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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

言葉の力 ことばのちから コトバのチカラ

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例えば、こんなものがありました。

ユーチューブにアップされているものですが・・・。

長いものですが、聞き抜いてしまい、ついには聞きつぶすしてしまった。

これは、言葉の力なのでしょうか。

言葉に力があるというのであれば、その言葉の力というものを再生させたい。と思った。

例えば、これ・・・。

これもユーチューブですが、友川だ!

何かしらねーが、この最近、友川が響きやがる。このあり方に、言葉の再生のヒントがありそうなのだ。

使い慣れた、角の取れた言葉ではなくて、言葉の石がかち割られた、まだエッジのたっている、鋭利な言葉の中に、言葉の再生の可能性がある、そう思う。

 店主は、かつて、単文の練習をし、言葉の練習をしたことがあった。が、もう小説の創作などこりごりだ。そんな時間があったら、溶接の練習がしたい。

 小説などという娯楽に、もう可能性など見いださない。どうせ行くなら小説などではなく、大説を目指すべきだろう。

 言葉の再生・・・。

 店主は、かつて、山之口貘にはまりこんだことがあった。
 歌に載せれば、当然高田渡であった。

 詩人の貘さんの根底には、怒りの下に豊かなユーモアがあった。ユーモアとは、体液という語源を持つそうだ。

 だから、つねに潤いと艶があったのだ。だから、状況と批判に寄りかかるような安易な「反戦」などとは格が違った。それを歌った高田は、未だに沖縄の一部からは許されていないはずだ。

 たしか・・・

 地球の上はみんな、マグロなのだ
 マグロは原爆を憎み また水爆には脅かされて
 腹立ちまぎれに 腹立ちまぎれに 腹立ちまぎれに
 現代を生きているのだ

 貘さんの詩の一部だったと思う。

 これは詩だな・・・。言葉の再生には、詩が大きな位置を占めそうだ。

 そういえば、かつて、店主は無着底という、詩人にはまったことがあった。

 ほんの少しの秀作の中で印象的だったのが、これ。



なぞなぞ

生きてるときは行かなくて
死んであわてて行く者だーれ?

答え わたし


かち割った言葉の石のエッジがたっている、これをケガを覚悟に構築するのが、脱走続ける詩人の所作なり。

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 そこで何年ぶりかに、詩集なるものを探し出してみた。

 舌打ちしつつ、読み進んだ金子のやろうが、チェッ、出てきやがった。みずすじゃないよ。

 そしたら、何かやたらとカバーがふくれていてね、昔の試作のメモなんかが雑に挟み込んでいるのかと、振ってみたら、驚いた。

 なんと出てきたのが、エッジの効いた・・・

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 小ギヤでありやんの!夢中で走っていた時期の固定ギアの小ギアが、なんでこんなところに?

 しかも友川だぜ!

 ご存じでしょうか?詩人の友川カズキは、大の競輪ファンなんです。

 かの滝沢さんを歌った、夢のラップをもういっちょ!

 是非聞いてくださいな。

 逃げろ!タキザワ!※自転車での逃げは、決して逃げではなく、攻めなのだ!

 言葉の再生が、詩を思い出して、その詩が詩集を呼び出して、詩集の中から小ギヤが飛び出て、固定ギアが競輪で、競輪のない人生は大変だ、という友川と、これまた変な縁でつながっているようだ。

 お告げかね?

 世界を変えるヒトリがいる
 そいつは過小評価というものを一切しないから
 手がつけられないのである


 本当にこのままで、今の世の中は破滅です。

 といってユートピアなんかはありませんし、めざしません。

 ノイラートの船のように、岸壁での完璧な修理はできません。走りながら、動きながら、船底から漏れた水を修正しながら、走るしかない。だからユートピアではないんです。船底一枚下は地獄なんだよね。でもね、それはその修正できるというところが大切なんですよ。自分たちで修正できる、ということが。

 今の世の中、修正できるだろうか?

 さて!

 自転車をいじりつつ、言葉を再生させながら、世界を変えるヒトリになる。小声で宣言します。

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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