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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |2012年06月 tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

官邸サイクリング



 先週の金曜日に続き、今週も官邸サイクリングへ行って参りました。当店に集合してくださいました方々、お疲れ様でした。

 予想を裏切るように、青山から赤坂へ下る中、警察の警備がない・・・。徐々に交差点だの角っこだのに、警備の警察官が増えていくのか?と思いきや、普段通りです。

 赤坂から坂を上って、自民党本部のビル。意外と閑散としています。国会議事堂が見えても人がまばら・・・、確かに上空ではヘリがうるさく旋回していますが・・・。

 議事堂の裏にはっいても、まあ、そんなに人通りは・・・と思いきや、左折しようとするや、突然の怒号の嵐・・・。

 その人の波にのまれると、それはそれはスゴイ迫力でした。

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 ぱっと見先週の比ではありません。

 そこで議事堂を時計と反対回りで裏から表へと抜けようとしたら、歩道に、人人人人・・・・!!!!。それも次から次へと、地下鉄の駅からわき出るように、人の流れが次々とです・・・。

 サイクリングは、国会を反時計回りで回るか、それとも内閣府を反時計回りに回るショートコースの、2種類を考えていたので、まずはショートからと、歩道から人々があふれんばかりの車道を一般車と混じって周回をとりました。
 
 車体は、五、六台で連なって、車道を一列で周り二周目に入ろうとして入り口で、岩上氏のネット生放送にちょっとご挨拶して、再度車列に入ろうとして50メートルほど走ったところ、歩道で持ちきれない人の波が、ドドットと車道にあふれ出てきて、一瞬にして前には進めなくなりました。

 併走していたバイク便の方は、何とかかんとかそこから脱出していきましたが、もう自転車では無理でした。

 二周を待たずして、サイクリングは終了。あとは「再稼働犯罪!」という怒号の中に、居ることとなりました。

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 参加の年齢層は・・・、もうすべての年齢層が来ていたといっていいでしょう。そして、外国人の方々も多く見受けられました。なんでだろう?少し考えましょうか?たまには日本人として・・・・?

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 その参加者の年齢層の幅広さのせいかと思いますが、皆さん大変お行儀が良かったですね。大体人混みに自転車を持って立っているなんて、邪魔に違いないはずなんですが、どなたからも文句のもの字も出ませんでした。

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 そして、怒号の中で、一人の赤子がスヤスヤと寝ていました。

 藤原新也の「メメントモリ」でしたか、ネパールの赤子のアップ写真の脇に「子供は黙って人権宣言」という語句が添えられておりましたか。

 将来コイツは、大ものになるだろう、こんな喧噪の中でも寝ていられるんだから。藤原氏と同じ語句をこの写真に添えたい、と店主は思いました。

 このピョコッとした足が、その内、ガッチリと大地を踏みしめられるようになるまで、大人のやるべきことは多く、それは重いはずだ。

 なんて言いながら、来週も多分、議事堂と内閣府の反時計回りサイクリングをするでしょう!

 自転車通勤しておられる方、メッセンジャーの方、単なる自転車好きの方、自転車で一体何ができるだろう?とお考えの方、また来週、官邸サイクリングをいたしませんか?沿道から、思わず歓声の上がるような、走りを!
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ルイガノ盗難 本日官邸サイクリング!




盗難日:2012/06/27夜間~28の朝8時
盗難場所:東京都世田谷区用賀4丁目 自宅
盗難届提出先警察署:東京都世田谷区 玉川警察署
車種:トライアスロン
メーカー:LOUIS-GARNEAU
モデル名:LGS-MER EX
年式:2010
色:白×青
サイズ:515mm
車体番号:RDB-11AK00015
防犯登録番号:神田A―19736
パーツ・仕様:完成車のみの販売で購入後
添付画像とほぼ同じ外観です

お見かけの方は ka73582@gd6.so-net.ne.jp までご一報お願いいたします。

※雨降りませんでしたね、これからは回復基調です。当店6時集合で官邸サイクリングしましょ!広瀬氏からのメッセージ載せておきました!

店内ピストブーム この数週間で三本・・・



 これが、今回新たに入手が可能となった、ピストフレームを完成車に仕上げたものです。

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 車体は、大森研魔の社長の研磨技と、薄い黒の入ったクリアがけ。

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 そう、黒曜石、ヘマタイトの味が出ています。

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 黒を濃くすると、せっかくの大森研魔の技が消えてしまうので、そこは慎重に、薄い黒から厚くかけていく・・・という方法をとりました。

このピストは完全な練習機ですから、見た目だけのおしゃれピストではありません。

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 マジでやるなら、これくらい踏んでも良かろう・・・。

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 練習機ですから、ポジションは厳しく決めていくべきでしょう。10ミリ刻みでご用意できます。

 また、このフレームを使って、スレッドステムのバージョンも作ってみます、近い内、お楽しみニー!

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 チューブラータイヤを付けた、手組みホイール。先日も紹介したかな?そうニップルを赤にするだけで、完組み感が整います。

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 オット!当然後輪も手組み!赤ハブ、黒スポーク、赤ニップルと凝った二輪であった。

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 街道用の練習機ですから、当然ブレーキ・・・いります。ブレーキレバーは、最近のヒット商品!DIXNAのエアロブレーキ。これは絶品!大変性能が良いブレーキレバーです、おすすめ!

 練習機ですから、当然ピストハンドル、これ付けて下ハンもって走ること!

 以上!

 ってなわけで、ロード乗りこそ、固定ギア!と言い続けてきた当店が、ようやく固定ギア車の現物を形にすることができるようになったわけです。

 これからも、今まで以上に、より一層デカイ声を上げて、「ロード乗りこそ、固定乗れ!」を連呼していこうと思います。

 フレームの色、ホイールの好みなど、ほとんどのご希望を叶えていって、十万前後・・・と真剣に考えています。

 もう一度!固定ギアに乗ってみて!乗れば分かるさ、固定の本質機能!


 ※いろんな主張が飛び交っていますが、再度確認です。明日官邸までの往復サイクリングをやります。サイクリングデモという新ジャンルを作る良い機会です。午後六時、当店集合、または途中合流、または・・・、現地集合というのも大いにありですね。10万人越えを目指して、自転車で意思表示に行きましょう、参加者当然募集です!!!

シックリと自分の自転車にするの巻 そして官邸サイクリングだ!



 スッキリと統一感のある一台だとは思いますが・・・、持ち主の方は、どうも・・・しっくり来ていないようです。それも購入してからの数年間、ズーッとそうなんだそうです。

 その違和感のようなものになれることもありますが、この方は数年経っても慣れない、自分の自転車にしたい・・・ということらしいんです。
 
 イメージは、シルバー・・・、銀ですね、これにまずは変更していきたいということです。

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 大胆にホイールを、シルバー系のものに変えてしまいます。

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 ホイールは乗り味が変わる最大の要素でもありますが、見た目もガラリと変えてしまいますね。

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 自転車の横の顔、クランクですが、これもシルバーに。

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 新生ティアグラですね。良いできだと思いますな。

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 ディレーラーも、シルバーに。

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 これも新生ティアグラ、作りも良いし変速効率も上がっていると思います。

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 あと前後ブレーキですが、これも銀系、ただしものも替えてカンチにしてしまいます。

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 このプロマックスのカンチ、効きますよ!

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もちろん前もね!

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 効きのVブレーキに、見た目のカンチですが、このカンチは効きも十分ですね。

 で、今回はここまでで勘弁してやろうというわけで、こんな感じに仕上がりました。

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 見る人が見ないと、なかなかわかりにくい改造かも知れませんが、これでもって、多少でもしっくりいくようでしたら、まずは第1段階突破、ということで良いのではないでしょうか?

 ゆくゆくは、大森研魔の社長の魔の手によって、フレームがあやしくシルバーになる・・・、というような事も起こるかも知れませんが・・・。

 愛着というものは、ただ単に時間によってのみ喚起されるだけではない、続く違和感は何年も残り続けるんだ、ということがわかります。

 まずは乗りたいから、よく分からず購入してみたものの、あとからちょっとなあ・・・ということ、大いにあるかと思います。

 そういうときにはまずは、ご相談から!再塗装から、磨き、ホイール交換、パーツ交換など、まだまだできることは色々ありますので、話だけでも良いので、まずはご連絡ください。

 利用者の視点より、自転車を変えていくことをモットーにしていきます!

 ※あす、当店6時発で、官邸までサイクリングいたします。途中合流、現地合流などなんでもありで、とにかく自転車のって、官邸に行こう!!!ぜ!こちらに熱い方からメッセージありです!必死です!

 フクシマは収束などしていない!収束する技術がそもそもないからだ!水をジャンジャン入れて、あとは拝むしかない、この程度が一度事故が起きたら人類のできる唯一の対応策なんです!

 そんなオトシマエを取る技術のない原発を、いい加減な条件付けだけで再稼働だ?悔やみは死んでから言え!

 明日、官邸サイクリング!行こうぜ!

ついに あの三助二号が 登場か?

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 先日の、田麦山ロードレースでは、稼業を置いて、参加してくれた三助君であったが・・・、最近では線量計を持って、地域周りをサイクリングしている。

 たまにフェイスブックなんかで上げられる数値に、思わず沈黙なんて事もある・・・

 寺を中心に地域を守る住職なんてものは、農家と同じく、地べたに貼り付いて生きていくわけで、光明が見える何かが欲しい、と心から思うのだが・・・。

 この三助君、東京在住のおりにはこうした洗浄を中心に、かなり助けてもらったわけであったが、その分にいなくなったあと、何かと不自由この上ないのだ。

 誰か、三助君の2代目になるやつは出てこないかなあ・・・と思っていたところ、ちょっとその萌芽になるような動きが一つ・・・、起きたのだった。

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 自転車にシャワーを浴びせかける・・・コイツ・・・、子狸じゃありませんか!

 すでに親バカですが、水をかける位置がいい!まさに三助小坊主のそのまた門前の小僧だったわけだったのねえ。

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 後輪から、前輪までちゃんと移動して水吹きかけています、どう考えても三助君の仕事を見て、そのまねをしているに違い有りません。

 周りで、ちょっとこれって「天才小僧系?」と、見ほれていると・・・。ピタリと手を止めて・・・。

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 ニヤリと不敵な笑み、いやな予感・・・。

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 ウワッ!!!やりやがった!!!

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 この野郎!追いかけてきやがる!!!親めがけて、水かけしやがって!この親不孝者!!!

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 まだやめない!

 季節もあってか、これから当店前を通行される方にご迷惑をおかけする予感があります。イタズラしながらも、シャワーのレバーの弾き方を実験して、一番効率よく引けるやり方を探しながらやっているんですねえ、スゴイ学習です。

 そんなわけで、先取りしまして、水をかけられるであろうお方に、最初に謝って起きます、ごめんなさい。

 ヤローは絶対やるよ、この夏の水まき・・・。

 とまあ、世間では「一番可愛いとき」などとちやほやされていますが、最近つくづく思うのは、店主にとっては、この年齢のガキンチョというのは、、扱いが難しいですわ。言葉が通じない・・・、これが大きいかな?

 相変わらず受け売りですが、儒学には六芸というのがあって、人が身につけるべき学術なのだそうだ。

 その中の「御」という芸があります。これは主に馬術を意味するそうなんですが、その本質は言葉の通じぬものにどう対処するか?という術とのこと。

 このことの意味は、非常に重いと思います。動物、植物、幼児、痴呆、外国人、実はすべてこの対象に入るでしょう。意味を拡充すれば、立場の違い・・・なんていうのまで含めるかも知れません。

 店主の人生のテーマは「聞く」であります。その本質的な領域に関わってくる概念でもあります。

 店主に関しては、まさに今がこの「御」の試練の時なんですわ。

 多少の片言は理解する子狸、でもそれ以上にはどうしても達していない、もどかしさ。本当どうしようか?とお手上げになること暫しありです。

 だから子狸と遊ぶなんて事、イタズラの範囲でなら、ケラケラできても、まず店主がすぐに飽きてしまう・・・、そういう意味で同次元なんだなあ・・・。

 その点義理の母なんざ、天才的に長時間子狸と遊んでくれるんだよね・・・。

 どうも、脇から盗み見てみると、子供を待っていてはダメで、かなり自分の方から仕掛けている様子、その仕掛けが、子供の衝動をまた喚起して、それに対してまた仕掛けてと、両者のうねりのようなものがありますな。

 まあ、今の未熟な店主には、これは無理。その内中学生でもなって、思春期で難しくなったり、進路で悩む二十歳前後になってくると、得意の領域になるはずなんだが・・・、途中からホイ!と意味をかすめ取る教師と、文脈として人生をつきあってきた親とではそれはまた、勝手が違うんだろうなあ・・・ともう、どうにでもなれ!とばかりに今から達観しています。

 まだ二十歳を過ぎたばかりの三助が、線量計を持って、地域サイクリングしている。医者が患者の脈を取るように、故郷の地べた這いながらの必死の観察だ。本当泣けるよな。

 その門前の小僧のそのまた小僧が、まだ何も知らずに、イタズラ学習中。

 そして、知ってしまった大人が、なすべきことは?

 核燃料(焼け石)に水かもしれないが、金曜サイクリングしましょう、官邸まで・・・。

取り付け その奥深さ



最近の電動は、スリムになったのもありますね。当店への出入りも相変わらず多いです。

当店としては、中までバラしにくいこうしたものについては、直接取り扱ってはいませんが、お持ち込みいただいて、これにあれこれつけるという、ご依頼をいただきます。

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 この台座に、持ち込みのカゴを付けて欲しいということで・・・、多少というかだいぶ癖がありましたが、まあ何とか・・・。

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 デザインがやはり独特ですね、無垢のまま財布なんて入れたら、確実に落とします。普通に付いているように見えるでしょ?しかし、アチコチに細工が施されています。

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 よく分からないと思いますが、特殊な金具が流用されています。

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 ここも・・・。同じ黒の金具なんで、さいしょからシックリ付いているように見えると思いますが、実は苦労のカタマリです。

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 余計わかりにくいですね・・・。台座とカゴのもたれ角度が違うので、その間を別の金具で埋めているんです、これ流用品。

 それで、何とか無事付いているというのがこのカゴなんですね。

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 サラの後輪の上に、泥よけと荷台を付けるということに。

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 しゃれた板状の泥よけです。これを既設の土台を利用して、取り付けていきます。切ったり、曲げたり、加工して、穴あけ、長さ調整など、面倒です、大変手間がかかります。
 
 その上に、二大ですが、これだって純正品ではありませんから、6種類以上ある荷台の形状から、最も最適なものを選んで、これまた、工夫して固定していくんです。

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 これについては手前のダボよりも、ピラーのクランプのところが角度的に見ても、良いようですね。

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 サドルを頑丈で、安定感のあるタイプのものに変更です。

 これゆくゆくは、子のせが付くのかしら?

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 とまあ、こんな感じなんですが、これが憎たらしいくらい、最初からこんな装備でしたよ、というような顔しています。

 カゴ付けるだけでしょ?荷台つけるでじゃないですか?

 これでもう何度目になるかな?でもね、星の数ほど有るような自転車に、星の数ほど有るようなこうした装備類をつけるのっていうのは、とても大変なことなんですよ!その場の、現物合わせ・・・、これが何よりも大変で、うまくできれば面白い仕事でもあるんです。

 こういう作業から比べれば、しかるべきフレームに最新コンポのみを載せて、レーサー組むのなんて、簡単なものです。

 一番面倒で、手間がかかって、面白くもあって、地味な作業・・・、これがカゴ付け、荷台付け・・・というものでしょう。

 周りで相当断れれているでしょ?この自転車にこのカゴはつきません!なんてこと。

 できるできないは、まさに現物合わせ、まずは取り組もうと努力しますので、何なりとご相談ください!





変態君の 面倒見ます!



 変態自転車のコレクターといえば、故郷の魚沼にこの5月帰郷した、美容師のM下くん。彼には確実に、変態自転車の神様が憑いていた、とおもいますな。

 正確には、自転車の貧乏神が元々憑いていたと思います。ボロ自転車に関しては、どうしてか?彼のもとに集まって来てしまうんですね。どいつもこいつも、ちょっと手をかければ、走れるようになるものばかり。とても、捨ててやれ!と思う一歩手前の状態で来るものだから、何とか走れるようにして・・・、それもまあ、決行勉強になったものでありましたが・・・。

 その自転車貧乏神様の格が上がったのか?こんどは変態自転車の神様が憑いてきた。

 ヘエ、こんなことやっても自転車っていうのは安全に走れるのね・・・・と思うことが多かったです。

 まあ、実際に実現してきたのは彼の高校の先輩(谷高!=小千谷高校)、当店のポキさんの発想と技術も大いに尽力してきたはずです。そんなわけで、変態自転車の神様は、本当は当店周囲に鎮座されているのかも知れませんね?

 そんな時やってきたわけです。変態自転車の神様が「連れてきてやったよ~」とばかりに。

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 カンチブレーキ・・・これはまあ、当たり前ですね。

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 ヘッドまわりにサスが入っています。ということは、シクロクロス系のそれです。

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 カーボンクランクが付いています、まあ別に付いていて悪くはありません。

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 XTのリアディレーラー。まあ、荒れ地系自転車ですから、マウンテン系コンポが付いていても、問題ないわけですが・・・。

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 な、なんでお前がここに・・・。74系のデュラエース。コイツはえり好みが激しくて、基本74系のリアディレーラーしか受け付けないはず・・・。

 んで、もう片方が・・・。

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 ん、んん?目を疑った方、いらっしゃると思います。

 カンパレコード・・・。片方がデュラエース、シマノの最高峰コンポです。そしてもう片方がカンパレコードのレルゴパワー・・・、当然当時のカンパの最高峰コンポです。

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 二大コンポメーカー、最高峰が左右についている・・・。これ組んだ人のもくろみが読めません。たまたま、落車か何かによって、片方ずつが壊れたので、合わせてポン!なんですかね?

 これみて、ランス・アームストロングの山岳コース車、片方STI、もう片方エアロブレーキというアンバランスな組み合わせを思い出した人、いるんじゃないかな?

 にしても・・・。まあ、デュラとXTとの相性を合わせれば、基本難しくはない組み合わせなんですが・・・。

 しかし、よくもまあ、やったわな・・・。

 ガッタガタの状態できたこの車体ですが、ワイヤー、チェーン、タイヤ、バーテープ交換などして、調整して、それがまた走りやすくなるんだなあ・・・。

 まあ、見た目よりもずっと内容はおとなしいので、調整は・・・まあそこそこできるんですね。他の自転車屋はやりたがらないでしょうが。

 通常、当店周りで鎮座している変態自転車の神様が、たまに散歩に行ったときに当たった・・・そんな一台ですね。

 何かプロショップに持っていくのはずかしいなあ・・・、というような自転車っていっぱいあると思うんですよ、それだけの理由で、物置に放置されているヤツとか・・・。もう、過去は問いません!とにかく、乗ってみたい!の気持ちが大切なんです!

 恥ずかしがらずにお持ちください、変態自転車の神様が塀の上からのぞいては、ムフフ「きよったな」とほほえむだけです・・・、ムフフ。

ロバのような コラボの予感です



 いわゆる小径車をこえていますね。もうほとんど荷物を運ぶワゴンのキャスターです。それにデカイギアを付けた折りたたみ自転車なんですが・・・、注目先は、やはりここです!

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 単なる小さい鉄フレームに、革で作られた製品がアチコチに施されており、その暖かみから、何か小型のロバなんかを想像してしまいますな。

 これらすべて手作り・・・。職人技です!
 といっても、いわゆるプロではないのですが、美的センスを売り物にする仕事のかたわら、チョチョイと作っているというのですから、これはもう玄人はだし、といってもいいでしょう。

 または、プロが一番怖がるタイプの最強のアマチュアといってもいいかしら?

 型紙から興して、革を裁断して縫って、加工してと、すべて一人でやってしまいます。

 当然家はちょっとした工房・・・というか立派な工房でしょう。

 しかも、当店からやたらと近いところにあるなんて・・・、もう最高です!

 って、何が?最高か?ですが。

 実は店主、長年、革と自転車のコラボを考えていたんです。自転車のクロモリという鉄という素材、メタリックな冷たさを持つ素材ですが、それとのコントラストとしての、暖かみのある革という素材とのコラボです。

 まだイメージの段階ですが、店主としては、大森研魔の社長の仕事とぶつけたいなあ・・・と思っています。

 日本刀のように磨き上げたフレームのパイプと、革をどう組み合わせていくか?

 ツーリングほどの荷物ではなく、かつ普段使いより以上の使い勝手のある、その中間のような距離と志向で走る、大人の一台なんですが・・・。

 革を要所で使い、鉄との冷暖のコントラストを出して、シックにかつ大胆に大人を意識した、ワンオフの一台です。

 本当ムフフですね。こういう事を考えているときが一番楽しいですわ。

 もう自転車を自転車業会だけで作っていくのはもったいないッス!そして面白うないです、この様ですから・・・。

 より広い範囲の、開かれた隣接分野の方々とコラボして作っていく、そういう選択肢があってもいい、絶対にいい!

 まずは、そうそうに、自転車使いに使える、このものの革製品の試作をしていただきます。来週辺り・・・、どんなのができてくるかなあ?

 徐々に、徐々に、作品を形に向けてイメージを具体化していきましょう!

 車種・・・スポル・・・、スキンサイドタイヤ・・・、大人のための・・・、シックで有りつつ・・・・。

 本当楽しいわ!!!

毎週金曜は 官邸サイクリング 決行だ!



 かつて、ナイトペダルなんてしゃれた、夜遊びサイクリングイベントを引っ張っていたこともありましたが、軌道に乗ったこともあって、徐々にその活動から足を引いていきました。

 これからは、それに代わって、「金曜夜の官邸サイクリング」を実施します!

 サイクリングですから、国会議事堂を周回しましょうか?黄色いリボンなんかを賛同車に付けて、マイヨジョーヌなんか身につけたりして、口には笛でもくわえて、官邸周辺に近づいたとき、スピードを上げて、ピーッと!他の参加者に元気を注入!

 それが十台、百台、千台と増えていったら、何のかんのと動きのない、デモンストレーションにテンポを与えるんじゃないかな?なんて思っちゃいました。

 自転車通勤の人なんかは、仕事帰りそのまま寄れますしね。

 活断層の上に、検討課題の工程表だけで、しかもド素人の四人の文系閣僚の判断で再稼働だと?おとといおいでくださいです。

 もうさすがにトサカに来ました!

 トサカに来たら、逆手にとって、イベントです!毎週金曜は官邸サイクリング!

 来週より決行だ!

チューブラー・・・ブームなの?



 黒のスポークに、ハブとニップルが同色だなんて、完組みだなあ。

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 でも、手組みなんですねえ。ニップルの色指定というのはなかなかないんですが、今回お受けして、やってみたら、思った以上に完組みチックに・・・。

 ちょっとこれからこの手の幅を広げても良いかもしれませんね。

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 しかもこのリム、何とチューブラーなんですねえ・・・。

 ここ数週間、何か当店回りでのチューブラーブームが来ています。

 こいつも・・・。DSCF4972_convert_20120622145256.jpg

 当店発のカーボンホイール!
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 コイツも決戦意識しているので、チューブラーです。リムの返しがないぶん軽量化できますしね。そして、一定以上の値段のチューブラータイヤって・・・やっぱり高性能だと思いますな。

 もし万が一、店主が草レース参戦なんて事になったら、やっぱりケッパはチューブラー使うでしょうな。

 レース前日、トレーニング万全状態で、タイヤ貼りというのは、決闘前に刀を研いでいるのと同じような心境かな・・・なんて思いました。

 もちろん刀の研ぎは、専門職で人間国宝がいるくらいの職能ですから、剣豪が自らやるはずはありませんが・・・。

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58ミリハイトのリム、軽いです。
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 カンパのフリーハブです。TNIのハブは、シマノ・カンパの変更が可能です!

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 この穴の形状から、スリットが入っているのが分かりますが、これはエアロスポーク可能ということを意味しています。エアロスポークといえば、手組み全盛の頃には、ホシなども用意していましたね。

 完組み全盛になると、ほぼ絶滅。ただ一社だけがんばっているところありなんですな。こんなの使って、色ニップルなんか混ぜると、完組みライクな手組みもできますよ。

 このカーボンホイールが手組みで片手以内。今完組みの決戦用ワッパは、飛び出るほど高額ですから・・・。やる気の学生なんかにも良いかもしれません。

 もし万が一スポークに何かがあっても、20分で直せる可能性あり、というのもレース機材としては大切です!

 手組みホイールに、チューブラータイヤばやり・・・。今当店の回りで何かが起きているのかも知れませんね!


 ※最近あまりほざかなくなっていますが、さすがに頭に来ました!なんだあの再稼働ってーのは・・・・???当店でご協力いただいた都民投票ですが、否決。それはそれで仕方ないとしても、この御仁のこの態度、なめてんのか?

 そんなわけで、ほざき再開です!またガンガン、デモ情報流します!そういうわけで、今夜、国会脇の首相官邸まで夜サイクリングするよ!!!

当店の逆行?フラット化???

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 色々あって、数々の改造の中で、ドロップ化というのは主に当店がおすすめしている改造です。理由は・・・色々ありますが、単純に店主が好きだから・・・ということで、今回はいいかと。

 ですから、手当たり次第、特にクロスバイク系のものをつかまえては、ドロップ化・・・というわけではありませんが、こういう場であまりにほざくものですから、共感していただいた方の、フラットバーをドロップ化してきたわけですが、今回はその逆の道を歩むことになります。

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 鉄フレームに、105コンポ。そのまま乗っていても十分ですが・・・、これをフラット化していきます。

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 アア・・・、フラットバー。シフトは?

こいつを・・・、

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 利用して、こんなものを付けました。

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 十速ですので、デュラでしめる。Wレバーで、クラシカルにもどします。

 これで完了・・・。フラットバーになってしまいました。

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 ヒゲ剃られたオヤジのように、若年に見えて、ちょっとナヨっとしているように見えるのは、どうせ店主だけでしょう。

 これはこれで、コイツの流儀での走りはすると思います、なにやっても味のある自転車ですから。

 そんなこんなで、Wレバーですから、簡単にドロップに戻すこともできますヨー、と狸の最後っぺでも、記しておきましょうか。

 まあ、たまにはこんなこともしないと、お客様あっての当店ですから・・・。ありがとうございます。

台風一過 めくれたシート 改築予定



 この4月の台風なみの嵐で、ボロボロになったテントに張ったブルーシート。

 昨夜の風雨で、やはり・・・

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 この通り。まあ、夜中の点検ですでに外れていたので、そのまんまにしておいたんですが。

 時に恐怖感を煽られるような強風がありましたね。野中の一軒家、まわりに建物が隣接していない当店は、風の圧力が壁を通して伝わってくるんですねえ。すさまじい。

 ただ面白いのが、落ち着いて十分ほど観察してみると、直接目に見えない風の流れが見えてきますね。

 風といえば・・・、見えない風を察知して動くのがレーサーでした。人力ですので、風の抵抗というのは、極力減らしたい。

 道ばたの草の頭、木の枝や葉っぱを見ては、風を見ようとしていた頃があったっけなあ・・・。

 タンカンで組んだ安普請の外回り。こういう台風の際には、むしろ窓を開けたり、天幕ズラしたりと、風の逃げ道を作った方が良いのかな?

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 元々のテント部分はもうボロボロです。

 さて、今元気な建築士の方に、タンカン作業場の構想を練ってもらっています。

 パイプと木枠や波板で店正面の玄関から、ぐるりと裏までズーッと囲う、という構想。ところによっては、2階建て。ちょっとした倉庫ですかね。

 そうなると作業の大半は裏でやることになります。固定式万力、三台、地面から生えている。

 何のかんのと自転車イジリをご希望する方々を呼び込めるようにするには、場所は必要です。

 横倒れしているフェンスを下地に、床にはコンクリ流して。

 棚を作りますが、ものはチューブ類でしっかり固定。地震で落ちてきたらイタイですから。

 場を確保して、志を同じうする人と分ける。

 現金にはめっぽう弱い、当店。本気でやる気がある人が、作りたい自転車を当作業場にて、作って発表してみる。受けたら山分け、ダメなら作り直し・・・。

 将来的には、それぞれが創意を発揮して、ここ起点にいろんな自転車が誕生していくことを願っています。

 まずはその前に・・・、前線の雨に対応するために、ブルーシートを張り直さないと・・・。ちょこっと濡れた自転車達を掃除しないとね。ああ、三助がいれば・・・。んん?今月来るか?

 設計内容が届いたら、頃合い見計らって着工です!一週間くらいかかるかな?その際には、腕に覚えのある方、募集しますんで、お願いします!

あるのは用途とサイズのみ



 なんともへんてこな自転車に見えるかも知れません。パッと見、これは子供自転車です。そう、車体はいわゆる子供自転車から借りてきました。

 でも150センチに満たない人って、むしろ大人用自転車などにこだわらなくて、サイズを中心に考えていったら、こうした小径車はばっちりあったりするものです。

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 20インチのれっきとした小径車ですが、いわゆるマニアの小径車ではありません。あくまでも、子供を想定して作られたフレームを利用しているだけです。

 子供用自転車とか大人用とかで分けるのではなく、あくまでも利用者の体のサイズを中心に自転車選びができれば、これは最高だな、と思うわけです。

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 このデカイカゴを見れば、買い物を任されているか?それとも荷物の多い部活に参加しているか?どれかでしょう。

 今回のこれは前者、買い物中心に考えた場合の選択です。デカイネコがいるので、それこそセメント袋なみのカリカリを購入する必要があるそうです・・・。

 あとは趣味の問題で、色なんかを合わせたり。
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 オレンジグリップ!

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 オレンジサドル。

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 ここになぜかツーポイントでグリーンが入っています。

 この自転車の利点は何か?というと体の小さい人でも、自転車に覆い被さるように乗ることができます。ちょっとした前傾が取れるんですね。これだけでもハンドルが引けるので上半身の力を有効に使うことができます。

 小さい体の人が無理に大人用自転車に乗っても、体がサドルに沈んで、上に手を伸ばしてハンドル操作している状態など良く伺いますが、電動自転車ならいざ知らず、通常の自転車をそれで乗っていたら、さぞかし登坂はつらかろうと思います。

 股の表の筋肉だけを使いますから、あれは疲れます。そもそもその大腿四頭筋というのは、瞬時の強い力を出すには適していますが、自転車のように持久力を要求される際には、ココゾ!というときまで取っておかないといけないんです。

 むしろ肩から背中、尻、股裏の筋肉を連動させて効率よく使えるようになると、距離がドーンと乗れるようになる。

 この自転車もちょっとそうしたことを意識して組んでみたわけです。

 スポーツ自転車に乗り慣れている体で、いわゆるママチャリや実用車を乗ると、これりゃ、長距離は無理だわ・・・と思います。体の一部の筋肉しか使っていないので、疲れますよ、これは・・・。

 というわけで、体も用途も個人それぞれのワンオフもの、一人につき一台!をめざして、当店は台風の中を歩みます!

  だんだん風雨が強くなってきましたね。明日の台風一過を楽しみに、今日は皆さん油断せずに行きましょう!

ノーパンクタイヤ 通勤にはおすすめか?



 これはタイヤです。あたりまえか・・・。

 ただチューブを入れるタイヤではありません。といってもチューブラーでもない。ある意味三輪車などのタイヤと同じ形式のものです。

 発泡系の高分子出てきているようで、ある程度軽いです。

 装着は、ほぼすべてのWOリムに可能です。

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 このピンのようなものをタイヤの裏側についている、穴に装着していきます。

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 こんな具合に、これがタイヤ一周に三十から四十ほどあります。これをホイールにリムのエッジにひっかけるという形を取ります。ですから、一回はめたら、ほとんど取れません。かなりコーナーを攻めても、外れることはないでしょう。

 あとは、グリップの具合や、どのくらい持つか?ということかと思います。

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 店主の荷物車に付けてみました。少しモニターをかねて、使ってみます。

 通勤に自転車使っている人にとって、パンクというのは、ちょっと避けたい事故ですね。社会人たるもの、パンクしたことを理由に遅刻は許されませんから。

 十分以内にチューブ交換などできれば、問題ありませんが、パンクはないに越したことはありません。

 というわけで、この手のノーパンクタイヤの走行性能などが確立されれば、これはちょっとしたブレイクになるかも知れません。

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 かなり挑発的なパッケージ、空気に依存していないからこそできる芸当です。

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 この夏、オーストラリア縦断を計画中の石井君。彼のツーリングタイヤにも実験かねて、使っていただくことになりました。

 使用後、どのような状態になるか?お返しして分析する。主観的な乗り心地や、トラブルの有無など、いいデータ収集になるでしょう。すでに装着済みで、国内を走ってもらっています。

 こんなタイヤも良ければ、取り扱いしようかな?と検討中です。

詳しくはこちらから、確認してください。様々なタイヤサイズの用意があって、また色の種類もすごくて、もしかして・・・という逸品です。

 お問い合わせなど、お待ちしています。

クロスバイクのドロップ化 やりますよ!



 クロスバイクの開発目的のようなものは、理解ですますし、それが故に売れに売れているのかと思いますが・・・。

 まあ、いいです。

 中には乗っていきながら、これをドロップ化したいという方は確実にいらっしゃいますね。

 ちょっとしたロードコンポで組み直すと、ポジションの影響もかなりあって、相当の乗り心地の違いが出てきますんで、それはそれなりに、楽しめるものかと思います。

 今回もロードコンポの105で、ドロップ化というご要望です。

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 2300というコンポが、ブレーキ以外、105に変更されます。

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 トリプルですが、ロードコンポです!

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 リアディレーラーから、スプロケなども総取っ替えとなります。

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 当然、チェーンやワイヤー類も変わったので、乗り心地は、絶好調でしょう。

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 操作性を重視するフラットバー。確かにダートの下りなんかでは効力を発揮しますが、基本街道使いですから、そこまでフラットバーである必然性はありません。

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 ドロップハンドルに、ブレーキとシフトが一体化しているSTIという変速装置が付いているので、その辺はほぼ完璧というカンジですね。

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 ステム回りをもう少し調整すると、みがえりロードのようになります。走りもそれなりにカチッと締まって来そうです。

 クロスバイクに乗り飽きたら、今度はフラットバーをドロップ系にかえて走ってみるのはいかがでしょうか?ロードを新しく買うのは、やはりちょっと大変という場合には、回りを見渡して、クロス系のバイクかつては乗っていたものの、今は軒裏でボロボロ状態になっていたら、再生しましょう!

 そのための色々なアイダアあり!

 フラットバークロスのドロップ化、これからもジャンジャンやっていこうかと思います!


久々の黒トラ 当店発 練習機ピストほぼ確立!



 かつては定番に近かった黒トラです。といっても、かつての黒トラとは、だいぶ中身が異なっています。

 ただ、完成車として、ピストを出せる、ロードの練習機として出せるというのは、実はうれしい限りです。

 今回試乗もかねて作ってみましたが、結構厳しい走りをしてくれます。グイッと進む遺伝子を持っていますね。

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 タイヤと、シートチューブの距離、小指は入りません。攻めていますね。

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 金リムによる手組みホイール。30ミリのディープです。

 そして、フォークはカーボンです。おごっています。

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 このクランクも、今回初です。作りも、見栄えも上々ではないでしょうか?

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 ノバッテックのシールドのハブで組まれているホイール。もちろん手組み!

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 練習機なので、アヘッドのママ!ただ、鉄フォークにすれば、スレッド化も可能です。オプションですね。

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 練習機ですから、ピストハンドルです。しっかり走れよ!

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 で、ディズナの名作です。このエアロブレーキは大変優れています!握りやすいし、制動にはしっかり効くし、とにかく優れものです。

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 練習機ですから、もちろんですが、ブレーキは前後装着。
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 しっかり走りますぞ!

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 久々の黒トラ!固定ギアのマイナーブームを画策する当店からの、再提案です。

 ロード乗りの皆様、固定ギアですよ!

 ヒヒヒヒ、しつこいなあ~


一体何屋だ?色々募集します!



 何か随分と質量のある食卓であります。毎日がこんな豪華な?なんて訳ありません。

 というと、あの男の置きみやげ?そう、29の会=肉の会?

 そういえば、三助君が出入りしていた時は、この肉の会はすさまじかった・・・。若い走り屋などがゴッソリ来るものだから、食う量が半端ではなかった。ブタのハツ、人間の心臓よりも1.4倍くらいあるのを4、5個さばいて、ハツのニンニク炒め。

 呆れるのは、豚足の量・・・。どんなデカイブタでも4本しか取れない豚足、これを何頭分だろう?およそ羽根枕の半分量、こいつを茹でて、バーナーであぶって毛を焼いて、半分に割って、それまた半分に割って、再度茹でて、最終の毛焼き・・・。

 ここまでが下準備なんですから・・・、ここからが塩・昆布煮、醤油煮、黒酢煮、とコトコトやっていくんだったわ。当然前日からの用意。

 それが、ウメー、ウメーとあって間になくなるのは、気持ちいいと同時に、もっとゆっくり食えよ・・・・とも言いたくなる、旺盛さ。

 連日ならぬ連月のこの肉の会によって、店主のメニューが極端に肉寄りになってきたことは、ちょっとは修正の必要も出てきたためもあり、当然三助君も居なくなったということで、肉連発は多少その勢いを落としてきたはずだったが、今回はまた、肉の三品と、かなりヘビーな運びとなった。

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 ブタのホホ肉でつくった、まあシチューですな。ブタのホホ肉やすね肉って、あまり売られていませんが、コイツらを使って、平気な顔して、牛すね・・・なんていっても暫くはばれないでしょう。

 もちろん缶詰のドミグラスソースなんてーもんは一滴も使っていません。ひたすらソフリットと赤ワインでコツコツと・・・。

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 ヨーグルトとフライドオニオンによるチキンカレー・・・。このフライドオニオンというのがまだ分析できていない何か魔力を持っています。他分野への応用可能性は実に深い。

 ただ、このカレーの副産物として、大量のタマネギ油が生産できます。

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 今回のメインといいますか、ブタビンダールです。酢と甘みと辛みの三拍子。酷暑の夏、ほとんど食欲のない体に、舌先一発、胃を開かせる一品なんですね。辛みと酸味が大量の唾液を誘発して、御飯共々、ガバガバ食えてしまう・・・。

 今回はその酢にあたるものをモルトビネガーでやってみました。前日からのマリネ、早朝からの仕込み、というわけです。

 今度は、黒酢、山椒、ラー油など、中国系の食材を意識して作ってみようかなあ・・・。

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 ホッとするのがゴーヤサラダ。文字通り箸休め・・・ですわ。

 そういえば、三年ほど前でしたっけ?当店から遙か遠い、北区の「北の閑古鳥」・・・もとい!「北のハチドリ」という店を週一借りて、「バーカナコ」というのをやっていたのを思い出しますが、今回はそれではありません。

 肉の会でもなく、飲食開業でもなく、その実態は・・・?
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 パラボラアンテナ!衛星放送の生実況なのであった!

 なんてウソ。パラボラアンテナに見えるのはレフ板というやつで、写真撮影みたいですね。

 まあなんていいますか、とある某有名雑誌(ホントかよ!)の・・・。

 店主も自転車以外、調理系でようやくの雑誌デビューですわ!

 そんなことやって思うわけですよ、一体何屋なんだって?

 そこで募集しようかと思います。民家系、隠れ家系の飲食店開店へのアイデア・スタッフ等募集って。

 区内に古民家のような、懐かしいモロ昭和的な物件ってないかな?

 もちろん店主はそこに専従なんてできませんから、共同設営(経営とは書きたくないのだ)という形で。数人で共同でやりながら、なんとか食えていけばよし。

 一定の共同の中で価値観と情報と銭を回していく、仕入れに関しても、またおなじ、そこで新たに繋がっていけると面白いでしょうな。

 少し前に今の店の裏側を改造して、自転車カフェなんてやろうかなあ・・・という話もなくはありませんでした。ただ、今は出入りする方々の作業場の確保なんていうこともあって、少なくとも狸サイクル内では自転車業専業という形でシフトしています。

 今設計していただいております。その内、また秘密基地のような形の改造店舗が仕上がっていくと思います、それはそれで楽しみにしていてください!

 で、飲食についてですが、ちょっとこれ、店主マジです。多少時間がかかっても、民家系・隠れ家系やっていきたいと思いますので、本当色々募集です!

 新たな拠点の確保!

 焦らず、一歩ずつです、歩み開始宣言です!よろしく!

事故車も できる限り直します

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 みたことあるなあ、と思っていたら、そう、かつて海外から送られてきたもので、当店で再組み付けしたものでした。

 で、どうしたの?というと。

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 ここ、フォークが後に反って、立っていませんか?

 ドミフォンでない限り、通常フォークは象牙のように前にしなるように曲がっているはずです。これは元々ストレートフォークだからしなってはいませんが、何かストレートよりも後ろに曲がっているように見えます。

 何かに正面衝突したんでしょうか?

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 これでもう決定的、車輪のセンターが出ていません。

 こうしたフォークを矯正するのはもう、メカニックの仕事ではありません、ビルダーの仕事です。

 フォークのエンド修正ぐらいはできます。ただ、フォークは三角に見えても基本四角なので、下だけ合わせても、方の部分がひん曲がっていたら、もうどうしようもありません。

 そこで、メカとしてはどうするか?フォーク交換でしょう。

 前ブレーキが、ディスクだから、ディスク台座のついた、1 1/8のコラムを持つフォークを探せばいいわけですが、それが大変なんですわ。

 かつてはフレームとフォークは別々で、それぞれ組み合わせが取れたんですが・・・。最近ではフレーム・フォークの一体設計として捉えているのか、フレーム単体、フォーク単体という形では売られにくくなっています。

 本当最近ではフォーク単体というのが難しくなりました。

 が、探せば、やはり見つかるものですね。

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 色は違いますが、ガチのストレートフォークです。精度も良いです。フレームをさしおいて、フォークが車体を先導するイメージとなるでしょう。

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 しっかりセンターも出ていますね。一件落着です。

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 心なしかぎゅっと締まったような印象を受けます。

 乗ってみると、やはりフォーク主導型のフレームに変わったように思えました。これで、今まで以上に走るようになるんじゃないかと思いますわ。

 ある種面白いのは、前輪に大きな狂いがなかったということ。すべて衝突の衝撃はフォークが吸収したということなんでしょう。

 ホイールとフォーク、どっちがつぶれた方がよかったか?今回は優秀なフォークが来たので、やはりフォークでよかったかも知れません。

 まあ、どちらかというと癖のある自転車ですが、フォーク一本でねえ・・・、やはりフォークは大切ですね。

 よその自転車屋に持って行ったら、確実に廃車に持って行かれるものでも、なんとかできそうなものは何とかします!

 ご相談だけでも、おかけください!

 走れる要素があれば、一台でも多く自転車を街道に戻す、この方針でやっていきます!

お騒がせいたしましたが 見つかりました!



 この一番右の、タケ坊。典型的な自転車少年です。人の目を見て話さない、うつむき加減で、マニアックなパーツどうしの組み合わせを聞いてきます・・・、そんなの分かるかよ、やってみろよ・・・。

 くず鉄の山から何やら探し出して、「これ使っていいっスか?」。当店に来たら、一日遊んでいける技能を持つ少年なのである。

 コヤツ先日、盗難車のことでお騒がせいたしました、写真なしで、プジョーのマウンテンにまたマニアックなパーツを組み合わせていたヤツなんですが、これが、ありがたいことに、見つかった・・・というんです。

 「ああ、あの・・・、自転車見つかりました・・・。」という、素っ気ない電話。「オオ!それはよかったね」というと、間髪入れずに「あの、二つ質問が・・・」とこれまがた、組み合わせに関しての電話。

 ヤツの中ではとっくに盗難は終わっていて、別の一台についての企画が始まっているようでした。

 自転車少年の彼。彼が自転車好きなことは、確実です。ただそれって、ものとしての自転車か?というと、ちょっと違うのかも知れませんね。

 確かにねえ、プジョーを盗まれたとき、連絡してきたときの声は沈んでいました・・・。愛着のあった自転車だったんだろうなあ・・・と思います。ただその愛着ってどこにかかっていたんでしょうか?

 もちろん自転車にでしょ?と通常思いますよね。ただ、それはものとしての自転車なのかな?とも思うんです。

 うまく表現できませんが、プラモデル少年の例というのか、作って、色ぬって完璧に仕上げると、ヤッターとばかり喜ぶことは喜ぶんですが、これがまた結構人に気前よくあげてしまうなんて事もある。作ることが面白いのであって、できたものには興味はなくなる、という例。

 ちょっとこんなことかも知れません。自転車はその後乗る、という目的があるので多少のちがいはありますが・・・。

 タケ坊は今自転車に愛着をかけて、手塩にかけて作って、維持していくことに一番心血を注いでいるんじゃないか?ものとしての自転車ではなく、こととしての自転車にはまりこんでいる・・・。

 このことは決して軽くはないよねえ。ものとしてのものというものは、必ず滅びるわけです。壊れたり、盗まれたり、なくなったりと。

 でも、こととしての自転車っていうのは、タケ坊の中に残るんです。ものになる前の形ととして、タケ坊に残る。

 このことの意味は、大いにありだと思うんですよ。というのは、これからはものと人との関係は非常に大切になるはずです。

 大量生産とその消費、使い捨て文化っていうのは、もう野暮な状況に入りつつありますな。
 
 となると、ものとの愛着のある関係ということが浮上してきます、作り直すこと、カスタムすること、形をかえて使い続けること、受け継いで使うこと、引き渡して使わせることなどです。これには、技と技に裏打ちされた発想というものがとても大切になってきます、とてもスリリングです。

 ただ、愛着の度が過ぎると、ものその「もの」への異常な執着、呪物信仰(フェティシズム)にまで行きかねません。

 ものは壊れて、いずれはなくなっていくものですヨー、という諦めも、根底には必要でしょう。

 この愛着と諦めの間には、とても豊かな世界があるはずです、このタケ坊が体現しているように。

 ご心配いただきました方々には、感謝します。今回は自転車の神様が、しょうがねえなあ・・・と動いてくれたようです。出てきてよかったな。

 本当にお騒がせいたしました!

マイナーブームの兆しが来たよ!やっぱり固定でしょ!



 ピストブームというのは、もうとうの昔に退いてしまって、残ったのは自転車の選択肢として地位といってもいいでしょうか。

 今後、もうあるタイプ以上の自転車屋からピスト車、固定ギア車が消えることはない・・・のではないかと思います。選択肢としての地位を確立する、というだけでも大したものだと思います。

 で、当店としては、それにちょっとというか、だいぶ偏見に近い持論を乗っけて、トレーニング車、練習機としての固定ギアというものを奨励しているわけであります。もっとロード乗りよ!固定に乗ったらいいのに!というわけで。

 ただ、ここしばらく、これぞ!というピスト車体の屋台骨になるフレームに出会っていなかったという不幸もありまして、ある意味口だけでの奨励にとどまっていたわけでした。

 そんなこんなで、頼りになるようなピストフレームをアチコチに首をつっこみながら、探していたわけですが、ここに、まあ、これでいいかも!レベルのフレームが見つかったので、徐々にまた実車のご提供ができるようになってきそうなわけです。

 ここでいう、「これでいいかも!」というのはあくまでも練習機レベルの水準を基準にしているわけですので、そんなにストイックに走らんでも、自分の足として、ちゃんと走ってくればいい、という方には、まったく問題はない代物です。

 元色は・・・三色らしいのですが、今回はnakagawaピンクに近い色を吹き付けました。

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 RDメッセンジャーなんて、久しぶりのクランクを持ち出して、取り付け。

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 リムを金で、タイヤを白で・・・というお好みの指定。ハイ、やりましょう!

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 もちろん前後ホイールとも、手組み。ハブはスモールトラックハブです。

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 ググット近寄ってみると、フォークはカーボンなんですよ!このもとフレームにくっついたフォークがどうも気に入らなくて、練習機候補ということもあって、ちょっとおごって、カーボンフォークです!

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 気になるヘッド回り形式は、デフォルトではアヘッドタイプです。

 ただし!鉄フォークに替えることによって、スレッド化も可能です。次回そんな一台も作ってみようかと思いますね。

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 まずはフリーで、車体に慣れましょう、というわけです。その対岸にはしっかり固定ギアが鎮座しています。車体になれたら、固定もネ!というわけです。

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 サドルは古典的なコンコール形状のもの。似合うなあ・・・。

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 ハンドルはライザー・・・。お好みを乗せています。もちろん、ドロップへの変更もチョチョイのチョイですよ。

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 元は、トリック系を想定しているんでしょうか?ヘッドチューブ付近に補強が入っています。これがモガキなどで吉と出るか凶と出るか?

 今後の評判等も気になるところです。

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 イヤー、久々に当店発の、「オリジナル」のピストバイクですわ。

 練習機が基本とはいえ、こうした色づかいやハンドル回りなんかも、色々やっていこうかと思います。

 十万を基準に、手堅い固定車を今後とも組み付けていこうかと考えています。

 本フレームのインプレなんかも、徐々に出していきながら、地道でバンカラな固定ブームを画策していこうと思っています!

マウンテンの変体 シングル化という手



 又やってしまいました・・・、改造前を撮るのを忘れました。

 イヤ、確か撮った記憶はあるんだけどなあ、どこへ行ったかです・・・。といっても現像した写真がどこかへ迷い込んだはずではないので、ファイル内にあるのかな?

 トレックのマウンテンバイクでした。もちろんフラットバーですよ。

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 ドロップハンドルにエアロブレーキを付けました。

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 なで肩のカンジなんて、ロードハンドルとピストハンドルの中間のようなヤツですね。

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 前輪はハブダイナモで、LEDのライト付。組み替えました。

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 後輪は135ミリにエンドに合うように加工したリアハブで、再組み付けしたホイールにテンショナー付けずに、チェーンを張ります。

 微妙な調整のいるシングル固定化ですが、今までこれでできなかったことはなかったですね。とはいっても、すべての車種で確実にできるというわけではありません。

 ただ、テンショナー嫌いの方はかなり多いようですね。

 確かにシングル化するというのは、シンプルにしていく加工であるのに、テンショナーがあるなんて・・・、というわけでしょう。

 機能的にも劇的に変わるという意味では、これぞまさしく改造!という名にふさわしいですね。

 まったく異なる自転車になりましたもんね。

 すべての車種にできるとは限りませんが、できるだけテンショナーを使わずに、シングル化、これからも精進していきます!

第27回田麦山ロードレース サポートボランティア



 一言で27回といっても、それはそれは大変なことだと思います。一つのイベントを興すだけでも大変だというのに、それ以上に維持し続ける、ということの大変さというのは、想像を絶するものがあります。

 先日は、地元杉並で第一回の杉並チャリフェスを開いたわけですが・・・、それを27回維持できるのか?ということになると、ちょっと気の遠くなるような話です。

 しかし、因縁というものがあるようです。

 この田麦山ロードレースを主催している森山さん、御年74歳。ということは、このイベントを開催した年は、引くことの27で、47歳の時ということになります。

 店主は、今年同じく47歳で第一回のチャリフェスをやったわけですので・・・。

 齢七十を超えるまで、開催し続けることができるのか?

 こう考えると、改めて第27回というのいかに重い数字か、ということが実感されます。

 偉大なるわが菩薩、森山さんなのである。

 で、こちらも何年目になりますか?自転車先導ということでこの大会に参画させていただくようになって・・・?

 今年は何と11名のライダーさんが、田麦山ロードレースのサポートボランティアに参加していただきました。非常に有り難いことです・・・。

 しかもその内の2名が・・・、

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 全日本選手権のスタートにたてる実力を持つ選手です!!!

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 そうあのタイゾウ選手も・・・。

 それにチャリフェスでもお世話になりました、お馴染み東京電機大学サイクリング部の面々。

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 その他他大学、近所のおじさんなどの助けを借りて、サポートボランティア出発となります!

 オット!忘れていた、もう一人、栃木の寺に強制送還になっていた、例のヤロウ!
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 コヤツも急遽サポーター参戦となりました、アリガト!

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 車一台に、7台自転車積みます。

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 ちょっとしたロードレースチームみたいです。

 ところが新潟についても、雨は強くなりこそ、やむ気配はありませんでした・・・。

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 これじゃあ、試走、コース確認できないなあ・・・。

 でも、ちょっとした雨のスキマをぬって、自転車の調子だけでも見るべくペダルを踏む!
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 やっぱりたまに若い子と走るのもいいです!

 雨は夜強くなって、明け方頃には最高潮・・・、もう覚悟を決めて、したくをすると。

 何と小雨から、雨がやんだんです・・・。

 そこで、早朝のコース確認!やった!

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 コース自体はピストン型の単純なものなので、一度走れば分かると言いつつも、一カ所ちょっと長い登りがあったり、コースとしては、走り続けると結構つらいものだといえますね。

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 コース確認後綿密なミーティングを!

 みんな物覚えが早く、スッと把握したようです。

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 無事故を祈願して、出発!

 結果、雨で冷えたのか、途中棄権者が2名、しっかり自転車隊がサポート、車を呼んで対処するなど、なかなかの働きでありました。

 大きな事故もなく、無事終了!

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 歓喜の歌に!

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 歓喜のダンス!

 本当若い奴らは、よく騒いで、よく食って、よく走って、よく寝るわい!

 みんな忙しいスケジュールの中、立派に手伝ってくれてありがとう!

 来年以降も、できる限り自転車先導ボランティアは続けるので、できる範囲で、ご協力お願いします!

 きっと、通常では味わえない感覚や、なかなか出会えない質の方々と出会えるはず!

 本当にありがとう!





相棒の化粧 荒れた肌もなんとか・・・



 鉄のマウンテンバイクは、今や骨董品。ロードのように主流から外れても、作り続けられている・・・、ということすらほとんど認められない存在でしょう。

 といいつつも、ファンは確実にいるようです。でも、ものがない。

 これは相棒だったらしいです、結構荒れてはいますが、どうにかして再生したい、ならまずは屋台骨、フレームの土台から直していきましょう。

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 下地をしっかり作り直してから、再塗装をしていきます。緑青の色というのがご希望でした。
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 光っていますなあ・・・。

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 フォークも同じ色で、やっていきます。 タイヤもスリック系に替えていきます。

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 でも、基本パーツ類はそのまんま。
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 多少の磨き等は入れましたが、基本・・・そのまんま。
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 チェーンなどは新しくなっているので、シャキッとしまってはいますな。
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 この辺もワイヤーなど交換すると、意外とスッキリします。

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 どうせやるなら、コンポ類も徹底的に・・・なんて思うのは店の勝手なおもいであって、持ち主としては、段階的に・・・、または新しくなっても、元のテイストというか、元の痕跡を残しておきたい・・・ということなのかも知れませんね。

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 多少年増の厚化粧?といったところかも知れませんが、これはこれで、立派な再生です。

 自転車だけでなく、利用者の気持ちまでスッキリ変わって、よっしゃ!これからもまた、よろしく!という相乗効果になれば言うことなしです。

 再塗装・・・、やっぱりいいですね!お互い気分スッキリです!

 再塗装、再生の要かもしれません。そういえば、祖母の霧タンス、一回削りだしに出したら、焼けて飴色になったタンスが新品同様、嫁入り道具に戻ってきたことを思い出します。

 ばあちゃんのお嫁入りだ!と家族で大騒ぎになったあれ。四十年経って、自分は自転車で同じことをやっている・・・。なるほど、人生どうなるか分からないなあ・・・。

 今多分この仕事に呼ばれている、たぶんそうなんでしょう。ということで、自転車の再生、お待ちしています!

パンの神からの使い 異業種接点 共同化



 よーく見てください。これを開きますと・・・、

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 ピーナッツクリーム入りのパンです。噛むとホールピーナッツの香りがひろがります。

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 フスマ、米でいえば糠にあたる部分でしょうか?練り込まれています。地の香りがします。

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 良質なココアが練り込まれています。それとナッツ類との相性がすごい。

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 こういう仕事から、ある種のオーラのようなものが感じられませんか?

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 これも、へたなのは店主の写真ばかり・・・。

 キーワードは香りでしょうか?包丁を入れると、香房がパッと放たれます。

 感覚としては、嗅覚と触覚、味覚は分けられるようですが、食味となるとこれらを分けることはできません、束になってきます。

 先日のコーヒーの話などもそうで、あれから香を奪ってしまったら、残るは炭化した苦みだけというあわれなものでしかないでしょう。

 みそ汁は、みその香を味わうものです。香なのに「味」わうんです。一方で、みそ煮込みは、まったく考え方の違う調理だと思います。

 風味という言葉があります、風の味、実に味わい深い言葉だと思います。

 料理に関して、この風味、香というところまで気が利いていると、この方できる・・・と思います。そこまで神経がいっている、通常は味覚だけで精一杯なのに・・・。

 これらのパンには、香の先までしっかり神経が行き届いていました。スゴイです。

 この製作者は、先日店主がブログで「パンとコーヒー、マウンテンバイク」に愛情がないような生意気なことを書いた、その日に来られました。

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 この自転車をお持ちになってです。

 パンを作ってらっしゃる。

 「パン屋さんと豆腐屋さんは早起きだとききますが、3時、4時起きですか?」
「1時に起きています。」
「定休日は?」
「火、水、木です・・・」

この会話で、スゴイパンを作る方だと分かります。後日現物を送っていただきました。

立川にあるゼルコバという名前のパン屋さんです。

 これでイベント決定。休みの朝から、ゼルコバさんまで往復サイクリング。そして、当店で買い集めたパンをいただく、「パンの会」をやりましょう。
 
 店主の生意気な発言に、パンの神様が御使いを出された・・・、としか思えない展開です。

 ちょっと地域を跨いで、よろしくお願いいたします。まずは緩やかに繋がる共同体を作っていきましょう。もう単純に「公」的なものに頼るわけにはいきません、かつてはもう少し巧妙な公でしたが、今やもう憐れです。

 そうではない生きる場を作っていく・・・、この辺の地域でできることから始めていく、地方とも繋がりながら・・・。

 生きる考えを同じくする個人商店(有形無形にこだわらず)で作っていく、共同体、その中で人と情報と銭を回していく・・・、
回りにあるいろんな共同体とのつながりも見つつ、まずは当店はゼルコバさんに繋がっていこうかと思います!

 よろしく!

蘇り 御使いの乗り物



 様子のいいクラッシック車。これをある御使いの方から、お預かりいたしました。

 これを大森研魔のパーツ磨きの技とコラボして、継続使用可能な自転車として蘇らせていきます。

 継続使用可能?・・・というのは、クラシカルな自転車にありがちな、見るための自転車として再生させるのではなく、これからもメンテしながら乗り続けていくことができるように、乗る自転車として再生させる・・・ということを意味します。

 乗ることを忘れられた自転車というのは・・・、どこか悲しい・・・ですね。

 じゃんじゃん磨いていきましょう。

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 自転車の横顔の要になります、クランクです。コイツが、こんなになります!
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チェーンが金になりました。
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ディレーラーも磨きますか。

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 カンパのものですが、これも見た目も機能もアップしていきます。
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 あとスプロケも7速のものに交換、現行品です。

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量は少ないですが、こういうものが細々でも維持されていくようであれば、救われるクラシカル自転車が増えていくでしょう、アリガタヤ。

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 カンパのWレバーもキレイにして、再装着です。

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ウーンなかなか・・・。

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 ホイールは調整して、タイヤを張り替えて、もちろんチューブラーですが再装着です。

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 ステム回りを磨いて、バーテープも巻いたりして。

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 上引きのブレーキレバー、クラシカルです。

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 このピラーも、サドル付きで、こんなに変わります。
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 バックスキンの復刻モデル。

 そんなこんなで、取り替えるものは取り替え、磨けるものは磨いて、その自転車の持っている文脈と、利用者の方の仕様、好みなども持ち込んで、再組み付けです。

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 ヨ!かっこいい!自分が乗る乗らないは別として、こうした自転車がまた普通に街道の戻っていける、という状況は大切ですね。

 高くて、貴重で、見せるだけの自転車・・・になりがちなクラシカル自転車。これをどうやって走り続けさせられるだろうか?

 走る自転車を標榜する当店としては、非常に重要なポイントになります。

近々、当店内にビンテージ自転車部門が開かれる予定です。こういう車種にとっても、使い続けられるパーツ類というのは非常に要になりますね。

 オークションで高値で取引されるカンパのなにがし・・・というのは、また別の分野で、こちらでは、走り続けられるビンテージを志向していきます!

 大森研魔によるパーツ磨きも含めて、こうした自転車を再生させていくことは、重要な当店の一部もんですので、眠っている自転車をお持ちの方は、どんどんおこしていきましょう!!!

 ところで、この自転車のこれからの利用者の方ですが・・・・、これがまた、スゴイ方だったんです。

 その件につきましては、次回にまた!

ママ狸んの基本三点なおし 



 子のせですから、まずはスタンドがしっかりしているに越したことはない。といっても、過信は禁物ですよ!体重の増えた子供がむずかる力を侮ってはいけません。子供はどんどん親の推測を超えて成長していくものでしょうから。と、これがまず一点。

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 カゴは大きいに越したことはないでしょう、といっても限りはありますがね。子育て自転車にはデカイカゴ、これが二点。

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 子供は成長するに従って食べる量も増えるでしょうから、適度なカゴの大きさがあった方が良い。でかければ、ガッチリ止める金具がいります。そういうものにあわせて施工することです。

 そして、当の子供を乗せるシートですが、それを支える丈夫な荷台も含めて設定しましょう、とこれが三点め。

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 この自転車への荷台の取り付けは手こずらされました・・・。

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 通常の荷台付けるのにあまり特殊な細工させるなよな。シートステーブリッジも兼ねてか、内径6ミリのパイプが溶接されていて、そこに取り付けろと。
 
 すっかり、ねじ山でも切られているかと思いきや、まったくなしの無垢のあなだけ。

 その貫通が長いので、通常の範囲の計6ミリボルトでは届かない・・・。

 製作元に行けば、特殊な長さのボルトでもあるんでしょうが、わざわざ面倒くさい。

 途中、この穴にタップでもたてようか?などとも思いましたが、店内をよーく見渡して、6ミリ径の無垢棒を見つけて、ちょん切って、ねじ山たてて、再度をボルトで固定・・・。

 文章で書くと簡単なようですが、時間と手間はかかりましたなあ・・・。

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 はれて荷台も付いて、その荷台に子乗せシートを乗せました。
 ※これは撮影のための特殊色あわせで、実際のオーダーのものは黒シートです・・・念のため・・・。

 子供を乗せられさえすれば・・・というよりも、そうした状況下で、自転車の方も総合的に状況に合わせる必要があるでしょ?というのが、ママ狸んからのご提案です。

 かゆいところに手を届かせて、かつ安全に楽しく、子供とサイクリングができるようにご提案する・・・、というママ狸んの主旨そのものです。

 子のせが付けばいいや、なんてネットなどで購入してから、一本足スタンド、カゴの有無などで悩むのでしたら、是非是非、トータルコーディネイト・・・?っていうんですか?全体のバランスを考えて、状況に対していきましょう!という、ある意味当たり前のご提案です。

 んで、まだ先あるんです。逆に子育てに一段落付いたら、またその状況に合わせて自転車を変えていく。子供が自分で自転車走るようになっているのに、いつまでも乗らなくなった子のせを荷物置き代わりに使っているんじゃないの!というその先まで見据えています。

 人それぞれ、また時系列によって人は様々です。なら自転車の方も時々刻々とそれに合わせて行ければ・・・。

 ご相談だけでも、お待ちしていますわ!!!
 

田遊び始め 今年もやります



 今年も新潟の田麦山で、田遊びを始めます。

 農薬など使わないので、手がかかります。田植え、草取り、草取り、草取り、草取り・・・・、肥やしマキ、草取り、草取り、溝きり、草取り、草取り・・・、秋収穫!

 何が大変て、草取りです。すでに、ヒエのヤロウの気配がします、一週間後には・・・。

 というわけで、草取り要員のボランティア募集しますよ!

 田植えは、合計8人、プラス庄平先生でやりました!

 とはいっても・・・、
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 カッコだけは一人前の子狸がいて・・・、コイツに大人一人分の手をかじられてしまいます。まったくなあ、周囲には欄干のない橋だとか、水路だとか、色々あって非常にスリリングな場所、首輪でもしていないと、どこにハマルか分からない・・・。

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 交代で見張りつつも、手はしっかり動かしていきます。

 碁盤の目のように筋を付けた交点に、苗を一本ずつ植えていきます。

 しかし、田植えは一番楽な仕事ですわ。

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 三時間もあれば、終了です!

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 まだ苗など見えにくい産毛状態ですが、コイツらが、扇のようにしっかり開いてデカイ穂を付けていく・・・、それを祈りましょう!

 翌朝は、田麦山の天狗、修ちゃんの釜炊き御飯!焼いている魚で、みそ汁!

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 最高の朝食でした!

 さて、植ちまった!これからは頻繁に、草取りだよ。

 そうそう6月後半から、7月頭にかけて、この辺にはホタルが出没します!ホタル観賞を兼ねていきませんか?

 昼は田んぼ遊び、夜はほろ酔いホタル遊び・・・。夢のようだよ~

大森研魔の腕が動く・・・メッキへの磨き



 金属をみると、磨きに手が走る、金属版アライグマの血が入っているのか?と思える大森社長。

 今回も磨きの依頼なんですが、これがチト難題。

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 キヨミヤザワのフレーム、NJS。俗説かも知れませんが、無垢のクロモリフレームにメッキをかけると硬くなる・・・というのを聞いたことがあります。

 オートレースの車体も同じようなことをしていたという話を、ある神様クラスの選手にキッパリ否定されたこともありましたが・・・。

 というわけで、この青いペイントの下がメッキなんですね。

 ですから、これを剥離するとメッキの下地が出てくる、ただそのお客さん、メッキのあのピカピカ感がどうもイヤ・・・、何とかキズを付けてくれないか?キズというと釘なんかでガリッていうイメージなので、適切な表現ではありませんな。

 ぼかしてくれないか?これです!

 メッキのピカピカをぼかす、つまり、今まで好評のあの、疑似チタンということなんですね。

 メッキというのは、金属への被膜です。

 それに対して、磨きは金属の露出のバラエティーです。10メートル離れたら両者の区別は付きにくいかも知れませんが、全く逆の手法です。

 そして、メッキは一律をもって「よし」としますが、磨きの「よし」は実に複雑です。

 勝負にならないこといってもなんですが、工芸度は、磨きが上位に行きます。絶対に。メッキって工業的工程の善し悪しの問題に過ぎませんから・・・。

 でメッキというのは硬いんですね。ちょっと絶望的になるくらい。だから、金属の上にかけることの意味は非常にでかいんです。

 そのメッキ時を疑似チタンにしていきます。非常に苦労されていましたよ。

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 ウッシッシ、相変わらず写真下手の店主。これじゃあ、本物の質感は伝わらないなあ・・・。

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 しかもピンぼけというおまけ付き・・・、大森社長には申し訳ない・・・。

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 これなんか一番実態を示しているかしら?

 特にシートステーブリッジの辺りが、いいかもです。

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 やっぱりチタンに見えませんか?

 ラグ付きチタン?って不思議な風貌です。

 以前、大森研魔でやった疑似チタン車が数ヶ月ぶりに、再来されたとき、しっかりチタン車と見誤りました・・・。お客さんの顔を覚えていたので、やられた・・・という感じ。

 今大森社長は、また別の展開も考えておられるようです。

 ビンテージパーツ類の磨きなんかも巧妙に成ってきて、ますます磨きがかかります。

 大森研魔!狸サイクル内にて、拡充中!

命短し 旅せよ 乙女 女子自転車なる真カテゴリー模索中



 ミキストといえば、女子自転車の貴婦人のような格、というイメージがあります。

 もう少しいうと、ちょっとオテンバな貴婦人というかな。

 ある意味伝統的な女子用ツーリング車なのですが、こいつをどうにかして復刻させて、女子自転車なる新カテゴリーの一角としたいなあ、と模索中なのであります。

 担当者も、決まりました。また近い内にご紹介すると思いますが、その名をカタマリさん。有名女子系雑誌ライター出身の方。もちろん今も現役。

 可能性は最大に開いておいて、まずは一台、基体を探すべく・・・、とすぐに見つかりました。

 この完成車をどうやっていじっていこうか?です。いろんなつっこみところ満載です。

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 非常に様子のいいクランクが付いています。ただ、クランク長が170ミリというもの。これでは長すぎ。

 また一枚しかないので、荷物を満載にしたときなど、もう一枚インナーが必要になり得ますな。

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 クラシカルないいブレーキです。見た目はね。ただ荷物満載で雨の日の下りに耐えられるかな?このクリアランスなら、もう少し効くタイプのブレーキにかえてもよしです。

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 ホイールは、26*1 3/8です。汎用性ありなので、これでツーリングはいいでしょう。

 ただ、クリアランスからして、700cもはけるかも・・・です。

 ただし!ここがいけません!!!
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 マジのツーリング仕様にするなら、ここはナット留めではなく、クイックに変えるべきでしょう。中空シャフトに打ち込み直してクイックレリースでとめましょう。

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 まあ、今はプロムナードがついていますが、走るなら・・・ドロップでしょう。

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 見た目をこだわるなら、やはりシルバーのボスフリーにしたいですね、・・・ありますよ、ちゃんと!

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 しっかりフロントキャリアが付いてます。これはありがたい!

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 デフォルトで革サドルとは、恐れ入ります。

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 ここも注目です!!!リアエンドに引きシロがある・・・ということは、このフレーム基体に、シングルギアを作ることができるというわけです!ミキストシングルとは、これまた新ジャンルですよ!女子自転車すでに二丁上がりです。

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  こういう斜めに二本のパイプが形状を作る、これがミキストですわ。

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 この優雅さというか、これがミキスト=貴婦人の由来でしょう。

 これにキャリア付けて、荷物を満載して、ツーリングする、さすがオテンバな貴婦人となりますな。

 もちろん街乗りでもいい、女子自転車としての新カテゴリーに入るものなら、なんでもありです。

 この車体も基体として、非常に伸びシロを持っています、実に楽しみな車体です!

 この辺に、あと人力としての、プロデューサーが付けば、これはもう最強!狸サイクル、ますます根太く、成長していきますよ!

 新潟の菩薩曰く、最後は人だ。人こそ真の資源なり、新たなプロデューサーに、新たな基体、何かできないわけがない!

 今後の女子自転車の動向を見逃すな!ますます化けまくりますよ!ドロン!ドロン!ドロン!

ドロン!と化かした実用車



 もう、本当どこにでもある、実用車、ママチャリです。

 これ、先日のチャリフェス2012で狸サイクルブースを出させてもらって、無料メンテなんかをやっていた際に、とあるご老人から、「引き取ってもらえませんか?」と置いていかれた一台だったんです。

 で、こいつを使って、改造ママチャリ狸流という技をかけて化かしていきましょう。

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 やっぱり要は、ホイールですね!これを700cの手組みの気合い入れたやつに変えるだけでも、走りはガッツリ変わってきます!

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 リムはピンクですぜ!これは今を去ること・・・3年以上前の花チャリの時に組んで、そのまんまになっていたヤツです。確か雑誌の企画だったと思いますよ。

 子供のプラモデルと同じで、作ったら、それで終わり。作ったものにはあまり執着できない当店の姿勢がアリアリです。

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 ハブもピンク!あの時は、ギャルチャリとかいって、「ギャルっていうもんは!」と、まったくギャルから正反対のところにいるものどうしで、「ギャル」を語っていましたな。多分実像とはズレズレだったでしょう。

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 金色チェーンで、クランク・BBをちょっとまともなものにしましょう。もちろんフェイシング・タッピングは基本です!

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 ブレーキもチェーンステー落としです!板で補強していますよ、もちろん。

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 ぶった切り系のハンドルを付けまして、前傾確保。

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レバーは、今や当店内のマイナーブーム、ギドネットを使います。これ本当によくできていますぜ!

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 ピラーを長くします。この辺が、非常に重要なところです。ポジションの要!人体というエンジンと、自転車というシェルが最も強く結びつくところ、エンジンからの出力をモロ受け止めるところ、そこの要となるのがサドルの調整というところなんです。

 この手の自転車のほとんどは、サドルが低すぎます。というか、低くセッティングするために、ピラー自身が短いんですよね。

 パンチは伸びきったときにあたるのが、一番効果があります。伸びる前の途中で当たっても、パンチ力は半減です。

 ペダルも同じです。足が伸びきるチョイ手前にセッティングするのが、足からの出力を活かすポイントです。

 ただそれだと、サドルに座ったまま、地べたに足をベタ付けできない、というところがサドルを低めにセッティングしてしまう理由なんだと思います。

 前後に子供、プラス荷物なんて乗せたら、それはべた足つきたくなりますわ。その気持ちは分かります。

 ただ、自転車は走っているときと止まっているときと、どちらが多いか。圧倒的に走っているときの方が長いわけです。

 でも万が一の時のために、走るためのポジションを犠牲にしている・・・というのが現状なんですね。もったいない。

 だから、一人乗りで安全確保ができる方はできるだけ、走るポジションに移行されることをおすすめします!断然おすすめいたします!

 そうでない方!つまり、自分一人だけでなく、子供などを乗せているために十分な安全確保の保証ができない、という方。ハードとしての自転車にその点を克服するための仕掛けを作っていこうかと思います。

 ずっと温めていたんですが、どうにか見当が付いてきました。ヒントはバナナシートです!

 そんなわけで、足の要になる、ホイールをマジ組みしたものにして、サドルをしっかり調整できるピラーに入れ替えて、前傾確保できるハンドルを付けました、改造高速ママチャリです、こんな感じに仕上がりましたよ!

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 ドロン!化けましたね!

 ハンガーが高いので、竹馬に乗っているような走行感、店主は嫌いではありません。

 持ち主になる、羽ばたけ鳥山君!は自転車の里、大阪の堺市から東京に出てきたばかりのおのぼり君。

 この自転車で、多摩プラザから、渋谷まで通うことになります。高速快走ママチャリ、いい東京の相棒になるでしょう。

 この自転車で、そのスピードで、地べたを這うように、東京というところを取り入れていってほしいですね。

 そういうわけで仕えよ第二の人生・・・ならぬ第二の車生、お前も諦めていたような景色の中を走るんだろうなあ・・・。

 良い仕事をありがとう!


プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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