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宮古の潮風より |
![]() 宮古といっても、東北ではありません。 琉球弧の宮古島のことであります。ここの島も歌の島でね、すごい数と質を誇る歌舞音曲があるんです、奇跡の島といってもいい。 トウガニー・・・なんて最高峰の歌かも知れない、なんて思う。 その宮古の潮風に乗ってやって来た、フレーム。 ![]() もとは京都の出身、岩井さんのガンウェルではありませんか。 宮古の隣の島から・・・といっても相当離れているが、石垣島出身で世界的な足を持つ新城君がでたが・・・。この八重山も歌舞音曲の宝庫・・・といっていいところ。あまり好きないい方ではないが、日本が最も世界に誇れる地方である、と思いますよ。 もし、離れ小島に一冊の本と音楽を持って行けるとしたら?なんて下らない質問には、阿含経典と八重山の歌だろうなあ・・・と店主は応えるかも知れないなあ。 話を戻すと、宮古島出身の競輪選手がいたらしい・・・。旭という沖縄出身の強い足がいたのは知っていたが・・・、ナークンチュでいたとは。 ![]() 何の縁があってか、そこから潮風に乗ってきたんだな。潮風だけあって、サビはすさまじい、そして島は懐かしい。 ![]() ここで乗り続けるとしたら・・・、言ってみればプロ野球の選手からバットをもらって、それを草野球で使うのと同じだぜ!なんて名言残したパンチサイクルの北島さんがいらしたが、お元気かな? ![]() すごいのがフレームだけじゃあない、潮風の影響はすさまじい。それだけにすさまじく懐かしい。 ![]() 鉄は錆びるよね・・・って、鉄だけじゃあない・・・。 ![]() 今でも最高の回転を誇るが、外側はアルミの白カビならぬ、白さびが湧いている。なるほどかように島は懐かさん。 ![]() おお、フリーがついている・・・、でも錆びている・・・。どうしよう、固定に乗る? フレームは、再塗装・・・といきましょうか。 エエ?乗るだけじゃあダメ? ![]() 大森さんの仕事に貼り付いて、質問飛ばす方。この方こそ、あの一世を風靡した名曲宮古の風のウタサー、西東京の歌姫、サットコドッコイ、さんではありませんか! 貴女ともあろうお方が、元プロ競輪選手のピストフレームを受け継ぐとは・・・。 何がどうしたか、ここ最近自転車にはまり込んでしまい、実用自転車で一日に多摩湖2往復したり、羽田まだ走ってみたりと、その内側の質量の多さを予感させる方。それがまたどこに向かうかわからない、というのが、このお方の本当に面白いところ。 チラ見せすると、自転車一台くらい、自分で組んでみたい・・・とね。 ここだけの話、苦労ばかりかけているという、ご亭主に秘密プレゼントを狙いそうであります。 どうぞ、当店をお使いくださいませ・・・。また一人出入り人が増えそうだ・・・。 |
自己検分 汝自身を知れ・・・ |
![]() 一見無傷のようですが、接触事故に遭っていますので、点検のために、やって来たんであります。 ![]() 鉄フレームですんで、計測、修正が可能ですんでね。まずは計測のために、すべてパーツ類を外します。 ![]() 柳さんに渡しまして、治具に固定して、要所を計測します。 ![]() アルミやカーボンフレームではできない・・・、少なくとも当店回りではできない芸当でありますが、逆にいかに鉄フレームが、再生可能化素材なのか、ということの証明なのではないか、と思っています。 ![]() 事故後の保険会社との見積もりでは、このような検分写真と、計測結果、修正方法などの提示を行います。これ以後施工するか否かは、保険会社との間での折半という事でもあります。あって欲しくはありませんが、万が一事故が起きた場合には、このように自転車の立場としてできる限りのことは、いたします・・・、という事です。 ただし、こうした計測行為自体で、相当の手間が入りますので、その分の請求はさせていただきます。 その後、保険会社との間での交渉が進みますと、 ![]() 破損パーツの交換、今回などは前後ホイールの修正にちょっと手間がかかりましたが、全交換せずにパーツとしては復帰することができました。フレーム自身も誤差レベルしか狂いがなく、今回の事故によると見られる破損などは見当たりませんでした。 組み付けて、安全点検のために乗ってみると・・・。実によく考えて組み付けられた車体であることがわかります。 乗り手は、相当ベテランのサイクリスト。相当ベテランというと、それなりに齢は重ねておられます。なので、若い頃からのご自分の変化を十分に、捉えた中でのスペックとなっていますね。 ![]() 保険としてのトリプルをお使いで、たぶん若い頃はQファクターだなんだでこだわりはあったと思いますが、今は長距離を流して乗るために、もしもの際の保険としてのトリプルインナーをお持ちです。ほとんど使ったことはないながら、これがあるのと無いのとでは心理的な負担変わってきますね。大いにありの選択肢であると思います。 ![]() エントリーモデルに機能的手抜きのないシマノならではを使用する発想、ごっつくて壊れにくい・・・、これで十分・・・。 ![]() 浅めのドロップハンドルに、フラット部分の長いものを選択、ディズナいいとこ取りですね、しかも登りや、平坦でも披露した際のエマージェンシーポジションに余裕を持たせたエイドブレーキの選択。このハンドルどこを持ってもリラックスして走れる形状をしています。 もう、一定の歳なんで、決して無理はさせず、快適に長距離をそこそこのスピードで流して走る、ホイールにはちょっと金かけてのそのアンバランスなバランス感覚が、ちょっとやそっとでない、成熟したサイクリストを暗示させてくれます。 ![]() もう一度見てみます?サドルは長年自分の骨盤にあわせて型を付けたブルックス。どこをとっても無理がない、見栄もない、自身にとってここぞ!という金の使いどころが粋で、何よりも自分自身をよくわかっているとしか思えない、自転車の組み方をされています・・・、これには脱帽ですね。 こういう自転車というのはちょっとやそっとでは組めません。自転車を知り、何よりも自分の分を知る・・・、そういう深い配慮の中からでしか、こうした自転車は生まれてこない。 金のありそうな高齢者をつかまえて、分不相応なスペックで乗せるなんてことは簡単なことなんです、おだててゆすればいいだけなんですから・・・。 でも、当店の目指すところは、そういう所ではありません。ご自分をわかっておられる方、予感されている方にとっての最適な一台は何か?というところで、一緒に悩んで作っていきたい・・・ですね。 でもまあ、この手の達人レベルの方が来られた場合には、すべてお任せで、こちらは手を動かすのみ・・・ですが。 東京ベントス、というご当地ロードレースのチームに愛情と深い理解を示し、当店のような店にも好意を持ってで入りしていただける、ある意味正真正銘の自転車仙人・・・かもしれない方ですね。 店主などよりも、より濃い霞をご所望されているようであります、ハハー!! [Read More...] |
Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。
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