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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |2015年08月 tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

地味ながらの基礎的なレストア



 建物なんかも同じなんだろうと思いますが、外装、再塗装なんかはどちらかというと派手な方のレストアで、引き渡しの際には、「オオ!」とばかり驚いてもらえます。

 うまくいけば、イメージ通り!うんまあ・・・慣れればいいか・・・までね。なかには・・・。

 それからすると基礎工事のようなものは、大変そうながら、終わったからといって、「オオ!」というようなこともなく、何かよくなったんだろうなあ・・・という反応しか引き出せないとすれば、地味なレストアに入ると思いますね。

 その分後効きなんていう効果もあって、やっぱりやってよかった・・・と、後から分かったり、ジワッと実感してもらったりすることもありましょうな。

 今回のレストアは、後者の典型のようなもの。使用前と使用後を見比べても、大して変わりは無い。建物の見えない土台や天井裏なんかを丁寧にメンテしても、外からは分からない、というのと同じなんでしょうな。

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 年代物のパーツがそのまま付いていて、さして劣化はしていないものの、全体として古くて、連動がいまいち・・・といってもよかったでしょうね。

 そういう時は、パーツ類の神経系とも言える部分ワイヤー類の交換などが有効。また見えないとこ、BBないだとか、前後ハブだとかヘッドパーツとか、全て地味ですが、それらが新しいグリスでよく動くようになると、自転車としてのパーツ類の連携がとれてくる。

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 こういうところも、洗浄と注油で動きを刺激してやる

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大して見た目は変わらないながら、ワイヤーなどの引きは確実に軽くなります。

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 硬化したシューなどは交換。ギロチン系という、調整の面倒なタイプ。

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 この新しいシュート角度によって、劇的に聞くようになりますが、絵としては地味でありますな。

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 別にフラットハンドルも変わる事なく・・・。

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 サドルも変わる事なく・・・、地味に地味に作業は進んでいくんでありますが。

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 やはり、見た目もあまり変わる事のない地味なレストアなんでありますが。

 ひとたび跨がるやいなや、全パーツが走る事に向かって連動するのが分かる・・・っていう感じでしょうか。それまでのぎこちなさやとりとめのなさ・・・というような曖昧な余地が払拭されて、自転車自体がピタッと走るところに集中している・・・という感じでしょうか?

 納車の際の試乗で、分かる方は分かるはずであります。

 地味ながら、この辺のレストアも、地味に続けていこうと思います、ある意味、遠慮しないでね・・・、この地味な作業、意外とみんな好きなタイプのものなんでね!
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新ジャンルの予感 子供自転車でお困りの際は・・・



 まあ、一見しての子供用自転車なんでありますが。

 子供の成長は早い、日に日に重く長くなっていく・・・。

 それに併せて一々自転車を新調していたら、大変でありますな。

 この自転車にも、子供の成長に合わせての親の工夫が見られるんですね。
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 このアヘッドステムは結構本気モードで作られています。長さも110ミリくらいと、通常レーサーのポジショニングに使われてもおかしくないものが使われている。

 上体を中心に腕や手がデカくなってきているところに合わせたんでありましょう。

 ぬぬぬ?子供用自転車にレーサーのパーツが使えるの?と疑問をお持ちになった方もいるかもしれませんね。すべてとは言いませんが、かなりの確率で使えるんですよ。一般自転車とレーサーなどのスポーツ車とのパーテーションをできる限り外して考えてみる、なんてこともいいカテゴリカルな訓練になると思います。

 そんでもって、今伸び盛りの子供が乗っているんでありますが、その子の伸びてきた実力に合わせて、車体を少し変えていきたいという。

 買い換えじゃなくて、いじり変えをしていきたいという。なるほど・・・、そういう発想断固支持いたします!

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 このシングルの状態ですでに二十キロくらいは走るそうです、小学三年生・・・やるなあ。もっと距離も伸びるし、距離が伸びれば、必ず山坂があるのがこの国。そう、ギヤが必要になるんですね。では付けましょうか。

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 ちゃんと付くんですねえ。7速のスプロケもつきまして、かなり快適になるんじゃないか?

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 この街道を普通に走るには無意味なゴツゴツタイヤ、これをスリックに交換します。

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 当然後輪もスリックね!転がり抵抗が減りますんで、乗っている子にとっては滑るような感覚になるんじゃないか?

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 ちなみに多段にするには、シングルギアよりもギアの枚数増えるので、ギアを取り付ける後輪の中心、つまりハブを交換しないといけませんが、これはリムとスポークで直結してホイールを形成しているので、ホイールを組み替えるという、多少面倒な作業は必要になります。

 そういうわけで多段にした後輪は組み直しましたが、前輪はどうします?というところなんですがなんと、張り替えます!というご発注。

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 ハブの玉当たり調整をよくして、ステンレススポークでラジアルに組み付けました。

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 生まれ変わった前輪。走る気がみなぎっていますなあ。

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 多段にしたので、シフターなんですが、蝶々型のシフターをハンドルの中心近くに設置。手を横にズラしして前後に倒すと、変速ができるというもの、単純なので壊れにくいでしょう。

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 サドルは親譲りのプレイボーイ・・・。体もデカイ方なので、これでいいか・・・。

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 完成!あらたに長距離も挑戦できるスペックに変身であります。二十キロから・・・、五十キロなんて伸びたら、逆にお父さんの方がぶっ倒れるかもしれませんねえ。

 で、これに試乗してみますと・・・。大人が乗っても別の意味で面白いんです!

 これはちょっと新ジャンルのニオイがするなあ、そんな可能性を秘めた自転車になります。それがまたどんなジャンルなのか?

 そのソフトの内容については、ボチボチ考えて参りますが・・・、街を見る、タウンウオッチャーのような方、密集地などでポスティングをする方、まあ、その他だな、究極のポダリング車ともいえるかしら?

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 このくらい分厚い鉄のチューブで小さい三角で組まれたフレームは逆に強度と耐久性はあるはずであります。それを使用年数の短い子供車で終わらせるにはもったいない・・・、是非とも新ジャンルの確立が重要となりそうですね。

 とまあ、成長著しいお子さんのお持ちの親御さん、タイヤのインチサイズ=自転車サイズとして売り続けている一般の自転車屋さんにつきあっていては、小学生の間に三台くらい必要になるんじゃないかしら?

 ここで一発頑丈はフレームの自転車を購入しておけば、なんなら中学生・高校生になっても乗り続ける事ができる・・・という事も夢でないかもしれませんよ!なんてことにもチャレンジして参ります!

子供の成長と生活の変化 自転車も変えましょう・・・

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 元々はビーチクルーザー。必要以上に重いのはなんでしょう?砂にめりこむ何かメリットでもあるのかな?

 まあ、頑丈さと、この重さが今回多少役立ちました。

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 これを基体に、子育て号にしたわけです。スタンドを頑丈に、内装三段のホイールに交換して、子のせをリアに付けて、買い物用のデカイカゴを前に付けました。

 これで二年弱かな?子供さんが小学校へ上がってしまったので、学齢は二人乗りはできないという規定で、これを今度は買い物号にしたいというご希望。

 それは子供の成長というのは早いもんでありますな、そういえば来年オリンピックだそうですよ・・・って聞いて、エエ?もう?と思った方も多いかと思います。ついこの前ロンドンだったんじゃ?

 あれから四年・・・?アッという間に経ってしまったんですね。はやいでしょ?その間子供はグーンと成長してしまうんですから・・・。本当早いんでありますな。

 なれば、子供の成長に合わせて生活は変わります。もう送り迎えしなくて済む・・・ということに。子のせカゴはいらなくなります。送迎がなくなったので、次は買い物号を一台買い直しますか?

 電動の電池などがちょうど切れて、四万前後かかるように設定されていると、では一台新車購入・・・なんてなるんでしょうか?

 当店は乗れる限り、形を変えて、乗り続けていただこうというスタンスでやってきています。

 なので、こいつも外すもの外して、入れ替えるもの入れ替えて、買い物号にしていこうではありませんか。

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 リアの子のせ一式を下ろして、ちょっと仕掛けのある荷台に交換します。

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 これであります、コイツよく見るとレールがついているんです。

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 この立ったエッジがそうなんですが、そこに・・・。

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 このメッシュの買い物カゴをはめて、滑らせると・・・。

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 こんな感じでスライドされて、
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 ここで止まって、キャリアの縁を噛むという構造になっているんですね。

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 つまり、一般自転車の後ろカゴではなくて、着脱式の後ろカゴ・・・という事なんですね。

 最近レジ袋使わない人は二円引きなんていうのがありますが、わざわざ買い物カゴを持って行かなくても、この自転車で行けば、後ろカゴを外して、そのまんま買い物に使えるという代物なんであります。スーパーのカゴも使う必要が無いですね。かなり便利かと思いますよ。

 関西の方で、この手の物をいち早く開発していたメーカーもあって、似たような製品はすでに世に出ておりますが、何ともダサイ・・・・、おわかりの方は、アア・・・アレね・・・と納得するでしょう。

 今回、この手の物ならセンスも良いかと思いますが・・・ただ黒だけで色が選べない・・・。そういう時は。

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 こんな物かぶせてみる・・・なんてどうでしょう?マリネッコ???的でしょ?

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 大きくなった長女さんとも兼用になりそうなので、ハンドルはビーチクルーザーの幅広のものから、このような通常自転車のハンドル幅にも変更。

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 角度を変えても、まあ普通の自転車に戻ったといっても良いかな?

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 まあ、これはこれで、おしゃれなママ用自転車に再変身かしら?

 子供が大きくなって、生活様式が変わって、足である自転車も変わらざるを得ないなら、変えて乗り続ければいい、単純な話なんであります。

 新車もやっておりますが、今ある自転車をどう使いつづけていけるか?一緒に考えてみませんか?

何か来たぞ!



 ユニックという、クレーンを積んだトラックがバックで入ってきて、なにやらデカイものをつり下げている。

 なんだ?これは?

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 すると、オペレーターが出てきて、リモコンで上げ下げ、竿伸ばしなどしながら、静かに下ろしていきます。

 重量を聞いたら、5、6百キロだそうだ。吊すと重量物も、指先で動くようになります、これが不思議であると同時に、重量を忘れてしまう危険性もあり・・・なんだと思う。

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 後ろ向きのトラックから静かに、まずは下に下ろします。ゆっくりと、一見軽々となんですが、デカもののそこがコンクリートの床に着くときの摩擦音で、いかに重いかが思い出されます、ゴゴゴーォ。

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 一端車体を外に出して、向きを変え、今度前向きに入ってきます。これは何を意味するか?というと。

 車上のクレーンは車体より前側に着いているので、ものをより前に出すときに、この方が車体およびクレーンに負担をかけないんですね。

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 こうしてものを吊すためには、車体脇についているがに股の足を引き出して、軽く車体を浮かします。タイヤサスなどのタイヤまわりを保護するためなんでありましょうかね?

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 再度つり上げて、目的の場所までまたゆっくり着実に移動していきます。この状態で、車をチョイト前に出したい気分にもなりますが、もちろんそんな事はいたしません。やるとしたら、またゆっくり床に置いてから、がに股をたたんで、車を前に出して、またがに股を・・・を繰り返さないとね。

 重いものは重いというだけで危険なんだよね、それだけでも慎重に扱わないといけないんですねえ・・・。

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 となりの物置と面あわせて!というこちらの要望にピタッと!さすがプロ!

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 この絶妙な隙間・・・。これをほぼ一人でねやってしまう技。おそろしや!

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 これは裏から見たところですが、いいスペースができています!何置こうかしら?隠れ自販機でも持ってこようかな?

 この地味なスペースをどう活かすか?なんてことが効率にまた関わってくるんであります。

 さて、この箱一体何でありましょうか?という事は追々。といってもおわかりですよね、例のプシューであります。これがないと当店の仕事の三分の一は回復しないアレ。

 まずはまわりの掃除と点検と、コーキング等の補修かな?それからダクト取り付けや吸気口もつくって、照明付けて・・・やる事だらけ。

 そうそう、こいつ自身の色も塗ってやらないとね・・・。

 ナメクジの速度ながらも、こうして徐々に、徐々に整いつつある・・・当店なのであります!
 

自転車屋の沽券にかけて井戸を移す!



 実は、福利厚生を考えて、室内にも自動販売機を設置しているのだが、この位置は実にもったいないので、その奥のデッドスペースに移したいと考えた。

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 壁一枚裏のここ。このデッドスペースに置ければ、もういうことないんでありますが・・・。

 実際、この自販機が搬入されてきたとき、業者の方にはこちらには移せません・・・と断れたんでありますが、そう言われればいわれるほど、燃える性格。

 いやいや、まあ、どうにかなるはずだと。

 そこで、自販機の営業の方が、中身を全部外して、軽量化すれば入る事もあるんですよ、実際何度かやった事在りますしね・・・。

 そうか、それやってみよう!ということで、本日決行。

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 中を開けると、ある意味おなじみの奴らが詰まっているのであります。

 飲料の缶が詰まったりしたとき、勝手に開けて外して取り除いて、戻すなんてこと何度かやっていたんで、外すだけならお手の物・・・なんですね。

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 まず扉を外しますが、これが重い・・・。外して正解ですわね。厚みも減るのでこれもまたよし。

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 中の棚を全て外して、並べます。配線も外すので、戻すときがまた面倒くさいなあ・・・。というより、ちゃんと戻るか心配。

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 こういう状態になります。スッカラカン。下の冷蔵システムが重いんですが、まあ、一人で動かせるようになります。
 これをまずは正当派でもって、中から入れていこうとしましたが・・・。

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 この販売機の高さに対して、入り口の狭さ。横にしたり、斜めにしたりしましたが、まあ業者さんの言う事は当たりで、何とも入るわけがない・・・。確かにそうだわさ。

 でも、入り口はここだけではない、外からという手もあり、試す価値は大あり。

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 窓の格子を外して、サッシを外します。計ると余裕ありあり。では・・・。

 頭から入れる・・・これは頭が軽いので簡単なんだが、設置する場所には尻から入れる方が良い。だた冷蔵システムのある尻は重いので、どうしようか?

 ちょうど良い高さの脚立があるので、まずそこに載せて、それから四人の息を合わせて、一気にジャーク!

 まあ、何のことはない、毛布に養生された窓枠には載って、すんなり入りました。

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 この毛布に載せて、中に入りまして、あとは数人で寄りきりと上手出し投げを繰り返して、なんとか・・・。

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 理想のデッドスペースに入りました!なんだ、やりゃーできるじゃない!

 販売機の営業の方が、これを見て、業者さんではやらないでしょうねと嘆息。そう仕事でこんな事なんか、やっていられない。こちらは、遊びだからできるんだ!遊びだからこそできる事、これは重要なんだよなあ。

 そう、よく匿名で当店の有り様を「自転車屋ごっこ」などと揶揄される方がいるようですが、お答えいたしましょうか?

 当たり前だ「仕事」でこんな事やってられるわけねーだろ!遊んでんだよ、こっちは。いい大人が集まって、自転車で真剣に遊んでるんだよ!だからこそできることもあるんだよ!

 さて、置くという意味でのセッティングができたとはいえ、中身がカラの状態なので、これを戻してやらないといけません・・・、今のままじゃあ、単なる鉄の枠にしか過ぎませんからねえ、しかしこれが大変。

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 棚自体は、薄い鉄板で組まれてできてるので、自立できないくらいユラユラしています。それを販売機の上から引っかけて、ぶら下げる状態にするんですね。中の鉄板だけに、あまりバリがきれいにとられていなくて、手が傷だらけ・・・。

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 本体と扉をつなげる配線・・・。

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 とりあえず、中身を入れて、配線してから、どうかなあ・・・。コンセントに差してみる・・・。

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 やった!つながった!

 とまあ、今回のミッションは成功!姿見に続いて、またも自転車屋の沽券にかけての門外の大工事が完成したというわけであります。

 ただ、動作確認を各キャビネットごとででやると、出るところと引っかかるところが出てきたので、また開けては、組棚の調整をやって、その繰り返しを何度かやりまして、本当の完成!

 さーて、ここに何を入れるか?であります。

 第一には福利厚生目的なんでね、外の販売機にはないスペシャルなものを仕掛けておこうかと思います。販売するのもなんなんでねえ・・・、その辺も含めて、チョイト色々と仕掛けていこうと思います。

 店内移動のできた井戸、この端ではたして、どんな会議が起こるやらであります。
 

子狸の夏休み 第四弾 親も親なら子も子だな・・・



 別にシリーズ化するほどの話題ではありませんが、何ともやっていると辞められなくなる。さして評判のいいものでもないながら・・・。

 成長の記録というほどのものでもなく・・・、まあ、奴さんが何かに迷ったとき・・・、明後日の遺言のようなものでも感じられればいいかな?程度のものであります。

 
思えば第一回は、おむつを自転車にぶら下げていったんでしたっけね。子狸との自転車での最初の遠出でしたな。

 第二回は、といえば前のせに入れての、深大寺そばから始まりました。

 そんでもっての第三弾は、多摩湖までのサイクリングでしたねえ。

 さて今年は・・・、どこ行こうか?と、荷台を見ると、子狸号が乗ってあります。そう、さすがに店スタートはできないながらも、最近めきめきと自転車乗る気満々の子狸、なれば練習かねて、安全なところに連れて行って、サイクリングとしゃれましょうということで、このスタイルで出発!

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 大丈夫か?やる気あんのか?じゃあ、行くぜ!

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 ご近所探索も兼ねての小旅行。なにやら雰囲気のいい神社がありました。

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 本当、最小限にて静かで良いとこです。

 そこからチョイト足を伸ばすと、ここに着きました。

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 なんだ去年と同じじゃない!そう、井の頭通りの先から、多摩湖に伸びるサイクリングロードの入り口なんであります。ここはバリバリの自転車乗りには物足りません。

 もう下手すれば十数メートルおきに、車止めがあって、走りにくいからねえ。

 でも、子狸クラスにはある意味最適な道かもしれませんぞ!てなわけで、まずは試走、走ってみよ!

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 ハイ出発!と蹴り出すと、最初フラフラなのが、加速につれて自転車がピタッと決まってくる。

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 そして、腕だけでなく、腰で乗る事も多少は体得しているようで・・・。
 
 ハイ!Uターン!
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 全く怖がっている様子も、不安な様子もなし・・・。

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 これなら行けるかな?
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 まあ、車は通らないところだし、反対車線から来る自転車とのいい練習にもなる。鬱陶しい車止めは、スラロームのようなもんだ、仮免てところかな?

 行けるところまで行かせましょう!ということで、子狸を前に走らせて、後から、ハイ!センター寄らない!人を抜くときは反対車線に気をつける!よそ見しない!下見ない!

 などとゲキを飛ばしつつ、前後でサイクリング。

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 まさか、こんな事になるとは・・・昨年は想像すらできなかったぞ・・・。

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 途中で、休む!という名の公園遊びをしたりしてね。そういう意味では、本当休まないよね・・・ガキンチョっていうのは・・・。

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 それからまた走って、今度はタケノコ公園というところに入って、ダートを楽しむ。歩くときも子供というのはわざと泥道を歩きたがるものだが、自転車でもそうだった・・・。店主も思い出した、大雨の翌日の公園、水はけの悪いところはもう水深20センチほどの池状態になっていたが、そこをバシャバシャ走るのが大好きだったよなあ。

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 近くに女の子がいると、良いとこ見せようとする・・・この手前に一人娘っこがいた・・・、店主はそのお母さんの方がかわいいと思っていた・・・。

 それから、これもまた昨年寄った、小平にある古民家園に行きました。

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 広い古民家に上がり込んで、だるま落としをしました。

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 イロハカルタもしたな。「か」の字のカードが一枚欠品していた。なかなか早いので驚いた、店主は四歳で、できたかな?ちなみに店主は四歳の頃は自転車には乗れていなかったと思う、六歳・・・近所のコーチャンの自転車をかりて独学で乗れるようになったという記憶がある。

 何かと早いなこの子狸。

 途中、なにが食べたい?という質問にお決まりの「ハンバーグ」と来た・・・。聞かなきゃよかった・・・、そばやうどん屋のうまそうなところがあったのになあ・・・。

 仕方なしに、モスバーガーだってよ・・・小平のね。

 補給してから、また元気になったので、自転車の旅は続く。コイツいやがらないし、多少尻は痛いといっていたが、もしかして最終地点の多摩湖まで行くか?という気になってきた。

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 途中本物の踏切が・・・、これは交通公園の偽物じゃあない、迫力あったよな。府中街道を越えた頃から、コイツ多摩湖まで行く気だ・・・という事がわかった。

 途中、偶然すれ違った、当店のお客さんから「子狸ちゃん?がんばってね!」という応援もいただきました。

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 ついに到達!完走してしまったよ。初めての長距離サイクリングで一〇キロ走破・・・。
 
 しかも・・・、実はこの自転車、ポキさんがコッソリ固定車として仕込んだ車体なんであります。つまり、この一〇キロ走行の間、ペダリングが休む事は無かった・・・というおまけ付き。

 自転車に乗れない子の動きをよーく観察していると、フリーのように何から何まで自分からやらねばならない車体よりも、固定のように動く自転車の論理に従わせる方が楽、という結論からの選択なのでありました。まあ三輪車も固定と同じだし、自転車はそういうもんだ、と最初から思っている子にとって、固定自転車は特別なものではありません、念のため。

 さーて!一〇キロ走破した子狸。
 
 自転車乗りの方ならご存じかと思いますが、多摩湖は実は高台にあるんです。ですから、着いたところは多摩湖の裾野でありまして、ここから二キロ近い登りがあるんですねえ・・・。

 どうしましょ?

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 緩いながら、ダラダラと続く上り坂。それを固定車でギアなしの初心者子狸がどこまで乗れるか?

 よろけたところが終点か?と着いていく。

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 ついに片足が・・・。良いぞ、ここまでよくやった、後ろに乗せてやる!といっても、またコイツ、

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 ヨロヨロと走り出す、途中の傾斜が緩くなるところでスピードまで上げてねえ、なんとかやっていきましたが、大体中頃になって・・・、

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 両足ついた!セコンドからタオルが・・・。

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 写真でもわかる通り、子供にとってはかなりの坂なんであります・・・、まあ良い、父ちゃんの車体に乗りな・・・と。

 今度は店主ががんばる番です。自重に子狸と子狸号を載せて、エッチラオッチラ。ようやく多摩湖の入り口に到着!

 そこからまた自転車を下ろして、中央の橋を一緒に走る・・・。

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 去年は、ここから観覧車を指さして、乗りたいなどとごねたっけ?

 それが、今年は一緒に自転車で渡るとはねえ・・・。

 来年はどうなっているんだろうな?

 この橋を渡りきって、子狸の最初の長距離サイクリングは終了!

 また店主の荷物車に車体とを乗せて、多摩湖まわりの下り坂をジェットコースター!なんて気分でかっ飛んで、帰って参りました。

 帰りの途中に、アイスクリームとか抜かす・・・。普段ならシカトかますところながら、今回は一〇キロ、まあよしという事で。

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 イエイ!

 チョイトガキから、少年ぽくなってきたかな?

 まあこれ以上書くと親バカ通り越して、バカ親になりそうなので、これにて!

 四歳の子狸の夏休みの巻、でした!

疲れたロードも元気にしましょう!



 ちょっと疲れてヨレヨレ気味のロード君が来ましたよ。

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 まあバーテープなんてもんは完全消耗品なもんで、こんなものは交換すれば良いだけの話なんだが・・・。今回はシフトを司るSTI自体がもうダメになってしまっています。

 カンパの場合はエルゴの中身は公開しているもんで、かなりの修復ができますが、一方のシマノ製は非公開・・・といいますか、かしめているので開けにくい。一回開けたら元に戻すのは至難の業・・・というような代物で、店主も77デュラを二本くらい直し損なったかな?という感じであります。

 悔しいかな交換・・・というのがシマノのSTIなのであります。

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 幸いクラリスなんていう現行品の8速があるので、こいつを載せます。

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 基本ありものをきれいにして、直すところを直して、再装着という感じですね。

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 チェーンは交換してありますが、他のパーツ類は洗浄、調整などして戻す、まだまだ使えますからねえ。

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 ただリアディレーラーは壊れていましたなあ、残念。

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 グレードはズレてはいれど、世代で追いつくというパターンですね。スプロケも交換ですわ。

 今回のデカいミッションは、STIの交換と、なんとホイールの交換も入っています。

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 なんとチューブラーのリムだったんですねえ。今後の継続使用の事を考えて、これをWOに交換します。ハブはそのまま利用しましてね。

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 21ミリのできるだけ細い銀リムを使ってのホイールの張り替え。

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 もちろんリアも張り替えますね。

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 ハブの調整をして、こうして組み上げてやると、足回りが俄然よくなるので、自転車がよく進みますね。

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 ブルックスの革サドルに合わせて・・・。

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 ギミック系革バーテープを巻きましたとさ!

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 ヨレヨレ系から、シャッキッと走りまっせ!と生まれ変わっての再出発となります!

 カンパが続きましたが、地味ながら堅実なシマノ・・・という感じかな?アッチがサラブレッドなら、こちらは常用馬・・・、あまシマノにもサラブレッドはいますがね。

 ロードながらも、こうした車体を見ると、ある種のジャンルを見るような思いなんであります。なんて名付けようかな?安直には緩系ロードともいいましょうかね。レーサーパンツをはいてまでは乗らないが、でもしっかりと速度と距離を走ります!というようなね。

 日常使いのロードといいますか?普段着で乗るロード・・・?

 まあいい、乗り方、スタイルの出し方というソフトの方を開発してくると、自ずとハードにも余波は来る・・・それにどう対処していくか?でありましょう。

 ハード主導よりも、ソフト主導の方が面白い。メーカー(ハード)任せになったものほど、お仕着せで詰まらないものはないからなあ・・・、ソフトねえ・・・これもまた奥深い。

 そろそろ自転車の仕事の方も、元に戻りつつあります・・・ありがたや。同時に、店と作業場の構築もしていかないとなあ・・・。

またカンパ・・・新旧入り交じりで 数週間後には売り出し?



 カレラに鉄フレームってあったの?なんて、思う方もいるかもしれませんな。

 最新フレームのイメージが強い・・・、特にアルミからのそれが強いんじゃないか?なんてね。

 でも、こうしてしっかりあるんですねえ。

 これに合わせているのが・・・

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 連載のように続きますねえ、またカンパなんであります。

 もうこうなると、ハイハイ、やはり鉄フレームにはカンパでしょうね!という結論に近いものが出てきちゃいます。だってそうなんだから、しかたない。

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 ほぼ現行のベローチェかな?でもまあ、これで十分といえば、十分なんだよなあ。でもチクリと一言。

 カンパさんね、シルバーパーツのラインは絶対に残しておいてね!イヤ、残せよ!

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 ブレーキはなんと・・・、あの幻のコンポ、デイトナであります。名前の類似からか、短い期間しか作られませんでしたが。

 しかしこのヌポーッとした、溶けそうなアルミの質感・・・、今は無きカンパの魅力の一つじゃないの?というのに共感していただける人も少なくないはず。

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 店主のボキャブラリーではありませんが、知り合いの作家であれば確実に「セクシー」といったに違いありません。エロい・・・といっても良いかもなあ・・・。

 ツーリングブレーキとしては最高です!下り百キロで降りる人には・・・知りませんが。

 で、ちょっとこの組み手、ボクって自転車ワンポイント詳しいんです・・・っていう自意識がアチコチに見られます。

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 エルゴの内側のレバーが黒いですね。これ中身を入れ替えているんです。

 つまり、一気に三段くらいシフトアップのできる形式のものに取り替えている。ある意味これは大変便利で、あのシマノがまだ実現していない形式なんですね(電動ではプログラムを替えるとできるとか)。

 シマノの場合には一々一段ずつシフトアップしていかないといけない。それに対して、カンパの上級モデル(前は下級も)一気にアップできちゃう。

 選手としてみれば、最高の機構なんですね。

 でもこの組み手、選手どころか、ちょっと前に補助輪が外れた程度の乗り手に過ぎないんですねえ・・・、それにもかかわらず、高額出して、中身の入れ替え・・・、ボクちゃんメカに詳しいもんねえー・・・の自意識丸見え・・・。

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 ステムもどこで探してきたんだか?ボクちゃん定番にも詳しいもんねえー・・・・ってなもんで。

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 一見チタンに見えますが、カンパオリジナルのピラーもどこからもって来たのやら?

 ある意味、丸々コンポではなく、多少ずらしつつも、高機能と通っぽさを狙うという、浅ましさが随所に表れている「名車」なんであります。

 んでもって、前回も指摘したように、鉄フレームにカンパはある意味定番なんですが、ではどういう足回りをするか?これに合うハブって在るのかい?というのが大問題だったんでありますが・・・。

 このメカ詳しいっ子ぶりっ子くんが選んだのが、この開き直り。

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 キシ麺スポークの現行の完組、ユーラスをヒョイとあてがっている・・・。

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 リアのこのスポークの組み方なんて、カッチリ今時の完組感が出ているんですねえ。

 で、このチョイス、どう思われるか?

 結論から言うと、店主は嫌いではありません。

 もしこれが草レースでも良い、レース会場にでも置かれていたら・・・、乗り手は誰だ?と探すでしょう。

 「鉄でレース出るんですか?またなんで?」
 「好きだから・・・」

 俄然応援するでしょう、そういう乗り手をね!

 オ!集団落車か?なんて現場から、積み上がった瓦礫自転車の山から、あたかも自分のスプーンでも拾う感じに、鉄自転車を引っ張り出して、前後ホイール、各所の点検、異常なしとわかってから徐に走り出す奴の姿にほれぼれするでしょうな。

 完組系の新型ホイールとクラシカル系フレーム・コンポとの組み合わせは、意外と悪くない。

 トラックレースの会場で、いつもは鉄フレームにNJS系のもらい物・ありものでがんばっている学生君が、競技会だからと先輩筋からカーボンホイール前後を借りて、その日一日がんばっているようなやつらを見るのも良いもんですな、多分そういう刷り込みが、店主の中にあるんでしょうな。だからこのアンバランスに関しては許せる!

 当店オリジナル鉄フレームにも、活かしていかないとなあ・・・。

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 という事で組み上がった、コイツでありますが、興味ある方・・・潜在的にはかなりいるかと思います。

 そういう方に朗報です、たぶん。

 これ数ヶ月以内に、買い手募集、引き取り手募集、なんてことになる確率非常に高いです。たぶん。

 この組み手、乗る事よりも、組み手としての刺激を求めるタイプのやつでして、あのモデラーと同じですね。作る過程のデコボコが好きで、それが終わるとものには固執しない、意外と気前いいんであります。

 次の組み付けの足しになる程度の銭渡せば、意外と「イイッスよ」という事にもなりかねない奴であります。

 多分この車体も、組み上がった事で9割の興味を失っているはずであります。あとは河川敷を二三キロ走ったら、もう十分となる・・・大体決まっていますなあ、このパターン。ペダルが平ペなんて、乗る気のない証拠でありますでしょ?裏に売る気満々というか、処分する気満々なんですよ、これ。

 そんなに気前の良い奴って一体だーれ?とへそくり数えている方もいそうでありますが・・・、ヒント一つ。

 あのムーミン谷からノンノンが帰ってくるという事で、それを払拭するかのごとくに自転車組みに没頭従っている、アヤツであります。

 運のいいかたは、コイツを見つけて交渉すれば、エエ!マジで?!って値段で乗れちゃうかもしれませんね。当店に対する営業妨害も日常のどうしようもないウンコ野郎ですが・・・。

 という事で、鉄フレームにカンパの組み合わせという、あるタイプの方々にはたまらない、この定番を当店も助長するかのごとくにはしります!!!といっても、シマノ版も作りますがね・・・。

嗚呼鉄フレーム やっぱりカン・・・パ?



 自分でかなりいじるタイプの方で、まあ放って置いたらこうなった・・・という。育ちのいい自転車に仕上がりましたな。
 
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 男ギアのケンタウロ、つまりカンパ組をしているんですが・・・。

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 この辺なんかはありもので組んでいる・・・、ちょっとした個人史のようなものが見え隠れしますね。かなり自由度のある発想で組んだとお見受けします。

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 エルゴはベローチェ。これもあったもんで組んだんですね。

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 カンパのリアブレーキでダブルピポットの方が、オオ!っと目が取られますね。

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 やっぱり日本製のフレームであっても、鉄フレームに関してはカンパがどうしても合ってしまう・・・、これぞ伝統の説得力なんでしょうか?もっと間に入る我ら業者の見せ方の工夫のなさ・・・なんでしょうか?

 でも、あたかも自由にコンポはカンパにしようか?シマノにしようか?なんて簡単に選択できそうな気もしなくはないんですがね、ただ、こうしたクラシカルにカンパは似合う、だからカンパを載せたい・・・、気持ちはわかるが、問題はこれなんであります。

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 ホイール・・・もっといえば、ハブがない・・・といっていいんであります。クラシカルな完組ホイールなんてもんはないでしょ?手組で完組と称して、作って販売してみっきかな?と思うくらいない。でもゼノン(キセノン)のハブがよくあったもんだ・・・。

 クラシカルな鉄フレームに合うホイール、およびハブがないんであります。スポーティーなものなら、TNIなり、ミケなりならありますが・・・。ある意味カンパがまじめにハブを作っていないということが上げられますね・・・。ちょっとその辺どうにかならない?アテナレベルのアルミのハブ前後を日本で販売ってどうよ!

 この辺がショップとしても頭痛の種となるところなんですね。なんちゃっては在るんですが・・・ねえ。

 そんなこんなで、在りそうでない、在りそうで組みにくい自転車ということがいえるかと思うんです。

 細いホリゾンタルの鉄フレームに、カンパを載せて、普通に走る選択肢、もっと手に入りやすくあってもいいと思うのよね。

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 で、車体観察はこれくらいにして、お仕事、お仕事!

 何のことはない、コラム切りなんであります。この幅広のスペーサーが邪魔なんで、その分切って欲しいと。まあ、そんな事は今の当店の状況でもできる事なんでありますよ。

 しかし、このてのヘッドパーツの質感というかなんといいますか、カンパはいいものを作っておりました・・・ね。過去形なのがまあ何ともなあ。

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 まあ、お見せするほどの技でなし、というところでしょうか。

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 ウーン、鉄フレームねえ・・・。当店もオリジナル系のフレームを抱えているところから、ちょっとワクワクするような展開を考えては、発表していかないとねえ・・・。ある意味自転車の成熟化に関する、突破口にでもなれば・・・なんても思っているんですが。

 ゆっくりと見守って欲しいと思います!

ドロップ化したら立派なツーリング車に



 さすがに、大手中の大手だけあって、安価であっても、手応えのある作りをしている、と思います。

 土台がしっかりしている車体には、それなりにいじる価値はあります。

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 で、今回は・・・今回も?ドロップ化なんであります。まだ成長期にある子供、なればこうしたしっかりした車体を利用する手はあり!

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 ハイ!完成!

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 シフターは・・・、このハンドルの中心から左右にとまっているチョウチョウのようなもの。グリップシフトの構造なんですが、もっとガキっぽい感じが良い。ここにある事のメリットは、自転車倒してもシフターに影響はほとんど無い事。

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 ついでに、調整のしにくいブレーキを交換して、タイヤもスリック26*1.25なんかに交換します。

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 スピードを意識しての、ドロップ化なもんで、よりブレーキは効くものへ、そして、転がり抵抗は少ないものへという事になります。

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 まあ、今回はサスはそのまんまに。

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 でもブレーキとタイヤはリアと同じく交換します。

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 あとは基本洗浄で対応します。

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 もちろんワイヤー交換の時には、調整は必然ですんでね。

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 前三枚もこのまんま。しばらくこれで様子を見ましょ。

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 さて、完成!

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 何かこういうツーリング車ってありますよね。普通にあってもよし・・・。次は、さすがダメになったら、フロントフォークをリジッドに替えるだけでも、またスピードの乗りが違ってくるよね。

 リアにキャリアを付けて、バッグを載せれば、日本一周くらいは楽勝でできるでしょう。

 まあ、少年としては、忘れられない、一台になる・・・と思うなあ。まあ今回の夏休みはそろそろ終わりのようでありますが、来年以降、活躍しろよ!

宴 そして宴の後・・・そして・・・



 届きました、一斗樽。

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 多くの方々の祝福を受けまして・・・。

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 新生狸サイクル、始まります!

 来ていただきました、皆さま、ありがとうございました!

 一人の方が、本当に喜ぶ事を通じて、世界一輝く場所にする、新生狸サイクルは、人の力のバリエーションがすべてであります。

 今後とも・・・よろしくお願いいたします。

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 宴の後・・・であります。

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 多くの方々が、お泊まりになりまして、賑やかな宴の後であります。

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 まだ三分の一ほど残っている酒。

 宴の後には、また宴が始まりそうな、雰囲気の当店。そう毎日が、宴のような新生狸サイクル、すでに始まりました。

 並々ならぬ決意にて、再出発!

姿見救出作戦 最終章 設置編



 三回に分けての、あの仮店舗の巨大姿見の救出作戦をお伝えしてきましたが・・・。結構評判がよかったらしく、スリルとサスペンスにみちていた!ということでありました。

 7月の後半になんとか、三枚分持ち込みまして、隅に立てかけておいた。

 六畳三間を十八畳のイベントスペースにするために、日々チョコマカやってきたわけでありますが、なんとか形になってきましてね。

 そう、最後の仕上げに、あの三枚を設置しなければならない・・・、それをもって移設の完了ということになります。せっかくここまでもって来たのに、ここでパリン!はないでしょう、という事で、慎重に・・・。

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 もって来ていたレールを長さに合わせて切りまして、幅木の上に乗せて止めます。

 その上に、鏡をおきまして、さて上をどうするか?

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 例によって踊るシヴァ神に押さえてもらいます。

 そこに・・・、

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 当て木を添えて止めていくんですね。

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 こうやって中をしゃくって、ソフトに当てる、それをネジででゆっくりと圧をかけるようにとめる。釘は使いません、怖いんでね。

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 付いたぜ!多少の映像の歪みはありますが・・・ご勘弁を!

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 残りの一枚も、別の壁を背景に設置。こいつは壁との間に隙があったので、その隙を垂木で埋めての設置となりました。

 大工と自転車屋の共同作業、お互いの沽券をかけての姿見救出作戦はこれにて、終了!

 小林君!最後の最後までありがとう!お陰様で、なんとかね!

 さて、気づけば二十二日、オット!本日当店のこけら落としじゃない!夕方まで準備準備と!

 お待ちしています!

大誤算・・・



 昨日やるはずだった下水道工事が、本日に延期になりまして・・・。

 一気に段取りが狂ってしまいました。車や自転車の出入りができなくなったので、荷物の搬入・搬出ができなくなってしまった。

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 かなりの急ピッチでの工事ではありましたが・・・。

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 何せ明日の夕方からの、当店のこけら落とし・・・。店然としていなくとも、少なくとも、人が出入りできるような状態にしておかないといけませんが・・・。

 何せ出し入れができない・・・となると。

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 まだこんな感じ・・・。

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 イヤー参った・・・。これでは人を迎える準備の大分手前状態なんであります。

 工事はようやく終わったようですが、半日以上とられたというのは、結構きつい・・・。

 そんなわけで、明日二十二日土曜日、午前中から、また昼過ぎから、手の空いている方がいらっしゃいましたら、是非是非早めに来ていただけるとありがたい・・・という事になっています。

 まあ、できるところでやるしかない!というのが基本なんでありますが、ご検討よろしく、お願いします!

好評につき 新店舗までの道順 東伏見駅編



 二十二日の新生狸サイクルのこけら落としに向けて、多くの皆さまにご来店していただこうと、今度は西武新宿線の東伏見駅からの道順をご紹介いたします。

 北口南口、いずれからでも来られますが、まあわかりやすさをとりまして、南口からと行きましょう。

 南口を降りて、左を見ますと・・・、

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 アイスアリーナという、アイススケート場が見えます。ここは多分真夏の今でも氷を張って、スケートの各種の競技や種目の練習ができるんじゃないか?と思われます。

 この逆、南口を降りて右を見ると・・・

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 なにもありませんがが、この黄色い矢印の方向へ歩いて行ってください。ちょうど新宿を背に田無の方面に向かって歩くとお考えください。

 すると

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 鳥居が見えます。さすが東伏見稲荷の門前というところでしょうね。この鳥居をくぐります。

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 くぐるとその道を線路に沿って、進みます!

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 途中に、ご当地土産かな?ふしみだんごなんてお店がありますので、お土産などにどうぞ!

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 そのまま進むと、今度は左手に、イトマンスイミングが見えてきます。名選手を育てたんでしょ?

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 そのまま進みますと、また鳥居が見えて参ります。その鳥居をくぐって道なりに進めば、お稲荷さんにつきますが、向こうは狐。狸においでの際には、くぐらずにまっすぐ坂を下ります。

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 すると、線路をくぐると、小さいガード下がありますので、そこを右折してくぐってください。ここは踏切フリーなところで、朝などよく利用します。くぐる際には「ア~」と声を出して反響を楽しむ、基本です!

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 ガード下から出る道を今度は坂を上っていきます。

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 この坂を登り切ったところを今度は左折します。

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 左折したところです。この道をまっすぐ進みますと・・・。

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 急に空が広くなるところがありまして、そこから見えるこの建物、外装塗りたての新築のようなこの建物が、当店!となります。

 正式名、森山工業東京支部 狸サイクル であります。

 二十二日土曜日、5時頃からかな?デレッとはじめますので、一品持ち寄りみたいなもんで、是非、お寄りください!

 夏休みの終盤の土日、まあ急に決まったようなものなので、皆様方大分先約やご予定があるようで、あまり多くの方々のご来場は見込めないかもしれませんが、わが師の教えのように、例えご来場の方が一人であったとしても、そのお一人をしっかり迎えようという気でやっていく事が原点でありますので、ぶれずに開催いたします。

 一斗樽ですので、余れば一升瓶何本分かに入れて保存しますんで、後日残っている分は、こけら落としの続きという緩さで、やっていきます。

 その後は・・・、少しずつペースアップをしていきながらの、新店舗での営業開始!と参ります!

 色々と、お待ちしています!

足場と覆いがとれまして 外装の全貌が明らかに!



 これが新生狸サイクルの新外装となります!7月の二十日過ぎに足場を組んでメッシュをかけてから、ようやくそれらがとれ、全貌が露わになったというわけであります。

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これが塗装前の状態。屋根が店主好みの赤に、そして全体が薄い緑、わさびのムースのような色。

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 この状態から・・・。

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 何か新築・・・って感じです。自転車の再塗装も同じだよね。

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 新青梅街道の方から見ても、この通り、チョイト目立つ。

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 やっぱり屋根の赤が秀逸なり!という感じです。屋根塗装の時は、多分この夏で一番暑い時期だったと思います。肩から袈裟懸けに飲料かけての、大作業でありました。

 改めまして、富新さん、斉藤さん、中村さん、猛暑の中、屋根の上にての作業、ありがとうございました!

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 そしてトヨを緑にというところがまたにくい!ガンメタにしようかなあ・・・などと、途中の会話も楽しかったですわ。

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 換気扇のカバーも色分け。ウィットのある仕事です。ただ塗っていれば良い・・・という人と、そうでない人との仕事の差がこういうところに出てきますね。例え分野が異なっても、他の人の仕事をよく見て学び、工芸や他の文化から謙虚に学ぶ姿勢。

 こういうものがいろんな仕事の差として、出てきてしまう。

 文化的素養・文学的素養というものが、上っ面な趣味や教養などというものとは別に、仕事や生き方に根付いているという事が、いかに大切な事か、こういう仕事の断片からでもよくわかってくるものでありましょう。

 改めて申し上げますが、大学なる研究機関・教育機関より文系的・虚学的なものを排除していこうという、昨今の政府だか、官公庁だかの非文化的低能現象に関しては、満身の怒りを込めてアッカンベーなんであります!まったくもう!

 というわけで、約一月に渡っての、外装という大作業、お疲れ様でした!また、我らのためにこの大工事を決断していただいた、大家さんにも感謝です!

 まさに新装開店ってとこかな?22日、夕方の一斗樽割り、中身は澤ノ井純米酒という報告を受けました!

 あと三日かよ!!!!!

※塗装のご用命は、是非とも富新さんへ!狸サイクル一推しの内容であります!
  連絡先 tomishin720@gmail.com 080-7955-0720 まで

解体現場から内装をへて・・・

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 こちらは新店舗の工作を中心にやる部屋・・・の予定。ここはどうもかつて大型冷蔵庫が置かれていたらしく、保温材が二重に使われていたようで、解体には苦労した・・・とのことでありました。

 ゴミも倍出るわけで、それはそれは大変だったようで。これがまあ解体直後、保温材などを撤去した状態。

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 ハンマー等で保温材を割っては、たたき落として、垂木などを外しておとすなどを繰り返します。

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 これが、解体した直後の、まさに解体現場なんであります。

 これを内装を施して、部屋にしていく。そんな事できるのか?と最初のうち思っていたんでありますが、撤去するものを撤去して、当て木をしながら整えていくと・・・・

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 なんとか内装を施しているように見えて参ります。まだ壁自体は、ムケムケのタダレ状態でありますが・・・。

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 実際これだけでも、かなりやった感があったんですが・・・。

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 ただ、まだ使い方不明のドレンや、コードの類いなどもあったので、それらを残す物は残し、取り除くものは取り除いていきましてね。

 そしてそして、そのあとただれた壁なんかも補修しまして。

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 これを内装というのでしょうか?

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 解体現場が、室内へと変わって参ります。

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 やはり塗装というのはすごいです。

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 自転車の再塗装でも、愛着のあるものが新車のように現れるという意味で、再塗装はある意味新車以上だ、なんてことを申し上げたんですが、家の塗装でも同じかもしれませんね。

 素人ながら、長さを決めて板打ちをしていると、プロの塗装屋さんの、迫り来る様に刷毛が動いてきます。さっきあちらにあった脚立が、もうすぐ近くに・・・、さあ、追いつかれないうちに、板打ちだ!

 こんな事を繰り返しながら、ようやっと形になってきたようであります。

 22日のこけら落としに向けて・・・であります!

不慣れながら・・・着々と



 左上が、天井を剥がしたところ。右下が、剥がされずに残っている天井部分。

 その境界線をどうするか?

 自転車屋なもんで、その辺は不得意ながらも、応用応用ということでねえ。

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 飛び出た垂木なんかを切って、面を整える。

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 単にノコギリで切っただけだろうと思われているんだろうなあ。確かにそうした部分もあれど、ところによっては横木を外して、垂木を整えてから、再度横木を打ち付けた・・・なんて、自転車屋の割に凝った事もしたんでありますわ。

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 そうしてからベニヤ板を張り付けて、白塗装と・・・。

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 このての隙は、白いコーキング材か何かで補修してごまかそう・・・。

 そうそう、天井といえば、天井を外してスケルトンにしたまでは良いが、そのままではあたかも解体現場そのもの。

 なわけで、古民家をコンセプトに、枠をはめてから、色塗りでやってみた。

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 当初自分で塗ろうと思っていましたが、やはりプロの腕を見ると・・・。

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 内容の良さと早さが全く違いますね。さっきあそこに脚立があったのに、今ここまで来ている・・・。迫り来るような仕事の速さと正確さ。

 22日のこけら落としに向けての、怒濤の製作なんであります。

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 何か解体現場から、ちょっくら古民家調になったように見えませんかね?

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 もちろんこれで終わらず、さらに、こちらにフレーム、車体、ホイールなどがぶら下がる予定でありますよ。そうなるとまた見た目変わるかもしれませんが、とりあえずのところは、もくろみ通り。

 明日はとなりの作業場の壁塗りをやると、内部に関しては、ほぼ完成となりますか?

 あの六畳三間をぶち抜いた、十八畳なんかも、床を張ったら、ほぼ完成となりますな。その辺もあわせて、22日に向けて、作業進行中ということで。

 今月、22日土曜日夕方より、こけら落としということで、一斗樽を割る予定!冷やかし半分、持ち寄りなど大歓迎で、お待ちしています!

レトロ 郷愁 懐かしや・・・東京たてもの園



 今週末土曜日の22日、新生狸サイクルのこけら落としに向けて、今奮闘中・・・のはずなんでありますが、暑いですねえ。

 なんとか、プロのペースに押されつつも、なんとか・・・という状況です。

 そんな中の日曜日、午前中限定ということで、お出かけ・・・したんでありますが・・・結局は夕方戻りとなってしまった。

 新店舗から自転車で何分ぐらいだろう、30分もかからないね、小金井公園というのがあって、これが良い。

 バカみたいに走っていた頃の店主は、真夏はこの公園のコースを3時間くらい、走ってました。ちょっとした軽井沢って感じでね、涼しいんであります。

 その中に、江戸東京たてもの園というのがありまして、以前から寄りたかったんですが、今回初めてはいっていったんであります。ここはいいですぞー・・・、おすすめなんであります。

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 基本古い建物が、移築されて、ちょっとした街並みを作っていると考えていいとこです。しかも外から家を見るだけでなく、中まで入れるというところがいい。

 そして各建物には、車いすの方々も入れるような配慮もありまして、さすが!の一言です。

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 乾物屋の店先。手前は昆布、そして奥の一見下駄箱に見えるようなものが鰹節のディスプレイ。料理の中核である、出汁を司る物を売る、という確固たる誇りが感じられたのは、店主だけだったか?

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 古い旅籠の中から通路を見たところ。

 徒然草ではないが、日本の家屋は夏に向けて作るべし、というのを忠実に守っているかのような、涼しさの演出が各所に散見できるようでね。

 何だろう、この安堵感というかね。

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 子供の頃まだこうした風景は各所にあった・・・その郷愁なんだろうか?

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 こうした風情はもう感極まりますね・・・。こうした木造の家が、大空襲で多くが焼き出された・・・のだろう、とも思う、8月という時節がら。

 レトロ趣味・・・よりも、より深い根が入っている・・・様にも思う。

 「懐かしい」。これは個人の思い出にまつわる言葉のように使われるが・・・、ある意味そうした各個人の思いで、体験、経験などを越えたところにも届きうる、情緒のようにも思えてまいります。

 江戸時代など、体験や経験の外のはずなのに、その建物が持っている風情になぜ郷愁を感じるのか?もっといえば、日本に拘らなくてもいいかもしれませんね。

 はじめて訪れた海外の風景などに、なぜ郷愁や懐かしさを感じるのでありましょうか?前世とかその辺のフィクションは横置いても、実に不思議なんであります。

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 そうした風景の中にも、コソッと自転車が置いてありました。

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 建物の保全に関しては、それなりのプロがいると思いますが、こうした小物類に関してはどの程度管理されているんでしょうか?少なくとも、自転車の管理については、×!であります。

 ちゃんと空気入れようね。通常使いしなくても、あたかもされているかのように、手入れしておきましょうよ。

 この園の自転車の管理屋として、ボランティア申し出ようかしら?

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 このリアカーの引き手を見ると、自転車専用に作られたのかな?珍しいカーブだよね。ただやっぱり外したら、通常人が中に入って引けるようにしておいた方が良いような。逆に言うと、専用品として確固たる位置を確保していたんだろう、軽トラなんか無かった時代だったんだからな、とも思いますがね。

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 旅籠の一角に置かれている自転車。絵になっている・・・。

 旅籠は和風、自転車は西洋のもの・・・などという分類など越えている。

 使いこなし、乗りこなし、馴染む・・・ということ。時代や文化を越えて通底しているように思える「懐かしさ」・・・。黙考すべき事、すでに多し・・・と感じる。

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 フト見ると、リアのブレーキがバンドではなくて、キャリパーがついていた・・・、先取りしてやがる・・・。

 だからいわんこっちゃない、「この形式は当店がいち早く先取りして・・・云々」「世界初の・・・云々」。

 所詮、人間の考える事などどこかで通底していないともかぎらない、時に意図的にも、時に無自覚にも密輸入など常に起こりうるということ・・・なんだろうな。

 もっといろんなものを見ないとねえ・・・、と店主自身が大反省。時間を作っても、見ないといけません。

 そして、もっと考えないといけません。もの作りの基礎、礎石となるような概念について、もっとしっかり考えないといけません。

 そして、もっともっと手を動かして、作らないと、これまたいけませんね。

 新店舗の近く・・・、これは通う場所ができたわ・・・。今度は大工の友人とも行きたいものであります。

乗る方いますか?オールドロード



 プラモデルは、できあがった物が好き、なのか?それとも作る過程が面白いのか、その両方か?

 まあ色々いるんだろうなあ。子供なんかは実体主義者が多いので、どうしても物その物に拘るという意味でできあがった物が好き、という傾向が強いかな?

 それが大きくなるにつれて、作る過程の心血注いで、できあがってしまうと、意外と冷めているなんていう傾向が出てまいります。

 できあがったモデルを小さい子に気っぷよくあげるお兄ちゃん、なんてこと、ありますでしょ?

 モデラーなどという方々がいるようで、できあがったモデルを飾っていたりすると、それは過程と物両者へ向いているともいえるんでしょうか?

 まあ、こうして傾向は自転車にもあるようで、組み付け好き・・・という人種がいるんでありますな。

 組み上がった自転車を乗り倒す・・・というのもいると同時に、できあがると今度は次の構想へと興味関心が動いてしまう。

 実はこのオールドプジョーも、組み上げ好きが勝手に組んでおいていった・・・という一台。

 どなたか乗りませんかねえ?

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 まあ、それ自体が古いものなんで、過大な期待はやめた方が良いと思います。ご老体、あくまでも余生としての走りと割り切った方が良い。

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 Wレバー・・・なんであります、まあご老体ですから、のんびり乗るにはいいかも。あと一つ、コンセプチャルなものがあるとすれば、サンツアーの多用という事がいえるかもです。

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 ネ!だからなんだよ!なんですが、リアディレーラーもどこで仕入れてきたかのサンツアー・・・。

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 ハブもサンツアー・・・。

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 リアもサンツアー。こだわりというのか、単にしつこいだけなのかもしれませんが、執拗なところも一部あるような、やつであります。

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 ブレーキはシングルピポットのダイアコンペ、ヨシガイさんでありますな。効いたらラッキー!

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 クランクがスギノ・・・。何か今のような統一コンポオンリーの時代から見ると、何ともアンバランスなかんじもしますが、ちょっと前までは、これが当たり前だったんですから・・・ねえ。

 ある種バラバラのパーツを調整して統一感を出していく・・・なんてところが面白かった。そういう意味で、組み付けるに癖の在る方が面白い・・・。シマノよりカンパの癖は、メカニックの腕の見せ所・・・なんだと思います。

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 クラシカルなハンドル回り。あまりガシガシ踏まないで!余生をのんびりサイクリングしてやってね、という感じの一台であります。

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 さーて、乗りたい方いますか?いるでしょうね・・・、確実に・・・。こういうの好きな方って、必ずいますものね。ある意味、組み付けものの典型的な一台かもしれません。

 目立たなくても、こっそりと好みを乗せて、シレッと走る・・・。そういうそこはかとない楽しみっているのも、自転車にはあるんですねえ・・・。購入して、はめて、また買い換えて・・・というだけでなくてね。トータルを考えつつ、細部に拘る・・・というような、まあ変態系ではありますがね。

 そんなところにも、目配せしつつ、さーて、コイツ・・・、乗りたい方いますか?

8月15日 といえば



 8月15日といえば・・・、店主らの結婚記念日なんであります。7度目かな?

 ある種絶対に忘れないために、その日、中野区役所に届けを出したんであります。ある方から、完全幸福ですね、と。

 終戦記念日とよく言われますが、台風や自然災害じゃあるまいに、なにが終わった、だ。

 大日本帝国は負けたんであります、なれば敗戦記念日・・・。

 なにも敗戦を記念する事もないというのなら、単に敗戦の日でもよろしかろう。

 この日、新店舗のすぐ近く、東伏見公園にて「ピースナウ」という集会が開かれました。西東京市の地元の方々が自主的に開催したようであります。

 ついこの前まで杉並にいた店主。まあ、杉並といえば、元気のいい方が比較的多く、自治意識もそこそこ高いといっても良いかもしれないところですが。

 この西東京にも、そういう方々がおられたようで、その確認ということで参加してみました。

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 この暑い中、人がボチボチと集まり始め、1時間ほどの会でしたが、大変詰まった内容になっていましたね。

 今の政権はどうも、論点を二つに絞ったように思います。安保法案と原発再稼働とに。ついでにいえば、アベノミクスとやらはどうなった?株価の買い支えと、円安・・・以上だろ?

 前者は宗主国国会での演説を許されて、すでに約束してきたもんだから、どう詭弁を弄しても通さねばならない・・・。どうして正々堂々と、憲法改正してやろうとしないのか?

 そして後者、実際に再稼働を鹿児島で始めやがった。カルト集団の利権のために。しかもその矢先、桜島の警戒度が一つ上がり、避難準備となる始末。

 規制委員は審査しただけ、安全とは言っていない。規制委員の審査が通ったら、事業者の責任のもと再稼働容認という政府。何か起きたら政府の責任でという事業者と自治体。

 はい、お得意の責任のたらい回し。先の敗戦もこの度の原発事故も・・・。

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 70年前、日本人の精神年齢は12歳といわれたとか。

 それから順調に齢を重ねると、今年で82歳の老境に入るところなのだが・・・。

 一体、今日本人は何歳になったのだろうか?

 塗装もそうだが、下地が肝心。近代日本のあり方から敗戦への流れ、これをどこの国よりも自らが厳しく見つめ直して、哲学的意味での反省(この言葉もまあ安っぽく使われているが)を通じて、中塗り、上塗り、研ぎ出し、仕上げをしなかったために、下地を整えなかったために、70年経っても、70年経ってこそ?まあ、内外からの百鬼夜行、魑魅魍魎の、跳梁跋扈がとまらない。

 まあ、現在の原発行政についてすら、厳しく客観的にとらえることができない現状で、70年前に負けた戦争について、できるはずもない、のか?70年経ったからこそできる事があるのか?

 我々は一体何歳になっているのだろうか?

 とまあ、たまには身の丈に合わない事など、たまには、うつらうつらと考えてみる、結婚記念日であった。

そう来たか!これは目から鱗だわなあ・・・



 今年群馬県の方で、タンデムの公道走行が解禁になったとか、聞きます。

 それ自体はいいニュースかと思いますが・・・・・。何かあれやこれやと、ほころびがほつれてきている2020年なんだが・・・。

 開催の是非からいうともっと優先すべき事はあるかと思いますが・・・、ひとたび開催となるのであれば、パラリンピックを招致している東京都がいち早く、タンデム車の公道走行を解禁にしないでどうすんの?と思う次第なんだよな。

 もうすでに透けて見えるように、オリンピック・パラリンピック開催に伴う巨大利権をめぐって、無責任な判断が横行しているようですな、まあそんなもんでありましょう。土建系やグローバル企業がどんちゃん騒ぎに何枚もかんでは、大枚かすめ取って、あとは巨大借金を残してサイナラ・・・なんでありましょう。

 多分そんなもんでありましょう・・・その程度の土壌なんですよ、悲しいかなね。

 と、そんな事で落ち込んでいるのも野暮なもんで、それに乗じて、ハードではなくて、ソフトをいかに充実させるか?というところに重点を置く、というか店主らのできる事なんてそんな事ぐらいでしょ?でもそれが大切とも思うのね。

 たとえば、パラリンピックを機に、障害を持っている方々がより簡単に手軽にスポーツレジャーを楽しめる土壌をどうやって作っていくか?

 こういうことが充実されていくと、高齢者社会と言われて久しいですが、ご高齢の方も、手足、視聴覚が弱くなってくるもんで、そういうところにも応用的スライドができていくんでありますよ。

 十数年前、国立にある障害者スポーツセンターというところを取材させていただいたとき、ここは、ご高齢の方々利用にも優しくできているなあ、と感心したもんであります。

 例えば、プール。通常のプールは四角い穴に、横サイドに飛び込みの縁が付いていますでしょ?それだと、例えば視覚に障害のある方が、プールと気づかず落ちてしまう事もある。または車いすからプールに入りたい場合も、大変なんであります。

 そうしたプールの四面に50センチほどの堤防のようなものを付けて、水をいっぱいにいれると、堤防ですから、視覚障害の方もおちることはなく、車いすで近づいて両腕で下半身を浮かして、その堤防に座り直してから泳ぐ、なんてことも簡単にできるんであります。

 障害者に優しいハード・ソフトは高齢者にも優しい・・・。何かこうした鉄則を見た感じでした。

 そうした展開にあくまでもソフト優先で、ハードを引っ張っていくような土壌をどうやって作って、残していくか?そういう課題は確かにあると思うんですねえ。

 そんなこんなで、パラリンピックを招致している東京都、いち早くタンデム自転車の公道走行に関する解禁を早急にしていただきたいですね。解釈によってはタンデム車は特殊軽車両なんで、それとしての走行を守れば良い・・・という言質を都内の警察からもらったこともありますが・・・。

 で、この持ち込まれたタンデム車ですが、なるほどそうか!と店主が気づきもしなかったご要望が盛り込まれていました。

 タンデムの前にはパイロットが乗り、後にはストーカーが乗りますが、シフトに関してはストーカーの担当にできないか?という事なんであります。

 もっといえば、シフトはパイロット・ストーカー両者からできないか?というご要望だったんですね。

 電動シフターだったら周波数を合わせて可能かもしれないが・・・、二本のワイヤーで一系統を引く・・・。仮にできたとしても、ギクシャクする可能性ありですね。

 パイロットがが重くしたくとも、ストーカーに阻止されたり、逆も起こりえますね・・・。

 あとは、スラムかどこかの内装リアハブに外装ギアが付けられるやつにして、内装・外装を前後で担当を分ける・・・とか。

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 パイロットは、制動に関しても、シフトに関しても、ステアリングに関しても、すべて独占・・・、ある意味当たり前なんだが・・・。

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 でもそれだけでは、ストーカーが退屈してしまう・・・、何かもっと踏むだけではない操縦という意味での分担ができないか?という発想・・・。

 これはすばらしい!の一言なんでありますわ!

 仮に店主が全盲になると思います・・・。そうなると、カカにでもパイロットやって、タンデム乗ろうじゃないか?なんて展開になると思うんですね。

 しばらくはいいものの、カカに感謝しつつ乗ってはいるものの・・・、その内、「シフトのタイミングが遅いんだよ・・・」「なんでこの傾斜で重くするの?」などと、まさにバックシートドライバー状態になる・・・これが続くと険悪でありましょう。

 せっかく乗せてやっているのに、後ろのシートから小言が飛ぶ・・・。「じゃあ、シフトくらいアンタやれば良いでしょ!!!」

 「それだよ!それ!」。

 パラリンピックを招致する東京でタンデム走行か可能になれば、多分それは全国に普及していくでありましょう。なれば、ゆっくりと成熟したタンデムライダー達が育っていく・・・、そうなるとニーズは確実に多様化へと向かうに違いありません!そうした状況の先取りをしていく、実に良い発想であります。

 タンデム乗っていると後ろのストーカーの癖が手に取るようにわかるんですね、そういう意味でも選手育成にも良いかもしれませんね。

 後ろにベテランを乗せて、そこにブレーキ、シフトを付けて、もちろん前にもブレーキを付けて、一緒に乗る。下りのブレーキングのタイミングや、車体の傾け、シフトと路面の関係をざっと学ぶなんて言うのも良いかもしれませんね。

 書道の先生と一本の筆をもちあって、先生の筆の動き手に入れていく・・・というのに似ている。

 そんなこんなで、今回はシフターをストーカーに移植、という事でまずは。

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 パイロットには通常のブレーキレバーを付けます。

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 そして、リアハンドルにSTIを移植。もちろんブレーキワイヤーはつなげていませんので、完全なシフターとしての利用にします。

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 カンチレバー、しかも調整がむずかしいタイプ。

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 ショートリーチのVブレーキ。調整も楽、危機も相当。

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 リアも、Vブレーキ。

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 コイツは安いし、効くんだよねえ。ソラV、御世話様です!

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 色々やってみて、10速チェーンの事などかんがえて、インナーと上引きフロントディレーラーを交換しました。

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 新旧のパーツが交わるとちょこっとこういうことも起きます。インナーとアウターのチェーンリンクに、狭い10速チェーンが落ちてはまってしまう・・・事もあるんですねえ。その辺の微調整。

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 タンデムにどんなギアが必要か?選手クラスであったら、通常の選手クラスのもので良いかもしれませんが、いろんなタイプの人が乗るのであれば、それに併せて、ギアはワイドな方が良いでしょうな。

 当店所有のレーサーは、前三枚、後の最大は34tに設定してあります。

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 ストーカーシフターのタンデム車、まずは完成!

 これは一つの記念碑的一台になるでしょうな、出来合いのタンデムを越えて、まだまだ、前後の組み合わせから、いろんなタイプのタンデムの展開が始まりそうな予感であります!

 イヤー、実に面白い!

ドロップ化して この夏何処行こう?



 イヤー、ドロップ化は不滅です!ではないけれど、後発コンポ類も思った以上のデキなので、例え細々であろうと、これは続く内容となりそうですね。おすすめ改造のドロップ化なんであります。

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 よくあるクロスバイクですが、これはどうも高校生の時から、使っていたようでありますね。それを大学生になって、ドロップ化する。
 そして、このお盆過ぎから、どこか長距離のライドに出かけるらしい。

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 ポジションもそれなりに、自分で工夫してきたらしい。この残りのコラムも必要ない!とキッパリ、この辺も含んでのドロップ化していきましょうかね。

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 はい、完了!というには単純すぎますが・・・、こんな感じですね。

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 付けたコンポは新生ティアグラ、10速。シフトワイヤー内蔵型で、一つ前の105に約匹敵するかと思いました・・・が。

 ブレーキの引きなどは、こちらの方が上ですねえ・・・。軽く、カツン!と引いてくれます。

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 ドロップ化にはお約束ですが、ロングアーチのVブレーキは、ショート系のものに交換する。

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 これがまた安くてよく効いてくれるんだなあ・・・。

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 スプロケも10速に交換、当たり前ですね。

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 リアディレーラーもこの際交換と参りましょう。

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 シフティングもいいですよ、チャッチャッとよく変わってくれます。

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 クランクも交換しましょう、つまりコンポ一斉取り替え、となりました!

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 クランクも、フロントディレーラーも、申し分なしであります。良いのかねえ、こんなに下位コンポまで気前よく高機能で、シマノさん・・・。

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 スローピングのレーサーに一見見えますね・・・。今回は単なるドロップ化というよりも、コンポ全取っ替えということで、その連動もいいですね・・・、このコンポなら、そこそこのフレームであれば、よく走るいいレーサーになると思いますよ・・・。

 そういう意味で、ちょっとというか大分おすすめなコンポなのであります、新生ティアグラ10速ね!

 夏休みの学生ロングツーリングにもいいかもなあ。一冊の文庫本を持つ、もちろん読み散らせるものではない、一冊。それがあれば、一月は対峙できるような一冊をもって、自転車で野に出よ!

 書を持ち野に出よ!

旅先よりの災難



 三浦半島を走行中、軽い落車でリアディレーラーが曲がってしまい、そのまま走って変速した事でリアディレーラーにチェーンが絡まり、走行不能になった・・・という連絡をいただきました。

 近くに公共交通機関がある・・・であれば、輪行にて当店においでくださいということになった。

 出先でのトラブルは、遭いたくはないが起きてしまうときは起きてしまうもの。その対処法として、応急処置でどこまで走れるか?それを見極めるのはちょっと大変かもしれませんが、手に負えそうにないようであれば、もう自転車をたたんで公共交通機関を使って戻ってきた方が良いかもしれません。

 仮に輪行袋がない場合でも、90リットルクラスのゴミ袋などは、コンビニでも売ってますし、ホームセンターでシーツやシートの類いを購入してもいい。それで自転車を包み込めば、電車の車内には持ち込めますんでね。

 それで来た状態がこれ。

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リアディレーラーを外して、台座を見ると内側に曲がっている。こういうことはよくある事なので、さしたるトラブルではない。

曲がりを修正して・・・と思ったら、落車の影響でホイールに振れが出ているようで・・・それをとらないと正確な修正はできません。
 
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 一箇所ほんの少しの振れがありましたのでとってやります。

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 修正工具をねじ込んで、台座の曲がりを直します。

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 リアディレーラーの調整をやっても、どうしてもシャープにシフトができないときは、台座の曲がりを疑う、これは教科書通り。

 と同時に、台座だけでなく、エンド自身の曲がりも見ないといけません。

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 こうして、両者が正面を向くように直してやります、そしてまた台座を見る・・・。ちょいとこの繰り返しなどをしてやります。

 それでもシフトの調整がおかしい・・・もしやリアディレーラー自身が・・・。

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 外してじーっと見る・・・。

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 ディレーラー自身に歪みがあるようであります。

 前にも書いたかもしれませんが、今全盛のカーボンフレームは、一瞬の衝撃による力には弱いように思います。さすれば、フレーム自身を守るために、エンド金具を弱く作る・・・だけでなく、もしかして、こうしたパーツ類もフレームにダメージがいかないところで壊れるようにできているのか?

 まあ、その辺についてはわかりませんが、とにかくリアディレーラー自身がダメになっていますんで、交換です。

 台座付近派修正してあるので、通常のものと取り替えれば、問題は無いでしょう。

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 たまたまあったアルテグラ・・・。互換性もあるので、全く問題が無かったかのように、しっかりシフティングしてくれます。何とも、今までのトラブルがウソのようであります・・・。

 まあ、今回の落車は、ライダーにはほとんどケガはなく、まさかここまでなるとは・・・という感じだったと思います。つまり人間でいうと、打ち所が悪かったといえるのかもしれません。

 もっと派手に落車する事があっても、打ち所がいいと、フレーム等に傷が付くくらいで、メカトラは起きない事もありますんでね。逆にほんの立ちゴケ程度であっても、こうしたパーツ交換にまで発展する事もある。

 まあ、今回は乗り手に大したケガが無かった事が幸いということで・・・。

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 当店オリジナルの、かなり本気モードのクロモリレーサーでありました。直して試乗してみると、全くなにも無かったかのごとくに加速します・・・、まあ、まずはよかった・・・という事で。

 酷暑の中でも、お盆や行楽シーズンという事もあって、乗る機会は増えるでしょう。トラブルの際には、無理をせず、公共交通機関を使ってお戻りください。まあ、現場でどう対処するか?というのも勉強なんでありますが・・・。

 そんなこんなで、営業しながらの店舗作りであります!

西武柳沢駅より ナビゲートいたします!



 青梅街道から今ある西東京の新店舗へナビゲートブログが、あれわかりやすい!と意外と好評だったので、それに気をよくして、多面的な当店への接近方法を示していこうかと思います。

 今回は西武柳沢駅よりのナビゲートとなります。

 この駅は鈍行しか止まりません、急行は上石神井か田無駅で乗り換えていただく事になると思います。

 そんでもって、西武柳沢駅に着きましたら、南口に降りてください!

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 ちなみにこの同じ南口に、関東バスの吉祥寺駅行きが停車しています。時刻表を見ると・・・。

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 10分おきに出ている勢いです。という事は・・・、当然吉祥寺駅から、西武柳沢駅行きも出ているわけで、中央線とのつながりがとれているということがわかります。

 もっといえば、ちょっとズレたところには、三鷹駅行きも出ています!西武線というのは、他の電車とのつながりは決してよくはないとおもいますね。新宿駅も離れているし、せいぜい高田馬場くらいか?西には国分寺あたりでたしか・・・。

 でもまあ、縦線に関しては、関東バス、西武バスがひっきりなしのようなので、こういうルートもありでありますな・・・。

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 さて、西武新宿線をおりても、柳沢行きのバスを降りても、当店へのルートは同じ。一路線路脇を新宿方面に向かって歩いてください。
 
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 すぐ右手に、柳沢の図書館が見えてきます。

 もう少し先を行くと、またも右手に・・・

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 サン・ローザというパン屋さんが現れます!そこに・・・

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 ここが当店!ではありません。何か飲食にも興味を示している店主だけに、こんな展開があっても不思議ではありませんが・・・ね。
 はい、この店から、頭を上げて左方面を見ると・・・。

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 これ踏切なんですね。コイツを渡って、右に斜めに下る道があるので、そこを入っていってください。

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 この小道を入っていくと、すぐ、左手に見えますのは

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 広めの空き家でございます。ちょっと前だったら、手前の空き地を整地して、小屋かなんかを建てて、ここで自転車屋でも・・・なんて考えたはずであります。

 そんな事を考えながら、少し進んで右手を見えると

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 今度は、東洋クリーニングさん・・・というお見せが見えます。東洋・・・何かと自転車つながり・・・というのはこじつけか?

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 そのまま進んだドンつきが、ここ。東伏見公園に行くために線路を渡る橋であります。ここを道なりに左に曲がっていくと・・・。

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 当店であります。ただ今、外装のために足場とシートがかかっておりますが、こちらにて到着!となります。

 そうですねえ、迷わなかったら五分程度の道のりでしょうか?というか迷いようがない・・・か。踏切で待たされなければ、本当五分ほどですねえ。

 西武新宿線、西武柳沢駅南口寄りの道のりでした。三鷹駅、吉祥寺駅からバスが出ていますが、こちらも同じく南口に到着いたしますので、同じ道のりにて、ご来店ください!

 22日より、工房開き!と、すでにオーダーなど併行しながらやっております!

49日ということで・・・



 新潟の中越、田麦山も暑かったです。

 我が師の49日ということで、「感謝する会」に、子狸と行って参りました。

 元田麦山小学校の体育館でしたから、やはり暑くて、ビールがおいしかったですよ。

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 改めて、こうした祭壇のようなものを見ると、本当逝ってしまったんだ・・・と思いますね。どこかに入院しているんではなくてね、本当に逝ってしまった・・・。

 こういう式を通じて、耐えがたき現実なるものを徐々に徐々に追認していくものなのでしょうかね。

 師匠が亡くなられて、四十九日たった。というより、師匠のいないこの世となって四十九日経ったとも。

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 多くの参加者の皆さんが、師匠を多角的に方っておられました。それをズーッと聞いていたかったんであります。

 山が好きだったとは聞いていましたが、それほどまで好きだったとはねえ。

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 師匠の一面は、詩人であったこと。

 このことは、皆さんの前では話しませんでしたが、店主と二人でチョイト盛り上がっていたことがありましてね。

 正夫さんの詩人的側面に、店主がペンネームを付けたんであります。正田麦山(しょうだばくざん)というね。

 正夫さんの正からとって、下に田麦山をくっつけただけなんですが、非常に気に入っていただいていたようで、ファックスやメールの最後に麦山とよく書いてくれていました。

 父ちゃんよう、詩の勉強しないか?

 おい、もうこの歳で勉強はしないぞー。

 イヤイヤ、詩の神様にお供えすれば良いんだよ・・・。

 と、分厚い原稿用紙と万年筆、あとは詩の筋からいうと石垣りん辺りを模写し続ければ、すぐにでも・・・、と思ったが、これは実際には実行には移さなかった。

 「トイレさん いつも いっつも ありがとう!」なんて張り紙が、森山工業のトイレの正面に貼ってあります。

 店主が「今年も田んぼお借りしていいですか?」とメールを打つと、「是非どうぞ、使ってください、田んぼが喜びます」という返事。

 あの方には、つねに詩情があふれていた、と今でも思う。

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 多くの方々が参加をし、それぞれの思い出話などを語っては泣き笑い。まあ、子狸には、後半退屈だったのかな?なんて思います。最初の内は、広い体育館で走り回っていたんですが、その内姿を消していた。

 探してみると、店主に似たのか、会場の熟女をナンパして、デートと決め込んでいた。「ショショ丸!」なんて呼ばれていた。蝉の抜け殻を21個見つけては、それなりに田麦山を満喫していたようだった。

 そして、数々の展示品の中からこんな写真を見つけた。

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 順風が吹き始めた頃の、ロードレースの自転車先導の面々。東京電機大学が自転車部として参加してくれるようになって、人員の確保が随分と楽になって助かっている。

 そして田麦山の実行委員の人たちも、彼らのサポートを心待ちにしてくるようになった。その先鞭を付けてくれた面々だ。

 高野君、斉藤君、山本君(彼はOBとなった今でも現役生を牽引してくれている)、今名古屋で修行中の豪君、そしてメッセンジャーで活躍のコウヘイ君。改めてありがとうな!

 へえ、なるほど・・・、やっぱり師匠はこういう方だったんだ・・・と、ずーっと聞いていたかった会でありました。

 遺品といういいかたがある。残した物、のことだと思う。

 でも、師匠は遺品ならぬ、遺事を多く残して、逝かれた。事を多く残された方なのだ。

 仏教者の店主は、遺品にはほとんどこだわりはないが、その代わりに師匠が多く残された事については、継げるものは気負う事なく継いでいこうと思うのだ。

 こんな時師匠ならどう判断されるだろうか?実はそんな問いすら当必要の無いくらい、店主の中には正夫イズムが、根付いているとも感じている。もちろん、だからといってすべてが実行できると言うわけでは無い事も、自らの器を見てわかる。

 次はお前のする番だ、というような無言の遺言を背後に感じつつ、この西東京に森山工業東京支部を開いて参りましょう。

 そしていつものやつであります、一人が心底喜んでくれる場、そして世界一輝く場にせんことを誓願いたします。

 合掌

より快適に より安心を

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 先日、Wレバー式から、手元変速に替えた、高速子育て号・・・であります。といって、子供が早く成長するということではありませんが。

 んでもって、結果、やっぱりいいんですね。手元変速・・・。かつてシマノがヨーロッパのレースに投入した際、「重い」の一言で蹴られたものですが、踏ん張って使ってもらえるチームを見つけて、レースに持ち込んだ際・・・、前代未聞の光景が展開した・・・。

 集団が登に入り、誰がアタックするか戦々恐々としたとき、一人の選手が案の定アッタックをした!出た!とばかりにミッション受けた選手らが、アタックつぶしにかけた瞬間、ダンシングに入ったその逃げ選手のディレーラーが、ダンシング中にもかかわらず、チャカチャカ動いて、車体はグングンスピードに乗って、逃げが決まったしまったという。

 Wレバーで追いかけていた選手は、さぞや???の状態でしょう。ダンシングというのは立ちこぎということなんで、両手はしっかりハンドルの上にあるはず、それなのに、なんでダウンチューブにあるWレバーにまで手が届くんだ?

 そんなことをキッカケに、シマノの冠たるSTIがレースを席巻することになる。ライバルのカンパもエルゴパワーという手元変速を開発して、今は手元変速時代に突入・・・ということになった。

 子供乗せていると、後重心もとられるし、やはり片手運転はできるだけ避けたい、となるともうWレバーだと踏ん張るしかないんですねえ。

 かつてのレースもどれだけ、現ギアで踏ん張れるか?というのが勝負だったんじゃないかな?

 たまーに思うのが、ツールの何ステージかをWレバー車にするなんてどうかな?なんてね。チームの車体管理は大変になるとは思いますが、ある意味受けるんじゃないかしら?シフティングのミスで勝負が決まるなんて、最高だよね・・・、ゴールスプリントなんて見てみたいね。

 ということで、子育て号には手元変速・・・ばっちりなんであります・・・が。

 もっと万全にできないか?ということで、チョイトいじってみました。

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 前ホイール・・・、これを・・・。

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 ハブダイナモバージョンにね。これでハンドル回りにゴチャゴチャライト類を付けなくて済む。あれ嫌いなんだよねえ。中にはコックピットかよと思うくらい取り付けもんの多い方が居ますが、あれはせっかくのハンドルの握りの部分を犠牲にしているようで、もったいなく思ってしまう・・・。

 今はまだ、日が長いいんでいいんだが、短くなるとこれは必需だよね。まあ、この季節、肝試しサイクリングをするにはもってこいだが・・・。

 これだと前輪を履き替えるだけでいいんで、数台自転車を持っている方でもいいでしょ?しかも明るい。LEDになったので電球代もほぼゼロ。ダイナモなので、電池代もゼロ。多少の負荷は練習と思え!

 というくらい、この前輪ハブダイナモシリーズは優れているので、秋に向けて数本組んどこうかな?

 ともう一つ。

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 後輪のタイヤ交換。やはり子狸は重くなってきた。大体後輪は、トルクホイールなので、ただでさえ減るのが早いんであります。いわんやガキンチョがその真上に乗っかっているので、まともにやったら、溝などすぐにツルツルになるでありましょう。

 そういう際には、多少径をデカくして、28cなんてね。その分ゴムが厚くなるので、減りには対応できるということ。そもそもこのランドナーってやつは、かつてのピスト全盛期、スキッドといって、後輪ロックをもってブレーキとする車体には迷惑な技がありましてね、そいつを多用して制動かける諸君らから、絶大な支持を受けていたタイヤなんであります。

 そもそも分厚くて、減りが少ない・・・。

 なるほど、それは使わない手は無いな・・・。

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 しっかり履き替えさせて、高速子育て号、グレードアップの巻なんであります!

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 通勤にしろ、通学にしろ、トラブルがないに越したことはない、だって遅刻っていうペナルティーが付いちゃうでしょ?そういう車体には、チョイト気を使ったラインナップというのもいいでしょうな。チューブにシーラント・・・、タイヤベルト・・・、その他いろいろね。

 かゆいところに手の届く、改造以前だが、それをするとしないとでは、全く異なることって在るんですよね。多くは、違和感レベルに押さえているんだが、指摘すると、ソウソウ!と意気投合してしまうようなね。そういうところにも、手をさしのべていけるように、店共々成長して参りますわ!

知のアルケオロジー 重層多様にて候



 ファーム荻窪という、畑のはずなんだが・・・。なんだよ!家でも建てるのか?

 なんて一瞬思うんだが、その割りにはのんびりとしているようにも見える。

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 新築するなら、もっと整然と区画整理をして、基礎打って・・・という、作業観が随所に見られるはずなのに、何か緩い。

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 見る人が見れば一発でわかるでしょうな。店主も実は一発でわかった口であります。遺跡発掘現場なんですね、これは。

 縄文遺跡の発掘・・・。イヤー、実はもえますなあ・・・。

 中学校時代の文集に、将来は考古学者!と憚ることなく書いたこと、思い出しましたわ。

 現場には詳しい方が居なかったので、詳細については聞けませんでしたが、まあ数千年前の縄文人の住居跡・・・というんでしょうな。

 そういえば、この近くの西田小学校前にある公園。かつてはここにプールができるんじゃないか?という話があったような、そんでもって掘ってみたら、縄文遺跡がドカッと出現、遺跡保護のために、また土を被して、公園とした・・・なんてこともあった。

 距離にしても500メートルはないくらい近い、縄文人同士のご近所さんだったんじゃないか?なんて、想像したりしてね。

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 この辺なんて生活感にあふれているように見えますね、ますます燃えるなあ・・・。

 この縄文に関する知見として、革命的な役割を果たしたのが、青森の三内丸山遺跡であるというのは、多くの方々ご存じかと思います。

 逆にそれまでの縄文に関する知見が、あまりに幼稚だった・・・といえるのかもしれません。

 小学校の頃、おぼえていますねえ。縄文の土器の厚みと、弥生式土器の厚みの違いをもって、縄文がいかに劣っていたか?なんてね。

 片方が稲作で、縄文は狩猟採集で生産形式という点でも劣っている・・・。

 ある意味絵に描いたような、進歩史観にのっとって、「類推」されたんじゃないか?と思いますね。

 最近子狸が持っている恐竜の図鑑に驚き満載であります。店主の子供の頃の恐竜といったら、想像図として大体が灰色、またはその付近の地味な色の想像図でありましたが・・・。

 最近の恐竜は実にカラフル・・・ガラが賑やかなんであります。化石には、表皮の状態は残らないので、両者ともあくまでも想像にすぎないんだと思いますが、前者が地味で、後者が派手。

 これも億の年月、発達してきた恐竜であれば、中にはカラフルな奴らがいても当然であろう、という類推によって、改変されてきたんじゃないかしら?

 肉食恐竜の代表格、あのティラノザウルスだって、最新の研究ではなんとカラフルな羽毛におおわれていた?なんてことも言われていますねえ。は虫類からのイメージだった恐竜が、今や鳥類からのイメージに変わりつつある・・・。

 何を申し上げたいか?というと、こういうことなんであります。

 扱っているものは、ある意味無味乾燥な化石であり、物言わぬ住居跡に過ぎないんです、今も過去も。

 にもかかわらず、恐竜に関する見方、縄文に関する「見方」が劇的に変わってきている・・・ということ。これは出土されたものに起因する、だけではない、ある種の「見方」によるものなのではないか?なんて思います。

 例えば、人間が原初の時代から、どのように自然に働きかけて生きてきたか?ということは歴史的展開として経済史という枠に記述されていくかと思います。

 それに対して、人間の経済現象というものはどのようなものか?ということを理論的に説明しようとしてきた様々な学問の歴史は、経済学史という枠に記述されると思います。

 この両者は全く似て非なるもの・・・といえます。

 店主は、そろそろ縄文研究そのものというのに対して、縄文学史という学問が登場してきてもいいんじゃないかな?と思うんであります。

 その縄文学史というは、近代考古学において、縄文という時代をどのような視点から、どのような見解としてそれらを描いていたか?その背景は何か?というような縄文についてではなく、考古学自身の歴史を俯瞰するものであります。

 ある現象を客観的に、科学的に、ニュートラルな立場から見ていこうとする姿勢、これはある種研究には必要な態度だと思われますが、と同時にそれらすべてに括弧が付く、つまりは「客観的」、「科学的」「ニュートラル」ということ、その本質を忘れてはならないということも付け加えておきたいんですわね。

 店主が小学生の頃の縄文時代も、恐竜の描写も、それなりに「科学的」で「客観的」だったのでありますよ。

 そして、まとめ。

 炎天下のでの発掘作業、お疲れ様でございます!できれば店主も這いつくばってお手伝いしたいくらいであります。

 関西系の方々から、特に京都辺りかな?関東は遅れている、徳川以降の地であり、ある意味「下らない」・・・などと思われているのかしら?でもねえ、大和朝廷なんかできる数千年前にも、こうしてこの地に人が住んでいたんだよ!これはスゲー話なんだなあ。

 こうした考古学や過去を知るための学問が、自由闊達に活動始めると、一体どういうことが起きるのか?

 それは、ことはそう単純には申し上げられません!という展開になるんであります。地震学を深めていけば行くほど、その延長での予知がむずかしい・・・ということがわかるように。深く行けば行くほどに、収拾が付かなくなる・・・。

 最近「日本人」なる語をあたかも、固有の実体であるかのように語る一知半解な輩が多くていけませんな。

 「日本人」なんてことで単純化したいのはわかるが、せいぜいそんなものは大日本帝国辺りで俄作りされたまがい物を、公教育を通じて、垂れ流され、すり込まれたに過ぎない、ことが多いんだよ。

 そんな輩が思っている以上に日本は、歴史的に重層的で、地域的にも断続的かつ連続的な、より複雑で、より豊かで、だからこそスリリングで、ファンキーでパンクでロックな興味深い地域なんでございます!

 日本および日本人なるものをかくも単純化して論ずる裏には、それなりの意図というのがあるんであります。それに気づくことなく、それを「客観的」「科学的」と信じて疑わないなんてものは、最も非知的な態度でありましょう、はずかしい。

 国立より文学部を無くそうなどというアホどもに乗っ取られているような現状に、炎天下にて本当にご苦労さまでございます!皆さまの調査、研究がこの国をより豊かな方向へ導いていく一助になることを願ってやみません!

 熱中症に気をつけて、是非とも旺盛な研究をお続けください!

材料もリサイクル?



 自転車いじりは、まあそこそこやる当店ですが、家いじりとなると・・・、まあからっきしでありますね。

 でも、その道の人の仕事をよーく見ること、見よう見まねだったり、聞くことを聞いてみたりしていると・・・、やはり自転車いじりなどと共通のものってありますねえ。

 例えば、上の写真。天井を抜いたところまではいい。ここにホイールやフレームなどをかける。天井上が約60センチ在ったりすると、ホイールなどはスッポリ入ってしまう。圧迫感もない。

 旧店舗(前段の仮店舗の前の)時代も天井剥がしでやっていたんでありました。

 ただ、外したとしてもこの見た目はいかにも外しっぱなし、壊された状態でしかありませんね。どうすれば良いのかなあ・・・。

 和室の長押のやり方で、板で隠す・・・ということを教わりました。

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 例えば、このように。あとは壁を塗り直したりすると、そこそこ見えるんであります。なるほどねえ・・・。

 で、この隠しに使った板は?

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 ここからもって来たわけであります。

 ほとんどすべて外して、貯めておいて、軽トラ等で運ぶ。

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 アジトに隠せたんであります。

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 コンパネもありますねえ、垂木もあります・・・。

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 同級生の大工小林君によると、使える材料は再利用した方が良い、金かからないし、ゴミも出ないし・・・。

 まあ、確かに・・・。ついホームセンターなどに行くと、新建材なんかに目が行ってしまいますが・・・。これだけの資産があるんなら・・・。

 しかも旧店舗から、仮店舗、そして今回の新店舗へと引き継がれてくる材料達。旧店舗を改装してくれた井上君たちのセンスと業績を資材を通じて受け継いでいこう・・・。

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 この破壊のあとも、いらない石膏ボードを外して、板をはめる。

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 なんか内装された建物・・・というように見えてきますね。この中もまた、再塗装して、工作室として再稼働することでありましょう。

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 換気扇取り付けようの穴も確保!

 徐々にですが、新分野、学びつつもリサイクル素材にて、工房として再生させて参ります!

 22日に向けて・・・!

22日 工房開きに向けて!カタツムリは走る!



 中を少しずつ片付けたりして、作業しやすくしたりして・・・。

 なんたって、工房開きが今月22日に決まったんで、少しでもそこへ向けて動いていかないと・・・。

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 といいつつ、簡易で仮ながらも、作業もできるようにと・・・整えつつ。

 精度の高い仕事なんで、ちゃんと場を確保してやらないといけません、ホイール組みや振れ取り・・・、ここよりできるようになりました。

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 フローリングの上にがライトのラインが引かれています。

 磨きとは別の大森社長のもう一つの顔なんであります、照明。

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 チョイト角度を変えてみますが・・・、作業場が、展示場に変身しつつあるような、さなぎ状態・・・に見えてきます。

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 暗くなって、外から見てみると・・・。

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 ちょっと幻想的にも見えてきます、人によってはブティックみたい・・・と。

 新店舗は、店というには出入り口が小さく、アピールに乏しい。

 もっとドカンと、ガラス張りにしてりした方が、店としてのアピール度は増すんでありましょう。ただ、それにはまだ、時期尚早。
 
 なれば、外見と中身のギャップを演出してやれ!というのもありかな?と。

 つまり、なにやってんだろう?店?・・・店のようだが・・・。とちょいとのぞいてみると、ブティックばりの照明に高級車の数々・・・。

 まあ、どうなることやらですが、作業をしながら新コンセプトも出てきたり、しずんだりと・・・。

 22日に向けて、カタツムリは走る!わけであります!



8月22日 森山工業東京支部 新生狸サイクル 工房開き!

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 元、物書きだったせいか?それ以前に生来の不精者だからかはわかりませんが、店主はどうも尻を決めていかないと予定が立てられないようであります。

 今回の引っ越しや原状回復というのも、7月末日という期限があったため、なんとかご協力も得ながら、できたかな?と思っておる次第であります。

 でもって、いつから開店ですか?なんてよく聞かれるようになりながらも、今月中にはなんとか・・・などと言葉を濁している内は全くダメでありますな。

 腰が重すぎる・・・。なれば、もう尻を決めてしまえ!ということで、8月22日!この日をもって、新生狸サイクル 、西東京にて再出発!ということにいたします。

 店としてはまだまだ、の点は大いにあるでありましょうが、この時点までにできる限りのことはしておく!その段階で、お披露目!というところと参りましょう。

 そうでもしないと、永遠に開店ができないような気がしましてね・・・。

 一斗樽割ります!時間は涼しくなる夕方頃からにしましょうか?いつものように持ち寄りも・・・、持ち込みも大いに大歓迎でやりたいと思います。

 ついでに、二回の響き床パートⅡも同時にお披露目となると思いますので、おおいに盛り上がりたいものです。

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 二年前の仮店舗開店の際の写真ですが、響き床にはこれまた芸人さん達が集まるんじゃないか?ということで、一階二階と、行き来しながら、楽しんでいただけますよう、仕掛けをしておきたいですな。

 お盆過ぎ、まだまだ暑く、ドタバタしているであろう日と思いますが、御用とお急ぎでない方は、飲み物、食い物、楽器、一芸などお持ち寄りの上、もちろん手ぶらでも、是非是非おいでください!

 心より、お待ちしています!

 8月22日、新生狸サイクル、工房開き、こけら落としにて候!

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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