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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |2016年07月 tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target

一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

異形にも ガラスコーティング・・・



 スポーツ自転車をいじるとすれば、圧倒的にロードピストが多い当店ですが、たまにこういうマウンテン系の車体も来るんですね。

 カーボン・・・で軽い。でもマウンテン的な使用でも大丈夫なんでしょうな。シクロもカーボン車がありますからね。

 ただでさえ、マウンテンということでいつもと異なるところが・・・、

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 なんと前輪を支えるフォークが一本棒であるという事。いわゆるレフティーというやつなんだが、もうとっくにないかと思っていたら、まだまだあるらしいですね。

 飛行機の車輪手同じ構造だそうで、そういわれると強度には不安はあれど、大丈夫なんでしょう、軽いらしいですね。

 こうなると当店にとってはもう異形なんであります。フーン・・・来たか・・・という感じ。

 コイツにガラスコーティングということなんであります。

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 なれば、まずこのクランクを抜かないといけませんね。ただ、イヤな予感・・・アメリカモン、キャノンデールでしょ?どうせ特殊規格・・・なんだよね・・・。ツー事は特殊工具がいるってこと?

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 このくらいは十ミリの六角で抜けるが・・・問題はこの先なんだよね。

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 ここからどうするか?調べてみるとやはりイモネジのような特殊工具がいるようだ・・・。でも内部を見て測ると、一定のワッシャー系のものを使えば、コッタレス工具で抜けるなあ・・・とおぼろげながら分かってきた。

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 白羽の矢があたったのが、こいつ。どこにでもあるフィキシングボルト・・・これをね。

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 このように内部にあてて・・・、コッタレスを軽く回せば・・・。

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 左右ともに簡単に抜けたということ・・・。でもよい子の皆さんはけっしてまねしないでね。専門の工具を購入してください。

 デコの中空のシャフトが残っているんだが・・・、ガラスコーティングに関しては別にあってもいい代物でありますが、コーティング後には別のクランクを入れるということで、外す必要が来る・・・。

 で、外すんだがねえ・・・。なんとゴムハンマーで叩くっていうやり方・・・。あのー、車体カーボン使ってんでしょ?間接的でアレ、カーボンフレームに直づけのパーツですら、コチラは叩きたくはないんですが・・・。

 もう少し静かに着脱できるやりかたってないのかい?強い衝撃は、カーボンだけでなく、あらゆる素材に対していいとはいえないと思うんだがね。


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 とりあえず、シールドベアリングのみにしておいた。こいつも叩いてですことになりそうだが・・・ねえ・・・何ともなあ・・・。

 ほぼフレーム単体になりましたので・・・。

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 ガラス材を染み込ませて、薄くフレーム全体にのばしていきます・・・。

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 今までロードのフレームばかりやっていたんで、勝手が違いますね。

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 スポンジが届きにくいところがあったりね・・・。ようやっとロードへの施工はなんかつかめてきた感じがしたんだが、マウンテン系異形フレームには、もう少し施工例が必要だわな・・・。

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 これにてコーティング終了!持ち御マウンテンもダウンヒルもガラスコーティングしてもいいし、やるべきなのはむしろコッチ系統なのかな?とも思いますがね・・・。

 サーテ、これから、持ち込みのパーツ類を組み付けていくんですが・・・、どうなることやらです。ある意味ロードとは別種になってきている感が相当ありますしね、スプロケや、クランク、油圧ブレーキ・・・ってなんじゃこりゃなんだが、新しいものには手を出す機会があったら、勉強かねて、しっかり観察、マニュアル読んで、ちゃんと組み付けるしかない。

 ガラスコーティングは、こうした組み替え、再塗装の際にすることをおすすめします!できるだけフレーム単体でやってやる方が、隅々にまで手が届きますからね!
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シングルスターメー ブレーキ故障



 車体として一つの選択肢にはなりましたね、シングル系の自転車です。固定ではありません。

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 内装三段のシングルギアであります。シマノも作っていますが、コチラはスターメーアーチャー。作りの精度からいうとシマノかも知れませんが、アイデアで勝負、となるとスターメーはすごいものあります。

 これは手元にシフターを持って行くタイプですね。

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 他に内装二段で、キックシフトといってペダルの操作だけでギアを変えるというのもありますね。当然ハンドル回りはスッキリです。

 あとは、何度か紹介している、内装三段の固定・・・。よく作るよねえ・・・本当脱帽。もっとこの手への理解があったら、ジャンジャンホイール組み付けて、内装三段固定を、最強クラスの練習機として、世に出していきたいですねえ・・・。

 で、今回のご依頼はブレーキ・・・。

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 調整している内に、分からなくなって、穴あき状態になった・・・。これで持ち込まれ、あとはバラバラの順序の分からないワッシャー類ネジ類が・・・。元に戻すという事でありましたが・・・。

 どうも部品が足りない・・・ようなので、別のものを移植・・・することに。

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 普段なかなか開けないところだけに、一階開けてみると、意外と複雑なのに驚きます。こんな感じで、移植終了。

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 シュー交換もね。

 ところが、リアもグズグズで、ブレーキだけにここも直さないとねえ・・・、ということで。

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 別のブレーキの部品を移植。

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 ここもシュー交換完了。

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 小さい部品ながら、ブレーキは重要ですね。特に自分でいじっている内に・・・分からなくなった・・・というのであれば、お任せいただく方がいいと思いますね。

 部品の箱を見ると、アチコチ抜けているものや、もう捨ててしまえば?というようなものがゴロゴロありますが、こういう時に実に役立つ。いわゆる部品取りというやつですが、ショップの力はこうしたゴミとも何ともいえないものがどのくらいあって、それらを時にどう使えるようにできるか?というところなんじゃないかな?なんて思います。

 ゴミのようなものが光って見える瞬間・・・、核の廃棄物のように偽の制度に守られた資産ではない、応用によるゴミの資産化、身の丈でできることをやっていく、ささやかながらしたたかに・・・。

イヤー、コッタード祭りだね・・・



 一つの施工例が、また同じような施工の依頼を持って来る・・・事はよくありますが、三連ちゃんレベルで、続いていますのがコッタードクランクの施工依頼・・・。

 まさにコッタード祭りというくらいに・・・。

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 イヤーデカイねえ・・・このリンク。どうもクランクが回らなくなったといいます。

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 カバー外して、例によってクランク外して中を見るが・・・回らないような異常は無い・・・。

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 この手前の金具・・・なんか見たことあるような・・・。そうなんです、こいつは初期型の内装三段ハブなんですね。どうもこの中が問題になっての、クランク不良だったということなんですね。

 バラして、掃除して、調整して戻す・・・。

 そしてなんとか三段は行けるようにはなる、ただし、摩耗などでシャープにシフトできるわけではない。その辺癖のある車体として、つきあっていかねばならないでしょう、旧車にはよくあるパターンであります。

 あまり気になるようだったら、この辺を変えるというのもありかと思います。

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 というのも現役で働く自転車としてバリバリ動いているんですねえ。吉祥寺にあるカレー屋さんです、ピワンさんというお店です。

 厨房からお店へ、大量のカレーを運ぶ自転車。

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 ダイナモにライトも現役ですね、味がある。

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 ワイヤーブレーキですが、実用車のハンドル・・・って感じですね。

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 このサドルも、貫禄もの。ちゃんと座れますよ、暫くいじらないでいいですわね。

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 ペダルは新品ながら、ザッツ実用車もの。こういうコッタード祭りの際には、こうしたペダルは重要だよねとばかり、いくつか仕入れておいたものが、役に立ちました。

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 申し遅れましたが、ヒヅルというものでございます。前回のやつは確か・・・ヒドリ・・・だったかな?

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 これこれ、似ているといえば・・・似ているかもね。系列かな?ヒヅルも戦前のもの・・・かな?

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 さすがに、すべての癖は抜けないまでも、クランクは回るし、内装三段もなんとか使えるようになりました。踏み込みに注意しながら、シフトのタイミングをはかっていけば、なんとか使えます。またこれを基体に、現行品で・・・というご要望にもお応えしますので、まあ末永く乗っていてください。

 吉祥寺のピワンさん、多分相当おいしい、カレー屋さんとお見受けします・・・、なんていっても自転車屋のカレーを自負する店主の見立てでありますから、話だけでも分かること・・・あります!

 またなんなりと!

梅雨明け これまた洗車日和



 洗ったそばから乾いてくれる、梅雨が明けたらしく、大変暑いが洗車にはいいですねえ。日頃一緒に走っている自転車の徹底洗浄なんて、大切ですねえ。

 プロレーサーはプロのメカニック任せ・・・だけではダメだよね、自分でどこまで自分の自転車の面倒が見られるか?これも重要だと思うな。

 明日お台場で、クリテリウムに出るという、なれば、洗車だな、戦車だけに・・・。

 中性洗剤に細かい泡を立てて隅々まで、手早く洗って、汚れを落とす。

 さて、レースの先端を走る戦闘機というものを見せてもらおうか?

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 オオ、やはりその足なら、これも当たり前かもな・・・。

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 ブレーキの前後はデュラエースだったが・・・、アレ?まあ互換性はあるがリアディレーラーはアルテグラか・・・。まあそんなこともあろう・・・。

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 オウ・・・、STIが105・・・まあ互換性があるから・・・問題は無い・・・。意外とフランケンだった。もしかしたら、元々は105だったのが、入賞したり、レースを作るような働きをしたら、一つ一つグレードが上がっていく・・・なんてね、もしそうだとしたら面白い制度だなあ。

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 サドルが前下がりになっている・・・、ように見える。これも昨今のレーサーの乗り方なのかも知れないな。

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 なるほど、フロント回りが硬そうだ・・・ね。前乗り縦踏みでガシガシ走る・・・これがトレンドなんだろうなあ。

 まあ、この中性洗剤までは自分でできるだろうが、これからは・・・ちょいと技を見せてやろう・・・。

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 こういうケミカルがある、単純にいうと油分を乳化して落とすというやつです。

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 ハイしましてから、少しおいて水で流す。

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 乳化したあとが分かりますね、効果あり!

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 きれいになりますねえ、他にも洗浄に関しては、色んな手はありますが、複数台を短時間できれいにするには、こいつは使える!

 きれいになった、チェーン・・・そのままではダメ。オイルなし状態ですから。

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 秘密のこいつを使います!コイツをきれいなったチェーンの一コマ一コマに・・・、

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 点眼するように垂らしてはしませる・・・、これも少しおいて、余分を拭き取って終わり。音が変わる・・・、無音ではないが、オイルを含んだコロが機嫌良く力を連動させているのが、クランクを回している手に伝わってきます。

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 あとはワックス・・・、こいつは自分でやろうな・・・。

 あともう一つ、タイヤに細工してみた・・・。そうしたこのレーサー、気付くんだよなあ・・・。かつても、黙って使って気付いたのは、コイツだけ。細工し甲斐のあるレーサーだよね。

 そんなこんなで、仕上がったレーサーで帰って行った。

 程なく電話がかかってきた。ちょっと感動したということだ・・・。まあそれだけ気付く繊細な足を持っているということだろう。コチラもうれしい、今後重要なレースの前にはもってきな。

 そうそう、昨日化した内装式固定のワイヤー調整は厳密でなく、悪かった・・・。膝が勝負に影響ないといいが・・・。しっかり調整した練習機にまた乗ってくれ。
 
 プロツアーに入っているといっても、食えるという状態からはまだほど遠い。他にもやるべき事はあるようにも思えるのは当然のこと、若いしな。日々逡巡しながらも、サドルに跨がり、踏む。

 一度は欧州には行け、そこでしっかり見聞して走ってから、具体的な選択肢の中で、決めること。悩まず、考えよ。

 今はとても大変なときかも知れない、でも、あとで分かるがそういう時にどんなことを考えて、どんなことをしてきたか?ということが一番といって良いほど身についていたりもするものだ。

 この店主だって、自転車屋が本業になる前、副業を束にして食いつないできたんだ、そして四十の時、全く展望がなかったんだが、近所の農園で援農して、田麦山で米を作っていたんだ。

 全く展望はなかった・・・が、今こうしてやっていることはけっして間違ってはない、ということの自信はあったものだ。いいか?四十の時だぞ・・・、今君はその半分・・・、色々あって当たり前なのよ・・・、常にサドルの上で考え、サドルの上で学ぶことだ、暫くは・・・だ。

ガラスがけ・・・だけではない ガラスコーティング



 来たねーカーボン。トレックだって。

 これにガラスコーティングをかけるというご依頼。なんとご依頼主は、昨年の新人王からです。

 ほう、クロストレーニングなのかな?膝に優しい自転車は他の競技選手にとっても利用価値は大いにあると思いますな。是非是非、新人王から率先して、トレーニング機器としての自転車、という門が開くよう、お願いいたしまーす!

 そんでもってのがラスコーティングだ。色々やり方はあると思いますが、フレーム全体にコーティングするということで、理想をいえば、フレーム単体にすること・・・なんだが、そうなると解体と再組み付けという、これまた大いなる手間が発生する・・・。

 でも、折角コーティングするなら・・・・ねえ。

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 まあ、こんな程度に外します、ワイヤーはそのまんまで、コーティングの際には片手でパーツを持ち上げたり、ひっかけたりして、避けながらやるので、この辺が妥協点かな?なんて思いますな。

 もちろんこの前に、中性洗剤による徹底洗浄を行いまして、それが乾いてから、アルコールにて完全脱脂をて、いざコーティング!となります。

 徐々にその内容が手に付いてきたようにも思います。コーティング剤は実によく伸びる・・・。厚くではなく、薄くのばしてフレーム各所の津々浦々まで。
 
 手早さは必要だが、焦る必要は無し。そして伸ばしたあとは水を含んだ目の細かい布で押さえるように・・・けっしてゴシゴシいたしません。今使用しているものは水との化学反応を利用しているみたいであります。他のものではこの工程のないものもあるようですね、調べてみると車の世界ではガラスコーティングはもう当たりまえ、星の数ほど薬剤があるといっても良いかもしれませんね。

 それからから拭きして、二十四時間おくようにしています。

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 今のフレーム太いところは太いね。

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 もっと照明当てたりすると、コーティング感が伝わるかも知れませんが・・・、相変わらず、写真下手であります。

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 おっとなんじゃこの番号は?もしかして・・・背番号?この背番号で新人王っていったら、持ち主さんがすぐに分かってしまうかも・・・ね。

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 バーテープが汚れていたんで、これは交換しよう・・・かな?

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 バーテープは、自転車を縦から見た際の顔に当たる部分なんで、意外と印象保つには大事なところですよ。

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 そうそう、パーツを外すというのは、ある意味車体の点検になりますんで、一つ気づいたこと。

 これどこにでもあるボトルケージなんでありますが、ボルト自身がプラなんですね。

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 生シラスかよ?白魚かよ?クリオネかよ?・・・っていうボルトが出てきた。実はこれ外すの大変だったのよ。溝ギリギリまで頭があったので、工具が入っていかない・・・。なので

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 なので、この二本を抜くためだけに、工具の一個を犠牲にして、その角を落とした・・・ということなのね。

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 これでようやく外せたということなんですが、こんなボルトにまで本気になる当店、工具一個を犠牲にして・・・、ってほどではない、別に以後使えなくなるわけでないし、今までにペダルの調整とかでも、結構この手の加工はしてますんでね。

 で、今回コーティングの際、邪魔なんで外したんだが、以後これ使いますか?ということなのね。軽いからいい・・・だから使ったんじゃないか?と思うんだが・・・。

 あのー、競技車両が6.8キロに決まってもう10年以上経っているんじゃない?その間にフレーム・ホイールがドンドン軽くなって、確か十年近く前も6.8キロを守るために、フレームにわざわざ分銅を載せていたシモーニなんていう選手もいたはず。

 そんだけ軽量オンパレードなんだから、こんなボルト一本に軽量をかけるようなことする必要は無いと思いますね。むしろ走行中こいつが緩んだ際、どうするの?っていうのが心配になります。まあ、締める工具を携帯するくらいなら、軽量化の観点からアルミのボルトをおすすめいたします、六角レンチで着脱できるヤツね。

 それに折れてねじ穴に残ったりしたら、また面倒・・・になるんじゃないかな?このボルトが特殊プラスチックで、一度締めたら緩まない折れない、高級ボルトでなければ、このまま使用し続けることはおすすめいたしません。ちっちゃいことだけどね。

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 ということで、ぶら下げたパーツ達をまた元に戻しつつ・・・ということは、当然調整が入ります・・・。それも半端じゃないよ!ブレーキなんて握った瞬間分かってくれたら、うれしいなあ。あとそう!ブレーキを完璧に近く調整するためには、実はホイールがちゃんとしていないとダメなんですね。

 ということで、前後のホイールの振れ取りなんかもしておきました。良い状態に仕上がっていますよ!

 まあ、点検ふくめてのガラスコーティング・・・というのもありかも知れませんね。

 それと再塗装の際とか、パーツ載せ替えの際とかのついでにもガラスコーティングは有効ですね、何せついでなんで安くできますしね。
 
 ということで、今後のガラスの経年なんかも見つつ、やって参ります!

何処行くの?今年の夏休み?



 ありもの組みでの高性能・・・ってやつができました。

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 激軽ではないがアルミでそこそこ頑丈そうなヤツ。それにクロモリのストレートフォーク。ちょっとやそっとでは壊れません。

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 贅沢!!!手元変速のSTIが付いています、なんと9速・・・。

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 9速シフターにしっかりと9速のスプロケを入れています。正真正銘な使い方であります。まあ当たり前なんですが、9速のSTIで8速引いたりとか平気でしていましたんでね・・・、こうした寄せ集め感満載の自転車というとなるとつい強調したくなりますな。

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 前が三枚だよ、三枚!

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 上から見てもしっかり三枚。今段々三枚の自転車がなくなりつつあるようですが・・・といっても、上のグレードからなくなっていくので、下位グレードには残り続けるかも知れませんがね。ともあれ、これだけギア数があれば、行けないところはない、といってもいいんじゃないかな?

 壁のような急坂に来ても、軽いギヤで撫でるように回せば、歩行者に抜かれようが、足を付かずに進むことができるでしょう。

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 ダボ穴もあるので、キャリアなども付きますよ。つまりは、荷物を積んでね、長距離のツーリングにも出かけられる・・・という車体。

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 前後に堅実なカンチが付いています。

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 そこそこシャレていながら、そこそこ効くというヤツね。イヤー、過不足ないねえ・・・この一台。

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 どうです、この夏休み、コイツで遠出しませんか?機能としてはもう十分、あとはキャリアと荷物を載せて出発!

 高校生なんかどうかな?あと一月以上休みなんだぜ!他の学生だっていい、書を持ち野に踏みに出よ!

 こうやって、若い子向けに用意していると、意外とそれとは真逆の方々の目にとまったりする。少子化なのか?店主の見立てがまちがっているのか分からないが、それでも全く問題は無い。

 六万しないんだから、できれば若い子に・・・なんて思っても、意外と若い子が高級志向だったり、一定以上の年齢の方が実を取るような選択をする。

 まあ、本当どちらでもいいんです。コイツに乗って、風を感じて、雨を感じて、自分の小ささを感じつつ、一踏み一踏みの重要さも分かりつつ、飯やビールがトコトンうまい!そういう人間にとっての原初的な感覚を体験してもらえればね・・・誰でもいいんでありますよ。

 もちろん、その手前の緩い乗りでもよし。スマホ・携帯を家において、文庫をポケットに入れて、ちょっと遠い木陰まで昼寝場を探しに行くのもいい。
 
 意外と高機能で、何処でも行けて走れちゃう、そんな一台を夏休みを意識して組んでみました、早い者勝ち・・・と言っておきましょうかね!

ガラスコーティングの果てに ケルビム観察



ガラスコーティング相変わらず、やっていますが、この車体・・・コーティングの後の祭りなんでありますが・・・。

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 ケルビムなんでありますが、やはりハッとする物作りしている、と思いましたね。みてみましょ。

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 ヘッドチューブには、パテ等によるものか?フィン加工がされています。

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 シートチューブにもフィン加工がなされています。ラグではないフレームに関してはこの手の加工もできる・・・ラグでやっても悪くはないが・・・ね、ちょっと不自然・・・かも知れない。

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 シートステーがベントになっている。この辺の風情を見て、セクシーという人がいてもおかしくはない。乗り味にも影響してくるんでありましょうな、さぞや。

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 シートピラーの回りもちょっとしゃれていますね。

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 フォークはストレートのカーボンのようです。全体は軽い・・・、これ鉄ですか?というくらいに。

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 エンドの小物もしゃれているなあ・・・、細かいです。

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 アウターストッパーもメッキもの、行き届いていますね。
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 凝っているのは、リアブレーキがチェーンステーの裏に付いていることかな?地面に近いところから、走行後は十分に洗浄することをおすすめしますね。埃や細かい砂利がついていると、アーチの動きを悪くしたり、無駄なシューの減りの原因になってしまいますからね。
 
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 フィジークは、後の長いサドルということは認識していましたが、レールまでがここまで長いとはしらなんだ。かなりの後乗りができますね。

 今のカーボンフレームは前乗りが通常のようなんですが、どうもそれに落ち着きが悪い方は、この手のサドルを選ぶ価値はあるかと思います。しかし、長いレールだこと・・・。

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 トライアスロンの勝負車体なので、コンポはカンパコーラスが付いています。本当実戦バイク、実戦鉄バイクです!

 とよく見ると・・・、

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 カンパさんよ、もっと隙の無い仕事しなさい!あなたの育てたファンは、こういう所に厳しい目を持っているのよ!まさに自業自得をいいことに、もっとしっかり仕事しようね!

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 しかし、フレーム自体に細かいおしゃれの集積のような伊達感がありながらも、塗装が良いよね、店主好みだこりゃ。渋い!家具のような重厚感があるね・・・。勉強しないとなあ・・・。

 これは勝負のできる鉄フレーム、こうした鉄フレームをどうやって増やしていこうか?課題はありながら、勝算も感じつつ、今後当店もやっていくんであります。

 今回はガラスコーティングのご依頼で、ほとんどパーツは外しの状態にして、フレーム全体にコーティングしてから、また戻す。戻すといっても、取り付けてワイヤー、チェーン張るだけじゃあない、ちゃんとセッティングするので、かなりの手間が掛かるんだが・・・、まあもう少し、このサービスは行っていこうと思っています!

 いい鉄フレーム見せてもらったなあ・・・、こういうのって刺激になります!ありがと!

自分でトコトンやって 足回りを変えていった!



この状態から持ち込みです。かなり当店的な手入れを、ご自分でやっておられたようで、サドルの高さとか、ブルホーンハンドルとかよくやりましたよねえ・・・という感じであります。

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 で、何しに来られたか?ですが、ホイール前後を交換にやって来たわけであります。ホイール組みができないので、当店にご依頼いただき、ここで取り付けて、調整して持って帰るという事であります。

 前後ホイールは、手組のかなりいい物を選択。ただ実用車なので、ポン付けはできません。

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 まずフォークのスリットを九ミリに加工します。実用車の場合には八ミリなのでね、一ミリ削りということになります。

 それと幅、レーサー系は100ミリ、実用車は94ミリ・・・レレレなんであります。個体差ありすぎ・・・。

 コイツを少し開いてやらないとね。

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 バック広げという悪魔の工具を使い、100ミリまで広げます。

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 付きました!リムはなんとアラヤのポリッシュ!SA730です・・・おごりすぎ・・・。

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 フロントブレーキのシューの位置を調整して完了!

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 そして次はリアホイールです。まずは固定系のシングルで組んだんでありますが、このようにスタンドや荷台と共締めにするためにシャフトを加工しないといけません。

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 長ものに変更いたしました。そこに・・・、

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 16Tのシングルフリーを付けます。

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 スタンド、荷台の共締めを決めて戻してやります。

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 このブレーキもよく一人で取り付けましたよねえ・・・すごいわね。コイツのシューも調整して完了。

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 アラヤが付いた・・・、恐るべし贅沢実用車なんであります。

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 これが完成形ということになりまして、戦闘モードが一段とあがった感じですね。

 早速試乗してもらいましたが・・・。全く別物・・・というご感想をいただきました。マア、それだけ足回りというのは圧倒的な影響を走りに与えてしまう、という事でありましょう。

 本気系のピストに取り付けてもおかしくないホイールなんですから・・・、例え実用車についても、前傾を維持するブルホーンハンドルなんかが付いて、ポジションが出ちゃうとフワッと浮いたかの如く、スルスルッと前に出てしまう・・・。

 興に乗って、足を回し続けると、それこそ魔女のほうきのような浮遊感とスピード感を感じられるんだと思います。

 普及してきた・・・というにはおこがましいが、ようやっと実用車からスポーツ自転車もどきへの賛同を得られるようになってきたのか?と思うと、ちょいとばかり感慨深いものがあります。

 出した手の頃は、ハア???って感じでしたからね。ある意味カテゴリー外に見えるものに対して、人間の反応というのは、得てしてそんな物なのかも知れません。

 ということで、ようやく新たなカテゴリーができたか、そこまで積極的ではなくとも、既存のカテゴリーとカテゴリーの間あたりに位置を占めつつあるのか?というところまで、来たんでありましょうか。

 しかし・・・カテゴリーといえば・・・。

 戦後の殺人記録が塗り替えられましたね。これは数の問題だけではありません、その裏には実に危険な側面を持った事件かと思います。

 この事件をけっして甘く見てはいけません、絶対にいけません。この事件に対して、どういう方向へ動くか?ということが、今後のこの国の方向性に大いに関係してくると思われてなりません。けっして甘く見てはいけないんです。

 一人の青年が、自分の待遇に不満をもってたまたま起こした連続殺人ではありません。これを個人の狂気に還元してはなりません。

 なぜなら、彼の一連の行動には、自分の思想と判断、その行為に大いなる共感者を感じ取っている、というところに今のこの社会の病巣が現れているからなのであります。

 それまでは舌禍野郎の石原が「閉経過ぎた女は生きる価値はない」的発言に対して、それなりの抗議とその共感のようなものがしっかりありつつも、マア石原だから・・・的慣れのようなもので、「また始まったよ」と緩く接するようになってきた。

 これまた現役の舌禍野郎の財務大臣が「九十過ぎていつまで生きるんだ?」と、かつてなら総理大臣の任命責任まで及んでいたような内容のことが、全くスルーされるようになってきてる。

 今の世の中がこの手の舌禍に、事もあろうに「寛容」になってきているんであります。それに輪に輪をかけて、それも一理あるだろう、よくぞ言ってくれた!リベラル共のきれい事がきらいだ・・・と、エスカレートしてきているように見えますね。

 そして差別構造は、単純に二分化されない。二分化されると敵対から反転が起こりえるんでね。より巧妙に細分化されて存続していくという事であります。

 今回は障害をもつ方々へのそれでありましたが、それが後期高齢者、前期高齢者、低所得者、被生活保護者、低学歴者、性別、国籍、宗教・・・等々、弱きものが受けた差別が、より弱きものへの差別を求めて展開していく、殺伐とした状況を生み出していく、それが差別の構造なんでありましょう。

 そして、すでにこの社会にはそれが一定の共感者の中で、正当化されて、共有されて、勇ましくも一つの層として成り立ってきている・・・という事がいえるでしょう。その手の人物が、政治家への候補者に散見できかつ一定の票をすでに集めている・・・。

 今回の事件はそうした背景なしには起こりえなかった・・・、だから、甘く見てはいけない・・・と思うのです。

 恥ずかしいことに、誠に恥ずかしいことに、かくゆうこの店主も偉そうなことをいえないほどの、差別感を持っております。どうしようもなく、情けなくとも、どんなに隠し立てしようとも、その根底には薄汚い何らかの差別的な感情・意志のようなものを持っております。

 それ自体はいかんともし難い、修行が足りないのは言うまでも無い、どうしようもないんであります。

 だからこそ、具体的な場面に対して、押さえようとします、このうちに秘めているトラが暴れないよう、どうしたら鎮めることができるか?とある意味必死なんであります。克服できるほどの器がないのだとしたら、それらをどうやって押さえて、別の力なりに転化していくことができるか?と必死になるんであります。どうしたら相対化できるか?どうしたら自身が正気に戻ることができるのか?日々直面している問題なのであります。

  自らの差別感を押さえなければならない。

 なぜならば、この人類に強みというものがあるのだとすれば、それは唯一、多様性ということに尽きると信じるからであります。それは障害をもこの多様性ということに含まれるほどの、豊かな多様性、これが人類の生存を担保している、と思うからであります。

 差別というのは、この多様性への格付けと否定ということに尽きるでしょう。だから押さえないといけない、と思うのです。

 昨年亡くなった師匠が体を張って示してくれた菩薩道からすると、この差別というものは、まさに真逆、実に地獄絵図の如くであります。皆さんご自分の中にあるやも知れぬそうした感情と直に向き合ったことありますか?

 今後とも店主は自らの差別感を押さえつつ、それらの別への転化を考えつつ、自転車を組んで参りましょう。

 さて、一体なんの話だったか?カテゴリー・・・からかな?本日脱線のみ、本線に戻らず、たまにはご勘弁を!

事故車の扱い 増加するのか?ボケモンGO



 ド派手にフレームが折れてしまう・・・、ホイールがポテチになってしまう・・・なんてことまで至らなくとも、事故に巻き込まれると当然自転車は傷みます。

 今回は、自転車よりもライダーさんの腕の骨にまで大きな損傷を与えてしまったという、悲しい展開ですね。車とほぼ出会い頭にということなので、まずは自転車の事故見積もりを取りにおいでになりました。

 こういう仕事をいやがる店もあると思いますし、その気持ちも分からなくありません。かなり消耗する・・・からであります。

 被害者と加害者がいて・・・、といっても両者ともに自分が被害者だと思っている場合もあり、向こうの保険屋さんとコッチの保険屋さんとが間に入り、その間に、当店のような事故検分をする店が入ります。

 事故当事者同士がこじれると、こうした案件は長引きます・・・。半年とか当たり前になります。その間、事故車に場所を占拠され、施工が済んでいる場合は、材料代手間代などが全く動かなくなりますね。

 また相手の保険屋さんと被害者さんがこじれてしまう、または音信不通になってしまうと、これまたすべてがストップしてしまいます。

 とっくに施工が済んで、こちらの業者等への払いは済んでいますが、なしのつぶて。もしかしたら回収できないかもなあ・・・・なんて不安もありますが、こうした仕事を引き受けるというのは、この手の状況をすべて受け入れる、という覚悟がないと、マアやってられないわけです。

 請求先にドカドカ連絡して、「そちらがどういう状況になっているかはコチラには関係が無い、とにかく施工は終わって、支払いが滞っているので、早急にどうにかしてください!」と怒鳴り続けたとしても、多分拉致など空かない・・・・でしょう。

 事故があったんですからね、事故が・・・。そこではものへの物理的損傷から、当事者の怪我、後遺症までも残り続けるかも知れない大きな不安が渦巻いたり、当事者同士だって、毟り合いの交渉なんかしたくはない、穏便に済めば良いが、ついカーッとなってエゴむき出しの言い合いになったり、相手を憎み、事故が起きたこと自体を恨み、そうした自分自身に対して深い自己嫌悪に陥ったりする。

 事故が起きるというのはそういうことなんであります。人間の汚いところまでがむき出しになって、肉体的にも、精神的にも消耗するんであります。

 その辺がすべて巻き付いている事故車を預かるというのは、そうした状況はもう仕方ない、ということで、ドッシリ受け止めなければならない、もう両者が納得するまでじっくりやってください、というくらいに構えないとやっていられない。

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 ホイールが振れている。外部からの力による振れは、組み直しを意味します。

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 サドルのレールが傾いています。ちょっとした衝撃でしょうな。

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 ハンドルの中まで損傷がいっています。こういう際には、バーテープの交換だけでいいか?それともハンドル一式交換か?こういう請求、見積もりもその事故の状況、依頼者の立場などによって変わってきます。被害の方の希望なども、とりあえずは最優先しつつ、記載して提出したりします。ただし、希望だって無制限というわけには行きません。

 後日、先方の保険屋さんの審査係のような人が来ることがあります、その際にも毅然と説明できるところまでの希望ということになります。メカとしてどちらに対してもニュートラルな立場というのは堅持していかないと、単なるユスリ屋の片棒を担ぐことになりますからね。そんな仕事はいたしません。

 このくらいの被害であれば、比較的軽い方かと思いますが、鉄フレームということなのでパーツはすべて外して、治具の上での計測と修正はかけることになります。アルミやカーボンでは不可能でありますが・・・。

 別件では、

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 フォークが根元からポッキリなんていうのも在りまして、事故の状況も、その後の状況もみんなそれぞれ・・・、実に大変でありますわね。

 最近、スマホの画面に釘付けになるゲームが大流行だそうで、それにまつわる事故も大きく報告されていますね。聞くところによると、その手のゲームなんて徒歩もさることながら、自転車でやるのが最高のようで、ハンドルにスマホを固定するケースを付けて探しながら走るなんていうことは、すでに始まっているんでありましょう。

 事故が増える・・・。確実に増えるんでありましょう。

 そこに思慮が届いた人から、救われる。もっと別のやり方ってあるんじゃない?と。

 店主は一つ類似のゲームを考えたんであります。名付けて「ゲゲゲで業」。

 ゲーム開始は日没よりはじまります、二人以上ではできません。いかにも妖怪の出そうな所に行くと、その場所についている妖怪が浮かんで出てくるので、それを捕まえる。

 遠野あたりに旅行者が増えるかしら?

 そして、そのゲームにはまった人は、二度と帰ってこない・・・。

 事故しても帰ってこられた方には、上記のような鷹揚な気持ちをもちまして、対処させていただきます。解決しない事案はありません、時間が経っても、なんとか落としどころが見つかって、ホッとして、直った自転車をもって帰って行かれるお客さんの後ろ姿はいいものです。

 憑き物が落ちていますからね・・・。

寄せ集めて好きな一台へ ただ着地は大変・・・



 カラミータという鉄フレームのカスタムですね。かなり自力でやった来られたあとがあります。

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 ピラーもカンパを模した、トラディツィオーネなど使っています。サドルもクラシカル。この辺の取り替えは簡単ですが・・・。

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 すでにこのステムが使われていたんでありますが、交換の要請。

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 デダのステムに大森研魔の仕事が入りました。

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 ハンドルはチネリのクリテリウム・・・。行きたい方向性は分かるような気がするんですがね。

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 すでにこのサンツアーのシフターがステムに付いていたんでありますが、そのシフティングの不具合で、最新ものに交換。

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 ディズナの台座に、復刻系のヨシガイWレバーなんであります。

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 タイヤに、スキンサイドのべロフレックス、なるほどやはり方向性はアチラの方でありますな。

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 どこから入手されたんでありましょう?カンパの古めのブレーキ前後が付いています。

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 これまたカンパのブレーキレバー。凝っている・・・よね。引きはこの時代のものなので・・・。やはり方向性はアチラだね。

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 もうこれで決定的!というくらい方向性はアチラに行ってますね、ベロオレンジ系。作りもいいですね。

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 フロントディレーラーが、サンツアー・・・。あれ、どこから紛れ込んできたのかな?という。でもWレバーでフリクションなら、何とかなるというのも面白いところ。

 ところが一点・・・面白いものが付いている。

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 なんで君がここに?という。こういう寄せ集め感嫌いじゃないなあ。数年単位で、いじり乗りをしていると、パーツというのは何かしらぬ間に寄せ集まってくる・・・んです。

 前回の一人関戸橋状態になります。出所と出会いとその経過がしっかりとわかっているものから、どっからコイツ紛れ込んできたんだ?ってものまでね。そんなバラバラなパーツ達があると、こういうことも起きうるんですねえ。

 バランスは悪いが、マア動くし・・・いいか・・・・のような状態ね。

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 この自転車もアチコチチョコチョコ問題があって、そんな快適に走れるようになるまでにはチョコマカ手を入れてやらないとダメでしたが、これでなんとか、しっかり走れるようになりました。

 着地点といいますね、気球のようなものを自由に飛ばすのはいいが、一定の着地点にピタリと下りる、というのが難しそうですね。

 煮込み料理もそういうイメージがありますな。調理のはじめの頃と、終盤に近くなって、最終的にどういう形で口まで届けるか?というのが結構大変であります。

 もちろんどこの状態でも食えなくはない・・・、でも集めて合わせてきた素材をできる限り最良な状態で食わせるにはどう落とすか?これが難しいんですね。

 寄せ集め、フランケン号でも走ることはできる・・・、でも集めたパーツ類の組み合わせでベストな状態にする・・・というのはちょっと大変かも知れませんね。正解がない。

 その辺ちょっとお手伝いするだけでも、快適になりえる、と思います。

 統一コンポは、誰でも組めて、それなりの性能になりますから、腕の見せ所がない、そういう意味で面白くはないんであります。

 フランケン号は、ウワ来たねえ・・・から始まって、どうするベえ?・・・アレ?・・・これ?なんてやりながら、ようやくこれでできたかな?という、やり手の考えと応用力がモロに出るという意味で、面白いんでありますね。正解はない、より良い状態に向けて、次回以降もがんばろう!となる。

 こういう状況がメカニックを鍛えるんでありましょうな。こんな仕事断る方がもったいない!求む無理難題!これで行きます!

店内 関戸橋もできるなあ・・・



 とあるパーツがどこにあるか?を探している内に、禁断の箱を開けてしまったんだが・・・、それがまた店内関戸橋?ってくらいのもの・・・かも知れなかった・・・のだ。

 関戸橋というのは年に二回、自然発生的にやっていた管理者なき自転車のフリーマーケットのことなんですがね。ご存じの方も多いかと思います。

 今までほんの数度、冷やかしに行っていたこともあったんですが、「出店しないんですか?」と何度も誘われた。

 誘われても、一度も出店していないというにはわけがある、ある意味売る物がないからなんであります。お宝がない・・・、そもそも店主自身がお宝に興味が無い、集める気など毛頭無く、ましてそれを売って利ざやを稼ぐなんて面倒なこと、考えたくもないんであります。

 ヤフオクがこれほどになる前からあった、関戸橋。ヤフオクが盛んになったら、相場が揃ってきて面白みがなくなったような気もした。ぶっ飛んだものがない・・・というのは魅力の半減なんだが・・・、それももう随分前のことであります。今はどんなもんなんだろうか?

 そんなわけで、売る物がない当店・・・、物を売るよりも物とは別の何かを売っているというのが当店なんでありましょう、ホトホト商人にはなりきれない店主、もう少しうまくやれば良いのにね・・・。

 ところが、捜し物の関係で開けてしまった箱。そしたら出てくる出てくる、ゴミ(宝)の山なんであります。

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 ケーッ、20年前の軽量クランク・・・にチタンシャフトの変態BB・・・、エロいねえこのアルマイトパープル。こんなのを見ていると、わざと何かに使いたくなる・・・、もちろん確信犯・・・下卑てエロいだろう・・・ってなぐあいね。

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 堅実だよねえ・・・、男77クランク・・・。オクタリンクという出た当時は、もうこの形式が、永年に思われたスクエアテーパーの次に来る画期的な構造!と思われたんだがね。

 スクエアテーパーのものっていうのはブンチンのような金属の塊が中心にドーンとあって、そこにクランクを圧入する物なんだが、このオクタリンクっていうのは、中心が中空なもんで向こうが見えるんだぜ・・・ブンチンとは真逆でね、これは画期的!と思ったんだよなあ・・・。

 それがこの一世代で終わってしまうとは・・・マア競輪界で細々生きているようですが。

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 誰が使うんだよ!というゴッテゴテのカーボンクランク・・・。トーケンと書いてある。そういえばこれ入手に半年以上かかったことを思い出した。

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 なぜが右クランクが見つからない・・・、アルテの左クランク二本・・・。こういう一見無価値にみえるものだって、右クランクしかない人にとっては、フリマでは輝いて見えるはずであります。

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 なんでこんなにあるんだ?というフロントディレーラー、しかもシュパーブプロ、デュラエースのオンパレード・・・。意外と店主はパーツ持ちだったんだなあ・・・、再発見。

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 イソテーパーのカンパのスクエアBB・・・。汚ねーが、回転はまだ確か、フルフルとよくまわる・・・。こいつはメンテして取っておかないとね、イザというとき強い味方になってくれるんだよねえ。

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 クイックが鉄時代のデュラエース。こういうの無骨で大好きであります。なんでも軽量化、アルミ、カーボン、チタンを使えば良いってもんじゃない。固定ギアをクイックのみで止めようとするときは、鉄デュラエースは最強だよね。そういう質実剛健さっていうのかな?必要だと思うよ。今のひ弱なもの作り、トラブルフリーを目指す地球の裏まで行くようなツーリスト達にとっては、物足りないのではないかな?

 多少重くていいから、ぶっ壊れない物作ってくれや!とね。

 このハブは18ホール・・・、リム自体があるのか?片側9ホールなんで、二本の交差では組めないというヤツね。リムがあったら組み付けたいなあ・・・。

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 74デュラのSTI、こんなのってすこぶる関戸橋的だよね。さてワンペアいくら?

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 まだまだ、妖しいものがあるなあ、掘れば掘る程ね。

 というように、にわか関戸橋で盛り上がったんであります。なんだ当店にも変なパーツあるじゃない・・・、売ろうと思えば、売れるようなヤツね、しっかり磨いて、注油して、それらしく見せれば出るんじゃないか?

 と思うと同時に、こうしたパーツ類にも、一つ一つに色んな思い出や経験が引っかかっていて、懐かしいもんだよね。

 まえだか、蔵書っていうのは頭の外に出た脳細胞みたいなもんで、そこに引っかかって刺激されて出てくる思いや考えは、一体頭の中にあるものなのか?むしろ蔵書によってしか出てこないという意味で、外に出た脳細胞みたいなもんだ、という雑感を書いたことがありましたが、こうしたパーツ類も、ある意味脳細胞の一種なのかも知れませんな。

 一つ一つに、入手時から、使用時、他のパーツとの関連や、施工例、その他変遷などが絡まっており、まさに古本の整理が、思い出に浸って全く進まないのと同じような感じになったよね。

 その中から、次の一台のためのパーツ選択もして、何とも面白い時間でありました。そして店内関戸橋一人フリマは終了したんであります。

 本が脳細胞の一つなら、それは売り物にはならないように、このパーツ共もどうもその手の脳細胞の一部のようなのだ。売るよりもどう使うかを考える、考える以上に、パーツ共がこう使え!アア使え!とうるさいうるさい・・・。

 ハイハイ、そうだよねえ・・・と分かる人には膝打ちもんで、分からない人には全くもっての???。

 そんなもんです、そんなもんだよ、どうせ店主らなんてのはね。

鉄フレームの使い方



 かなり年代物の鉄レーサーだとお見受けいたします。ただ、当店が扱う範囲での旧車としては、まだまだ新しい方かも知れませんが、コイツをどう再利用していくか?

 その後依頼を聞いて、コチラは膝打ち!

 そうですか!まさにそうですよね!そう来なくっちゃ!!!という内容なんであります。

 是非鉄フレームの自転車がありまして、それを再利用していこうとする際の参考に是非してただきたい施工例になりますね、これはキット!

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 まずは補修をかねての再塗装と参ります・・・が、その前に一つ大問題が・・・。

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 剥離して、さてと見るにピラーがそのまんま・・・、外そうとしても・・・これが焼き付き起こして外れない・・・。ある意味よくあるパターンなんでありますが、これを再塗装後にやろうものなら、大変です・・・。なぜか?このネジリの際に出る摩擦による高温で、折角の再塗装が浮いてしまうこともあり得るからです。そのくらい熱くなります、もちろん手で直接触れないくらいまでね。

 なもんで必死こいて、抜くわけですが、一人で約二時間・・・。

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 やっと抜けた・・・。この幅での焼き付きですから、いかにその抵抗がすごいか・・・やったことのある人なら、肩揉んでくれるでありましょうな。

 そこでようやっと、再塗装とまいりましょう。

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 チョイメタリックの効いた、紺、藍、ネイビー・・・という感じでしょうか。

 さて、どうやって組み直していきましょうか?

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 ホイールなんですがね・・・、組み直ししました。

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 金リムに金ハブでです・・・。でも土台が藍色なので、けっして成金には・・・いたしません!だけどクイックになってませんね、ナット止めであります・・・ってもしかして・・・?

元々はちゃんとした・・・レーサーでありましたな。
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 多段で、ちゃんとそれなりのシステムができている。

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 7速ですね、二十年ちょっと前くらいかな?こいつを・・・
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 ジャン!シングルにしてしまいました!しかも固定・・・。やったね、ここにまた本物あらわる・・・であります。装備で強くなった気になるのではなく、中から、エンジンからして、スキルともなって本当の意味で強くなる、うまくなるという道を選ぶという事であります。

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 で、元々付いていたクランクのチェーンリンクが、バイオベースという・・・楕円もの。今またはやりつつあるそうですね、別のメーカーで、また恐ろしい値段でね・・・。

 これを固定にするとなると、チェーンがやはり暴れます、張ったり緩くなったりを繰り返す、あまりよくはない・・・ではリンクを円状のものに変えましょう。

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 こんな風にね・・・。とあれ?と気づく人居ますね。よく見ると確かに変であります、チェーンリンクにチェーンが掛かっていないんじゃないの?って。

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 そう、裏にもう一枚仕込みのチェーンリンクありなんであります。ということは前二枚のクランクがついている・・・。

 当ブログを有難くも、時代をさかのぼって読んでいただている方もいるようで、そういう方は・・・アレ?もしかしてかつての伝説の高校生にやっていた?アレのこと?ってピンと来る方もいるかしら?

 そうでなくても、固定で前二枚にする意味って・・・・・、何?・・・そうか!そういうことか!っていう方もおられるでありましょうな。

 答えはこれであります。

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 何さ?単なるダブルコグのハブでしょ?よくあるパターンでないの、これのどこが答えなの?

 この自転車はチェーンの長さを変えることなく、46T*15Tのギア比3.0と、42T*19Tのギア比2.2の二種類のギア比で練習できるという代物なんですよ、という事であります。

 つまり前と後の歯数を例えば同じく五枚にしておくと、前後の大小を組み替えるだけで、チェーンの長さの調整の必要が無く、二種類のギア比を実現できるということなのね。

 軽いギアで回転を意識しつつ回して、体が温まったら、リアホイールを外して左右をひっくり返して、チェーンを別の前ギアへと掛け替えると、今度は重いギアで筋力を意識した固定の練習ができる・・・ということなんですね。

 ロードエンドなので、クイックよりもナット系にしましたが、正爪のエンドならクイックしても良いので、十五ミリのレンチを使うことなく路上にてギア比の交換できるというわけであります。

 マア、だからなんだよ・・・なんですが、こうした鉄フレームを全く違う固定ギアの自転車に変えて、再度固定の練習機として再利用することで、中から強くなる、うまくなるライダーが出てくれたら、マア当店としては至上の喜びなんでありますね・・・。狙った通り、ドンピシャなんであります!!!

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 ハンドル回りやブレーキなどは付いていたものを戻してやって。

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 ピラーのみ交換、サドルはそのままで再装着。

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 成金になっていないでしょ?エレガントな、最強の固定練習機へと変身!

 当店が理想とする、仕事施工内容なんであります・・・。こうした施工例に刺激されて、そういえば余っていたクロモリフレームがあったなあ・・・エンドはロードエンドだし・・・なんてありましたら、是非ご検討していただきたい内容であります。
 
 ※もしロードエンドでなければ、当店内の柳サイクルさんにご相談くだされば、一発解決でありますので、念のため!

 装備もさることながら、中から強くうまくなる、固定ギアはおすすめでありますぞ!

これも因縁の車体 レイダック・・・だな



 旧車が来ると、旧車を呼んでくる、という法則があるんでしょうか?最近は色んな旧車が来店してくれています。今回は国産フレーム。

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 ブリジストンレイダックね。これも因縁といえば因縁の車体なんだが・・・。アルミの接着もの、年代物といえば、立派な年代物なんであります。

 シートステーが抜けたという例は聞いたことがありますので、乗り続けられる方には、その辺パイプ同士の接合あたりには十分に気をつけてください、と言っておきましょうか。

 今回これをメンテ・・・といっても最低安全で快適に・・・というレベルでお預かりしたんであります。

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 硬化したブレーキシューなどは交換します。

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 止まればいいというのがブレーキではありません。もちろんそれでいいという方もいますが、レーサーであれば、やはりスピードコントロールを中心に行うのがブレーキなもんで、微妙な減速などは、イメージ的には引きシロが多少あって、硬化していないブレーキシューが真綿のようにリムに絡んでいく・・・というのがいいですねえ・・・。

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 お馴染みのグリスアップであります。

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 そこそこ以上にできたものは、再生する。なので再生してやらないとかわいそうなんだよね。ボールベアリングだって、各種サイズ取り寄せできるしね。

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 ここもグリスの入れ替えなんかの要のような場所。時に体重以上の力のかかり続けるところですからね。

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 しっかり洗浄してやって、消耗品交換なんかしてやると、また機嫌直すんです!風呂上がりみたいでしょ?

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 意外と減っていなかったスプロケに、湯上がりリアディレーラー。

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 目立たないが、ワイヤー系=神経に当たるものはしっかり交換と注油しておくと・・・。

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 旧車であろうと、普通に安全に乗れる再生号として、街道へまた戻っていける・・・ということになります。

 旧車を丁寧に乗るというのは、それなりの思いと技やメンテへの配慮、あと町の風景ということにも関わってくるように思うんですね。新しいものがどんなに逆立ちしても、持ち得ないものを旧車というものは持っています。ただ走れば良いってもんじゃない、それ以上の何かが旧車にはある。

 それを意識して乗る方もいれば、特に意識せずに乗っていらっしゃる方もいる。でも、すでに町の絵になっているはずなんであります。消費文化なんてもんではない、別次元の文化のためにも旧車を乗る、旧車を乗り続けるなんていうのもありかな?

 いえいえ、単に粋でカッコいいんです、自分となんか相性が合っているんです、そういうことに勝る小理屈などないかもしれませんな。

改造マークローザ 九州へ行く その2

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 この夏休みに、九州に行くべく、一人の学生が限られた予算の中で、旅仕様にしようともって来たもの。

 後輪を外しやすく・・・ということを中心にやったわけだが、その納車の日。

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 やっはりこのフラットバーより、ドロップハンドルの方が良いんですか?と質問が飛んできた。

 店主としては、もちろんドロップがいいに決まっています・・・、前後、左右、上下と上体を動かしつつ走行できるということの利点を並べるわけであります。

 では、ドロップハンドルまで改造いたしますと!

 待ってました、そう来なくっちゃね!

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 こんなドロップにしたんでありますが・・・。

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 施工中のポキさんの仕事につきっきり、もちろんそうでなくちゃね、作業を見ておくというのは、重要です、ツーリング先で何があるか分からない、何か起きたときどう対処するか?そういう対応力というのは、こうした作業見学から入ります・・・、多分ね。

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 で、一気にツーリング車になってしまいました。

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 シフターは、ハンドルの中央に、何?子供用のシフター?といって侮ってはいけません。これは、豪州縦断したやつが使っていた、実は隠れた名作なんであります。

 大体、落車でシフターが損傷しにくい、これってすごいアドバンテージであります。STIなんて真っ先にに壊れてしまうでしょ?このシフターはハンドルに守られて、よほどでない限りは壊れない。

 そもそも単純な作りなので、これもまた壊れにくい・・・。

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 エアロブレーキが付きました。これで上ハン下ハン、ブラケットどこを握っても走れます、ダンシングも力強くできるぜ。

 あともう一つ、利点があった、こいつはカンパのエルゴから来ているワイヤーを緩める機能が、ブラケット自身の中についている。

 なので

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 クイック解除のないキャリパーブレーキでも、手元で緩めることで、簡単にホイールの着脱につなげることができる。そんなこんなで、なかなかの高機能へと変身。

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 青年と一緒に、記念撮影。まあマークローザなので変幻自在なのは、もう承知の上で、その中でも比較的地味な部類に入ると思いますが(マア当店の並み居る変態オーナーズクラブの面々から比べればですが)、車体自体としては、かなり快適なツーリング車として大変身なのであります。

 ご本人も、すこぶる気に入って、筑波までの道中楽しみに帰って行ったのでありました。もちろんまだ、いじりの余地はありますが、まずはこれで、小旅行をしつつ、徐々に車体とソフトを整えていきましょう、ということかな。

 社会学的知見を自転車とともに積んで、さて、将来どういうことを考えて、発信していく若者になるのであろうか?

 若者に基本期待をしない店主であっても、何とも楽しみな展開に、祈念しざるを得ない。彼のはたらきが、数億の人民を再度自転車という選択に向かわせたとすれば、ある意味人類救済につながるかもしれんのだよ・・・。そこまで来ているんじゃないか?今の地球は?なんてな・・・。

オランダから来たビアンキ旧車



 これまた年代物が来ましたね・・・。

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 メイドインイタリーとありまして、ビアンキですね、当時は本当にイタリアで作られていたんでありましょう。それがどこをどう回ってか、オランダの古物市で出会って、はるばる日本までやってきた・・・ということ。

 マア、これだけでも物語アリアリですね。さて、こいつは・・・、今後とも末永く乗っていきたいということなんでありますが。

 あまり予算がかけられない・・・ということ。確かに旧車に手間と金をかけてやろうとすれば、それはもういくらでも掛けられます。基本雰囲気にあった現行品に置き換えていくんでありますが、そこまでできないとなると、まずは危険の排除から・・・ということになりますね。

 ここは直さないと危ない・・・から始まって、直しておいた方がいい・・・という、できれば直しておいた方がいい・・・と言うように優先順位に従って、やっていくことになりますね。

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 ブレーキ本体の分解掃除に、再調整・・・。

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 シューの交換完了。

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 フロントも同じくですね、硬化したゴムは固くて、効きが落ちていますからね。

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 偶然に近い形でトーインという、ハの字型になったので、ソフトにしっかり効きますね。

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 あとコッタードという、楔形の形式を持つ旧車によくあるタイプのクランクなんですね。コイツのメンテというのが、また大変。

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 ポキさん発案の別工具の流用、逃し万力・・・のようなもんですね。コイツで外して、中身をメンテして戻す。

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 手間ばかり掛かって、くそ地味な仕事ながら、これにてガタが取れて、グリスも入って、暫く乗れます・・・ということなのだ。こういうのから比べると、今のシールドベアリングのBBなんてもんは味気ないね。ハイダメか・・・取り替え・・・。

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 マア、使えなくはない、剛性はないは何かと古くて緩いわでダメダメな割に、Wレバーで引くんだし、壊れるまで使いましょうか?ということでワイヤー交換なんぞをしてチョイメンテ。

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 フリクションのWレバーは、ある意味偉大ですね。単純で壊れにくい、ワイヤーはしっかりつなげるだけ、あとは乗り手の操作に任せばよし。

 それでもレバー一本でギア比が変えられるなんて、ある意味夢の技術でありますね。固定ギアのギア比を変えるなんて、工具はいるわ、時間と手間が掛かるはで大変でしょ?

 それがレバー一本倒せばギア比がドンドン変わっていく・・・、固定乗りからすれば、夢の乗り物であります。たまにはこんなこを考えながら乗るのもいいもんだ、11速当たり前、電動変速当たり前だなんて・・・、全く当たり前じゃないんだからね。

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 必要最低限のワイヤーを交換する。古いフランスものだと、今のカンパの太鼓が役に立つ・・・ということ。

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 まだ若いが、この車体をズーッと乗り続けていきたいという・・・、下手したら、孫にまで届くかも知れませんね。そうなると、自転車に乗っているのか、思想に乗っているのかが分からなくなる、結局両者に乗っているんだけどね。

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 目立たないながら、要所はしめたんで、暫くは乗って行かれるでありましょう。ガシガシ乗るというよりも、いたわりつつ、流して乗っていけば、本当孫まで持って行けるかもね。

 もったいないだけじゃあない、ケチだからでもない、こういう自転車を乗り続けていきたいというセンスの中には、何かがあるんだよね、キット、何かが。

乗る前にやっておけば・・・



 この日曜と月曜のほんの隙間をぬって、秋川の戸倉キャンプ場というところに一泊で行ってきたんですね。

 そこには夕方着いて、川で体冷やして、ちょいと飲みつつバーベキューをして、寝て早朝向こうを出て9時前に帰ってくる・・・。仕事熱心といえば聞こえが良いが・・・何ともまあ、慌ただしいこと・・・。

 これを狸サイクルのイベントとして組んでいけば、もっとゆっくり行って、滞在して、帰ってこれたかな?とちょっとした課題としてとっておこうかと思います。

 で、久々に多摩川なんかを走ったりしたんでありますが、確かにスポーツ自転車に乗る人が増えましたね・・・。もうウヨウヨいます。

 かつてはすれ違い様に、黙礼なんかをロード同士はやっていたんですが、これだけ増えると、そういうこともなくなっています。ほんの数組の方だけでしたね。

 もっと板に付いた、カッコいいライダーを増やさないとなあ・・・なんて、漠然と感じたりもしました。

 しかし、紺屋の白袴とは、よく言ったもので、仕事片付けて先発隊を追うように昼過ぎ出て行ったんでありますが、走って数キロで・・・、しまった、注油しておけば良かった・・・。

 気づくともっとちゃんと手入れしておくべきだったところが、次から次へと出てきて、さすがに呆れモードで走ることとなった。

 BBの中も・・・もっといえば、チェーンだって・・・。段々と不機嫌になるのが分かる・・・。やっておけば良かった・・・なあ・・・。

 で、帰ってきて一番にやったのが、手遅れながらの自分の自転車メンテ・・・。

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 クランク外して、タッピング・・・。これも定期的にやらないと、いけませんね、絶対・・・。とにかくBBを開けるだけでも意義はありますね。

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 イヤー、暫く放って置いて、御免ね。シュパーブのクランクなんでISOテーパー・・・、カンパのBBでした。

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 灯油で洗おう!いいグリスをたっぷり充填して・・・、元に戻す。

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 まずは右クランクのみをしっかり装着し、クランクを揺すりながらBBのガタを取っていきます、カニ目レンチでね・・・。ガタが取れた瞬間、ロックリングで締めて完了。あとは左クランクを装着して、完全に完了です。カップアンドコーン式のやり方ね。

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 リアディレーラーも外して、ちゃんとメンテしてやろう・・・。

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 プーリーの粘土状になった埃も取って、分解して注油してやる、放って置いて悪かったなあ。

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 古いチェーンは外して、新しいチェーンを付けてやる。

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 スプロケも取り替えて・・・、なんだ行く前にやってやれば良かった・・・と大後悔・・・。またスルスル走るんだよねえ、これが・・・。

 後から抜いて行った、カーボン君たちの抜き返しも、これくらい回ればできたよね・・・。

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 このハマックスの台座・・・、まだ必要なんだが、長距離乗るときは外さないと、ペダリングに悪影響だね・・・、反省反省。

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 前輪をハブダイナモだったのを軽量ホイールに変えて、それなりに走ったはいいが、やはり駆動系が荒れていたんで、大反省のサイクリングでありました。

 多摩川といえば三十代の店主にとっては、ふるさとの川といえました。今やアチコチに歩行者専用なんていうところもあって、随分と変わったもんだ・・・。

 乗っていた頃の練習方を公開しようかな?

 後から抜かれるのを待つ・・・。抜かれてから数分間泳がせて、決めた時間が経ってから、その車体を抜き返すという練習方法。

 背中が見えてきた場合、あの橋の手前で抜いたら、ポイントは倍、とか決めて、よりスピードを速めたりもしたね。そう、ポイント換算しながら走っていました、マアかなりいい加減ですが、子のせの自転車を抜いた場合には、無得点またはマイナス・・・、足のある二台以上の車体を抜いた場合には、ポイント四倍・・・とかね。

 オール多摩川を河口から奥多摩湖までそんなことしながら走って、今日は845点稼いで、一点につき百円とすると八万四千五百円・・・、ロード選手はもうからねーなあ・・・とか言いつつバカみたいに走っていましたね。

 しかし、かつては武蔵五日市なんて、アップの感覚で走って、そこから山岳どういうコースをとろうか?なんて考えてたところからすると、衰えたわな・・・。武蔵五日市で、すでに売り切れて・・・、ビールがうまかったなんて、ダメダメだよね・・・。

 これで走らなくなると、余計走れなくなる・・・。どうせ走るなら、かっこよく速く走らないとね・・・。生意気にもカッコいいライダーを増やそうなんて思う店主からして、しっかり走らないとダメかな?とも。

 そう、650cの声も聞く。そうなるとまた、秋頃にチョコまた遠出もしたりしてね、今度は店のイベントとして・・・ね。

コラムねじ山救出作戦



 使いたいヘッドパーツが入らない・・・、一度コラムのねじ山をさらってくれないか?

 よくある話ではありませんが、施工内容としては、ある意味ごく当たり前のことだと思います。ねじ山にバリやその他が立ったり、山自体がつぶれたりことで、ナット系が入らなくなる、またはスムースに回らなくなる、あり得ることであります。

 むくのパイプにねじ山切るのは、工具一つ壊すような覚悟がないとなかなかできませんが、ねじ山修正なら、既存の溝に沿わせてダイスを回すだけですからね。

 ところがなんですが、何とも抵抗が激しい・・・。切り子も見える・・・。これは修正の域を超えている・・・。規格の違いかな?確かイタリアンとJISでは、ネジピッチは同じながら、ねじ山の角度が違うという・・・それか?に、しても重い・・・。

 ちなみに使いたいというヘッドパーツは、既存の段階ではほんの数回転で、入らなくなる・・・。

 多少荒れながらも、一インチのダイスが入ったところには、そのヘッドパーツはクルクル回って入ってくる。若干ながら、既存の状態ではコラムが太いようにも思える。なので、一インチの修正ダイスすら入りにくい?

 いずれにしろ、希望するヘッドパーツには若干太すぎ、ねじ山も荒れたということで、これはこのままではいけない・・・救出せねば・・・ということで、柳サイクルさんに、相談。

 全体のねじ山をざっと削ったあとに、

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 一周、真鍮ロウを引いてもらった。徹底的に脱脂してね。こいつにだ・・・、

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 再度ダイスを噛ます。これではスレッド化の施工と同じなんだが・・・。真鍮の分だけ、やわらかいので回りはいい。入りの角度を間違えなければ、大丈夫。フォークを万力に固定して、台に乗ってダイスを垂直にセッティングして、上から押さえつけるように、ゆっくり回していくんだが・・・・ね。

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 こういう感じに仕上がり。

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 真鍮のむくに、ねじ山が立つ。かつては、これは師匠の所まで持って行っての半日仕事だったんだが・・・、近くにビルダーさんがいるというのは、何とも助かるものであります。当店周り、お陰様で自転車総合力が上がって参りました。

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 ご希望のヘッドパーツも、しっかり入ります・・・。

 マア、メカニックだけではできませんな。合わせ技というやつで、これからまた勉強なんであります。今まで考えもしなかった依頼や、対応もできなかった依頼に、どうやって応えて行けるか?確実に間口は広がっている・・・と思います。

 より深い自転車の世界へ、いや、施工というもののより深いところまでどこまで下りていけるか?まさにトライアルなんでありますね。

 どんな世界があるんだろうな・・・。

込めているものが薄々見えてくる霊力



 大森研魔の仕事・・・と見えますよね。

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 でも、実はこれ、そうじゃないんです・・・と来たら、一体どの筋の人がこんな事やらかすんだろう?と思いますね。

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 自分で磨いたフレームに、105を載せようとして、実際に載せきっているんですよね、玄人はだし・・・。玄人も裸足で逃げ出す・・・という意味だっけ?

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 リアブレーキなんて、この自作の板に付けてますから・・・。コイツにも磨きを掛けています・・・。一体どんな人?裏も見てみます?

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 四点止めに、埋め込みナットで、強度は十分すぎるほど・・・。店主らもここまではやらない・・・わね。

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 センスの良いアルミの台座を見つけたよね、よくもまあ・・・。

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 シフター、なんかも11速ものが付いて、マア、ちゃんと使える・・・というか、使えるように最終仕上げをして、着地させてやらないとなあ・・・。

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 クランクも・・・実は細かい問題はここにあったので、当店にやって来たんだが・・・驚いたのは、フロントメカね。

 スタッカート系のフレームなんで、ちょうどフロントディレーラーのバンド止めしようとするところに、横斜めフレームが来てしまっている・・・。そのためどうやって回避したか・・・というと。

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 こうなっているのであります・・・、これ素人が思いついて、この水準で施工してるんですね。

 まずバンド式の直づけ台座を斜め横フレームの上に設置して、そこから延長金具を下に向けて取り付けて、その金具にフロントメカを取り付けるという、業師の仕事をやってのけている・・・。

 で変速はどうか?というと・・・、調整の結果・・・なんとかしっかりシフトするんだよね。

 これすべて、素人さんの施工ね、驚きだわな。

 で、なんで当店にやって来たか?というと・・・、BB幅の調整と、最終調整・・・というところかな?

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 BB幅が72ミリほどあるので、4ミリ削らないといけない、その依頼に来たんであります。

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 こうやってフェイシングして、寸法を詰めてやれば良い、相手はアルミだし、地道にやれば、何とかなる・・・ね。ある意味、これは工具を持っていればできるという意味で・・・、それまでの素人さんの施工よりも技術水準は低いとさえいえる・・・。

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 でもマア、相当削ったぞ・・・。終わりのほうには手ヤスリも使わないと径がデカくなった分、平行の面が出なくなってきたが、マア、なんとかできた。

 そこからまた、フロントディレーラーの調整、もちろんリアも・・・、やはり癖がある車体なので、こういう最終調整というのはコチラに渡してもらえると、トラブルなく乗れるようにはなると思いますがね。

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 これにて完成、細かいこといえば、それはマア、多少ありますが、全体として、これが素人さんの仕事だとすれば、マアただものではないはず。

 でもって、尋ねてみたら、やはりただ者ではなかったようで。技術系かと思いきや、音楽系というとこが分かった。

 つまりは、自転車は狸サイクルで、本格活動なんかは、二階の響き床を使ってもらえれば、今後面白そうな展開になりそうなのであります。

 しかし、こもっているものが在りましたな、それがあふれんばかりの自転車でした・・・、四十過ぎてから霊力の付いた店主からすれば、それに反応しないわけがない・・・。

 黙っていますが、自転車見ると・・・、店主にはまた別種の色々なものが見えているんですよ・・・。

 自転車は雄弁に語っているんです・・・、持ち主のあなたのことをね・・・、ちょっと怖いかな?いや、怖いほど、実は雄弁なんですよ、だから、お気を付けて乗ってください!

マークローザ この夏九州を目指す!



 マークローザというと、当店には因縁の車種なんであります。これを基体にいじくり倒す方々がありまして、変態マークローザオーナーズクラブという当店非公認のファンクラブがあるような、ないような・・・。

 そんな記事なんぞを出しておくと、またマークローザという言葉に誘われて、車体持って入ってくる。今回は学生君だ。この夏、どうも九州目指すツーリングに出るようだよ。

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 ツーリングといえば、最大のメカトラ、パンク修理をできるだけ簡単にできるようにすることですかね。学生なんであれもこれもできるほどの予算がない、ないとなれば、優先順位を決めないとね。

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 ローラーブレーキなんていうのはホイール外しの際には、10ミリのレンチがいる・・・、手間も掛かりますんでとりましょうかね。

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 クイックレバーにして、着脱に工具いらずにする。

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 ローラーブレーキを外します。その代わりに、いつものやつを付けないと止まれません。

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 板で挟んで固定します。これでリアホイールの着脱が非常に簡単になりますね。

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 6速のシフターも用なしなので、8速のものに変えます。長距離走ると色んなコースがあるので、ギアは邪魔にならない。

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 本来ならドロップ化もしてやりたいんだが・・・、マア今回は予算の関係でハンドルまでは交換しない。

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 シューも固いし、アーチにガタもあるので、ブレーキは安全の要なので、交換・・・かな?

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マア出世払いか?

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 いらん泥よけ外して・・・。

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 いらんチェーンカバーも外そうか?

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 とりあえず、こういう形で少し長距離向けになったわな。改良点はまだあれど・・・、まずは予算の範囲で、事前の短いツーリングを通じて、またココだけはまたどうしても変えたいという事があれば・・・、また相談になりましょう。

 前回は、少年がこの夏北海道を走るということだった。

 今回は、青年が九州まで、コイツで走るということだ。中国語ベラベラの政治学専攻の学生。その方に、店主なんぞは大いなる期待を掛けていきたいよ。

 こうしていじった自転車で、わざわざ九州まで行くことの意味を体と頭でしっかり刻み込んだ学生に、何を託そうか?

 それは、再度新たな意味とイメージをもって、中国の人々に、自転車を積極的に選択してもらうことはできないか?ということだ。

 あの古い、貧しかった頃の中国を象徴する、人民服とペアにしか見えない惨めな実用自転車ではなく、全く違う意味と世界史的な意義、もっといえば人類の生存の意義をかけた、それでもって軽快で便利で、かっこいい自転車という乗り物を積極的に選択できるようにするには、一体どういう経過を辿ることが重要か?というね。

 もう車はいいよ、成金はもうやめて、自転車に乗って、風景と空気と環境を取り戻そう!という流れが、どうしたら内側から出てくるか?

 店主の甲斐性からすればデカすぎる課題だが、こうした若い子達が、今後どう動くかということによって、地球は変わるかも知れない。そういう希望は捨てたくはない・・・。

 まずはできたぜ!これに乗って、自分の足と目的にとって、過不足あるか?走ってみてくれ!

 またなんかあったら、一緒に考えよう!

同じ銭かけるなら・・・



 使い古されて、かつ保管には余り気を使われていなかった、クロモリマウンテンなんでありますが・・・。

 こいつを使い続けるか?別の車体を購入するか?再生代と新車代と同じ値段がかかるとしたら、どちらを選択するか?

 こういうのってすこぶる当店的な問題なんであります。ある意味、そうして天秤に掛けてくれる人が居て、それに大いに乗る当店がある。そんな店もあっていいんじゃないか?と思いつつやっておるわけでありますが。

 新車にそれなりの雰囲気や何やらがあるのであれば、それはそれで良い。

 ただ、かつて乗っていて、ほったらかしにしていたヤツが、再生されて、その乗り味もけっして悪くは無いという事が分かったら・・・一体どちらに乗ることが、豊かに感じられるか?というある意味価値観的な問題でもあるんですね。

 そりゃ新車でしょ!という方に対応する店は多くありますので、何も当店だけでなく広い選択肢の中から、新車を選べば良い。

 いやいや、やっぱり、反省も含めて旧友のような自転車とまた走りたい、というのであれば、ある意味当店の出番ということになります。そんでもって、出番をつくっていただきました。

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 マア、乗らなくなってから、暫く雨ざらしだったのかしら?サビサビサビのサビだらけなんでありますが、コイツを根気よく落としたり、避けたり、パーツかえたりと、やっていかないとね。

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 スポーク張替、ハブのチェックとメンテなど、やれることをやってやります。

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 ブレーキ類も交換メンテなどをしてやる。

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 シューのなじみが出てくれば、流せる自転車としてしっかり効くようになります。

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 前ブレーキもすごいし、ワイヤー類もハチャメチャ状態で・・・。コイツをまた一つ一つ、よくしていく。地道だよね。

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 当然あれこれ良くなっていくんであります、自転車の機嫌が良くなってくる・・・という感じにね。

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 ワイヤーは自転車の神経のようなものだから、コイツを取り替えて、潤滑剤入れて調整してやると、ピュンピュン反応が良くなるんだよね。

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 本当元通りになる、下手すると購入時よりもなじみが出ていて、いいケミカルが使ってあったりすると、より良くなっていることもあるんじゃないか?なんて思うときあり。

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 普通は諦めるんだろうなあ・・・、でもやってみる価値はあり。

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 ここでもワイヤーチェーンは要で、そこに合わせるようにメカを動かせるようにチェックして、ガタなどを見ていくのだな。

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 もうチェーンもフリーも何もサビのストライキ状態で、動けるものなら動いてみろだったものが・・・。

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 ちゃんと動くようになるのであります。

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 付いていただけのボロボロサドルを交換します。

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 背が高く、足の長い方なので、これくらいのピラー・サドルは用意しないとね。これでエンジンである人体と車体の設置距離が最強になります。グイグイ踏めるようになります。

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 とりあえず、このカゴは取っておくか?必要に感じたら、また考えよう・・・ということで。

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 庭の片隅でサビで埋もれていた、いじけた自転車だったのが、さあ!いつでも乗ってきなさい!と馬がいなないているように見えませんか?

 まずこの、良い意味で変わり果てた姿を見て驚いて、乗ってまた驚いてもらえたら、この仕事の意味はバッチリなのであります!

 内心自転車に「御免よ、まだまだこんなに走れたんだ・・・、これからはせいぜい大事にするぜ!」と自転車に語りかけるようになった、もうコッチのもの!

 猫好きは猫に話しかける、同じく自転車好きは自転車に語りかけるようになる、つまり擬人化。

 古い自転車の再生というのは、言い換えれば、自転車擬人化計画の一環なのでもあります。

 一度擬人化したものは、徒やおろそかに捨てられやしない、そして捨てる際には「所属にお戻りください」という呪文を唱えずにはいられなくなる、それぞ擬人化の真骨頂なり!

戦前の自転車なんだそうだ・・・ヒドリ



 オランダあたりでは、おじいさんがそのおじいさんから受け継いだ戦前の自転車を乗っている、なんて話聞いたことありますが、この自転車のフレームも戦前のものなんだそうですよ。

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 ヒドリというそうです。シートチューブを浮き彫りで名前を裏刻印しているように見えますが、どうやったんだろう?板の状態で字を打ってから、それをパイプにした?さあねえ・・・、戦前の技術、恐るべしであります。

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 ヘッドバッチも雰囲気ありますね。

 これがなんで当店にきたか?というと、フロントブレーキなんであります。

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 通常なら、フォークの中心に穴空けて、そこにシャフトを通して後ろ止めするんでありますが・・・。

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 リアは板アテしてありますが、前はフォークのエッジにひっかけているだけ・・・、これではホイールの回転に負けるとブレーキアーチ自体が、ガクンと外れてしまいかねない。

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そこでご老体のフォークに穴開けなどするのは避けるとして、前も板で挟んで補強する、という方法を取ったわけであります。

 既設のリアの板はフォークイネジ止めされているので、強度はこれで確保できます。

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 フォークの肩に合わせてちょいと加工もしていますので、一体感はありますね。

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 ご老体にはご老体なりのケアがある・・・ということでしょうか。もちろんちゃんとブレーキはかかります。

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 リアのワイヤーの調整などもして、安全に乗れるようになりました。サドルが上向きですが、座るとこれがまた心地よい。ガンガン乗るというよりは、ソロソロっと乗るには最高にいいですね。足回りはまだ新しいようですし、行けます、まだまだね。

 こういう自転車も、町のアチコチで散見できたら、もうすでに町の顔になるんじゃないかな?

 「自分自身の自転車」という視点も大変重要で、その一人一台をどうやって作っていくか?なんて所にかなりこだわりを見せる当店なんだありますが・・・。それをまた一つオーダーを上げて、一人の人のための自転車だけでなく、それが町の顔だったり、一つの時代の顔だったりという、ちょっとした普遍性にまで届くことはできないか?なんて欲が出て参ります。

 マア、一自転車屋風情ができることではありませんが・・・、なんかただメーカーで作られた自転車、メーカーサイドの経済原則のみでできてきた自転車の封を解いて、並べて売る・・・だけではなくてね・・・。

 いや待てよ・・・、そういう自転車の方が、数年後には、時代の顔だった(70年代のミニサイクルとかデコチャリとかね)なんてことの方が多いかも知れないなあ・・・。

 いやいや、なかなか難しい問題だ。

 まずは、やるべき事をやっていこう、この手の問題は、その先にあるのかも知れないから・・・・な。

古いものには・・・



 この佇まい、ちょっとやる気なんですね、サドル見てみると分かるでしょ?レーサーのサドルが付いています。もちろん当店通過の車体なんですが、ご本人が乗る気満々なんですね。

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 例えば、実用車にこんなもの付けているんです。サイクルコンピューターですね。

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 今では有線なんて珍しいくらい、センサーをタイラップで押さえて自分でセッティングしている。なんか自分の走力のようなものをデータとして、把握したい、ということなんでありましょう。

 確かに乗る気満々・・・。

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 前回色々やったんでありますが、変態系ボスフリーのエポックといえば、11Tなんてあるんだよね。そんなのがあったので、取り付けて、調整してみた。それまでのボスフリーで足が回りきっていたところ、快適になったという・・・んだが。

 今回は、リアホイールのスポークが折れたということで持ってこられた。

 手組系のホイールなんで、チョチョイのチョイで直せるかと思ったが・・・。

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 折れたのがフリー側もスポークだったので、当然ホイール外してかつ、ボスフリー外してやれば、あとは計測して一般のスポークに入れ替えて、ホイールの調整して戻してやれば良いだけのこと・・・なんだが。

 困ったことに、手持ちの工具でこのボスフリーが外せないことが発覚した。ヤバイ・・・。

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 どんな旧車系が来てもいいように、この手のものは、もうコレクター・・・式に持っていないものがあり次第、購入しているんだが・・・、ないものはない・・・。外せないとなると・・・、外さないでスポーク交換ができないか?を三十分ほど考えて試してみたが、スポーク自体が円形に近くなってしまう・・・、それに引っ張りにスポークが傷だらけになる・・・など、これはダメ・・・。

 さて、どう外すか?工具はなにが必要か?

 色々調べてみると・・・、セレーションに関してはシマノものと互換性ありなんだが・・・。その位置が奥のために、既存のものでは届かない・・・。
 
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 さてどうするか?

 届かすには、もっと奥にはいるようにすれば良い・・・とすれば。工具の角がボスフリーに引っかかり溝まで届かない・・・なれば、角少しおとすか・・・、工具の剛性が落ちない程度にね・・・。

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 トリャ!こんなもんでどうか?

 結論からいうと、外れまして・・・。

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 このように、無事ステンレススポークの張替と、調整ができるようになったんであります。めでたしめでたし・・・。

 車体自体は、今回さして古くもない今のものでありましたが、使ったパーツが旧車タイプのやつで、イヤー、参った・・・というパターン。

 ボスフリーは嵌めるのは簡単で、外すのに工具がいる、その工具が実に星の数ほどあるといっても良いかもしれない、フランスヤローを含めるとまた色々ありそうなのだ・・・。

 であるからして、車種を問わず、何でも来い!的営業姿勢を守ろうとすれば、こうしたものへの対応もできないといけないということで、見知らぬ工具、縁遠そうな工具にしても、邪険にせず、いつでも臨戦態勢に置いておかないとね、ということなんであります。

 プラス、工具の応用性。工具は加工して使えるように、より使いやすいものにする。ない工具はできれば自分で作れ。壊れた工具は直して使え・・・、工具三原則・・・かな?

 古いものとつきあうのであれば・・・、そうした準備も、整えておかねばね。



 そういえば、昨夜はガッツリと、かのお方に告別をした夢を見たんであります。

 すでに骨張っている腕を掴んで、「ありがとう」とか言ってました。すでに亡くなっていたはずなのに、店主のために待っていたくれたようでした。

 永六輔。生前に一度は会いたかったお人。ラジオではもう、トコトンお付き合いさせていただきました。この人も自転車が好きでしたね、元気なときは、「今週初めは自転車で鎌倉をサイクリングしました、ロードレーサーです」と、舌の短いけっしていいとはいえない、滑舌でしゃべっておられた。

 テレビの黎明期に大変活躍されつつも、その後のテレビの展開を危惧して、テレビ文化によってつぶされて行くであろう、物事に幅広くも深淵に、関心を示され、それを伝えようとしていた。

 高校生の頃、夢中になってみていた「テレビファソラシド」というNHKの番組があって、これも徹底して生放送に拘っていましたね。これもすごい番組でした。「いいとも」に出る前のタモリとのやりとりも最高で、再放送に間に合うよう、高校から自転車飛ばして帰ってきていました。

 以後は、徹子の部屋くらいにしか出ていなかったんじゃないかな?

 親戚縁者でもないのに、懐かしい人。この喪失は、多分思っている以上にデカイと思うよ、この日本という国にもね。



 マア、名曲中の名曲ですね。中村八大という作曲家も、後に世界でマウント・バウニーレベルの音楽家として、評価される時代が来ると思う。永さんの日本語を知りつくしている素朴な詩に、多分近代日本でも五本指には入るちあきなおみの三本立てが、ここに集約されている。

 多少粗野だったが、なにごとにも寛容だった昭和が懐かしい。

 丁寧なのは表向き、内心ピリピリで不寛容、排外主義も憚ることのなくなった平成の世。

 万感の思いを胸に、旅立って行かれたんだろう、と思う。

 しかし、会いたかったなあ、本当に会いたかったよ、本当にね。

実用自転車 いらんかネー



 スゲー、実用車がやって来た。スタッカートのフレームなんですがね。できれば、郵便局の自転車みたいに前三角の自転車の方がいいと思っておられる方・・・、でもね、デカイ荷物を積んだら、断然スタッカートをおすすめいたします。

 前三角の自転車でデカイ荷物を積むと、誰かもう一人が支えてくれないと、動けないんじゃないかな?というのが店主の実感。かつては、相当量の飲料を載せて走っていた経験からであります。

 そういう意味でも、実用に拘るならこのスタッカート、だと思います。

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 これぞチェーンカバー・・・。面倒くさい、できればチェーンむき出しにしたいんだがね、これがまたこれで絵になっている・・・ところが憎たらしい。

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 コッタードクランクという一昔前の形式。コッタード・・・つまり楔を打ってとめるという形式なんであります。

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 特大バンドブレーキです。

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 不足のない、荷台ですな、何のせます?箱付けても良いなあ。

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 ワイヤーで引かないブレーキ。

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 ロットブレーキと言うんでしょうか?こういう自転車を維持管理するなら、この手のパーツ類も持ち続けないとね。

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 26インチのホイールなんだが、こいつはベロ付きのタイヤで、チューブを抱き込んで嵌めていくタイプのものかな?慣れが必要なんだよね。

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 こういう自転車には、新聞カゴ並みのやつを付けて、しっくりきます。

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 課題があるとすれば、このリンはないな。全面金属のチリンチリンにしてやらないとね。

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 このペダルも交換だね。四角い黒いゴム付いたガッチリしたヤツがイイネ。

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 このサドルもねえ・・・、やっぱり革系がいいかな?多少ひび割れても、縦にスプリングのあるヤツでも良いね。

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 ということで、とりあえず実用車完成!これで起業するもよし、通常に乗るのもよし、ロケに使うもよし・・・、でもマア、街道走らせてやってね。見るだけ、置くだけではもったいないのよ。

 いつでもしっかり乗れるようにしておきます!いいよ、これ!

当店オリジナルフレーム 新ソラ載せで勝負!



 当店のオリジナルフレーム、徐々に出していこうと思います!

 今回は、新ソラ載せでやってみました。

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 新ソラクランクの4アームです。

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 手堅いですね、ちゃんとシフティングいたします。9速のままでも、見劣りなしです。

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 ブレーキは、そこそこ効きます、そういう意味で問題なし!

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 5700に近いSTIですが、ブレーキの引きはもっと良いかもしれません、でもマア、この値段で、過不足はないですね、これで十分であります。

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 手組ホイールが付いています、もちろん前後ね。

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 フォークは今回はベントで行きます。復習すると、ストレートと、カーボンフォークから選べるんですね。

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 アヘッドにもできますが、今回はスレッドステムで組んでみました。

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 軽めのサドルとピラー、マア標準でありますね。

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 黒のマットフレームに、ピラー、フォーク、ヘッドパーツ、ステムがシルバーで、まだらかな。これで十五万代でなんとかやってみようか・・・と画策中。

 インプレがドシドシやって来ています。鉄フレームの持ち味は、疲れてから・・・、疲れた足にも伸びをもたらす・・・ってね。

 今後は、この105バージョン・・・、そしてカンパのヴェローチェバージョンも盛り込んでいこうかと思います。

 あとは、塗りだな・・・。

 徐々にやっていこうと思いますよ、まずは「隗より始めよ」、緊張感を持って自転車を組む、社会にアピールする、できるところからやっていく。

 政治屋さん達よ、お前らもな!

ハンドル交換? 緊張感上げるためよ!



 アヘッドの上上げステムに・・・、ライザーバーのハンドルね。

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 ブレーキレバーが・・・ヨシガイさんのテンポラリーブレーキね。色物揃えても、一時使用の方が良いよね、作りも弱そうだし。

 さーて、こうしたハンドルの付いていた自転車なんだが、どうも締まらない、どうやって締めていくか?結論はハンドルにあった。

 もっと、走りに緊張感のもてるハンドルにしたい・・・、どうもライザーでは気合いが入らない。

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 例えばこれなんかどうよ?

 ブルホーンでね、やる気出るでしょ?

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 上付きステムは上体が上がるので、平行系の短いステムに交換してみるとどうだろう?ブルホーンバーが前に突き出ているので、多少の短さはマイナスにはならないのがブルホーンてやつね。

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 肩下がりのタイプのブルホーンは、形それそのものが戦闘モードを意識させるという意味で、気合いが入ります、走りの緊張感が違いますね。

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 まずはとりあえず、エイド系のブレーキをということで、コイツを取り付けてみた。ハンドルのつかみの径が31.8なので、同じ径のエイドブレーキ。かつてのピストブームの際には、ブレーキレバーは小さめのものが流行りまして、その生き残りのようなエイドでありますが、使い道が付いてよかったです。

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 ヨッシャ、見通しの良い通りでは、突き出しの縦パイプを掴んで、上体倒して、キリッと緊張感持って走ることが、これで可能になりますね。

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 走るための自転車に変身だわね。走る緊張感にあふれた自転車になりました。

 ハンドル一つによって、自転車の印象は変わる、もっといえば、車種が変わってしまうほどの影響も出かねないのが、ハンドル交換・・・といってもいいかもしれませんね。そういう意味でも非常に影響力のあるパーツなんであります。

 さて、明日の十日は、参議院の選挙の日でありますが、すでに投票を済ませた方おられることでありましょう。またまだギリギリまでどの候補者に一票投じるべきか、決めあぐねている方もおられると思います。

 店主はどちらかというと後者・・・かな。でも今回も、いや、店主の投票行動には一貫した姿勢があるといっても良いかもしれません。

 それは、上のハンドル交換と同じ、一つの緊張感の演出、なんであります。

 権力自体を否定するとか、ユートピアを模索するとかいうほど青くはない店主。人は共同で生きていかざるを得ない上での諦め、のようなものも確かに内包しつつ、それでもよりマシなあり方は一体何だろうか?ということを考えつつ、一つのヒントとなるのが、緊張感、ということなんでありますな。

 都知事が辞めました。そのあと都議の一団が、公金を使ってリオオリンピックを視察する予定があったそうだが、それがポシャッタというニュースが流れたんだが・・・、これは一体なんでなの?

 都知事が辞めなかったら、その一団の視察は続けられたんでありましょうか?辞めるという判断には一体なにが影響したんでありましょうか?

 安っぽくいうと、世間が知事の公金の破廉恥なまでの私的流用に関して厳しい意見がまだ熱い状態である・・・、ほとぼり冷めるまで、この手の「視察」は控えるべきなんじゃないか?という判断が働いたんでありましょうか?

 本当に必要な視察であれば、知事が辞めようと居残ろうと、計画は実行されるべきではなかったか?と思いますがね。

 多分、知事発の都民の怒りの見解によって、追及受けた際、「本当に必要な視察」であるという事を主張しきれない・・・と判断したんでありましょう。

 ヤバイ、公金使うなら使うなりの理由言わなきゃいけないが・・・、ちょっと今まで通りの良いわけはこのご時世、通らないんじゃないか?・・・なら今回は・・・、やめっか?

 レベルは低いながらも、公金を使用する側に、ある種の緊張感が走った、と見て良いんじゃないか?と思うんですね。

 大切なのは、この緊張感なんであります。

 権力を行使する際、または公金を利用する場合に、必要なのは、緊張感なんだと思うんですね。この場合、その行為の主体は、つまりは政権だったり、知事だったり、議員だったり、役人だったりが、どこまで緊張感を持って権力および公金を行使できるか?ということの条件がどのくらい整っているか?ということが大切だと思うんであります。

 形式的ながら、なぜ三権が分立しているのか?この国の総理は立法府の長も兼ねているそうだが・・・、緊急事態を想定してどうしても全権を集中したいようなことを想定しているらしい。全権集中した権力者の緊張感って、まずはなくなるね、やりたい放題なんだからな。独裁は典型的な緊張感なしの統治形態でありましょう。

 国家が秘密を持つのはそれは仕方ないかも知れない。しかし、後生それって秘密にする必然性があったのか?ということの厳しい検証があることで、一体これを本当に秘密に指定すべきなのか?という判断に緊張感が走るはずだ。三十年は秘密にでき、その後もまた延長できる・・・なんてザルやっていて、役人に緊張感持ってやれ・・・という方が無理だろう。都合の悪いことは、すべて秘密にできるぜー、ラッキー!になって不思議なし。

 贈賄が側が渡しました、その証拠もありますと打って出た事件でも、権限のある役職のある甘利君は不起訴になる。補助金の出ている団体から迂回献金が発覚した場合、返金すれば「全く問題は無い」と官房長官がかばってくれる。

 群馬のドリル元経産大臣から始まって、回りにそんなのがゴロゴロ・・・、緊張感持って政治しているのか?国会運営しているのか?襟を正すだの、綱紀粛正だの口先では何とか言いながら、全くなおる気配なし。

 失言、暴言もあとを立ちませんな、一昔前ならそれで政権が吹っ飛ぶようなことまでも、言いっ放し、許されっぱなし。

 結局政治は数だし、バカな国民は時間が経てば忘れる、経済問題でアメやれば黙る。党首討論もやらない、テレビ討論もやらない、改憲の争点は隠し、報道も大人しくそれに従う・・・。

 どこの政党が政権とろうとも、どこの内閣が政権運営しようとも、それを監視し、相互批判の中で、ピリピリした緊張感の中で、権力行使、公金使用を行わねば、それは必ず権力は腐敗していくものだと考える。今の政権だけではない、これは悲しいかな人間のあり方の原則の中にあるものではないか?とすら思える。

 なれば、緊張感を大いに持ってもらおうではないか?そんな事したら、あとでのしっぺ返しが怖いですよ・・・、その程度の判断でやってしまって、後生の国民に申し訳が立つんでしょうか?

 今後の政権運営を、緊張感を持ってやらせるために、その条件を整えるために、この一票を行使しようと思う。最後の最後まで悩む一票になるかもしれないが、その一票を投じることで、この国の政治に責任を持つ市民となる。
 
 責任のある市民だからこそ、一票以外でも、この国の行く末に関して、ものを申していく。自治を軸に、あくまでも自治のために政治家に政治をさせてやっているのが市民なのだ、黙っていていいわけがない。緊張感持って、責任のある判断をさせる義務が、コチラ市民の側にもある・・・、そういう自覚での一票なのだ。

 皆さまも大いに悩みつつ、最適な判断を、ギリギリまで!

特選中古車 走る固定車の登場!



 基体はミヤタのフレームです。

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 トップチューブがない、ダウンチューブだけの実用車のフレームを利用します。

 ホイール、今回もまた700cもので組み付けてみました。

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 金のリムに、金のハブでの手組ホイール。これがまた回るんだな。

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 走る車体には、しっかりしたブレーキが必要です!

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 リアハブも金、もちろんリムもね。そんでシングル、固定であります。

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 成金引いて、金のチェーン・・・このくらいまでが限界ですね、それ以上盛ると逆に下卑てきてしまう、金とは難しい。

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 高額ではないが、シングルの48tのクランク。シンプルこの上ない。

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 リアのブレーキがまた凝っている、チェーンステーの裏に隠れるようについている。

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 ハンドルは、肩の落ちたブルホーンバー。これも日東のもんなんで、ちょっとした存在感ありだよね。

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 サドルピラーも、かなりの範囲で調整化のものであります。

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 実用車フレームを利用した固定ギア、700cの完成です!

 固定ギアなんで、これで日常使いにしておくと、週末のロード練習の時、何かが起こるよ!と予言しておきます。

 これがまた走る、走る!ペダリングもうまくなる・・・、良いこと尽くめの実用固定車。

 今後もね、700cのリムに拘って、こんなやつらをチョコマカ作っていこうと思っていますよ!自転車を中からうまくするには、固定ギアだよ、また言っておく・・・、くどいけどね。

変幻自在のロードエンド



 これ旧店舗時代の写真です、今から7年前のことですね。こういう感じで、シングルとして組み上がったわけでありました。

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 この頃は、シングル化が流行っていた頃で、来る自転車来る自転車をシングル化しまくっていましたね。その内、その振り幅は逆に行って多段化となるのかな?なんて思っていましたが。

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 その2年後に、リアホイールの組み直しか何かで、またやって来た。

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 台座も見えるロードエンド、多分ピストハブを126ミリ化して、組み付けしたんですね。しかも・・・

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 ネジリでやっていますねえ。

 持っているフレームを好みに合わせて、組み付けては、こうして丁寧にメンテして走る。まさに「俺の自転車」って感じですね。誰が何を乗っていようと関係なし、俺は俺。

 なんかあるとすぐに人のスペックに影響されて、買い換えくらいしか選択肢のない、せいぜい海外サイトで最安値を買うことくらい?一知半解のインプレぶら下げている悦に入っているような、浅薄な方とは、対極にあるドッシリ感。

 俺は俺の足と仕様にあった俺の自転車に俺が乗る・・・、いいよね。

 時間が経って、また多少用途が変わってきたか、足に変化が現れたか?再度、今度は多段化のご依頼で持ってこられた。

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 多段にするために厚歯のチェーンリンクを薄歯に変えました。でもクランクはスギノのまま。

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 元々あったディレーラー台座にディレーラーを入れましてね。ハブを多段用にして、銀のリムで組み付けたんであります。この25ミリの銀リムですが、スペックから外れている・・・、ピンクなんか無くてもいいんで、シルバー復刻してよー!岩井さーん!!!と叫んでおく。

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 今回も一捻りで、やはり狂わないというのは何ともアドバンテージなのであります。何なら、通常のホイール組みの際、やりますぜ!

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 シフターは片方のWレバーもの、シンプルであります。

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 ドロップハンドルに、あの名作ディズナのエアロブレーキ、マア奇跡のブレーキレバーだよね・・・。

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 エイドブレーキも付けています。これもカッコいいとかなんとかでなくて、自分で自分の自転車の仕様を決めていくという意味で、堂々としていていいんであります。

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 元々多段用の自転車だったので、改造というより元に戻してやったという感じ。後8枚・・・十分だよね、そして前シングル。日常走るコースによっては、これで十分であるというのなら、十分なんであります。銭とギアはあっても邪魔にならない・・・しかし11速っていうのはなんだ?一定以上のレベルのレースで、細かいスピード維持に使用する・・・ならいざ知らずだが。

 しかし、8枚あったら、もう十分だよね・・・。こういう自分の自転車のスペックと潜在的応用の量がわかっていて、そして何よりも自分の足と仕様というものを熟知しているってことは、こういうことなんだよね。

 外部のワチャクチャした下らん情報に、全く揺動されない、そういう自転車乗りが増えてくること、デュラエースの新作?アッソ・・・、なんていう自分を知っている成熟ライダーのための店、それに応えられるような店を目指していきたいよね。

何処行くの?今年の夏休み?



 少年用のどこにでもある自転車なんだが、この車体に小学校一年生が乗る。

 当たり前の話なんですが。

 その子が北海道の大地を走る・・・としたら?

 北海道の子供が自分の自転車で近所を走る?・・・というのではないんですね。

 ツーリング家族に産まれたこの子は、ご一家でこの夏北海道を走る!ツーリングをやるっていうんですねえ。

 そういう課題があって、当店にやって来た。走ること時代は、夏の北海道でも東京でも同じ、でもツーリングとなると、まず距離が違ってきます。多分三十キロ、四十キロ以内走るんじゃないかな?

 小一の男の子にとってこの距離は、相当のものと考えていいでしょう。距離を走るとなると・・・、トラブルも想定する。

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 そのトラブルの一番はやっぱりパンクなんであります。そうなると、路上で直さざるを得なくなります、その際にはできるだけ簡単に修理できる形式にしておくと良いでしょう。

 バンドブレーキなんて10ミリのナット固定されているので、工具も何も色々と持って行かないといけません、手間も掛かります。

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 リアディレーラー付近もちょいと荒れてますね、この辺も手入れしながら・・・。

 だったらバンドブレーキ外しちゃえ!

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 外して、使われてへたったスプロケなんかも変えましょう。バンドブレーキがなくなったので、他に付けないといけません。

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 この辺は外付けVも対応する台座のようなものが溶接してある・・・ココかな?

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 よし付いた!これでナットを緩めれば、タイヤを叩くだけでホイールが落ちるという簡単な形式になりました。

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 チェーンも変えて、駆動系を整えます。

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 軽量化もしないとね、このメーターっていうの?いりませんね。

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 スッキリ・・・です。

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 このピラーとサドル・・・末永く使える、よく分かっています。

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 とりあえず、第一弾!修理しやすく、シフトなども調整済みの状態で完成。

 今度は出発直前に、最終点検しましょうか?

 小学校一年生が夏休みに、北海道の大地を走る・・・。皆さんご自分が小学校一年の夏休みに何していたか、覚えていますか?

 店主には、忘れられない思い出があります。

 富山の親戚の家に、車で何時間もかけて、一体何週間いたんだろう?マア、こんなに親戚が多いとは思わなかった、連日の宴会や、マア着くなりカエル、ヤモリ、蛇、ヒルと、まだの水路が整備されていない素朴な田舎の田んぼを体験したんですね。

 叔母が産まれたという、茅葺きの家、はいると土間があって、馬小屋があって、框があって畳がある。五右衛門風呂のあともあったなあ、昭和初期の農家のすさまじい家がそのまま残っていた。

 あの頃は戦後二十五年、まだまだ痛々しい話が転がっていた。大叔父のパラシュート部隊での地獄のような話に、子供ながら正座をしながらきいていた、年寄りなどは涙を浮かべてね、まだまだ戦後が生々しかった頃だったようにも思う。それに比べて、今は経験者が減ったことをいいことに勇ましい言動が大手を振ってまかり通るようになってきたようだ。

 あの小一の夏休みは、子供はある環境の中に選択の余地無く産み落とされる、ということの非常に豊かな面を体験させてもらったような気がする。子供達には是非とも、豊かな環境(主に人との関係ね、金かけた旅行とかじゃなくてな)をどこまで用意できるか?ということが、重要だよね。

 宝くじ当たれば、大名旅行はできる。でも、いい人間環境というのは金では作れないからなあ・・・。そういう意味で、夏休みどこへ行くか?ということ自体よりも・・・、別の環境のもとで、普段の関係を再確認したり、強化したり、ということなんだと思うよ。

 一家四人で、若いお父さんとお母さんが、しっかり荷物を積んで、子供達二人を前後で挟んで、北海道を走る。

 「ホレ!がんばれ!もう少しだ!」「軽くしたいからもっと食べて!」「ソ!ソフトクリーム!!!」「ジンギスカンって何?」「お肉よ!寄ろう!お父さん止まって!」「昼寝するから、生・・・行っちゃう?」「日焼けは疲れるなあ・・・、もっとしっかり塗れよ」

 自転車自体なんて手段に過ぎない、旅行だってね。大切なのは関係の再構築、再確認なのよ!

丸ごと一台 ママ狸ん化



 モンタナという名前の付いた、こういう自転車が来ました。

 これを子育て号にしていきたい、つまりママ狸ん化ということなんであります。

 しかし、今回のいじりはもう大取っ替え、となります、マアほとんどフレームと前輪くらいしか残らない。

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 実用車のハンドルをフラットにします、元々マウンテンバイク乗りでしたんで。

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 フラットバーは、手を横に握るので、それがそれなりに癖と感じる人も居ます、店主もそうで、できれば縦に握りたい・・・んですね。でも、この利用者はフラット派なんです。

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 そこに前のせイェップが付くわけです、ネイビーという色、イェップの色展開は大変豊富なわけで、メーカーとしてはリスキーだと思いますが、よくやるよねえ・・・。

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 このガラ空きの後に、荷台が付きまして、

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 これもネイビーの後イェップが付きます。

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 シングルだった自転車も、多段にして、重量に耐えられるようにします。

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 ホイール組み直して、しかも黒スポークでだよ、そんでリアディレーラー付けて、泥よけ、荷台、スタンドを共締めにするともうゴッチャゴチャ、でもすべてが機能します。

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 前シングルだったのをココも多段にします。さすがマウンテン乗りだっただけあります。

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 BBも交換して、通常のマウンテンのクランク、アウターを外してセンターとインナーにします、子育てにはちょうど良いギア比になりました!

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 カゴはもう少し大きい方がいい、イェップ前との関係で、より突き出した位置にデカイカゴをつけます。

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 これにて完成!

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 基本子供を乗せるときは一人が原則です、念のため。5年後くらいには、みんな自分で自転車踏んで、その分食べるようになるだろうから、子のせを外して、前後にデカイカゴをつけての買い物バージョンに変身することでありましょう。

 子供の成長や家族の状況によって、自転車の方をかえていく、これでまいりましょ!

2020年 大胆予想します!

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 なんか公表されたみたいですね、新デュラエース。

 やっぱりと言いますか、黒々していますね。シルバーは何処へ行ったの?と思っているのは、店主とその周辺くらいなもんらしいですね。どうも主流は黒、そしてやはり黒が売れているんだそうだ、アッソ・・・。

 デュラエースに今後の方針のようなものをすべて載せているのでありましょうから、そうした作りを見ると今後のシマノさんの展開も読めてくる・・・という事でありましょう。

 そもそも、実際に施工等でいじったことのあるデュラエースというのは7800まで・・・ですね。それ以降のデュラエースに関しては、値段の高騰や、機能の向上過ぎなどで、当店の性格上もあるんだと思いますが、以来本格的にいじったことはありません。と、今後もデュラレベルのものは多分依頼も何も来ないでありましょう。

 そういう意味で、すでに縁はないコンポなのでありますが・・・、でもしかし、そこにシマノコンポの方向性が出ているということで、気になる・・・というか、ちょっと押さえておかざるをえないという事はあります。

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 ウワ・・・・。

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 ゲヘ・・・。

 技術的なフォローは他のブログや、シマノさんご自身がやっているのでありましょうから、詳細はそちらにてご確認ください。多分すごいんでありましょう・・・。

 しかし、マア、どれもこれも、鉄フレームには似合いませんな、まったく・・・。そういう意味でスラム化・・・しているといって良いのかしら?トヨタもホンダのような車?スズキ化?知らんがそういうイメージを引っ張ってきて、より強化していった・・・ようで?

 そんな感じかね。スラムの良さっていうのは(潔さ・・・かな?)、過去は全く見ていない・・・完全無視!切り捨てているといってもいい。今後できるであろう整形の自由度の高い素材による、近未来的なフレーム・・・そういうものを意識して作っているように見えます。

 カンパ・・・これが今後どう動くか?だが、4アームを出したことから、その辺に引きずられているぞ!という印象。良心として、5アームを残している・・・、なら使ってやろうじゃない!と気合いが勝手に入るんだが。もっとがんばれ!イタリアセンス!といいたいんだが・・・ね。

 最大の勢力を誇るシマノがスラム的なものと方向性を同じくして、今後の自転車のコンポ・・・ということはPCでいうOSのようなもんだから、スポーツ自転車自体の巨大な主流として、そっちの方向に向かっていく・・・ということなんでありましょう。

 マア、しょうが無いよね・・・。その内、それとは違う、サードパーティーなどの小さいメーカーが鉄フレーム向けのコンポ類をチョコマカ作っていくんじゃないかな?そういう小さい動きにも期待していきたいんだが・・・。がんばれ!ヨシガイさん!

 小さいところは小さいところが集まって、小回りを活かして、それなりの鉄フレームの世界を作っていくんじゃないか?と予言でもしておきたいわけであります・・・。

 そして、主流に関しての大胆予想をして参りましょう。

 デュラエースは、オリンピックの年って決めているのか?大体四年に一度のメジャーチェンジをしてくるわけであります。今年はリオのオリンピックだとか。

 ということは、2020年に今度は9200の新デュラエースの発表ということになる・・・、多分。その年のオリンピックというと・・・、なんだ東京じゃネーか・・・。

 店主は、ハッキリ言いますが、東京オリンピックにつぎ込む金があるなら、東北、特に福島の原発事故の修復にもっと心血注げ!と言いたい!そういう意味で、東京オリンピック・パラリンピックには反対です!そんなことをしている余裕なんて、こんな老人国家にあるはずがない!

 と、店主ごときがほざいても、汚職があっても、聖火台が無くとも、やるんだろうから・・・、?まあ勝手にやってろ・・・。

 でも、開催国のメーカーであるシマノさんは、さぞや何かドドーン!新デュラエースの新作発表で、全世界の度肝を抜きたいと思っているに違いありません。店主が社員だったら、当然そう考えます。

 2020年の東京オリンピックの開催国で在る日本の企業、そのシマノなんですから、ちょっとやそっとの新生コンポを考えているわけがありません!全世界がエエ!マジかよ!これが東京五輪より投入か!!!てな画期的なコンポであります。
 
 で、店主の大胆予想をいたします!当たるもハッケイ・・・。

 2020年の新デュラエースの内容は、この9100に当然現れています。こうなるでありましょう。

 それは、最高級コンポにロード・マウンテンの区別なし・・・、しかしてその実態は?

 ロード・マウンテン統一コンポとしての新XTR&デュラエースの登場!でありましょう。9200なんていうケチな展開ではない、統一コンポですから10000!ですよ、まさに桁違い・・・。

 単純にロードコンポであるデュラエースのマウンテン化の傾向を突き詰めると、こうなるだろう・・・ということなんですね、以上。

 星の数ほどある統一コンポの中から、自分の競技・種目に合わせて、パーツ類をチョイスして、組み付ける・・・、すべてに互換性あり・・・なんてね。

 メーカーの思惑は、選手や利用者の思惑を越えて、機関車のようにドンドン進んでいく、もう煙しか見えねーよ。他に線路って・・・、なかなか無い・・・、さて・・・どうするか?次の駅で待ち合わせしてくれるような列車あるのか?

 とりあえず、今のコンポで行くとこまで行くしかない・・・。

 そんなことの再確認のような、新デュラの公表でありました。

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて十年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp
  tohke@pdx.ne.jp

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