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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |2018年07月 tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

いささか荒技ながら・・・電動再生・・・その2になるか?

今を去る五年前以上、旧店舗にてこんな改造をやっていたんですね。電動自転車普通車計画・・・です。

 それなりに面白かったんですが、まああまりに先に行きすぎて、後が全く続きませんでした。そもそもそんなこと思いつく人がいない、つまりは依頼が来ない・・・なんでありましょう。

 当たり前といっては当たり前なのかもしれませんがね。

 しかし、五年以上の時を経て、なんと依頼がやってきました。ちょっとは世の中が当店に追いついて来たのかな?なんてな。
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 第1回がブリジストンだったんですが、第2回目はパナソニック。またしても相手にとって不足なしであります。

 これをアダプターなどをつけずに普通自転車にできないか?というね、よくもまあ、そんなこと思いつくよね。一人の主婦らしき方がやってきて、ご依頼いただいたんであります。

 まあ、一見して、一般車のフレームに取り付けたものではないということはわかる。ということは電動ユニットを外して、一般のクランクを取り付けることはほぼ不可能。されば、どうやって、クランク機構を残すことができるか?

 そこに再生の鍵がかかっているといっていいかと思います。

 まずはどこまで解体できるか?でありましょうな。

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 まずはいらないもの外せるものは徹底して外していかないといけませんね。

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 いろいろやって、まずはやっとユニットをフレームから外すことができました。隠しねじというわけではないと思いますが、外からすぐに外せないねじなど、結構入り組んでいる構造でしたね。

 そして、全体が、重くて頑丈。外せたはいいが、今度はその中を見たいところなんだが、なかなか割れない・・・。

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 そしてようやく此処まで来た。此処まで来るのに一時間はかかりましたね。割るんだって、ハンマーでやるわけにはいかない。基本クランクの軸の部分は再生して使わないといけないので、金属ゴミを取り出せばいいという壊し方はできません。

 

 ようやく開くことができました。一番重いのは黒いカバーで覆われているコイルに当たる部分でしょうか?そこが劇重です。後はいろいろ検討してみたんですが、結論として、赤い斜線の部分は、電動の主な部分であるので、非電動化する際には、なくていいところと判断できます。

 ですから、斜線の部分をうまき切り取って併せれば、クランクだけを元に戻して生かすことができる、重い部分も切り落とせるということができる、ということであります。

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 まずは黒い片面から。ここは基体がプラスチックなので比較的切るのは簡単です。そして、切り取られたところがコイル部分なんで、相当軽くなります。

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 そして、次はアルミの片割れのほう。アルミとはいえ、金属ですので、鉄ほどではないしても、プラとは比べものになりません。

 万力で固定して、いらない部分から切り落として、徐々に、重要な部部へと迫っていきます。

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 思った以上にきれいに切り取ることができました。

 さて、こいつをあわせて、元の位置に戻すことにします。

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 これがプラの方の片割れ、ちゃんとBBソケットが残っている。ここに・・・

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 電動専用のBBを戻してやる。そしてアルミ部分でふたをする・・・。

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 はい、こうして合わせて、内部の接合用のボルト三本をしっかりと締め込む。これでBBクランクの完成です。

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 はい、これがいらなくなった、パーツ類。実証的理系的ブログなら、これを実測して、はい○○㎏とやるんでしょうが、計りが近くにないので、相当重い・・・と言っておくだけにします。

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 すでに電動用の電池ユニットが来るところはガラガラ、必要ないですからね。

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 元々重い電動ユニットをフレームに取り付けていたのが三本の長いボルトナット。今回それらをすべて使って、軽くなったBB・クランクユニットに取り付けます、強度は十分すぎるでしょう。

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 クランク周りが再生したんで、チェーンとボスフリーを新しくて、新生電動再生号の駆動を整えました。

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 はい、ここから見ただけでは、普通車と見分けが付かないでしょ?重さも普通車と同じくらいです。

 これが忍法、電動返しの術!というものじゃ!

 まあ、今後この手の改造が劇的に増えるかどうかは知らないが・・・、依頼が来たら、電動号それ一台一台の対応しながら、非電動化への道を探らないといけませんでしょうな。

 まあ、購入、使用、故障または電池交換とうで、さらに買い換え・・・という大手の道とは違う、あり方が示せれば、店主ら小さい店の生きる道というのも自ずと開かれてくるかもしれない、という例にでもなればね。

 頑張ろうぜ、中小!大手とは違う土俵でな!

 何よりも、こちらは元気で生き生き、遊び心でやっていかないと、仕事は重くなるだけだよね。ただでさえ疲れるんだ、どうせ疲れるなら、楽しめた方がいい、ついでにエコ?できればエロ?にまでたどり着ければ、最高なのだ!
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東京バイクから深みへ・・・かも


 
 色んな意味で650cをおしている当店からすると、その手の持ち込みに関しては、準備というか、体制はできている、といってもいいかもしれませんね。

 一般のお店は知りませんが、今や650cの一インチフォークを即出せるなんて、まあ、あまりないでしょうな。だからなんだ・・・なんだが。

 こいつをドロップ化して欲しいというんですね。

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 トウキョウバイクなんだが、元の持ち主の方が大分いじっていたものを譲り受けたらしい。そう、確かにトウキョウバイクのデフォはもっと単純というか、最低限というか、味家のない車体だったはずだわね。

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 これが持ち込みのドロップハンドルとSTI。8速時代のソラだね。

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 ブラケットカバーがない・・・。中古市場から落としてきたらしいが、こういうことは良くある事であります。ただ、シマノはワッシャー一枚からスモールパーツが取れるので、こうしたブラケットカバーもワンペア取れたりします・・・。

 早速、シマノセールスをのぞいてみると・・・、さすがに、こいつと同じバージョンのブラケットカバーは、欠品というか、終了していた。まあ、そういうこともある。後は類似のものがあれば・・・だが。

 探した結果、まあ、ドンピシャじゃないが、ほぼ同じ形式のSTI用のブラケットカバーが残っていたので、そいつを取って、なんとか整形できたら、そいつで代用しようという事になった。ドライヤーとかかけると多少は、変形してくれるかも知れない・・・ね。

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 フルオープンのステムなので、ハンドル本体を外すのは何のこともなく可能であります。たすかる・・・。

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 後は、ワイヤー類四本をつなげればいい・・・といっても、もちろん中学生でもできるレベルではない・・・。
 
 ちょいとあったのが、そもそも9速のスプロケにフラット用シフターだったのが・・・、8速ソラのSTIに変わったもんだから、一枚捨てないといけません・・・。

 まあ、乗りたてで即スプリントはしないだろうということで・・・、

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 トップギアを殺しておいた。後は微妙なリアディレーラー台座の修正が入ったり、意外とシフト調整など、ごねられました・・・わ。

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 リアにはごねられた割に、フロントは大人しかった・・・。

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 なわけでできた・・・、650cロードもどき!乗り手も初心者と言いつつ、それ謙遜でしょ?というくらい乗れている。登りも強そうだし・・・、伸びしろすごそうです!

 西荻にあるコッポドジーアという、大変丁寧なポルトガル料理、ブラジル料理を出すお店のご主人様でありました。お店もよろしくねー。

 イヤー、この方は伸びるよ!そして静かな感染力もありそうだ・・・。

 こんな所でも、650cをいじっていると、ますます、その必要性というか、必然性のようなものを感じますな。次を目指すは・・・、650cオリジナル専門店・・・かな?また十数年先行ってるに違いないが・・・。

足回りのトラブル あれこれ・・・ 高温とパンクの関係・・・



 最近やたらとパンク、パンク、パンクと忙しい。一つ終わって、他のことしようかと思うと、自転車引きずってくる人が来る、またかよ・・・。

 朝もパンクのチャイムで起こされる。まあ五時頃から起きている高齢者にしてみれば、八時など昼前なんだろうが・・・、悪びれもせず、パンクの説明に入られる・・・。

 虫ゴムによるパンクも、2割くらいはあるが、大抵はパンク・・・。本当に多い・・・。

 この夏の酷暑とパンクの関係ってないかな?と勘ぐりたくなる。暑いと路面も当然暑い、するとタイヤチューブには高熱が伝わりますね・・・、するとパンクを誘発することが多くなる・・・という因果関係はあるのやらないのやら・・・。

 ホンダに勤める同級生の車のメカニックに聞いてみた、酷暑とパンクの相関関係は?今んとこ聞いたことがない・・・ということだ。

 あるのは、酷暑とバーストの関係、これは確実にある。

 よくあったのが、夏の暑い日、バンク走行なんかをしている・・・、相当走った後、自転車を炎天下に放っておいて、自分らは日陰で休んでいると、バーンという破裂音が炸裂することがあった。まあ、10気圧ぐらい気合い入れてチューブラーに圧入しているわけで、路面がたぶん70度近くなっているんじゃない?リムブレーキはないが、まあタイヤ内の温度は高くなるよね。

 そして、炎天下・・・。高圧の空気が膨張して、高額のチューブラータイヤを突き破る・・・。悪夢であります。

 そういうことがあって依頼、自転車も日陰に置くこと・・・ですね。

 これはロードも同じかもしれませんぞ。まあ、酷暑にサイクリングはやめましょう。熱中症になります。それでも、走り、休む際には自転車ごと日陰に入れましょう。チューブのバーストはタイヤのビードもダメにする可能性もあるんで、チューブ交換では不十分になることもあり得ます、なので、炎天下での自転車放置はやめた方がいい・・・でしょう。

 さて、一般実用車のパンクと酷暑の関係がわからなくとも、最近パンクやタイヤ交換が非常に多い。

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 先日出した古タイヤが、もうこんなにもどっさりたまっている・・・。
 
 タイヤといえば、そう、足回りのトラブルも結構ありますね。

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 この自転車もすごかったが、電動自転車のスポーク折れがかなりあります。ほとんどか気づかれず、複数本折れて、リムの変形が出てから初めて気づくなんてことは、多くあります。

 特に女性の場合が圧倒的です。とはいえ、電動アシスト付きには女性が圧倒的多数者として乗っていますから、無理もありませんが。

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 手遅れの場合には、リムごとほぼ交換・・・。でなければリムハブ流用・・・。今回はラッキーなことに後者でありましたが。ステンレスススポークで丁寧に組み直します。

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 ニップル側の強度を上げるために、ロングニップルを使いました。さて、これもどう出ますかね?

 しかし、組み上がった自転車で、電動で試乗してみると・・・、やはり電動アシストの負荷というものが馬鹿にならないことがわかりますね。

 足を少しかけたくらいで、体がのけぞるくらいに、一気に前に出ることがあます。信号待ちしているとき、弾みで踏んだ車体が一瞬車道に出かけて、焦ることだってあります。そのくらい、引っ張るアシスト力は馬鹿にならない。

 そういう力が、小ギアを介して、スポークに伝わるんですから、スポークもたまったもんじゃないだろう・・・と思います。

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 後輪がアシストとすごい力でひねり回されるのに対し、前輪はのんきなもんだ・・・とはいえ、一般の実用車よりも強度はありそうなフロントハブではありますが。

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 まあ、おおかた電動車はなんといっても重いです。そして、それにまた荷物を載せて、子供も乗せて、これでもかっていうくらい重い・・・、それをアシストするんだから、バカ力があっても仕方がない。輪っか錠の原因だけでなく、アシスト力によるスポーク折れも確かに起こるでしょうな。

 ということで、暑さによるかよくわからんが、パンク、タイヤ交換が多い、そして主に電動自転車によるスポーク折れなど、最近足回りのトラブルが多いですね・・・。

 タイヤの処分代もあるし、ちょこっと修理代の値上げ・・・もありかな?なんて考えなくもない・・・。まあ、急いでいるパンク修理は、その日の作業スケジュールが狂うのでカンベンしてもらいたいんだが・・・、まあ、一番お客がカンベンしてもらいたいのもパンクということなんだろうな。

 空気はしっかり入れて、路面をよく見ながら、気をつけて走ってください。こちらは・・・、多少お待たせするかもしれませんが、なんとか対応できる体制作って参ります・・・。

ロバの完成



 先日の、馬からロバ化したレーサーですが、こいつよりロバへと近づける、ロバ完成形への道なのであります。

 ロバといえば、あの小さい体に、虐待かよ!と思えるくらいの荷物を背負わせます・・・ね。なので、ロバ化にはどうしても荷物を背負えるようにする、わけであります。

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 元々レーサーなので、荷台、キャリアなどが大変付きにくい構造になっています。だぼがない・・・、抱かせるパイプが細い・・・などね。

 なので、荷物は5キロ以内ということでしたので、ピラーに直接かますタイプのもの、これなら着脱も簡単なので、今回はこいつを取り付けることに。

 ただし、上をご覧になってわかるように、大きさがあります。この小さい方なんて、本当に載せるものを限定したい人には向いているかもしれませんね。

 しかし便利な世の中になった、こんな荷台にも、選択肢が増えてますね。

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 こんな感じにがっちりピラーにかませます。なので、カーボンピラーとかには向かないでしょう、やめましょう。

 そして、これだけ・・・では物足りない、カゴがあるといいといっていましたね・・・。後ろカゴ・・・ですか。ただし、通常実用車に取り付ける後ろカゴは大体がでかい。

 それをもしのぐよりデカカゴなんていうのはありますが、なかなか小さいカゴがありません。となると、前カゴの小さいものを取り付けるしかない?

 しかし、それはみっともない・・・ですね。

 ただ、当店の裏の趣味が実はカゴ収集というのはあまり知られていないことかと思います。でも、カゴ付けはクリエイティブだ、と公言してやまない当店なんで、どんな自転車にもカゴを取り付けようとするところはあります。

 いろんなノウハウ、変なノウハウがあるもんで、それを生かそうということになると、どうしてもカゴの種類はあった方がいい。新年度のカタログなど・・・かなりスルーする方ですが、カゴに面白いものがあると、ちょっと見本だけでも取ってみたくなる。

 スタンダードなカゴ・・・だけじゃあ、面白くない、また子供自転車のカゴ・・・と決めつけるのもよくない。小さいカゴは、小さい荷物には最適で、それ限定で取り付けるものに大人物も子供物もないのである。

  なので、変わった形状のもの、なかなかないようなものが飛び込んでくると、在庫しておきたくなるんであります。

 そこで、今回・・・。荷物は5キロ以内、ちょっとした買い物使い。相手は今はロバとはいえ、かつては馬のレーサー。すぐに馬に戻れるような要素もあって・・・、さてさて、何が最適か?

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 ジャン!ともったいぶるほどのものではないながら・・・。小型の後ろカゴがあるんでございます。いかにも当店らしい品揃え・・・。ほとんど品ぞろなどということには、無縁な当店なんでありますが。

 ただ、今回ポン付けというわけにはいかなかった・・・、これもよくある話だよね。

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 ごらんのように、黒い他の二つの穴がデフォルトで開いている穴なんだが、そのどれにも下の荷台のパイプや板部分に当たってしまい、そのままでは付かなかった訳なのね。

 なので黒板と、荷台を挟む銀板に穴を開け直して、ねじ山切ってという二手間がかかっています。

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 この小ぶりさがなんともバランスいいでしょ?こういう紹介って、当店ならではの、マイナーブレイクが大抵起こる、大体半年で五本くらい出るかもなあ・・・。レーサー、またはそれに準じた自転車に乗っている人が、オオいいなあ、このくらいの大きさ・・・ときっと思ってくれるに違いない・・・、たぶん。

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 まあ、ここから見てもソコソコバランスのとれたロバ化レーサー・・・というかフラットレーサーというか、クロスレーサー・・・と見えますでしょ?

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 そして、納車時には、この馬の頭をそっくりそのままお渡ししようかな?馬頭であります。

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 こうやって取り付けて、ワイヤー結んでやれば、元の馬に戻るよ。ロバで乗り込んでいれば、馬に戻ったときの馬は、今まで感じていた馬とは数段違っているでしょう・・・、楽しみにね。

 まずは、元ソフトボールの選手、どこかにアスリートが残るその体で、まずは片道20キロの通勤をしてみてください・・・。何かが変わるよ、きっと、すごい何かがね・・・。

 それまで頑張れロバ君!



再生と継続



 この状態で持ってこられたんであります。

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 シューインですね。鉄のフレームで頑丈にできています。武骨ですが、手は抜かれていません。大事に乗れば、相当持つでしょうね。

 そいつをもってこられたんですが・・・、

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 まあ、使い倒している・・・というか、もうこのBBなんかは完全に死んでいます。緩んでグズグズの状態、外れるかも・・・という勢いです。

 他も、まあ同様に緩みっぱなし。

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 ほとんど付いているだけのフロントブレーキ。途方に暮れていますね。

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 フリー側もまあ、ガタガタ・・・、これでよく走ってきたよなあ・・・と感心します。
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 リアはコースターブレーキのようなんですが、逆踏みした際に、ホイール人が踏ん張るための台座に、ちゃんとレバーが固定されていない・・・、なので、裏踏みが非常にやりにくい。

 そんな恒常的欠陥車に近いものがやってきて、これを再生したいということで、予算の範囲から、優先順位の高いところから手をつけることに、あいなった。

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 まずはクランク周り、特殊工具も使うので、ショップのやることとして、優先順位は非常に高い。

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 元々付いていた、BBを外し、新しいBBを装着して、シンクランクを入れる、クラシカルなイメージの黒銀のクランクね。

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 そして駆動の伝達周りのチェーンも交換。

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 フロントブレーキも、ダブルピポッドという、より効くタイプのブレーキに交換。

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 後はグリップ、サドルなどの周辺パーツも交換して、なんとか予算内に納めることができた、というわけ何であります。

 乗り慣れるとコースターは癖になる。制動にいちいちブレーキを握らず、足で操作できるというのは、かなりのアドバンテージだな?と感じることは合いますな。

 依頼主は、当店近くの美容室の方、そういえば、店の前に、シングルおいていたのが、これだったか・・・と納得。

 まあピストだからといって、すべてガチで再生する必要もない、予算とセンス似合わせて、少しずつ・・・というのも大いにありでしょうな。

 いずれにせよ、自転車を再生して、街道に戻すというのは、どうもたいしたことでもあるらしい・・・・とも考えられますね。

リアルって「リアル」のことだろう?



 幸いなことに、子狸の図鑑好きが高じて、動物の資料は少なくはない。そんなものをパラパラめくって、いろいろと考える。

 図鑑っていうのは写真もあるが、その動物そのものの説明になると、写真より絵になるという傾向がある。これは写真はあくまでも個を捉えているのみであって、その種を捉えていることにならないからであろうと思うんだが・・・。

 例えばある種の動物が広範囲に生息しているとする。虎なんかいいかもしれないね。今は知らんが、昔はバリ島に虎がいた。バリ虎というよね。

 それから本場・・・?と思われるインドにもベンガル虎というのがいる。当然東南アジアにも生息しているであろうし、竹林の虎といえば、中国南部にも生息しているだろう。

 ちなみに竜虎の戦いというのは、たぶん、中国南部あたりでワニと虎とが死闘を繰り返しているのを見てのイメージではないか?ともいわれているらしいが・・・。
 
 加藤清正が朝鮮出兵の際にしたことになっている虎退治、ということは韓国・朝鮮にもいたということなんだろうな。

 戦時中の証言満州地方、つまり中国の南部だけではなく、東北部にも虎は出没したという話を聞いたことがある。

 ええ?北にも?と思われるかもしれないが、でかい虎の多くはなんとシベリアに生息しているといわれている。黒沢明のデルス・ウザーラ?だったか?虎を見たものは、遠くないうちに死ぬ・・・とかいうジンクスのような話が出てきていた。

 ざっとバリからシベリアまで・・・生息している虎を写真で紹介するとなると、それは必ず、ベンガル虎かバリ虎か、シベリア虎という個別の虎を紹介することになる。

 シベリアのどでかい虎とバリの虎とでは違うだろう?ということになると種としての虎を紹介することは写真ではできない・・・ということになるね、そういう場合、多分だが、いくつかの虎の写真を並べて、その中間の絵を描くことになるんじゃないか?なんて思うんだがね、本当のところはわからない。

 個体を撮った写真はモロリアルだが、種としての虎を扱うには絵の方がリアル?ということになるのかな?

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 さて子狸から、数冊の図鑑を借りて、後はネット上の画像を見たりしながら、いったい何がリアルか?なんてことを考えていたんだが・・・。

 そのリアルさにこだわっているのが、実は虎ではなくて、ヒョウなのだ・・・。

 ヒョウの絵、アニマルプリント、ヒョウ柄といえば、本当か嘘か知らんが、大阪のおばちゃん!というのが頭に浮かぶ。

 あれだよね、あれ・・・。

 しかし、そのイメージとしてのヒョウ柄って、実は実際のヒョウ、リアルなヒョウからすると、一部に過ぎないんだよね。

 しかも、ヒョウ柄と称されいてるものでも、実はヒョウでなくて、ジャガー柄というのも多くある。まあ、一般の人とにとって、ヒョウとジャガーの違いなんて、どうでもいいのかもしれないがね。ちょうどクロコダイルとアリゲーターの違いのようなもんで、いずれもワニだろう?ってなもんだ。確かに、あいつらも大型ネコなんだから・・・。

 実際のヒョウを見るのなんて、動物園に行くしかないし、動画といったもテレビかネット上の動画しかない。それをもってリアルなヒョウとすると、、大阪のおばちゃんのアニマルプリントはその一部でしかなく、かなりいい加減なんだが、それも「リアル」な柄として、しっかりイメージに入り込んでしまっている。

 さあ、大変だ・・・。リアルなヒョウ柄を動物から起こしても、それがリアルに見えなくなるくらい、イメージとしての「リアル」というのは根強いものがあるようだよね。

 かつて、模型師さんに聞いたんだが、もし実際にある車の比を元に正確なミニカーを作ったらどうなるか?なんともシックリこない、でっぷりした形になるようなんですね。

 そうかもねえ・・・、実際の車はでかいから、その全体を人はかなり捨象してみているんじゃないか?と思うんだよね、その捨象したイメージに従って、模型を作らないと、「リアル」じゃないらしい。

 それは別に車だけではないらしい、船にしても何にしても、模型師の腕の見せ所は、そうした数値化できない縮尺の妙なんだと、いうことだ。

 つまり、人には実際のもの=リアル、というリアルなイメージと、それを元にしているはずのさらなるイメージ=「リアル」というものが、あるようで、このふたつをもってどっちがリアルなのか・わからなくなっている、というのが現状なんじゃないか?なんて思うんですね。

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 こんなことやって、ヒョウ柄の練習なんかするんでありますが・・・。この元を実際のヒョウの写真から手本にするのと、アニマルプリントの布を手本にするのとでは、かなり変わってきてしまう。

 むしろ、前者の方がわかりにくいかもしれませんね、つまり、典型的なヒョウ柄は胴体の太いところを中心に描かれているんですね、それが両脇の端に来るようになると、黒の斑に変わっていくわけです、またヒョウの体の上と下、表と裏側では、土台になっている毛の色が違うんですね。

 もちろんアニマルプリント柄にはそんな違いは無視されています。

 さて、こまった・・・。実際のヒョウにあわせて、写実するか?それとも、イメージとしてのアニマルプリントから起こすか?

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 混合してしまって、ダメだこりゃ・・・なので、やり直さないとね・・・。

 部分的にでも、実際のヒョウか、それともプリントかを区切ってやらないと、ダメということには気がついた・・・。

 もう少し探求せねば・・・。

 しかし、リアルというものが人にとって実は「リアル」に過ぎないんじゃないか?ということの病については、思うところも多い。なるほどねえ、こいつは使い分けつつ、したたかにやらねばならないなあ・・・・と同時に、何かの限界を超えるときの一つのとっかかりになるだろう、ということはウスウス分かる・・・、より深めねば・・・。

 多分だが、我らはイメージのフィルターを通してしか「リアル」さを実感・・・できないんじゃないか?ただ、時として、そのイメージを超えたリアルを求めようとはする、・・・しかしそれとて、別のイメージのフィルターにする変わったに過ぎない・・・かもしれませんな。でもまあ、フィルターが変わっただけでもよしとする?さてさて・・・。

クロスロード?から再出発・・・



 スコットのXSかな?小さいが正真正銘のロードなんでありますよ。

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 小柄な方用の650Cは、この国ではもっとあっていいタイプの自転車かと思いますが、長いものに巻かれすぎの状態で、多勢に無勢どうも定着した感がない。ちょっとはできて、撤退・・・、またちょっとできては・・・と、しっかりと腹を据えた展開をしていない。

 まあ、リムやタイヤの数と種類の差が700とは比べものにならないというのが理由だと思うんだが、特化したショップがあってもいいんじゃない?当店がなろうかしら?

 160前後からだったらメリットいっぱいあるんだがね。なんといっても、700Cにしがみつくようなポーズにならない、ちゃんと御して乗っている姿になるというのがかっこいい。

 男女問わず、アジア系には大変向いたフレームだと思うよ。

 後は、ホイールが小さい分、男クランクが取り付けられる・・・、これもかっこいい。

 ホイールが小さい分、踏み出しが軽い、都市のような信号で止められては再スタートを繰り返すような環境では、最適ともいえる。通勤、通学最強自転車ともいえるんじゃない?

 このスコットの持ち主の方も、650cがお似合いの体格をされている。

 元々、実用車のパンク修理に凝られていたんだが、実は・・・スポーツ車を持っていて、それが実用化できるんなら、この実用車を廃止して、そちら専用でいきたいと、言い出した。

 持ってきてもらうと、結構走るやつじゃない?ただしちょっと走り専門過ぎるんで、ハンドル変えたい・・・と。

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 手元変速付きの申し分のない状態なのに、これを例えばフラットハンドルとかに?・・・、ええ、できれば・・・と。

 体格を見るに、元アスリート、ソフトボールの選手だったそうだ。なので、体は動かしたい。往復30キロ以上の通勤だって、実はできるならしたい。

 なら、このスコットを基体に、走らせましょう!ということになった・・・。

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 アルミのメガチューブに、カーボンフォークだね。結構やる気満々の車体なんだが、どうもこの車体に押されていたみたいだ。

 もう少しその押しを押さえようということで・・・、

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 まあ、今回は特別フラットハンドルにしてやんべー・・・、頼まれればよほどでない限りやりますが・・・。

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 フラット用シフターに、実用車にしては割と使えるブレーキレバーを取り付けた。

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 これで難なくキャリパーも引けます。

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 フロントも二枚三枚兼用のフラット用シフター。これでフラットバーロード・・・、クロスロード?として再生することになる。

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 フラットにしても、こいつで踏むと実によく前に出るね。こんなクロスバイクはない、それも当然だ、フラットハンドルにしただけで、ロードのジオメトリーなんだから。

 ホイールもソコソコ堅いし、よく進むは。

 ということは、入門ロード・・・というのは、なにもドロップハンドルでなくてもいいのかも・・・と思ったりもする。まずはこのロード特有の他には出せない、走行感というものを、快走感というものを体感してもらうのが、一番かもしれない。

 よくある消費行動として、スポーツ自転車に乗りたいなあ・・・と思いつつも、最初からモロレーサーというのは気が引ける、という展開は大いにありだと思う。

 そこで多くは、クロスバイクを購入してしまうんだが・・・その中の何十パーセントかは、ロードに向かう。徐々に自分の走りのイメージが、クロスバイクではなかった・・・と知るからでありましょう。

 例えば、後ろからすごい早さでレーサーに抜かれる・・・、カチンときて、同じスポーツバイクとして負けちゃらんねえ・・・とばかり踏むんだが、ものが違うだけに、どんどん引き離される・・・。

 何でか?といろいろ調べてみると、同じスポーツバイクと思っていたのが、実は馬とロバの差があったと知ることになる・・・。

 俺ロバだったの・・・?

 早い人で三ヶ月、そんなことに気づくともう、馬に気が行って仕方がない。中にはクロスのドロップ化(疑似馬化)を求めて、当店に来る人もいるが・・・。

 後で考えるとクロスバイクを買ったのは銭の無駄だった・・・と。

 こういう方を作らないためには、クロスロード、つまり馬なんだが、ロバ風に仕立てた自転車に乗せておいて、やっぱりロバじゃなあ・・・ときた時に、本当はこいつ馬だったのよ、と驚かせるという逆を張るのもいいかもしれませんな。

 ロバのままでよければ、そのまま乗っていればいい。

 馬にしたければ、ドロップ化してやれば立派な馬になる、元々馬だったんだから。

 まずは馬をロバにして、とにかくまたがる回数を増やしてやることでしょうな。その内、アスリートとしての足が目覚めてくるとき、ドロップに戻します?って提案してやればよし。実に奥行きのある計画だなあ・・・。

 なるほどね、ロバに擬した馬か・・・。我ながらいい販売戦略を思いついたもんだ・・・。

 来月くらいから、フラットロードが当店に並んでいたりしてね・・・。

タンナス再び 13にての組み直し



 早朝にミッションのある方の通勤自転車であります。公共交通のない時間なので、こいつが頼りです。そして、遅刻は厳禁。なれば・・・、パンクは避けなければならない・・・ということで、タンナスを選んでいただいたんだが・・・。

 最初のタンナス。こいつは元々アルミリムではない、鉄リムだったのだ。そしてタンナスは鉄リムとの相性はダメ。いろいろと工夫して、試してみたものの、トラブルフリーとはならなかった。

 リムの内側に、溝をつけて、そこにタンナス横棒をかましたんだが、どうも不十分だったようだ。

 そこで、アルミリムに交換。組み直しをしたわけなんだが・・・。

 タンナスは、空気が入っていないため、パンクは起こらない。その分、タイプによっては、反動が堅い・・・ということもいえる。段差などは、ボヨン・・・というよりも、ゴツン!と来る感じね。

 平地を普通に走っているときには、特に問題はなくとも、段差になると、空気なしタイヤだということがいやでもわかってしまう。

 そのゴツン!がリムやスポークに与える影響は小さくはないようだ。

 なので、パンクしない代わりに、スポーク折れが起きるという報告もチラホラ聞く。使っていても、さもありなん、と思えることもある。パンクはいやだが、スポーク折れもダメ・・・。後者は素人ではどうにもできないので、バーターとなると・・・その判断は難しい。

 どちらが頻繁に起きるか?ということになりましょうな。

 今回、振動の影響か?スポークが緩んだということ。当店の組はどちらかというと固めなんだが、今回に関しては、タイヤが堅い分スポークテンションを若干下げてみたんだが、それが吉とは出なかったようだ。

 緩んだスポークで乗っていたため、走っていた最中に数本のスポーク折れが発生。当店のドック入りとなったというわけだ。

 14という幅2ミリのステンレススポークを使ったわけだ他、それが折れたとなると、もう少し固めに組むか・・・、強度を別の方法で上げるしかない。
 
 元々タンナスを選んだのがトラブルフリーなもんで、それを実現させるには、何が適切か?と考えねばならない。当店の責任は重い。

 そこで、もう一段太い丈夫なスポークで組み直すという手はどうか?と検討、世に言う13のスポークというわけである。

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 こいつをノギスで計ってみると、2.2ミリの太さがある。15、14とではコンマ2ミリの差があるというわけだ。

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 そしてねじ山は若干細く2ミリようとなっている、ということは14スポークのニップルがそのまま使える、というわけである。ロングニップルとかも使えるとなると、応用はきくね。

 早速取り寄せて、そいつで組んでみる。そこで堅く組みたかったが、タンナスの堅さを考えると、あまりの劇堅は避けた方がいいだろう。

 ということで、今までの当店の組み方からすると真逆のやり方を試してみることにした。

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 今まではニップルとスポークの交点には、グリスを注入していた。ニップルをなめらかに動かしやすくすることで、後の狂い直しやすくするという考え方ね。それに対して、精度が出たら、そこでニップルを固めるという考え方もある。そうなると修正が効かない・・・、単純にはね。

 そのどちらがいいか?と悩んだ末の前者だったんだが。ホイールは走りながらテンションのかかる位置をたらい回しにすることで、バランスを取っていくパーツなんだよね。そういう意味で、生きて活動しているパーツでもある。そういう躍動状態に、ニップルを固めるというその作法がどうも合わないんじゃないか?とずーっと考えてきたんだが・・・。

 こんかいは、堅く組むと乗り心地が悪くなる、といって緩くするとか耐振動で緩みやすく、またスポーク折れを誘発する可能性もある。となれば・・・、多少緩くタイヤからのショックを吸収しつつ、緩まないようにするには?という選択肢となる。

 そこで、ロックタイトの使用を敢行しようと決定。

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 さあ、どこまで、この発想が功を奏するか?だね。

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 ニップルの中心とその脇両方にしみいるように、差しておいた。どうでるか・・・だな?

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 ステンレスのものは見つからなかったので、鉄スポークであります。

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 若干でも太いので、剛性はあるかな?そう簡単に折れることはない・・・と思いたいですね。

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 さて、タンナスと13のスポークとの組み合わせですが、これが吉と出れば、今後の典型になるかもしれません。

 荷物が重かったり、段差に気をつけなかったりすると、スポーク折れはこれからも出てき得るでしょう。パンクとスポーク折れどちらがいい?というといには、どっちもいや!が正解でありましょう。

 このスポーク13計画がうまくいってくれれば、幸いだな。

 でないと、普通のタイヤの裏にタイヤベルト、を貼って、チューブ内にちゃんと効くパンク防止剤の注入、タイヤをシュワルベマラソンにした方がいい!という結論にもなりかねない。

 その後の使用にも、ちゃんと注視していかないとね・・・。

 そのくらいタンナスにも本気で取り組む、当店なのでアール!当たり前か・・・

自転車の横顔といえばクランク周りだ!



 パーツが徐々に集まりつつある。自転車の横の顔というと、その中心はクランク周りなのではないか、という持論がある。中心だしね、それなりの素材が使われていると、一番目立つ、だから顔、というわけだ。

  しかしながら、大手は黒が好きなこと。それも好き勝手な、まあ、それなりに合理性はあるだろうが、そこまで太くする必要あるのかね?というくらい勝手な工業デザインでやっている。

 それ以外は・・・?というと、一見なさそうなんだが、ところがどっこい上の様にいくとこにいくとある様なのだ。

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こんなところにも大森社長がいたんだ・・・という様な、磨きものが出てきた。
 
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 こんな色いったいどうやって出すんだろう?磨きとキャンディーのコラボでできないかしら?なんて思うが。
 
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 ガラス越しで写りは悪いが、これも色の組み合わせがアルマイト系の青に黒筋に真鍮系黄という大胆な色使い。いくとこにいけばいるんだなあ。

 そして驚いたのがこいつ。
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 これもガラス越しで失礼、なんと78系デュラエースのクランク再現もの、しかも赤アルマイト・・・。

 こんなのを部分的に取り混ぜたら、いったいどんな自転車ができるんだ?と考えるだけで面白い。後はこれらをどう現実化させるか?という問題だ。

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 後これも面白い、ここから見るにクラシカルなクランクか?と一見そうなんだが・・・。

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 裏を返すとなんとホローテック形式のクランクだったんです。最新コンポに、クランクだけクラシカルに・・・、なんていうのもよし。ほとんどクラシカルパーツなんだが、剛性だけはホローテック形式がほしい、なんていう、へそ曲がりにもいいかもしれない・・・。組み合わせ自由なの?

 製品を作れることの自由さにしばし酔いしれるね。定型をあたかも池の鯉のごとくメーカー様の投げてくる、うまくもないが、これしかないから食うしかないってんで、パクパク飲み込むしかできない屈辱・・・、まあ屈辱とすら感じてない子達はいいが、店主はどうもそんなもんばかりを食い続けたくはない。池の上じゃなく、たまには池の中から這いつくばって、自分で餌を探すことも忘れちゃいけないね・・・。

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 70を超える歯の付いたチェーンリンク・・・。店の看板になんかどうです?
 
 こういうものはこう作るそうです。

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 これが鍛造の板材なんでありましょうな。

そいつを此処に入れる・・・、オット、機械のメーカーをご覧あれ!

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 ミシンだけじゃなく、こうした高精度のフライスも作っていたのね・・・。

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 まさに削りたてのチェーンリンクなのであります。

 うーん・・・、こうしてみるといくとこにいけば、あるものはあるということ。問題はどうしたらこんなところに行けるか?ということくらいか?

 後は、何をどのくらい引っ張ってきて、それをどう見せて、何を実現していくか?ということの共感と販路を作っていけば、大手とはまた違った、自転車を世に出すことができる様になる・・・、それも夢じゃあない、ということなのね。

 なるほど、また一つ仕事が増えそうだが、少しでも自転車の選択肢を増やすべく、ちょっと踏ん張るのも面白いかもしれない。

 まあ、どういう経過を通るかは別として、今年ということをめどに、ちょっと動いてみようか?とも思うんだが・・・ね。 

ドッペル 不思議な組み合わせ



 ドッペルといえば、ウン・・・まあ・・・、気をつけて乗りなよ・・・というタイプの自転車かと思いますが、ちょいと不思議な組み合わせというか、そんなパーツあるんだ・・・ということを知らせてくれる車体でもある。

 今回はタイヤ交換を中心にのメンテなんですが。

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 ありがちな白タイヤ。やはりタイヤは黒に限るというの持論なんだが、色物はそこから劣化が始まる、黒は紫外線等に強いよね、だからタイヤはオールブラックがおすすめね。

 まあ実用車よりはタイヤ交換は簡単だ。

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 白から、オールブラックものに変身。

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 パナレーサーミニッツものに、値段はそこそこ、その割に悪くはない。

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 車体はいかにも鉄、でもって重い。トップチューブの真ん中に折りたたみのためのジョイントがある、この辺がまた重い。なので、機動力ある小径車のイメージなんだが、チト重い・・・。

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 ただ、コンポの一部にカプレオなんて、小径車専用コンポなんかが付いている、・・・やるじゃん・・・。

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 クランクは無印、フロントディレーラーもそこそこ付いていますね。

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 そして、今回ちょっといい意味で引っかかったのが、このシフター。マイクロシフトなんて、使っている方だったが、フラットのシフターについては、そんなには知らなかった。

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 左右に付いていて、そのタッチの感じが悪くはない。安っぽくない、ちょっとした重厚感がある。

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 シフトレバーの一部が、なんか大森さんが磨いた様な質感がある。

 へえ、何でか知らんが、ドッペルはこうした隠れた「名品」を使っているのか?とちょっと不思議に思うところあり。だからドッペルはなめられない。

 マイクロシフトもロード用のシフターを作っている、そんなに悪くはない、と聞いている。そう、後シフターさえそろえば、シマノに変わる、寄せ集め、フランケン的不統一コンポ?ができるんだがね。

 なので、このシフトに関して、センスがよく、機能もソコソコのものを作ったところが、一気に持って行くんじゃないか?なんて思ってはいるが。

 シマノが実現してきた、オールシマノによる統一コンポに対して、それとは別の寄せ集め、調整に次ぐ、調整をしながら、セッティングする、旧式のコンポなんてもんも出てくるかもしれないね。

 そうした動きに当店も絡んでいけたら・・・と思ってはいる。

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 まさに一長一短ではあるが、重くてどうしようもない車体に、一点だけでも光るものがあるだけで、愛着はわく。小メーカーの細かな物作りの片鱗が見えるとき、シマノらとは全く違った、組み合わせのコンポも可能かもしれない・・・なんて光明が見える。

 この秋めどに・・・、キラッと光るパーツ類のお披露目なんかもしていいかもしれない・・・。


通学自転車のためのノーパンクタイヤ タンナスざんす!



 四月に入学して、この自転車で通学しているんだが、すでに六回パンクして、そのたびに家から車でお母さんが回収に来るという、ことが続いたらしく、いろいろ調べた結果、ノーパンクタイヤはどうか?ということで、当店に来た。

 平地はほとんど変わらず、段差でゴツンだよ・・・、後は・・・、スポーク折れのリスクはある・・・という説明で、でもパンクはなし、五年は持つんじゃない?ということで、交換することに。

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このタイヤを外します。

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 このリムテープも外します。

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 リム幅を計って、今回はこいつを採用。タンナスの横穴にこいつを打ち込んで、リムにはめ込む。

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 この状態から、ピンをリム内に打ち込んでいく。力は相当かかります。暑い日にやるのはつらい・・・。

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 こんな具合に、ピンが完全に見えなくなったら、リム内に打ち込まれた証拠。一本20分・・・はかかる。

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 前後輪と、連続してはこの暑さではできず、休み休みね。しかし、今年の暑さで、店主は宗旨替えをすることに。

 曰く去年までは、東京の寒暖にエアコン必要なし・・・だったが、今年レベルの暑さだとしたら、エアコンは必需・・・になりますな。

 この数日、今までは氷枕で過ごしていましたが、たまらずエアコンのある部屋に布団を移しています。こんな夏初めてです・・・。この調子で二年後オリンピックなんて、あり得ないでしょう。すべての外競技はナイターでやらないといけませんな。まあ、早々に中止して、東北、熊本、西日本の自然災害の復興財源に充てるがよかろう、たかが二週間の運動会に巨費を投じるなど、今のこの国にそんな余裕などとうていある様には思えない。

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 しっかりはまっていますな。やはり、平地では気にならず、段差でゴッツン。雨の日など、ちょっとヒヤッとすることもあるかもしれません、グリップの問題で。後はリムとタイヤの間に水が入るとしばらく異音が続くことがあります。まだわからないことだらけ・・・ですね。

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 ちなみにこの通学用ローですが、ジャイアントのもの。ちょっと凝ったアルミパイプですが、溶接などはしっかりしています、ちょっと重めかな?

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 フォークが鉄ですね、これが重さの原因でもありますが、通学用ならこれでもいいかな?

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 前後で紅白、どこかめでたいやら、まあその分目立つので、これで少し走ってみんべえ。

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 これで、パンクの悪夢はなくなるでありましょう。おかしかったのは、その回収に向かうお母さんの言い分・・・。いつパンクして、呼び出されるかわからないので、お酒も飲めない・・・という、これでゆっくり心配せず、酒が飲めますね。

 後はスポーク。タンナスとスポーク折れの関係は、たぶんあると思います。タイヤがショックを吸収しなくなった分、しわ寄せはスポークに来る。

 本日もタンナスの件で、スポーク折れを直しましたな。

 後もう一件、タンナスとスポーク折れの案件を抱えていて、今その対策にスポークの太さを一つあげての対策も考えています。せっかくパンクがなくなっても、スポーク折れというより高い次元でのリスクが出るとしたら、行って来い以下、ホイール調整も含めるとパンク修理の方がましだ・・・ということにもなりかねない。

 このスポーク格上げ作戦がうまくいく様だったら、タンナスとスポーク13の組み合わせを定番化させるかもしれません・・・。

 この辺に関して、ごまかしていたら、せっかくのノーパンクタイヤも、その魅力が半減以下になってしまう。いずれの精度も上げて、本当の意味でのトラブルフリーを実現しないとね・・・。

 タンナスへの探求はちょっと続きそうであります。

北米送り その2 平時で危険な国かもよ・・・



 先日この夏ニケ月使って、アメリカ横断計画をしている四年生を紹介したが、その相方もメンテにやって来た。

 国内は相当乗ったらしい、言われなくても状態で見てわかる。こちらも、手入れは決していい方ではない。走って、走って、なんかあっても走り続けて、メンテといえば、パンク修理ぐらいかな?そんな状態で来たもんだ。

 まあ、でも遠出の前に、総メンテというのはいい心がけなんだが、もう少し前にと言うか、チョコマカ手入れしろよ・・・といった方がいいかもなあ。

 ツーリングはレースとは全く異なる論理を持つんで、車体が荒れるのはよくわかる。レースは大体メカが付いて、付いて無くとも、瞬時の判断にコンポは反応しないと勝負にならない・・・という意味で、比較的レーサーは自転車に対して、敏感にならざるを得ない。

 まあ、こちらもピンキリで、良く気づいたなあ・・・という超弩級の敏感選手から、まあこいつは滞りなく走れればいいんだな?という鈍感系まで・・・なんだが。

 ツーリングの人間の超弩級の鈍感系から来ればれば、まだいい方だ。なんと言っても、勝負がかかっているからなあ。

 それに対して、ツーリング系は一にタフさ・・・という名の鈍感さを秘めていないと、多分持たないんだろうと思う。一定の荷物を載せて、ドヤドヤ走る、アチコチ緩んだり、トラブル続きだったりするだろう、応急処置の連続が、それが常態化している車体も珍しくない。

 何はどうあれ、自分を人のいるとこまで運んでくれればいい、という最低限から、なんとか走っていられればいいんじゃない?このまま大きなトラブル起きないでね!と祈りながら走っているタイプなど、まあそんなもんだろうなあ・・・。

 つまりある程度鈍感でないと、走りきれない・・・というのが実態なんじゃないか?と思うんだがね。

 それが、ドックについても完全に治す・・・まではいかずとも、まあこの辺で・・・という事で気にしない・・・。そういう車体がけっこう多いよね。見るコッチも・・・、仕方ねーか・・・という気にもなる。

 レーサーだったら、オメー勝つ気あんのか?エエ?で一発で片付くんだが、ツーリングの人間に、何を言っても無駄・・・かもしれないね。実際に走りきって、帰ってきちゃうんだから・・・、スゲーといえばすごいんだがね。

 そんなこんなの車体を預かり、例によって駆動系、制動系、ホイールなどの点検・・・。消耗品の交換・・・だな。

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 今回はトリプルときた。荷物を載せて、先のわからん長い坂を上るときなど、トリプルは保険としても機能する。最悪最軽量のギアでも自転車降りて押すよりかはマシだ・・・と思えば、心の余裕でもある。

 ただし、セッティングが面倒なのも事実。

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 このように、こいつはシクロ系なのか?ワイヤーが上引きの形式を取ることになる。ディレーラーはレーサーのものを利用するんで、一端ワイヤーを下に引き下ろして、下からフロントメカに止めることになる・・・。つまり滑車をつかってのカラクリがいるんだが、そういう余計なものがあると、なにかと緩む、設定が面倒になるのは定石で・・・。

 トリプルのどのギアにも気持ちよくかかるようにするまでに、時間がかかる。

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 基本クラリスコンポでやっているんだが・・・だからというわけでもないだろう・・・、下位グレードにも手抜きなしというのがシマノのいいところなんでね。

 ワイヤー取り回し、その他諸々あるんだろうと思うが、セッティングは決してレーサーのようには決まらない。

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 のったり、くったりしている、レースじゃないんで、大目に見るが、そうしたこの車体の持っている癖をしっかり身につけないとね。まあ既に身につけていると思うが。

 まあ、何にせよ、一呼吸遅い・・・。ただ、ツーリング車としては、よほどのことが無い限り、この程度でもいいだろう、なんせ、半分事故車でも乗りこなす、鈍重な・・・精神の持ち主達が乗るんだ、コンマ何秒に拘る、ピリピリしたレーサー達とは違うからな。

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 まあ、アチコチ、アチコチ見ては、何年ぶりか知らんが、ほぼ総メンテに近い状態に戻してやる。

 といっても戻りきっているのやら?試乗してみるに、全体に穏やかというか緩やかに作られているようにどうしても感じられる。レーサーのような殺気のようなものはない・・・、タフさ、おおらかさが先に立つ車体、それがツーリング車なのかな?

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 試乗した感じどうだい?と聞いてみたら、相当いいですと帰ってきた。そりゃそうだろうよ・・・、あんな状態をなんとか動かしていたんだ、その苦労は十分の一以下になっただろうからね。

 あとは荷造り、二十五日成田発らしい。段ボールなどもちょっと余分に取っておく、この子達の補強かなにかにつかえればと思ってな。

 そして、ちょっと怖い話を二三してみた。今度行くところは、アメリカだろう?銃の所持が認められている国だぜ・・・、その意味分かってんの?なんてね。

 けっこう向こうの方々は、アイコンタクトを取ってくる、あれは基本敵意ないよという事で、別にこちらを誘っているわけじゃないから、勘違いしないように・・・。

 彼女たちのNOはNO!だからな、イヤヨイヤよはイイの内・・・なんてかつての日本しか通用しない、だから、NOと言われたら、深追いしないこと、絶対に!

 酒は怖いよ・・・、向こうでは酒に酔った上で・・・という事が免罪には全くならないよ・・・。また、酒に関する考え方が、日本とは全く違う、なんといっても禁酒法の国なんだぜ・・・。外で缶ビール飲んでいるだけでつかまるところだってあるはずだ・・・。

 ちょっとした出来心でのお触り、痴漢行為のようなことをしたら、最悪撃ち殺されるぞ・・・、向こうは陪審員の前で「男性三人に取り囲まれ、胸を触られ、レイプされるかという恐怖心で、思わずバッグに持っていた銃で撃ってしまった・・・」なんて公判で、当然無罪だ、さあ、どうする!?場所によってはアジア系の人権なんてないに等しいからな・・・(これ言い過ぎ)。


 普段からボクは酒飲みませんし、もう一人も基本飲みません・・・、でも・・・、あいつは・・・危ないですね・・・。

 あいつ?・・・あいつって・・・・あいつのことか?この前も飲んで足怪我していた、あいつか・・・・?

 あいつにもきつくいいます、飲まないようにと。

 そう、無事帰ってきてもらわないと、こちらも工賃請求は帰国後だからな、よろしく頼むぜ!

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 このまじめな青年は、信用できる。あとはあいつに飲ませず、浮かれさせず、しっかり走って、事故なく、怪我なく、無事帰ってくればよしととしよう!大丈夫だろうな?

 大丈夫!

夏休み 子のせ事情



 夏休みだけ孫を預かるんで、値段の高くない子のせカゴってないかね?と言われて探してみたら、あったんですねえ・・・。

 エエ、そんな値段であるんだ・・・という代物、ママ狸ん始まって以来の安価な子のせであります。

 まず店主が子供の頃って、荷台に直に座って、こぎ手の衣服などにつかまるのみ・・・。

 その後、簡易な枠だけのものが出ましたね・・・、背もたれだけの、ベルトがないようなものだってあったように思います。

 それが進化して、今では・・・なんだが、そのかつての子のせを思い出すような簡易子のせがまだあったんですねえ。もちろん、ベルトはちゃんと付いています。

 股の付け根でとめるタイプのね。

 ちょっと高齢のご婦人が、夏休み孫を一時預かりする際にどうしても必要だということで、取り付けてみたんだが・・・。

 どうもこのデフォの状態では、アチコチ窮屈らしい。

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 どうも平均より体が大柄なんだそうだ。まずは太ももがつかえて仕方ない、なんとかならないか?

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 手おきの部分をもっと前に出す。再度ご婦人を座らせて腰に干渉しないかテストしながら・・・。

 でも、ふと、結構なご高齢のご婦人、小柄です。大柄な孫を乗せないといけないというのは、結構大変そうなんですよね。

 次ぎに改良するのが、足置きの部分。太ももが太くかつ、足もそこそこの長いので、デフォの足置きに足を載せると、膝が高い位置で開いて、乗りにくいという。

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 上から見たところなんだが、この黒い太めの線の上に、足を載せることになる。そこそこの金額だとこの位置が成長段階にあわせて上下できるようになっているんだが、簡易子のせにはそんな気の利いた構造など全くない。となれば・・・。

 こいつを撤去するしかない、曲げ直しも考えたが、小手先改良やって、何度か曲げ直しをするよりも、思い切ってやった方がいいだろうね、こういう場合は。

 という事で、まずここだけ単体を外す。

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 まあ、こんなもんだ。外したこいつを万力にかける。

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 一気に曲げを曲げ取るように、まっすぐに戻す。こういう時には一気にやること、躊躇するとそれがラインに出てしまい、みっともない。

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 同じ角度から見ると、先程の足置きがなくなっています、底なし状態。その分足がブラーンと垂らせますね。

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 曲げ直しの部分を荷台にタイラップでとめると、ちょうど足がホイールに干渉するのを防ぐガードになってくれる。まあ五歳だし、ちゃんと言って聞かせれば、大丈夫だろう。

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 こんな感じで少しは乗りやすくなったはず。

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 ちょっと昭和の香りのする、子のせに変身ですね。

 あとは、ご婦人の体力がどこまで持つか?だな・・・。色々な事情があって、孫を預からざるをえない・・・という事が顔からにじみ出ている。かわいいだけが孫じゃない、加齢に次ぐ体力気力の関係から、時には大変な重荷にもなるだろう・・・。

 孫は来てよし、帰ってよし。

 とりあえず、装備ができたが、・・・この酷暑に孫を預かるのはさぞや大変だろう・・・。

 夏休みらしいね、親戚などが地方から行ったり来たりと、大変賑やかな季節でもある。店主にも思い出は随分ある。でもあの時は社会全体が若かった・・・、体力気力と希望にあふれていたようにも思う・・・。もちろん公害や災害の影は常にあったが・・・。

 それから比べると高齢社会というのは、疲弊社会でもあるのかな?なんかみんなお疲れですよね・・・、とも思う、せめて、装備で・・・と思うが、それも限界ありだろう、更に自転車屋として考えるべき事はまだ、あるか?あるだろうな・・・多分。

リアのみ交換

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 コナというと、どちらかというとゴッツイ系が得意、ちょっとやそっと落車したぐらいで、フレームにはほとんどダメージがない、シクロ向き、探検系ツーリング向き・・・というイメージがありましたが、この車体もどちらかというと、ゴッツイ系ですね。

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 リアホイールのみ組み替えてほしいということで、持ってこられました。このリムも、ここからみてもわかるとおりディープ系と言っていいでしょう。

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 アンブロシオ、あまり当店リムとしてはメジャーじゃないかもしれませんが、しっかり目はつけています。チューブラーも作っていますしね、一本一本に個性があるといえば、確かにあります。精度もいいですし・・・。

 考えてみれば、もっと使っていいかもしれませんね・・・。アンブロシオ・・・。

 このリムもディープということで、試しに取ってみましたが、もちろん精度もよく申し分なし。ただ、リムの横幅が広め。ということは、ロード用というよりも、シクロ用に作られている様でありますね。

 アレックスにも同じようなラインナップがありますが、やはり幅広・・・。ただいまロードでも25ミリなどという幅のタイヤが主流になりつつありますから、シクロロード兼用なんていう発想かもしれませんね。

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 35ミリはあるタイヤをはいています。ちなみにかつての名リムDT585だって、正真正銘ロードリムでありましたが、実験の結果38ミリのタイヤまでははけました。

 シクロはホイール自身が悪路で沈むことがあり得ますし、強度が必要だとするとどうしても金属のディープリムが選ばれるのか?と思います。競技では平気でカーボンなんか使われているようですが、支給される選手と自前では天と地との差が出ますんでね。

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 ハブのクラスはティアグラレベル。決して悪くはありません、28ホールなんていうラインナップもありです。少量でもいいんでアルテで28ホール作れよ!と思いますが、コンポメーカーが完組作る様になると、ハブへの愛情は薄れてくるんでありましょう・・・。

 28ホールの丈夫で軽いハブってないかなあ・・・。

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 ちなみに今回手付けずのフロントハブは、デオーレでありました。マウンテン・クロス系の際にはお世話になりますが・・・、手頃な奴らで重宝します。

 XTあたりが、ちょっとグレード的にはすかしている・・・という感じでしょうかね。まあ何のかんのと、ハブ単体を作り続けてくれるシマノさんには感謝かな?

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 三つほど昔かな?ティアグラが付いています、

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 クランクは、例えばFSAさんとかかな?ある意味典型的な市販車かもしれませんね。

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 市販の状態で乗っていて、そのうち、あちこちガタが出てくることで、パーツを交換せざるを得なくなる。それまではそれほど意識して乗っていなかった愛車のポンテンシャルというものに気づくことでもありますね。そもそもスポーツ自転車って、構成物で、パーツの寄せ集まりでできている、ということは・・・、交換可能なの?とすると交換可能と不可能を分けるのってどこ?どんな規格があるの?

 こういう感覚を持つことで、自転車に対する考え方が一気に変わることってあります。完成車から、パーツ類に目が移っていくきっかけになってきます。

 何で、ショップに行くとフレームだけがぶら下がっていたり、各パーツ類が個々別々に展示されているのか?ということの意味がわかり、段々深みに入っていく・・・。

 頭の中で自転車を構成する様になってくると、まあこちらに来た・・・という感じですね。スポーツ自転車に乗っているからって、こちらかというと、単純にいってそうではないのかもしれません。むしろ実用車に乗りながら、パーツ交換を考えいてる人の方に、すでにこちら側の人となっていることもある。

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 順序からいうと、次は前輪かな?チェーンやワイヤーはパーツ交換には違いないが、それらはタイヤチューブと同じ消耗品交換というカテゴリーなんで・・・、それから堰を切った様にパーツ交換・・・というところにいくかもしれませんね。

 トライアンドエラーってんで、部屋に何本もハンドルステム系が・・・、サドルがピラーが散乱する様になるかもしれません・・・。

 さあ、知らねー!

九州から始まって・・・北米かい?



 サイクリング部・・・というのかな?競技ではないようですが・・・。大学一年の九州旅行の時から、メンテできはじめていたんだが。

 今度は北米を横断するらしい。東海岸に降りて、西に向かって走るという。

 もう四年生になった、就職も決まったらしい。早いねえ・・・。この子のお母さんがまた面白い。実は一度もあったことはないんだが、電話では何度か話している。極度の心配性・・・といっていいですね。子供が自転車で、海外走るなんて・・・キーッ!!!ってなもんなんでしょうが・・・、子供が押し切っているようです。

 今回も北米へ行くので、その前のメンテという事でやって来た。

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 まあ、手入れはいい方ではないな・・・。

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 まずは掃除から始めないとね。それから消耗品交換などね。

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 掃除をすると色々わかりますね・・・。

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 クランクまわりにガタが、見るとBB受けが平行に入っていない・・・、こういうのを修正したりします。

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 リアディレーラーなどを外して、洗浄し、時にはプーリーの交換なども、今回はしませんでしたがね。

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 磨いたリアディレーラーに、新しいスプロケに、新しいチェーン。

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 チェーンとスプロケをあわさないといけませんね、厳密にはチェーンリンクもですが。

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 ワイヤーはシフトとブレーキの神経のようなものなので、ここを変えるだけでも、メンテの中心となるといってもいいくらいです。

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 バーテープくらいは自分で巻け!

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 試乗してみると、締まった感じ・・・・という印象。確かに手入れはいい方ではない、それだけ緩んでいたんだな・・・、これが多分この自転車の今の実力、というもんだ。

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 この7月20日以降東海岸に向かって飛び立つらしい。アメリカ横断・・・か。いい経験になるだろう・・・。

 と・・・。

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 ど・・・どうしたんだ?その足?・・・・酔っ払って、1メートル落ちてくじきました・・・とさ。

 これや珍道中になりそうだ・・・、土産話が楽しみだ。

 そう、こいつらのメンテ料は、旅行終了後ということにいつもなっていた、だから今回もだ・・・。

 戻ってきたらちゃんと払えよ!何かあったら、香典代わりにくれてやるわ!とこの呪文でいつも送り出す。今回も・・・、マガマガしい呪文だが、いつもこれで無事帰ってきている、今回も、無事に戻ってたんまりと土産話とメンテ料もってこいよ!

薄いが層となっている



 BSのピストフレームであります、中古ですが、大変いい状態でありますね。いい歳の紳士の持ち込み・・・、いるんだねえ、その際から乗っていたんじゃないか?雰囲気バッチリ、スタイルびっしり・・・であります。

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 フォーミュラのハブで、アレックスで組んでいます、台湾コンビだ・・・。

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 フレームになれるために、まずはフリーを付けていますが・・・、反対側にはその後のための固定ギアが付いています。いつ交換するかな?さすれば、フリーが浮く・・・。当時は浮いたフリーはほぼその後使われることはなかったんだが、時が経って、また復活することもあったかもなあ・・・。

 ピストブームも去来して随分経ちましたね。

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 今回の一点豪華主義は、ここですね。もろNJSのスギノ75を取りました。久しぶりだなあ・・・。しかしよくできてますね。格が違います・・・。なぜここにこいつが来たか?ですが・・・。

 このBSのフレームに75のBBが付いていたんですね、たまたま。そうなるとフレーム側から、相棒呼んでよね・・・と来る、これは断れない・・・。

 ここを頂点にパーツ類を選んだ・・・といっていいでしょう。予算は無限ではないのでね。

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 フォークに穴を開けて、105のフロントを付けました。

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 リアも色々考えましたが、まずはこれで、黒あわせですね。105と101、後者はロングアーチです、シートステーの上からとめるのでこうなります。ステー自身に穴開けても・・・良かったかも知れませんが・・・ね。

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 ブルホーンを選択しました、この辺がブームの申し子だったのかも知れませんね。ただトップが長くなったので、腹筋鍛えて、順応するよう努力が必要です、そのくらいしてもいい車体ですし、ステムだって、そんじょそこらじゃない、日東さんですし。

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 いや、今回驚いたのが、26.8の系のピラーでシルバーがなかった・・・。当然在庫していると思ったが・・・、ピストブームから時間が経ったことを思い知る。かつては、26.8、27.0、27.2のピラーなど切らしたことは無かったんだがね・・・。

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 やっぱりシンプルで、是に惚れる人が一定以上いるのは良く理解できますね。薄くなっても層は残るというのは、こういう意味なんですね、ある種の美の形式をピストは確実に持っている。

 本当前後ブレーキ外した、ガチのピストが競輪場の金網にハンドルかけて置かれているのなんて、ゾクッとしますもんね。

 そう・・・、がちピストで夕涼みかねて、川崎競輪場で走りたいですねえ・・・。

 また、静かな波がピスト車には来るでしょう。多分この写真、記事読んで、ゾクッて来た人、一人や二人じゃ済まないでしょうね・・・。

センタープル 取り付けの巻



 ミニベロ・・・といっていいですね。持ち主の方は、すごいこだわりの人ではないながらも、この自転車が好きなようであります。そういうあり方っていいですよね。専門的ではないながら、自分の使っているものを気に入っている。

 詳しいことわからないけど、好きなんだよ・・・、というね。物事、こういう領域にいる方っているんですねえ、サイレント愛好家とでもいいましょうかね・・・、通常なかなか接することができない・・・かもしれません。

 そのお方がリアのブレーキを交換したいということで、おいでになられた。

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 あれ?そもそも付いていないじゃん!なわけなくて・・・、

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 通常のローラーブレーキが付いているんですね。確かに、好みにベロライクな自転車に、モロ実用車のローラーブレーキというのは、ちょっと違和感といえば違和感・・・ですね。

 これをなんとセンタープルのブレーキに交換して欲しい、という。どこでパーツを見ていたんでしょうね、当店にも展示というか、ぶら下げているだけなんですが、それを前々から狙っていたようでした。

 まずは、このローラーブレーキを外します!

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 これだけの分厚いブレーキを取り外すんだから、ホイールのエンド調整が大変か?というほどでもない・・・、このブレーキがついているのは板一枚の厚みなんで、ハブのエンド調整の必要は無い。

 そして、センタープルを付けるためには、一つ準備をしないといけません。

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 色々種類があるんだが、今回はこいつを使いました。これはアウター受けというパーツ。これが無いと、センタープルは引けません。さてどこに付けるかだ?

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 このクランプの横棒を使うしかない・・・。ここに引っかけて、そしてアウターをそこに預けることになる。

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 こんな感じで取り付け完了です。

 そもそもがロングアーチなんで、今回はそんなに裏技使わずとも取り付け完了、なんだが、ロングアーチだけに、やはり引きにはボケというか、効きが緩やかというか剛性の少なさを感じるが・・・、街を走るなら申し分はない。

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 ローラーブレーキがとれたあともスッキリ。これでホイールの着脱が相当楽になります。自分でパンク修理や、チューブ・タイヤ交換も楽になりますね。

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 ちなみにフロントは、サイドプルのけっこうマジなやつが付いていた。ただ、こいつもヘッドパーツにアウター受けを挟めば、ここにもセンタープルブレーキの装着は可能・・・でありますが、それは次回かな?

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 こういうミニベロならあってもいいなあ、と思う。けっこう走るしね。以外としゃれている・・・。ちょいと喜んで、満足した風で帰って行きました。

 もうちょっとどこかいじりそうだけど、そういう時が来たら、また来るんでしょうな。

 サイレントな愛好家・・・、別にすべてに熱くなる必要は無い、熱いと冷めるからね、むしろ人肌で、ズーッとそこはかとなく好き・・・という層もあっていいでしょうなあ・・・。ただ、そうした層に届くというのは・・・どうするんだろう?

 そんじょそこらにはいそうにないし、いても謙虚なんで、静かで気づかないし・・・。矢や鉄砲じゃつかまらない、といって罠をかけてもつかまりそうにない・・・。

 なんか、フワッと立ち寄りそうな・・・、そういう状態というか、雰囲気というかを作って待つしか無いでしょうねえ・・・。

 でも、見つけにくくても、そこに層がある・・・とわかっただけでも、収穫だよね・・・。

効率悪いがちょうど良い?



 まだまだ台湾ネタがあるんですが、この工場は・・・というか、この会社は一風変わっていたもんだ。

 入り口に立つと・・・なにやら・・・見えてきた。

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 うれしいことに、こんなウェルカムボードが飾られていた。表記にも間違いは無い・・・、なんかてれるよね。

 そんなこんなで会社の展示室内に入ったんだが・・・。何が専門なんだかわからない・・・、ある意味何でも作っているといっていい。でも共通するところでは高分子系の方面が強いようだが、それのありとあらゆる方面へと食指と興味と、実際生産まで手をのばしているんだよね。

 そんな話を聞きながら、ヘエ・・・と感心していると・・・。

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 こんなエスプレッソが出てきた。今までいった工場、次から次へとこの手のお茶は出てきたんだが、ここのは頭一つ抜きんでていた。コーヒーの全く愛情の一瞥もくれない、この店主が、思わずうまい!と出た。

 なんとこの会社、コーヒーにまで手を伸ばしているというのだ。隣の部屋をのぞくとそれらしきマシンがあり、コーヒー豆や、コーヒーにまつわる食器まで作っているという・・・。

 そんでもって、会社の敷地内にある工場見学をしたんだが・・・、それまでの工場とは全く趣が違う。デカイ工場が、細かく仕切られていて、その仕切られている中で、それぞれが独自のものを作っているというイメージね。

 小さい単位で、ものがそれぞれ作られているという感じ。

 それまでの工場は、専門性の高いところは、裁断専門、型抜き専門、縫製専門と部門が分かれていて、その中でも仕事が細区分され、それぞれがそれぞれの担当箇所を担うという形式が圧倒的だった。それはそうだよね、効率重視でやるなら、徹底した分業で、各分野の熟練を作れば、生産の精度も効率も上がる・・・、なるほどなんだが・・・。

 その手の効率重視の工場見学、確かに外部の人間としては面白いんだが、一方そこで働いている人からすると、退屈しないのかな?と思ってしまう。

 まあ、今の店主なら、あんな単純作業の繰り返しなんて、半ドン持たないね。1時間おきにローテーションしてもらわないと、身が持たないわ・・・。

 心なしか蒸し暑さと単純作業の連続で目が死んでいそうな方もいたしねえ・・・。

 それに比べると、この工場の小分け方式というのかな?効率はさておいて、これだけの種類のある仕事なら、一巡するのに大分時間がかかるだろうなあ・・・と思ったりもした。

 開発部門なんかもあって、今後のサドルのスポンジの固さを決めるために、何種類もの配合の高分子発泡体を作っていた。

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 一見して食べ物のようだが、反応した手の発泡体。まだ熱い、指で押すと一部が手にくっついてくる。反応時に一気にカップからあふれてくるんで、見ていて面白い。

 どうも柔らかいなあ・・・と、また配合を変えて・・・、

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 こんなものを作ってみたり・・・。

 それから、いくつかの配合を鯛焼きのようなサドル型に流し込んで派、サンプル作りをしている、仕事してんだか、遊んでいるんだかわからないくらい、和気藹々とやっている。仕事はそうでないとねえ・・・。

 この効率の一見悪さが、なんとも人間的な労働環境のような気もしてくる。実験あり、未知あり、工夫あり、失敗あり、そしてまた工夫あり・・・だから面白い・・・。

 店主らの仕事が仕事として成り立っているその裏には、単純労働の繰り返し、目の死んだしまうような労働環境でがんばってくれている人がいる、それらの上澄みをかすめ取るような仕事をしながら、エンドユーザーの反応を感じられるのは、相当恵まれた環境なのかも知れない・・・と思ったりもした。
 
 多くの人が、そうした自分が立ち会った仕事の証を確認できるような、そういう労働形態っていたいなんだろう?と考え込んでしまう。

 このEBonさんの工場には、そんなことを考えられるヒントのようなものがあるように感じられた。

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 最後に記念写真、ここの流儀らしい。総じて台湾の皆さんは優しい人が多い、ように感じられるが、この会社はその上に、喜びのようなもの、もっと砕けていうとキャピキャピしている感じがしたくらいだな。

 ものを作る拠点があるというのが、国として・・・とまで大上段に構えなくとも、生きる場として不可欠な条件だろうと思う。ただし、それが一部に、地獄のような単純労働を強いるというのはまた本義ではない。

 仕事には創造性がないと、どうしても生き生きしないものだ、それらを両立しながら、どうしたらそうした生きる場を確立していくことができるか?それも中米という今後の二大大国の間で、欠くべからざる存在としてあり続けるためには、重要なんじゃないか?等と、すぐに問題をデカくしすぎるのは悪い癖か?

 個人レベルであれ、国レベルであれ、今後どう生きていきたいか?という問いには、こうした内容が必ず絡んでくるだろう・・・というところで止めておこう。

 台湾には、今後日本が小国へと縮んでいくに当たって考えるべきヒントが、各所にあるように思われる。成り上がりの工業先進国から、次第にどういう国へとシフトしていくべきか?台湾から学ぶべきことは、非常に多いだろう。

発展途上人!適度に適度に程ほどに



 キャノンデールのアルミフレーム。

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 アルテグラなんか付いて、申し分のない、スペックであります。

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 さて、誰が乗るか?というと中学一年生・・・、まさに発展途上人なんであります。

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 といっても是見れば、わかるとおり最小14Tのギア比制限のないところで、踏んでいるので、まだ本気モードではありません。

 その辺がちょっといいところなんであります。

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 今回はまさに発展途上人らしく、ハンドル幅を少し広いものに交換して欲しいということでした。確かにこの数ヶ月で、少年性の中に青年の気配が混じってきている。心身共に微妙な時期の始まりだ。

 今まで、こういうもんだ!と紋切り型で押しつけられ、それにムッとしつつも従うことで保護も受けていた時代から・・・、本当にそうなのか?と脳の発展に伴って、疑いを挟むようになってくる?押しつけら得る判断に、なんで?とその理由を確かめるようになる。

 親や先生だけが世の中ではない・・・とも思うようになってくる、そして自意識というものが発酵してくるのもこの頃だ・・・、それまで気分や時流によって裏打ちされてきたような好き嫌いが、自分の存在やプライドを裏打ちするような好き嫌いに変わってくるから、たちが悪い・・・。

 そして自分の中の別な論理として、身体の変化が起こってくる。いやも応もなく、内発的にマグマのような衝動がつき上がってくる。できなかったことができるようになってくる、体を振っただけで母親なんかが吹っ飛ぶようになってくる・・・。

 脳から心身から、産まれて経験したことのないような不安定さが一気に襲いかかってくるんだ、そりゃ大変なはずだわな・・・、思春期なんてもんは・・・。

 さて、これに向かい撃つ親の心得は?より人格と認める度合いを高めてやるしかなかろう。それは相手の言葉を大事にしてやることに他ならないことでもある。もちろん、こちらからかける言葉も重要だ。

 骨のありそうなこといったら、より足を引っかけて転ばすのもしかり。それはつぶすためでなく、再度自分から起きるための訓練だ。

 気負うことなく挑む姿勢があれば、多少荒唐無稽な言葉であっても容認しやってもいい。ただ、逃げに無用な言葉を多用し始めたら、トコトン対峙すること。とにかくいい大人が、真剣に向き合って、中途半端で、浅薄で、後先考えないクソガキに対峙すること、それしかないんじゃないか?と思う。

 相手も利口になっているから、目先の建前だけ言っても、すべて小言と軽蔑されるだろう。小言でなく、大言を通すためには、下地が重要だ、その下地の尤もコアなものが、いかに真剣に相手を人格として対峙したか?という歴史そのものだと思う。

 店主も自戒を込めて・・・。

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 さて、一回り広くなったハンドル。乗り心地は・・・まあ、いいんじゃねえ・・・という調子。それでいいよ、まだまだ適当で。

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 是面白いでしょ?和柄のバーテープ。素材も固めで、店主も嫌いではないな。

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 この辺のステムも、まだポジションの出ていない発展途上人向け・・・にも見えてくる。

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 ありがたいことに、当店のオリジナル系手組ホイールを選んでくれている。その調整もかねて・・・。

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 成長期の真っ最中ながら充実期がまだ来ていないため、やせっぽち状態なんだが、だから登りがえらく強いとか。急坂からギアかけられるっていうからすごいもんだ・・・。

 でも当人、バスケ部に入っていて、自転車に関しては適度に適当な感じで、店主としてはいい線行っているんじゃないか?と思っているんだが・・・。

 まだ若い内に、これしか無い!なんて決めつけることはない・・・。この国には児童福祉法違反のような、たかが高校の課外活動に「命を賭けさせる」勢いの高校野球なんてもんが、青少年のスポーツの典型のような座を長く占めていた。

 多少は変わってきたらしいが、今年で百年目らしいね。

 かつては、みんな丸刈り、連帯責任、炎天下の過酷な環境での連戦、アウトとわかってのヘッドスライディング、整列して歌う校歌、負けて土を持って帰る姿・・・。

 どうも若い奴らに過酷な環境を強いて、その代わりにデカイ物語をくっつけやって酔わせては、年寄りがそれに涙をする(クーラーの効いた部屋でビールに枝豆つまみながら・・・)のが好きですな、戦前戦後を通じてこの国は。

 もちろん本人が自由な環境下でそれを望むのならそれはそれだが、そうで無いなら、もっと放っておいていいんじゃないか?なんて思うんだな。

 いろんな競技や種目を経験しておくことは決して無駄にはならない。むしろ広い運動神経を鍛えるという意味では、その方が望ましいんじゃないか?

 大事なのは、特定競技特有の技量を伸ばすことよりも(体操や飛び込み競技のようなものは別だろうなあ・・・)、基礎体力を付けてやることだと思うがね。

 頭の方も同じだよ。大事なのは地頭であり、基礎学力でしょうね、小さい時(怒濤の習い事なんかで)小器用な頭の使い方したや
つは大人になってからつまらんやつが多い・・・、是店主の独断的経験なんで、いい加減なもんだろうが。

 適度に自転車乗って、適度にバスケして、適度に恋して、適度に学問して、適度に秘密を持て・・・。

 熱が入ったら、やめろと言ってもやるだろうし、熱が入らなくても、自転車にいいイメージを持ってくれたら、潜在的伝道師だろう。

 まあ、若いやつには相変わらず期待せず、待つことにしましょう!

素材作りの現場中の現場へ



 ここは一見して倉庫ですね。工場のような雑然とした感じはありませんが・・・。でも工場・・・でもありました。なんの?

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 こんなもの展示されている工場なんであります・・・。

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 これでわかりますね、自転車のフレーム工場・・・というか、パイプ工場といった方がいい。フレームは別工場で組んでいるらしく、ここでは、パイプを製造している、という事なんですね、まさに素材中の素材・・・。

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ちょいと奥へ入ると、このようなパイプの原材料が置かれているんですが・・・、なんか単管パイプのような建材のイメージに近い、あの自転車特有の華奢な感じでは全くないんであります。

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 アメリカから購入したパイプというが、これって単管より太いよね、先端の鉄フレームはまたメガチューブが流行るのか?超メガチューブとかいうものがはやるのか?なんて思っていたんですね。

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 まわりを見回しても、まあ建材・・・、これが2、3年後の鉄フレームのトレンドを示す風景なのか?などと思って、ヘエ・・・近い将来アルミに見紛う鉄フレーム自転車のメガチューブブームが来るのねえなんて、感慨にふけっていたんですが・・・。

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 まあ奥に行くと、この手の切断工具、旋盤、フライスなど、大抵の工作工場の持っていそうな装備はありましたね、さして驚きませんでしたが・・・。

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 ベンディングの装備もありましたね・・・。

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 こんなこともできますよ、という見本?しかし中心の真円に近い曲げ技術はすごいよね、この太さでここまでやるんだから・・・、などとちょいと感心なんかもしていたんだが・・・。

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 こんな工具類が分類されているところまでやって来た。すると、今まで撮影自由だったものが、ここからピタリと、撮影禁止となった。

 この棒状のものが、パイプの成型に使われるもののようだ。それ、だけではない・・・、

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 こいつも、重要な役割があるらしい。これ見てわかる人もいるだろうが、内径と外径がこのジグで決まる・・・らしい。

 大体40センチほどの太めのパイプをあるとこに設置して、それを押すための専用棒があり、その押された先に、上の金型が待っている・・・、つまり、あるパイプをこのジグを通すことによって、そのジグの外径内径にしていくという装置なのだ。

 その長さ、約十メートル以上。1本の短いパイプがその十ーメートルほどの機械の応力で、少しずつ、補足薄くなって、長さが増してくる。
 
 少し長く薄くなったパイプのあわせて、再度次の治具が当てられ、再度押し出される・・・。そんなことを何度も繰り返されているウチに、自転車特有の薄さと長さになるっていうことなんだろう。

 つまり建材のごとき野太い粗雑なパイプが、何度もその都度大きさを調整された治具を通ることによって、自転車用の繊細で薄いパイプへと変化をしていくということなのらしいんだな。

 いやいや、素材中の素材の生成を見たようで、これはすごい体験であったのだ・・・。

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 治具がすべて円とは限らない、このようにオーバルな型に通すと、このようになる。これができるまで見ていたが、まあ丁寧な工程を何度も重ねる。素材をバーナーであぶり、形状に応じて、押し出す力とスピードを変えていくようだ、なんか知らんが薄くなるにつれて、速度が速くなっていったようにもみえた。

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 そうしてできたものが、このように、建材用パイプではなく、自転車用パイプとして、分類されたところに置かれていく。
 
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 店主はもちろんビルダーではないが・・・、このように、元のまたその元からもの作りができるとなると、これは燃える。

 そういう現場がまだ台湾には数多く残っているようだ。

 もの作りは作り方や管理の仕方によるものが多いが、それらを差し引いても、物を津売りやすい環境近くにあるということは、決して悪いことではない・・・。

 いや、むしろこうした現場をどのように確保して、若い世代に伝えていくか?そこはアナログで、時にえぐかったりもするかも知れないが、ものができてくる現場を確保しておくこと・・・、すごい重要なんじゃないか?と思いますがね。

 ネットで、すっとものを取り寄せるだけではない、人がものを作っているという現場を残すこと、一つの課題だわ。

 この国は、遅まきながら、別のやり方、独自のやり方でか?台湾的な国のあり方を学ぶなんてこと、大いにあっていいと思うぞ・・・・・・、少なくともこのままではダメだ・・・と思う。

デローザカーボン



 前日がリアカーだったその翌日が、カーボンロード・・・。もちろん本ブログ掲載には前後がありまして、実際の作業、施工とのズレはありますが・・・・。

 まさにワッパの付いたもんなら何でもやろうとするというのが、実際になってきたようだ。そして、こちら富士町に来てから、ちょうど三年が経ちましたね、四年目に突入です!

 とりあえずは、お陰様で続いておりますが、いつまで持つかこの狸サイクル!まさに自転車操業、その月暮らしで、踏み続けています。もっと前で踏まないとね・・・。

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 デローザ名だたるメーカーなんで、それは色々と仕込んでいるんでしょうね。ただ、これぞデローザカーボン!というものはあるんでしょうか?

 店主の貧弱なイメージでは、なんとなく、トレック、サーベロ、タイムなんか・・・、コルナゴもかな?これぞ!があるような気もしますね・・・、最近ではリドレー・・・。まあ、何度か触れた機会のあるフレームですんで、全くの独断で、なんの信憑性もありませんが。

 多分デローザもあるんでしょうな・・・。

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 購入してからなんにもしていないので、ここでできるだけの手入れをという事でお預かり。クランクまわりから音が・・・、出たよ。

 でもこういうのは、外して、徹底洗浄してから、隙間や入るところにグリスを、でなければBBまわりを交換するとかでないと、なかなか解決しませんが・・・。

 今回はグリス作戦が効いたのかも知れません。

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 このBBのまわりの規格も多過ぎですな。スギノさんなんて、それにあわせて上級ものと普通ものをすべて作っている・・・、大変なこった。ヘッドまわりもそうだが、どこかが覇権握って、少しは絞られると言う時が来るのか?、より太い方向へ、より剛性を求める形状へとまだ動くんでしょうかね?

 カーボンは整形の妙なんで、やろうと思えばいくらでもできる。そこそこ大きいメーカー数社が結託すると新しい規格が出る。そんなことをまた繰り返すのかな?

 どうも傾向としては、フレームメーカー主導・・・というか、覇権というか、統一のシンボルがコンポからフレームに移っていくような動きがありますな。なので、フレーム独自規格のブレーキのようなものまで出てくる傾向です。その内、コンポメーカーは、前後ディレーラーとシフターのみの提供なんて事に、将来はなっていったりしてね。

 しかもそれが電動なんてなっていったら、ワイヤーまわり一切作らなくても良くなる・・・、さて規格を握るのは、フレームメーカーか?それともシマノらコンポメーカーか?どうでもいいが・・・。

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 バーテープまわりもちゃんと整えていきましょうか。

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 今回は全ばらしまではしませんでしたが、カンパエルゴは中身がすべて公開されているので、やろうと思えば可能です、大変だけどね。

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 BBまわりは、洗浄とグリスでしたね。ついでにチェーンが金になった。

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 使いすぎると成金になる金・・・、まあこのくらいなら、むしろいいですね。

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 今は無きアテナ・・・、こんなの一つ、黒とシルバー残して置いてくれればいいのになあ・・・。ただ、もう元には戻りそうにないですね、カンパ12sとかいってはしゃいでますしね。シマノの露払い・・・のつもりかな?

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 そう、この手のメンテで中心となるのが、洗浄、そしてチェーン、ワイヤー類の交換なんでありますね。ただ・・・、カンパのインナーワイヤーはシマノと互換性がありません。

 元気の良かった頃のカンパなら、理解しますが・・・今や風前・・・じゃないっすか・・・。なれば、意地張らずに、この手の規格はシマノに乗っかったらいいのに・・・と思います。

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 今回このカンパメンテでちょっと苦労したのが、ワイヤー、中でもインナーなんでありますね。シマノと互換性がないんだから・・・。

 ということは、カンパ独自か、サードパーティーの者を探す必要があります。前者は、箱入りであるんですが、なんで?というほどに高い、八千円弱だよ・・・。新車組むんならそれでもいいが、ワイヤー交換でそんなもの使えますかね?

 かつては頼りになる、サードパーティーがあった。その名は、クラーク。どうも、カンパのワイヤーを作っているようだが・・・。

 シマノ張りに一箱100本で、ブレーキ、シフト両方あったんで、かつてはそれを確保していたんだが・・・。
 
 どうも、そこを持っていた問屋がそのクラークを手放したらしい・・・。どうするんだよ・・・。

 しつこく探すと、あるところにはあるようだ。カンパ純正品が、シマノと比べれば割高だが、目の飛び出るほどではない値段で、売っていたとこを突き止めた。

 なので、シフターワイヤー、ブレーキワイヤー両方とも1本から購入できるという、カンパ持ちには大変ありがたい、展開となったわけだ。アウターはモロシマノはイヤでも、それ以外なら何でもいいよね・・・という事で、カンパ所持者の皆さんには、朗報かも知れませんね。

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 時たまレースにも出られるらしい。であれば、もう少し頻繁なお手入れがあってもいいかもしれませんね。できればレース会場現場で最終チェックしたいところですね。でも、ほとんどは無理だとして、前日にチェックはしますが、できるだけその状態を保持できる形で、会場まで運搬してくださいね。

 車のラックへの取り付け、長い距離の運搬など、折角のセッティングを殺してしまいかねない事もありますから。メンテは終わった瞬間から、緩い線を描いて、緩んだり不整備の状況に戻っていくものとお考えください。だからレース会場での最終チェックがいかに大事だかがわかるでしょう・・・。

 という事で、どういう走りかまだ見抜けぬままに、レース会場等へ戻します!

ベロ付きタイヤ 久々修理



 西東京に来てから丸三年になりますね、3年前の今頃は、実にてんてこ舞いでありました・・・。大変だったなあ・・・。

 この三年・・・という程でもないが、確実に言えることは、この保谷市は地野菜は確実に杉並より数も多いし、手軽に手に入りやすい環境であるという事であります。

 このリアカー、実は当店から五十メートル離れた農園のものであります。片方のタイヤがパンクしたんで、直せないか?という問い合わせ。

 マルイものが付いたものなら、一通りいじろうとはしますんで、お引き受けしたわけであります。

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 現役のリアカーであります。農園の車庫にしっかり収納され、その上には大量の大根が置かれていたんで、まだまだ役に立っているんでしょうな、でもかなりのご老体ではあります。

 こいつをまず外さないと・・・。

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 リアカーを横にして、外すホイールの外側のボルトを外す。錆びている割には、意外と回ってくれた。問題は、内側のボルトナットだわな。工具が非常に届きにくい・・・が、なんとかなった。

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 かなり使い込まれている・・・、ここからタイヤを外して、チューブの点検と行くが・・・。一つヤナ予感。これって、普通のタイヤじゃないなあ・・・。いわゆるベロ付きという旧式のタイプのタイヤなんだな、高い確率で。

 今まで施工例は二度ほどあったか?ヤフオクかなにかで郵便自転車を持ってきた人のタイヤ交換なんだったが、この奇妙な形式のタイヤ、一本目は意外と簡単に入ったものの、二本目が大分難儀したいやな記憶がある・・・。

 恐る恐る、開けてみると・・・。

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 こうなっていた。やっぱりそうだ・・・。ベロ付きだ。通常タイヤは外側だけで、内側には何もないんだが、こいつはその無いはずの内側が手厚くあって、チューブを包み込むような形式を取っている。

 なので、このチューブを包み込むベロどうしを糸で縫ったら、ほとんどチューブラータイヤに変身してしまうだろうね。ただ、チューブラーは接着剤で貼り付けるが、こいつはエッジがあるので、そいつをタイヤのエッジに引っかけるというクリンチャーの形式があるんで、またその辺が面倒なんだよね。

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 このように中からチューブが出てくる。
 
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 ヘエ、イノアックだ。通常実用車のタイヤサイズは26*13/8なんだが、これ見ると相当デカいことがわかるね。

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 このチューブの水検査をして、パッチで修理して、再度少し空気を入れて、このようにタイヤの中に戻す。

 さて付くかな?

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 今回はこのバイク用のタイヤレバーを使って、チョチョイのチョイといった感じで、意外と簡単にはめることができた。これって、道具の違いか?拍子抜けしちゃったよ・・・。

 そういえば、もと地元の亀田輪業さんから受け継いだ、電車の切符きりのデカイ工具があったが、それはこのベロ付きタイヤの一部を切り取って、バルブを出すための工具なんだよね・・・。

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 しっかり空気を入れると、完成。

 暫くほうって、様子を見てから、異常ないことを確認の上、農園にお届けに上がったとさ。

 もう70後半の、農園主。アチコチガタが来て、自分じゃ畑はできない・・・と。人に貸しているんだ・・・・と。

 もしかしたら、店主らにも貸してくれるかも知れない・・・。そうなったら、また楽しいだろう・・・。3年前に越してきた、今の店舗。店舗として、会合場として、申し分はない、全く。

 一つだけ足りないといえば、敷地内に土がないこと・・・。

 五十メートル歩いて、農園に足を踏み入れると、土が軟らかい。是だよなあ・・・としみじみ思う。人は土から離れない方がいい。もし可能なら、猫の額でもいいから、ここで場所借りて、数百年手を掛けられた、黒い土からなにか分けてもらうことはできないか?とふと思った。

 ここに来て三年、農地は近くなったが、実際新潟の米作りも終わり、実態は土から離れてしまっていた。

 なにかを取り戻すきっかけになるかも知れない。

 このリアカーが、なにかを運んできてくれたのでは?なんて思うと、そう見えてくるから、不思議なもんだ。

ハブ屋と思っていたんだが・・・完組屋さんじゃない!



 台湾の話がまた続きます。なんとも盛り沢山で、整理が付かない・・・、正直なところ、少し整えるのに時間が必要なくらいの質量を誇る、今回の工場見学なのでありました。

 ここは、フォーミュラの工場です。フォーミュラというと・・・、ハブで有名ですね。はい、ハブです!

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 ところが工場の入り口にそそり立っているこのオブジェ・・・、よく見るとリムの廃材でできています。フォーミュラなのになんでリム?というところが、ほぼ初っぱなから崩れます。

 ここは技術の結集している工場らしく、撮影はほぼ禁止状態です・・・。まず一階入ると、サッシ工場か?と思うくらいアルミ材料がうずたかく積まれていました。

 検品の終わったアルミ材料は、表面処理などを施され、曲げにはいます。目の前でいとも簡単に曲がる・・・、真円となるリム。それをリベット式でとめるか?溶接でとめるか?などいくつかありましたね。

 これって一瞬アレックスの工場に迷い込んだか?と思えるくらいリム工場じゃないですか。確かハブ工場に来たはずなんだが・・・。

 もちろんハブも作りますよ・・・という事で、

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 こんな状態のものを見せてもらいました。まわりを写さなければ、写真良しという事で。

 左のものを、更にCNCで削って右の状態にするということでした。

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 このセレーションですが、モロディスクローターようですね。フォーミュラのピストハブは同じセレーションで、スキッド可能な小ギヤ溝を作っていましたが・・・。そのお陰で、120エンドのNJSピストのディスクブレーキ仕様ができたのでした・・・。

 このCNCも、大きなボックス上のものが、いくつも並んでおり、そこには一人一人オペレーターが付いて、画面と数値を入れながら一個一個丁寧に作っている・・・、やっぱりハブ屋さんが本領か?と思ってしまいますな。

 しかし、三階に行くとそれが見事に裏切られる。

 そこは、工場というよりも製図室のように、一人一人に大きな机が与えられており、細かに裁断されてカーボンのシートを型の内部に貼り付けるという作業が、本当手作業で行われている。働いている人の人数が130はいるという。

 明るくて、クーラーの効いた部屋なんですね。

 「ウチはカーボンリムとしては新参メーカーに入るので、そもそもカーボン繊維を手に入れるのが大変でしたよ。東レさんなんかは売ってくれませんでした・・・。ただ、ディスク式リムが登場したお陰で、その問題も無くなりましたね。ディスクは直接リムをシューがキャッチする必要は無いんで、東レさんほどのカーボン繊維でなくても十分なんです。今は韓国製、中国製を分けて使ったりしています」ということだった。

 その作業は本当手作業ですね、本当手作業です。提灯貼り・・・傘貼りというような作業に似ているんじゃないか?なんてね。

 そこで思いますね、カーボンという素材は、表はどうにでもできる製品だ・・・という事です。裏でちゃんと仕事しているのか?というのが本当重要だなあ、と痛感。

 やはり信用できる工場のものでないと・・・とも思いますね。手を抜こうと思ったら、いくらでも抜けそうです・・・。

 結論!フォーミュラはハブ屋でなく、今や完組ホイール屋さんといっていいですね。

 完組部門もありましたよ。店主が唯一働けるとしたら、そこかしら?

 機械組7割、あとは手組調整なんていうのもありましたし、高級になればなるほど、手組率が高くなるような感じでした。最後は人の手かしら?

  イヤー、色々話を聞きました。日本語、英語、片言過ぎる中国語を交えてね・・・。

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 店主の右におられるのが、こちらの社長さん、フォーミュラのキッシンジャーさんのような方。イヤイヤ、工場経営というものがどんなものか?話の一端ですが、それはすごいことであります。

 自動化、機械化は常に各所で試されている。熟練工と機械とでのデーターも随分取っているようですね。日本と違い、台湾では労働者保護をうたって、働かせすぎの経営者には高い罰金が科せられるというのだそうだ、土日はしっかり休むこと・・・らしいです。

 既に日本では、働かせ法案が成立してしまった。あれで過労死はなくなります。正確には過労死認定がなくなるという意味で、実質過労死しても自己責任!の一言で済まされる。このことの危機感をどのくらいの人が共有しているのだろうか?

 まあ、自営して、自衛することだね。人から使われずに喰っていく方法を副業からはじめて、確立していくことだろう。そうで無い中で、労働者の未来はないよ。あとは台湾に移住かな?

 機械導入については、熟練工より遅いが、工場が休みの間の二日間.48時間連続で動かせば、それはそれですごい生産性を上げることができる、文句も言わないし、法的な適用もない・・・。

 あとはキッシンジャーさんの話は身にしみるものばかりだ・・・。台湾という国の成り立ちから、既に工場のあり方に反映している。工場を考えることは、そのまま台湾を考えることにつながっているように思えたな。

 九州ほどの小さい島に2000万人しかいない。この小国をどうやって成り立たせて、維持していくか?それはそれは必死だったし、今でも気は緩められないだろう。

 海に隔てれば13億人の言葉の通じるが、難しい国がある。色々あろうが、決して無視しきって生きていくことはできない。常に、ギャグ半分の大陸の情報にアンテナを張って、そのどうこうを見張っている。

 既に、大陸の大都市に行くと、かつては自分たちが進んでいたはずが、追い抜かれている状況に落ち込んだり、その周辺を歩くことで、大陸内の格差を知り、再度台湾のあり方について新たな認識を得たりと、まあ、悲喜こもごものようだ。

 翻って、1億3000万のこの国はどうか?危機感はどうか?将来はどうか?今後どうやって、この国の存続を確立していくのか?そういうことにどれほど真剣に考えている国民がいるんだろうか?

 まあ、なんとでもやっていける・・・と思っているのか?内向きな日本すごいはもうどうでもいい、もっと外を向いて、その事実との関係を真剣に考えていかなければならないんじゃないか?そういう意味で、今の40、50、60、70代は大半が終わっているのかも知れない、とも思う。

 まだ、強かった頃の日本のイメージが残っているんだろう、まだまだ本気出せば日本はトップにいつでも戻れると・・・。

 小さい国、小国であるということの徹底した自覚から、どうやって維持発展できるか?を真剣にやって来た国の一つに台湾があるんじゃないのか?

 さすれば、今後、小国になら下がって行かざるを得ないこの国こそ、台湾に学ぶべき時なんじゃないか?なんてね。

 さてと、自転車屋の枠は随分越えてしまった・・・、反省。今回縁あった台湾の工場のもの作りと、あわせて、どんな展開ができるか?もう少々お待ちください、まだ頭の中が走馬燈なんであります。一つの展開が実現できるまで、ちょっと時間が必要、でもすぐ始めます!

チネリとミケ・・・



 チネリとミケなんていうと、知らない人は、猫二匹飼っているの?と言われそうだが・・・。

 正真正銘、自転車関連のメーカーなんだな、前者やイタリア、後者はドイツ。いずれも、スポーツ自転車のメーカーといっていいでしょうね。

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 ウーン、街道ピスト・・・とでもいうのか?そういうジャンルの自転車・・・といえるのかな?ハンガー下がりなんか測っていないんで、実際バンクで走れるのかどうかわからない。

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 このクランクを、ミケのものに交換して欲しい、というご要望できたんだが・・・。

 当店に来られる前に、吉祥寺にある、ピスト専門店(今でもあるんだね・・・)に依頼したところ、これは取り付けられないということで、断られた・・・と言うんだな。

 街道であろうが、チネリのピストフレームでしょ?それにスポーツバイクを念頭に設計されたミケのクランクが付かない?本当かよ?と疑問符だらけ・・・。

 まあ、何でも、どうしても取り付けてやるんで、やってみる?という事で、施工が始まった。

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 元々スクエアテーパーだったんだね、これをBBごと入れ替えます。何にか?

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 ホローテックⅡ形式かよ!ってちょっとヤナ予感・・・。というのも、スクエアテーパー形式だったら、仮にクランクがチェーンステーに干渉したとしたら、Qファクターを無視すれば、シャフト幅の広いBBに交換すれば対応は可能である。

 そのくらいスクエアテーパーっていい加減なもんなんだよね、大体圧入なんて、どれだけ締め付けるか?というトルクによって、Qファクターが変わってしまうんだぜ、ある意味本当にいい加減な形式なんだよね。

 ところがオクタリンクになってから、どんなに締め込んでも、シャフトの形式上締め込み終わりというところができた。Qファクターの確定ができたわけ。ある意味そうでないと・・・という所なんだが、いい加減さがなくなるというのは、かなり厳密なパーツ探しを要求されるという事もあって、大変なときは大変になるんだよね。

 裏技はなくはないが・・・、ホローテックⅡとなると応用は効きにくい・・・。どうなることやら・・・。

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 ヤナ予感は当たってしまった・・・。吉祥寺の店が、専門店が結論出していたんだよね・・・。やっぱりそうか・・・。でもこのクランク仕入れも含めて、決して安くはない・・・、かなりいいものなんだよね。

 こいつがダメになって、パーツとして浮いてしまうというのももったいない・・・、裏技はなくはないんだが・・・。

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 例えば、右側のホローテックをもう少し外に出すために、このようなスペーサーを挟んでとめるというてもなくはない。そうすればスペーサーの分外に行くので、チェーンステートの干渉はなくなる・・・。

 ただ、その分・・・。

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 反対の左側のBBソケットを同じ分だけ、厚いフェイシングをして減らさないと行けなくなる。まあアルミのBBソケットなんで、地道にやれば、さして時間もかからないかもしれないが・・・。

 メカニックとしては、あまりフレーム自身をいじりたくはない。何かあってもビルダーのように修復できないからだ。これはあとのまたそのあとにとっておこう・・・。

 このミケの利点があるとすれば、シマノのような挟み込みとは違って、ボルトを主に垂直に締め込むタイプなんだよね、だからなんだ?という事もあるが、前者だとはさみシロが絶対的に重要になるが・・・、後者だと高トルクのボルト締めが可能という事になる。何のことかわからない方も多いともうが、この辺にしておく・・・。

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 まあ、結果からいうと、BBまわりは全くいじらずに取り付けはできたという事だわね。

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 どうせだから・・・、チェーンも交換、部分的に洗浄もしましょう。

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 磨くと小ギアは真鍮のような色だった・・・。

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 黒とシルバーの交互のチェーン、出てから評判がいい・・・。ピストブームだったら、大変だったでしょうね。

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 ちょっとの小細工で付いたんだが、しかし・・・、やっぱりイタリアとドイツって中悪いのかな?同じスポーツバイク系のメーカーなのにねえ。

 かつて、カンパのリムとミシュランのタイヤが入らないで、大分難儀したことがあったが、あの時はイタリアとフランス・・・なるほど敵同士か・・・と、今回は同盟国同士なんだがなあ・・・。

 まあ、お互い街道ピストとかいう半端なもの作っているからなのか?イヤどっちかが半端なのか?まあ、いいか、付いたんだから・・・。


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※旅情をかき立てられる、写真の数々。
こちらから入手可能です。多くの方にみていただきたい。ダウンロードキーは1234です。

懐かしい車体 フォーク交換も同じ・・・



 オオ懐かしい・・・。

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 オランダだったかな?そのチームとミヤタが協同で出していたと思います、20年以上前のことですね。アルミメガチューブ・・・、店主も乗っていました。

 一体何万キロ乗ったことやら・・・。

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 補強にミヤタとあります。初めてのアルミロード、その走りには衝撃的だったと思います。なんで同じドロップなのに、ツーリング車と違うんだ?ブレーキのタイミングがちがったもんで、当初車とのニアミスがあったことも思い出す。

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 今回は、フォーク交換が主な改造。といっても、1インチのコラムは今や絶滅種といってもいいでしょう。クロモリフォークはありますが、カーボンフォークとなると絶滅種・・・といってもいいでしょう。

 ところが、当店はクロモリオリジナルをやっているので、まだ何本か在庫しています。完成車に付けて出すよりも、こうして単体で出て行ってしまいます・・・。

 シルバー、メタリックで塗装しまして、取り付けますが・・・。さすがにアヘッドしかありません。

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 その前のクイルステムとほぼ同じポジションにセッティング。スペーサーけっこう入っているなあ・・・。それと110ミリのアヘッドステムが入ります。

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 なにぶん昨今のステムなもんで、クランプ径は31.8ミリ、シムが必要になります。これは仕方ない・・・。

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 シルバーやメッキというのは、自転車に関しては透明とほぼ同じなので、大抵の色には合うと考えていいですね。

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 アルミフレームにカーボンフォークといえば、二昔前の形式、そういう意味でクラシカルな車体なわけですね。こう見ると逆スローピングにも見える。

 そういえば、店主も乗って一年足らずで、当時はあったカーボンフォークに変えてやったことを思い出しました。シルバーのミズノのフォークでした。名作・・・迷作・・・フォークでありましたが。当時はアルミとカーボンの組み合わせた鉄板だったんですが、正直、クロモリフォークだからって悪くはないなあ・・・と思ったことを覚えています。

 確かに軽いんだが・・・、ちょっと下りなんかで頼りない・・・という印象も得ましたね。ミズノだったからかなあ・・・?

 クロモリ系自転車の再生もさることながら、アランだけでない、アルミフレームの今日的再生もありだなあ・・・とちょっと思うようにもなりますね。

 アルミフレームって、思い出すと、実は色んな形状があったんですねえ、大方太いメガチューブなんていうのが、面白かったんだが・・・、探せばまだあるだろうね。1インチのカーボンフォークはなんとかして持ち続けないとね。




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※ある自転車青年の走行記録写真があります!素晴らしい、どれも絵はがきやカレンダーにそのままなるような写真です。特に人を撮るのがいいですねえ、このような写真はだれでも撮れるわけではない。
見るのは自由、大いに鑑賞してください。ただし、無断転載はダメですよ!

こんな感じのいい写真が三百枚以上詰まっています。是非ご覧ください!
こちらから引っ張ってこられます。しばし、心を旅にさらしてみませんか?

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交渉した甲斐あり まるとっかえのイギリス通販

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 ちょいとこの車種覚えている方、まだだいぶいるでしょうな。

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ヘッド部分に問題があった。ヘッド周りは使う工具の種類が一番多く、ある意味素人が一番いじりにくいところかと思うが、ヘッドパーツがうまく合っていない。その原因は、

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 ヘッドチューブ自身にゆがみがあったこと、それが原因の様だった。となると、、ヘッドチューブに直にリーマーをかければいいということになるが、インテグラルヘッドは、種類がいくつもあり、もしそろえようと思ったら、大変な金額になる。そもそも、工具でいう刃物というのは、高額がなのだ。

 だから、できるだけインテグラルヘッドのものは外して、標準の一インチか、オーバーサイズのもので片付けようとする、もちろん、当然そのくらいのリーマーは所持しているが。

 今回の選択肢としては、このフレームドンピシャのリーマを購入し、直すか?通販元に連絡して、何らかの処置を執ってもらう様に依頼するか・・・ね。

 さて、海外サイトだけに、もししらばくれられたら、それで終わり。ただ・・・、このサイトは日本語のスタッフもいる、それに以前に補償に関する交渉で、かなり話のわかるところでもある、と把握していたこともあって、まずは後者で行ってみよう、と提案してみた。もしショップの記録や判断などが必要なら、協力するということで、ダメ元で、チャレンジしてもらうことに。

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 すると後日こんな状態でもって来直してきた。

 あれ?また黒く自分で塗ったのか?と思いきや、なんと、やはりこのイギリスのサイトなんだが、まるまる新品のフレームを交換してくれた、ということだ。満額回答だ、これは・・・。

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 しかし何じゃこりゃ?よくみると・・・、ドロップハンドルの上にブルホーンバーが刺さっているだけで、こいつを今度ブルホーンバー形式で乗り続けたいということだ。

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 今回も、ヘッドパーツ自身ががたついている、その辺再度調整しないとね。

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 自家塗装の旧車のパーツをできるものから移植しておいた様だ。

よし、では、こいつに魂を吹き込もう。

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 まずはヘッドパーツを探す。外形、内径、厚み、アンギュラ角などすべて一致しないと、据わりのいいヘッドができない。まずは取り付け・・・、動きもいいねえ。

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 このブルホーン化状態をいつまで続けるのか?それは本人次第です。

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パーツ類をつなげて、動かすには、チェーンとワイヤーは欠かせない、つまり神経をつなげて、有機的にライダーに操舵できる様にする。
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 しかし、よく急転直下で、新フレーム一本出したよね。そういう意味で、イギリスと通販サイトは、結構使い勝手も良さそうですね。安心して使ってもいいんじゃないか?と思いますな。

 基本自転車の通販はやるものではないとは思ってはいるんだが・・・。

重いインター8から シングルへ



 インター8という内装ギアがありまして、内装だけにほとんどトラブルなく使えます。外装はその分ワイヤーのトラブルなどから、チョコチョコ起きうる、ただし修復は難しくはない、だいたいはね。

仮にインター8の内部で何かが起きたらまあ、手の施しようがない。まあ、ほぼ起きないが。だから考え方だよね、どちらを使うべきか?ということについては。

 ただ、インター8は重い・・・。げっそりするほど重い・・・。

 もしこれが軽かったら・・・ピストフレームに載せて、前二枚のテンショナーで、内装ロード!とかやって遊んでもいいんだが、この重さはその意欲をそぎますね。

 そんなこんなで、ローラーブレーキ付きの内装ギアを、通常のシングルにしてほしいという、ご依頼を受けました。八枚から一枚へ・・・不便になりますが、いいんですね。

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 ロードエンドだったら、テンショナーいらずなんだが・・・。

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元々、シートステーにはブレーキは付いていませんでしたので、此処にキャリパーを載せることになります。

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 バンドブレーキ付きのホイールをハブごと変えたので、ブレーキがなくなります。代わりにキャリパーを載せます。

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 この手のラインではよくやる、入れ替えなんだが、上引きを下引きに変えると、ワイヤーの取り回しに無理がなくなります。キャリパーブレーキによっては、この入れ替えのできないものがあります・・・というか大半入れ替え不可能ですね。

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 フロントにもバンドブレーキが付いています。此処にわざわざバンドブレーキを取り付けることのメリットって、何でしょう?実用車系なら、ちょっとの雨でも少しの間なら効く、というメリットはわかりますが、それ以外の車種に、わざわざこれを取り付ける意味がよくわかりません。

単に、前後でそろえてるだけか?

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 一般のフォークを流用しているんでしょう、キャリパーを載せる穴は付いています。

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 ピスト系のハブに交換したんで、バンドブレーキは載せられません。シャフト交換してクイックを入れています。一端のかつてのツーリングハブの様な顔しています。

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 発注があって、やってみて初めて気づくことってよくありますが・・・。少なくともそんなに高額ではないピストハブをかつてツーリング用ラージフランジハブに偽装することは、そんなに難しくはないですね。問題はリアか・・・。

 リアも、少なめのボスフリー形式で、この手の偽装は・・・できないかな?135ミリだったらできたりしてなあ・・・。

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 ほぼ無加工で取り付け完了。最初からこのようにあったかのごとく・・・。

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 レバーは同じ形式のものを流用、一部ワイヤー交換して完成!

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八枚が一枚になったとはいえ、重量が相当軽くなったのは・・・、もしかしてそれ以上のメリットになるかもしれませんね。本当に軽い、踏み出しの初速が全く異なりますな。

 改めて、内装8段・・・その存在意義は問えるかもしれませんね。よほどの理由がない限り・・・、積極的に選択するほどのものではない・・・のかもしれません。ただ、世の中重い自転車の持っているメリットはありますんで、荷物系や電動系には・・・、ありかもしれませんな。

 そうか!店主の持っている、相撲部屋の買い物ができる特大買い物号があります。

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 先日こいつの後輪のスポークが一本折れていた。内装三段のやつなんだが・・・。こいつにはかなり過酷な重いものを載せるんだが、そのたびに、もう少しこの車体が重ければ・・・と思うこともあった、正直。車体が重いとその分、載せる重さに負けずにどっしりしてくれるんで、フラフラしないという大メリットがある。

 それ以外は、やはり重いのはデメリットでしかないが・・・。

 ここで折れたのも、五六年目・・・、内装8段の劇重ハブと、ぶっといリムで、デカ目の重いホイールでも組むか・・・な?重ければ重いなりの使い方を見つけてやらないと、このインター8も不憫でならない・・・、よし、近いうちに!
 



スモールパーツにも五分の魂



 野犬のような犬があっちこっちに見えてはいるが、車をうまくよけている。そういう山道を入っていくと、こんなところに?工場・・・と・・・、んん?倉庫か?と思われる建物がある。

 恐る恐る、入ると事務所があって、その脇にはちょっとしたショールームのようなものがある。

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 こういうものが壁一枚にチョコマカかけられている。

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ハハーン・・・、小物の得意なメーカー・・・のようでありますな。

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 でかいものもあれば、小さいものもある、いずれもいずれも重要、どちらも欠けては自転車は走らない。

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 ちょうど終業時間となったところ、従業員さんは帰った直後の工場を見せてもらうことになった。
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 近くに工場移転の時期とも重なった様で、半分引っ越しのため、工場の半分は雑然としていた。

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奥に入っていくと、作業の場がある、さっきまで作業されていた、ぬくもりの様なものが残っている。

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アルミの材料が、積んである。

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 その周りには、雪が降った様なアルミの切り子が積もっている、さっきまで切削が行われていた後だ。

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 アルミの鋼材をよーく見てみると・・・、すでにこいつパーツの一部になっている、何に使うかわかりますか?

 こいつを輪切りにすると・・・・。

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 こうやって切ってみますと・・・、

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 これです、わかりますね。シートクランプです。こうやって作るのね・・・と、推測は付くが、現物を目の前にすると、やはり感心してしまう。

 そしてさらにちょっと驚いたのが・・・。

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 この左上の波型の鋼材・・・、そう、これクランプのレバーなんですね。同じ輪切りにすると確かに、そうなるね。

 ちょっと感動・・・です。一寸のパーツにも魂ありですね。

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 奥にあった切断工具の下には、ごらんの様な豪雪状態の切り子。お玉が置いてありまして、これまた集めて、再度アルミの鋳造かなに何するんでしょうか?

 まあ、いわれてみれば当たり前なんだが、こんなスモールパーツであっても、ちゃんと作られている・・・ということを目の前にすると・・・、自らの位置というものがおぼろげながら・・・見えてきたようにも思える。
 
 こうした大小様々なパーツがすでにそろっている中で、多少の加工したりもするが、その大前提があっての自転車屋に・・・、過ぎないということ何であります。

 自転車完成の最後の最後の上澄みを扱っているに過ぎない、ということなんですね。

 なるほど・・・なるほど、再度別の角度から、自らに光を当ててみると、気づくことがある。まだまだ、未知の角度がありそうだ。

布系縫製系



 いわずとしれたヴェーロさんであります。サドル、グリップ、バーテープといえば、もはやここを抜いて語ることはできないでしょう。

 安いがいいものを提供する・・・と以前のイメージでしたが、イエイエ、実は名だたるOEMということで、技術や発想はすごいもんだと思います。女性社長を筆頭に、大変女性の元気のいい会社ですね。

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 のっけからドサッと渡されるサンプルの量に目をむきます。この中で店主好みの薄手のもの・・・プリントはいかようにも・・・なんて、もしかしたらかつての名作、今や亡きオフザフロントもどきなんてのも、復活させることができるか?!と興奮気味。

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 あるねえ、悪くなさそうなものが・・・。マジであの名作がこの世から消えてからというもの、薄手を試してみるが、これだ!というのが見つからない・・・。復活か・・・。

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 束から一つ一つ感触を試すのも大変な量なのに、後から後かこれでもか・・・と出てくる。本気でやる気だわ、このメーカー。たぶん世界のトップを走る会社だろうね。

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 この会社は、特許も多いらしく、工場内の撮影は厳禁ということで、言葉で説明するしかない。

 まず工場の入り口には、サドルの生地として使えるものが、二メートル近いボール紙の芯に巻かれているものがいったい何千本あったか?天井の高い工場に棚を作って収納しているが、ここは生地屋か?と思うほどの量を在庫している。

 中に入ると、裁断機がいくつもある。生地を三センチ近く重ねたものに型枠をはめてプレスをかけて打ち抜く。一枚一枚レーザーカットされるものと、サドルによって、行程が違う。

 別棟に行くと、サドルの本体になる高分子、ドロドロ状のシリコンか高分子をサドルの型流し込んで、挟んで熱で処理し、打ち抜き、冷ましなどの行程がある。その様子はでかい鯛焼き工場、バニラのにおいがないだけで、お菓子工場の様に見える。

 また別棟に行くと、今度はステンレスの棒が一抱えくらいのコイル状に巻かれてある。それを引っ張り、切断しては、サドルのレールとして整形されていく。

 黒森はコイル状ではなく、直線の棒状でおいてある。

 そのやり方もいろいろありそうだ。すべて機械任せのもの。人の手を入れて、毎回水平を確認しながらやるものと、そレぞれである。

今度は各種が集められたものが、最後にアッセンブルされるところにいく。当然機械をかけて、レールをねじ込んで、その他接着剤貼り付けなど、作業は終盤に近づいていく。

 一個のサドルができあがった瞬間には、イヤイヤ、お疲れさんとくる。

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 これらステッチのあるものは、一つ一つ、おばちゃん達のミシンがけの成果である。老眼鏡鼻っ先に引っかけて、工業用ミシンで縫っては、縁をはさみで切り落として・・・と人体の曲線にあわせたものは、機械でやり尽くすのは難しいところもある様だ、人の手による作業の多さにも驚く。

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  一方で設備投資をかけたものは生地とシリコン系を一体成形で圧着させるなど、量産体制はととのっている。一個の値段もたぶん、ステッチのそれよりも高いはずだ。

 この辺が機械化によって、量産可能で、採算がとれる量まで販売できたとすれば、その利益から、手仕事おばちゃん達の手間はかかるが、利益率の低い部門のサポートもできるという考えなのだろうか?だとすれば、機械との共存ともいえなくはない。

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 鞄系、布系の縫製もほぼすべて手仕事といっていい。叔母ちゃま達が黙々とミシンを踏んでいる。

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 ミシンを入れるところはほとんどが裏地からなので、それを最後にひっくり返すのも人の手となる。

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 黙々と、ミシンの音だけを部屋に響かせながら、作業は進んでいく。

 自転車関連だけではなく、おそらくまわりのミシン目の入った鞄やその他は、ほぼこうした、手作業によって、支えられているんだろう・・・と思うと、徒やおろそかにはできない。

 こういう裏方の方々のためにも、いいものを適所に届ける仕事も重要だと・・・・ヒシヒシと感じられるね。

 店主はものを売る人間としては、相当失格なんだろうと思いもするが、こういう人たちを見ると、もう少し頑張って売るということにもっと積極的になってもいいかな?と思うようにもなる。

 それ以前に、ものは大事にしないとね・・・。

 帰り際に、「皆さん、お疲れ様!一所懸命作ったものを欲する人たちにしっかり届けますんで、後はお任せを!」くらいの中国語覚えていけばよかった・・・とおもう。

 帰国後は商人としての店主に変身しているか?まあ、そう簡単にはできないが、今後の物売りには得意の霊力により、製品を見ると作り手のぬくもりや顔が浮かんでくるかもしれない・・・。

 できればやりがいをもって、誇りを持って、作っているその姿を想像したい。そのためには、まだやるべきことはあろう、それは単にものを量売るだけではない、何かが・・・きっとあるはずだ。

 これからいろんな意味で衰退を余儀なくされていく日本という国を、どう維持していくか?一回の自転車屋風情の考えることではないが、教育にじっくり時間と金と手間をかけて、どういった物作りをしていくべきか?なんてことは台湾から学ぶことは決して小さくはない、と思う。

 小国であろうと、欠くべからざる存在として存続していくためにはどうすべきか?まず、その前に・・・、まあ公共心のかけらのない連中には、早々に去ってもらわねば、ならないだろうが・・・。

 研究論文の数を減らし、教育の予算を削り、基礎研究をおろそかにし、アジアの大学ランキングを大いに下げさせ、労働者を平気で使い捨てにできる制度をでたらめなデータに基づき成立させるような連中、いったい何らかの光明の一筋でも示すことができたか?

 台湾の辻辻には、工場や会社の社長さんか?とおぼしき人のでかい写真が本当あちこちに貼られている。よく見ると、どうも政治家、議員の様である種選挙を意識した掲示となっているらしいが・・・。

 なんと・・・、投票率が八割近くあるという台湾。ちゃんとしなければならないのは、いったい何人なんだ?北側の空を見ながら考える、オイ?大丈夫か?日本国よ!

台湾探訪 工場見学



 贅沢とは身につくとやっかいなもので、元々は現地に着けばいいや・・・と思っていただけの飛行機が、できればJALで・・・、なんてことに変わってくる、一度ビジネスクラスなんてとこに座らせてもらったもんだから、あの前のあいた足を伸ばせる席はいいなあ・・・などと、つい思ってしまう様になってきている、いかん傾向だ。

 今回は、LCCなんてなもので、移動以外はすべてオプションという割り切り方。水も買わないと出てこない・・・、まあ仕方ねえ、安い飛行機なんだから・・・と。

 別段何不自由ということもないんだが、声をかけないと止まりもしないワゴンを見つつ、まあのどが渇いているわけもなく・・・、でも全くかまってもらえないというのも、変なもんだね。

 でもそんなこと思っている内に到着するのが台湾のいいところ。

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 のっけから、コンビニ黒たまごに驚かされる。来たよ台湾!

 まあ、とっくに片思いなのはわかってはいるが、この地域との相性が悪くない・・・。老後はこちらで住みたいくらいだ・・・。

 同じ北京語だし、もっと勉強して、愛の一つも語り合えるくらいになりたいなあ、ともう脳梗塞一歩手前の老化脳の尻をたたく。店主の心性は南に向いていると、この地の風景を見ると思う。

 今回の目的は工場見学。その目的は・・・といくらでも遡及できるが、まずはここでカンベンしてね。その先いくと複雑なもんで。まずは工場見学だ。

 昨年の台中バイクウィークでお世話になった、Nさんに頼りっきりの三日間になる。

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 そのうちのいくつかを紹介いたします。まずは、いろんなものを作っているが、こんなキャリアなどにも大変力を入れているメーカーさんを訪れる。

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 大抵工場にはオフィスも併設されていて、その中にミーティングルームの様なものがあるんだが、そこを訪れると、所狭しと自社製品が置かれている、此処も例外ではない。

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 こちらの工場はスタンドものも充実しているんだが、今後ツーリングの世界に一石二石を投じたいと思っている店主らからすると、このキャリア類の種類の多さには大いに、注目したいところなのだ。

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 ただ種類があるだけではない、そこにはそれなりの意味がおのおのに隠されている。

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 そして、この工場の良さというのが、ユーザーやディストリビューターの意見を非常に高い精度で受け入れてくれるということなのだ。

 ということは、ツーリングの経験のあるもの達が衆議合議して提案するものに、耳を貸すという姿勢も大いにあるということなのだ。

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 明日からユーロバイクショーに出かける忙しい中一時間以上もつきあってくれた、二代目若社長。自社製品の動画などを見せながら、その工夫点などを細かに検証して説明してみせる。明朗にして快活、こういう人と仕事ができたら、さぞや面白いだろう・・・と心から思う。すでにできているものではなく、自らが練り上げたものを修正し、より質を上げて形にしていく・・・、そしてそれを世に問う。夢のある仕事だ。

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 一通り説明が終わると、理想を形に変えていく夢の工場へと案内される。

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 まだ無垢に近い材料が、あちこちとうずたかく積まれていたりもする、すでに動悸が高まるね。

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 この辺はTIG溶接の熟練工達が数名座って仕事をしている。手が早い・・・。

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 パイプを用途に合わせて、曲げたりRを作っていくための型、この手の金型の数も半端ではない。

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 これは一見雑然と置かれている様だが、一つ一つのカートンに分かれて置かれている、これらひとまとまりの組み合わせで、あるキャリアAができ、隣のカートンのものではキャリアBができるということらしい。しかしこんなに数がいるのね・・・。

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 ベルトサンダーで、溶接された後のバリなどを落としている。壁の様に見えるのは、実は滝で、実際水が循環しているんだが、削られた粉じんが、この水に当たり、水と一緒に下に落ちることで、工場内に舞うことを防いでいる。

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 ここは店主が勝手に大森社長の部屋と名付けたところ。いいでしょ?ここで思いっきり磨いてください!とこの部屋を提供したら、一生出てこないんじゃないか?

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 工場内には、道教系か?神棚があった、これは此処だけでなく、他の工場にも。

 Nさんの人柄を反映してか、紹介を受ける方々がすべて、キラキラしている・・・としかいいようのない、方々ばかり。そこには小ロットながらも、小さい商売を大切にサポートしてくれる気概で溢れている。

 小ロットを丁寧に作る・・・、台湾は、少なくとも有縁になりそうな工場はそういう側面にも積極的に協力して乗り出してくれそうなところばかりである。

 そもそも店主らは小さいが、小さいながら、小さいが故にできること、逆に言えば、大手がばかばかしくてできないところの仕事があるはずだ・・・と思っている。それを協力してくれる人たちと力あわせて、やっていけたら、今とは全く異なる自転車乗りにとっての新たな選択肢が増えるんじゃないか?と考える様になった。

 各工場が持っている技術や発想、それに絡むことができたら、もしかして・・・。

 ちょっくらそういう方向に、動いていくかもしれません、今後。本当どうなるかわからないまでも、九月の台中バイクウィークと、十月の台北ショーには、たぶん相当高い確率で参加している・・・と思います。

 まだ、公表できる段階ではありませんが、ちょっとだけ見えてきているものがある・・・、なくてもいいが、あったらうれしいもの・・・・という程度にしておこうか?

 明日も工場見学は続く!

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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