メールフォーム
一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |2018年01月 tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target

一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

けが人続出の BB救出劇場 まだまだ続く・・・



 近年まれにない・・・という事、当店始まって以来の強敵が、今当店の中に鎮座しているんであります。

 そのためにけが人が続出・・・いや、もう治らないという意味では、死者続出とでも言った方がいいか?例えば、こいつ・・・、

 DSC_1899_convert_20180131222301.jpg

 四分割れという、無残な姿で発見されました。まあ、鍛造工具じゃ無いんだろうな、鋳鉄なんだろう・・・シマノ、手抜きやがって・・・。確かパークツールの物は鍛造くさいんだがな・・・。

 DSC_1901_convert_20180131222321.jpg

 元々ヘッドッパーツ用に作られた、薄手のレンチなんだが・・・。こいつも

 DSC_1903_convert_20180131222329.jpg

 こんな変わり果てた、姿で発見。薄手とはいえ、ちゃんとしたやつだったんだが、見事に折れた。

 なぜにこのレンチに注目したかというと、幅を変えられるモンキーレンチ・・・、けっこう当店では選んだ、そこそこのものを使っているつもりなんだが、どうも強い力をかけると開くという信じがたい、状態になっているんだな。これも今までに無い・・・現象なんであります。

 なので、開かないこのレンチを使ったところ、開かない分、力の逃れがないので、このような痛々しい姿となってしまった・・。

 DSC_1825_convert_20180131222608.jpg

 動かないネジ類には、一も二もなく、こいつなんだな。ラスペネ業務用というやつね。ほぼケミカルではこいつが最強だったはずで、動かない部分が生じると、大抵はこいつを吹きかけると、みるみる浸透していって、固い箇所を潤滑させるという役割を負うんだが・・・。

 こいつの効力も信じて、噴射じゃ生ぬるいということで、

 DSC_1826_convert_20180131222618.jpg

 缶の裏に穴を開けて、原液を直接患部に垂らすという、贅沢きわまりない使い方をしてみたんであります。BB付近は内部から、ラスペネの潤滑液の湖ができていたはずなんだが・・・。

 DSC_1905_convert_20180131222356.jpg

 犯人はこいつなんであります。赤のトレック。

DSC_1906_convert_20180131222408.jpg

 このBB抜きができない・・・、今までこんなこと無かったんだが、今回起きている、まだ放棄していないので、外せぬ劇場は、今まさに開演中なんであります。できればしっかりとって、終演したいところなんだが・・・。

DSC_1907_convert_20180131222417.jpg

 万力を使って、フレームを固定する、今まではここまでしなくても、なんとか開いたもんなんだが、それがこいつの強敵たるゆえんなのであります。

 固定のほうも別に考えておこうと思う。もっとフレーム全体を使って、完全に固定できるところまで、持っていきたい・・・これが一番の課題。

 その次には、モンキーのように開かない32ミリの分厚いレンチが手に入れば、次の施工へのイメージができる。

 まだこの状況は、未解決・・・、それどころか開演中で予断を許さないところではあるが、今よりも二つ先の対策が思い浮かんでいるので、まだ、心には余裕というものがあるが・・・。

 実に、頑固なBB回りなこと。ちなみに今付いているBBは、もうガラガラなんで、交換しないとこのフレームの隠居が決まってしまう。

 今まで何のかんのととれなかったことは無かったんで、今回に関しては、少し参り気味なんだが、対策のある内は、添えを試すことにしよう。

 こいつの展開については、動きがあるごとに、公表しますんで、ちょっと楽しみにね。

 さてと・・・。
スポンサーサイト

自転車展開 あれからこうして、こうなった・・・

000 DSC_1236_convert_20171105203746_201711132235561f5

 何の変哲も無い、自転車が持ち込まれて、こいつがだな・・・、

 000 DSC_1269_convert_20171113223403

 こんな風に化けただけで、大ショックを受けてくれた方がいたわけなんです。同じフレームなのに、来たときと帰るとが格段に違ったと、静かに興奮していましたね。

 自転車がこのように変身してから、西荻から浅草の道場まで自転車で通い始めるようにもなった。そんなこと今まで考えたこともないのに、やってみて、できてしまった・・・、ギア比への関心も一気に爆発。

 もう目はその先をずーっと見つめていたと思う。次はホイール・・・でしょうね。というコチラの提案には、もうそうすることは決めて、問題はいつするか?だけだという状況だったようだ。

 そうしたら・・・、いきなりピストフレームを持ち込んできたわけだ。かなりの飛び級とはいえ、まあ、足もできて、気持ちも整ったんだと思いますな。

 DSC_1872_convert_20180131181020.jpg

 フロントフォークにブレーキの穴がない、街道用なんで穴を開けることに。罫書きは柳さんに頼み、ポンチ一発、場所を定める。

 DSC_1873_convert_20180131181030.jpg

 ドリルで穴開け開始。

 DSC_1876_convert_20180131181046.jpg

 6ミリの穴は表用。

 DSC_1875_convert_20180131181038.jpg

 裏には、埋め込みナット用の8ミリと、10ミリのザグリを入れる。

 DSC_1915_convert_20180131181131.jpg

 ロード用のショートリーチのブレーキを取り付ける。

 DSC_1914_convert_20180131181124.jpg

 リアは、とりあえず板挟みの形式で。とりあえず・・・ね、シートステーブリッジの上から止めるので、こいつはロングリーチのブレーキです。いずれもヨシガイの同型のもの。

 DSC_1911_convert_20180131181100.jpg

 ホイールは、フォーミュラのハブに、シルバーの22ミリのリム。ちょいとクラシカルな臭いもなくはない。

 DSC_1912_convert_20180131181109.jpg

 リアのリムはご指定の赤いもの、同じくフォーミュラーのハブで組んだものであります。

 DSC_1913_convert_20180131181117.jpg

 クランクはメッセンジャー・・・、もっと選択肢があっていいと思うが・・・。フタバの持っていた、ジモンティーだが、いつの間にか、入れなくなってしまったらしい、もったいない・・・。

 DSC_1916_convert_20180131181140.jpg

 ハンドル回りは、実用車改造ものから移植。ギドネットが見えますね。

 DSC_1917_convert_20180131181149.jpg

 27.2のピラーを付けて、完成!

 DSC_1909_convert_20180131181053.jpg

 シートが立っていて、かっこいいね、ピストという車体は、シンプルっていうのもあるな。

 かつてはこんな仕事ばかりだったが、今は本当少なくなった。もっとあっていいんだよ、もっとあってね!ブームでどうこうするよりも、層となって、永続することの方が大事、それがジャンルであり、選択肢でもあるわけだ。

 だから、もっと普通に、固定ギア乗りたい、固定ギア車組み付けて!という需要があってもいいはずなんだが・・・。ブームに弱いだけじゃあ、ポリシーどこ行った?って感じだぜ。

 固定ギアは、自転車愛好者にもっと普通の選択肢として、普通の選択肢として、もう一度繰り返すと、普通の選択肢としてあっていい車体なのだ。

 固定に乗ったことのない、ロード乗りなんて、もったいないぜ、本当に。固定に乗ることでフリーの意味がわかる、いや、固定に乗ることによってのみ、体感できるんだとまでいってもいいかもしれない。

 ちょっとペダリングが荒れてきたなあ、と思ったら固定・・・。固定を知らないと自分のペダリングが荒れてきているのすら気づかない、そのくらい重要な車体なんだけどな。

 という事で、真剣に乗るやつほど、固定ギアを知って欲しいですね。

 そんなわけで、固定ギア車、ピスト車、もっと層になるべく、広報していきたいと思っております!

 乗れよ!

問題児その後・・・インゴットの行方

000 2017083011365441f

 去年の初の終わり頃か。こんな金属のブロックを持ってきた学生がいた。美大生、四年、木彫専攻。

 専門が木なのに、持ってきたのがアルミのインゴット。工作は金属の先生にやってもらったらしい、しかし美大ながらなのか、美大だからこそなのか、よくこんな工作機械があったものだ。

 で、こいつは何にどう使うか?というとだな。

000 DSC_0983_convert_20170830113629

 こんな風にだな、電動アシスト車の電動ユニットを外した後に、こいつを当てはめて、通常のクランクを入れて乗るというんだが・・・。エコ的観点か?と思いきや・・・。

 完全に見た目先行で、胴体の長いノターッとした自転車に乗りたい、ということだけらしい。

 さすが美大生というのか?人の力を集めるのがうまいというのか?伝達能力があるというのかはわからんが、この子はその辺全くもって自由奔放に、製作に向かっていける才がある、としか思えない。

 今年卒業なんで、卒製および、作品群のいくつかを見せてもらったが、木彫を中心に、ほぼありとあらゆる素材を製作に取り込んでいる、でかいものから大きいものまで。

 木はもちろんのこと、漆、金属、陶器、布、、それらを総合としてのファッション・・・という様に、全く無理しておらず、気負わずに縦横無尽できちゃうんだろうな?

 そういう意味での総合的な才のある子といえる、だから今後製作の詳細については大いに悩んでいくかと思うが、製作全般に対する姿勢やあり方の基本について悩むことは一切ないだろうな、、なんとかやっていける裾野をすでに開いて、泰然としていられている、これぞ才といわずしてなんといおうか?

 この子が、インゴットのその後を持って、ふらっとやってきた。

DSC_1667_convert_20180130235228.jpg

 こんな感じで、いらない 部分をそぎ落としてきたらしい。

DSC_1669_convert_20180130235243.jpg

 だいぶ落として面取りして、表面を整えてきたようだ。さて、こんなものまで作って、いったいどんな自転車を作りたいんだか・・・、本人の頭の中には相当のものができているらしい。

 しかももう一台・・・。

DSC_1864_convert_20180130233422.jpg

 どこから引っ張ってきたんだか?こんなだいそれた実用車を基体にして、また何かやらかしたいらしい。しかし門外漢の気楽さとはよく言ったもんだ、持ってくるもの、集めたもの、企画から発想まで、自転車をなまじっか知らないもんだから、まあ勝手気ままな好き放題・・・、これで実際に乗れる自転車なんて作れるのか?と思われるものだらけなんだな・・・。

 例えば

DSC_1866_convert_20180130233440.jpg

 こんなものまで持ってきた。こいつはどうもリアカーの両輪らしいが、まあぶっとくって頑丈そうだ。

 これをどうしたい?と聞くと。

 実用自転車の後輪にこいつをつけたいという。

 DSC_1867_convert_20180130233456.jpg

 何々?

DSC_1868_convert_20180130233513.jpg

 よくこのリアカーのハブを観察すると・・・、一言アウト!、もう一言言うと退場!てなもんだよね。

 後輪にはコグが取り付けられないと、後輪としての用をなしません。だって、ギア板がなければ、チェーンによって駆動させることもできない、つまり後輪としては使えない・・・となるんですね。

 変なこと言い出すもんだから、不可能とわかって、ほっとした・・・が。

 まてよ・・・、

DSC_1869_convert_20180130233530.jpg

 このスポークすでに13とかいうのを超えている太さだね・・・、計ってみると、三ミリの太さである、14のスポークが二ミリなんだ、相当太いよね・・・。

 でも・・・、

 三ミリなら、通常市販のダイスが使えるかもしれない・・・、使えるとするなら、このスポークをすべて外して、深めに溝を刻んで、実用車の後輪ハブと入れ替えて、再組み付けしたら・・・でけるかも・・・。

 ヤベー・・・口が滑っちまった・・・。こいつに聞かれちまった・・・。
 
 てことは・・・、もしかして、このホイール付くかもしれないんですね・・・・ときた。勘のいいやつ。

 滑った手前・・・、まあもし三ミリのダイスと合えばな・・・、面倒くささそうな作業・・・いうんじゃなかった・・・、と思っても、すでに遅し。

 この子は今は自分の手を動かしているし、動かすのが好きな様だが。将来は確実にプロデューサー業の方へいくだろうな。多くの作家や職人を使って、でかい仕事をしていく可能性もあるかもしれない。

 将来の有望株・・・。ビッグになった暁には、アイツがよー、まだ学生の頃だったかな?なんか変なもの持ち込まれて、これでああなりませんか?こうなりませんか?と好きなことほざいていたが、結局はすべてかなえてやったよ・・・ツーカうまく使われたってことか?いいオヤジが・・・、ヤロウは当時から、そういう才能があったんだろうなあ・・・、なんて回想したりしてね。

 まあ、仕方ねえな、乗りかけた船だから本当仕方ねえ。卒製終わって時間ができたみたいだから、しばらく出入りするだろうな、半分放置で、ここぞで思い知らせてやったら、面白いぞ。

 たぶんそんじょそこらの自転車屋なんかが想像もできないへんてこな自転車ができることだろう。そう、相当へんてこな自転車が・・・。だからいっただろう?自転車を自転車屋だけが作っていたんじゃダメだって・・・、という店主の見通しが、またぞろドカッと当たる日が来るだろう。

 なんといっても店主の目は、十数年先を行ってんだからな・・・エッヘン・・・。

ダメかも知んねーな・・・



もらいもんのクロスバイクの前後輪が振れているというので、診てほしいんだということだったが。

DSC_1665_convert_20180130191619.jpg

なぜか雰囲気的に合わない、カーボンフォークが付いています・・・。ちょっと不自然なたたずまいなんでよく見ると・・・。

DSC_1663_convert_20180130191604.jpg

 なぜか、スーパーでも売っていそうななんちゃってクロスバイクに・・・、なんと東京サンエスさん肝いりのワンバイエスなんていう気合いの入ったフォークが付いているじゃないの?なんで?

 この手のラインナップには、オフセットを三種類もうけたられたものなどが製品化されている、製品化されているというのがすごいよね。通常カタログにあっても、欠品で実質作っていない・・・なんてことはままあることだ。

 東京サンエスさんというのも不思議な会社である。未だにファックスとリファックスのやりとりで発注するんだから、そういう意味では遅れている。ただし、持っているもの、企画するものがまたぶっ飛んでいる。

 よくそんな細かいが、実に重要なラインナップを企画し、製品化しているよなあ、と本当に思うよ。大したもんだわ。例を挙げると、フォークのオフセット、クランクの長さ、サドルのレール規格などね。マニアックといえばマニアックなんだが、そこに凝るか?というニッチもんなんだわな。

 で、なんでこんな、際物フォークなんかが付いているのか?と聞いてみると、実はこいつは事故車。フォークを交換したほどの事故だった、ということだった。

 もしかして、このホイールの振れというのは?事故の?

 ええ・・・。

 学生らしき青年がボソッといいます。フォークを交換するほどの衝撃でもって、ホイールが振れているとなると、スポークで直すのは難しいかも・・・。これは常套句であります。内部から出たふれは、スポークの調整により直りますが、外からの衝撃による振れは、内部のスポークの調整では、本質的な意味での直りはない、というのが店主の持論。

 もちろんそう申し上げましたが、なんせ、高校生か?と思えるくらいの学生君風情、まあ、ダメかもしれないが、やってみるから・・・ということで、とりあえずは引き受けてみる。

DSC_1665_convert_20180130191619.jpg

 まあ、なんとか取ってはみたが、いつまで持つかわからんぞ。外からの力で、リム自身が曲がったとしたら、それをスポークのテンションだけで、真円を出すことはできない・・・こともないわけではないが、まず真円を優先にしたら、スポークのテンションはバラつくでありましょう。

 なので、たとえ真円に見えたとしても、スポークのテンションばらつきがあるので、そこにライダーが体重をかければ、また、狂いが生じることとなるだろう。

 狂うから、また手直しする、それを繰り返すならまだいいが、だいたいそういう方は来なくなるのが常なので、ホイール自身はいつまでたっても振れがとれないという状態を保つことになる。

DSC_1666_convert_20180130191628.jpg

 リアにも多少の振れはあったぞ。

まあ今回は、高校生?かどうか知らんが若い学生らしき依頼者だったので、むげに組み替えよ!とは言い切れなかった。ので、少し乗って振れに気をつけ観察すること。すぐ出るようなら、あきらめよう。

 すぐに出なくても、油断せず、観察を続けながら乗ること・・・。

 それを約束して戻してやった。さてどうなることやら・・・。

 なんとも少年と自転車を感じさせる事案であったわ。もらい物だろうが、うれしくて乗りたくて仕方がないが、どうも引っかかりがある・・・それが元で大金が出ていくのは困るが・・・、といって、捨てるとかはなしだし、どうしよう・・・?

 そんな不安が顔からあふれていた。ハラハラしていたといってもいいかもしれない。

 そういう子前に、ホイール交換ね、車体も?買い換えるか?などとはとてもいえない・・・。できれば、こいつで走らせてやりたいと思うが・・・、危険なものに乗せるわけにはいかない・・・。

 というこちらも悩みに悩んだ、判断だ。本人が納得して、交換してほしいときたら、その時まで待つことにしようか・・・ね。

 さて、どうなんだろう?いつまで持つか?だな。

春の予感・・・



 たぶん一年で一番寒い時期がこの二週間前後、ということなんでありましょうな。そして、今年は例年に比べて輪に輪をかけて気温が低い。東京でマイナスなんてねえ、ここんとこなかったよな。

 お陰様で、世間様は自転車に乗ろうなんていう気配から大分遠くなっているようにも思うんだが・・・。

 二月が近づいてきた・・・。

 この二月というのが、なんとも変な季節なんであります、自転車にとって・・・。

 季節としても変な季節だよね。もちろん極寒があり、でも梅なんかが咲いてくる。何だ?と思うような南風が吹いてくることもある。極寒の冬とケロッとした春の汽水域のような月でもある、でも寒い。

 そういう時だからか?こうなると、寒くても、春を予感するようになるのか?自転車乗りがうごめき始める・・・という時期でもあるんだよね。

 上の車体、BHなんだが、こんなのの依頼が来ると、ホー、あの季節到来か?とも思う。

 DSC_1676_convert_20180129222758.jpg

 ご当人としては、持ち込みのチェーンを交換して欲しいと。もちろんいいケミカル付けておきましたよ。

 DSC_1858_convert_20180129222821.jpg

 先日の合同パーツ展示会であのムオンとケイテンを出している、ヴィプロスさんですが、今度はその両方のいいとこ取りをした新製品を出したようで、その展開が楽しみなんですね。ムオンは残る良さ、雨などにも強いところがありまして、一方ケイテンは、粘りがない分汚れがない、通常使いには非常にいいわけなんですが、その両者を取っているというので、早く試してみたいですね。

 発注済み・・・、早く来ないかな?

DSC_1675_convert_20180129222750.jpg

 あとバーテープの交換、もちろん自分でやる人も多いんだが、キレイにきっちり・・・という方もいらっしゃりますな。

DSC_1861_convert_20180129231531.jpg

 車体のイメージに合わせて、白青なんて、気持ちが外向きにいっているように感じられますね。

 DSC_1859_convert_20180129222829.jpg

 ハンドルも下げました。メイいっぱいね。冬に乗り込みながら、これで良し!となったらしいです。

 DSC_1860_convert_20180129222838.jpg

 この突き出たコラム部分ですが、本当にこれでいいとなったら、切りましょう。

 DSC_1677_convert_20180129222805.jpg

 ちょっとエンドの修正もして、これでまずは準備万端と言うところでしょうか。

DSC_1857_convert_20180129222813.jpg

 大したことはしていませんが、まさにシーズンを予感したメンテのような感じですね。こんなのを皮切りに、そうか・・・そろそろかと、ざわめいている感じは伝わってきますね。

 この最も寒い時期に、うごめいてくる・・・この感じはなんか非常に良く理解できるね。

 人間はつくづくイメージの動物なんだろうな、よりによって一番寒い時期に「新春」とかぶち上げて、実際の寒さとイメージをズラして、しまうんだから。しかも、寒いにも関わらず、気分は春・・・なんてね。

 二月は、自転車乗りにとっては、まさに極寒の中の新春なんでありましょう。

 そろそろ引っ張り出しますか?

ギア枚数くらい 乗り手が決める!

000 DSC_1174_convert_20171007172601

 昨年、代行で売り出しまして、ほんの一月で売れました、この車体、覚えている方も多いかと思います。

 こいつの特徴は・・・、

 000 DSC_1181_convert_20171007172700

 シングルであったこと、ただし、元々は多段で走れるにもかかわらず、あえてシングルフリーで乗られていたものなんであります。

 000 DSC_1178_convert_20171007172626

 よく見ると、金色のナットの下に、このフレームのディレーラー台座が見えますよね。なので、潜在的には多段用のフレームでもあるんですね、それをあえてシングルで乗っていた、というわけなんですわ。

 それが新しい乗り手に引き継がれましてね。暫くこの形で乗られていた訳なんですが・・・。どうも、やはりシングルだけでは、欲しいときのスピードがでない・・・という事で、持ってこられたんであります。

 なら、ギア比変えますか?

 いえ、通常ならこれで十分なんですが、ちょっとスピード出したいときがあるんですよ、ほんの少しでいいんでギア比が変わればな・・・と。

 ・・・、てことは、シングルより多段にしたいということですか?

 はい、ある意味で・・・。

 こうなると通常なら、8速以上11速まで・・・なんてことの提案になりますでしょうな。

 でも、店主はこのご近所の方の、これ見よがしのハイセンスではない、それとなしのハイセンスな方・・・なんだとお見受けしているんであります、、なので、その好みというか傾向といいますかを少しつかんでいるようなところがありましたんで、あまりゴッテリしたギア数とかはいやでしょ?と聞いてみたら、どうもそうらしい・・・。

 そうなんですよ、そう!特に大手に言いたい、11速がほしいなんていうのは、決して一般ユーザーからの声ではない!という事なんだよ。

 8速あれば十分、中には5速で十分・・・なんていう人はごまんといる。仕方ねーんで、大手の道楽につきあって、11速を付けてやっているんだよ!そんな餌しかネーから、それ喰うっきゃねえだろう!と、多くはこんな感じだ、恐れ入ったか?!

 自分たちの開発室に引きこもって、図面はしらせてばかりいないで、少しは外部の声、深部・細部まで届くマーケティングの一つでもやれってーの!

 そして、乗り手として、使い手としてもっと自由になれるなら、自由になろうぜ・・・。乗り手とメーカーの間にいる店主らは、その自由をどこまで実現できるか?というところが、まさに存在することの意味なんだろうと・・・、自分に課しているつもりではある。

 例えば、決まり切った段数を取っ払う。

 DSC_1700_convert_20180128220426.jpg

 こうすりゃ、できんじゃない?

 DSC_1702_convert_20180128220436.jpg

 ほらバラバラだ・・・。

 ここから、欲しいギア板と枚数を選んで組み付ける・・・。

 DSC_1704_convert_20180128220444.jpg

 このお方は、20T基準に、軽い方に一枚、重い方に二枚ほしい、計四枚あれば、自分の使うコースでは十分だと言っていた。そう来なくっちゃね。

 自分の足、自分の走るコース、これがわかれば必要最低限のギア数がわかるだろう、だったらそれでいいじゃないか?その前後に三枚ずつとか、使わないものはいらない、というのであれば、取ってしまえばいい。その方がシンプルで見た目もいい、という事になんの不自由もない、むしろそれを称して自由と言うんだろうな。

 さて、四枚ギアができたんで、戻すことにするが。このお方のディレーラーの好みって、たぶんやはりシンプル系・・・、一瞬テンショナー?と思えるくらいのものでいんじゃないか?と探してみたら、おあつらい向きのものがでてきた。

 DSC_1854_convert_20180128220537.jpg

 ユーレーの台座がついていた。それを外して、直にフレーム台座に取り付けてみると、なんとか付いた。あとは、ご老体故、注油とストレッチを繰り返す。

 DSC_1848_convert_20180128220510.jpg

 シンプルでいいよねえ・・・、何で今の時代にこんなものが普通に無いんだろう?元々5速とかの時代だもんで、インデックス調整も何のその。ただ、暫く寝たきりだったんで、少しショック療法で起こして、さあ、今からバリバリ働いてもらうぜ!と元気を注入。

DSC_1849_convert_20180128220517.jpg

 4速のスプロケで、しっかりシフトします。

 DSC_1852_convert_20180128220526.jpg

 シフターは台座を取り付けて、Wレバーの片割れを付けた。フリクションなんで、慣れればなんとかなる。

 DSC_1846_convert_20180128220500.jpg

 チェーンも銀黒で、けっこう高級感にあふれている。

 DSC_1844_convert_20180128220452.jpg

 はい、自らのコースに合わせて、自分でギア数を決め手の再出発。まずは4段で、もしまた何かあったら、一枚増やしたり、逆に減らしたり、ギア比を変えたりと・・・、まさに自分に合わせて、かえてくださいな。

 自転車は安全であれば、自由な乗り物なんだ!自由な!決して一メーカーの思惑だけで、左右されてはならないし、使い手自身もより自由を求めて、時に主張していかないとダメなのかも知れないね。

 誰か行きますか?堺のシマノの本社まえで、 少しはエンドユーザーの声を開発に活かしやがれ!このヤロ!とでも叫びに。

 いつの間にか、我ら不自由に対して、無頓着になりすぎてはいないか?見えないくびきにまずは気づかないと・・・な。

五年待ったぜ!GT



 GTといえば、トリプルトライアングルで有名なフレームであります。通常フレームはダイヤモンドということで、前三角と後ろ三角のダブルトライアングルなんだが・・・。

DSC_1686_convert_20180127222735.jpg

シートステーからシートチューブを通過して、直接トップチューブにつながるところにできる小三角をもって三つ、トリプルトライアングルとしたようだ。

この方が若干強度が上がるのか?な?
DSC_1698_convert_20180127222949.jpg


 しかしこのフレームはマウンテン用なんだが、素材がカーボンだよ。・・・マウンテンバイクてーのは、悪路を信じられない斜度を降りたりする車体なじゃないの?そんな用途の自転車の素材をカーボンで作るのかよ?と思ってしまうのは、店主だけかな?

 落車の様な衝撃に弱いカーボンで、落車を誘発する様な競技であるマウンテンバイクにカーボンでフレームを作るんだ?

 もしかして、ロードのそれとは根本的に異なる何かが、加わっているとか?
DSC_1699_convert_20180127223014.jpg


 よく知らんが、このカーボン製のGTフレームが持ち込まれて、約五年がたっている。

 当店の強力なサポーターの一人、小原氏がどこからか、もらってきて、使えるんなら、若狸の誰かに渡してよ・・・なんていいながらも、俺乗ろうかな?ドロップ仕様がいいかな?700Cにしようかな?と本人その気ありということで、しばらく放っておかれたのが、なんと五年もたっていた、ということだ。

 それが急転直下に、パーツが持ち込まれた。もちろん小原さん本人から。それもまた、ほぼもらいもん、つけられるものはつけて、ないものはそっちで足して・・・というザックリした依頼。じゃあ、道具調べしてから、組み付けていく・・・。

DSC_1691_convert_20180127222820.jpg

 油圧ブレーキじゃないか?TRPのライバル会社の・・・。でもまあ、効かないことはない・・・、相手にとって不足なし・・・としよう。

DSC_1696_convert_20180127222928.jpg

 付いているもの自体はある意味標準的なもので、面白くもおかしくもないんだが、一言で言えば、堅実・・・、もう一言付け加えれば、無難・・・。褒めてんのかよ・・・?

DSC_1693_convert_20180127222900.jpg

 流行といえば流行なのは、前シングルということかな?たまたま、フロントディレーラーをもらい損ねたんで、大森さんが余っていたシングルクランクを取り付けた・・・という落ち。

DSC_1689_convert_20180127222759.jpg

 カーボンなんていう脆弱な素材をマウンテン的に使いこなすこつといえば、もしかして、このサスペンションフォークなのかな?なんて思ったりもする。絶大な働きでもするのかな?

DSC_1681_convert_20180127222701.jpg

 そういうわけで、当店に五年間ぶら下がっていた・・・、つまり三店舗を渡り歩いたGTフレームがようやっと、実車体となって完成したんであります。

それ自身は感慨深いが、できた車体はある意味普通過ぎ、と思うのは店主ぐらいかな?見方かえれば、かっこいいかも・・・。またサスが生き生きとカーボンフレームとの相性が合ったりすると、今までにない様な走り心地が実現するかもしれないね。

 まずは小原先生が数百キロ乗るかもしれない。

 ところが、先生曰く、適当に乗ったら、実費で若い子に譲ってもいい・・・なんてこと言い出している、なんだこの実費というのは?

 もしこの実費の意味が、自らがこの完車に費やした費用を意味するとしたら・・・、フレームはもらい物、ホイールを含むパーツ類もほぼもらい物・・・ということは?

 小物と工賃・・・?

 そうだとすると、スゲー掘り出し物にもなり得るかもしれない・・・。もちろん、その呼びかけは当ブログにて行われるはず、この手のマウンテンバイクファンがいましたら、是非注目の一台・・・になること請け合いだね。

なんせ、この小原先生、心身ともに太っ腹、ウン、いいよ、いいよ、もって来なよ!なんて気前のいいことはかなり高い確率で言い出しそうだ・・・。

 ちょっと今後の展開楽しみにね!

合同パーツ展示会 光明軍団・・・



 相変わらずの写真下手で申し訳ありません、これではホイールを撮ったことぐらいしかわからないね、実はこれホイールとは関係ありません。

 対象はこれであります。

KIMG0024_convert_20180126193149.jpg

ホシといえば,スポーク界の星。この星の作っているスポークですが、今回この手の渋系着色スポークを開発中と言うんですから、攻めてるなあ、と大関心。

 この完組全盛期に、手組につながるスポークを作るにあたって、こうして攻めてくれるというのは、手組派としては非常に励まされるわけであります。

 KIMG0025_convert_20180126193203.jpg

 真鍮系とブロンズ系の二種類があるようだが、実に渋い。色スポークといえば、あるにはあるが、どうもおもちゃチックであまり使う気にはなれないんだな。特にシロスポークなんて、洗濯物かけのようでまったく締まらない。

 まあ、シルバーと黒でいいかなあ、と思っていたところ、この渋さの登場ときたら、なんか創作意欲刺激されますよ。

 シルバーのリムに、仕掛けうちの渋キャンディー仕様のにして、このスポークで組み付ける。柔な車体じゃ跳ね返されるとなると、車体の塗装もどうしようか?と創作の連鎖が起きそうだ。

 まだまだ人口の多い高齢者のホイールなんかにも、これは応用がきく。

 しかし、半分死にかけているような手組につながる、こうしたもの作りをどうしてホシさんは続けようとしてくれるのか?まだまだ終わらせたくはないんだろう・・・な、とその地味な姿勢からも読み取れる。

 この渋系スポークを計測器にかけて、強度を見ると、海外の競合メーカーのそれよりも上回るという結果だったと。外見だけじゃなく、中身もグレードアップだなんて、時代に逆行大いに結構じゃないか!当店も勝手に励まされて、それに見合う、手組ホイールを組み付けていかないとな、とかたく誓えたんであります。

 ありがたや。

DSC_1843_convert_20180126213811.jpg

 そして、サンエクシード。もう登場してから数年経ちますが、代理店が一つしか無く、非常にとりにくい、発注状況だったので、どうも近づきがたいものがあったんですが・・・。

 今回、このメーカーの第二の窓口が見つかりまして、それも大変気さくでですね・・・、実にほっと安心したんですね。今年中にファイブアームだしますんで・・・と。

 かの大手メーカー共の談合だかなんだか知らんが、4アームオンリー状況に救いの神的な存在が登場してくる。小さいが、それでもいい、いや小さい故かも知れない・・・、小回りで勝負する。小ロットで粋なやつを作っていく、そういう所で生き延びる道を模索している方々へ、惜しみのない敬意を表したいわ。

 KIMG0028_convert_20180126193239.jpg

 ここも、ある種ドンピシャだったな。今当店の一階にはRE東京事務所という、自転車を軸とした提案型ショップの企画室と同居しているんだが、そことあり方とまたピッタリ・・・、よくもまあ、ここまでと思うくらい。

 是非名前を覚えてください、マワレというブランド。サイクル、リサイクル、であります。

 KIMG0029_convert_20180126193251.jpg

 こちらも自転車を軸として、革を中心にものを作っている工房で、一見無関係のようでも、自転車にどこか関わっている。一見無関係を装いながらも、その実、自転車乗りの地味な要求にちょっと応えた仕掛けがしてあったり・・・と。

 KIMG0031_convert_20180126193306.jpg

 このバームクーヘンという食品を思わせるパッケージもしかり、そうそう東京REも飲食に片足突っ込んでいるし・・・ね。

 まあ、偶然にもこういうショップさんがあるんだなあ、と思った次第であります。

 KIMG0026_convert_20180126193216.jpg

 あと、ここも面白かった。KIMORIさんという、職人集団さんたちだろう。

 まず、店頭に80tを超えるばかでかいチェーンリンクが置いてあって、ディスプレイにどうです?ときた。聞いてみると実際に競輪選手に発注されたものであったらしい。バイクペーサーで使うのかな?

 ドミフォンなんて、200を越えるものもあるが・・・。

 そんなこんなで立ち話に花が咲いていると、上のクイックの解説に入っていった。

KIMG0027_convert_20180126193227.jpg

 どうもこういうことらしいが、店主がかねがね不思議に思っていた、所にドスンときたもんで驚いたわ。

 これから、ロードもディスクが増えるようになると、エンドはスルーアクスルといって、バイクの形式を横滑りしてものが来ると予想されるんですね。

 そいつはどういうやつか?というと、エンドの先に小さい虫眼鏡が付いたようになっている、つまり輪っかがフォークの先に溶接されていると考えればいいんだが。

 そこにホイールを挟み込んで、横脇からその穴の太さのシャフトを入れて、回すようにネジ止めするということなんだが。

 確かにディスクはエンド付近に力がかかるので、かけたことでホイールが抜けるとかいうことが起きないように、横一本の野太いシャフト止め・・・というのは一見安全のためにはいいと思うんだが。

 時はレース中だぜ・・・。パンクの時どうなんだ?選手も降りて、手でとってを広げてくるくる回してねじ外して、シャフト外して、新しいホイールをエンド穴にあわせて、再度シャフトをさして、くるくる回す?

 実際ディスク車のロードレースの中で、こうした光景は既にあったのかしら?

 あのさ、何でクイックレバーという偉大な発明なされたか?というと。それはレース中パンクがあっても、すぐに、つまりクイックにレース復帰するための構造だったんじゃないの?と考えると、このスルーアクスルって、まどろっこしくて大丈夫なのかな?と思っていたんだが、同じようなことを考えていた方がいたんだわ。

 つまり、ブレーキによるホイールの外れ防止に、従来のエンドをやめるんじゃなくて、かけることによって、よりその力がエンドに押しつける、つまり絶対に外れない方向に強く作用するように、エンド回りを加工して特許を取ったという代物だったんだな。

 これには大拍手もんだよね。よくぞ、クイックの意味、レースというもの知り尽くした観点から、よりブラッシュアップしたクイックを開発してくれたもんだよね。

 確かに何度見ても、ブレーキをかけると、ホイールがエンドの奥にしっかりキャッチされる道を作っている。これで外れる心配は構造的にはあり得ない・・・。そしてクイックの恩恵丸ごと継承といいとこ取りだわ。

 この形状のエンドだけでも、ビルダーさん達に行き渡らないかしら?と本気で思うよ。

 コチラの代表の方曰く、でもね、シマノさんがスルーアクスルの方向に行っているんで、何を今更・・・って顔する人も多いんですよ・・・。そういう寄らば大樹で、クイックの意味、レースということの本来を考えないで、メーカーの作ったものをまるで池の鯉のようにパクパクほう張るしか能の無い奴らなんぞは放っておけばいい。

 イヤー、実に応援したい工房だこと・・・。

 他にも、地方からセンスのいい砲弾・・・というより弾丸ライトを作っているところもあった。その他にも・・・。

 これから細分化していく・・・んじゃないか?もう大手の動きに右往左往されることなく、細分化の中で、より特化したもの、伝統に則したもの、等々を模索していく、面白い時代に入ったといってもいいのかも知れない。

 機能ばかりでは無い、他の部分にも関心の置かれた、まったく別物達が寄り集まって、作っていく世界が、徐々にではあるができていくんじゃないか?

 この催しのアンケートにも、小さい工房、またはそうしたところを応援する商社などをより多く集めて、ガヤガヤ賑わいながら、今後ともやってほしい、と言うようなことをしつこく書いておいた。

 とにかく政治も自転車も一強は面白くない。御山の大将は、自分だけのロジックで動くしかな能は無い。外から声を聞く甲斐性も能力も無いと来た・・・。

 大手は、つかえるところは使って、あとは見限ろう・・・。

 そういう、ちょっくら空元気の出るような、面白い光明軍団に今回出会えたのは、実に興味深かった。この催しも、今後は小回り、小さい工房の隆盛ってとこまで届いていってくれれば・・・、来年は大森研魔の展示なんかも・・・いいかもな。

浅草 合同パーツ展示会 のぞいてみました・・・



 一体何年ぶりなんだろう?浅草浅草寺であります。正真正銘の観光地になっていますね。

 KIMG0033_convert_20180125224638.jpg

 アジア系から欧米系まで、本当わんさか賑わっています。あそこだけは不景気とは無縁のようにも思えました、目抜きの仲店にかんしては・・・・、ですかね。

 今から約三十年ほど前ですが、店主が二十代の頃、学校の研修で日光だかに行ったとき、ラウンジのほんの片隅に香港からだったかな?観光客が少数ですが来ていたんですよ。

 それ見たとき、ちょっと驚いた。アジアで海外旅行なんてやっているのは、当時日本人くらいだったのかな?店主の無知かも知れませんが、そのくらいにアジア系の人たちが観光地で遊んでいるのを見るのは珍しかった、働いている人はいたが・・・。

 でもその光景がなんともほほえましく、海外で日本人以外も大いに遊ぶようになればいい、なるだろうなあ・・・と、思っていたんだが、それが約30年後には、完全に実現するようになった。そして、今度は日本人が海外へ出稼ぎするようになってきている。

 高度成長期を生きてきた店主からすると、まさに栄枯盛衰・・・という感じだわ。暗くなっても、落ち込んでもいけないが、自分たちがどうすべきか?という事は、しっかり考えていかないといけないと思うわね。まだまだ有縁の下の世代がいるわけだし・・・。

 さて浅草の、浅草寺脇に、産業貿易センターというところが合って、その3フロアを借り切っての、合同展示会というのがあった。今年参加するのがはじめて。ただサイクルモードのような素人同伴ではないので、まあ、ちょっと期待はしていたが・・・。

 ただ、昨年後半の台中バイクウィークを見ているので、その差は歴然とするだろう・・・という予感は・・・、的中した。

 冒頭、七階から入ったら、やってくれますよ!

KIMG0013_convert_20180125224521.jpg

 目に飛び込んで来たのがこの一台。ここのバイクは見れば、多分そうだろう、アアやっぱりそうだ!と納得できるスタイルを持っていますね。

 ロックバイクスです、大阪から来たんだが、既に渋谷に店舗も持つ!

 しかし、彼らは元気だわ、わき出るようにものを作っていく、それに巻き込まれるだけでも楽しいもんだ。今回は、当店の今後の展示車体のためのパーツ供給なんかも相談に乗ってもらった。

 このバトンホイール・・・、少なくとも前輪いただきだ!

 KIMG0014_convert_20180125224530.jpg

 ここはまた塗装がすごい。いっとくが当店のような一店舗なら、何でもできる、1メーカーとして、この色使いかよ!という責める気持ちが前に出ているところがいいね。

 このアルミも、いい車体だ、レースにだって、もちろん十分勝てる素材だろう。

 こいつから、ホイール前後、借りてこれないか?なんていう相談なんかもちょいとやって来た。楽しみだね・・・。ロックバイクスはホイールのロックバイクスとも言われるように、ハブの回転のような見えないところに銭をかける習性があるだな。これは覚えておいた方がいい。

 ホイール外して、この回転見てください・・・と。もっと派手なところに投資すればいい・・・と思うが、走るやつには、こういう目立たないところへの配慮というのが、あと効きするもんだ。やっぱりいい自転車だったのね・・・と。

 そして、これまた攻めてるぜ!

 KIMG0016_convert_20180125224546.jpg

 これギアは11T~42Tのスプロケを付けている、その向こうにディスクが見えるね。ワイヤー引きだよ。で、驚くのが・・・、

KIMG0017_convert_20180125224555.jpg

 前シングルにしてんだよね。迷わず切る、こういう思い切りが、次のステップにつながってくる!と最近信じるようになった。だから、堂々としたもうスタイルになっているよ。

 そして、それまでの塗装が吹っ飛ぶような色使い。

 KIMG0018_convert_20180125224603.jpg

 単なるグレーじゃない、この写真からだと黒の強いグレーに赤が見える、それに対し薄ピンクで、ツートーンにしているんだよね。どういう組み合わせだ?しかもだ、これ一色というんだから、車体のスタイルだけじゃない、お客のセンスも切っているともいえる。誰からも好かれるなんていう基準、まったくそんなもの相手にしていない・・・。

 KIMG0015_convert_20180125224537.jpg

 全体はこれね。やってくれるよね、まったく。

 実はこれを意識して作ってみたのがこいつ・・・。

DSC_1746_convert_20180112085615.jpg

 ピスト車体120エンドにディスク前後、先日完成させたこいつは、実は上の車体に当店なりにぶつけてみた車体だったのだ。裏では火花をぶつけているロックバイクスと当店なのである!

 そんなわけで、ロックバイクスとは今後はフレームの設計や、シックスコンポーネント、ホイールなどで連携していけたらと思っておる次第、まだまだ円くはなりません。

 KIMG0021_convert_20180125224621.jpg

 あと車体で目を引いたのが、これ。チタンフレームです。ねじったようにつぶしたと言ってました。

 KIMG0020_convert_20180125224611.jpg

 こういうのって、クロモリでもできないのかな?なんて思ってしまった、柳さんなんかやってみないかな?

 全体としては、元気はなかったかもしれない・・・。ある社長曰く、不景気・・・だなあ・・・ということ。変わり映えしないもの、マンネリ・・・、そういった雰囲気はなくもなかった。

 やっぱり池の鯉なんだよね。

 投げられる餌を、池から口パクパク開いて、待っているだけ・・・。鯉も鯉なら、餌まきも餌まきなんだな。

 まずいとわかっていても、喰わざるを得ないだろう・・・といって食ってしまう鯉。あまりうまそうでないが、投げれば喰うから、飢え死にさせるわけにはいかないので、とりあえず投げておくか・・・という餌撒き。

 どっちもダメなんだな、まずけりゃ喰わない鯉もいていい。もっとあの鯉がワシャワシャ喰うような光景が見たいという、餌に工夫をするような餌撒きいないのか?

 不景気だけじゃない、業界自体が風を起こそうとしていない、そのどっちもどっち感が3フロアに満載していたんだと思う。

 ところがだ、小さいがいい味のする、餌を開発している所もあったんだな、これを称して光明軍団とでもいおうか?ヘエ、こんなの喰ったことねえよ・・・というようなものを作ってる所もあった。もちろん食は保守的なもんで、後々うまく感じられるものだって、最初は???というものはあるもんだ。

 ゴーヤこそ、今では全国区の野菜になったが、かつてはこれ食べる時皮向いてください、なんて適当なこといっている青果の係がいたくらいだ、それが定着するには多少時間がかかる。

 そんなわけで、まずいとわかっていても、いつもの餌に相も変わらず食いつく鯉が大半となる。だからダメなんだが、そうでは無い展開もありそうだ、というまさに光明があったなんだな、今回。だから行って良かったんだが。

 さて、またいつか、ちょっと変わった面白い餌を撒く光明軍団と、それに食いつく鯉ならぬ、狸の話でもしましょうか。これりゃ続きだな。

 いやいや、まだまだ、踏ん張る意味はあるだろうという結論であります。こうご期待!

オールやぎさわ まちゼミ やりますよ!



 まちゼミという、催しがあります。この当店のあるまわり、柳沢商店会が主にやっていたんでありますが、今回より南口の商店主達も取り込んでの開催なもんで、オールやぎさわと銘打ったようであります。

 そもそも、まちゼミって?という方がほとんどだろうな。

 発祥地は忘れたが、二十年くらい前か?大店舗法が改正になったかで、商店街がもうズタズタになったそうだ。その中で商店会主催のイベントなども随分やったが、盛り上がるのはその時だけで、どうしても客が付かない、離れていく。

 どうしたものか?と考えてできたのがこれ。店主の特技をお客に提示して、交流することによって、顧客にしていくという方法ということだ。

 確かに、その店のその人なりを知り、交流することで、安心して取引がしやすくなる。そういう人がまた紹介等で、客を連れてくるというそういう流れを作ったらしい。

 それをまたパッキングして、さびれた商店会で実施して再生を狙うという、そういう試みなんだそうだ。

 で、今回誘われたんで、当店も参加することにし、参加者募集ということで、ここに公表しているわけだが・・・、何やる?

 パンク修理の仕方・・・なんてやるわけない。

 これだ!

DSC_1838_convert_20180124212252.jpg

 カレーの作り方?・・・まあ、展開によってはそれもいいが・・・。

 とりあえず、話の最後にカレーは出すぞ!材料費もらっているんで・・・。

 それよりも重要なのが、前段「副業のススメ」の方なんだな。ここで、何度も書いてきたが、大手企業が副業を認め始めているというこの現状で、つまり、人件費はこれ以上払えませんので、と公言しているようなもんだな、そういう中で、どうやって生きていく?なんてことをお話しする場でもある。

 ブロイラーのようにケージの中にいても、餌は定期的にもらっていた。その餌の量は減りこそすれ、増えることはない。なれば、ケージより飛び出て、自分の足で、地面掘ってミミズだなんだを獲らなければならないわけだ・・・・。

 個人店主なんてもんは、そういう意味でどの辺に餌があるか?なんてことばかりを考えているわけで、色んな意味でお助けできるんじゃないか?という事なんだ。

 ネットショップを作って、適当に仕入れた物でも売って、それが副業になれば・・・、なんて安易に考えるかも知れないが、それで物が売れれば世話はない・・・。

 何が大切なんだろう?という事なんかを共有できればね、という、そういうおしゃべりの場になるんじゃないか?と思います。

 もう一つ・・・


DSC_1840_convert_20180124212300.jpg

 これも近所のヤギサワバルというクラフトビールの名店があるんだが、そこで何品か用意したものを食べ比べ飲み比べるということをやります。終わったあとは、そのまま店主とヤギサワバルさんとのコラボ営業となります。何作るか?まだ未定・・・です。

DSC_1836_convert_20180124212243.jpg

 お申し込みは、今月土曜日からという事で、ご興味ある方はこの日以降、アポとってください。その前にアポとろうとしても、ルール上受けてはいけないことになっています。

 そんな説明会もありましたね、終わったら、簡単なアンケートも書いてもらって解散となるようです。

 集まった方と出たとこ勝負で、もちろんカレーは事前に仕込みますが、かなりハプニング満載になるか?とも思えますが、ご興味がある方は、この土曜日より、受け付けますので、よろしく!

スゲー雪だったなあ・・・作戦考えよう・・・

000 00002-15@10-14-40-361_convert_20140215163516

 4年前の大雪の際、仮店舗時代でしたね、吹き抜けの上にかけた、ポリカの屋根でしたが、見事にへし折れましたわ。その二週間前の大雪でもったので、なんとかなると思っていたんだが、この時は雪のあと雨が降った、シメシメと思いきや・・・。雪は水を吸って重くなるという基本中の基本を忘れ、翌朝大いに狼狽える・・・ということに。

 新潟の知り合いの方々は、あれじゃあ、折れるわ・・・と大分笑っていただいた。

 この修繕で、垂木を増やすということをやって、以後はこんなことは無かったがね。あれからもう四年・・・か。修繕費用6000億円かかった、安すぎて、家屋の保証までに至らず・・・。

 今が恵まれているのか?あの仮店舗には絶対に戻りたくはない・・・戻るわけもないが・・・。

 雪の日に自転車というのは?向いているわけがない・・・。ただ、でもそれでも、タイヤの開発があるということなんだな。

 000 02-22@16-48-19-959_convert_20140222181956

 これがそれ、自転車用スタッドレスタイヤ、といってもいいかもな。もちろん今も市販されている。

 000 02-16@22-00-02-512_convert_20140216233121

 井上タイヤから出ているささらというもの。実用車系の24インチ、26インチ、27インチと三種類。HEなどはない。もちろん700cもね。まあ、スポーツ自転車にはその手の物はありそうだからな。

 ただ、こいつらでも、凍った雪の上は無理だろう・・・と思うね。そういう時には・・・、

 000 02-18@10-03-12-30_convert_20140218101529

 こうしたブロックタイヤに、ピンを打って、スパイクタイヤにするといいだろうな。車では道路を傷めるのでとっくに禁止なってはいるが、自転車では大丈夫だろう。まだ作っただけで走行実験はしていないが・・・。

 そんなこんなで雪かきだった。

 DSC_1649_convert_20180124184422.jpg

 店から外へ出るためのもの。

 DSC_1657_convert_20180124184539.jpg

 工房と自宅への玄関前。

 DSC_1653_convert_20180124184507.jpg

 雨水路の確保、溶け始めたとき、できるだけためないようにね、そこが凍るとあとが面倒だからな。

DSC_1655_convert_20180124184529.jpg

 昼前ごろになると、水の落ちる音が聞こえてくる。やはり太陽は偉大だし、水のもっている雪氷に対する熱量もすさまじいなあと思った次第。

 DSC_1652_convert_20180124184448.jpg

 当店は角にあるので、雪かき面積が広く、一人でやるには大変だ。ついいでなんで、公園まで延長かき。

 DSC_1651_convert_20180124184440.jpg

 まずは凍結前に、自転車と歩行者用に、角形スコップ幅で道を作る。面白いように、通行する人たちが使ってくれるので、こちらもやりがいはある。

 ちょっとイタズラしてS字に作っても、従ってくれるかな?なんて思ったが、やらなかったよ、もちろん。

 昨年は雪かきしなかったんで、忘れていることも多い。いつもちゃんと日の行方を見ていれば、日向になるところをねらって雪積んでもいいんだが、改めて太陽の位置と、建物の位置などを確認したところも多い。

 DSC_1654_convert_20180124184519.jpg

 もちろん商売も忘れない、しっかり自販機への導線も作る。一人高齢者がこの道を使って自販機に近寄り、汁粉を購入して飲んでいるところ見てちょっと感動・・・。やはり商売に導線は必要なんだ・・・。当店なさ過ぎ・・・。

 しかし、まあ一人ということもあって、やった方とは思いながらも、まだまだ力不足であることは、近くにはほぼ完璧に近いくらい雪をよけているところがあったりして、反省しきりだわな。

 泥棒だったら、雪の日の雪かき具合で、その地域の結束のようなものがわかるだろう。ハハーンここは、地域バラバラで、我関せず・・・か・・・やりやすそうだ・・・、とかね。

DSC_1659_convert_20180124184548.jpg

 ちょっと時間が経ってから見ると、アッチャ-・・・。一番恐れていたことが起きた。これじゃあ、夜凍結して、最もやっかいな状態になってしまうでないの・・・。

 さっきはほぼ完璧に道開けたのに・・・。犯人は車だな、適当な轍が、雪かきした土手を崩して、それにご丁寧にも圧までかけてくれた、という事だ・・・。


 もっと幅広くかいておけばこうはならなかった・・・。

 待てよ・・・、車が通らなそうな所にかき道を作るという手もあるな・・・・。そうなると、積むところはどこか?夕方にはこの辺に日は来るなあ・・・、一言雪かきといっても、限られた道具と労力で効力を発揮させるには、ちゃんと考えて作戦立てないといけませんね。

 そう、近所に家族も増えるし、そこの雪かきも考えると、道具をグレードアップする必要もあるかな?鉄のスノーダンプ・・・、数年に一回でも、あっていいものかもしれない・・・。

 結局は、この翌日である本日も、半日は雪かきに忙殺されたわな。

 慣れない仕事だって、ちゃんと回りを観察して、頭使って、作戦立ててやらないとダメってことだわ・・・、反省しきりの雪かき
であった・・・。

柳サイクルとHGコラボ作品の極意



 ここでは見せません!ハンドメイドバイシクル展に来てください!と言わんばかりのアクションであった。

 どうも、多くの方々より声をかけていただいたという事で、柳さんもHG君も上機嫌で帰ってきた。

 やっぱり・・・、普通のもの作っていても、ビルダーが増えたんで、ダメですねえ・・・と。

 そうか、やはり普通のもんじゃないあれを展示したせいで、相当注目が集まったらしいぞ。

 DSC_1832_convert_20180122214208.jpg

 これね。このツーリング車?マウンテンバイク?という出で立ちがまた、ひときわ人目をかすめ取っていったらしい。

 DSC_1834_convert_20180122214218.jpg

 フラットハンドルだったら、単なるマウンテンに思われたかも知れないが、この開き気味のドロップがまたツーリング好きの心をくすぐったらしい。

 やはりハンドルの持っているシンボル性というのか?改めて強いもんだと実感するね。

 で、前回の記事では、謎めいた記述で、一体何のことやらという人も多かったと思います。一体この車体の何が画期的で、面白くて、バカっぽいのか?答えは・・・

DSC_1837_convert_20180122214227.jpg

 ここなんだな。つまりディスクとホイール。今回このホイールはなんと24インチなのである。ところが・・・

DSC_1838_convert_20180122214234.jpg

 このクリアランスを見よ!げんこつ1個分以上あるのがわかる。

DSC_1839_convert_20180122214244.jpg

 どこから見てもこのクリアランス。勘のいい人はもしや?と思ったかも知れない。

 そう、この車体は、なんと24インチ、26インチ、27.5インチ、そして700c*35までのホイールがはける設計となっているんであります。

 ディスクであれば、少なくとも四種類のホイールがはける。行く場所、使い方、用途などによって、車体一台に、ホイールを履き替えることによって、対応が可能になるという、ある意味画期的な設計思想によって組み付けられている、という事ね。

 これは一人遊びの天才のHGくんと、辛抱強く人の話を聞きながら、それを取り込んで形にできる、柳さんの二人あっての、この一台!という事が言えるんだな。

 DSC_1840_convert_20180122214252.jpg

 パーツ類はHG君所有のものを組み付けたんで、ある意味統一性には当然欠ける。

 DSC_1843_convert_20180122214302.jpg

 ほぼ持ち込みね・・・、少しは社会人なら工房に金落とせ!

 DSC_1832_convert_20180122214208.jpg

 これ早速興味を持ってくれた人に、朗報じゃないが・・・。

 これとほぼ同じフレームを四台デモ車として作成して、ホイール四種類はいたものを乗り比べ、なんて言うことも夢じゃないかもしれない。希望者はクラウドファンディングかなにかかき集めて、柳さんに話を持っていくといいかもね。

 そういうことで、色んなことを感じた展示会だったらしい。今後の展開もまた凝ってくるだろう。既に、また変なDhバイクの構想もあるとかいう、聞いたほとんどの人は、一笑にふすかも知れないが、イヤイヤ、日本の山岳の事情なんかを考えたりした際には、実は意外と面白いかも知れない・・・と店主もそのアイデア聞いて思ったよ。

 日本人の悪いところというかつまらないところというと、すべてについて均等な平均値を求めてしまうということかも知れない。ものにしろ、人にしろね。だから、そこそこできるんだが面白くないものや人であふれている。単なるルーティーンをこなすだけなら、それでいいのかも知れないが・・・。

 ダメなところをなんとかして克服する・・・という小器用さを求めてしまい、思い切って切り落として、あとはそれをどう補助するか?なんて所に発想がいかない。

 まじめで平均値が高いんだが、面白くない。ビルダーが増えていくこと自体には希望は持てるが、そこそこの平均値で、無難なもの、どこで作っても同じようなものしか、作ってないとしたら、そんなもんは単なるビルダーの水ぶくれと同じだ。

 どうも柳さん達はその辺を確信したようだ・・・。これから面白くなっていくだろう・・・、たぶん。

 どこの大手も、レースコンポを開発しては、その劣化コピーとしてのコンポを下位グレードとして並べるくらいのことしかしていない。カテゴリカルに自転車のコンポを作るなんてことなかなかやっていない、やってはいるとこもあるが、どうもダッセー。

 少しはエンドユーザーなどからアンケートの一つもとれよ・・・、もう少し個別に対応できるもの作れ!という欲求も出てくるし、出てきてもいいと思う。

 面白いものを作る、個別対応可能と思いっきりの良さ、なのかもな・・・。

 こちらも精進せねば・・・ね。

お見事!年齢別にて優勝!

000 DSC_1521_convert_20171228213427

 この年末に、アチコチいじった車体です。

000 DSC_1524_convert_20171228213435

 ガチのピスト車体、サムソンに今なくなりつつある、DT585で組んだホイールを付けて、10速対応のロードコンポを載せた、ある意味変態的ロード化ピストなんであります、エンド幅は120だよ。

 元々は、マークローザなる一般車体をロード化して乗っておられた方なんですが、この車体にコンポ類を載せ替えたとき、あまりのクイックなピストフレームに相当戸惑ったということです。

 それはねえ、街道用に作られたフレームと、囲われた競輪場内をくぐり抜けるように走るピストフレームとは、それはそれは格段に違うはず。

 今回はブレーキを整えて、ハブ調整などして、備えたんであります。

 何にか?

 とある自転車の大会に、であります。開催は西武園競輪場。
 
 という事は、フレームにとってはふるさと開催のようなもん、そこで400メートルと1200メートルを独走して、合計タイムで順位を競うという大会だったそうですよ。

 その素人足自慢的な大会でなんと・・・

 DSC_1647_convert_20180121192433.jpg

 このようなものをいただいてきたと、わざわざご報告に来ていただきました。

 よく見ると・・・

DSC_1649_convert_20180121192443.jpg

 スゲー・・・、四十代で優勝・・・という事ですよ、優勝・・・。どんな大会でも優勝するのは難しいといいますが、なんと優勝ですよ、優勝!

 イヤー、うれしかったですわ。他の参加者は、なみいる炭フレームにディープ系ホイールなど、装備に関しては、かなりきらびやかな車体が群れていたようですが、そのなかでも、鉄フレームに手組のDTホイールで、優勝勝ち取ったと言うんで、やっぱり最後は足でしょ?という事の証明をしていただいたようなもの、これはうれしい!

 かなりストイックに練習もされて、大会前一週間は酒も抜いて、ほぼ万全で臨んだらしい。

 400メートルでポカやった分、1200メートルで取り返したというからまたすごい、もし400でかかっていたら、この成績は一体どうなったであろうか?もしかして総合優勝?

 年に一度のこの大会かけているだけに、その喜びはひとしおでありましょう。これを落とさず、維持発展させて、来年も・・・と行きたいところですね。

 会場では、自分の自転車はチラ見されていました・・・、でも声はかけてきた人はいません、なるほどね・・・。

 年に数度の大会のために、フルタイムで働きながら、練習と体調管理を徹底し、装備に頼らずにしっかり成果を出す・・・、なんともかっこいいよね。

 そういうおじさんライダー、お兄ちゃんライダー達なんかも当店は支援してきたいね、もちろん女性ライダーもだが・・・。

 イヤー、とにかくめでたい!ちょっと自転車屋冥利というのがあるとするなら、今回の成果はまさにドンピシャ!のものであると思う、実にめでたい!

フレーム直し再塗装 と 東京ヴェントス



 ちょっとやんちゃしてしまったようで、ダウンチューブに亀裂が入ったとか。そこだけより丈夫なパイプに差し替えられないか?というご依頼。

 まずは、柳サイクルさんにもって行く。

 こんなことくらいはチョチョイのチョイらしいね。

 DSC_1639_convert_20180121160200.jpg

 丹下のチャンピオンというロードでは一番丈夫なパイプに差し替え。ロウもしっかり盛られていますね。

 DSC_1640_convert_20180121160208.jpg

 ここはヘッドチューブとの接合部分、ここもしっかり付いています。

 DSC_1642_convert_20180121160216.jpg

 そして、小物類も移植、完璧ですね。

 元々オレンジの胴抜きだったこの車体、どう戻しましょうか?胴抜きにする?

 DSC_1643_convert_20180121160225.jpg

 プラサフにオレンジかけて、マスキングします。そして黒かけて、マスキングすべてを外して、クリア掛け。けっこう細かい手間がかかっています。

 DSC_1646_convert_20180121160241.jpg

 こんな感じかな?

 DSC_1644_convert_20180121160233.jpg

 再び、やんちゃへと戻っていくらしい・・・。

 このやんちゃした当本人が、なんと・・・東京のロードのチームのメカニックさんだった。

 宇都宮ブリッツェンとか、那須ブラーゼンのような、地域密着型のロードレースのチームがボチボチできはじめ、けっこういい成績なんかを修め始めているらしいんだが・・・、そういうチームが東京にもないかな?なんて、漠然と考えていたんだが・・・、東京にも数年前にできていたそうだ。

 その名も東京ヴェントス、ホームページはコチラなんだが、立川を中心に活動しているということで、当店とも遠くはない、なんかの時に協力できたらなあ、なんて本当思うんだよね。

 思うたびに、オオ、そういうのができたか・・・、うん、いいね・・・と、真剣にうれしい。このチームを軸に、野球でいえばリトルリーグ・・・もさることながら、手打ち野球のような、手軽にいつでもできる自転車遊びなんかを幼少の子供らなんかに定着させて行けたらなあ、なんて思ったりもする・・・。

 しかし、偶然は重なるもんだ。

 000 20120419100324c6a

 中学生の頃より出入りしているこの選手、その名もフルジュン。なんと今年から、こいつも東京ヴェントスに所属するという。立川だし、昭和第一も近いし・・・、なんかフルジュンとの接点もありそうだなあ、と正直話を始めて聞いたとき、思っていたんだが、これでバッチリつながってしまった・・・。

 日大に入ったときから、なんか楽しんで自転車乗っていなかったようだなあ・・・・というか、そんな「練習」しているから、鹿屋に負けるんだよ・・・というね、さえない大学生活だったようで、それが宮澤チームに移って、そして今回こちらへ来たということなんで、二重の喜び・・・といってもいいな。

 今年は、コチラ東京ヴェントスさんとの関わりも出てくるのかな?それはそれで、大いに楽しみだよね!

盗難発生!情報求む!

000 110720


 当店のブログとしては久々なんですが、世間的にはどうなんでしょう、盗難が発生いたしました。

 上の車体です。7年前に当店から出て行った、クロモリピストの車体ですね。

 被害状況です

発生日時:2018/01/15(月)12:00~23:30の間
発生場所:東京都港区六本木3丁目1 六本木オートバイ駐車場

 
000 20110721004807788

 けっこうガチ系のクランクが付いていますね。剛性ありそうです。

 000 20110721004809f3d

 シロリムにFUJIと書かれています。

000 20110721004807ba0

 リアも同じく。

 七年経っても、ほとんどスペックを変えていないということです。

 お見かけの方は、当店か、以下までご連絡ください。

 v.metamorphosis@gmail.com

 かつて、このブログ経由での情報が、大捕物になったこともありましたし、地方で見つかったこともあった。今回もこの公表が何らかの解決に結びつくことを祈っておりますぞ!

 では皆様、よろしくです!

今月20日と21日は ハンドメイドバイシクル展だよ!



 ちょっと前に、塗装した、癖ありフレームだったんだが、HG君が仕事帰りに来てはなんかいじっていた・・・。

 発想を聞いたとき、画期的!と思ったよな。今までの自転車を持っているというのは、フレームベースで数えていたんだが、これからは○○ベースで車体を語る時代が来る?と思えるくらい逆転的な発想で面白かった。

 それもこれもブレーキシューの設定いらずでいけるディスクブレーキだから・・・のなせる技、なんだろうな?

 たぶんなんの話かわからないだろう?これって持って行き方によっては、特許申請・・・なんてレベルの話にもいかないとも限らないんで、あまりここで不正確な軽口はたたけない。

 ではどこでこの先を聞けばいいのか?

hand_made_convert_20180118193835.jpg

 答えはこれだ!

 もう毎年おなじみの・・・というやつですね、ハンドメイドバイシクル展であります。そこに出展する車体として、柳さんが組んだフレームにHG君が、思い思いのパーツを組み付けているということでした。

 DSC_1828_convert_20180118195126.jpg

 こんなフレーム、完成車も展示されます。

 今回当初は、三台の出展予定だったんですが、その内の一台が、なんと店主の不手際にて、出店断念という、大変申し訳ない展開となってしまった・・・。

 その分二台に込めた、思いは格別のものかも知れない。

 DSC_1831_convert_20180118195135.jpg

 詳細は会場で!是非来てねー!という意味らしい。この車体の説明は、きっとスゲー面白いだろうと思う。今を去る一年近く前に、雑談レベルから出てきたんだが、イヤー見事だ・・・。

 これが複数台同じフレームがあったら、その展示はスゲー迫力になるだろうな?という謎だらけの展開です。

 詳細は、会場にて、柳さんか、HG君を捕まえて聞いてみることだな。

 もちろんこの発想、店主が考える、オリジナル自転車の発想にも多いなるヒントを与えてくれた。コンポ変えたって、乗り味なんか変わりはしない・・・、○○を変えることで、車体が、車種がまったく変わってしまうための・・・そういう設計なんですね。

 この先を知りたい方は是非、会場に足をお運びください。いや、本当、よくそんなこと・・・、考えついたよな・・・、よくそんなの作っちまったよな・・・という一台だ。

 来年は、こいつのラインナップが並び、もしかして、試乗もできるかも知れない。そうしたら、見た目のインパクトが半端じゃないし、乗り味の違いなんて言ったら、これまたまったく妥協を許さない・・・そんな不思議な一台なんだよなー・・・。

 内容知りたいでしょ?是非会場まで!!!

かゆいとこに手を伸ばす 工具作り・・・



 これは十五ミリのハブスパナ。車輪の軸にあたら所をハブと申します。ハブを中心にスポークが八方に広がるところなんかは、そこを中心に世界に飛行機を飛ばす、ハブ空港・・・というのと同じ意味なんですな。

 このハブは狭いところにナットを締め込む構造になっているので、ナット自体が薄くできている。その薄いナットをピンポイントで押さえて着脱するためのスパナも、当然薄くできてるわけであります。

 この十五ミリの薄いハブスパナ、ハブではなくて、実はシングルピポットのブレーキ調整に兼用していたんであります。

 ちなみにシングルピポットのブレーキ調整、片効き修正などはダブルピポットの調整とはまったく異なります。後者は簡単です、手でだって時にはできますから・・・。

 それに比べてシングルは、ナットに挟まれた特定の部分をつかんで、センター出しをしてやらないといけないので、ちょうど厚みでいうとこのハブスパナぐらいがちょうどいいんであります、そこで兼用となるんですが・・・。

 実際調整に使ってみると・・・、

 DSC_1649_convert_20180117231957.jpg

 このようになるんですね、持ち手の部分が真上に来てしまう、そうなるとこの写真の場合正面左に倒すには可能ですが、右に調整したい時、カゴの金具などに干渉して、思うところまで倒せないということが実にしばし起こるわけであります。

 せっかく肝になる箇所を押さえていても、持ち手に邪魔されて、施工できない・・・

 ある意味専用工具でないんで、仕方ないんだが・・・、急いでる時などは、かなりむかつくんであります・・・。

 DSC_1638_convert_20180117231850.jpg

 因みにこの手の専用工具って、実はあるんですね。上の二本なんて、まさにそれ。確かに、しかるべき箇所をつかんで、持ち手がサイドに出ているので、回しやすい・・・。

 なんだ、あるんじゃない・・・、だったらハブスパナなんか兼用しないで、これ使えばいいじゃない・・・となりますね。

 ところが、上のスパナのミリ数を見ても最大で14ミリしか無いんです・・・。実際にはほとんどつかえない・・・。なんでこんなもの作ったんだ?と思うが、それしかないから仕方が無い。

 だったら・・・、この十四ミリの部分を一ミリ削って、十五ミリにしてしまおうか?と何度も考えたんであります。

 でも・・・、もしある車体に十四ミリのものが来た時・・・、大は小を兼ねるからいいか?とも思ったんだが、でも、やはり十四ミリがなくなるのはなんとも心許ない・・・という事で、・・・作ることにした。

 当初はさっさとできるかと思ったんだが・・・。

 DSC_1639_convert_20180117231859.jpg

 基体にしたのが、現役の十五ミリ片側二十三ミリのハブスパナ・・・。ちょっとなんだよその二十三ミリっていうのは?聞いたことないぞ・・・、もしかしてスルーアクスルとかって、そんな幅のハブスパナ要求してくるの?

 DSC_1640_convert_20180117231907.jpg

 こいつの向きを変えればきっと使いやすくなる・・・だろうということで。

 DSC_1642_convert_20180117231915.jpg

 まずはちょん切って・・・。

 ここで溶接できれば、一発なんだが・・・、今回はそこまで設備が進んでないので、別方式だ。

 DSC_1645_convert_20180117231931.jpg

 そこで、重ねたところにに小穴を開けて、ボルトナットで止めようか?としたんだが・・・。

 なんだこれは?っていうくらい、固いのなんのって、一体どんな材質使ってんのか?というくらい固い。当店の名だたるドリルの刃が立たない・・・。これは参った・・・というくらい立たないのだ。

 多分だが、ハブスパナは何度も言うが薄いのだ、その薄いハブでトルクをかけると、材質が柔らかいと、すぐにスパナの側面が中に折れ込んだりして、まず精度が出にくくなる、また折れ込んだ分厚くなると、しかるべき狭い箇所にはいらなくもなることがある。

 そういうことも考慮して、固い素材が選ばれたとすれば・・・、シマノさんあっぱれなんだが・・・。本当にそうなのかな?

 イヤー本当固かったんだわ。こんなの午前中の仕事かとなめていたんだが、二個穴を開けるだけで、休み休み、騙し騙し、夕方までかかったぞ、この野郎!!!

 DSC_1647_convert_20180117231940.jpg

 ようやく空いた穴に今度はタップが立たない・・・、コンマ五ミリの所を通常ならタップがさくさく刻んで落ちていく所なんだが、まったく動かない、その場で空回りするだけ。

 本当疲れたぜ、まじめに・・・。

 とりあえず、十五ミリの頭が横向きになったんで、ブレーキ調整スパナとして、つかえるんじゃないか?と。

 DSC_1650_convert_20180117232007.jpg

 ヨーシ、やってみるか・・・。

DSC_1651_convert_20180117232015.jpg

 オオ!楽だ!当たり前だ!一体何時間かけてんだ!この野郎!

 力のかかるところでないんで、点付けの溶接でもできれば、ほんの10分だったんだろうなあ・・・と思いつつも、溶接機の情報集めにもこれら取りかかるぞ。

 しかし、落ち着いてからだと思うが、こいつが本当に動き出したら、本当かゆいところにしっかり手が届くという実感だろう、これぞ作業、これぞ施工というもんだ、それを先取りして、今回は許してやることにしよう・・・。

120エンドディスクピスト TRPブレーキの調整でござーい!

0000 DSC_1746_convert_20180112085615

 今年早々に組み上がりました、TRPの油圧ディスクブレーキで組み付けました、元パナソニックのNJSフレーム車体でございます。

 この車体の意義ですが、たぶん・・・、5年後くらいに世間様には浸透していくかも知れない・・・ね。なんと言っても、当店は十数年は先んじている店なので・・・エッヘン・・・。

 だから、常に空振りだらけで、だからなんなの?的反応が多い・・・が!中には感受性の鋭い方もいらっしゃるようで、それもありがたいことに当店回りには、相当数といってもいいかもなあ・・・、なわけで、ボチボチ各方面から質問やちょっかいかけが来ている、といっていいですね。

 この120エンドのフレームで、ディスク載せ・・・、まあ、当初は大変でしたが、できてしまえば、なんてことは無い車種・・・といってもいいかもな、柳さんの台座付け技術さえあれば、あとはなんとか・・・なるんじゃない?という話ですわ。

 ただ、問題は、ここ・・・。

 0000 SC_1752_convert_20180109192809

 TRPの油圧ブレーキの調整ってとこかな?そもそも油圧ブレーキの調整なんかできんのかよ・・・という感触もないではないが、それをするのがショップの役割だ。もちろんブレーキ自身がもっている論理の中でどのくらい推論を展開できるか?というこなのね。だからもちろん論理の中での話なんだが、大事なことは、製造者すら気づいていない論理展開って実はかなりあるんだぜ!と一ショップとして思うこと多し。

 とりあえず、取り付けは済んで、実際に走ってみて止まってみてを繰り返すと、まずは安全走行は可能であると判断できた。

 問題はその次なんだよね。安全走行ができるようになるのは最低ライン、さらにその上に、操作性、馴染み、好みをどこまで染みこませることができるか?何だよな。

 組んで終わるなら、ショップはいらない、ある意味素人でもできるからな。

 DSC_1807_convert_20180116213138.jpg

 さて、今回組めたはいいが、店主が気に入らないところが、なんとTRPのブレーキの引き自身にあったのだ。これは困ったことだわな。なんと言ってもTRPのサポート店となっているところで、店主本人が気に入らないのに客に売るか?という本質的な問題があるのだ。

 どこかというと、上の写真を見て、下の写真と見比べてみてね。
DSC_1808_convert_20180116213147.jpg

 ほとんど違いがわからないかと思うが、上が、引く前のブレーキレバー。そして下が引いたところのブレーキ。正確に測ってはいないが、ほんの数ミリしか引けないことになる。

 そこでガッツンとブレーキがかかってしまうとしたら、こいつはブレーキレバーというよりも、ON/OFFのスイッチに近いといってもいい。

 左右共に、引きシロが少なくて、なんとも引けない、店主の好みからいっても、最低に近い引きといっていいんだな。もちろんこうしたセッティングが好きな人も、まれにはいるかも知れないが、まあ、たぶん大抵のロード乗りからしたら、この引きは、「それはないだろう」というものと判断されるだろうな。

 こういう引きシロの調整って・・・どうすんだろう?なんてここでも少し展開したこともあって、もしかして、調整としての空気噛ませはあるんじゃないのか?なんて話も投げたりもした。空気を管理して噛ますことで、その収縮率を利用して引きシロを確保するなんてことできない?なんて、素人ど真ん中の発想もあったね。

 あとは、ブレーキホースのメッシュの発想を逆転させて、逆に柔らかいブレーキホースを使うことで引きを逃がしてやる、なんてことできないか?とか。途中に風船かませばいいんじゃね?なんてのもあったかな?

 同級生の青山君、自動車整備のプロなんだが、車は重いしスピードもあるので、空気を噛ますという判断はあり得ない・・・ということだった。

DSC_1809_convert_20180116213154.jpg

 このようにね、教科書通り、テクトロの本社の研修であったとおり、ブレーキフルードを入れてやると。

 DSC_1811_convert_20180116213203.jpg

 ブレーキの引きはカンカンになります・・・。何度やっても、カンカンになる。だからこれだけやっていてもダメなんであります。そのカンカンを嫌っているのに、繰り返しても意味は無い。

 そうなると、構造を徹底的に考えるしかない。その構造の持っている論理から、外さない程度転がすような推論的な発想から、対策を考えるしかない。

 ここで試していることは、TRPもまったく推奨していない、勝手に店主が自分を実験台に試していることなので、詳細についての説明は省かせてもらいます。

 つまり、よい子の皆さんは絶対に真似しちゃダメ・・・というやつね。

 そういえば、今日、地方のスーパーがここ何十年もその海域でとれるふぐの肝を鍋セットとして出していたというニュースがあった。そこの店長曰く、ここ数十年一切ふぐ毒中毒の話はない、と言いきる。

 ふぐ食協会だったかの話だと、そのふぐの肝に関しては、状況によっては毒を持つこともあるので、やめるように、という通達だったと思う。

 なんか似ているなあ、ブレーキだから、調整間違ったら、命に関わるしね・・・。

 でも、構造をしっかり押さえると、そこからできる応用は、それなりの信憑性があるはず・・・と信じて、まずは店主自らを実験台として、やってみることにした。

 単純には、空気を噛まさず、フルードの量を減らすこと・・・だな。

 DSC_1814_convert_20180116213210.jpg

 もっと引けるようにならねーかな・・・。

 DSC_1815_convert_20180116213229.jpg

 このくらいまで引けるようになるといいなあ・・・と、まあ願掛けのようなもんだな・・・。

 まさに試行錯誤だ、オオ!引きシロとれた!と勇んで自走しに行って、帰ってきながら・・・、あれ?元の固さに戻ってないか?なんてことを繰り返す。

 何が原因だ?リザーバータンクの中には、フルードの増減に適応するようにゴムの膜、ダイアフラムとかいうホットミルクの皮のようなやつがあるそうで、そいつが減りに適応したのか?

 ああだ、こうだ試しては、またオイルを充填して、やっていく内に・・・。

 とりあえずだな・・・、

 DSC_1819_convert_20180116213238.jpg

 こいつが・・・

DSC_1820_convert_20180116213247.jpg

 この程度まで、引けるようになった。

 最初の数ミリからすれば、まさにロードのブレーキ引きしろくらいにまではなってきたかもしれない。

 あとは、店主自らが実験台となって、実戦投入して、ちゃんともつか?という事を検証して、今後のTRPのこの手のロード系ブレーキに応用して行ければいいかな?というところまで来た。

 あとは乗るべし!

 フラットバータイプの引きについては、どこのマウンテン系ショップでもやるだろうから、当店はまずシクロ系のこのブレーキから徹底して、探求モードにはいって、TRPをサポートしていきます!

奇怪で 器械な 鬼海なお方



 これは今世紀になるちょっと前くらいのものですね。アルミの溶接が可能になったところからのフレーム。

 DSC_1642_convert_20180114225838.jpg

 その後アルミフレームはレースの主役になりましたが、その時はカーボンフォークが主流だった。アルミフォークというのは、それ単体としての価値は・・・、あまりなかったように思いますね。クロモリフォークとはそこが違う、ミズノのカーボンで下った時、ちょっとヒヤッとした感はあったなあ、あのときクロモリフォークの偉大さを感じたよ。

 というわけで、メンテなんだな。

 とある英国人からもらったというこの車体。そのままの状態で乗っているという、よくある話。

 DSC_1794_convert_20180115183625.jpg

 ブラケットが内側に随分とオフセットされている。こういう癖のやついたなあ・・・。でも、このお方、これしか乗ったことがないので、さしたる違和感は無かったようだ。

 でもこういうものは一度スタンダードに戻してから、検討してみる方がいいだろう・・・という事で。

 DSC_1643_convert_20180114225845.jpg

 まっすぐに、そして、全体を少し上げ気味にセッティング。

 DSC_1798_convert_20180115212314.jpg

 ワイヤー類も交換だな。

 DSC_1640_convert_20180114225829.jpg

 旧105がざっと付いている。アチコチへたってはいるが、なんとかご老体にむち打って、騙し騙しなら、なんとかつかえそうだ。

 DSC_1638_convert_20180114225813.jpg

 ギア比もデカイ、男クランクなんだが、回転力が鈍ってくる年になると、コースによってはこれでもいいか?とも思えなくもない。

 DSC_1639_convert_20180114225821.jpg

 下りで攻めたりするのでもなし、ブレーキもこれで十分です。

 DSC_1637_convert_20180114225804.jpg

 チェーンの交換は基本ですな。

 DSC_1636_convert_20180114225756.jpg

 グリスの再充填など完了、という事で、まあ暫くはこれで行けそうとなりましてね。

 DSC_1631_convert_20180114225736.jpg

 こんな感じで再生となりました。で今回は自転車もさることながら、この持ち主の方がなんとも奇怪なお方であられます。

 DSCN9854_convert_20180114225857.jpg

 一瞬鈴木清順?!かと思えるような雰囲気のお方。こういう方はまあ、曲者に違いない。手に取っているものを見ても、器械なお方でもあるんですね。

 これ・・・?カメラでしょ?それも年代物、しかも生きている・・・。現役の機器なんですね。もちろんフィルム式。何物?

DSC_1634_convert_20180116124912.jpg

 この奇怪なお方、実は高名な写真家さんであられたんですね。その名を鬼海さんとおっしゃいます。アマゾンなどでお調べください、ただもんではない、大変な曲者さんでございます。

 DSC_1635_convert_20180116124922.jpg

 これはトルコのアナトリアというところの写真集にあるのかな?白黒で、ちょっと重厚、その中で人が生きているような、写真集です。

 写真家さんは撮る方なので、作品には自分は写りようがない・・・、原理的にはそうですが。実はでも、写っているんですよ。被写体の顔に写真家自身が写っている。そういう自覚のある方って、どのくらいいるんだろう?

 そういえば、この自転車で今年台湾一周したいとかいってましたね。どんな写真ができるんでしょうか?そういう意味で、写真は単なる風景が写っているんじゃない、その人がある角度から切り取った、表現が具現化されているものだ。

 ある文章の単なる引用も、ある文脈に置かれることで作品=表現となる、といった人がいたが、けだし名言。写真もしかり、ある文脈におかれてはじめて、単なる風景が作品=表現となる、その文脈とはこの奇怪なる鬼海氏という大文脈があってこそ、だからこれらは写真であって、写真を越えた表現=作品となっている。

 その確立の無いところでは、いかにうまい写真であっても、作品とは呼ばない。

 この国は、写真に関して、技術的なプロとアマの差が非常に小さいといわれています。しかし、写真と作品の差は歴然としているんでありましょう。
 DSCN9857_convert_20180114225907.jpg

 何らかの展開の予感あり・・・。

夢の大家家業へ!

000 DSC_1396_convert_20171215224550

 ちょっと前までの狸サイクルといえば、店というか作業場から入って、タタキの所からのぞき込むと、こんな感じであったんですね。

 一番奥に店主の事務机がありまして・・・、その手前にはソファーがあって・・・とね。

 元々ここは、トレーニング系の自転車を置いて・・・という計画もあったんですが、理由わからず消えてしまいました・・・、もったいなかったなあ。

 それが・・・、

000 DSC_1672_convert_20171215224642

 店主の机の位置をかつての漫画喫茶の位置にズラして、ソファーを奥に置くなんていう展開に。なんでまた、こんなに場所を空けたのか?

 狸サイクルもようやっと、本業が軌道に乗りましたんで(乗ってねーよ!)、経営に余裕もできてきましたんで(できてねーよ!)、ここから夢の不動産業に乗り出そうか?というところにまで来ています(来てねーよ!)。

DSC_1611_convert_20180115213135.jpg

 そんなことを考えている内に、こんな屏風ができましてね・・・。年が変わってなにやら、変化して参りましたよ。

 DSC_1631_convert_20180115213152.jpg

 屏風の奥をのぞくと、これ親戚の子・・・、センター試験受験のために、地方からちょこっと出てきた子なんですね(そんなわけネーよ!)

 はい、嘘です。

 より奥をのぞくと・・・、

DSC_1632_convert_20180115213200.jpg

 はい、こんなになってます!若い男の子が二人(一人だよ!)で部活しています・・・。彼らはここを部室と呼んでます。

 今月より、当店とも協働します、とある会社の一部門、東京支店が当店の一部より、開業!とあいなりました。

 なんと会社名をREと言うんですね。発音は「アールイー」アルファベットそのもの読みなんですが、これって、当店の名前と共通点があります、当店は「リ」と読みますがね。

 という事で、暫くは当店も不動産業で大々的に、不労所得を稼ぎつつ、展開していくという事になりますので、客様にあられましては、以後お見知りおきを!という事で、よろしくお願いいたします。

 同じ場所にいましても、別会社ということなので、この二人の男の子(一人だよ!)にいきなりパンク修理の依頼などしませんよう、あわせてお願いいたします。

 狸サイクル、RE共々よろしくお願いいたします!

 

マウンテンとクロスの間のそのまた間



 かつてのは鉄のマウンテンバイクの代表的なフレームだったと思います。

DSC_1619_convert_20180114164325.jpg

 リム屋さんなのにねえ・・・。

 こいつをマウンテンバイクとして乗るか?といっても・・・、もう昨今のマウンテンバイクの特殊化はすごいもんでね、まあ、その専門領域にいないと、もう訳わからん状態とも言っていい。

 だから、こいつを思いっきりマウンテンにしてくれといわれても・・・、たぶん困るだろうなあ・・・。

 DSC_1629_convert_20180114164441.jpg

ラグ付きの鉄フレーム、人によってネウチもんだわ。

DSC_1627_convert_20180114164425.jpg

 こうしたいかにも寄せ集め的なもので組み付けると、なんともカテゴライズしにくい、一台ができる。ロードのディレーラーに、今や珍しいクロスレシオのスプロケ、なんかホッとする。

DSC_1626_convert_20180114164417.jpg

 ここはマウンテンのコンポ・・・だね。

 DSC_1623_convert_20180114164400.jpg

 カンチブレーキ、しかもギロチン式なんだが、セッティングによっては十分に効くね。

こいつを引くのが、

 DSC_1621_convert_20180114164341.jpg

 ロード系のブレーキレバー???

 DSC_1620_convert_20180114164333.jpg

 というのもハンドルがこれ、ただのフラットではない。ある意味フラットだと手首に負担がかかることがあるが、このくらい脇に曲がったいると楽だと思う人は多いはず、店主もその内の一人。

 DSC_1624_convert_20180114164409.jpg

 こういうハブが普通に復刻してくれないかな?と思うのは店主だけだろうか?

DSC_1628_convert_20180114164433.jpg

 いかにもロード系のサドルがつている。完全寄せ集めによって、作られているね。

 DSC_1617_convert_20180114164310.jpg

 これがその全貌。フラットバーにすれば、まあ、マウンテン系なのかな?でも今のマウンテンの基準からすると、こいつはクロスバイクに属するのか?

 マウンテンの始まりはビーチクルーザーの改造車だったそうだかどうかは知らんが、そういう意味でも、今思えば移行期の車体ということがいえるだろうね。

 でもなあ、この中途半端勘がまたなんともいいよね。当時のマウンテンとクロスとの間のような寄せ集め号。

 こういう車体を見ると、オオなんともわかっていそうな人だなあ・・・と思ってしまいます。寄せ集めながら、しっかり選んで、自分の足と相談して、ピッタリのもので組み付けている。

 完成形が確立されると、それまでの形態はほぼすべて移行期の仮物みたいなもんだが、それにはそれなりの雰囲気というものがある。そもそもが究極の完成形などがないとすれば、すべてのものは移行期のもの、といっていいかもしれないが。

 ありものから、自分の足と用途に合ったものを組み付けて一台にして乗る。世の中には埋もれているパーツ類がごまんとあり、それらはこうして組み付けられて街道を走るのを待っているんじゃないかな?

 それらの前に、どう組むか?という楽しい悩みがあって、予算という縛りもあり、奥さんの理解という手強い要素もあり、そうしたものをくぐって、実現されていくんだろうなあ・・・。

 こういう路線も当店としては欠かせない重要なところ、影になり日向になりつつ、持っているものからの最大限の一台を組み付ける、そのお手伝いは色々とお任せを!

 もっと大いに中途半端な一台を増やしていきましょう、乗り手が中途半端なんだからそれでいいんです!各々の中途半端さのバリエーションが実現できることが重要で、その現実のことを成熟化、というんだと思うなあ・・・。

かつての手組完組の名ホイール・・・だな



 好きな奴は、これを見ただけでア!とわかるだろうな、と思います。そのくらい熱烈なファンのいるリムだと思います。

 店主も好きだったなあ・・・、上り下り自身はまったく得意ではありませんでしたが、でもそういう時にはこいつで参戦しては撃沈していましたね。

 DSC_1599_convert_20180112222449.jpg

 アラヤの伝説的な名リム、エアロ1であります。

 軽量でありながらも適度の剛性があって、下りのコーナーなどでも安心して倒せる、ある意味神がかったリムとでも言ってもいいかもな。

 こいつを・・・

DSC_1602_convert_20180112222456.jpg

 こいつは、刻印になっているので74デュラエースかな?こんなで組み付けるなんて、ちょいと通ざんす!しかも内掛けラジアル組という、ちょっと珍しい組み方しています。

 DSC_1606_convert_20180112222512.jpg

 リアは77デュラで組んである・・・なんか既視感があるなあ・・・と思ったら、かつて手組完組というカテゴリーがあったんだが、そいつだこりゃ・・・。

 メーカーが完組として出しているホイール、今はそれが主流でありますが。かつて今日ほどの一体設計の完組がなかった頃、メーカーがチョイスしたパーツで組んで、「完組」状態にして売り出していた時期があったのだ。

 こいつは、当時のアラヤの手組完組だったと思う。デュラエースと、アラヤのエアロ1を組み合わせて、確かスポークの交叉にソルダリングという、針金で縛って、ハンダ付けするという手の込んだ仕様だったと思う。

 ちなみにこのスポークはDTのトリプルバテッドでやってあります。マルイさんのお陰で、高価で頑丈で、粘りのあるDTスポークがとにかく使いやすくなった・・・、これには感謝しか無いな。

 なので、こうした際には、できる限りプレーン、バテッドなど、好みを入れてDTを使っていくようにしたいと思っています。

 そういうわけで、デュラ、エアロ1、DTなんて、一昔前ならほぼ完璧な組み合わせのホイールができあがったという訳なんだが、そんなにいいなら、絶版のエアロ1のリムを探して、自分も組みたい・・・と思う人もいると思うので、いくつか注意しておこう。

 DSC_1607_convert_20180112222519.jpg

 これでわかるかな?
 よく見るとニップルに仕掛けがあるんで、エアロ1を探す際にはリムばかりに目が行ってはダメ。

 DSC_1609_convert_20180112222528.jpg

 実はこうしたニップル枕が必要なんでございます。

 DSC_1610_convert_20180112222540.jpg

 こいつをこう組み合わせて使うということ。リムを手に入れる際には、この枕も手に入れないと、永遠に組み付けられません、ですからオークションのように素人同士でやりとりする際には、この枕の有無の確認が必要です。もしリムしかないなら、別にこの枕も探さないとダメよ!

 そしてもうひとつ、この枕が意外とカサがあるということ。

 スポーク計算の際には十分に気をつけないと、このカサの部分も見越しておかないと、どんどんあやとりがやりにくくなり、後半で頓挫してしまうなんてこともあります。

 十分というのは、5ミリ近く多めにとってもいいかも・・・、とだけ申し上げておきます。実際はしっかり自分で測ること。

 あともう一つ。こいつはチューブラーリムなんで、使うタイヤはチューブラーでないとダメ。当たり前だが・・・。

 何だ、チューブラーか?と使う前から食わず嫌いはダメですよ。ロード乗り、ピスト乗りなら一度はこうした機会にチューブラーに乗ってみなされや、とお薦めしておきます。

 これだけ空気圧入れて、このクッション性は一体何よ・・、再度のこの柔らかさは独特だよなあ・・・と、思うはず。確かに管理では大変なこともあるが、一度は使ってみる価値は大いにある!という事は申し上げておきたいですね。

  DSC_1597_convert_20180112222441.jpg

 ご依頼された方は、かつて店主がいたずら半分に、ちょこっとだけでもチューブラーのいいホイール、試してみませんか?とお渡ししたのがきっかけのようであります。

 アチコチ回って走ってきて・・・、これって・・・、一体なんですか?なんかすごくいいですねえ・・・とね、来たんです。

 確かに、やっぱり、本当にいいものは、時代を超える・・・、いつになってもいいものはいい・・・という事の証明のようなものであります。店主があまり完組に惹かれないというのも、こんな手組がかつてはあったから・・・という影響はでかいな、と思いますね。

 自分の思っているような走りのイメージに近い、リム、ハブ、スポーク、あやとり、の組み合わせは一体何だろうと、悩んでは、色々やってみて、ピタリ!ときた時、なんとも言えない、充実感のようなものがあったわけであります。

 この今も持っているワンペアのエアロ1の手組はそういう意味でも記念碑的ワンペアなんであります。

 このお方は、独自のサイクリング勘をお持ちになっておられる方で、決して、変な誘導には引っかからない方なんですが、今回はなぜかドンピシャだったようですね。

 さて、これからどんなチューブラータイヤを選んで、どんなサイクリングされるんでしょう・・・。本当いいお供になると、確信しています!

120エンドディスクピストの突っ込み



 先日、公表いたしました、120エンドディスクピストですが、なかなか反響がございまして、ありがたいことですが、もう少し内容的な突っ込みはないのか?ということで、再度掲載することにいたします。

 すでに135ミリのディスク用のシングルハブは普通に市販されているようですね。サンエスさんとか、サーリーなどで散見できます。それ故に、なぜか知らんが、何でだかわからんが、135エンド使用のディスクピストもどきは、走っていますね。

 元々は29インチというところから来たんでしょうか?出所も、行き着く先もわかりませんが、確かにそういう自転車はありますな。普通に市販されているパーツで、すでにあるような自転車を組むことは普通にできるんで、あまり興味はわかない。

 できれば、組みにくいものをどう組み付けるか?というのが面白いんでありまして、なればピスト車といえば120エンドでしょ?じゃあ、120エンドでディスク仕様は組めないの?しかも油圧のやつで・・・、と考えるのは、ある意味当店としては自然な流れなんであります。

 幸いなことに、柳さんを隣接している当店としては、ガチのピスト車にディスク台座を取り付けてもらうこと自体はチョチョイのチョイなんであります。

DSC_1728_convert_20180112085525.jpg

 フロントは100ミリなんで、ロード用、マウンテン用のものをそのまま使えばいい。このようにほぼポン付け状態なんでありますが、問題はリアハブがない・・・、ありものを改造となると135エンドものを15ミリ短くして使うか?という発想はありでしょう。

 手持ちのサーリーなんかを見ても、実にやりにくそうなんだよね。なれば、ピスト車のエンドを広げる?

 これはやめよう、今回の一番の縛りは120エンドということなんでね、この条件を外したら、そもそも意味がない。

 調べてみると一般のピストハブにアダプターとしてディスク台座を取り付けるものがある様だが・・・、どこかのショップがやっているものなんで、あまりそれに依存したくはない・・・。

 あくまでも市販のものを利用して、120エンドのディスク台座付きピストハブってできないか?なあ・・・?とウツラウツラ考えていたんですが、突然!もしかして!あいつ・・・?というのが飛び込んできた。

DSC_1802_convert_20180112085646.jpg

 この一見何の変哲もない120エンドのピストハブ・・・なんだが。

DSC_1801_convert_20180112085631.jpg

 ひっくり返すと、こんなスプラインが付いている、これ市販品ね。

DSC_1804_convert_20180112085704.jpg

 これは前から、この形で売られているものなんですわ。此処に何を取り付けるか?というと。

DSC_1805_convert_20180112085803.jpg

 このスプライン専用のコグがあるんですね。その理由は・・・、今を去ることピストブームの際に、ブレーキ代わりに、両足でペダルをロックして、チェーンを介してタイヤをスリップさせる、スキッドという止まり方が一つの形式になっていたんであります。

 その際に、このコグに力がかかって、外止めのロックリングをすっ飛ばしてコグが空回りしてしまう=止まらなくなる、という現象が起きたんでありますな。それはチェーンがねじ山で止められているコグを外す方向に動くんで、こういうことが起きるのも時間の問題だったわけです。

 その対策として、こうしたスプラインに専用コグを取り付けることで、コグの空回りを防止したという、過去のメーカーサイドの工夫だったわけです。

 これを見たとき、このハブのメーカーは、これ一個を作っているだけじゃあない訳であります。当然、ロードやマウンテンのハブも作っている。その時、このマイナーに属する様なピストハブに独自規格でわざわざこんなスプラインを削り込む様なことするだろうか?と当然考えるわけであります。

 そのためだけの量産システムを導入する様な手間と時間と金のかかる様なこと、すると思うか?と考えたんであります。

 此処は絶対に既存の何かを流用するだろう、店主がこのメーカーの者だったら、絶対に流用を考える。では、その流用になる様なものは・・・というとディスクしかないじゃないか?とひらめいたんでありますわ。

 そこで、このハブを扱っている会社の若手に連絡してみたんですが・・・、まさかそんなこと考えたこともないんで、回答できないということ、仕方ないので、実際取り寄せてみる。

DSC_1807_convert_20180112085841.jpg

 これがディスクのスプライン。さて、合うかなあ????

DSC_1809_convert_20180112085902.jpg

 まずは思惑通り、ピタッと合ったわけであります。ほらね・・・、やっぱりこんなところに独自規格でやるはずがない・・・。

 第一関門通過・・・したはいいが。

DSC_1811_convert_20180112085927.jpg

 ごらんの様に、はまったはいいが、これで終わり。つまりハブにディスクははまったが、これを固定することができない、状況なんですね。ロックリングの溝が少なすぎる。

 ではこの溝を少しでも確保するためには・・・、今度はディスク側を削るかするしかない・・・。じゃあ、削ろうか?というわけにも簡単にはいかないんであります。

DSC_1725_convert_20180112085423.jpg


 というのも、油圧ディスクのキャリパーというのは、左右に同じストロークのシリンダー・ピストンを持っているので、意外と幅をとられるんであります。

 ただでさえ120エンドと狭い中に、こいつを入れるんですから、あまり手前に引くとディスクの挟めないところに来てしまうし、逆に近づけると、今度は・・・

DSC_1733_convert_20180112085557.jpg

 ホイールのスポークに干渉してしまう・・・。

 そういうことか・・・、この世に135ミリエンドのピストもどきディスク車はあれど120エンドものがないのは、こういう理由があったんだ・・・。とまあ、思い知りましたわ。

 でもまあ、それであきらめたら、元も子もないんで、ホイールの修正やら、ディスク台座の加工やらして・・・、

DSC_1814_convert_20180112085946.jpg

 なんとか、ロックリングもしつつ、つまりディスクローターも固定しつつ、ミリ単位の調整をしつつ・・・、

DSC_1746_convert_20180112085615.jpg

 120エンドの油圧ディスクピストの完成に至った・・・というわけであります。まあ、この120エンド形式のディスクピスト車は、完成車として是非乗りたい!というのであれば、当店にある鬼のように走る鉄ピスト車で組めないこともありません。

 または、ピストフレームが余っているんで、是非こんな車体に!というご要望にもお応えできます。事前の綿密なミーティングは必要になりますね。

 この展開から、例えば、カラビンカやマキノなんかのガチ系ピスト車に・・・なんて展開になったら、面白いかもしれない、と思いますね。

 何も、ピストでわざわざ油圧ディスクにしなくても・・・と思う方もたくさんいるとは思いますが、ちょっとやそっとではないものが走っているというのは、やはりそれはそれでやはり痛快な訳で、まあ、あくまで一つの選択肢として、柳サイクルさんとご依頼お待ち申し上げますので、大いにご検討ください!というわけだ。

406から415へ インチアップのドミノ



 ダホンの小径がやって来た。20インチなんだが、406のホイール。タイヤの種類は豊富だが、いかんせん同じ20インチでも451とは、リムの径が45ミリほど小さいと来ている。

 どこで聞いたか知らないが、より速く・・・という事で、径のデカイ451のホイールを持ってきて、装着して欲しいということだった。

 装着するだけなら、自分でやればいいのに・・・と簡単にはできない、ドミノ倒しというのが、大抵起きるんだよね。

 DSC_1574_convert_20180110205732.jpg

 このタイヤは1.95インチとかかなり太めのタイヤがついていた。なので、結局は似たような径になるんじゃないか?とも思わなくはないが、交換というのであれば、そうしよう。

 DSC_1575_convert_20180110205742.jpg

 前後ともに451のホイールに変更するんだが、問題が二つ出てきた。

 まず持ち込まれたホイール、リアを見ると・・・。

DSC_1578_convert_20180110205750.jpg

 エンド幅が5ミリほど足りない・・・、つまり135エンドのフレームに130エンドのホイールを持ってきてしまった・・・という事だ。まあ、よくある間違いではあるが、問題はそれを修正できるか?である。

 新生105だとすると、シャフトを交換して・・・というのとはまた別の手がつかえそうだ。

 DSC_1587_convert_20180110205814.jpg

 ホイールのセンター出しは面倒なので、両サイドに2.5ミリのスペーサーを挟んでやれば、それで完了となる。薄いワッシャーが二枚・・・みえるかな?

 これで測ってみると・・・、

DSC_1584_convert_20180110205805.jpg

 よっしゃ!135ミリ達成。このタイプのハブは、シャフトとエンドスペーサーが独立しているので、調整は比較的簡単、といえる。

 そしてもう一つ・・・。

 DSC_1581_convert_20180110205757.jpg

 ブレーキ問題ね。これがディスクなら、ホイールの径はまったく問題にならない。リムブレーキだから、問題なのだ。

 既設のVブレーキのシューを最大限上げても、リムサイドには届かない・・・。こうなると、ブレーキの位置そのものを上げないといけない。

 馬蹄のような形の台座もなくはないが、ちょっと仰々しいな。

 あと考えられるのは、シューの可変性の非常に高いブレーキに交換するというのがある。

 DSC_1593_convert_20180110205839.jpg

 今回は、後者でやってみた。値段は安くはないが、ちょっとした高級感あり、そして何よりも剛性もあるのか、よく効く。この手の適応性を優先してしまうと、本機能が減じられる傾向は致し方ないものだが、こいつは効きもいいと来ている、値段の張るだけのことはあるな。

 DSC_1595_convert_20180110205856.jpg

 もちろんリアも交換して、前後ブレーキ完了。

 DSC_1591_convert_20180110205831.jpg

 これにてようやく、451ホイールの装着が完了となる。

 DSC_1594_convert_20180110205847.jpg

 結果的には大したことのない改造かも知れないが、ちょっとした知識と工具と、パーツの知識が無いと難しいかな?とも思えなくもない。

 DSC_1590_convert_20180110205822.jpg

 これで結果的に速くなるかは別として、気分が違うだろうな。先日購入したばかりの、店のお仕着せ自転車だったものが、自分の志向を載せたものに変身したんだからね。

 日本の産業として世界に名をはせているアニメ系のお仕事か?製作に金が回ってないらしい・・・。末端を大事にしない業界は、長続きしない。

 何はなくとも現場の士気が高くなくては、いい仕事はできない、と思うのはもう店主が古い証拠なのか?

 せめて、こもりがちなクリエイター達が、自転車で、心機一転でもできて、新たな仕事への活力にでもなってくれれば・・・と思う。当店の回りには、アニメ業界の方々がどうも多いらしいんでね・・・。

 自転車屋のアニメができるなんていう時には、色んなヒントになることご教示できまっせ!といっておきましょ!

120エンド ディスクピストの完成



 こいつは正真正銘のNJSものの車体であったんです。細かいパーツ類は別としてね。しかし古い写真だこりゃ。旧店舗の前の時代、団地時代の二代目狸サイクルの時のものだわな。

 この車体を使って、120エンドのまま、ディスクブレーキ仕様にできないか?というのが今回の課題でございます。

 もう世には、135ミリのシングル固定ディスクハブ、というのはあるようですね。その120エンドバージョンがすぐに見つかるか?と思いきやなんと、ほぼなし・・・。

 アダプターでディスクを付けられる台座があるようだが、できれば汎用品を利用してできるに越したことはない、という事で、今回のチャレンジ。

 ブレーキ類は、なんと言ってもテクニカルサポートをさせていただいている手前、TRPしか考えられませんので、それを使用します、ある意味施工実験もかねています。

DSC_1765_convert_20180109192940.jpg

 なんとまあ、このようにピスト車のフォークに、ディスク台座を取り付けました、もちろん柳サイクルさんのご協力の下です。

 DSC_1761_convert_20180109192923.jpg

 フレームのシートステーにも、台座取り付け、そして補強も入れてもらいました。

 そうすれば、あとは載せるだけだろう?・・・・というわけには残念ながら行きません。

 まず120エンドのローター台座のある固定ハブがない。もちろん専用品ね。あるものを使うか?135ミリようのものを120エンド化するしかない。

 後者は早々に諦めた・・・。

 では前者は?こういう時に働く勘は鋭いわ、まだね。

 あったんだよ!流用できるやつが・・・、まずは基体がないと、改造もできないんで、大喜びなんだが、それからの道がまた遠い。

DSC_1735_convert_20180109192720.jpg

 とりあえず、ホイール組んで、仮載せしながら調整したんだが、どうも思った以上に、ディスクのキャリパーの幅の厚さに、往生しましたわ。

 確かにシリンダーにピストンを両サイドに持たなければならないんで、それなりの幅になりますな。

 この写真でもわかりにくいが、外掛けしたスポークの出っ張りが、シリンダー本体に干渉してしまいホイールが回らない・・・という事態が起きた。

 ケケー・・・、困った・・・。ディスクは固定できたものの、ホイールが回らないんじゃ、話にならん・・・。

 またそこから、色々試行錯誤が始まった。

 DSC_1757_convert_20180109192849.jpg

 とりあえず、このような形に収まったわけだ。もちろん干渉なしに回るよ。

 DSC_1760_convert_20180109192905.jpg

 こちらから見ると、普通に付いているようだが、色々と苦労はあった。

 DSC_1762_convert_20180109192931.jpg

 最終的にはこれ、ホイールの組み直しということで、解消。つまりディスク側のスポークはすべて内掛けで、出っ張りを外す意味で組み直してみたんですが、なんとかかすりもせずにできたようであります。

 他には、書いてもわかりにくい、マニアックな問題はいくつかあったんですが、それもなんとか・・・解消。

 DSC_1754_convert_20180109192825.jpg

 ディスクという以外は、結構正統派でくんだつもり。このヘッドパーツもNJSものだな。

DSC_1753_convert_20180109192817.jpg

 ステムもクイル系。

DSC_1755_convert_20180109192833.jpg

 クランクも、暫く使わなかった、ピスト専用クランクを取り付けてみた。

DSC_1756_convert_20180109192841.jpg

 チェーンもピスト物、黒銀の見た目は悪くない。

DSC_1752_convert_20180109192809.jpg

 そうそう、こいつが油圧のブレーキレバー。長いねえ・・・、ステム短くしようかな?と思うくらいです、でも握りは悪くない。

 DSC_1748_convert_20180109192736.jpg

 そして、こいつがディスクブレーキ専用のリム、DTだぜ!しかもこいつはあの名作585の後釜に来るものだ。精度はいい。ディスクなんで、外周が軽い感じがするね、もちろんまっすぐにちゃんと進む、さすがに後継者だけある。リムブレーキ用もあるので、こいつで手組も大いにあり得るわけだ。

 DSC_1766_convert_20180109192948.jpg

 オフザフロントのバーテープ・・・、昔のもの外してまき直す。こういう感覚わかる方、少ないかも知れないなあ・・・。

 DSC_1745_convert_20180109192728.jpg

 とりあえず、完成、デモ車です。

 再塗装してありますが、正真正銘NJSのピスト車体を油圧ディスクブレーキに改造した、バージョンの完成です。

 余っているピストフレームに油圧ディスクを取り付けてみたい、なんて夢のような願望がある方、なんとか叶えることができますぞ!柳サイクルとのコラボにて、ピスト車体をディスク車体に・・・!


 しかし、昨年十月の台湾行きはデカかった・・・。まさかこんな展開になるとはね。まじめな固定ギアファンは怒るかな?まあ、元々プロ使用の車体で街道走ることからしてふざけた話でもあるので、まじめで安全であれば、おふざけやいたずらは、新たな展開、またはモードへと動く可能性もあるやも知れない、といことで、お許しを!

 もしや、!!!!ときた方は、まずはご相談よりです!

少年オヤジへ!



 このホイールが壊れたと連絡が入ったのが、一月一日の朝でありました。初日の出サイクリングでのトラブル?なんて一瞬どきっとしたが、そうでもなかった様だ。

DSC_1581_convert_20180108131713.jpg

シマノの完組ホイールのため、スポークも特注もの、調べてみたら2003年のもの、さすがにスモールパーツの在庫はなかった。

DSC_1583_convert_20180108131720.jpg

 スポーク自身もなかったが、それを支えるスペーサーの様なものもない。

DSC_1584_convert_20180108131728.jpg

 これだから完組は・・・といってもずいぶん走っただろうから、十分元は取ったんでしょう。今回は、似たような黒リムで新たに組み付けることにした。

 DSC_1790_convert_20180108131817.jpg

 前ホイールはまだ使えそうなので、走れるまで走ってもらおう。

 DSC_1787_convert_20180108131746.jpg

 リアホイールは、ティアグラレベルのハブに、シャフト交換して、30ミリのリムを使って、組み付けた。これならたとえ二十年後スポーク折れが生じても、直せるだろう。そこが一般部品を使って組み付ける、手組ホイールのいいとこだ。

 DSC_1788_convert_20180108131758.jpg

 しかし、この自転車を見てウスウス感じ取っている人もいると思うが、これは改造実用車なのであります。それなのに、こんなすピナッチのようなハンドルがついている。改造自転車で、すれ違うサイクリストから変な目で見られつつも、犠牲にされていない走りとスピードでかっ飛ばす!

 密やかなオヤジの楽しみを乗せた改造号なんであります。

DSC_1789_convert_20180108131808.jpg

 しかも輪に輪がかかっている。このかごは普通のかごと思うなかれ。まあ、付いているもの自体は、普通のかごなんだが・・・。

 このかごは幼児用のため小さく、なぜか太い枠が使用されているため、非常に剛性のあるかごとなっている。

 そのため、そこをつかんで走ると、完全なエアロポジションが取れる!ということだ。オヤジの密かなエアロポジション・・・。

 無駄に金かけるだけが大人の遊びじゃない。どんなことにも揺るがない自分自身の楽しみを強固に持っている、何者にも影響されないその堅固さが、ある意味大人の遊びとして最強のものかもしれない。

 もちろん、どちらかといえば、控えめで、派手ではないおじさんなんだが、自足感は半端ではない。

DSC_1791_convert_20180108131826.jpg

 ポジションも出ているので、本気で踏んだら、相当だろうなあ。ロードレーサーも持っている様だが、普段使いで気軽に走れるこいつにも、より以上の愛着がある様だ。

 DSC_1784_convert_20180108131738.jpg

 ほらね、やってくれるでしょ?泥よけまで付いて・・・。

 こいつで颯爽と帰って行く後ろ姿は、いい年した少年であった。名付けて少年オヤジとしよう。

 折しも、同じ日にある一台の納車があった。

000DSC_1456_convert_20171221002203.jpg

 これも先日紹介した、改造ママチャリだ。乗るなり、しゃれこうべから笑顔になっていた。皮一枚の表面的な笑顔ではない。なんて楽しそうなんだ?もしかして、初めて二輪に乗れたあの感激の二番目・・・位の衝撃だったのかな?というくらいに。

 こちらもいい年をして、最高のお気に入りの自転車を手にした様な少年のような、それでいて静かなはしゃぎ方だ。

 嬉々として、誠に嬉々として、遠く埼玉の自宅まで帰って行った。

 真冬ながらもたおやかな日差しに満ちた、最高のサイクリング日和だった。

 偶然かと思うが、その日二人の少年オヤジが、決して高価ではないが、自分で自分の楽しみを楽しめる大人の少年たちが、当店から帰って行かれた。

 その後ろ姿を確認しながら、最高の幸福感に満ちあふれた店主が一人取り残されたのだ。

 もう少し、自転車屋というものを続けてみようか?と思った。

子供自転車を 大人仕様に



 小学生の時子供が乗っていた自転車があって、もう高校生になり、一台完全に空いてしまっている。

 これをお父さんが乗れないか?という話。いい話じゃないですか・・・。

 こう見ると、いかにも少年マウンテンですね。これをお父さん仕様にしていく。

 DSC_1770_convert_20180106220602.jpg

 要になるのが、ここサドルピラー回りだね。でも、通常ここは大人の実用車と同じ25.4なんで、大人用のそれに交換すれば、ほぼ問題は無くなる。
 
 ここをあたかも変更不能の特殊パーツのように偽装しているところが、自転車を学年とインチで買替え需要を得ようとする自転車業界の戦略なんだろうと思う。大手は大変だ、なんせ数千人の従業員を喰わせにゃいかんのだから。

 DSC_1572_convert_20180106220458.jpg

 ここがある意味決定的で、ここさえなんとかなれば、あとはフレームの強度を見るなどして、大人の重量に耐えられそうなものは、大人用転用となる。

 DSC_1575_convert_20180106220522.jpg

 あとは、子供自転車の華奢のブレーキは、しっかりしたものに取り替えた。

 DSC_1769_convert_20180106220554.jpg

 チェーンなどの消耗品もこれを機に交換しようね。

DSC_1574_convert_20180106220514.jpg

 あと、今回の変更でいかにも大人用転用というのがある。

DSC_1771_convert_20180106220610.jpg

 多分だがサッカーボールように付けられたようなカゴ。この形状はそれ以外には、あまり役立ちそうもない。

 しかもお父さんは、教育関係の方。鞄はデカイ・・・、横に広いと来ている。例え通常の大人用の鞄だとしても縦にして入れなければならない、あれって意外とストレスになっている人っていると思うなあ。横の物を縦にすると、中の荷物がゴソッと動くあれね。

 パソコンやら、弁当やら、書類やらが中で渾然となるあの感じ・・・しょうがねえや、と無視はするがじつはねえ・・・というといことありますな。

 その点当店は、意外とそろえているのが各種カゴの形状。店主の裏趣味は実はカゴ集め・・・、ちょっと変なのが出ると実物取り寄せるという変な癖がある。

 今回もドンピシャものを用意した。

 DSC_1576_convert_20180106220530.jpg

 ジャン!学生鞄ようにもつかえる、横長カゴだ!

 たぶん推測だが、さて乗ろうと、鞄を横のままドッシリ据えられた時、なんか今までいかに裏で我慢していたかがわかる瞬間だと思う。カチッとはまる、これだよなあ・・・・と思うに違いない

DSC_1772_convert_20180106220617.jpg

 あとこの意味不明のメーター・・・なんか用立っていたのかな?

 DSC_1577_convert_20180106220539.jpg

 スッキリ外します。

DSC_1573_convert_20180106220506.jpg

 あと、急の雨にも対応ということで、着脱式泥よけを取り付けて完了。

 DSC_1569_convert_20180106220449.jpg

 子供っぽさが残りつつも、機能は大人が乗っても十分な通勤号に変身となりました。意外と丈夫だろうし、またバカにできないくらいに走るんだよね。

 世の中に子供自転車、大人自転車というのがあるんじゃない。その体格に合わせた自転車があるだけだ。大人であっても子供サイズの自転車が合えば、それはそれ。「子供自転車」として作られても、利用する大人の体格に合わせれば、難なく乗り続けられるということだわな。

 そういう風な目で見ると、物置や軒下で埃を被っている自転車達も、実はまだまだ役に立つのかも知れない、実際役立つ場合が多いしね。しかも古ければ古いほどに、ものがいいなんてことも大いにありうるわけで、見方と発想を変えて、その道の餅屋に聞いてみれば、ボロきれも、ボロ屋も、ボロ自転車もみんなスゲー再生力を持っているかも知れない。

 そんな視点の掘り起こしなんかを今年も飽きずにやっていこう、自転車だけでなく、リサイクル軍団を組織して・・・か?

エースによだれかけ?


先日出て行きました、当店一推しDT585の手組ホイールです。

こいつは言わずと知れた、エース級の当店手組ホイールなんでありますが、リム自体はもう製造が終わっているので、あとは問屋在庫か、ショップ在庫に頼るしかない、という事になっています。

 後任の511というのもありますが、ディスク用のがありまして、ワンペア試してみたんですが、まあいいですね・・・。

 今回585を出してみて、改めてこのリムのすごさを体感した次第、であれば、仕入れ上許される範囲で、28ホールならまだ入手可能なので、ハブを調達しつつ、長期戦へともっていけないか?と考えてもみる。

 DSC_1562_convert_20180106193623.jpg

 そんなわけで、数本衝動在庫!どういう形で出していくか?ですな。

 で、今回このエース級なんだが、出荷した当日、内部原因のパンクが発生。調べてみると、チューブのバルブ付近内側に、少し裂けたような傷を発見。

DSC_1564_convert_20180106193631.jpg

 もしかして、バルブホールとリムテープの間に隙間でも空いていたのか?という事で、その上から再度、別のリムテープを施して、チューブ交換して、再出荷したという経緯があったんだが。

 後日、これをはいてツーリングしていた出先から、どうも気圧が少しずつ下がっている・・・という連絡が入る。

 極たまーになんだが、ホイールの何らかの内部事情が原因のパンク、スローピングパンクというのが連続することがある。この原因特定が実に難しい。

 リムホール回りのバリの点検とあれば削除、オーストラリアの安リムには何度もあったが・・・、中には切り子までね、DTのこのクラスとなると、まあほぼない、といってもいいでしょうな。

 あとはリムテープのズレや亀裂。そこからリムホールに高圧をかけられたチューブが侵入していってバーストを起こすという案件もよくあること。

 古いリムや、弱いリムテープに起こりがちなんだが、今回はすべて新品だしねえ。

 あとはタイヤ内に、静かに潜んでいる針金等の侵入物。ザックリ入っているものは、すぐに発見できるが、小さいかけらや破片のようなものが、タイヤに斜めに入っていたりすると、表からも裏からも、なかなか気づきにくいことがある、こうしたものが、スローピングパンクを誘発するということも今までにあったことだ。

 DSC_1781_convert_20180106202020.jpg

 あとはこのタイプのバルブ。通常はフレンチ系に分類されるが、別名イタリアンバルブとも言われるらしい。

 DSC_1782_convert_20180106202030.jpg

 このようにバルブのコアが着脱できるタイプをそう呼ぶのだそうだ。これは超ディープリムなどにバルブを通す際、延長ものが必要になるが、このように先端を外して中間に延長ものを装着するのに大変便利な構造になっている。

 ただし、着脱ができるということは、緩む可能性も大ありということで、ここから少しずつ空気漏れを起こすことも大いに考えられることだ。

 かつて、なんかこのチューブラー空気抜けが早いんで・・・といって、捨てられていたものを拾っては、ここを締め直してちゃっかり使っていた若き日と思い出す・・・。

 初出荷の際に、バーストしたという前科を持つホイールだけに、スローピングの疑いが出てきたとなると、穏やかではない。またしても、内部理由の何かがあるかもしれない・・・、当店のエースだけに、なんとか原因を特定して、名誉回復しなければならない!

 と再度持ち込んでいただいた。

 そして、まずは10気圧を入れて、一晩待つことに。

 DSC_1561_convert_20180106193614.jpg

 その翌日、まずは手にて点検・・・、んん?結構固いぞ・・・。

 でも主観的な情報ではダメなんで、気圧計を使って、内部を測る・・・、10気圧ある・・・。減ってない・・・。

 うん、もう少し時間をおいてみることにしましょう。

 24時間経過後、再度測るが目立った気圧の変化なし・・・。

 間に、これをはいての試し乗りを数キロ行いつつ、気圧の変化を見るが変化なし。

 ついに一週間目立った気圧変化なし、という状況のままでありました。例えば気圧計で測る際、多少漏れが出る・・・なんてことはなかったのか?など色々考えてみるが、結論は出ない。

 やはり、それにしても、最初のバーストが引っかかる、その際別の新しいリムテープを施したが・・・、仮に漏れがあったとすると、何もしないで戻すのもなんだなあ・・・。

 そこで、かつてやっていた、よだれかけ作戦を仕掛けることにした。

DSC_1565_convert_20180106193639.jpg

 このバルブの付け根によだれかけ、という補強をしてやるんです。

 DSC_1566_convert_20180106193647.jpg

 このように、同じ径の廃チューブを開いて、穴を開ける。穴は極小の穴の方がいい。パンチで開ける必要は無い。

 DSC_1567_convert_20180106193655.jpg

 そしてバルブにその穴を通して、ちょうどよだれかけのように、被せてやる。穴が極小だとバルブギリギリまでゴムチューブがしまり、補強となるので具合がいいのだ。

 そして戻して、再度10気圧入れて、持ち主の方にお戻しする。

 まあ、気づいてできることはほぼすべてやったので、あとはこのままうまくいってくれることを祈るのみ。

 なんと言っても、28ホールを組み込めば、もう暫く続くであろう、当店の手組ホイールのエースなのだから、トラブルフリーで完璧であってもらわないと、困るのだ!

 さて、今後、ハブを選定してから、在庫が続く限り、DT585ホイールは組み続けますので、あなたもホイールの神話構築に荷担しませんか?なーんてな。

 改めて、すごいホイールだと、確信しています!

自転車だけじゃあね・・・



 昨年暮れ頃送られてきた、今年のカンパニョーロのコンポ類には、お前は既に死んでいた・・・とすら思ったわけだが・・・。

 時間が経るたび、その痛手のデカさを思い知るに至る・・・。

DSC_1776_convert_20180105225545.jpg

 本当こんなんでいいの?とすら思う、いや、ダメだと店主は思うんだが・・・。ご来店のお客さんの中でも、それはないよな・・・という方は少なくない。

 上級コンポなんの違いがあんだか知らない、スーレコやレコードらは、F1のレースコンポだから、ご勝手に。ズーと下がって、ポテンザ?何でこんなの作ったの?まあ、いいやこれも勝手にどうぞ。

 ベローチェ君さえあれば、まあ、あるタイプの鉄フレームの活かし方としてはありだから、がんばってねー・・・と思っていたんだが、今年はそのベローチェを外し、出戻りケンタウロ11sなんてもんを出してきた。

 上下の写真、ほとんど区別つきません、こんな近似のコンポを作って何考えてんの?自分たちが作ってきたイタリアの伝統美をそんな簡単に外していいのか?

 いやマジで困った・・・というのがマジなんだが、勘弁して欲しい・・・。こうなったらベローチェ復興運動でもやりますか?とすら思うんだが・・・。

 しかし、ふと思うと、何でこんな事態にいとも簡単に低落していくのか?単に売り上げの問題なのか?他に、5アームのクランクがこの世にあってはいけない理由でもあるのか?

 こんな重要なことが、どこぞの会社の一角内で決められ、それが今年のコンポでござーい!と提供されるものをコチラは口を開いてそれらを受け取るしか無いのか?

 正直言うと、この店主はクロモリフレームに、4アームなんか付けたかネーよ!もちろん希望する方には提供しますよ。でも、自ら進んで作りたくはない。

 なんでか?かっこよく感じられないから・・・、以上。

 何でこんなことが起こるのか?いとも簡単に起こってしまうのか?こういうことを考えてみたんであります。

 なんででしょう?

 一つ思いつくとすれば、コチラ組付け側、自転車店・・・側に何らかの責任はありゃしないか?ちなみに、当店は一年でどこくらいのベローチェを仕入れるんだよ!と言われると、まあ・・・それは大した量ではありません・・・としか答えようがない。

 でもね、4アームものはまだ仕入れていないんだよ!と言い返せるが・・・。

 まあ、ある製品流通の決定がなされるには、経済原則が介在するというのはあるだろうと思う。でもね、今までのベローチェの売り上げと、これから出るであろう出戻りケンタウロとの差が開くとは思えない・・・。それとも生産時の経済性か?

 それはいいとして、経済原則だけではない、これほどの軽薄な!と思える経営判断がなされる背景に、こちらサイド、自転車屋サイドに何らかの責任は無いのか?と問うてみる価値は大いにあるだろう。

 たぶんそれは、自転車屋が自転車しか見ておらず、自転車しか作ってこなかったことに対する、メーカー支配率の高さが原因の一つでは無いのか?と思えないか?

 新しいコンポができると、大手のメーカーは製品の説明会を全国各地で開いたりするようだ。店主はもうかなり行っていない・・・が。

 そんな会場で、「11速とか、ディスクとかもいいけど、もう少し普通に大人が自転車を楽しむためのコンポってないの?」とか言う声は上がるんだろうか?

 つまり、メーカーから作られてくるものを一方的に受け入れて、そのアピールの説明を聞き入れて、新施工を習って帰る、質問もその範囲内でのものに限ってしか出てこない・・・のではないか?

 組み手・売り手はメーカーに言われるままに、新製品を使わざるを得ないところになんの疑問も持たない・・・、そういう風になっているんじゃないか?

 自転車屋というものが、メーカーの企画したフレームに、コンポメーカーの企画したコンポとホイールを組み付けるだけだとしたら、早晩手先の器用なAIなどが登場すれば、閉店せざるを得ない。

 自転車屋が自転車しか見てないで、唯々諾々と自転車を組んでいるとしか思われていないから、メーカーはメーカーサイドの都合でしか、もの作りをしなくなる、のではないか?などと乱暴な立論をしてみる。

 もっと自転車をより文化として捉えて、活動しているとしたら、こういう事態には簡単に陥らなかったのではないか?なんて思わなくもない。

 DSC_1778_convert_20180105225559.jpg
 
 ピスト車だが、これは自転車だけの広がりでは無かった。それ自身が安っぽいか否かは別として、車体としての自転車だけでなく、その背後に何らかのスタイルというものを背負っていたように思う。

 このブームが持ち込んだものは、自転車パーツに今をも残る影響を与えていった。

 DSC_1779_convert_20180105225606.jpg

 黒と銀しかなかった自転車パーツに色を持ち込んだのである。殺風景だった自転車パーツカタログが、これを機にカラフルになっていった。

 競技志向、ツーリング志向という二つの主流しかなかった中に、美容師、デザイナー、ファッションという別分野からのセンスというものが、それの指標になる「かわいい」という言葉とともに、自転車界に流入してきた。

 いくつかの問題は別として、自転車を単なる自転車だけでなく、一つのスタイルの象徴として浮き彫りにさせたというのは、それまでにはほとんど無かったといっていい、手法だったのではなかったか?

 翻るに、このようなある種のスタイルというものをバックボーンに、もし自転車文化というものを成り立ちせしめていたとしたら、果たしてメーカーはメーカー都合をのみを優先してもの作りはできないだろう・・・。

 もちろんレースコンポはより早くより軽くという原理があるので、その原則に従ってものを作っていけば、レーサー達は有無を言わずそれを受け入れ、試し、実戦投入することに躊躇はしないだろう。

 しかし、速さだけ、勝負だけではない、より多様で、深遠で、訳のわからない文化領域としての自転車に関わるのであれば、ことはそう簡単に判断できるものではない。メーカーも、自転車屋サイドも相互に仕掛けあい、乗り手もその挑発に乗り、また乗り手より厳しい挑発も受けるという、時にピリピリした緊張関係の中で、自転車というモードが決まってくるとしたら・・・。

 一つのスタイルの提案、時に生き方の提案にもなり得るような世界を構築した中に自転車という物を置いてみる、そういう見せ方を果たしてしてきたのだろうか?物だけではない、意味の空間の中に自転車を置くこと・・・。

 詳しくはないが、そもそもブランドという事の発端は、こういうことなんじゃないか?と最近うつらうつら考えることがある。衣服などに比べると自転車はまだまだ甘い。そこに葛藤やテーマがないから、意地もない、せいぜい安全に乗れる物しかないから、メーカーに軽薄な判断もさせてしまう、つまりはなめられている・・・という事なんじゃないのか?

 さあ、今年からは、モードだ、スタイルだ、ブランドだ!多角的で重層的な意味の空間の中で、どう自転車を置いて見せていけるか?その辺が勝負になりそうだ・・・、なーんて、デカそうなことをほざきつつ、明日も西東京の一角で、ディスクブレーキの音鳴りに混迷するんであります。
 
 でも黙っていたらなめられる、カンパの本社にでも、英語でいいんで、プロテストでもしますか?スタイルを考えつつ・・・。

音が鳴る!どうにかしないと・・・な

000 DSC_1291_convert_20171121221749

 足かけ二年のお仕事です。昨年十一月に持ち込まれた車体なんですが。オイル交換の甲斐もなく・・・、

000 DSC_1293_convert_20171121221758

 元々エイビットだったリアブレーキを・・・

 000 DSC_1294_convert_20171121221806

 シマノものに交換した、という経緯があった車体なんですが。音鳴りが当初からしていたわけであります。

 こういうのって馴染みが出ると消えることもあるというので、ちょっと時間をおいてみてもらったんだが、どうも音が消える気配なし、という事で再度持ち込まれたんですが、ブレーキの音鳴り・・・、キャリパー系統のブレーキなら、何とかしようがある中で、ディスクでどこまでできるか?なんだよあな。

 TRPのサポートをする店となったからには、この手の案件には答える術を持たないと話になりませんのでね・・・。

 いくつかやってみたわけです。

DSC_1562_convert_20180105202450.jpg

 まずは・・・、エイビッド製のローターをシマノの純正コンビにするということです。このシマノ製のキャリパーなので、

 DSC_1563_convert_20180105202457.jpg

 シマノ製のローターに合わせてみました。さあ、どうだ?!

 音鳴りはまったく消えません。特にスピードが遅くなると、ブオーッというデカイ音がします。適度にブレーキかけて走ると、この音が連続して、まるで昔の豆腐屋がラッパを吹いて走っているようになります。

 まったくだめだこりゃ・・・。

 そこで、パッドを外して、徹底洗浄。元々パッドの面が黄金であったことを発見。もちろんローターの方も、シンナー等で脱脂。

 さてどうか?鳴る・・・・。

 ホイールのガタなども取ってみた。まだ鳴る・・・。

 色々調べてみても、説は百花繚乱。片っ端から試してみる?まあ、玉石混淆なので、すべてやる価値はない。

 その中で・・・、

 DSC_1561_convert_20180105202442.jpg

 こんなものものを発見、取り寄せて試してみようとすると、説明書きがよくわかりにくい。

 パッドの側面よりたれない程度にかけて、決してハッドには塗らないこと・・・て?どういう意味だ?側面よりかけてもパッドにはかかるだろう?仮に側面にかけて、ハッドのかからないで、どうして効果あるの?

 この手のケミカルには、神がかったような効果のあるものがあるため、その使用を間違えると、全く効かなくなるものもある。なので、何度も読んでみるが、その真意がわからない・・・。そこで、新年早々カスタマーサービスに電話してみた。

 結果、側面から噴射して、パッドにはほんの少しだけ霧状に被ればいいということだった。あとはローターに付着した分が徐々に伸びるようにパッド面に広がる、その感じが理想なんだそうだ。

 なるほど、だったら、どう読んでも記述違いだろうな。

 「パッドの表面に少量かかれば、本品は効きますので、側面からのみおかけください。パッドを外して、表面よりかけますと分量上過剰となりますので、おやめください。」くらい書けよ・・・。

 そして、やってみる。

 音量は減る、確実に減る。でもまだある。二度、三度とかけてみる、徐々に音は小さくなるが、まだ聞こえる・・・。

 リアブレーキ単体で止まろうとすると、最後の方で音は出る。どんなにやってもこの状況が変わらないようだったら、前ブレーキ7、後ろブレーキ3の割合でかけてほしい、と進言してもいいが、まだ納車には時間があるので、もう少し試してみようと思う。

 こうやって施工経験にしながら、専門性を上げていく、これしか無いな・・・。なんとか改善させて、お互いのためにまでもっていかないと・・・だな。

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて十年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp
  tohke@pdx.ne.jp

カテゴリー
リンク
月別アーカイブ

カウンター