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トコトン10速化!しかもシマニョーロでね |
![]() すでにシマニョーロなんだが、車体が持ち込まれた。 ![]() ヤベェ・・・、師匠様の作られた鉄フレームじゃないの・・・。ちょいと緊張感がはしります。 で、ご要望というのは徹底した10速化ということでした。断ったとおり、こいつはシマニョーロで組まれています。 ![]() メトロン星人以前のカンパのエルゴパワー。これ自身は10速用のエルゴなんだが、これをシマノ9速で引く、というのが典型的なシマニョーロなんですな。ただ、やはり色々あって、癖もある・・・。 そこで、11速用のエルゴパワーにして、後ろ10速で引くという、新たなシマニョーロができないか?というご要望。 そのためには一つ仕込みがあります。 ![]() こいつを使うんであります。イコールプーリーというある種のコロのようなもの。以前この手のシマニョーロで、滑車を使った調整がありましたが、それはどうも見た目がイマイチ・・・。 こいつはプーリーなんて言いますが、外部、見えるところには出てこない代物なんですね。 ![]() 11速のエルゴパワー。こいつをひっくり返すと・・・、 ![]() シルバーのプーリーが見えるでしょ?こいつを先の赤いものに交換するということ。エイヤ! ![]() はい、完成。これで引きシロが変わったので、カンパ11速用のエルゴでシマノ10速が引けるようになります。単純にいって、ねじを外して入れ替えるんだが・・・、このねじが外れにくい。見るとロックタイトのような緩み止めが流し込まれてくる。はっきり言って、外すのが難しい・・・。下手すると六角の内部をなめてしまいます。そうなると大変だよー・・・。 その辺の記事については、かつてこんなこと書いていましたんで、ご参考まで。 これにて、エルゴ内部改造完了! ![]() あとは、かなり几帳面に、10速用に交換していきます。 ![]() この77デュラから・・・ ![]() 78デュラへ、もちろんスプロケも交換です。見比べるとだいぶ違いますねリアメカ。 ![]() フロントメカと、チェーンとそしてチェーンリンクも、すべて交換。イヤー実にまじめ! ![]() 性格が出ますねえ・・・。もし店主なら、どうせフランケンなんだし、調整で使えるものは、使ってやれ!と思いますが・・・。 まあ、交換して外したパーツ類を見てはまたニマニマするんだろうなあ、という事は、容易に想像できます。 ![]() 鉄フレームでシマノニョーロなんて、大いに好みなんだが。ブレーキの引きといい、シフトの操作性といい、見た目といいね・・・。 ここ一年とあるパーツを探して大変だったのだ。このシマノニョーロに関する部品なんだがね。今回使ったイコールプーリーは、大変素晴らしいんだが、一つ欠点があるといえば、それは現行品のコーラス以上のエルゴパワーにしか使えないというね・・・、そういう欠点があったんだな。 そうなると値段も高いしね、現行以前のエルゴが使えないというのも悲しい。またベローチェなんていう、名作普及モデルも使えないのも痛手なんだよね。 そこでこれらを克服する手段としてあるのが、スプロケコンバーター・・・というやつ。その輸入代理店を忘れてしまい、それを探す事と、直接マレーシアにある工場に直談判したりもした。 前者は見つからず、後者は今度ベトナム移転があるのでそれが完了して、ラインが回復できるまで時間がかかるということだった。 そろそろ半年経ったんで・・・という事で、再度慣れない英作文で・・・と思った矢先。 なんと探していた、輸入元の会社の方が営業できてくれた!マレーシアの工場の事については、同じ上方だったので、もう少しで入荷するということだった。 そうなると何ができるか?というと、シマノのハブで組んだホイールをそのままベローチェに利用できるということなんですわ。そのことの持っている意味や、将来性や、潜在力などについては、ビシビシ来るものがある・・・。 カンパには言いたい事は沢山あります!なんで今それなの!?そのコンポ半端すぎじゃない?一体どこに向かおうとしているの?!仕上げってもっと大事でしょ?イヤイヤ昔の仕上げには社をあげての執念のようなものがあったよね・・・! それもこれも愛情故なのだ。高値とビンテージ感にかこつけてという時代じゃないみたいだ。少なくとも当店回りだけかもしれないが・・・。だったら、名作のベローチェを、ファイブアームのベローチェをどうやって普及させるか?なんて真剣に考えないかな? まあ、小さい店だからこそできるとこで、ちょいと仕掛けていきたいとは思います。 やはり一強というのは、政治も物作りもよくはない、まずもって面白くない、緊張感もなくなるだろう。そしてやられ放題だ。まあ、スラムは知らんが、カンパにはどうにか踏ん張ってもらいたい・・・まずはその一心だな。 |
事故からの生還 |
![]() 前輪が曲がっていますね。 ![]() 角度を変えるとこんな感じ。ホイールとしてはもうダメですね。 ![]() 事故で転倒した際にできたと思われる、はがれ。剥がれた後が新しい。ここに錆などが浮いていれば、時間が経っている証拠になりますが、これはむけたてですね。 ![]() 随所にあります。こうなると、再塗装という見積もりも出てきますね。タッチペンはやはり、いかにも修正したという感じが残る。塗料も焼けるんでしょうね、色がはげる感じを出すのは難しい。 ![]() フォークもいっちゃっている感じも無くはない、ヘッドパーツも。こうなると、目視だけでは確定できない。 さすれば・・・、 ![]() このように柳さんの協力を得る事になります。治具に固定して、計測し、ゆがみが出ている場合にはそれを修整する。 ![]() 今回、BB付近にゆがみが出ていたとこの事。これを修整してもらいました。 このように鉄フレームの場合には、一度パーツをばらして、計測、修正して、また組み戻すという事をします。アルミや、カーボン類はこの手の芸当は通じません。 ![]() 前輪はハブを生かしての、再組み付け。 ![]() 経年劣化のチェーンもこの際に交換。こういう箇所については、当事者同士の話し合いなどを通じて決まってくるところ。 ![]() リアの振れ取りもします。直接当たったところはどうも前輪なんだが、その力が伝わってBB付近も曲がったとすれば、後輪チェックは必然ですね。一つの事故の衝撃がどこにどんな形で出るか?これは慎重に見てみないとわからない。 ![]() ヘッドパーツも交換しておいた。ブロンズ仕上げのものがあったので使ってみる。 ![]() とりあえず、事故の過失割合などまだ未定ながら、できるだけ速く復帰したいという場合には、再塗装など案件は一度ペンディングで、こうして再生して出す事もある。 それは事故により、保険会社により、当事者同士などにより、大きく変わっていく事情だと思われる。 補償交渉がすんなりいく場合もあるが、多くはもめる。未だに解決してない案件が二つほど。一つは、弁護士を入れての大立ち回りになっているようだ。 そしてもう一つは、当店に残高をこのしたまま、メールにも電話にも出ないという・・・。通常なら、直した車体と現金との交換なんだが、分割に・・・という事が、すでに三ヶ月何の音沙汰も無い。事故で病んでしまったのか?事故前から病んでいたものがこじれたのか? 事故車に関わるということは、こういうことをも意味している・・・という事をご同業の方々と共有したいわけであります。 それでも当店なりなんなりを通じて、事故はつらかったが、その後少しでもよくなった、といわれるのであれば、やる価値はあるかもしれない、という事は申し上げておこうか。 ![]() このフレーム調べてみるとなんと約十年前、塗装外注時代のものらしいですね。 こちらの記事にちょいとその事情が載っています。時間は経っていますが、なんかあるとここから二店舗移動している、当店にわざわざ持ってきていただけるなんて、事故は不運ですが、ありがたい事であります。 すでに自家塗装ができるようになっておりますので、話が付くようでしたら、またご相談ください。お大事に。 |
発展性あり!ラテン娘のお話会 今後・・・ |
![]() 19日、あのラテン娘の南米自転車旅行のお話会がありまして、ご参加いただきました皆様、またあえなくご参加できずじまいの皆様も、ありがとうございました。 ![]() こんな感じでこぢんまりでしたが、濃厚なお話会ができましたわ。 後ろにスクリーンがありますでしょ?これにパソコンつないで、数万枚にも及ぶ写真を次から次へと持ってきては、思い出を語る。途中の突っ込みはいつでも何でも可!ということなんで、進んではとまり、止まっては進み、進んでは横道に入り、斜めを介してまた戻り・・・、ご参加の皆さん達も、色々と各方面博学な方々そろいでしたので、話はより濃いほうへと渦を巻き・・・と。 まあ、事前打ち合わせもないながら、ラテン娘こと、麻耶さんのひょうひょうとした語り口と、体験自体のクオリティーの高さでもって、そして、事実は小説よりも奇なり珍なりまた不思議なり・・・を地で行くお話会でありました。 なんかこれ一回で終わりにするのももったいないねえ・・・と主催側は仕掛けを考えることに。 一年にわたっての南米を中心とした旅。そして、帰国後まだ二ヶ月経っていないというね。 ある意味まだ、それらの体験がなんであったのか?という総括・・・までは行かなくともまとまりが付いていない、ということ、これは当たり前のことであります。その面白さもまた大ありなんだが・・・。 様々な体験が、それぞれを腑に落ちていくことにはそれなりの時間がかかるということで、多少置いてもいいかな?とも思う。 それと、今回は省いた中での時系列と概要ということが中心になったんだが、その中から、テーマ別に話を絞っていくという手もありかな?とも思ったな。 例えば、店主などは食を中心に体験をまとめてもらったら、これ楽しい!この路線でやるとしたら、ペルーの典型的な炒め物やアルゼンチンの肉・・・もどきなどを提供しながらの、お話会になる。もちろん事前打ち合わせで、試食をしてからね。ちょっと珍しいものなんかを出してもいいかな? 「この、そうこの写真のこいつ、よく覚えておいてね!あとで出ます!食べ方も見ておいてよ!」なんてね。 あと、染め物バージョンというのも大変面白そうだ。やはりペルーの回りの自然のものから染料を取って、それをどう活用するか?この辺なんかも、実地のワークショップと組み合わせてやるのもいいねえ。 織物なんかも沢山あったし・・・。 過酷なコース別、ツーリング講座!悪路にしか燃えない変態君達に送る、マヤ太郎の体験した地獄のコース!水はどう確保するか? なんてね。これは一台体験記なんで、練って、付加情報なども加えると、冒険野郎どものセキュリティーの共有にもなるな。 今後彼女は、暫くは関東付近をうろつくんだそうだ。どうも染め物織物なんか、国内の事情にも触れたくなってきているらしい。そうなると、また日本とペルーの比較・・・なんて展開にもなるかもしれないね。イヤイヤ・・・面白い。 その後関西あたりを回って・・・あとは未定だということだ。 回りながら、自分のやるべきことを探る。いいんじゃないの? そういうことで、帰国後の様々な体験との比較なども含めて、南米体験をより分厚くして、また皆さんにご披露できる日もそんなに遠くないかもしれない!ということで、今後の展開もゆるりと楽しみにしてほしいものであります。 がんばれ、マヤ太郎!だな。 それとまた、いいこと聞いた・・・。 ウォームシャワーというのだそうだ。自転車旅行者を中心とした、民泊のようなものらしい。 当店は、自転車屋だっけ・・・だから工具はあるよね。寝袋があれば寝るとこもある・・・。ある意味向いているかもしれないなあ、とちょいとウキウキなのだ。内容よく読んで、登録してもいいかもね。 固まった頭を酷使する、外国語習得なんていうのもいいかもなあ・・・。 いずれにしろ、今後の展開は、面白くしないと、いや、面白くなるでしょう・・・ね。人が面白いことがすべて、それが基本だ。 |
マヤ太郎講演 決まり!是非おいでください! |
![]() できあがった、南米旅行号、持ち主のマヤ太郎(女性)さんも大いに喜んだ。 完成の知らせを受けて、ご来店。受け取ったら、その足で山梨の都留市まで行くとのこと。むこうで数日過ごしてから、またこちらへ戻ってくる。その時にでも、あの懸案の、写真を見ながらの報告会・お話会みたいな企画をしましょうか?ということになった。 その日が決まりました!6月の19日月曜日です!夜七時くらいからかな?ちょいとみんなで引っかけながら、ざっくばらんにやってもいいかな?ということで、食事代・・・くらいはかかるかもしれませんが、詳細はまた! 場所は、狸サイクル二階の響き床で! さて、都留に行く準備だ。 ![]() リアのサイドバッグが付いた。溶接し直した強力なダボが下から支えているので、安心だよね。 ![]() 左側通行なので、右に新しいミラーを付けた。これはフレキシブルミラーなので、車体ごと倒れても、折れるような堅物ではない。 そんなこんなで準備ができたんで、都留まで出発、暗くなる前に着きますように。 そうそう、日本に帰ってきたという安心感や油断が事故の元!気を引き締めていこうね! ![]() なんせ一年の記録なんで、写真見たら一枚につき10分は話すだろうな、そんな写真が数万枚あるっているので・・・一回じゃすまないかもね。 今まで南米に行ったことある人、これから行きたい人、自転車旅行してきた人、これからしたい人、その他そういうことをする人に興味のある人、全く理解できない人、たくましい女性が好きな人、なんとなく面白そうだからっていう人・・・、様々な方がいると思うので、是非ご都合の合う方は、聞きに語りにおいでください! 詳細はまた後日に! 予習したい方は、彼女のこちらのブログを熟読ください! |
Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。
店の所在
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