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銀子チャン再び! |
![]() エイメイのピストフレームですが、こいつがこの色になったいきさつはこちらの方にありますね。 もう四年近く前のもの、当初は銀子と名づけたように、銀無垢フレームだったんですねえ。店主自身が、今の大森研魔の前にやっていた磨きだったわけですが、そのデキは比べるとお話しにならないくらい、のものでしたね。 で、コイツをキャンディーブルーをかけたというのが、前回まで。 これをまた銀子に戻して、各所をメンテするというのが、今回の依頼です。 ![]() アチコチむけた塗装を剥がして、大森社長の腕が・・・、今回はいつもの磨きよりも手前風味で、仕上げる、つまり元々あった粗野な感じを多少残すという内容で行きました。 ![]() 放っておけば、ほぼ完璧主義に近い仕事をしてしまう大森社長。今回は、手前ですよ、手前!と手綱を引きつつ。 ![]() でもまあ、結構やってしまっています。 ![]() 今回はもとの味を残すという意味で、多少荒れてもいいということで、透明ながら、厚めにさび止め剤をかけています。本来なら、全フレームにそうすべきなんでしょうが、そうすることで磨きのシャープなエッジというのでしょうか?そういうものがなくなってしまうんですね。 例えば日本刀の輝き、あれに透明だからといてクリアをかけたらどう映るか?鉄の研がれたエッジは影を潜めますよね。磨き好きの方というのは、そういうところにまで目の届く方が多い、そうなると防錆剤を挟むと風合いが思ったイメージと異なってきてしまう、ということが大いにありなんです。 むずかしいですよね。そうなるとサビの可能性も出てきてしまう。もちろん防錆剤だからといって、完璧なわけではありませんが。 今回はしっかりと、かけました。コイツをかけると、埃のようなケバがとなって、中空で塗料が固体化するんですね、そいつが舞うようにして、乾く前のフレームに降り注ぐ、これがなんともトホホな絵なんですが、コイツに厚めにクリアをかけることで、なんとか磨きのシャープさを出そうと思いますが、エッジを出そうとするとそれがなんともうまく行かない・・・。どうしても厚化粧になってしまう・・・。 今後防錆剤の時には換気にまつわる、形式をかえるかなにかしないとダメかな? ![]() 手前でとどめてこれですからねえ・・・、大森社長の腕、恐るべし出有ります。 ![]() クランク、またはBBがもうガタガタでしたね。軸を取り替えて、タッピング、フェイシングして、クランク自体も磨いて、チェーンも新しくして、再装着! ![]() パーツ類もシャッキリ生き返ると、自転車の走る気が増してくるように感じられますな。 ![]() オオ!銀子再びなのであります!!! この持ち主の方は、アイアンマンの方。昨年の洞爺湖完走しています。ランニングの方も、チャクチャクとサブスリーへと近づいている。 元々、金槌だったんですぜ。全く泳げなかった・・・。それが四十を超えてから、水泳の鍛錬を始めて、その半ばで完走、すごいよね。フルタイムで働いてですぜ・・・。そういう方尊敬しますわ。 今花粉がひどく、なぜか塗装ブース内、マスクを被ると連続のくしゃみなんで、カップにふたしないと、塗料こぼしちゃうね。 もう少し落ち着いたら、走りたい!密かに思うわけです。弛んだ体も段々とやになってきたし、いいタイミングかな? 風邪の症状に近いこれが終わったら・・・。 そうそう、この固定車をもっと自転車の練習と意識して100キロ越えなんかをやったりしたら、トライアスリートとしてもまた箔が付くんじゃないかな?その業界で固定乗っている人ってまだ殆どいないでしょ?ロードでだって乗っている人が少ないんだからなあ・・・。 トライアスリートだからこそ、固定!これがゆっくりとブームになっていったらなあ・・・。トライアスロンの自転車はまだまだ開発の余地があるし、もっともっと開発すべきなんです! こういう練習が、引き金になっていったら・・・。トライアスロンに固定!これも言い続けていこうな! |
若者達へ |
![]() リノさんより、何かが届きました。 リノさんといえば、人気シリーズの「ノリノリのリノ」のあの、リノさんです。 なんだろう?と封を開けてみると・・・。 ![]() 太っちょさんが、リノ風自転車に乗って、楽しそうに通勤しているイラスト・・・。 これいいセンスしていますなあ。店の前に黒板上の看板を置いたとすると、毎日こういう絵を描いていたら、その前を通る人たちの一服になりそうだよね? フランスかどこかのカフェに辺りでも見かけるよ、きっと。 その裏を見ると・・・。 ![]() オオ!前々からの念願であった、リノバイクさんの展示会のお知らせではないか! 今月末、日暮里でやるようだ。 今まで作りためた自転車、しかもそれらは既に利用者さんの手に渡っているようですが、この3日に関しては、こちらに集合するという、作品のお盆のようなもんだね。 週末でもあるので、ご用とお急ぎでない方は、是非、顔出しをお願いいたします。店主も・・・どれかには必ず行きたいですね。 リノさんが来るようになって・・・、かれこれ何年でしょう。半年くらいかけて、組んではばらしを繰り返し、自家再塗装でもって、ようやく組み上げた自転車が実に調子よかった。 多分思っていた以上だったんでしょう。 しかも、それだけではなくて、彼の場合回りの反応がすごかったらしいんですねえ。良かったら、私のも作って・・・。 こうした声を集めて、動き出したのがリノバイク。もう何台だろう?実用車自体の持っている、各個性、これが実は全くバカにできないほど、いろいろありまして、それにまたパーツ類を駆使して、要望にあった自転車を組んでいくんだから、喜ばれないわけがない。 もちろんリノさんは別にフルタイムで働いているので、自転車で生計は立てていません。でも、もう少ししていけば、営業が乗ってくれば、副業になっていく展開かも知れませんぞ・・・。 店主は、ここ数年以外はすべて副業を集めて食いつないできたので、今でも副業の大切さというか、広がりというか、関連というか、そういうものに感じ入ることがありますな。 ○○一筋!というタイプではない・・・。であるからして、そういう傾向がありそうな方には、臆面なく、「副業にしませんか?」と声を掛ける。 このリノさんが、始めて当店に来たときも、赤羽根から、こちら杉並へ引っ越して、自転車副業にすれば?と言っていたそうです。店主は、珍しく覚えていませんが、初対面の人に・・・、言いそうだなあ。 そういう傾向には、まあ店主なりに色々な思惑がありますが、ある意味一番怖いのは「素人」だ、というのが一番強い、強調したい点なのであります。 コッチはプロだ!向こうはアマチュアだ!であぐらかけるタイカ?であればイザ知らず、どうも店主に取って、あるタイプの素人は怖いものなのであります。 プロには食いつながねばならない、という縛りがある。この縛りはプラスにもマイナスにも作用しますな。それで食っていくというのは、実に厳しい。この厳しさが、プラスにだけでなく、なんとマイナスにもなってしまう?なんで? しかも、昨今ではどうもマイナスに作用する傾向が強すぎるような気がしてならんのです。 よく「餅は餅屋」、といいますね。かつては、その道の専門家に任せよ、という意味だと思いますが。最近では、こういう風に言い換えたくなります、「餅は本当の餅屋」にと。 というのは、並み居る餅屋の大量生産している餅ってうまいですか?はっきり言います、うまくありません。あれがうまいというのは、うまい餅を知らない、と断言しようかな? 新潟行って、機械や自分たちでついた餅を食べたとき、餅は餅屋に任せていたから、まずくなった・・・と逆説じゃないですか!って気づいたんですね。 うまい餅を食いたかったら、本当の餅屋に頼むか、本当の餅屋から教わったやり方で作るか、のいずれかでしょう。 同じく「自転車は自転車屋」と言い切れますか?別に同業とも思っていませんが、今や自転車屋すらでさえなくホームセンター・・・トイザらスの類となっています。 採算性を第一に、最優先せざるを得ない「プロ」がどういうタイプの仕事をもせざるを得ないのか?最近の傾向を考えていくと、じんわりと分かってくる気がしませんか? だったら、再逆説的に本当に怖いのは「アマチュア」だ、採算性をどがえしした立場からものを作れるというのが、いかに「プロ」にとっては奇跡的な条件なのか?という意味が分かっていただけるとおもいます。 一定の経済圏の中で囲い込まれて、創作に没頭できたかつての職人達の作る工芸品のヤバイ事!油滴天目なんて、今でもどうやって作ったのか、その工程すら分からないというじゃないですか?そういうものも、製作の条件によって作りえるということなんですねえ。 同じく、採算を度返しにできる彼らが本当の餅の作り方を学んだら、一体どんな餅ができてくるのか?利益最優先で、採算しか考えない店主のような人間にとっては、それは身を貫くような刺激にならないわけがない、そういう意味で素人は怖い、子供達も怖い訳です。 彼らより、浅瀬を教わり、川を渡って行きたいわけであります。 リノさんの活動が、一里塚というところで、一つ区切りがつくようなので、是非、行ってみて欲しいと思います。 いい作品ができてくる、というのは単なる技術やその他の研鑽だけによってなし遂げられるものではありません。よくそこまで心血注げるねえ・・・、やっていけるねえ・・・というぶったまげるような製作のための経済的な事情も含む土壌があってこその作品!という別の面も考える必要があるでしょう。 そういうモデルは、単に資本主義的云々では、もう限界なんじゃないの?って、予感できる人には予感できるんじゃないかな? そう、店主もそう思う。採算度返ししてもやっていけるような制度というかアイデアが必要になります、それが一体何か?こうした条件や制度を考え、そして生きる価値は大いにあると思いますわ、それが何かは、真剣に考えよう。 店主にはぼんやりと見えるような気がします、多分・・・アレ・・・でしょう、アレ・・・。 |
響き床 ディナーショーのための準備会 の割りにすごかった・・・ |
![]() 当店の上には、響き床という空間がありまして、そちらの公式ホームページが、こちらとなっています。 今までは、ベリーダンス教室、撮影スタジオ、クラフト系の教室などと色々活用されてきてはいますが、もう一つ、イベント会場としてもっと充実することはできないか?という展開を探りつつあります。 上京の際に、当店を定宿としていただいている、新潟のウード奏者の小田さん仲介による、すごいイベントが実は、準備会ということで、開かれた訳なんです。 バンスリというインドの横笛奏者の寺原太郎さん、もう一人はフランス人チェロ奏者のロバン・デュプイさんのデュオ。 こんなところにお呼びしていいの?という水準のお二人なのですが、小田さんの尽力もありまして、その演奏会が実現したというわけなんですねえ。 ![]() 寺原太郎さん。その場の空気を音に変えて、流す。これはもうそこに立ち会わないと分からないなあ。酔いますわ。 ![]() フランス出身でありながら日本語ベラベラ、優しい日本語を話されます。元々、店主はチェロという楽器の持っている可能性に非常に注目していたんですね。逆にいうと、なぜあれほどのチェロをもっと楽器としてのポテンシャルと上げていこうとする人がいないのか? 単に店主が知らないだけなのか?答えは、店主が知らないだけでした。こういう奏者もおられたんだと・・・。 まあ、すごい楽器のすごい奏者で有られました。 ![]() ギターって羨ましいんで、こうやって弾いてみます。でも、ふざけた演奏ではないんです、これで聞かせてくれます。 お二人で、即興含め約1時間ほどの演奏会をやっていただいてから、交流会というかお食事会に突入。 ![]() これは、翌日のメニューでしたが、店主も演奏のレベルの高さに焦りつつも、少しでもそこへ近づけるよう、よりを掛けて参りました。 そしてお酒が入ってから、また興に乗られて楽器を手に取られるお二人です。 ![]() チェロを逆に持っているのは、理由があります。店主がアイヌの楽器のゴッタンの音もしまねえ、といったところ、本当その音を出してくれた、という特別な一曲に仕上げていただきました。 その内容については、マジでそんじょそこらにはいないほど音楽好きな店主としては、書きたいことが山ほど有りますが・・・、この企画はまた継続して頂けるそうなので、くだらん文章よりも、実際の演奏を!ということでそちらにゆだねることにします。 で、イベントの形式ですが、肩の張らないディナーショーという形式もいいかな?と考えています。ちょいと演者さんとテーマを決めて、または演者さんのイメージと合わせた食と音楽との饗宴なんていうのもいいんじゃないか? できれば月一ぐらいでできれば・・・なんて。 当狸サイクルと合わせて、こちらの響き床、飲食含めたイベントにも、ご注目とご期待をしていただけるよう、精進いたします! 次回開催は・・・・・、未定!近日・・・と行きたい! |
新潟でのタンデム公道走行 解禁!!! |
![]() 去年の5月、東京電機大学のサイクリング部の学生さんに手伝っていただいての、長岡市ビーフリーでの写真です。 後の方は、一昨年の大会でも参加していただきました。全盲の方です。 ![]() タンデムは前のパイロットの体重が重たいのが理想なんですが、仮に逆であったとしても、後とうまく息が合うとスーッと前に出るんであります。 ![]() 目に障害が出て以来、始めて乗る自転車、かみしめているように思えます。 ![]() すぐにパイロットになれるわけではありません、常に後の方への配慮と、乗り降りの作法、そして主導していく乗り方など、タンデムのパイロットには色々なことが求められますが、さすがに彼らは自転車に慣れているだけあって、体得していく速さは驚きです。 新潟の長岡市でマラソンの同好会である、長岡ランナーズという団体がありまして、年に一度、視覚障害者の皆さんとマラソンとウォーキングの会をやってこられまして、その大会名がビーフリーといいます。 この大会に、タンデム自転車で参加させていただいて二年。このサイクリング部門が定着できるように、東京電機大学のサイクリング部の学生さん達の力を借りての形が整いつつある中で、朗報中の朗報が飛び込んで参りました。 なんと今年の4月1日より、新潟県内では一定のルールの下、公道での走行が可能になる!!!ということでした!!! 新潟県警のこちらのHPにしっかりと掲載されています! 実は昨年秋頃に、もしかして・・・という下地の話は聞いておりましたが、まさかこの春から可能となるとは・・・。 イヤー、嬉しいなあ・・・、わが新潟で公道走行解禁とは・・・。ちょっと上の山形では一足先に解禁だったんですが、山形が良くて、なぜ新潟がダメなのか?こういう疑問に合理的な説明はできないでしょう、やるかやらないか?やる気があるかないか?の問題と直結していく。 といっても、交通行政に責任のある警察としては、少しでも事故の可能性のある要素はできるだけ排除したいと願うのも、ある意味当然の方向性かと思います。 イベント前に届け出を出すというやり方よりも、既に許可されている場でのイベント決行から、再度行政を動かしていこう、というやり方でもと長岡市議会議員、全盲の藤田先生とはじめたやり方でした。 今まで多くの方々の協力で、細々ながらやってこれたのは、こうしたタンデムサイクリングでどれほど視覚障害の方が喜ぶか、それが体感できるからであります。 「目の見えた女学校の時、自転車で学校へ通っていたの!あのころを思い出すわ!」と娘のような張りのある声で喜ぶ七十代の方がいました。 何も一言も言わずに、後ろに乗って、不自由な足をしっかりと回している全盲の老女の方もいらっしゃいました。そういえば昨年もいらしていた。ということは・・・、もしかしてこの大会を、年に一度のこの大会を心待ちにしているのでは?そう考えるともう心の中で号泣なのであります。 無言ながら踏みしめる後ペダルの力を感じながらであります。 今まで、公道で走れなかったため、大会のための許可を取るのにかなりご尽力していただいたランナーズの皆さんも、場所の設定などかなり楽になると思われます、よかった。 陣頭に立っていただいた藤田先生からメールが届きました。 「藤田芳雄です。 タンデム解禁の件で先日は遅くにメールをしてしまい、申し訳ありませんでした。 あの日は何故かかなり興奮していたようで、夜中に目が覚め、そのまま朝まで眠れま せんでした。 数年前、長岡の千秋ヶ原の公園で体験乗車会をしたころは、こんなに早くこの日が来 るとは思いもしませんでした。 今回のニュースは私にとっても、それなりの強い思いがあったものですから、何かひ とつやり遂げたという満足感もありますが、何よりも遠山さんや涌井さんの苦労をい とわない、情熱があったからこそにほかなりません。 思えばB・フリーになると東京、新潟から文字どおり手弁当で駆けつけていただき、 参加者にタンデムの喜びを感じてもらい、また、マスコミも動かせたからだと思って います。 本当にありがとうございました。 私の情報では全国的には8番目の認可自治体となると聞いていますが、湧井さんとも 話していますが、正式に認可となったら、陽気の良い頃を見計らって数台のタンデム を連ねてぜひデモンストレーションをしましょう! 私ももう年ですが、ぜひ、早くタンデムを手に入れて、県内一周ツアーでもやりたい ものですね! 私が今回の情報を全国の知人にメール送信したところ、特に視覚障害者の友人たちか ら複数の反応があり、その関心の強さを感じています。 新聞の記事をチェックしていますが、今のところ見当たらないようです。 湧井さん、県外の知人からも頼まれていますが、また新しい情報が入りましたらよろ しくお願いいたします。 」 もう、これで十分です、十分すぎます。では、今年5月のビーフリーで!お会いしましょう! そして事前練習が必要ですが、東京電機大学のサイクリング部の皆さんを中心に、その他からもパイロットボランティアを、今から募集していこうかなあ・・・。今年は距離が伸びるだろうし、みんな足磨いておいてねー! いやー、よかった!!! |
Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。
店の所在
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