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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |2015年09月 tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

四輪の面倒  すこぶる当店的な!



 秋で、陽気がよくなってきました。

 引っ越ししたてからの一ヶ月は、灼熱地獄・・・。

 それから一転して、冷夏となりまして、その後は・・・というと初秋の長雨なんかがありましたね。

 夏のぶり返しが来るという事も無く、もう明日から神無月になるという・・・、早いもんであります。今年もあと三ヶ月。

 ようやく、陽気がよくなってきて、晴れた日などは気持ちが良い。当店前の、東伏見公園につながる道はいつも多くの自転車や歩行者の方々の往来がありますね。

 往来する方々をこちらから見ていると、どうも「なんの店だ?」と気になっていただいているか他が少なくない、ことが分かります。

 中には、直接「何屋さん?」と声をかけてくれる方もいらっしゃいますが、大半は遠目で見ては、「?」と頭に浮かべて、通り過ぎて行かれます。

 さっさと営業モードに入れ!というご命令もあると同時に、この一体あそこはなにになるの?という疑問をチョット引っ張っておくというのも、ねらいの一つであります。

 その内、響き床方面の広報看板なんかを掲げますと、立ち止まって読まれる方、チラシを持って行かれる方、読みながら質問してこられる方々などがゾクゾクと増えて参ります。

 チョットした質問の決壊状態、なんだ!そんなこともするのね!一体何屋なの?とズーッと思っていたのよ!って具合であります。

 中で仕事しているよりも、外で自転車いじったり、手芸系等したり、なんでもいい、そこに人が居て、なんかしていれば、直接声をかけてくる人は増えますね。

 テーブル出して、朝食をそこで食べるだけでも、人から注目を受ける、そんな恵まれた場所にあります。ありがたし!

 十月二十五日、出店料500円にてフリマを開催予定、というのも宣伝兼ねての「あそこなんかやらかしてんなあ」・・・というイベントね。その内、関戸橋とはいわないが、自転車のフリマなんかもやったりしてね・・・。

 そんなこんなで、当店ら徐々にですが地域の方々の視野に入っていきはじめているという感じでしょうか。

 そういう文脈で、こんなお仕事が・・・。上の四輪のワゴン?コイツの組み立て点検とグリス入れをして欲しいという依頼。当店としては、まあ来ても全く不思議のない依頼なんでありますが、一方でそういう依頼を出す方からすればどうなんだろう?と考えるわけであります。

 ネットで購入した、安価な中国製のワゴン。それを自転車店に持ち込んで、グリス入れを依頼する・・・。通常なら、どうせ断られるだろうという諦めでもって、そんな依頼してこないいんじゃないか?とも思うんですよ。

 それをあえて、依頼してこられた。という事は、七月から移転してきた、謎に満ちた当店が徐々に、普通の自転車屋とは明らかに違いそうで、なんか頼んでみたら、応じてくれるかもねえ、あそこなら・・・という雰囲気作りが根付いていきたから?なんて思うと、非常にうれしくなってきますねえ。

 偶然かもしれませんが、前日には、車いすのお姉様からも「私の車いすもいずれ見ていただけません?」とお声をかけていただきました。それからチョット立ち話なんていうのもしてみて、車いすのメンテの話から、障害者の皆さんの自立に関するお話まで、実に勉強になりましたね。

 もしも、自転車だけでなくて、車輪のついているもの一般、あそこだったらやってくれるかも・・・という感覚を少しでも持っていただきましたら、当店のイメージ作りとしては大成功なんであります。

 で、もちろん二つ返事でご依頼を受けます。

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 シャフトに車輪が挟み込まれていて、その逆はというと・・・、

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 なんと割りピンで留めてあります・・・、チョットどころでないトホホ状態。なもんでグラグラ状態・・・。

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 ワッシャーも4ミリ以上ズレるというわけで、これはまあ、なんとかしてやらないとなあ・・・と依頼以上の意欲が湧きますね。

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 割ピン外して・・・、

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 そのままサクッと抜ける・・・、その辺もなんのヒネりもない・・・。

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 ちなみにこうなっています、前輪の二輪が左右に曲がる、後ろは固定ね。でも取り付け構造は四本とも割ピン・・・。

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 割ピン穴に、4ミリのタップを立てます。

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 外した各タイヤの中心部分の隙間から、グリスガンでグリスを注入、はめ殺しなんで外せません。とにかくこれでもか!というぐらいにグリス注入。回転はガクガクから、ちょいと粘りの出てきた感じになります。

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 シャフトに戻してから4ミリのボルトを割りピンの代わりに入れます。ちゃんとこの段階で締め込んでおきますが、ちょいと心配なので、裏からナットで再度固定します。

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 7ミリのナットなんて、なかなか使いませんぞ・・・普通はね。

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 こんな感じになりますね。あのヘニャヘニャ割ピンに比べれば、オモチャからメカニカルな構造持つワゴンに変身・・・という感じか?
 そんでもって割ピンでは浮いていた、すぐ下のワッシャーもボルトナットの頭でしっかり押さえられています。

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 もうめくれません。そしてワッシャーと車輪の間にもグリス充填。

 ギャラギャラとまわっていたのが、ノロノロノロと回るようになりました。これを四本やって元に戻す。

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 その他点検などしながら、締めるとこ締めて、作業は終了。

 これに非常時犬を乗せて逃げるのに使うということ。まあそのくらいならいいかもなあ、でも意外と小回りがきくので、それ以外にも使っておいて、イザという時にもすぐに使えるようにしておくというのも良いでしょう。そのためには回転部分にグリス入れなどというのは、入れてないものに比べると、相当差が出るだろうなあ。

 まあ、いずれにしろ、自転車以外でのこうした依頼というのは、すこぶる当店的な展開なので、店をやっていくものとしては、イメージという根が少しずつでも地域に入り込んで行っているのかな?とも思います。

 50年住んでいた杉並を離れ・・・、全く不安がなかったわけではありません。多くの方々は、新店舗の立地条件は最高だ!といっていただけるし、実際そうとも店主は思うのですが。

 ただ、毎日張り付いているものからすると、ある日を境に本日開店!!!!という区切りの付きにくい、当店的展開、秀吉の一夜城とは真逆で、徐々になんだか分からない状態で、ダラダラやっている内に、何年かしたら、何とかなっていた・・・、であればいいんだが・・・、イヤ!何とかなってくれ!となってくれないと困るんだよ!と不安に思うことも、実はあるんであります。

 でもまあ、こうしたご依頼・・・は、しかも「地域の方々から」の、こうしたご依頼は、また別の意味で興味深い。

 当店が、地域の皆さんからどう見られているか?そんな逆転の視点をどうやって確保していくか?自営のおもしろさでもあるわけであります。

 地道ながらも、いかにも当店らしさを忘れずに、じっくりゆっくり大展開、これでいくかな?いや、本当にいけそうか?
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暮れから来年にかけての展開 道場になります!



 こういうマシン、スポーツジムか何かで見かけたことある方は多いと思います。

 パワーマックスと言って、目的に合わせて伸ばすべきところを決めて、それに合わせたメニューで付加をセッティングして、トレーニングを行う機械であります。

 もうこのマシンの効果は実証されていまして、自転車選手だけでなく、他の競技の方々も、このマシンを使用してのそれぞれのレベルアップを図っているということです。

 ただ、開発に携わる方に言わせれば、まだまだ使い方が浸透していない、それ故にこのマシンの持っている性能を引き出せてないし、よって利用者への効果もまだまだ伸ばせる余地がある、といいます。

 確かにハードとしてのマシンはあっても、どういうメニューでこれをどのくらいの期間でどうすれば良いのか?というソフトが抜けていれば、ただの機械に過ぎませんね。

 そこで、朗報であります。

 このマシンのメンテも含めて開発等にも携わっている方がいらっしゃいまして、かつ、本人曰く、駆け出しといいながらも、その方のメニューと指導で、一人の若者を難関である競輪学校の試験一次合格させた、という実績もお持ちなんですねえ。

 その方と組みまして、当店の場所で、このパワーマックスを使っての道場を開きましょうという話が、徐々に具体化しつつあるという事をご報告させていただきます。

 このマシンについては、もう説明するまでもなく、すでにできあがっているマシンである、といわれています。競輪の選手は言うまでも無く、柔道の選手、スケートの選手と短距離系、瞬発力系の競技のトレーニングマシンとして、大変な評価を得ているそうですよ。

 ただ、これをどうやって使って、どこをどう強化していくのか?という事に関しては、まだまだ、いろんな余地があるそうなんですね。

 そこで、仮に今Nさんとしておきましょう。その機械メンテと、ソフトを両方指導できる方なんですが、その方をお招きして、まずできれば当店の一階に二台設置していただきます。

 そして、その使用法とトレーニングメニューについては、必ずNさんのご指導と講習を受けていただきます。で、その修了書の出た方のみ、一回につきの利用料をお支払いいただいて、トレーニングができるようになる、という展開にしていこうかな?と思っています。

 対象は・・・、これが広い。もちろん競輪学校受験したい!東京オリンピック・パラリンピックに出場したい!という相当本気モードの方!

 もうすでに四十は過ぎても、自転車競技が好きでなんとか若いやつらをギャフンと言わせてやりたい!自分なりにやってはいるが目に見えるような効果がどうも出てこない・・・といった、トレーニングオヤジや。

 ロードよりも、トラックで記録を作っていきたい、もう登りはいいんで、平地のスピードレース荒らしをしたい・・・などと目標を絞ってくる勝負屋さんもねえ。

 平地ならなんとかついて行けるけど、長めの丘陵地帯や山に入ると、とたんにスピードが落ちて、みんなに迷惑をかけちゃっている、何とかならないかしら?という初心者系ヒルクライム系苦手虫君たち。

 まあ、ガチから初心者まで、一体の目標を絞って、期間を決めて強くなろう!という感じかな?

 ですんで、登りを鍛えたいなら、「体重はこのくらい意識して落として、同時にこのメニューで週二回以上、三ヶ月は続けてみてください」なんてご指導受けたら、それできちんと三ヶ月やって、効果などを測定してもらう・・・といったような感じかしら?

 そんなことで、当狸サイクルも今年の暮れから、来年の頭に関して、道場として、開かれていくでしょう。

 ものとしての自転車という側面も楽しい、すばらしいものもありますが、自転車はそれだけじゃあない。中心のエンジンである、自分の身体機能や技術を上げて、同じ車体でも、こんなに楽だったっけ?という側面も非常に大切なんですよね。どうしても高級パーツやら、高級ホイールに目が向きがちですが、再度自分の手と足、そして心肺機能・頭脳というところ目を向けて、投資してみるのもどうか?と思うんですが、どうでしょうかね?

 当然、このマシンは自転車競技者以外にも効いてきますんで、近所の知り合いの空手家、キックボクサーの選手の方々にもモニターになってもらおうかしら?

 近くの東伏見のアイスリンクで、ホッケーの選手にも声かけてみるのもいいかもね。
 
 自転車選手だけじゃあなくて、異種格闘技の選手なんかも出入りしてくれたら、これは面白いことになりそうですね。

 異種競技の人に自転車を通じてのクロストレーニングの普及、なんてことにも広がっていきそうです。

 この暮れ、年明け頃を楽しみにしていてください、虎の穴、ならぬ狸の穴道場の始まり、始まり!


酒と棚の日々・・・続いているなあ・・・。



 天井を高くさせていただいたことが幸いしてか、当然そこに空間というのができるわけですが、この地球にも引力とかいうものが在るようで、そいつによるとものを浮かしておいてはくれないようなのであります。

 全て、地球の中心に向かって引っ張る、正確には引っ張り合っているんだそうですが、何らかの面に対して安定するという性質があるようで、空間がいくらあっても、そこに何らかの面がなければ、全て床に置かねばならない・・・ということになります。

 つまり、高い空間を有効に使うっていうには、棚・・・のようなものを設置してやらないと、空気よりも軽いもの以外は、そこに浮いてとどまってはくれないようです。

 そこで、天井がより上がった豊かな空間を有効利用するには、酒と棚の日々・・・が続くのであります。

 冒頭一発目・・・、45度切りも練習はしていますが、今一ですねえ。スライド式の電ノコを使えば角度は自由自在・・・らしいです。

 ウーン・・・豆腐屋、紙芝居屋の再現を目指す当店としては、検討しないと行けませんなあ・・・。

 目の細かい、ノコを購入して、まずは何より手引きを練習しないとね、という事で、やってはいますが、まあ、ぴったりとは合わないもんであります。

 でも、あの金具の日々には戻りたくはないので、なんとかねえ・・・。

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 しかしツーバイ材は、安いねえ。もう少し細めの垂木を買いに行ったんだが、量が多いか、材料によっては値段が良いので、結局は一本400円しないツーバイ材を縦に裂くようにして、利用します。

 それ二等辺三角形を作って、上に伸ばした板を天井の構造に固定するという・・・まあいつもの奴であります。

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 まあ、水平は出たということで・・・。

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 こういうとき構造体がむき出ている、というのはいいですわ。直止めなんだが・・・。

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 大幅にオフセットしてやらないと、ダメなところがありまして、そこに関しては、寸法からこれを貫くビスが無かったという事で、みっともないながら金具を二枚使いました。

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 とりあえずは、完成。今回は三角の底辺にエレクターの網を置くことにしました。

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 これなら外れず、落ちても来ないということで。この網のところにS字でもって、何か風鈴のようにぶら下げることもできますね。

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 ここは、こうしたカゴなんかを置いて、網で見えるので、下から選んでもらおうか?なんてことで作ったもの。置き方によっては6種類、二段構えにすればかける2の12種類ぐらいは置けますね。

 しかし木工は一切り一切りが、勉強で今はツウバイ材ばかり使っていますが、これが材料が変わればまた激変するんだろうなあ・・・・などと思います。

 自転車屋が木工の箱を作る・・・。行き着く先は、紙芝居、豆腐屋、引き出しいっぱいの七色唐辛子屋・・・なんかできたら良いなあ。などと半分本気で考えているんだから、困ったもんだ・・・。

 まだ棚の日々は続きますよ。外の物置に、置けるようになって空いた場所に、コンパネ棚を作ります・・・。同級生の小林君・・・、これからは木工の師匠になると思いますが、かれが指の大けがをしたということから、チョットバトンが来たかな?とも思う。だって、店主がやるしかないじゃん・・・てね。

 もうコンパネのカットは済んでいるので、あとはキリカキを作って組み付けて・・・、それ用の細ビスもあるのよ・・・、チョット楽しみでね。

 と、その前に、スチール棚のダウンサイズなんて事もやらないとなあ・・・。イヤー、やることだらけでありがたや!

嗚呼カーボン製



 巨人系の自転車のカーボンコラムカットのご要望が舞い込んできました。

 カットといっても、ほんのこれくらい。わざわざ切らなくとも・・・と思いつつも、もうポジションが出ているから、切ってくれということ。切ることについてのデメリットなどを説明しても、それでも切って欲しいというのであれば、切る。

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 この最薄スペーサー分を残して切る、というのだから、チョット技入りかな?とも思いつつ、フォークを抜くと・・・。

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 コラムの根元がこうなっていました。アルミなどの金属系が一切無い、無垢のカーボン地のママ。

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 でもって、精度が出ているのか?というと・・・、部分的に歪だったりと、決して出ているとは言いがたい・・・。

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 ただ、この上に、こうした金属系のヘッドパーツが直接乗ることになる、そしてこれまたカーボンフレームのヘッドチューブに直に入るという構造。

 何か危なっかしいくない?見ていて、硬度?硬質?の異なる異種の素材が、無造作に重ねられて、引かれて圧着させられて・・・本当大丈夫かよ?と普通の感覚なら思うと思います。

 持ち主の方も、その辺は重々承知のようでしたが・・・。

 数少ない同業者の名言「カーボンは生ものだ、客にトルク管理させるようなものは売っちゃならん!」。

 店主も同意しますね。もちろん、トルク管理をしっかりできる方々、カーボンのなんたるかをご存じの方になら、問題は無いと思います。

 ただ、同じ自転車ということで、鉄やアルミとスライドさせるような感覚でカーボン車を乗っているだけ、というのであれば、おすすめできませんね。

 しっかり、一線を引くような説明をとことんしないと、売ってはいけないと思いますよー。

 でもまあ、多くは同じような形式を取って、堂々と売られ、今日もほとんど事故無く一日が過ぎたんだとは思いますがね。

 コラムを少量カットして、元に戻しますが・・・。

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 こうしたトルクレンチ、しかも低トルクレンチを使って、お客のまでセットして、締めて、終了。規定トルク内でもしものことがあった場合にはメーカー対応へという逃げ?なんですがねえ、何せ高額なもんで。

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 見た目ほとんどスペーサーなし、これでポジションが出ているんだそうです。
 
 10月後半の古賀志林道でのジャパンカップ関連レースと、ツールド沖縄に出場予定です。

 ともあれカーボン・・・、今後ガチレース用のF1ものと、そうでないものとが乖離していくんじゃないか?という予感がします。

 正直、カーボンフレームの発想や作りにはチョット抵抗在るなあ・・・・というのが店主の感想。

 もっと手前にある、自分に合った、かっこいい自転車というのが、どう捻出していくか?まあ、小さいショップだからこそできることをやっていくしかない。楽しい戦いなんであります。

 といっても、成り行き上カーボン車体もお出ししますよ、なんならね!



いつもながらの急募!十月二日三日 稲刈りだった!

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 今年の6月からは、物件探し、契約、内外装の手配、引っ越し、店作り・・・等々が重なり、とても悠長に田植えをして草取りなんてことができる余裕はありませんでした。

 でもまあ、なんとか、カカ担当ということで田植えはできて、他のお力などを借りて草取りなどもできて、気づいたら九月末・・・。

 稲刈りの季節が一気に後ろに来ていた、という事が発覚。

 自分で蒔いた種は自分で刈れ!という事で、稲刈りをしなければならない・・・。

 急遽決まったのが十月の2日3日・・・、平日挟んでますんで、皆さんお忙しいことと存じます。

 でありながら、もしお手すきの方がいらっしゃいましたら、お手伝い願いませんか?2日朝に東京を出て3日夕方過ぎ戻るという強行軍ですが、経験、未経験不問ですので、もし行ける!という方がいらっしゃいましたら、是非に、お願いいたします!

 連絡先は042-455-8503、または070-5083-6962、またはto.ke@mx1.ttcn.ne.jp までお願いいたします!

 場所は、もちろん新潟県中越の田麦山であります。

※偉大な師匠が一人なくなり、もう一人の師匠も体調崩しておられるなか、来年以降の米作り遊びもだいぶ様相が変わるかと思います。もしかしたら、これが最後の稲刈りになるかもしれません・・・、とかいって来年もしっかりやってたりしてなあ・・・・。

隙間とは関係であった・・・クロスバイクとママチャリの隙間



 売るもの作らなければ、店は成立しません!!!売らなくても成り立つ店は何やさん?なんてなぞなぞがあります。

 なんでしょう?答えは最後にね!

 でも残念ながら、なぞなぞの答えのような店ではない当店は、商材(好きな言葉でないなあ・・・)を作らないといけません。もちろん無形の技術を売る、というのでもいいんですがね。

 でもって、作り始めては、作り替えては、店の前に並べる。何とも値札の苦手な当店・・・、そのまま置いてあると、どうしても売り物に見えない・・・、まあカカからはしかられるわけです。

 しかられながらも、作っては並べる、だんだん増えてきたぞ!

 で今回できあがったのが、コイツ・・・。こいつも隙間号だよね・・・。

 題して、クロスバイクとママチャリの隙間にあるような一台。

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 その前にこの形状が面白いよね・・・。今回この形で売れなかったら、ドロップハンドルにして、なんちゃってミキストにしても良いかもなあ。

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 6速なんていう、クロスバイクにしては半端、ママチャリとしては十分なギヤ。

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 前クランクも一枚なんて、この辺はママチャリ系。

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 なのに、立派なVブレーキが付いています。

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 もちろん前にも付いていますんで、恐ろしくブレーキが効きます。この辺はクロス風。

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 引きの軽いブレーキにフラットハンドル、無愛想なところはクロス風でしょ?

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 フロントフォークもなぜかストレートでムッツリしています。この辺なんて完全にクロス系、しかも凝っているというか、踏み込んだクロス系という何ともアンバランスながら・・・。

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 いかにも当店がいじりそうなスペックになっていますよ。足の長い人が乗れば、サドルの位置が上がると、これまた辺にカッコいいよね・・・、ねらい通り!

 今後も隙間を狙いますし、その隙間は広げずに奥に行く!これをやっていこうと思います。

 で、隙間というと何かと何かの隙間ということになります。その何か?とは何か?なんてことは通常問題になりませんが・・・。考えていくと、その何かというのは実体のある何かのように思われてきます。

 店主の格言、全ての産業は隙間である・・・。この場合は、既存の産業がありまして、どころじゃなくて、既存の産業が林立しているんであります。その林立している各々の既存産業の隙間という事の意味に通常なっていますね。

 この既存産業というやつは、確かに実態のある実体のように思えてきます。

 この実体というやつ、実に曲者であります。1万円には1万円という価値が実体化している!だから道に落ちているのを発見すると、通常の紙とは全く違う、反応をしてしまうんです。

 何焦っているんですか?だって1万円でしょ!!!てな具合ですね。

 でも冷静に考えれば、そんなものは幻想で、たまたまいま日本銀行の刷るしかるべき銀行券をしかるべきところに持って行くと、しかるべきものと交換してくれるという一連の動きが保証されいてると思えるから、1万円!!!と思えるんであって、日本銀行券への信頼が揺らいでハイパーインフレなんてことが起きると、札なんてもんは、紙切れ同然になってしまう。

 1万円の価値は実体ではなく、それをめぐる関係にすぎないものが、あたかも実体であるかのように見えただけ、錯視だったとね。

 とれると、全ては関係である!!!という事が貫徹されてしまい、それをより深く掘り下げていくと、その関係の結節点は差異でしかない、つまりは差異の体系ということになる。

 で、何を申し上げたいか?というと実体と思われていたものの正体が、差異の関係でしかない、という事が分かれば、世の中隙間だらけだ、という事も了解できていくんじゃないか?なんてね。

 そうなると見方って随分変わってくると思うんだけどなあ。それまでは、「あの女が悪い」と思っていたのが、「あの女との関係が悪かったんだ」と思えるようになったら、幾分か道が開けては来ないだろうか?

 確立された自転車!と思っても、見方を変えると、かつての既存車との間であった・・・とかね。

 最近、どうも下らん実体論が多くて辟易しますな。もっと自らとの間や隙間にある関係、というところから再度捉え直してみる、なんてことも重要だと思うよ。

 今夜はスーパームンだそうだ・・・。「いい月だぞ」」「どこ?」「あそこ・・・」「あそこって?」「オレの指先を見ろ!」「爪が生えてますね・・・」「爪の先を見んかい!」「垢がたまっていますね・・・」。

 まあ、この手の実体論者はいつまで経っても満月を見ることはできないと、かのブルース・リー先生も映画の中でおっしゃっていますな。

 実は隙間とは、実体と実体の間にあるんじゃない!という話、これからも隙間を見つめる目を養いつつ、自転車作り・・・等をやっていきますね!


 答え・・・「占い屋」

什器作り タワーを建てよう



 築30年経っている、当店には今まで何回か用途・仕様による増改築などが行われた来たらしい。
 
 それが原因か、建物の要所要所に、このように柱が一本ポツンと建っているんであります。構造だからなんで?もクソもないんだろうとは思いますが、数えてみると四本ほど、ポツンと建っている。

 この柱も一階の土間から上がったフローリングに建っているんであります。

 もちろん構造ですから撤去はできないはず、なのだが、このままだと何とも邪魔・・・何かどうにかできないもんか?と考えたわけであります。

 直接棚でも付けて・・・とは言ってもそうするには細すぎ・・・、店主の貧弱な建具の発想では直接どうこうすることはできない。

 なれば活かすことはできないか?これを活かして・・・何かかっこよく・・・。そこで思いついた!

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 飛ぶ火花にいじめながらタンカンを切る・・・。

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 切りそろえたタンカン達。こいつを使ってなにするか?

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 中途半端に残った胆管・・・。こいつらもいずれは使ってやらないとなあ。あのお猿の階段・・・なんかに使えそうだね。

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 四つのジョイントで底を作ります。このジョイント高いんだが、見た目と組付けの効率が良い。

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 縦2メートルの棒をさす。

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 電話ボックスの骨格を作る・・・みたい。

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 ここに、コンクリ打ちに使う金網を二重に5センチ角に作り替えたものをはる・・・。行灯みたいなもんですね。

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 ここにハンドルをかける。なので縦胆管の幅は500ミリ以上は開けました。

 てなわけで、思いつきでできあがった、ハンドルタワーなんでありますが。

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 できあがってみると、何とも当店らしくないハイセンス・・・。構想して作ってみた店主が驚いた・・・、オレもできるじゃん・・・とね。

 バカみたいに簡単で・・・まあ安く作ることのできるこのハンドルタワー・・・、どうぞ自転車屋を開きたい、またはパーツ類の模様替えなどしたい、などという方、いらっしゃいましたら、どうぞパクってください!

 まあ、今回みたいに神様が降りてきてくれたら良いんだが、なかなかそうはいかないなあ・・・。まあ、今回はよしとしよう!

カーボンフレーム あり得る話かな?



 こうしたフロント剛性の形状を見ると、下り百キロでのフルブレーキとかもありなのかもねえ・・・と思えるような、カーボンフレームの創作形状・・・、各社研究して作っているんでありましょう。

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 フォーク本体に、二点どめのダイレクトマウント・・・、シマノの105ブレーキがそっくり載っています。メーカーによっては、このブレーキパーツすらも自作しているところもあるようで、F1開発だから、それはそれで意義はある!とはいえ、それを素人使いにどこまで波及させてイイか?なんてことはメーカーさんは考えないんでしょうな、新しもの好き、最新物好きに売れれば良い、ということでしょうか。

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 リアもダイレクトマウント・・・という事は、本車体はブレーキに関してはシマノまたはそのサードパーティーしか選択肢がない、ということなんでしょうな。

 そういうことを承知で購入するには、全く問題はありません。

 でもって、このカーボン車体、フル105以上で組み付けるのが、設計の本意なんだろうと思います。乗ってみると、これは喧嘩車体、つまり勝負するレーサーであるには違いない。

 ただ、一点の難点によって、持ち込まれて参りました。

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 フロントのシフティングに関して、ちょいと不具合があるという事。新生105のフロントメカは、上位クラスと同じように腕が長くなった。それは手元のシフターの折り曲げシロを激減させる、一気シフティング、すごい効果をもたらしているわけであります。

 ただ、腕が伸びたことによって、セッティング上のポイントがやや難しくなってきたともいえるんであります。

 イイ角度で引けると最高の動きをするフロントメカ、その同じメカが気に入らない角度から引かれると、これがまたテコでも動かなくなる。その頑固さたるや、大変なものであります。

 上の写真のワイヤー角度、平行に黄色い線を引いておきましたが、この角度ではおイヤなようだ。かなり頑固で、動かない。

 壊れるか?と思うくらいに倒してようやく引けるようになるくらい。

 購入した方が、購入した店に持ち込んだところ、こんなもんです・・・という事だったと。

 まあ、通常セッティングの105をいじったことのあるショップであれば、口が裂けても、そんなことはいえないと思うんですが、ショップさんも様々でありますな。

 せめて、その上の、輸入代理店とかに連絡して、リコールその他、セッティング上の注意点などないのか?という事の問い合わせくらいしても良いもんだがね。

 そんなこんなで持ち込まれて参りました。

 シフト自身には異常なし。では、シフターとメカの間に問題は?・・・調べた結果問題なし。

 であれば、ワイヤーの角度問題じゃないか?という事で、メカ止めの際、内掛け、外掛け等を繰り返し、やはりワイヤー角の問題である・・・という事に結論。
 
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 シマノはわざわざフロントメカセッティングのためのこうしたゲージなんかを用意しているんですね。

 中心線より、奥に行くか?手前に行くか?そして角度自身をこれで見ていく。

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 シフティングの調子の悪い状態のワイヤー角度。実際のワイヤー角度とゲージの示している角度の違い、分かります?

 フロントメカとしては、もっと立った角度から引いてくれないと、うまく倒せない、といっているようであります。

 何日かけたかな?解決はもっとワイヤーの角度を立てること・・・、いろんな案が飛び交った中で、ある方法が取られたんでありますよ。

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 その結果、フロントメカが要求する立った角度のセッティングに成功。面白いように、ヌルッとシフティングするようになったとさ。

 しかし、そのやり方があまりに特殊なため、変な一般化防止のため、内容自体の公開は今回は避けることにいたします。

 尋ねてみると、このメーカーのこの車体自身に多少のセッティング上の困難があったようですが、大抵はこれほどまでしなくとも、直っているようです。となれば、この車体の特殊な条件なんじゃないか?とそれ以上追及する気はありません、まったく。

 ただし、通常の105のシフティングを知っているにもかかわらず、壊れるかと思うほどひねらなければならない状態を「こんなもんです」と流すショップさんはいただけませんな。どこのショップかは知りませんがね。

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 カーボン車体。フロントメカの構造がシマノ・カンパ・スラムと三者三様だとすると、もしかして、それらそれぞれの引く角度を要求してくることも冗談ではないかもしれません。

 フレームをひっくり返すと、小さい穴が3箇所空いていて、c、S、sなどと、それそれのフロントメカへのワイヤー通し穴が指定されている、なんてことも実際起こりうるんじゃないか?電気系になれば、そんなこともなくなるのかな?

 などと、チョット今後のメーカーによるF1の展開と、フレーム製作現場、代理店、ショップ・メカの現場、そして利用者サイドの乖離によるばらつき現象なるものが、顕著になるように思われますが、どうなんでしょうか?

 メーカーサイドに情報と技術が集積し、ユーザーサイド、または中間業者はそれに従うのみ・・・という傾向は、自転車だけでなく、あらゆる業界で起きている、起きつつあることかと思います。

 本当にそれだけで良いのかね?それで楽しいか?幸福か?

 ユーザーサイド、または中間サイドとして、何らかの自由を確保するために声を上げる必要は、本当ないのでしょうか?

 国会前ので声を上げた若者を揶揄するような声もちらほら聞きますが、一つの形式として、それは時に大切なことだと思うぜ。

 これはいわゆる政治の場面だけではない、本当にリア十四速の自転車に乗りたいか?つーことなんだ。

 ハッキリ言う、別にあってもそれ自体は否定しない、ただ、8速で工芸色がどこかあって、バージョンアップから自由な自転車にズーッと乗り続けたいのよ!とね。それどうだ?作ってくれねーか?ってね。

 それを称して、どこぞの赤色団のように、闘争によって8速を勝ち取ろう!なんてことじゃなくてね・・・、キッカケができれば、もっと対話的に作り手と乗り手両者による協働ってわけには、いかないのか?

 そんなことやっても世の中は変わらないと思います!なんて若年寄のようなこというのも居るようだが、おこがましいわい!お前が変われ!

 ロードにディスクが当たり前になってきて、オイル引きがも当たり前、電気引きも当たり前、ハブの構造はバイク式にバージョンアップ、ギヤ数増えるよどこまでも!だったらフレームエンドを広げろや!

 まあ、メーカー内で独善的に盛り上がると、ユーザーの多くは白けるぜ・・・。PC類は一部を肥大させると、他のインフラやソフトを肥大させることによって「バランス」をとってはいるが、自転車のエンジンは人力であることをお忘れ無く・・・。

 そして、メーカーさんたちよ、楽しさの本質は自由度に比例する、という事もお忘れ無く・・・。チョット出の初心者は、軽さだ、早さだ、かっこよさだ、で引っかかるかもしれないが、目が肥えてくると、そんなところには行かないよ・・・。

 さて、このサドルを活かす車体ってなんだろう?っていうことで一晩寝られない奴らを奮い立たせるもの作りっていうのは、最新の十四速・・・なんてとこではない、という事は確実に言えるだろうな。

店主と同じ歳 再生しましょう!



 店主が生まれたのが51年前の東京オリンピックの歳でしたが、この車体も同じ頃完成したらしいですね。

 人間50年、アッチコッチの今まで以上のガタが出てきている感じはしますが、内面から見ると、お恥ずかしい限りなもんで・・・、なんて謙虚ぶりっ子していても、下からはドンドン育ってくるわけで、なんとか気の利いたことの一つでも見せたり、言ってやったりしなければならない、という意味で、実に苦笑の日々なんであります。

 ちなみに5年後に再度東京にて、オリンピック開催、パラリンピックの招致が予定されているようですが、やっぱりハッキリ申し上げておかないといけませんね。

 狸サイクル店主、遠山健は今回2020年に開催予定されているオリンピック・パラリンピックには、反対いたします。

 本日詰め腹切らされた感のあるモンカ大臣(このお方はそれ以前の問題で辞任していないとまずかったんじゃない?事に道徳教育に熱心に取り組まれるんでしょ?)、建物にしろマークにしろ、思っている以上にこの国の内情はやっぱりダメだったわけで、ある意味原発事故にてそんなことはバレバレだったわけですが、もうこの辺で頭丸めてだね・・・、東北の震災復興、福島の原発事故に、まさに国力を投じて向き合わないとダメ、だと思います。

 原発に関しては、もう地球防衛軍の設立が必要なんじゃない?原子力技術を持っている国を統べて結集して、個別的対策から完全廃炉までを一丸となってやらないともう、手に負えないんじゃない?現場作業員のおっかないレポートなんて、あちこちに出ているぜ!

 そして、同じく目先の成長目指して、狂奔している新興国の担当者にもしっかり、事故になったら、管理を怠ったら、こういう目に遭うよ!有効な対策なんてないんだぞ!という事を示していく必要もあるんじゃ無いか?

 なんて思うんですよ。個人的には、パラリンピック開催を機に、自転車の新たな展開・・・なんてこと夢見てなんて楽しみもなくは無かったんだがね。

 そんなこんなで、東京五輪の時代の自転車を少年の心が残る青年がもって来た。快適に乗れるようにということと、上限予算をいってきた・・・できるかできないか?やってみるか・・・。

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 前後ホイールは替えましょう。もう全体的にボロボロです。

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 タイヤも新しくなっているので、シャキッと見えますね。

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 もう出所もなにも見えなくなっているリアディレーラー。

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 洗浄と再組み付けで、よみがえるよねえ。

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 クランクや、フロントメカ付近。

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 このプラスチックバージョンは結構おれるし、年代物で来ると、一番心配させられるところなんだが、金属系であれば、何かとよみがえりますね。

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 当然、Wレバーだもんなあ。

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 台座も含めて、磨いて戻す、まだ使えるんだよねえ、50年、老け込んじゃあいけない。

 ちなみにこうした、年代物の解体などは実は、何物にも代えがたい経験になるんですね。自転車もそうだし、家なんかもそう、組み付けられて何十年後に、なにがどうなっているか、という事をしっかり把握できるという意味で、解体は重要です。ただ、重機でドカン、壊せばいいんだろ~って奴にはなにも身につきません。

 ハンドル回りも、先日復刻した、ヨシガイさんのエイドレバー付きで新調します。
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見た目は旧でありながら、引きは新、復刻すれば良いんだろう?というのとは違います。

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 ついでに今回の大幅変更といえば、ブレーキ本体ですね。

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 フロントのキャリアと競合しましたが、なんとかしたに忍ばせて、ダブルピポットものを付けましたよ。

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 リアブレーキも、同じくダブルで。旧車は制動に問題があるものが多い・・・、大概効かない、効かないことを前提に乗るしかない・・・というのは、まあ見た目重視といっても、あまり店主好みではない。ブレーキの引きの固い自転車など乗りたくないんですねえ。

 そんなこんなで、この辺には、頼まれなくても拘りますわ。

 エイドから引いても、本体から引いても、イイ制動・・・、自転車はこれでなくちゃね。

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大抵旧車の電装系はぶっ壊れています。特にかつては率先して壊れていた感がありますな。デコチャリなんていうのは、バッタンと倒しただけで角の電装系が割れます。うまくつけ込めば、当時でもスモールパーツなんかもとってもらえたんじゃないか?と今では思いますが、当時同級生とかでその辺を細かく修理している奴なんて居なかった。

 アチコチが、パッパとついている時期なんて購入してからのほんの数週間、倒して割って、ボールが当たって割れて、放って置いて、雨にやられて電装全滅、電池の漏れ液で気づいたら中ドロドロ。その内汚いんで外すやつも現れて、ホイールと荷台の間に無駄な空間のある自転車が走り始めます。

 という事で、ご多分に漏れず、全く反応しないライト。

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 いつまでもつかは別ですが、もうつきますよ!

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 ヨッチャレ50オヤジも、何とかなったぞ!

 嫌みランドナーのような、スゲーだろう?君分かる?って感じもなく。レーサーのような精悍さもなく、オレ好きで乗っているの・・・というそこはかとない主張ほんのりと、出所の分からない変な自転車が再生いたしました。

 こういう自転車しか乗らない、乗りたくない、っていう方が居るんですねえ、決して簡単ではありませんが、なんとかお役に立てたら、当店の存在意義なのかな?という・・・。

 とりあえず、開いてお待ちしていますよ!


ラクダのような快走車



 商材を作らないと・・・という事で、引っ張り出しては、パーツとあわせてと、工房自体がワイワイ盛り上がりを見せています。

 そんな中で、いつの間にかできた奴。

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 この曲線がラクダっぽくって子のせにもイイかな?なんて思いますが、チェーンカバーも外した、快走車仕様でいきましょうか?

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 当然、泥よけ外します。後輪外すとき、無用に引っかかる泥よけ、ない方が良いのだ!一方で泥よけファンもいることは承知していますがね。

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 内装三段ですから、まあ、都内のそこそこの道なら、これで大丈夫でしょう。使えるやつです。

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 走る方向に向かって開いてつけるフロントの泥よけは、向かい風に帆を立てているようなもんじゃないか?と思うんですよ。ですから、そんなものは外す。はねた泥は、ダウンチューブが受けてくれるから、大方大丈夫だとおもいますよ。

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 ブレーキレバーも剛性があって、悪いものは使ってません。上下にガクガク動くレバーなんぞは頼りない。

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 そんなわけで、特選中古車は、ゾクゾクできつつありますぞ!

 あまり趣味じゃないんだが、値札でも貼って、通る人たちにアピールの一つでもしてみようかな?

上映会なんかできたら良いなあ

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 ドカーン!とぶち抜いた!

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 廃材もたくさんできたよね・・・。

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 こんな形でスケルトンになりました、六畳かけることの3、十八畳ですが、これが継続的な響き床という形で再生いたしました。

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 こんな感じですねえ。構造上の補強をしてもらって、塗装は材料とアドバイスをいただきまして、なんとか完成まで漕ぎ着けた。

 さて、空間ができた、次は何やるか?であります。

 企画は色々ありまして、すでに10月には相当有名なダンサーさんのワークショップが予定されています。あとは編み物や染め物などの手仕事も、具体化されつつありますね。

 もちろんカカの本業であるベリーダンスは、すでに始まっております。

 その他にライブもありでしょう・・・。落語会なんかもできたら良いですねえ。

 あと、全回ぶち上げて、大変評判のよかった無料塾!まだ実現していませんが、これも絶対に実現させたい企画の一つであります。

 ただ今、地元のNPOなどと連絡を取ったりしているわけですが、必ず!開きたい!

 または大人の塾。今回のかなり強引な政治の運営を見るとき、ただむかつく!ではなくて、どういう本義のもとになにが間違っているのか?という事を自覚的に捉え返すなんてことも大切なことであります。

 そういう観点を再考する塾・ゼミというようなものもできたら、政治学的視点、哲学的視点、法学的、行政学的、倫理学的、歴史学的、社会学的視点、いろんな視点から現在を捉える、という事もやっていきたいですね。

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 広さは十分でしょ?

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 すでに大家さんには店主らの有り様は見透かされているようで、いるならあげるよ、とこれ四脚いただきました。本当森山工業だよね。師匠もも、やれやれと、背中を押してくれているような・・・。

 そして、今緊急!というわけではありませんが、是非やりたいと思う催しがあるんですね。

 キッカケはこれ!

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 これなんだ?・・・スピーカーなのよ。つまり、

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 音響のセッティングが、ブラジル音楽の巨匠、ケペル先生の手によって完成したんであります!!!
 ※知れば知るほどケペル師匠が偉大なお方であることが分かります、バラカン氏などと朋友状態だったり・・・

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 今度はミキサーのセッティングに来ますよ!と。これまた響き床が、またハイテクになっていく予感なのであります。

 そうなると、あれが欲しくなって、やりたくなることがあります。

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 こんなところにもしスクリーンを垂らすことができて・・・、プロジェクターなんてもんがあったとしたら、定期的な映画の上映会ができちゃうじゃないですか!?

 テーマを設けてもいいし、見るだけでなく、映画との関連した食を、見た後饗宴するというのもいい。いろんな出し方がありますね。

 リクエストを募集してもいいし、持っているDVDを持ち寄ってもいい、そのためには、プロジェクターとスクリーン・・・。貸与できるよ!という方がいらしたら、是非ご協力いただければ、うれしいですね。

 ということで、一階のの狸サイクルと二階の響き床、ダブルで大展開!していきますよ!

酒と棚の日々・・・



 何か気管支炎、肺炎一歩手前のようなんですが、調子が悪いですね、この店主。

 咳は基本しないようにします、下手して頭出すと、止まらなくなりますから。ウエー・・・という声を出すと肺の左右から、ゴーという漏れているような音が聞こえます。

 熱が無ければ、そのまま治るそうですが、ちょっと発熱もしてきたんで、がんばって働くことにしました。

 この休みは酒と棚の日々・・・、ウソ、酒は飲みたくありません、何せ全く味覚がない・・・。実は先日のケイタリングの後半から、そういう症状が出てきて、これは困った。

 料理は全て離陸させたが、どうやって着陸させるか?というのが大変でした。料理系の助っ人を頼んだですが、実際参ったよね。コーヒーの苦みが分からない、塩味もわからない・・・。今のそんな状況で、何食べても、口の中のテクスチュアだけで、味がしない。

 これも一つの経験なんだと、楽しんではいますがね。

 作業場の天井は外したんでところによっては、60センチくらい上がりまして、収納に使わない手はない。しかも建物の構造が出ているので、作りやすいということで、この休みの前半は棚作りに専念しましたよ。

 旧店舗、仮店舗と金具類が残っているので、それを使ってやりたい、新店舗も頼んだよ、という感じですね。

 上の棚の上には何置こうか?カゴだな・・・。カゴはデカイし嵩張るし、種類が多いから、収納には大変ですが、こういうところをうまく使っていこうと思います。

 そして、先日組み上がった、工作部屋・・・、それで精根尽きたどころではなく、あそこも天井が高いので、なんとか利用しない手はないか?てなわけで、棚を作ってみたんです。

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 構造からのつり棚、したから150ミリ、300ミリ、450ミリと一枚のコンパネを切り分けて使います。

 なぜ下の方が小さく、徐々にデカくなっていくか?というと、作業中の圧迫感防止のためです。150ミリの棚には、ボール盤のドリルや、チャックなどがチョコマカ置かれるでありましょう。この辺にある小さい棚は、本当作業中に便利なんであります。

  近くの万力にフレーム挟んで、色々作業もしますんで450ミリも競り出ていたら邪魔でしょうがない。

 しかし、今回は溝を切って、組み合わせなんて事をやってものだから、あまり金具類を露骨に使いたくはない・・・、で重さによって棚がコチラに変形しないように、両端を45度に切った当て木を当てて止めようなんてこと、無謀にもやったんでありますが。

 まあこの45度というのが切りにくい。手ノコで、垂直切りはけっこうできるようになったんでありますが、この45度はまだ練習が必要ですね。

 何かコラムガイドのような、あの角度を固定するものが無いのかしら?それ専用の電気工具もあるようだしねえ・・・。

 上の構造から三本の、つり棒を垂らして、仮止めして、下から順々に垂直水平に止めていきます。現物合わせですので、大変といえば大変ですね。

 水平とらないと、ドリルの刃なんかコロコロ転がってしまいますしね。

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 対岸も同じように、三本でつってと、同じようにできたんでありますが・・・。

 もう一台がそう行かない・・・。とめ付けたい構造体がそこにはないので、二本でつらないと行けなくなりました。オフセットとかすれば、どうにかなるかな?でも大変だしなあ・・・。

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 ここなんですね、間に構造になるようなものがない。縁を使う手というのもなくはないが、見た目以上の奥になるので、オフセットの際に強度が出ない可能性が・・・。

 なら、二本でやってしまえ!

 その代わり心ばかりの補強なんぞをやってみようかしら?

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 上からつれなければ、下から支えるっていうんでどうよ?余っている角材に切り込みとノミで、食いつきを作り、コンパネに噛ませておいてみた。

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 こんな感じ、ラグビーやらアメフトのゴールのような形になりましたね。垂直とって、下は金具で止めて、あとは三枚の板の接着剤で立たせています。

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 木工のプロからすれば、噴飯物だろうなあ、まあないよりいいがあってもどうって事無いだろう・・・なんてね。まあ、日々勉強であります。

 水準器を置いてみると、まあ、水平は東西南北で、出ているということでご勘弁。まあ使っていく内に変形するんだろうなあ、どうせ・・・。

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 工作部屋三つと、作業部屋の一つができた・・・。補強は折りを見計らってだな。

 細かいところは置くとして、こうした作り付けの家具というのは、かゆいサイズに作れるというところが、良いかもしれないと思います。

 こんなことをしている内に、木工かあ・・・とチョットささやきが聞こえてくるよう思いが湧いてくる。

 もう少し建具の仕事を見極めて・・・それが自転車にスライドできないか?という、まあまだ話以下の段階ですがね・・・。チョットそんなことなんかも考えてみたりしてね。

 防水や、シーリング、木工用の野外塗料などを勉強して、あとは木組みですな。もっと目の細かいノコが欲しくなってきた。垂直を計るもの。45度だって、まず材料の上に正方形を書いて、対角線を引くなんて小学生のようなことやっているんですからね。

 エエ?そんなイロハものも持っていなかったの?と聞かれれば、自転車屋だもんな!と答えておこう。

 2*材のような柔らかい材料だけでなく、もっと他の素材や、後インパクトは卒業したいよなあ・・・粋じゃ無いしね。

 自作の木箱・・・、こがしたり、色を変えたりで、自転車の荷物載せに活かす・・・。

 まあ、そんなことなんかも考えてみたりしてね、アア、ボーッとしてきた、熱だねこれは、では、大工カタログなんかを見ながら、横になるか?

 明日は、絶好調で行くぜ!

特選中古車だよ!



 考えてみると、引っ越しにも銭はかかる、引っ越してきて設備や装備にも銭はかかる、施工だ材料費だなんだかんだと、銭に羽が生えたように飛んで行きやがる。

 まあ、仕方ねえか・・・使うもんだしなあ・・・なんてホケホケしている内に、だんだんと危険水域まで近づいてきた感じがするねえ。

 日銀は円を大分刷っているようだが、どこへ行ってんだ?国債と交換してるだけか?

 日本銀行券を追いかけるのはやめてはいるが、回していかねーと、これも各方面にご迷惑をおかけすることになるので、そろそろ売るもの作っていかないとなあ・・・。

 という事で、特選中古車なのだ。

 これは良いぞ!(店主以外は)

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 かつてのFUJIは塗装が今一だか、このくらいダサイとかえって潔くすら感じてくるのが不思議。

 よりによって、鉄のマウンテンですぜ!

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 ちょいアップ系のハンドルにしていますが、ストレートが好きな人は自分で取り替えろ!

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 Vブレーキで、よく効くよー。

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 ギア前三枚、もちろんセッティング完璧だよ。

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 後8速・・・計二十四ギア・・・ありすぎだろう!

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 メッキフォーク!無駄なサスはいらない!オウ!懐かしーって人いるだろうなあ?

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 この太さなら、ダートも行けるぞ!

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 そういうわけで、多少ご老体ではあるが、街道からちょっとしたダートも行ける、黎明期を思い出す鉄のマウンテンバイク!

 さあ、どうだ!ウリャー!!!

特選中古車情報



 まだ本格稼働はしていませんが、今後は放置自転車などからの再生自転車事業なんかにも、より積極的に手を出していこうと思います。

 その第一弾といってはなんですが、かなりいらないものを外した、快走車を出してみようかと思います。

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 例によって、泥よけなどを外し。

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 チェーンカバーもいりません!

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 その割りにスタンドを残すなど、日和ってもいます。

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 こうしたハブダイナモなんかも、これから日の長くなる事を考えると、日常使いには便利、多少重いですがねえ。

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 白いグリップに、内装三段のシフター。三段あれば、ある意味・・・いいんじゃない?

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 当然反対側も白グリップ、小さいですがベルもしっかり付いています。

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 グリップにあわせて白サドル。
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 ペダルも白ということで、サドル・グリップ・ペダルの三点オールホワイト仕上げ・・・。ちょっとばかり、見た目も拘ろうと。

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 もう踏み出しも軽く、これなら、通常の自転車の三倍は距離が伸びても疲れない。中途半端ながらも、今後色々な展開が考えられる、再生自転車事業。

 イヤー、考えていると寝られなくなるくらい・・・、ここも当店の肝になりそうな部門ですぞ!

 こうご期待だ!

自転車屋の食担 ご指名とあれば・・・



 この19日は、自転車屋の店主を辞めて、一日だけの食のデリバリー業の仕事に就いておりました。

 7月の暑い日、まだ新店舗に移転してきて間もない頃でした、新種のお仕事の依頼が舞い込んできましてね、なんと結婚式の二次会の食事担当をしてくれないか?というんですねえ。

 当店は自転車屋なんですが・・・、まあそのお客さんのとおつきあいも短くないので、そんなことは百も承知であえて、ご依頼いただいたんですから、これはまあ受けない手はない・・・。

 ただし、四十名以上の食担ともなれば、それは責任は重い・・・。しかも、当店内でやってくれるんなら、台所や設備場の問題はクリアできますが、なんとアウェイにての食担。

 つまり、作ったものを持ち込んでのデリバリーという事になると・・・、今までできたことにかなり限定がかかりますんで、二つ返事で了解したのはいいものの、さて実現となると、それはまあ、大変なわけでねえ。

 どういう形で、何をどう届けるか?そして、実際コチラでできることは?そしてあちらのご希望は?それらのすりあわせですね。

 その会場というのも、家一軒を丸ごと借りる形式なので、一度は下見をしたものの、そこを知り尽くしている人が居ない・・・というのもネックになりましてね。「その辺どうなんだ?」などと顔を見合わせたことも複数ありました。まあ、色々と楽しかったんでありますわ。

 自転車作りにしろ、家作ったり、こうした食のデリバリーといった分野は違えど、取るべき段取りというのは、抽象レベルでは一緒でありますな。

 あとは、その道ならではの特殊な関係や、材料、情報、技術が違うだけなのでは?とすら思えてきますね。そういう意味でも、こうした他分野に手を出してみるというのはいい刺激になるものであります。

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 今回大変だったのは、店主が西東京を本拠地にしてからまだ日が浅く、使い慣れた食材の入手がちょいと戸惑った・・・ということかな?最初はトルコ系のピタパンが入手できればなあ、なんて思っていましたが、まあ、らしきところを探してもない!とことんない!

 輸入食材屋でしょ?と思っても、ないものはない!ドウチも、インディカ米も、ピーナッツオイルくらい置けよ!と思ってもないものはない・・・。

 仕方ないんで、杉並に住んでいる情報局員に連絡して、取り寄せなんかもしれもらいました。ちなみに、上のものはトルコのピタパンではなくて、スウェーデン系の種なしパンであります。まあ、これはこれでよかったんですがね。

 あとはどうやって運び込むか?でありますが・・・、これは車を転がす・・・プラス荷物自転車の活躍もあって、なんとかね。

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 深めのタッパーに入れてます。カレー系のもの三種、中華系のもの二種、洋物二種、中南米もの一種、プラスアルファ、ベータ・・・と事前準備は三日ほどかかったかな?雨の中の買い物が消耗しましたが、でもまあ、なんとかね。

 実際の会合の中での流れは、まず「掴み」、というやつですな。ここでは胃が開くことよりも、頭・心が開くことが大切で、食べてみよう!という渦を作っていく、その渦が渦を巻き込んで太くするというかね。

 最初のラッシュ時に、遅れなければ、こうした会合では一端潮が引きます。ちょっと落ち着くんですね。その後、口先の変わったものを再演出しながら、営業しながら、少しずつ出して、また小さい渦をあちこちに作ってはそれがまた渦を巻き込んで・・・という。

 こうした盛り上がりが三回くらいできれば、かなりの大食漢でも満足するはず、ということで、まあ良いんじゃないかな?

 そして、こうした酒の席では、飲んでばかりいて、ほとんど食べない人が必ず複数いるもんであります。そういうのを放っておくと、深夜になって、誰かラーメン食べに行く人・・・という下品な展開になりかねませんので、そういう方々にも隠し球を作っておくと、結構好印象で喜ばれるかもね・・・。「最後に蕎麦ゆでるけど、盛りそば食べる人居る?」なんてね、「もうお腹いっぱい」という人と「オオ!待ってました!」というのに二分されますね。

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 スタッフもよく動いてくれました!配膳というのは、タイミングと営業が大切で、食に開いている人に営業かけ、それが当たると、自然とそこから流れが来ますね。それと配膳というのは、直のマーケティングともいえます。なにが受けているか?受けてないとすれば、原因は何か?ってね。

 受けない原因というのが、例えば出し方だったり、説明不足だったり、味や色そのものにあったりと、まあ勉強になりますね。

 当日下準備を入れると、10時間以上の働きだったかな?スタッフ諸氏ありがとう!喜んでいただいたのなら、それもまたうれし。

 まあ、この辺の流れや動きなど、全て自転車業にスライド可能だということで、たまには他流試合も、自らを客観しできるので良いよね。

 そういう意味で、ためになった、一日だけの食のデリバリーでありました!また依頼来るかなあ・・・?

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 フー・・・一段落が付いたときはもう深夜でしたねえ。プールには冷たい秋風が心地よかったですわ。

出入りが戻りつつある・・・



 朝外に、こんなキタネー車体が置いてあった。犯人は分かる、あいつしかいない。

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 アアやっぱり、センチュリオンっていえばあの野郎。

 元気だったようだ。移転前、以来会っていない、近寄っても来なかった。大学三年ともなれば、さぞや忙しいんだろうなあ・・・。

 引っ越しの手伝いどころか、「お手伝いしましょうか?」の一言すらない、若いお歴々の方々よ、前から言っているが、店主はその辺、若い者には一切期待していないので、何とも思わないが、倍くらいに年取ったときには、少しは動けるような関係だけは作っておこうな、とだけは言っておこう。

 で、なんのようだ?

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 何か、センチュリオンに何かを載せて、大阪まで送る・・・という事らしい。あっそうか・・・なら勝手にやんな。

 ほったらかしていると、どこからともなく、助け船が来るもんだ、それが当店。

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 冷やかしに通りかかったポキさんを引っかける・・・。

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 それにコイツ、土木屋ながら休日は当店で、丁稚のような事をしている。かつてホームセンターの自転車部門にもいたことがあるので、一日の長はありそうだ。

 今は土木屋だが、将来は稼ぐ嫁を娶って、利益率の低い自転車屋でもやるんだろう。ちなみに、すでに許嫁がいる、ただ二人の内どちらかを迷うという、多分今後は絶対にないモテ期なんだろうな。

 そんな兄貴に、ちょいと・・・、

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 たずねられると、意外とホイホイ教えてやっている。

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 コイツ、成人のノンノンにふられて以来、大人の女はチョイト懲り懲りなのか?男には優しい・・・、まあ土木なんて男の世界だしなあ・・・。

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 クランクを移し替えて、あとは?

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 ステムを極端に短くしている。てことは、自分用のメンテではなさそうだ・・・。

 まあ良い、こうした若い奴らが新店舗に戻ってくるというのは、悪い事ではない。中には移転によって、縁が切れてしまう奴らもいるかもしれないが、それはそれで仕方ない、お客様を神様とは思っていない店主からすれば、去る者を追う暇があれば、会うべき人に会うことを優先とするからだ。

 いずれにしろ、テンポは半人前ながら、こうした戻りつつある若いやつらを見ていると、店が動いていく実感はあり!根付いてここでやっていくためには、本当これからだな。

次から次へと ゾクゾクだなあ・・・



 んんん?!見たことあるTシャツ・・・。もしや、また高専系?

 と思いきや、やっぱりそうだった。三番目の登場はかれ・・・、そう一年前に当店に始めてきたんだっけね。

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 その名は骨太君・・・、外骨君とも言ったっけ?とても痩せていて、弱々しい印象の子だったが・・・、一年経ってどうなったか?

 その前に何しに来たの?

 今月末に、またみんなで富士急ハイランドまで自転車で行くんだと・・・、なわけでメンテなどをしにという事らしい。まあ良い、君らのような子達が安心して思う存分メンテできるように、ここに移転してきた・・・といっても過言ではないんだから。

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 始めてきた割に、勝手知ったる様子で、何かやっていたね。お兄ちゃんからもらった自転車なんだが、落車でアチコチ酷いんで・・・という事で、乗ったり降りたりしながら品川からもって来た。

 まあ、この辺がママチャリ同好会らしいよね。普通やります?品川から西東京まで、前ブレーキの怪しい自転車で来るなんてね・・・・。

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 どうもフォーク一式交換だったらしい・・・。

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 分からない事は、まわりの人にお聞きなさい。

 万力も復活したので、フォークまわりの加工も楽になりました。当店の作業内容と万力の関係は深いようですね。

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 暗くなりましたが、なんとかフォーク交換終了。そして、

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 大分いい前ブレーキが付きました。これなら、箱根まで行った足と根気があるんで、今回も何とかなるんじゃない?というかんじ。

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 何かこの一年で随分たくましくなったんじゃない?少し肉も付いてきたようだし、少年から青年への成長も感じられるね。

 まあ、こんな事もこの辺の仕事のおもしろさでもある。

 ポツッポツッと降ってきた雨も気にせず、暗い中、品川まで帰っていった・・・。君ら、自分たちで思っている以上、ちょっとだけすごいんだけどなあ・・・、あまりいうと木に登りそうだから、ここだけの話にしておこう・・・。

乗りながらいじる・・・



 ラレーのロード、でしょうな。乗っている期間というよりも、密度の濃い乗り方がされているようであります。

 通勤でほぼ毎日、そして土日のツーリング。

 乗りながら、考えて、考えながら乗る。その結論として、今回当店に来られました。

 で、何をするか?

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 その大きな目玉改造がここ。アウター受けが付いているところを見ると、こいつは手元変速になっております。

 これをなんと・・・、Wレバー方式にしたいという事なんであります。ある意味、わざわざ不便にする改造・・・なんですね。今までも何名かそういう方いらっしゃいます。

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 10速なので、フリクションはむずかしい。という事で、デュラのSISの形式のものへ。

 Wレバーの車体には、それなりのテンポのようなものがありますね。昔はこれでレースをしてたと思うと、牧歌的・・・というか、今とは様相が違っていたんでありましょうな。たまには現代ツールとかで、Wレバーの日なんていうんでやれば良いのにねえ。今の選手には戸惑うやつらが多いはず。落車も増えるかな?

 ツーリング車として利用するには、まあ、問題はないでしょう。ツーリング車のテンポにはこれでもよい、と思いますし。落車しても、損傷を受けにくいところにありますし、フリクションなら、ワイヤーのセッティングなんて引いて止めれば良いくらいしかないんで、メカトラも起きにくい・・・。そういう意味で優れてはいる!

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 この5700はコンポとしてはがんばった形跡は色々あるんですが、ブレーキの引きは今一・・・というか今二・・・でありましたな。

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 STIの代わりのブレーキレバーといえば・・・コイツでしょ!ディズナ!近年まれに見る上出来で、これはある意味スタンダードとして残るんじゃないかしら?残ってもらわないと困る・・・。

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 見た目も悪くないねえ。

 レバーがよくなるならと。

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 ティアグラブレーキを5800の105ブレーキへ変更。

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 ディズナとの相性は・・・・、最高!人差し指の腹で、微妙なスピードコントロールができますね。

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 リアもよし!

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 一年でかなり走ったスプロケも交換。5700といえば廃番コンポでありますが、こうした消耗品に関するものはもう暫く5700内の10速スプロケが利用できるでしょう、まあそれが終わっても新生ティアグラのもので代用できますが。

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 スプロケ交換時には、是非チェーンの交換もということで。両者削りあって、癖ありピッチになっているとき、片方だけを交換すると、かかりが悪くなる可能性が大きいのでね。

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 緩んだBBなども点検して、

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 まずは、ガチなツーリング車として再生であります。

 先日は、店主の子育て号をWレバーから、手元変速に交換して、すこぶる快適なんですが、その逆パターンもある。

 全て手元変速だけだったら、一台くらいはWレバーの形式のものがあってもいいかもしれません。自転車の持っているテンポ、意外と一人ユッタリというところでは、落ち着くかもしれませんね。

 人の好みや、嗜好性は実に色々ありますな・・・フムフムなのであります。

完成車ではありませんが これ売ります! 背の高い人!



 クロモリディスククロスのこの自転車、色々限定はありますが、売ります!

 完成車として、これ一台売るのではないので、お気をつけください。

 まず売るものは、フレーム、前後ホイール、タイヤ回り、フロントキャリアとなります。

 ハンドル・ステム、サドル・ピラー、コンポ類はお売りいたしませんので、再度お気を付けてください。

 サイズはでかいので、185センチ以上の方、190前後でも、いいかも・・・。

 このフレームは・・・、

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 デカイ自転車を作らせたら、才能爆発する、ヤナギサイクルさんです。ご本人が191センチですから、ノッポの悩みはノッポが分かる・・・という事でね。もちろんどんなサイズの自転車も製作できますよ。

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 エンブレムも自作。

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 エンドに小技効かせます。

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 反対サイドもね。またディスクなので、補強が入っていますね。

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 この辺も手抜かりなし。

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 凝ったフォークのクラウン・・・、デカイ自転車の割りに小技が随所にちりばめられています。

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 これら前後ホイールも付いてきますよ!

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 わざとなのかな?さびを効かせている、フロントキャリアこれも付いてきます。

 こんな事を機にヤナギサイクルの自転車が、時たまですが、当店に展示もされるようになりますので、じっくり楽しみにしておいてください。

 このところ精力的に製作に向いているヤナギサイクルさん、ドンドン本数こなして、独特なフレームビルダーさんになっていって欲しいですね、連携もよろしくです!

 このヤナギサイクル、ビッグサイズ、お問い合わせください!お待ちしています!

不思議な仲間達・・・

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 エッチラホイ!とばかり、ホームセンターからのお帰りなんですが、載っけているのは・・・なんだこりゃ?

 塩ビ管ではないか?これ家の下水でも壊れたの?なんて聞かれそう。

 8月半ばに、そういえば店の前が突然下水道工事になったっけ?作業をチラ見していたら、似たような塩ビ管がゴロゴロあったなあ。

 今の塩ビ管は、途中からでも施工しやすいように、関節のように球体とその受けという感じで、微妙な角度や距離を調整できるようになっていますね。

 切るのも簡単、さびて腐らないし、驚いたのはあれほどの土をかけて、上から圧をかけて舗装しているにもかかわらず、塩ビ管が割れないというその強度・・・すごいねえ。

 で、下水道工事ではありません、当店は自転車屋なんでね。

 まあなんで塩ビ管が?必要なのか?

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 こんなのがあるんだよね、呼び径150~100へのジョイントになるような、これまた塩ビ管・・・。どうも呼び径というのは、正確なサイズでは全くなく、単なるそう呼ばれているというだけのもの。なので、それを知らないと、切ったりはったりが大変よ。でも、だから何よ。

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 こんなのものあるのよ、呼び径100~75へのダウンサイジングの塩ビ管・・・。結局これつなぐと150から75という半分への連動になりますが?それが何か?

 じゃあ、さっきの無垢の塩ビ管はどうなんの?

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 あ、つながっている・・・でもこれが一体何なのか?

 もしかして、これって床屋の回る看板のようなものでも作ろうとしているのか?

 うんさて、どうでしょうね、ちなみにこんなもんもあるのよ。

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 んんん?

 重いゴムでしょ?・・・さてなんだろうなあ・・・、アチコチで見かけないこれ?よく工事現場とか・・・。

 わかった!あの赤い三角錐、通行止めとかに使うコーンとかあるでしょ、あの足下にはめて、重しにするゴム・・・。

 というと?

 分かった、やっぱりこれを重しに使う何か看板かなんかでしょ?塩ビ管で何か変わった看板としているんだ?当たり?

 はずれ・・・です。

 じゃあ、何作るのよ!?

 そんなもん知るか!!!!!!

高専再来 ここまでやるなら大阪行きだ!

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 先週に引き続き、高専系のママチャリ改造が入りました。

 ちょっとはまった口かと思いますよ。良い傾向だ。

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 講師は大森社長。物静かに、丁寧にやっていきますが・・・。店主は中で木工やりながら、あれ?大森さんてあんなに笑い上戸だっけ?と思うくらいに、ケラケラとやっています。

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 どうせ、へんちくりんな事を言ってくるに違いない。今回は多段だそうだ・・・。勝手に悩み、勝手にいじって、勝手に挫折し、勝手に盛り上がる、これ基本。

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 何かブルホーン化なんかやらかしているぞ!

 こんな事やっていると、通行人からかなりの声がかかるんだそうです・・・。そうか、作業は外に限りますな、宣伝もかねて、それより何より、声がかけやすい・・・という事は、店自体としては、取っつきにくいということなんでしょうな。色々と、工夫していかないとね。

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 またありもの三枚付けて、ディレーラーなし、シフトなしで、指でチェーンつまんで変速する気らしい。

 ただ、仲間の先達は、足でチェーンのかけ直しができる強者がいるらしい・・・。すごいね。

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 次の課題は、まともな前ブレーキ。大阪くらい行くんだろう?どうせ、だったらもう少しいいやつつけような、次回。

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 あとここもキャリパー化したい、確かに車輪の着脱が断然楽になるから、パンク修理も自分でできるようになるでしょう。長距離乗るなら、その辺も基本ということで。

 昼過ぎから、夕方前まで、なんやかやと当店の広報もかねてやってくれたかな?

 とまあ、今後の当店の重要な展開風景の先取りでございます!

 こうした青少年達に混じって、隅で中年オヤジや、おばちゃんが何かをやらかしている・・・なんていう展開はたまらない。

 子供の誕生日に、親が自転車を内緒で作る。恋人のために組み付ける。ヤフオクの小遣い銭稼ぎのために・・・、理由はなんでもいい、物は買うより作るもの、という当たり前の価値観が広がるようであれば、それでよし!

 てなもんで、それを目指して、店作り!近い内に屋根もかけないとなあ・・・。

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さっさと、安全に帰れ!

木挽きからビルダーへ



 先日、縛りを設けて、木挽きをしておりましたが、切りそろえた木材を組み付けて、なんとか牧場の柵のようなもの、人によってはバーのカウンター・・・のようなものを組み付けたんであります。

 もちろんインパクトですよ。

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 万力据え付けまわりも特に頑丈に、組み上げますわよ!

 ダダダダダッーダー・・・で。逆回しをして抜いたりも簡単。釘だとねえ、抜くのがむずかしいからなあ。現物合わせで作っていると、組直しが何回かしらあるので、やはりインパクトでないとねえ。

 で、筋交いもしれて、骨格は8割方完成。

 では、つぎは・・・、こいつらを床のコンクリにアンカー打ち込んで固定する、これをやらないとね。

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 まずはアンカー打ち込み用の穴を開けます。単なるドリルではダメで、コンクリ用とは回転だけでなく、押しもないと穴開けができないんですねえ、その辺が金属や木とは全く違います。

 最初から全回にすると、ドリルの刃が暴れて標準から外れてしまうので、最初はスロースタートで、まずは基礎穴が空くのを待ち、五ミリほど掘れたら、徐々に全回にして参ります、といってもやり過ぎると、コンクリを通過したり、アンカーより深くなると打ち込みができなくなるので、慎重に事を進めます。

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 これがアンカーナット。コイツを上から叩くと、しっぽのテーパー部分が上を突き上げますので、キリカキの入っている本体が開くわけです、なので穴から抜けなくなる・・・、大したこと考えたねえ・・・。

 でもって怖いのが、用意しているナットよりも深く入ってしまったりすると、今度はそれを取り出して、サイドやり直しというのが効かない。広がってしまったナットを抜くには、まわりを割ってグズグズにして崩さないと取り出せないので、大変な修復の手間になってしまいます。

 なので、深さと位置は大切なんですよねえ。慎重に、慎重に・・・。

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 こうして差し込むと、このくらい頭が出ていてくれると、ベスト。

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 コイツを打ち込むと、先ほどのテーパしっぽが本体を開いてくれるので、これで抜けなくなります。

 そこに・・・

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 これにL字金具を置いて、ボルトで固定します。と、その前にこのL字金具に10ミリの穴を開けとかないといけませんが、それは前日に済ませてあります。

 まあ、金属板に穴を開けるなんていうのは、日常の事なんで、大したことでは・・・・実はあったんですが。まあ、なんとかできた。再度学ぶ事もありましてね、これで終わり、なんてことは無いんですねえ・・・。ドリルの刃研ぎとかねえ・・・。

 金具を固定したあとに、その金具から本体に、三本のビスで固定。

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 ビスも75ミリとか長いもん使いますんで、まあ体当たりしても、ビクともしなくなります。

 といっても、この同じ作業をなんと22箇所もする・・・。やり過ぎでしょう・・・。

 前日木工職人が冷やかしに来て、無駄に頑丈だね・・・と、的確な事を言いやがった・・・、まあこちらも分かっているんだがな。

 というのも旧店舗、仮店舗と、色々と増改築をしてきたときからのつきあい金具というのが、実は山ほどある。木材も今回は新品ばかりではなく、旧店舗時代のものもほとんど再生して使っています。

 何か捨てられなくってね、材料として木材や金具達にも、何らかの「経験」が蓄積されているような気がしてね、どうしても捨てられない。

 またよー、要所なんだが、旧店舗以来の重要位置なんだが、お前が守ってくれよ・・・という気になってしまう。

 なので、この22箇所で使う金具なんでありますが、実は新しいものは一つとしてないんです。かつての作業台から外し、塗装部屋から外し、ポリカの屋根から外したものを利用したんであります。

 それがまたねえ、偶然なんですが、ぴったりと合うんです、数が。

 なので一個40円に満たないアンカーと、ボルトのみ22個買って、ワッシャーもあったものを使い、なんとか全箇所の固定完了なんですわ。

 本当やっている本人が認めますよ、無駄に頑丈すぎ・・・。

 苦笑するくらい頑丈で、体をぶつけたら痛いです、全く作業台の奴、妥協しないんでね・・・。

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 サイボーグ・・・というよりロボットかな?もう親の敵のように、アンカーで固定された、万力台まわり・・・。やり過ぎでしょう?

 イヤでもね、これは当店の心意気なんでありますよ。

 できない!といわれたものを外し続ける事、その覚悟がこの台に現れていると思ってくだされば本望でございます。

 むしろ万力の方が音を上げてきたというのが、歴代の当店の万力台。十年強の中で、3代目・・・イヤ四代目かな?それはもうすさまじい使い方しますからねえ。

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 さーて、板貼るぞ!これでようやく作業台の様相にグッと近づきますね、終わりが見えてくる・・・、いいぞ。

 最初は、コンパネを景気よく幅600ミリ見立てに裂いて、ドカッとインパクト打ち付けしていきます!
 
 が、段階が進むと、ドンドン板の面積は小さくなってきます。

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 こんな風にデカイ板と板の間を埋めていく作業に入っていきます。最初は電ノコで、景気よくジャイーン!!!と切っていたのが、徐々に手ノコで、ショコショコと・・・。

 金差しなども使いますが、最後は本当に現物合わせになってきますね・・・苦笑するくらい、小さい板を手ノコで切っては、微調整。

 微調整には、鰹節削りに使っている通常のカンナを外してきて、シュリッシュリッと。最後はカッターも利用します。まるで小学生の工作だよねえ・・・はずかしい・・・。

 で、最後はこんな感じて締め!

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 寄せ木かよ!下の板と上板で、ジョイント部分を分けて多少強度を意識したかな?このあと隙間をパテ止めして、まあお許しを。

 同級の小林君の仕事に影響は受けて縛りを入れたとはいえ、まあ子供の仕事だよね。

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 一部突出した場所に万力台を引っ張って、台としてみました。

 別になくてもいいと思いましたが、余っている金具達が暇そうなので、今回も働いてもらう事にしました。

 こういう形にしておくと、人が色々な位置をとれるので、一番力の入りやすいところから、作業ができる・・・理想的には万力は中空に浮いていてくれてる状態なんだが・・・。

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 過酷な力にも耐えてくれるよう、今回この台に限って、コンパネ三枚分の厚みを用意しました。

 万力の設置が済むと、作業内容としては、50パーセントは進んだ感じがしますよ!

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 これが全容、まだバーカウンターに見えますかね?まあ、近い内に、コチラのみのこけら落としも、ここでやっていこうと思います。かなりマニアックな自転車好きは、工作機械の間に酒置いて、真ん中のさきイカつまんで飲みたい・・・んじゃないか?

 まあ、そうした自然発生的な会合なんかもここから始まりそうですね。

 イヤー、ここの可能性が広すぎて、見通せないくらいです。

 しかし、取りかかってから一週間以内でできましたが、こんなのは小林君に頼めば2日でできるんだろうなあ・・・などとも考える。
 
 でも、ここは自分で組みたかった・・・、それには理由がありましてね。なかなか人には説明辛いんです。「コの字で、幅六十、高さ七十弱の作業台」っていえば、済むんでしょうがね。

 そうじゃないんだよなあ。なかなか人に言えない事、いっても伝わらない事もありましてね、それが面倒だから自分でやる・・・、という事にしておきましょうか?

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 今回の目玉の一つがこれ、工作機器を置くだけでなく、ここに座ってする作業が可能になるということ。今まで、アチコチでしゃがんでやっていたのがコチラでできるようになります。近くにライトを置いて、明るい手元で、より丁寧な洗浄や、グリスアップや、磨きもできるでしょう。一つ上を行く労働環境・・・ってわけかな?

 という事で、徐々にですが、狸サイクルは超回復をへて、よりデカイ規模で再生を果たします!

くせ者登場 よりくせを



 パッと見て、結構高級系の小径車かな?・・・、と思わせるところがこのくせ者号のある意味すごいところ。

 このての小径車の値段の差は、ある意味すごいですね。大概が、まあ・・・というもの。ダホン当たりから、上昇していって、ブロンプトンへと、そして最高峰はモールトン?とねえ。

 それ以外でも小径車には無自覚にただ乗っている方と、自覚的にギラギラしながら乗っている方とがいるようで、後者は盆栽が趣味の方もいるようで、なんでまたそのパーツを小径につけるかねえ・・・?という方もいますね、車体にかける金の額が違います・・・、人は様々です。

 で、こちらはもとは、セルバンテス?・・・、サンチョ?ドン・キ?だったかな?で購入したある意味車体そのものは最下層・・・に属す系統かと思うんですが・・・。

 金かけている・・・というよりも手と気をかけている・・・といった方が良いかもなあ、もちろんそれに伴う金はかけていますがね。

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 こんないじり方は、ポジションを気にかけておられます。これは当店に来る前に、すでにご自分でやっているんだから・・・参ります。

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 こんな物干し竿のようなピラーもどこから探してきたんだ?

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 ここも驚きなんだよねえ、二つのポイントでね。

 まずフォークを自分で交換しています。しかもサイズ違い、700cかな?そうなるとリムとブレーキのクリアランスが開きすぎて、とどかなくなるんだが、その分自分でアダプターを作って、適応させています。

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 単に挟むだけでなく、もとあったフォークのブレーキ穴を利用していますんで、ズレる事はない・・・。ここパクりどころだよ!

 そんな手と気をかけてやっている愛車の今回は何をしてやろうというのでしょうか?

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 スポークとハブ交換ということ。

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 黒スポーク!というご要望。となると、当店はDTチャンピオン黒を使用する事になります。もちろんちょん切って、ネジたててと結構やりますよ!

 前なんてすごいよ!

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 もちろん黒スポークなんだが・・・、

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 ラージフランジのハブで!というご要望、細かいねえ・・・。スタイルに拘る・・・というんだが、ある意味定番というのがお嫌いなようで、アアあれね・・・という分かりやすいものよりもよりも、人が愛車を見て首かしげているのがいいんでしょうな、多分。

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 リアハブ変えて、ギア数が増えて事もあって、チェーンリンクを内側に入れ替えました。

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 そして、折角ということで、タイヤもいいものにね。

 ホイールがカッチリしてきて、タイヤのグリップもしっかりしてくると、ツケはやはり弱いところに出てきてしまう。

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 今回の試乗で、すぐに反応したのが、ここ。フォークがダメだ・・・。まあ早急に、クロモリのストレートフォークなんかにしたいという。

 アチコチパーツを替えては、試乗を繰り返して、このフレームの強弱についても、パーツ類の強弱についても徐々に知見を蓄えつつある・・・、そして一回り納得のいくスペックと走りが実現できたとき、自分でこの愛車を再塗装するという。

 そう、この持ち主こそ、外装内装でお世話になりました、富新さんなのであります。

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 これでメッキのストレートフォークなんかが付いたら、余計人は首をかしげる事でしょう。

 それに、この上に、ちょっと凝った塗装なんてしてありましたら、それこそダホンクラスの小径車と勘違いするんでしょうね・・・、マイフェアレディー、マイフェアバイシクル・・・。

 とことん、つきあいますよ!最後まで!

木挽きの敵は古釘



 今作業部屋では、作業台を製作中。木工は木工で面白いんだが、同級生の大工の仕事を見ていると、自分などは小学生以下の木遊びしているに過ぎないよね。

 でも、今までも作業台などは自作していたんだが、今回はちょっと違う。前は金具を多用していたんだよね。直角金具とかT字金具、L字金具とかをね。ソレをインパクトで止めるだけというんで、頑丈にはなりますがね。それはもう木工とすらはいえない。

 まあ、今回も大差ないのかもしれないが、もちろん仕上げ近くには要所に金具は使いますが、基本、基本構造を組み上げるときまでは金具を使わないと決めた。

 何か縛りがないと面白くないからね。その分筋交いなどを利用して、木とネジだけで強度を出す、そしてあくまでも補強として金具を使うことにする。

 そして、もう一つ、板以外の木材は今回は全て手で引くことに。コンパネ材を今回も使いますが、ソレを180センチ直切りなんて時には電ノコ使いますが、それ以外の柱部分筋交い部分の木材は手切り。

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 コイツでね。

 薄いもの切るには電ノコでいいんでありますが、柱ものを垂直出して切るには、やっぱり手なんじゃないか?なんておもいましてね。

 時間かかりますよ、でもそれを縛りにして、今回は引く。

 設計図は・・・。

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 こんなもんだけ、あると現物合わせで、切っては計って、修正しては組み付けてなんてことやるんで、大分時間はかかるなあ・・・。

 でも、静かに丁寧に、手ノコを引きます。

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 こうして木挽きをしていると、敵が潜んでいる事がある。

 古い材料の再生とかになると、中に頭を落とした金物が潜んでいる事があるんですね。

 それにノコが当たった瞬間、変な音と手応えがあるんです、やられた!と思って、ノコを抜いて、歯を障ると確かに切れがなくなっている、一瞬にして摩耗したのが分かるんであります。

 普段は鉄系のものを切ったり穴開けたりしているんで、それ用の道具を使用してますから、なめたくらいでは何ともならない道具達なんですが、木工用の道具はデリケートだね、一発でダメになると言っても過言ではないよね。

 やっちまったは・・・。

 はをみていると、そういえば・・・。

 こうしたノコの一つ一つの刃を研ぐ事を目立て、というんだそうですが、新潟の米の師匠がそのための特殊な砥石を持っていた。

 刃物を固定して円盤状のヤスリの角度を決めて、焼き鈍しにならないように、低回転で刃を立てていく・・・。

 そういえば、急に体調崩した師匠は、今年の稲刈りはできないらしい・・・。

 そんな事を考えながら、古釘をよけて、別側面を多少丸まった刃で引き始める。一定以上引くと、釘がある以上、切り落とす事ができないので、それを撤去する方向へシフト。

 金槌で切り落としものの方を叩くと、釘に関わっていないところは割れて落ちていきます。

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 割れるところまで、壊すと・・・、

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コイツが一本残っていた、こんなかに釘があるのか?と思いきや・・・違ったんであります。

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 実は切り口ギリギリに隠れていやがった・・・。

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 出てこい!

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 結構角度が付いているので、バールの先端を使って、起こしてみるル・・・、表面があまり荒れないようにしないとねえ、平面を保たないとなあ。

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 結構抵抗したぞ!

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 やっと抜けた。

 インパクトは便利だが、一定以上時間の経ったネジ類は、逆回しをしても、頭だけがねじ切れてしまって、胴体がこうして材料の中に残留してしまう事があるんでしょうな。

 釘の場合は、頭だけが落ちるなんてことは、あまりないんじゃないかな?

 まあ、多少縛りを設けて、前回よりもハードルを上げて木工やっているつもりになっていますが・・・、同級生の大工の仕事や、新潟の師匠クラスの仕事見ると、まるで子供と大人以上の差があるもんだ。

 「自転車屋だから、いいんだよ、作業台なんだから、問題はそこでどんな作業をするかだろう?」

 まさしくその通り!

 師匠の回復を願いつつ、今日も木挽き、そして、アンカー打ったりと・・・やっていこうか。


海の近くからやってきた



 確か去年の九月だったか?青春18切符の残りがあったので、不必要に遠回りして江ノ島近辺にまで行ってきた事があった。

 途中で雨にやられ、茅ヶ崎では食い物屋が見つからず、水族館は高いし・・・とある意味散々だったんだが。

 そこで印象に残っているのが、あの辺で見かけた自転車のサビ。まあ内陸ではよほどの温泉地とかいかないと、見ないなああのサビのすごさは・・・ね。

 海の近くの潮風というのは、すさまじいんだなあ・・・、あの辺で自転車屋やるとしたら・・・、その辺に秀でた加工しないとダメだなあ・・などと感じもした。

 この上の自転車は、海の近くで乗っていた人から譲り受けた・・・という事らしい。

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 小径車なのだが・・・。

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 よく見るとスポークがさびている・・・。ディスクのローターもねえ。

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 ニップルまでもサビがすごい。ステンレススポークではなかったんでしょうな。

 まあ、その他に関しては酷いサビが見当たらなかったので、これはスポーク交換・・・しないといけませんね。

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 ホイ!小径車の強い店などは250ミリ以下のスポークなんかを二ミリおきぐらいに在庫しているんでしょうか?問屋によっては、小径用のスポークを卸しているところも、あったような・・・。

 ただ、小径車の扱いや依頼が比較的少ない当店としては、これは長いスポークを切って、丸めて、ネジ立てて・・・、そう作るしかない。

 そんなわけで本数分作って、再組み付けしました。

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 もちろんステンレスですぞ!鉄スポークは、当店かけだしの頃、経費節減のために何度か組んでみて、やはり手に馴染まないのでやめたくらいで、縁が無い。

 ただ、海外からのステンレススポークの値上がりは、最近半端ないんだよなあ、スポークだけでなく、自転車のパーツが軒並み値上がりしている始末・・・。円安のせい?もう日本は輸出主流の国じゃないんだぜ、円安は一部にしか効果ないね、あの1ドル80円代時代が懐かしい。

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 もちろん後輪もね。

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 小径車はリム自体が小径なので、組み付けはさほど難しくない。700cから比べると、アレ?ってなもんで組めてしまうんだが、ソレはリム自体の精度がよければの話。でないものについて苦労は、小径も大径も関係ないですね。

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 折りたたみの割には、たわみも少ないドッペル君。足回りを整えての再出発。ステンレスに、内陸という事もあって、まあサビ問題はスポークには無縁になりそうですね。

 そんなわけで、ヤフオクなんかで海に近いところからの出品には、サビ問題は避けられませんので、その辺のご確認もお忘れ無く。

こういう展開なんだよ、こういうね



 いいTシャツじゃないの!

 ママチャリクラブとありますな。プリントされているのは、下から撮ったママチャリの写真、この角度からというのもいいね、それだけでかっこよく見える。

 しかし、ママチャリクラブって?

 ・・・、なるほど、君たちか・・・。

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 昨年は、大所帯で箱根に行ったんだよな。一体部員の何人が来たんだっけ?な?

 今年もまたどこかへ行くんだろう・・・。

 しかし、昨年は、店と前の道んところに、人も自転車もなにもかもがあふれていたっけね。

 車が来る度に、足を上げたり、ものを移動したりね。もっと落ち着ける環境で、みんながもっと自転車いじりに沈潜できれば良いよなあ・・・なんて思っていたんだよね。

 今思えば、前んとこの貸し主が思いっきり家賃値上げしてくれたんで、それが幸いとなった。

 今年の1月には、すでにこんなとこいられっかよ!!とケツまくれたのも、この思いっきりの値上げであったんです。正直言ってね。薄っくらい八畳?一部屋が空いたくらいで十万の値上げってあんのかね?でも、まあそれで吹っ切れたという事で、結果的にはよかったんじゃないか?

 でもって、今回の移転に結びついたんでありますから。

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 今回は二人、思いっきり自転車いじりをしていったんじゃない?

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 遠出するので、パンク修理を楽にしたい、なればブレーキはキャリパー化すべきなんだよね。BBの裏にブレーキが付きました。

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 前後のグリスアップもして、終わったときには、もう真っ暗だったよな・・・。

 ある意味理想的な展開ですね。もう少し屋根が付いたりして、作業はしやすくなってきたなら、多くの部員の方々も、アチコチでゴチョゴチョやってくれてもいい。

 新生狸サイクルの一つの顔を象徴する風景、その先取りのような一日でありました。

 ワケーのはここに来て、自分で、まずは自分の自転車をいじれ、話はその後だ!

今後の展開を残しつつ ママ狸んセンス



 後ろに乗せるには小さすぎる・・・となると、前に二回りほど小さい、子のせを付けて見るのはどうか?

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 ここが空いているので、カゴを前に出して取り付けましょうか?

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 フレームと同色の黄色イェップですね。

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 このカゴも、一回り大きなものに交換します。

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 取付金具も140ミリという最長のもので取り付け、子のせの足置きとカゴとの干渉を回避します。

 今回はこれだけといえば、これだけなんでありますが、子供の成長などや、前子の背を取り付けたことによる、ちょっとしたポジションの調整などについて、予告といいますか、今後起こりうる展開について、事前に申し上げておきますね。

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 まず子のせ本体とハンドルの位置が近すぎます。これでは、座らせようとする際に、子供の足がハンドルに引っかかってしまいます。

 また、子供の成長によって、太ももが太くなると大変窮屈に感じられることかと思います。何よりも乗せ下ろしが大変ですね。

 であれば、まずこの原因であるステムをより突き出しの大きなものと交換することをお勧めいたします。そうすることで、ハンドルと子載せの距離が開きますので、乗せ下ろしが断然楽になると思いますね。

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 あとは、子のせがお母さんとハンドルの間に来ることによって、上体を前に出しにくくなります。中にはハンドルが遠くなったと感じるお母さんもおられるでしょう。

 また、上のようなステムの突き出しを前に持っていくと、物理的にもハンドルは遠くなりますから、乗りにくくなる、ということも考えられます。

 でもね、自転車は完成物ではなくて、構成物なんです。幾多のパーツが集まって一台の自転車が組みあがっているので、ハンドルが遠くなれば、より近くすればいいんです。

 具体的には、もっと手前に来る様な長いRのハンドルに交換してやればいい。何も我慢して乗り続けることはないんですね。そんなことで、ちょこっと快適になってしまう、それが自転車なんであります。

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 状況の変化によって、自転車のほうを作り変える。自転車は構成物ですから、かなり大胆に変更することもできるんですね。何も我慢して乗り続けることはないし、いわんや新車を即購入しなければならないこともない・・・。

 マ、そんなもんです、自転車なんてもんはね!

父から子へ ロードレーサー二歩手前のながらお渡しメンテ



 これ組んだのは・・・十年までは前・・・ではないか?でも、この一台で地球一周、五万キロ走破した父がいた。

 地球一周記念後に、アルミの車体に変えたため、コイツが一台残ってしまったという。

 しばらく寝ていたが、また起こされて、今度のその高校生になる息子に受け継がれる事になった。なかなか隠居させてもらえない、鉄レーサーなのでありました。

 で、そのために、アチコチ傷んだもの交換したり、メンテしたりする必要があるということで、やってきた。実に久しぶり・・・。

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 さて、どこから手を付けるか?かなりご老体のリアディレーラー。今後使い続けるなら、トラブル前に、交換した方が良い。

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旧ソラから、新ソラへの変更。隔世の感のある形、これが今や同じグレードだとは・・・ねえ。

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 手元変速のティアグラSTI、これもガタが来ています。復旧を狙ったんですが、使えない事はないながらもこれはまあ時間の問題だということで、これも新ソラのものに交換。

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 使い勝手は良い。カチッと締まっている感じが、グレードを越えているとも言えるかな?

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 ハンドルは交換せずに、バーテープのみ交換。

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 ブレーキはバラして、緩みをとって洗浄して戻す。

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 息子の方が身長が高い、それに今の子手足が、長いのは当たり前?なれば、ポジションを意識したものに交換。

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 二十ミリ以上前にハンドルを持って行く。最初は怖がるかもなあ・・・。

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 ヘッドパーツも交換。これでフロントブレーキをかけたときのガタが止まります。

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 クランクは男ギアもの。・・・今回はこのままでメンテして戻す。

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 チェーンは交換。

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 ホイールは、地球一周前の後半あたりに、一度組み直しをしています。足回りを変える事で、走行感を上げようとした事。105で組んだので、まわりはなめらかです。こういうとき、いいものを使っていた事が誇らしげに思えてきます。

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 グリス入れと、簡単な調整で、絶好調ホイールに再生。走りたがっています。

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 今回は再塗装まではいたしませんでした。それは、これに愛着を感じたら、アルバイトでもして、息子がやれば良い事。ほかにもし次にやるのであれば、フォーク交換と一緒になるといい、多少の歪みが出ているという事でね。

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 という事で、息子の身長なら、このくらいかな?とサドルポジションを上げて、試乗してみると、イヤイヤ、まだまだ走る走る。

 ホイール類、足回りが張り切っているのが分かります。これで日本一周をしてみたいと、気負わず言っているところなどが現代っ子なのかな?決して熱くはないが、何かシレッとやらかしそうな感じの息子である。

 しばらく経ってから、フラッと寄りつつ、店主の目も見ないで、「今度いじるとこってどこです?」なんて聞いてきたら、はまった証拠なんだろうなあ・・・、コチラもぶっきらぼうに、フォークじゃね?なんていうと、いくらっすか?とか来るんだろうか?

 まあ良い、今回は総メンテとしては手前でとめているので、何か気づいたら、もってきな!今度は一人でな。

小さくてもアスリート! トライアスリートの誕生



 トレックの子供車なんでありますが、これはすでに競技車体として、組み付けられたんであります。

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 通常であれば、この手の車体には、デザイン重視というのか?ブロック系のタイヤが取り付けられていますよね、よくある事ですが・・・。

 でもこれは、今月昭和記念公園で行われる、ちびっ子トライアスロン大会に競技車体として参加する事になりましたので、迷わずにスリックタイヤを履かせました。

 グリップはいいし、転がり抵抗は少なくなるしで、良い事ずくめ。

 レース車体としてタイヤはある意味最も重要なパーツかと思いますね。安いタイヤを付けてレースに参加するものではありません、グリップの悪いタイヤで車体を滑らせスリップして、他落を誘ってしまいかねませんからね。例え、草レースであろうと、町内のレースであろうと、ひとたびレースに出るのであれば、タイヤはいいものを使わないといけませんぞ!

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 前シングルの34T無垢ギヤ板が付いていましたが、まずギア比が小さすぎるということと、チェーンが脱線するということだったので、40Tのカバー付き交換いたしましたよ。

 子供がレース中シフティングでチェーンが落ちたら、多分レースはそこで終わりになってしまうでしょうから、レース車体でありながら、カバー付き・・・。でも想定可能な事態を回避するのもレース車として大事な事だよね。

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 チェーン交換もして、シフティングやスプロケ等の洗浄などもして、セッティング・・・。

 小さかろうが、レース車体だと思うと、つい気合いが入りますな・・・。

 とりあえず今回は、ここまでということで、あとはポジショニングでありましょうな。サドルの位置がまずは大切。

 そのために、スポーツ車の乗り降りをしっかり身につける事・・・かな?納車の際夜でしたが、ライト付けて一生懸命やっていました。あと発泡体入りのヘルメットのかぶり方も教えた通りだよ。

 慣れにはもう少し時間がかかると思いますが、そうしたらまだ適正サドルの位置は数センチは上がると思います。

 そして当日は、スタンド、前後ライト、反射板などのいらないものは全て外すということもお忘れなくね。

 まず百メートル泳いだあと、五キロの自転車と、一キロだったかなランがあるらしい。小さくても立派なアスリートだ!

 あと課題は一つ、

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 このインチキサスは、次回以降どうにかしよう。かなり力のロスになるんでな。

 でもまあ、まずは経験だ、大きなケガをしないための小さいケガくらいはこれもまた経験だ、恐れずやっておいで!

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 小さくてもアスリート、小さくてもレース車体・・・、兄貴のトレックに寄り添う弟トレック、「お前しっかりやってこいよ!」「ヘイ!」というやりとりが聞こえそうであります。

子狸の夏休み 後日談から・・・



 先日皆さまのお目汚し、といいますか、暇つぶしとしてはいささかお粗末だったかもしれませんが、愚息の子狸が、初めてのサイクリングにて十キロ以上の距離を走破という、事をしでかしたという記事を掲載したんでありますが・・・。

 まあ、成り行きとはいえ、走らせた親も親、走りきった子も子ということで、何とも変な充実感のあった子狸の夏休みだったんですねえ。

 多分、今までに無いほど、「今日はよくやったな!」ということを言い聞かせたかな?

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 普段は無視する、アイスクリーム専門店にも、連れて行ってしまったりして、チョイト図に乗らせていたわけであります。

 そして、後日談がありましてね、それはまた興味深いんであります。

 多分、子狸は相当の自信が付いた・・・と思います。もうオイラは自転車ではイッパシだ!くらい思っているんじゃないか?とね。

 この自信満々の、慢心子狸がその後、交通公園に遊びに行って、一台自転車を借りた。もちろん補助なしなんでありますよ。

 その借りた自転車に跨がって、ソレ!とばかりに乗ろうとしたが・・・、これが乗れない・・・。

 何度も、何度も試みるも、踏まないと回らないペダルに翻弄されて、全く乗れない・・・。その内癇癪を起こして、泣く泣く補助付きに乗り換えるも、当然納得しない・・・不満タラタラで帰ってきたんでありますね。

 それはそれは、本人にとっては天国から地獄だったんでしょうな、自信満々でどんな自転車でも乗れるし、乗ってやろう!良いとこおっかさんに見せてやろう!というところに、その真逆・・・本人として困惑から絶望へ、そして大恥かいたわけですから。

 再度確認しておきますが、今回子狸が十キロ走った車体は、もちろん補助などありませんが、シングルの固定ギアの形式をとるものなんでありますね。

 競輪用の自転車、トラックレーサー、ピストレーサーと同じ形式を持つ自転車なんであります、別名踏切自転車・・・。

 それに対して、交通公園に置いてあった自転車は、フリーの形式を持つ自転車、つまり普通の自転車、自分で踏まないと回らないペダルと、ペダルを止めても車体は走り続ける事のできる形式のものなんであります。

 で一般的なのは、当然フリーの形式のもの。子供が乗る自転車はほぼ全てがフリーなんであります。

 なんで、年端のいかぬ子狸の練習機ををわざわざ癖のある固定にしたか?それは、将来競輪選手にするためであります・・・、ウソ。

 これは、二輪の自転車を練習している姿を見て、フリーよりも固定の方がより簡単に習得できると、踏んだポキさんと、店主の仕掛けなんであります。

 なぜか?

 固定にすれば、車体が進んでいれば、必ずペダルは回っています。その回っているペダルに足を合わせるだけで、乗れるようになる、という簡単な理屈なんであります。

 それに対して、フリーの自転車とは、ペダルの動きと車体の動きが完全に連動するわけではないため、自ら回さない限りは車体は前に進まない、固定のようにあらかじめ車体を動かして連動するペダルに足を載せながら回すのではなく、完全にとまっているペダルをまずは踏まないと進まない・・・、逆に車体を動かしても踏まない限りペダルは動かない・・・。

 この止まっているペダルを踏むという作業というのは、考えてみれば、実は自らバランスを崩す行為なんでありますな。そうですよね、中心でバランスをとろうとしているところに、片方から一方的な力をかけるんですから、バランスは崩れますでしょ?

 バランスを取らないと当然自転車は倒れます。でもバランスをとりやすくするには、いわゆるジャイロ効果を利用しなければなりません、コマであれば回転がそれにあたりますが、自転車の場合は走り出す事に匹敵します。

 では、走り出すにはどうするか?ペダルを踏まないといけません。バランスを取りやすくするために、走り出そうとするその起点で、バランスを一番崩す事になるペダル踏みをしないといけないんですから、ある意味、フリーの自転車は乗れない子に端からジレンマを押しつける事になっている・・・。

 固定ギアはその点、自転車をストライダのように、あらかじめ蹴って進めておけば、その速度に合わせてペダルが自転してくれるので、その自転車の動きの論理の方に合わせてやることを覚えれば、スーッと乗れるようになる・・・。

 ある意味子狸に関しては、見立て通りの展開になったということなんですね。

 まあ、別の機会にフリーの練習すれば、またすぐに乗れるようになると思いますが、どっちがいい?と聞いたとき、子狸がなんて答えるか?が非常に楽しみなんであります。

 主義やスタイルや流行といったところから全く無縁の子狸が、フリーと固定両方に乗れるようになったとき、その両者について、なんというか?そこには自転車と人との原初的ながら人間工学的で興味深い答えが潜んでいるように思える・・・なんて思うのは親バカを通り越してのバカ親の期待なのかしら?

 まあ、固定自転車は固定だから故に危ない・・・などというその辺に転がっているような見解は、堅焼きそばはのどに詰まるから危ない、といっているのと同じくらいの見解なのでは?と思ってしまいますな。

 そんなわけで、ロード乗りの皆さんで、固定を乗った事のない方。たまには自転車側の論理に自らを合わせて、自転車の声を聞く、自転車側の動きから学ぶなんてことも大切なのよ!と、たまには言ってみようかなあ・・・。

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

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〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
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携帯070-5083-6962
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