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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |2012年09月 tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

マイナーチェンジもちょっとあり



 クロスバイクとしては平均的なものですが、これを乗りやすくしたいという。

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 例えば、タイヤを細いものから太いものにする・・・?

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 ただ、細いものから太いタイヤに変えるだけで乗り心地が良くなる、ということは一方的には起こりえないでしょう。

 機能重視でしたら、その基準での善し悪しは割としっかり出ます。

 先日オーストラリアを走ってきた石井君ですが、かの地の道の舗装状況の悪さに、辟易したそうです。マウンテンのタイヤ2.0をカマしたかったくらい、1.75では耐えられないほどの振動が来るほどの悪さだったようです。

 レーサーでオーストラリアは回れません・・・、とキッパリ言い切ってました。悪路が四十キロ続く道なんて、日本にはないでしょ?と、カルチャーショックもなかなかのものだったようです。

 このようにしっかりした目的や、条件があれば、それに合わせた最適化ということは、それなりに選択可能でしょう。

 ただ、漠然と乗り心地をよくする・・・むずかしいご要望です。

 試乗ポジションを楽にということなので、ではアップしましょうか?と。

 これもねえ、まあ一般論で・・・。

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 ただ幸いなことに、角度を可変式のステムでしたので、これを思い切ってあげて・・・。

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 多少のライザー系のハンドルに変更・・・。

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 まずはこんなんで、ちょっと乗ってもらうしか、まあ、その乗り心地の良さをすぐに探すことは難しそうです。

 こういう軸を作って、実際にのってから、これを対立軸に、前後左右上下と変えていくしかないでしょう。

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 明確に改造後のビジョンが決まっている方と、そうでない方、いろんな方がこられます。

 もちろんですが、前者は楽です。作るのみですから。

 後者の方は多少時間がかかるでしょう。でも最終的にいい落としどころが見つかれば、それはまたそれでヨシかとおもいます。

 みんながみんな、スッキリストレートに物が決まるわけではないので、それに合わせつつジッと待つという姿勢も大切かと思います。

 思えば、店主も気が長くなったなあ、と。

 まずは「とりあえず来ちゃいました!」で、まったく問題ありませんので、煮え切らない方はまずはご来店ください、何かのキッカケに、なるかも知れませんしね!
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このどこが?失敗?でも形になっています!サドル第二弾!



 サドル第二弾、がきましたが・・・。


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 店主は相変わらずのデキの高さに、もう感嘆。こんな薄手でレーシーな形状でありながら、シック!

 今回は手縫いですが、量産にはミシンで対応可能とか。ただ、製作者のMさん、浮かない顔・・・。

 失敗です・・・。

 どこが?

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 プロにしかわからない、微妙な欠陥・・・というのがあるんでしょう。

 もう克服については、対策は取れていそうです。

 それに・・・、こんな小物も。

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 ワイヤーを束ねましょうか?

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 こういうワンポイントにも、抜かりありません。

 お問い合わせは雨嵐。でも、もう少しお待ちください・・・、それだけ練ったお仕事をお届けできると思いますので。

 さて!これから暴風暴雨、皆様短くとも、十分お気を付けください!

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 対策万全!としよう!

第二弾! 迷走が楽しい開発



 あれ?どこかでみたことあるような・・・・?

 という方、当ブログの熟読者の方とお見受けいたします!今月の前半に一度ご紹介いたしました。

 あの製作者の方の第二弾・・・というのでいいのかしら?今度は子供者に付けてみました、ということです。反省点は前のビニール。第一弾はプラ板を使用しましたが、水のはじきなどからやはりプラ板には及ばなかった、ということでした。

 また、自転車に合わせて幌を小さくすると、やはり濡れる・・・そうです。

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 ありものの金具を合わせて取り付ける。こういう非効率的なことの中から、効率は見つかるんで、決して無駄ではないでしょう。

 大体の構造は把握してこられたみたいです。

 次は、もう少し自転車の車種を絞りましょう、ということで、典型的な形の自転車をお貸しいたしました。

 典型を決めてから、応用編としてのアダプターを開発して、ダメなものはすべてワンオフ!この路線ですね。

 やっていく内に、あれもダメ、これもダメ、試作もうかく行かなくなると、ああやっぱりダメ・・・というスパイラルにいくこともあります。

 ただ、今の段階は試作が面白いということですから、この勢いを少しでも上昇させていくことも大切でしょう。とりあえず、その典型が出来上がったら、それにどうカゴを付けようか?等の自転車屋的展開なんかも大いにのせまして、互いに盛り上がりたいものです。

 そうそう、店主の同級生に、テント屋さんがいるんです。

 先日意見を聞きに行ったら、すでにその自転車を見かけたとのこと。さすが、同業者。

 塩ビでフレーム作るのが一番いい、とお褒めの言葉。あとは防水シートなどは向こうは相当数のサンプルありです。さすが餅は餅屋ですな。

 といいつつも、それを自転車につけるとなると、専門業者は今のところなし。そこが面白いところなんです。

 今後とも、ナガーイ目をもって、このプロジェクト、お見届けいただきたいと思っています!!!

ヨ!三代目!



 元はよくある銀の実用車だったんです。

 この夏その実用車を乗っておられたお爺さまが亡くなられたそうです。

 そのフレームで、三代目、お孫さんが受け継ぐとか。

 オレンジメタリックに再塗装しました。といっても、カルフォルニアオレンジではなく、どちらかという柿のオレンジに近いです。

 というのは、このお爺さま(一代目)のフレームに、その息子さん(二代目)が使っていた、ストラトスのパーツ類をそっくり載せられるものは載せてしまおうということなのですが、そのパーツの色なんですね。

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 チェーンリンクもちょっと渋く薄いブラウンが入っています。

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 ヘッドパーツもちょいと渋い。この渋さには、柿系のオレンジの方が・・・合うんではないか?という勝手な色味であります。

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 バンド式のwレバー。単純です、壊れません。

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 外付けの台座を付けてそこに2300のリアディレーラー。

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 チェーンステーブリッジに補強付きリアブレーキ装着。ちょっと技ありです。

 あとこれにノーパンクタイヤを付けたら完成です。

 着物でいただいた形見なども、もらった方の采配に応じて、色々と形を変えてつつ、受け継がれていく、なんて事聞いたことありますが、まあ、その自転車版ということでしょうか。

 形見の自転車、自分流に組み直して乗り続けませんか?これありですね。

 先日もありましたな。かなりまじめに踏んでおられたお爺さまのレーサーを、中学生の孫が恐る恐るまたがる。

 なんの変哲もない住宅地の路地で、店主はスゴイ光景を見るものだ、と思います。

 こういう光景を見るたびに、まだ自分にはやるべき事があるんだ、と思います。

 自転車なんざ、売るもんじゃない・・・、逆説的に思うのであります。

マウンテンをツーリング車に



 このマウンテンバイクをツーリング車にする、ある意味簡単なことですね。

 ツーリング車といえば、ランドナーなどが典型ですが、今や様式美の片棒を担ぐランドナーより、長距離ツーリングする人は、マウンテンバイクを基体にする人が圧倒的に多くなっています。

 ただ長距離乗るのになんでフラットバーのままなんだろう?これが不思議です。そういう意味でドロップハンドルの普及は潜在的にまだまだ余地があるんでしょう・・・、がんばらないと・・・。

 キャリアを前後につけるというご依頼。

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 ピラー直づけのキャリア、せいぜい十キロくらいでしょうか?しっかりしたものに取り替えます。

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 何度も言いますが、こうしたキャリア付け、カゴ付けの方が、コンポ載せなどよりもより高度な応用力を必要とします。

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 前はサスペンションです。上下にたわむので、完全固定の位置だけで止めていかねば成りません。

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 こういう具合に、カンチ台座とハブシャフトに固定していきます。

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 なかなか立派なキャリアです。日東の中空アルミパイプのものですと、数万円は下らない・・・、見た目も美しいですから仕方ないのかも知れませんが・・・。これは値段も強度もちょうど釣り合っていますね。

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 今回は、これにて。

 最初は、ドロップ化も視野に入れていましたが、なぜか今回は省かれ・・・。

 まあ、次回以降の課題になれば、と思います。

 姿勢が一定のフラットバーよりも、車上に長時間乗るのであれば、上半身の角度が変えられるドロップが向いている・・・と思うのは、ちょっと古いのかなあ・・・。イヤ・・・、やっぱりドロップでしょ!

 これからもしつこくドロップハンドルの普及を目指しますわ。

子のせとその周辺



 どうも数十年ぶりの鬼の霍乱のようです。四五年に一回ひくかひかないかの風邪なのですが、今回のものはまいった・・・。

 子狸から、嫁さん経由で入ってきたのは今まで経験のない様な訳の分からん風邪なのでありました。

 まったく治る気配がない・・・、こんなのはじめて、といえるかも知れません。

 この3日というもの、協力いただいている皆様方には大変お世話になりました・・・。

 先の見えない回復に向かってまだ紆余曲折しそうです・・・。

 で、ママ狸ん、行きます・・・。

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 ここに、前載せの用の子のせを付けます。

 で、いつものやつですがついでにカゴも・・・と自然の成り行き上、そうなります。

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 子乗せ自身は、難なく付きますが、カゴとセットとなると簡単にはいきません。

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 大体において優れたイェップの、特徴なんですが足のせが前にせり出していて、通常のカゴつけとの相性が悪いんです。カゴをより前に出さないと、これがいつもの課題ですね。

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 こんな具合に、前に出す。で、どうなっているかというと、デフォで付いているフロントキャリアに取り付けたんですが、前に出したために、カゴの背中がキャリアの背中につかなくなってしまいます。

 そういう場合どうするか?今回はこうしました。

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 幅の広い頑丈な金具で、4点どめ。以上!

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 一本スタンドから、二本の安定感あるものへ交換。

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 これにて、暫く子育て号へと変身。

 まあ、これがすべての自転車にできると良いのですが、そう簡単にできるとは限らない、と申し上げておきましょう。

 こんなことをやっているせいか、ならこれできる?このタイプにこれはつく?的課題が徐々に集まって参ります。

 ただ、今強敵相手に色々やっているんですが、まあ、これもどうなることやらです。ただし、克服したら確実にスキルアップでしょうな・・・。

 そんなことを楽しみに、今後とも続けて参ります!

新しくてもその実ご老体 大切にいたわって乗りましょう



 縁石のペダルと乗り上げたということで、クランクの先がグニャと曲がっています。

 人を乗せて、そこそこのスピードで走っていると、そのぶつかったりしたときの衝撃は、あまりバカにならない・・・とは思います。

 ただ、通常なら、普通はペダルがお釈迦になってくれてクランクまでには至らない・・・というのが、今までのようだった気がします。

 ペダル自身の軸が曲がっていて、暫く乗っているとそれに慣れて、逆に新品に取り替えると変な円運動のように感じる、こういう事は今までたくさんありました

 何のかんの言って鉄のクランクをここまで曲げるなんて、ちょっとした事故かな?なんて思ってしまいました。

 で、こんなものは、もう交換です。

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 ありもので、曲がっていないものへ、ほとんど問題はありません。

 ただ、チェーンガードがないので、外れた際、即直せるように、チェーンカバーを外してやりました!
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 これでいいでしょう、スッキリだ!

 で終わるかと思いきや・・・、なんか様子が変ですよ。
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 ここ!気づきます?ちょっと変じゃありませんか?

 正解はこれです!
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 前のものはダウンチューブとホイールとの間にスキマがありません。
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 ということは、どういう事か?これもまた縁石に垂直に、力一杯つっこんだかなんかを繰り返したんでしょう。

 前輪を支えるフォークが、後にずれて、ダウンチューブと干渉していたというわけだったんです。

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このくらいが適切な距離です。つまり曲がったフォークもう交換で、二手間でした!というわけです。

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 たまたま同色のフォークでよかったね。でも、若いように見えても、コイツらは、ご老体です。アチコチが弱いものを集めて作られているのかと思います、素材自体が弱いんでしょうね。半年から一年で用を終わるように作られているからか?

 ならば、こうしてメンテしながら、丁寧に、数年持たせてみる!なんていうのもチャレンジングな試みかも知れませんね。

 完成車がこれで一万五千円しないんですから・・・。小島の国有化を巡って、かの国とは相当にもめて、それも今後長引くのかも知れませんが・・・。そういえば、経済団体のジジイ連中は、この件について、まったく発言しないのは奇妙ですな。

 原発がないと、電気料金が上がって国内産業の空洞化が起きる・・・なんていっていたのに。

 今かの国では、この騒ぎをキッカケに、日本企業への賃上げ闘争にまっしぐらなところもあるそうですよ。場所によっては、電力不足のところもあるそうです。停電も結構あるということをききますね。

 こんな国に、喜んで工場を移設できるのかね?

 まあ、かの国だけでなく、タイや、ベトナムに・・・ということなのかも知れませんが、今の規模の工場をすぐにそちらに動かすなんて事は非現実的で、是非是非こうした経済効率の立場からの領土問題なんかを大いに論じてもらいたいものですわ、大人の意見としてもねえ・・・。

 口先だけ勇ましいこというじいさんと、この辺しっかり袂を分かってもらいたいものだ。

 ビニール傘みたいに買っては捨て買っては捨てていた、自転車とのつきあいをこれを機に反省して、丁寧にお座敷自転車じゃないが、少しは気を使って距離伸ばしていただくなんてどうでしょうか?

 9800円で購入した自転車を十年乗りました、なんていう企画、どこかの気の長い雑誌社かどこかが取り上げてくれないかな?やるわけないね・・・。

もの作りの現状と 今後の可能性



 子狸のおもちゃです。本人、一生懸命「ぼーぼーしゃ」と呼んでいます。

 「しょーぼーしゃ」、と教えても「ぼーぼーしゃ」。

 「ぼーぼーしゃ」の「しゃ」が言えるんだから、「しゃ」「しゅ」「しょ」、と練習するとちゃんと「しょ」って言えるんです。

 「しょ」が言えるんだったら、「しょうぼうしゃ」っていえるかと思いきや、相変わらずの「ぼーぼーしゃ」になります。

 言語習得については、どうも要素主義ではないらしいですね。「あめ」と言えるのに「あ」と単独でいえない、なんてことなんでしょう。

 暫くは「おちょんべ(おせんべ)」「おかちゃな(おさかな)」という子狸語が幅をきかすんでしょう。でも子供の言語習得って、面白いです・・・、本当。

 で、話を戻しますと、子狸のおもちゃの話です。コイツオヤジの仕事を見ているのか?タイヤを外したり、どちらかというと、分解、壊しに走る傾向ありです。

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 すぐこんな廃車になります・・・。それもものによっては速攻で・・・というより、子狸如きに分解される柔なおもちゃが多すぎなんじゃないかな?

 まあ、分解好きには、この程度のおもちゃでもいいのかも知れませんが・・・。

 店主が子供の時に持っていた、この手のものは壊れにくかったなあ・・・。まさにミニカーの類でも、どんなに邪険に扱っても、開閉するドアが取れたりしなかったものなあ、いつもピッタリ閉まっていた・・・。

 あのような、基礎的な仕事って、おもちゃを介して子供の手の中に入ってきた・・・、もちろんメイドインジャパンだったはずです、当時は・・・。

 翻るところの、現在のこの手のおもちゃは、もう確認するまでもなく、国内のものではありません。

 分かりますな、今小島で争っているかの国です。

 で、お決まりのように、そのかの国のことをとやかく言うつもりはないんだが・・・。

 略奪や暴動を起こして国際社会に大して恥をかいているのは彼らの方だ・・・なんて、元気にいっていた代議士がいましたな。と、こちらはどうなんでしょう?空元気だけの下品な年寄り・若頭系がなんか不必要に元気になってきてるようにも思えますぞ。

 思い出しましょう。戦争は年寄りが原因を作って、大人があおって、若者が死ぬ・・・これは原則なんでしょうな。原発も長いスパンでは、こうなるかもな・・・。

 どんな大人であるべきか?そんなことをこの文脈で試されることのないように祈るばかりであります。

 で、もう現状として、このかの国の製品は、生活の中に埋め尽くされています。メイドインジャパンを探すのがもう大変・・・。もう拒否するしない以前に、濁流のごとくにです・・・。

 別にそれを嘆いても仕方ありません、そう思うことにしました。嘆くぐらいだったら、ここに偉大なヒントがあるんですよ。

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 トロッコです。

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 しっかり木で組まれています。

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 裏の裏までも、ぴりっとした仕事です!

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 大人が乗って坂を下りても大丈夫、頑丈にできています。手のぬくもりがあります。

 これは実は、お米の師匠の庄平先生が、子狸に作っていただいたものです。一台の調子があまりに良いので、道具入れなどもかねて、もう一台作っていただいたものです。

 こうした形の中に、すでにいろんなものがは入り込んでいます。それがいつその子に注がれるかは分かりませんが、そういう瞬間が来るであろうし、来るような人生であって欲しい。

 当たり前ですが、自分たちで作れば、それらはすべてメイドインジャパンじゃないですか?これ原点でしたよね、基本中の基本でした。

 こうやって、できる限り、「現状」といわれる、いかんともしがたいしがらみのようなことから離れて、独自に生きていくことは、・・・やはり可能であると思いたい。多少時間がかかっても、一定以上の職能が集まれば、何かが可能になるはずです。

 手で作られたトロッコと、型に流し込まれて作られたおもちゃ。

 あることを象徴しています。

行く方います?チケットありますよ!



 今年もサイクルモードが来ますね。11月2、3、4のようです、幕張メッセだって。

 大手一同が介して、年に一度の試乗会、大いに盛り上がってください。

 チケット何枚か有りますんで、早い者勝ちで、差し上げます。

 店主は、すでに二年ほど本イベントから足が遠のいています。

 二年前は、確か子狸が軒下で生まれたんで、立ち会っていました。生まれたては皺があって赤くて、梅干しくんだったなあ・・・。なつかしや。

 で、昨年は・・・なんでだっけ?行かなかった理由が思い出せません、なんか別イベントか何か、あったっけな?

 そんで今年、来てしまいました。久々に行くのもいいか?どうしましょうか?

 三年前に行って、何が面白かったか?それはデローザのブース。デローザフレームの塗装シーンが出ていた映像、あれはちょっと釘付けになりましたね。

 ソリッドカラーを吹いているとき、塗り師がなんとマスクなし・・・、あり得る?

 さすがに、クリアの時はマスク付けていましたが、一体あれはなんだったんでしょ?

 水性の低公害性の塗料だったのかな・・・?といっても、塗料のミストを吸い込むのは、あまり良くないんじゃないかな?と思いますが、吸気と排気のシステムがしっかりしているのかな?

 未だに謎です・・・。

 あとは・・・?何があったか、よく憶えていないなあ・・・、あったというよりも、ジャイアントが出展していなかった方が印象的でしたね。

 そうそう、確かその年のモーターショーでしたか?もう完全東アジアから東京は外されて、上海に取られっぱなしだということを思い出しましたね。斜陽の国?まあ、いいでしょう、そんなに悪いことではないんじゃないかな?

 ノクターンって、夜想曲というのでしょうか?いいですよね、斜陽のあとには深い夜がある、はずです。そして、夜が続くと夜明けもあるかもしれません。栄枯盛衰なんて、われわれの物の見方の基本ではなかったか?


 さて、さて、どうしようかなあ、2013年モデルでも見に行こうかな?デュラエースは劇的に変わったようですが、そうか・・・、まだ電動カンパも見ていないし・・・。

 といって、当店で取り扱えるスペックでは、ほとんど絶対にない・・・でしょう。なんせ、79デュラはいじっていませんから・・・。

 個人的には、年によってマイナーチェンジをして消費意欲を煽るというのは、あまり好きではないんですが、主流がそうなら仕方なく、それでもいいですが、できれば同じイベント内に、それとはまた違った味をもつものなんかが混入していてくれると、より面白いと思うんですが・・・・。

 まあ、広告屋さんが主導するイベントはそういうわけにはいかないんでしょうか?

 そういえば、世では、またまた広告屋さんバックの「選挙戦」のような様相があるようですね。一般をある方面へ向けていこうという思惑満々・・・、小泉なにがしの時のようなことをまた再燃させようとするんでしょうか?

 大阪のお兄ちゃんが国政に・・・らしいです。奴の人柄に惚れて・・・というのがどのくらいいるんでしょうか?それを反射してかもう、疑心暗鬼的な動きもあるようです。

 前門のクソ池、後門のゲリ池ではありませんが、民がだめなら自に・・・とわけにもいかず、どいつもこいつも・・・という様相、どうにか抜け出て、アヤツらとは無縁のまたは縁の薄くなるような選択肢は一体ないのか?と、本気で考えてしまいますな。

 オット本気で考えるのは、自転車風情、今年のサイクルモードに行くか行かないか?ですな。

 というわけで、チケット差し上げます、店主らは顔パスで入れますんで・・・、ご入り用の方は、いつでもどうぞ!亡くなり次第、おわりです。

親子三代に跨る 74系デュラエース



 もうあまり見なくなってきましたが、要所を締めるように最近では、ちょこっと現れる74デュラエースです。

 こういうコンポを載せていたなんて、相当踏んでおられたんでしょう。

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 パナソニックのクロモリフレームに、74デュラ、競技系を強く意識したスペックでしょう。

 これお使いだった方が亡くなられたそうです。それを息子が引き継ぐために、チューブラータイヤの交換や、ホイールメンテ、ワイヤー交換などの総メンテに持ってこられました。

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 その辺、交換すべきものを交換すると、ものがものだけにしっかり走るようになります。

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 バーテープも巻き直して、化粧もすんで、再度街道へ!息子が乗り継ぐ・・・、いい話です。

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 ものがいいと、受け継ぐべきところが見つかるのでしょうか?

 本日おどろいたことに、もう少しサドル下げられませんか?というご要望。その脇には、その息子さんのそのまた息子さん、つまりこの自転車を利用していた方のお孫さんが立っておられるではないですか?

 ジーンときますな。

 多少の不慣れはあったようでしたが、体自身は恐れることなく、果敢にレーサーに跨り、操縦をしていましたよ。ママチャリの癖がいくつか抜けると、サドルはもう少し上げても良いでしょう。

 なんかあの勢いだと、息子さんを通り越して、お孫さんがはまりそうだなあ・・・。

 今店主がころがしている車体を、あの子狸のそのまたコせがれが乗る・・・、まだまだ想像が付かないなあ・・・。

 でも、うまく何かが繋がっていったら、そういうこともあるんでしょうな。

 店主がじいさんか・・・。そう、年齢的に孫がいてもおかしくはない・・・、徐々にではありますが、そういうときが流れて居るんでしょう。

 この手の仕事、非常に大切にしている店でもあります!どんなに古いものでも、手が付けられなさそうでも、再生に関して、ご相談から承ります。

 乗り継ぐこと、受け継ぐこと、そして生き変わりつつ生き続けること・・・。

超軽量ホイール完成 登り山岳ステージ用  かな?



 最近ホイール屋にはまっています。しかもカーボンリムですから、まだ未知の部分もありますが、組んでいて楽しいですね。

 というのが、地の精度がメチャメチャ良いんです・・・、もうほれぼれするくらい。

 ホイール組みというのは、仮組みをしながら、徐々にスポークのテンションを上げていく作業なのですが、その上げていく中で、振れを取りながら、ニップルを締めていくわけですが・・・。

 ちょっと企業秘密というか、ホイール組みの勝手に極意と思っているのが、この製作過程で出てくる振れ、一体その原因はなんでしょうか?

 その十中八九の振れは、組み手が勝手に自分で振れを生じさせては、自分で目を三角にしてその振れ取りをしている・・・、という意味で、これって完全にマッチポンプなことをやっているんですね。

 下手な奴ほど、このマッチポンプ度がデカイ。振れが取れない!振れが取れない!テメーで出した触れに振り回されているパターンです。

 もちろんリムの精度も決定的です。ある意味一昔前の外れリムの場合なんかは、もうそれだけで大変です。リムの歪みをスポークテンションで取っていくんだから、安定することはほぼありません。

 そうなると、もうメンテをしながら使い続けるということになります。つまり、超軽量ホイールを組んで、山行って帰ってきたら、もう早々に車体から外して、振れ取り台に持って行っては、調整する。この繰り返しです。

 特に、当時の軽量リムなどは、薄くて軽いアルミの材質でできているので、その分、組んだ軽量ホイールは自分で管理できなければ、調子よく使い続けるのは難しかったと言えました。

 今回も超軽量ホイールです。乗鞍前にでも組んでおけばよかったかな?

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 素材は20ミリのカーボンリム。ただ作りはけっこうガッシリしています。幅が結構ありますから。そして硬いです。そして何よりも精度が良いです、ほとんど真円に近いもの。

 ですから、これは組み手の腕に寄りますな、この最初からある精度を、壊さないように、先の例でいえばマッチの部分をできるだけ起こさないように、静かに、静かに、徐々に、徐々に、テンションを上げていく、ということが重要なのではないか?と思います。

 特にこの辺がカーボンリムの特徴・・・なのではないか?と思います。そういう意味で、マッチの部分が多い方は、他で十分練習をしてからがいいのではないか?といらぬ老婆心が顔をもたげてくるわけです。イヤ、これは別にカーボンリムだけじゃないな・・・。

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 軽量化を意識しているので、当然ラジアル組みです。

 ちなみにこのフロントホイールですが、実測で460グラム・・・・!!!!

 500グラムをホイールとして切っている・・・。まあ、六十キロ台の人以下、ということにしましょうか?

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 フリー側、4本取り。これはどうしても強度を出すためです。フリーにチェーンが引っかかって、その力でホイールが回されるのですから、特にフリー側のスポークには踏ん張ってもらわないといけないわけです。

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 反フリー側は、ラジアル、モロ軽量化です。

 堅実な方は、イヤー、反フリーも4本取りでできないか?なんて思うかも知れませんが、オーダーの段階でしたら、まったく問題有りません。

 スポーク長も十ミリ前後の違いに過ぎませんから、かけることの十倍ということで、重量には大きな影響は与えないでしょう。

 ちなみに、リアホイールの実測で630グラム・・・!!!

 同じく六十キロ代以下の方限定かな?

 そして、言い忘れましたが、前は20h、後は24hとなっています。

 かつては、星の数ほどあるリムと、ハブと、スポークと組み方を合わせて、ワンペア組んでいたんです。

 それが、最近では完組み隆盛。もうこの流れはどうにもならないでしょう。ショップでありながら、ホイール組みのできない低職能の「プロショップ」が主流を占めていく。そういう考え方で行くなら、それはそれでも良いのかも知れません。

 まあ、当店はただ単に粋狂なだけなんでしょう。そんなの面白くありません。入荷してきただけの完組みホイールを車体につけるだけ・・・。

 ただ、手組みのリムもいまは相当限定されて、そのほとんどが32h。

 そういうなかで、TNIさんには感謝です、未だに18h、20h、24h、28h、なんていうハブを作ってくれているわけですから。そうでないとこんな手組みホイールの実現は不可能です。

 今やアルテグラでさえ、32h、36hだけです。

 こういう時代にあって、複数ホールのハブが手には入って、こうした高精度のカーボンリムが目の前にあります。

 あとはあやとりをどうするか?軽量を優先するか?強度や耐久性を優先するか?こういういろんな思惑を織りこみながら、あやとりをしていくなんていうこと、やっていること自体が楽しいですね。

 やはり、ただの物好きなだけなのかも知れません・・・。

 そういうわけで、バリバリ競技志向の方が手を出す代物ではないでしょう。そういう方は、MだのFだの一流どころといわれている装備をお使いに成ることをおすすめします。

 そうでないところで、当店の物好きにつきあっていただける方、一つご検討よろしくお願いいたします。

 現物のみ、腹切り価格ワンペア68000にて!

マウンテン車体をシクロクロス車へ



 元々ダートを走るために作られたマウンテンバイクですから、それを同じくダートを走るシクロクロス車に変えること自体は、フレーム等の強度の問題など考えても、ほとんど問題はない、といえます。

 ただ、シクロクロス車はそのレギュレーション上、700cのホイールを付けることとなっています。マウンテンバイクは26インチですから少々小さい、大きさの違うホイールをフレームにあてがう場合には、色々と注意が必要になります。

 もともとマウンテンバイクなどは、リム径は700cより小さいが、逆にタイヤで太いものがあるので、クリアランスは広めに取ってあります。
 
 そういう意味で、マウンテンフレームに700cをあてがうこと自体には問題有りません。

 あるとすれば、26インチ用に作られたブレーキの台座からだと、700cのリムにブレーキのシューが届かない・・・ということがあります。

 それを解消するために、ブレーキ台座に下駄を履かせる馬蹄があるんですね、それを付ければ、大体ですが、ブレーキ問題は解消します。

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 この馬蹄ですね、これによって台座が少し上に上がるので、しっかりと700cのリムをブレーキシューがキャッチすることができるようになります。

 ちなみにこのブレーキは、シマノのシクロクロスコンポのもの、競技ブレーキのため、カンチであってもしっかり効きます・・・、それまであの効かないカンチ、いったいなんだったんだ・・・?

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 リアも同じく、台座上げです。

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 このクランクも、フロントメカもシマノのシクロコンポのものです。勝負するパーツですから、何かとそのデキが見えてきますなあ。

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 リアディレーラーは、そのシクロコンポには含まれていないので、105のリアディレーラーを使用します。勝負するコンポには、やはり勝負するパーツを入れるべきでしょうな。

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 フラットバーなどうっちゃらかして、シクロクロスもどきですから、当然ドロップハンドルにします。

 そして、STIには、勝負する105を付けます。前二枚、後十枚、戦闘開始ですね!

 これだけだと、ああ載せ替えたのね・・・で終わってしまいますが、イエイエどうして、コイツにはだいぶ泣かされました。

 マウンテンフレームの特徴ですね、大体デカイ前ギアが、チェーンステーの開きの関係で非常に付きにくくなっているわけです。そのまま付けようとするとフレームにギアノコの刃が干渉してしまいます。

 それらをどうやって回避するか?

 スペーサーなどを使ってクランク自身を手前にずらすんですが、あまりズラしすぎると、今度は左クランクの噛むスペースがなくなってしまう。

 たまたま助かったのは、このフレームが73ミリのBBシェルだったこと・・・。メカニックは基本、フレームにて入れませんが、今回はやってしまいました。

 ラグ形式の接着ガタのフレームだったので、強度を見ながら・・・。

 この先は企業秘密なもので、割愛しますが、とりあえず、十分な左クランクの噛みつきスペースを確保しつつ、ギアノコの歯をチェーンステー干渉から解放するという、ある意味、よーやりました・・・的手入れをしたわけです。

 まあ、他では、合いませんなあ・・・で、ハイ、終わり!でしょう。

 執念でできた、マウンテンシクロクロス車!

 今年の秋から冬も、また昨年以上にシクロクロス大会は盛んなのでしょうか?

 閉鎖系で競う競技ですから、都内でもやり安いでしょうな。自転車を使ってどうやっていかしつつ遊べるか?来つつあるシクロクロスの隆盛、地味ながら応援しようと思います!

準決戦ホイール・・・でいいか



 カーボンホイールの紹介がドーンと出たあと、多少地味ですが、今度は準決戦ホイール、アルミリムです。

 前後輪ともに20本スポーク。軽さと、リム自身の剛性でもって、バランスは良いかしら?

 リム高は30ミリです。もちろんクリンチャーです。

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 前輪はラジアル組みです。交差していない分、剛性よりも軽量化を優先しているわけです。

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 リアのホイール、フリー側は4本取りで、前進するための剛性を確保します。

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 4本取りの裏、反フリー側は強度と軽量化を意識して2本取りです。

 実測はしておりませんが、もった感じ、軽い!

 回した感じも軽い!

 草レースレベルだったら、立派な決戦用ホイールになるでしょう。並み居る高額完組みホイールを、コイツと足でぶっちぎる!これが本当のレースの醍醐味です。

 機材に勝たしてもらう、なんて・・・。

 問屋の関係で、継続的安定供給がどこまで可能か?ちょこっと先は見えませんが、まずはワンペア、お試しアレ!で、ご検討してみてください!

 秋からのサイクリングシーズン、ホイールへの仕掛けは、まだ続きます!

 DTを軸に、それ以外のホイールを探る、あくまで手組み!メンテしやすさ、管理しやすさ優先の、走りもスゴイワンペアです!

お陰様で ここまで!



 何度かレポートしてきましたが、今年の狸田んぼ、お陰様で結構なデキ・・・ということが言えそうです。

 前回、根こそぎヒエ取り作戦を行ったわけですが、相当駆逐したと思ったわけですが、スパイヒエ、なりすましヒエの取りこぼしを痛感した次第です。チクショー、けっこうツンツンしていたんだなあ・・・。

 今回は、半農半歌に行くかも知れぬタニヤン氏と畦の草刈りと、ヒエの花束作りに行って参りました。

 師匠の庄平先生は、あと一週間は置かないとなあ、稲穂の半分くらいが枯れてくるくらいがちょうど良い、といって葉っぱは緑でないとダメ、みんな枯れているようでは収穫遅すぎ・・・という診断。

 となると、稲刈りは・・・一週間先以降・・・。

 と、田麦山のスケジュールを見ると・・・。
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 なるほど9月30日に、マラソンのクロスカントリーがある。その後秋の自然塾で屋台の作業があるなあ。また焼きぞば担当になりそうだ。

 となると、この9月30日を軸にその前後になりますな。理想的には、9月30日とその翌日の10月1日・・・。しかしそうなると月曜日、平日だ・・・。参加者激減・・・。

 稲刈りは人手がいるので、難しいかしら?イヤ、その路線で人手探しするしかないかなあ・・・。ともかく、まずは9月30日と10月1日、イベント兼稲刈り参加できる方、募集!ということで、いきますか!

 年に一度、秋の収穫です!

限定ワンペア 38ミリ カーボンホイール けっこう軽量



 ちょっと前予告しました、38ミリハイトのカーボンリムによる前後ホイールです。

 今回はちょっと軽量も意識しました。

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 前輪はスポークを最短で組めるラジアル組み、アルミのニップルも使っています。この状態で実測576グラム。
 前回は二本取りでしたので、スポークが二ミリ分重かったですが・・・、その分軽量です!

 持ってみると、これがまたけっこう軽量です。

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 後輪は、フリー側が4本取りで組んでいます。スプロケから回され力との関係がありますんで、ここはラジアルでない方が良いかと。

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 反フリー側は、ラジアル、これも最短で組めますんで・・・。リアの重さが実測で750グラム。

 これ限定ワンペアのみ、クイックなしのこの状態で、お出しします。68000ぐらいで・・・。チューブラーです、もちろんタイヤも付いていません、この写真のままの状態です。

 カーボンホイールは、レース志向の方にはある意味垂涎の的でしょう。値段が高いからまた、高嶺の花ということで、よけい・・・。

 ただ、レースに落車はつきものなんで、あまり高額のものをつぎ込むことは・・・、当店としてはおすすめしません。

 その辺ちょうど良いものが提供できれば、というところで、今回試しに手組みでやってみました。

 売れなければ、この部門閉じればいいので、まずはお試し、ということで!

 あまり店主的ではありませんが・・・、早い者勝ち・・・かな?

 ここからちょっと、ホイールものが続くかも知れません・・・、こうご期待です!

無印を子乗せに



 こう見るとイッパシの子乗せ自転車になっていますが、ここまでするには裏技がひしめいているんですね。

 まず元々の状態が、駆動系ほぼ全滅状態でした。錆ときしみで動かない・・・。その辺を一新して、子乗せように替えていく・・・。

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 ここほぼすべてが集約しています。

 ディレーラーを迂回してスタンドがついています。そのスタンドを加工して、二台を載せるダボを確保する。

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 タップをたててナットは省く。

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 二台の上部は、シートピンと繋げます。こうして確保した荷台に、子のせを乗せる。

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 といってもこれもポン付けではできなくて、二台自身を加工してアダプターを取り付ける・・・ということです。

 特殊なことをやらない限り、子のせについては取り付け料はいただきませんが、取らないからといって、ポン付けできてるとは限らない・・・。こういう加工は、レーサー組むより経験と応用力がいります。施工業、まさにここにこそ技がいる・・・ということです。

 あとはやるんだったら、ギア比の細かい設定かな?とおもおもいますが、まずはこれで!

 とにかく持っている自転車、なんとか走れる自転車等を再利用したいという方、応援します!すぐに電動に買い換えるだけが能じゃない、と思います。

 これに子乗せ付くかなあ・・・という方、ご相談ください

心機一転通勤自転車!



 もう何台ヤッタか?実用車、ママチャリの改造です。

 勤め先も、業種すらガラリと替えてしまう決断をする・・・。なら、通勤に使う自転車も心機一転、ドカッと替えてしまえ!ということです。

 車体は、BS!

 まずは外しまくりです。泥よけ、チェーンカバー、ローラーブレーキ・・・。
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 まあ、色々ご意見はあるようですが、とにかく管理が楽です!以上!

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 ローラーブレーキを外したあと、こうしてキャリパーを付けます。これも管理の問題。後輪が外しやすくなるので、パンクなどの修理には楽々です!

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 ブレーキを外したあとに、固定の14tのギアをコッソリ付けています・・・。

 というのも、この利用者さんは、かなりの乗り手。高いレベルを目指すという方なので、こういうところにも固定を忍ばせる・・・、まあ車輪をひっくり返せば、フリーになりますんで・・・。

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 創作ブルホーン・・・ギドネット・・・。

 ファラリと軽く踏み出して、そこそこ加速してくれます。通勤自転車には本当もってこいでしょう。

 これでホイールも替えたら、ガラリと見た目と走りは変わりますが・・・、このレベルで止めても、自転車の持っている機動力がわかるでしょうね。

 気分と走りを替えたい方、だいぶおすすめです!


これもありでしょう BD・・・いくつだ?



以前二台ほど、こんなことをした経緯がありましたね。

 あまり良い評判を聞かないアンドン型のフォークですが、これをどうやって替えていくか?なんて手の込んだこをとやっておりました。

 今回は持ち込みもありまして、共同で作った感じですが、これもまあ、たまたまあったものなどを利用しての、そういう意味では奇跡的な自転車なのであります。

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 フロントフォークが20インチ用のもの、塗装しただけで、持ち込みです。これを使うことになりますので、利用するパーツ類も絞れてきます。

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 これ、ご指定です、競技用カンチブレーキ、効きます!

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 リアブレーキは持ち込み。台座を利用しなくても、パーツの持っているシューのズラしシロが大きいものです。

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 11-28tというご指定のスプロケに、105のコンポ。

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 小径だけに、54tのデカイギア。支えるのは105コンポです。
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 ドロップということで、エアロブレーキを付けて、引きます。

 そしてここにも例の何・・・。

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 バーコンです、十速用なので、これは少しおごってデュラエースのバーコンを使用します。

 走ってみると、これ、かなり本気度高いです。

 モールトンも名作ですが、それに匹敵するかも知れません。かなりいいです。小径に関しては???の店主ですが、コイツはいい。

 世の中のBD1をすべてこういう形式にしたい!と思うくらいです。

 といってもありもの組み的な要素が強いので、同じようにはできないでしょう。

 走れる小径車!この手の改造、相当おすすめです!

 ※本日より、新潟出入りします。金土日は、大体3時以降から店が開きます。事前にご連絡いただければ、開店か否か確実かと思います、多少のご不便おかけしますが、よろしくお願いいたします。

ついにオペラに出演!しかも突然だし・・・



 こんな仕事をして、開いてお待ちしていると、まあ、色々なことが入り込んできますな。

 大抵のことではもう驚きませんが、今朝のは、ちょっと面白かった。

 「ごめんください」で、開けると、二人の外人さんにその通訳さんらしき方々、計三人が立っておりました。

 外国からの方は、たまにありますので、さして驚くべきことではないんですが、依頼がすごいんです。

 「オペラに使う自転車なんですが、ヨーロッパの五十年代の雰囲気のある自転車って有りませんか?」

 「オペラに?」

 伊勢丹ディスプレーに貸したことはあったが、オペラに貸す?歌う自転車でも欲しいのかな?

 舞台美術か、演出家か知りませんが、その二人の外人さんが、どんどんイメージを言っていく。

 五十年代の現物が欲しいのか?イメージでいいのか?後者でした。

 では作るか?期限は、いつまで欲しいのか?今月中だって?もっと早くおいでなさいよ・・・。

 通訳の人によると、自転車は用意したらしいが、どうも無骨ででかく、今回の舞台にはふさわしくないということで、急遽自転車探しが始まったということ・・・らしい。

 一体、どこのどなたの紹介なんでしょうか?まあ、それもいい・・・。

 色々物色する内に目が留まったのが、上の自転車。

 たまたま、先週末に落ち込まれて、ノーパンクタイヤをはく予定のこの車体を、大いに気に入ったようです。

 ただ・・・、
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 このディレーラーはいらない、できればシングルにして欲しいという・・・。構造的に難しくはなさそうだったので、引き受けて・・・。

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 やたらとシンプルに。ディレーラーだけでなく、ワイヤー類、シフターも取り外して、向こうさんのイメージピッタリに持って行きました。あとは、カゴを籐のものにするらしいです。

 もちろん持ち込まれた方には、その内容をお話しして、許可を取りましたよ。

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 本当に五十年代のものか否かは別として、少なくとも舞台のイメージ通りに持って行けたようです。

 で、その作品とは・・・、「ドン・パスクワーレ」という大作だそうですよ。これまたはじめて知ったのですが、オーストラリアのオペラのレベルは、非常に高いらしいです・・・。

 確かにオーストラリアワインはもうジャンルですから、そういうことがキチッとできるなんていうのは、こういうこともできるはず!とかってに思ってしまいますね。

 世界遺産にシドニーのオペラ座があるんですから、まあ、そうしたことも大いにありかと思います。

 で、はじめてらしいです、オーストラリアオペラの日本公演というのは、場所がまたスゴイ、新宿文化センターですよ!

 詳しいことは、この辺からドドーッと奧へ入っていてください。

 しかし面白いですわ、こんなことがあるなんて。この舞台にこの自転車が登場ですよ!そんな展開になるのやら、実際に舞台上で乗るらしいですし・・・。

 演劇といえば、歌舞伎役者のお客さんもいますね・・・、お元気かしら?また映画やドラマにも出ておられるという新劇系の方も・・・。そういえば、役者志望の方も何人かいたなあ・・・、そういう意味で当店と演劇系とのご縁は、なくもない、ということが改めて、分かりますな。

 長くやっていると、こういう事って有りますな。ある年代物の映画の一シーンで使う自転車なんかを、共同で組んでいく・・・なんて面白い仕事でしょうね・・・。CM作りで協力を申し込まれたことも・・・かつてあったかな?

 そんなわけで、舞台でこの自転車をご覧になりたい方は、しかるべきに日、実際に足を運んでみてください。一等席数万ですが、見る価値は・・・あるでしょう!もちろん自転車だけでなくね!

自転車という馬 よく見てみよう!



 三ヶ月ほど前、一度紹介というか、写真で一枚撮っただけの紹介でしたが・・・、憶えておられる方は多いかと思います。

 まあ、それだけインパクトが強い、といえますね。

 これはもう、一回見たら、忘れられないでしょう。

 もちろん、革工房のMさん所有です。
 ※暫く、展示その他の意味で、当店に起きますので、現物見においでください!

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 フレームカバーとフレームの角度に合わせたバッグですね。革ひもで固定されているので、着脱は当然可能でしょう。

 これまた、外してもって歩いても絵になりますな・・・。

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 ボトルホルダーに付いています。多少の保温になるかな?というより、やはり革の統一感といった方が良いかな?

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 ここもポイントでしょう。今回までハンドルへは、ドロップとブルホーンバーに施工しましたが、もうコッソリとフラットバーへの施工も試みられています。

 これは丸く切り抜かれた革に、パンチでハンドルよりちょっと小さい穴を空けて、革のリングを作るわけです。

 それをフラットバーに一枚ずつ通してエンドで止めているというやり方です。

 このリングを作るのが結構大変なため、施工範囲が短く済む、フラットバーだけにしていますが・・・、すべてとは言わないまでも部分的にだけでも、ドロップハンドルにこうした革リングのカバーができないか?なんて思ったりして・・・。作らない外野は、いうだけで楽ですが、やはり実際に手を動かす方は、大変でしょう。

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 これもあったか・・・。
 
 通常タイラップなどでやる、アウターのまとめですが、これも革でのワンポイント・・・。

 まだまだ、革の可能性があるなあ・・・。

 ということで、改めてみて、その潜在力の深さに、ゾクゾクしますな。素人のまた突飛おしもないアイデアがまた別の横穴を空けたり・・・、本当楽しみだ。

 あともう一つ。

 食べ物ではない自転車は、味覚とは別のいみでの「味」には関わりますが、五感との関わりでいうとどうでしょうか?

 今言ったように、味覚とはまあ、ほぼ関係有りません。触覚・・・これはモロといえるでしょう。視覚・・・、これもモロでしょう。

 聴覚、ハブのラチェットの音なんて顕著ですね、タイヤが地面を蹴る音、未調整のチェーンの異音など、聴覚もまあ、豊かです。

 残り、嗅覚はどうですか?自転車の匂い・・・。典型的なプロショップに行くと、パーツの匂いというものはあります。業者から届いたばかりの段ボール内の匂い。あとは、選手の塗るオイル類なども、自転車の匂いの部類かな?と思いますが、ある意味特殊です。

 通常、自転車の匂いを日常的に意識することはないと思います。

 ところが、この自転車馬。自転馬君。革パーツの匂いがするんです、それも存在感としてある。

 そこに君がいるの分かるからね、目をつぶっても、わかる。

 面白いね。店主はタンデムなどにもあるように、視覚障害者の方にもよりよく感得してもらいたいと、かつてさわる自転車なるものを考えたことありまして、まあ塗装などの塗料に混ぜものをするなどですが・・・。

 この革の自転車には、独特な匂いがある・・・。これもタンダムなどに仕込んだら・・・。こんなこともまた、自転車を豊かにしてくれる一つの要素かと思います。

 この秋、また小規模でチャリフェスの前哨イベントのようなものを考えておりますが、その際にも、この匂いとの関連を考えて行ければなあ・・・なんて思うわけです。

 そんなわけで、別の側面からしても、爆発的な潜在力を持つ革!

 実際の流通に向けて・・・、もう少々、お待ちください!!
 

革の施工 ジックリ時間をかけてもヨシ



 この三ヶ月ですか、近所の革工房のMさんの出現から、当店の革パーツの可能性が、ほとんど無限大に広がってきています。

 もう各方面から、値段へのお問い合わせが来ておりますが、もうちょっとお待ちいただければ・・・と思います。

 というのも、製品一個いくらで・・・と簡単出せない場合もある、ということなんですね。

 そのものに合わせての装着、つまり施工に時間がかかる、ということもあり、ある意味そんなことも楽しみの一つとして織りこんでいける、かも知れないです。

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 今回例えば、ブルホーンに革の縫い込みカバーを試作してみました。ドロップから比べると形が単純なので、割とやりやすい、ということですが、やはり曲線にしっかり沿わせようとすると、しかも、クッション性を高めるために厚めの皮でやるとなると、多少の馴染みが必要になるそうです。

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 目のそろったきれいな縫い目です、もちろん手縫いですが、このくらいの厚みであれば伸びも少ないので、後々の修正もほとんどなくて済みそうです。

 ただハンドルのRの一番きついところには多少の皺が入っています。と同時に、大体そこにライダーの手が長時間おかれるということでの、使用頻度によるある種の偏りなどを考慮すると、施工してすぐに完璧状態にするよりも、仮留めの状態で、少し時間をおく方が良いかもしれないということで、先端の処理をしておりません。

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 皺を伸ばしていくと、先端を縛り直して、キッチリとエンドキャップをするために最終処理をする必要があります。そのためにどのくらいの時間が必要か?ということは、そのライダーさんの使用頻度にもよるということ。

 毎日乗る人と、週に一二回の人とでは同じ一月でも、革への影響は異なります。

 そんなことも考慮して、仮留めの状態で使用して、利用者さんと話し合いつつ、ものの状態を見つつ、時間をかけて施工していく・・・。

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 そのために、中にロウ引きのナイロン製の糸が長めにセッティングされているんですね。

 革という製品、そのものだけでなく、施工も含めて余裕と時間を伴って馴染ませていく、実に贅沢な仕組みが織りこまれているわけです。

 時間をかけて、ジックリと自分の自転車にしていく・・・、そういう発想にも、革の製品は寄り添って行ってくれるので、もってこい、といえるかも知れません。

 別に、徒に、ジラしているわけではありませんが、まだ値段の方はちょこっと未定です。ご興味ある方は、ものだけでなく、施工も含めて、豊かなイメージをふくらませておいていただきたいと思います。

先日のペダルデイでは、木製の自転車なんかもありましたなあ・・・、工芸塗りと革とのコラボ・・・なんて事も考えます。

 革でこんなこともできるのかなあ・・・という、発想もありましたら、温めておいてください、そうした発想に分厚い技術的な裏打ちでもって、かたちにできる、まあ、そんじょそこらにはそんなにいない方であると、このMさん、思う次第です。

 今週末には新たなサドルの公表もあるかも・・・、ますます楽しみな革工房Mさんの動きに、静かに注目しておいてください!

これがこうなって ああなって 磨きで結び!



 デフォルトがビアンキのこんな感じで持ち込まれたのが、6月でしたが、数週間で、駆動系がそっくり変わって、こうなりました・・・よね。

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 リムタイヤ周りも変わっていました。でもまあここまでは、大して目立つものではありませんが。

 ここからなんです、主に尽力したのは、あの!大森研魔の社長です!

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 チェレステが・・・地金に・・・。

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 ウム・・・、いつもながらの仕事だよね。

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 何をどうこだわってか、これには時間かけていましたね、大森社長・・・。

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 この辺も圧巻ですわ。
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 これがもとビアンキだとは、全く想像がつかない、別物になっています・・・。その変わり具合といったら、投資した価値はありでしょう。

 よーく見てください。
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 アルミがチタンに変わったようです・・・。横に細かい筋のような仕事。完全手仕事です。

 この辺かからすると、ハンドル周りの改造は陳腐にすら見えますね。ドロップ化です。

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 ギドネットが付いています。と・・・いうことは、シフターは。
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 そう、バーコンまっただ中です!

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 こんなしゃれたカンチブレーキもあって・・・でも、磨きの迫力からすると、パーツ交換なんて所詮は、部分交換に過ぎませんね。

 全体像です。
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 アルミで、スローピングで、ドロップで、・・・磨きのスポルティーフ?とまあ、仕様のまったく分からない一台が出来上がりました。

 なんか仕掛けちゃったなあ・・・という仕事ですね。

 分類できない変な自転車が増えるなんてやっぱりいいです!

 もちろん、大森研魔はいつでも当店内で開店中!静かに、胎動するような何かを産んでいます。いらいなど、よろしく!


ハイ・ディー・ビー でできます!



 まあ、カゴ付けでイェップがつく、それを例えばこのハイ・ディー・ビーできる。ということがわかれば、施工側としてはそれでいいわけで、さして記憶に残ることもなく、終わった仕事になっていきます。

 後日電話などで「ハイ・ディー・ビーにヤップとカゴ付きますか?」聞かれても、正確な即答はできなくて、車種の内容確認して、「まあ多分ですができるでしょう・・・」という曖昧な答えしてしまいます。

 こうした施工の記憶は特殊なものは残りますが、そうでないものは、ハテ、どうだっけ?ブログに出ていましたか?なら、できるんだろうなあ・・・、というような対応になったりします。

 まあ、大した工夫でもないものも同じく記憶に残りません。

 こんなのも、残る部類のものではありませんが、こうやってたまにでも、定期的にでも、また繰り返し掲載することで、それを参考にしていただける方って、確実におられるようですね。

 ある意味、お客さんの方が自信を持って持ってこられます。「付きますよね!」「まあ、多分・・・、でもやってみないと確実なことは申し上げられません」「でもブログでできていましたよ!」「そうですか?!ならできるんでしょう・・・」

 なんともまあ、間抜けな対応ですわ。

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 イェップの前載せは、足のせが前にせり出すので、カゴなどと干渉してしまう。干渉するから、付けられない・・・というのでは、その辺と変わりありません。

 なら、カゴ前だそう・・・。パーツを探すと前三センチ出るものがあったりしますが、それでも足りないこともある。

 となれば作るしかない。

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 こんな感じで。こうすれ前載せと干渉せずにカゴも付けられる。

 子育て自転車にカゴがないなんて、信じられませんから・・・。

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 精一杯伸ばしても、余裕がありますね。

 大して面白くない改造でも、そのちょっとしたことで悩んでおられる客さんにとって、それはとても示唆的になるようです。

 まあ、そんなわけで、大した意味なくとも、こうした地味系の改造話も循環させないと・・・というわけです。

 都心のど真ん中から、杉並のへんぴな自転車屋に持ってこられる・・・。他でやらないことをやること、これがスキマ産業なんですね。

 これからの産業はすべてスキマ、スキマを鋭く見つけられる目と、それを深める技術と仲間が見つかれば、ものは形になっていく。

 既得権益の取り合いや、我慢し合いで疲弊するくらいなら、その鼻でちゃんと餌を探してみればどうだろう?

 飼い犬だって野良犬だって、犬は犬。ただ飼い主がいなくなった犬は・・・。スキマをかぎ分けて、それを広げるのではなく、深める!これでしょう!

いくらあっても足りないバーコン類



 小径ですが、やる気の見えるやつです。ミニベロといいましょうか、決して走りを犠牲にしていない車種だと存じます。

 コイツのアチコチメンテですが、要ハンドル周りです。

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 ワイヤー類もヨレヨレですが、この2300タイプのSTIをブルホーンにつけるのには、多少無理があります。

 一見付いているし、ブレーキも引けますし、いいんですが。

 なんとシフトアップがハンドルポジションからはできないという、致命的な構造をしております。

 これはドロップハンドルの際にも言えることなんですが、ブラケットポジションであれば、シフトアップ・ダウンともに可能なのが、下ハンポジションになると、どんなに親指を伸ばしても、シフトアップのレバーに届かないんですね。

 その構造がそのままブルホーンにまでスライドしてしまう。

 一々アップのためにはハンドルを持ち替えてしなければならないなんて、ドロップハンドルよりも不便でならないと思います。

 そんなわけで、この辺を含めての改造となりました。

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 通常のエアロブレーキですが、これは問題なく、引けますのでシフト構造のないレバーを取り付けます。

 そして、シフターをバーエンドコントロールに変えます。

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 以上ってなもんで、改造というには及びません。まあ、手間はそれなりにかかりますが。ブルホーンハンドルの入りの角度によって、バーコン自体のスペーサーを削らなければならないことも起こりえます。これがまた面倒千万・・・。

 全体としてのまとまりも非常に良いです。

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 これならハンドルポジションからシフトアップもダウンも自由自在です。

 しかし、これは当店だけかも知れませんが、最近やたらこのバーコン仕様の頻度が上がっています。「あれ?もう使い切っちゃった?また発注しなければ・・・」なんてしょっちゅうです。

 ハンドルのブルホーン化やドロップ化のシフターに非常に便利だから、というのがその答えだと思います。

 まともなSTIをつけると非常に高額になりますしね。

 バーコンにエアロブレーキ・・・これでも十分です。

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 その他目立ちませんが、両ディレーラーを交換したり、ワイヤ、チェーン交換、振れ取りなど、目立たないながら、駆動に関わるところを整備して、メンテ完了となります!

 どちらかといえば、地味な部類に入りますが、これはこれで重要な仕事でしょう。

 長い間乗っていると、徐々に徐々に劣化していくので、その劣化のひどさに気づけなくなっている利用者さんて多いと思います。

 で、気づいたときには、もう手遅れ・・・。

 まあ、当店に手遅れもクソもないんですが、乗りつぶすなんてことしなくても、途中でもメンテしてやれば、また自転車は機嫌直して走ってくれますので、放っておいて、気後れするのも分かりますが、そんな一台ありましたら、是非是非お持ち込みください。

 思われているほど、この店主おっかなくありません・・・たぶん。

機能的スレッド化!見た目だけじゃないスレッドの魅力!



 スレッド化のご要望は、結構ありますが、そのほとんどはやはり、見た目重視という方が多いです。

 鉄で作られたフレームなのに、クラシカルな雰囲気もあるのに、なんでアヘッドなの?という方がほとんどですね。

 でもそんな中で、機能重視のためにシュレッド化を選択される方もおられますな。
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 思い切りあげたステムをつけても、どうしてもハンドルの位置が足りない・・・というお悩み。

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 ご存じのようにアヘッドは、フォークのコラムの長さに依存しますので、切られたコラムを再生する溶接等の工夫をしない限り、スレッド化する以外にハンドルの位置を上げることはできない・・・と思われます。

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 ヘッドパーツをスレッドのものに打ち変えて、シムなどを入れて、スレッド化します。簡単に書いておりますが、これが手間がかかりますわ。

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 ここに現行品の日東の225ミリステムをつけると、ハンドルの位置を大幅に引き上げることができます!

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 これで十分な位置を確保できるといいんですが。

 で、実際に乗ってみると、これが楽!楽チンです!

 それもねえ、ちょっと癖になるような楽さです!

 こういうものを経験してしまうと、なんか今までの自分のポジショニングの体系に、根本的な見直しが必要に思えてくる・・・。そのくらい、癖になります。

 シクロクロスというよりも、ランドナーになりますね。いいと思いますよ、これ!

 これで長距離をのんびり走る・・・。こういう自転車も大いにありです。

 ドロップだとなあ・・・という抵抗感のある方、こうすればポジションが楽になりまして、且つドロップの利点もまた、活かせるんではないか?

 ちょっと今更ながら、感じたポジションに関する見直しです!

 見た目のスレッド化だけでなく、機能上のスレッド化!ちょこっと新たな展開の予感あり!です。

 

走る仏壇に 足が付く!



 昨日、ご紹介した、走る仏壇です。

 ええ、なんで?自転車に関心合ったんですか?という方面の方からもコメントなんぞをいただきまして、なんかうれしい限りですなあ。

 確か今年はオリンピックの歳だったそうなので、金、銀、銅・・・の何かを考えたり・・・、特に今は、高山の春慶が気になりますな。

 そんな走る仏壇なんですが・・・。その仏壇に、空飛ぶ絨毯をはかせてみる。

 コイツです。

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 炭のフレームに、炭のワッパです。

 なんだお前?ついこの前まで、固定固定!と、要は足だ!習字じゃあるまいし、墨!炭!ってこだわるんじゃない!所詮炭で速くなったといっても、そんなものは錯覚だ!ってほざいていたじゃないか・・・。

 とご指摘を受けそうですが。確かにそうですね。ただ、上の発言、撤回したわけでは全然ありませんし、ある意味同じことを思っています。要は足です、確実に・・・。

 それさえ踏まえれば、別に炭を使うことは、まったく問題有りません。炭製品の内容と、値段の問題なんかが折り合い付けば、ドシドシ、レース機材として使用すること自体、否定したことはありません。

 ただフレームだけで数十万、ワッパワンペアで十数万、そんなものを落車を前提としたレース機材として使用するのって、相当リスキーですよね、という思いは同じです。特に学生諸君・・・。

 そういう意味で、値段と機能との落としどころが付かないか?探る道のりは続いていますが・・・。

 仏壇に、回る車輪をつけると、こうなります。

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 乗りますとね、暫く降りたくなくなりますね。しかも、気合いの入った車道に行きたくなりますね。

 大した足のない店主も、その錯覚に十分酔いしれることができるように思います。

 前ハブが入り次第、炭ワッパの試作販売なんかも考えます。お問い合わせもいただいているところですので、どこかしら落としどころができれば・・・と思いつつです。

カーボンなるもの 塗りでどうにかならないか?



 茶器・・・というか、仏具のような塗り物に見えたとしたら、つかみとしては合格ということになるのだが・・・、どうでしょうか?

 これも黒じゃあないんだよね、漆黒ではないのです。濃い小豆色なのですよ。モロ店主好み。
 渋い赤系が好みなんですわ。ちなみにピンクのレーサーなどありえません・・・。まあ、色好みはいいとして・・・。

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 多少の研ぎもしましたが、木のような暖かみが出せるような・・・感じです。

 もう暫く、レース機器はカーボンの全盛時代でしょう。ケイプラという話も聞きましたが、実用ではまだまだカーボン。

 ただ、無垢のカーボン地というのは、繊維の編み込みで、なんて事有りませんな。好きな方もおられるそうですが。

 そういうわけだかなんだか知らないが、なんかほとんどのカーボンフレームっていうものは、デカールとクリア、ラミネートとクリア、という組み合わせで、少なくとも店主にとっては面白味に欠けているといえるのです。

 そんなこんなもあって、乗りたい!という気もあまり起きなかったわけですわ。

 ただ、カーボンフレームには強みがある。形状の表面積が鉄フレームなどに比べると、デカイ!また単なるパイプというだけでなく複雑で、塗りという意味では、見せ場を確保できるというメリットが大ありなんだよね。

 で、やってみたのが、仏具塗り。

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 フォークもちょっと色替えして・・・
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 角やエッジがあるのも面白いねえ、こういうものを使わない手はない・・・と思っておるわけで、今回は手前ながら、ちょっとカーボンフレームへの手応えみたいなものを感じ取った次第です。

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 こういうちょっと工芸系統のものには、やっぱりなんと言ってもコイツらが合うんですねえ・・・。店主には、どうしてもそう見えてしまう・・・。

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 イタリアの伊達やろうなんですが、ちょっとこれ以外に考えが付かないんですわ、今のところ・・・。疑似クラシカルでは何とかなりそうなんだけどなあ。現行レースパーツでは、コイツらですね。といってもカーボンふんだんパーツは、ダメなんだよなあ。

 バフのカンパ!もう一踏ん張りして欲しいところです。

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 仏壇系カーボンロードが完成しました!

 多分今後暫くカーボンでしょう。仕方なくカーボンに乗る方もおられるでしょう。走りは良いんだけど、もうちょっとなんとかならないかなあ・・・という方も少なくない、と思いますよ。

 まあ、ブランドに乗りたがる人もいるので一概には言えませんが、そういうものにはこだわらないという方に向けに、ちょこっと工芸ラインでカーボンフレーム、というのもありでしょう・・・と思います。

 気が向いたら、数本作ってみますので、気長にお待ちください・・・!

 ※ちなみにカーボンフレーム塗装に関しては、持ち込みはお断り路線で行こうと思います。デカールならまだいいが、ラミネートとかになると、剥離の手間が半端でないんで、本体をやってしまいそうです・・・。その他別意味も込めて持ち込み塗装なし、になりそうです!

これって大ありでしょう!



 店を本当の意味で開いていると、いろんな方が訪れます。

 ホームセンターで集めた材料で組み上げた試作品の屋根。

 これって大ありでしょう!!!

 スゴイ可能性有りますよ!

 基本になるものを確立して、一台一台に対して施工できれば、意外と仕事になると思うなあ。

 これから、色々試作して、各種の自転車への施工技術を開発して・・・、数ヶ月かかるかはわかりませんが、これは面白いです!

 雨でも自転車で送り迎えしなければいけないお母さん。

 日焼けしたくない方。

 自転車で商売したい方。

 その他モロモロ。

 何が面白いって、出来上がっていく過程が一番です!イヤー、面白くなっていく予感爆発です。

 これは行けるよー、絶対!製作過程、楽しみにしていてください!

革 革 革!展開します!



 ご近所の革職人のMさんより、サンプルをいただきました。この範囲でなら、こちらからの発注等には受けられますという、ほとんど臨戦態勢の勢いです。やる気満々!あとは値段などの詰めに入ります。

 多くの革ファンの方々から、「あの革グリップどのくらいでやってくれるの?」だとか、「サドルのおおよそで良いので値段・・・」というようなご質問を受けていますが、ぶっきらぼうにも「まだ決まってません・・・」を繰り返すばかり。

 この値段決めというのも酷ではありますが、おおよそでもそれが決まらない限り、仕事としては発生しません。確かにねえ・・・。そんなわけで、概算でもそのようなものを打ち出していこうかと思います。近い内に・・・。

 そんな中での革サンプル。これがまたけっこう惹かれるものがありますな。

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 少し金メタリックのような表面加工されている革。メタリック塗装との相性なども良いかもしれません。革といえば暖系というイメージが強いですが、メタリック的な要素入れて少し冷的な装いというのも面白いかも知れませんな。

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 こういう表面加工も、さぞやグリップなんかもいいでしょう。

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 コイツはロウ引きというやつで、水に強い!雨の多いイギリスなどの革は、こうしたロウの加工が発達しているようです。水をはじきますからね。

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 こういうのも使い方ですよね。単純にグリップは上がるでしょう。また、サドルの下色も、この革でカバーすることでコントラストを作ることも可能ですね。白いサドルにコイツで革カバーをすれば・・・、見えてきます!

 こうした端切れサンプルを見ていても、いろんなものが浮かんできます。それらがどういう経路を通って、様々な技術を経て、困難を克服して、形になってくるか?

 それも表面的な見た目だけでなく、利用者の数年にわたる使用を見越して、経年変化を見越して、作られるか?

 革を知り尽くした方と、自転車の方面の完全なるコラボでなければ成立しない、おもしろ領域です。

 そしてまたサンプルが一つ上がってきました。

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 これ一発で分かる方は、相当の自転車パーツ通の方でしょう。

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 まるい留め金があるので、これでお分かりかしら?ハンドルに取り付けるものです。

 そう、ハンドレスト!ギドネットレバーなどを使用する際、ちょっとしたドロップポジションをとる際に、手をここに一時かける止まり木のようなものです。

 この縫い目にも、利用者を意識した工夫が施されています。

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 こうやって使用するので、ちょうど体重のかかる手の部分に縫い目の違和感を起こさせないように、手前で止めている、というところでしょうか?

 そういう整形でしっかりハンドレストをカバーできて、且つ後で固定するので伸びにくい構造になっているわけです。

 これらが、あのまた革バーテープらと組み合わされるというわけですわ。

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 ブラケットのところに、このハンドレストが来て、ハンドルの付け根のところにギドネット・・・、考えるだけでもブルっちゃいますわ!

 イヤー楽しみ!本当楽しみな、革職人Mさんとのコラボです!これに答えられるような車体作りも考えていかないと・・・ネ!
 

決戦用ワッパ 38ミリ カーボン



 当店一推しのホイールといえば、もう飽き飽きかも知れませんが、DTですね。

 これはもう揺るぎません。精度といい、耐久性といい、申し分なしです。ある意味ホイール自身が動力を持ったかのように、まっすぐに転がっていきます・・・これはもうたまらん感覚ですな。

 というわけで、何はなくともDTなのですが、こうしたカーボン系のホイールなんかもけっこう探しているわけで、前回出した60ミリホイールも出たので、ちょっとこんなのも常備できればなあ、という感じで組み付けてみました。

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 38ミリハイトリムです。ちょっともうこれで決まりかな?というぐらいのデキですね。一般のロードレースなら、登りもあって下りもあって、平地もあってということを勘案すると、どれにもそこそこ対応していく軽量で一定程度の剛性があって・・・コイツ・・・、ある意味オールアラウンダーかな?と思いますな。

 しかも手組みですので、メンテが楽です。スポーク折れても、三十分で回復!支給に預かれないライダーであれば、その辺は死活問題にもなりかねませんぞ!

 レースですから競りと落車はつきものです。身体も含めて、車体もアチコチ損傷を被るのは、仕方のないことです。

 それがイヤなら、レースなどに参加しないことでしょう。

 体に関しては、レースごとに旅行保険に入って、万一の時に備えましょう。

 では車体は・・・?これも復帰しやすい程度の中で、最良のものを選ぶべきでしょう。破損しても、チームから支給されるクラスの選手なら、何使っても良いかもしれません。

 そうでない方は、色々考えておく必要もありかと思います。

 そういう際の選択肢の一つに、お考え願えれば、と思って組み付けてみました。

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 ハブはTNI、軽量で回転もいいです!
 
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 後輪のハブも同じくTNIですが、これには一つメリットがあります。これはカンパ用のフリーがついていますが、簡単にシマノ用のものに交換できます。

 ということは、シマノとカンパ両社に跨ってレーサーを組んでいる方でも、両社の型のフリーをもっておれば、兼用できる!という、これはコストパフォーマンスに優れています!

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 スポークの組み方も手組みですからいかようにもできます。フロントですので、ラジアル組みでもいいんですが、今回は二本取りにしました。
 
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 フリーの方は強度を持たせるために、4本取りでカッチリ組み付けます。

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 反フリーの方は、軽量化を意識して、これもラジアルでも良いんですが、二本取りで組んでみました。

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 アルミの軽量ニップルなんかを使っています。これで外周も軽くなるので、より回転も軽くなるかと思います。

 てな、感じ、アチコチハイテク・・・というか、配慮をしたこれぞ手組み決戦ワッパ!ということで、今月半ばぐらいから、当店内の常備しようか?と計画中です。

 出荷時は、クイック・タイヤなしの状態でお出しします。ワンペア売りで、値段は・・・まだ未定ですが、6万台・・・なんて検討中。もしかして初回は・・・?

 興味深い業者とも知り合いになれたので、今後は継続可能な、いろんな意味で持続可能な「高性能」レース機材なんかにも、情報収集とそれに基づいた実質作りを目指していこうか?なんて思っています。

 本当にレースを盛り上げていくのであれば、ロードのバブルははじけるべきでしょう。自転車競技について一番言われたくないのは、「所詮は金持ち競技でしょ?」です。

 ただ、でも、その際の情報収集はきちんとしておかないと・・・。

 というわけで、この手のホイールも、パーツ類が入荷し次第、量産!というより常備できるよう、努力して参ります!

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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