今阿佐ヶ谷住宅内にある、現店舗を移転することにいたしました。

場所は、現店舗から自転車で五分ほどのところ。今の芝庭を離れるのは大変残念です。ただ今度は住宅地の中にありますが、店としての在り方についてはパワーアップして、やっていこうと思いますし、その準備は着々と進めていっております。

引っ越しは、今月の二十四日。営業は二十二日金曜日までで、あと二、三台はコチラで仕上げて行きたいと思っています。

二十四日の引っ越しのあと整理と、ちょっとした工事で、再開は・・・、来月頭ぐらいからでしょうか?その辺の経緯も、逐次本ブログ内で、公表いたします。

暫くの間、お客様各位には、ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承お願いいたします。また、新生狸サイクル含めて、今後とも宜しくお願いいたします。

美人ですね~

うちが扱うにしては、ちょっと珍しすぎるかな?という美人な一台です。

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赤白(銀)の統一感がありますね。
そうなると・・・、タイヤも白が・・・良かったかな?

赤といえば、三所攻めです!

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ハブ、リム、フレームが同型の赤です。
前もネー。
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赤といっても色々ありますが、地味系統の赤で、ちょっと品が良かったんで三つ合わせてみました、しつこくはないかな?

こうなると、盗難が心配ですね。
目立つ、というより目を引きます。さして突飛なパーツもないとなると賊のターゲットになりがちでしょうね。駐輪の際には細心の注意を払ってください。
もう乗ったら降りないことですね。

今月発売予定の「自転車生活」の中で、自転車盗難の事前事後なるものを書きましたが、今できることは、車体の番号、詳細な写真とパーツ類をしっかりメモしておくこと。

あとは、アメリカ、ドイツ、スウェーデン辺りの頑丈な南京錠と鎖を探すこと、ですね。

通勤で使用する人は、屋上や廊下や階段など、邪魔にならないところに置けるよう、労働争議で勝ち取ってくださいね!

あと数週間で、サイクリングシーズンの到来となります、色んなところが活発になってくるでしょう。そう、泥棒さんもね、ですから気温が穏やかになるのにつれて気を緩ませないようにしてください!

ママチャリですが・・・、ちょっとヒントが・・・

ちょっと当店にとっては記念碑的な一台になりそうです!
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なんちゃってミキスト的なフレーム、シートステーがない!
ハイテンで作られた、ママチャリフレームなんですが、これを六段変速にして、機動力を上げました。

ディレーラーです。
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このディレーラー、正爪のエンドにも付けることの可能なタイプなんですね。
何度か、実用車で見ましたが、自分で扱うのは初めてです。
そういう意味で記念碑的なんです。

これは使えますぞ!

ピストフレームの余っている方、六速以内のリアホイールがあれば、ロードに改造することができますよ!

今まで、私店主は、ロードフレームの固定化を提唱してきましたが、その逆が可能となるわけですわ。
つまり、ピストフレームでロード化することができるということです。
ピストフレームが仮に飽和状態になったら、必ずそうした選択をする人も出てくると思いますよ。
また、スケルトンとしてもハンガーの高いピストフレームがどうしても好き!という人が、街道長距離を乗りたい、と思ったときなどに面白い選択肢になるのではないかしら?
バンド式のWレバーつけてのピストロード・・・、新たな車種だわ!

悪のりすれば、その辺のママチャリだって、なんちゃってロード・・・、いやツーリング車かな?に改造することもできるでしょう。
※ただ、ママチャリは保管の仕方がひどいものが多いので、焼き付き錆び付きは当たり前・・・、工具を壊す可能性もあるので、あまり積極的にいじりたくはありませんが・・・。まあ、できないこともありません・・・。

で、六速で手を離さずシフトするためにハンドル直付けでシフターを付けました。
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これは、ちょっと高齢の女性が乗ることになります。
ホイールベースが広いため、実は乗り心地はいいです!
ゆったり乗るのには最高ですね。

それとハイテンの割りに、軽いんです。
ひょっこりできた名車?でしょうか?

たまにはこんなのも作ります。安定的な提供はできませんが。
ただ、ママチャリとロードやピストの間として、こういう自転車もあっていいでしょう。

「これよりももっと快適に早く走れるものがありますよ!」という営業トークができますし。
なるほど、そういう展開もあるかもあるなあ・・・、早急に役員会を開いて経営戦略を練らないと!

そういう意味でも、記念碑的な一台です。

サイボーグ風ツーリング車風ロードレーサー?

オテンバだった、コイツができあがりました。

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ちょっと抜けた印象なのは、きっとバーテープがないからでしょう。
今、革職人のk山さんに、サドルと同系色のバーテープを発注しているところなので、ちょうど抜けているんです。納車の際には、仮巻きしますが・・・。

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このサドルとの同系色の革は結構あるそうなので、近い内に実現するでしょう。
サドルとバーテープ、そしてタイヤの側面が同じ色なんて、ちょっと渋いですね。

あともう一カ所変な工夫があるんです。
このフレームには、アウター受けがついていません。
バンド式のもあるのですが、今回はそれを使わずにワイヤー対応をしてみました。

ダウンチューブの上部に穴を空けて、アウターワイヤーを通します。

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アウターワイヤーの直径と同じ穴を空けています、当たり前か・・・。
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それをダウンチューブの下部まで引っ張って、BB付近のところから引っ張り出して見ました。
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BBガイドに直結させた形です。
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ちょっと血管を思わせる雰囲気が、サイボーグ風かな?なんて・・・。

最初は変速効率に支障が出ないか心配でしたが、アウターワイヤーに十分にスプレーオイルを注入してみると、さすがにシマノ、シフトへの悪影響は全くありませんでした。

乗り心地は、インナーで踏んでいると、完全なツーリング車。のんびりサイクリング向きです。
アウターにして、ギアを掛けると、やはり君はロードレーサーだったのね、という走りをします。

大人のサイクリングに、時にグッと迫る走り。新たな層を獲得しそうな一台に仕上がりました。

しっかし、それにしても、君はオテンバだったなあ・・・。

自転車のための骨太ブログの紹介

本日は、とある骨太ブログを紹介します。
その名を中年オトコの自転車三昧といいます。

当店のブログのリンクにも加えましたので、今後とも、共々宜しくお願いします。

このブログを主催している、中年オトコさんとは、もうかれこれ十年ほどお付き合いをさせていただいていますが、つい最近ブログを開設したとのことで、しばしば目を通していたわけですが・・・、これがスゴイですね!

中年オトコさんはもう三十年近くロードに乗られている、正真正銘のレーサーです。かつては登録してバリバリ走っておられまして、最近ではレース参戦は少なくなっていますが、でも真のレーサーです。

このことは、ブログを読むとヒシヒシと伝わってきます。四十を超えてもその体に緩み弛みは全くなく、いつでも参戦できる体でいましてね、その辺まったく隙がありません。隙が無いどころか殺気すらありますよ。

この方には一貫した美学によって徹底されています、ダンディズムに貫かれていますね。潔さや速さ、カッコ良さを追究し、ダサさを蛇蝎のごとく嫌います。
その一貫性は心地よい程です。

中年にさしかかる中、まだ競技への情熱を持ち続けながらも、日々弱っていく自らの現実とも向き合う、葛藤混じりの文体は、我々美学を捨てきれずにうろつく中年オトコ達にはたまらないテイストになっています。

中にはこのブログに勇気づけられて、四十の手習いでもってレース参戦、マスターズ参戦をする人もいるかも知れません。

自分の走りがどの程度のどんなものなのか?そんなことを知るためにも大変ヒントになる記事が詰まっています。

また、パイプにまで言及したフレームやその他の装備に関する知見、それも長い競技経験によって裏打ちされた知見には、その美学も含めて学べること大です、間違いなし!

年にもかかわらず、これから競技を始めてみたいと漠然と思っている方、フレームや装備について勉強してみたいと思っている方、本格的に美しく速くカッコよく走ることに興味を持っておられる方、必見です!

また、この中年オトコさんは、とても丁寧な方で、コメントに関してそれぞれとても丁寧なレスポンスをされています。
彼自身、ご自身のブログの反応について、正直驚いておられるようで、新たなムーブメントを感じているようですが・・・。

逆ですね、彼はまだ自分がそのムーブメントを作っていることに、まだ気づいていないんです。気づかない内に、何らかの層に届くメッセージを送っているんです。このブログは化けますよ、絶対に!

世には星の数ほどブログはありますが、外に向けて発進すべき内容を持っているのは、ほんの一握りです。その中でもより抜きの一本、是非関心を持って、継続的に読まれることをおすすめします。自転車に関して、非常に大切な世界に誘われること請け合いです!

たまには本格レーサー!

当店としてはちょっと珍しいのですが、たまにはこういう仕事もします。
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レース参戦も可能な、実践的ロードレーサーです。

では今まで作ってきたロードでは、レース参戦は無理なの?といわれると・・・、ウーンなんと答えていいやら・・・。

自転車のエンジンはライダーですから、ライダーが強ければ何に乗っても強いんです。
これは基本です。

が、同じ強さを持つライダーだとしたら、一定以上の剛性のあるアルミやカーボンの方が有利に働くでしょう・・・時のよってはだいぶね・・・。

今草レースも参戦者の自転車はカーボン+十速の全盛期ですから、同じような足を持つ選手同士なら、やはり・・・カーボンかアルミということになるんでしょうな。

でもねえ、色々考え方もありますな。

例えば、落車して自転車に損傷が起きた場合のコストなんかを考えると、再利用や部分的な取り替えの可能なクロモリは一番経済的でしょうね。草レースには落車はつきものですから、これは一考に値します。

そして何より形です。鉄のスマートなフォルムに、最新のカーボンホイールをつけて走るなんていうのも、そのアンバランスな感じが逆に良いですし・・・。

それからコンポのクランク周り、最近ではホローテックⅡなんて形式のが主流になってきていますが、これはコンポそのもので相当の剛性を確保しています。
フレームも最新の軽量且つ剛性のあるカーボンなんかにしようものなら、二重の剛性にスプリントなど下手すると膝をやられてしまうかも知れません。

そういう時には、ホローテックⅡのクランクと、多少のしなりのある鉄フレームとで組み合わせれば、それはまた別口の乗り味になるかも知れませんしね。

そして、あとはスタイルです、並みいるカーボン・アルミ車をぶっちぎって鉄の自転車が優勝でもしようものなら、これは一番格好が良いですからね!

なら鉄にすれば!という声も聞こえてきそうですが、今回はアルミフレームに、カーボンフォーク、そしてコンポは、
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上から二番目のアルテグラにしてみました。

フレームを上げて105で組むという選択肢もありましたが・・・。

スローピングフレームで、見た目に違わず、シュンシュン進みますよ。
草レースの集団の中でも四十数キロまでは余裕で、ついて行けるでしょう。

この持ち荷主になる方は、仕事もかなりハードで、肉体派の方です。
基礎体力が半端ではない。

で、レース参戦が目標ですから、最初の一台としても、このスペックは、まあ十分なのではないかと思います。若くて元気がありそうですから、これで富士吉田辺りをガンガン踏んで踏みまくってくださいね。

で、ペダルですが、レーサー初心者ということで、これにて一月ほど車体に慣れてください。
それが過ぎましたら、即、即ですよ!シューズとビンディングペダルと用意してくださいね!

これでないと、レースも何もありませんから・・・。

これから乗り込むことによって、色々と要望も出てきますでしょう、今後が楽しみです!

婚約自転車?

旧式五速のロードレーサーです。
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色のセンスやなんかは良いものの、いかんせん古いですね。リアのギアが五速の時代ですから、三十年前、イヤそれ以上前かも知れません。
よくもまあ、こんな時代ものの自転車を、と思われるかも知れませんが、この自転車にはある青年の彼女に対する思いがこもった、一台なんですね。

最初来たときは、ちょっとコレ?何をどうします?というか、お世辞にもきれいとは言い難い、その辺にとめたら、ほとんど粗大ゴミと同然に廃棄されてもしかたがないだろう、というような代物でした。

S水さん、以前事故車のところで紹介した、長岡出身の好青年。彼がコイツを引きずって来たのですが、聞くところによると、この自転車を乗れるようにして、彼女に送りたいのだそうだ・・・。

その彼女さんは背は高い?
170ぐらいですか・・・。
ではこのフレームでいいかもです、ステムは少し長そうですが・・・。
できるだけあるパーツを活かして、作って欲しいんですが・・・。
協力していただけるんなら、やりましょう!

と、パーツ類のほとんどを外しては、S水さんへ渡して、溶剤ややすりなどを使って、できる限りピカピカにしてもらいました。

なんか彼女のプレゼントに、彫金やなんかをして、指輪などを作る青年もいるとか、そんな感じで、S水さんは作業にイソイソといそしんでいましたっけ。

総額いくらかは問題ではありません。

これからより間柄が深まって行くであろう、相方のために休日をつぶして、手を油だらけにして、寄り目しながらパーツを磨く。気持ちがこもっていますよね。
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ネジの奥などはちょっとお愛想として、結構きれいでしょう?
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錆を落とすと、黒ずんでいて、ちょっと重厚感が出るところなんかはニクイです。

あと、ブレーキレバーは最近のものに取り替えました。
これはクラシックパーツ考のところでも触れましたが、古いパーツ、特に制動に関する古いパーツは女性では扱いにくいという側面があるからです。

これでかなり引きやすくなりました。
フレームカバーもつけて、結構モダンに仕上がりましたよ。

乗ってみると、やはりギアは重いです。
追々、この辺をコンパクトに取り替えたりすれば、また行けるかも知れませんね。

二人そろって、サイクリングか・・・、うらやましい。

そうそう、いい年こいて、本店の店主は独身なんです。まったくもう・・・。
本人の夢はかわいい奥さんつれてのサイクリング。ささやかだなあ・・・。
まあ、こんなことすらも実現できない情けない店主ではありますが、めげずに、奥さんを募集しているかもです、心当たりのある方は、よろしく。

まあ、とにかく若い二人が自転車をキッカケにまたより深いつきあいに入っていくというのは、いいもんであります。
成田離婚ではありませんが、「パンクも直せないの?」なんて愛想尽かされないように、今後のメンテなども、しっかり見てあげてくださいよ。情報はしっかり流しますから!

あとヘルメットに自転車保険!本当の愛情はこういうところにかけるモノ!大いに励みなされ!

新店舗 徐々に移転・・・

以前一度チラ見せをいたしましたが、箱物が完成しましたので、新店舗のお披露目です。

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手ぶれがスゴイですねえ、ごめんなさい。
床がイケてますでしょう?
逆の角度からです。

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これも手ぶれ・・・。前の写真が店舗から台所へ撮ったもので、二枚目は台所がわから店舗を撮ったものです。
まあ、六畳程度の広さですが、これをいかに有効に使うか、ということが鍵になると思います。
天井を取ってもらったので、そこにフレームやホイールをかけたり、棚をつくってできるだけ床に物を置かないようにするなどです。

今昼の営業が終わったあと、夜はそうした工事にいそしんでいます。
昨日できたのが、フレームを掛けるためのパイプを天井につけました。
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イメージとしてはこんな感じでしょうか?

というわけで、今月は移動のため結構時間や手が取られてしまいますので、お客様各位にはご迷惑をおかけすると思いますが、あらかじめご了承の程を宜しくお願いいたします。

しかし、この新店舗は生業にしている大工さんではなくて、当店のお客さんが休みを削ってやってくださったんですよ・・・。ありがたいことで・・・、これが私の店!なんて言えませんな。
私は管理人として、多くの方々に役に立てるようしっかり管理していこうと思います。

今夜もトンカンしに行きます!

セクシー系ロード・ピスト

ご注文を受けたのが、昨年の六月、そして数ヶ月の時を経て、ようやくできあがりました。
大変お待たせいたしました。
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セクシーなロード系ピストです。

エンドロードなんですね。
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当店の推すロードフレームのピスト化です。セクシーに仕上がっていますよねー。

と、このセクシー・・・、今までこんな形容詞使ったことがないのに、ちょっと唐突な印象を受けた方もいるでしょうな。

この手の表現では、色とか艶を標榜する私としては、このセクシーという言葉は非常に使いにくい言葉なのであります。
というのはねえ・・・、セクシーという言葉の語気の多くは、「押し」(ある意味ではアピール)にあるのであって、ほとんど「引き」の意味では使われていない、ということなんですよね。

だからセクシーを目指す婦女子といえば、大げさには翼を広げた雄のクジャクのように、ギンギンにあでやかで、華美で、どこか下卑ています。かの「ゴージャス」なサイボーグ姉妹なんて典型です。

この下品と紙一重、というのがセクシーの危なさでもあり、ある意味でそれの良さでもあるんでしょうねえ・・・。

それに対して、色・艶といえば、重心は完全に引きにかかっています。ドーンと出てこない、ほのかに漂うものといった方が良いかもしれない。セクシーが香水のドカーンならば、色・艶は匂い袋やお香のような、そこはかとないものといいましょうか?クジャクより烏の濡れ羽といってもいいかしら?

色・艶には向こうからの積極的なアピールがないから、コチラから行くしかない・・・、その辺がまた・・・。

何の話をしていましたっけ?

そうか、セクシーか・・・。

で、なぜ今回使い慣れない形容詞を使用したか?というと、この自転車の持ち主になる方の絶妙な「セクシー」語の使い方なんであります。

大体の注文を受けてから、後日、イメージしたものをイラストにして持ってこられて、「こういうパイプの細さとラインと色の組み合わせの感じがセクシーなのにしてください」と一言おっしゃられた・・・。

細い鉄のホリゾンフレームに銀フォーク・・・、なるほど、こうしたセクシーなる形容詞の使い方も分からなくはない・・・。逆にそういう使い方もあるのね・・・と妙に納得してしまった。

グラビア系のわざとらしいセクシー美人とはちがって、モノとしての静なる(性ではない)セクシー感というのは確かにあるかも知れませんね。

自転車そのものは静物ですが、静の中に動はありますし、その静物である自転車を動化するのはライダーで、そうなると停まっていても、セクシーで、乗っていても人車ともにセクシーになれれば、これはハッピーですな。

N尻さん、身長も高くて、これはイケそうですよ!

で、もう一つ夢があるようで、地方などに行くときには、これを自分でロード化するということです。後輪を十速で組んでおいて、自分で前後のディレーラーをくっつけて、Wレバーでワイヤーを張れば、簡易ながらロードのできあがりですよ。

こんな工事は、何回か練習すればどなたでもできます!

こうした二重に楽しめる選択は、はっきり言って利口です!

これからこれをどう乗りこなすか?セクシーな発想は続く、ですな。

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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