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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |2008年11月 tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

フレームの可能性というか人体の可能性かな?



 昨日は第四回ナイトペダルクルージングが、低温雨天の中、行われました。さすがに参加者は少なかったものの、でも十数名・・・、よく踏むよ。
 こちらは早々に中止と思っていたんで、各方面からのご連絡には、「たぶんやらないでしょう」と勝手に連絡していたんですが、主催者は「やる!」とのこと。これからの時期の雨サイクリングは、結構健康取り(命取りほどではない)覚悟で行かないと大変なんでね、通常なら中止が当然なんですが、その辺、怖いもの知らずの主催者さん達、そこまで言うならやりますか、と雨具固めて参加しました。

 走り始めからポツポツと、途中から通常の雨でしたね。近道を通って1時間弱のサイクリングでした。もちろん事故もなく、それなりに楽しかったですよ。
 到着地に暖かい紅茶で、お出向かい、嬉しかったですね。

 参加していただいた皆さん、本当にお疲れ様でした。あれから、屋内イベントに参加していった猛者もいたなあ・・・。

 で、上に挙げた無印の実用車。ナイトライドの主催中の中心者のK田さんの持ち込まれたもの。これをどうにかレーシーにならないか・・・というご相談でした。
 20インチの小径車、できないことないが、相当極端な仕様になるかも知れない、ということでお引き受けしましたよ。

 当然いらないもの外し捲りです。カバー系、重いパーツ系などほとんど外しました。
リアのバンドブレーキも外しました。
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スッキリですね。
その代わりに結構引きのいい、キャリパー式ブレーキそれもかなりロングアーチのものを付けました。
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ブレーキシューがいいので、結構効きますね。

それと極端な仕様の一つが、前ギアです。
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54tのチェーリンクです。
通常の700cで、54tを踏める人なんて、まずはいないでしょう。
プロですら53tなんですから・・・。だからよくこんなの作ったと思いますし、よく当店も見つけたなあという感じです。
20インチならではのギアですね。ちなみに後は12t、ギア比4.5です。

そしてハンドルはドロップのものに。
ステムは低く、前に出して、前傾姿勢をとれるようにしました。

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そしてできあがったのが、コレ!
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色もマッドブラックに塗り替えて、精悍になりましたね。
タイヤも20*1.5から20*1.25にかえて、ココもちょっとレーシーに。

後ピラーがもう少し長くなると快適ですね、今探しています。

で、乗ってみると、結構進みますよ。
これって、フレームのポテンシャルというのでしょうか?
それとも、フレームに対するエンジン(人体)の出力のポテンシャルというのでしょうか?

とにかく、ガラリと乗り味が変わりました。
作っている自分たちも驚きです・・・。

この、デビューが昨夜の雨のナイトライド。
先頭をこの自転車で引くK田さん、後ろ姿が格好良かったです!

また一人、実用使用者から、少しハイエンドのライダーが誕生した瞬間を見た思いです。
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ナイトライドのお知らせ



 もう一月経ったか・・・、と思わせる時の速さですが、またも夜の大人のサイクリングのお知らせです。今回は、ちょっとコースをショートカットして、到着地で何か暖かいものが出ての交流なんかに、重きを置くそうです。
 後新しい仕掛けは、参加者の一人にGPSで追跡可能なものを搭載し、リアルタイムでpc表示になるようなことをやるそうです。

 参加される方の中で、まだ本イベントの意味が分からない、とおっしゃる方も多くいます。私もその一人ですが、走りながら何かを見つけましょう、と開き直っています。

 最初から形のあるものへの参加というのは、ある意味でわかりやすいです。形の定まらないものを形にしていくというのも一興かと思います。

 で、その形ですが・・・。少なくとも当店の本ブログを見て参加される方は、できるだけヘルメット着用、ブレーキのきちっと整備された車体、信号など交通法規をしっかり守る、という「当たり前」のことをしっかり守って、いただけますよう、お願い申し上げます。マ、申し上げるまでもないでしょうが、老婆心ということで、お許しください。
 
 さて、こうした暁にどんな形になるか?楽しみですな。数年先の何かを目指しましょう。

※暖かい格好でご参加ください、お待ちしています。

宴の後

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昨日、23日は第二回新米の会を開きました。参加された皆様、ありがとうございました。
一人一品持ち寄り、というのはいいですね。
色んな食材が集まります。

梅干しだけでも3種類、岩のりも3種類だったか、その他色々、大変おいしかったです。

あと一回ぐらいできますので、第三回、新米の会、お楽しみにしてください。

今日は、雨で、結構本降りですね。こういう日は、当然来客はありません。片付けや、家仕事を粛々こなすぐらいでしょうか。

昨日の残りの新米を握って、巻ストーブの上で焼きおにぎり。

今日は月曜ですから、ポキ先生の整体の日です。雨でも休日でもやっていますので、月曜二時過ぎから夜まで、体の調子を見てもらいたい方は、是非ご来店ください。

 新米の会で、使用したお米は、私のお米の師匠、庄平先生のご厚意によって、無料で送られてきたものです。ですから、新米の会もあのような形式ですることができたわけです。来ていただいた方に、お礼の意味を込めて、寄せ書きなどをしていただいていますが、それ以上、例えば何か一品、お礼に送りたいと思われる方は、今週中に当店まで持ってきてください。
集まりましたら、まとめて送ります。

もう十一月も下旬に来ていますね。そろそろ忘年会、新年会の時期ですね。

忘年会は、お買い物サイクリングした後、当店内でやりましょうか?
新年会は、薪ストーブの上で、餅でも焼きましょう。

お近くお買い物部隊。
遠方お買い物部隊。
重いものお買い物部隊。
薪収集部隊。
会場作り部隊。
まかない部隊。
無芸大食部隊。

色んな部隊が必要ですね。こんなことがもう数週間以内で実現するんですな、時が経つのは早い。息でも止めて、時間の流れを遅くしないとね。


サイズって・・・何でしょ?



 片手間ながら、変な自転車を作ってしまった。

 ぱっと見分かるかなあ~?

 650Cなんです、どうりでホイール小さいでしょう?

 フレームサイズは、470、超小さめフレームです。
ですから、シートピラーが長いですね。それに・・・
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上向きでかっこわるいですが、釣り竿並みに長いステムですね。
溶接勉強したら、まずは自分用のステムを作らないとなあ。
これ昔懐かし1インチの頃のマウンテン用のステムです。多摩川沿いで拾いました。

で、思うんですな。

私は元々からして、小さめフレーム好き。なんかカチッとしていて、こちらが主体的に操作できる感じが良いですね。デカイのだと、フレームに振り回される感じがどうも嫌いなんだなあ。

んで、適正フレームといえば本来なら、550くらいなんでしょうが、どうしても520ぐらいに手が出てしまう。そこで、今回どこまで小さいフレームに乗れるか?持ち合いのパーツでどこまで実現できるか?イタズラ半分でやってみたんですが・・・。

これが乗れるんですよ。

ヘタすりゃ、150センチそこそこの方が乗るような車体に、177の私が乗れているんです。しかも全然不便無し。まあステムはカッコ悪ですけどね。

となると、いよいよ、フレームサイズというのが分からなくなってきました。
あくまでも平均なんでしょうな・・・、多分。

リンクでお世話になっている中年オトコさんの骨太な見解にはいつも当てられっぱなしですが、まさに私もサドル高が命で、あとは・・・という考えに近いです。

ある日、お客さんの車体に乗り込んだとき、トップの短い自転車に猫背で乗るのも嫌いではないなあなんて思ったり。背格好の同じプロライダーの、トップの長いタイプに乗っても、ウーン・・・これはこれで・・・と思ってしまう。まあポジションが出ていないのかも知れませんが、まあ、それはそれぞれ、それなりのものはありますね。

今回のコイツも、小径だけに踏みはじめが楽で、なんと56tのフロントなんかも結構踏めちゃうんですよー。不思議な自転車ができました・・・、これからコイツをどう乗りこなそうかしら・・・。

で、今回は塗装の試験版でもあったんですね。
色々重ねて、化学変化を利用して・・・、というか結果的に化学変化が起きて、マジョーラのようになりました。

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わかりにくいなあ・・・。
こちらの角度から
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ウーン、なら接写!
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ちょっと分かるかな?
メタリックというか、ラメ入りっぽく、角度によって色が拡散して、ウン、やっぱりマジョーラ風なんですね。

今黒虎数台制作中で、同じマッドタイプばかり作っていて、少々飽きてきたところなんで、二色以上の重ね塗りなんかを実験しながら、うまくいかずに、半分投げてもいたんですが、これで少し光明が見えてきたように思います。

化学変化を利用してのペイントは、副店長の得意とする、木目塗装なんかにも確かにある技ですね。ちょっといくつか試したあと、渋めで工芸に近い質感のフレームができましたら、セール中に吊しますので、少々お待ちくださいネー。

しかし、工芸といえば、結構色々ありますね。
今伝統工芸のある手法を勉強中、手間かかる分、ちょっとイメージ変えていって良いかな?

「高級工芸自転車工房」この後に狸サイクルはないなあ・・・、新たな店名考えないとな。
その錦や黄金なる柄からとって、鯉サイクル・・・。なんてどうだろう?獣が魚に変わっただけか・・・。 

なんか新しいことをやり始めないと、つぶれます、店我ともに。楽しまないとね!

明日二十三日は第二回新米の会!



 いただいた新米がまだありますので、二十三日、日曜日、昼過ぎより、第二回の新米の会を行います。
 今回も白米ですが、次回は玄米のもいいかな?なんて考えたりして。ただそうなると、副食をどうするかが問題になりますね。
 カレー・・・でもいいんですが、そうなると新米の意味が・・・、イヤ待て、新玄米だからそれでもいいのかな?玄米なんて、特によく噛むと甘味と味が出てくるので、いい塩と胡麻があればいい・・・というか・・・。
 どうしましょうね?マア、またお知恵かしてください。

以下が参加ルールですので、よーく読んでお越しください。

お茶碗・お椀・箸持参。別にエコだとか言うわけではまったくなく、単に器の類が足りないからです。で、ご飯に合う一品持ちより。なければ、参加費5百円、以上!ツバつき釜で二升、薪で炊きます!

ご来店お待ちしてますヨー。

今度は立ち読みOKよ!



前回の雑誌掲載時に関しては、結構お問い合わせをいただきまして、そのほとんどが「どこだか分からない!」でしたが、店主もその内悪のりし始めて、「ノーヒントで見つけた人には、ハワイ旅行!」とか焚きつけたものですから、それはそれなりに少しは受けたかな?という感触でした。

あのグラマラスの掲載箇所は、付録の一番最後奥付にあたる、エコアドレスというところにほんの数行、当店の連絡先と内容が載せられた、ということでした。

ですから、「立ち読みでは見つけられません」というのがヒントだったわけです。パッケージ化された付録の中でしたから。その付録のもう一つが、緑の透明な箸でした。納豆喰いにくいー。

未だに読者であろう、胃下垂ギャルからの発注はありませんが、一つの層に達するためのマーケティング戦略に関する大切なヒントをいただきました。
今そのヒントに基づいて、ネイリングをする彼女募集中!阿佐ヶ谷にも最近できた店がありまして、そこの職人ギャルとどうしたらお近づきになれるか?を画策中です。誰か知り合いでいたら紹介してもらいたいなあ・・・。

で、今度は「テレビブロス」という雑誌の取材を受けました。
ある日の夜十時過ぎ、明日の朝いかが?という突然の取材申し込み。
知り合いが一枚噛んでいたので、快諾。

とある芸人さんと編集の方が見えて二時間ほど遊んで、いかれました。

面白かったですよ。どこか私に雰囲気に似ている彼、ツーショットもあります。

今回は、立ち読みでご覧になれるので、ご用とお急ぎでない方は、是非のぞいてみてくださいな。

マア、媒体というものは必ず編集作業をくぐります、ここに「アレ違うだろ!」「大事なとこはずなよ!」「もっと面白いことがあったのにー」というのが渦巻きますが、ウン、その辺の忸怩たる思いがたまると取材など受けたくなくなりますな。となると編集できない、生で勝負かな?

ヨッシャ!祭日に毒マムシでも呼ぼうか?

ただ今回の紙面に関しては、そのもの、そうそう、その通り!という感じで、店主は暫く機嫌がよい。

軒先で踏ん張った一台 父フレーム改造



 色合いもいいし、カチッと決まっていますね。
 これが素人の再塗装というのだから、すごいねえ。
 
 このフレームは元ビアンキ、ツーことはチェレステブルーという色だったんです。

 今回の軒先を貸したK玉さんのお父さんが乗っていた車体。それを息子がリペイントして固定化して乗り直すという。早速軒先を貸しましたよ。

 お気に入りのスノーボードを持ち込んで、この色に塗りたい!と。
 ミカンというより柿のオレンジに近いですね。

 まずは下地作りというわけで、300番のヤスリをかけまくりました。手を真っ白にしてね。

 次は塗料屋さんを回って、自分のお好みの色を探します。

 下色は赤、それからオレンジ、丁寧に塗り重ねていきましたね。それから、自分の理想の柿オレンジを見つけてきて、それを上塗り。ただ、前者2缶とメーカーが違うので、ちょっとヒヤヒヤでした。相性が悪いと皺になったり剥離されたりと、結構ケミカルは大変なんですね。でも問題ありませんでした。

 結局三層構造になっています。下がブルーなので、そのくらいしてもいいかな?とも思いましたが、よくまあ、通ってきたこと。
 
 ペイントは根気が命ですから、焦っちゃダメ!

 そこで、本塗りになってからは、学生らしく専門の本を持ってきて、吹いては、読んで、読んでは吹いてと、その繰り返し。徐々に理想に近づいていくというのは、嬉しいんでしょうね、表情に表れてくるわけです。そうなると、こちらも完全協力体制。
 そろそろ、組み合わせるパーツも考えときな!と。

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 黒系を入れると、オレンジと黒となってしまい、傭兵を金でかき集めてはプロ野球をつまらなくしている某球団のようになるのでイヤ!ということで、黒は却下。
じゃあ、はじけて金にしちまえ!と手組みです。
しかも凝っているんだよなあ
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ハブまで金だよ。
でも不思議と成金になっていないのがいいです。
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クランクは節約!
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サドルとピラーは、父譲りのものを磨いて再装着。
こういうところ学生さんはいいねえ、無い袖は振らない、いいよ、金使うより頭使え!

そして、これがまた男のハンドルじゃ!
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エアロブレーキ付けてるじゃん!クランプ付近にエイドバーを付けるのが主流な中で、エアロブレーキ!

オトコだねえ!たまにはこういうのもいいですね。
この後、全体の色合いも考えて、ブレーキカバーの茶色のものに変えました。これがまた良くてね。

茶系の革でサドルを再利用して、同系色のバーテープを巻いたりしたら、ブルッちゃうでしょう。

それは初月給でてからでいいか。

彼は、四月から建築の仕事に就きます。今回の自転車改造がどう影響するか・・・どうかは・・・、ただ、絶対にマイナスにはならないでしょうな・・・・、イヤ、もしマイナスに感じるようなことがあったら、その仕事の方が間違っているでしょう、たぶん・・・。

一人の自転車を大切にするライダーが巣立ちました、それだけでもめでたい!イヤーめでたいもんです!

久々のNJS トリコロールで



プレストのピストフレームです、久々のNJSものですね。
そういえば、この手の依頼が随分と減りました。
かつては、扉を開けば、肩にNJSものを引っかけたお客さんが多かったですが、状況が変わったんでしょうかね。

一部の異常な盛り上がりは、冷めたのかな?という印象です。

それはそれでよかった。なんじゃ?この相場は・・・、という感じでしたからね。

一つの層として定着した感はあります。パーツなども通常にそろってきましたし、カラーなどの選択肢もグーンと広がりました。これらはいい意味での層の確立ですが、残念ながら町中で危なっかしい乗り方をされる方々も定着してしまっているようです。事故を起こさず、巻き込まずで成熟したライダーへの方向へ行かれることを祈っていますが・・・。

マ、久々のNJSもの、ちょっと新鮮でしたね。
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ホイールは手組み。タイヤを入れると赤青白のトリコロール。
でも正確にはスポークが黒なので4色ですか。

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クランクも安定供給されるようになりました。メッセンジャー、チェーンリンクの作りはいいですね。
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ハンドルは自作です。黒ステムを使う必要があったので、これがまた25.4なるクランプ径。それに合わせた黒ドロップハンドルをひっくり返して、ちょん切ってと・・・。

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一部に大変人気のスパイダー。上に革を貼ってもいいかも。でも落車で網の一部を壊すと徐々にへたってくるようなので、要注意!

 持ち主のM崎さんは、現役のボート選手。競技ボートは腕だけでなく下半身をも総動員した、全身運動です。かねがね、自転車、しかも短距離系の自転車競技との類似を感じていましたが、実際にボート選手から競輪選手への転職もあるようですね。
 持ち前の筋肉とその連動能力をうまく組み合わせると、一瞬にしてすごいスピードを体験できるかも。ピストはワイヤー処理が簡単なんで、是非ピストハンドルも試してもらいたいものです。
 そして・・・、ゆくゆくはバンク走行なんかも体験してもらいたいですね。競技は違ってもアスリートは闘争と集中のチャンネルを持っているので、ボートと同種の緊張感の中で、すごいパフォーマンスを発揮するんじゃないかな?と今から勝手に楽しみにしています。

 マア、自転車は最終的にはエンジンたる人体です。フレームがNJSであろうと無かろうと、まずは乗り手!それを忘れちゃ、いけませんね。

オット!そのエンジンへの良質なガソリンとしての食い物!
この二十三日日曜日、また昼から新米の会をやる予定にしていますので、ご都合が合う方は、是非ご参加ください。釜炊き二升飯が待ってるよ!

ルール お椀・茶碗・箸持参。ご飯に合うおかず一品持ちより。なければ参加費5百円。

この車輪を見よ!



 一見何のことはない、普通の車輪でありますな。
 
 でもリムをよく見るトー。
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 なんと、マビックのオープンプロ!ではないか!
 完組ホイール全盛の今、絶滅危惧種に指定されるか?という勢いのリム単体。

 どこのメーカーもラインナップを減らして、業者まで輸入や在庫しなくなってきています。
 手組みホイールを売りにしている当店にとってはなんとも悲しい限りです。
 
 でも、こうした手堅いリムはどうやっても残しておいてもらいたいものです。先日のサイクルモードでも、マビックの人に、その旨、コンコンと話しておきましたが・・・。

 で、上のリムですが、これがなんと36hなんですよねー。今や珍しいでしょ?32h全盛の時期に、36hのオープンプロなんて、マア、ヤンバルクイナ級ですわ。

 でも、これ通常に取れるんですよ、そういう業者を見つけましたので、その業者さんが安泰な限りこうしたラインナップも組めるというわけです。

で、何がいいって、精度です。
これはすばらしい!
仮組みして、フレトリ台に乗せるだけでもうほぼ真円なんですから、安物リムの約半分の時間で組み上げできます。
あとは、強度、耐久性でしょうね。

 こういうワッパは、ロード・ピスト選手の練習用、プロのメッセンジャー諸君にぜひ履いてもらいたいですね、一も二もなくお薦めします。

で、今回のハブですが・・・。
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このハブとリムの組む合わせ・・・、まさに横綱ですね。

心よりお薦めします!

※新米の会は、好評の中終了いたしました。二升分、夜には完食、ノベ何人食べたかな?
昼間、又やりますので、ご都合付く方はまたどーぞ!
ルール お椀・お茶碗・箸持参。で、ご飯に合う一品持ちより。ない場合は、参加費五百円!

トラックプロ08 最終モデルでござる!



盛り上がっている輪界中でも、一際輝いているのが、フジ!

このフジの、08トラックプロモデルの最終版です。
よくこの値段でここまでやってくれました、というできです。すごいネー・・・。

でも09年モデルは、これよりまた一段とパワーアップしているんだから、ちょっとすごいですよ。
パイプの組方から、形状まで、一ひねり二ひねりしています。
本当、マジで打倒!○ンカー!ねらっているのかな?という勢いです。

学生さん、まじめに踏み始めた選手の卵さん、これはねらいメですぞ!

当店では、09年トラックプロに関しては、この十二月に二台入荷予定です。今回はフレームのみ。どんなクランクやホイールと付けるかは、お客さん次第という形でやって参りますので、どうぞご検討ください。

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クランクはカーボン。よくまあこの値段で・・・。

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ホイールは、この場合は、あてがいぶちのものではなく、お客さん自身が綾取りしたネジリスポークで組んでみました。結構硬いよー。

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ハンドルもすごいねー、デダの31.8だもん。全然たわみません。

相当本気モードですが、それがトラックに来ないで、街道を走るというんですから、イヤー自転車もここまで一般化しましたか、と感慨深いです。

09年モデルも、このようにフレーム以外を選択できるようにいたしますので、競技系ライダーから街道系ライダーさんまで、しっかりご検討くださいますヨー、お願いいたします。

もちろん塗装もいたします!マッド系なら、多少ご相談に乗ります。

いつの日か、当店発の色違いのトラックプロの団体追い抜き(四台)を見てみたいです。その前に、まず選手系の方にも是非乗ってもらわないとなぁ・・・うん。

黒虎ふたたび!



なんか懐かしいですね、久々の黒虎です。
元々のものとは多少異なりますが、マア、そろえて再加工したので、大変そっくりそのままの形でお渡し可能になります。

ただ、問題なのは、サイズ。
サイズが510のみ・・・。

マア小さいフレームを大きく乗りたいという方なら、170台の方ならなんとか合わせることができると思いますが・・・。

パーツを見ていきますと、まずはクランクから。
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スギノの黒メッセンジャーです。よくできてますね。

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このホイールはいいものです。銀のチェーンを付けてます。

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ハンドルもピストハンドル。
銀のエイドバー。

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バックスキンのヴェーロ。

こんな感じで、再度数台ご用意ができますので、琴線に触れた方は、ご一報ください。

今一台、試作中、それはでき次第、「セール中完成車」のカテゴリーに載せますので、お楽しみにしていてください。渋い色の組み合わせで、考えています。

また、今人工漆などの使用も考えていたりして・・・、来年初っぱなに勝負!となりそうですな・・・。
イヒヒヒ!

届きました!なので新米の会、やります!



 お世話になっている、新潟より、今年の新米が届きました。
 本当の贅沢、我々の生の形に基づいた贅沢とは、こういうものかなー、なんて思います。
 本当にありがたいです、ご飯の前で手を合わせます、いただきます。

 さて、この土曜日、十五日ですが、昼より新米の会でもやりましょう。
薪で、ツバ釜で新米を炊きます。

 参加希望の方は、茶碗と箸、お椀をご持参ください。できれば、新米に合う一品を持ってきていただけると、より豊かになるでしょう。二升釜ですので、結構炊けますしね。

 今回は販売はいたしません。販売は後日又本ブログより受け付けますので、もう少々お待ちください。
 
 秋の一日、自転車のエンジンたる人体の、良質なエネルギーとしての新米、ありがたく味わいましょう。

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こちらが玄米
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こちらが白米

京王閣 バイクカーニバル の お知らせ

※ この十一月十五日土曜日、午後1時から京王閣競輪場で練習会があります。参加費500円ですが、出場ご希望の方は、是非是非、ご参加ください!!!

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 今月十一月の三十日、日曜日ですね、上記イベントが京王閣競輪場にて開催されます、そのお知らせです。以下詳細を示しますので、ご参考まで。

 こちらもあわせて参照ください。

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 レース有り、フリマ有り、メッセンジャーイベントもあるという、大変盛りだくさんな企画内容となっています。フリマの出店募集だって・・・、マア、ウチは売るものないかぁ・・・。

 トラックレースもあるので、出場選手を募集します!
 といっても、誰でもいいというわけでなく、できればバンク走行経験者ということに限らせていただきます。バンクは逃げ場がないので、不慣れな落車が他の参加選手に大変迷惑を掛ける可能性があるからです。それにトラックレースの機材は高額ですから、鎖骨折って、ディスクホイール破いて・・・なんてもう悲惨すぎます。

 ということで、レース参加の参加要件として、バンク走行の経験者に限る!ということで、今回は再確認させていただきます。

 走行経験がある!で、参加したい!という方は、当店のお問い合わせメールより、その旨お知らせください。

 走らなくても、見るだけでも、面白いそうですよ、フリマだけでなく、模擬店や屋台なども出て、一日自転車を巡るタップリのイベントらしいです。両者あわせて、ご都合のいい方は、是非是非、ご参加くださいネー!

 ベタな紹介でした!

第二回ラーメンツアー 行ってきましたヨー!

例によって、写真のないイベント報告です。

時より霧雨の中、9日、第二回のラーメンツアーを敢行しました。
メンバーがけっこう走り屋だったのでね。

今回のテーマは、濃いめの味噌ラーメン。
引率のアラタ先生は、風味とバランスを大事にする方なので、好みは断然塩ラーメンに置いている方なんですが、今回は珍しい。

その塩派のアラタ先生の推す味噌ラーメンですから、俄然食指は動きますな。
店主は仕事の関係で、一軒のみで失礼しましたが、二軒目の味噌ラーメンもまた、興味をそそります。

エエト、詳しくはアラタ先生のレポートが非常に詳細ですので、そちらに委ねます。

ラーメンといえば、重層的な旨味と油と塩分、B級でありながらしっかり美食の本質を「下品」に残している、珍しい料理、というのが店主の感覚です。ですから、健康のことを考えると、そう多食をお薦めできるものではありません。月に一度、ちょっと長めのサイクリングを絡めることによって、その何というか、罪悪感のようなものも払拭できますね。

自転車でラーメン店を回る。行って来い、プラスマイナスゼロ、けっこう良い発想だと思いますよ。
世のラーメンお宅の方々は、決まってメタボ、アラタ先生は自転車で地方も含めて走り食いをしていますから、その辺もそんじょそこらのラーメン通とは、ひと味違います。

今年中にあと一回やりたいですね!次のテーマは何でしょう?ご参加希望の方は、リクエストなんかも考えておいてください。店主としては、魚介系の濃と淡というテーマを考えていただきたいなあ、なんて希望有り!

続けますヨー、このツアー!

不景気?ガラガラ?



サイクルモードに行ってきました。そういうわけで八日は夕方過ぎまで、営業できずに、数名のお客様にご迷惑をおかけしてしまいました。申し訳ありませんでした。

史上最大の自転車ブーム?なの?ということで、さぞや幕張メッセから海浜幕張駅まで、大行列?かと思いきや・・・。

なんだ?この閑散とした人出は・・・。
ガラガラではないか。

金融危機だか、円高だか、株価暴落だか、知りませんが、もうここまで露骨に影響が出ているのか?

でも、ものは自転車だぜー?そんなに不景気がモロ直撃するのかね?


なーんちゃって!会場は大盛況でした!!!!
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ほっと安心。
少なくとも表面的には、不景気の影響は出ていないと言えるでしょう。
皆さん、ご自分の範囲で十分楽しんでおられたように見えました。

面白いのは、スポーツ系の自転車にお宅的な雰囲気を持っている方々が、試乗希望で行列していたりしたこと。そのアンバランスがねえ、なんとも面白いです。

まあ、モロ競技選手は勝負に!お宅の方は機材に!と同じレーサーに跨っていても、見ているところは全く違うということでしょうか。

確かに、自転車はそのものとして、機材としてだけでも、十分魅力あるものですからね。

会場でメルクスを見かけました。空前絶後の自転車最強選手です。でも大変お疲れのようでした。
ブルセギンもいたよー。こちらは現役ロード選手です。

お世話になっています、アキボウさん、フジ系の自転車を販売しているところですが、ココはすごい勢いというか、輝きを放っていましたね。
何がって?もう何から何までです・・・。

トラック系のフレームもすごいし、TTバイクも、どうしちゃったの?というぐらい気合いが入っています。
今年来年と、このフジ系は相当食い込んでくると思いますねえ、本当に色んな分野にね。

あとなんかあったかなあ・・・。

かつてのサイクルショートとは違って、昨今のサイクルモードは一般の方々向きになってきているためか、あまりマニアックな展示が無くなってきていますね。かつては、謎の台湾メーカー?いや大陸系か?とか、仕切りの向こうで数カ国語が飛び交って商談らしきものをやっていた、というのも面白かったんですがね。

なんか、小さい店、工房コーナーみたいなのを二畳ほどでいいので格安で展示をさせてくれたら、結構面白いかな?なんて考えたりして。そうしたら、当店も改造ママチャリをいくつか出展したりしてね。

そういう息吹を感じる展示もありましたが、関戸橋まで崩さなくて、でもどこか渾然一体というか、カオス的な要素があると、あのような展示会にも味が出てくると思うんですがね。怪しいエリア一画、とかね。

確かに人出はありましたよ。ただだからといって輪界は暫くは安泰かも・・・と高をくくって、値上げだなんだと奢り始めると、どうなりますかね?

これだけ露骨な円高ドル安ユーロ安の中で、まだなお値上げに向いた動きがありますからね。

それと、人が増えることで、ニーズも増え、多様化していくということ。それにどこまで対応できるか?ということ。こういうことも大切になってくるでしょうね。

良いものを作っていても、競技者だけしか見ていないメーカーさん。同じ良質のものを作りながら、他の方面にも入口を設ければ、別のタイプの客層が入ってくるかも知れないのに。

大変パーツもカラフルに華やかに豊かになってきましたね。お客のニーズを小売りから受けて、メーカー動かして、そうしたものを実現化する。腰の重い業者が多い中、そのフットワークの軽さはお見事ですぞ!
 でも、その裏で主要パーツの在庫とか確保とか管理とか、そうした基本的なことがおろそかになっていませんか?

展示会の性格上仕方ないのかな?でもものを売ることだけに気を取られて、ことを売ることを忘れすぎてはいませんかね?ことを売ることからものが売れるというラインもあるのに・・・。いや、むしろそちらの方が健全なんじゃないかな?なんて思ったりもします。

二言目には、資本主義なんだから仕方ないという言いもありますが、確かにね。
確かに資本主義!エエ、エエ認めますとも、当店もそれで活かしていただいていますから!

マア、資本主義、どうせやるなら、粋な資本主義を行きたいですわ。
露骨な物売りは、どうも性に合わん!

第二弾!ラーメンツアー 大好評につき



 エエ、何ヶ月ぶりになりますか、確か記念すべき第一回は七月でしたか?ラーメン一歩で修行中のアラタ先生によるラーメンツアーの第二弾!そのお知らせです。

 日時は今月9日、日曜日、集合は夕方6時当店です。

 今回のテーマはこってり系の味噌ラーメンだそうです。高田馬場で一軒目、次は確か・・・六本木あたりで二杯目・・・ということらしいです。例によって詳細は、当日お楽しみ、ということです。

 今アラタ先生はR&Bということを奨励されています。通常はリズムアンドブルースですが、アラタ先生にかかるとラーメンアンドバイシクル、となるそうです。

 これはウマイですね。今雑誌社にも企画書を出してもらっている最中です。連載にしてもいいようなレベルだと思いますよ。
 
 詳しくはこちらのブログで確認してください、写真もおいしそうですし、コメントがまた最高なんですね。

 こういうプロ中のプロとの食べ歩きというのは、なかなか無いんじゃないかな?そんじょそこらのラーメンお宅とは格が違いますからね。そういうこともアラタ先生の文体を読まれれば、一体どのレベルで自らのラーメンを実現しようとしている方かが分かります。

 ということですので、9日6時、当店集合!宜しくお願いしますよ!

※明日8日は朝からサイクルモードに参加します、会場でお会いできましたら、幸いかな?

これぞリサイクル!再塗装車、雨用のはずが・・・



前回、お知らせいたしましたが、当店も外注の再塗装を始めることにいたしました。

その第1号ということでお預かりした一台です。
アレが、コレになりました!

なんかシックに仕上がっています、大人の一台ですね。

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茶のフレームに、金のリム、ブラウンサイドのタイヤとけっこう凝っていますよ!

このご依頼のI村さんは、家具内装などの関係のお仕事、今ご自分の家を設計して建築中という方。さすがに、センスが生きています。リムの色を金にするか、ブロンズにするか、悩みましたが、やはり自然光の下で見ると、今回に関しては金の方が良かったです。

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リムの金と合わせた金の縁を持つサンマルコ、持ち込みです。

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ココちょっと注目です。この手のブレーキレバーの径は多くは24ミリです。ハンドルに付けるにはその径でいいのですが、このブレーキのようにクランプギリギリに取り付ける際には、24ミリだと足りません。なぜならクランプの径は26ミリだからです。

今回26ミリのブレーキレバーにしましたので、クランプ近くにレバーが来ます、ということはハンドルに余裕がうまれますので、操作しやすい、ということになります。

ハンドルといっても、ドロップとフラットでは径が違うので、いちいち憶えるのは大変かとも思いますが、こうしたちょっとしたことに気遣いをすれば、より快適な操作も可能になりますね。

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しかし、バランスが良いです。

コレ持ち込まれたときはかなり使い込まれた感のある車体でした、そのため雨天専用車にとI村さんはお考えのようでしたが、それがこんなに見違えるほど美しくなったので、反対にもったいなくなってしまったようです。

次回は本当の雨用自転車を持ち込まれるようです。
本当に雨用にするには、きれいにしないで、機能重視の改造をしないとね。

しかし、こういうお客さんけっこういますよ。

まず、自分用のゲタ履き自転車と作るんですが、それがうまくできると、ゲタ履きにするのはもったいないとなってしまう。

そうすると、今度は本当のゲタ履きを!といって、これまたパーツやフレーム加工の作戦に入る。それがまた実に楽しそうなんです。その凝り方など話を聞いていると、やれやれ、これもまたできあがったら、もったいなくなって、ゲタ履きにはできないな、となります。

作ること、再生することに喜びを感じる人に共通の感情かも知れません。

そういう感情に答えられるような仕事を今後も続けていかないと、いやただ続けるだけでなく、発展させていかないとね!

当店、色々作戦画策中なり!

改造パパチャリ こんな風にもなりやんス!



 それなりに雰囲気のある、自転車です。それもそう、依頼者のM好さんのおしゃれなお父様の形見ですから。
 
 キッチリ丁寧に乗っておられたんでしょう、基本的にしっかり組み上がっていた自転車です。
 
 これを息子さんのM好さんが、オシャレに組み直して、ご自分で乗りたいとおっしゃいます。そういうご依頼に燃えないわけがない、当店、早速解体、再組み付けと相成りました。

まずは・・・クランクですか。
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厚めのチェーンリングなところがちょっと今風ですね。

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エンドはスリットがついているので、難なく固定ホイールが入ります。120エンドで特に加工無し。
ところが前輪に関しては、このスリットが8ミリと、110フレーム並、こちらはフォークエンドを削りました。

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サドルはレーシーに・・・、アボセットのO2です。

本フレームは、レーシングに作られていませんので、ホイールベースがどうしても広い、となるとどうしてもブレーキクリアランスが空いてしまいます。
でも、ご心配なし!ロングタイプしかもかなり剛性の保証されたものがありますので、それを使いました!
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泥よけも入るほどのクリアランスです。

で、なんとハンドルを今流行のピストものに!
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やっちゃいましたね。シックなジャケットの好紳士が、スポーティーな壮年に変身!という感じでしょうか。

それが、これです!
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イヤー、今まで使用前使用後の対比がなかなかできなかった、というか、本当写真を撮る習慣が身に付かない店主ですが、今回初めてかな?やってみましたよ。

こう見ると、やはり変わるものは変わるものですなー・・・、改めて感心しますわ。

形を変えても、形見は形見。

「ホホー、お前はそう乗ったか・・・」、と、お父様は思われるでしょうか。

暫く乗って、自転車とお父様と相談されて、今度は全面再塗装いたしましょうか。

形も変わって、色まで変わって、見た目も走りも全く変わってしまっても、形見は形見、父への思いも変わらない、まだまだ走れ、どこまでも!

サイクルモード 出陣!



今年も来ました、サイクルモードです。関東では、千葉の幕張メッセで、この金土日、の三日間開催されます。

何が何でも、絶対に!というわけではありませんが、マア、来年の自転車のトレンドを見ようと、業者として、参加いたします。

土曜の朝から参ります。朝の十時から夕方の五時までですから、できるだけ早めに行こうかと思います。で、夕方には帰店して、遅くなりますが営業もしっかりしますヨー。

阿佐ヶ谷朝9時頃、出ましょうか・・・。

入場料が当日券で、1200円かかるらしいです。

で、当店ほんの数枚招待券を持っていますので、当日、ご一緒に行かれる方限定で、先着4名様までお渡しできます。

少ないですが、無料でイベント参加できるということなので、ちょっとした日頃のおかえしになるかな?という感じです。

ご都合がよろしい方は、当店宛てにメールにて、お申し込みください。
意外とすぐなくなるかも知れませんので、思い立ったら即ご連絡くださいますよう、お願い申し上げます。

さて、今後の輪界はどうなるのでしょう?
本イベントの人出はどうでしょうか?
また、とある最大級のメジャーなメーカーが値上げを仕掛けてきました。
まだまだ自転車が売れ続けるとでも思っているのでしょうか?
世の中不景気ですよ!アレ?当店だけかな?

お客さんの反応も含めて、業者さん達の対応や見通しなんかもしっかり見てこようと思います。

では!

文化の日!でした!

相変わらずの写真無し、ツーリング紀行です。

田中先生の絵を見に、池袋東武のデパートに寄りました。
一階からエスカレーターで・・・、店主の全く興味の動かない衣料品の数々・・・、みんな同じに見えます。3フロアぐらいまで、みんな同じ、これじゃあ、売れるわけ無いわ・・・と思いつつも、再度世間から隔絶されつつある自らを省みたのでした。

で、6階、降りると家具売り場。桐でできた椅子が・・・、高山の漆のタンスが・・・、職人技をみると目が輝く!これだよね!

その先に、調理道具売り場!ちょっと小躍り!
やはり刃物!日本橋木屋の柳刃に目が取られる。

鋳物の鍋もいいなあ・・・。

まだまだ、お買い物も捨てたものじゃないですわ、やっぱり。

どうも欲しいものがない、と自分が枯れつつある感覚が強まるこの頃ですが、イエイエまだまだ、購入するに値するものは、世の中にありますな!

で、美術展に到着。

絵の前のガラスが反射してうっとうしいですが、子供も来場するとかで、それは仕方ないことらしいです。

絵は、距離ですね。距離によって見え方が違う。しかも、一枚の絵が一つだけの適正距離を持つとはとは限らない。複数持つ場合もありますね。

購入を勧められましたが・・・。ステレオと同じです。
機種をいいものにしても、それを支える部屋がショボければ持ち腐れです。

それと同じ、当店のどこにおいても、これらの絵を活かせる場所はありません。

しかし、不思議です、絵の具には光源がないはずなのに、なんで陽光の光を放つのか?
スペインのリャドという作家の絵を彷彿させられた絵、動きが見える絵でした。

その後、ハナザンショのスッゴク効いた汁無し担々麺をいただきました。
山椒の使い方を習った思いです。

その後、春日通りをサイクリングしながら上野へ。

不忍池のまわりで、古物市やってましたね。

正面に見える国立博物館はいいです。
何がいいって、あの瓦です。

そうそう、銀座のど真ん中で、ひときわ店主の目を引くのが歌舞伎座です。

地震対策などしっかりすれば、瓦はいいですね。もっと日本のビルなどにも多用してもらいたいものです。軽い瓦での耐震設計された瓦と、昨今多用されすぎているガラスとどっちが日本の町の美観として相応しいか?結論出てますね。

大リンパ展をやっていました。人体解剖ではありませんよ。俵屋宗達さんたちのです。
常設も好きで、かつてはけっこう行きましたネー。

ところが!参加者全員、ワイヤー鍵を持っていないことに気づきました。
池袋の時には、地下駐輪場使ったので、際して意識していませんでしたが、今回は焦りました。

どこかで買う?という案も。

マア、秋は長い、また来ようということで、日暮里、ヤネセンをぐるりと回って、帰ってきたというわけでした。

途中に、国立西洋美術館のお庭に寄りました。ロダンの彫刻がただで見られます。
考える人、カレーの市民、地獄の門、アダム・エヴァ、弓を打つ人なんていうのが置かれていました。

彫刻も、いくつかの適正距離と角度を持っていますね。彫刻の展示で裏に回れないのはクズです。360プラスα(円でなく球)で見ないと・・・。

そこで、2つ発見!

ものはブロンズ、つまり金属なのに、作品の肩や腕は人の質感そのものでした。つまり、形が素材を凌駕しているんです、この場合・・・。今更のようですが、古代ギリシアの大理石による彫刻の衣なんかも、完全布の質感をしています。改めて、再確認。形が素材を凌駕する・・・。人体の形をしたパイプで組む自転車鉄であっても、人の腕や足のフォルムをした自転車。まるで御輿に乗っているような自転車もできるかも・・・です。

で、もう一つ。アダムの彫刻。コイツ、なんとヘソがついてました。人類初の人間なのに、ヘソが付いていたら、ヘソの緒、つまりアダムの前にそのお袋さんがいたことになるじゃないの!中世の神学論争では、アダムのヘソの有無が話題に乗ったとか。未決の問題だったために、中世の絵画などでは、その件のヘソのところに、イブの髪の毛をながして、隠していたりするものが多いとか、少ないとか・・・。

最後、高円寺の古本市にもよりましてね、半額セールということで、なんと・・・道元の上下二巻を五百円で購入。
弁道話と正法眼蔵が収録されています。これは一生かかっても読み切れる内容、生き切れる内容ではありません。それがたった五百円・・・、資本主義ってチャメッケありますね。これで一生本など買わなくても、思索できます。

皆さん本買いすぎです。読むべき本なんて、ほんの数冊のはずなのに・・・。

同じく、乗るべき自転車もほんの数台、それに出会えれば、僥倖なんでしょう。

そういう自転車と作らないとね。今日のサイクリングが、自転車作りにどういう影響を与えてくるか、来ないか、まるで発酵を待つ杜氏のように、気長に熟成を待つとするか。

文化の日 文化的サイクリング!



世間様は三連休とかで、この月曜日は文化の日となっています。
ちょっと文化の日には、文化的なことをやってもいいかな?と、文化的な施設を巡る小サイクリングをやってみようかな?と考えました。

九時半頃、当店集合でまずは池袋の上記油絵展に行きます。
この方の絵はすごいですよ。
詳細はこちらでご覧になってください。

鶴の絵や、ひまわりの絵なんかは、特にイキイキしていますね。
風や翼の音が聞こえてきて、光が射している絵です。
なんで光源を持っていない絵の具で、こんな絵が描けるのでしょうか?

これを実物で大きなカンバスで見られたら、どんなでしょう?

たまにはいいよね、こういうのも・・・。

その後上野にでも行きましょうか?

国立博物館の常設を見るのもいいですね。けっこう良いものありますしね。
上野というのもいいかな・・・。

この近辺で、遅めの昼食を取って、終わり。

夕方前には店に戻りますので、営業はそれから・・・、遅くてごめんなさい。
もちろん、月曜恒例の渡辺ポキさんによる、整体の会もありますよ!

もう五時になるとうすくらいですね。あと二ヶ月で冬至と思えば不思議ではないか・・・。

たまにはちょっと文化的なマネゴトしてみましょう!
ご遠慮なく、ドシドシご参加お待ちしています。

途中での待ち伏せも、ありです!

こういう「無駄」な時間が、いつか何かの形を取って、自転車作りに影響してくるかも知れない、何が何やらわからない、とにかく見て触れてみようと、いうことです!

では


プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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