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いささか荒技ながら・・・電動再生・・・その2になるか? |
今を去る五年前以上、旧店舗にてこんな改造をやっていたんですね。電動自転車普通車計画・・・です。 それなりに面白かったんですが、まああまりに先に行きすぎて、後が全く続きませんでした。そもそもそんなこと思いつく人がいない、つまりは依頼が来ない・・・なんでありましょう。 当たり前といっては当たり前なのかもしれませんがね。 しかし、五年以上の時を経て、なんと依頼がやってきました。ちょっとは世の中が当店に追いついて来たのかな?なんてな。 ![]() 第1回がブリジストンだったんですが、第2回目はパナソニック。またしても相手にとって不足なしであります。 これをアダプターなどをつけずに普通自転車にできないか?というね、よくもまあ、そんなこと思いつくよね。一人の主婦らしき方がやってきて、ご依頼いただいたんであります。 まあ、一見して、一般車のフレームに取り付けたものではないということはわかる。ということは電動ユニットを外して、一般のクランクを取り付けることはほぼ不可能。されば、どうやって、クランク機構を残すことができるか? そこに再生の鍵がかかっているといっていいかと思います。 まずはどこまで解体できるか?でありましょうな。 ![]() まずはいらないもの外せるものは徹底して外していかないといけませんね。 ![]() いろいろやって、まずはやっとユニットをフレームから外すことができました。隠しねじというわけではないと思いますが、外からすぐに外せないねじなど、結構入り組んでいる構造でしたね。 そして、全体が、重くて頑丈。外せたはいいが、今度はその中を見たいところなんだが、なかなか割れない・・・。 ![]() そしてようやく此処まで来た。此処まで来るのに一時間はかかりましたね。割るんだって、ハンマーでやるわけにはいかない。基本クランクの軸の部分は再生して使わないといけないので、金属ゴミを取り出せばいいという壊し方はできません。 ![]() ようやく開くことができました。一番重いのは黒いカバーで覆われているコイルに当たる部分でしょうか?そこが劇重です。後はいろいろ検討してみたんですが、結論として、赤い斜線の部分は、電動の主な部分であるので、非電動化する際には、なくていいところと判断できます。 ですから、斜線の部分をうまき切り取って併せれば、クランクだけを元に戻して生かすことができる、重い部分も切り落とせるということができる、ということであります。 ![]() まずは黒い片面から。ここは基体がプラスチックなので比較的切るのは簡単です。そして、切り取られたところがコイル部分なんで、相当軽くなります。 ![]() そして、次はアルミの片割れのほう。アルミとはいえ、金属ですので、鉄ほどではないしても、プラとは比べものになりません。 万力で固定して、いらない部分から切り落として、徐々に、重要な部部へと迫っていきます。 ![]() 思った以上にきれいに切り取ることができました。 さて、こいつをあわせて、元の位置に戻すことにします。 ![]() これがプラの方の片割れ、ちゃんとBBソケットが残っている。ここに・・・ ![]() 電動専用のBBを戻してやる。そしてアルミ部分でふたをする・・・。 ![]() はい、こうして合わせて、内部の接合用のボルト三本をしっかりと締め込む。これでBBクランクの完成です。 ![]() はい、これがいらなくなった、パーツ類。実証的理系的ブログなら、これを実測して、はい○○㎏とやるんでしょうが、計りが近くにないので、相当重い・・・と言っておくだけにします。 ![]() すでに電動用の電池ユニットが来るところはガラガラ、必要ないですからね。 ![]() 元々重い電動ユニットをフレームに取り付けていたのが三本の長いボルトナット。今回それらをすべて使って、軽くなったBB・クランクユニットに取り付けます、強度は十分すぎるでしょう。 ![]() クランク周りが再生したんで、チェーンとボスフリーを新しくて、新生電動再生号の駆動を整えました。 ![]() はい、ここから見ただけでは、普通車と見分けが付かないでしょ?重さも普通車と同じくらいです。 これが忍法、電動返しの術!というものじゃ! まあ、今後この手の改造が劇的に増えるかどうかは知らないが・・・、依頼が来たら、電動号それ一台一台の対応しながら、非電動化への道を探らないといけませんでしょうな。 まあ、購入、使用、故障または電池交換とうで、さらに買い換え・・・という大手の道とは違う、あり方が示せれば、店主ら小さい店の生きる道というのも自ずと開かれてくるかもしれない、という例にでもなればね。 頑張ろうぜ、中小!大手とは違う土俵でな! 何よりも、こちらは元気で生き生き、遊び心でやっていかないと、仕事は重くなるだけだよね。ただでさえ疲れるんだ、どうせ疲れるなら、楽しめた方がいい、ついでにエコ?できればエロ?にまでたどり着ければ、最高なのだ! スポンサーサイト
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東京バイクから深みへ・・・かも |
![]() 色んな意味で650cをおしている当店からすると、その手の持ち込みに関しては、準備というか、体制はできている、といってもいいかもしれませんね。 一般のお店は知りませんが、今や650cの一インチフォークを即出せるなんて、まあ、あまりないでしょうな。だからなんだ・・・なんだが。 こいつをドロップ化して欲しいというんですね。 ![]() トウキョウバイクなんだが、元の持ち主の方が大分いじっていたものを譲り受けたらしい。そう、確かにトウキョウバイクのデフォはもっと単純というか、最低限というか、味家のない車体だったはずだわね。 ![]() これが持ち込みのドロップハンドルとSTI。8速時代のソラだね。 ![]() ブラケットカバーがない・・・。中古市場から落としてきたらしいが、こういうことは良くある事であります。ただ、シマノはワッシャー一枚からスモールパーツが取れるので、こうしたブラケットカバーもワンペア取れたりします・・・。 早速、シマノセールスをのぞいてみると・・・、さすがに、こいつと同じバージョンのブラケットカバーは、欠品というか、終了していた。まあ、そういうこともある。後は類似のものがあれば・・・だが。 探した結果、まあ、ドンピシャじゃないが、ほぼ同じ形式のSTI用のブラケットカバーが残っていたので、そいつを取って、なんとか整形できたら、そいつで代用しようという事になった。ドライヤーとかかけると多少は、変形してくれるかも知れない・・・ね。 ![]() フルオープンのステムなので、ハンドル本体を外すのは何のこともなく可能であります。たすかる・・・。 ![]() 後は、ワイヤー類四本をつなげればいい・・・といっても、もちろん中学生でもできるレベルではない・・・。 ちょいとあったのが、そもそも9速のスプロケにフラット用シフターだったのが・・・、8速ソラのSTIに変わったもんだから、一枚捨てないといけません・・・。 まあ、乗りたてで即スプリントはしないだろうということで・・・、 ![]() トップギアを殺しておいた。後は微妙なリアディレーラー台座の修正が入ったり、意外とシフト調整など、ごねられました・・・わ。 ![]() リアにはごねられた割に、フロントは大人しかった・・・。 ![]() なわけでできた・・・、650cロードもどき!乗り手も初心者と言いつつ、それ謙遜でしょ?というくらい乗れている。登りも強そうだし・・・、伸びしろすごそうです! 西荻にあるコッポドジーアという、大変丁寧なポルトガル料理、ブラジル料理を出すお店のご主人様でありました。お店もよろしくねー。 イヤー、この方は伸びるよ!そして静かな感染力もありそうだ・・・。 こんな所でも、650cをいじっていると、ますます、その必要性というか、必然性のようなものを感じますな。次を目指すは・・・、650cオリジナル専門店・・・かな?また十数年先行ってるに違いないが・・・。 |
チネリとミケ・・・ |
![]() チネリとミケなんていうと、知らない人は、猫二匹飼っているの?と言われそうだが・・・。 正真正銘、自転車関連のメーカーなんだな、前者やイタリア、後者はドイツ。いずれも、スポーツ自転車のメーカーといっていいでしょうね。 ![]() ウーン、街道ピスト・・・とでもいうのか?そういうジャンルの自転車・・・といえるのかな?ハンガー下がりなんか測っていないんで、実際バンクで走れるのかどうかわからない。 ![]() このクランクを、ミケのものに交換して欲しい、というご要望できたんだが・・・。 当店に来られる前に、吉祥寺にある、ピスト専門店(今でもあるんだね・・・)に依頼したところ、これは取り付けられないということで、断られた・・・と言うんだな。 街道であろうが、チネリのピストフレームでしょ?それにスポーツバイクを念頭に設計されたミケのクランクが付かない?本当かよ?と疑問符だらけ・・・。 まあ、何でも、どうしても取り付けてやるんで、やってみる?という事で、施工が始まった。 ![]() 元々スクエアテーパーだったんだね、これをBBごと入れ替えます。何にか? ![]() ホローテックⅡ形式かよ!ってちょっとヤナ予感・・・。というのも、スクエアテーパー形式だったら、仮にクランクがチェーンステーに干渉したとしたら、Qファクターを無視すれば、シャフト幅の広いBBに交換すれば対応は可能である。 そのくらいスクエアテーパーっていい加減なもんなんだよね、大体圧入なんて、どれだけ締め付けるか?というトルクによって、Qファクターが変わってしまうんだぜ、ある意味本当にいい加減な形式なんだよね。 ところがオクタリンクになってから、どんなに締め込んでも、シャフトの形式上締め込み終わりというところができた。Qファクターの確定ができたわけ。ある意味そうでないと・・・という所なんだが、いい加減さがなくなるというのは、かなり厳密なパーツ探しを要求されるという事もあって、大変なときは大変になるんだよね。 裏技はなくはないが・・・、ホローテックⅡとなると応用は効きにくい・・・。どうなることやら・・・。 ![]() ヤナ予感は当たってしまった・・・。吉祥寺の店が、専門店が結論出していたんだよね・・・。やっぱりそうか・・・。でもこのクランク仕入れも含めて、決して安くはない・・・、かなりいいものなんだよね。 こいつがダメになって、パーツとして浮いてしまうというのももったいない・・・、裏技はなくはないんだが・・・。 ![]() 例えば、右側のホローテックをもう少し外に出すために、このようなスペーサーを挟んでとめるというてもなくはない。そうすればスペーサーの分外に行くので、チェーンステートの干渉はなくなる・・・。 ただ、その分・・・。 ![]() 反対の左側のBBソケットを同じ分だけ、厚いフェイシングをして減らさないと行けなくなる。まあアルミのBBソケットなんで、地道にやれば、さして時間もかからないかもしれないが・・・。 メカニックとしては、あまりフレーム自身をいじりたくはない。何かあってもビルダーのように修復できないからだ。これはあとのまたそのあとにとっておこう・・・。 このミケの利点があるとすれば、シマノのような挟み込みとは違って、ボルトを主に垂直に締め込むタイプなんだよね、だからなんだ?という事もあるが、前者だとはさみシロが絶対的に重要になるが・・・、後者だと高トルクのボルト締めが可能という事になる。何のことかわからない方も多いともうが、この辺にしておく・・・。 ![]() まあ、結果からいうと、BBまわりは全くいじらずに取り付けはできたという事だわね。 ![]() どうせだから・・・、チェーンも交換、部分的に洗浄もしましょう。 ![]() 磨くと小ギアは真鍮のような色だった・・・。 ![]() 黒とシルバーの交互のチェーン、出てから評判がいい・・・。ピストブームだったら、大変だったでしょうね。 ![]() ちょっとの小細工で付いたんだが、しかし・・・、やっぱりイタリアとドイツって中悪いのかな?同じスポーツバイク系のメーカーなのにねえ。 かつて、カンパのリムとミシュランのタイヤが入らないで、大分難儀したことがあったが、あの時はイタリアとフランス・・・なるほど敵同士か・・・と、今回は同盟国同士なんだがなあ・・・。 まあ、お互い街道ピストとかいう半端なもの作っているからなのか?イヤどっちかが半端なのか?まあ、いいか、付いたんだから・・・。 ![]() ※旅情をかき立てられる、写真の数々。 こちらから入手可能です。多くの方にみていただきたい。ダウンロードキーは1234です。 |
懐かしい車体 フォーク交換も同じ・・・ |
![]() オオ懐かしい・・・。 ![]() オランダだったかな?そのチームとミヤタが協同で出していたと思います、20年以上前のことですね。アルミメガチューブ・・・、店主も乗っていました。 一体何万キロ乗ったことやら・・・。 ![]() 補強にミヤタとあります。初めてのアルミロード、その走りには衝撃的だったと思います。なんで同じドロップなのに、ツーリング車と違うんだ?ブレーキのタイミングがちがったもんで、当初車とのニアミスがあったことも思い出す。 ![]() 今回は、フォーク交換が主な改造。といっても、1インチのコラムは今や絶滅種といってもいいでしょう。クロモリフォークはありますが、カーボンフォークとなると絶滅種・・・といってもいいでしょう。 ところが、当店はクロモリオリジナルをやっているので、まだ何本か在庫しています。完成車に付けて出すよりも、こうして単体で出て行ってしまいます・・・。 シルバー、メタリックで塗装しまして、取り付けますが・・・。さすがにアヘッドしかありません。 ![]() その前のクイルステムとほぼ同じポジションにセッティング。スペーサーけっこう入っているなあ・・・。それと110ミリのアヘッドステムが入ります。 ![]() なにぶん昨今のステムなもんで、クランプ径は31.8ミリ、シムが必要になります。これは仕方ない・・・。 ![]() シルバーやメッキというのは、自転車に関しては透明とほぼ同じなので、大抵の色には合うと考えていいですね。 ![]() アルミフレームにカーボンフォークといえば、二昔前の形式、そういう意味でクラシカルな車体なわけですね。こう見ると逆スローピングにも見える。 そういえば、店主も乗って一年足らずで、当時はあったカーボンフォークに変えてやったことを思い出しました。シルバーのミズノのフォークでした。名作・・・迷作・・・フォークでありましたが。当時はアルミとカーボンの組み合わせた鉄板だったんですが、正直、クロモリフォークだからって悪くはないなあ・・・と思ったことを覚えています。 確かに軽いんだが・・・、ちょっと下りなんかで頼りない・・・という印象も得ましたね。ミズノだったからかなあ・・・? クロモリ系自転車の再生もさることながら、アランだけでない、アルミフレームの今日的再生もありだなあ・・・とちょっと思うようにもなりますね。 アルミフレームって、思い出すと、実は色んな形状があったんですねえ、大方太いメガチューブなんていうのが、面白かったんだが・・・、探せばまだあるだろうね。1インチのカーボンフォークはなんとかして持ち続けないとね。 ![]() ※ある自転車青年の走行記録写真があります!素晴らしい、どれも絵はがきやカレンダーにそのままなるような写真です。特に人を撮るのがいいですねえ、このような写真はだれでも撮れるわけではない。 見るのは自由、大いに鑑賞してください。ただし、無断転載はダメですよ! こんな感じのいい写真が三百枚以上詰まっています。是非ご覧ください! こちらから引っ張ってこられます。しばし、心を旅にさらしてみませんか? [Read More...] |
Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。
店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
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