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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |2012年12月 tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

今年一年 ありがとうございました!



 師走もあっという間に過ぎてしまい、明日から新年となります。

 今年一年、色々御世話になりました、皆まさがたには、本当にありがとうございました。

 月並みですが、来年もよろしくお願いいたします。

 これで、シットリと閉じられれば、なんとも良いはずが、どうもこの年の背は一体なんでしょうか?

 10年以内にベストミックスがどうのと、お茶を濁していた連中が、「原発の新設も視野に・・・」などと、選挙中にはまったく触れていないことまで言い出す始末。

 よく政治は結果責任だと言われます。その過程としていかにがんばったかどうか、ということより、その結果に対して責任と取るべき、ということらしいですが。

 この地震国日本に、原発を五十四基建設して、管理してきた政権は自民党です。事故が起きたのは民主党政権下でありましたが、その土台をつくってきたのは自民党でしょ?

 この福島の事故に対して、結果責任として自民党はどう責任とるのでしょうか?

 今度の経産大臣は、安全確認されたら「政府の責任で」再稼働などといってますが、その前に、事故が起きたらどういう責任体制を、道義的にでもいい、取るのか?ということ抜きに、軽々しく「政府の責任」などといってもらいたくはない。

 そもそも、事故の規模がでかすぎて、責任など取り切れるものではない、というのが原発事故だったのではないでしょうか?

 今でも、あの東電の発表ですら3号機の放射線量は昨年より3倍近くも放出されているようで、その原因もわからず、解けた核燃料もどこへ行ったかも分からず、確かめる術すらもない、ほとんど収拾のついていない状態であることを、脇に置いて、何がより技術の高い原発新設なんでしょうか?

 要職に女性を登用し、内閣にも女性をいれて、就任すぐに福島入り、原発視察、小手先の経済政策で、あたかも生まれ変わった自民党のイメージを、どうせどこかの広告会社のマニュアルに沿ってやっているんでしょうが、この政権、原発政策からほころびが来るんじゃないかな?と、思います、きっと。

 憲法改悪だの、国防軍だのという鎧は、多少参院選まで隠せても、原発政策に関しては、この人達は随分と露骨ですもの・・・。国民の六分の一の支持、しかも原発など争点にしておらず、欠陥制度の上での「大勝」にすぎないものを、すべて信任を受けたかのように誤解しているとしたら、ただのアホです。

 でも、怖いのは、こうしたアホがアホのまま、あらゆる政策を実施できるというこの事実であります。自分がアホな分、分をわきまえているのは賢者です。アホは分をわきまえることすらできません。

 こうした文脈上、来年は政治的な年になりそうですし、そうならねばならないでしょう。

 有権者でありながら、特殊な事情等が無くて、選挙を棄権するなどというのは、民主制社会に住む資格のない方です、そういう方は独裁国家にでも行って、そこでゲームでもなんでもしていればいい、そういう年になりそうです。

 自然災害にしろ、人的災害にしろ、そうしたものへ備えていく、物的にも人脈的にも、技術的にもです。再度、そうしたことへの強い自覚を強いられる年になる、と思われます。

 それに合わせて、骨太の自転車を自転車屋として、くみ続けていこうかと思います。大いなる仲間達と、そして大切な有縁の皆様たちとです!

 再度、月並みではありますが、今年も御世話になり、大変ありがとうございました!

 そして来年も、来年こそ、よろしくお願いいたします!!!!

 御世話様でした!!!

 狸サイクル 店主 遠山健
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歌って踊って飲んでの忘年会 この形式は癖になる!



 昨日は、狸サイクルと嫁さんの主催しているベリーダンス教室「キュビレン」との、合同忘年会でした。

 参加して頂いた皆様、ありがとうございました!

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 ダンスあり!

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 ピアノあり!

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 ベースあり!

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 サンバあり!

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 エールあり!

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 変態君の飛び入りあり!

 これらほんの一部に過ぎませんが、多くの芸人の皆さんによる、次から次へと繰り広げられるパフォーマンス!

 持ち寄りの色とりどりの飲食物!

 異常に楽しくすごさせて頂きました!ありがとうございます!

 この形式、ちょっと癖になりそうです!単に飲むだけでなく、芸事と一緒というのがいいですね。新年会・・・も・・・という声も。

 今後のイベントの核になりそうな形式ですので、より練って、練って、レベルの高いものにしていきたいと思います。

 来年以降、狸サイクル・キュビレン企画のイベント、目が離せませんぞ!

 当ブログ読者の方々も、ご遠慮なく、ご参加ください!

 次はやっぱり新年会かな?

応用の効く フェザーCX 



 フェザーCXといえば、実に応用の効くフレームでありますな。

 秘密はココです!
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 エンドね。正爪にディレーラー台座が付いている・・・、これって最強でしょう。

 ロードエンドも良いんだが、あれは強くトルクをかけて踏むと、ホイールがずれることもあるという意味では、この正爪は、その心配がないという意味でもいいですね。

 しかも、後への引きシロがありますから、ホイールを変えたら、シングルギアにも大変身です。

 すべてのとはいいませんが、ほとんどがこの形式になったら、フレーム一本で、色々と楽しむことができていいと思うんだけどなあ・・・。

 後に引いてホイールを外すので、多少の時間はかかるという意味で、実戦のレーサーとしてはちょっと向かないとしても、その他のことでは最強だよなあ。

 今回は多段で、組みました。

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 前はシングルで、後8段。シフターは、これ。

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 バーコンです。これもまた変幻自在ですね。片方があいている・・・。

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 フロントにもう一枚ギア板つけて、フロントディレーラーを付けて、ワイヤーでつないで、ここにバーコンを入れると、ギア比が膨大に広がります。起伏のある日本を一周するとか・・・そういうときにはこういう変身もありですね。

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 ブレーキはカンチ。今のカンチは効きます!

 そんなこんなで、今回は前シングル後多段の快走車に仕上がりました。

 といいつつも・・・、このタイプのフレームはこれにて終了。来年からは、ディスク台座の付いたフェザーCXだそうです。

 自分の使用に合わせて仕様が替えられる・・・、こういう自転車のファンは必ずいるはず、乗るだけでなく、いじるのも好き・・・という方には、最高だろうなあ・・・。

 中には私らをしのぐ、素人さんの発想というのがあって、またそういうものから刺激を受けて・・・、いい循環ができることも。

 単にこういうフレーム有ります、ではなく、サア、こいつをどうします?というような挑発的なもの作りもいいものです。

 こういう挑発タイプのもの作りをする子達が、あのロックバイクスを立ち上げましたわ!今後の展開も楽しみですね!


徐々に時間をかけて 自分のものへ



 マークローザという、スッキリ系快走車でしょう。この車体の改造は2例。フレームなどは結構頑丈ですので、改造のし甲斐はだいぶあると思います。

 今回、この持ち込みは2回目、ハンドル周りを変えてみたいと、お家の大蔵大臣を説得して予算を引き出して持ってこられました。

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 フラットバーをブルホーンに交換したいということで、早速やってみました。

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 かなり精悍になりましたね。

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 最高に引きのよい、ディズナのブレーキレバー。名作ですね。ブルホーンから引いても、いいです!

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 ハンドルの先に打ち込むタイプのブレーキでは、このような芸当はできませんが、ハンドルを巻き込むタイプのブレーキなので、その分、ハンドルの先の内部にこうしたバーコンを打ち込むことが可能となります。

 アナログで無段階のフリクションの感覚を楽しんで頂ければと思います。

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 反対の突先には、常用しているミラーを付ける。これもブレーキラバーの形式によります。

 で、乗ってみると、やはり上半身を重視しているポジションというのは大事、つまりハンドル形状って、走りに影響するなあ・・・という印象。

 精悍でありながら、且つ、リラックスのできるいいポジションが実現しました。高速長時間走行が可能となります!

 で、進化する、このマークローザ。次の課題は・・・。

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 フォーク!先がつぶしのフォーク、これはこの車体には勿体ない、クロモリのちゃんとしてものを付けると、これは見た目も、走りにもいい影響していくるでしょう。

 ただ・・・。27インチのこのホイールでは、まともなフォークは付きません。
 
 ということは・・・。そう、フロントホイールの700C化も同時に必要になってきます。でもやる価値はありでしょう。

 フレームが良いんで、ツーリング、長時間のライドに向いていると思いますよ。

 こうやって、少しずつ、自分の理想の形に近づけていく・・・、自転車とはかくも妖艶なものでも有るんですなあ。

 娘が成長して女性(おんなせい)を増してくる・・・。なんだ、そんな走りもお前できたのかい?と。

 徐々に成長していく、それも自転車だけでなく、ライダーとともに成長していく、理想的であります!

 こういう仕事に付き添えるというのも、当店としては願ったり適ったり、うれしい限りです。

 また、次回この車体が登場したら、さて、どうなるやら?とお楽しみに!成熟していく自転車・・・、妖艶なり・・・、です!


通常メカニックはやってはいけない改造・・・



 自転車のメカニックは、言ってみれば、内装屋のようなもんで、柱や床という構造自体をいじるものではありません。

 そちらは、ビルダーさんといって、まさにフレームという構造をいじるのがお仕事。

 今回一内装屋に過ぎない、店主が構造の方にまで手を出してしまいました。

 問題はココ、店主の試乗している唯一のカーボン車、このピラーの構造が、どうも気に入らない・・・。

 いわゆるフレーム一体というやつで、メリットをいえば、位置が決まれば、ずり下がることはなし。ピラーを購入する必要もなし。ピラーを締める必要もないので、フレームへのダメージが無く、かなりの軽量化にも役立ちそうです。

 デメリットといえば、ピラーをフレームの構造にしているので、たかだかサドルセッティングが、構造の問題に直結する・・・という困難。

 ポジションが決まっている人は問題ないでしょう?とはいうものの、サドルの種類を交換した場合に、微妙な位置調整がとてもしにくい感じがします。

 また、学生さんなどが、このフレームを譲るなんて事が起きた場合、このサドル問題が常につきまとってきます。大は小を兼ねますが、その逆はまったく成り立ちません。

 色々鈍感な店主も、サドルの位置はミリ単位の調整をした方が良いと強く感じるものとして、このちょん切りタイプは、どうも感心いたしません。

 大切なサドル高ですが、通常アーレンキー一本で即変えられるはずのものが、一々糸鋸やら、スペーサーやらを使用しなければならない、しかも切りすぎ=フレームおじゃん、という失敗は絶対に許されない、などたかがサドル高の調整になんでこんなに緊張しなければならんのか?これが、理不尽に感じられてならない、ということで、今回、内装屋でありながら、構造体に、しかもカーボンなんていう、ほとんど未知の素材に対して、施工を敢行するという、暴挙に出たわけであります。

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 まず、基準を決めて、ピラー高というか、シートチューブの延長をちょん切ります。

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 これでもう、後戻りできません。前のサドルの構造に戻すことはできない。失敗したら、フレームごとパー・・・。ということを覚悟しながらも、もういくしかないので、結構落ち着いていました。

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 クランプの台座を糸鋸とヤスリでつくって。

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 シムなどを切りまして、中にあてたりまあ、色々しましたよ。

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 こうやってクランプを置いて、サドルとピラーを入れて、締めて、緩めては、しめてを繰り返し・・・。

 実は、この形式では失敗したので、全く別形式でやったんですが、一つ一つの工程がピリピリするものだったので、とても写真に納めて記録するなんていう余裕はありませんでした・・・。

 このシートチューブの延長部分の芯に、ラッキーなことに内径27.2のパイプが入っていたものですから、このパイプを軸にクランプ形式を考えていたんですが・・・。実験段階では成功・・・。

 ところが、この延長部分が、トップチューブに近づくとともに、内径が歪になってきて、肉も薄く、とてもライダーの体重を締め付けて走り続けることはできない・・・という状況に。ったく!これだからカーボンなんて信用できネーよ!と半分諦めもしましたわ。

 ただ不思議と、これはダメかも知れないと思いつつも、残っている構造体にどうやったら、補強しつつ取り付けることができないか?フル回転で、考えていました。何とかなる!という根拠のない自信もありましたねえ。

 ポリパテをよく使用しました。15分で硬化、とかいっても、今気温低いですからね。落ち着いて乾くのを待って、ヤスリでシュコシュコと・・・。

 あと、カタログをよーく見ては、関連有りそうなシムを五六個、購入。

 ポリパテで修正しては、削り27.2に近づけ、その手前で止めて、最薄のシムを入れてパイプ構造自体を補強。シートチューブ自身も背後からポリパテで補強して・・・。

 色々やって、六角で締めてみたら・・・。

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 とりあえず、この形で落ち着きました・・・。ホッとしましたよ。

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 まあ、できてみると、当たり前の顔していますが、大変だったんだぞ!

 といいつつ、はじめからピラー締めのような顔してやがるなあ・・・。

 乗っては、数ミリの調整ができる・・・こんなにかゆいところに手の届く事って、すばらしいのか!と、通常形式を乗っている人なら、思いもしないことに感動したりと・・・。

 FUJIのトップモデルSSTだって、ピラーの形式を2013年から通常のものに変えています。素人にも普及させるためには、こういう配慮は重要ですね。支給されるプロなら別ですが、長く乗り続ける素人であれば、サドルや、クリートやクランク長の変更なんて事にもちゃんと対応できなければ、安心して乗れませんものね。

 多分ですが、シートチューブ延長にサドルを載せる形式っていうのは、過渡期のものになりそうですね、色々やってみて、結局はスタンダードに戻る・・・、これでしょう。

 もちろん、こんな改造は、自分の車体でしかやりませんよ!失敗=フレームおじゃんなんていうことは、それでもいいですよ!という言質をいただいても、やりにくいものですから・・・。

 といっても、成功したからいうわけではありませんが、カーボンのちょっとした性質のようなものが分かったような気もしました。その弱さと強さに改めて気づいたり・・・、ドキドキしながらも、常に冷静で、どこかワクワクするような楽しい改造ではありました。

 でも、ご依頼にお引き受けすることは・・・多分ないでしょう・・・多分・・・。

今年もそろそろですねえ コラボの忘年会 ご参加どーぞ!

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 何かとコラボの多い当店ですが、キュビレンという、妖しいダンス集団とコラボで、今年の忘年会を行います。

 今月二十九日、もうギリギリですね、実家に帰っておられる方も多いでしょう・・・。

 時間は6時半から、11時まで。

 場所は、当店ではなく、貸しスタジオです。

 というのも、今回は単に飲んで食べてだけではなく、演芸もかなり比重を占めているんですね。

 芸人さんの参加もかなり・・・。クラシックピアノのプロの演奏家・・・、ジャンベの名手、パンデーロの第一人者、シンガーソングライター、それに妖しいダンサーズ、サンバダンサーズと、ちょっと今までの狸サイクル宴会とは趣が異なります。

 参加費2000円、飲・食・芸お一人様一品お持ちよりで、お願いします。

 場所なんですが、南阿佐ヶ谷の青蘭という貸しスタジオです。阿佐ヶ谷郵便局の裏、正確には杉並警察のうらですか。

 地図はこちらで、参考にしてください。

 時間もダラダラ、催しはキビキビとやります。

 また簡易の台所もあり、流しと、ガス台一つ、まな板包丁は持ち込みますので、現場で簡単料理も可能です。凝ったものは無理ですが・・・。

 というわけで、是非是非、お待ちしています!

こうすればいいのに・・・ あれもこれもからあれかこれかへ



 国産のなんて言うことのない、実用車です。二十四インチ。

 実用に耐えるということで、いろんなことを想定して、あれもこれもの状態になっている、というのが実用車です。

 まあ、それはそれで良いんでしょうが、自転車の持っている機動力のようなものが削がれがち、というのは否めません。

 あれもこれも、から多少仕様を絞ったところに持って行くだけでも、自転車の機動力はずいぶん上がるというものです。

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 こんなカバーをしていると、ブラックボックスです。仮にチェーンが外れたようだったら、結構復帰には面倒くさいです。

 でもカバーがあるということで、ズボンやスカートの裾が汚れない・・・、それにチェーンも外れにくくセッティングしていれば、気も頭も使わずに、ずーっと乗り続けることもできる・・・。

 たまに起こるかも知れないチェーン外れに対応するよりも、カバーがある方が、機能的でよろしい・・・。多分こう思う方が、大半かと思います。

 まあ、乗る方にだけ特化していれば、自転車の機能はすべてブラックボックスでいい、という方はそうかと思いますが、元々単純な形式のものをあたかも複雑であるかのように誤解させてしまうという面もあるわけで、この辺もう少し開いて、こちら側に寄せて、且つ、機動力を上げる・・・というのは、どうかなあ・・・。

 一部でかなり受けているようなので、ココでもやってしまいます。

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 カゴは偉大ですが、オプションで付けるか付けないかを決めればいいわけで、最初から無くてならないものではない!

 あとハンドルね。上体を起こして、乗る事自体は一見楽になりますが、反面上半身の力を使いにくくするという意味では、これ交換です。

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 ブルホーンにしてしまいました。これで、走りがだいぶ変わるんですねえ。

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 内装三段で組み直して、ちょっと機能を上げてやります。

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 ステム脇にシフターを付けて、親指シフターということで。

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 ちゃんとした体からの出力を自転車に打ち込むためには、適切な高さのサドルが必要になります。400ミリの長さのピラーに入れ替えます。

 自作したらもっと長い物も実現できるかも、ですね。そうすれば・・・。

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 泥よけ、チェーンカバーハンドル、ピラーを入れ替えただけでも、見た目もスッキリ、乗り味も、これまた格別ですね。

 盗難の危険を考えると、これでいいか・・・と思える程のものです。

 国産フレームに、外しに、高機能化!

  マジに走りますよ!もちろん試乗も可!

ロケットに続け!



 先日ご紹介した、当店の次期戦闘機の基体ですが、公表したと同時に、何やらざわめいています・・・。それなりの反応ということだと思います。

 近い内に、コイツでオオ!といわせるバイクを一台作る予定、マジでオオ!とうなる一台です。お楽しみに!

 と、コイツに続いて、実はもう数種類あるんですが、店主の目はこのロケットをロックオン、なのでその他は・・・と思いつつも、結構これもいけているんです。

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 鉄フレームだぜ!

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 ストレートフォーク!

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 デフォルトで手元変則が付いている。これが7万台というのだから、もう大驚きだよなあ。

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 色違いで、こんな軍事系もあり。

 色々仕掛けてくれるよなあ・・・。完車メーカーはもうドキドキだろうなあ。

 イタズラ系仕掛け屋の若い二人が、やっているんだから、やんちゃなもんだ!

 こんなのも、来年当店の周りをうろつくということで、豊かになることは、確か!

 初めての方はもちろんのこと、酸いも甘いも知り尽くしたライダーが、気軽にマジ乗りできるというのでも十分なもの、値段とスペックで遊べるというところも魅力だね。

 というわけで、当店一推しは、ロケット!で、こんなのも、別なところからブレイクするかもネー、という予感がします。

 例の二人は、来年もかなりターボをかけて、仕掛けてくるよ、楽しみだよなあ・・・。

前後そろえて 最軽量?



先日持ち込み天国にて紹介したデダの軽量ピストです。

前輪はイーストン製でした。

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 これはこれで良かったんですが、どうせなら前後をそろえたい・・・ということで、速攻で前輪のカーボン組のご依頼をいただきました。

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 20ミリで、幅で強度を出していると思います、赤ニップルで組んでみましたが、軽いですねえ・・・。

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 完成して、前後のそろいを確認・・・。

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 これで前後、当店発の最軽量カーボンホイールにてそろいました。

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 腰が抜けるぐらい軽いデキです。怖いくらいね。

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 あとこの最軽量ホールは、ワンペアのみ。ヒルクライムの好きな方のいい両足になるでしょうな。

詳しくはこちらの記事でご確認ください。

 期待感だけで、円安傾向ですが、いつまでつづくやら・・・。

 来年はカーボンホイールでの完成車予定もあり!

 軽くて早い!カーボンホイール、いけてます!

自分で塗装も楽しいもんだ



 まあどこにでもありますなあ、走るけど、あまり冴えない自転車。

 こいつを自分で塗って、自分の自転車にしてしまおう、という企画。ご近所さんでした、大体初日で塗装のペースをつかんだようで、文庫本と、お昼御飯で一回帰ったりと、マッタリペースでやっていました。

 基本、この方に関しては、店主は放置プレー。できたら、できたって言ってネー。分からないことあったら、何なりとー。失敗したら、修正の仕方教えます・・・、ぐらいであとはほったらかし。

 何日かけたやら?気づいたら、できていましたよ。

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 この曲がったカゴを、ちょっとかっこいいものに。

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スノコ付き。

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 砲弾ライトを付けました。

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 自転車屋的にいうと、チェーンでないベルト式の駆動。これはまあ一般的ではありませんので、チェーン式のに変えましょうと。

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 あとは自家塗装ですから、色はご自分で選んだもの。どちらかというと、和のテイスト・・・かしら?

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 朱に近いですね。タイヤの色をあとから合わせました。

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 真ん中に銀とのグラデーション。当店にあった銀スプレーを上げました。

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 そして藤色で締め。トリコロールです。

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 前のタイヤも藤色で合わせて、シックともポップともつかないけれど、愛着にあふれた一台に大変身です!
 
 いわなくても、これ見ただけで、大切に乗るよねえ・・・。最初の冴えない自転車と、自転車の表情が違います。走る気満々でしょ?

 なんでしょうね?こういうのって・・・。乗る方、選んだ方、作った方の意気込みを載せている、その分生き生きしているんでしょうね、たぶん。

 ものとの間のいい関係です、これ。

 放置プレーでもいい方は、これ当店の裏庭でできますんで、どうぞ御希望してみてください。

 やっている最中も楽しいですし、何よりできて乗ること自体が楽しい。そして・・・、数ヶ月か、数年後に、リベンジもかねて塗り替えるということも・・・。

 手を加えて、やる。これって、愛着への非常に重要な要素ですね・・・、いろんな所へ応用が効きそうです、希望者募集!

タイフーンカメラさんによる PVここに完成!



 本当に御世話になりました。3日という時間をかけていただいて、タイフーンカメラさんに、身に余るような、プロモーションビデオをつくっていただきました。

 ここに完成!

 本当にありがとうございました。

 嘘はありませんが、映りが良すぎ・・・、実像以上です。まあ、まずはご覧いただきましょう!

コチラより、クリックしてください。狸サイクル PV始まり始まり!

撮影の日!



 今日はとあるところの撮影の日でした。

 まず、ストックしてある車体を・・・一体何台出したかな?

 今は、当店始まって以来の完車のラッシュ!見せ所満載で、こうした撮影取材には絶好の時期!なんですが、裏を返せば、完車の出が悪いということの証明のようなもの・・・。

 でもまあ、最高のアピールの場でもあるので、ドドーッと並んだ完車の壮観な眺めを前に、サア!どっからでも来い!とばかり、始まりました。

 今までいろんな、取材を受けまして、当然撮影の方を多く拝見してきましたが、今回の方もスゴイ撮影師の方でした。

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 当店が次から次へと繰り出す、それぞれまったく異なった車体に対して、暫く黙考しては、これで行こう!とまあお持ちの機材を駆使して撮っていかれる。

 右・・・もう少し前で、ちょっと後に反らして、そう!そこで!・・・良いぞ、こい、こい、いただき!とばかりにテンポ良く撮っていかれます。

 ライターの方も、それぞれの車体の特徴といきさつをどんどんメモしていく。

 編集の方も、見せ所はどこですか?と写真や書きどころを聞いては、構成を組み立ててと、まあ、チャンチャンとよくいいチームワークでやって、いかれました。

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 これぞプロの仕事ですね、こちらも大変興味深く、いらんことまで含めてベラベラと、お話ししてしまったなあ。

 一番難しかったのは、店主のカーボン号、ブツダンであります。

 でも、このカメラマンさん、「かつて仏壇のカタログ作りしたんで・・・」。こうした漆黒系・・・、だけでなく、下地の色が見え隠れしているものって、まあ、どう撮っていいやら店主にはちんぷんかんぷんですが、これもテンポ良く撮っていかれました。

 さて、来年どこに掲載されるやら・・・ですが。

 コイツは暮れから縁起が良い、来年への何らかの弾みにでもなればなあ・・・。

 本当、お疲れ様でした、久々に楽しい取材でした!

お庭で展示会 次期戦闘機登場!



 本日、大阪より来た新ブランドの試乗会が、当店周りで行われました。実は・・・、今年のサイクルモードの駐車場でも行われていたんですが、すべてシークレットということで、公表はできませんでしたが、これからは登記も終わったということですので、ボチボチ紹介してよろしい、ということで、本日当店一推しの次期戦闘機の基体をご紹介しましょう。

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 ペダルと付けて試乗もしました。
 
 FUJIのトラック1.0とほぼ同じアルミフレームですので、かなりいけますね。全貌はというと・・・。

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 邪魔だなあ・・・、まずは箇所から行きますか?

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 トラック1.0を彷彿とします。試乗車はこれですが、本チャンはよりホイールベースが短くなります。本気モードです。まさに戦闘機!

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 溶接も仕上げも、この値段にしては・・・一級でしょうな。よくこれで作れますわ。台湾製!それを日本のクールな品質管理で二度締めです。

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 ピラーはちょっと変わっていますが、中を開けてみると、非常に理に適った構造になっているので、安心。

 ようやっと、これにて全貌が!

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 ちょっとしたパーツやホイール入替で、即実戦用戦闘機に早変わりです。ものすごく走ります。スプリンターなんてぞっこんになるかな?また、簡単に踏めないところから、回すことをおぼえるにも、いいフレームでしょう。

 それに、各所太いパイプがいいですね。これは塗り師や磨き師にとっては、見せ所です。

 大森社長も、暫く、現物に近づいては、ジーッと見据えていました。創作意欲を湧かせる素材であることは確か・・・。

 走れて見せ所満載、そしてチューニングの余地もあるこの基体、これが両手以内というのだから、驚きです。サイズも、460、500、530、560の四種類。

 さーて、どうしてくれようものぞ!

 年明け以降!戦闘開始だ!こりゃ!

寒い冬には 寒風を切る 風防なんていかがでしょ?



 あのキリン号のその後です。だいぶ喜んで乗っていただいているようで、その気持ちが通じるのか、周りも楽しませて、好評ということ、こちらもうれしい限りです。

 と、この角度では見えにくいですね、このキリン号には、風防が付いています。

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 プラスチックの板ですが、これがあるのとないのとでは、だいぶ違うかと思います。今年は、長い夏で、急に 11月後半から、寒くなって、12月はもう真冬の寒さです。秋がない・・・。最高のサイクリングシーズンが短かった余波がありますな。

 しかも、塗料も夏用から、標準を通り越して、冬用にスイッチ、塗装場が7度なんてもう当たり前ですから、なんともまあ、です。

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 これは、イェップにのみ取り付けるものです。構造は簡単ですが、ハンドルやステムの位置などで、ちょっと取り付けが難しいこともあります。それを付けるのが、当店・・・という。

 ものによっては、箱状のビニールをすっぽり上からかぶせる、汎用型のものもあるようですが、多少形にこだわりたいなら、これありです。

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 チョコッと、スタイリッシュでしょ?

 この寒そうな冬を乗り切る、雨の時もないよりずっと良いしね。イェップの前載せのみ、取り付け可能で、お待ちしています!

公私にわたって ゴッタゴタ



 カンジキの外にまた二回りはデカイ、かんじきを履く。

 先週大雪に見舞われました、田麦山での話です。

 今年最後ということで、チョコッと挨拶回りなどして参りました。

 このかんじきを履くと、深い雪の中でも潜らずに歩けます。

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 子供達がこけたり、雪にはまっていることをよそ目に、店主はズッコリズッコリと雪の上を歩きます。

 「昔はみんなカンジキはいて雪道を5キロ10キロと歩いたそうです。今は車。

 やっぱり田麦山はいいねえ・・・。

 と帰ってくると・・・。選挙結果が大変なことになっていましたね。

 まあ、もはや民意というのは、どの程度かは分かりませんが、非常にそれらが反映しにくい、制度になっているようで・・・。捨て票のおびただしい量。わずか一票に圧縮するには、あまりにも問題がでかすぎますわ。

 と、投票しない40%ってなんなんでしょうね。白票や無効票を入れた方とはまったく異なる、投票しない方々。

 例えば、一回投票しないペナルティーとして、次回選挙権なし、とかいう法案が通ったとしても、多分この方々「どうせ行かないから、別にいいわ・・・」という程度なんじゃないかしら。

 残念ながら、もはや公民ではありませんね、この方々。民主国家に住む資格なし。民主国家に住むに値しない、勿体ない方です。

 持ち家の例をします。持ち家に住みたいと希望した場合、それを手に入れるためには大変苦労されると思います。お金の面にしろ、設計の面にしろ何にしろです。それらをようやっとクリアして、持ち家を手に入れます。

 ひとたび手に入れると、暫くはそれで安泰、あって当たり前、住めて当たり前の時期が続きます。建てる苦労を知らない子供や孫達は、親たちの努力の意味が分からない。

 ところが家も使用していると劣化してきます。雨漏りや塗装ハゲや床下シロアリなど。そうなると、持ち家に住み続ける場合には、数年に一度くらいは、そうした管理をしっかりやっていかないと、家はどんどんダメになっていきます。

 ちゃんとそうした管理の責任を負える人でない限り、持ち家に住み続ける資格はありません。

 それと同じです。

 民主制なんて、自存しているものではないんです。当たり前のものではないんです。維持する努力が必要なんです。そうしないと家と同じく、劣化して崩壊していくんですね。

 そうした維持管理の努力というものの意味が分からない、それが面倒くさい、という方はもう持ち家など持てる甲斐性もないので、借家でいいんです。すべて大家任せで、雨漏りしたぞ!隣のガキがうるさいぞ!と文句だけをたれていればいい。

 まあ、大家さんがいい方なら、ラッキー。最悪な奴だったとしたら・・・、アンラッキーというリスク。しかも、亡命という名の引っ越しはそう簡単にはできません、そういう借家で我慢せざるをえない。

 さて、今度の安部さんという大家、彼が利口であれば、来年の参院選までは、静かに、失言なくして、あめ玉経済政策なんかをやって、「やっぱり自民党だよなあ」と思わせて、参院選も大勝。

 そしたら、やりたい放題できるでしょう。すべて強行採決、憲法改悪でしょうな、少なくとも民主制にとってはね。まあ、それでも選挙に行かない方にとっては、多分住みやすい国になるかと思いますよ。ザマみろ。その時気づいても遅いし、まあ、気づかないでゲームでもやっているのかな?バカモノ。

 そうそう、大家さんといえば、当店に場を提供していただいている、大変寛容な大家さんですが、再来年の三月までの立ち退き!となりました。

 一年ちょっとですが、また、不動産物件探さないと、閉店です。できれば杉並区内に止まりたい、といいつつ固定費は抑えたい。作業場の確保できるどこか良いところないかしら?

 情報など有りましたら、是非是非、よろしくお願いいたします。まだ先とは言いつつも、一年なんてあっていう間ですからね。

 または、当店の作業場シェアしていただける方なんかも、ゆるく募集・・・という選択もありかな?広いところなんていうのは、家賃も高いでしょうから、それを志を同じくする他店などと、分割してやる、など。

 まあ、これから公私ともにゴタゴタゴタゴタしそうですが、めげずに、やっていきましょう!

 情報提供などもよろしくお願いいたします。

赤鬼 青鬼 どちらも来い!三大名ライダーのインプレ



 これ固定ギアの赤鬼君。

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 こちらが固定ギアの青鬼君です。

 当店発の、固定練習機です。オフシーズンはこれにてペダリングに磨きをかけろ!というコンセプト。くどいと言われようが、しつこいと言われようが、ロード乗りこそ固定に乗るべし!は今年も言います!

 で、偏屈な店主だけがいくらほざいても、あまり説得力はないかな?ということで三大有力ライダー君達の、インプレなんぞをちょっと載せてみようという、販売促進企画です。

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 言わずと知れた、当店出身の全日本選手権出場経験者のタイゾー選手。

 赤鬼君に乗ってもらいました。お言葉は・・・。
「僕がインプレ書いたら、それって販売にすごく影響するでしょう・・・エヘヘへ」と。早く乗れ!
 
「これ良いッスね!なんか、やっぱり固定は楽しいなあ・・・。やっぱり自転車ってフォークが大切・・・」

ということでした。

 次。

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 Mさん。年齢的にもこれから五年が勝負、全日本をねらうトライアスリート。通常トライアスリートというと、自転車に疎い方が多い中で、彼はまず自転車に関してトップクラスの知見等をもつ。その彼。

「これ良いです!昔フジトラで組んでもらったものよりも、いいですね。しっかり走る、鉄フレームという感じがします。・・・やっぱりフォークって本当大事ですね。NJSとかにも匹敵するんじゃないですか?これが完車で○○円だなんて、安いでしょう。自分にも自転車置く場所あったらなあ・・・」

 と、ありがとう!

 そして、最後。

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 若手ホープ!ご存じ、フルジュン。ツールツルに一番近い男・・・かな?最近、膝を痛めているのがちょっと心配・・・。

 「いいですよ、これ。走りますね・・・。いいとおもいます・・・。」まあまだ高校一年生なんで、こんな感じで。正直者なので、良くないものに、いいとはいいません、コイツは。

 とりあえず、当店発の赤鬼、青鬼君達の評価に関しては、店主の独断を越えて、足のある若手三人が保証してくれたということで、是非是非信じてみてください。

 シューズとペダルをお持ちになれば、試乗可能です。多分驚かれると思いますよ。理由は分かりませんが、この二匹の鬼は、本当よく走るんです・・・。なんでだろうなあ・・・?

ただ買う から 組み付ける 色を付ける



 外すもの外して、もらい物などをかき集めて、ドカッ!と当店に持ち込み、予算を組みつつ、お好みとの間で折り合いを付けていく。

 例え、自転車について詳しくなくても、その段階から、すでに楽しい!って一体なんでしょうね。

 ただ買う、というだけからは絶対に得られない、満足感というもの。そういうものを載せて走るものだから、乗ったそばからうれしく楽しい・・・、単なる買い物を越えた、何か?というのでしょうか。それって理想の一つです。

 最初は、再塗装して・・・あれこれやって、予算はこれぐらい・・・ということでしたが。

 当店の塗装のあり方をいくつかご説明して、自家塗装の内容も話して、工程の話もして、楽しく悩んで頂きました。
 
 もうこの段階から楽しめるって、自転車出来て楽しくないわけはない。つまり乗る前から楽しいわけです。

 こういう入門って、大あり。もっと当店もこういうあり方で推していかないとなあ・・・、と思うくらい。

 で、決まったのが、今回は再塗装はやめて、パーツと整備メンテを重点的にやって、乗りながら、自転車と相談しながら色を決めていけばいい、ということになりました。

 では、体型にあったパーツなどで、しっかり組んでいきましょう。

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 このクランクが肝、152ミリです。利用者の方も152センチ。ちょうど1/10、いいじゃん。

 前シングルです。こういうのもありです、まずは。乗ってギアが欲しくなれば、インナーを付ければいい。

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 ブレーキは前後にシルバーカンチ、ちょっとクラシカルというコンセプトもいただきました。

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 前もネ。このフォークは、ありものを持ち込みです。何となく色が合っているようですね。

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 シフターもクラシカルというご要望から、wレバー台座をハンドルに付けての手元変則。まあ、いいでしょう。

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 ハンドルステムは持ち込み。グリップもコルクこれも持ち込みです。

 ヘッドパーツも銀のものへ打ち変えです。

 まずは第一次組み付け完了。なんとも、それなりのバランスで組上がっていて、また乗りやすい。いいですね。

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 売っているかというと・・・、まあそんなにはないでしょうな、またこれから乗る利用者さんとの相性もピッタリですね。

 これ再生です。元はコッチだったようですよ。

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 上を見ると、ものは再生を待っている・・・とさえ思えてきませんか?

 無粋な消費文化は、トットと逝きな!

 これからは粋な再生文化だろ?たぶん。

阿Qとその周辺・・・



 最近本読んでます?と少し前聞かれた。

 時期として、活字を離せないときもあったことを考えると、そういう意味では読んでいない。

 オット、塗装やその他、技術書は読んでいる・・・が、これは携帯や餅つき機などのマニュアルを読むのとさして変わりはないので、それをして読んでいる・・・とは到底言い難い。

 そんなこんなのある時に、通りかかった高円寺、かつては軍手で古本探しをしては店員に間違われた街であるが、そこの古書センターで古本市をやっていた。冷やかしてはみたが、どれをとっても購入意欲が湧かず、最初は出物がないからか?とも思ったが、どうもそうではないらしい。

 自らが変わったんだな、これは・・・。かつては、目をギラギラしては、取りあさっていた店主であったが、本に関する立ち位置というものが、確実に変わった・・・と思った。

 と、その時、岩波の日本思想大系に収められている道元の正法眼蔵が上下巻5百円で売られていたのだ。

 「諸法の仏法なる時節、すなはち迷悟あり、修行あり、生あり、死あり、諸仏あり、衆生あり」。

 で始まる、難関の書である。もちろん一生かけても、読み解かれるものではなかろう・・・、と思ったとき、人生には読むべき本、読み解くに値する書など、ほんの数冊に過ぎない、のではないか?と思った。

 その他、読み替え読み捨てていくものなど、仮に良書とて、それらの注釈に過ぎず、その他はそれ以下のマニュアルや時間つぶしに過ぎないのではないか?

 万巻の書を読破するというのもいいが、店主にはこれと決めて一書をジックリ眼光紙背に・・・と、できればそちらの方が向いているのかも知れない。

 導入長くなり、大変失礼。最近、久々に「阿Q正伝」を読んだのでした。

 阿Q・・・、中国近代、とある田舎にいた日雇い労働者の名前。特に何ができるわけでもない、ある意味その辺の凡夫なのだが、少しばかり自意識が過剰・・・、自尊心が少し強いという癖をもつ。そのためか、周りのものからはからかわれやすい、バカにされやすい人物でもあるのだが、それをしてまた「自らを軽蔑できる第一人者」と称するものだから、よりからかい甲斐のある人物でもある。

 この作品は、阿Qの滑稽さとも憐れさとも思える人物が中心に描かれているが、その背景として、ネガとして描かれている、阿Qを時にからかい・さける側の表に出てこない「衆」の存在が暗示されているところが、すごいところかな?

 物語は、この阿Qと地方の実力者である幾人かの旦那とその周辺、そして先の「衆」という約三種の交わりとして描かれていく。

 通常、バカにされながらもめげずに、論点をズラしつつ自尊を続ける阿Qだけに、そのいじめ甲斐から、孤高ならぬ孤低な生活を送る阿Q。それが「城内」というところで、そこの旦那の周りで働いたと言うことで、今度は「衆」の方が阿Qを多少の「尊」の目で見るようになる。

 身なりが良くなって、巾着にも銅線ばかりではなく銀銭・金銭なんかをしのばせての再登場。「城内では革命党の奴らが首ちょん切られるをみた」という情報通にも。地元の旦那の方もちょっと瞠目、「さん」付けで阿Qを呼んだり・・・。まあ、科挙やそのた権威にいように弱いようだ。

 ただ、どうも仕事というのはこそ泥だったようで、羽振りの良いのも長続きせず、また元の日雇いへ。しかも仕事が減って来る理由を他の弱いものへ向けたりと、まあ、その程度の低俗な人物として物語をうろついている・・・。

 現実で割の合わない生活を送る阿Q。夢で見るのは、最近辛亥革命で力を付けてきた、白装束に白カブトを身につけた革命党に自分も入党し、街の実力者や金持ちの家に押し入り、資材没収・・・。アレがあったらいいなあ、これがあったら、オレのねぐらにもってこようなど、革命党に名を借りた公認の盗賊になることを夢見て、寝入るなど・・・。

 しまいには、自分をふったりバカにした女達を、革命党に入党したらどうしてやろうか?などと品定め・・・もう最低・・・という体たらく。

 細かい物語の展開はいいとして、この阿Q、自分よりいち早く、地元の有力者のセガレが革命党に入ったことを知りガックリ・・・、しかも統率の取れていない革命党のアチコチへの略奪の嫌疑をかけられ、なんと銃殺の刑にあってお終いという、オチになる。

 刑場に送られる車の中で、自尊心の第一人者でもある阿Qは「人として生まれた以上は、たまには首ちょん切られることだって、ないわけではない」とぼんやり思うという余裕をかますも、さすが人間への洞察の深い魯迅、最後の最後に・・・。

 刑場に送られる阿Qに対して「いいぞ!」とはやし立てた「衆」の眼を、かつて自分が山で遭遇し追跡された野生のオオカミの眼に例えている、「残忍な、それでいて臆病な、きらきら鬼火のように光る眼」に例え、最後の最後心の中でこう叫ばせる。

「助けて・・・」

 誠に人間への深い、そのまた深い洞察に満ちた作品というのは、時代や地域を越える。

 もう娯楽に属する小説など読む気はない。書いては消費されるだけの記事など切り抜く価値もないような記事など、読む気もしない。

 ただ、単なる消費というところから離れ、シットリと熟成されてきた文学というものの力は、やはり迫力が違う。

 ゴミを売っている新聞等は、すでにある政党が過半数越えで政権与党に返り咲くといっているようだ。一体全体、この林立している候補者という方々は、何者なのだろうか?

 革命という崇高な理念を遂行のために・・・などというところからまったく離れて、単なる権力欲、物欲、消費欲、性欲にぼける阿Qを笑えるのだろうか?

 所属政党をコロコロ変えて、政策も公約もマニフェストとやらもコロコロ入れ替えて、公示後ですら、口頭にて主義・主張を平気で入れ替えして憚らないような輩、自分が当選さえすればいい、としか結果的には考えていない奴らが、一体阿Qを笑えるのだろうか?

 まあ、阿Qはいい。

 問題は、こちらの側かも知れない。表に立たず、常に阿Qのネガでしかないながら、阿Qの行方を何とはなしに、時には強烈に方向付けを行うような、無責任で忘れやすい利己的な「衆」であるこちら側なのかも知れない。

 阿Qにしろ「衆」にしろ手を変え品を変えて、ある時代ある地域に出現しては消え、出現しては消えていく。

 現代の阿Qを選んではいけないし、現代の「衆」になってもいけない。

 どこへ行きますか?

 阿Qも「衆」もいないところに決まっていますよね・・・、可能ならば・・・。

EZ続くときは続きます



 バイクっぽいこの形状が人気なのでしょうか?単なる小径だからでしょうか?その意味は分からないまでも、このEZ、依頼が続くときは続きますね。

 中には、遠隔より、メーカーへ発注し、当店に配送。改造指示して、自宅まで配送以来。すべてメールと電話で事を済ます方もおられます。

 顔見知りの取引を基本としている当店としては、こういうあり方は、本来、本意ではありません。が、事情が色々あるようなので、まさに事情によってはお引き受けすることもある、ということです。

 どうも顔が見えてこないというのは、店主の性には、合っていないようです。なんて言うんですかね?ちょっとした不安というか・・・、なんか違うんですね。

 かつて支払いが滞ったことがありました。それがまた東東京の遠いところで、知り合いがたまたま近くにいたので、所在などの確認はできましたが、正直消耗しました。顔が見えない、人となりがつかめないということが、これほど消耗することとは思ってもいませんでした。警察へ不払いに関する、請求手続きを聞きに行ったりもしたくらいですから・・・。

 また実像は分かりませんが、メールや電話だけではどうも極度の神経質のように思えてしまったり。ちょっとした言葉のニュアンスでイラつかせたか、こちらがイラついたり・・・。

 どうも、顔の見える間柄で行われる、人と人とのやりとりが、メールや電話だけですと、消費者と業者間の無味乾燥なやりとりに成り下がってしまうようで、なんともやりやすくはありません。

 もちろん、状況により色々ですから、あくまでも一般論ですが・・・。まあ、消費者でなくお客様に恵まれている当店では、あまり起きないことですが・・・、中には勘違いされて全能感たっぷりの「ご支持」をいただくと「お客様は神様」ですが、消費者は神様ではありません、なんて思ったりもします。

 話を戻しますと、このEZ、車体自体が大変重いので、持ち運びには大変です。発送する場合にも、通常の自転車とは、値段がまったくことなってきます。

 通常では三千円くらいのものが、大体倍以上、所によっては三倍、四倍となります。しかも宅急便でないので、時間の設定ができないので、時にご迷惑をおかけする事もあるかと思います。ご了承くださいね。

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 このイェップを付ける肝ですが、荷台ですね。EZは、少なくとも当店の入荷できる荷台の範囲では、付けやすい部類には入りません。

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 ダボが付いているわけではありませんので、計って穴を開けてタップを切ります。神経使います、なんて言っても構造に手を入れるわけですから。

 ビルダーではないメカニックは、建築でいうと内装に匹敵するかな?壁紙貼りにくいので、この柱少し削ります・・・というわけにはいかない、そんな感じですかね。

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 これによって荷台が付いて、その上にアダプターが付きます。そしてそのアダプターの上にイェップが乗る、という構造です。

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 あとは、子育て号といえばカゴです、できればでかいカゴ・・・。EZは、前のキャリアとハンドルとが連動しないので、ハンドルを曲げても、カゴはそのまま。バイクと同じですね。ですから、ハンドルとカゴの干渉をなくさなければ、いけませんね。

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 頑丈な金具で、広範囲をガッチリと止めます。完了!

 荷台の入荷内容をもう少し整えて、構造に手を入れない状態で取り付けができたらなあ・・・と思います。

 見慣れたかにおもえるカタログももう一度こん詰めて見直すと、また新たな発見もあることがありますので、できれば、ハブシャフト共締めの荷台を見つけて工賃をできるだけ安くできるよう、努力しないとなあ・・・。

 まずはご相談から!

これで十万以下?時代なんでしょうか?



 重厚感のあるマットブラックのレーサー。FUJIの2013モデルの中の一台です。ルーベ。

 アルミフレームですが、もうアルミの加工はむずかしい・・・なんて思う店主の頭は古いんでしょうか?このフレームもトップがちょっと弓のように反っていますね。

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 トップチューブのトップにシルバーが、逆モヒカンか?

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 チェーンステーも平べったい加工がされています。手が込んでいると思いますが・・・、これに基本ソラ組みで十万を切るんですから・・・今の価格帯は一体どうなっているんやら?

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 このクランクは、不明。以外はソラ!

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 手元変則のSTI9速ですね。うん。

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 ホイールがまたちょっと凝っています。リム高四十ミリ近くあります。かつてだったら、相当値が付いていましたね。

 FUJIサイズで、520。何度も言いますが、これで十万を下回っている・・・、入門ロードとしては、まあ文句ないでしょうな。

 今んとこ、当店手入れの予定なしですから、まずはこのまま吊しておきます。

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 入門用としては・・・文句なさ過ぎ!

今度はルック 特殊規格には工具も欲しいね!



 来ましたねえ、ルックカーボンということで、再組み付けです。

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 バラしていくと、ココ、ヘッドがきつすぎる、という問題発見でした。回しても硬い、乗れなくはありませんが、手を放したら即落車です。ヘッドのガタもダメですが、硬すぎるヘッドもダメ。外して、ヘッドの調整だ、ということで見ると・・・。

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 ピンぼけですみません。が、アンカーがもちろんカーボンコラムだから打ち込まれていません、それに変わるプラグもなし・・・ということは特殊な形式ですねえ。

 つまり、ヘッドの頭を調整してようにもできない、そういう別形式のものです。

 かつてタイムのフレームで、この辺でイタイ思いをしたことが有りました。構造をつかむのに時間がかかる、それに特殊工具なんかが必要なら・・・。

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 問題はココです。特殊でした。ココをゆるめることによって・・・調整する、それは分かりますが、ではどうやったらゆるめられるか?

 セレーションがあるので、それにあった特殊工具が必要です。これがまた付いていない。通常、これがズブの素人さん宅に届けられるとしたら、ちょっと問題ありでしょう。

 つまり、届いて自転車のヘッドが硬いまま、こんなもんだろうと乗り続ける・・・。これが通販でのリスクといえるものかも知れませんね。

 で、これをどうやっても緩めないといけません。ただ、ピッタリのものがない。せめてスリットではなく、平行線上に切られているものであれば、幅の開くモンキーレンチなどで対応できるのに・・・。

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 色々やってみて、結果的には取れたんですが、変な工具で無理矢理やって壊さないでね。でもまあ、メーカーさんは特殊工具については、付けて販売するべきですね、この場合は絶対に。

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 アルミのねじ切りワンのようなものが、フォークのしかるべきところにピンで固定されており、そのねじ切りを先ほどの特殊工具必要ナットで締めて、調整をするという形式のようです。

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カーボン地のむき出しのフォークの肩。こんなのを見るとガタなどで傷が付いたら、一発かな?土ちょっと怖くなりますな。

 カーボンフレームのインテグラルヘッドをお持ちの方、要注意かと思います。

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 クランク外して、再度フェイシングします。って、した方が良いよねえ・・・。

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 そんなこんなで、一度すべて外します。

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 これらを再組み付けしてきます。

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 フォース!

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 ブレーキはメカニカルですね。こういうデザインは何かにハマルとぐっと引き立つような気がします。

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 調整しながら、つい、シマノカンパの癖で、オットットとなるタッチです。

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 バーテープまかないのは、ポジション出しをしていませんということ。納車時に、固定ローラーに乗せて、そこで調整、ということで多少のフィッティングもやります。

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 先端に近いルック!

 乗ってみるとパキンとしています!といってももうわかりませんわ、正直なところ・・・。

 前輪の振れ取りもしています。DTのレンチで調整できたので。完組みの場合、できないこともありますが。

 そんなこんなで、今後とも安心して乗っていただけるはずであります。

 思っている以上に、レーサーというのはメンテを必要とする。そうしなくても乗れますが、した方がずっと良い。いわんやどこで組んだか分からない、7分組みの状態ではチューニングが必要な感じは大です。

 今乗っている自転車がその自転車の持っているポテシャルで、最良のセッティングがされているか?特に通販とくぐってきたフレームやパーツは、色々とあるかも知れませんぞ!

 こんな調子の常識の範囲での持ち込みは、基本受け入れでやっていきます!
※場合によっては受け入れできないものもあるかも知れません、まずはご相談を。 



イヤー、これが一番むずかしいかもねえ・・・カゴ付けや スタンド付け



 分類すると・・・、なんて言うんだろう・・・、なんとも言い難い車体です。まあ、頑丈そうなので、これを子乗せバージョンにしたいということです。

 この荷台・・・、実はフレームの構造体の一部をなしています・・・。こういうのが何かと難しいんですね。

 まずはスタンド付けです。

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 大きく迂回してガッチリ立つ、スタンドですが、これがすぐには付かない。

 というのも、この車体のフレームは逆爪、通常スタンドは正爪向きに作られています、圧倒的に・・・。

 ですから取り付け周りをかなりいじらないと付かない、というのが常となります、これが大変・・・。

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 一端伸ばして、フレームの引っかかりに合わせて曲げます。泥よけは取らない方針でやるなら、ダボは移動できませんので、そのかぶりの部分を削っていくことになります。

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 こういう、何重かの手を入れて、ようやく、取り付け完了です。ホッ・・・。

 あとはカゴです。

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 コイツも当たり前の顔して付いているようですが、イエイエ、どーして、なかなかですよ。

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 Vブレーキの台座に、フロントキャリア取り付けます。黒です。

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 そして、この階段のような金具。これ市販品なんです。無ければ作れるレベルのものですが、こういういつ使うか分からないような金具もストックしておく、それというのも、カゴ付けはとても困難な作業だからです。

 カゴも荷台も、星の数ほど。そして自転車も星の数ほど。もちろん両者絞り合っているものがあるので、その間で付ければ、中にはポン付けできるものもあります。

 ところが、絞り合っていない物どうしを付けるというのは、まあ国際結婚のような感じ、お互いの文法が違うので、それを合わせて、強度を見て、どうやって折り合いを付けていくか?ということがとても大変な作業となるわけですね。

 時にはかなり時間を取られますが、困難な取り付けが完了したときには、レーサー組んだ時よりも、ずーっと充実感がありますね。

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 この自転車は、もちろん子乗せようにつくられたものではありません。ブレーキが一個無い・・・。わけではなくて、前ブレーキと、後はペダルと逆回しで止めるコースターブレーキというものです。

 固定との違いは、ペダルを止めることができる、というだけで、後ろに移動させる、逆回しにすることができないという不便を伴います。

 右足から生み出したくても、ペダルの位置によっては踏み出せないこともある、というところを考えると、店主の荷物車もそうなんですが、子供を乗せたり、荷物を載せたりする自転車には、チト不向き、ということはいえると思います。

 でも、これを使いたいというのであれば、ソフト対応を十分に!

 さて、この外せない、荷台に子のせをご自分で付けるということですので、どうなることやらです。また分からなくなりましたら、いつでもお持ち込みください!

 いろんな自転車で、いろんな子育てを!

今年のピスト固定祭りの最後の刺客・・・第四弾です



 バラクーダ祭りのあとの、ピスト固定祭り、その第四弾、今年最後のものです。いまんとここれでフレーム切れとなります。フォークもないなあ・・・。

 冬の固定練習にいかがか?と。

 これは気合いが入っているよー。

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 フレームはクロモリ、フォークはカーボン。

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 ブレーキは黒の105。で、レバーは例のナニ、ディズナの名作です。

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 この二つの組み合わせは、最強・・・かな?値段を加味してね。カツンと効きます、どこからでも引けます。

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 マイティーコンペシングルを使っています。贅沢ですが、この車体にはふさわしいかと思いますよ。

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 そして、ホイールはDT585で組んだもの、もう言わずとしてた、当店内手組最強リム・・・です。

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 しかも凝っているのは赤ニップルですぜ!それに黒スポーク・・・。どこかで見たなあ・・・。そう、この兄弟車に当たるヘマタイトもこうでした。ちょっと色を変えるだけで・・・高級感というか、グレードが上がる・・・感じがしますね。

 あとこれも、なんで当店にあるの?という代物。アナトミックで入荷したはずはないんですが・・・。

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 アナトミックピストハンドルです。もうこれで最後、また購入できるのかしら?

 で、今回はペイントも凝っています、例の兄弟車とはちょっと色違い。
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 この形には、実は意味あります。

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 一見カニのようですが、雲竜と不知火です。

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 悪いけど、コイツは走るよ!店主も謎です。なぜ走るのか?この兄弟車に、全日本選手権経験者を乗せましたが、「これ良いですねえ・・・」と暫く降りませんでした。その内インプレでもフェイスブック上で、公開するんじゃないかな?

 店主も、どこか走り屋回帰のような事が起きたら、コイツから行きたいですね。試乗するたびに、なんだこれ?十分すぎるというより、なんか走る妖気のようなものを持っている・・・そういう奴です。

 ピスト祭り第四弾、これで今年は終了です。すでに一台、内定しました、今一台もほぼ・・・内定。残り二台かな?ロードしか乗ったことない・・・というようであれば、なおさらです。

 ロード乗りこそ固定に乗るべし!このオフシーズンもしつこく・・・行きます!

ちょっと待て!買い換え前に、でッカチ落とし!



 まあ、安全第一を最優先に市販品としてつくられた電動自転車でしょう。前後に子をのせて、では荷物はどうするの?

 お母さんすべて背中に背負いなさい!ってか?

 子育て中の親は、移動時に荷物を持たない・・・とかいうデータなんか取ったんですかね?

 でっち上げるデータなど、吹っ飛ぶほど、一匹でも子供がいれば、どれだけ荷物が増えるか?なんて事は、デスクワークをしている役人さんにだって分かるだろうと思いますが・・・。

 でも、安全第一の市販品を作るとなると、こうなる!というのが現実なんでしょうな。

 もし、前の子のせの先に、カゴなんかを付けて、事故にでもなったら・・・、まあビクビクと設計させて、それを修正させたんでしょう。

 そもそも三人乗り自転車の規制に乗り出そうとしたとき、全国の子持ちお母さん達からのマシンガンのような抗議が来て、撤回せざるを得なかった・・・といってもそこは行政ですから、なんとか振り上げた拳の「合理性」は担保したい・・・ということで、メーカー総動員して、安全第一で作らせたのが、これら・・・なのかしら?

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 このデッカチな子乗せカゴ・・・。評判いいんですかね?安全第一なら、これでもヨシ!なんでしょうか?

 正直、前のこの子乗せ、子供が成長して使わなくなったら、こんなデカクて重いだけのかつ!センスねーデッカチなど、即刻取り外せたらなあ、と思われるまたは、潜在的にそう思う方は、決して少なくないと思います。

 でも、特殊な形だから、この子育て号にはこのゆりかごタイプのハンドルしか付かない・・・なんて、どこかの自転車屋に言いくるめられて、新車買わされた方、いるんじゃないかな?

 そんなこんなで、この一見変わったデッカチ君が、実は自転車では、極当たり前の規格の上に、取り付けられているんだ、ということを共有していただければなあ、なんて思うわけです。

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 まずこのデッカチ君ですが、この座席のシートに当たる部分を外してみます。

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 すると、こうなっています。なんだかネジが多くて、複雑そう・・・ですか?重要なのは、ほぼ中央にあるデッカチ君のスリットからのぞいているネジが見えますよね、アレなんです。

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 ハンドル類から、ブレーキレバーや、シフターなどを外しておきます。そして先のスリットのネジ、6ミリのレンチで回りますが、それで回して、前輪足で挟んで、ハンドルをエイヤ!とばかりに横にひねると、ガクンと臼から解放されて、ブラブラ状態になります。

 そうして、そっと持ち上げると・・・、

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 すっと抜けて、フレームに付いているヘッドパーツが顔出します。これは一インチの、ごく普通のママチャリヘッドですから、ママチャリに使われる22.2ミリのステムであれば、なんでも入ります。

 ツーことで、通常ステムとハンドルを入れて、普通に使いやすいカゴを取り付けます。その前に、抜き去られたデッカチ君です。単独でも重すぎですね、コイツ・・・。

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 普通化しましょう。

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 ホイ!そして新ハンドルに、ブレーキレバーやシフター戻してやれば・・・、ハイ、完成!

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 デッカチをゴロンゴロンと動かす、運転から、スイスイと通常自転車を扱うスタイルに、変身です。

 手間は確かにかかりますが、こんなことは構造上簡単にできるんですよ!できるもんなんです!

 で、ついでに利口な読者の方は、もうすでにお分かりかと思います。もし仮にこの状態で乗っていて、もう1人子供ができたら?

 そう、この状態で、このステムに前用子のせを新たに付ければいいわけで・・・、ということは?はい、そうです!二人の子供を乗せたお母さんの自転車に、カゴも付いている・・・ということが実現できるというわけです。

 なんか、こんな大したことのないことを、ことさらアピールしてごめんなさいね・・・。

 つまりそういうことなんです、安全第一のみ最優先につくられた市販品を言われたとおり、なんの疑問も持たず、頭も使わず、工夫もせず乗り続けられる方は、そのまんま乗りつづければいいんです。

 そうでない方は、どうぞ、ご相談から、まずはご一報ください!




 政治も同じだね。ゴミ売っている新聞紙には、とある党が圧勝だとか。それはまあ、現政権党があまりにふがいない、ということ振り子の戻りであることは、多少理解できます。

 が、期待内容に「景気対策・・・」などとなんの疑問も持たず、イメージだけで支持するとしたら、もう終わりだね。

 もし今日本が抱えている1000兆円の借金が、本当の意味で問題だとすれば、それを積み重ねてきたかつての長期政権与党は一体どこだったんだ?

 もしその同じ党が、なおも景気対策を主張するのであれば、それまでとはまったく違う秘策のような経済政策を示さなければならないはず・・・、それあるのかしら?

 日銀に銭刷らせて、インフレに?物価が上がって、給料もついでに、自動的に上がるのか?今グローバル経済の中で、日本の労働者のライバル達は、中国、インド、タイ、インドネシアなどの労働者達なんじゃないの?彼らの低賃金と戦わねばならない企業が、どうしてただでさえ高い日本人の給料を上げますかね?

 そんな状況を受けて、大阪系の方々は「最低賃金の撤廃」なんて事を言い出しているんじゃないのかしら?曰く、1人最低賃金800円を撤廃すれば、あと数人雇えます・・・なんて事、おっしゃっておるようですな。てことは仮に二人雇ったとして、単純計算で時給266円でいい、ということになります。

 輪転機回わして、刷った円がなんのことはない海外へ飛んで行ってしまって、物価だけ上がって、円安になって、最低賃金の頸木が外されたとしたら・・・、しかも国防軍化して、憲法改悪?職と銭が無くなれば、食うために黙っていたって軍隊へ・・・。

 こういう流れが現実問題としてあるなら、特に若い子達よ、自分たちのいく末を二十年でもいい、見据えて、しっかり投票しに行けよ!

 「オレ政治家のせいにしないから、投票しない」なんていうのは、まったくの間違い。タナボタ民主主義すら享受できるレベルに値しない、バカ。

 しっかり投票することで、いやも応もなく、自らのあり方に責任を持っていく自覚をすべし!

※アパルトヘイト下にあった南アフリカ共和国では、今マンデラさんが様態悪いようですが・・・、ワンパーソン・ワンボウト、つまり一人一票!という(日本では当たり前の)ことを主張し、要求し、それを通すまで、一体何人の子供や市民や活動家が殺されたと思っているんだ?!

レベルのレベル 良い物はよし!



 荒川でオーダーしたフレーム、これをどこで組み付けるか?つきあったのが当店でした、誠に光栄なことであります。

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 鉄は永遠ですな。少なくなっても、滅びることは絶対にない。美的にも、また機能的にもです。

 ロードフレームとして、出来上がったこのフレームに、一体何を載せて、どういうテイストでいくか?

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 クランクをこのベロオレンジにしたところで、大体の方向性が決まった来ますが、ただそれだけでは、まだ済まない、何かをお持ちのようです。

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 ラグワークが美しいフレームです。フォークのクラウンもメッキ・・・こだわっているなあ。

 それに元々着いていたアルミのヘッドパーツを、メッキのものへ交換。

 そして選んだのが、ピストハンドルですぜ!

 ブレーキレバーは、クラシカルを意識して、上引き系のレバー。

 確かトランプのバイセコーっていうのがありまして、ジョーカーが自転車に乗っているんですが、その自転車のハンドルがピストハンドルのようになで肩のもの。そんなところから、またクラシカルなイメージを喚起されたのかなあ?などと夢想したりもします。

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 ブレーキはカンパ、アテナですね。これ効きます。値段的にも、機能的にも、店主が推すとしたら、ほぼ一推しのブレーキでしょう。

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 そしてカンパついでにいうと、どこから探してきたのか?カンパのwレバー。外の作りはいいですね。もちろん内容もしっかりしていますが、カンパらしくデザインと仕様にちょっとした迷いがあるように見受けられます、カンパファンはこうした、カンパのブレのようなものがたまらないんでしょうな・・・、多分。

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 リアディレーラーは、無印。詳細は内緒。でもシマノではありません。・・・なんだろう?

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 課題一つ。ギアをトップに入れると、クランクとチェーンが少し干渉してしまいます。これはクランクとチェーンリンクの間隔の問題ですね。BBの軸長を変えて実験しましたが、大きな効果なしです。

 仮に軸長で解決したとしても、かなりのチェーンのズレを伴うので、今度はローギアの際に、かからなくなる可能性も出てきます。

 9速のギアを、今回はトップのセカンドをつぶして、サードからという設定にいたしました。

 7速、元々そのぐらいでいいという持論をお持ちです。前シングルに、後7速、町乗りでしたら十分すぎるくらいのスペックでしょう。

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 今回、手間とお金をかけたのが、このホイール前後。クラシカルな雰囲気を醸し出すためには、やはりリムはロープロファイル、ということであれば、チューブラー・・・。

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 シルバーのリムです。メッキ系?これは実は競輪用のリムです。

 ただ、競輪に使うリムですから、ブレーキによるリムサイドの挟みは、あまり想定されていないのではないか?ということですので、注意深く日々点検しながら、乗っていただくよう、お約束して頂きました。これもソフト対応ですね。

 時間とセンスをかけた、自分の自転車が形になる瞬間を見たいということで、組み付けの助手としても活躍して頂きました。

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 夜出来上がって、乗ってお帰りになりましたが、朝の3時まで乗り込んでいたとか・・・。

 本当もののできていく過程には、色々な関係というものがなければ、成り立ちえないでしょう。

 そして、それなりの関係のないところに、いいものはできない。これは真理です。

 良い物を作りたければ、いい関係を持たなければ・・・。そういう関係にある方を、お客さんと呼び、そういう関係外にいる方を消費者という・・・。

 まことに、当店はお客様に恵まれた、店、ということで、日々ありがたく、時に抜け落ちつつも、仕掛け、ズッコケ、喜んで、いい感染者を増やしていきたい、と願いつつ、やって頂かせております。

 松田氏の名作を形にできる、幸運、これぞ持ち込み天国の、極意であります!

 自分の一台を作りたい、あいつの一台を作ってやりたい、そういう方向けかな?圧倒的に当店は!

 いつもいいお仕事依頼、本当にありがとうございます!

ヘエー、こんなのあるんか?



デダのピストフレームと、その周辺のパーツの持ち込みです。

イイェーイ!お金かけているなあ・・・、時間をかけつつ自分の好みのパーツ類を集めたんでしょうな、という形跡が伺えます。

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 選手かよ!と思わずうなる、デュラトラッククランク・・・。久々にオクタリンクのBBみましたね。

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 イーストンの完組みホイール、軽いです。いい完組みはここまで来ているのかあ・・・という浦島太郎状態・・・ですかね?

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 このデダのブルホーンがまた軽い・・・、綿菓子のようだぜ。といってもクランプはブットイので、まったくたわむ気配なし。値段はちょっと驚きますが・・・、アルミでココまでできるんなら、何も、落車で粉々になりうるカーボンにこだわらなくてもいいねえ・・・。

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 このレバーの引きはいいですね。スラムに関しては・・・、もの作りで、見た目で見ると、リアディレーラーがスゴイですね・・・。それに引き替え、フロントディレーラーは・・・?

 かつてスラムファンの小僧に「スラムのリアはスゴイが、なんだこのフロントは?台湾の中学生の夏休みの課題にでも頼んだようだな・・・」と言って、随分と怒られたことがありましたが・・・。

 今日本の代理店はどこが扱っているのかしら?今でも、ジャイアントジャパンさんかな?数年前、取引を申し込みましたが、マンパワーが足りないので、対応できませんと断られてしまいました。

 まあ、レースに使う機材で、アフターが十分でないものは、やはり使いにくいので・・・、諦めましたが、その後どうなったかな?

 少なくともこのレバーは形もしゃれていて、使いやすいですね。

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 失礼?なんだ君は?TRP?

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 このピラーも綿菓子ですね。でも薄くても太いので、強度の心配は感じられません。このスパイダー、落車に遭うと、多少ばらけたかな?車体倒さないようにねえ・・・。

 で、今回のガチ部分は、リアホイール・・・。
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 これです、これ当店の手組カーボンホイールです。これまたえらく軽量ですぞ!

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 フロントと合わせて赤ニップル、ちょっとしゃれています。軽量じゃあ、前輪のイーストンホイールに負けちゃあいないぜ!

 前輪クリンチャー、後輪チューブラーというチグハグですが、とりあえず、長い時間をかけた、思いと好みのイッパイ詰まっている、一台が完成したというわけでしょうか?

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 いうまでもなく、進みますったら・・・、これトラック走らないの勿体ないなあ・・・。
 
 などと強く思ったりしながらも、こういうことでもなければ、まずさわれないパーツ類をのぞけて、多少の浦島も現代に適応できる気がするわけであります。

 助けられる亀さんであれば、常識の範囲での持ち込み、組み付けなど、お引き受け、するざんす!

老いては子に従えサイクリング

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 当店出入りの、全日本選手権エントリー経験者が、確か9月ごろ、単独でやる4千独走でなぜかこけて、好例の秋の鎖骨折りを今年も大々的にやらかしてくれたわけですわ。

 文系の大学生で、そこそこ単位は取って、論文も・・・なんとか、なんとこの就職難の時代にゼネコンに内定が決まるなど、本来なら秋のサイクリングシーズンは、走りまくりの彼でしたが、ケガで引きこもり・・・だったようです。

 もし、オイラに自転車がなかったら、彼女もいない、ゲームぐらいしか趣味が無く、時間の使い方が分からない、多少の読書家ではあるが、まあ、自分に自転車がなければ、単なるカスだ!ということをこの秋実感したようなんですね。遅すぎる・・・。

 ある種自転車小僧であることは確かで、この小僧のケガがほぼ完治した、と医者からいわれ、今度は走りたくて仕方ない、いいねえ、であるのに、なぜか店主をリハビリサイクリングに誘ってきた。

 後ろから見ると、やはり肩に力が入っている感じで、完治にはもう少し、でもまあ、イキイキと走れるようになってよかったよな。

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 かつて組んでみた仏壇を引っ張り出していきましたが、まだポジションが出ていない。たかだか五十キロくらいかな?走ってみて、分かること多いですねえ。帰ってきてハンドルかえました。

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 東京はまだ紅葉、間に合いますね。ホホーと思える、景色をいくつも発見。

 そして、見えにくいなあ・・・。

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 実際、肉眼にはもっとでかく見えましたが、遠くに雪を頂いた富士山が。思わず柏手ですな。

 老いては子に従え、といいますが、たまにはこうしたサイクリングもいいねえ。昨年だったら、小チビの坊主もいたんだが・・・。

 かつては、多摩川なんて走っていたら、大抵5、6人の知り合いにはあったものですが、もう、相当さぼっているとこういう事もないなあ・・・なんて思っていたら、声かけて頂きましたよ。

 全日本選手権のトライアスロンをねらっているMさん。学生の時から知っている彼。まだ三十前で、乗り盛り。日焼けも良い感じで、社会人になっても競技生活を両立させているようでした。元気もらったなあ。

 まあ、こんなことをキッカケに、チョロチョロお出かけするかもです。

 寒くなると、確かに億劫ではありますが、やはり店主は自転車が好き・・・なんであるということが、戻ってきたような午前中でした。

 そして不思議な感じを一つ。

 「懐かしい」ということば。この言葉を心から使える時期というのは一体どういう時期のことだろう?と思いながら走っていました。

 もしかしたら、この言葉は、人生の内で、非常に限られた時期、例えば幼児期の体験とかに限られた使用しかできないのではないか?なんて考えていました。

 というのは、三十代の頭頃、一体何回多摩川を走ったか?二十年弱前です。オオ、帰ってきたぜ!とは思いますが、懐かしい、とは思わない・・・。

 小学校の時、自分の卒園した幼稚園に行ったときは「懐かしい」と思いましたよ。年数からすると、たかだか四年ぐらいしか経っていないでしょ?

 まあ、それは良いんですが、一つ言葉の空白のようなものを感じた次第です。例えば、五十近い店主が、二十五の頃を思い出しても、いわゆる「懐かし」くはない。とすれば、それをどう形容するか?八十代の人が、自分の五十代の頃を思い出して感じる「感慨」のようなもの・・・、これをどう形容するか?

 この辺の概念が見つかるなり、練り上げたりできれば、多分、文学上のちょっとしたジャンルになるんじゃないかな?なんて思ったりして。

 もう詩的言語しか興味のない、文学徒崩れの店主は、その手の興味は全くありませんが、作家を目指される方にはいいヒントになったりして・・・ならないか・・・。

 こんな変なことも、サイクリングしていると出てきます。

 クリエイティブな仕事をされている方が、色々アイデアに詰まったりしたら、やはり外に出て、散歩かサイクリングですねえ。

 ヒョンなズッコケから、そのリハビリのサイクリングに連れ出された店主、老いては子に従え・・・、若者に従え・・・、もうろくしないためにも、若い子達の話にもしっかり耳を傾けないとなあ。

 これから、チョコッとチョロチョロ走るかな?お時間ある方、おしゃべりサイクリングはどうでしょ?

フォーク交換その周辺 地味だけどねえ



 右が特に曲がって見えますが、同程度曲がっています。塗装がはげるくらいのちょっとした衝撃が、一気にかかったんでしょう。

 ホイールを傷めず、フォークが今回は犠牲になったようです。

 これ・・・、交換して乗れないか?子供のだし・・・。
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 面白いフレームです。バネ入れてサスも使えるように、今回は溶接して、この仕様に。色々使えるんでしょうね。パナソの子供車です。

 この手のフォーク交換なんて、簡単のようですが、そのフォークに変わるものがちょっとすぐにはないんですね。

 というのは、コラムが一インチ・・・。なんちゃってマウンテンにはあるんですが、通常フォーク単体では、もう絶滅種に近いです。

 ブレーキがキャリパー式の柄の長い奴・・・、それも使い続けるにはなあ・・・。

 積んである自転車のアチコチから探し出して、いろんなものを抜いて、なんとかまあ使えるようになりました。

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 ブレーキの形式が変わりましたので、なんとか効くVブレーキをつける。

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 探せばあるもんだなあ・・・。

 こうやってなんとか、再生完了です。

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 まあ、こんな感じでバランスも良く、また暫く走るはずです。

 結構手間かかるんですよ、見つけるのも大変だし、見つけたあと装着するために整えて、それが要求するパーツをまた探して・・・と。

 といって、5万円です・・・なんて要求できませんからね。でもこういう再生って、手間がかかりますが、大切なんだといいきかせて、やります!

 実際に走るとうれしいですしね。

 ただ、毎回できるという保証がないところもこの再生にはつきものですが・・・。

 日本再生・・・などと始まりましたね。ただでさえ慌ただしいこの暮れに、よくもまあ、やってくれますわ。

 店主の選挙区には、元都知事のせがれが、強い地盤を持っているそうです。が、そこに脱原発の元タレント候補がゴッチンコだそうです。

 憲法変えて、国防軍と改める党と脱原発を支持する元タレント候補・・・。どちらがマシか?店主にとっては後者の方が断然マシです!

 まあ、よりによってこの杉並で・・・、慌ただしいねえ。

 原発に関しては、黙認しないと決めた店主は、脱原発で行きます!

あいつが戻ってきた 待望の第四弾 !



 あの噂のカルト雑誌が、戻ってきた、第四弾!

 ピテカントロプスといえば、杉並周辺のサッカー小僧には持ちきりのフリーペーパーだ!

 福田編集長1人でやっている、非常にユニークな一冊だ。

 内容もさることながら、彼の描くイラストがスゴイ!

 大体その道の人であれば、このイラストに、必ずや引っかかる!

 ちょっとレトロで、適当で、ウィットに富んだそれは、その道のプロをうならせるようだよ!

 描きたくても描けない・・・というものらしい。

 当然、この小冊を支持する当店は広告を掲載している。それも自転車と交換で・・・。

 それがこれだ!

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 当狸サイクルのハチャメチャさがこの一筆によーく現れているだろう?これはスゴイ才能だ!

 このイラストにピンと来た方は当店までご連絡ください、福田画伯につなげます!

 これはサッカー少年に送る小冊子だが、この十分の一でもいい、少年自転車冊子ができれば・・・と、夢見る店主である。

 サッカーは業界をあげて、努力しているんだろう。自転車の方もがんばらないとなあ・・・、そのためには、最高峰のレースで、いつも疑惑の霧の晴れないような状態は、青少年に対しては良くないよな。

 一点の曇りのない自転車レースへの礎を、この日本から・・・、武士道から・・・、そのためには近所で始める自転車レース・・・からかな?

 まあ、色々ありますが、これは面白いです!

 速いもん勝ち!当店に十冊程度・・・置いてます、すぐ読みに来て!

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 お釈迦さんも寝て待っています!

トライクに子のせを付ける 確かにむずかしいが・・・



 三輪ということで、即安定感・・・というところにあぐらをかくと、意外とコテンとコーナーでコケルというのが三輪でもありますので、油断大敵です。

 でもまあ、スタンドなしでも自立できるという事もあって、どうしても安全と見られがちですが。

 これに前用の子のせを付ける、というご依頼。

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 このタイプのステムですと、取り付けだけは、さして難しくはないものの、それを実際に動かしてとなると、話が違ってきます。

 というのも、前二輪を同時に動かすための機構が意外とデカイ・・・、

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 通常に付けると、こうした機構に子のせのアチコチがぶつかってしまいます。

 そうなると、このステムとハンドルを思い切り引き上げて、その一番高いところに、アダプターを付け子のせを付けてみることに。

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 やっぱり、自転車の構造体に干渉してしまいます。つまり、ハンドルが切れないので、操作不能ということ。これではダメです。

 となると、ステムのコラム最長のもの280ミリですから、相当ですが、それに取り替えて、且つハンドルが上がりすぎても、上腕が疲れるので、ステムであげた分、ハンドルも交換してアールの緩やかなものにして、ニギリの位置は変えずに、子のせの位置をグーンと一番上にまで引き上げます。

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 するとギリギリセーフ!となります、カゴにも干渉しなくなりました。ただ、車体を左右に振ると若干ぶつかるところもあるので、足のせの可動域をちょっと上のところで、固定して、それ以上下にして使用しないように、というソフト側のご説明も共有していただくことに。

 ようやく、前子乗せ、装着完了です。

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 最初から設計されている物同士を組み合わせるのではないので、ハードとしての工夫、改良点だけでなく、それをソフトとしても共有して、管理していただける方々とでないと、こうした施工は、成立しません。

 こうしたものは、当店の「市販品」ではありません。ここでいう「市販品」というのは、一般の方を自転車に対して明るくない方ということで想定して、手取り足取りハード面でカバーしているものであり、事故に関しては製造者の責任とするというようなものを考えていただければいいかと思います。

 「市販品」ではない、一点もの。これは、利用者の要望と、施工側との歩み寄りの中で作り出される一点ものとお考えください。歩み寄りと共有によって、はじめて利用できるものであって、その前提のない方々の利用は想定しない、と考えて頂いていいかと思います。

 ですから一般論を盾にしたような、訳知り顔のご意見などは、市販品の企画会議等で、存分に口角泡を飛ばせばいいわけで、一点ものにつきましては、傾聴に値しない場合が多く悪しからず、です。

 季節は関係ないんでしょうか?ママ狸ん、子のせのご依頼が、なぜか増えてきています。寒さなど言っていられない、そのくらい自転車とお母さん、子育てと自転車の絆はつよいんでしょうか?

 今後風防や、防寒対策のものなどもご紹介して参ります!でき次第!
 

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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