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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |2012年03月 tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

二点豪華主義 こもった贈り物

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 ロードレースに関係している人には、このロゴはまぶしいはずです。

 あこがれのデュラエース!

 プロ中のプロが、支給されて使う、シマノの最高級コンポですね。

 素材から、機能、先進性、値段・・・どれをとっても最高級ものです。

 特に値段が上がっていますねえ・・・。かつてはまだ使えたんですが、今となっては、もう無理でしょう。よほどでない限り。

 店主も仕事でいじったのは、7800まで・・・。7900なんてガラス越しで見たぐらいかな?いわんや電動?シーらネー。

 その前輪ハブを利用して、ホイールを組む。前後あるんで、二点豪華主義かな?

 オット、後輪はチト違います。

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 これは別の意味で高額な、エキセントリックハブ、ホワイトインダストリーのものですね。これが今回ちょっとごねられましたよ。というのは持ち込まれた初期の状態では135ミリ幅だったんです。

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 この自転車のフレームのエンドは130ミリ。5ミリ多いんです。少ない場合にはスペーサー調整ということができますが、多いとなると、削らなければならない。

 こうした硬い素材を削るとなると、ちょっとやそっとの機器では無理です。お助け鳩山にお願いして、両サイド2.5ミリずつ削ってもらいました。

 それでもってリムは、安定していますなあ・・・。
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 オープンプロで前後組む。本当二点豪華主義です・・・。というのもあとはほぼ、ありもの組みですからね。

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 2世代前かな?105のロードクランクをシングルにしています。



あと、ちょっとぶっ飛ぶのが、ハンドル兼カゴというこのものです。

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ユーロバイクか何かでみたことありましたが、実際にさわれるなんて、来ちゃったよって感じですね。

ハンドルが角のようで、何かカモシカ君みたいな形になりますね。

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 付いているレバーもありものです。そしてフレームもありもの・・・、ホイール二点だけが実に金と手をかけて作っているという自転車です。

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 パーツの新旧だけでなく、値段の高低も織り交ぜられて、組み付けられたこの一台、自転車好きの彼氏が、あまり自転車に詳しくない彼女へとお渡しする一台となりました。

 足回りにこれだけ気合いを入れたんだから、いろんな意味でもつでしょう。

 当然彼女は、ヘエ、そんなものなんだあ・・・という感じでしょうが、いずれ別の自転車好きの子がコレ見たら、言われるんじゃないかな?「彼氏・・・本気だよ・・・きっと!」

 確かにねえ、どうでもいい相手に組み付けるスペックではない・・・。二点豪華主義、強く彼氏の思いを感じますなあ。

 こういう若い二人の間に入っての仕事、送るものにも気がこもっていますねえ。店主は恥ずかしながら、恥ずかしながらバブリーな世代らしいです。世代論は基本意味はありませんが、論じやすいのでつい・・・。

 キリスト教の信仰を持たれている方々には、大変失礼千万なクリスマスを・・・汚した世代でしょう。イタメシ・ティファニー・赤プリ・・・などというどこぞの広告会社の宣伝に乗っかりつつ反省なく、それを行っていた世代からすれば、今の若い方々のこうした、送るものに込める相手への思いの深さに・・・、我ら一同やり直し!という感じかな?

 これで、二人で楽しくサイクリングしてくれ。時に雨の中、寒い中走るのもいい、そういうときに鍛えられるものが確実にあるからね。

 世にも不思議な自転車が、また一台できた。型で量産される薄っぺらいブランド品などとは違う、世界で一台の自転車です。
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変態君いらっしゃーい!変態するにも基本は大事!

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 変態君・・・、正確には変態君の卵か・・・、いやすでに孵化したか?

 またもヘンチクリン仕様を考えたようです。

 上だってすでに・・・やってくれてますよね。まずチェーンの色が三色。幅の同じものを繋げたわけです。余り物を繋げたんですね。

 しかし・・・、当店もまあ、物好きですわ。銭にならないこんなことにも、嬉々として協力してね。

 銭といえば・・・。先日、確定申告とかその辺の税務処理が終わって、色々思うわけです。大量の税金をつぎ込んだスピーディーのデータを隠して、多くの人民に被曝をさせたこの政府・・・、その他。そこへの納税でした。複雑ですね。

 と同時に、日本銀行発行の絵札を集めることへの虚無感のようなものを感じています。なんか、もういいや・・・。そんなことよりも大切なことって、あるよねー。

 巨万の報酬と引き替えに大仕事するような映画って特にアメリカ映画なんかにありますが。大仕事達成はかっこいいとして、その後その報酬で、ヒーローがデパートで買い物している絵って、何かみっともなくありませんか?

 ゴッテゴテの家具に囲まれて、革張りのソファーに座って葉巻をくわえてる・・・。だから何何すかね・・・?

 いかに銭から自由になれるか?こんなことが今後のキーになるかも知れませんぞ・・・。

 話を戻すと、夢中で自転車に向かっている少年たちやオヤジ連中って、いいっス!技術を磨いて、関係を構築すれば、実はものなんかはどうにでもなる・・・。そういうことを時間をかけて悟ってくれればいいなあ・・・。

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 手持ちのクランク、付くかなあ・・・、つきました。シングルにするようですね。

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 なぜか、サスペンションフォーク。

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 ロックショックスのサスです。これもたまたま安く落札したようですよ。

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 前輪はすんなりとディスクブレーキを付けているんですが、リアブレーキがぶっ飛んでいます。

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 なんで好きこのんでローラーブレーキなんかを付けるんか!!!

 前ディスクの後ローラーブレーキの自転車なんて、聞いたことがないわい!

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 この野郎、変にかっこいいところが、小憎らしいところ。確か前輪のあやとりもやっていったなあ。

 しかし、こうした変態組み・・・、こういうことができるということは、自転車の基体中の基体が分かっている、ということを意味しています。

 本筋が分かっているからこそ、寄り道ができる。寄り道の先には確かに偶然性はありますが、そうした偶然を取り込みながらもまた本筋に戻ることができる、という動き自身は必然的なんですね、思っている以上に、すごいことなんだよねー。

 で、こうしたことの型というのは、なにも自転車だけではない、あらゆるものの形式だと言っても過言ではないんじゃないのかな?と思います。

 今まで店主の出会った、達人の方々には、仕事なら仕事としてのしっかりした形式をもっておられること、そして、その形式というのは業界や分野が違っても、高度の抽象レベルでは、同じ・・・、と思われることがあるんですよ。

 だからねえ・・・、業界が違っても、「そんなわけネーだろ」コイツは嘘をついている、ということが分かるんです。

 まあ、将来何になろうと、こうした型をしっかり身につけておけば、何とかなります。まさに、芸は身を助けてくれるはずですよ。

 その芸は人を呼ぶでしょう、呼ばれた方々との関係が構築されます、それがまた芸を成熟させる、するとまた新たな関係性と関係してくる・・・、多少の銭という媒介は必要でしょうが、こういう事の要をしっかり抑えておけば、銭は手段であって目的では絶対にない!!!!!!!!!ということが分かってくるんじゃないか?

 店主もどこまで分かっているのかは、わかりませんが、そんなことを考えるこの頃であります。

 銭からの自由、これはやはり今後の鍵となりましょう。

段階的進化 はまる速度と進化の速度

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 とりあえず、乗れる自転車が一台あって、乗ってみっか!とばかり始めたら、意外や意外、自転車にドップリはまってしまう、なんてことは、店主も多く聞いている話であります。

 ご本人は、「いい年して・・・エヘヘ」とばかり照れていますが、とにかく楽しそう。いいですね、いい年したお父さん達だって、少年に戻る、ということです。

 そういうハマリに関しては、長くもつほうがこれまた、楽しい。

 一発で、快適に仕上げるのもいいが、時間をかけて、勉強しながら、走りながら、自転車と体に相談しながら、ゆっくり進化していく、こういうのもある意味理想的な展開だと思いますね。

 上の自転車、かつての乗り手は結構まじめに競技に取り組んでいた、といことが各所を見て分かります。受け継ぐ方も・・・このハマリ具合だと、これまたそこそこ以上へとすぐに行ってしまうでしょう。

 まずはポジション出しということで、ピラーを変えましょう。

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 よくできた削り出しのいいピラーですが、如何せん、長さが足りません。

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 もっとズッズーッと伸ばせるものに変えましょう。多少のステムの短さは、次回以降で、まずは膝を守ります。

 あとはパーツ類を管理しやすい、現行品へと替えていきます。

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 8速のスプロケットを現行の10速へ。

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 当然チェーンも交換です。

変速機も、74デュラから交換です。

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 これを現行の105へ替えます。

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 当店でも、よく手にする、バイオベースです。2時からの踏み込みを長くするように作られていて、最近多少復権の兆しもなくはない楕円のチェーンリンク。それと同じく74デュラ、フロントディレーラーですが、これらを、すっかり交換です。

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 クランクはそのままに、130ピッチのクランクとフロントディレーラーを現行の105に交換します。

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 デュラエースのwレバーへと変更。10速には、やっぱりこれを使わないと、ダメですね。ヨシガイのフリクションですと、どうしても踏み込むと、勝手にシフトしてしまいます。

 手元変速もおすすめしたんですが、これはまた体の進化とともに次の課題ということにしました。

 コレでもって、趣味以上のスペックとして、ガシガシ踏めるものができました!

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 何か光っていますなあ。

 いい年をしてハマル、よくあることです。ただ、金にあかして、カンパスーレコ一式!とかなると、ちょっとというか、だいぶ違うんじゃないかと思います。

 金ではセンスは買えないといいますが、エンジン=体とのバランスが大切でしょう、踏めもしないのに、より抜きのプロが支給されるものを使用するなんて・・・、違うでしょう・・・というセンスはただしいはずです。

 体と用途と相談しながら、センスをいかした謙虚な一台に乗っている、というのがやはりカッコいいわけで・・・、成熟した大人のサイクリストはかくあるべし、と思う次第であります。

 体と自転車がデットヒートする、「アンタに、オレが踏めるのか?」「オオ!踏んで踏んで踏み抜いてやる!」「オッサン年だが、けっこうやるな!コンポのグレード上げて良いんじゃない?」「望むところだね、そろそろ下りのブレーキでもっとシャープに効くやつが欲しくなってきたんだ・・・」。

 これはかなり武闘派オヤジと自転車との対話ですが、それ以外だって、当然あっていいわけです。

 大切なことは、やはり自身と自転車との対話、なのではないでしょうか?

 この車体もこれからまた徐々に進化していくでしょう、こういう方々が増えてくると、これまた自転車は、おもしろい!

 経験活かした、粋なハマリ、オヤジの皆様には、今後とも期待します!!!

発想の泉としての素人さん 勝手にやれ!



来月より高校生となる少年達、よほど自転車いじりが好きと見える。これで2回目か?

よくもまあ、変なことを思いつくわ。というか持っているパーツをハチャメチャに付けて喜びたい、その裏はより速く!ということなんだが。

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 通常のママチャリの前ギアを外して、たまたま持っていたロードのクランクをつけるという発想。確かにギアがでかくなるので、踏めれば速くなるわ。

 しかも親指シフター形式。

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 というのは、チェーンを親指でつまんでインナーへ落とす形式。ということは・・・。

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 これまたたまたま持っていた台座付きディレーラーを共締めして付けて、チェーンを伸ばして乗る、ということらしい。

 確かに構造を理解しているよね。

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 それで内装三段はしっかり確保。ということは、前ギア二枚、後内装三段で、計6速の自転車になったというわけです。

 まあ、やりやがったな・・・という感じ。いいセンスしておるわ。

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 その他、スタンド交換など、時間の限りいじり回していたわ。

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 ハンドルも磨いたりと・・・。

 組めた変態系ママチャリはコレ。

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 試乗でも、速い!速い!の連呼。よかったな。

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 何かこれからもいろんなものを持ち込みそうな輩ですわ。

 期待もしない代わりに干渉もしないよ。フン!

やっぱり大事な足回り 手組みホイール交換



 もう何年になりますか?フルタイムで会社を引っ張るような働きをしながら、自転車にも乗る。というと趣味が自転車のように聞こえるかな?

 イヤ、この方の場合はむしろ足、仕事の足なんですね。

 というと、ツーキニストに聞こえるかな?確かに通勤にも使われているようですが、日本全国アチコチに飛び回るときにも連れて行く、本当の意味での足、なんですな。

 乗り始めて、もう地球一周になるそうです。

 そうなるとアチコチに不具合は出てきます。時々メンテして、劇的によくして、再出発をしていたんですが、今回はフリーがいかれました。

 もうガッチガチ。ラチェットも減り減り、セレーションも傷だらけ・・・、というわけで後輪の組み替えをおすすめしたところ、ついでだからというので、前後車輪、つまり足回りすべて取り替えるということになりました。

 では何にか?

 もちろん当店のことですから、自慢の手組みホイールですよ。

 ハブは基本105、お好みの厚みや色で合わせて、丁寧に組んでいきます。

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 今回は、金リムで組み直しです。雰囲気も変わりますね。

 当然後輪です、こちらが本義ですね。

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 金は黄色系ですから、緑と黄色のツートーンというこの車体のコンセプトからすると、非常によく合っていますね。

 金は使い方によっては、下卑た成金趣味に成りかねません。そこが危ないところなんですが、今回はまったく問題なくクリアでしょう。

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 ゴージャスというほど嫌みではありませんが、ちょっと格が上がったようにも見えます。

 見た目に関しても前後車輪の変更は影響を与えますが、それより何より、走りに影響します。そこそこのホイールで、しっかり組み付けると、それはそれは違いますぞ!

 特に安いだけの完組みホイールは、ほとんど完組みの意味はありません。メリットなんて、ホイールを組めないショップのためだけのものじゃないかな?

 何か自分の自転車がマンネリ化しているなあ、と思われたら、思い切ってホイール交換することをおすすめします。気分も走りも、すっかり変わります!たぶん!!!

お見かけの際には ご一報ください



エバディオのチタン車です。

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 カンパのコンポが付いています。

 チタン車というのは、ある意味希少な自転車ですから、目立ちますね。横浜都筑区より盗難発生です。

 あとこれも。

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 nakagawaの鉄フレームです。シングル仕様にしています。

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 薄手の黄色フレームです。

 お見かけの方は、コチラまで、ご一報ください、よろしくお願いいたします。

まったく・・・・
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 まともに仕事をしている人の店に対して・・・。
 許さねえぞ。

 ご協力、お願いいたします!

スレッド化と大森研魔とのコラボ!

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 デローザともあろうものが・・・、どうしたわけかアヘッドステムを使用する。

 なんででしょうね。

 これをスレッド化して、何台目になるかな?しかも今回は、別のパーツの磨きも入っていますので、大森研魔の社長とコラボになりますね。

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 レコードのヘッドパーツを打ち変えます。

 スレッドステムを際打ち込みします。

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 何かこれが本来の形、と見えるのは店主だけではないはずです。

 すんなりその状態に、「戻って」いるようですが、これもコラムの内径を削るという地獄のような、工程があります。これが大変で、時間もかかるんですね。

 大森研魔とのコラボですが、これはまた見事です。

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 デローザの名前入りのピラーですがこれを磨きます。

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 お見事!コーラスの純正ピラーのようです。

 ハンドルの首回りも磨きます。

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 ステムの輝きに合わせて、調整しながら磨いていきます。

 ステムとハンドルの一体感が見られますね。

最近大森研魔の社長さんには、フレームだけでなく、こうした単品のパーツ磨きの方もボチボチ忙しくなってきているようですね。やっぱりいいもんねえ・・・。

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 最初からあったり前のスレッドステムが付いているようです。まあ、基本形式がスレッド向きに作られていますものね。

 まさに適材適所、これが本来の形かと思います。

 やっぱり鉄のレーサーは、スレッドステムが美しい。

 この種の改造は、細々でも続けていこうかと思います。

子供にこそポジショニングを!

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 一歳過ぎてから、クランクなしのストライダに乗せていたことで、二歳になる前後からもう自転車に乗れていた・・・、というある意味英才教育・・・、というか、その子の成長にあった合わせ方だったのか?分かりませんが、人類と自転車の関係って、意外と早く結びつくようですね。

 やっと五歳になったばかりでも、相当乗りこなす。昨年は幼稚園児の部でレースにも参戦したというから、車歴もそこそこだよね。
 
 お父さんが自転車好き。そろそろ、大人の自転車練習のミソっかすぐらいにはついて行けるんじゃないかな?

 この自転車大好きお父さんの見立てで、この自転車はもう小さいということでポジションだし、ということになりました。

 イヤー、店主よりも過激なたたみかけ方、いいよなあ・・・。固定にはもう年内にはするでしょう。「オレの14のギアが余っているしなあ・・・」と。あとドロップ化も数ヶ月以内。昨年の夏、子供のドロップ化した当ブログの記事も覚えておられるようで、やる気満々。

 これはこの十月の幼稚園児レースの第二戦、優勝をねらっている・・・といっていいでしょう。

 まあ、そんなところに向けて、今回は日常使いのポジショニングというところをやってみました。

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 20ミリかよ!という短いステムを80ミリに!
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 次は、あと2センチで抜けてしまうピラー。

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 何とこの径が27.2という大人顔負けのスタンダードサイズ。こうなると星の数ほどあるピラーから選択ができるようになります。

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 高校生になっても使えるよ!

 早速乗ってみるが、最初から高いハードルをヒョイヒョイ越えてきただけに、これっくらいのポジショニングなんて、なんて事なく、クリア。

 乗りやすくなった!と。

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 今の彼の成長のペースは一月で5ミリ・・・、固まった大人より、柔らかい子供のほうが、体に合わせてのポジショニングは必要となりますね。小学校二年生の時に買った自転車を四年になっても、一切いじっていない、なんて事当たり前のようにありそうですが、それはまちがいです!

 今年中に、固定化して、ドロップ化して、ついでにフロントのギアまでデカクしようという、星一徹のようなお父さん。とは言いつつ、子供には雄馬のような悲壮感などまったく関係なく、駐車場内で、試乗を繰り返す。

 今年中にこれはなんて事なくやってしまうな・・・。

 将来何になるかなんて事は置くとして、こういうお父さん達が、普通に子供に固定・・・なんて事を言い出すと、数年後には何とかなっているかも知れませんな。

 しかし二歳に満たない中で自転車乗っていたなんて・・・。大人の勝手な低いハードルが、子供を子供扱いにしている・・・なんてこともあるのかもしれませんな。

 子狸メー・・・。

シーズンイン? ワイヤー系能調整



 まあ、ほぼ戦闘機といっていいでしょうね。

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 カーボン車体のクオタとでも読むんでしょうか?

 試乗してみると走りましたね。コイツも・・・。

 今回のご依頼は、もう乗らなくなったこの車体を人に譲る際の、メンテとして持ち込まれました。

 パッと見ほとんど問題はありませんが、こういう際は消耗品を交換して、再調整するというのが流れかと思います。

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 チェーン交換、大切ですね。ギアの枚数が増えてくると、その分チェーンの幅が細くなります。メーカーは、それでも強度は上がったようなことを書きますが、三千キロに一回交換して・・・なんていうのをみると、ナローチェーンというのは大変だと思います。

 その上を行くスーパーナローチェーンなんていうのがあるんですから、ちょっと冷や冷やですね。

 何か起きてもすぐにメカニックのサポートがあるならレースならばイザ知らず、例えば一人で僻地辺りを中心にツーリングをするなんていうとき、はたしてそんなチェーンを安心して使えるでしょうか?

 店主なら8速程度のチェーンで、行きたいなあ・・・。

 そうそう、そういえば、井戸絵の石井君だがこの夏オーストラリアへ行く際も・・・、そうか彼の鉄車体は8速・・・下手すれば7速・・・かいな?

 まあ、人に譲る際にはチェーンは取り替えておく、重要ポイントでしょう。まあ、よく汚れる場所だしね。

 あとは、ここ。

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 ワイヤー類ですね。ここも正真正銘の消耗品ですが、それだから、だけではありません。

 ワイヤー類は、シフティングと、ブレーキングにモロ影響を与えるところです。

 と、いうことは、インナー・アウターというワイヤーそのものだけでなく、それが司る機能の再調整ということも兼ねる、というわけなんですね。

 よくワイヤー交換ていくらですか?なんて聞かれます。ワイヤーだけの材料費、と交換する手間代だけだとしたら、こんなものは安くすむでしょう。ただ、それだけですませるプロショップは、ないでしょう。

 つまり、新しいワイヤーが付いている状態でお客にレーサーを戻す店はない・・・ということです。

 そんなことしたら、2、3分で店に戻ってこられて「変速するとガチャガチャ音が・・・」ということになります。

 材料代と、交換の手間代、と調整費が付いて、初めてワイヤー交換となります。当たり前のことのようですが、「そんなに高いんですか?」などと勘違いのお声を上げる前に、お断りしておきます。

 ブレーキワイヤーも同じですね。引きシロをどのくらいにするか?どうせなら、ワイヤー交換の時にトーインにしてみるなどということもはいります。

 シフトの調整と、ブレーキの調整、これだけでもレーサーの性能を保つには非常に重要なことですね。

 あまりバリバリだけのレーサーさんは当店には多くはありませんが、それでもレースの前日とかに、来られて調整お願いします、なんていわれると、オタク分かっているねえ・・・と思います。

 もちろん自分でできるならいいんですが、レースの精度を出すのって、ちょっと神経使いますしね。

 ワイヤー交換だけでも、連動するパーツ類は見ることになりますし、チェーンの交換もオイルの回り具合など、自転車の駆動・制動の要に関するところを点検することになりますので、非常に重要なメンテだと思いますね。

 来月から4月じゃないですか!

 レースシーズンの始まり、サイクリングシーズンの始まりとなります。まだ、今年は気温が低い日が続きますが、春の寄り切りはもうすぐそこです。

 愛車のメンテはできていますか?

五十代 六十代のための自転車とは



 シンプルで飾りっ気なし、どちらかといえば渋めで乗りこなしていきたい、そう思われるご同輩以上の方って相当いらっしゃると思います。

 四十代後半から、五十代、六十代の方が、これだよなあ~と思えるような自転車って、少ないんでしょう。量産されたものは細部が気に入らない。カーボン・・・って柄じゃない。とにかく何を見てもしっくり来ない・・・。

 そういう方々って多い、と思います。

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 これも細部、アヘッドの部分が・・・、よくあるご要望です。見ればサドルが凝っています。

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 こういう方って、大体ハイセンス。ちょっと小技を要所に効かせたい。そうか、だからスレッド化をご希望というわけです。

 ならやりましょう!とばかりに。

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 まずはヘッドパーツを打ち変えます。メッキで良いもの作ってくれています。タンゲさん。

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 スレッドステム!できました。

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 おお!スッキリ!こうみるとストレートフォークもいいですね。

 まだ、渋めへの変更点などは色々あります。ブレーキをセンタープルなんかにしませんか?今ヨシガイさんから削り出しのいいのがありますよ。そのための予備的工夫もしてあります・・・。

 ブレーキレバーもギドネット、オット、こちらもヨシガイさんだ・・・。

 あとは前後ホイールも、よろしければチューブラーなんかも良いかもしれませんね。

 大金ばかりかけずにも、まだまだイロイロできますし、それも一気にしなくとも、徐々に落としどころを探る、というのもいいですね。

 やっぱり各ジャンル、五十代や六十代の方ががんばってくれないと、本来の意味での成熟化には至らない・・・のではないか?

 若い奴らだけがチャラチャラやっているジャンルなど、チャライんですよ。

 スケボー?なんて・・・。

 バカにしてはならないのは、スケボーやっていた世代がもう四十代に届いている。四十代がスケボーやっていると、いわゆるチャライスケボーが変貌してくるかもね。

 考えてみれば、ロックンロールなんてのも、初代はもう八十を超えている。ジョン・レノンも七十?ミック・ジャガーにはとっくに孫が・・・。

 狸サイクル、イヤ、錦鯉サイクルの一つの使命は、五十代、六十代の成熟サイクリストに何を届けるか?ですかね。

 ヨシガイさんを始め、パーツ類もそろそろ整いつつある・・・とすれば。ビンテージ系カンパ狂オヤジだけではない、別のラインでのこのジャンル・・・、開拓する価値はアリアリですね。

テーマ:自転車 - ジャンル:趣味・実用

春休み 若人来る



 板橋から中学生が来る。

 4月から高校生。

 どうも自転車がすきらしい。

 速くならないかなあ・・・?

 基本的な疑問、動機としてまっとうだ。

 ハンドルポジション変えてみたら?

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 セミドロップポジションに・・・。

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 工具だけで金のかからない、でも立派な改造だ。

 のってみると・・・、やっぱり違う。全然違う自転車みたい、らしい。

 やっぱりね。

 こっちは、年代物のマウンテンを受け継いだようだ。リアブレーキの調整が甘い!

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 ラグ付きの鉄フレームマウンテン、こいつを再生させたら、スゴイ功績だろうな。

 基本、若い者には期待しない店主ではあるが・・・、こういうのは嫌いではない。

 金払えば、何とかなる・・・、なんて時代はあと数年後にイヤでも来るだろう。今は、払える金がない・・・。良い時期だ、最も手と頭と足を動かせる条件がそろっている、そういう時代にどうやって、ものの再生ができるか?

 全身全霊を投じてみるなんていうのも、今だからこそできることかも知れないな。

 店の裏には、使えるか不明なパーツが山ほどある、そいつらを動員して、何ができるかね?できたらそれは技術の流域だな、真剣にやりたければ、やってみよ!

 若い奴らには期待しない、なぜか?店主も若い時期、多くの期待を裏切ってきたからだ。だから、期待もしない代わりに、恨みもしない。

 だから、やりたきゃ、やれ!それだけだ。

入園の季節 要所を締めて持ち込み自転車 子育て仕様に



 小径の電動自転車ですが、最近これを基体に子のせ仕様にしたいという方が多くおられるようです。

 確かに、子供と荷物と載せて、坂などに遭遇したらこれは萎えますな。そんな時付加に合わせて、電気のアシストが付くというのはある意味魅力的かも知れませんね。

 以前から比べると安くなったとはいえ、多少の高額感はありますね。あと、忘れらがちなのが、バッテリーの寿命です。

 最近のものはかなり長持ちするようですが、ご近所のご隠居様の説だと、毎日チョクチョク乗ると、大体二年でバッテリーはダメになって交換することになる。その際○万円かかる・・・。「誕生日に娘達に買ってもらったんだけど、二年に一度はバッテリーを買ってもらわないと、維持できないよ」と。

 ご購入をお考えの方は、こうしたランニングコストのことも、しっかりメーカーに問い合わせるなどして、考える必要がありそうですね。

 当店では、中を解体してみることの非常に難しい電動は、どうしてもブラックボックスだらけで、当店のいろんな方針にあいませんので、今後とも電動自転車の取り扱いは・・・ないでしょう。

 となると、電動をお望みの方は、当店に関してはお持ち込み、ということになります。

 子のせ仕様に一本スタンドは、ふさわしくないでしょう。もっと安定感のあるものに、変えましょう。

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 過信は禁物ですが、安定感は重要です。

 そして荷台に、アダプターを付けます。

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 電動の場合は、電池の位置の関係で、シートチューブに台座の取り付けができない場合が多いです。となると、荷台を利用するという形式を取ります。

 スタンドと荷台と、アダプターなど要所を締めて、子のせ仕様の完成です。

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 入園の季節、手持ちの自転車、購入予定の電動自転車などを快適な子のせ仕様にしたい、とご希望の方は、是非ご相談ください。パーツ交換、数種類子のせシート、トータルな世界に一台の完成車を含んで、ご提案させていただきます!

 ママ狸んは本気です!!!

入園前のママ狸ん祭り



 子のせと車体の統一的なデザイン・・・といいますか、まずは一体感をイメージして一台作ってみました。

 今回の子のせはキュベル・・・です。

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 茶色と黄緑の組み合わせ・・・。キュベルとはオランダのメーカーなんですが、色使いというか、その組み合わせになんか和的な雰囲気があるんです。ゆくゆくご紹介していこうと思いますが、ボバイクというのもそうなんだよなあ・・・。

 和の中心にいながら、大阪グリップ工業さんにそのセンスは・・・ありそうにありませんな・・・、もう・・・まったく・・・。

 この組み合わせと、受注していただいたご夫婦のイメージカラーを組み合わせて、フレームを2色で塗り分けてみました。

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 ダウンチューブ、これだけ太いと、見せ場!という感じですね。

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 その裏も。

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 フロントフォークも、先端はボカシ系でやっています。

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 後ろ三角も2色わけ。

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 ペダルの色も合わせました。
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 サドルの色も黄緑系にしました。

 色あわせだけでなく、機能面も子育て支援です。
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 ハンドルと子のせの間、これが乗せ降ろしの時非常に大切なんですが、これはステムとハンドル形状を見て、調整します。

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 後3速で、しかもギアは16tではなく20tにします。最初の踏みだしの時非常に楽です。

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 スタンドもガッチリ系のもの。過信はいけませんが、安心感をもってお子さんの乗せ降ろし、ができますね。

 今までは、持ち前の自転車、出来上がっている自転車に子のせを付けていましたが、気に入った子のせに自転車を合わせて、統一感を出す、ということは今回が初めてですねえ。

 なかなか楽しかったです。先述したように、海外のものの中にむしろ和的なものが多いんですね。これから、そうしたものとのコラボなんかもしていきたいと思いますね。もう少しガンバレよ、大阪グリ・・・。

 2色塗り、3色塗りなんかもこれから出てくるでしょう、これから色々と工夫しないとなあ・・・。

 今は三月、年度の最終月です。来月から色々と生活が変わる方が多いでしょう。当店周辺にもいるなあ・・・。そういう季節柄にもちょっと合わせるような形で、入園前のママ狸ん祭りとしましょうか。

 ご依頼も季節がらボチボチいただいておりまして、それに合わせたようなより安全性と機能性の高いパーツ類も出てきていますので、より高いレベルでご期待に添えるものを提供できるよう、努力して参ります。

 次回は白黒・・・かな?登場をお楽しみに!

シマノの実力か?サイボーグ自転車 電デュラの十年前・・・

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 今年シマノに遅れること、カンパが電動ものを出しているようですね。これからはトッププロ達のレースの要所で、ウィー、ウィーというモーター音が響いてくることに成るんでしょうな。

 となると、スラムも開発中なのかしらね?

 数年前、品川で電デュラのお披露目があったとき、選手はますますレースにのみ集中できるようになり、メカニックはメーカーと選手のやりとりの中間に立つようになるのかな?と思いました。

 電動の精度が良くなるにつれて、メカニックは取り付けと取り外し、故障しても、取り外してメーカーに送るだけ・・・。そうなると当店の三助君じゃないが、その内レースメカニックといってもほぼ洗車主体の仕事になってしまうのではないか?なんて変なところを心配したものでした。

 もちろん電動の精度の良さには感心しましたが・・・。

 しかし、シマノさんはスゴイ会社です。ここで紹介する持ち込み自転車は、ほぼサイボーグのようなもので、前後のディレーラーはもちろんのこと、サスペンションの調整まですべて電子制御でやっているんですね。

 電デュラの出る十年ほど前かな?

 ただ、こういうのを持っていても、時がたってアチコチへたってくると、メーカーさんもだんだん面倒見が悪くなってくるようです。劣化してくる電子部品というのは、ちょっと手に負えなくなる、というのは理解できますね。

 これほどではないにしろ、以前、サイボーグ仕様の内容をメーカーに問い合わせたとき、担当者が、「まだそんなの乗って居るんですか、もうとっくにサポートは終わっていますヨー」、式の対応だったことを思い出します。

 確か保証なしに作られた、限りなく試作品に近いモデル、それはそうでしょう、ここまで電子制御しようとするなんて、当時としては賭け以外のなにものでもなかったはずです。

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 ハンドルの中心に納められているフライトデッキ。ここがいわば司令塔というわけです。再度にスイッチです、ワイヤーを物理的に引くようなシフターではありません。

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 鎮座まします、頭脳・・・。機能するときはすばらしいが、ひとたび故障し始めると、もう手に負えない・・・、そういう危なっかしさがありますね、この手のものには。

 で、ここから・・・、
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 リアディレーラーへ電子で信号が送られて、シフティング、となるわけです。こういう基礎的な研究がすべて電デュラなどにいかされて居るんでしょうな、多分・・・。

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 フロントメカも調子が良いときにはストレスフリーでシフティングします。一人トリムはするのかな?

 そしてここまでも電子が行きます。

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 スポーツ高速モードにすると、サスペンションが効きにくくなるんでしょうか?まあ、よく考えますなあ・・・。

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 フレームのパイプの裏には、バッテリー系統が仕掛けられています。

 ローマは一日にしてならず、電デュラもこうしたいろんな研究の要素が詰め込まれているんでしょうな。

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 今回はハンドルを手前にしてほしいという、ご依頼も。
 となると、フライトデッキ様も、元のハンドル枠から出ることになりますね。

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 この頭脳を支える台座は手作りです。

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 あるものを工夫して、かっこよく取り付けたというわけです。

 こうした電子系をいじったら、当店で一番なのがポキさんかな?元々電気技師的な仕事もしてきたわけで、テスターをもって計って修理するなどというのもおてのものです。

 今回このネクサスのマニュアルを英語版のものをプリントアウトしてきて、なぜって日本語版がないから・・・、バッテリーから配線のチェック洗浄など、まあ通常の自転車屋では絶対にやらないであろうところまでも徹底してみていたんですから、まあ、この自転車も本望でありましょう。

 こういうところでも、実に店主は人材に恵まれている、と思う次第です。

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 前後のタイヤも入れ替えて、生まれ変わったような電動サイボーグ車。

 すでにメーカーサポートも切れいているであろう車体を乗り続けるのは大変かと思いますが、最悪の場合でもフレームを活かしての、アナログ自転車への変更なんていうこともできるかと思います。

 しかし、まあ、こうしたものをいじっているとシマノという巨人の奥深さの一端を見るような思いですわ。ウーン、なるほど世界で覇権をとるということの裏には、こうした動きがあるのね・・・。

 まあ、それはそれとして、こうした自転車をも再生できる当店というのも、非常に恵まれた環境にある、ということは言えますかね。

 またも大風呂敷、たまーですからご勘弁を!

縁の下の子育て支援パーツ

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 クロス系の自転車に、子のせが付いています。

 昨今では、チラ、チラと見られるようになりました。当店周辺では多いんですが・・・。

 外せばクロスバイク、載せれば子育て支援号になりますが、最近一つ地味ながらも、子育て号を支える画期的・・・といってもいいかな?あるパーツが登場しました。

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 これです・・・。

 何だ、普通のスタンドじゃん・・・と思うにはちょっとはやい。よく見ると、リアディレーラーに干渉しないスタンドでしょ?つまりリアに変速機が付いていてもこうした安定感のあるスタンドがつくよということなんです。

 今まで紹介していたじゃないか?

 エエ、確かにそうなんですが、今まではこうしたリアディレーラーと干渉しないスタンドは、一種類しかなかったんですが、この度数種類登場したんです、しかも!

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 しかも非常に安定感のあるタイプのものとして、各タイヤサイズに対応したものが出たんです!

 ご記憶の方もあるかと思いますが、今までのものは、27インチ対応の後引きのスタンドしかありませんでした。ですから20インチの変速機付きの自転車には、わざわざそれを万力で挟んで曲げて、使っていたんです。

 今後このタイプのスタンドが量産され続ければ、そうしたことも必要なくなります。

 待ってましたとばかり、登場したコレ。当然待たれていたので、バカ売れの状況です。

 そのためにはシャフトを交換する必要があります。

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 クイック用の中空シャフトを、より長くてナットでとめられるものに交換します。

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 このルイガノですが、何とエンド幅が138ミリもあったんです、治具か何かの異変でしょうか?でも何とかガッチリしたスタンドがつきますよ、ということです。

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 このスポーツ系の自転車も同じスタンドで、子育て支援車となります。

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 過信してはいけませんが、少なくともスポーツ自転車にありがちな一本足スタンドよりも、こちらの方がお子さんの乗り降りには、断然安心感をもって、取り組むこともできるというものです。

 そして、もちろんこれは表舞台の子育て支援、子のせの、イェップです。
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 今年度が変わるからか、多くの保護者の方より、ママ狸んへのお問い合わせが、最近ひっきりなし、となっています。

 入園を前に、トータルにカッコいい子育て自転車なんかも、いくつか発表して行こうと思いますので、お楽しみに!

 子のせ専用車だけでなく、後付子のせも安心して付けられるように支援してくれるパーツ類、これらを総動員して、子育て支援号を今後とも組み付けていこうと思いますわ。

エイドブレーキを付ける 経験と熱意と粘りの勝負だね

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 ドロップハンドルに付いているエアロブレーキだけでは不足で、リラックスポジションを取りたいためにハンドルの根本を握って走りたい人のために開発されたエイドブレーキ、その名の通り、補助ブレーキレバーですね。

 こいつを通常のドロップハンドルに取り付ける、なんていうのは簡単にできてしまう、技以前のものなんですが、今回ご依頼いただいた車体というか、ハンドル回りのものは、通常のそれとはだいぶ状況が違っていました。

 ジャイアントのグレートジャーニー系の自転車。

 まずシフターが、ハンドル根本近くにあるグリップ式のものです。この位置からしてエイドブレーキと干渉しそうなところでそれだけでも面倒がかかりそうなわけです。

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 しかも、それでだけではないんです。
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 この両シフターをゆるめると、ハンドルが横に抜けるよう設計されて居るんですね。

 これはこの車種のコンセプトといいますか、何せグレートジャーニーなんですから、旅仕様、つまりコンパクトになるということがその売りの一つのようなんですね。

 ということは、取り付け位置もさることながら、それが解決されても、今度はハンドルの横抜き機構にも対応しなければならないという、二重の縛りのなかでの作業ということになります。

 こうした抜き系にしても、折りたたみ系にしても、ワイヤーワークは非常に面倒なんですね。かなり長めにとらないと、抜いたり折りたたんだりができなくなります。

 仕上がった!と思っても、アレレレ・・・、と再度ワイヤーを張り直すこともかつてはありました。

 折りたたみ自転車の車種によっては、通常のワイヤーでは短くて足りず、何とタンデム用のものを使ったことすらありましたね。

 で、位置問題で一日、抜き問題で一日、計二日をかけてようやっと取り付けができたという代物です。

 スパゲッティーではりませんが、抜きを優先させたためにワイヤー回りはにぎやかになりました。

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 非常に地味な仕事ですが、こういうのが本当の技あり仕事なんですよ!!!

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 ワイヤーの取り回しに、バナナといわれるマウンテンシフターを調整するパーツが応用で使われています!

 今回コレ担当は、大森研魔の社長でしたが、二日間、取り付けては外し、黙考し、家に課題を持って帰っては、寝ながら考え、再度発案を試してはやり直し・・・を繰り返しての作業でした。

 これねえ、何が大変といって、こういう作業こそが本当に一番大変なんだ!といっても良いかもしれませんよ。カゴ付けにしろ何にしろ、自転車の車種やパーツの形式によってポン付けできないものが星の数ほどあるわけです。

 それを何とかして、機能を殺さずどうやって取り付けるのか?もちろん前例なんてありませんよ!あるのは今までの経験と応用力と周囲からの雑音と、粘りだけ。

 あのー、最新コンポを最新フレームに載せるなんていうのがプロショップだと思ったら、大間違いですわ。レース精度以下で組むなんて、トーシローでも四五台やればできるようになるでしょう。

 自転車整備の資格?か何かあるようで、それを取得のために努力すること自体は無駄ではありませんが、逆に取ったからといって、こうした作業ができるようになるか否かとは、全く別なんだよね。

 しかし、店主は人材に恵まれている・・・と思います。皆さんそれぞれ、すごい資源とそれを使い尽くす応用力とアイデアと粘りを持っている・・・。

 見た目は地味ですが、これぞプロショップのお仕事!と今日ぐらいは大風呂敷を広げさせていただきますわ!

 難題奇題、お待ちしています!

やる気はハンドル・足回り



 同じくサイクリングイベントにこの車体で参加したところから、体より注文がついたというのがこれ。

 かなり身体能力の高い方だと存じます。農業系、山登り系、かつてホッケー選手・・・。もう十分でしょう。

 あふれるばかりの身体的潜在能力が、この手の自転車で我慢できるわけがない。

 ガンガン抜かれる車体の背中を見ながら、それでもグイグイと食い下がっては完走したということです。

 ウーン、こいつをもっと走れる車体にできないか?体の中から訴え出てくる欲望です。いいですねえ、物欲優先などよりも、こちらの方がずっと健全なのでは?と店主は思うのであります。

 身体と車体が競い合いつつ、より高次の段階へ行く、理想的な展開ではありませんか?メタボに高額カーボン車のような喜劇的アンバランスなどよりも・・・、ずっとね。

 ではやりましょう!足回りを変えましょうか!
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 安ハブで組まれた38ミリのタイヤごと、ホイ!と交換!
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赤基調でスマートざんす!ハブだって105だよ!
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同じく後輪も!
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ホイ!とばかりに。後輪は特にハブが大切ですね。ここを現行十速対応のものにしておくと、何かの折りにフレームを変えようというとき、全く躊躇なくホイール類が流用できるということです。足回りに最初にしっかりつぎ込んでおくと、あとで楽!といえます。

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 ディレーラー系を徹底的に洗浄して、調整して付けます。
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 バッシュガードを外しました。それについで、BBもう交換。なぜか?

 どうも最初からチェーンラインはいい加減に組まれていたようですね。というのも、バッシュガードは裾をチェーンリンクから守る、というよりもチェーンの脱落防止に使われていたようです。

 ガードを外してみると、ギアがローに行くと内側に外れてしまいます。こういうときにはBBシャフトを短いものに交換する、これでしょうね。

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 で、これもメインになりますね、ハンドル交換、今回はドロップ化だ!

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 ドロップハンドルに、エアロブレーキ、やる気モードです。

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 で、シフターはおきまりのバーコン。こうした過渡期的改造には安くて非常に重宝しますわ。

 ガラリとやる気全開の・・・ドロップクロスバイク?の完成です!

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 これで上半身を十分に使ったグイグイペダリングができるようになりますよ!

 持ち前の体力を動員して、再度サイクリングイベントにでも参加してみてください。その違いが分かります!

 身体と車体の競い合いによってより高次な展開が起こってくる、非常に理想的な流れかと思いますね。そうした要望に応えられるように、自転車カスタムの質も上げておかないといけませんね。

 うん、なるほど!

ハンドル交換はやる気交換か?



 特に意識なく買ってしまった自転車。それ故に意識なく乗っているのは当たり前でしょう。

 意識なく乗っているのですから、自転車に注文など付くわけもなし、マア、走れりゃいいや・・・という具合。

 ところが、新東名高速開通前のツーリングイベントにお出になったらしいです。

 多分ですが、初めて乗る長距離ツーリング。これでは否応なしに、意識せざるを得なくなります。自転車についても、試乗ポジションについても、その他色々についてね。

 で、身長のあるライダーさん、どうしてもトップが短いということで、フレーム変えずに対応することを検討することに。

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 汎用性の高いフラットバー。マウンテンバイクなどの特種状況を想定してのフラットバー仕様をのぞいて、ほぼすべてのフラットバーは、一言無難だから・・・、ということかな?もちろん形が好き、等色々あると思いますが・・・。

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 意識せずに普通に握れるのがフラットバーです、ですから万人向きに売り出すなら、当然フラットバーになるはずです。

 最初からドロップハンドルが付いていたら、それこそ購入時に意識されて、ほとんどの方が避けるでしょうから。フラットバーはほぼ意識に訴えかけない、といっていいですね。

 ステムを長くするという選択肢もありますが、せいぜい三十ミリの突き出し。

 こういう場合には、ニギリが前に突き出るブルホーンバーがおすすめです。

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 フラットバーと径が違うので、そのままブレーキレバーなど移植できませんので、ハンドル回りが一式変わるということになります。

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 ニギリを移動しても付いてきてくれる、ギドネットレバー、偉大です。

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 後に8枚のギアがあるので、シフターも変更しなければいけませんが、安上がりで助かるバーコンです。

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 これでドーンとトップ部分が前に出るので、かなり乗り心地が変わると思います。

 前傾ができるようになった分、上半身の力も導入できて走行にもいい影響が出るでしょう。

 なるほどねえ、ハードをいくら作って、ライティングを検討してディスプレイしても、関心のない人には全く届かないということは当たり前ですねえ。

 レーサーってカッコいいし、走りやすいんだよ、風切るよ、どう?乗ってみませんか?なんて何回言っても、「ハイハイ、またその内・・・」でしょうね。

 なんでもいい、持っている自転車でとにかく長距離走ってみるソフトを作ることでしょう。そうすると、体の方から車体・自転車に対して意識が湧いて出てくる。

 体力のあるこちらがこれだけ苦労しているのに、なんでアイツ楽そうで、早いんだ?乗っている自転車が違うのかな?貸して乗らしてもらえないかな?・・・ブツブツ・・・。

 この自転車、もっと改良すると速くなるかな?軽くするにはどうしたらいいの?

 などなど!

 なるほどね、ソフトの重要性ですわ。

 確かに、三月という季節とあめ玉との関連性なんて、ほとんどないでしょう?十一月なら、七五三の千歳飴が関係しているけど、三月なんて・・・?どうやっても関連がない!

 とあめ玉が売れずにいきり立っている飴屋さん達が、こじつけたのが例のホワイトデーとかいう仕掛け、なんでしょうな。

 するとすぐに悪のりスルのがオネエ様方で、4月14日はオカマが何かをあげる日だとかありましたね。

 2月に女性からギリが来て、3月に男性からアメの「裏を返されて」、それで終わりじゃあ粋でないんで、4月に今度は女性から「馴染み」ということで、何かを男に送ると、これが本ちゃんの始まり・・・なんていうのはどうでしょう?遊郭じゃあるまいしね・・・。

 でもこの何かなんてものはなんでもいいわけで、納豆でも、スルメでも昆布でもなんでもいい。売り上げが低迷している業界の方がこれに乗りだして、バレンタインからずーっと引っ張るソフトを作って定着させればいいんでしょう・・・。

 マア、こういうところに大手の広告屋さんらが暗躍するんでしょうね。まだ、チョコやあめ玉レベルだったら可愛いけど、橋本や小泉なんて巧妙にやりだされたら、大迷惑でござんす!影響されやすい方多いようですから・・・。

 というわけで、ハードにばかり着目していてはだめで、土用の丑の日ではありませんが、春の固定ギア安全週間とか、6月10日はロードの日なんていうソフトを、どんどんでっち上げては、ハードに対する内発的な目を向けさせること・・・、これなんでしょうな。

 といっても、雨露しのげて食えて行ければいいやあ・・・という店主、税金の計算をしながら、あくせくしても仕方ネエや、とばかりに腹は据わってますわ。

 といいつつ、今年より栃木や大分に狸サイクルの合宿拠点もできるので、やはりソフトも大切か・・・?

 下手なブログで筆汚し、現実逃避してないで、さっさと税金の計算すませなさい!

 ハイハイ、ではまた明日!

錦鯉サイクルの発足 チラ見せ



ちょっと時間をかけながら、あたためてきたものが、ついに目の前に・・・。

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鯉サイクルの工芸自転車部門である、錦鯉サイクル、そろそろの開店の予感です。

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本漆ではなく、人工漆でもない、ある塗料を使っての変わり塗りです。

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模範は、津軽の唐塗りです。

塗料の粘度の調整には参りました。色々やったり試したり、失敗続きのまさに試行錯誤でしたねえ・・・。

とりあえず、一つ形式クリアです。

あとは、もっと工芸品を見る目を養っていかないと・・・。

大きな仕事がいくつか捌けたら、日本国中に点在する工芸館を旅しますか?

バブルとは縁遠い、米国西海岸とも遠い、錦鯉サイクルならではの自転車カスタム・・・、ゆっくり船出です。

全貌については、いずれまた!!!

シングルテンショナーは これでしょ!



 シングル化の要請は、もう定着した感があります。見た目のシンプルさと、そぎ落としたものの与える心理的な作用というのが影響しているのかな?と思います。

 シングル化を簡単に可能とするためには、エンド形状がものをいいます。

 正爪かロードエンドのような、引きシロのあるもの、コイツらは簡単にできます。

 問題なのがストドロエンドのもの、引きシロがないので、チェーンとギア類で調整しない限り、必ず弛んだチェーンを引っ張るテンショナーを必要とします。

 あともう一つ、上の写真にあるような後ギアシングル、プラス前ギア二枚、というような組み合わせの時も、テンショナーが必要になります。

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 で、こうしたシングル化のための、シングルテンショナーですが、コイツ、シマノのアルフィーネのコイツが、マア今のところ、一番でしょう!

 適当なメーカーも作っています、ちょっと前まで店主もそうした種類のものを使っていましたが、もうここに来て、選択肢などないですね、シマノのアルフィーネ、暫くは最強でしょう。さすがコンポ屋の作るものです!さわった瞬間に、オット違う!とわかります。カチッと作られています!

 値段もそこそこ、おすすめです。

 この前二枚の後シングル、別名原宿チャリ、ですが、結構いいっすヨ!

 いつもの当店、時代の先に行きすぎる傾向ありますが、これもまあその手でしょう。非常に優れた走行性能がありながら、あまり受けていない・・・。

 あと数年後、どこかでパクられるかな?

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 前二枚、でシフターはバーコン。

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 都内なんか、盗難の危険を減少させて走るには、これで十分なんじゃない?

 もちろん固定化もできるよ!

 もう1年以上乗っていますが、本当、これで十分という感じ!

 前二枚シングル、ママチャリ基体で作る原宿チャリのテンショナーは、シマノのアルフィーネできまり!

 ママチャリもっといで!

 原宿チャリ、変えようぜ! 

春の夢

東北のかたまりのようなオヤジの友川に、怒鳴られた。

 春 早く来てみろ!このまま黙ってはいねからな!

 分かったのはこの最初の文句、あとはマシンガンのように重い訛りの東北弁でまくしたてられたのだが、その弾は不思議とゴム弾のようにやわらかかった。

  目が醒めた。

  私のなかで東北は、怒っているようだ。


 すでに、「この国」、とすら呼びたくなくなってきた。「あの国」で十分だ。

 あの国はもうすでにダメだ。あの国の頭目はフクシマの核のメルトダウンにおいては、誰も個人の責任を問うことはできない。、と述べたそうだ。

 そういう輩にあんな危ないものの管理をさせておくわけにはいかない。ここがあの国である限り、2011年は永久に終わらない。

 南三陸町のタコさん、当店内で、支援発売続けています。

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もちろん、ミサンガもネ!

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合掌

中身を入れ替えて 快走化



 マウンテン型クロスバイク・・・かな?当時はクロスバイクなんていうカテゴリーはなかった・・・かも。シティーマウンテン?というくくりかな?

 コイツの中身を入れ替えて、快走化したい、フレームに愛着のある方はそういうことを考える。そういうことが考えられるようになるということは、かなり進んでいる、ともいえるでしょう。

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 クランクを変えましょうか?三枚・・・は山では必要かも知れませんが、町乗りでは絶対必要とまでは言い切れません。

 となると、二枚のそこそこのでかさで平地を快走化する、こんなクランクにしてみました。

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 ロード用のコンパクトクランクです、シティー用にはいいんじゃないでしょうか?

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 摩耗したスプロケを交換しますが、できれば8速以上が現行品との絡みがいい。そんなわけで8速に!

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 このスプロケ変更には、ちょっと裏技が!

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 フリーをかえて、センター出しをする、手間はかかるが組み替えほどではない、という意味で、おすすめです。

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 この時代のカンチブレーキは効かない、雨の下りなんかは、フルブレーキしながら徐行運転ができる、というほどのきかなさです。

 これを今のVにします!
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 もちろんフロントもかえます!
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 あまりの効きに、最初は戸惑うかも知れませんが、しっかり慣れてくださいよ。

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 上向きハンドルを乗車姿勢を変えるために下向きに。

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 これで上半身を使ってグイグイ前に進むこともできるでしょう。ママチャリには抜かれない・・・でしょう。

 そんなこんなで、中身を入れ替えて、調整して再生したのがコレです!

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 スッキリとクロスバイク化・・・かな?

 町乗りとしては快走できるかと思います、けっこうこれで!

 自転車はパーツの集まりです。ということはその集まりを変えていけば、全く別の自転車にも生まれ変わるのです!

 我慢することはなし、買い換えるだけが能じゃなし、素人ならではの発想をふんだんに持ち込んで、ご相談ください!

 何かヒントになるようなお答えを出せるよう努力いたします!


※三月十一日の前に、三月十日があります。東京大空襲、忘れまい、と思います。
これは自然ではなく、人為によって行われました、直視できない方はご遠慮ください。写真で見る東京大空襲、だそうです。

狸サイクル スタジオになる 二台の被写体は?

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 当店の一部が本日、写真スタジオになりました。写真というか、動画かな?

 渾身の二作の撮影です。

 次の一台はコチラ・・・。

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 二台?違いあるの?って感じでしょうね。少なくとも当店のカメラから、その明確な違いは認められないでしょう、この写真ではネエ・・・。

 マア、いんです、だから、プロに頼んだんですから・・・。

 一台につき何十分くらいかなあ?角度を変えて、丁寧になめるように、撮っていきましたね。

 さすが若くてもプロ!って感じです。

 で、これがいつどんなあり方で形になるか?ということですが、まだよく分かっていません。

 4月・・・らしいんですねえ。もちろんその際には情報は公開しますが・・・。

 なかなかこちらの、業界も厳しいらしく、どんどんユーザーさんが離れているとか。ただ、今までの発想では、これからは無理だよねえ、多分。

 現場では未だに数字、数字とうるさいようですが、そんなものを追いかけてばかりいては、良いものは作れない。

 年寄りならまだいい、若い彼らだからこそ、より新しい別の可能性をも模索していってほしいですね。

 こちらオヤジ世代も、別の畑で、模索中だ。

 仕事の本質的な段取りは、すべて同じ、だから分かるのだ!業界が違えども、伸びる奴らとそうでない奴らが・・・。

 ガンバレ、フンバレ、若人よ!ワシらオヤジ世代もまだまだ突っ張るからよ、また、接点あったら、よろしく頼むぜ!

ピストフレーム持ち込み 思いっきりの街道ピスト



 最近では、なかなかいいピストフレームに当たらない当店、折からのピストブームとやらはずーっと昔に去ったあと、ロード乗りこそピスト乗れ!と歌いあげている割に、一推しフレームをもたないというところがつらいところです。

 そうなると、フレームだけは持ってきていただかないと、なんともならない・・・、この状況はどうにかしたいのですが・・・、もう少し時間がかかりそうです。

 というなかで、マージのピストフレームの持ち込みです。あまり驚かなくなりましたが、やはりこの値段で、このデキかよ!と思うほどの入り組んだ作りをしていますね。

 乗っていないのでなんとも言えませんが、アチコチ剛性に向けていろんな工夫がされています。

 こいつを使っての思い切ってのピスト組みです。

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 ホイールは、当店一推しのDTです。これも結構浸透してきているのか、よしやるか!という方は大概このDTについて質問されてきますね。うれしい限りです。

 今回も前後ともDTの手組み!アリガタヤ!しかも!

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 ハブは前後でデュラと来た!久々にこうしたパーツを持つのもいいですね。シットリ手に来ます。

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 これも良いなあ、大人のピスト乗りには、これは渋い!マイティーコンペ、スギノさんです。最近スギノさんはモデルチェンジを随分としたようですね。値は少し上がっていますが、もの作りはいいと思います。このマイティーも隙がないよね。

 BBは標準のもの、ノットリという粘りのある感触。そういえば先日組み付けたスギノ75ですが、コイツの専用BBは、全く別物ですね・・・、あれは久々に驚いたなあ・・・。プロをゴールに持って行くための回転ですわ・・・。

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 ご時世ですね、前後にしっかりブレーキを付けます。フロントはフォークがもう街道用にできています。

 困ったのがフレーム。リアブレーキの正規の装着場所がありません。

 といってもなければ作れば良いというので、6ミリの穴を空けて、フロント用のシャフトの長いブレーキを付けます。
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 裏から、パイプのRに合わせたスペーサーとナットでとめて出来上がり。

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ハンドルは折角だからということで、ピストハンドルを付けますが、幅は40ミリということで、ピストとしては広めですね。

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 オット!と気づいた方は、当ブログのカルト様かと存じます。

 そうなんです、
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 このステム、大森研魔の小物磨きで先日紹介した、一品です。クロモリのハンドルとの相性はバッチリですね。

そんなこんなで、思いっきりのパーツを集めて、しっかり組み付けたピストでした!
 
 フレーム持ち込みでもなんでも、常識の範囲ででしたら、当店はお受けしますので、まずはご相談からお願いいたします。

 といいつつも、おすすめになるピストフレームなどを探さないとなあ・・・、ロード乗りよ、固定に乗りなされ!

 いうだけでなく、車体を作ってお待ちしないと。サア!探すぞ!

ご近所イベント情報 あの日は支援のための地道活動



 この三月十一日は、各地で色々なイベントがあるようですね。各自いろんなお考えがあるでしょうから、それに一番あったところに参加するなり、されるかと思われます。

 もうそうなると、これでその前日、三月十日の東京大空襲の日は忘れられてしまうのでしょうか?戦争という人為によって、約10万人が焼き殺された日です。10万人ですよ!重油と焼夷弾、折からの強風によって木と紙でできた日本家屋は火の海と化したようです。

 都心の燃える炎が明かりとなって、杉並の防空壕のなかで新聞が読めた、と亡くなった祖母が言っておりました。
 
 10日も11日も、忘れずにおぼえておこうと思います。

 さて、この日に、当店近くの白山神社にて、東北復興バザーが行われます。これに当店も最初の数時間は参加する予定です。

 白山神社はコチラとなっております!杉並区成田東2-2-2ですね。

 11時から3時までですので、是非ご参加していただきたく存じます。豚汁、おにぎりも販売しています!

 また、物品の提供も募集しています。

 衣類、子供服、食器、洗剤、日用雑貨などということです。

 衣類はシミや汚れがなく、洗濯、クリーニング済みのもの。

 電池が必要なおもちゃは不可だそうです。

 缶詰以外の食品、電化製品も不可みたいですね。

 ご提供いただける方は、前日の三月十日までに成三会館にお持ち込みください。九時から五時まで、十日は正午までだそうです。

 成三会館はこちらを参考にしてください。

 売上金は現地で支援活動を行っているNPO団体に経費を除いて全額寄付ということです。この団体というのが、店主の同級生がやっていて、その活動の詳細はこちらのブログに詳細に出ているので、読んでみてください。
 
 同級生だから言うわけじゃないが、コイツは本物だよ。もしかしたら店主も奴の縁で、東北に自転車関連のボランティアに行くかも知れません。

 いろんな意味で地道ながら重要なイベントなんですね。提供品がなくても、おにぎりと豚汁だけでも食べに行ってください。

 この日は、タイガース作戦かな?脱原発の意思を示す黄色い布と、弔意の黒い布、在宅デモの形式ですわ。

 いろんな形のご参加、よろしくお願いいたします!!!

120ミリエンドに十速を入れる?! 可能です!

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 当店に何かと縁のある、ソフトライドです。

今を去る十数年前、トライアスロンの世界から飛び出してきた、変な自転車ですね。

ヘッドチューブから蛇のように地面と平行に伸びた首の先に座るという、グニャンブニャンした印象、故にソフトライドというのか?その製作の意図があまり読み取れない、面白い一台ですわ。

 今まで一体何台手がけてきたかなあ・・・?

 と今回のご依頼は飛んでます。

 というのは、このソフトライドのエンド幅が、なんと・・・

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 ピスト並みの120ミリなんですね。ロードエンドでないので、ホイールの引きシロもなし、固定もフリーも非常に入れにくいこの形状とサイズ、一体何の目的で作られたんでしょうか?

 もしかしたら、誤って作られてしまったものか?とも思います。その可能性はゼロではありません。

 120エンドのロードなんて5速6速の時代でしょ?ソフトライドが古いといっても、そこまでは古くない。一体どういう目的で製作されたフレームなんでしょうか?

 この意味不明なフレームに、何と現行の十速ギアが入らないか?というご依頼なんですね。

 かつて、店主はある雑誌の特集で、現行のNJSのフレーム(120ミリエンド)に、ロードコンポを乗せることを試みたことがあります。

 要になったのは、やはりここ、120エンドにどのようなホイールが入るか?ということでした。その企画は、成功したので・・・、といってもNJSで、十速のロード化には成功しましたが、あまりに時代の先を行きすぎたせいか、読者諸氏からはまったくの無反応でした。

 当時、競輪選手も二系統ブレーキ着用義務が徹底されてきたので、自らの競走用ピストをそのスケルトンのままロード化できたら、練習にも色々と幅が出るんじゃないか?などと思ったんですが・・・、時代に先行し過ぎましたな。

 そんなこんななので、120エンドに十速をかますことは可能・・・という確信がありました。

 久々にやってみて、やっぱりできた・・・ということです。

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 現行品の105のハブがで組まれたホイールが装着されています。スペーサー調整とシャフト加工で、やはり可能であったということを確認した次第です。

 右のスペーサーはほとんどいじっていないので、トップギアにどんな歯が来ようとも、これでほぼ対応できるでしょう。右の調整をしてしまうと、歯数によってはシートステーに干渉したりすることも起きえます、その辺がデリケートなんですね。

  そういえば110のエンドに5速を入れたこともあります。それはもう依頼者とパーツなどを探して、ようやっとたどり着いた結果でしたねえ・・・なつかしや。

 それから比べれば、今回の120エンドに十速ギアなんて、いじっている内に出来ちゃったという感じですね。


 これで、手持ちのピストフレームをロード化することも簡単です。競輪選手の皆さんどうでしょうね?競走用のスケルトンのピストを完全に街道用のロードに改造してしまうなんていうのは?

 その他、家にピストフレーム余っているけど、これを多段化することはできないか?なんてお悩みのあなた、一度ご相談管さい。

 できるできないはあとの問題、まずはやってみること!やろうとすること!これからもそういう姿勢を大切にしていきたい、と思っております!サア、来い、無理難題!

シクロクロス車 例のCX改造 その1

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 FUJIが遊び心ふんだんに盛り込んで作った、フェザーCX。DIYでいかようにもなるというふれこみで、出てきたものですが、ならやってやろうじゃない?と来るのが当店のノリ。

 今回はこいつを基体に、シクロクロス車を組んでみようということでやってみました。

 ここ数年、シクロクロスという競技自身がちょっとした盛り上がりを見せているそうですよ。それに合わせるように、シマノがコンポを出しています。

 ちょっとそいつらを手に持ってみたいというのもありまして・・・、組むことにしましたよ。

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 ホローテックⅡのクランク。46-36のシクロには絶妙なギア比のクランクです。

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 リアディレーラーは105のブラックを使いました。シクロ専用のリアディレーラーはないようです。

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 ホイールは105ブラックハブに、30ミリのリムハイトでここでも競技を意識しました。もちろん手組みもの。

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 さすが!というのがこのカンチブレーキ。カンチはシクロのレギュレーションですから、これは外せません。しかし従来の効かないものだったら・・・、という心配も杞憂に終わります。

 作りもご覧のようにガッチリできていて、しっかり効きます!こういうところ、さすがシマノだよなぁ~。

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 ブレーキはエアロブレーキ。そこはちょっと値を下げようという工夫です。

 しかし!一点豪華主義!

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 バーコンは、デュラエース!十速なのでSISでないとギアが落ち着きませんから。

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 競技系ですから、ここはアヘッドのままです!

 予告・・・というほどではありませんが、このCXを基体にスポルティーフを作るときには、当然スレッド化しますが・・・。

 そんなこんなで、シクロパーツなど取り寄せて作ってみたのが、コレになりました!

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 去年のシクロクロス日本選手権の優勝者の車体がクロモリだったことを考えると、これもマア、実戦に使えないことはない一台だと思いますよ!

 シクロはまだ鉄が勝てる!なんかいいコピーですね。

 セール中ということで、お値段はお問い合わせください!

※本日、井戸関連の仕入れに行ったところ、「ミネラル水の生産調整に入っているようです、品薄をご容赦ください」とありました。もしかして、続く地震や、大地震襲来の予測などで、軽めの買い占めが起きているのかも知れませんね。
取り合いになる前に、静かに確保しておいたほうがいいかもしれませんね。
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さよなら三助 また来て四角

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 当店の洗車係といえば、何かとお騒がせの三助君でしたが、この度、無事大学を卒業できるようで、そうなると東京にいなければいけない必然性もなく、この三月を以て、故郷の大田原に戻る・・・ということになりました。

 今後の彼の行く末ですが、これはもう大田原の名院、洞泉院の住職になることは確実なんですが・・・。そこまでどうやってたどり着くか?というのが見物なんですねえ。

 曹洞宗・・・、あの道元禅師が開祖の宗派ですが、本山はあの福井の永平寺です。あのモンジュとフゲンの名付け親ですが、原発事故後、即、生命を大切にする仏教者の立場から脱原発に舵を切りましたね、あそこです。

 早ければ、この秋にでも入山予定か?マア、今後とも色々あるかと思いますが、精進料理と箸の上げ下ろしまで厳しい戒律のなかでの修行で、彼がどのくらい成長するかが、楽しみであります。

 その後、海外も含めた布教のための動きをするんじゃないか?というのが店主の予想。色々と見聞を広げて、大田原の変わり者住職へとなっていく・・・んじゃないでしょうか?

 三助君は4月より、実は・・・・、入院の計画もなくはなかったんですが・・・、今回精密検査の結果、入院を断られるという、入院に及ばず、入院不合格という結果となったわけです・・・。意味分からないでしょう?いいんですそれで・・・。

 というわけで、紆余曲折しながら今後住職へと進む彼に、全く無駄になってしまう可能性のある、ロードが一台あるんです。

 これを最速で組み付けてしまったんですね。

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 大森師匠に指導を受けながら、今回も磨きとカッティングでいくことに。

 例によって、勝手にステッカーを作っては貼り付けて、スポンサー料を要求するという、いつものやり方です。

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 やられちゃいました。ダウンチューブの位置では年間三百万とか言ってたなあ。

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 ママ狸ん部門や、大田原七福神もやられています。チェーンステーは五十万ぐらい・・・?

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 実家である、洞泉院ここからもせしめる三助君でありました。

 で、笑えるのが、コンポ類、何とスラムのレッドという高級コンポをもらったとかでそれを付けます。

 これはつける際、微に入り細をうがって観察させていただきました。

 結論!この時期のスラムレッドでかえるのは、リアディレーラーです。

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 作りも凝っていますし、いいと思います。ここで開発費のほとんどを使い切ったんじゃない?というくらい、その他のパーツは、ライバルやフォースらと、それほど格段に、神がかっていい!と思われるポイントはないんじゃないかな?

 マア、譲り受けたものが中古でその最良の状態を知り得ていないので、実はなんとも言えませんが・・・、戯れ言とお聞き流しください。

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 フロントディレーラーも取り付け部分周辺は凝っていますが、フレート回りは、チタンは使っているようですが、どうしたの?ってなもんですね。

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 シフターも手の小さい人には向いているかな?という感じで、タッチは・・・?特にフロントは、もう一つほしいかな?という感じです。もちろん最高級コンポとしては・・・ということで、実際の使用には全く問題はありませんが。

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 ホイールはDT!これは定番です!

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 何だ、前の奴と同じじゃん、と思いの方、あの一台は三助君が思いを寄せる岐阜の婦人にお譲りしたんですね。これは正真正銘、別のアルミフレームにイーストンのフォークを入れた、三助オリジナルです。

 ただ、入院を断られた4月以降、レース参戦とかどうなるんでしょうか?

 しかも例のあれがあった・・・。

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 アンカーカーボン・・・。入院を断られてから、色々とスケジュールが変わってしまった三助君。

 落ち着くまで一悶着ありそうですが、三助君のことですから、何とかやっていくでしょう!

 じゃーねー!

コンポ載せ替え 馴染みだしかな?



 又やってしまった・・・。改造前を撮り忘れた・・・。

 イメージしていただければ、改造前のパーツ類はシルバーを基調にしていました。

 いわゆる、典型的な十五年前マウンテンバイクでした。

 それを黒基調で締めてやる!という企画です。すでにしまっているでしょ?

 いただいた自転車を、より自分好みにする、自分色に染めてやる、そういうときにはこうした思い切ったコンポ入替なんておすすめですね。

 しかもホイールも前後組み替えました。

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 黒リムに、黒ハブで、何と黒スポークでの組み直し!ちょっと贅沢感が漂いますなあ。黒スポークは先日絶賛いたしました、DTでございます。

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 コンポはデオーレ黒で統一。しかし、今日日のマウンテンコンポはよく分かりませんな。デオーレレベルでも、ブレーキオイルを使う形式のものなんかが出ているようで、パーツの取り違いをしてしまいそうです。

 9速用のコンポなんですが、48Tなんて、ちょっとクロスバイクにでも向いていますねえ。

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 リアディレーラーも黒、マウンテンコンポは詳しくありませんが、見ての通りよくできてますなあ。
 
 スプロケットも、競技を意識したような組み合わせでなく、11-28ぐらいの街道向きを選択。

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 十五年近く前のマウンテンバイクですから、当然カンチレバーブレーキが付いていましたが、コンポ統一といえばVブレーキでしょう。格段に効きますね。

 ただ、今カンチブレーキも効くのが出てきたんで、モロ競技でなければ、選択肢が増えてきた・・・といっていいでしょうね。

 一つだけ、カンチ様フレームをV用に応用しなければいけないポイントがあります。

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 問題はアウター受けが、カンチ用には三つないんですね。二つだけで、あとはインナーを通すパイプだけなんです。Vブレーキには、その構造上三つのアウター受けが必要なんですね。

 そのパイプを利用して、フロント用のアウター受けにしてしまいます。

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 わかりにくいかと思いますが、ワイヤーを急に折るのは変速効率に響きますので、アウターで正規のアウター受けまで誘導して、そこからインナーでフロントディレーラーを引く、という形です。

 応用、応用!ちょっと考えて、工夫して、時にはイメージ通りのパーツを作ったりして対応すれば、意外といろんなことができてしまいます。

 あとは、その他を黒く、黒く!

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 ステムもハンドルも・・・黒です!

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 ピラーも黒!でいい統一感出たでしょう?

 再度見ていただきましょうか?

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 鉄のマウンテンフレームに、街道向きの黒コンポ、ステム周辺も街道向きですね。マウンテンとクロスバイクの間のような自転車ができました。

 ちょっと変わった自転車に見えますね。そして黒統一!

 締まっています!よそから受け継ぐときにこそ、馴染みを出すこと、これが愛着の秘訣かも知れませんね。

 自転車はこうしてところや品を変えながらも乗り継ぐに値するもの、こうした考えが定着していけば、自転車屋の仕事はもっとクリエイティブな仕事になっていくはずです!

 くず鉄新車とパンク修理するだけが自転車屋じゃない、これからの自転車屋はこうでなきゃ!!!

小物も磨く 大森研魔



 今まで大森研魔の社長の仕事は、フレーム磨きを中心に紹介していましたが、イエイエ、それだけではありませんというお話です。

 黒いステム・・・こんなのも単体で磨いてしまいます。

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 ガラリと鏡面になってしまいます。
 
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 場所や、元の素材にもよりますが、磨きますねえ。

 最近素材のバラツキについて、色々とお考えのようです。というのも同じアルミといっても、素材が全く違う、質感が違う、従って仕上がりも違ってくる、ということに、細かい調整を加えながらやっているようですねえ。

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 得意の日本刀磨き・・・となっています。

 こいつが、どう使われるか?組み合わされるのがコレです。

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 クロモリのピストハンドル。曇ったアルミステムとこのハンドルの組み合わせなどより、光るアルミに鉄ハンドルの組み合わせのほうが断然生きます!

 さて、これがどう使われるかは、後日のお楽しみ!

 そういうわけで、フレームだけではない、小物まで磨いてしまう、大森研魔の社長なのであります。

 お気軽に磨きのご相談など、してください。ほぼ毎日、当店の片隅にて、研磨中であります!

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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