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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |2018年03月 tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

珍客万来



 ブルックスのサドル後ろに、S字フックのようなものが2本でています。どうするんだろう?

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 なるほど、革系のバッグをサドルの後ろに付けたいわけね・・・。とご近所さんが、工房を訪れ、万力等を使って加工を始めました。何度もご来店で、店内を熟知されていること、手仕事に慣れているなどの理由で、ご自由にと。

 あわせては、また工房内で加工して、装着してはまた微調整を繰り返します。

 たまに、万力の使い方など、店主がちょっかい出したりもしますが、基本ほったらかし。おお、徐々に進んできますなあ・・・。

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 少しずつ形になってきますが、改良に次ぐ改良なんで、ゆっくりね。そもそも既製品買えばいいじゃないか?と単純に思う人もいるが、これがまた面白いんだなあ。

 それに、自転車用に作られたものっていうのは限界がある。そんなこと全く関係ないところで作られたものの方が、自由で選択肢の幅は無限に近い。そうしたものから何かを選んで、それが自転車につきさえすればいいんだ。できれば機能的で、美しく付けられるに超したことはない。そこで工夫がいる・・・、その工夫の過程がまた面白いと来ている・・・。

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 鉄枠が広がらないように、こうして横木を入れるといいんじゃないか?と、そこまで考えて用意してきた。

 なら、木に穴開けて通せば?なんてまたちょっかい出してみる。

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 ボール盤をセッティングして、おくと自分で穴開け。こんな感じでまずは1日目は終了。

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 この木は、100円ショップの麺棒を利用。金属あわせで、パイプなんて使ってみるのもいいかも・・・、もう少し金かけて、アルミの無垢棒なんか使ったら・・・なんて次の話までして盛り上がる。

 店主も、仕事の片手間、どうなりました?ヘエ・・・そうか、・・・ならこっちの方が・・・とか、結構口出し手出し・・・。

 そうこうしているうちに・・・。

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 こんなものが登場?

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 さーて、何でしょ?

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 わかった方いるかな?たぶん多くはないね、次の角度から、なるほど!となるはず。

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 じゃーん・・・、わかりました?

 これは空母の模型なんだそうです。で、何しに?

 塗装になんです・・・、なんと・・・。

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 もちろん店主がするわけありません。ブース貸しであります。ご自分でどうぞ!

 これが空母の滑走路ですね。マスキングのあとがあって、これを剥がすと白い文字が浮き出るということね。

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 外に出して、塗りむらなどを確認。

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 吹いたあと、中で乾燥、外から様子を見る・・・。何度も繰り返していましたね。

 模型といってもタミヤのようなプラモデルでなく、ケント紙と発泡でできた素材を重ねて自分で一から作るというのが、すごいよね。

 来週もまた来られるとか。完成が楽しみであります。

 当店はこうした文化活動にはかなり寛容なんであります。ただし、誤解していただいては困るので、誰でも気軽に、というわけにはいきません。ちゃんと常識・良識をわきまえた一定レベルの技術水準のある方に限りますよ!

 という事で、当店では、物を買うだけ、修理の依頼する人だけがお客じゃないんです。こうした珍客さん達もまた、重要なお客さんなんであります。
 
 色んなご縁と情報を持ってきていただけますんでね。

 その内ですが、店主が手が動かなくなったら、日曜お父さん工作教室、貸し出し工房・・・なんてやってもいいかな?もちろん自転車中心ですが、周辺分野まで製作OKなんてね。

 ものを作ろうとする人は面白い、そして面白い人が集まることは、もっと面白い。そしてそして、楽しい仕事はそうした面白い土壌からしか産まれない。

 資料改竄して、人を人とも思わない、人を育てない、人を使い捨てるような労働を許しておいて、面白い仕事など、人を活かす仕事など出てくるはずはない!出てきようがない!魅力的なものが誕生するはずがない!

 何か間違っている、どこか大いに間違っている、大丈夫か?この国は?本当にこれでいいのかこの国は?

 まあ、甲斐性の無い人間が国など論じても無駄か?なれば、有縁を向上させるために動くしかない、それしかあるまい。この小さい工房でも、できることはある、確実に・・・。
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通勤最強説! タンナスざんす!



 機能重視!見ればわかる!

 前後にカゴ、食べ盛りのお子さんが複数いるんだろうなあ。通勤の帰りに、買い物頼まれたりとか・・・。

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 そして、自転車通勤の最大の敵といえば、パンク!でありましょうな。店主も経験ありです。駒込に通っている途中・・・。池袋前でパンク、立教大学の近くだったかな?もちろんパンク修理系は持っていたんだが、なんとバルブをリムに固定する薄いナットが外せず、直せなかったといういたい経験ありで、以来その手のナットを付けたことはない。

 社会人たるもの、パンクが理由で遅刻はできません。最悪午前中半休取らなくてはいけません。仕事があるのに半休だなんて、有給休暇ならぬ、有職休暇であります、情けない。

 なので、絶対に、絶対にパンクは起きてはいけません、自転車通勤の際には・・・。

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 そう、ではパンクしてはならないとすれば、アレしかない。ノーパンクタイヤ、つまりタンナスであります。

 では、交換して進ぜよう・・・、サイズは・・・なに?28と1 3/8・・・なんじゃそりゃ?でもエトルトを見て一安心622とある、つまり700c系のものでよろしいということ、あまり規格の記述増やすなよ・・・。

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 リム幅を測りませす、フムフム、これにてチップを決める。

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 こうやって、適正チップをタンナスに埋め込んで、行きます。

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 こいつをリムに当て込んで、浮いたチップをリム内に押し込んで入れます。パチン!と音がしたらリム内に食い込んだ証拠、これでヨーシ!では隣・・・とね。

 まあ押し込むときにはそれなりのコツと力がいります。なので、タンナスは単体で売ってはいけない、という規則があります。必ず認可を得たショップで装着まですることが鉄則です。

 確かに、裏技なんかを使って入れた、というか、裏技使わないと入れられないものだってありますからね・・・。先日のステンレスリムなんかはある意味御法度だったかも知れないなあ・・・。もちろん、使用者さんとは連絡取り合って、その後どうです?なんて経過も追っています。みるみるはまって、チップが完全に見えなくなったと言ってましたな。


 その他リム幅とタンナスのリムに入れるゲタ部分が実に入りにくいものなんかもありますね、チップ云々以前に、ゲタが入らない・・・、そうなると一部でも固定すらできないとなると、リム上にはめることすらできない・・・なんてことだって起きたことがある。一体どうやってはめたのか?今でも記憶が無い・・・、なんてね。

 しょっちゅうでるタイヤでもないので、施工例はまだまだ十分とは言い難いが・・・、そんじょそこらのショップよりは修羅場の経験ありだ、コッチは!と威張っても仕方ないが、今回は比較的、比較的楽な方だった・・・。

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 入ったぜ!

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 平地を普通に走っているときの不満はほぼなし。段差でゴツン・・・という感じが気になる。もう一つメカニックとしては、この固さがホイールを直撃するので、スポーク折れの報告もなくはない、なのでホイールに対しては、いつも以上のケア、といっても、段差などでは丁寧に対応してやるとかする方がいいでしょう。

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 既設のタイヤから比べるとやせてしまったので、泥よけとの隙間が空いてしまった・・・。

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 ランドナー派の泥よけ大好き親父達なら発狂するかな?ざまーみろ!

 でも、今後パンクしないというのは、通勤時に関しては最大のアドバンテージとなりますよ!

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 乗られる方は、超人クラスの体力をお持ちの方、小事にはこだわらない、これで走り倒すんでありましょう。たぶん五年持っても一度もパンクなし、タイヤ交換の必要も無し、あくまでも考え方だが、最初に出る銭、パンクするかも知れない不安解消、そして実際パンクなし、乗り味は人によっては問題あり・・・などアチコチ天秤かけてだな、何を優先するかによるんだろうが、しかし!通勤時でのパンクがない!はある意味何もにも代えがたい。

 もちろん700c23ミリなんかもあるんで、手持ちのロードレーサーに通勤専用ホイールとしてタンナス履かしたものワンペア持っておくというのもいいかもね。

 実はそんなことやろうものなら、練習時もパンク修理キッドを持ってかずに、これでいいや・・・となる確率も高いかもしれないね。パンクがなくなるというのは、そのくらい、気づかないネガな不快となっている可能性もあるんだよね。

 これからのサービス業は、本人の気づいていない、消極的不快をどこまで取ってやるか?なんてとこまで進んでいくだろうと思うんだが・・・、タンナスはパンクへの不安という、消極的不快を確実に取ってくれるという意味で、最新のサービス形態ともいえるかもねえ。

 通勤にタンナス!お薦めです。そして一般自転車の後輪だけでもタンナス・・・これもお薦めね!

宮古の潮風より



 宮古といっても、東北ではありません。

 琉球弧の宮古島のことであります。ここの島も歌の島でね、すごい数と質を誇る歌舞音曲があるんです、奇跡の島といってもいい。

 トウガニー・・・なんて最高峰の歌かも知れない、なんて思う。

 その宮古の潮風に乗ってやって来た、フレーム。

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 もとは京都の出身、岩井さんのガンウェルではありませんか。

 宮古の隣の島から・・・といっても相当離れているが、石垣島出身で世界的な足を持つ新城君がでたが・・・。この八重山も歌舞音曲の宝庫・・・といっていいところ。あまり好きないい方ではないが、日本が最も世界に誇れる地方である、と思いますよ。

 もし、離れ小島に一冊の本と音楽を持って行けるとしたら?なんて下らない質問には、阿含経典と八重山の歌だろうなあ・・・と店主は応えるかも知れないなあ。

 話を戻すと、宮古島出身の競輪選手がいたらしい・・・。旭という沖縄出身の強い足がいたのは知っていたが・・・、ナークンチュでいたとは。

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 何の縁があってか、そこから潮風に乗ってきたんだな。潮風だけあって、サビはすさまじい、そして島は懐かしい。

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 ここで乗り続けるとしたら・・・、言ってみればプロ野球の選手からバットをもらって、それを草野球で使うのと同じだぜ!なんて名言残したパンチサイクルの北島さんがいらしたが、お元気かな?

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 すごいのがフレームだけじゃあない、潮風の影響はすさまじい。それだけにすさまじく懐かしい。

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 鉄は錆びるよね・・・って、鉄だけじゃあない・・・。

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 今でも最高の回転を誇るが、外側はアルミの白カビならぬ、白さびが湧いている。なるほどかように島は懐かさん。

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 おお、フリーがついている・・・、でも錆びている・・・。どうしよう、固定に乗る?

 フレームは、再塗装・・・といきましょうか。

 エエ?乗るだけじゃあダメ?

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 大森さんの仕事に貼り付いて、質問飛ばす方。この方こそ、あの一世を風靡した名曲宮古の風のウタサー、西東京の歌姫、サットコドッコイ、さんではありませんか!

 貴女ともあろうお方が、元プロ競輪選手のピストフレームを受け継ぐとは・・・。

 何がどうしたか、ここ最近自転車にはまり込んでしまい、実用自転車で一日に多摩湖2往復したり、羽田まだ走ってみたりと、その内側の質量の多さを予感させる方。それがまたどこに向かうかわからない、というのが、このお方の本当に面白いところ。

 チラ見せすると、自転車一台くらい、自分で組んでみたい・・・とね。

 ここだけの話、苦労ばかりかけているという、ご亭主に秘密プレゼントを狙いそうであります。

 どうぞ、当店をお使いくださいませ・・・。また一人出入り人が増えそうだ・・・。

ちっこくてもピナレロ!希望者募集!



 一時大分売れたと聞きました、なんでか理由はわかりませんが、売れたらしいです。このメーカーのどこが魅力的なのか?店主はわかりませんが、売り方がうまかったのかな?

 今回当店としては、珍しいんですが、委託販売のお知らせだよ、それがなんとこのピナレロなんでありますよ!

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 これなんですが・・・なんか気づきましたか?

 小さくないですか?・・・はい、小さいです。

 フレームサイズ・・・いくつくらい?そんな話じゃないです・・・。どういう意味?

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 土台が違うんであります!このホイールなんと、24インチ・・・なんですね。そんなのあるの!!!と思われるかもしれませんが、あるんです。

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 クランクもミケものの155ミリ。小学生がトライアスロンをやろうということで、持っていたやつなんだが、今回事情があって、海外に引っ越すことになりました。さて持っていこうか?という段になってまたがってみると、既に小さくなっていた・・・、子供にレーサーを与えることの困難というのは、こういう所にありますね。

 小さくても対応はある範囲で可能ではあるが、それもきりはある、今回はそのきりを越えていたという事らしい。男の子の成長は、その時期には一年10センチ以上なんて平気で伸びますからね。

 なので、持ってくことをせず、適正な方にお売りしたい、という事で当店依託となりました。

 子供さんでも悪くはないが、小柄な大人というのも強くお薦めしますよ。150センチ前後なんて、最高かと思います。

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 ギアは八枚付いています。

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 レーサーというには、ツーリングに向いているSTIであります。

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 またブレーキの調整がいいんだよねえ・・・。子供の握力にあわせて柔らかく調整されています。子供だけでなく、握力の無い方にも向いています。

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 リアもバッチリよ。

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 このサドルは固いが、お好みのに変えればよし。

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 子供で、競技志向の方には言うまでもないが、むしろ、大人の小柄の方になんかをススメですねえ。いや、強く推しますよ。


 これ実はいい自転車です、しかも相当。店主は小さいフレームが好きという、好みの問題もありますが、重々承知していますがね、それでもなおこのフレームはいいですね。試乗してみて実感します。

 デメリットをいえば、24*1というタイヤサイズには、ほとんど選択肢はありません。もちろんリムにもね。なので問題があるとすればこの点かな?

 あとはいいですよ、150センチ前後の大人の方、なかなか無いよ!なのでお薦めします!


 値段は非公開、お問い合わせメールや電話にて、対応したします。もちろん試乗も可能にしておきます!また希望に添っての改造も承ります、まずはドシドシ試乗してみましょう!お待ちしています!

アンカーいい自転車なんだがなあ・・・



 ブリジストンアンカーというと、レーサーとしては地味ながらいいものを作っている、と思っていますよ。

 鉄のネオコットなんてか最高の鉄フレームの一つだと、今でも思う。

 今一台あって、再塗装前の状態なんだが、塗り終わったら乗りたい!と思うフレームだよね。

 かつて、ブリジストンアンカーに抜き身で電話したことがある。ネオコットのみでいいんで取引できないか?とね。結局は断られたんだが、当店の名前のイメージが・・・とか、元選手のOに言われたな。

 それを言うなら、アンカーだって同じだろ。オリンピック用のフレームには、アンカーではあまりに知名度が無いんで、タイヤの本社名を入れていたくせにな。

 しかも、月何台販売目標?なんて子会社扱いしてきたんでね・・・、大手は大変だと思った次第。でも、あのネオコットはいいフレームだと、今でも思っています。

 それだけではない、アンカーの作る自転車は一様にして、平均は高いと思っていますな。値段じゃないよ、性能というか、作りというかね。非常に好印象であります。

 ただし地味・・・、もっといえば、華がない・・・。艶っぽさや、色っぽさがない、質実剛健と言えばそう、まじめだが面白くもおかしくもない堅物、でも仕事きっちり・・・というタイプかな?

 公務員タイプのフレームといってもいいかもしれない・・・。もちろんかつての公務員ね、かつての、今のじゃないよ。公正さをもって第一としていたはずの公務員のことなんだが、今の公務員?一体何やってんの?とね。

 圧力に負けて不公正、その不公正を隠すためにさらに大不公正、公文書に手を入れてしまった?よその国から歴史を改竄する国、と言われてもう言い訳できないね。そして、今まで提出され、保存されてきた公文書、そしてそれを土台に議論された事柄など、すべて不信をかうことになります。

 カンニングが発覚した段階で、それ以前のテストはすべて無効になるのと同じ、それがあろうことか、明治150年という、近代日本を記念すべき年に、それ以前の公文書がすべて無効の可能性と言われても、反証できない状況を自らが作ってしまった。

 これで、給料が出て、ボーナスが出るんでしょ?植木等の替え歌だ「公務員は~気楽なー家業と来たもんだ!不正こいても、改竄しても、タイムレーコードガチャンと押せば、どうにかかっこが付くもんだ~」

 どうやら地獄もなさそうだし、閻魔様もいないだろう、偶然生まれて、数十年生きて、死んでいくだけ、でしょう、我々なんてもんはね。その人生の意味を最後に確定できるとこ、確定されるところもないんだろうと思います、悪事もし放題、バレなきゃOK、やったもの勝ちなのが実相なんだろうと思いますが・・・。

 だとしても、そんな生き方したくねーなと思う店主。他人様のことを言えた義理ではないことは、重々承知とは言え、一言申し上げてもよかですか?

 そのままだと、実に下らん人生を送っていることになりますよ、きっと。人類の負の記憶にしか残らないような、実に薄汚い生き方をされていることになりましょう。

 しかも、さらに!そんなことにお気づきでないとしたら、大変お気の毒でございますな。性弱説、その弱さをトコトン突き詰めたものでしか、強くはなれない。例えなれなくとも、なろうとはしましょうよ、形だけでも・・・。

 そんなフレームなのがブリジストンアンカー・・・ってなんのこっちゃ?

 今回人から譲り受けたものをまた別の人へ、貸与するのでメンテして欲しいということでした。お安いご用で。

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 振れ取りなんかしましたよ、しっかりとね。バーテープも交換。シフト回りもワイヤー交換含めて調整、問題なくしていきます。

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ファイブアームの頃のクランクだ・・・。なんかなつかしい・・・なんてね。

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 チェーンは今回は洗浄で、さして古くはなかったね。

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 ワイヤー、チェーン交換すれば、全く問題なく使える旧コンポ、まだ古いっていっても、新しい部類だし、この辺シマノのもの作りは手堅いものがある、あと十年は普通に使えるでしょう、偉大だよねえ・・・。

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 ブレーキ調整なんかもこっそりやっておいた。ところで、こいつカーボンバックでやんの。つまり、フォークがカーボン、前ね、そして後ろもカーボンのフォーク状のものが、シートステーとして装着されているということ。

 前後カーボンで挟まれているという過渡期の構造。今通常このタイプとして、現行で作られているものなんて、ほとんど見ません。オールアルミフレームにカーボンフォークというのは定番・・・。

 現在のカーボンフレームになる前のちょっとした時期にお目見えしたタイプの、そういう意味では珍しい車体といえるだろうねえ。あと、アルミの次として、ほとんど噂で終わってしまった、マグネシウムフレームというのもあったが、ピナレロの立派なカタログは見た覚えがあるが、現物は見たことない・・・。あれも見事過渡期のもの、過渡期の企画だったということだろう。

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 試乗してみたが、やはり面白くもおかしくもないながら、堅実に走るという感じには、好感持てるねえ・・・。再塗装して、出所わからなくすれば・・・きっと乗ってもいいかも・・・、とすら思ってしまう。

 まさに、かつての、かつての、かつての公務員のような堅実な走りをいたします!

 これって褒めているんです、決して皮肉ではありません、権力に対して公正さでもって対抗するのが、理想と言われようとなんと言われようと、公務員の矜持なのであります!もしどうしてもそうご希望なら、そのように法律・制度を変えください、と突っ張るのが公務員なんだよ!

切るか?掘るか?それとも・・・



 ブルーノというと、どちらかというとシック系の自転車を得意とするメーカーのようにイメージしていますが、どうでしょう?

 これなんかもクロモリフレームでね。

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 でも、旧ファイブアームの105が付いています。その時期それしかないから仕方ない・・・という判断でしょうか。まあそうでしょう。

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 でもサドルに革が選択されている。革サドルは重いが、フィット感が好き、というのもあったり、あとは見た目や雰囲気が好き、というファンは根強くいますね。分類すればシック系・・・というよりモロシックですね。

 そんでもって、ホイールが・・・、

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 レース系のゾンダが付いています。店主も旧が四つぐらい旧のつく手組ゾンダを持っていまして、そのスポーク数の少なさから、高速域に来たとき、空飛ぶ絨毯に乗っているような感覚にとらわれたことがあります。

 その頃のものとは、見た目も構造も全く異なるものでありましょうが、レース機材としての地位はそのままなんじゃないか?とは思います。どうなんだろう?

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 当然リアもゾンダであります。

 このフレームに、意図的に合わせたのか?それとも、アチコチ入れ替えている内に、こうなってしまったのか?謎でありますが。

 こういう自転車を見ると、本当人って様々だなあ・・・と思いますね。まず店主にはこの組み合わせは絶対と言っていいほど、思いつきません。

 全く埒外のものが目の前にある、という事の不思議さ・・・、だから自転車屋は辞められない・・・。自転車の組み方に現れる、センスというか、考え方というか、妥協というか、無思想という思想というか・・・、しばし腕組みをしながら、その前で黙考してしまいますな。

 そんなことよりも施工しないと!依頼内容は単純なものであります。

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 これ以上ステムを下に下げられないか?というものであります。てっぺんのボルト緩めて、コラム内に押し込めばいいだろうと考えますが、それができるくらいなら、当店などには持ち込まないでしょう。

 これ以上下がらないというのであります。

 やり方は、あるとすれば、二通り。掘るか?切るか?であります。

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 これアジャスタブルリーマーといいます。掘るものの直径をある範囲内で変えることのできる機構をしています。例えば、18ミリ~24ミリ以内とかね。

 ステムが落ちないのにはその直径22.2ミリよりコラム内が狭くなっているということも考えられるので、こいつを広げてやる必要がある・・・という事ね。

 掘ることのメリットは、ステムの高さをその後自由に変えられるということですね。ただしそのためには施工中大変な根気がひつようであるんです。この穴掘りは少し回しては、アジャスタブル調整をし径を広げ、また回しては調整し、途中で切り子を飛ばし、オイルを差しながら少しずつ、少しずつ進んでいかねばなりません。

 かつてやっていたアヘッドのスレッド化加工も、コラムにダイスを立てることもさることながら、そのように作られていなコラムの内径を確保するのが、実に大変な作業なんであります。

 そして、決して安くはないこのアジャスタブルリーマーですが、やはり可動するところは壊れやすい・・・、かつては破損した刃の替え刃があったんですが、今はそれも無くなり、もしも刃に何か起きたら、一本丸々購入し直し・・・というリスクもあるんですねえ。

 さてどうしましょう?

 もう一方で、切るのは簡単・・・単に切るだけ、デメリットは切ってしまった分、上にステムを持ち上げられなくなる・・・というポジションの問題まで発展しかねません・・・・。が・・・、ステムを下げたいがタメのご要望だとすれば、こちらの方がいいかな?

 という事で切ることに。

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 万力で固定して、グラインダーで落とす。

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 ことによっては通しボルトにもダイスを回してねじ山を足す。これ安いやつでやるときは注意です。焼きが先だけで、つまり固いところが先だけで、途中からボロボロとねじの山が崩れてしまうものもありますんでね。

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 沈めたい分を切り取って装着!

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 クロモリフレームに1インチのフォークコラムにクイルステム、この辺はシック路線。

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 こんな感じでまとまっています。何もすべてがシルバーパーツのシック系にまとめなくたって、その内こちらのセンスや、いわゆる定番というものも時代とともに変化していくのかも知れませんね。

 何も統一感だけがモードじゃなかろう・・・。なるほどねえ・・・、勉強、勉強!!!



道具調べ 実にあれこれ・・・



 先日の北京訪問の目的、その一つは工具確認、ある意味道具調べであったわけですが、改めて自分の工房を見て、必要なものって何だろう?と考えてみると、色々大変なんだというのがわかった次第なんであります。そこそこやっていると、自然にそうしたものができあがってくるという感覚なんですが、それを積極的にやろうという事になると、なかなか大変だったんだ、という事の再確認でもあります。

 例えば上に見る、人の指の握力ではかなわない状況を補強する工具ですが、まだまだありますが、ざっと集めてこんな感じ。被るものもありそうですが、ちょっとした太さや長さの違いが、状況によって使えたり使えなかったりというのが微妙にあるんですね。

 なので無駄な工具はない・・・といえるでしょう。元々所有していたものと、亀田輪業さん廃業による工具の受け継ぎもあって、そこそこそろってはいますが。

 先日の北京工房では、一週間以内で購入したものしかないので、痒いとこには当然手は届きません。そうしたものでもしっかり仕事として対応できるようになるのは、改めて大変なことなんだな、と思った次第であります。

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 これもプラスのドライバーを集めてみたものですが、こんな感じ。一番長いものは一体何に使うか?カゴ越しに取り付けねじを外すために長いんですねえ・・・。もちろんすべて平均的に使っているとはいいません、気に入っているものや、手に馴染んでいるものがありますんでね。

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 ハンマーも何種類かあります。こんなもん一本あれば十分じゃないか?と思われるかも知れませんが、イエイエ。ハンマーは大きさや重さが違う・・・というよりも、イメージとしては、各々が持っているエネルギーが違うという感じでしょうかね。なので、これほど使い分けなければならない工具もない。

 間違えると、効かないし、時に壊してしまう、という事になります。

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 プラハンマー、ゴムハンマーもしかり。どこの何をどうしたいか?を見極めて使い分ける、非常に重要ね。

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 ボスフリーや、フリーなどの着脱工具。別に集めてこうなったわけではない・・・、やっている内にこんなになってしまった・・・。中には自作系の工具、加工系の工具もありです。

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 先日での北京でのホローテックⅡの場合のように、大中小・・・が既にあるような。以上には別のメーカーのものも混じっています。この辺も力のかかるところ、プラス特殊系の工具なんで、ないと一般工具での適用もできずで、施工が止まってしまいます。ウーン、使うかどうか迷ったら、購入です。

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 そして、北京REになかった工具としては、カップアンドコーン式のこの手の工具類であります。ビンテージ系もRE発信で用意するので、この手の工具類はないと、店の施工自体が成立しないわけで、重要なリストアップの対象ですね。

 ただし、この手があったとしても、高い確率で着脱、特に脱ができない場合がほとんどといってもいい。そのくらい錆び付き焼き付きで貼り付いているといえるんですね。

 そこで、もう一つ。

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 右ワン着脱専用工具であります。当店ではホーザンと、VARの二種を所有しています。ホーザンには当店自身による得意な加工がされているので、力はかけられる・・・。その分、本当お前鍛造かよ・・・?というくらいワンを固定する部分がめくれる・・・鋳物みたい・・・。

 これに関しては、VARもあまり大したことは無い、まだ改良の余地のある工具のように思えますが・・・。それにしても、これがあるのと無いのとでは、ビンテージ系を扱うには天と地の差になります。絶対にないと!いけません!リストアップ!!!

 そもそもレンチ系の薄い工具で開く方がレアケースとさえいえる・・・、少なくとも当店ではそうですな。

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 そして、痒いところに手の届くものは必ずあるとは限らない・・・。ではどうする?加工するか作るかいずれかになります。

 上にあるのは、千枚通しをもとにして、加工して作ったものであります。

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 加工といっても大したことはしていません。先端をバーナーであぶって、狙いの位置で曲げ、フックを作っただけであります。でもこの用途に合わせてというのが需要です。

 左の短い曲がりはどこに使いと思います?英式バルブの内部に、虫ゴムのゴムがはまり込んでしまい、交換した虫ゴムが入らない場合・・・。再度そのはまり込んだゴムを撤去しないといけませんね、そのためだけの専用工具であります。他の二本では全く対応できないんです、似ていてもね。

 真ん中も曲がってはいますが、用途は全く違います。フレーム内部を通さないといけない場合など、インナーを引っ張り出すのに重宝します。

 右のものも全く違いますよ。こいつは、カンパのエルゴパワーの内部をいじる際の専用工具です。このカーブでのこの工具がないと、最後のかけ金がうまくかかりません・・・、そのために作ったものです。

 似て非なるものとはまさにこのようなことかと思います。

 かように、施工を重視することになると、工具は重要ですねえ・・・、と本日改めて思った次第であります。北京で動き始めるREの方でも、ちょっと急ぎモードで、そろえられるものに対しても、アドバイスなどをしないとなあ、と思った次第。

 そして、作業しながら、工具を加工し、工具を作るということをやることで施工するショップとしての精度を上げていく・・・、それだろうなあ、そのための環境を整えておく、そういう方面での助言なんかもしていかないとね・・・。

 実は、当店ももう少し、剛性のあるフライスや、卓上ミニ旋盤レベルのものもあれば、そうした環境が強化されるだろうなあ・・・と思っています。それに向けて、当店も動き始めようかと思いますな。

 北京に負けてはいられない!互いにがんばろうぜ!

トレイルライドの普及のため 今日も○山隊長は行く!



 店主は正直、詳しい系統の車種ではありませんが、この自転車をこのスペックで組んで走る、その無駄のなさ、合理性を突き詰めた美しさ・・・と言ったら、ちょっと大袈裟か?でもそうした粋は感じられる一台であります。

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 シングルか?と思いきや、もう一枚隠れるようにある、ダブルですね。

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 リアを見ると、なるほど・・・、後ろも二枚。2*2で4速・・・か、前後のギア歯数の差を調整した2速か・・・、いずれにしろ自分が使うギア比を熟知しているセッティングかと思います。

 店主はピストでそんな遊びをやってたことがありました。チェーンは一本、前後に二枚ずつリンクを付ける。前がデカければ、後ろは小さく、後ろをデカくすると、その分前を小さいリンクにかけ直す、そうすることで登りはより軽く、下りは重く・・・なんてことができるので、そんなピストで長距離乗っていた時期もありました。

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 このエンドの六角一本で前後移動ができ、チェーンのたるみを取ることができる、ピストと同じような構造です。

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 トレイルに行くので、やはりディスク・・・。エンド幅はたぶん135ミリ、驚いたことに、ディスクキャリパーの台座も一緒にホイールと前後するので、キャリパーとローターの位置関係は変わらず、という事になります。

 先日作った、120エンドディスクはそこまでは手は込んでないが・・・。

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 当然前後とも、ディスク。制動はこれでバッチリ。駆動が前後二枚ずつで、行けるコースを走り抜く。ディレーラーもないので、トラブルも少ない。

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 指一本でスーッと引ける、やはり油圧は偉大ですなあ・・・。

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 フォークはリジッド、フレームのどこを見てもサスペンションは見当たりません。

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 秘密はこのタイヤ、29インチを幅の広いリムに履かせて、このタイヤ圧一本でサスとグリップを実現させてしまうという、徹底ぶり。たぶんライディングのテクニックも相当あるんでありましょうな。

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 この日もトレイルの帰りに寄ってくれたということでした。

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 さいどご覧あれ。自転車を知り、コースを知り、用途を知り、そして何よりも己自身を知るものこそが実現できる、シンプルながら相当高度な嗜好によって組まれた一台、といえるんじゃないか?と思います。

 このお方、この足と頭と体で作ったこの一台を山に持ち込んでは、野山を駆け巡る・・・。でもそれだけではありません。ハイカーさんが主流の山道jに、いきなり重装備のマウンテンバイクが駆け下りてきたら、どれほどの恐怖を与えるか?なんてことを熟知もしておられます。

 ブロックのごつごつタイヤで、決まったコーナーを高速で削り降りたら山道がどれほど荒れてしまうか?なんてことも当然意識して乗っておられるようです。

 自転車での山を駆け巡る、大変自由で楽しい趣味でありますが、ただそれだけでは済まされない、マイナスの影響などもアチコチで出ているようです。そういうことで、マウンテンバイカーは入山禁止!なんていうことになったりね・・・、まあ色々あるんです。

 ロードだって、かつてはサイクリングコースだったところで40キロなんかですっ飛ばして、歩行者と接触事故を起こしたりすると、そこがサイクリングコースでは無くなってしまう、なんてことも起きていますね。

 ひとたび事故などで悪い評判が立つと、「自転車の奴らは!」という単純なレッテル張り、分断や排除の方向に動いていったりもします。

 そういう中で、安全のための、マナーをしっかり守るトレイルライディングルールを起こして、普及活動もなさっています。
 
 自然を大切に、時に修復しながら、地主さん、地元の方々からの理解を経て、歩行者優先でというルールを徹底して、共有の財産である里山を満喫しよう・・・というそういう働きもされているようですね。

 流行らせることは、一定の広告屋からすれば、簡単なことかも知れない。大切なのはそれを継続させ、定着させていくこと、そしてより成熟した形に昇華させていくことなんだと思いますが、そういう一見、目立たない、地道な活動というのはなかなか着目されがたい。

 でもそういう地味ながら要所でもあるところを持ち場とする人がいてくれないと、その分野のありとあらゆるところが荒れて、すさんでくるもんだ。

 そういう意味で、今日も○山隊長は里山の平和と安全を守るために、日夜山野で奮闘中!なのである!

遊具だからこそ・・・・だよな・・・



 このストライダという車体が誕生してからというもの、補助輪の自転車が減ったんじゃないか?と勝手に推測していますがね。

 補助輪というのは、気持ちはわかるが、あれは車体を傾けるという悪い癖を付けるという意味では、最良のものとは思えない。

 店主が子供頃は、三輪車から補助輪付き自転車、それから片輪外しなんていうのをやっていた人もいた。むしろ、補助輪の位置を上に上げ、車体を傾けないような癖を付ける方が良かったか?なんて今更ながら思うんだが・・・。

 ところがそこに彗星のように現れた、このストライダ。こいつは自転車の元祖、馬をイメージして作られたのか?あのドライジーネに先祖返りをする発想なんだよね。

 車体にまたがり、両足で地面を蹴るという単純なもの。当店の子狸も、子供自転車のクランクを外して、やっていたわな。

 三輪車はもらったもので、四輪の車方の遊具なんかも両足で蹴って、相当のスピードを出していたように思う。なので、幼児にとってこのストライダは大変親しみ安い構造しているんだろう。

 こいつで蹴って走ることを覚えていく内に、両足が地面から離れる時間が長くなってくる、つまりバランスを取り始めるようになったとき、ほんの30分ほどペダリングを覚えると、すぐに二輪が乗れるようになる・・・という、その発展性も素晴らしい。

 普通の自転車のクランク、BBを外せばいいんで、これそのものがどれだけ必要か?なんてことはさておき、子供が二輪に早く乗れるようになるきっかけを作ったという、その功績は偉大であるとさえいえるね。

 実際ここから発展した子のペダリングはうまいよね、重心をまっすぐセンターに持っていくことが身に染みついているせいもあるかもな、フォームもキレイだとも思う。また、ソフトとしての大会なんかも充実しているらしい。

 そんな遊具なんで、色の展開は色々あるというが・・・、なんかフォークは一律黒が多いらしい。そこで、ストライダ専門店の知り合いから、再塗装の依頼が来た。

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 ご覧のように、黒がほとんど。さいどのストライダと書かれたロゴは削り、下地を作って、塗装しましょう。

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 まあ、こんなもんだ・・・・。

 で、本体は、色の展開があるんで、いいのかな?と思いきや、ニッチに攻めてきた・・・。なんと大森研魔への依頼という事になった。

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 遊具だろうと、手が抜けない大森社長の磨き。

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 ヘアライン型のみがきを披露しています。

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 その上から、つやありノクリアをかけています。工芸にする気か?

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 まあパイプの入り組んだ、隅々まで磨いています。

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 たぶんこれに車輪が付いて、ハンドルサドルがつくと、やはり目を引く一台になることでありましょう。

 レースや、大会でも、親の方が一所懸命というのがこのストライダ、ホイールに相当金かける親もいるとか・・・。その内、大人サイズのものができたりしたら、これはまあ、工芸色の強い展開もありかも知れませんね。自転車はもう危ないんで・・・というお年寄りとかに、カゴ付きストライダ・・・なんてありかも・・・ね。

 しかし、今年は・・・、大森研魔大ブレイクの年になるかも知れませんね・・・。詳細は、これから仕掛けていきますが、まあ、どいつもこいつも黒コンポしかない中で、シルバー磨きの逆張りコンポには、注目せざるを得ない展開になること、ほぼ間違いなしでありましょう。

 忙しくなるぞー・・・、でも絶対に浮かれず、しっかり時間をかけて磨くんでしょうねえ・・・、ある意味、大森社長は、磨き仙人の域に達しているお方であられるぞ!

 さあ、忙しくなる前に、何か磨くものがあったら、ご依頼ください。半年待ちなんてザラになるかもよー!

カーボンフレームとの組み合わせ


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 知ってはいましたが、それが何物かまではまったく把握していませんでしたね。数年前のサイクルモードに出ていたのは知っていました。

 老舗というより、新興にてがんばっているという印象がありましたが、日本への紹介が遅かっただけなのかも知れませんね。

 いずれにしろ、ノーマークであったことには変わりない・・・。

 こんな車体が突如やって来た、持ち主はなんと・・・大森社長なんであります。

 どうも、カーボン車体に乗ったら強くなれるという勘違いのもと、このフレームをどこかから引っ張ってきた奴がいた、という事だ。

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 ところが、届いてみたものを見ると、フレームとピラー一体型のものであり・・・、どうも長さが少し足りないんじゃないか?という事で大森社長に投げた・・・というのがいきさつらしい。

 この一体型は、実は店主のカーボン車体もそうであったし(今は27.2がついているが)、今当店が所蔵しているFUJIのSSTもそうなっている。フレームとしての剛性?と言うのか?一体型のメリットはきっとあるんだろうが、逆に素人が使うとなると、デメリットの方が多いんじゃないか?なんて思ったりします。

 例えば、夏と冬とでは下に履くものの生地の厚みが変わってきます。シーズンによっては、クランク長も変える人いるでしょう。最初はこんなもんかな?と思って乗っている内に、レースにはまり、本格的なトレーニングをするようになると、体がかわって、つまりポジションも異なってくる、そういう場合、微調整がやりにくい・・・というのは、ことにピラー回りについては、あまりいい展開には結びつかないと思います。

 やはり、六角一本でミリ単位を動かせる27.2などの普通のピラーが、おすすめかな?

 また人に譲る段になったときも、今回のような、切りすぎ、短すぎ、ということが起こりえるということね。

 今回どこで落としてきたか知らないが、このフレームもちょっと落とした本人からすると、少しピラーが短いということで・・・、大森社長に押しつけてきた・・・という経緯のようであります。

 この位置が大森社長のポジションらしい。そんでもって、持っているもので組み付けてみた。

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 クランクはホローテックⅡのもの。このカーボン車体は悲劇的に固くはないが、、もし悲劇にまで発展する固さのカーボン車体を持ってしまったら、例えば、ここをスクエアテーパーのBB、とそのクランク回りにすれば、多少は緩和されるかも知れませんね。

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 78デュラですね・・・。たまたま大森社長が持っていたから・・・これを選択したのかも知れませんが・・・。こういうちょっと前のコンポ類も、ある意味選択肢として残してくれればいいのになあ・・・と思いますな。

 新しいデュラエースが発表されると、それまでのデュラエースが廃盤扱いになる・・・これってどうなんでしょうね。事務上、取り扱いや管理自体が煩雑になり得るのかもしれませんが、最新コンポだけでなく、20年前くらいからのもの、選択肢として、つまり現行品として入手ができるようにしてもらえないかな?なんて突然考えてみたんだが、どうだろう?

 そういう中から、いつまでも選ばれる時代を超えた人気のコンポのマーケティングにもなろうものだろう・・・。シマノはそんなこと、やらないかな?ダメか・・・。

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 クランクも、ブレーキも何もかも、バリバリ現役で使えますよ・・・、多少古かろうが、一級品というのはそういうものであります。

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 アルミを前面に出している、ロードコンポとしてのデュラエース・・・、いいよねえ、普通にあってもさあ・・・。

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 ホイールはユーラスだそうだ、固いホイールだわ・・・。つまり走ってみても、全く不足のない車体なんだよね。

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 君は何物なんだい?スゲー面白い車体じゃないが、かなりよく走るよね。軽いし・・・、これといった特徴が無くても、しっかり走ってくれる・・・、やはり名メーカーなのかな?リドレーさんて・・・。

 カーボンフレームが固いとお嘆きの方は、BB回りをスクエアテーパータイプにしてやれば、少しは・・・なんてこともあるかもだし・・・、なんとも乗り味がなあ・・・という違和感をお感じの方は・・・、鉄フォークでオフセット変えてみると見違えるような走りをし出すかも知れません・・・。もちろんホイールなんかも乗り味に相当影響与えることでありましょう。

 それに、各世代ごとのロードコンポを選択肢として、現行品として選べるとしたら、最高なんだがなあ・・・としつこく思ってしまう。

 ただ、最新コンポしか選べませんし、あてがわれた自転車だってどうしようもない・・・と諦めちゃいけません。上にも書いたように、BBや、フォーク、ホイールを変えることで、イメージに近づけることもできないとも限らない・・・。

 大体そういう工夫ができないとなると、全く面白くない、すべてあてがわれたものに乗るしかないなんて、こちらは池の鯉じゃないんだ!餌投げられて、池からパクパク口開けるだけじゃ無いんだ!というところなんかも、今後メーカーに見せて行く必要があるかもしれないね。

 なんたって、我らが乗る自転車なんだからな!

出張北京! その2



 これも優しい朝食だったなあ・・・。ワンタンです、ワカメのようなものも結構食べるようですな。

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 味付け卵、これは固いです、何でも食べる印象の中国ですが、生卵は食べないということです。

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 これが揚げパン、甘くありません、砂糖も置いてあるので、かけるのは自由みたいですが、かけている人はあまり見かけないね。かじると塩味、スープとの相性も悪くはない。

 ゆっくり胃から起こしていく、これいいねえ・・・。

 さて、本日は何するか?
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 パーツばらして、洗浄、注油、元に戻す・・・なんて、ビンテージ系では欠かせない作業をやってもらいました。

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 日本でなら、灯油につけて、汚れを浮かして落としますが、北京ではガソリンスタンドに灯油は売られていないようです。大気汚染対策で、石炭なども使用不可になったようですな。冬の空がキレイになったとか。

 なので、今回はスプレーオイルなどを布に染ませて、キコキコ磨く、あるものでできるところまでやる。細かいところは、千枚通しの先に布巻き付けて・・・。

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 戻しも、時々戸惑っていましたが、見本を見ながらなんとかしっかりと戻す、こういう作業は重要だよね。

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 次は、オリジナル系のフレームでデモ車を組み付ける・・・はずだったんだが。

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 なんとこの標準形のBB取り付け工具がなかった・・・。

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 ちょうどこの中間の大きさが欲しかったんだが・・・ないので仕方ない・・・。作業はここでとめる。

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 次に、カップアンドコーン式のBBの手入れなんかを考えた。これができないと、ビンテージ系をいじるのはほぼ無理になります。なので肝になるような外し、洗浄、調整、グリスアップ、戻し・・・となるはずが・・・。

 これも、このための専用工具が無いことが発覚・・・。こういう不足分を指摘できるというのも、今回の目的ではあるが・・・、作業ができないのはもどかしい。

 この手の年代物は、例え工具があっても、着脱できないことの方がむしろ多い、そうした場合どうするか?なんてことの実習もできればやりたかったんだが・・・。

 暫く向こうのサイト首っ引きで、あれが必要、これ必要、あれない?これない?の応酬が飛び交った。

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 元々、若いメカの李さんは、マウンテンが得意ということだった、なので油圧ディスクなどは扱えるとか。あとはカンパに関しては、ほとんど経験が無いということなので、ワイヤー交換などやってもらった。

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 バーテープを外して、交換していくんだが、ワイヤーの頭の入れ場所など、ちょっと苦労していた感じ、でも基本はさして変わりは無い・・・。

 そうそう、カンパのワイヤーの入手にも、ちょっと手間取りそうだわ。純正ワイヤーは何で?というくら高額・・・、スタッフの一人が、カンパの中国代理店の人と昵懇ということだったが、それでも高い・・・。サードパーティのクラークのようなところがないか?この辺もアチコチサイトをのぞいては、大変なようだった。

 入手に難易、可不可に関しては、日本よりも大変そうだが・・・、こうした基本的なパーツ類は、ゆくゆくは向こうですべて調達できるようにしないとダメなので、ちょっと最初の内は苦労してもらうことに。

  しかし、アチラでは日本での消費税に当たる業者が国に払う税がなんと・・・17%!ともある。なので、仕入れも戦々恐々だ。税込みか否かで、17%セントの差はでかすぎる・・・。

 こういう所も国境をまたぐとデカイ問題として、降りかかってくるねえ・・・。


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 一通りはできそうだし、仕事が丁寧だね、応用もきく。今回の記事では触れなかったが、8速7400デュラのSTIに7速スプロケのシンクロ場面なんかがあったんだが、色々試して、トップ殺しで見事調整させていた。

 他にもやり方はある・・・と確信したものの、その押しつけはしなかった。全体として、日本からわざわざ教えに来たんだ、という接し方は一切しなかった。自転車一台が組み上がるのには、何通りものやり方がある、安全に組み付けられれば、そのどれもが正しいはず、なので、こちらのやり方を押しつけず、逆に向こうから盗んでやろうという気持ちでやっていたんだが。

 色んな意味で面白かった・・・。

 ブレーキの配置が、中国では左前が基本らしい。ワイヤー交換の際、李さんはすべてそのようにセッティングしていた。

 トーインの話もした、理解はしていたが、セッティングの経験は無かったようだ。

 またフロントブレーキワイヤーには、短いという理由でオイルは差していなかった、店主なら差すが・・・。

 たぶんこの子なら、ちゃんとこちらでカリキュラムを組んでおいたら、3日もいれば、相当いい経験になるだろう・・・と思ったな、いずれ実現するのかな?

 まだまだ、色々とやらねばならないこともあるようだ・・・、新店舗の予定地を見て、震撼した・・・、あれはまあ・・・大変だぞー!

兄も兄なら・・・

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 小径兄弟というのが、当店のお客さんにいらっしゃいます。正確には兄に気合いが入っている、弟さんはどちらかというと、引きずられている方かも知れませんが、その弟さんが逆襲に出た。

 この景品に近いANAの自転車に非常に特殊な、注文を付けて帰って行ったのでした。

 その注文とは・・・。

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 このシングルギアを多段にして、よりスピードが出るようにして欲しい・・・という依頼。

 ・・・、この小径に多段を入れる?とんでもなく小さいホイールが付いています。こいつは通常では入手不可能なサイズであります。

 しかも20ホール・・・、仮にこのリムを使わなければならないとすれば、20ホールのハブを探さないといけない。

 エンド幅は・・・、なんと運が悪いことに120ミリだと・・・。

 ほとんどバカヤロー規格なんだが・・・、どうしましょ?

 まずは20ホールのハブは・・・、なんとか見つかった。さて、その次にそいつを120エンドに10ミリ幅を減らさないといけない。

 TNIがなんとも酔狂なんだが20ホールのハブを持っていた。当然、130ミリだよね・・・、当たり前だ。

 じゃあ、加工するしかない。


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 左右のエンド幅を決めるナットをフライスで5ミリずつ削る。計算からいうとそれで120エンドになるんだが・・・。

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 削っただけで装着し戻すと、なんと3ミリしか減っていない・・・。その原因はシャフト自身が長いので、削った分以上の幅が出てしまう・・・。なら・・・、

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 シャフトそのものまで削らないと、幅は減ってはくれないようだ・・・。上下そろって削ることで・・・、

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 ほぼ、120ミリ化成功・・・。よくやるよなあ、全く、われながら・・・。

さてこいつでホイールを組み直すことに・・・。

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 まあ、こんな感じだーね。しかし、よくやったなあ・・・、全く。

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 11速最大でやったので、ギア比は非常にでかくなります。そして5速に・・・。

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 後ろから見るとわかるように、ディレラーが、タイヤの太さに干渉してしまい、それ以上内側には入らないため・・・です。

そして、もう一つのミッション・・・。

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 サドル位置を高くしたいため、柳さんの協力をへて、400ミリのピラー二本をあわせて、一本の物干し竿状態にしてもらった。

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 しっかりシートチューブにまで挟めるよう、長ーくした次第です。これで乗りやすくなる・・・。

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 190センチを越える柳さんも普通に乗れちゃいます・・・、しかし、よくやるよねえ、ここまで・・・。

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 完成、こいつでもって、静かにお兄ちゃんの自転車を抜かすでしょう。自転車に関して、全般的に兄には勝てないが、この一台については、発想からしても、走りからしても、兄貴には負けられない・・・。

 そんな引きずられ弟君の意地のようなものが形にも出ているように見えます。

 サドルを長くする・・・、今後の課題でもあります、色々と・・・。

 弟君は、静かにお兄ちゃんを抜く・・・、まずはこの一台で・・・だ。しかし、よく完成したよなあ・・・。

北京出張



 北京出張の翌朝、わいわいガヤガヤして賑わう、朝食屋さんへ行く。たぶん古今東西、どこへ行ってもおばちゃんというのは元気のいいものだろうと思う・・・。

 ご覧のような豆腐のスープ。色は濃いが味はいい薄さ。まずはこうして胃から少しずつ起こしていく感じ。なんか染み渡るねえ・・・。

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 スープをすすりながら、包子をいただく。そこそこ食べても200円・・・くらいか?インフレ進んでいるとは聞くが、こういう所は昔のまんまらしい。しかし、値段を聞くとまあ、驚くね、なんの肉だかわかんねー・・・・。

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 さて、昨年7月お邪魔して、自転車を軸とする生活提案型ショップのREなんでありますが、今年はまた一大展開を図る、そのための下準備として、いわばバックヤードを確保しにきた・・・と言えばかっこいいが、ちゃんと自転車をいじれるような場所を作るために、ちょこっとやって来た感じ・・・。

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 まだまだ改装途中でありましたが、コーヒーショップと物販を中心にしていた一階を自転車のメカニックを中心とする場に変えていくということらしい。

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 オオ!既にこんなものまで、確保されている、相当やる気だね。

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 立派な万力付き作業台もあった。引き出しを開けてみると・・・。

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 パークツールのかなり本格工具類が収まっていた。当店にないものもあって、ちょっと使い方なんかで店主も勉強できたものもあっりましたね・・・。

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 レンチ類、トルク系もあったね。ケミカルも徐々にだが集まりつつあった。

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 最初に振れ取り台もあったが、ホイールをいじるツールもあるね。ここでも、手組み仕込むことになるのかしら?いいことだよ・・・。

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 工具類は、壁にかけることを推奨しましたが、どうなるか?は店のイメージとの関係で決まってくるのかな?レンチなんていうのは、サイズ通り並べて引っかけておくのが一番、使いやすいよね。

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 しかしパークールは高いが、それだけのことはある。ただ、それを最初からそろえるとなると、結構負担も大変だろう。特に刃物はいように高い、高すぎる・・・というので、他のメーカーも当たってみようということになっている、頼むぜ、岩井商会さん!

 でもまあここまで集まってくれば、あとは不足分を足していけばいいね。

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 今回は、不足の工具やパーツ類を指摘すること・・・あとはちょっとした技術指導・・・という事かな?

 早速でてきたのが、先の万力。ワゴンとの位置関係。実は理想的にはワゴンのエッジギリギリのところに設置したいんだが、構造上それは無理という事になったので、上の写真のように、フォークを固定しても、ワゴンのエッジに干渉しないように、オフセットをしてやらねばならない。

 店内を色々物色してみたら・・・、

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 こういうボール紙でできたL時の素材を使って、このようにフォークの下が作業台ワゴンのエッジより外に来るようにオフセットしてやってみる。

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 厚紙なので、母材にも傷が付かない、厚みは使っていけばつぶれていくが、まずはこれからスターとかな?よりよい道具類が見つかれば、適宜取り替えれば良い。

 そして、早速教材になるべき問題が連続したわけだ。まずはビンテージ車体のフォーク、片側は9ミリ渠で正常なんだが、もう片方が、落としたか何をしたかは知らないが、フォークのエンドが曲がって内側に入ってしまっていて、ホイールを抜くのが半端じゃない・・・。

 そこで、一度力尽くでホイールを外したあと、つぶれたエンドの部分を、削ることに・・・。

 ところが棒ヤスリがない・・・。まあ、こうした欠損部分を探すために来たんだから、それはそれでよし。

 ネット商売が日本以上に発達しているかの国では、細かいものなど、すぐにネットより発注して、翌日到着なんてことがザラらしいんだが、今ほしい!ということで、みんなで、自転車飛ばして購入しに行くことに。

 まあ、想像つくと思うが、アチラの交通事情はすさまじい。無秩序の中の秩序が見つかるまで、市内の自転車走行は難しいね・・・。でも慣れると、なんとかなる。流れを見る目ができる。これを称して、北京でのサイクリングをサイクルサーフィンと名付けようか?

 潮の流れ・風の流れを見極めて、波を乗り越えてサーフィンするように、車の流れ、人の流れ、バイクの流れを見極めて、さらなる先まで越え出て走り抜ける・・・そういうサイクリングであります。

 最初に着いた店は、なんかは薄暗く、ぶ厚いシートをくぐって店内に入ると、脇の九官鳥が大鳴きして、驚いて出てしまった・・・。

 ちゃんとした工具屋の店の佇まいは、ホームセンターが発達する前の日本の工具屋そのもの・・・と言えばそうだな・・・。小箱が重ねてお置かれている・・・あの佇まいね。

 早速入手して、使ってみることに。

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 李さんといいます。少年のようだが、子供がいるそうだ。彼はかなり手が動くし、実に丁寧、応用も効くという意味で、将来楽しみなメカニックだね。

 あとは場数だな。当店に短期研修もありかもね、当店とくいの行儀の悪い施工を体験してもらえるだけで、今後のREの自転車部門を背負っていけるんじゃないか?と思いました。

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やはりメッキは固いね。交代しながらエンド削りをしました。こういうことは一緒にやらないとね。

 まずは李さんの腕に見込めるものがあるので、店内にあるビンテージ系なんかをいじってその感触や、技術なども見せてもらうことにいたします。

 そんなこんなで、あっという間に一日が過ぎた・・・。

                                                                  つづく・・・

ルックの特殊パーツ 面白いが 叩きすぎじゃねえ?

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 ルックの特殊パーツという話。このステムなんかがまさにそれですね。凝っているといえばそうなんだが、なかなか難しい。

 一般のステムのように、調整がしやすいか?というと、お世辞にもそうとは言い切れない。

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 構造が特殊で、外してみないとわからない、外してもわからない物もあるかもね、素人目には。

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 しかもこのように外すためには、緩めてスポッと抜くんじゃない、この場合は、ボルトを当てて、横から叩くなんてことさせるんだよね。本体はカーボンですぜ・・・。

 確か衝撃に弱いんじゃない?

 しかも、金槌が外れて母材を叩かないともいえない、あまり感心しない管理法なんであります。

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 同じ長さの一般ステムが使えるなら、交換してもいいよね、いや、すべきかな?とも思いますな。
 
 微調整するのに一々金槌で叩かせる方が異常なんだよね、絶対に。ある意味デザイナーの発想ではあるかもしれないが、現場預かるメカニックの発想ではないだろう、この手の特殊部品はね、大体が・・・。

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 はい、これでいいんです!

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 あとはキャップを取り付ければね。

 先の特殊ステムでは、なんともハンドルが動くなんていう、危ない現象が起きていたそうだ。そういう時は、徹底的な脱脂はもちろんのこと、こういう手もあるぞ。

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 こういうケミカルね。単純にいうと、砂入りグリスのようなもんだ。

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 手に取ると、もうその段階でジョリジョリしている。こいつを接触部分の間に挟んで、適正トルクをかけると、面白いように固定される。お試しあれ!

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 もう一箇所困ったチャンがいた。このクランクだ。先日この特殊クランクの外し方なんかもやったが。あまりに特殊すぎるので、サイズはこいつ一本で絞りたいところ、サイズを分けて作って、どうせ数年しか持たない過渡期のクランクに手間暇などかけられない、そこで考えられたであろうことは、三サイズ兼用という発想だ。

 上のように、170ミリから2.5ミリ刻みで3種類に対応できるようになっているらしい。

 ただし、このおにぎりガタの台座を抜くのに・・・また叩くというね。

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 ペダルタップを奥まで入れて、固定して、そいつを後ろから叩く。相手はカーボンクランクでしょ?カーボン・・・。この手の作業には向かない素材なんじゃないの?

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 見るとテーパーになっていて、これをペダルで締め込むことによって、このおにぎり君がクランク内に圧入されるという構造だ。よく考えられてはいるが、やはりカーボンは叩きたくないね。

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  170ミリから、172.5ミリに変身、この発想は素晴らしいと思うが・・・。

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 当店で組み付けてから、ハンドル回りのしまりの悪さなどで、実は乗れていなかったそうだ・・・。まあ今回ステムを一般部品に交換して見たところで、安心されたと思うが・・・。

 またクランク回りのアダプターなんかも用意しておくのもいいかもしれない。アイデアはいいが、やはり一般部品のクランクも装着できるように対策を取っておくことで、貴重なフレームに長く乗り続けることができるからであります。

 できれば一般パーツのもので対応できるものがいい、そうでなくても、アダプターなどで一般パーツを使用できる形式のものがよい、そうでないものは、ダメなときは諦めるくらいの覚悟をもって選択すること・・・・かな?

 カーボン車体の細部の規格などについては、十分お気を付けください!



 ※19日より、店主はほんの少しの間、大陸に行って参ります、ちょっとしてすぐにかえって参りますので、ご迷惑おかけしますが、よろしくご了承お願いいたします。

タンナス再び 今度は175ミリ

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 かなり強力な通勤号として、乗られているこの自転車、先日前後ともにパンクレスタイヤのタンナスに入れ替えたことで、記事にもいたしましたが、ステンレスリムには公式にはタンナスははめないようで、それを内側にエッジを立てて、強行したという、よい子の皆さんは絶対にやらない加工でやったやつであります。

 その後の経過を見ながら、走り続けてもらっています。何個か見えたピンは、今は沈んで見えなくなっているようで、リムにピンが馴染んできたかな?

 この先も油断せずに、観察しつつ走っていただきたい、と思います。

 そんなタンナス通勤号、クランクが短いということでした。確かに利用者さんは長身の方、見るにクランク長が165ミリ。通常乗っているツーリング車が175ミリを入れているので、合わせたいということでした。

 そうなると・・・電動キッドのメーカーにあるやも知れぬ175ミリクランクを左右取り寄せればいいんだが・・・、なんと、そのまま持ち込まれてきたんであります。

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 ものはデオーレの左クランクに二本であります。確かに形状はこれでいいんですね、この電動車は、右クランクとチェーンリンクが一体でないタイプなんで、これでいいんですが・・・。

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 確かに175ミリと書かれていますね。

 元々ついているのが、

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 これなんであります、まあありがちですね。

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 右クランクがこれ、確かに左クランクと同じ形状していますね。なので、でオーレの左クランク二本の持ち込みは、間違いでは無いんですね。

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 10ミリの差というのは相当のものですね・・・。

 じゃあ、左クランク二本を左右に取り付ければいいのか?というと、答えはダメ!

 もちろん左クランクはそのまま付けてもいいんです。当たり前か・・・。

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 こんな風にね。問題は右クランクの方なんです。スクエアテーパーに取り付けることはできる、確信はペダルのねじ穴の向きなんです。

 こいつが逆なんですね。なにが逆か?というと、右クランクは順ねじが切られています、それに対して左クランクは逆ねじになっているんですね。なので・・・、左クランクを右に取り付けると右ペダルが入らなくなる、という事がおきます。

 じゃあ、右に付けた左クランクに左のペダル付ければいいジャンか、となりますが、スポーツ系のペダルなら前後が逆になってしまいます。これってほぼ使えない・・・。でも通常のペダルなら大丈夫では?となりますが。確かにねえ・・・。でも、左用のペダルを右にして踏むと、常に外れる方向にペダルが回っていくことになり、止め方次第によっては、途中で外れるなんてことも起きてしまうんですねえ。

 なので、左クランクを右にするときには、ねじを逆に切り直さないとまずい場合が圧倒的に多いんです。

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 こうやってね、ペダル用の特殊タップを使って、逆に切り直す。ねじ山が交叉するようになるのか・・・。

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 結構切り子が出ますね。実はこの作業安いアルミクランクではできません、粉々になって、ねじ山が流れてしまう、鍛造でなくて、鋳物に近いものなんでしょうな。ピスト全盛期、安いクランクを付けたやつで何度か失敗しています。

 でもデオーレはさすが。しっかり鍛えられています。

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 これが切ったあとですぜ!これって、実はカラクリがあって、今回使用したタップは長いガイドがあるんですね、それがあるために曲がりにくい。ねじ山修正だけのタップだと、ガイドが短いので曲がりやすい・・・。実はタンデム製作の時、いたい経験がありました。まさかデュラエースが・・・。

 ただ、曲がりが微細だったために、選手は気づかない・・・という事だったが・・・。

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 ちゃんと右ペダルもつきました。

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 裏から見ても大丈夫なようです。

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 無事右クランクとして175ミリの取り付け終了です。

 乗ってもらってみると、イメージは相当いいようです、重いギアも踏める、確かに長くなった分、テコの原理がきいてきますからね。

 店主もよく走っていた時期には175ミリクランクは多用していました。回せるように練習している内に、違和感が無くなってくる。あの感じは良かったですね。

 よく身長の十分の一理論というのが正しいのだとすると、店主も175ミリクランクを踏む資格はあります。ある意味170ミリクランクがはびこりすぎかも知れませんね。

 イノーなどは170そこそこの身長でコースによっては175ミリを使っていたといいます、まあ、欧州の人は大腿骨が長いので、そういう背景もあったのかもしれませんがね。

 アチコチいじって、暫くいじるところがないという方で、一定の身長のある方は是非お試しというのもありかも知れませんね。

 昨今はやりの歪系チェーンリンクなどを試すよりも、より抵抗なくできるのがクランク長の長さ変更なのではないか?なんて思いますね。
 
 走る時期には175をキレイに回して、冬になったら165で調整し直して・・・。さすがに10ミリの違いには、戸惑うこともありましたが、いい刺激になったと思いますね。

 クランク長に気づくなんて、やはりただ者ではなさそうです。今後通勤自転車は話など、まだまだなんか出てきそうですね。今度は何だろう?

自己検分 汝自身を知れ・・・

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 一見無傷のようですが、接触事故に遭っていますので、点検のために、やって来たんであります。

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 鉄フレームですんで、計測、修正が可能ですんでね。まずは計測のために、すべてパーツ類を外します。

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 柳さんに渡しまして、治具に固定して、要所を計測します。

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 アルミやカーボンフレームではできない・・・、少なくとも当店回りではできない芸当でありますが、逆にいかに鉄フレームが、再生可能化素材なのか、ということの証明なのではないか、と思っています。

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 事故後の保険会社との見積もりでは、このような検分写真と、計測結果、修正方法などの提示を行います。これ以後施工するか否かは、保険会社との間での折半という事でもあります。あって欲しくはありませんが、万が一事故が起きた場合には、このように自転車の立場としてできる限りのことは、いたします・・・、という事です。

 ただし、こうした計測行為自体で、相当の手間が入りますので、その分の請求はさせていただきます。

 その後、保険会社との間での交渉が進みますと、

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 破損パーツの交換、今回などは前後ホイールの修正にちょっと手間がかかりましたが、全交換せずにパーツとしては復帰することができました。フレーム自身も誤差レベルしか狂いがなく、今回の事故によると見られる破損などは見当たりませんでした。

 組み付けて、安全点検のために乗ってみると・・・。実によく考えて組み付けられた車体であることがわかります。

 乗り手は、相当ベテランのサイクリスト。相当ベテランというと、それなりに齢は重ねておられます。なので、若い頃からのご自分の変化を十分に、捉えた中でのスペックとなっていますね。

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 保険としてのトリプルをお使いで、たぶん若い頃はQファクターだなんだでこだわりはあったと思いますが、今は長距離を流して乗るために、もしもの際の保険としてのトリプルインナーをお持ちです。ほとんど使ったことはないながら、これがあるのと無いのとでは心理的な負担変わってきますね。大いにありの選択肢であると思います。

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 エントリーモデルに機能的手抜きのないシマノならではを使用する発想、ごっつくて壊れにくい・・・、これで十分・・・。

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 浅めのドロップハンドルに、フラット部分の長いものを選択、ディズナいいとこ取りですね、しかも登りや、平坦でも披露した際のエマージェンシーポジションに余裕を持たせたエイドブレーキの選択。このハンドルどこを持ってもリラックスして走れる形状をしています。

 もう、一定の歳なんで、決して無理はさせず、快適に長距離をそこそこのスピードで流して走る、ホイールにはちょっと金かけてのそのアンバランスなバランス感覚が、ちょっとやそっとでない、成熟したサイクリストを暗示させてくれます。

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 もう一度見てみます?サドルは長年自分の骨盤にあわせて型を付けたブルックス。どこをとっても無理がない、見栄もない、自身にとってここぞ!という金の使いどころが粋で、何よりも自分自身をよくわかっているとしか思えない、自転車の組み方をされています・・・、これには脱帽ですね。

 こういう自転車というのはちょっとやそっとでは組めません。自転車を知り、何よりも自分の分を知る・・・、そういう深い配慮の中からでしか、こうした自転車は生まれてこない。

 金のありそうな高齢者をつかまえて、分不相応なスペックで乗せるなんてことは簡単なことなんです、おだててゆすればいいだけなんですから・・・。

 でも、当店の目指すところは、そういう所ではありません。ご自分をわかっておられる方、予感されている方にとっての最適な一台は何か?というところで、一緒に悩んで作っていきたい・・・ですね。

 でもまあ、この手の達人レベルの方が来られた場合には、すべてお任せで、こちらは手を動かすのみ・・・ですが。

 東京ベントス、というご当地ロードレースのチームに愛情と深い理解を示し、当店のような店にも好意を持ってで入りしていただける、ある意味正真正銘の自転車仙人・・・かもしれない方ですね。

 店主などよりも、より濃い霞をご所望されているようであります、ハハー!!

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点検の春 移動の春



 振れが尋常じゃないホイールが付いていた。回すとチャラチャラと音がする。たぶん折れたニップルが、リム内になるな。

 という事はスポークが折れている。

 ほらハブに、スポークの通ってない穴が見つかる。一本のスポーク折れ、ノーマルのホイールは直しやすい。

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 測ると280ミリの黒スポーク。長いやつをちょん切って、ねじ山を立てる。

 そいつを通して、ニップル止め、調整するが・・・。ホイール全体がもう疲れているのがわかる。

 こういうホイールは締めて調整してはダメだ。実際一部締めてみたら、もう一本スポークが飛んでしまった。されば、緩めて機嫌をとりつつ、なだめつつ調整すべし、という事になる。

 まずは周辺を緩めるところから始める、緩めてとれる、おさまる振れというのがある。そして反対側から少し引っ張る、つまり締めるのである。

 まずは緩める、緊張取ってから、その余裕の範囲以下で、締める・・・これを繰り返すんだな。

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 もちろん振れを取る前に、ハブのガタを取らねばならない、そのくらいこのホイールは疲れていた。ガタを取らないと、リムが触れているのか?ハブの根元から触れているのか判別付かないわけだ、だからまずはハブのガタ取りが先。

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 スポークの折れはないが、振れはあったフロントホイール。こいつも直す。でも限界あるな・・・、前後ともにつかれている。

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 あとはチェーンやスプロケの洗浄。軽い落車によるエンド台座の曲がり修正、そしてシフト調整、ブレーキシュー交換と調整・・・、まあこんな感じかな?

 あまり手入れのいい自転車じゃないので、半年以内の内に、整備するのが望ましい。

 この持ち主が、また若い。

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 この青年、名前を家野(カヤ)という、KHAYAとも書く。ズールー語でホームという意味らしい、漢字の当て字も面白い。この青年十九才、この春岡山の大学に進学する。

 しかし、実に感慨深いやつなのだ。

 今を去る30年前、店主が二十代だった頃、日本で南アフリカ共和国のアパルトヘイト政策に反対する団体に入って、活動していた時期があった。

 まあ、色んなことやったなあ・・・、色んな人とも会ったなあ・・・。

 その中に、とある聡明な女性がいたんだな。彼女は南アフリカ解放のための組織ANC、当時はまだ非合法の組織だったが、それが東京で支部を作ることになり、当時は唯一日本共産党だけが協力してくれたんだな。

 そこに、ジェリー・マツィーラという代表が赴任してきたんだが、その方の第一秘書になったのが、その聡明な女性。英語はもちろん、一人で、様々な事務処理をこなし、アフリカ大使館や日本の要人達と渡り合っていたんだが、それから数年して、南アの人と一緒になったという噂を聞いた。

 アパルトヘイトも終わり、その会も解散になった。

 それから約三十年経って、ひょっこりやって来たのがこのカヤ君なのであった。

 津山君・・・?・・・・もしかして、あの津山さんの・・・息子?

 なるほど、南アの人と一緒になった津山さん、その間に産まれたのがこの子・・・なのか?

 この野郎、なかなか聡明だ。こちらは自転車をいじりながら、手を動かしながら、相当の話をしたんだが、それらすべてに、非常に高いレベルでの理解を示していた様に思う。ちょっとやそっとのやりとりではなかった。

 確か高校時代の地理の時間であったか、今でも覚えているが、佐野先生の南アフリカの授業に影響受けて、日本での反アパルトヘイトの勉強会などにも出始めて、必死にその代表に手紙を書いたりしていたことがあった・・・。

 学生になり、活動がより自由になると、デモ責になって警視庁でいじめられたり、ナイジェリア大使館の大使に集会に出てくれるよう偉そうに交渉したり、国連からで資金と寄付金で「反アパルトヘイト・アジア・大西洋・オセアニア会議」を主催したりと、なんか色々とやっていたわな。

 その30年後、そこで知り合った女性の息子の自転車をいじっているなんてなあ・・・、長生きはするもんだ。

 確かに制度としてのアパルトヘイトは終わった、しかし長年のその影響はまだまだ、これからも続いていくだろう、日本と南アとの狭間に産まれたお前さんは、一体どういう人生を歩んでいくんだい?

  こちらは、あれから三十年、色々変わったことがあったが、芯は実は変わっていないんだ。ただ自転車組んでいるだけじゃ無いんだぜ、内にはパッションは確実に秘めている、そしてそれを実現するための型のバリエーションと、多少の術と関係はもちつつある、忍耐力も多少は身についた。

 例えば、店主は自分の人生を越えていくことに着手しようとしている、これでもな。お前は?どうなっていくんだろう?今わかるのは、どこか非常に高いところまで、お前なら行けるということだ。

 もしまた、そんなところで会えたとしたら、それはまたそれでよしだな。

 でもその前に、半年以内に自転車診せに来いよ、決して管理はうまいとは言えないからな。

 この春、岡山か、行ってこい、全く心配することなく、信じるところに進むだけ、お前さんなら大丈夫だ!

自作?学校?開業準備?



 彼女の自転車を組みたいんで、取ってほしいと頼まれた、パーツ類。これをフレームにつけることぐらいは、誰でもできる。

 でも、それらパーツ類を連動させるという事になると、これはちょっと異なってくる。組付けのことですね。

 自分で組みたい・・・というのもありだが・・・。誰にでも場所を提供できるほどは広くはない。もう少し何かない?

 ホホー、そうか、ならそこの隅ででやんなよ・・・とコチラが思えるようななんかない?

 和菓子屋の若旦那・・・といっても継いでいるわけではない。元々は、バイクのメカニックだった・・・。ホホー、それは腕に覚えがあるな?仮にだ、当店が輪業としてモーターバイクなんかを取り扱い始めたら、部門長もんだな・・・。まあ、当店では、バイクにまでは手は出さないがね。

 そんで、自転車をいじっていきたい?今は学校の用務を担当していると・・・、手に職系だな。

 なら、その隅つかいなよ・・・。

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 隣で大森先生が組付けをやるんで、それを質問なんかしながら、まずは仕事をよく見ることかな?

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 セミインテグラルだから難しいかもなあ・・・。

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ヘッドパーツは難しいんで付けてあげようか?お願いします・・・。 

 とこんな感じで、やっていた。自転車の作業を覚えるには、できる人と組んで、組み付けるの一番勉強になる。こんなことを何回か繰り返していくうちに、その内色んなものが組めるようになるだろう。そんなことが半年続いたら・・・。

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 生き生きしているねえ。まずは彼女の一台を組んでからだ、もしその先まで行きたいなら・・・・なんかあるかもな。

 そんでもって、それが自分の開業につながるんだとしたら・・・、面白いかもね・・・。

 店主はもうある意味歳なわけで、もうこれから一人でできることは限られている。次の世代に流せることは流していかないと、と思うようになった。

 ある意味、当店なりの芯に当たる部分に共感できるようであれば、あとはその人なりのどんな展開になろうと、それはそれで喜ばしく思えるようになるだろう。

 もうそんな時期に来ているんだろうなあ、と思うようになった。

 なので、開いていく方向になるかと思うが、大事なことは琴線に触れる、という事かと思う、これが難しいようで簡単、簡単なようで難しい・・・。

 この若者の今後の展開、お楽しみに!

今年は白だ・・・でいいや・・・



 そういえば、税金の季節であったことをすっかり忘れていた。事務処理する気がわかなかった・・・。

 通常なら青色申告でやっていたんだが・・・。貸借対照表と損益計算書を作って、提出していたわけであります。控除も高いのと、事業主としての信頼性も上がるというメリットのために。

 でも、今年は白色申告で行こうと思います。売り上げも正直ないし、そこまで手間をかけてまでのメリットもない。

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 損益計算書にかわって、収支内訳書とかいうのを提出するようだ。ささっと書いて・・・、

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 郵送して終わりにしよう。マイナンバーも書き忘れちゃうかも知れないな、気をつけないと・・・。

 領収書とか取っておかないといけないらしい。でも、税務調査とかで仕入れ先を秘匿しておきたい場合、黒塗りでもいいのかな?もし税務調査をきっかけに、当店の取引業者の秘密が漏れたらどう責任取ってくれるんだろう?

 そんなことはない、とはいうかも知れないが、今の官を信じることって、できますか?

 財務省によると、なにやら価格と金額は違うみたいだが、申告書にはどちらを書き込めばいいんだろうか?価格か?金額か?

 しかし一体、この国が近代日本になって以来、150年という節目の年に、それまで積み上げてきた様々な信頼の大系の核になる部分をここまでズタズタにした出来事が、有事を抜いてあっただろうか?と思う。

 そしてその顛末というのはまだ早いのかもしれないが、少なくとも口先に登っている内容を聞くに、責任ある立場の人間から逃げをうっていこうとする、という事実である。残念ながら、誠に残念ながらこの国はやはりそういう「美しい」国であったということだ。それは覚えておこう。

 ドウトクだの、アイコクだのとのたまう御仁に限り、最も不道徳で、非道義的で、国というものを私有化をしている連中であることを覚えておこう。

 そして温厚な店主もさすがに頭にきています。ダメ、全くダメ・・・。ダメダメダメ!

 なので反原発(また再稼働しているし・・・バカな国)の時以来、久々に、官邸回り、議事堂回りのサイクリングでもしようかな?と考えています。暖かくなってきたんで、春の夜長、たまには主権者として、政治させてあげている方々の様子でも見に行こうか?と思っています・・・。

 公私ともに理由も合いまして、今年は白でさっさと仕上げて、郵送します・・・、マイナンバー書き忘れないようにしないとなあ・・・、昨年忘れちゃったしね・・・。どうせ大した収益もないのに、あんなに手間かけての書類作りや管理などがばかばかしくなりました、もちろん納税の義務はしっかり果たしますよ!実際相当果たしていますもん消費税などで・・・。だからこそ、主権者として、ご機嫌伺いに参るのであります。

 諦めてねーから行くんだぞ!捨ててねーから行くんだぞ!大いに関心あるから行くんだぞ!俺の国だから行くんだよ!

プロの買い物のために・・・



 ビアンキの小径車がやって来たんだが・・・、どうもカゴを付けてほしいということだ。

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 当初は前に、そこそこの大きさのカゴを付けてほしいということだったんだが・・・。ちなみに当店はママ狸ん以来、カゴ付けにはかなりこだわりがある・・・。というか、あらゆる自転車にどうしたらカゴ類が付けられるか?なんてことをやったきた経緯があるんだな。

 それと、店主の裏の趣味が実はカゴやキャリアの収集というか、ちょっと変わっているものを見ると、どうやってつけんのか?なんていうのを見たいんで、サンプルとして取ってみたくなる・・・、その結果、結構異形系のカゴがそこそこあるという事になる。

 そして、カゴというのは、入ればいいというものではない・・・。なにを主に、どのように運ぶのか?というのが重要になってくると思います。

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 運ぶものによって、またその自転車の形によって、前がいいか、後ろがいいか、また両方か?なんてことが決まってきますが・・・、今回の方は一体なにをどう運びたいのか?

 聞くところによると、飲食業の方で、買い出しに利用したいということでした。

 基本仕入れは配達として、それ以外の小物などの買い付けかな?と想像は付きますが・・・、されば前に普通のカゴというのも大いにありかもしれません・・・が。

 しかし、仕入れでしょ?中には、行った先で、セールかなんかやっていて、急遽欲しくなる・・・なんてことだったあり得ないとも限らない、なんたって商売に直結する仕入れですからね・・・という事になると、事情はちょっと異なってくる。

 この辺は大は小を兼ねるってなもんで、大きめのカゴを付けるという手はある、なれば後ろかな?

 あとは、業務用の仕入れとなると、段ボール一個分なんて事もあるだろうなあと想像します。生もの、瓶、缶類・・・、あらゆるものに対応できるようにしておくには、実はカゴというかもの運びについてはできるだけシンプルにしておく、というのが鉄則なんじゃないか?と思うのね。

 へんに囲ってあったりしない方がいいんじゃないか?とかね。

 そこで、今回は任せてもらうことに。

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 荷台を取り付けることにした。スポーツ系のものを基体に、シートピンなどを使って固定しましょう。なれば加工です。まずは6ミリの穴を8ミリに拡大し、なおかつこのように切れ込みを入れます。

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 シートピンのベロを収めるためにね、ちょっと芸が細かい。そして、金具の角度を変えて、シートピンを通して固定する。

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 下は、ダボを使って固定知れば完成。

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 先日やった、荷台の丈をつめる工夫をやって重心を下に下げる。

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 仮にここに通常のようなカゴを取り付けるとこんな、具合になる、これはこれでいいんだが・・・。

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 例えば、このようなポータブルなカゴを持っていこうとすると、このように中途半端にしかカゴの中に入らない。浮いてますよね。ここに重いものを入れると、ポータブルなカゴが自転車カゴにはまってしまい、大変扱いにくい。

 このように、カゴ自体が一定の指定というか主張が強いと、大抵のものは入ったとしても、入りにくいものはトコトンはいらない・・・という事が起こりうる。

 だから、カゴじだいをもっと主張の少ないものにしておけば、かなりの種類の荷物の形に対応できるという事の理解も得られるんではないか?と思います。

 そこで今回はこんなものを使ってみます。

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 カゴというよりは第二の荷台、キャリアといった感じですね。

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 こいつを取り付けてやると、こんな感じになりますね。

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 すると、先のポータブル系のカゴなら廃チューブ二本でこのように固定できることになります。これなら、レジ袋を使わなくてもいいですね。それにバリエーションが色々と考えられる。

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 このように、缶ビール一箱、クーラーボックスもいけますね、いつも下に板敷いて置いてもいいし、荷台よりデカイものでも、しっかりバランス良くとめてやれば、運ぶこともできます。廃チューブは当店には山程あるので、数ヶ月に一回交換にとりに来てくれればよし・・・という事で、こいつでやってみてもらうことに・・・いたしました。

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 見た目もシンプルで、それ故にちょっと高機能、プロの仕入れにも一定耐えられるんじゃないか?と思います。簡単な分、応用も効きます、荷物のパターンが決まってきたら、それにあわせて加工してもよし・・・展開も自由度が高い、言うことなしであります。

 特に飲食となると、店主も結構燃えますね、単にカゴ付けといっても、種類も用途も色々ありますんで、それにあわせて、より便利に使いやすくできるよう・・・考える。この辺が仕事の楽しさなんだよね、同じカゴのポン付けなんて三回やったら、もういいよね・・・。

展開!展開!仕事を面白くするのは、こうした一つ一つに、丁寧に展開を考えてやっていくことだ・・・。丁寧・・・、この言葉には、随分手垢を付けてくれた奴がいるが・・・、やはり丁寧にやるしかない。
 
 

おかしな自転車という意味でファニーバイク!



 何々?パナソニックオーダー・・・だと?

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 トップチューブが変形している、これは事故車・・・・ではありません。

 かつてはこういう自転車が走っていたんだな、競技会でね。驚いたことに、こいつに付いていたリアホイールが・・・、

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 なんとディスクホイールときた・・・。これはかつてのバリバリの競技車体なんであります、しかも前が24インチ、後ろが700cという、世に言われるところのファニーバイクというやつだっんですね。

 ディスクホイールを付けていたところから見ると、タイムトライアル車として走っていたんじゃないか?と推測できます。

 なんとそんな状態で、道っぱたに捨ててあったのを、拾ってきた酔狂は御仁がいたわけだ。しかもよりによって、都内に何百店舗もある自転車店の中で当店に持ち込んでくれたってわけ。

 どうすんのよ?ファニーのまま乗るの?

 いえ、ママチャリになんないかと思って・・・。

 こういう発想は嫌いではない。かなりぎくしゃくする可能性もなくはないが、もとはレーサーだ、ひとたび走れるような状態になったら、そりゃすごいポテンシャルを発揮しないとも限らない、いや、非常に高い確率で発揮するだろう・・・な。

 しかし、よりによってなんだファニーなんだろう?前後700cなら、もうほとんど問題なく、高速ママチャリは完成できる・・・、実用レーサーといった方がいいかもね。

 ファニーというのは前後の車輪のデカさが違う車体、前が小さい、24インチなんて、極端に小さいので、普通に乗っているだけで、下りを下っているような感覚になる、前傾のままでブレーキ握ったら、スピードによってはほぼ確実に前転する。

 そんな乗りにくい車体、フレームを見て、なんでママチャリ化したいと思ったのか?

 その目の付け所は、いつものことながらたいしたもんなのだ・・・。どちらかというとディレクター型だな・・・、ハイセンスで、とんでもない発想と美的センスを持つが、手が動かない・・・。

 二店舗前の旧店舗からの常連さんで、今までにもそこまでやるか?と自分の自転車センスを展開している方でもあるんだが・・・。なので細かい指示が飛んでくる・・・、そんなの自分やれよ・・・・なんて言っても、あの不器用なもんで・・・でかわされる・・・。

 今回も長い仕様書を作ってきた・・・、パーツはほぼ持ち込み、これを取り付けて、元々付いていたあれを、あちらに移動して、そっちについているナニをどこに取り付けて・・・と、パズルだわな。

 でも本人の頭の中には、ちゃんとそうしたイメージが明示されているんだと思う。ったく・・・思い浮かべるだけなら、簡単だよなあ・・・。

 そんなこといわれてもすぐにできるとかの即答は無理なものが意外に多い・・・。

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 ママチャリなんで、前はシングルで・・・、持ち込みBBとクランクペダルと付ける。

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 そうそう、その前に、いち早く、ファニーでの使用は諦めていた。フォークを交換して700c化すると。確かに実用化するなら、そうしないと疲れて仕方ない。

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 リアは、多段・・・、ありものを持ってきた。

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 ハンドルは、やっぱり実用系だね。Wレバーの傍らをシフターとして利用。ドロップ用のエアロブレーキを流用。トコトンこいつ、当店からパーツは買わない主義らしい・・・・・。

 ステムを上に伸びているのを利用、前傾のよりまた前傾を求めるフレームなんで、このくらいやってちょうどいい。

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 これも革を被せて作ったみたいだなあ、本人じゃない・・・と思うが。

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 で、この辺からが無理難題・・・に近い。実用車なんで、荷台やカゴはあってもいいが。こうしたスポーツ系の自転車には、それように作られた荷台がとにかくフレキシブルなんで、取り付けやすい・・・というか、実用車用に作られた荷台をスポーツ車に載せるのは、非常に面倒なんだが・・・、時にできないことも多い。

 見た目重視のハイセンスくんとしては、スポーツ車に付けるアルミ製の荷台などがお気に召さないらしい。どうしても、実用車のメッキ系、重くてもそのタイプの荷台がお好みなんだそうだ。

 しかも、できれば、変形させずに、シートピンのところに付けて欲しい・・・だと。

 あのね、実用車用の荷台をスポーツ車に取り付けるなんて、付いただけありがたい訳よ・・・それをどこに止められたらうれしい・・・とまでいうかね・・・。まあ、ディレクターのいうことは絶対でございますから、多少の加工と同時になんとかね・・・取り付けるわけです。

 他の車体と併用したいんで、あまり加工はするな・・・というご指示も・・・、アタッシュケース持った製作系ディレクターでもあるまいに・・・。

 そして、無理難題はまだある。

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 前にも荷台だと・・・。ただ、こいつはどちらかというとスポーツ系にもというのか、多少フレキシブルではあったが・・・。

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 交換したフォークがたまたまツーリング系だったから良かった、そのダボを利用して下から支える・・・。

  いやいや、注文の多い料理店なんであります。

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 そして乗ってみるとだな、やはり元レーサーってだけあって、走りやがるんだ・・・これが。かなりの快走感、半端なし。ハイセンスディレクター君の目利きは大したもんだ・・・。店主でも・・・拾ってそこまでは・・・たぶんしないと思う・・・。やはりファニーでイタズラしただろうなあ・・・。

 非常に乗りやすい!ドロップに戻してやってもいいかもしれない・・・。店主なら、やっぱり700cのドロップ化・・・で復活だな・・・。ある意味合いも変わらず・・・だがね。だからというわけでないが、人からの依頼というのは意外性の連続で、それが糧になる・・・という事かも知れない。

 ある意味大変ありがたい、お客なのかも知れない・・・イヤ、ありがたいお客様なのでございます、合掌。

緊急のお知らせ!3月12日 (今夜)ヤギサワバルにて 鹿の会 ジビエの巻

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 突然のお知らせで申し訳ありませんが、3月12日、当店近くのヤギサワバルにて、鹿肉、ジビエの会を行います!

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 これで、ヤギサワバルさんとのコラボは3回目となります。

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 牡鹿半島の野生の鹿が手に入ったようです。こいつを使って・・・今夜展開します。

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 これは鹿肉のシチューですね。野菜と赤ワインで煮込んでいます。

 あとは、スペアリブの塩焼き。

 首肉のミートローフ。

 そして、鹿肉コロッケ・・・。という感じですね。

 あまりに急で、そんなこと言われたって・・・という方々がほとんどかと思いますが、鹿肉の味はいいですねえ・・・・、という事で、万障お繰り合わせの上、是非是非!ご来店ください!お待ちしています!

おしゃれからチョイマジ迷彩へ

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 先日は、おしゃれ迷彩なんてもんをやったんですが・・・、今回は砂漠系のちょっとマジ系の迷彩という所に行きます。

 ちょっとマジ系というのは、モロマジ系というのとは違います。

 後者は、本物の迷彩そのものという事ですが、前者は、その雰囲気はなくはないながら、ちょっと色使いなんかをいじっている・・・という感じかな?

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 マスキングで基礎地を作って、それにエアブラシをかけます。

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 エアブラシを遠くからかけると、本当砂かぶりのように見えてきます、ボカシの一形態でありましょうな。

 本来なら、もう少し小豆に近い濃いめの茶というか、赤?だと思いますし、緑もより濃いめ?かと思いますが。

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 砂漠ではありませんが、コンクリの上で既に迷彩化しています。

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 さて、どこだ?

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 見つかったかな?(わざとらしい・・・)

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 迷彩がなんで、一色ではなくて、このような複数の色で行われるか?という意味もわかってきますね。例え、回りに緑や赤っぽい色がなくても、色が一色に濃縮されず、複数色に分散させることが、迷彩の意味・・・なんじゃないか?

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 これがまた自転車に組み上がるとかわって見えますがね。

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 三本のフレームが持ち込まれまして、残り一本・・・。ジャガーに変身いたします。

 そこでは久々に手書きが登場しそうです・・・。図鑑、図鑑!

スルーアクスルシフト・・・クイックでいいのにねえ・・・



 ご覧のパーツは言うまでも無くクイックレバーのディスクハブなんであります。ところが・・・

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 外側のクイック式のキャップを外すと、中は12ミリのシャフトが入るようになっている。ヌヌヌヌ?

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 先のキャップの代わりに、12ミリの穴の空いているキャップを入れると・・・、

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 なんと、スルーアクスルタイプのハブに変身してしまう、というカラクリになっている。

 この辺も最近の激変の一つでありましょうな。スルーアクスルなんていうのは、店主は実際には五年ほど前に経験していた。クイックかと思いきや、クルクル回していると、太いシャフトが一本横からぬけた・・・、と同時にホイールが落っこちた・・・。

 一体何だ?と思ったら、そいつがスルーアクスルという形式だった。バイクの形式ね。

 フォークのエンドが虫眼鏡のレンズの無い状態になっていて、そこにホイールをあわせて、横から太めのシャフトを全通しするわけだから、これは強力といえば強力なんだが・・・、ホイール交換の時など、レースでは大変だよね。

 レースだから、クイックでホイール交換が必要なのに、あんなクルクル回してやっているようじゃ、なんとも生ぬるい。ただし、エンドがレンズなしの虫眼鏡のフレームのようなもんなんで、そこが破断しない限り、絶対にホイールは外れない、という強みはある。

 でもなんの強みか?答えはディスクブレーキという事らしい。ディスクブレーキをかけるとフォークのエンド付近に力がかかる、その勢いでホイールが外れないように、という事なのかも知れない。

 でもね、先日の合同展示会の、キモリさんがやっていたように、クイックエンドの角度を少し変えるだけで、ブレーキングの時にかかる力を溝の方向に向くようになっているんで、構造上絶対に外れない仕組みをクイックだって作れるんだよね。

 なれば、レースシーンではクイックに越したことは無いんだが・・・。

 シマノがスルーアクスル!と号令かけると、サードパーティーなどはたまらず、右向け右・・・になってしまう。

 この手のハブがスモールパーツでクイックになったり、スルーアクスルになったいるする工夫を付けるのもわからないでもない。

 そんなわけで、このハブに関しては、スルーアクスルにする予定なんだが・・・。

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 右がクイックのアダプター、左がスルーアクスルのアダプターなんだが、実はこのハブ自体の純正、スルーアクスルアダプターは欠品のようなのだ・・・。元締めが持っていない、持っているというショップも、受注発注のようなので、望み薄・・・。

 なれば、いつものこと、左を使って、加工して作るしかない。これには色々と発想があって、右のクイックを利用するという手もあったんだが、新しい工具を買わねばならないということと、持っている機器類で精度が出るか?という問題・・・。車軸になるんで、センターがずれたら、常に縦ブレの車体に乗っているようで、それは絶対にゆるされるものではない。

 なわけで、左を使うんだが・・・、これもまた一筋縄では、もちろんいかない。

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 12ミリの無垢棒にパーツを挟み、前後金具で固定する。

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 この12ミリ無垢棒をボール盤にセットする、回転させれば、簡易旋盤・・・になるはずであった・・・。ちなみにパーツの外径が15ミリだったんで、直ボール盤のチャックには入らない・・・、なかなか難しい。


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 余分を削るんだが、どうもぶれているようで気持ちが悪い・・・。やめた・・・。

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 今度は無垢棒を、横筋万力に通し、チョと緩めてはフライスにかけて、余分を削るが・・・これもまあ、今一。

 作戦を変えることに。

  すんなり、余分を輪切りにすることに。

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 これなら本来のフライスの使い方なんで精度は出る・・・、最初からこれやっていれば良かった・・・本当、本日は紆余曲折の連続だったなあ・・・もう。

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 余分な箇所を削り取ったので、こいつをキャップとして入れたやれば、フロント100ミリの完成という事になる・・・はずだったんだが・・・。

 問題はこの反対側、削ったはいいが・・・。

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 残った縁がデカすぎる。これでは・・・

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  フォークの内側にすんなり入らない。という事は、この縁の余分をまた削らないといけない。試練は続くねえ・・・。

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 12ミリの無垢棒にパーツを通して、サンダーにかける。回るサンダーにあわせてパーツも回るので、ロクロみたいなもんだ。

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 ようやく形を整えて、キャップをハブに戻してやる。

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 これが反対側。ようやくできた・・・。

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 するアクスルを通して装着完了、ようやくこれで完成だわ。一体何時間かかったでしょう?

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 フライスの回りがアルミの星屑でイッパイです・・・。

 ある意味執念のようなパーツ加工でありましたが。これには理由があります。

 たかが1000円ちょっとのスモールパーツ、欠品なら、他のハブ探すか、製造されるまで待てばいいじゃない?と通常思われるでしょうな。

 ところがそうはいかない事情があったんです。まず納期、そんなにのんきに製造待てるものではなかったということ。そして、もう一つ、このハブにあわせて、ある高額なリムを既に仕入れ済みであったこと・・・なんであります。

 もし、このハブがつかえないとしたら、同等のホール数のものを探すのが非常に困難であるということ、そして高額なリムがつかえなくなるという、非常に厳しい事情が後ろに控えていたわけであります。

 こうなると、そりゃ無理するよね・・・、嗚呼、1日仕事になってしまった・・・。

 もう少しいい工作機器がほしい・・・と思いますな、剛性のあるフライスに、小型旋盤・・・。と、それより何より、技術力が低すぎなんでしょう、こんな加工に一体何時間かけてんだ?手探りとはいえね・・・。

 でもまあ、先生の無いところで、仲間と相談しつつやるしかない環境では、これも仕方が無い。できるだけ、こうした機会に自ら積極的に触れるようにしない限り向上はない・・・んだろうなあ。

 確かに、途中で何度も折れそうになったり、くたびれたりもしたが、できたことに関しては、あとから見ると楽しかった・・・と少しはいえる仕事でもありましたしね。

 しかし、今後ハブはクイックとスルーアクスル両用の時代に入ったんだな・・・、キモリさんの仕事を見ると、まだまだクイックにブがあると思えるのは、店主だけなのかな?少しずつでも、時代が動いている・・・実感ありですな。

スラム フロントディレラーをいじる



 一体どうしたら、こんなになるんだ?って感じだったなあ。インナーアウターどちらにあっても、チャラチャラチェーンのこすれる音がする。既に直づけもの、土台が曲がっていたら、どうしようもない・・・というやつね。

 店主は前から、ほしいフレームが二本あって、一方が直づけ、一方がバンド式だったとしたら、躊躇せず後者を選べ!と力説しているわけであります。

 フロントメカの調整が楽というか、微妙なところまで出せるということがその理由。そもそもこいつは、直づけだ・・・。そして、ついているのがスラムのFメカ。

 まずはインデックスの調整・・・というところで、調整ボルトをいじったんだが、アウターを決めるボルトの精度が出ていない、ようだ。

 四分の一を回すか回さないかという程度の微妙なところで、決まらない・・・。かからないか、外に外れる・・・。そして発見したのが、フロントメカの下半身の剛性がない。ゆがむ・・・、直づけボルトはしっかり止めても、下がゆがむ。

 どっから手を付けるかね?

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 既設のボルトを外し、より長いボルトを使うが、頭がでかすぎて、所定に収まらない・・・。

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 そこで余分な肉を落とす。

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 左の方に収まっていますね・・・。これでまあなんとか・・・・かな?

 さてインデックスの調整はまあ、できるようになったとして、あとはプレートの幅にも問題がありそうだ。

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 ちょっと荒療治に見えるが、マイナスドライバーで角度を変えるように、何度か試みる・・・が。

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 ダメだ・・・、正確に修正するには、やはり外さないとダメですね。丁寧にやりましょう。

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 万力にかけて、軽く固定し、治療いたします・・・。当然お見せできません・・・。

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 元に戻して、調整し、なんとか音鳴りは無くなりましたが・・・、なんか調整しながら、このディレーラーに限ったことなのか?どうかはわからないまでも、少なくともこいつに関しては完成度7割・・・以下だな、という印象。

 当然ダブルタップでのシフティングにも、癖を意識した操作が必要。まあ工業製品だから、厳密にはそれは仕方ないことかも知れないが・・・。ただ、大きな落車もなく、取り付けられていただけで、万力での修正が必要というのは、なんでだろうなあ・・・。この個物だけの問題だったのかしら?

 トリムの有無なんかもまたここに影響しているようだなあ。まあ、スラムにフロントメカの性能を求めるのは、野暮なのか?どうかわからないが・・・。

 スラムにはスラムのいいところがあるだろうから、それが好きなら、堂々と使えばいいわけで、当方としては、何でも来なさい!という姿勢は堅持いたしますよ!

 ただ、性能だどうこう以前に、スラムには、入手に関して非常にやりにくい現状というものがある。

 今一社がスラムのロードコンポを取り扱っているんだが・・・、そことスラム以外の取引の無いところは、ネットから在庫を見ながら発注することができない、という制限がかかっているんですね。

 これは大変面倒なんであります。

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 このような写真無き画面を見ながら、文字情報だけで必要なものをリストアップして、メールかファックスで問い合わせ、欠品の有無の確認をしてから、ようやく発注ができるという手続きを取らねばならない・・・という事なんであります。

 こんなこと二昔前のやり方だ・・・、事務処理が煩雑になる、間違えだって増えるだろう、そして何より時間がかかる、発注だけで半日かかるわ・・・。

 まずショップからすれば、それだけでスラムには近づきがたくなってしまう。取るのが面倒なものをお客に勧めることはしない。

 つまりスラムの売り上げに影響出るんでないの?それともあまり売りたくない?とか?

 それより何より、スラムを選んだお客に、不利益が生ずるだろう。取りにくいんだから・・・・。

 ではスラムだけの取引でなく、メインの取引もすれば、この問題は解決するんでないの?という疑問当然湧くと思います。はい、そうなんです、そんなにネットの画面から発注したいなら、その業者にメイン取引を申し込めばいいんです・・・でもね・・・。

 初回40万・・・とかいうんだぜ、この不景気の時代にそこまでふっかけられて、ハイそうですか、ならそうします・・・というほどでかい店じゃない・・・、情けないながら、誠に情けないながら、その条件をクリアすることはできないんであります。

 困ったもんだよね・・・。週明けにも、スラムのみ取引店に関しても、ネット閲覧からの購入許可願いでも出してみようかと思う。

 三大コンポを売るというのは、とても責任のいることで、一業者の方針によって、利用者に間接的にも不利益をもたらしてはいけないんですよ!やなら他から買いなさい、というわけにはいかないでしょ?スラムは一社しかやっていないんだから・・・。

 ナニ?イギリス等の通販から購入すればいい?

 痩せても枯れても、当方は小売業の業者なんで、そんな偶然性に頼るわけにはいかない・・・、少なくとも建前としてはそういうもんであります。なので、その辺の再考をお願いしないとねえ・・・。

 エエ?だったら、シマノでいいじゃんか?

 はあ・・・、まあ確かにねえ・・・、でも折角三大コンポがあるなら、それなりに選択肢は多い方がいいと思いますし・・・、しかも・・・・・・・・・・

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 これ、・・・・シマノです・・・・。

 ガリガリ君バリのクランクの太さですね・・・、しかも黒・・・。

 そもそもこれってロードコンポなの?

 女子の自転車にこいつを付けろっていうのか?

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 これリアメカです・・・。

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 これでもSSなんですぜ!

 これってロードコンポなの?

 デローザのネオプリマートにこれ付ける?

 まあ、やれることはまだあると思いますがねえ・・・、黙っていたからなめられているのか?

 もちろんこれが好きな方はこれでいいんです、でもいやな方の選択肢が狭くなっているのが危ぶまれますね。

 開拓であります・・・、色んな意味でのね。この状況を逆手にとって、より面白く豊かで、多様な世界を開拓していくしかない・・・、ちょっと大変そうだが、やりがいはありそうだ・・・。もし実現した暁を想像しながら、やるしかないだろうな。

 しかし、現行の三大コンポがねえ・・・スゲー時代になってきたもんだ・・・。

 きっとシマノは2020年、東京五輪の年に10000代のロードマウンテン統一コンポのXTRデュラエースを発表すると思うぞ、このままでいくと・・・。

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※11日の当店二階の響き床は、ジャズ室内楽という新ジャンルの音楽が誕生します!是非お立ち会いください!予約あと少数です!お待ちしています!


写真・・・動画・・・大切なんだろうなあ・・・

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 当店二階の響き床、この11日には、ジャズ室内楽という新たなジャンルの実験が行われますので、是非おいでください!という事なんだが、本日ここにこんな仕掛けがされていた。

 白い布・・・。

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 いつもより強めのライトが・・・。はてはて・・・?

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 ヌヌヌ?白い布の前に自転車が、柳さん作のフレームだ。まあ、これでわかると思うが・・・、

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 写真撮影をやっていたのだ。下にレフ板が見える、助手を使っての自転車の写真撮影・・・プロか?

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 助手はなんと柳さんだった・・・。そしてカメラマンは・・・、柳さんの妹さん・・・、いいカメラ持っていました、レンズも2種類は使っていたかな?

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 色んな角度から、一体何枚撮ったことやら、まじめにやろうとするとすごい手間なんだなあ・・・と実感。

 普段、本ブログを読んでいただいている方には、店主の貧弱な写真だけで、本当に申し訳ない・・・、大反省なんであります。

 まあ、店主も多少光や影なんかを考えることはありますが、手ぶれ、ピンぼけは日常で、もううまくなろうという要素まるでなしの体たらく・・・。

 かつて物書きでもあったことから、写真はその筋任せで、全くやろうとしなかった。編集とカメラと三人で動くことが多かったが、その内編集と二人での行動も増えてきた。カメラマンを雇えなくなってきたんだろう、経費削減。

 編集がカメラ担当だった。カメラ自身が良くなってきたという事もあったんだろうなあ・・・。それでも店主はカメラには一切触れなかった。自分は文字担当なんで全くのノータッチ・・・。

 本ブログも写真は掲載しますが、それは文章のついでのようなもんなんで、写真自体は見えたもんじゃない、それはわかっている。カメラは十分すぎるくらいのもを義弟からもらったが、マニュアル・・・あるが熟読せず・・・、多少ましに撮れればいいが、やはり本腰が入らない。

 まあ、当ブログレベルだったらそれでもいいが・・・、宣伝・広報という所に入ってくると、写真や動画の影響力はそれはそれはデカイものかと思う。

 プロとまで行かなくとも、かなりのレベルまで自分で撮るという方々も多くいる。三脚使って・・・、シャッタースピーで落として・・・、望遠使って・・・と、お疲れ様でございます。

 動画なんかのイメージはしっかり浮かびます、絵コンテはかけませんが、絵をかける人が横にいれば、かなり具体的なイメージを言葉にして展開を考えることは不得意ではありませんが、イザそれを実際の映像にしようとすると、全くのお手上げ・・・。

 結構器用に、自分の旅の動画をやっている子なんかに聞くと、いや簡単ですよ、編集ソフトで・・・・なんて言うんだがね。

 ある意味根っからの活字・言葉人間なんだと思う。まんがは絵が邪魔だ、絵本も絵が邪魔、だから子供の頃からあまり絵本は好きでなかったように思う。図鑑派だったな、完全な。

 字で読んだものが、映画化されて良かった例は、「砂の女」と「遠雷」くらいなもんだ。あとはぶち壊し、店主の想像力以上の映像だったのは先の二作以外に、ほぼないと言い切れる。

 ラジオが大好き・・・。たぶん学生時代からのながら聞きなどの影響で、ラジオ脳、言葉脳というのができてんだと思う、だからそれ以上のものは邪魔なんだな、まあ音楽は別だが。

 決して、映像や写真が嫌いなんて事は無い。むしろ好きなんだが・・・。奥行きのある映像や、写真というのはいいものだ。それは単に見るのではなく、これも変ないい方かも知れないが、無意識に読んでいるんだろう・・・と思う。

 まあ小理屈こねて、苦手な写真の勉強をしない理由、向上へと向かわない理由を言っているだけかも知れないが。

 スラムのように、フロントディレーラーが弱っかったら、思い切って、切り落として、お化けみたいなスプロケと得意のリアディレーラー対応で、とんでもない自転車を作ってしまう方が面白いかも知れない。

 どこでもそこそこ高水準というシマノ式は確かに、利便性は高いと言えなくもないが、特徴が無くて面白くもおかしくもない・・・。

 そうか、だったら店主はスラム式に思いっきり振るか?写真はピンぼけ、手ぶれのオンパレードであっても、文章はいずれの詩人か、大作家の流麗な名文のごとしを連ねるを目指すべきなのかも知れない・・・。

 永井荷風でもまた、模写、書き下ろそうか?

ホイールの中のイタズラ妖精?



 アラヤの名作ポリッシュです、どうやら生産も安定したようですね、かつてはパットできては、暫くなくなるなんて事がありましたが、今はそんなことは無い。

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 DT585程固くはないが、これもいいリムであります。

 このリムで組んだホイールに、異変が・・・。これは前輪なんだが、後輪には大分悩まされた。原因不明のパンクが連続したんだな。

 「機械の中に幽霊」という本があった。機械の全体的な動きの中に、部分の総和には還元できない働きがある・・・とかいう話だったか?

 トイレに神様がいるという歌もあったね。ただ素手では洗いたくないな。

 ウィスキーの樽にも天使がいるという、満タンに入れたはずのウィスキーが、出荷時にはちょこっと少なくなっている現象のことらしい。

 それを言うと、ホイールの中にも妖精がいる、しかも相当イタズラ好きの・・・と思える現象が起こることがある。

 こいつのリアがそうだった。十分に点検して、これで良し!とタイヤに空気を入れる。一日経ってみても、空気に変化なし。依頼主に電話をしてとりに来てもらう、渡そうとした瞬間、空気が抜けている・・・。

 なんでだ?そんなことを何回か繰り返していると、その妖精は飽きたのか、パンクがなくなるのである。

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 今回は、リムテープのズレによる、内部パンクということはわかるんだが、なんでズレたんだ?

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 タイヤはこいつ、オープンチューブラーという異名を持つチャレンジ。このタイヤはどうも妖精を呼ぶ傾向があるのか?なんで?というパンクが起きることがある。

 柔らかい分中で、チューブがもまれるように動くからか?本当のことはわからない、原因は想像するしかない。

 まずはリムテープでの徹底した固定をするしかない。

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 通常ならリムテープ一本なのだが、まずは下から締めていこう。

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まずは片側を粘着テープでとめる。

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 そうしてもう片方も粘着テープ止め、これだけでも良さそうだが、中心の重なりがズレるのもいやなので、この上から赤いビニールテープを貼る。

 その上から、正規にリムテープを貼る。

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 これで三重のリムテープ、ここまでやれば・・・大丈夫かな?


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 その上から、チャレンジのオープンチューブラーをはめて、10気圧を入れる。

 これで3日ほど様子を見てから、依頼主には連絡しよう。ホイールの中のイタズラ妖精が、飽きてか?あきれてか?退散するまで、こちらはしっかり監視しないとね。

  こういう例が続くとき、何をやってもダメな時っていうことがある。本当不思議なんだが・・・。もう施工がお祓いのように、憑きもの落としをしているような気になることもたまにある。

 不思議なことってあるもんだ、狸に狐が憑くことって事か?そうか・・・・、近くは東伏見稲荷だもんな・・・。

やっぱりベントに



 先日、カーボンホイールをはいた、例の年代物キャノンデールなんですが、このスペックで滑走してもらいました。

 基本、大分いいみたいです、よかった・・・。一つをのぞいては・・・。

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 フォークの内側に筋が見えますね、ヘッド回りから異音がしていたという事で、ヘッドパーツを交換し様子を見たんですが、どうも、フォーク自身に寿命がきたようですね。

 そこで交換・・・なんですが。この年代物フレームのヘッドは1インチ、なので、通常であれば選択肢はほとんど無いんですが・・・。

 オリジナルフレームを持っている当店としては、メッキものストレート、ベント、しかもステム形式はクイル、アヘッド両方できるという四通りの使い方があるんですね。

 しかもそれだけではない・・・。

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 このように、ストレートではあるが、1インチのカーボンフォークを何本は持っている。さて、今回この三本の中から何を選択するか?

 ベントかストレートか、カーボンか?

 どうも見た目を重視するとベント・・・という事になりましたね。

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 まずは交換するフォークを外す。

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 下玉押しを外します。先日ヘッドパーツ打ち替えの際にクラウンを整えたあとが見えますね。

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 アヘッド用にも転用できるよう2、コラムを長くしているわけですが、こいつを切ります。

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 ガイドに通すことによって、切り口が垂直になります。ガイド自身は万力に挟みます。

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 切ったあと、外はサンダーにかけて角を落とし、内はバリ取りナイフでバリを取ります。金属のバリはなめてはいけません、それによってステムが入らなくなることもありますんで。

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 そんでもって、さっき外した下玉押しを移植しようと思いましたが、入らない・・・。前のフォークが26.4ミリなので、イタリアン・・・。オリジナルフォークは27ミリ・・・こりゃ入るわけない。

 となれば、下玉押しを27.0にしないといけない・・・、ヘッドパーツは下玉押し、ベアリング、ワンなどの複数が、輪投げのように一緒に束になって一つというパッケージングされているので、その中の一つを変えるというのが実に煩雑になるんであります。

 となれば、ヘッドパーツはいじらず・・・、フォークのクラウン回りをいじることに。

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 このように、26.4のクラウンレースカッターをかけることによって、イタリアンに変身させます。旋盤があればできますが、未だ当店に旋盤なし・・・、手でやります。

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 アルミフレームに鉄フォークがつきました。ベントです。

 このラインがお好きなようでした。

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 これにて完成、暫くこれで行くでしょう。

 乗ってみると、クロモリフォークは決して古くはない・・・というか、やっぱり一番安心だね。もちろん今所持しているフォークのほとんどはカーボンですが、一番安心するはやはりクロモリ・・・でしょう。

 まあ、そんなに下りで攻めたりはしませんがね・・・。

 しかし、今店舗開店のお手伝いなんかもしていますが、工具の手配に関して、ヘッド回りって、驚くほどの工具の種類が必要だということを再確認した次第です。

 あんなチッコイヘッドパーツに数えると・・・、外して、入れて、整えて、に6種類は使いますね、しかもインテグラルなんかを入れると、もうきりが無いくらいの工具が必要です、しかも刃物は高い・・・。BB回りも次に必要なくらいですが、開業するのに、こうした刃物類を一式購入するとなると、それは莫大な資金が必要になります。

 BBタップ片方で3000円、両方で5000円とか取る工房もあるやに聞きますが、ある意味こうした事情を考えると、無理もない・・・という事にもなり得ます。刃物は摩耗しますんで、変えないとね、その替え刃がまた高額・・・という、色々とご理解いただけると幸いに存じます。

 まずこれで、この車体のヘッド回り、フォーク回りの異音問題が解消されますように!


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※3月11日は当店上の響き床で、ジャズ室内楽という新しいジャンルの音楽が誕生します!是非目撃してください!

通学自転車に



見事志望校合格!という事で、この春から、この自転車で通学することになりました。

その前にメンテしないとね、という事で持ってこられました。

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 ブルーノというと、シック系の自転車として確立されていますね。フレームも要所がしっかりと締められて作っているので、ちゃんとメンテしてやれば、相当長持ちするはずです。

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 シフトワイヤーがダメになっている、この際一気にワイヤー類は交換してしまった方がいいですね。

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 シフト一本にワイヤー二本です。

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 スプロケとチェーン類も交換した方がいいでしょう。

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 ワイヤー交換の際には、リアディレーラーの調整も含まれます。新しいワイヤーを張るだけでは無いんですね。

 駆動系が元気になりましたんで、今度は制動系。

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 ブレーキシューなどの交換と、カンチブレーキ本体の調整です。

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 そのあとは、周辺系としてのサドル。これを放っておいたら、雨が降った後数日間は、染みこんだ水にいじめられるね。

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 暗めに写ってしまったが、焦げ茶ですね。

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 革系のグリップも交換。

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 よくか話形は色を合わせろといいますが、この辺も合っていると、統一感があっていいですね。焦げ茶のグリップに交換です。

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 あとは通学用のライトと、ちょっとペダルも気になるなあ・・・。カチッとした走りのために交換した方がいいかもしれない。もう少し試乗してから決めていきましょう。

 高校入学か・・・。店主にとってはいやな思い出であります、モロ志望校でもなく、校則が無駄に厳しく、なんか少年院のような所だったんですね。

 でもいくつかの授業は最高でした。試験勉強で始めた倫理社会の資料など、試験範囲を超えて読みふけったのを覚えています。

 そして自転車通学でしたね。一度遅刻があったかな?なので精勤賞で、研究者の英語の辞書をもらった記憶があります。

 友人は作らず、ほとんど単独で行動していました。古本屋って面白いなあ・・・と思ったのもこの頃です。ためたお年玉から、当時はA席3000円という相場だったので、けっこうライブを観に行ってました。あの高校3年間が一番見ていたんじゃないか?と思います。当然自分も観客として気勢を上げていたコンサートが後日ライブ盤になっていることもしばしありましたね。

 決して安定していませんでしたし、その不安定さがアチコチへの興味の源泉だったのかも知れません、常にピリピリイライラしていたように思います。

 全体として、いいイメージは無いんですが、一つ一つの思い出はキラキラしていたと今になって思えるようになりました、まだ皮膚が薄かったんでしょうな、当時のヒリヒリしたような皮膚感覚のようなものが、今も残っています。

 高校時代は、中学校とその上との間の通過点・・・と思っちゃもったいないね、この間が豊かな間としてある、決して大学や就職のための一時の踏み台なんてもんじゃないんだよな、なかなかそう意識するのは難しいかも知れないが。

 だから、あとからでいい、あとからあの時はあれなりの豊かな間として、捉え返せればいいんだと思う、そういう過ごし方をして欲しい。

 青春だなんだと、安っぽいいい方はしたくはないが、あの時は確かに濃密な時間なんだよ、そんじょそこらの大人の時間なんかよりずっと濃厚な時間なんだよ。

 その証拠にね、卒業してちょっと経ってご覧、あれ?今年ってまたオリンピックの年だっけ?ってなっちまうんだよ、そう、四年間がアッていう間・・・という時間感覚になってしまうんだって。だからそうなる前、イッパイ泣いておけ、イッパイ怒っておけ、笑ったり、わかった風に思えるようになるのは年取ってからでもできるからな・・・。

 という事だ!おめでとう!

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※3月11日は当店上、響き床でジャズ室内楽という、新たなジャンルの音楽が披露されます。是非おいでください!
ご予約 042-445-0487

続くときは続くタンナス 今回は?今回も?変則タンナス?



 このパナソニックのまじめ電動自転車で通勤しているということです。話の端々から、自転車を知っている方ですね。

 通常はレーサーも乗られているようです。早朝の通勤はこいつで、その半分以上が荒川らしいですね、ご本人はひょうひょうといっておられますが、かなりガチな自転車通勤だと思われます。

 通勤自転車というと、パンクは御法度。社会人たるものパンクで遅刻は許されません・・・、という事は、パンクしたら半休が飛んでしまいます。なので、絶対ダメなんですね。

 そういう状況かで力を発揮するの、ノーパンクタイヤのタンナス。多少の走り心地の好みは分かれるところですが、絶対にパンクしないということのアドバンテージは、非常に高い!といえますね。

 レーサーにお乗りの方で、インフレーターや替えチューブ、工具類を絶対持ちたくない、という方は700c*23のタンナスありますから、ワンペアいかがですか?本当にパンクのストレスから解放されるって、思った以上の効果ありです。

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 このように普通のタイヤを履いていたんですが、タンナスデビューという事になります。

 事前にご丁寧に連絡をいただきまして、「タンナス試したいんですが、ステンレスリムじゃダメっていわれて・・・、そちらではやっていただけますか?」という内容。

 ステンレスリムもアルミリムも同じワイヤードオンタイヤを履くわけで、そのためには多少の深浅の違いはあれど、ピンの引っかかりはあろうということで、はい、やります!と二つ返事でお引き受けしたんでありますが。


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 もとのタイヤを外して、ステンレスリムをしげしげと眺めてみる。考えてみると、今まで、こんなに丁寧に今まで、ステンレスリムを見たことはなかった・・・。

 しかし、やっぱり、アルミのそれとは違っていたんであります、それも大分・・・。

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 色々工夫したんですが、この写真でもわかりにくいかな?確かにエッジがアルミのそれに比べると、著しくのっぺりとしている。アルミリムは折り込んであるかのごとくに、エッジがしっかりしているのに対して、ステンレスのはちょっと気持ち膨らんでいる程度・・・なんであります。

 この時はじめて、大丈夫か?と不安になったんですが・・・、その不安が大当たり・・・・。

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 実験で、このようにピン単体ではめてみると、なんとかはまり、かつ外すにはテコの原理を使わないと、外しにくい、そこまではいいんですが、イザ、ピンをタイヤに付けて、装着してみると。

 タンナスの下駄になる部分、つまりリム内にしまわれる部分が厚すぎて、その弾力でこのピンが思うように深く、入ってくれず、少しはまっても、手でひねるとパチンと外れるなんて、今までのタンナス史上あり得なかった現象が起きたんでありますね。

 これはやっぱり、ステンレスリムでは溝が浅くてダメ・・・という話は本当だったんだ・・・と改めて、納得しては落ち込んでいたんですね。

 でもパンクフリーでの通勤を夢見ている依頼者さんの顔が浮かびます・・・。

 「そうでしたか・・・やはりダメでしたか・・・・トホホホ」

 今まで何度もタンナスチャレンジしていますんで、その構造はわかっている・・・。という事はリム内の形状を変える、つまりピンの引っかかりを強くできれば、タンナスは外れない・・・そのためには・・・。

 リムないの形状、ステンレスリムの緩い膨らみをコントラストある鋭い膨らみに変えれば、ピンはしっかりと引っかかるに違いない。

 では・・・と、周りにある道具類とのにらめっこ。

 そうすると、向こうの方から挨拶に来た。

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 だんな、俺の出番じゃないですか?と。三角錐のハイス鋼、こいつをルーターに装着して、三角の底辺角を利用して、リムにエッジを作ることは可能なんじゃないのか?

 ホイールを振れ取り台の上に置く・・・。

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 このように、リムのエッジにちょうど三角の底辺が付くように設置し、スイッチを回す。

 すると、回転工具の回転にあわせて、ホイールも振れ取り台の上で回る、まるでロクロのようだ、均等に近い形で、筋を刻み始めてくれた。

 これを左右一本ずつ、前後合計四本筋付けをする。

 簡単に書いているが、このような形になるまで、実に大変な思考錯誤であったわけだ。

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 そして、ピンのサイズを一回り小さいものに。これは、長いピンがしなって、その力でエッジを越え出ることを防ぐ目的。これも当たったかな?

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 気に入らないところもなくはないが、とりあえず、こうやってステンレスリムにもタンナスを装着することはできた、というわけだ。かなり力でひねってもビクともしなくなった・・・ほっと安心。

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 いや、何って、ホッとしたよ。ご依頼者が、自転車に対して造詣が深くなければ、ここまではやらなかったでしょう。日々タンナスの点検をして、ピンが飛び出ていないかをチェックしていただくことに。組み手と乗り手の相互チェックというわけだ。そこまでできない乗り手には、ここまでしない。

 そして、完全にトラブルフリーを狙うならば、アルミリムにて、ホイールを組み直す・・・というのが最善でありましょう。

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 その他、クランクを175ミリにできないか?なんてこと、あとサドルを数センチあげられれば、言うことなしということだ。

 しかし、タンナスは不思議な商品だ、こうして連続することがよく起こる、そうするとまたピタリと静かになったりね。でも、パンクフリーへの潜在需要はデカいはず。その需要を掘り起こす価値はありそうだわな・・・。

 当店の改造完成車の後輪だけでもタンナスにしておいたら、ある種ブレイクするかも知れないね・・・。なんたって、パンクしないんだぜ、あのパンクがないんだからな。


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※3月11日 すごいライブが当店上の響き床で行われます、新しいジャンル、ジャズ室内楽というジャンルです。是非おいでください!ご予約受付中 042-445-0487

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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