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おやこじてんしゃプロジェクト に参加してきました |
![]() 午前中にあった、このイベントに、参加してきました。 西荻窪駅の近くの小さい体育館のようなところ、結構参加者がいましたよ。 ![]() 0才児から2才児くらいかな?まだヨチヨチの子供達も一杯いましたね。だから、おもちゃやお絵かき帳なんかも用意してあって、配慮が行き届いています。 二人の女性講師と、杉並区から交通対策課の職員さんが来られて、対応していました。 ![]() こういうプロジェクターを用意して、結構具体的な数値なんかをあげて、座学としても充実しています。ちなみに杉並区は自転車事故が多い区なんだそうです。 ![]() 資料もこんなにいっぱいあって、お土産としては、盛りだくさんですね。 方向性としては、非常にいいことだと思います。店主も率先してやりたいくらいです。あまりにも抜けているところだからです。 できれば、こうした任意のイベントではなく、年度初め、区内すべての保育園、子供園、幼稚園で、しかも広い園庭を使って、やっていけたらとすら、思います。 大変勉強しておられる講師さんでしたが、やっぱり、実地からの情報や、具体的な事象、車体やパーツ類に関する面については、当たり前かもしれませんが、まだまだ練り上げていくべきところが散見できました。 ただ、こういうイベントは役割分担していってもいいかとも思います。こうした講師さん達には、統計や現状に関する問題などの座学的な情報を担当してもらい、一方で実地に関する、知識や技術などに関してはコチラサイドの人間がやっていく。 まあ、色々といわれているようですが、ぶっちゃけた話・・・というようなところはこちらに任せてくれれば、清濁合わせて、講演自体が有機的なつながりを持つようになっていくんじゃないか?なんて思いました。 やはり、実習は大切です。「ヘルメットは額を隠すようにかぶりましょう」。これは情報としては大切ですが、では一体この真意は、実際に被る際にどのようにいかされるべきなのか?というところまでカバーしてやらないと、単なる誰も読まないマニュアルとかしてしまいます。 実際には、お子さん複数を前に出して、何種類かのヘルメットの試着をする。中にはいやがって泣く子も出るでしょう。でもそれでこそ実習なんであります。 泣こうがわめこうが、キッチリヘルメットを装着を最後まで貫徹させる。ここであろうが、家であろうが、装着のための調整はそのくらいしっかりやってやる。 その場でいくら泣いても、実際の事故でケガが少ない方がずっといいんです!ということをいいながら調整する。 そういうハッとする体験、ヒヤッとする体験も、こういうところに足を運んでくるお母さん達には必要なんですね。座学とこうした実習を通じて、はじめて生きた知識として体得できる。こういうところまで持って行けたらなあ、なんて思います。 そうした際に、ちょいといいタイミングで、こんなものが来ましたよ。 ![]() 三脚?四脚かあ?何の? ![]() ンン?エ? 見慣れたイェップの前載せではないか?ということはディスプレイ台? イエイエ、実はこういう使い方ができるんです。 ![]() そう、実際の家庭内での椅子として、使えるようにした四脚なんですね。 ということは、自転車なんかに乗れるようになる前に、こいつで慣らしておいて、自転車に乗れるように首が据わった瞬間に自転車に据え付ける。うまい連携だよね。 悪のりすれば、椅子と自転車の間に、ベビーカーなんてあるともっといいよね。イェップを据え付けられる可動式の枠があればいいんだからさ・・・。 話を戻すと、この土台とイェップをもって、ヘルメットだけではなく、子載せの装着実習というのもできるわけだ。 わざわざ自転車を持ち込まなくてもできるので、講師さんも荷物少なくてすむ。期せずして、イェップは他の子載せからして、頭一つ上に出たわけなのであります。 そんなこんなで、講師さんの話の腰を折るようなことをしてしまったり、なんやかやとご迷惑をおかけしたんですが、最後に、杉並区の交通安全課の方々より、7月以降の別イベントのお誘いや、中野の市民団体さんから9月のイベントのご相談などうけて、こうした講座への潜在的な需要のでかさを知ったわけなのであります。 まさに、店主がすべての保育園、子供園、幼稚園でやりたかった自転車講座が少しずつでも、杉並区の行政の皆さんとうを含めて、実現するかも知れない、イヤ実現しないといけない!というところまで来たかな? 志を同じくする、起業やメーカーさんや業者さん、行政や市民団体と連携して、何か起こしていきたいですね。 ※こうした自転車だって、子のせを付けることは可能です。 ![]() 今回の講座では、「安全安心で環境に優しい自転車を選ぼう」という枠がありましたが、環境に優しい自転車って何でしょう?まあ、少なくとも、交換電池がいように高額で、意図的に廃車にさせて、新車を購入させたがっているやに見える、電動自転車はこれには含まれないだろうなあ、なんて思うわけです。 その割りに、BAA車なんて勧めてんだよねえ・・・。 |
名車中の名車かな?ネオコット! |
![]() 鉄フレームといえば、ラバネロ、マキノ、そしてこのネオコット!と店主にとっては三種の神器のようなフレームなんであります。 こいつらは何か違います・・・。思い入れも半分以上はあるかと思いますが、フレーム自身に走る妖気がある。 前に出たがっている・・・、ここじゃネーよ、バンク連れてけ!まだ出る、まだ出る、もっと踏んでみろ! ぐいっと踏むと、コンマ何秒かのラグのあと、グイーンとねじ込んでいくような加速感が・・・とか、まあ勝手に感覚的なことばかりいってますが、イヤイヤ、なかなか他の素材のフレームでは味わえないものが、鉄にはあるように思えます。 このネオコットもいいなあ・・・。サイズが店主には小さめなんだが、元々小さめフレーム好みの店主としては、サドル位置と、ステムの変更で、結構最高な乗り味になるだろうなあ・・・と、試乗と称して、何周も店の回りを乗ってしまった・・・。 ![]() 取り付けたコンポが素性のよく分からないものだらけ。なんだセントスって? ![]() このクランクは凝っていますな。ベロオレンジもの。クラシカルながら十速対応とか、嬉しいねえ。 ![]() ホイールは、今手持ち最軽量の一本400グラムのリム。そこそこの山登りホイールとして、使えるねえ。 ![]() ブレーキは結構常識的に105。文句なし、スピード出るしねえ。 ![]() オ!Wレバーですか?しかもデュラ。十速対応にはこれしかない。今後十一速にはどうなんでしょう?バーコン以外も作ってヨー。 ![]() 本当、つかえば使うほどその内容のすごさに驚く、一推し中の一推し、ディズナエアロブレーキなんであります。どこから引いても、時にガツンと時には真綿のようなスピード調整ができる、こんなブレーキ暫くでないね。 ![]() アヘッドステム。新旧入り交じり系ですね。このアヘッドステムに、クラシカルクランクというのもまたいいでしょう。 やろうと思えば、メッキ系のクロモリフォークに交換して、スレッドのヘッドチューブに打ち変えれば、スレッド化は可能ですね。ストレートフォークなんかがオススメだなあ・・・。 ![]() ネオコットといえば、このラッパ形状のパイプですね。 ![]() これが特異の強度と粘りを出してくれるのではないか?なんて思います。相当の高い技術なんでしょうな。 ![]() あやしげなステッカーが貼ってあります。知る人ぞしく、神奈川の名店・・・、Cスピードさんからのですね。 店主も実は所持しているネオコット・・・、あれ持ち出してまた乗りたくなりましたわ。 と、まさかいないと思いますが、この新旧混ぜ合わさったようなネオコットの内容、これ移植ものなんです。あの車体からの?と気づいた方がいるとすれば、相当の本ブログのカルトさんでありましょう。 こいつからの移植です! ![]() こいつは当店曰くの、お父さん自転車といっても良いでしょうか。変幻自在のお父さん号なんであります。 こちらに詳細が出ております。何度変身を遂げたことか。その変遷の過程なんかも含めてご確認ください。人に歴史ありですが、自転車にもね。 さて、コンポ類を抜かれて、このお父さん号は、果たしてどうなったか?それはまた後日! ※鉄が出たから鉄で対抗しないとな! ![]() ストラトスと磨いて、これらブレイクするだろうセミドロップハンドルと付けた、鉄のツーリング車! |
老いてなお現役!新旧同居のビンテージ |
![]() 今を去ること、四年以上前に来た、ビンテージ系の自転車でした。記事はこれでありますな。 ここでも、施工前のものは撮り忘れたようで、いきなりこの形でありましたが、ビンテージ自転車の一つの活かし方として提案していたようです。 ビンテージをビンテージそのものとして使うというのは、むずかしい。少なくとも置物ではなく、乗る自転車としてはむずかしいものかと思います。 乗れば、当然の事ながら劣化します。それを一体どうやって補っていくか?という際に、ビンテージのものは現在では作られていないために、中古市場から何から探さなければならなくなります。非常に大変です。古いからと言って、イヤ、古いからなのか、安いとは限りません。むしろ逆の場合の方が多いんじゃないかな? なんて事考えると、例えばクラシカルに作られている、現行品で組み替える・・・という手が最良かな?とも思います。 乗れる自転車を作る、もっと正確には乗り続けられる自転車を作るというのがモットーだとすれば、多分その選択肢が一番理に適っているかと思います。 そして、その次。ビンテージでありながら、今風なパーツ類と組み合わせる。建築でいえば、古民家を改造して、モダンな佇まいと同居させるという手。 これは面白い!以前白髪のリーゼントというような言い方で現しましたが、モダンな年寄り・・・とでもいいますか? 年は取っていても気が若いと・・・でもいいますか? 古いものを古そうに再組み付けする、ということと同時に古いものの中に新しいものを取り入れて両立させる、こういう活かし方もビンテージ自転車に応用されていくと、これはまた一つのジャンルになるんじゃないかな?なんて思うわけであります。 一つのジャンルですぜ!!! まあ、店主のビンテージパーツそのものに殆ど興味がない、という発想から来ていますが・・・、まあ、探したかったら御勝手に、それで組みたいと御希望されれば組みますが、こちらから、これいかがでしょう?などと探して提案して組み付ける、というようなことは、あまりする気はありません。 だったら、なんとか互換性をつけて、今のパーツのいいどこ取りなんてどうよ?!とご提案したいくらいです。 この車種なんていうのは、ある意味典型的な新旧同居バージョンなんでありますな。 ![]() この辺は元々付いていたクランクです、クラシカル! ![]() この辺もクラシカルそのものを使っています。だって使えますからね。 ![]() でもハブは、現行品のシマノティアグラです。つーことは・・・。 ![]() 足回りは、今風。30ミリのディープ系リムで手組みされた、今ホイールです。 ![]() クランプ部が31.8ミリの今のステムに、ブルホーンです。が、ブレーキレバーはギドネットなんて、現行品ですから疑似クラシカルなんであります。 ![]() シフターもWレバー形式なんですが、もの自体は現行品、これも疑似クラシカルなわけであります。 そんでもって、今回のキモになるのはここなんであります。 ![]() これはリアですが、センタープルブレーキのクラシカルなんであります。 これもヨシガイさんから疑似クラシカルが出ていますが、どうしましょうか?効かないセンタープルを・・・? ![]() ブレーキシューも、ある意味硬化しているんでしょうね。まあ効かない、効かないことで事故りそうになったということなんで是非とも効くブレーキにしたい!という。 全くもって、大賛成なのであります!!! 店主はブレーキの効かない車体嫌い。無理してビンテージパーツ寄せ集めて、効かないブレーキで走っている方の、好みが全く理解できません。 イヤー効かないねえ、ヤーめた・・・となります。それがカンパだろうななんだろうが、降ります。 そんなわけなんで、構造からして効くのは、サイドプルでしょう、ということで、デカイクリアランスでもヒョイと超えて付いてしまう、現代の奇跡!ヨシガイさんの202の超ロングアーチをあててみた! ![]() ピッタリじゃないの! ![]() 後もピッタリ、太い泥よけも入りそうなくらいのスゴイクリアランスを超えて、ヌーッとばかりリムにシューを届かせてきます。艦砲射撃みたい・・・。 要所はやっぱり現行品かな?特にブレーキは。あまりやせ我慢しない方がいいですよ・・・というビンテージブレーキって有りますしね、そんなもんに義理立てしなくたっていいと思います、強く思います! ![]() パッと見はあまりかわりませんが、内容は大変わりであります。ガツンと効くようになりましたしね! 試乗しても楽しいです。 フレームの弱さをホイールがちょっとカバーしながら、スピードを維持していく、という走り具合。 ちょいとやみつきですねえ・・・。 これもビンテージの活かし方だと、思いますよ! 新旧のパーツ入り乱れで、また新たな風味を出していく!そういう新たなジャンルを静かにビンテージバイクの中に確立していきたいですなあ! ※味方によっては、これは疑似ビンテージかな? ![]() 走るし、楽だし、荷物も運べる!いつものように詳細はコチラ!これで通学なんて、渋いよなあ・・・。 |
競技フレームがやってきた |
![]() ジャイアントからのピストフレームです。 ![]() 名前をオムニアムというのだそうです。混合競技で、総得点で争う形式。オリンピックの自転車競技がこうなりましたね。 かつては、種目別のスペシャリストが競っていたんですが、オムニアムになってからは、平均的な力を求められるようになり、ある種陸上の近代五種的な感じで、盛り上がりとしては・・・どうなんでしょうね。 でもまあ、そういう複合競技を想定しての、フレームなのでしょうから、スプリントも追い抜きも、ポイントもすべてに通じる何らかが盛り込まれているんじゃないか?と思われます。 これを街道で乗りたい・・・、ということで、下処理を中心にご依頼いただいたわけであります。 ![]() 基本自分でやりたいということなので、こうしたタッピングとフェイシングなど、超特殊工具を使うところを承った訳なのであります。 一般工具。どこのホームセンターにも売っているもの。それから特殊工具、自転車専門店に置いてある、自転車に限定された工具類ですね。 それに超とつけて、超特殊工具。自転車専門工具と高額な工具のことをこう呼ぶとします。 単純にいって、刃物のことなんですが、鋼鉄でつくられた、これらの超特殊工具は非常に高い。そして、それに反して使用頻度が低いんです。 よほどの工具フェチではない限り、素人が購入するなんてことは割に合わない。自分で全部処置したいという方も、大体この辺はショップ任せにせざるをえないところなんですね。 その中で、そうした工具に手を出す人が出てくる。となると、自分のフレームだけではものたりない、知り合いのフレームにも施工してあげるようになる、その際工具が高いので、少々の手間代なんかをいただくようになる・・・、これが副業自転車屋のはじまりのようなものでしょう。 そうなると、回りの悪友が、あれ買わないの?これ持っていてあれ買わないはないよね・・・、なんてそそのかされると、では副業として!やっていくか。そう踏ん切りが付いていくことによって、徐々に開業していく、という人も少なくない、と思いますな。 店主もその口でございます・・・。 ![]() もう一つミッション。街道仕様ですから後ブレーキをつける必要があります。ただし、クリアランスが競技仕様なんで、非常に狭い。と、同時にシートステーブリッジが太い。さあ、こういう癖ありものに板ブレーキを付けるなんていうのは、結構手間が掛かる訳なのであります。 ![]() 持ち込みのロングアーチブレーキですが、まずシャフトが短くて、両板貫通してくれません。そうなると、埋め込みナットを使わないといけませんが、そのために板に加工をしていきます。 と、加工した板にブレーキを付けて、リムとのクリアランスを見ます。 ![]() 一見届きそうなんですが、ちょっとだけ短いんです。シューがタイヤに干渉します。ほんのちょっとですが、かするんですねえ。これを放っておくと、パンクに繋がります。 ということは・・・? ![]() よりロングアーチのものに交換です。これでしっかり届きキャッチします。さすがに202、ロング最強かな?毎度ヨシガイさん感謝なのであります。 ![]() 持ち込まれたDTリム。ロウプロファイルのリムですね。それに対して、今回組んだ前輪が・・・同じDT。 ![]() それも30ミリのリムハイト。デュラハブとの組み合わせ、最強手組かな? 車輪が付くと、単なるフレームから自転車色が濃くなりますな。 ![]() ピストですから、パーツ点数が少ないので、あと少しで自転車に変身なんですが。 ![]() 既に走る気を放っていますね。 これをお渡しして、どう組み付けるか?街道走っていても、ちょっと暴れたくなるような反応があるんじゃないか? こういう最新機器をいじってみるのもいいもんです。次のオリンピックでこれで走る選手はいるのかしら?これからピストもどういう展開していくんでしょうか? ロード乗りこそ、固定ギア!と叫び続けて・・・何年か?定着は全くしていないのが、非常に残念なんですが、回りで定着するまで、叫び続けますよ!自転車の外回りよりも、エンジンスキルである内回りを鍛えたる事も大切ですよ! ワットを測ったりする高額な計器類に人気があるようですが・・・、固定ギアなのよ! と、この日曜日は、狸サイクルの最上階、別名「響き床」にて、イベントがありましたよ。 ![]() ストリートたたき上げで、今や国内外飛び回っているアキラ君! 今から3年半前、これほどブレイクする前のアキラ君です。旧店舗の裏で、廃材かき集めて遊んでいたんですが、片鱗ありです。 ![]() OHPの才人も参加。無味乾燥な店内の壁が百面相に。 ![]() 写真にはありませんが、モッカチャンという妖精系・・・のシンガーもあったりして。ちょいと熱気のあるなか、ビールの小瓶片手に、色々楽しんでくれたようです。 こうしたイベントも月一度、くらいに仕掛けて行けたらなあ・・・なんてね。 ※上の響き床イベントに対して、下の感謝完車の試乗会では。 ![]() 圧倒的に、人気のあったチョッパークロスなのでありました! |
あれがこうなって これがああなりました |
![]() 最初に来たときは、黒でした。黒の艶消しね。 それが、こうなりました。 ![]() ドロン!とばかり緑の艶消しに・・・。 でも色へのこだわりというのは、人によりますが、強いときには強いようであります。 色自身としては、これでいい、正確には良かったんですが・・・、色々考えた結果、塗り直しはできませんか?というご要望。 もちろんできないことはないので、今回も綿密に、色について色々とイメージの探り合いとなったわけであります。 人間の感覚の中で、色彩の見分け能力というのは、蜂だか蝶などの次くらいに、何十万色?細かい数字は知りませんが、見分けられる・・・ということを聞いたことがあります。 人間の能力などは、特化した他の動物から比べれば、大したことはないらしいですね。 例えば、猛禽類の視力に比べれば、比較的優れていると言われている視覚も、大したことなくなるそうです。 聴覚も、コウモリの域には届きません。 臭覚なんていったら、まあ下の下でしょうな。 その中でも味覚なんて高度に文化的なものになると、やはりいいほうなのかしら?あと色彩の見分け能力も、高いらしいですね。 ちなみに動物オリンピックをやった際、人間が勝てる種目があるそうなんですが・・・なんでしょう? ものを使うもの、装備スポーツはもちろん人間でしかあり得ません。それ以外ではルールに従うゲーム系のもの。そういうすこぶる人間的なものでなくて、勝てる種目はなんでしょう? ある意味装備スポーツかもしれませんが、投げる種目のもの、これは金メダルに手が届く、かも知れないらしいですね。 話を戻しますと、見分けられる色の種類がたくさんあるということは、そこにこだわりの種が蒔かれるのも、これまた当然でしょう。 で、簡単に言えばビアンキ系。ただし、きつめの艶消し・・・、これはエイジング、つまりわざと使用感や経年感を出す塗装なんですが、ちょっとそんなところも意識して、ということでした。 ![]() これが・・・ ![]() これに変身。 ![]() この辺半艶などが残っていますが、今回は徹底的に艶消しに徹します。 ![]() ちょっと光りが当たりすぎですか? ![]() この緑と黄色の組み合わせ自身はいいんですがね。それに対して、淡色というのもまた、目が開いていきますねえ。 ![]() やはり光りの影響で、白っぽく見えすぎですが、艶消しをのぞくと、少しくすんだビアンキのチェレステブルーなのであります。 ![]() 言われて、塗り替えしてみると、まあ、これはこれだなあ・・・と思いますな。 自分だったら、塗るだろうか?という問いには、まあ塗らない、そうしたものも、人からの依頼でありますと塗るのが仕事、そして実際塗ってみたものが目の前にあるというのは、またイメージとは、少し違う現実感というのがあって、それはそれで迫力がありますね。 イヤー、いんじゃないの?君だって・・・・、と思わせる迫力というものが、やはり事物つにはありますな。 と、これにて塗り止め!チャチャン! ※塗り替えといえば、こいつらだ!レース車体バラクーダの塗り替えだ!ラップ系塗装で、他にはないだろうな? ![]() 例によって、詳細はコチラ!晴れた週末は、試乗会! |
色の色々あるイメージ |
![]() 再塗装のご依頼です。フレームの肌が荒れている、という程ではないので、これは完全に色の嗜好によるものですね。 フレーム自体が荒れているときの再塗装依頼というのは、修復も含めて、ついでに再塗装する・・・という感じでしょうか。 それに対して、荒れていないフレームの再塗装を希望される方は、完全に色に拘っておられる、といえるでしょう。 となると、色に関して、色々あるのであります。 どんな色に? 見本ありませんか? かつて、約二十センチほどのパイプに、色見本として作ったことがあったんですが、何度かの引っ越しの際に処分しました。 汚れたり、剥がれたりしたからではありません。ちょっとした効果のズレのようなことが起きたから、と申し上げましょうか? 壁紙と同じなのであります。タイル一枚ほどの色見本で決めてしまうと、それが部屋全体をおおうというイメージとはかけ離れたものになってしまう、ということが起きるんですねえ。 ちょっとストライプ、それも不規則な線のものがいい、これだ!なんて見本で決めた壁紙なのだが、実際天井から壁すべてそれで覆われてしまうと、ジャングルの中にいるようで、数週間で張り替えた、なんて例がありますな。 いくら好きな色でも、それがあの広大な面積を覆うとなると、話は別・・・ということなんでしょうな。 それと同じくたかだか20センチのパイプの色見本は、あくまでも色見本に過ぎず、塗り終わったフレームとはちょっとかけ離れてしまう。でも、色指定自体は間違っていないので、再塗装依頼もしにくく、泣く泣くそれでもしょうがないか?というようなことになってしまう・・・、なかなか難しいんです。 また、ネット上の色見本を指定されて来るというのも、ありましたが、モニターの解像度や設定が違うと、これまたズレが生じてしまいます。 印刷した色を持ってこられ、それを忠実に再現しても、イザフレーム全体ということになると、ちょっと薄かったかなあ・・・というようなこともありますね。 そんなこんなで、今落ち着いているのは、色に関するイメージを言葉で再表現し合って、落としどころを見つける・・・というやり方でしょうかね。 それは、色見本を持ってこられても、この色のイメージに関する会話は重要になると思われます。その辺を徹底的に詰めることが、大切なんじゃないかな?と強く思います。 そんなわけで、相変わらず色見本は作りません。 今回も、色に関してはかなり繊細な方であると、お見受けしています。クリーム色・・・というイメージで、色見本をお持ちになりましたが、その見本では、どうしても薄いベンガラを入れた土壁色になってしまう・・・。ということで、クリーム色、このクリームはカスタードクリームなんでしょうね、生クリームだったら白ですから。 そして、プラスその質感としての艶消し。この艶消し剤の量によって、その質感は変わってしまいます。完全艶消しをやると、ある意味粉が吹いたような状態になります。手で触ってもゴワゴワするような。 それから徐々に艶も上がって、スズリやチョーク、慣れた手すりのようなものから、艶ありへとグラデーションがあります。 実は、艶ありだってグレードがあるんですぜ。研ぎ出しということで、どの番手を使うかによって、艶が変わってくる。 ココナッツの匂いのする奴なんかを仕上げに使うと、「触るな!」ハァハァ、というくらいクリアになります。 今回は、このクリーム色のイメージに、艶消し度の高いゴワゴワ感を持ち込みます。 ![]() 艶消しゴールドのようなフレームが、艶消しゴワゴワクリームに変身。 ![]() かなりゴワゴワしています。 ![]() 溶接もしっかりしていますな。 ![]() 番手の浅い1000番くらいの紙ヤスリ的な手触りといっても良いかな? また色の修正もしています。この写真の色の方が、実際のイメージに近いですね。直で外の光りで撮ったやつは、もっと白っぽく見えました。写真で色を表現するのも至難の業ですわ。 商業用の広告写真なんて、さぞや大変だろうなあ・・・。 ![]() 今回パーツ類に関しては、前後ホイールが、変わったくらいで、あとは殆ど変化無しであります。相当色に拘っておられるのが分かりますねえ。 ![]() リアホイールも交換。ディレーラー類は全くもとのまんまです。 ![]() まあワイヤー類は、汚れていたので交換しました。折角フレームがきれいになったのに、アウターワイヤーが汚いのはいただけない、ということ。こういう新品もののドミノ倒しは、再塗装の場合結構起きてしまいますな。 まあ、フレーム再塗装なんていうのは、ある意味新しいフレームを購入したような感じに近いので、そうなるとパーツ類の劣化や汚れが目立ってしまう・・・ならついでに・・・・となるのも当然の流れなのかも知れません。 ![]() やっぱりシャキッと一皮むけて、生まれ変わった感はありますね。 もうこれ以上新フレームは買えない、となれば、心機一転には再塗装なのであります。その際の、色決めについては、お互いイメージ語を合わせながら、調整していきましょう、今後とも! ※再塗装ということで、それとは無縁の自転車を紹介しましょう! ![]() アルミ磨き、無塗装というやつだ!細かいお手入れを厭わない方向きでしょう。もちろん大森研魔のお仕事です。 いつものように詳細は、こちらを! この土日は、梅雨の晴れ間のようですね。試乗会やってます! |
出世払いだな これでこの夏フランス上陸! |
![]() パッと見は、オオ!という姿をしてはいても、アチコチガタが来ています。大体寄せ集めパーツで、統一感無し。 前はWOで、後がチューブラー・・・、完全パッチワーク的な組み付けになっています。 普段使いの、しかも学生君が使用するなら、まあ・・・事故を誘発するようなものではない、という意味で、いんじゃないっすか?というものだったんですが・・・。 こいつで、この夏フランスに一月くらい行きたい・・・というんですねえ。 となると、トラブルからは遠い方がいい。自転車のトラブルで足引っ張られない方がいいでしょ?トラブルも旅の内・・・ではありまして、若ければ、何とかなるんじゃネエの?でも悪くはないかも知れない。 ただ、この子に関しては、ちゃんとした目的があるというので、しっかりした足で、目的を目指して、そこで大いに学んで、次の目的地までしっかりと行って欲しい・・・と考えるんであります。 今の上の状態から、トラブルフリーにするには・・・。 エエト、予算は? 三万以内で・・・。 なるほどねえ、旅の準備も経費もあるだろうからなあ・・・・、でも文字通り三万でのメンテ、つまり中途半端な状態で、若い子を外に出していいか? ヨーロッパなどは多分、日本などよりも道は悪いぞよ。パリ・ルーベの道も走るというので、いわゆるパーベ(中世からのレンガ道)ではないか?それにこれで? こちらの一方的な提案ということで、今回の経費に関しては、三万以上は出世払い!ということで、こちらも縛りなく、ちゃんとしたメンテをさせてくれ!ということで手を打ちました。 これはこの学生君に限らず、すべての方々に通じることでもあるんですねえ。 確かに、一つのオーダーには予算というものがあって、その範囲内、出ても一割以内で・・・というのは当然のことかと思います。 ただ、パッと見の状態と、外して、ジックリその関連を見るのとでは、診断は異なってくる方が多いですね。 また、優先順位で、その高い方から直していくというのも、分かりますが、自転車はやはり連動して動いていくものですので、単純には割り切れない・・・、ここを直すなら、ここまでも含めないと・・・・というのが正直なところなんであります。 そういう意味で、予算に縛られずにできるのが、こちらとしてはベストなんですが、一方でお客さんの方としては、湯水のようにやられてはたまらない・・・、というのも分かりますので、その辺のかねあい・・・が重要になってくるとは思います。 ということで、今回に限っては、安全にフランス上陸させて、トラブルからほど遠い状態で、フランス・スペイン付近を徘徊してもらいたいということで、予算縛りなく、しっかりメンテさせて頂くことに、半ば強引になった次第であります。 ![]() まず致命的欠陥・・・みっけ! 横線引いてあるので分かるかと思いますが、このフォークは後にずれています。つまり正面衝突したあとありです。 こういう際気をつけなければならないのが、この曲がりがフォークで収まっているか?それともフレームにまで届いているか?ということなのであります。 ダウンチューブの裏に、推されてできたような皺ができているようだったら、アウト!なのであります。 もうビルダーマターになってしまいます。 今回はセーフ!ということで、フォーク交換します。 ![]() メッキの愚直なまでのクロモロフォークなのであります。まあ、安心だよねえ・・・。 ![]() ちょいとでかすぎるクランクも、今様のコンパクト系に交換します。まあ、どんな道に誘われるか分からない、荷物も多少は積むでしょうからね。 ![]() 今様といっても、こんなのです。クラシカルな見た目ですね。ペンギン号からの移植です。なつかしい・・・。 ![]() ホイールもWO形式に統一です。チューブとチューブラータイヤ両方持ち歩くよりいいでしょうしね。 ![]() パーベも想定して、28ミリのタイヤを履かせています。 ![]() ディレーラーも現行品に交換。スプロケもワイドレシオに、コンパクトクランクとこのスプロケで、あと若さとくれば、まあ、どんな坂も無敵でありましょうな。 ![]() もう引きそこないのWレバーも交換であります。長い間、ご苦労様! ![]() SIS形式なので、かかりそこないはありません。カッチリかかります!シフターをWレバーにするのは、これまたトラブルフリーの重要な選択かと思います。確かに手元の方が、変速はしやすいですが、ハンドル周りにシフターを付けると、落車などでモロ影響を受けやすい、という難点があります。 ダウンチューブに取り付けるというのは、それなりに理由があるわけなのであります。 ![]() 走れば停まらないとね、ということで、ブレーキも現行品のダブルピポットものに前後交換・・・。 ![]() このブルホーンも、この車体ならドロップじゃない?ということで、本人の了解を取らずに、ドロップ変更!文句は言わせネーよ! ![]() オオ!学生向きに組んだ割には、けっこう整っているじゃあ、ないですか?さすが出世頭にたいするおじさん達の期待の高さが、感じられるねえ。 ![]() もとのままなのは、ここぐらいかな?サドルとピラー。ピラーなんかピッタリよね。 と、予算枠取っ払った、とはいっても、高級パーツをふんだんに使って、ふっかけて、ぼった食って・・・、というものではないでしょ? かの地で、安全且つスタイリッシュに走れる、いいラインを付いている・・・と思いはしますが・・・どうでしょう? ![]() ウーン、あるべき姿に戻ったような・・・・気がしますな。日本のサンノウ、堂々とフランスその辺を走っておいで! で、これを乗って移動する学生君なのだが、まあ、十年以内に化けるねこいつは。 今ある飲食の形態の研究をしており、一年スペイン留学をしていたとか。まだ学生にもかかわらず、いろんな切り口と視点、そして素直さも併せ持つ、スゴイ素材だね・・・。 まあ5年以内に本の出版があるでしょう。十年後には、その道では避けて通れない存在になっている・・・。その後は、学んだ形式を応用しつつ、より太く深くなっていくんじゃないか?と思える若者なのであります。 こういう逸材には、若いときに投資しておくというのも、したたかな親父連中には必要な視点でありまして、いわゆる青田買いというやつですかね?まともな出版社の一つでも紹介しておきましょうか? 自転車は決して新しいものではないながら、再度根本メンテされて、走る気満々なのであります。これからヨーロッパ走るんだぜ!とすれ違う自転車に自転車語で話しかけそうな生き生き感がありますな。 乗り手も生き生き、自転車も生き生き、まさに人車一体、これ町で見かけた方は、アア、アイツらか・・・ときっと思うはずです。 会うべくして、あった人車、こいつらの行く末には幸あれ!でしょう! ※学生つながりでいうと、レーサーに乗ってみたい!という学生君に朗報だ! 実質ジャイアントのロードだよ!大森研魔クラブ破門になったが、それなりの手を入れてある、学生用のレーサーなのだ! ![]() 作りはしっかりしておるぞ!例によって、詳細はコチラだ! |
デザイナーの再塗装 |
![]() これは持ち込まれた際の自転車とは既に異なっています。 何たって、ホイールがDT585になっています。先日コチラにて詳細を記しておりますが、なんとハブがデュラエースでした、もう定義上、店内最強手組ホイールということができるでしょう。 殆どホイールバランス取る必要がなくなっています。スゴイヨー。 それと、アウターワイヤーを黄色にしています。 あとは、サドルとバーテープを革調にしたのもちょっとした特徴でしょうね。 これでもいいかという見た目ですが、さすがにデザイナーさんの所有するだけあって、もう一つフレームの色に凝りたい。 一週間以上、決めかねていたようですね。 そして、電子上の入らす手お出イメージをいただきました。と同時に、細かくは指定しないで、お任せ部分にも期待したいとか。さて・・・。 ![]() マット系のものはご指定、あとは色ですが、黒板色をイメージしています。 ![]() 艶消しにするにも度合いがありますが、完全な艶消しにすると、白墨で書いたボードを黒板消しで拭いたような、粉っぽさが付くんですねえ、そうなる手前がいいんじゃないか? ![]() とこんな感じで、吹き付けました。 ![]() タイヤもイエローラインものに取り替えたので、これまた緑と黄色でコントラストになりますね。 ![]() アウターワイヤー黄色とも響き合っています。 ![]() バックスキン系で、高級サドルでもあります! ![]() もとはブリジストンのレーサーでした。いいつくりしていると思います。決して派手ではありませんが、ブリジストンのフレームって、愚直でいいかと思います。真面目です!ただお前が乗るか?といわれれば・・・? でも人にはすすめますよ! ホイールが前後、手組最強ホイールになって、各色が際だって、見た目も変わって、これは単なる再塗装を超えていますな。 新車一台購入した・・・に相当する、変わり方だと思います。 まあ、色々制限のある方にはこれもいいかと思います。再塗装、および足回りの変更、やる価値は大いにあると思います!!! ※隙間産業を推す店主。各ポイントに隙間を見つけ出します! ![]() こいつはどの隙間か?名づけて、レーサークロス!クロスバイクとロードレーサーの間であります。 そんなに細かく細分化して、意味あるの?って。 意味は大ありです!クロスバイクになんで前三枚必要なの?あの思想わかんない!クロスでゲキ坂のぼるんかい?シティーを実用車以上にかっ飛ばすのが本来のクロスバイクなのだとしたら、前三枚なんていりません。 あれは、企画の際に持ち上がるパーツ屋との間の妥協の産物なんじゃないのかな? だったら、レーサークロスに乗りましょう! 当店一台所有!六万切っている・・・! |
届いたぜ!これにてクランク抜きサービス開始! |
![]() 修正後クランクのコッタレス抜き工具、届いたよ。 こいつは、通常の22ミリのコッタレス抜きでは抜けなくなった、修正クランクを抜くためのコッタレス抜き工具。 どういうことか?というと、記事はコチラにあります。 自分でクランクを抜こうとして、コッタレス抜きを入れて、回すがなかなかかたい、回らない、渾身の力を込めて回すと、なぜかクランクからコッタレスが抜けてしまった・・・というご経験のある方、いると思います。ワッシャーの抜き忘れによる、ねじ山つぶし。 思いのほかいるんじゃないかしら?特にピスト好きな方・・・。 しかもクランクがデュラだったり、スギノ75だったりで、思い出すとちょいと落ち込んでしまう・・・ということあるでしょ? そいつを再度再生させて、着脱できるようにしてやる方法があったという話でした。 ![]() この葉巻工具なんであります。これにて、一件落着なのだが。ただ、これで修正したねじ山は、通常のコッタレス抜きでは抜けないので、上の工具付きで、お渡ししないと着脱管理ができなくなる。 そういうわけで、急遽4個の仕入れをしたわけなのね。探りのようなメールも何本か来ていたので、一気に来るかも・・・。 他、タッピングに関わる箇所もう一つ。 ![]() 普通のタップのように見えますが、ちょいと違う。 ![]() このヘリサート、リコイルとの関係でいうと、10ミリ1ピッチの、ディレーラー台座のねじ山がぼけたとき、これが効く! 再度10ミリのドリルを入れて、このタップでねじ山切って、リコイルにて修正。 先日、ロックバイクスをもって単身ロンドンに語学入学した学生が、向こうでリアディレーラーが付かなくなったと。エンド曲げを抑止するために、ディレーラーを外していったはいいが、入れるときにこじれて、ねじ山が壊れたらしい。 そこで、修正内容をメールで指示して、ロンドン中、技術あるプロショップを探せば、絶対直る!と励ましたんだが、考えてみると、当店にもし、同様の修正内容を持ち込まれたとしても、速対応ができないことに気づいて、これはいかん!とばかり用意したという経緯。 一度にタップに関わる工具が増えたというわけなのであります。 プロショップとしてのグレードをまた上げるために、できなかったことをできるようにするというのは、重要なことですね。 精進しますよ、今後とも! ちなみにロンドンの学生君は、しっかり直して、今頃勉学とサイクリングを両立させているんだろうなあ・・・。 ※セミドロもいいが、プロムナードも紳士のたしなみかな? ![]() 走るプロムナード、何せ、入門ロードの車体ですからねえ・・・。車体のみ八万なんて、いきませんヨー! |
燃える商魂に 大森研魔も参入!の巻 |
![]() 殺気すら感じます、大森研魔のお仕事です。 本来なら、うすいクリア・・・、大森ファンならそれすらイヤだ!という方もいるくらいの、磨きファンというのがいますが、その方が大森研魔クラブに入会して、免許皆伝にならなければ、それは無理でしょうな。 最近、当狸サイクル自身が燃える商魂状態で、少しは一般の自転車屋さんに近づこう、という無駄な努力などもしていますが、何か、ここ数週間そうした姿勢も徐々に認められるようになってきているようですね。 そういうわけで、あの大森研魔も商魂に参入です。 ![]() どちらかといえばチタン系の仕上げですね。 ![]() さび止めの下地と、その上からクリア掛けをしております。このさび止め剤が、ちょいと風合いに影響を及ぼすということはありますが、これは地金を見ないとなかなかわかりにくいかも知れませんね。 ![]() シフターはダブルレバーです。フレームは言わずと知れず、ヘッドからフォーク、ブレーキに至まで、メタリックなのであります。 ![]() オオ!クランクまでもがメタリック! ![]() コンポのメーカー名の印刷はご愛敬・・・。 ![]() リムまで、シルバーと来ています。 メタリックな、一台!で特徴ですが・・・、これ! ![]() 二匹目のドジョウをねらっての、セミドロップなのであります。こいつを乗りこなせるというのは、ちょいと曲者かも知れませんね。 ![]() 布製のバーテープに、これまたメタリックなブレーキレバー。何か取り憑いているようですなこのスタイル。 ![]() 暑いので、シートは白に。 ![]() これが全貌!何か来たぞ!とつい、すれ違い様に反対車線を見ちゃうでしょ! ![]() 通り過ぎても、今の何だ?と振り返るでしょ? ![]() というわけで、磨きの手の入った、メタリックなセミドロップ車!これは乗り手を選ぶぜ! 税込みちょっきり値段で、勝負します! ※以前、公表したときには、さして騒がれなかったのだが、今ちょいと問い合わせが続いており、驚いています。 まあ、当店が数年先を行っている、ということなのでありましょうな。エッヘン・・・。 ![]() 名前も受けているようで、「あのチョッパークロス!」としっかり名前も言ってもらえて、さあ、どこかのメーカーがパクるのかなあ?楽しみだー。 相変わらず詳細はコチラ。 一台のみなので、次はすぐには作れません・・・。バナナシート調達しないとなあ・・・。 |
あの伊勢エビ君 再び 満身創痍ながら・・・ |
![]() オオ、五年近く前だったよねえ、通称伊勢エビ君なのであります。 どこが伊勢エビか? ![]() この豪快に伸びたワイヤー類が、伊勢エビのヒゲのようなところから、そう名前が付けられたわけであります。 ブルホーンに、フラット用のシフターブレーキをこのように付けてみる。それが意外や意外、ちゃんと人間工学上非常にまともにシフティングをしてくれるんです。当初からこういう使い方もあったかのようです。 でもまあ、嘘から出た真ってことでしょうね。シマノで図面引いている人は、全くもってこんな使い方、取り付け方なんて考えなかった、と思います。 これが多少受けて、何台かやりましたねえ、これが元祖伊勢エビ君なのであります。 相当乗られているのか、もうアチコチ満身創痍なのであります。 ![]() 最初は、前輪のタイヤとチューブ交換プラス、メンテ・・・という内容だったんですが、開けてみると出てくる出てくる・・・。 ![]() まず前輪の軸に当たるところ、ベアリングも含めて破損状態。シャフトベアリング交換であります。 ![]() タイヤ、チューブも入れ替えて、シャフトも入れ替えなんかスッキリ。 ![]() BB内部もボロボロ。ここもシャフトとベアリング、グリスもぎっちり充填。まあ、でも今風のシールドベアリングだったら、もたないねえ、こうやってメンテしながらも対応できるのが、古くからあるカップアンドコーン式ってやつね。 もののない国に行ったら、どっちを選ぶか?もちろんシールド・・・ではないね。 ![]() 後輪もタイヤ交換と、チェーン交換。チェーンがスプロケのインナーに落ちたとき、スポークの数本にかなりのダメージを与えたようですね。時間の問題で、おれますな。そういうところも交換です。 ![]() ブレーキもブラブラ。再調整して、片効きだったためか、シューに偏りが出ていたので、シュー交換です。 ![]() 殆ど目立たないところではありますが、内部の中心的な部分の地味なメンテなので、でもこういうのをしっかりしておくと、長持ちします。 多分見た目はあまり変わりが・・・と思われても、乗ってみると、全く別の車体のように思えるに違いありません。 ![]() しかし、それにしてもこのクランク、やってくれますね。バイオの楕円というか菱形かよ!というような形状のチェーンリンク。 そして、今先端を行く、フォーアームではないですか!? イヤイヤ、それ以上に驚くのが、ライバルである、カンパの先取りをしていた、ということが分かりました! ええ?!っと驚く方もいるかと思いますが、そうなんであります。 もし、ネット上で来年モデルのカンパレコードなる映像を拾える人は、拾ってご確認ください。 カンパがなんとフォーアームクランクを採用するというだけで、興ざめなのに、さらに、そのデザインが・・・。 あのカンパがまさか?!シマノパクリ?!なんて・・・、と思うくらいの、このフォーアームなのであります。ククク ![]() 目立たず、実はスッキリした、伊勢エビ君。また数年しっかり走って、がんばってくれるでしょう。 もうここまで来たら、こんな車体を面倒見る店なんてないでしょうから、トコトン付き合いますよ! ということで、この伊勢エビ、ご要望があれば、またやらなくはない、そのくらい素っ頓狂ながら、高機能なのであります! ※さあ、ディスクからセンタープルに蘇った、ツーリング車だよ! ![]() 色はネイビー。車体としてのポテンシャルは非常に高い、変幻自在な特徴を持つツーリング車だな。固定車体のもなっちゃうよ。 詳細はコチラ。もちろん十万など、遙かに下回る! |
大人のカーボン 焼き物の釉薬で |
![]() 最近燃える商魂!ということで、今まで在庫として眠っていた、自転車達を起こしては、チョイいじりなど調整しては、こうして公表することを積極的にやっているわけですが、そんなに完車やっていたんだ?という声を随分いただきます。 そうか・・・、どちらかといえば、というか圧倒的に改造などの施工例を中心に展開しているブログからすると、読者の皆さんのイメージが完全にそちらの方に傾いていた・・・ということが判明したようなもんですね。 他にないの?的な助言もいただきますし、値段を中心とした質問メールなんかもボチボチと。改めて、店主は自転車屋をやっていたんだ、と自覚した次第なのであります。 どうしてなんだろう?完車が出ないなあ・・・と思っていたんですが、あることをアピールしないで、出るわけがない・・・、反省なのであります。 で、今回のこいつは、今までチョコッとだけ触れていたカーボンフレームなんであります。組み付けのキッカケは・・・。 これ!あの才能あふれる、映像制作者集団のタイフーンカメラさんに作っていただいた、プロモーションビデオ。折角映像になるのであれば、そこで一台組み付けて、走れるようにする・・・ということで、作ったものだったんですね。 そういう意味で、記念碑的な一台なので、売ってやる!気合いがあまり入っていなかった・・・という感じですかね。すべて店主向きに作ったこともあって、たまに乗るとこれがまた調子がいい。 これもあの、インターハイ高校生フルジュン君にインプレ頼んだら、最初はダラッとした印象が、踏み出すとシャキッとする・・・切り替えの効く車体であることが判明。 もう一人、伝説の全日本選手権ライダーのタイゾウ元選手も、自分のカーボン車と比べて、あまりの乗り味の良さに「不愉快だ!」と捨てぜりふ残して、帰った、曰く付きの車体なのでもあります。 ![]() コンポはカンパです。やったね。ベローチェ?と思いきや。 ![]() クランクはケンタウロなのであります、一つ格上。 ![]() しかもブレーキはアテナ、もう一つ格上・・・、スケルトンブレーキを使用したかったので、こいつにしたということです。 ![]() エルゴはベローチェに戻りますが。このエルゴは握手のできるフィット感ですね、見た目は旧式の方がいいですが、握りはコチラです。握りかえしてくるような、懐の深いグリップなんであります。 ![]() ホイールがまた、偶然いいできなんであります。30ミリリムに、フロントは20hのエアロ系。 ![]() リアは24h。もちろん手組で、このスポーク数のものを組み付けるのって、今や珍しいですね。ハブの回転もいいし、もしかして、草レースに出られるんでしたら、この手のものが一番いいんじゃないか?と思いますよ。 落車が多いと聞いています、昨今の草レース事情ですが、いいホイールをはいて、一発でダメにする可能性が高いとするなら、この辺のものにしておいて、大胆にレース展開したほうがいいんじゃないかな?なんて思うわけです。 ![]() で、売りはこれであります。中高年の皆さんにもカーボン車を!という。 多くの往年のサイクリストさんは、今のカーボン車には、どうも・・・という方が多いですね。見た目が本気すぎ!もちろん素材としても、車体としても興味はあるんだが、一定の年を越えると、あれはなあ、どうも抵抗がある・・・という方が少なくはない・・・、という感じなんであります。 そこで、焼き物の釉薬をイメージして塗ってみた・・・。 ![]() 重ね塗りと、研ぎ出しと、仕掛け・・・などを駆使しての仕上がりなんですが。 ![]() どうですかね?これなら乗っても見ようか?という気が起きますかね? 走りは、上のインプレから、保証済み。そして、モロ走る戦闘機のようなカーボン車体ほど、イジワル(足が切れたらピタリと動かなくなる)ではありません、そこもおすすめのポイントですね。 ![]() いい大人がコソッと乗っては、時にハイスピードを堪能できるという、工芸的カーボン車、ということで、試乗ありで行きましょう! 燃える商魂!でした。 |
Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。
店の所在
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