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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |2016年10月 tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target

一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

自転車屋でもできること・・・からやっていく!



 これは自転車には見えません・・・、当たり前です。

 どうもある一つの方向へ向かって・・・動きつつあるような気がします。

 先日はガットギターいじりなんかを見せていましたが、もちろん自転車屋としてのいじりに過ぎませんがね。それがなんと・・・、電気系ギターにまで、魔の手が伸びそうなんでありますよ・・・。

 昨年亡くなりました、二三百年に一人出るか出ないかの天才、フラメンコギター出身のパコ・デ・ルシア、そのバンドでベースを弾いていた、カルロス・ベナベンテが所持していた、セミアコベースというのがありまして、店主が高校時代よりどこか興味を隠していたようなこの楽器があったんですが、先日、ヤフオクにて入手。

 あまりの激安に、送料がもったいないと、実際に自転車で新宿まで取りに行き、直接取引をしたものなんですね。

 そいつを引っ担いで、まさに佐々木小次郎のようにレーサーにまたがり十五キロ帰ってきたんですが・・・。

 不思議な感慨に包まれたんですね。

 店主が中高生の頃といえば、パチモンのジャズベを小次郎状態に、実用車でアチコチ移動していたんですよ。それから四十年弱経って・・・、フト影を見ると、レーサーに小次郎状態の店主が、夜の涼風の中を走ってるのがわかる・・・。年齢を超えて、オレがオレだったことを実感するという不思議な晩であったんです。

 その楽器の受け渡しの時「弦高が高くて、ちょっと弾きにくいんですけど、きれいでいい楽器です」ということだった。

 当時いかに指を早く動かせるかなんてことにかぶれていた遠山少年は、弦がびびる寸前まで弦を低くセッティングしていたんでありますが・・・、そうか・・・うん、まあどうにかなるだろうと・・・と、心にメラッと火がついたのを確認。

 こいつは弾くこともさることながら、いかにいじれるか?まな板状態のソリッドボディーであれば、扱いはさほど難しくはないが、箱物、つまりセミアコ以上のものをいじるのは、実にスリリング、まずは安い楽器で試してみようということだったのね。

 持って帰ってきて、じっくり観察をすると、弦の高さを司るところに調整ネジがあるのに気づく。ただし、先の持ち主さんも最低限まで下げたあとがあり、この機構を使う限り、もうこれ以上は下げられないのは見てわかる。

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 敵を知るためにはまずは分解だと、外してみると・・・。と、その前に、弦高を測っておきましょう

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 12フレットのところで、6ミリの線にかかっています。

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 こういう状態になった。さらにこのネジ自身を外してみると、

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 摘出完了。なるほどこうなっていたのね・・・。ちなみに下のネジ山の部分は8ミリの1.0ピッチ。上の細くなっている部分は、6ミリ。

 何だよ、ブレーキのシャフトの径と埋め込みナットの径と同じじゃんかよ・・・と自転車パーツの近似性に思わず顔がほころんだ。

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 ちなみにこの傘の厚さは3ミリ弱はある・・・、こいつが邪魔だが・・・、どうするか?

 自転車パーツに8ミリのボルトがあるので、それを軸に、6ミリを削り出す・・・、金具作りで対応してみようということに。

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 でもって、できたパーツが、斜め上のもの。ステンレスのいいボルトで作ったので、むしろ高級感あるじゃんか!つまり下のネジの傘の部分のないものを作ったということ・・・、早速当ててみます。

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 傘がない分、低くすることはできそうですね。

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 この形式で、再度12フレットを測定してみると、約4ミリのところにかかっている、つまり2ミリほど弦高が下がったということなんであります。

 よって、ビビリが出てきている・・・んだが、まあ自転車屋でできるくらいの加工で、弦高を下げることは可能、ということがわかったわけです。

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 あとは直接駒にヤスリを当てて削るという手もある。こちらを削ると、今度は先の金具での弦高調整も可能になるだろうなあ。

 やり方は一つではなく、複数の可能性の中から総合的に考えないとね。

 あとこいつはあくまでも楽器なんで、弦高が低くなっても響き等に影響が出たらこれもダメなんですね。その辺も大変だが・・・、次はビビリの観察とその対策へと向かいそうですね。

 で、その次は・・・なんていっている内に、本当どこへ向かって店主は動き出しているんだろう・・・と、全く悩んでもいません。呼ばれるところに行く、それだけなんだよね。

 ちなみにこの未完成ながら、調整中のベース、これをお客さんでもある、プロベーシストのHサンに試し引きしてもらったんですが、いい線を行っているということでした・・・。

 ヤバイぞ・・・これは・・・、実にまずい展開である!
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これも隣接分野か?ジブリの発想をいただく・・・



 これなんだ?

 わかるわけないよね。編み物の失敗というか・・・なんだろう?

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 これは手袋に見える・・・。確かに手袋のようなんだが、編み方が雑なのか?アチコチに糸が処理もされずに出てる。

 これを称してかわいいとか、味がある、センスが高いとかいう。うん・・・。

 最近、当店にちょくちょくご高齢のご婦人が尋ねてくる。普通じゃないんだよね・・・、何か持ってそう。いろんなこと経験していそうな方なんですね。

 家ではジブリのおばさんなんて呼んでます。

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 モロこんな感じというよりも、ジブリ系の物語で要所を締めるおばあさんが出てくるとしたら、その方もそれにふさわしい存在感があるんですね。

 ちょっろっと現れては、「奥さんいる?」と。そしてシコタマ袋イッパイの編み物の歯切れの塊(店主にはそうしか見えないんだが)をどさっと置いていっては、値段はあんたがつけていいから、じゃあね・・・・と去って行く。

 衣料系の話はからっきしな店主なんだが、聞いてみると、相当のセレクトショップのようなところにも、出したり引っ込めたりしているものらしい・・・。担当者らしき人を呼び捨てで呼んでいるところなどは、もしかして、かなりのやり手なのかな?とも思うが・・・、でもなんで当店にねえ、わからない?中にあるものには本当に???なものもあるんだが、慣れると、確かに味に見えてくるものもある。

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 こんなのに着せてみるとかわいいかな?そうそう、子狸にも帽子を置いていった。

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 見慣れてくると、確かにねえ、味というか、暖かみがあるようにも見えてくるから不思議なもんだ。下に来ている派手なユニクロなんかよりも、よく見えてくる。片方は偶然頼みながらも、意図的に作られた手のぬくもりがある、もう片方はマスの機械の中で規格に沿って大量生産されたもの、味もへったくれもありゃしない。

 ア、ちなみに本日、子狸は無事六歳を迎えることができました!本当お陰様でございます。お客さんを遊び相手としか見ないこいつにつきあわされた方も多いかと思いますが、暫く続きそうですので、なにぶんよろしく、お願いいたします。

 うーん、なんかどんどん取り込まれていきそうな気配なんです、味っていうのはなんでしょうな?うまい下手を超えたところにある、何か・・・なのかもしれませんね。

  自転車作りは表現か?といわれれば、まあ、広い意味ではそうとも言える。なれば、こうした毛糸を使った手工芸からも、全くの別分野からも、ガシガシ来るものはある・・・といえますね。

 別分野ながら、いちゃればちょうーでー、ではないが、学べるものがあれば、隣接分野といえるだろうなあ。

 ちょっと思い出したんであります。服飾の道では相当の方がおられまして、かつてはよくご来店いただいたんでありますが、その方曰く、服には例えば新品のジーパンにドリルで穴を開けて、わざと生地を石でもんで風合いを出すものがあるんですが・・・と。

 たぶん続く質問であれば、自転車の方ではどうですか?ということだと思うんだが。ある意味、たまにやっているラットバイクなんていうものはそれに当たるかしら?

 つまり機構は完璧、見た目最低・・・というやつね。

 ただジャンルとして服飾では成立しているそうしたものが、自転車にあるか?といえばまずはない、工業製品として作られる自転車にマスプロの自転車にそうしたセンスはみじんもない、気配すらないと言えるでありましょう。

 まあ、安全性ということで服とは違いはあれど、いろんな意味で、服のその手のセンスの多様性と可能性は、自転車のそれの比ではない。

 ほんの少しでも、そうした隣接分野から学ぶことはできないか?

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 イヤー、難しい、店主が身につけると、どこぞの物乞いにしか見えない・・・、まあ服も、自転車もそのものではなくて、それと関係を持つものによって決まるという、大原則は同じなんだろうなあ。

 しかし、まじめな編み物からすれば、ちゃんと仕上げしろよ!というところをわざと放っておく、イヤ・・・それを超えて、悪のりしてボサボサにしては、パッチワークのごとくに貼り付けて生地にして、いろんなものに変化をさせていく・・・、その中心になるのは、味であり、かわいさであり、センスである・・・ということ。

 こんなものがドッサリあって、ひっくり返しては、頭に上がった???を感じつつも、何かに少しずつでも感化されている感じ、それ自体は悪くはない。

  また、謎の袋にイッパイ詰めた何かを持ってくるジブリおばさん、ご来店の際に遭遇した人は、いいことあるよ、キットね。


 さてこうした中から何かが出るかな?それはわからないが、そういう不思議な邂逅をから何らかの示唆を与えてくれる人を、欧米では天使と形容するらしい。

 果たして彼女は天使か?悪魔か?いずれにしろ刺激には違いない、何でもありの当店、すべてを成長のエネルギーに・・・なれ!

二回目かな? カンパ マウンテンコンポ



 元々の依頼は、ステム交換でありました。

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 アルミのステム、ニットーのものなんですが、縦にひびが入っています。

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 これをすっかり交換したんですな。本来なら、これにて終了なんですが・・・、フト見ると

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 三枚のギア・・・刻印を見ると、カンパニョーロ・・・ではないですか。

  ということは?!幻の・・・、カンパマウンテンコンポ!?なの?

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 この変なカンチレバーブレーキ・・・のシューもよく見るとカンパの文字。

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 ゴミやチリがアチコチにありますが、紛れもなく、幻のカンパマウンテンコンポなんであります。

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 文字通りグリップごとが回るシフト、カンパらしくないが、カンパなんですね。

 八年ぶりくらいじゃない?かつてイエティというマウンテンフレームを再塗装して、そこにどこから探してきたのか?カンパのマウンテンコンポを持ち込まれてことがあります。

 面倒くさかったなあ・・・けど、思い出深い奴らでありました、そいつらがまた来たんだね。


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 どうせならということで、きれいに洗浄して、調整して、組み付け直し。幻だけに、ほんの短い期間でカンパが引っ込めた、世紀の失敗作かもしれませんね。

 それでも許されるのがカンパなんだろうなあ。

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 プラの外側にもカンパの印、だからなんだ?なんだが・・・。

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 知り合いの金属加工の人が、こいつらセクシー・・・なnだよなあ、というのがちょっとわかるような気も。

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 ISOテーパーのBBシャフト。

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 これでチェーンのバタ付きをおさえるのでしょうかね?普通に走るにはなくてもいいような、ちょっと音が気になりますが。

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 でもなぜかフロントメカだけシマノ、控えめなシマニョーロなんですね。

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 ツーリング車として乗るには決して悪くはない。ただ反応だのなんだで、レースには無理だろう・・・という感じはする。ツーリングにカンパマウンテンなんていうのも贅沢なんだが、箱入りでプレミアムを待っているよりも、車体について、街道を走っている方がパーツにとってはずっといいんだろうなあ・・・なんてね。

 しかし、八年前頃か?初めていじったカンパのマウンテンコンポが、ひょっこりやってきた。

 店主が自転車屋ができなくなるまで、あと何回くらいお目にかかれるだろう?別にスーレコなんて一生いじらなくても、なんとも思わないが、なんかこいつら懐かしい。そもそもこいつら、何セットくらい作られたんだろうね?

借りたら返す・・・丁寧に返す 子供自転車考



 この手のルイガノは頑丈です。子供自転車になんでそこまで?というくらい頑丈にできている。

 小さい三角に太い鉄パイプが極太のビード溶接で組み付けられているので、もしかして最も頑丈な自転車に属するんじゃないかな?とすら思えます。

 実際にこの手を大人用に改造して、元ラガーマンの巨漢のお父さんが乗り継いだという例もありましたしね。

 ただ、今回はそういう外しものではなく、正統な引き継ぎ・・・なんであります。

 知り合いから二年間借りた自転車、体も大きくなったので返そうと思うが、使ったそのまま返すのはなんとも失礼だ・・・とばかりに、ちゃんとメンテして返してあげたいという。

 かなりきれいな状態で持ち込まれたので、あまり乗っていないんですか?というと、親子できれいにしてみたんです!とのこと。

 できるだけ自分たちできれいにして、あとはショップで交換するところを交換して、完璧な状態でお返しする、さすがですね。

 成長する子供にいちいち自転車を買い与えていたら、大人になるまで一体何台必要になるんだろう?

 単純に商売だけを考えると、いちいち買ってもらった方がいいだろうが・・・。まあ、はっきり言ってもったいない。

 結構な確率で、もう乗れなくなった自転車があるんだが、有縁の方から買ってもらったので捨てるに捨てられない・・・という方、多いと思うんだけどなあ。そういう自転車をより下の子達に回していく・・・なんて文化育てられないですかね?

 文化なんて言い方は大げさかもしれない、仕組みでいいんじゃない?と思われるかもしれませんが、あえて文化と言いたいのであります。

 仕組み、とか、システムという言い方だと、あたかも外部にある制度のようなものと勘違いして、それを利用するというところだけが突出する可能性があるんですね。

 ただで借りられの?じゃあ、使って乗りつぶして、そしたらまた別の借りられんでしょ?なんていう勘違い野郎が、制度利用だけをしていたら、そんな仕組みは荒れてしまうに違いありません。そんな利用するだけの連中に、おじいちゃんが買ってくれた自転車を預けるなんてまっぴらだ・・・となります。

 外部の制度に対して、内発的な文化をはぐくむという動きがないと、こうしたやりとりを高度な状態で維持することはできないでしょうね。

 お借りしたものは、お借りした以上の状態でお返しする・・・という礼があって初めて、そうした制度が文化として昇華する・・・、と思うんですよね、エヘヘヘ・・・。

 そういう意味で、実にお見事な、親子さんなんであります!

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 ワイヤーや、グリップなんかも交換して。

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 振れ取りもして、グリスも入れる。子供自転車だって、ちゃんとしてもらったら、想定以上の働きをするんです。

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 BBグリスも点検充填して、チェーンも交換。

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 スプロケの減りはまだ大丈夫なのでリアディレーラー、Vブレーキの調整して、完成。

 ものは新品よりも、調整しながら使い込まれたものの方が、使いやすい・・・ということありますね。なので、洗浄などでは新品には勝てないものの、その他のところで新品以上を目指す・・・なんてこともね、こういうところの視点をしては重要かもしれません。

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 成長著しい子供にどういうタイミングで自転車を与えるか?なんてことを真剣に考えたら、どのタイミングなんだ?となりますね。

 そういうときに、自転車の貸し回しの文化があったら・・・いいよね。

 もちろんできないことはない、ただ、できる人たちでやっていかないと荒れる・・・それだけなのかもしれません。

 この「できる人たちでやっていく」・・・、これってこれからの世の中で、かなり重要なポイントなのではないか?と思います。すべてのことを「できる人たちとやっていく」・・・、一見閉じているようですが、要はできるようになればいいわけで、その重要性がわかった人からできる人になる・・・とすれば、あながち閉じたものとだけとは言い切れまい、とも思う。

 マスはもういい・・・、マスとミニの間に何か隙間があるかもしれませんな・・・可能性の隙間・・・がね。

十月三十日は やぎさわマーケット つまりフリマです!

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 この春過ぎまでは、月一で狸サイクルフリマなんかをやっていたんでありますが、この度秋の大フリマ・・・といっても当店主催ではなく、ヤギサワ商店会関連の中小企業診断をやる方を頭目に開催することになったので、まあそちらでいいか?ということで、暫くサボっているわけでありますが・・・。

 そんなこんなで、十月三十日の日曜日十一時から、西武柳沢駅北口にあります、ほうやちょう保育園と公園の敷地内でフリマやりますので、当店ご来店の際についでに冷やかしなど、行ってみてください。

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 このように、すでに出展数は完全に確保しております、プロの業者も参加ということですので、いらないもの市だけでなく、結構面白いんじゃないかな?

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 敷地もそこそこありますので、賑やかになると思いますよ。

 それと、今回この開催に合わせて、相談を多く受けたわけでありますが、来た方が買い物だけでなく、そこにいられる理由を与えるために、是非とも舞台を片隅でもいいので、設えてほしいという要望を出したんであります。

 最初は、騒音などで近所から何かあると・・・と乗る気でなかった頭目も、賑やかな方がいいかな?ということで、設置することになったんです。

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 ビールケースを並べてその上に舞台を作っています、まあこんなもんでね。

 音響は慎ましやかに、かつ大胆に。当店のお客さんでもある、その道のプロに依頼しまして・・・ね。

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 バクスグルーブにて、音出しチェック!併設している保育園の園児より、熱い拍手を受けつつ、完了!

 このくらいまで出せるといいですよ。うるさくもなく、演者としてもやりがいありでね。

 あとは天気頼み。雨だと中止なので、それなしでお願いしますよ。

 でもって、店主となると・・・、通常なればカレー持参で荒稼ぎ・・・のはずなんですが・・・。まあ当店主催でないということや、西東京市の後援か何かももらっているらしく、あまりギリギリのことはやってほしくないという、頭目のご意見がありましてね。

 もちろん、裏技で目の前の店舗とタッグを組んで・・・という話もなくもなかったんですが・・・、まあ、第一回なんで少しお行儀よくしておこうかな?ということで、今回カレーはなしで、この会場と店を行ったり来たりしている・・・という感じでしょうかね。

 当店から自転車で1分のところなんで、是非、ご来店の際にはお寄りください。

 芸人も多彩です、ジャズあり、地元アマバンドあり、プロシンガーあり、プロ目指す若い子あり、クラシックあり、ベリーダンスあり、落語ありのもう盛りだくさんだよ!

 ということで、よろしくです!

三年半経って 戻ってきた!

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 確か三年半前の仮店舗の前の旧店舗時代にやってきた子供車でありました。こいつが印象深かったのがここ。

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 右手の握力が十分でないということなので、左側にすべてを移したという、ちょっと珍しい加工なんでありました。

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 このヨシガイさんのフラットバー用のブレーキは、レバー一本でワイヤー二本が一度に引けるというもの。その上にシフターがあるので左手は忙しいが、右手の握力が何らかの事情で回復しないということになると、左手に頑張ってもらうしかない。

 このブレーキレバーは、例えば重い荷物を運ぶ働く自転車などに、前に二個、後ろに一個ブレーキをつけたいなんていうとき大活躍するんだが、今回は手に障害のある子供向けに使ってみたということ。

 こういう施工例が出ると、またどこからか、質問や要望が飛び込んできたりします、九州や大阪からなんてこともよくあります。また実際に施工依頼に来られる方も。

 何らかの事情によって、使えていた身体の一部が使えなくなるなんてことだって、誰にも起こりうること。そういう際にも、現状をよく分析して、どうしたら自転車を人間の方にあわすことができるか?なんてことを考えて施工していくというのも、プロショップの役割なんじゃないか?なんて思いますな。

 その子が、三年半に経って、少年になって帰ってきた。二回りはデカくなったかな?足が長いのも現代っ子・・・だね。

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 大人用のピラーとサドルに取り替えよう。決して悪いもんじゃないので、大事に使えば、大人になってスポーツ自転車に乗り換えたとき移植できるよ。

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 ステムも前に出して、たたんでいた腕を前に出します。

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 サッカー部なので、ボールその他を運ぶためのカゴは外せないということなので、ハンドルを前に出した分だけ、金具を前に伸ばしてカゴを移動します。

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 こんな感じですかね。

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 少年の姿はなくとも、この自転車を見るだけでその成長がわかるってもんだ。

 しかし、三年半経って、よく忘れずに、二店舗も移転した当店に来てくれたもんだ。うれしいねえ。

 まあ、これから片腕に障害を持ちつつ、生きていくことになるかもしれないが、君の自転車部門に関しては、できる限り寄り添っていこうと思うよ!

 また!
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ゲージをつける Fメカをつける



 古めのプジョーが登場。自転車を知っている方・・・。というか自転車と自分の関係をご存じの方といっていいかな。ぴっぱってくる自転車が、常にその人風・・・といっても決してワンパターンではない、オオ、そういう側面・・・確かにありますなあ・・・と納得させさせられてしまうセンスがある。

 ある意味何らかの自転車の神様がついているんでしょうね。

 この自転車も実に練られていて、それらしく組み付けられている。そういう自転車には、こちらからの提案というよりも、彼の自転車構築にご協力、という形になりますね。

 で、今回は・・・、ケージ付け。ボトルケージ付けなんですね。こういう施工というのはよくあるものではありませんが、一回出ると連続するという傾向がありますな。

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 ダウンチューブは無垢であります。

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 そこに穴を開けます。これはハイテンパイプなんだろうなあ・・・、それなりに肉厚ですが。クロモリレーサーのものだったりすると、その薄さに二度驚くでしょう。エエマジで?カミソリじゃんかよ!!!ってなもんで。

 ただ、この厚さがあっても、そこにねじ山を立てるには薄すぎます。またつけるのがボトルケージで500ミリのボトルをフルにつけるとなると、単純に500グラムになりますので、ものによってはフレームの三分の一くらいの重さになります。

 意外とボトルの重さに鈍感な方がいます、自転車のパーツの軽量化には敏感なのに、たかだか一時間以内のヒルクライムに水満タンとかね。

 ボトルに水充填というときに、ついイッパイ入れてしまう。一気に500グラムのアップ。パーツとカテゴリーが変わると、重さに鈍感になるという話。

 もちろんツーリングや、練習の際にはフルボトルでいいんですが、レースや記録会となると、ちょっとその辺に気をつけてもいいかもね。ゴールした際にボトルが空に近い状態・・・この辺がベストなんじゃないかな?

 意外とボトルは重い、重いボトルが常に振動にさらされると緩みの原因になります、そうなるとこのくらいの厚さにねじ山というのは無理、となります。そこで・・・、

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 このリベット、かしめ用のものなんですが、こいつを埋め込むことにします。

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 こいつをナッターに装着します。随分使っているナッター、アチコチスモールパーツが散逸してしまい、なんかスペーサーに不揃いなナットがついていますが、しっかり使えます。

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 穴に装着して、レバーをヨイ!と引くと、固定されます。

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 完成!

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 ボトルケージがつきました。この工程で何が大変か?というと、穴開けね。曲面のパイプに穴を開けるのっていうのが、もう大変であります・・・。

 あともう一つミッションが。

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 前三枚のギアがあるんですが、ディレーラーがない・・・。今までどうしてシフトしていたんでしょうか?親指シフト?ってやつ?

 さすがに面倒になったということで、フロントディレーラーをつけることに。そうなるとワイヤーの取り回しが問題になります。

 そしたら先回り、アウター受けを持ってきていた。それをどう取り付けるか?

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 この意味不明のチェーンステーブリッジ、なんで穴が?まあいい、ここを利用しようということで。

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 6ミリのドリルでこじります。

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 ここに持ち込みのアウター受けを取り付けます。元々ついていいたWレバーにワイヤーを通して、ここでアウターを止めて一気にインナーを引っ張り上げます。

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 リアのディレーラーがサンツアーだったので、あわせてエクシープロを選択、まあタマタマあったんですが、一人でポソッとパーツ箱にいるよりも、こうしてサンツアー同僚と再度装着されるなんて、最高だろう?しっかり働けよ!

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 でしょ?大半の方がわからないとは思いますが、この車体、ますますその方らしさ満載なんですね。いや、待てよ、もし当店にその方が来ていたら、もしかして、あのプジョーの持ち主ですか?なんてわかる方も多いかもしれないなあ。

 ということで、ボトルケージ付けもちょっとしたマイナーブームになるかもね、結構いるよ、タイラップやマジックテープで渋々つけて、手で位置を直しつつイライラ走っている方ってね。

 やりますよー、できることなら、何でもねえ。

風子 風になる・・・



 クラインのマウンテンバイクなんですが、実はこちらが勝手に見ていた一台なんでありますね。

 時は、子狸を飼育園(保育園)に連れて行って帰る道すがら、まさに風のように通り過ぎる車体があったんです。これは目を引くねえ・・・。ちょっと自転車わかっている人なら、そのフォームと軽やかなペダリングに、思わず振り返るでありましょう。

 エ?!今の誰??ってな具合に。

 そのくらいきれいなフォームでかけぬけていっていたんですね。元MTBの選手かな?とすら思いました・・・・が。

 が、その反面いつも気になっていたのが、メンテ不良・・・せめてオイルくらい・・・と思いつつも。いつも通り過ぎて行ってました。

 遮るようにして自転車止めて、「そこで自転車屋やっているんですが、オイルくらい差しますんで、帰りにでも寄ってください!」なんてやったら、ナンパ師にでも間違われるかもしれない・・・と。

 そう、その美しいフォルムで走る方は女性なのでありました。なわけで、声をかけるわけにもいかず、いつもほぼ毎朝、見送っていたんでありますが・・・、その方の方からやってきた。

 イヤイヤ、実は前から気になっていましてね・・・、ところで昔MTBの選手かなんかやっていましたか?なんていう、自転車自身とは関係のない話に持って行くと・・・、

 ロッククライミングはかなりのレベルでやっておられるらしいんですが、自転車はそうでもない・・・とのこと。まあ、でも体を使う何かはやってるという勘は当たったかな?だいぶズレはしましたが。

 そんなこんなで、前から気になっていたんですよ、などと話しつつ、自転車をみると・・・、

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 リアホイールのリム、ブレーキの当たるところがもう削れてへこんでいる訳なんですね。これはまあ、随分と乗り倒している・・・とお見受けします。

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 相手方のブレーキシューもかなりやれている。あとは、おきまりのワイヤーチェーン、その他調整どころ満載でお預かりしました。

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 オオ!阿佐ヶ谷のフレンドリーなフレンド商会のもの、十年近く前のものらしいですね。塗装が面白い・・・が、暗いのでなんとも撮りにくいので、今回は割愛。

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 リムは新調したもの、キンリンの26インチを使用。これは華はないが、実直で精度もそこそこのものなんで、こういう走る人にはいいと思います、華はないが・・・ね。

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 元ついていたハブを流用しようとしましたが、なんとボントレガーの完組で28h・・・。さてどうしようかということで、探して見つけた奴で組み付け。

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 分解して掃除をして、油さして、シューを入れ替えて・・・。そんなことの繰り返しであります。

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 チェーン交換、きれいなチェーンをきたねースプロケに戻したくはない・・・ということで、磨きと調整が入ります。

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 もちろんワイヤー類も、総取り替え、と洗浄とメンテ・・・。

 さて、納車の日、試乗しみてくださいとお渡ししてみた。

 暫く帰って来なかったですね。

 戻ってきたとき、ちょっと恥ずかしそうに、新車みたい・・・と。

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 マジョーラじゃないが、七色に輝くクラインのフレーム。元がいいと、ちゃんとメンテしてやると、元に戻る・・・または戻ったようになるというのは、たぶん自転車だけじゃなくて、ベースやギター類、その他装備というのはそういうもんだろう・・・と思います。

 今専用のカメラを使用していますが、こいつも調整とメンテというのがいるんだろうなあ・・・。

 これでもって、また風のように当店前を通って、通勤するんでしょう・・・。風のように走る風子、目撃した人には、きっといいことがある、とすら思える身姿、拝みたい方、九時前後等点集合!

もらったロードを整える



 いろいろあってロードを譲り受けた。ただ、そのまんまを渡された形、不動産なら居抜きというやつか?ということで、使えるものは使える訳だが、へたっているパーツや消耗品となったら、それらの継続使用はよく考えながら使っていかないといけません。

 これをやるのが送る側って場合もあります。オークションやその他で他人に譲るので、ほぼ完璧な状態にしてほしい、というご要望、その分付加価値とか安全性ということが付与されますね。

 今回のはもうそのものを渡すので、あとは自分でやってくれ、というもの。

 いずれにしろ、セコハンものはちゃんと点検しないといけませんね。

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 ものはあの、硬派を象徴するようなブランド、ロックバイクスであります。自転車は男の子のもの!女子のことについては全く考慮外!と言い切る割に女子にも人気という、まあ媚びがないというのが好感を得ているのではないか?なんて思います。

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 赤さびチェーン・・・。もちろん交換ですが、前の持ち主の方はこうなる条件下で使用していたというわけなんで、ちょいと警戒します・・・、ほかは大丈夫か?

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 あとは・・、

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 ワイヤーもすべて交換なんだが、この再調整も含むというのはいつも申し上げていること・・・なんですね。

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 今回のこの調整はなんか泣かされましたな。エンドも少し曲がっていた、それは直したんだが、なかなか思うようにスパスパ決まらない。

 同じ十速であっても、マウンテンのものとロードのものは違う・・・、同じシマノなんだけどね。

 チェーンも、スプロケも違う。

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 そのくらいは今まで吸収してきたつもりなんだが・・・、いろいろ組み合わせで、落としどころは見つかりました。まあ、ロックバイクス特有の後ろ三角というのも、今回勉強させてもらいましたわ。

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 あと、そうかBBの中心も交換しました。シールドのガタは交換しかない・・・。

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 最後に、強い希望として、ちょっとただれてしまっているブラケットカバーの交換をご希望。

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 もはや現行品ではない5700のSTIのブラケットカバーなんですが、しっかりスモールパーツで用意しているところが、さすがレーシングコンポを扱っている自覚の強いシマノさん。

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 たぶん新車のロックバイクス以上の走りを見せるでしょう。ごねられた分、自信ありです!

 自転車を譲る場合、または譲られる場合であっても、一度こうしたメンテを通しておくというのも大切なことかと思います。自分で乗っている場合は、その車体の欠点を把握していたり、整備不良なら不良なりに乗っているということがありますが、別の人が乗るとなると、その辺はならしておいた方がいい。

 いくら整備不良について気をつけて!といっても、大抵は体で乗ってしまうので、とっさの時など整備不良に対応できないことも多いでしょうからね。

 前の人の手が入っているものは、継続使用の際、その調整のために多少の知識と技がいるものであります、それは自転車だけでなく、車も、バイクも、家も服も・・・およそ作られているものに関しては当然のことかと思います。

 自転車に関しては、お任せください!いずれはギターに関しても!・・・なんて言えたらなあ・・・。

仕事しろ!仕事しながら・・・仕事探し



 本物のリペアマンからしたら、ふざけんなこのヤロー!な光景でありましょう。

 先日もお話ししたように、ただいま店主は一本の自転車ならぬ、ギターをいじっている最中なんであります。こいつを時間をかけて、持っている最大の可能性を引き出してやりたい、と思っているんですが・・・。

 今までは、塗装系の補修、板金系の補修・・・のようなこと、つまりに地上業務とあまり変わらない内容だったんですが。今日はちょっと佳境に入る内容。

 通常なら、それなりの台を用意して・・・なんでありましょうが、山のようにあるモノタロウのカタログを高さに合わせて重ねて、台の代わりにする。それが意外にいいんです・・・、微調整もできるんでね。

 ものが倒れないようにと、700cのチューブで優しく固定・・・あるもんでかなりなんとかなる・・・、その道のプロじゃないんで。

 で、何をやるかというと・・・、

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 フレットの打ち直し・・・というやつ。これプロに頼んだら四万くらいはするらしいです。でも、フレットの材料をワイヤー状で購入すると四百円ポッチ・・・。自分でやるしかないじゃんか。かつて逆の行程、フレット外してフレットレスベースを高校時代に作ったことがある・・・んだが。

 ワイヤーカッターはあるので、そいつでちょん切って、プラハンマーで打ち込んでいくんです。その前に、ネックの水平を見ます、まあ水平の出ているアルミの長い物差しなんてものもあるので、それを当てて、隙間などを見る・・・。

 すると10フレットから14フレットくらいの間にちょっとした膨らみがあるので、これまた水平の出ている板に、サンドペーパー、こんなものも日常使っていますので、それを当てて少しずつ、削っていきます。

 隙間がなくなったところで、アサリのないのこぎりで浅くなったフレットの溝の切り込みを入れます。

 そして、いろいろ試したら、スポークカッターが一番短く切れて都合がいいので、それでちょん切ってはハンマーで・・・を繰り返している内に・・・、

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 すべて打ち込み完了・・・問題はこれからなんだが・・・。マスキングテープを貼って、まずは飛び出た両サイドを削り落とします。その手のプロは直角定規のようなものにサンドペーパーを当てるようですが、こちらは自転車屋なので、ベルトサンダーで一本一本の角をまずは落としてから、最後にサンドペーパーをかけることに。

 それが済んだから、今度はすりあわせという行程に入りますが、そのためには弦を張って、びびりなどを見る必要がありそうなので、まずはナットを削って装着。

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 これを削るには、直角が出ていないとダメなので、据え付けベルトサンダーを水準器ではかって、縦と横の垂直を出します・・・。こんなこと本業の時にやっておきよ!とお叱りを受けそうですが・・・。

 作業場に豚骨スープのにおいが立ちます、牛骨を削っているんでね。

 そうした合間にも、「遊んでんじゃねー!」とばかり、結構パンクだ、何だとお客さんが来てくれますが、そんなのを対応しながら、作業は続きます。

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 ブリッジ側にあるサドル。これもブリッジの溝を深く削って、両サイドをパテで溝を固めて、新しいサドルにぴったりサイズにしたんですね。そこに装着。

 ちょいと高さを見ながら、再度直角を出しながら削り込んで、装着。

 このギターの加工に入って一ヶ月、遊びながらやっているのでのんびりなんですが、約一ヶ月ぶりに弦を張られて、音が出ます。

 びびりなどを聞きながらちょっと調整して、まあ、第一回目のフレット入れ替えは、仮状態で完了ということで。

 これから、また外すもの外して、削るとこ削って、吹くもん吹いて、磨くと込みがいて、徐々に完成に持って行きます。

 裏と側面の塗装は固めに、表は薄く・・・というイメージで。音に関しては、こいつの持っているものを引き出して、こいつに向いた演奏というかジャンルで活躍できるように、ということで。

 メドがついたとはいえ、あとは一月くらいかな?

 一体何やってんだ?と思われますが、木工かじって、板金的処置と、塗装・・・この辺があると、ちょっとかっこつきそうなんですよね、もちろん遊びの域でですが。

 プロのリペアマンが見たら噴飯物の作業であり工程でありましょうが・・・。

 いずれは仕事に・・・?まさか・・・、でも・・・。

 ソリッドボディーのギターの塗装くらいなら、再塗装のジャンルに入れてもいいか・・・なんてね。いや、どうせやるなら、セミアコくらいまで再塗装・・・できれば・・・なんてね。

 まあ、どうなるかわからない!だから持ち駒は持っているに越したことはない・・・と思っています。でも、仕事がなんだかんだ、そんなこと以上に、遊んでいて楽しい、とことん楽しい。

 そう、困ったことに、かつて自分の自転車いじっていたときの、あの快楽のようなものが今回来ているんですねえ・・・。困ったなあ・・・、イヤー困った・・・。

 もしかして壊れたギターなんか直すのも将来・・・・・・、ギターの色の塗り替え・・・・まさか・・・誰か止めてくれ!!!

 面白すぎる!

総メンテ・・・かな、たまにはやるといいよ!



 一人有名な選手が使っている、となるとそのコマーシャル効果ってすごいらしいですね。

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 かつて、国内のライバルメーカーが入れていたせいか、あまりいいブランドイメージはなかったように思います。ミドル以下のグレードしか入ってこなかったためでしょうかね。

 それが、入り口が変わって、すべてのグレードが紹介されて、かつ!新城君がツールやオリンピックなんかで、このメーカーの車体で走っていると、ユキヤ効果というらしく、相当動いている・・・ということだ。

 ある意味今、あのキャノンデールがあるのも、サエコチームであの無敵スプリンター、チッポリーニがあのフレームで連勝しまくったということ抜きにしては考えられないでしょうね。

 そのくらい、勝利や、選手のイメージが車体に与える影響は強いということなんでしょうね、まあ、マスプロ系の話なんで、当店周りに関しては関係ないでしょう・・・別の話です。

 で、乗り倒されたこの車体がやってきて、新車買うくらいなら、なんとかこいつを乗り続けたい、というご希望なんですね。大方の予算を聞きまして、その中から優先順位の高いものからやっていく・・・というやり方。

 そうしないと、この手の朽ち方は、いくらでも手を入れられるので、天井知らず・・・とまでは行かないまでも、徹底的に手を入れたら、相当額にもなってしまう、ということなんですね。

 まさかそこまでかかるとは・・・という事態にならないように、事前に予算を聞いておく、最近はそのように心がけております。

 で今回は二万前後できることを、ということでメンテ開始。


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 このワイヤーの錆を見るに、雨ざらし・・・でしょうな。メンテ後の管理は今よりいい場所になんとか検討してもらいましょうね。でないと、数ヶ月で元の木阿弥ですから。

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 何度も申し上げているように、ワイヤー交換にはシフターとディレーラー、ブレーキレバーとブレーキ本体との調整が入ってきます。単に交換してつなげるだけではありません、であれば中学生でもできます、そこにこそ技があるんですね。

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 スプロケにかかっている赤さびチェーン。

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 チェーンの調整もある意味本気でやったら、ケミカルを動員する形をとりますが。もちろん街道仕様と、レース仕様とは異なりますがね。

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 ギロチン系のこれまた調整の難しいシュー交換です。クラシカルで見た目はいいが、扱いは面倒・・・です。

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 切れたグリップと、なぜか使い続けるとベタ付く素材がありますね、ここは最初から絶対交換してほしいというところでした。

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 まあ、なんてことないものに交換ですか。グリップも凝るとまた、深い世界を持ってますんでね、あれじゃあないと!という拘り派以外には、交換を前提としたもので対応します。

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 その他見えないとこにも、手を入れて、しっかり走れるようになりました。

 適度に古くて、乗り慣れていること、メンテによって、新品とは言わないまでも、しっかり走れるようになると、街道を走るには最も適した自転車になるんじゃないか?と思います。

 しっかり走って、盗難の危険が少ない・・・、普段使いの用途によっては、ある意味最高のスペックなんじゃないか?通勤、通学その他町乗り・・・。

 そういう意味で、この手の最高スペック潜在号というのは、アチコチで邪険に扱われたり、無視され続けたりと、惨憺たる状態に置かれているのではないでしょうか?

 イヤー、かわいそう・・・、今あなたが前を通ったその家の物置に、団地の駐輪場に、アパートの空き地の隅に、そんな潜在的には最高のスペック車がいるとすれば・・・。

 持っておいでよ!自転車のしての最高の人生ならぬ、車生を全うさせてあげようじゃないの!

 幸いなるかな、扱い損なわれた車体達よ 天国は君たちのためにあるんだ!

ちっこいなあ・・・街道ピスト



 700cのホイールが、これだけでかく見えるということは、このフレームがいかに小さいか?ということの表れなんですね。

 前後のホイールにフレームがしがみついているようにさえ見えます。

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 でもジロという、しっかりしたメーカーさんというか、工房の作品なんでありますね。

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 ヘッドチューブが短い!よく自転車フレームの半分から前の部分を前三角という呼び方をしますが、通常厳密に言うと前四角なんですね。

 というのは、この部分、ヘッドチューブがたいていの場合はもっと長いので、このように一角にならない、二角になるということ、で四角形なんですが、このフレームに関しては、厳密な意味でも前三角形なんですね。珍しい。

 シートチューブが480、ホリゾンではある意味限界の長さともいえるかもしれませんな。

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 そんなピストフレームに・・・なんと最後のDT585のシルバーで組んだホイールが入っています!な、なんで!?

 発注されたというより、持って行かれた感満載・・・。最後の一本だったのにー・・・。

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 前輪には、ロードにはめているものを外してあてがう。ロードもピストも競技に関係なければ前輪は共有できます。

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 けしからんことに、いいクランクがついている・・・。実はこのフレームのほぼ一式は元競輪選手から譲り受けたものなんだそうだ。どうりでねえ、街道用には贅沢すぎですよね。

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 この攻めているステムにピストハンドル、ガチなんです。

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 仕舞いにはサドルまでが通称鰹節という、カシマサドル、こいつの堅さは半端でない。残り二百メートルをいかに速く走るためだけに作られているんでね・・・。そのまま使うのかね?

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 もちろんあとからですがブレーキはつけます、これフロントね。

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 板で挟むブレーキ。これが本来の使われ方なんですがね、当店では実用車改造に多用されています、たぶん仕入れる量も半端ないはず・・・。

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 さて、完成したこの街道用ピストですが、一体誰が乗るというのでしょうか?

 本人はえらく本気で、来年のツールと、ヴェルタで一勝することを公言しているんですが・・・。

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 この調子では、来年は無理か・・・と思います。

 まあ、故郷の栃木の山をこれで上り下りをしている内に、再度レースでサイクリングしていた全盛期、チャンスをピンチに変えていた黄金期の足が戻って来るかもしれないね。

 仏教を捨てられないからこそ、修行寺を出奔した、ある意味筋金入りなんだよね。まともな仏教者でありましたら、ある意味当然の選択かと応援します。

 ただ、方向性はわかっていても、どこからそこへ向かうか?というルートを探る時期。どんなところにそこに至る入り口があるかわからない、まさに遍界不曾蔵ですな、これは「へんかいかつて隠さず」と読むそうです。

 難解で有名な、曹洞宗の道元さんの主著なんぞは一行目からして、からきし歯が立たないが、典座教訓(てんぞきょうくん)という書は何度も何度も読んできた。

 典座とは、寺での食を司る役、つまり食担ということなんだが、それに向けて書かれた短い本なんですね。

 料理をやる方は是非読んでいただきたい書といえると思います。その本の中にそのことのいきさつが書いてあるんですね。

 唐に到着して、まだ船上にいた際、唐の典座が道元を訪ねてきた。かなりの高僧と目をつけた道元は、是非食事を出しますので船に泊まっていってください、と誘うが、その典座は頑なにその夜の内に寺に戻るといって聞かない。

 「お寺には幾人も人がいて、あなたほどの高僧が何も食事を作らなくても、ほかに誰かいるでしょう?それよりも、今夜は仏道についていろいろお話がしたい」と言ったところ、「若い日本の僧よ、あなたは本当の文字と、修行というものがどういうものかご存じないらしい、またあって話しましょう、今夜はこれにて・・・」と戻っていったという話があるんですね。

 後日その僧とあった道元は、駆け寄るようにして、本当の文字とは何か?修行というものはどういうものか?と尋ねた際に、その僧が口にしたのが「本当の文字とは一二三四五」「本当の修行とは遍界不曾蔵」ということだった。

 深くは専門書の方にゆだねるしかありませんが、どうもどんなところにも仏道を悟るキッカケは現れている・・・ということらしいですね。

 しからば、植木を切るのも、自転車に乗るも、洗車するも、草を刈るにも、農業する中にも、人の話を聞くときも、人に話を聞いてもらう中にも、仏道への道は隠されもされず、あるはずだ、ということ。

 若僧や、励むしかないな・・・。今はそれしかない。その時期なんだと諦める。そして励んだ末にも、これ!といってつかめる実感を持てないかもしれない。一生かかってもないかも・・・しれない。でももしも、そんな君であっても、君の歩いたあとに、後進が続くことがあるかもしれないのだ。ほんの一握りかもしれないがね。

 それをサンガと呼ばないか?それがそう呼べるとしたら、君の方向性は間違ってはいないと思う。
 

レレレ 再塗装のはずが・・・



 一年前に今の新店舗に来て、すぐにいろんなご依頼をいただいたこの一台。手元変速化したりメンテしたりといろいろやってきたんだが、この度、再塗装する段階がやってきたんであります。

 四人の子持ちのお父さん、新車購入しようかなあ・・・とか、いろいろ考えたあげく・・・、やはりこいつを再塗装しようと意を決して持ってきた。

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 まあ、随分と乗っているらしい跡がアチコチに見えます。元々は人から譲り受けたものだということで、自分よりその前の歴史も背負っているという。

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 まあ、この様子では、全剥離して、パテなどで修正しないと駄目な深めの傷もありそうだなあ・・・。

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 まあ、満身創痍といっても過言ではない。色も金色に決まりました。その金という色だって、一律ではない、五円玉の黄銅的な金から山吹色かと思うくらいの黄金まで・・・いろいろありますが。

 かなり渋めの金・・・、シャンパンゴールド・・・よりもちょい渋めの金色ということで、今回は行くことに。

 さて、フレーム一本にします。

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 よし、次は剥離をしてから、足付け・・・プラサフ・・・という段取りになるはずだったんだが・・・。

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 裏を返すと、トップチューブにこのような剥離傷があるではないか?

 ほかも点検すると・・・、

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 なんとヘッドチューブからほぼ等距離にあるダウンチューブにも同じ傷を発見。

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 つまりこういうことね、トップチューブとダウンチューブにこうした剥離傷があるんです、ということは?

 これはどうも事故車、正面衝突系の事故を過去経験したフレームということがいえそうなんですね。塗装がパックリ剥がれている、一瞬に大きな力がかかったんでありましょう。

 ホイールとフォークが思いの外頑丈だと、こうして一気にフレームに衝撃がいってしまう。さて、これは乗り続けるべきか?

 ご本人をお呼びして、患部を見せて、基本中止の方向で・・・と話を持って行ったんであります。なんせ四人の子供のお父さんですからねえ・・・。

 外したホイールやパーツ類はすべて使えるので、別フレームに移植するのもよし、また全く別の選択肢もありなんで、今回の再塗装はキッパリあきらめましょう!ということで。

 本フレームが使えなくなることにはがっかりしていましたが、また別の選択肢が浮上してきたこと自体にはどこか喜んでいる風も・・・、あとは奥さんをどのように説得するか?というところにかかりそうであります。

 小さい子供を前後に乗せて、仕事に子育てに精を出すお父さん、無類の自転車好きらしい、同時にバスケもやっているとか。これから夜勤でーす!と元気に出勤していく後ろ姿はいつもすがすがしい。まあ、焦らず、奥さんに嫌われないくらいいい距離を自転車と保ってくださいな・・・、サポートさせてもらいます、とことんね!

音がする!もっともといっていいほどの難しい診断・・・なのだ



 今やクロモリフレームはレースの主流からは完全に外れていますね。レギュレーションでがっちり守られている競輪以外で、もう鉄で勝負しいてる選手はほぼいない・・・、といってもいいかな?

 ちなみにですが、店主の記憶にある中では、2000年のシドニー五輪の際、当時ラバネロに所属していた飯島誠は、日本代表としてポイントレースに出た際、クロモリで勝負していたんであります。スペアバイクにアルミを持って行ったが、ポジションが出しができていない、という理由で、クロモリで出場して完走していたんですね。

 アマチュアレースなどでは、今でも酔狂のレベルでクロモリはいるかと思いますが、オリンピックという大舞台でというのは、もしかしてこれが最後だったかもしれませんね。

 ただ、勝負レーサーとしての一線は退いたとしても、やはりロードレーサーの典型というのはクロモリにあり!とかたくなに信じる店主としては、これらが滅びることは絶対にない!とほぼ断言いたします。というわけで、残るには残るんでありますが、手軽に入手できる状況であるか?といえば、そうとは言い切れない・・・、クロモリの完成車として売られている量は、やはり少ない。

 そういう中で、ラレーの鉄車体をわざわざ探して購入して、乗り続ける、という中に何らかの意志や美意識があるんじゃないか?となんかどうしても勘ぐりたくなるんであります。

 一緒に走る仲間が、車体を持ち上げるたびに「重い!」っていうんです・・・、でも私これ気に入っていて・・・。

 ある意味どうしたらもっと軽くできるか?なんて疑問もお持ちのようなんですね、例えばフォークをカーボンにするなんていうのは?と提案してみると、

 このクロモリメッキのフォークの見た目も雰囲気も好きで・・・とのこと。
 
 これは筋金入りだわ・・・。となると、ホイールかな・・・?でも、今リムの選択肢があまりないので、劇的に軽くするには、やはりカーボンリムのロープロのやつで・・・でもまあ、却下だろうなあ・・・。

 確かに軽さというのは、自転車に本気で乗り始めると、すぐにヒットする項目であることは間違いないでしょう。かくいう店主も、値段だけでなく、各パーツの重さの総量を知るために何度も電卓を使用した経験ありです。

 自転車には各分野ごとにマニアという方々がいて、日々その変態度を競っておられるようでありますが、中でも小径マニアと軽量マニアというのは、群を抜いて変態度が高いといってもいいかもしれませんね。

 あまり軽量を推し進めると、パーツの強度場不足するので、責任とる気のさらさらないヘタレ編集の作る雑誌などには、あまり載らなくなったんじゃないかな?と思いますが、かつてはヒルクライムの特集には、これでもか!の変態系軽量マニアの小特集なんかがあった気がしますね・・・。

 そこまでするか?!というオンパレード、そんなことしている暇があったら、足鍛えろ!なんていう正論は吹っ飛びます、もう勝手にやってろ!というレベル。中には一グラムの軽量につき数千円・・・なんていうコスト計算している人もいたなあ・・・。

 で何が言いたいか?というと軽量自転車に魅力があるのはわかりますが、重さの軽量と走りの軽量とはちょいと違うという印象が強くなってきた頃から、店主はあまり軽量には拘らなくなってきたという経緯があるんですね。

 キッカケはやはり自分の脚質にあったクロモリフレームを踏んだとき、何じゃこりゃ!!!!というあの前にグーンと伸びる感じ・・・これが走りの軽量化・・・というか、これなんだな!と思った次第なんです。

 何度も書いてますが、ラバネロ、ネオコット、マキノこの三本が店主にとって、神棚に上げたくなるような鉄フレームなんですが・・・、これらの重さは鉄だけにカーボンその他から比べるとそれはそれは重いんです、でも・・・。

 もちろん、確かにカーボンでも神がかったものがあるのは認めます。店主の経験ではやはりタイムだな・・・、あれは衝撃的だったわ・・・、それにFUJIのSSTなんかも、後ろから押されている・・・と勘違いするほどの進みなんですがね・・・。

 でも、カーボン・アルミの怖さは、足が振り切れたとき・・・に突然とやってくる、もうストライキかよ!!!と思うくらいのあの意地悪なほどの減速感というか・・・、あれ?と思うくらい前に出ない・・・、「しょうがねえだろう?お前さんに俺を踏むだけの力がないんだから・・・」というあの突如の冷遇が到来すること・・・。

 比べて鉄は、疲れたときにこそ、その真意を発揮するという、「大丈夫大丈夫!親方、俺らがあんたをゴールまで連れて行ってやるよ!!!」というサポートが、クロモリは頼もしい。

 そんな瞬間、多少の重みがなんだ!最後まで裏切らないこの一体感こそが鉄なんだぜ!!!とこれがまさにクロモリマニアになる瞬間でもあるんですね。

 まあ、そういうことも鉄フレームには十分ありますので、多少重たくともクロモリを選択する「あなた」応援しますよ!となります。この車体をわざわざ選んで、「重い!重い!」の合唱をはねのけてなお乗り続ける姿勢には、また軽さとは別の価値観でもって乗り続けることの粋な理由を一緒に考えて行きたいと思いますな。

 で、長くなりましたが、今回の依頼はなんと車体のどこからか、異音がするというところ・・・。

 来たー!!!というやつです。ウワッと怯みたくなるような依頼ともいえます。しかも、最初に来られたときに、とても困った顔して「さっきまで音がしていたんですが、店が近づくと消えました・・・どうしましょ?」と。

 よくあるんですね、調子の悪い自転車が、ショップ近くに持ち直す・・・ってこと。この異音というのは、つきあったら、本当大変なんですわ。

 まず、音の原因を突き止めなくてはならないのね。もちろん走っているときでないと異音はしないので、走らせるわけです。それも踏む人の癖なんかもあるので、その人は異音を出しても、他の人では異音がしないなんて場合もあります。

 また異音を確認した場合、一体それがどこから発してるのか?これを突き止めなくてはならないんですが、これも大抵は走りながら突き止めなくてはならない、これも大変です。

 固定ローラーに乗せて、もう一人に確認させるという手もなくはありませんが、実走するのとローラーではやはり微妙に体重のかかり方などが違うので、たいていはダメですね。

 それから、大方の場所が突き止められたとしても、それを絞り切ることができなかったり、またフレームは一体で音は伝達するので、そこから聞こえるようで、実は別の箇所ということもよくあります。

 ということで、異音の克服というのは、実は大変なんだよ!

 今回は踏むたびに音がするということだったんで、クランク周りを中心に調べるということに。ある意味やることといったら、いったんパーツを外して、しっかり組み直す・・・ということぐらいしかない。

 その中で、原因が特定できる場合もあるし、できないでも異音が止まることもある・・・まあ、なんとも難しいんです。

 「雨上がりの夜空」の中で、何やっても動かないバイクに向かって「キゲン直してくれよ!」と叫ぶ歌詞がありますが、まさにあの心境に近い・・・。

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 まあ今回は結論から言うと、BB周りに緩みが一つ・・・と。

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 ペダルにもちょっとしたガタがあったとことが判明・・・、とりあえず乗ってみて音は消えた・・・ということでね。あとは、持ち主の方の踏み方に合わせて、音なりの有無をチェックして完成・・・となりましょう。

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 さて・・・、このレーサーの今後なんですが、軽量化への方向性とは別の、スタイリッシュかつ走りの軽さへ向けて、行くことになりましょう。もしかしたら、チューブラー・・・なんて選択肢もあるかもしれませんね。

 そんなに車歴のない女性が、チューブラでクロモリフレームに乗っていたら・・・、さぞや鉄親父たちは後ろに黒幕がいるのか?またはその方自身の素性って何だろう?と興味津々になるには違いありません。

 最新の軽量パーツに乗っていても、情報収集力と金の使い方と・・・まあ、その辺のことで説明つくでしょうから、アッソ・・・で終わりますが、なんでチューブラーなの?となると、まあ併走してインタビューが始まるよ、うっとうしい?でもそういうところに目の行く自転車乗りというのが結構根強い・・・というか執念深いというか・・・、道を作っていく奴らなんだと思います。

 メーカー主導の作られた道から外れて、旧道掘り返したり、別の新しい意味を持った道を作る・・・そういう奴らなんじゃないか?なんて思うのね。だからちょっと我慢して、つきあってやってくださいな!

自分でできるとこまで・・・



 できれば自分で、改造ママチャリやりたいんだが・・・と頑張って外したんであります。泥よけを外すというのは結構大変なんだが、短時間でよくやったよね。

 あとは・・・、アチコチ変えないといけませんし、ブレーキ周りもかなりいじらないと駄目なんで、この辺はこちらがやった方がいいということで・・・、バーターをお願いした・・・。

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 先日フェスで使った大量の鍋類のすす落とし、コゲ落としを店主に代わってやってね、ということで成立!

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 しかし、すごいサドル・・・、まあ食い散らかしたカステラ状態だよね・・・。これは交換だな。

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 いろいろ選んだ中でなぜか白になった。

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 新しいブレーキシューに左右ともに交換。アームからして曲げを入れて強引にトーイン調整。なんかフォークが曲がっているのか、ホイールのセンターがピタリとは出ないんだよね。でもまあ、このくらいならいいか・・・。

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 チェーンを金に!成金にならない程度の金の使用、えび茶のフレームの色に免じて、ここまでならOK!ということで。

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 後ろブレーキもワイヤーが切れてしばらく使っていなかったとか。前ブレーキだけ、しかもシューがほとんど減っていた車体、高校生並みの整備不良車に乗っていたわけだ・・・。ブレーキレバーも交換してまともな自転車になりました・・・ということだ。

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 すっきりして、意外とおしゃれな自転車になったぞ!前後ブレーキもきいて、油を含んだチェーンはスルッと回ってくれる。乗り心地もだいぶよくなったもんだ。だから自転車っていうのはいじり甲斐があるんだよね。

 こうなるとこれからの移動もかなりこいつを頼りにできるようになる。足は大事だよね。軽量化なのにカゴを残したのには理由あり。

 ここにエフェクターを入れて乗るのだそうだ・・・ということは?

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 いかにも何かしでかしそうな人物の登場です。そう彼はギタリスト!

 アイレジアスというバンドで頑張っているギタリストなんであります。ホームページはこちらなんですよ。

 アコースティックバージョンが、生ギターに、ウッドベース、ドラムなんだが各所いろんなパーカッションを駆使したもの、そのトリオなんですね。歌もそこそこ、店主としてはこの三人にはインストで踏ん張ってもらいたいなあ、と勝手に思っているんですよ。

 楽器の選定が面白い、どこまで伸びるか?なんていうのも楽しみだよね。土曜日が練習日らしいので、このアコースティックバージョンなら、是非とも響き床を使って練習会やってもらいたいね。

 上でウッドベースが鳴っている、低音派の店主としては、なんとも至福だよね、天井からボタつくような低音を聞きながら、自転車いじり・・・最高だわ。

 まあ、この多摩地区あたりで、この自転車で、この風貌で、ギターを背負って、カゴにエフェクター入れて踏んでいたら、間違いなくこの子たちだよ!

 見かけたら声かけてやって、「音楽続けろ!」って。

あれとこれを組み合わせて なんとか一台・・・



 もう出所を忘れるくらいに、いじられているんですが、元はクロスバイクライクな(実はもどきな)一台から出発したんだと思います。

 これでなんか固定の出来損ないのようなものを組んでは遊んでいたんだが、それに目がとまった同級生から、これを基体に完成車一台の発注をもらうこととなった。

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 ハンドルはプロムナードでというご指定。ドロップが命と思っているこの店主もこのハンドルには、なぜか甘いんですね。なんかあるなあ、縦に握れるからか?なんか知らんが、嫌いではない・・・というか、好きなハンドルということにしておこう。

 なんかこういうハンドルないの?こういう・・・さあ・・・という、彼の手つきで割り出したのがこのプロムナード。乗ってみてなんか相性が合うなあ・・・困ったことに。

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 ライトもほしいというので、ハブダイナモで組んだものを前輪に取り付けて・・・。一番といっていいほどの主張はライトでありました。お互いさすがに昭和中期生まれ・・・、ライトと言ったら!

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 この砲弾型だよね。これだけは譲れないようだった・・・、たまたまあったという、いかにも当店らしい展開。

 あと要望と言えば、やっぱりギアがあった方がいいなあ・・・という。杉並なんで、内装三段あればいいかな?ということで。

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 わざとむき出しのまま、カバーはしません。というのもメカニカルなものが大好きな同級生。あの伝説の車屋、青山自動車工業の若社長なのだ!

 機械的なものがいいというのが口癖だね。今時分の車は電子制御で、町の車屋がいじれないものが多いらしい。ある意味自転車もそうだよね、まずは電動もの。あれだって、なんかあったら、メーカーに戻すしかないだろうなあ。前開けてみたが、やはり電子回路のようなものが基板の上にしっかりあって、レジンのようなもので固められていた。

 絶対に触るなよ・・・といわんばかりだよ。レーサーの電動シフト系だってそうなんじゃない?なんかあったら、メーカー戻しなんでしょうな。

 情報や技術がすべてメーカーサイドに集中して、店主らのような中間業者や、エンドユーザーはそれに従うしかない・・・、その道しか残されていないとすれば、面白くもない世界・・・だろうと思います。

 楽しみといえば、ジョブズのような訳知りが、新製品を喧伝して、それに踊らされて、一番に手に入れるために前日の早朝より並ぶことしかないなんて・・・。新製品の購入と買い換えしか楽しみがないなんて・・・。

 一見ゴミでしかないようなものが、技や発想や複数の協力によってその姿を変えていく、という物作りの原風景をそうした動きが奪うとしたら、本当ゆゆしき問題なんじゃないか?と機具しますな。

 技術や発想は、分散して独自の展開をし、そしてその分散が時に相互にスパークし合う・・・なんていうのが理想なんだが、メーカー間だけでスパークして例えいいものができたとしても、こちとらとしては、面白くもなんともない・・・ね。

 話を戻して、この手の内装三段ものだと、シフターは握り系のものか、はじき系のピアノタッチのどちらかというのが相場なんだが。どうもあのいかにも実用自転車という感じが、同級生君は気に入らないらしい。

 車屋の中でも群を抜くような変態系もカバーする彼、そんじょそこらのものではお気に召さない、ながらも決して押しつけがましくはないところが、彼の人格の厚みなんだな。

 試しにやってみた・・・、

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 Wレバーの片方を使っての内装三段引きなんだが・・・、当初はこちらに引き押しのスプリング系ないことから、シフトはシャープには決まらないのではないか?と思ったんだが。

 結論から言うと、使える!ということであります。効率はいいがどうもカッコがダサいというシマノ。効率は今一だがカッコはそこそこのスターメーなんていうのがありましたが、少なくともシフターに関しては、シマノをスターメーに一歩近づけたという、歴史的快挙だよね。

 ここパクりどこだよ!

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 クランク周りにはほとんどこだわりなし。あと一つ仕掛けがあるんだが。

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 このサドル。特に見た目に問題はない。ただこの縫い目・・・あるでしょ?ここに雨水が浸入するんです。ということは、外に雨ざらしにしておくと、浸入した水が、たぶん一週間くらい、乗るたびにしみ出してきて、乗り手のズボンを濡らすことになります。

なので、こいつは雨ざらし禁止サドルと名付けましょう。今せっせと水出ししては、店主のズボンを濡らしているんですが、そろそろ乾ききってきたようですぞ。

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 寄せ集めて完成した、寄せ集め号。各所に要望が乗っている分、かわいい一台になるに違いない、それに結構走るんだよ!

 車に関しては、奇跡的な仕事をしている青山自動車、その若社長が作業服でこの自転車に乗って、コンビニまでコーヒー買いに行くなんてね、西東京に来る前だったときは、青山自動車の周辺でこちらもお世話になったが、ちょっと離れてもまた、これでつながれるわな。

 またこいつになんか起きたら、すぐにおいでな!ありがと!

旧車の再生といえば お任せを!



 こういう写真を見ていると、やっぱりクロモリフレームというのはいいもんであります。ある意味ロードの典型ですから、永遠の車体なんだと思いますが、では手に入れようとするとなかなか難しい。

 そのまま売っているものはなくはないが・・・、だいたい数自体が少ない上に、時間をかけてくみ上げられてきたものとは、佇まいが異なってしまうのも仕方ないとはいえ、やっぱり違うんだよなあ。

 といってビルダーさんに作ってもらうという道も大いにあるが、手仕事故に少々高くつくということもあるだろうし、またせっかくビルダーさんに作ってもらうのであれば、それなりの知見があった方がいい・・・、クロモリロードというのは意外と趣味性が高いいうこともいえるのかもしれない。

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 ヤナギサワと書いてある、北区にあった、ビルダーさんが作ったものらしい、今は廃業。

 そういえば、かつて教員時代に北区西ヶ原に校舎があった際、この工場の脇を自転車通勤していたのを思い出した。確か一度だけ店に入って、ピストのフレームの値段を聞いた記憶がある。

 こぢんまりとした工場だった・・・、もう確か二十数年前のことだったか。

 そこで作られたフレームがやってきた、基本メンテというご依頼だ。

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 この持ち主の方は、さぞや注文票を前に、コンポは何にしようか・・・と悩んだんでしょうなあ。スーレコがついていますね。

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 分解して掃除しますと、かなりきれいになる。

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 磨くと光るというものです。

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 シューもまだ生きている。やっぱりいいものっていうのはこういうことなんでしょうな。

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 昔はみんなこんな男ギアだったんですねえ。店主だって52*42なんて乗っていた時期があったんですから・・・。

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 分解して洗浄してやると、元通りになる・・・、昔はカンパニョーロといういいコンポ会社があったそうな・・・。

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 前ブレーキも準備万端、いつでも来い!状態になりました。

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 当面はこのWレバーで行くとのこと。そのうち・・・、手元変速になるのか?そうなると一気に10速に飛んでしまう。使用者からすれば、隔世の感ということでしょうね。リアホイールから何から交換しないとなあ・・・。

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 チネリハンドルも、いつでもどうぞ、だと。

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 派手な変化はないながら、これにて街道戻り仕様にはなっています。内部を地道にメンテする。そうそう、洗浄が終わって、ステンレスのバットの上に並んだパーツたちは、輝きを取り戻しているんです。その汚れが落ちて、整然と並んでいるパーツたちを見ていると、これから手術室に持って行って使われてもおかしくはない、医療機器にも見えてくるんですねえ、それだけ清潔感があふれていると言ってもいい。

 いいものっていうのは結局はそういうもんなんだ・・・と思います。かつてあったカンパニョーロという会社の物作りは、そうだってんでしょうね。

 今のカンパも頑張ってはいる・・・と思います、でも、凜とした姿勢はかつてとは違うんじゃないか?なんて、ちょこっといじっていて思うことがなくもありません。

 そうそう、スラムという三大コンポの一角を占めるやつがありますね。扱いが、今まであったところから、ロード部門が別のところへ変わったという噂はあったんですが、それが本当であることがわかり、かつ本日より、取引関係もできたので、当店でも取り扱いができるようになりました。

 前の業者は、本当に売る気あんのか?ってな値段設定していましたが、今度のところは、ちゃんと売る気があるような設定になっているようにも思います。

 ダブルタップというシフター兼ブレーキレバーと、リアディレラーさえスラムにつきあえば、あとはシマノの105を使ってもいいんであります。いわゆるスラノ・・・というやつですね。

 ダブルタップはどちらかというと手の小さい方に向いているとも聞いてます。今後そうした選択肢が増えること自体は悪いことではありませんね。

 シマノ、カンパ、スラムと三大コンポにつきまして、取り扱い開始!であります。

 話を戻して、クロモリフレームの旧車の再生は、当店の大事にしている仕事の一つなので、どこかに眠っている車体がありましたら、また街道に戻してやりましょう。

 そのうち、クロモリフレームにスラムなんかを乗せて、挑発することで、またクロモリ野別の側面なんかが見えてくるかもしれませんな。

 眠っているクロモリロードを起こしましょう!

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※今月二十一日は、七時より工房飲みの日であります。参加費千円、お一人様一品(酒でも可)持ち寄りでお待ちしています。今回ブルベを希望する方の予約あり。その手の猛者がいたら、是非おいでください。

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 育ち盛りで、無口な少年がおっかさんに連れて来られたのが、この六月。この子供の頃から乗っている自転車を買い換えるか?どうしようか?いろいろ考えていたんだが、最終的にこいつを今後の体型に合わせて乗り続けることにした。

 その方が新車を買うよりずっと安くできるからね。ただ塾に通うのでカゴはもう少しデカくしてほしい、という。そしてできあがったのがこれだったのだ。

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 ピラーもサドルも変えて、ぐーんと伸びた足の長さからの力をペダルに注げるようにして、デカいカゴがついた。

 これで中学3年間は持つ・・・はずだったんだが・・・。

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 先日、ライトの調子がおかしいと、再度おっかさんが無口な少年を引き連れて来たんだが・・・。これ?どうしたんよ?ということに。

 フォークが後方に押し込まれている。

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 これではダイナモライトがズレるのも仕方ない、ライトだけでない、ブレーキまでもズレている・・・。なんかに正面衝突した?

 こちらの質問にダンマリを決め込む少年。おっかさんは横から回し蹴りをくらわして、「一体どこでぶつかったの?このバカモンが!いつやった?エエ?」とすごい剣幕。無理もない、お姉さんもいて、二人の教育費=塾代がすごい、金欠状態なのに、せっかく安く改造してすむと思ったのに・・・。

 少なくとも、この状態で乗り続けてはダメ。最低でもフォークは変えないとね。ただ・・・24インチなんて、途中のサイズとしか考えられていない現状で、24インチ用のフォーク単体なんて・・・なかなか見つからない・・・。

 冗談じゃない!一体どこでこうしたの!と、二度目の回し蹴りが飛ぶが、口を割らない。この親にしてこの子ありなのか?二人とも猛者には違いないんだろうなあ・・・。

 さて・・・、どうしようか?

 ・・・・・・・、そういえば昨日、自転車一台引き取ってきたなあ・・・。

 孫が乗るかと思って買っていたんだが、自転車通学よりもバス通学をして、近くだが引っ越しもしたんで、一台手つかずのものがある、捨てるのはもったいないが、どうしていいかわからない・・・、引き取ってくれないか?というご婦人が、当店隣の福祉会館に来ておられた。

 どうにかなるだろう・・・ということで、引き取ったわけだが、翌日役に立つとはねえ・・・。

 では、大事なカゴを外して、「新車」に載せ替えよう・・・。待てよ・・・無駄なサスペンションがついていた・・・。

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 ライトの移植と、フロントキャリアをつけて、それだけでは弱いと下から支えて工夫を加えてみた。キャリアは指すペン所の移動とは無関係のところにまずは固定して、そのあと下からカゴを支える。動かないところで完結しているので、サスが上下移動しようが関係なくカゴはカゴのままいられる。

 動くサスと動かないカゴを取り付けると、まずはサスが殺される。つまり上下運動がカゴと金具によって固定されて、不可能になるということね。その内、潜在的な上下運動による金属疲労で数年の内に今度はカゴおよび支え金具が破損するという流れになるんですね。

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 これで移植完了!

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 まあ、なんちゃってマウンテンだが、通常使用には問題はないはず。限りなくボランティアに近い動きでありましたが、まあ、こういうことがあってもいいかと・・・。

 「おまえしばらく足軽だからな!走って移動しなさい!」。おっかさんは強い、店主も思わず押されて、こんなのが出ちまったわ。

 まあ今回だけは、例外中の例外ということで、ここだけの話・・・ということでね!

ママ狸ん・・・パパ狸ん・・・ですね今回は



 ハンドルの幅が狭いですね。ピストブームの頃から、こんなのが出てきたように思います。

 すごいのになると、左右拳一つずつなんていう激狭なんてのもありましてね。危なっかしいと言えば、そうなんですが、逆に言うとステアリングを腕に頼れなくなる分、腰で乗らざるを得なくなるといういい癖もつくかもしれないなあなんて考えました。

 元々はメッセンジャー文化なんでしょうから、車の間をすり抜けるのに、狭いハンドルに越したことはない・・・そういう判断だったんじゃないかな?

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 この後ろのあいているところに、子のせをつけられるか?つけられますが・・・。

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  その前に、ナット式のハブですから、スタンド取り付けましょう。できれば少々安定感のあるやつに。

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 実用車用に作られているので、ちょっとの加工は必要ですが、取り付けは可能です。

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 両足スタンドで、曲がりが入っているので、その分安定感は増しました。といっても、過信は禁物です。子供を乗せたまま、車体から離れないでくださいな。

 親がいなくなって、焦った子供のもがきで、車体は倒れる可能性は大いに、あります。

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 真っ黒がなかったんですが、濃いめのグレーに黒のシート、イメージは壊れてなかったようですね。

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 ちょいヤンチャ系自転車が子育て号に変身。だいぶ勝手が違うので、気をつけて乗ってくださいよ。

 お父さんの育児休暇が実質取られていないなんていうニュースが聞こえてきます。そういえば、自転車屋や魚屋には、親父の育休どころか、産み手の奥さんの育休すらないんですけど・・・。

 それは横置いておきまして、こうした自転車が増えていくこと、いかにもお父さんらしい自転車に子のせがついているなんて、見方を変えれば、カッコいいよね。

 昔遊んでいたお兄ちゃんが、お父さんになるや、まじめに子育ていしているなんていうギャップも見せ所かもしれない。

 まあ、この国は、いろんな意味で男はまだまだまだまだ甘いと思いますが・・・。

 自転車屋は自転車屋のできることとして、かっこいい子のせのついているパパ狸んなんてものを作ることで、今後のよき流れへ少しでも協力できないか?などと考える。

あれがああなってこうなりました!

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 マークローザ、当店因縁の車体なんですが・・・、これを基体に改造というのが店内マイナーブーム・・・となって何年でしょう?

 これも、以下のようになりました。

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 外すもの外して、ドロップ化したわけであります。

 ハンドルが変わると、乗車姿勢が変わる、そうなると「車種」自体が変わってしまう!というのに近いことが起きますね。

 前者は実用系の自転車ですが、後者となったら、長距離ツーリング系自転車というようになる、これが「車種」が変わるということなんですね。

 そしてこれ・・・、次の段階に来た・・・ようであります。

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 ずばり!ホイールを700c化したんであります。もちろん前後ね。

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 そのことの波及効果、ドミノですがまずは6速から8速になりました。まあこれで将来は10速まで段階を上げることができます・・・ってまあ、10速が本当に必要だかなんだかは、使う人次第でありましょう。ただメーカーサイドからすれば段数が上がっているものはそれだけ新型に近いわけで、気合いの入り方は違う、ということです。

 6速、7速ももちろん今でも作られていますが、その作りとグレードというものは子供用マウンテンとか、実用系のものとしてのみであって、ツーリング系やレース系のものとしては全くといっていいほど作られてはいません。そういう意味で、将来いいものを使いたいという時に、こうしたグレードを上げておくことの意味は一定はあると言っていいでしょう。

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 段数が上がっても、フリクションのバーコンは便利ですね、変更の必要はありません。

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 ブレーキもシュー移動の余裕があったので、これも交換せず、調整で大丈夫。これでオッケー!

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 ハンドルにつけていたドリンクホルダーですが、これをダウンチューブに移動したいということ。今回のホイール交換で前輪のハブダイナモが使えなくなります。

 ライトをハンドルに取り付けるためには、このドリンクホルダーを移動できないか?ということ。

 しましょう!

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 ダウンチューブを上から見るとこうなりますね。ボトルをとりやすいところに取り付けるとすると・・・。

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 この辺でしょうね。取り付け方ですが、パイプに穴を開けてタッピング・・・ではありません。ねじ山がしっかり立つほど厚いパイプではないからです。

 実用車ですらそうなので、スポーツ車のパイプはカミソリを曲げたような薄さ、もちろんタップの立つ余地などありません。

 ナット状のものをパイプにかしめる、ナッターというのを使います。

 以上でしょうか?

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 これで走ってみたんですが、何というか・・・、それまで足首に重りをつけて走っていたのが、その重りをとったようですね。スルスルッと前に出て行きます。

 やっぱり700cには人類にとって黄金比に準ずるような何かがあるようであります。ホイールを700cに変えたとき、変えた人にしかわからない何かがあります、今回はまた金と手間をかけた意味が大あり!でありますよ!

 これでマークローザ・・・完成形か?

 いや・・・まだ一点・・・あるかもしれません・・・が、まずはこれで思う存分、走ってみることでありましょう、走れるし、走ってしまう、それが700cなんであります!

またまたヤフオクからやってきた 通勤車へ



 古いクロモリのパナソニックがやってきました。

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 チューブラー時代のもので、こいつを通勤用に改造してほしいということなんですが、このちょっと汚れた感じは大事で、なぜって盗難に遭わないためで、よく考えられていると思います。

 ただ、やっぱりチューブラーは不便ということなので、WO化してやろうということに。

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 ロープロファイル系のものを選んで組み直し。ハブはそのまま、グリスアップをして流用。

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 前後ともに、当然WO化であります。通勤途中のパンク修理も多少は楽になりますでしょう。

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 それともう一つの大きな変化は、このドロップハンドルをフラットバーに変えること。

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 これチタンのフラットバーです。納車の際に長さを調整しようということに。

 シフターは・・・というと。

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 ダウンチューブのところに、Wレバーとして設置。

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 あとはオーバーホール・・・かな。

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 一定以上のものは、かなりの確率でなんとか再生できる・・・と思います。

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 ブレーキも分解掃除と、シュー交換で、変な新品よりもよくなります。

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 タイヤはこれ、決して悪いものではありませんよ。

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 手入れをしてやれば、よほどひどい放置のされ方をしたものでない限り、この時代のパーツなら、生き返りますね。

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 再生フラットロードとして、完成。フラットバーでもフレームがクロモリだと、クロスバイクとはいいにくいというのが面白いですね。

 やっぱりフラットロード・・・という呼び方がいいですね。Wレバーなんで、ハンドル交換は楽にできます。帽子のように、気分に合わせて、今日はドロップ、明日はブルホーン・・・なんていうようにもできます。

 ヤフオクからやってきて、安全高速通勤用として、盗難からも遠ざかって再生されたパナソニック。次の使命を与えられて、ヨーシ!とばかり張り切って見えますね。足回りも新しくなったし、一丁働きまっせ!と。

 そのままだったら、どこかの倉庫か、物置か、部屋の片隅で邪魔扱いされたかもしれない自転車が、適所を与えられて、再度街道を走るなんて、いいことであります。

 そういうところはオークションの素晴らしい側面だと思います。まあ、実際のやりとりにはいろいろあるでしょう、人間同士がやることですから、それは何かあってもおかしくはない。

 でも、それを超えても、こうした適材を活かす適所にものを再配置するというシステムはやはり素晴らしいと思います。

 そういうことで、もう少し積極的にオークション出当店の活躍できる可能性を探ってみるというのも、ありかもしれませんね。無形の商品を出品して、オークションを活用する人たちの活性化のために役に立てないか?

 そんな可能性の中にも、隙間はあるかもしれませんね。オークションの意義を高めるためにもね。

東京お上りさん 展示会って・・・



 文七元結や唐茄子屋で有名な、身投げの名所?吾妻橋であります。珍しく地下鉄なんぞを乗って、降りたところでこの風景、スカイツリーに通称うんこビルがドドーンと目の前に。

 思わずスマホで撮影、横で外国人と思われる人も同じくスマホ、目を見合わせてニコリ。

 たぶんあちらもこちらを観光客と思ったに違いない・・・。しかし、久々の隅田川だなあ・・・。

 珍しく都心に進出したのも実はこれ、マルイさんの展示会があったんですね。この手の業者さんの展示会というと、なぜか岩井商会さんのは足繁く行く割に、ほかの業者さんのは行ってませんなあ・・・。

 マルイさんもママ狸んをきっかけに取引が始まったので、五年くらいになるかな?そこそこのおつきあいをさせていただいているんですが、大変お世話になっている業者さんなんですね。

 たぶん、ホームページの使い勝手の良さは、店主が把握している限りではほぼ最高でありましょう。それから在庫量が半端ではない、常に在庫!カタログだけで受注発注というところも少なくない中で、あの在庫量は惚れ惚れします。

 あとは扱っているものが、ドクロやブタちゃんネコちゃんライトから、地道なスクエアテーパーや一インチのヘッドパーツまで、つまりは軟派から硬派まで取りそろえという、憎い業者さんでもあります。

 今まで何度もお誘いいただきながらも、なかなか出かけなかったわけでありますが、今回は思い切ってのお出かけ、その理由は。

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 ジャーン!!!これじゃ!

 DTね。今年からなんとマルイさんがDTを取り扱うようになった、ということなんです!これには当店にとっては起死回生の展開だったんであります。

 元々はカワシマさん(ここのホームページもかなり優れています)が扱ってるDTで、例の一推し585なんていうのも、こちらから入荷していたんでありますが・・・。

 手組ホイールの需要が減ってきているのと、完組を主にしていく流れから、商品のラインナップが狭まってきた感があったんですねえ。

 大元のDT自体が絞ってきていると思われるんで、まあ仕方なし・・・なんでしょう。

 力の抜けかかっているカワシマさんから、国内でもう一軒別の業者さんが取り扱っていると聞いて、そちらに要求されるままに、印鑑証明や保証人、財務状況なんかを提示して取引の申し込みをしているんですが、数ヶ月たっても返事なし。さぞや大手さんはお忙しいのでありましょう。

 しかも、そちらも撤退ムードということで、もしかしてカワシマさんの在庫がはけたら、あとは個人輸入でしかないの?という状況だったんであります。

 リム!といえば岩井さんなので、営業の若い子に、DT扱わない?・・・無理か?なんてね言っていたんでありますが。

 この秋、来シーズンのラインナップというのが、マルイさんから送られてきて、腰抜かした。

 なんとDTを取り扱い始めている・・・、マジかよ・・・、しかも小回りと在庫のマルイさんで?まあ、欣喜雀躍というか、小躍りですよ!やった!捨てる神あれば、拾う神ありだわ!

 と、カタログをなめるように見るが、完組が立派だったなあ・・・すごいラインナップだ!あとはそのスモールパーツ・・・当然高額のホイールですからスモールパーツは当たり前だあ、でページをくくるとスポーク!いいね、DTといえばスポークですから・・・と次はリムかな?とくくってみると、・・・・ない・・・。

 マジかよ・・・というか、やっぱり・・・というか・・・。世は完組の流れ・・・、手組にこだわる当店はもう、完全に蚊帳の外、そろそろ店を閉じる時期か・・・と落ち込む。

 が!気は心、まずはその旨連絡とってみようと、一本かけてみた。すると・・・、

 いろんな店舗さんから、リムの扱いにつきまして、同じようにお問い合わせいただきましてね、その声が意外と大きいので驚いています。で、今回も東京で展示会しますので、そこからの声も吸い上げつつ、今後ご検討させていただきたいと思います。

 という返事・・・。こうなったら、直接展示会に行くしかない!!!直談判だ!!!と事前にいただいた封筒を探し出し、十月十二日、墨田リバーサイドビル?!に行くことに・・・なったというわけであります。

 感触としては、前向きに検討していただけるようで、ホッといたしました。当店の首がつながった思いであります。そして何よりもこれがすごい!という話。

 なんと高額なラインナップもあるDTのスポークなんですが、なんと、なんとですよ!四本から発注できるという、超小回りくんなんですよ!!!四本からですよ!

 この意味がわかる方は、かなりの自転車情報通であります。

 ちなみに、カワシマさんは一箱売り=100本なんですね。それは当たり前です、手組ホイール全盛期からやっているんですから、そういう時代には、当店だって、DT箱買いしていましたよ。だってそれしかないんですから、置いておけば売れたんですよ。

 ところが世は完組、手組でやっている店など少数派でしょうし、スポークをDTにして、なんていう方は、よほどの酔狂なお客さん以外あり得なくなっています。星の国産スポークは、袋買いしていますが、DTの箱買いはもう無理なんですね・・・。

 そこに四本から買える・・・、というのは、例えば20ホール、24ホールのホイールをDTでと指定されたとき、ショップとしてはリスクなくお引き受けできる・・・ということなんですな。

 その分マルイさんがリスクを引き受けてくれている・・・ということ・・・なんであります。ありがたいねえ・・・。

 イヤー、小さい当店ができることなんてたいしたことありませんが、これはマルイさんのこの方針にはどうしたら報いることができるか?ということを考えますな。本当ありがたい・・・。

 ま、そういう展示会なんでありました。

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 ほかに、今年からカタログに載った商品なんかも直に見てきました。

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 ウォルドの代わりになるんじゃない?なんて篭。

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 こんなピラーもかっこいいなあ・・・なんてね。

 今回は、先日ご紹介しました、展示会場近くの江東区で開店したシクロクロンの三上さんと行ってきたんでありますが、なんと高円寺の同業者さんや、仙台の同業者さんもご自慢の奥様と来ておられまして、お会いすることができました。

 やっぱり展示会は、時に参加すべきなんですねえ・・・、反省。

 で、こちらに来ていた方の自転車が面白い!

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 バナナシート・・・ねらっているあなあ・・・、そして

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 少年の頃のシフターね。この頃の自転車というのは、子供らが将来当然車に乗ることを意識して作られていたと思いますね。

 その横には、

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 ラッパ付きの実用車、ねらっているよなあ。

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 目を引くのはこのメーター。懐かしい・・・。こいつはハブの回転をはぐるまで拾ってスピード計測と距離を測るというやつ。

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 これがその接合部であります。ククク、エレー懐かしい・・・。

 そんなこんなで、会場を後にしたところ・・・、

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 人力車が・・・、スポークのテンションは低め、ショック吸収を狙っているのかな?でもメッセンジャーの世界大会ではないが、人力車の大会があるとしたら、たぶんテンション高めにするだろう・・・なんて思ったり。

 人力車は明治だろう?ならいっそのこと江戸まで遡ってエッホ、エッホの篭屋なんてやったらどうだろう?なんて考えたりもしました。観光地ならではだなあ・・・。

 西武線と東西線の接合がいいので、意外と近いなと思いつつも、いけねえ・・・、今度来るときはやっぱり自転車で来ないとな・・・、それも参加者がなんだこの自転車?と写真撮っていくような自転車で行かないと・・・ね。

江東区にオープン!シクロクロン 同系統 三上さん立ち上げ!



 今月八日、江東区大島に、シクロクロンという自転車店がオープンとなりました!

 実におしゃれでしょ?

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 東京の東部というと人口が増えている地域でありまして、子育て自転車も盛んになりそうですね。品揃えもそうしたものも意識しているとのことです。

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 この店作り一人でやってしまったのが、三上さん。今を去ること八年くらい前でしょうか?マニアックな質問に、マニアックなパーツを発注してくるので、自転車屋にでもなりたいの?なんて聞いたところから始まった。

 職業としては、コンピューターの技術者なんだが、行く行くは自転車屋に・・・ということでしたね。

 なれば、いつでも出入りして、仕事覚えていけば?という感じでのおつきあい。週に三日ぐらいか?夕方から来て頑張っていましたね。

 最初、DTのホイールを組んだときも、慎重だわなあ・・・この人は・・・と思ったわ。何を悩んでいるのか?と。そういう場合は、考えさせておくに限ります。

 それと、特殊なかごを特殊な車体に取り付けてみてと頼んで、三日間、それにつきっきり。ああやって見て、こうやって見て、しばらく考えては、また金具を加工して・・・。

 その過程が面白かったので、ずっと遠くから見ていたんだが、三日目の取り付けは見事でありました。車体はジャズ、パパチャリを作るためのかご付けという一角だったんですね。

 まあ、そんなのを見ながら、時間はかかるが、それはすべて身につくタイプ、これはものになるな・・・、清水から飛び降りる勇気さえあれば・・・と思っていました。

 しかし、一人でやった店作り、センスあるねえ、これでは内装屋さんにもなれそうだよね。いや、後でわかるがそれ以上だわ。

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 子育て自転車だけでなく、この手のロードなんかもしっかりやります!工具もかなりそろえましたねえ・・・。

 しかし、店の作り方は、こちらの方が習わないとなあ・・・センスの格が違いすぎる。

 ただねえ、こういう側面だけではない、裏の側面も持つのが、このシクロクロンの強みなんであります。

 このハイセンスな店の裏には・・・なんと・・・、

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 このような町工場が控えているんです・・・。これは力強いよね。元々が、ご実家で鉄工所をお父様がやっておられている、その一角で自転車店を開いたという訳なんですよ。

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 ですから、この建物の主流は実はこちらなんですね。ということは・・・、そう、こうした典型的町工場の一角をコンクリ打ち直して、あのハイセンスな店にしたわけなんで、内装や以上だというのは、そこなんでありますよ、二重に驚くんであります。ほんとよくやったよねえ。

 捨てた鉄靴が数十トンはくだらないというから、本当脱帽だよ。

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 こんな旋盤まであります。無敵だよね、これらを総動員したら、一体何ができるのやら・・・。たぶんそのうち工房貸しや、ビルダーの卵たちが集まるような拠点に発展するかもしれませんね。

 イヤーものすごい可能性を秘めた、店が江東区に誕生だ!

 正確には、東京都 江東区大島1-33-17であります。電話は050-5275-4569。

 フェイスブック内ではこちらから入れますので、是非「いいね」してみてください。

で、こちらがホームページとなっています。

 もちろん三上さん独自のお店なので、今後独自の展開をしていくと思いますが、毛色は当店と共有していることもだいぶあるので、お近くの方で、わざわざ西東京までは遠いいなあ・・・という方は、まずは相談だけでもしに行ってみてください。

 一緒に立場を共有しながら慎重に考えてくれると思います、「うちはやらない!」とむげに断るタイプとは真逆の方なんでね。

 まあ、当店は分類すれば自転車屋なんでありましょうが、あまり他の自転車店を同業者・・・とは思っていないんであります。

 同業といえるのは、仙台に一軒、大阪に二軒・・・、そしてビーンズがなくなってから、ようやくに東京に一軒、シクロクロンさんができた!ということであります。

 みんなで、それぞれながら自転車文化・・・、いや文化自体の底上げ成熟化へともっていきましょう!

 なんともめでたい!

事故からの復帰



 事故が起きると、続くことがあります。要注意だよね。当店出入りの方なんだが、この一年、随分とついていなかったが、不幸中の幸い、大けがや後遺症に至るところまで入ってなかったようだ。

 ただ、ご自分だけでなく、どうも職場の方々も不運続きらしい・・・、いっそのことセーノ!でお祓いしてみるのはどうかな?

 なんやかんやと一年くらいかかったようで、事故だけでも大変なのに、その後処理を含めると、やはり事故は消耗するようです、そういう意味でも、事故には遭わないように!なのであります。

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 再塗装しました。ホワイトメタリック・・・とでもいいますか。ベンツ系の車にあるそうです。

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 メタリックの塗料に白を混ぜたんですが、その後から、フレークとして再度、シルバーメタリックのギラつき系をかけているんです。この手は使える・・・、ガンの圧を下げて、ノズルを絞ると、フワフワとねフレーク状になるんですね。

 実はこれ、慣れないカメラなもんで、とりあえずシャッター押しただけ・・・なので、何が何だかよく写っているんだか?なんだかなんですが・・・。

 性能自体は、スマホのそれよりもずっといいので、ちょいと勉強して慣れれば、これからいい写真になるんじゃないか?なんて、期待しないでください。

 どうも文章屋からの出なもんで、写真はからっきし関心がない・・・。カメラマン兼編集とアチコチ行っていたので、完全に分担で、写真にはノータッチ・・・。

 逆に「文章が冗長だ」とかいわれると、分担故にカチンと来ていたなあ、「オメーの写真には文句言わねーのに」と若い頃でしたね・・・。

 今や物書きも一定以上の写真を撮らないと、文章だけでは難しいのかもしれませんね。先日も大阪の方から、テレビ局が来たんですが、通常テレビ局なんてもんは、カメラ・音声・ディレクター・それぞれの助手っていうんで、大所帯だったはずなのに、遠方からというのもあるんでしょうが、一人で来たよ。

 カメラの性能がよくなって、映像も音もそれ一本で十分ということと、経費節減ということも重なっているらしいですね。一人のテレビ制作会社というのもあるとか・・・。

 なわけで、はまったらもう少しお見せできる写真になるやもしれぬし、はまらなかったら、今まで通り・・・ということなので、絶対に期待しないでおいてください。

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 真ん中に焦点が行って、前後がぼけている・・・、塗装の肌がほとんど把握できない・・・、ごめんなさいな。ホワイトメタリックの、さらにフレークメタリックということ・・・。

 あと例のシャドウがまたホンノリついていて、それなりに立体的なんだが、そこまで今回は撮り切れてません。

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 在りし日の、今はなきアテナ。ファイブアームは現行ではベローチェ頼み。あれがなくなった瞬間に、イタリアンロードは絶滅種になるのかな?

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 各所アテナに自費で格上げ。前のパーツも使えなくはないが、倒れたときの傷などが気になるし、縁起も悪い・・・いっそできるものは交換したい、結構事故車の再生にはこういう発想を持たれる方がいますね。

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 これも在りし日の・・・今はなきアテナスケルトン・・・。

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 ここだけ十速ベローチェ。しかもこのエルゴは、下位グレードながら一気にシフトアップのできた時代のエルゴなのであります。

 ちなみに現行のベローチェは、その一気ができないんでありますが、レバーのマイナーチェンジをしたために、大変使い勝手がよくなっていますね、本当に小さいカチカチという動きで一気にシフトアップができます、なんかもうこれで十分・・・という感じですね。

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 事故からの生還ですね。

 久々にレーサーに跨がれて、うれしそうでした。あまり感情を表に表す人ではないながら、今回は頭蓋骨からの笑みでした。

 もう二度と事故なきよう。心より願います!

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※今月二十一日金曜日は 第二回の工房飲みの日です!七時より 参加費千円 一人一品以上持ち寄りでお願いします!


ウルトラマン車体 後輪パワーアップ



 写真では赤っぽく見えているかもしれませんが、実は朱に近い色で、ヘッド周りのシルバーと合わせると、なんかウルトラマンのように見えてきます。

 世代を超えるというのはあるようで、ただでさえ年の離れた店主と子狸も、ウルトラマンを共有しているんですね。まあ、店主の方ではリアルタイムだったわけで・・・エッヘン・・・なんでありますが、イヤイヤ、その後から後からウルトラマン○○というのが、増えているようで、カードを見せられても、せいぜいわかるのはウルトラマンエースまで・・・。

 そんなにウルトラマンの種類がいたなんてね、驚きであります。

 まあ、でも好きだったのはウルトラセブンだったかな。あれは勧善懲悪だけでない、深さを持っていますね。当時のスタップさんたちの苦労話や熱意について、後年聞くわけですが、そここそリアルタイムで、すごい作品を見ていたんだなあ、と後から思っている次第です。

 泥棒にも三分の理、なんて諺があるだけ、善と悪とが実は峻別できにくいことはあるはずで、そこにこそ考えるべき問題があるわけで・・・。勧善懲悪ものは単なるカタルシスでしかない、単純な国民を作るにはもってこいのその程度の物語でありましょうな。さて、ウルトラマンの話はここまで・・・。

 この車体をいじりたい、それもある自転車との関連で。

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 このルノーのクロスバイクから部品をとって、ウルトラマンの方に移植してパワーアップしてほしいという依頼。これは手間仕事の典型で、こちらの持ち出しはほぼなし・・・という内容です。

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 特に後輪周りを利用して、多段化してほしいということですね。

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 ウルトラマンの後輪はシングルギアの通常のホイールです。こいつに移植・・・ですか。

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 ディレーラーその他諸々を移植。もちろんぽん付けはできませんので、双方よく観察しながらの移植することになります。

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 できれば泥よけを残してほしい・・・ということ。誠に残念なことながら、残せてしまった訳であります。

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 26インチもタイヤの部分を考えると、結局のところ700cの細いタイヤとそう大差ない直径になりますんでね。

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 なんでかな?なんでか知らんが、シングルギアにトリプルのクランクがついていました。ありもの組の典型ね。

 こいつをルノーのクロスバイクらから移植したクランクに交換。

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 といっても、フロントディレーラーはないので、帰るとしたら手でチェーンを移動するしかない。でも、そうすればフロントギアの恩恵を受けられるようになったという分、よかったわけであります。これを称して「サムシフター」といいます。

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 地方からわざわざ荷台を持ち込んでのご依頼。確かに関東平野の隅の方にいくと、すべて山々山・・・なんで、何かと多段は必要かと思います。

 でも、百キロ近く離れたその周りに、この手の移植をしてくれる自転車屋はないんでしょうか?なんて聞いたら、「聞くのも無駄だと思ったので、聞いてすらいません」と。

 やっぱりこれ、隙間なんだなあ・・・。底辺に自転車愛を・・・さすれば隙間はより深まる、はずですな。

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※第二回の工房飲みですが、今月も21日金曜の七時からということで、参加費千円、一品以上持ち寄りで!お待ちしています!

いろいろやって結局ダブルスタンドになったとさ・・・



 あれ?見たことあるなあ・・・という皆様そうなんです、先日のアップサイジング小径車。つまり十四インチから、十六インチへとアップして、ノーパンクタイヤのタンナスをつけたやつなんでありますが、何でまた再登場?なのか?

 実は、ミッションはインチアップだけではなかったのであります、もう一つ、スタンド問題があったのでありました。なので、納車ができずに、まだ当店の片隅においてあったんであります。

 そのミッションがスタンドを取り付けるということで、一見何のことはないご依頼なんですが・・・。

 実はこの小径車、折りたたみ機構を持っているんでありますよ。ということは、折りたたんでいる状態と、走行するための状態の二態があるんでありますが、その二態に対してスタンドになるためのものを考案してくれないか?というご依頼なんですね。

 元々ついていたもの、とっくに壊れてしまったらしい・・・、そういうところちょいと不幸な自転車なんですが、ここらで一発幸福な自転車にしてやろうじゃない!ということなんですが・・・。

 オリジナルでついていたものは、一本で変形することで二態に対応していたというんですね。ということは、土台から設計が違うんじゃないか?こちらはあるものをせいぜい加工して作るしかないので、どこまで対応できるか?・・・しばらく動きを見つつ考えていたんでありますが・・・。

 基本加工しても、既存のものを使わざる終えない当方としては、ダサくてよければいくつかアイデアがあったんですが・・・、立たせればいいんだろう?的なものではなんとも納得がいかないんであります。

 機能的で、できれば美しい・・・かっこいいに越したことはない・・・と。

 で、結論・・・、どうも一本では無理だということ、二態に対してはそれぞれ別に作る、ダブルスタンダード!ならぬダブルスタンドでいくことにしたんであります。

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 すでに立っていますね。これは見ておわかりの通り、走る状態でのスタンドであります。まあこれは簡単かな?とも思われがちなんですが、加工しないとぽん付けは無理でした。

 チェーンステーの幅が広いため、通常の状態ではぼけて固定ができないということに。

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 そこで当て金をおいてそれを挟むように・・・そのために、当て金に9.5ミリの穴を開け、これまた付属のボルトでは短いので長いものを探し出して、しかも締め付けるに従って、微妙な移動がなんとも調整の邪魔だったので、あのグリスに砂をかませたような、カーボンもの同士を固定する際に最近よく使います砂クリームを挟んで、なんとかいい位置で固定・・・。そうそうあて金プレートもタイヤに干渉する部分は削り落としましてね、本当ぽん付けさせてくれないわな、こいつは・・・。

 はい、これにて一態についてはミッション完了。
 
 次折りたたみ状態で立てるには・・・。

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 こういうものを取り付けたんですね。これは子供用の十六インチの一本足スタンドなんですが、これをアサッテの方向に取り付けます。

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 当然ここで折りたたんでも、何の役にも立ちません。

 さて、お立ち会い!

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 正規のスタンドをたたんで、車体を折りたたみます。

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 この状態が折りたたんだ状態なんですが、ここからさっきのアサッテ君を倒すと・・・、

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 ほれ!これでもって、

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 とこうなった・・・ということであります。騒ぐほどではないか・・・。

 レーサーなどに長年乗っているとスタンドのありがたみなど全く感ぜず、むしろ邪魔・・・とすら思えるんだが、通常のスタンド依存の方がスタンドがないとなると、これはまた不便でありましょうな。

 なんともフラフラで落ち着かない、どうしていいのかわからない・・・ということでしょう。

 ということで、あまりスマートとはいえませんが、この自転車の二態につき、一本ずつのスタンドということで、今回は勘弁していただこうかと思います。

 でも、こんなことでも、結果として単純なことであっても、その辿ってくる思考の経路というのは、実はいろいろありまして、やっているときはそれはそれは面白いことの連続なんでありますよ。中には大変なことの連続でもあるんですがね、時には。

もちろん、ぽん付けからはほど遠いが、やっている最中はいろんなものがフル回転している実感があります。まあ、遊んでいるようなもんであります。本当こんなことで生活ができたらなあ・・・、生きていけたらなあ・・・と思いますな・・・。

 あれ??生きていけてんのかな・・・?

自転車でモテるコツ・・・イヤ、嫌われないコツ・・・かな?



 こんなツーリング系のスポーツ自転車に乗っていると、すれ違いざまに「カッコいい!」と言われることは・・・あるかも・・・ね。

 店主がよく乗っていたとき、そういうこともなくもなかった。あれは、自転車だけでもなく、人車一体の勢いと佇まいのようなもので、そう言わせしめるんだと思いますな。

 自転車だけでももちろんカッコいい!はあり得ます。

 でも、レーサーのカッコしている人が座っていたり、シューズでペンギン歩きしていたからといって、カッコいいか?といったらまあ、特種であるわけで、微妙・・・ですね。

 ただ、一度乗れる選手が乗っかった車体がサーッと風のように通り過ぎたら、一気に目を引くものがある・・・これは確実かな?

 でもねえ、自転車というのはそこそこ高速で走っているもんで、いくらカッコいいからといって、それを追いかけてくるというのは、ちょっとあり得ない。その場にとどまって、カッコいい状態を維持できるミュージシャンとかとはまた違うよね。

 それに、自転車競技というと、日本ではまだ競輪というのがイメージの主流なもんで、まずはそれが頭をよぎるんでありましょう。足が太くてムッキムキというイメージの競輪選手が果たしてカッコいいか?

 もちろんカッコいい選手もいるよ・・・でもねえ、ギャンブルの駒である競輪選手のイメージって決してカッコイイを先行させていないと思うんですよ。カッコイイよりも堅実、正直、まじめ・・・、もっというとどんくさいが強い・・・というようなところかな?

 特に西武線に貼ってある、西武園競輪の広告なんて見ると、もっと選手の写真、いい男にとってやれよ・・・というようなものばっか。にやけた薬中の手配写真みたいなものさえあるぞ・・・、本当トホホなんだなあ・・・、あれじゃあ若いギャルなんか競輪場になんか近寄らないよ・・・。

 大体よー、あのタマヘルなんていうのがダサさの権化みたいなもんだ。国際競輪やっても、あのヘルメットつけた外人選手すべてが一気にダサくなる・・・。頭でっかちで、あのベタな色の数字カバーつけて、ホウズキのお化けか、マチ針の先みたいなもんだな。

 あれじゃあ、いくら強くてもかっこよくないよなあ・・・。 むしろせっかくのかっこよさを自らぶっ壊しているとさえ思えるよ・・・。

 最近日本でもロードレースの人気が上がっているらしく、秋にやる宇都宮、栃木あたりのレースでは相当数の観客が来ているといいますな。

 当然、その人気の背後には、ロードレーサーたちのカッコ良さというのが全面に来ているんだと思うよ、だって実際カッコイイもんね、走っている奴らが自転車にまたがっているとね。

 特にロードレーサーは、野球の打順のごとく、選手各種の足による特徴をうまく使って勝ちに行く訳だから、一言ロードレーサーといってもいろんな足があるわけだ。当然スプリンターは、デカいし股の付け根なんて太いのなんのってね・・・、クライマーはそんじょそこらの女の子よりも細い足をしていたりもする。

 そもそも、アスリートの体というのは美しいものだ。二十年以上前に見に行ったトヨタカップでの、ユーゴのサッカー選手のヒレ肉のような大腿四頭筋は美しかった・・・。

 の、はずなのに、競輪選手だってアスリートとしての美しさが当然ある訳なんだが・・・、そのある種の美しさをも凌駕する、ださいイメージと演出というのがあるんでありましょうな。

 何の話だっけ?カッコイイ自転車に乗っているからモテる?とかがあるか?というような・・・話だったか?まあいい。

 実はこの自転車、ツーリング系のカッコイイ自転車なんだが、このたびとあるご依頼を受けたんであります。

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 この縦に裂けたサドルを交換してほしい・・・、それは当たり前のことなので、たいしたことはないんだが、

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 この後ろのあいた広い空間に、カゴをつけてほしい・・・というんですねえ。

 ツーリング車だから荷物を載せるのはいいとして、カゴ?ですか?

 一言言っていいですか?スッゲーダサいんですけど!!!!

 多くの方々も当然そう思いますよね、フロントバッグをつけてくれ、パニアバッグをつけてくれっていうのなら、わかりますが、カゴですか?あの実用車、ママチャリについている?・・・あのカゴをつける・・・何でまた・・・。

 まあ、人にはそれぞれ事情というものがあるようで、ツーリング自転車の論理が全く通じない事情というか、状況というのがあるようなんあります。

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 ツーリング車、故にダボなどはある・・・ので、まずは荷台を取り付けます。

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 と、ところがシートステーにダボがない・・・、おまえそれでもツーリング車か?!!!といいたくなるくらい。仕方ないので、抱きつき金具で取り付けた。

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 ここまでにしておけばいいんだが・・・。この上にカゴ・・・ですか・・・。

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 ああ・・・付いちゃった・・・よ。

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 ああ・・・やっちゃったなあ・・・ダッセー・・・。

 と思うでしょ?これだけ見たらそう思うに違いありません・・・。だってダサいんだもん。

 でもこれには深謀遠慮がある・・・んです。

 この持ち主さん、結構いい年しておきながら、今月末になんと初婚を迎える・・・というのだそうだ。おめでたい!

 実はもう十年くらいのつきあいで、その手の色恋はあきらめているのか?と思っていたんだが、この降って沸いたような結婚話、でもそれとどう関係あるのか?って?

 冒頭にあるようなツーリング車で、一緒に買い物に行ったとする。奥さんは普通のカゴ付き実用車だとしたら・・・。

 わかりましたね、そうなんですよ。もし一緒に行ったとしたら、荷物はすべて奥さん持ちになる訳であります。あれ食べたいの、これ食べたいのとさんざん言って、オオ!新米十キロ安いじゃん!なんて無神経なこと言って、すべて荷物を奥さんに押しつけたとしたら、たぶん一年持たないんじゃないか?ってね。

 といって、前傾のツーリング車のハンドルにレジ袋かけるのは危ない、自殺行為だわね。

 さすがいい年して初婚を迎えただけあって、その辺の配慮はしっかりしております。そういう、日常の細かいケアが長持ちの秘訣・・・なんでありましょうな。

 たぶんこのカゴ付き自転車見た、今度の奥さんは「あれどうしたの?」なんて気づいたりしてね・・・。そうしたら「買い物の荷物は分担しないとね、俺の食いたいもの食えなくなるからよ・・・毎日、麩やポップコーンじゃ、体持たないからなあ、ガハハハ」なんて切り返したら、新婚を機にカゴつけるなんて、こいついい奴じゃんと株は上がる・・・はず。

 たぶん奥さんにはこのカゴ付きのダッサイはずのツーリング車が、新郎の機転の利いた配慮を象徴する、最もカッコイイ自転車に見えるんじゃないでしょうか?

 まあ、勝手にやってろ!

 でもね、世の旦那衆に結構ありがちなんでありますわ。自分はスポーツ系の快走車に乗りながら、奥さんに電動自転車をあてがい前後に子供を乗せての家族サイクリングのつもり、「さあ、買い物して帰ろうか?!」なんて言いつつ走り出したら、奥さんの心中やいかに・・・、「子供二人に買い物持たせる気?いくら電動だからって・・・」と脳裏に殺意すら浮かびかねない、かもしれませんぞ。

 なんか最近、かみさん冷たいなあ・・・なんてことがありましたら、その辺チェックですね。その乗っている快走車がまた高額で「かっこよかったり」したら、逆に最悪かもしれませんぞ!

 その点、自らの自転車をダサく高機能化した初婚の彼は、利口者と言えば利口者だ、それこそが本当にカッコいいんだから、さぞやその関係は長く続くんでありましょうよ。

 まあ勝手にやってろ!

パーツにまで魔の手が伸びる・・・



 スケルトンブレーキといえば、カンパのブレーキアーチでありますわ。

 しかもシルバーというと・・・アテナ・・・はもうなくなって、そう!ポテンザという新シリーズのブレーキなんであります。

 ただでさえ、輝いているのに・・・、これにあの魔の手が伸びるとは・・・。

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 このポテンザ、金属調のシルバーは、前後のアームだけで、センターはメタリック塗装がされているようです。

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 この角度から見ると、前後のアームとそれに挟まれたアームとの色の違いはわかるかと思います。オール金属調にすればいいものを何でセンターだけ塗装しているのか?はわかりません。

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 あともう一つ、スケルトンの内側のダイキャストのバリ?の処理は、あまりしているとはいえません・・・です。

 まあこの辺に、あの大森研魔の魔の手が伸びてきたんであります。

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 それがこれであります。意図的に写真で演出するほど、腕はありません。ただ単に並べて撮影しただけなんですが、なんかすでに違いますね。

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 前途のアームとセンターのアーム・・・、風合いは同じですね。銀食器のスプーンのように、いい輝きをしています。

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 ブレーキアーチもすべて解体すると、小さい断片からできあがっていますが、それらを表から裏から隅々にまで、魔の手が伸びていきます。

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 そして、スケルトンの内側のバリもなくなり、同じ精度で磨きの手が伸びています。

 これが単にパーツとしてだけある・・・ではもったいなので、先日すっかり魔の手の伸びた磨きフレームにちょいとばかりつけてみましょうか?

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 フレームとパーツが、輝きで響き合っている・・・相乗効果というのはこういうことを言うんでしょうか。

 双方生き生きしているように見えます。

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 昨今決まり切ったカーボンフォークではない、アルミの磨きフォークには、この手の磨きブレーキがドンピシャでありましょうな!

 なんとも、トローンいい感じであります。

 あとはどんなコンポ類がついて、完成することやらです。

 たいていのことはこなす大森社長ですが、やはり磨いているときには迫るものがありますね・・・。

 フレームだけでなくても、こうしたブレーキや、ハブなどのパーツ類でも丁寧に磨きます!パーツ単体でも可。ものによっては自転車以外のものも磨きます!

 と磨く気満々の大森社長であります!

ヤフオクからやって来た 五段から固定へ



 ヤフオクからやって来た古い車体でした。

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 もともとリアディレーラーが付いていて、五段ギアだったんであります。

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 六段ギアでしたね・・・。ボスフリーという古い形式なんですよ。改造にはなかなか便利な構造しています。

 この辺を利用して、こいつを固定ギアに出来ないか?というご相談。もちろんお安い御用で・・・なんですが、いかんせん全体が古いので、その辺も丁寧に修復していきながら、固定ギア車として再生していきます。

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 あまり聞きなれないメーカーですが、ブリティッシュ・スモール・アームスという、ちょっとものものしい名前。和訳すれば、イギリス小火器(拳銃・ライフル)という意味ですんでね。

 そういえば、鉄砲鍛冶はパイプを作る技術を持っていたわけで、そういう意味で自転車作成とは隣接分野なんですな。刀鍛冶が築地の包丁へいったように鉄砲鍛冶は自転車・バイクに来たか?

 刀はもう現役引退ですが、鉄砲は現役バリバリなんで、時代の推移に仕方なくではなく、事業拡大ということだったんでしょうか?

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 ボスフリーを外すと、コグを取り付けるねじ山がそのまま固定ギアに流用できるので、そこにはめるんですが、まあ、簡単にはいきません。

 まずハブ側のねじ山が浅いので、固定コグの土手を落とさないといけません、均等に落とすのがこれまた難しい。たまたまですが、ご老体のフライス盤がありますので、そいつでガソゴソ落とします。薄くなった分ねじ山に余裕ができます、そこにBBロックリングを入れてダブルナット化してやります。そうすると、コグ自体が安定します。ちなみに正規シングルハブでは、ロックリングには、逆ねじに切られたねじ山が用意されています。

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 前ギアはインナーをそのまま使います、予算が取れたら、シングルのクランクを入れてもいいかもしれませんね。

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 BBという目立たないながらも、重要な内部については手厚くお手入れします。

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 タイヤ交換して、ハブのチェックも当然いたします、触れもありますからね。古いホイールには触れは付き物。昔のホイール、特に軽量ホイールなんかは触れとりながら乗ったもんだ。山から帰ってきたら、風呂の前に、触れ取り台でより目になっていた。

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 ブレーキの分解掃除と調整、シュー交換。現役レーサーでもないので、このくらいの効きでもいいかな?

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 重要度の高いのは前ブレーキなんであります。七割・・・以上かな?

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 黒の布バーテープを巻きました。ワインマンのブレーキレバーはしっかり使えます。

 出来るだけ、付いているものを活かして、固定化してほしいというご要望。

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 これにて完了ということで。

 シンプルなシングル固定車として、再生されました。

 中古品も含めて、適材が適所に行くという側面を見ると、オークションもいいものに見えます。活かす技と発想があれば、オークションはいいきっかけになると思います。

 店主らもオークションによる他流試合の連続で鍛えられた、といっても過言ではありませんからね。

 ものを見る目と、状態に対応できる技術と発想と応用があれば・・・、オークションは面白い。それがないと、いろいろと面倒なことも起こりえます、それもまあ勉強と鷹揚にかまえられればいいんですが,どうしても金銭が介在すると、そういうわけには行かないこともあるでしょう。オークション貧乏のような方もいらっしゃいますな。

 せっかくならいい展開に持っていければなあ、なんて思うわけであります。

 そこでなんですが、宣伝もかねて、オークション落札もの指南・・・なんてコンサルでもやろうかしら?コンサル料は無料、施工時に有料・・・、今と同じか・・・、でもオークションのいくつかの場に、メンテナンス関係の書物でも出展して、展開するって言うのも、ありかな?なんて思います。

 よくフリマなどにも誘われますが、売るものがないと断ります。そう大して、そこまでして売るものがないんです、当たり前のものしか持っていないんでね。

 では何を売ってやってきているんだ?なんて考えると、つまるところ技術や発想しかないんじゃないか?ってね。当狸サイクルは、あまりもの売りはしていない、ものではなくて、「こと」を売っているようなもんでありますな。

 なれば、オークションでも「こと」を売ればいいのか・・・、でもどうすれば、それに受肉できるかしら?そんなことも考えつつ、作戦でも練ることにしましょうかね。

 なわけで、今後ともヤフオク経由のものの再生!より強力にお手伝いいたします!

影のある自転車 シャドウつけますか?



 相変わらず、再塗装、塗装は当狸サイクルの主要な仕事のひとつなんでありますが。

 下地を作って、再塗装すると、見た目は新車気分・・・、なのであります。しかも乗りなれている相棒だとしたら、新車以上の価値がある、ともいえるわけであります。

 そんな再塗装なんですが、他と同じことをしたくはない、店主、最近淡色のフレームに、仕掛けを打つことにしているんであります。

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 この写真で気づくかしら?

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 これでわかる人もいるかもしれませんが、人間の目は網膜に映っているものをそのまま認知するのではなく、さまざま処置がされているということを聞きますね。

 当然そういう目で見ているとすると、たとえば手前のパイプと、その向かいのパイプの色が違ってみえたとしても、それは光や影の影響でしょ?という事で、このフレームは同一色で塗られている、と判断することはごく自然のことかと思います。

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 いわれれば気づくかもしれませんが、いわなければ、光の影響だろう・・・と思えるくらいの濃淡を実は入れてみているんです。

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 このフォークも外側と内側では色が違うんです、決して光や影の影響ではありません。しかし、ある意味、そうとも見える・・・、そこが味噌なんであります。

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 化粧でありますよね、アイシャドウというやつ。目の周りに影を作る、目の周りだけでなく、鼻や頬あたりにもシャドウを作る、何ででしょう?

 顔に堀を作るため、ノッペラな顔を立体的にするために、濃色を使って影を作るわけであります。

 絵もそうですね、立体に見せるためには、影を効果的に、または光=明を効果的に使います。それが仕上がると紙から一気に浮かんで、飛び出たように見えるんですね。

 塗装もちょっとそうした細工をして、自転車をより立体的に見せることはできないか?

 事の発端は、塗装部屋。塗り終わりと思いきや・・・、あれ?かけたはずなのに薄い・・・斑が出ている・・・とドキッとすることがある。
 光を当てて近くから見ると、斑はない・・・。あれ・・・・?

 原因は、パイプなんで円形の頂点には、光が集まって光のラインができるわけであります。つまり薄く見える・・・。それが塗り斑に見えたわけであります。

 ということは・・・、こいつは逆手に取れるぞ・・・という発想の転換。

 まだ各色にとって研究課題は残りますが、しばらく店主の中で、トレンドになりそうで余す。見渡せば、諸先輩方の仕事がありますな、たとえば春慶塗。

 あのみたらし団子のタレにちょっと似ている、茶の濃淡で見せる春慶。あのべっ甲のような発色系薄黄からたまり醤油のような濃茶まで・・・。

 今の店主の箸は、偽春慶・・・、でも毎食、より目になるほど見ては、ウンウンと。塗りと研ぎでどこまで見せれるかな?

 しばらく続きそうであります!

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて十年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp
  tohke@pdx.ne.jp

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