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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |2013年02月 tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

誕生!ロックバイクス!今後ともいじります!



 新ブランドのロックバイクスが誕生しました!細かいいきさつはさて置き、今後面白いつきあいになっていくことになるか?と期待する次第であります。

 なんといっても企画力は相当おありの方々ですので、今後は各社、このロックバイクの動向から目が離せなくなるんじゃないか?なんて思うわけです。

 先行させて、番手からチョイ差し!そういう輩はどこにでもいますが、何にせよ、先行する脚力が大事なので、目先の勝負ではなく、自転車造りの面白さを発揮して行っていただきたい、と切に思うわけです。

 若い彼ら、がんばれよ!

 まずは手始めに、送っていただいたプライドなる自転車に、当店なりのご挨拶をしていきたいと思います。

 題して、「買えるものなら買ってみろ!数年先の未来の自転車ができました!」長いですが、これで行きます。

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 本車種は、プライドというフラットバーの多段自転車のようです。もちろん値段の割には、しっかり走りますが、当然このまま、当店に並べておいて、普通に売れていくような店では、ありません。

 自転車以前に、まずもって当店こそが癖ありですから、その辺仕方ないですね。

 で、ブランドは、先ほど指摘しました、ロックバイクス!

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 まずは初回イジリですので、その名前はそのままにしておきます。ロックバイクス、よーく憶えておいてください。

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 前三枚の、後八枚、機能的にはまったくもって十分なスペックではありますが、当然このまま乗るわけではありませ。

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 ここはアヘッドステムですね。ちょっと凝ってスレッドステムを使うかと思いきや、ある意味生産ライン的には王道をいった感じはあります。

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 当然そのまま乗るのは勿体ないので、チョコッと細工をしていきます。荷台でも付けようかなあ・・・。

 と!思いきや!

 取り付けたのは・・・・


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 バナナシート!

 今頃大阪の彼らは、「何すんねん!」と声あげたかな?

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 シフターを移動させ!

 ハンドルは・・・
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 チョッパーに!

 ゴメンよ!ふざけているように見えるでしょ?

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 やっぱりふざけているように見えるかなあ?

 でもね、これがまたスゴイいい、乗り心地なんですよ!

 ちょっと他にはないですね。力も入るので、坂もグイグイのぼれますし。何せサイズがあまり関係なくなるというメリットがあります。

 リラックスのけぞりポーズなんですが、フレームコンポがカッチリしているので、スピードはそこそこ出るし、といってウィリーするほど怖くない。

 こういうスタイルで、長距離乗りたい方って、絶対にいるでしょう、スゴイ潜在需要だと思いますよ!!!

 どうせ当店は数年先を行っているので、この形では当分売れないでしょうが、試乗の価値は大あり。遠い将来絶対に行ける、一つの典型になるような自転車のスタイルである!と無責任にも断言します。

 たぶん、将来の長距離ツーリスト達は、ランドナーではなく、この形で長距離を始めるんじゃないか?と思うくらいのスタイルです。

 ふざけても、からかってもいませんよ!

 結構マジで、このスタイル、行けると思います!

 ということで、ロックバイクス、今後とも当店なりのイジリをしながら普及のお手伝いをしてきたいと思いますので、覚悟しませう!

 次のターゲットは・・・・・・・ロケットだぜ!
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電動外して 魂込める!



 先日ご紹介した、宝の山屋さんの写真です。奥行き10メートル以上はあります、電動自転車の墓場であります。

 非常に多いそうです。大方、幼稚園の送り迎えに三年前後使って、バッテリー交換に数万円は高いということで、買い換え・・・かな?そんな中で、うち捨てられた電動自転車達のようです・・・。

 バッテリーは元々高いのか?または高く設定することによって、新たな需要を作るという戦略なのかは分かりませんが、まあ、一言勿体ないわけであります。

 こいつら、どうやってももうくず鉄にしかならんのか?

 何とかならないのか?例えばサンヨー系の電動自転車なら、ホイール交換することで、通常の自転車として使い続けることは可能です!

 ただ、まだそうしたご依頼はいただいていませんが・・・、誠に残念ながら。

 で、強敵はブリジストンやパナソニックの奴ら。あれらは、通常の自転車フレームに電動を取り付けているのか?または、電動自転車のフレームは特殊なのか?

 前者だったら、簡単に通常自転車としての余生がありますが、後者だったらどうでしょう?

 何らかの加工で再利用できるのか?またはアダプターなどが必要なのか?まったくもって不可能なのか?

 いずれ、いじる機会がきたら、やってみようと構えていたら、ご近所のご隠居さんからご依頼が舞い込んできました。

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 やってきましたブリジストンです。大手中の大手、相手にとって不足なし。では・・・

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 目指すはココ!こいつがどういう機構をしているのか?大いに楽しみなのであります。

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 カバーを外した瞬間、オオ!ダメだ・・・。

 つまり、普通自転車の車体とは無縁のフレームに取り付けられていたんだ、ということが即分かりましたとさ・・・。

 終わり。

 じゃない!まあ、大体予感として、予想していたんで、ダメならダメで、とりあえず外して中身を見てみましょう、ということで、空けていくのでありました。

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 いじっていく内に、なんとか心臓部を取り外すことができました。やはり、重い!モーターなどの駆動系がぎっしり詰まっていまして、電動自転車の主さの原因が分かりました。

 外したあとのフレーム、まったく普通自転車とは異なるフレームでした。電動向けに特別に作ったんですねえ・・・、ご苦労なことです。

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 もう少し踏み込んで中をあけてみますと・・・

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 モーター類やギヤなどが入っている底に、電子部品の基盤がしっかり入っていました。かなりハイテク。こちらはお手上げです。

 さて、フレームは通常自転車とは違うので、どうやって普通自転車として、再生できるか?です。

 もう車体にBBのソケットがないので、またはソケットにできるような箇所もないので、もう電動キッドの構造は使わざるをえない、これだけはほぼ確実化しました。

 ペダルではなく、跨って地面を蹴るだけのドライジーネなら、イザ知らず、やはりペダルは必要ですよね。

 となると、電動キッドの中の電動系をすべて外して、軽量化する・・・というのはどうか?もう電動使用しないので、それは可能でしょうということで、中身をすべてかき出しました。

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 モーターギア系駆動の主体部分、重さの主犯格達すべて取り去りました。

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 クランクのBB機構だけを活かして、この中身のなくなったキッドを元に戻します。もうただの弁当箱ですね。

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 これをもと電動自転車の車体に載せます。用もないのに仰々しいですが、これは見た目だけで、中身は空っぽです。

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 裏から見ても、空っぽです。

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 もういらなくなった電池スペース。がら空きです。

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 空の弁当箱以外はまったくもって普通自転車と同じです。重さもだいぶ軽くなりました、扱いやすいです。電動自転車として使わなくなった車体も、こうしてやれば、普通自転車として再出発できますね。

 あとは、どうやってセンス良く、弁当箱を加工するか?または、このタイプの電動自転車に通常BBを付けるためのアダプターでも作れば、もっときれいに普通自転車になるでしょうね。

 車体も頑丈に作られているんでしょうから、ママ狸んなどの自転車にも適応できるでしょう。前後に子供を乗せて・・・とか。

 まずは第一回、電動外して魂込めるという改造は、まあ、成功ということで、当店の輝かしき変態系改造の一ページとなったというお知らせです。

 もう少し内部に踏み込んだ改造なんていうのも徐々に・・・なんですが、そちらも人員的に準備しつつ、できるところから電動自転車を再度街道に戻す!

 やってきますぞ!

ドロップ化 かなり乗りが変わります



 ハンドルは単なる形状だけでなく、つまりは自転車の形を変えるだけではなく、乗り手の試乗ポジションが変わる、ということの影響の方が大きいかと思いますね。

 ですから、ドロップ化することの意味も、そこに重きがあるはず、と思います。

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 手元変則にするところから、ギア枚数は9枚ぐらいにしておいた方が、今後のため・・・か?ということで、9枚に、リアメカはそのまま流用。

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 スプロケとチェーンが新品に変わるだけでも、スッキリ見えます。

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 ブレーキもVを使いますが、ショートリーチのものにかえると引きシロの関係で調子いいですね。

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 これは最新ソラのVですが、カツンカツンとSTIでよく引けます。バッチリ・・・。

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 クランクとフロントメカですが、クランクは流用、フロントメカは交換、ただ癖ありでした。

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 しっかり何気ない顔してついていますが、当初予定していた、ソラ三枚用フロントメカですと、クリップバンドとボトルゲージ留めが干渉してしまって、付かないんですねえ・・・。

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 そうなると、フロントメカ箱を探して、合うものを・・・。やり方によっては、ボトルゲージ留めを削るということも考えましたが、たまたまバンドが下に付くものが見つかったため、セーフ!

 10速になると急にシビアですが、8速と9速は結構交流ありですね。リアが9速でも、フロント8速で問題なく変則可能です。

 統一コンポ的なあり方が今の主流で、今後ともこれが続くと思いますが、この手の改造になるとちょっと外れていくようですね。フレーム色々、流用色々、パーツ色々、もう現物合わせしか、手はありません。

 よく観察して、代替物をいかにもつか?応用につぐ応用、この積み重ねしかありませんね。だから、面白いという側面がありますが。

 最新フレームに、統一コンポでレーサーを組み付ける。みんな良くできているので、三台やったら飽きるね。

 シマノには、調整で「これにて完了!」というポイントのレンジが短い。つまり効きのポイントを絞りやすいんですね。

 対して、カンパはその点面白い。そのレンジが長いように思います。つまり調整の好み、落としどころを探る余地、ものに癖がありますね、メカニックの見せ所があるように思います。

 スラム・・・は、まだなんとも言えませんが。今後ボチボチと・・・。

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 で、フラットが

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 ドロップへと入替完了です。今トリプルのSTIが品薄のようです。完成車に持って行かれているんでしょうか?入荷がむずかしいですね。年度との関係があるのかな?

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 まずは完成です。クランク周りは・・・まあ、気になるようでしたら後日・・・でもありか。

 でも、マウンテンバイクでもなし、クロスバイクでもない、といってロードでもない、分類できない自転車がポコッとできてしまいました。

 これが自分にピッタリなんだよなあ・・・、という落としどころが見つかるというのは、愛着に繋がるところでしょうか。乗り手が色々なら、自転車も色々あっていい。これはまたこれで!

大森研魔 腕も磨く



 金属調の好きな方が持ち込みました、アルミのフェルトです。いろんな選択肢がありましたが、大森研魔の磨きにかける、ということで、早速シュコシュコ行きましょう。

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 白地のヘッドチューブが、ガラリ・・・。

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 シャープですね。いつもながら。
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 これが、また・・・。
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 ビードのあともキレイですね、こういうのも磨いてみないと、わかりません。

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 入り組んでいるBB付近ですが、これも磨きます。

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 なんかメカニカルにも見えていきます。コンポがシルバーなので、一体化する感じ有りますね。

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 サムーイくらいの磨きです。これを半分外でやり続けるんですから、見た目も体感も寒いです、大森社長真冬にがんばります。

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 フォークも磨きついでに無垢地をだします。今回うまく行きましたね。ちょっとブラックキャンディーも入っています。

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 ちょっと別物自転車に変身ですね。なかなか走っていない、アルミもこういう活かし方がある、磨き・・・、これはもう新たな分野ですが、より深みに入っていくでしょう。

 もう少しで、ちょっと驚きの、大森研魔ショーが花開くと思います。お楽しみに!お楽しみに!お楽しみに!

自家塗装系自転車 ・・・なんとか続けられないか???



 自分で下地を作って、自分で塗料を選んで、自分で塗装する・・・、これをまあ当店では軒先自転車と呼んで、ちょっとした名物になっているんですが・・・、今回も洋服のデザイナーさんの自作として、登場です。

 緑の車体に、黒パーツ、こいつがどうなるか?

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 依頼を受けて、外してフレームフォーク単体にしておきます。これに自分で下地を作って、塗装していく。大体こういう事を自分でやりたがる方って、ものごとの楽しみ方を分かっておられますね。

 ほったらかし、最低限のことだけを教えて、あとは放置プレー。それでもどんどんできていくんですね。しかも一回やったら、大体の段取りを把握するのか、時間の使い方もうまくなりますね。

 エ?もうできたんですか?という具合。よほどのことがない限り、製作過程に無関心な店主、なら組み付けますが、なんか希望ありますか?と。

 大体こういう事をやりたがる方っていうのは、パーツ選びなんかにも、こだわりがあります。大方伺って、後日来て頂く。

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 ピンクに塗装!

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 うまいんだよなあ・・・。何回かは失敗していたかな?といっても、大きなものでなく、修正程度でしたか。

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 フォークも単体で、ピンクに、タイヤは白!ということで。

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 パーツは銀系で、ということで統一。

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 対するサドル・グリップはターコイズ系のブルー。

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 ハンドルはフラット系、シンプルを意識しましたね。

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 ペダルはワンポイント、ムラサキドロップで。

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 なんかセンス生きていますねえ。しっかり走ってもらいましたが、軽い!と絶賛。よかった。

 先日紹介したコチラの奥様ということです。

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 まさにメオト自転車ですね。

 ちょっと暖かくなったら、この自転車二台でお出かけするとか。おすすめの場所は、野川でしょう!
 
 春の野川は、最高です、初夏まで最高だよねえ。川沿いをポダリングしてください、タンポポ見ながら。

 この軒先自転車なんですが、今度の移転する先でできるのかしら?御希望が多ければ、どうにかして残す・・・というのもありだろうなあ。特に子供なんて、良い思い出になると思うんだけど・・・。

 まあ、そんなこんなで、移転先を探求している、狸サイクルなのであります!


一転 二転 三転 四転め!変幻自在の世代を貫く自転車だ!



 シンプルですねえ・・・。

 こういう車体は自転車のある種の典型として、ブームを乗り越えてあり続けるでしょうな。

 で、この自転車には非常に曰くがあるんです。二回に分けて、つづられています、その一回目がこちら。
 二回目の詳細はコチラで触れていますので、閲覧お願いします。

 元々、お父さんの形見だった車体です。おしゃれなお父さんでらしたらしい。それをその息子さんが受け継いだんですが、そこにその息子さんのセンスを載せました。といっても、勝手に載せたんじゃない、おしゃれなお父さんの粋を感じて、載せた、店主はそう理解しています。

 それが二転して、三転目に再塗装して、これで仕上がりか?と思いきや、今回四転めとなりました。

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 ハンドル周りをかえました。セミドロップというのでしょうか?いい形状していますね。

 これからの何かを暗示しているようです。注目のハンドル。

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 カマキリ系のブレーキレバー。ちょっとレトロに拘っています!

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 この革バーテープも渋いですね。手の油がしみこんで、テカテカしてきます。温泉マンジュウのカワのようです。

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 ちょうどサドルなんかと合っていますね。

 お父さんが乗っておられた車体が、二転、三転して、今ここに落ち着いたようです。

 形は変わっていっても、同じ車体として同一性を保っている。受け継いでいくということ・・・、こんなところに人生の意義の秘密が隠されているような気がしますね。

 そう、そういえば、近所の中学生が、大きめのフレームを乗ってきて、空気を入れた走っていった。息子を通り越して、孫が乗っているようだった。もし、そのおじいさまが生きているとしたら、それをうれしく感じ、孫の安全を祈るでしょう。

 四十をすぎて霊力のついた店主、そういうものがビシビシと伝わってくるこの頃です。


※ 本日23日、狸サイクルの新年会です。6時より11時頃までやっているかも。場所は青蘭、南阿佐ヶ谷です。杉並警察の真裏です。こちらで分かるかな?青蘭です。ぜひぜひ、ご参加お待ちしています!
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ブレイク寸前 福田画伯による デザイン自転車



 この画風は、見る人が見ると、アア!アレだ!ピテカンだ!と分かるでしょう。

 または、当店のホームページのあの強烈な世界をもつイラスト絵師、福田画伯のものだと分かりますね。

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 落書き自転車・・・ともいう。

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 色づかいといい、雰囲気はもう福田ワールドです!

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 これでもピストフレームなんですけど・・・。

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 なんとリムにまで筆が伸びています!

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 そして、確かに見せ場はあるとはいえ、ディスクホイールにまでやってしまうとは・・・。

これは目が回ってノビている、ナメクジをイメージしているとか。確かに一戦して帰ってきたあと、こいつを見ると臨場感あるかも・・・なんて思ってしまいます。

 このハデバデ自転車が、なんと全日本選手権に出場した選手のなんですから・・・。

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 これで弱ければ、完全にバカにされますが、逆に強かったら、スゲー・・・となるでしょう。

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 早速試乗です。自転車を意識してジャージもハデバデのを着ています。

 ちなみにノンブレですが、駐車場という私有地内でやっているので、違反ではありませんので、念のため。全能感たっぷりのイランコメントは不要にて候。

 初登場ではないかと思いますが、ブレイク寸前の福田画伯・・・、登場です!

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 足下からやってくれます・・・、近所の小学生に描いてもらったそうです。

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 デザイナーとその作品。なんかチネリのおじさんで、こういう写真有りましたね。画伯は長身です、トコトン。

 この冬に入ってからか、タイゾー選手が福田画伯を指名して、このコラボが完成したみたいです。当店は、チョコッと補強としてクリアを吹いたくらいの縁の下以下でしたが、当店有縁の間柄で、こういうものができてくる、しかもこれがまた全日本クラスの大会で疾走するとなると、これはもううれしい限りのエニシですね。

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 ブレイク寸前の福田画伯と、数ヶ月後、新卒で入った会社を首になって、マジで競輪の世界に入っていくかも知れないタイゾー選手との記念撮影。

 いろんな意味で、この二人、今後目を離せなくなるかも知れません!

 実に楽しみなり、です。


※23日は当店の旧正月新年会です。ダンスアリアリ、催しあふれた宴会です。店主は二種類のカレーを持ち込み予定!そして、もしかしたら、当店移転先予定地、その最有力候補地の夜のツアーにまで発展するかも知れません!6時から南阿佐ヶ谷、青蘭にて!
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ドシドシご参加お待ちしています!

便りへの頼り 九州より



昨年の4月は、両腕をもがれたような月でしたなあ。

このナマグサ小坊主が、修行へと旅だった。

そして、もう一人。アヤツが九州の大分へ飛んでいった。

両腕もがれたんではない、飛んでいった両腕は、行った先でまた拠点を作ってくれるであろう、拠点が広がっていく、それをイメージして乗り越えたような感じであったか。

 その九州からの便りが届きました。

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 開けば、その地域で丁寧にいきている方々の様子が記されている。

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 昨年七月の百年に一度の手荒い歓迎を受けた、豪雨とその後。

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 その地方でこそ生き抜くことをとことん考えて動いて来た結晶のような農協・・・。

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 そして、しんみりと、かの地の風景。

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 そして巻末にはアヤツが・・・。
 
 元気そうに根を生やそうと。・・・よかった。

 生きるヒントになりそうな冊子です、当店内に置いておいてありますので、是非手にとって見てください!

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 もちろんこちらの冊子も、置いてありますよ。福田画伯、ゆっくりとブレイクする予感です!



※明日23日は、旧正月 新年会です!6時より 南阿佐ヶ谷青蘭より お待ちしています!
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仙台で走る!



 元々マウンテン仕様だった自転車、これをたまたま跨った固定ギアに一目惚れして、自分の持っているこのマウンテンを固定化できないか?と数年前に持ってこられた固定マウンテンです。

 その時は後輪のみを700cで組んで、前はそのまま流用したものでしたが、今回、仙台転勤を機にいっそ固定マウンテンの完成へ、ということになりました。

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 26インチのホイールを700cにします。

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 ホイールのサイズが変わりますので、ブレーキクリアランスも変わります。カンチブレーキから、ロングアーチのキャリパーブレーキへ交換です。

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 ホイールもクイックを流用します。

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 ラージフランジでこれもピストらしくなりましたね。

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 これ取っちゃいましょう。そして、使わなくなったシフターブレーキ一体型を、ブレーキ専門にします。

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 ヨー!スッキリ!よっぽどピスト的、フラットバーピストに変身ですね。

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 難をいえば、ギア比を自由に簡単には変えられないこと。ここに拘るなら、エキセントリックハブを使えばいいので、これはまあこれで・・・。

 この改造の後、筋金入りのピストを購入されましたが、どうもこの最初の一台が思い出深いらしく、これをお供に仙台に赴任されるようです。

 地方といえば、ちょっと行けば山坂ですが・・・、行けるところまでコイツで行こうということでしょう。

 店主が今の場を離れて、よそへ暫く行くとき、一体何をお供に持って行くだろうか?真剣に考えたことはありませんが、もしそういう事態が訪れたら・・・多分アイツだろうなあ・・・というのはありますね。

 愛着中の愛着、といっても普段はもうシレッとしていながら、イザという時には、ヤッパ頼むはお前!というような一台・・・。

 愛車を何台かお持ちの方も、たまにそんなことを考えてみるのもいいかもしれませんね。一台一台の、自分にとっての意味というものが分かってくるような気がします。

 最後まで店主について来る相棒・・・、やっぱりアイツだろうなあ・・・。

研魔のバラクーダ 氷の輝きを放つ



 いくつかはけて参りました、バラクーダです。

 が、今回大森研魔の魔の手にかけてもらいました。

 この鉛色の空の下、この低気温には、チト寒いくらいの氷の輝きを放ちますな。

 これは磨きオンリーで、コーティングはしません。アルミの地金、そのまんま。これを手入れしながら丁寧に乗っていく、そういう覚悟が、必要な磨きです。

 通常出している磨きは、クリアコーティングをしますので、その限りではありませんが・・・。

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 前後の玉押しの大きさが、異なるヘッドチューブ。下がデカイ分、下りのブレーキングの時などに、効きます!

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 溶接あとも、そこそこ見せてくれます。ピラー形状がティアドロップなのが、エアロでいいぶん、もしヒビや折れたとき、ちょっと面倒くさいですね。できれば、アダプターでも用意してもらって、27.2のピラーも選択的に装着できるようにしてもらいたいものです。

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 細かいところまで魔の手が伸びていますね・・・。

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 ポリッシュよりも、磨き。最後は息をかけてキュッキュッと。

 元々ポリッシュで度肝を抜いたバラクーダですが、大森研魔はそれに輪をかけて、磨いています。

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 パイプの形状も凝っているよねえ。

 改めて乗ってみて、やっぱりこれは名車だと思いますなあ。軽くて、硬すぎず、伸びのある、疲れないアルミ。モロレース会場でも散見できる高性能フレームだと思いますなあ。

 落車を前提とした、草レースなどには、向いていると思います。

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 癖ありバラクーダも含めて、あと何台あるだろう?そのうちの一つがまた、魔の手にかかります。オールポリッシュ系、もちろん手磨きで!

 レース車体としてのバラクーダ、おすすめします!

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 ※この23日、狸サイクル旧正月新年会、6時よりご参加募集中です!

旧正月後 新年会やります!是非ご参加ください!



 昨年暮れ中の暮れ、非常識なくらいの暮れの押し迫った時期でしたね、忘年会やりました。

 カカのベリーダンススタジオの方々とコラボで、大変芸達者な方が集まって、飲んで食べて歌って踊っての、大騒ぎとなったわけです。

 で、あまりに面白かったので、また新年会もやる!ということになりました。同じ形式です。

 この、23日土曜日、6時から、南阿佐ヶ谷の青蘭にて!参加費2000円、一品か一本持ち寄りで!ということです。

 ベリーダンサーはもちろんのこと、サンバもフラメンコも乱入らしいです。一人一芸、いつでも飛び入り参加でおいでください。

 店主はまた・・・カレーでも仕込んでいこうかな?なんて考えています。

 広報さぼっていたんで、直前にて申し訳ありませんが、万障お繰り合わせの上、ご参加お待ちしています。

 前回、一歳から八十歳まで参加!今回も幅広く奧ゆき深くでいきましょう!
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 本場ブラジルダンサーも参加かも?!!!

これなんだろう?のびーる のびーる下付き・・・



 まあなんかのバッグの類であることはわかりますね。でもなんだろうねえ?

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 ピラーに一部を固定。そうか・・・サドルバッグね・・・。

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 サドルのレールに取り付けて、ほら、やっぱりサドルバッグでしょ、そうです!

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 オ!でもちょっと大きめだね!そうなんですが・・・これだけじゃないんです!

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 ジョン!
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 ジョン!
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 ジョーン!!!

 伸びるんですね。しかも

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 こんなこともできてしまう。その秘密は、これ!

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 荷物の量によって、端っこを折り曲げられる構造、メッセンジャーバッグの、サドル下応用編というところでしょうか。

 これならレーサーでの一泊二泊旅行なんていうのに最適ですな。その他ブルベとか、高速長距離巡航ツーリングなんていうのにもいいでしょう。

 限定一個!

 しかし、こういうものを見ると応用編でまだまだ、かゆいところに手が届くものが開発される余地は、ありありということですね。

 ジックリ丁寧に、隙間の奧をのぞき込んでいく姿勢、重要だな・・・。

アヘッド型自転車にも イェップをつけるの巻



 この板、単なる板ではありません。これは、アヘッドタイプの自転車に前用子のせを取り付けるものです、イェップです。

 サスペンションのあるいかにものMTBに子のせを付けたい、やりましょう・・・というわけで、この金具を取り寄せました。

 何ヶ月お待たせしたかなあ?ようやく届いて、取り付けようとしたところ・・・。

 この金具の穴は、オーバーサイズ用のものでした。ある意味今となっては標準規格ですので、これでいいんですが、お預かりした自転車は、マウンテンバイクライクな自転車で、なんと一インチのほぼ絶滅種のも規格でした。

 つまり、長らくお待たせした結果、この金具が使えない・・・ということに。

 となると・・・、残る手は、スレッド化しか手がない。

 で、禁じ手にしているスレッド化ですが、この際もうやるしかない、ダイスを再度調整して、やりましたよ。

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 突き出しも前にぐーっとあるので、前用子のせは付けやすいですね。

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 スレッド化したところに、アダプターを取り付けて、そこにイェップ!

 と、同じく、旦那さんのアヘッドもスレッド化へ。本当は禁じ手なのに・・・。

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 同じタイプのスレッドステム。で、ここで朗報、アダプターは単体で売っているので、ここにアダプターを取り付けるだけで、イェップを二台購入しなくても、子のせのやりとりができるというもの。

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 今日疲れたから、子供はそちらに乗せて?なんて事も可能です。イェップはワンタッチで、取り外しができますからね。

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スタンドも両足のものを付けて、より安定感を増して、子乗せ号に変身です。

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 ダブルサスペンションで見た目はゴッツイですが、マウンテライクなバイク。こんな自転車にも、イェップは取り付けられる、ということです、かなり腕力を使っていますが。

 とにかく付けられるものには付ける!安全第一であれば、できる限りお客さんのご要望にお応えする、この姿勢は貫いていこうかと思いますので、まずはご相談より!

 本当にママ狸んがすごいことになっているなあ・・・。


ママ狸ん系統の再塗装 新車もどきがまた楽しい!しかも高機能!



 こういう小径車を持ち込んで、子のせにしたいというご要望。結構よくいただく話ですが、最近は再塗装も含めて、かなり好みを載せて、再出発したいというご要望も強くなってきました。

 パーツ類の交換などはまあ、簡単にできます、大抵は。それだけでもかなり見た目は変わりますし、カワイイ物好きのお母さん方、一気に自分の自転車に対する愛着も増すというものです。

 それにまた輪をかけた、フレームの再塗装となると、これはもう新車一台を好みの状態で購入するのと同じ、と見てもいいかしら?

 これぞ、カスタムですね、見た目としても、機能としても。自転車もどんどんそういう領域へ来てくれるとうれしい限りですね。愛着を持って自転車に乗る人が増える、いいことでしょう、理想郷だよね。

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 黒の塗装をなんとビアンキに、しかもクラシカルなあのくすんだ、チェレステブルーに、ということなんですね。

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 自転車にとって、やはり人気のある色のようですね。

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もちろんフォークもチェレステブルー。
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 こうして、また、機能上もどんどん上げていきましょう。

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 より安定感のあるスタンドに、子のせですから。

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 ガッチリしています!安心ですが、過信は禁物。

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 後の小ギアはデカクしました、子のせを付けて子供を乗せると重いですので、軽いギアは必要です。そこが抜けるくらいに軽いです。踏みだしに、急坂に挑むなどに大変重宝するはずです。

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 ハンドルステムを取り替えて、前に子のせを付けます。もちろんカゴもより好みに近いものを載せます。

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 ステムを長い物に取り替えますと、子乗せシートの取り付けが上に上がりますので、自転車のペダリングの邪魔になりにくくなります。特に足の長い方は、膝を子乗せにぶつけまいと、がに股走行になりますから、それを避けます。

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 ハンドルも外に大きく曲がったものを付けておくと、子のせとハンドルの距離が稼げて、子供の乗せ降ろしが楽になります。

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 子のせの足置きの突き出しとカゴが干渉しないように、金具で調整します。カゴを前に出すだけですね。

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 カゴを前に出した分、自転車の台座の半分ぐらいにしかカゴはのりませんから、不安定になりますね。

 そういう場合はまた金具で下から、支えをつくって補強します。

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 以上、好きな色でフレームを塗装して、好きなパーツを組み合わせて、そのために高機能を失わないために、縁の下で工夫をすると、まあ、使い勝手のいいお気に入りの自転車ができる、というわけです。

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 子供のせを巡る自転車事情も、かなり変わってきたような気がします。もちろん予兆ですよ、当店は多分数年先を行っているのだと思いますし、利用者の方々も数年先の出費の仕方を予兆しているんだと思います。

 別に長距離を高速で走るだけが自転車ではありません、いろんな入り口があって、それがそれぞれ角度から、それぞれの楽しみ方、使い方があってもいいんだと思います。それが、愛着ということで薄く繋がっていさえすれば。

 お仕着せのものには、一長一短だったりする事が多いですね。デザインはいんですが、サイズが・・・とか、機能は完璧なのに、色が好みでない・・・。あと一つカゴが付いていれば、文句ないのに・・・など。

 まあ、それらを一気に解消できるんだとしたら、それなりにお役に立っているんじゃないかしら?なんて思いつつ、まだまだ寒風の中、蠢くように、春を待ちつつがんばりましょう・・・!

大森研魔ではないんだが・・・ こんなものも出てきました



 なんじゃ?これりゃ?

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 分かる人にはこれで分かったでしょう。

 一見大森研魔か?と思いつつも、よく見るとメッキでしょうね。

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 今は無きITMのエクリプスなんかを彷彿としますな。

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 スレッドのステムです。絶滅危惧種ですが、こうやって、有志の中から蘇ってくる事も起きるんですね。なかなか良い仕上がりです。

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 ツーリング車に合うかな?こういうパーツを見ると、これに引きずられて、また何か一台を考えたくなります。

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 丸ハンドルに付けて、上引きブレーキに、革パッド、革のバーテープなんかを巻いたら、いいんじゃないでしょうか?

 安定供給か否かは、まだ未知数ですが、こうしたパーツ類もボチボチ入ってきそうです。

 F1から流れて来るレースコンポの性能はもう言うべきものはありません、お見事でしょう。

 それとまあ、日常使いのコンポだって、機能的には申し分がない。

 で、その間がない、というのが今の状況かと思うんですね。

 モロレースじゃないんだが、かといって、アリビオ辺りのプレスで作ったものしかないとしたら、まあちょっとその・・・という。

 ここが隙間なんですが、なかなか大手は埋めるというか、その余裕がない・・・のでしょうか?気配はありませんな。

 無いなら無いなりに、小さい小回りがきくところがそれをやってもいい、どうせ小さいマーケットなんでしょうから・・・、というわけで、こういうささやかな動きは大歓迎ですし、そこに参画していきたくもあります、結構積極的にね。

 こういう小さい動きを丁寧に重ねていくと、その内ドーンとなんかができてしまう、小さいところだからできるかもしれない醍醐味ですな、今後ご期待ください!

余り物改造 残り物にはやはり福があった



 通常長距離ではロードを乗っておられる方ですが、お近くはこれで走っているようです。シングル固定なんかで、いいんじゃないでしょうか?

 と、ロードのクランク周りを交換したために、いくつか余っているパーツがあったようです。余ったパーツをよく見ていると、オレまだ使えるんだけど、俺を使って走ってみないかい?みたいな問いかけというか、なんかこれでできないかな?なんて考えるようになったとしたら、かなりはまっている証拠でしょう、危ない・・・。

 危ないと言われようとなんと言われようと、いじってみたくなったのは仕方ない、あとは持っているパーツで何ができるか?ということ。

 これを考えられるようになるだけでも、成熟です。これが曲がってくると変態系・・・、多くはこういう路線を進むんではないか?なんて思うわけです。

 そこに油を注ぐような当店のような存在が、また焚きつける、いい循環かと思います。

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 シングルの前クランクを交換しますが、持っているものは、ロードの二枚のクランクです。

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 これをシングルで使用するだけなら、単なる交換に過ぎませんが、ディレーラーを付けているわけなので、この二枚を有効利用します。

 ところが後はシングル、スプロケットは余っていなかったようです。

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 後一枚だとしても、前二枚になるとどうしても、チェーンのテンションを保つ機構が必要になって来ます。

 この機構をテンショナーといいますが、通常なら多段の変則機能まで兼ねているリアディレーラーが使用されますが、シングルですから変速する必要はありません、であればテンショナーの機構さえあればいいわけです。

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 テンショナーをつける台座をつくって、15ミリでガッチリ挟み込みます。

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 このシマノのアルフィーネのテンショナーは白眉ですな。今までサードパーティーのものをいくつかいじっておりましたが、はっきり言ってクズ!さすがコンポ屋の作るテンショナーは、違います。

 これで前二枚、後シングルの聞こうができたというわけですが、ではシフターはどうするか?というと、これが余ったパーツの中にあったんですね。

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 ティアグラのSTIがあります。これをフロントシフターとブレーキレバー兼用として使います。

 では、前ブレーキのレバーは?

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 同じくティアグラのSTI右レーバですが・・・。これシフター殺しで、ブレーキレバーとしてのみ使用。

 勿体ないが、あるものの有効利用ということで、いいか・・・。

 その内、リア多段のスプロケ入れれば、コイツの出番もあるというもの、暫くはそのまま使われていなされ。

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 そうそう、あとアウター受けのない車体にフロントディレーラーをつけるのって結構大変なんですよ。リアはもう開き直ってフルアウターでもいいんですが、フロントは構造上そうはいかない。

 となると、こうやって既設のねじ山などを使ってやらないとダメ。かつて競輪車を多段化したときのも同じ事が起きましたね。どうやって対処したかよく憶えていませんが、たしかBB裏辺りにアウター受けを付けたかなんかでした。

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 フラットハンドルも卒業ということで、下駄履き自転車が結構スニーカー自転車に生まれ変わった、という感じでしょうかね。

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 ちょっとやる気感じられますでしょ?こんな自転車を後からロードで引っかけようものなら、フロントアウターに入れられて、その気にさせてしまうかも知れませんな。そういう車体に大変身!

  ほとんど持ち込みなので、安価でできる余り物改造であります。

 残り物には福がある、これはどうも本当らしいです。ただ、それを活かすアイデアと、技がないとできませんが、こういうのって悪くありませんね。楽しいですよ、何よりも・・・。

しつこいだろーが 普及目指してPRするよ!



 なんか毎日、子のせを発注しない日はないくらい、ママ狸んが来ています。まあ季節でしょうな。

 卒入園・・・、でも4月といえば、それだけでなく、小中高大などの卒入学もありますし、シンマイ君達の入社式入所式なんかもありますね。

 この春、自転車通学する君に送る、高機能通学自転車!なんていうのも組んでもいいかしら?

 新卒から、自転車通勤!痴漢やダイエットなんかとは、最初からもうおさらば!自転車通勤ですべて解消!なんて下手なコピーを付けて、高速実用車を出すなんていうのもいいかもなあ・・・。

 そう、そういえば、近々お菓子業者が仕掛けた日が来ますね。チョコレートと一月後のあめ玉。

 貴方にチョコ、私に自転車のプレゼント、これからのバレンタインデー・・・。ヘタッピだなあ。

 でもものを動かすために、こうした記念日的な仕掛けを作るというのもありなんでしょうね。店主はどっぷり浸かっている気はありませんが、自転車業会というのはなんか、そうした日を儲けているんでしょうか?6月10日、ロードの日、とか。

 それにエコカー補助金とか、あるのになんで自転車に補助金でないの?エコポイントとかいってましたが、なんで自転車は除外なの?集まった銭が、大陸に流れるから?自転車業会に凄腕のロビイストがいないから?

 まあ、あまり自転車業会はその手の行動は得意ではないらしいですね。

 業界に頼っても仕方ないので、ってはじめからその気もありませんし、自分たちで演出していくしかない、そういう意味で、今は春の年度替わりに向けて、新たな生活に向けた新たな機能満載の自転車はいかが?ってなもんで、仕掛けていくしかない、今回もまたママ狸んですわん。

 上のタイプの自転車に、子供をもう一人のせるとなると、後ろのカゴを取って、そこに子のせをつけるしかありません。前後に子乗せ、そうなると外したカゴの行く先がない。

 お母さんの自転車に荷物を置くカゴがない!これは一大事件なんですが、つくられた安全第一神話の中で、この自転車にこれ以上期待するのは、もう無理だといっていいでしょうな。

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 何度も言います、このデッカチ君。一見特殊に見えますが、実はついている構造自体は他の自転車と同じ、ということは形だけが特殊であとは同じなんですね。

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 正面から見てもゴッツくて、見た目も実際も重いです。子供をここに入れて、「ちょっと荷物もってね」と買い物と同居させている光景もよく見ます。

 これをそっくり外して、別のハンドルのものに取り替えて、そこに別の子のせを取り付ける、こんなことできることなんです。

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 これです、撮影が夜になったので、暗いんですが、同じ自転車のハンドル周りです。しかもカゴ付です。二人の子供を乗せて、カゴ付、非常にスタンダードであるべきスタイルかと思います。

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 ハンドル形状も選び放題ですから、例えば、子供の乗せ降ろしを少しでも楽にするために、外に大きく曲がったタイプのハンドルをつけると、子供の足置きとの間隔が開いて、広々と使えることになります。

 よくあることですが、既設のハンドルに子のせを付けたとき、ハンドルとの距離が近すぎて、子供の乗せ降ろしが難しくなることがあります、多くはそこでこれはダメだ・・・と勝手に判断してしまう。もったいない・・・。

 自転車はパーツの集まりですから、不都合のパーツは規格の合う別のパーツに替えてやればいい、たったそれだけのことなんですが・・・。新車をどうしても買わせたいのかな?

 同じ事ばかり最近書いているようですが、これは是非おぼえて、広めて欲しいことなんです、デッカチハンドルは、ハンドル周りごとゴッソリ交換できる、できるんです!

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 子供を前後に乗せて、且つ買い物荷物も置ける自転車。これがやっぱりお母さん自転車の基本でしょう!

 高機能化、お母さんの子育て号だって、イヤ子育て号だからこそ、でしょ!

泥よけまで・・・ 一皮むいての再塗装



 この際再塗装して、劣化したパーツ類も替えてスッキリ乗りたい、というご要望。

 何度も申し上げていますが、再塗装って、新しい自転車を一台買ったような、いい錯覚を生じさせてくれますね。しかも最初から乗り慣れている・・・といった意味では、いい選択かと思いますね。

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 傷などもあってそれらを修正しながら、再塗装。色は同じような色ですが・・・。

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 ダークグリーンというご指定、ローバーなんて思い出しますね。

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 こうしたとこも修正して、色カケしていきます。
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 艶が塗りたてはキレイです。今まではクリアをかけて基本そのままでした。裏では色々やっていたんですが、今後は、クリア掛けのあとの研ぎ出し、という工程も価格表の中に組み込んでいこうか?と計画中です。

 近い内に、研ぎ出しをしているものとそうでないものの違いを、こうした場で出していこうかな?と思います。写真で、その差を示すのは難しいでしょうなあ、多分。

 研ぐということだけでなく、またかけては研ぎ出してを繰り返す、かなり手間と塗料の量がかかる工程ですので、色々大変なんですが、仕上がりがまったく、異なるので、これも工芸系統の塗りの中には入れていこうと思うわけです。

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 今回は、なんと泥よけまで塗装したんですね。ただ色をかけるだけではなくて、かけるために治具を作らなければならず、また普段のフレーム・フォークとは形も異なるので乾燥室へ入れるなんていうのも結構、考えながらやらなければならない。

 つまり、通常の流れではできないところが、こうしたパーツ類への塗装なんですね。

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 一気にシックになりますな。

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 アルミなので、ミッチャク系のものを一枚かけます。塗料は鉄向きに作られていますからねえ。

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 こうしたところも掃除したりして、再装着です。
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 もちろん、チェーンやワイヤー類も交換して、動きもいい、生まれ変わりですね。

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 外見も中身も相当入れ替わったこの一台、やっぱり再塗装の価値はありますな。

 バラして、再塗装して、組付けをする、自転車屋の塗装ですから、組上がりにも自信ありです。

 心機一転には、買い換えだけでなく、再塗装も、是非是非、ご検討くださいませ!!!

ポン付けプラスα ママ狸んがとまらない!



 子供を乗せる、それなら子乗せカゴをポン付けすればいい・・・、というのではない、ということは、もう再三再四申し上げている次第で、もうくどいよー、というお声も聞こえそうなんですが、大切なことは繰り返す!というのも基本というわけで、チョコッとまた触れさせていただきます。

 卒入園の時期でもあるのか、最近ママ狸んのみ、大忙し・・・という状況。狸サイクルもがんばらないとなあ・・・。多少時間の建て込む仕事が多いので、徐々に作品等出していきますが・・・。それなりにやっているんですが・・・と、まあ言い訳じみてくるのでこの辺で。裏で狸サイクルも仕掛けてはいますよー。

 で、時期が時期のせいか、若いお母さん達が、ネット上で色々調べているようなんですね。「子乗せ イェップ 杉並区」とか検索かけたりしながら、かな?

 自転車屋メカに関してどちらかといえば、不慣れなお母さん達、そういう彼女たちにも伝わるような内容って、何度も繰り返して、できる限り平易な言葉を使ってと、やっていかないといけないようです。

 中には当ブログの相当古層から掘り返して、質問してこられる方々もいて、当の店主が忘れていたり・・・。決して読みやすいブログではない中でも、できる限り理解しやすさを考えないといけない、そんなこんなのリフレインとなりますわ。

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 ポリスポートを付けました。このくらいはポン付けできます。今回の場合は。

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 フレーム取り付けタイプなので、そこから子のせを支える金属の棒が二本、後ろへ伸びていきます。子乗せ自身を支えるのは、これのみですから、振動に合わせて、上限に動きます。

 これが振動吸収していくれるというわけですが、一つ問題があります。

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 リアのタイヤ泥よけと、子のせの距離ですね。このブルーの座席が上下するので、その上下の振り幅によっては、このタイヤ泥よけと干渉することが起こりえます。

 しかも、子供は日々成長して重くなりますので、後日干渉することが起きてくる。この辺をよく考えて、取り付け位置やその他を決める。難しくはないですが、そうした問題が潜んでいる、ということはおぼえて置いていいでしょう。

 その点、荷台を付けて、そこに取り付けるタイプものであれば、そうした心配の起こらない。そういうことも考えて、子のせを選ぶっていうことも大切です。

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 あとまあ、定番ですが、できれば安定感の確保されるスタンドがあった方が良い。過信は禁物ですが、一本スタンドなどよりも、安心して、乗せ降ろしができますね。

 それと、これもアンチ電動ということでは、もはやありませんが、後のギアは内装であっても、小ギアを交換さえすれば、その比率で内装のギアチェンジができる・・・。

 単純にいうと、子供を乗せて重くなった分、ギアで踏み出しなどを軽く設定できるということです。

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 ホイール全体をいじらなくても、小ギアの板一枚を歯数のデカイものに交換するだけで、それまでよりも軽いギアを確保できるということです。

 最初の一歩の踏みだし、急坂などには大いに利用してください。重いギアのまま、踏めなくなって、お母さんが自転車から降りて、ハンドルだけで自転車を支えて重い自転車をエッチラオッチラ押す、これは思っている以上に危険なことです。

 自転車にお母さんが乗っているときが、お母さんの体重が自転車にかかっているときが一番、自転車を制御できて安定しているんですね。それが降りて、体重外すと、あとは非力な腕力だけで自転車を支えることになる。

 子供を乗せて、買い物載せて、重くなった自転車を腕だけで支えるというのは、大変なことです。

 であれば、歩行者に抜かれたっていいくらいのスピードでも、軽いギアでお母さんが踏みながら登坂できれば、それがベストなんじゃないかしら?

 そんなこんなで、小ギヤ交換はこれからも電動に縁のない自転車には、今後とも推進していこうと思います。

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 一見ポン付けに見えますが、実はチョコッとでも要所をいじっているんですね。そうしたチョコが、乗り続けていくためには、重要かと思います。

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 あとは、こいつを後日でも良いんで交換、組み直しをおすすめしますよ。そうすれば、もとの土台はけっこう良い車体なので、長くメンテしながら乗り続けることができるでしょう。

 同じことながら、大切なことは例を替えて、言い続ける、こういう事が浸透に繋がっていく、子乗せ自転車は要所をいじる!これです!
 

卒入園だよ!ママ狸んだよ!全員集合!



 どなたかからいただいたらしい、子育て号です。

 イヒヒヒ・・・。

 子供の運搬には便利な車体ですわ。安全第一と思って作られているんでしょうな。あたかもこれ以外が危ないかのように。

 しかし、これよく見て見ると、カゴがないんです。子供を二人乗せて、荷物はどうするの?リュック?多くは後の子のせの背中にどうやってか、荷物をぶら下げている光景を見かけますが、少なくともこの車体は、かってに「安全第一」を優先にして、通常のお母さんの使用実態を無視しているんでしょう。

 保育園の送り迎えの途中に、しっかり買い物ができない。カゴがないからねえ。

 まあ、その辺も大いに含めながら、これを譲り受けたご夫婦のセンスにあわせてカスタムしていきます。

 まず、塗装をやり直します。アチコチに錆が出ているので、いい選択です。ネイビーに!ということで。

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 角度を変えます。

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 調色の時、濃淡に関しては白か黒の側面を入れていくのですが、当たり前なんですが、その中間であるグレーの威力というものを感じますなあ・・・。しかもグレーのグラデーションはほぼ無限です・・・。

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 そして、ここ。最近当店周りでは浸透しつつあることなんですが、このデッカチ仕様のハンドル兼前子乗せ、こいつがついている形式は通常の自転車とまったく同じ、なので、通常の自転車のハンドルを取り替えるのと同じ理屈で、交換可能なんです。まったく問題ありません。

 ただ手間がかかるだけ・・・。ですんでこいつを外して、前子乗せを付けちゃいます。

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 この曲線の入ったハンドルは、子供の乗せ降ろしの際、十分に幅を確保してくれるので機能上もいいんですね!

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 あれもこれもという、発想から、あれかこれかへ。足首周りをしっかり管理すれば、チェーンカバーも外してかまいません。

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こうすると、チェーンの着脱に楽です、断然。

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 クランクのサビは、その内また・・・。

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 大阪グリップさんを外します。そういえば・・・、先日こちらの営業さんからかな?電話がかかってきて、なんかどうしましょうか?的な内容でしたが、シェアの多分99セントぐらい占めているんでしょうから、何を悩んでいるんでしょうか?今後とも大阪グリップのセンス全開でやっていけば良いんじゃないんですか?子供を運搬する器具作り、それも大切でしょう。

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 ここにカゴを持ってきます。もし、もう一人出来たら・・・。このカゴを撤去して、後に子のせを付けて、前子のせはそのまま、そしてカゴを前に付ければいい、それだけの話です。

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 あとちょっと技ありは、小ギアをデカクセッティング。これで重い自転車の漕ぎ出しを軽くできます。スピードにこだわらなければ、これで十分、多分電動も入らないんじゃないかな?杉並レベルの坂では。

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 あとは好みのサドルピラーを交換。

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 ペダルもレトロ!多少重いが、見た目と頑丈さは大事です!

 そうやって、再塗装各所いじっての再生子乗せ号、子供運搬ではなく、子供とサイクリングをする車体の完成だ!

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 スッキリスマートだぜ!

 あのデッカチ仕様のハンドル兼子乗せ、構造は通常自転車と同じなので、交換は可能です!また自転車はパーツの集まりですから、規格が合えば交換可能!もっと自由に自転車を考えてください!変幻自在よ!

 卒入園前に、この自転車使えるかしら?とお悩みの方。まずは相談だね!ママ狸んは静かに燃えている・・・。

 

凝り性 こだわりなんでもおいで!自分作る自家塗装



 外したフレーム、ちょっと凝っている作りかな?よく見ると実用車といわれるものも、実に千差万別で、面白いものが多いですよ。よーくみるとですね。

 そういう意味で、実用車の可能性ってものすごいものがあるんですが・・・、その辺についてはまたオイオイと。

 これを自家塗装して、自分のイメージで作っていく。当店との共同作品という感じが、いいですねえ。

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 足付けして下地を作って、下塗り、中塗り、上塗りをする。こういうやりたがり屋さん達は、飲み込みがいいんです。

 最初にちょっと、形式を伝授すると、あとはほったらかしでも、ちゃんと仕上げてきますから、大したものです。

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 後輪は赤にしました。

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 前輪は青。色にちょっとこだわりましたね。

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 サドルとピラーは大切です。特に足の長さに合わせた、ピラーは非常に重要。これが実用車の発展の要になりうる、というぐらい、大切です。

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 いらないもの外して、再組み付けもしたりして、出来上がった、一台ですわ。

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 オオ!再びオオ!という感じでしょう。

 まあ、走るし、イメージ通りだし、手をかけた分カワイイし・・・。いいことずくめですね。

 これをいい大人が、塗装日和の中を、イヤー楽しいなあ、楽しみだなあ・・・といいながら、過ごす休日です。

 で、これが仕上がる・・・。

 いいと思うなあ、こういうの。ある種の生き方を象徴しているようです。これからは、こうでもなくては・・・。

 何やら、隣国からの大気汚染で大変なようです。でも、今年に限ってのことではないはず、恒常的に気をつけないといけないことでしょう。と、我が国も、れっきとした海洋汚染国となっていまいました。

 経済発展!高度成長!というと、店主の世代はどうしても公害というあの裏黒い事態と裏表に感じてしまいます。
 店主が子供の頃、まさに高度成長の最中の、公害報道のすごさ、自らの体験も含めて、それはそれはすさまじいものでした。

 果たして、あの公害による環境破壊真っ最中の裏黒さを、白黒テレビからカラーテレビに乗り換えたときの喜びが上回っていたのか疑問に思います。

 もしあの時、6月になるとホタルの出てくる公園と、カラーテレビとどちらを選ぶか?と聞かれたら、子供であった店主はどう答えたか?

 夏になると光化学スモッグ警報がでない日がなかったくらいの日々。それでも呼吸が苦しい中外で遊んでいた世代。ゲゲゲの鬼太郎の「原始さん」という話を食い入るように見ていた少年時代。

 経済発展というと、どうしても公害というものと切り離せないのか?それとはまた無縁の経済発展というものがありえるのか?店主の甲斐性では分かりませんが、自転車を塗り直して、組み直して乗る・・・という中に、なんかのヒントがないかなあ・・・と思うこの頃であります。

 実は、この奥様も自家塗装中。オイオイ、仕上がりましたら、ご紹介します!

 ※明日は、近所で開催される、プレイパークにも参加したりしなかったり、ゆるい営業です。ご用があれば、携帯にご連絡いただければ、戻ります。また直接プレイパークににも、ご来場ください。

 交通公園の対岸、下流に下って、二個目の橋辺りだと思います。

こちら、杉並ねっこワークさんに、詳しく載っています。

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装備もフィッティングあって!



 先日、ご紹介したトライアスロンセットの一台です。

 文鎮のような重い鉄フォークをフルカーボンフォークに交換して、ガラリと乗り味の変わりましたね。

 この乗り手の方は、4月の宮古島トライアスロンに当たってしまったということです。バイク155キロ走るみたいですよ、その後フルマラソンなんですから・・・恐れ入ります。

 ということはショートのようなロードレース模様ではなく、独走、タイムトライアル的な走りを要求されますね。

 そこで、ドロップハンドルから、ブルホーンエアロバーの典型的なトライアスロン車に仕立て上げようということになりました!何たって、宮古島のトライアスロンですからねえ!

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 まずトライアスロンセットのデフォであった、8速を10速に変えました、もちろんチェーンも10速のものです。

 ただ、色々ありまして、ディレーラーはもとのまま・・・。

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 2300というグレードです、こいつをなんと最高クラスのデュラエースで引くんですから、シマノさんも粋ですわ。たぶん、シンクロとは認めていないでしょうが、引けてしまう、そこがシマノ・・・なんでしょう。

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 7900系デュラエースのバーコンです。コイツで引きます。

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 ブレーキはブルホーンバーの先端につけるこれ。火消しの道具みたいですな。

 これをつけるだけで・・・、

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 戦闘開始!というような雰囲気になりますな。

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 イヤー、すっ飛んでいきそうな、なんか走りたくてウズウズしているような感じにすら見えてきますね。

 改造はここで終了ですが、この後、取りに来られて、こいつを固定式ローラー台に取り付けてのフィッティングに、なんと二時間以上かかっています。

 装備は大切ですが、それを装備として活かすのがフィッティングです。ですから、いくら装備だけ調えても、フィッティングをしなければ、意味はありません、意味はないんです!

 何に向けて、どういうタイプのレースか、競技時間は?コースの起伏や特徴は、そしてライダーの身体ポテンシャルなどを考えて、いじれるところを細かく、どこがいじれるか?ということを見せながら、最後はミリ単位の調整をしていきます。

 ゆくゆくは自分でもできるようにねえ・・・。

 今回の要はサドルでした。サドルの位置と角度だったようですね。

 ロードレースの選手のように四六時中自転車ばかりに乗っているのではない、トライアスロンの選手は、多分、ほぼいえると思いますが、自転車に関しての知見が高い人ばかりではありません。

 それは当たり前です、彼らは泳ぐし、走るんですから、自転車選手の1/3であって当たり前です。

 ですから、どういう状況で、何を欲しているのか?ということを単刀直入に、言える方は少ないかと思います。

 そこをどう引き出して、それを軸に、こちらの知識や経験を織り交ぜたりしながら、ご提案などして、ポジションというものを作り上げていく、という感覚、これって、思っている以上に大切なことです、イヤ、一番大切なことだと思いますし、フィッティングの大切さをもっとトライアスロンの方々に浸透して行くように願うわけであります。

 都心のトライアスロンクラブなどには、目の飛び出るような高額のTTバイクをお持ちの方も多々おられると聞きましたが、フィッティング大丈夫かな?マア、杞憂でしょうが・・・。

 ただ、どんなに良い装備も、エンジンである身体とのフィッティングができていなければ、車体がいかにチューニングされていようとも、その持ち味を出すことはできない、所有欲だけで終わらぬよう、しっかり車体を走らせていただきたいと思いますわ。

 サドルの位置が決まって、再度そこからエアロバーの位置、バーコンの角度をきめて、最後に、リラックスポジションとしてのダンシングを考えて、ブルホーンバーの突先の位置決めをして、終わりました。最後の方には「気持ちもう少し前に・・・」なんて言い方も出てきて、そう、それなんです!そうなんですよ!という感じ。

 155キロを走る。宮古島は平坦といわれますが、起伏はあるでしょう、そして平らな島でもあるので、風の影響も考える必要がありますね。

 しかし、155キロ走る、それだけでも大変なのに、その後フルマラソンですから・・・、足をどうやって残すか?走りながらいかに休むか?最初の50キロ、中盤の50キロ、最後の50キロ・・・と三段階に分けて、ポジションを変えていくための秘策なんかも、検討したりして・・・。

 この4月、彼はこの車体、このスペックで宮古島を疾走します!応援だね!全力応援だ!

 くどいですが、要はフィッティング!ポジションは作り上げていくもの!参考意見が欲しい場合にはご相談に乗ります!殊にトライアスリートの方!お待ちしています!
 

大森研魔の魔の手 磨きにも色々 パーツへ伸びる手



 デダの磨きで、こんなのを作ってしまいましたが、これは前回ご紹介いたしましたが・・・。

 鏡面系でしたが、今回はチタン系?といいましょうか、こんな感じで仕上がっています。

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 こうです。少し光りが鈍くなっていますね。

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 アルミの地金という感じですか。

 磨きといっても色々です。これにあわせて、ピラー系も磨いたらいいでしょうな。今裏では大森研魔は大忙しです。本当色々魔の手を伸ばして行っています。

 その内結構驚きの磨きが出てくるでしょう。

 予告・・・、オール磨きの一台が、この春登場の予感です。

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 この鏡面と・・・、

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 このチタン系・・・どちらも磨き、磨きの奥行きが見えてきます。

 いいクロモリのフレームが入ったら、是非!80ミリ、100ミリ、120ミリと三種!

シングル化も細々ながら・・・しっかりやっています!



当店に来たものがたまたまだったのかも知れませんが・・・、そのたまたまが続いただけかも知れませんが、この種の自転車・・・、結構アチコチトラブルが多いんですねえ。たまたま多かったんでしょうが、ちゃんとの手前で仕事を止めているようなパーツが多く、アララララの連続。

 でも、大事にそれなりの思いを載せて乗っておられる方もいるわけで、今回こいつをシングル化にして欲しいという、ご依頼、そういえば、ピストブームの際には固定だけでなく、シングルギアのシンプルさにやられた方が多かったように思いますねえ。

 最近では、かつてほどシングル!熱は下がったようですが、当店はマアこうしたことも粛々と地味に続けていこうかと思います。

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 ラッキーなことにボスフリー、このタイプのものですとホイールを組み替える必要が必然でないために、なんとか押さえられるようになります。ちなみに固定化も楽です。

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 シングルになって、ワイヤーとリアディレーラーを外します。スッキリですね、床屋気分です。

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 前二枚の男ギアですが、ココもシングルにします。

 テンショナーを使わないので、適切なギア比が重要になります。ギア板何枚も持っていて、シングル小ギヤも制定は三枚持っていないとダメですねえ。


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 たまたまあった黒ギア板、あっています。

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 ヒショゲてしまっているハンドル、ほとんど使わないエアロブレーキ。こいつをハンドルごと交換していきます。

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 ブルホーン系のバーに。そして・・・

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 黒のギドネット、渋いです。黒にこだわっておられる方なので、結構力作になったかもなあ。

 久々のシングル化ですがテンショナーを使わないので、ちょっと技ありなんです、これでも・・・。

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 ちょっとかつて走っていた車種を思い出しますなあ。

 ということは全く別の変身を遂げたといってもいいでしょう。なかなかシンプルでよろしい。シングル化への志向は、この簡略、シンプルさへのあこがれでしょうね。

 確かにこういう一台はあっていいです、気軽ですしね。

 実用車もこういう風にできますし、いろんな意味で、この手は不滅でしょう。

 自分の多段車でもできるかな?と疑問の方は、まずは相談から!

ゼルコバ 立川パン屋さんサイクリング その下見



 全日本選手権出場のタイゾウ選手です。何やら、雰囲気のあるところで、佇んでいますねえ。

 「自転車売ってるのに、自転車乗らないのか!」と、寒風の中、この老骨店主を引きづり出して頂いております。

 マア、乗ること自体が目的なので、通常なら多摩川の適当なところまで行って帰ってくる、というおしゃべりサイクリングをやっておるわけですが、たまには何か目的を設定してもいいね・・・ということで、「パンの会」サイクリングというイベントのための、下見ということで、立川にあるあの伝説のゼルコバさんの所まで行ってきました。

 当然ロードで行ったわけですが、途中条件が良かったので、数キロほど半ダートの道を通っていったんですねえ。

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 踏み固められているので硬いんですが、舗装路から比べると、柔らかい。タイゾウ選手がいたくお気に入りだったので、何キロぐらいかな?玉川上水脇なんですが、ここを使って立川まで行ったんですねえ。

 そう、そういえば、この道半年前の真夏です、子狸の夏休みの際に使った道でもありましたね。

 あの時はとても暑くて、まともに炎天下を走れなかった・・・。そこで木の下ということでここを走ったら、存外気持ちよかったというわけでした。

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 ダラダラおしゃべりサイクリングしながら、二時間弱で到着です。古民家、養蚕をやっていた小屋だったようですが、そこを改造して、センス良くお店に仕上げています。

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 店内で買ったパンとお茶も飲めるようになっています。とても落ち着くんだよなあ・・・。野菜スープをいただきました。

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 庭の景色。今は冬枯れですが、夏はうっそうとして涼しかったですね。

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 常連さんかな?パンとコーヒーを飲みながら、本を読んでいらっしゃいました・・・。贅沢な時間ですね。

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 外のテラスです。暖かくなれば、ここで休んでもいいなあ。

 地元のお母さんが、トトロのパン屋さんと、呼んだのを聞きましたが、その表現はピッタリですね。

 おしゃべりサイクリングで、往復四時間。休憩一時間の計五時間。パンの会サイクリング、これはやる価値有りますね。土曜の朝、八時に当店発で、午後一時終了、それから営業・・・なんていいですね。恒例化しましょうかね?

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 購入してきたパン達です。寄ってみましょうか?

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 いろんな種類のパンがありますが、どれも力強いです、考えられて作られています、それが伝わってくるんですね。外はサクッと、中はモチッと・・・、色々食感はありますが、一言おいしい。

 パンの会サイクリング、実施の際は当ブログで広報します!いく価値あり、食べる価値大ありです!

春の入園に向けて と 杉並のプレイパークのお知らせ!



 持っている自転車を子育て仕様にできないか?専門の自転車も売ってはいますが、今持っている自転車を使って、というご要望、かなりあるともいます。

 当店が取り扱っている海外系の子乗せシートは、通常スポーツ自転車に取り付けることを前提とされています。

 シートチューブの長い自転車にその取り付けは向いています。

 電話口で、子のせを付けたい自転車の種類は?とお尋ねして、クロスバイクです!というお答えには大概取り付けは可能なんですが、時にクロスバイクでもこういうフレーム形状のものがあります。

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 シートチューブの真ん中に、トップチューブが来ています。ということは矢印の範囲でしかアダプターを取り付けられませんので、こういう自転車にはフレーム直づけの子のせは、取り付けにくいということが言えます。

 では、子のせは付けられないのか?というと、直づけ以外の子のせは付けられますので、ご安心ください。

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 マウンテンバイクなどのもこうしたダボというものが用意されています。ここを利用して荷台を取り付けて、その上にアダプターを取り付けます。

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 こんな感じですね、重量も十分耐えられるものを付ければ問題ありません。

 このアダプターに、この場合イェップを取り付けます。

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 ホラ付いた・・・。

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 スタンドは安定感のあるタイプですので、ほぼこれにて完成。前カゴも付けようと思えば付けられますので、その時はまたご来店ください。

 あと注意点といえば、スポーツ自転車は車体自身が軽いので、こうして後に子のせを付けて、実際に子供を乗せるとなると、力の入れ方によっては前輪が浮いてしまうことがある、ということ。

 これも慎重に扱いに慣れて行けば、危険なものではありませんので、しっかり慣れてください。

 卒入園前、手持ちの自転車の手入れにはいい時期です。繁忙になる前に、どうぞ、まずはご相談からです!

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 アチコチから、お問い合わせをいただきました、なんでもありありプレイパークですが、来週の日曜日10日ですね、杉並で開催されることを知りました!

 場所は、杉並緑地公園、この杉並児童交通公園最寄りの橋から、下流へ一本目の二本目の橋の間、下流正面で左側のスペースでやっているということです。

 朝10時頃から、夕方4時まで。火も使えるということなので、デカイ鍋でももって、何か作ろうか?なんて考えています。ということで、店はこのプレイパーク内で開店!それで事が済まないようでしたら、店と公園往復するというやり方で、営業しようかと思います。

 火も使える、ということで、ちょっと防災の実質的な訓練もできますね、その辺も含めて、お子さんと遊びに来てください!当日、プレイパーク内にて、狸サイクル営業もよろしく!

 プレイパークのブログです、こちらも参考に!

小径車 その独特な世界



 BSモールトンというのだそうです。17インチだって・・・。ガラパゴスかな?

 BSではないモールトンというのがあって、クレーンのようなトラス構造でつくられた小径車ですが、あれはマア、小径車の中では白眉中の白眉です。店主が唯一と言っていいかしら?認める小径車ですね。あれはスゴイ!

 それは偏見じゃ!といわれてもしかたないかと思いますが、店主にとっては小径車は嗜好品というように捉えています。実用品というより、嗜好品。そして、愛好者の方も結構そういう意識があるんじゃないかしら?と思われる組み方されますよね。

 乗り込むというよりたしなむ、そういう姿勢が一つの雰囲気を醸し出しているようにも思えます。
 
 ですから、凝る方はとても凝るようです。それに通常のパーツ類を小径車に移植となると、結構知恵と技を必要とするところなども、くすぐられるポイントかと思います。

 今回この小径車をオール持ち込みのデュラエース7700で、組み付けるというミッションです。懐かしいねえ、77デュラ。

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 カプレオといえば、小径車のコンポで最小ギア9tをもちますね。この9tなんかを利用して、ロードのパワートレーニング用の自転車ができないか?なんて考えたりもして。

 こいつを77に。

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 マア美しいといえば、美しいですな。

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 この辺のフロントメカも交換なんですが・・・。この台座を止めるための金具が面白い!!!

 フロントメカはシートチューブの形状に依存しますが、この自転車のシートチューブは特殊なため、そこには付きません。
 
 そこで、特殊金具をつくって、フレームに三点留め、そこにフロントメカを付けます・・・。こういうのって後々のスゴイヒントになりそうです・・・。

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 クランクも懐かしいオクタリンク、初の中空クランクだったはず。

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 小径車ですから、当然男ギアでも十分!

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 前輪、デュラハブで組み直し。スポーク一本一本手作りです。

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 技ありなのはココ。後輪のエンドは135ミリ。デュラハブを135ミリに改造して、ホイールを組み直します。といってもすでに改造ハブ持ち込みなので、出る幕なし・・・。

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 対岸の組み方は、ラジアル組みです。
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 フラットハンドルですが、77デュラなのでドロップにいたします。

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 こいつに革のバーテープを巻きましょう。

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 名門ブルックスのバーテープです。

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 イヤーパーツ代など含めていったいいくらになったか分かりませんが、手の込んだ改造の完了です。

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 これで150キロとかは踏み込みたくはありませんが、たしなんで走るには最高の自転車・・・だと思いますな。ある意味ステッキ的な自転車。今ステッキも凝っているものがありますもんね。チタンのとか・・・。

 車体の盗難、パーツの盗難など十分に気をつけて、楽しんで乗っていただきたいです。

 踏み込むだけが自転車じゃない、シャナリシャナリとしゃれたかっこうで、ポタリング、これはこれで最高でしょ!

いずれ・・・自転車持ち込みかな?プレイパーク見学



 世田谷の羽根木公園です、いきなりツリーハウス・・・。

 プランナーによる設計というのとは全く逆の、人の手のぬくもりのある公園。というよりか、同じ公園の中に前者と後者が共存しているところ、といった方が良いかしら?

 当然前者に集まる親子と、後者に集まる親子とは見た目も何もかも違います。

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 なんかネパールにありそうな小屋ですが、プレイリーダーという方が居るときには基本なんでもあり、という形式。自分の責任で遊ぶ!という理念がありそうです。

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 なんとたき火がいいというのは、いいです。煮炊きもできるそうで、もう少し早く行ったら、お手伝いもできたのになあ。

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 こういう掘っ立て小屋みたいなものもあって、トンカチのこぎりなどもある。

 好き嫌いは別として、マア子供だったら、一体なんだここは?と興味は示すでしょう。

 子育てに一言有りそうなお母さん達が、赤ん坊や小児を連れてきています。こちらも当然子狸を放し飼いにしておいて、後からシラッと追跡。やつの行動を観察です。

 羽根木公園て、丘の上にあるので、坂が面白い。

 ここで子供自転車改造やったりして、ダート下りなんかをやったら、さぞや楽しかろう?

 そこまでしなくても、ここで自転車の軽量化とトンカンやっているだけでも、「何やってんの?」と子供らは興味持ってくるだろうなあ。

 自転車の廃材、タイヤやチューブなんかも持ってきたら色々遊ぶんだろうなあ。チューブを編んでトランポリンなんてどうよ。タイヤの繊維は強いからねえ、繋げてぶら下げたらブランコやハシゴにならない?

 まあ、本当はプレイリーダーなど居ないところで、親に隠れてやるのが王道のようなことだとは思いますが、まずは都会の中で、こうした解放区を作ろうという発想自体はいいなあ。

 杉並で、知り合いが二ヶ月に一度とか、やるそうなので、チョコッと協力なんていいかもね。防災、震災地の炊き出しの訓練にもいいかもしれません。

 子供にこびず、大人自身が遊んでいたら、子供はそれ見て、なんかまねするでしょう。そういうのでいいんだよね。

 杉並での開催の時には、鍋釜・薪ストーブ、スコップもって参加しようっと!もちろん、その際はブログで宣伝しますので、ご一緒しましょ!

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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