メールフォーム
一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |2018年11月 tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
FC2ブログ

一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

インタビューを受ける それが・・・



 プレスの前で通訳付きで話す機会は幾度かあったが、対面でインタビューを受けるのははじめてだったなあ。

 しかもかなり濃厚な内容となった。紙媒体とウェブ上で公開されるものらしい、詳しくは後ほど聞くことになるが・・・。

 事前に申し出があって、軽い気持ちで引き受けたんだが、その前日・・・、

IMG_0124_convert_20181130160051_20181130160636b89.jpg

 なんと24項目にもおよぶ、事前質問の紙が寄せられてきたのにはおどろいた。自転車雑誌ではなく、自転車に詳しいわけではないようだが、すべての質問が実に鋭いところをついてきたんだよね。

 店主がかつて自転車屋専業になる前、いろんなことして食いつないできたんだが、その中で雑文書きという仕事があったんだが。

 虚実色々なものを書いてきたが、中にインタビューを起こして書き付けるというものがあった。ここでは、いい質問をしないと、まず相手が乗ってきてくれない、実にじみな内容で終わってしまうことになる。いい質問をするには、相手を知らなければならない。そのために、その相手に関する情報をできる限りかき集めないといけない。

 まだウェブなど盛んでなかった時代、調べるにはかなり時間がかかったものだった。

 そうしてかき集めた情報から選択して、相手が聞いてほしいと思うことを質問として考え、それを複数用意して、インタビューに向かうことになる。これが当たれば、文字お越ししてもワクワクするような展開になる。書いていて楽しいのは、読んでいて楽しいのと相即的だと思う。

 そして、そこまで調べてきたおまえになら、この話もしてやろう、とそ子まで乗せてることができたら、インタビュアー冥利二つきるといっていいだろう。

 そういう中で、「今日はもう時間で、次の予定があるからダメだが、よければ別の日にも時間を取ってやるよ」といわれたときなどは、天にも昇る気分であったわけだ。

 今回店主は逆の立場で、うまく乗せられてしまったらしい。

 壮大な構想があるその一部を、少しだけだがしゃべってしまった・・・。公表できるまで練りに練ってからと思っていたが、思わず載せられて、さわりの部分だけだが、話す羽目になってしまった。

 IMG_0125_convert_20181130161508.jpg

 雑誌や本にまつわる仕事全般に関わっているらしい。その中で、自分でテーマを見つけて、こうした冊子も作っているようだ。

 IMG_0126_convert_20181130161522.jpg

 北京の都市開発で、移転を余儀なくされた、小売りの店の思い出を綴っているらしい。

 IMG_0127_convert_20181130161534.jpg

 イヤー、しかし聡明な方でした。実に、明快な質問に、切り返しも見事。こちらももう少し中国語ができたらなあ、とまた思うはめに。

 地道に勉強するしかないね。

 IMG_0129_convert_20181130161607.jpg

 冊子の小型バージョン、

IMG_0128_convert_20181130161554.jpg

 実はこの細かい質問に対して、粋に感じた店主が、また事細かにすべてに回答したわけだ。

 その時間三時間以上・・・。

 なので、実際のインタビューと合わせて、そいつを渡せば、かなりいい補強になるだろうね。
 
 さてどんな感じで、どこに掲載されるかはまだわからないが、その際にはこの場で連絡いたします。実は話したいことのうち、まだ十分の一くらいなんじゃないかな?と、自分でも北京展開の話の内容の量に改めて驚かされたわけである。長い、長い目を持ってみるやり方と、同時に間近をきちんと捉えなくてもいけない。

 まあ店主の役割は、実のところ前者的なものなので、今後この手の内容にも十分詰め込んでいくことにもつながる。次回以降の北京訪問の際にも、また会う約束をした。ちょっと息の長いインタビューになりそうだなあ・・・。
スポンサーサイト

チタンかよ!パッソー二かよ!



 ダウンチューブの肌なんですが、細かいヘアラインが入っています。大森社長のお仕事・・・ではありません。地金で勝負していると言うところからすると、もしかして、チタン?なんて思う人もありましょう。

IMG_0118_convert_20181130154116.jpg

溶接部はTIGですね。この具合を見ると、ここで鉄フレームということがわかりますね。しかし、大森研魔か疑似チタンかわからないくらいの完成度、これは低くはない。

 IMG_0116_convert_20181130153018.jpg

 各所というか要所要所が締まっているんですね。どこかに手抜きはないか?と探しますが、なかなか見つからない。

 IMG_0112_convert_20181130112630.jpg

 驚いたのが、なんとテーパーヘッドというやつですね。下が1.5インチというやつ・・・、いやまずい、先超された感、満載なのだ。実は企画はしていたんだが・・・。

 IMG_0113_convert_20181130112754.jpg

 このトレックというヘッドバッチは、ふざけてつけているもので、実はノーブランドもの。値段はこの出来にして、そこまで安いの?と驚くほど。

 まあ、多分、向こうも玄人相手ということと、5本一気に取ったということで、この価格になったのか?と思うが、それにしても安い。

 IMG_0114_convert_20181130150813.jpg

 カーボンフォークが付いているが、日本でいえば、高級カーボンフォークの値段でフレーム一式が手に入る・・・。

 今時こんなことがあるのかね?

 IMG_0115_convert_20181130152134.jpg

 この仕上げでねえ・・・、大したもんなんだが・・・。

 IMG_0117_convert_20181130154002.jpg

 こいつに105フルで乗せて走っているのは、北京REのメカニックの李さん。

000DSC_1976_convert_20180324184403.jpg

 この若者なんですが、彼がこの秋に出た、ツーリングのイベントで追突か何かをされ、フレームが曲がってしまった。フレーム交換しないとと、ネットと知己を訪ねて探し出したのがこの、疑似チタンかよ、というこのフレームだんったんだそうだ。

 中国にある深圳という、所から5本取り寄せて、仲間内で分けて乗ってみたという。その値段と仕上げとスペックと走りに驚いたというんだな。

 実際店主も短い距離だが、ロックバイクスさんのシックスコンポーネントのカーボンリムを前後に履かせたバージョンのものを試乗したが、もちろんホイールが最高なのはいうまでもないながら、素材とスケルトンの出す、前に出る感じには正直驚いた。

 あるいみこれでいいじゃない?という。

 フレームフォークでおこれだけ押さえられるとしたら、コンポとホイールで、下駄履かせたら、スペック的にも値段的にも、丁度いいものができるんじゃないか?と思ったね。

 もし1本余っていたら、東京に持ち帰って、スケルトンなどの内容分析なんかもしてみたいと思ったよ。

 IMG_0109_convert_20181130112436.jpg

 スローピングなんだが、なんかこいつには、未知の何かが詰まっているようにも感じる。もちろん彼らの人脈から出てきた所をきっかけにたどり着いたものなんで、それなりに中国でも沈潜していないと、この深圳ものには近づくことはできそうにもないが・・・。

 なかなかいい嗅覚持っているじゃないか?と感心した1本、台湾だけでなく、本土の方でも探せばまだ何かあるんだろうなあ・・・。そうもう明日から来月だ・・・、来月というと十二月。十二月といえば、今年九月に台湾で知り合った、シフターの工場のサンプルができてくるという時期だった・・・、あいつが使えるようになれば、これまたちょっと変わるところも出てくるだろうという展開、その予感である。

 池の鯉のように、投げられる餌を口を開けて待っているだけじゃあダメだ・・・、積極的に探し出さないとね。

 この場合のように、人脈等からの協力を得ると、一体どこに何が隠れているかわからない、ネットだけじゃあダメなんだね。

 このフレーム1本ほしいなあ・・・、聞いてみよう、余っていないか?または次入荷の予定はないか?なんてね。

 さて自転車部門の本腰の時期が来たぞ、アチコチ整いつつある、今からだろうね、今から。

低くて広い町 高くて狭い町



 北京の古い佇まいが残っている地区なんでしょうね。この辺には大使館がいっぱい建て込んでいる、キューバ、シンガポール、スリランカ、ベトナム、ブルガリアと。その正門には緑の制服を着た警備が凜と立っている。ちょっと緊張感のある場になっているね。

 かつてのこの町は、丁度このくらいの高さの建物だったんだろうなあ、という雰囲気は伝わってくる。背の低い町、その分空が広い。そして低い町には、低いながらの特徴が見えてくる。

 IMG_0082_convert_20181129193217.jpg

 まあ、お決まりのこいつらですわ・・・。どこにでも居る・・・とはいえ、こうした低い町の片隅が心地いいんでしょうね。大使館なんで、不法侵入されないように手前に金網があるんですが、それをいいことにひなたぼっこしています。

 IMG_0083_convert_20181129194039.jpg

 しかし、どこへ行っても、こいつらときたら、日向で丸くなってボーッとしていますな、シャキッとするのはネズミを見つけたときぐらいだろうな・・・。

 でも、こいつらがのんびりしている町というには決して悪くはない・・・。

 IMG_0095_convert_20181129200204.jpg

 アレ?靴の修理か何かをやっているようだ・・・。

IMG_0093_convert_20181129195902.jpg

 かなりの高齢の女性が、靴の修理をこうした辻でやっている。開発で追われ追われてここまで来たか?もう今更これ以外の仕事はできないから、開き直って漬け物石のようにデーンとここに居続け居てるのかはわからないが、町の雰囲気をいい意味で、手作りしてくれているように思えるのは、店主がすでに古い人間からなのか?

 とその脇を見て驚いた。

IMG_0092_convert_20181129195548.jpg

 電動自転車に、箱が付いている。その扉には「修車」と書かれている。

 IMG_0089_convert_20181129195305.jpg

 屋根にはタイヤが置かれている、新品だ。バイクの修理の兼ねているのか?

 IMG_0087_convert_20181129194959.jpg

 裏の扉は開かれて、営業中のようだが、らしき人が見当たらない。そもそも電動自転車のチェーンも外れているので、もうこでの固定営業になっているのかな?

 女性が一人立っていたが、どうしてもここを切り盛りしているようには見えない。いわゆる、町の自転車屋というのはまだ見たことがない、路面でのかつては移動修理屋として活躍していただろうか?何回か、ここを通って、観察し続けてみよう・・・。

 とまあ、町がまだ手作りで人それぞれのぬくもりのようなものが伝わってくる、ちょっとロジ入ると、しはしなかったが、立ちションだってできそうだ・・・。そういう町はなんか居心地がいい、古い人間からするとね。

 と、デカイ通りを一つ挟むと・・・

IMG_0086_convert_20181129194702.jpg

 現代的な建物群がこちらに迫ってくるような威圧的な佇まいに見て取れた・・・。土壁のような手触りから、ガラスとメタリックの冷たい印象となって見えてくる。

 IMG_0102_convert_20181129201109.jpg

 ブタ猫たちにも愛想をつかれ、立ちションもできないような清潔な町であります。

 IMG_0098_convert_20181129200422.jpg

 とそんな中で、出たよ・・・。トレックショップだ。「ちょっと急用ができて留守にしますが、すぐに戻ります」というような張り紙がなんとも情け深いが・・・、天下のトレックショップここにありだ。

 IMG_0099_convert_20181129200620.jpg

 イヤー、スゲー・・・というスペックの車体。

 IMG_0100_convert_20181129200820.jpg

 すでに朝は零下になっているこの町でも、走っている人を散見する。いやいや、北京のREにとって強敵なのか?

 何感傷に浸っているんだ?ってなわけではないが、かつてアラーキーだったか、六本木界隈の裏路地なんか入ると、エエ、マジでこんなとこあるの?なんて暖かな、ネコがロゴロゴしていそうなところが各所に隠れていながら、散在していたような写真集を出していたんだが。北京もモロ近代化のメタリックな町から、洗濯物がどーっと干してある裏路地まで、まあ色々あるようだが、すごい勢いでその転換が起こっているのはわかる・・・。

 この町に出入りして一年ちょっとしか経っていないながら、ウソ・・・・・・と思わず立ちすくんでしまう、開発の風景に何度かであったことがあった。レレレ?昨年までは、半年前までは・・・、ここ・・・それが更地になっている、別の建物が建っている・・・なんてこともある。

 その善し悪しは簡単にはいえないことかと思うが、一方で規模の異なるこまい安物建て売りがちょこまか乱立する今の東京とくらべると、ちょいとめまいのする展開であるには違いない。
 
 東京も北京も本当大丈夫なのか?と思うこと、しきり。

 しかし、どっちのネコどもも相変わらず、悠々自適である、それは救いかな?とも思う。

 
 

目鼻の仕事から 柱作りへ



 今回の北京の空の機嫌はあまりよくなかったようだ。常に黄砂に包まれているような感じね。おかげで、通る車がみんな汚い・・・。埃で汚れている、落書きができるくらいの埃の層がボンネットに張り付いている。

 砂漠帰りのようだな。コンビニではマスクが売れているようだわ。

 季節か?国際会議などがないからか?はわからぬが、ここまで汚れている北京を見るのははじめてかもしれない。一度北京の蒼穹の空を見てしまうと、この黄砂まみれ?の北京が嘘のように思うがねえ・・・。

 原因は何かわからないが、スモッグ系だったとしたら、車を自転車でどのくらい減らせるか?なんてことが一つの挑戦になることだろうなあ。まあ、あの国は突然デカイ力が一気に動くこともあって、すべて電気自動車!なんてことにほんの数年で展開することだってあるだろうね・・・。効果的にはそうした政治の力なんだろうが、じんわり長く太く層を作っていくということも重要だ。

 さて、今までは目鼻を作って、店として立ち上げることがメインだったが今後はその本隊をしっかり動かして、目鼻という外見から、柱の一角という所まで立ち上げていく必要もあろう。

 いつまでも同じ店の異分野におんぶにだっこでは済まされない、自転車部門も独立できるくらいの勢いを持っていきたいもんだ。

 そんなこんなで、今回のミッションは北京のRE、自転車部門の再活性化をどうやったら実現できるか?ということを中心に改善案を討議していくということであった。

 まあ、詳細などはいずれまた・・・。

 その前、近くのショッピングモールにライバル店が出たという噂を聞いて・・・、出たよ・・・と思いつつも偵察に行くことにした・・・。

 国貿、国際貿易の略なんだろうが、この国貿地区というのが北京でもどでかいショッピングモールが数珠つなぎのように延々と連なっているところななんだな。

 どうもその中にライバル店ができたということ、予想はしていたが、こちらが一年経たないうちに早すぎじゃね?と内心焦ったわけだが・・・。

 IMG_0078_convert_20181129000446.jpg
 
 上がったり下がったり、行き止まりと思ったら、更に上につながるエスカレーターがあって・・・とまあ、迷路さながらなショッピングモールなんであります。

 トータル設計というより、増築に次ぐ増築だからか?とも思ったが、実際のとこrはわからない。

 これか・・・。確かに自転車のディスプレイに、鞄など用品が展示してあるな。

 しかし、一見してこいつは敵じゃあない・・・と一発でわかる。

 まず!

 IMG_0079_convert_20181129000539.jpg

 ディスプレイとしての、自転車の向きが全く逆で、わかっていない。つまり自転車のことなどなにも把握していないということがわかる。

 そして、極めつけはこれだ。

 IMG_0077_convert_20181129000348.jpg

 ドロップハンドルの自転車を意識したのかね?

 しかし、なんだ?このブレーキの位置は?上下逆じゃない・・・。

 自転車のディスプレイとしては失敗ですよ・・・ね。まあ、ライバルの域には来ていない・・・と一安心。

 すると、いや、ここじゃあない・・・その先なんだという・・・。一難去って、また一難?マジかよ・・・と歩を先に進める。

 すると・・・、

IMG_0075_convert_20181129000113.jpg

 なんだこの大小のホイールのディスプレイは・・・?まずいことにセンス高いじゃない・・・、ライバルというよりも、すでにコンテンツで抜かされている?まさか・・・

 IMG_0076_convert_20181129000228.jpg

 スペースサイクルとある、そして、上を見てほしい・・・。オレンジ色のシャンデリア?

 もっとよく見てほしい・・・。よーく・・・、ほら、よーく・・・。

 これは自転車のフレーム数台をオレンジに塗装して、放射線状に配置した、再利用型のシャンデリアだったのだ・・・。

 これは負けたわ・・・、正直白旗だ・・・。と思った矢先、ここが自転車屋ではなく、自転車販売もしてない、単なる自転車をイメージとして使っているブティック・・・のようだった・・・。

 しかし、前者は論外としておいても、後者に関しては、その遊び心など、むしろこちらが借りたいくらいのセンスを持っているようにも思う。

 モールといえば、出店料も相当高いだろうし、ある意味確立されたブランド店の広告費のようなものだというのが通例なんじゃないか?と思われるが・・・。

 イヤイヤ、まあ今後は次から次へとハイセンスな新たな業種の新たな店舗が出てくるであろうことは、想定しておいた方がいいだろう。単なるパクリではなく、ハイセンスなパクリ、現物を超えるパクリなんてものも出てくる可能性は大だと覚悟しておいた方がいい・・・。

 そのために、どんなにパクられてもパクりきれない源泉を持つことが重要となる・・・。そのために必要なことは何か?なんてことも合わせて考えていかないとね・・・。

 目鼻から柱へ、柱を太く、より高くしていくためのバックアップだ、さて何から取りかかろうか?

あれからこうなりました



 完成車からフレームだけを抜き出して、お渡しします。そうすると、いらないデカールを外したり、汚れを落としたり、400番台のやすりをかけて、足付けしたりと処理をして、思い思いの色で自家塗装してもらいます。

 それが完成したら、再度組み付け。その際にパーツ交換なども承る・・・という、軒先を貸して自分たちで塗装してもらうという企画、もうなんてやっているんでしょうか?ポツンポツンと好評ですね。

 で、前回は、足付けを徹底してやったお二人だった。ペースはいいし、仕事が丁寧・・・。いや、丁寧すぎ?かなり細かいところまでやっていますね。

 それでもって、半日もしないうちにほぼ完璧に近い足付けを終えた。多分その足で色決めをしたんじゃないかな?

 今回はしっかり塗装しましょう、とやってきた。

 DSC_1365_convert_20181128011246.jpg

 仕事は休み休みやる。少し置いてから、自分の仕事を見直してみる・・・。この辺原則ですね。やっている最中には気づかないことに、気づくことがだいぶあるからです。

 だいぶあったようですねえ・・・。

DSC_1362_convert_20181128011225.jpg

 さて始めるか・・・と。濃いめの青、藍色に近いですね。しかし慎重に仕事を進めていく。かなりの完璧主義親子とお見受けします。

 この小さいフレームに缶2本用意するというのも、用心深いですね。

DSC_1363_convert_20181128011235.jpg

 なぬ?!フォークはシロか?

 ということは、二色の塗り分けをやっているわけだ。初めてのチャレンジの割には凝ってますねえ・・・。

DSC_1361_convert_20181128011209.jpg

 この日は小春日和で、無風。塗装にはもってこいの日だった。その上に、また日光のよく当たるところに移っての塗装、仕事きっちりです。

 どうも、何カ所か気に入らないところがあったようで、しっかり乾燥するまで待って、そこにまたやすりをかけて、再度塗装をしけます。

 まあ、切りがないからソコソコにね・・・といっても、どうも完璧主義の性格がうずくのか、もう見飽きるぐらい見つめて、あら探しをして・・・、ようやっと自分に、これで許してやろうというのが出たのが、夕方でありました。

 DSC_1380_convert_20181128011257.jpg

 クリアは次回の課題ということで、今回はここまで。でも着々と仕事は進んでいます、むしろもっとハプニングがあった方が盛り上がるんだが・・・、そんな気配も吹き飛ばすほどの、慎重な作業、まあこれはこれでこの親子の持ち味なんでしょう・・・、といってもその中心は和気藹々とやっていましたが・・・。

 つや消しにしますか?それともつやありにしますか?という問いにはどうも後者で行きそうだ。となると・・・、今度もまた2本の缶で完璧につや出しをすることになるのかな?それとも研ぎ出し・・・、ウレタンでないと難しいか?

 なんて悩みと同時に、フレームがここまできれいになると、あの外したパーツをつけることになる・・・?せっかくきれいになったのに・・・。とまたもう一つ悩みが出てきているようです、まあ、完成まで親子で楽しく悩んでください・・・。

 ということで、この作業の行方は、追跡していきましょう!そして、うちもやりたいという親子大募集であります!



 

サンダルを整える



 とあるご夫婦が持ち込んできました。ズーッとほったらかしで、反省しきり。この度、町乗りでちゃんと乗りたいと思いまして・・・と。

 エエ、ほんの近所を乗るだけなんですが、ちゃんと整えて、大事に乗ってやりたい・・・と。

 何の心境の変化かはしらないが、ご夫婦そろって、そうおっしゃる。

 最初にご主人が予算を言ってきた・・・。それでは前後のタイヤ交換できませんねえ・・・、と。

 そうするとご夫婦の会議が始まった。主導権は若干だが奥さんの方がありそうだ。ちゃんとやってもらいましょうよ!大事に乗れば、決して高くないでしょう?

 でも、買った値段を超えるようじゃなあ・・・と。

 アレ?これってよくあるご夫婦の逆のような会話だ。大方は大蔵大臣の奥さんの方が、合理的に考えようとするものだ。それに対して、旦那の方は、ものそのものの持っている価値それ自身に反応するところがある。多くは後者が多少金かけても、なんとか乗り続けようとし、前者がそんなに金かけるんだったら新車買った方が利口でしょ?という展開になるのが普通なんだがなあ。

 躊躇する旦那を制するように、ちゃんとやってもらいましょう、しっかり乗ればいいんだから・・・という展開になった。奥様の勢い勝ちという感じだ。

 でも、説得されると、飲み込みの早いご主人も、そろってではお願いします!と置いていった。

 DSC_1323_convert_20181128003053.jpg

 まずは前後のタイヤから交換。もう腰がなくなっている。

 DSC_1387_convert_20181128003156.jpg

 二十インチのタイヤなんで、珍しくはない。ついでにハブやその周りの錆も落とす。

DSC_1326_convert_20181128003104.jpg

 赤い錆は比較的落としやすいね。黒さび添加剤なんていうケミカルもある。黒さびだと、それ以上酸化しないということで、安定するのかな?

 DSC_1385_convert_20181128003132.jpg

 ご夫婦兼ようなもんで、サドルの高さは簡単に変えられるものがいいね。

 DSC_1386_convert_20181128003145.jpg

 折りたたみ形式のもので、このT字型のハンドルはどうも不安で仕方ない。乗っている内に、パタンと倒れないか心配なのだ。そしてジョイントがあるんで、大抵はたわむ、恐怖症とまでは行かないが、もし店主のものだとしたら、この形式はすぐに変えるだろうね。

 通常の突っ込み式のステムに即交換する。折りたたむ場合だって、引っこ抜けばいいんだしね。そっちの方がトラブルは少ないと思うねえ。

 名車ブロンプトンだって、そうしたいくらいだわ。

 DSC_1327_convert_20181128003114.jpg

 駆動系もちょいと調整が必要だ。

 DSC_1388_convert_20181128003208.jpg

 この手に使われている、ディレーラーなどは緩い。ただ、そのディレーラー自身の緩さ、シフターの緩さが、ある意味メンテフリーの状態を許しているようにも思えるね。お互い緩いので、なんとかねじくったりしている内に変速できてしまう。結果として、そうなったのか?狙ってそうしているのか?後者だったらシマノやはりすごいわね。

 DSC_1383_convert_20181128003122.jpg

 そんなこんなで、奥様許可した増幅予算のおかげでここまでになった。あとは大事に乗るだけだ。もう雨ざらしはおしまい。屋根の下に保管。定期的な点検、メンテ、そしてサンダル履きとして、しっかり乗ってやることでしょうな。

 ちゃんと金と手間を掛けたものなら、それなりに長く大事に乗ってやれば、元は取れるでしょうし、いや、それ以上の価値をそれぞれの自転車は持っているんでしょうな。

 新たな状況下で、再出発、これも再生だ。
 

階段は一段ずつ 徐々に乗っていきましょう



 先日、紹介しました、シルクものでございます。 自転車に関してそれほど詳しくはなかったものの、これを落札して、当店に引っかかり、ムクムクと自転車熱が上がってきた様子。

 いい傾向です・・・。といってもドカッと一気に自転車に予算を割くことはできず・・・、なれば、徐々にやっていくということで、優先順位の高いところから、ということになりますな。

 まず・・・、
000DSC_1245_convert_20181114232209.jpg

 ここです。ピラーなんですが、ここが最上地点・・・、これ以上伸びません。乗り手は背が高い、足をたたんで乗ることになる。それじゃあ、距離を走れませんね。

 径は26.8という、あって当たり前のサイズ、なのでここが優先順位一番でしょう。

DSC_1282_convert_20181127091458.jpg

 現行品のシルバーです。乗り方などに慣れてから、ここより更に更に上に伸びるはずです。今もまだ土踏まずで踏んでますんでね、ストップアンドゴーを繰り返していけば、慣れます、確実に。

000DSC_1148_convert_20181114232025.jpg

 次はブレーキでしょう。なんせ効かない・・・。効かないなら、効かないなりの乗り方はありまして、今その実践中なんですが、それでもまあ効かないね。

 000DSC_1244_convert_20181114232157.jpg

 ああ、見るからに昔のカンチというやつです。雨の下りだとフルブレーキをしてもエンジンブレーキレベルでしょうね。

 ただし、だからといって、シクロに使うような競技系カンチだとちょっと景観を壊してしまいがち・・・。効きながらかつ、見た目も・・・というやつは。

 DSC_1278_convert_20181127091432.jpg

 プロマックスのこれ・・・かな?最高に効く、とまでは行かないが・・・。あとはシューが厚みがありすぎて、このクリアランスで、全面リムキャッチはできないが、前のものに比べると当然効きます。

 DSC_1280_convert_20181127091445.jpg

 そして使い込む内に、リム設置角度に合わせて削れてくれば、より効くようになっていくでしょう。

 DSC_1286_convert_20181127091539.jpg

 長い間ご苦労さん。

 ということで、今回の階段一段はここまで。

 さらなる課題はもちろん残りますが・・・。忘れないうちに上げておこう。

DSC_1283_convert_20181127091511.jpg

 腕も長いので、こいつは120ミリまで伸ばしていいでしょうね。

 DSC_1284_convert_20181127091525.jpg

 そして、肩幅も結構あるんで外々440ミリくらいでいいんじゃないか?とね。

 このハンドル周りを次回は攻めていくことになるかな?あとこのバーテープなんですが、セラック(ニス)で自作したらしいですね。交換となるとブレーキレバーを摘出するのに、こいつを剥がさないといけないんだが、それは心苦しい・・・。

 次も布テープを巻いて、残ったセラックでまたチャレンジしてほしいですね。このセラックというニスは、エジプトのミイラ製造の際から使われてきた、もしかしたら漆に次ぐ最古に近いくらいの塗料なんじゃないかな?

 布テープをきっちり巻いて、このニスをしみこませて固めるというのが、ツーリング系の人の工作として、かなり流行っていたらしいが、薄いバーテープ好みの店主からすると、かなり好みに近い握りなんで、一度やってみるのもいいかもしれない・・・。

 オフザフロントという名バーテープがなくなって以来、未だに自分のバーテープが探せていない・・・。やるしかないか・・・。

 DSC_1273_convert_20181127091418.jpg

 そして、さらなる階段は続くのである、もちろん上るか上らないかは、ご本人が決めることなんだが、もう店主の頭の中には、しっかりできあがっているんですね。

 シルクのステッカーを手配しての再塗装、木の泥よけ、革サドル・・・、できあがった自転車はもう、自分のためにだけある一台に昇格でしょう!体に張り付いて剥がれない、そういう一体感をもって自転車と走っている人って、いますよね、アレですよアレ!

 目指すは人車一体の成熟サイクリストなり!

 またねー!

 

イヤー手間かかった・・・



 家にある自転車を子育てように・・・ともってこられました。しばらく乗っていない・・・、雨ざらしに近い・・・というような状況、ちょっといやな予感が走ります

 まあ、的中でしょうね。シートピラーが外れない・・・。ある意味こいつが一番困るんだが・・・、それがまあなんとかBBを外して裏からも浸透性のいいケミカルを入れて、なんとかかんとか外れたんだが・・・。

 一難去って、また一難。今度はピラーが抜けないときた。

 どうやっても抜けないとき、溶かすという方法がある。

DSC_1270_convert_20181126084047.jpg

 このように、ステムのカエシの部分を切り取って、フォークを抜き、固定してバーナーであぶって、残っているステムのアルミ部分を溶かすというやり方なんだが・・・。

 この一本のバーナーでは、火力が弱かったらしい。一時間以上やったが成果上がらずだ。

 DSC_1344_convert_20181126084057.jpg

 というのも、このように、深いところまでアルミ部分が残ってしまっているからなんだろうと思う。一本のバーナーで溶かすには、火力は少ない・・・納得。

 DSC_1346_convert_20181126084107.jpg

 二本のバーナーを投入して、裏からたたきながら、溶けた部分からコラムの外に掻き出す作戦だ。これがまた一時間でなんとか・・・終了。

 1本のクランク、多少ヨレヨレになりながらも、救出・・・という。こういう所に時間が取られますが、「自転車は外せれば、再生できる!」この格言?は憶えておいてくださいね。

 もう一度、「自転車は外せれば、再生できる!」であります。なので、中古の車体を利用して、何か展開しようとしている方は、自転車の組み付け技術はもちろんのこと、その前に、解体技術をとことん学ぶことかと思いますね、外せないと再組み付けできませんからね、リサイクルもくそもないんです・・・、ハイ。

 DSC_1375_convert_20181126084222.jpg

 これさえできれば、あとはトントン拍子・・・ってなところかな?細かいところは大変なんだが・・・。

 子育て号なんで、子載せは必需だね。これはハマックスの荷台載せ専用。かつては、イェップなんてのがドンドン出ていましたが、値上げと同時に、パッタリだね・・・。まさに不景気と少子化のダブルできているように思えますな。

 その前は、20個とか大量仕入れできていた、資金がどうこう以前に、捌ける気配があったからね・・・、ところが・・・。

 ただ、あの立ち上げの際より、培ってきた、その他の技はいろんなところで生きてはいる、世の中変わるし、嗜好も変わる、時代も変わるし、変わるところだらけだわ。なので、基本に裏打ちされた応用を振るっていくしかないんだろうね・・・。変わることに躊躇していてはダメなんだろう、といって、軽薄に風見鶏であってもダメ・・・、軸をもって変わること・・・かな?

 DSC_1378_convert_20181126084236.jpg

 子載せといえば、頑丈なスタンド・・・、もうこいつらはペアのような関係だね。なので、スタンド取り付けも、ずいぶん研究させてもらいました。

 DSC_1379_convert_20181126084249.jpg

 その自転車のエンド金具に合わせて、加工しながらつけていく。ダボ穴を逃がして、最低ナットともう一点、計二点については物理的にエンドに固定できる状況を作る。伸ばして、削って、再度曲げて・・・なんてことを繰り返す。

DSC_1369_convert_20181126084129.jpg

 子育て仕様に、これまたなくてはならないのが、このカゴというやつね。子供だけ乗せて遊びに行くだけじゃあない、それだって遊具を入れたりと、何かと荷物は発生するものだ。

 況んや保育園の送り迎えに出勤退勤、その途中での買い物なんかを考慮に入れたら、カゴがないなんてまあ、考えられないね。

DSC_1371_convert_20181126084141.jpg

 サイズに関しては26インチものが圧倒的なんで、小径となると、こうしてほんの少しの曲げ加工してやるという手もありなんだな。

DSC_1373_convert_20181126084206.jpg

 あとはチェーンワイヤーの交換や、駆動系の調整をします、後ろの子供が乗るだけで、ギアのありがたみが大変増してくる訳で、しっかり使えるようにしないとね。

 DSC_1372_convert_20181126084152.jpg

 そして特に前ブレーキはしっかりと効くものへ交換。子載せ、子供、荷物と車重は重くなる一方、そうなるとより制動力のあるブレーキに交換しておく方がいい。

 DSC_1367_convert_20181126084117.jpg

 固着もあって、小技も効かせて、大変だったができあがった。ヘルメットをもってご来店。何度か試走を重ねて、帰って行かれた。

 多少、最初は手間取ることもあるかとおもうが、子供もその内、乗り方などを憶えてくると、楽になってくる、いいタッグを組んで、楽しいサイクリングをしてください。

 そう、ママ狸んは、子供運搬ではなく、子供とサイクリングする車体を目指して始まったし、今も継続しているんです・・・、初心は大切だ、と親子の背中を見送るわけだ・・・。

布系もちょこっとやるか・・・



 当店始まって依頼、布系のものはほとんど出していませんでしたね・・・。パールイズミ系のものをちょこっと出したことがあった、それもほとんど知り合いに近いお客に・・・かな。

 こうした布系の中で最も大事だと思っていたのが、下着。寒かろうが、自転車踏めば暖かくなる、発汗する、綿だとそのままほうって置いたら、悲劇が待っている。登山では、下着選びのミスは命取りになるほどです。

 自転車にとってもとても大切なんですが、以前いくつか仕入れたことがあったが、新潟の雪下ろしの作業の中で、献上してしまった。

 そういう展開なので、本気で布系を売ったことはほぼない・・・、といえるだろうなあ。

 そんな中で、今回は珍しく布系をやっていく。ただし新品ではない、当店出入りの足のある選手がほんの数度袖を通した程度のもので、ものもいい。それを今回数枚売り出していこうと思います。

 新品ではないので、なんと一枚・・・500円で行きます、500円だよ!

DSC_1357_convert_20181124210340.jpg

 これはホームセンターのコメリのマークではありません。ルコックとかいうれっきとしたブランドものだ。だからなんだ・・・ともいえるが、触ってわかる、ものがいい、やはりいい。

 ツールド東北の参加賞かもしれないね。いや、もしかしてマイヨベルデ?だったりして・・・。これ一枚です、中肉中背向き。裏には三つポケットあり。

 DSC_1354_convert_20181124210316.jpg

 どこかの金融機関のチームジャージかな?バンコって銀行のことじゃない?センスはいいですね。裏には三つのポケットが付いています。暑い夏なんかに向いています。

DSC_1355_convert_20181124210323.jpg

 脇腹サイドがメッシュです。これは涼しいでしょうね・・・、半年も経てば暑くなりますから、その時のために用意しておくのもいいね、後ろポケット三つ、一枚500円ポッキリだよ。

DSC_1350_convert_20181124210253.jpg
 
 これはツールド三陸の参加賞かな?生地がいいです。裏プリントもまたいい。

DSC_1352_convert_20181124210300.jpg

 がんばっぺし・・・、だってよ。夏用ジャージだが、夏はまた来るんで、今購入しておいてもいいかもね、一枚500円だよ。

 そして、これからの季節にあるといいものも当然あります。

DSC_1349_convert_20181124210244.jpg

 これは軽いウィンドブレーカーですね。これからの季節、この手のものを一枚背中に入れて持っていくと、救われることが多いよ。

DSC_1348_convert_20181124210236.jpg

 これもものがいいし、これからの季節には最適だ。特に下りに入ったとき、これが体感温度低下から守ってくれる。通常のジャージの上から着ておくといい。暑くなれば前を開ける、下りなどに入る前に前をしっかり上まで締める、そうした細かい温度調節が、これからのサイクリングには必要になってくる、そういう意味で、最適なものだ。

 DSC_1358_convert_20181124210349.jpg

 これもいいね、軽くて、カサカサしている、全面の風を受けるところは二重になっている、山の登り下りの好きな人には、この季節持っていたこれほど役に立つものはないだろう。

 DSC_1359_convert_20181124210358.jpg

 薄い素材なので、折りたたむと手のひらに入る。これを背中のポケットに入れとくのもいいし、重ね着の一部として着ておいてもいいだろう。

 かなりのハイテク繊維素材を使っていながら、一度袖を通しただけだが、新品ではないという意味で、一枚500円だよ!これからの季節にドンピシャのものから、先を見越してのものまで・・・、とにかくハイテク系・・・一度お試しあれ。

 まあすごいよ、いい素材は本当命に関わるくらいの性能を発揮してくれる、それが一枚たったの500円!試着もできます!

 早い者勝ち、お待ちしています!

 ※珍しく、今回は宣伝ばかりだな・・・。

親子で塗ろう 自家塗装自転車



 来るときは来るんだが、切れると暫くは来ない、というのが軒先自家塗装自転車なんだな。

 これは、この手の子供自転車を持ち込む。そうすると、当店がフr-ムフォークにしておく。

 DSC_1266_convert_20181123234423.jpg

 それを親子で、下地を作って、自分たちで塗装するというプランなのだ。その下地作りなどはご指南し、道具器具類はお貸しする。

 これは丁度表面のシール類をカッターなどで剥がしているところ。

 そして、それができたら、ペイント持ち込みで、塗装してもらう。色決めも親子のいいコミュニケーションになろう。

 もちろん垂れたり、こすったり、濃度が違ったりと、色々あるが、そんなところも修正しながら、親子で仕上げていく、というのがこのプランの特徴なんであります。

 そして、塗装が仕上がったら、基本パーツを組み付けて、お渡しする・・・という、自家塗装の黒子になるのが当店ということなんであります。

 今回は五年生の少年とお父さん。

 DSC_1267_convert_20181123234434.jpg

 シール類を剥がし、糊の成分はシンナー等で拭き取る。

 そのあとはひたすらに400番の紙やすりをかけて、再塗装の食いつきをよくする下地作りをします。

 手の感覚を頼りに、へこみや傷などをやすりで整えていく。

 そんなこんなで二三時間はあっという間に、経ってしまった。

DSC_1272_convert_20181123234449.jpg

 いい作業は音に現れるので、直接見ていなくても、結構わかる。調子よく行っているな・・・、なんか迷いがありそうだ・・・とかね。

 そして、作業は休み休みする。動きも目も、マンネリから時々解放してやること。そうすることで、新たな発見が起こる。

 時間をおくというのは大切なことだ。根詰めすぎないこと・・・だね。そして、完璧を目指さない、ほどほどに・・・、こんなもんだろう、という見切りも大切。でないと切りがないからなあ・・・。

 まあ、色々あるが、一本再塗装を自分でやると、いろんなことがわかるよ。そして、何よりも傷などが付いても、あたふたしなくなる。自分で塗ったものだから、自分で直せる、というわけだ。

 そういうことが重要なんだよね。

 そんなこんなで、約三時間近くか?いいペースで下地作りが完成した。あとは、次回の休みに、決めたペイントを購入して持ってきて、最終仕上げの点検をして、塗りに入ろう。

 もちろん何度か失敗はするから焦らず、年内にできれば御の字だ・・・というくらいで行きましょう。

 他の親子さんでもこの活動に関心のある方もずいぶんと居るようだ。楽な仕事ではないが、こういう仕事も続けていかないとね、若い子の体験として、重要なんだろう、と信じて、続けて参りましょう。

 続報もお楽しみに!

ハンドル交換じゃないよ 打ち首だぜ!



 またものこのこ切られに来たぜ。しかし、まあ、いつ見てもデカイね・・・。これを二本とはいえ、腕だけで操作するっていうんだから、大変なもんだ。

 DSC_1331_convert_20181122214031.jpg

 エエ?ナニって?これよ、これ。

 前ハンドルに付いている、こいつよ。これ自身重いのに、さらにここに子供を乗せるというんで、すごい発想だよね。軸の丁度上に載せるから、まだいいという判断なんでしょうか?しかし、ここに子供が乗ることで・・・、

 DSC_1335_convert_20181122214052.jpg

 おっとリアにも子のせが付いている所から、カゴがないというおよそ実用レベルからすると考えられないスペックになっている、というわけなんですねえ。でもこんなのしかないから、購入せざるを得ない。仕方ないので後ろ子のせの、裏側にS字フックをつけてそこに荷物をぶら下げているなんていう人見ます。

 DSC_1332_convert_20181122214041.jpg

 像の顔に見えてきた・・・。しかし、役所の都合も相まって、まあ使いにくい自転車ができたもんだ子育て自転車にカゴがないなんて、どう考えても信じられんがね。

 ということで、愚痴はこの辺で、もう使えない自転車は使えるようにするしかない。そのためには、打ち首しかない。

 当店界隈のお母さん方には、この物々しい打ち首なんて言い方がかなり浸透しているようでありますが、当然一般には、そんな用語は通用しません。

 でも、同じようなことを考える方はいるようで、他の自転車屋で打ち首を依頼しても、大抵は断られるそうだ。次につけるハンドルが、だいぶ下がって、乗りにくい・・・という理屈らしいが・・・、なんとも訳のわからない理屈で、断るもんだよね。

 断られても、もっと食い下がればいいんだが・・・、そんなことするよりも、当店に持ってこられたようだ。

 DSC_1347_convert_20181122214150.jpg

 もちろんスポン!と首切りますよ!そして普通のハンドルつけます。これ本当普通のハンドルに、普通のステムですよ。なんで、ハンドルが低くなるのでやらないとかいう、理屈になるんだか・・・店主はさっぱり理解できません。

 DSC_1344_convert_20181122214113.jpg

 そしてカゴつけます。普通に付くでしょう?どう考えたって、普通の自転車になるんだから、付くに決まっている、どう考えてもね。

DSC_1346_convert_20181122214137.jpg

 長めのカゴ固定金具。

 DSC_1345_convert_20181122214125.jpg

 カゴの下支え、ホイールの大きさに合わせて、曲げて、カゴを水平に保つようにいたします。

 DSC_1342_convert_20181122214103.jpg

 ほら、スッキリ。打ち首完了というわけで有ります。この状態から前後に子のせをつけられるので、二人の子供を乗せて、カゴを確保することだって全く問題なく、できる。これぞ正真正銘子育て号というわけだ。

 DSC_1348_convert_20181122214203.jpg

 トリャ!切られた首が転がっている・・・。これぞ打ち首なり!

 これがかっこよかったら、近所に宣伝してくれるそうだ・・・、打ち首、飛び地にて、多少のブームになるやいなや・・・?

 どんどん切りましょうね!

お疲れさん交代 次の嫁ぎ先



 当店の荷物車の前輪です。大変よく働いてくれました。初期タンナスの実験機として採用してから六年以上は経っているかしら?

 もちろん一度もパンクなし・・・当たり前か、パンクの原因の空気が入っていないんだから。

 トラブルも基本なしといっていいかな?あったとすれば、時たま急に出てくるキュルキュルといった音。水が入って、ということもあったし、原因不明のことの方が多かった。

 いつの間にか、音が出てきて、いつの間にか音がやむ。最後の一週間は音なりっぱなし、なので、交換に踏み切ったんだが。

 DSC_1313_convert_20181121184811.jpg

 まあ、減りも減ったんもんだが、音なりがしなければ、まだまだ使えるともいえる。少なくとも23Cのこのタイプはタイヤ自身の耐久性はあるね。これが太くなってくると、もちろん太くなった分、より持つとも思えると同時に、素材がちょっとした組成の違いか、減りが早いなあ、とも感じられなくもない・・・。そのへんどうなんでしょうかね。まあタンナスの内部でも、いくつか種類があるんでしょうが。

 DSC_1301_convert_20181121184639.jpg

 そして新しく来たのが、これ。組み直し、これもまた実験機として使っていきます。

 DSC_1307_convert_20181121184728.jpg

 タイヤは同じくタンナス、サイズを23Cから32Cに上げました。先日交換したリアと一緒のものです。フォークに干渉しないか、心配でしたが、なんとかクリア。

 DSC_1302_convert_20181121184648.jpg

 ハブダイナモです、シマノの新しいものですが、ずいぶんとコンパクトになっています。こいつは使えそうですぞ。

 そして、タンナスといえば、今や店内ブームの一ヒネリ実験ということでやっています。

DSC_1303_convert_20181121184657.jpg

 これ見たわかる人は、相当のホイールー目利き。交差しているスポークの間隔を数えるとなんと、八本取り。

 通常店主はヒネリ組の際には、八本取りはいたしません。大抵は六本取り、中には四本取りや、すごいのは二本取りで三ヒネリなんてやったこともありますが。

 その理由は、八本取りのように裾野が広がると、ねじりの際にスポークに負荷がかかる、という予想の元、六本取りをしているのでありますが。

 このタンナス32ミリは実験機であること、そして、スポークテンションをそれほど上げないということを理由に、あえて八本取りでやってみたわけであります。

 通常八本取りの方が六本取りよりも強度は上がると言われます、そのバーターに長くなる分、重くなるということも起きます。

 今回は裾野を広く、低テンションでひねることで、ホイール自体の柔軟性をあがるんじゃないか?という発想から、このように組んでいます。

  実際ですが、ちょっとした段差などは、あまり通常の空気タイヤと遜色はない・・・というところに来ているように感じます。

DSC_1305_convert_20181121184705.jpg

 スポークのテンションは通常高めの当店なんですが、こいつは低い・・・。

DSC_1306_convert_20181121184713.jpg

 クニャンクニャンであります。これって、荷物を積むランドナーなんかには向いているかもなあ・・・と感じたりしてね。これで狂いがどんくらい出るか出ないか、なんて所もしっかりモニターして参ります。

 DSC_1308_convert_20181121184744.jpg

 リムはアラヤを選択。一様に柔らかくて、精度がいいというアラヤ。こいつもそれに違わず、柔らかくて、精度はよかったですね。といってもダブルウォールという丈夫なタイプ、タンナスの場合はシングルウォールが向いているのではないか?という貴重なご意見もいただいておりますが。

 DSC_1311_convert_20181121184757.jpg

 とりあえず、生まれ変わりました、荷物車、買い物号であります。

 ちょいと酷使しまして、ホイール周り、タンナスの感触などをしっかり監視しながら、今後により生かして生きたいと思っています。

 パンクしなくてもスポーク折れていたんでは話になりませんからね・・・。

 と、交換されたホイールなんですが・・・。実はまだハブダイナモなんかも含めて、まだまだ使えるんですねえ・・・。どうしようか・・・と考えているところに、仙人現る・・・。

 DSC_1317_convert_20181121184845.jpg

 スウェーデンの名器ハッセルブラッドを操る、写真の鬼才・・・、まさに鬼才だな・・・、鬼海先生が突然現れた。

 あの「ペルソナ」シリーズ、その他、インド、トルコの重厚な写真で有名な大家でもあられるんでしょうねえ・・・。

 その方が、次回のペルソナ原稿を持ってこられたんであります。お住まいが登戸。どうしても多摩川を通ります。多摩川河川敷というと、夜は漆黒の闇・・・。なんかもっと明るいライトはないかね?と。

 渡りに船とはこのことなり・・・。

 DSC_1318_convert_20181121184856.jpg

 キュルキュルタイヤを外して、タイヤを履き替えて装着。

 DSC_1319_convert_20181121184904.jpg

 クイックではないながらも明るいライトも付いて、次の嫁入り先が決まってしまった・・・。

 いいタイミングなり。

DSC_1315_convert_20181121184838.jpg 

 そんなに遠くないうちに、台湾を一回りされたいと。できますとも。

 
 この先生と話をしているのが、なぜが懐かしい。出会って一年も経っていないのに。



 先月なくなられた、我が恩師と鬼海先生はほぼ年が一緒だった。そのせいか?

 鬼海先生のそのまた恩師の奥様が先日亡くなられたと聞いた、九十いくつで。

 あれ?これって・・・。もしかして繰り返されるのか?

 その夜、新潟の師匠の夢を見た。奥の院で就寝されていた、そして夢の中で思った、このご尊顔あと何回見られるやらと、涙した。覚醒するに、すでに亡く、深く落ちる。

 これも晩秋のせいなりや?

 生老病死の理、未だ修行足らず・・・・。

少年熟女ってご存じか?



 最近感じることなのだが、このところ、とある変わった種族が出没し始め居ているように思われるのだ。

 その種族は、一定以上の年の女性・・・。つまり熟女の系統に入るんだが・・・。今まで熟女の典型であったような、機械やメカにはほとんど無頓着・・・なタイプ・・・ではないということ。

 といって、マニアックな展開にはまあ、行かないだろうということは、わかる、そういう意味で普通の女性でもあるんだが。

 なんか機械やメカに対して、それなりの距離を取りたがる女性・・・、愛着プラスアルファのような位置にいる女性ということもいえるんですね。

 その機械やメカとの距離が、マニアックではないけれど、でも常に手の届く範囲の中では気にかかる・・・、そう普通の少年のそれに似ているのかもしれないね。少年みんながみんな、メカや機械をすぐに分解して、改造して・・・とはならないが・・・、でも少年それぞれに、ある一定の射程内にはそれらを配置しつつ、それなりに気にとめている・・・、そういう状態ともいえるかもしれませんね。

 そういう意味で、その種族のことを少年熟女と呼ぶことにします。

 先日の少年熟女は、言われてみても全くそんな高齢には見えない、という75才の方でした。二十年前に出会っていたら、どうなっていたかわからない・・・。多分大変高い確率で、駆け落ち半分はしていたんじゃないか?と思える方でありました・・・。どういうこっちゃ?

 自転車の細かいことは全くわからないけど、自転車が好き。この自転車に乗り続けたい!という強い希望はヒシヒシと伝わってきます。なにをどう直すかは、お任せするんで、とにかく、直してくれたらうれしい!

 ということで、錆の部品を交換して、駆動制動を見て、タイヤ交換してあげただけで、小躍りしていました。通常の熟女の方は、そういう喜び方はしないものです。ああ、走りやすくなってよかった・・・。くらいです。

 なんかどこか、自転車のことでワクワクしている、それも少年熟女の特徴かもしれませんね。

 そして、また新たな少年熟女がやってきた。このまあ、すごい状態の自転車を恥ずかしそうに持ってくる。

 家族は買い換えろ、というんですが・・・・。どうも、このまま乗り続けなさい、といってもらいたげ。まあ、自転車なんて外せれば、大抵再生しますんで、いかようにも・・・。

 というと、なんかうれしそう。家族の反対押し切って新車を購入する値段よりチョイ安でいいんで、しっかりメンテし直してください、とワクワク帰って行った。

 こういう仕事していると、自転車に対してワクワクしながらそんな依頼をしに来る女性が一握りはいたもんだが、今、またそういう傾向が強まってきたようにも思えますね。

 じゃあ、どちらかと言えば、思いっきり気味に、変えていきましょうか?

 DSC_1259_convert_20181120230621.jpg

 シングルを多段にしてほしいという、大胆な願望をお持ちのようだ。

 DSC_1289_convert_20181120230930.jpg

 はいよー。

 内装にしようとおもったが、今回は予算の関係上外装に。

DSC_1287_convert_20181120230912.jpg

 こんなもんは朝飯前なんだが、どうも素人からすると脅威に見えるらしいぞ・・・。

 DSC_1262_convert_20181120230638.jpg

 このダイナモライトもペダルが重くなるから、いやだよね。

 DSC_1279_convert_20181120230737.jpg

 ここでは、思い切って、ハブダイナモで組み直しに。

 DSC_1280_convert_20181120230752.jpg

 こいつは暗くなったら勝手に付いてくれるし、点灯したからといって、重くなることはない。これから夜が長くなる半年では大変重宝するでしょうね。電池交換も入らないし。

 DSC_1270_convert_20181120230706.jpg

 もう骨盤の形があと付いている、使い込んだサドル、こいつは交換。

 DSC_1283_convert_20181120230819.jpg

 まあ、実用車のものをここではつけましょう。スポーツ系のものはどんなに分厚くても、通常の利用者には薄く感じられるそうだから・・・。

 DSC_1268_convert_20181120230652.jpg

 荷台が折れるのも珍しい。ハードな子育てをしていたんだろうねえ・・・。

 DSC_1293_convert_20181120230945.jpg

 そして、そう、色々あってクランクも。

 DSC_1285_convert_20181120230856.jpg

 交換することにした。そんなこんなで、大改造、入れ替え合戦となったが、まあ乗りやすく、機能的になったこと。

 DSC_1278_convert_20181120230719.jpg
 
 多分新車を購入するときよりも、ワクワクするだろうねえ。それこそ小躍りしている様子が浮かんでくる。

 かくも、新種ながら、ラベリング可能な種族が登場してきている、名付けて少年熟女たち。多分、こんな自転車に変身したんだから、納車のその日は、多分枕元に自転車おいて寝るんじゃないか?

 熟女でありながら、自転車とそんな距離にいる少年熟女、すでにジャンルとして成立、なれば、今後続くであろう、彼女たちの詳細なレポートについては、こうご期待だね・・・。

 もっと、来い来い、少年熟女~・・・・・・。

ストライダ Aバイク?


 
見たことはあったが、いざ持ち込まれると困惑してしまう車体。調べてみると、なんと取引のある業者が取り扱っていたことが発覚。そこからスモールパーツをいっぱい取りながら、なんとか再生させたのが、何年前かな?二年くらい経つか?

 また再度、入院してきたというわけだ。

 DSC_1274_convert_20181119213300.jpg

 ハンドル周りがダメなようだ。交換が必要だが、今回はすべて持ち込みだった。

DSC_1298_convert_20181119213532.jpg

 ハンドルを支えるステムなんだが、この車体自体が折りたたんで持ち運べることを売りにしているので、ハンドルも左右から外してかさばらないようにできるよう、工夫されている。

 そのステムの下を開くと、左右のハンドルがバランと外れるようになっているんだが、固着もあってか、理想的には外せなかった。

 DSC_1301_convert_20181119213559.jpg

 通常のハンドルのように、1本のパイプからできているように見えるが、実は左右二本のパイプをそれぞれステムに差し込んで止めるというやり方をしている。ブレーキレバーも付いているので、アウターワイヤー・・・、こいつはフレームの内部を通しているので、いささか複雑。

 そのため、アウターはそのままにし、インナーだけを抜いて、差し替える。

DSC_1302_convert_20181119213615.jpg

 しかし、マニュアルもなく、慣れていない車体をいじるには、とことん観察することだよね。ある意味ものいじりの原点・・・のようなもので、あたかも自分が中学生になったような気になるから面白い。

 いたずらと勉強が重なる、あるいみ黄金の時期なのかもしれないね。・・・・、そういえば最近の子狸の動きなんかも、もうその辺の域に入りつつあるようだ・・・。いたずらすることが、別にいえば、大人にとってはいたずらにしか見えないものが、内発的な勉強になっている、という最強の時期が来ているようだ。

 本人は拾った、拾ったとかたくなにいうが、どこからか外してきたものでへんてこなものを作っている・・・、それも段々と精度がよくなっているように見えるのは親ばかか?へえ、よくもまあ・・・というものもある、いずれまた紹介するかもなあ・・・。

 いずれも内発性の最も良質な特徴は、一言、面白い!でありましょうな。何でも触れてみて、ちょっとでも面白い!と思ったものが外から強制されることのない、内側からの原動力となる。その源泉のような内側の原動力を常に刺激してくれるものは、最も成長にとって重要なものなんじゃないか?と思うのだ。それがたとえ、いたずらにしか見えないものでも・・・。

 その内工房の一部から、子狸との競合が始まるんだろうなあ・・・、「オメー、使うのはいいが、ちゃんとかたづけろ!」なんてやり取りもうすぐだろう。
 
 あと、まだあったなあ・・・、Aバイクのフレームの一角を止めるところ。

 DSC_1275_convert_20181119213316.jpg

 ここだ。差し込みの金具がグラグラになっている。ここが外れると、フレーム自身が成立しなくなるので、実はやばいところでもある。

DSC_1295_convert_20181119213345.jpg
 
 パイプをつかんで、持ち上げるとこのようにスッポリ抜けるようにできている、折りたたみも瞬時にできる構造をしている。

 DSC_1296_convert_20181119213520.jpg

 しかしちゃんとしたメーカーものは、この手のスモールパーツについては、しっかり管理できているようだ。今回、当店は取り寄せには一切関わっていないが、前回は、その辺一式、すべてフタバさんという業者から世話になった。さすが・・・と思ったよ。

 DSC_1294_convert_20181119213329.jpg

 今回持ち込まれた金具類。フレームの一角を支えるだけあって、ボッテリとした素材で、頑丈に作られているところは伝わってくる。

DSC_1300_convert_20181119213545.jpg

 新品交換完了。見にくいがカエシが付いているので、それを押し込まない限り、もちろん簡単には抜けないようになっている。

 DSC_1306_convert_20181119213632.jpg

 慣れない車体だが、恐る恐るでも手探りでメンテしていく感じは、確実に老化防止に役立っているように見える。ナニ?・・・ヌヌヌ・・・ここはどうなって?あれー???、・・・やっぱり、・・・・これでいいのか?・・・、これで・・・?オオ!これでよしだ!

 この連続なのだ。まるで中学生だ・・・。もちろん地の中学生丸出しだったら、安全の確保は難しい、その辺の自覚の度合いは違えども・・・、決定的に・・・。

 それでも、仕事の根底にはあたかも中学生がものに向かいあうような、無垢で、バカで、、面白さに翻弄されるような好奇心の原動力が必要のように感じますねえ・・・。そうでないと、マジおもしろくないものねえ・・・。

子供の自転車が止まらない



 赤の統一的デザインのビーチクルーザー、その少年版のような自転車、一見宝石のような自転車なんだが。

DSC_1283_convert_20181119004225.jpg

 ブレーキも一見板ものでなくて、鋳物の頑丈系?と見えるものなんだが・・・。

 このブレーキがほとんど効かない・・・ということで持ち込まれたんです。下りなんていくら引いても、そのまま下ってしまう。昔の雨の中のカンチブレーキじゃない・・・。

 DSC_1285_convert_20181119004240.jpg

 挟むリムがプラスチックで、ツルツル。これじゃあ・・・効かないのも無理がないのかもしれないね。購入元に相談したら、もうこれ以上できないということだったそうだ。

 つうことは、ブレーキの効きにくい子供用自転車を売っていたことになる。大手か、中小だかは知らないが、今や企業のコンプライアンスだなんだと、うるさい状況下で、これが企画会議の段階で問題にならなかったのかな?現場任せってことか?それじゃあまるで原発と一緒じゃネーか・・・。

 しかし、東電は「会長は万能ではない、責任は現場にある」と言ったそうだ。そんな連中が、かつて原発を稼働させていた、そして今も数台稼働させているという状況。この国、バカじゃネーの?この辺は主権者としてしっかり憶えておきましょうね。

 そんなことより自転車だ。目の前に子供が乗っている自転車があって、親が危惧するほどブレーキが効かない、どうにかならないか?ということで持ち込まれてきたんだが、どうにかするしかない。

 まずは同じキャリパーを使い続けるなら、このツルツルをどうにかしないといけない、だろう。少しでも抵抗を増やして、ブレーキシューの食いつきをよくしないと・・・ということで、考えたのが。リム傷傷大作戦ということ。

 DSC_1287_convert_20181119004256.jpg

 わかりにくいが、先ほど少しつやがあったほどのリムのエッジに、縦傷を入れていく。

DSC_1288_convert_20181119004315.jpg

 傷だけでは心許ないので、傷よりも踏み込んだ凹凸をつけるつもりで、真鍮ブラシを押しつけ、リム全体を荒らしていく。まあ新車の見た目が大事だとする店だと、こういうことはできないでしょうな。

 これだけでも、効きには相当影響してくれている。他に・・・といえば、引きそのものだ。

DSC_1290_convert_20181119004332.jpg

 これは子供だけじゃない、手の小さい人一般にいえることなんだが、このレバーの引きシロを十分に取ってやること。これも重要なんでありますよ。限られた力を有効に使う際に、どの支点から引くことが力の最大化に関わるか?というポイントを見つけること。

 店主がそもそも引きしろのないブレーキを引くのが大嫌い、という癖があるので、この辺に関しては珍しく神経を使う・・・。スラムがこの辺では一歩出ていたね。

 この二点だけでも、少しは変わるんだが・・・、最後はここか?

DSC_1291_convert_20181119004415.jpg

 これはブレーキシューなんだが、上がVブレーキのもの。下が付いていたもの。リムを捉える面積が1.5ぐらい違う。かつて、タンデム用ブレーキというのがあったんだが、二人分の体重を制動するために、これもまた広い面積のシューが採用されていたと記憶している。

 当初はカーボン用のブレーキシューという提案もあったんだが、素材よりも物理的面積の方が、この場合、効くのではないか?と試した結果、こちらを採用することに。

 DSC_1252_convert_20181119004101.jpg

 まずは、改造第一弾として、こうなった。

 DSC_1253_convert_20181119004117.jpg

 ブレーキアーチはそのままに、Vブレーキのシューを取り付ける。

DSC_1254_convert_20181119004128.jpg

 何度も乗っては急ブレーキを掛けて実験したために、リムサイドが相当汚れてしまっている。

DSC_1255_convert_20181119004142.jpg

 同じくリアもVブレーキシュー。

DSC_1256_convert_20181119004153.jpg

 下りを利用して、何度も何度も急ブレーキ。子供と体重が違う分、ブレーキの当たりが出たかな?とも思う。大人との体重の違い、握力の違いなど、まだ調整すべき点はあるだろうが、まずは第一弾、これにて試してもらうことに。

 DSC_1251_convert_20181119003956.jpg

 鮮やかな赤が、まるで宝石のガーネットのようだが、止まらないと話にならない、自転車は置物ではないからだ。

 次やるとすれば、ダブルピボットのブレーキアーチに交換かな?見た目はガッツリしているようだが、見た目ほどの制動力はないとみた・・・。ただ、これほどのロングアーチがありやなしや・・・?

 

子から父へ



 子供が学生時代に、相当乗っていたという自転車。SEEKと書いてあるが、ジャイアントの別ブランドのようですね。

 なので、作りはいい。

 あのGIANTのロゴだけでは、どうしても食傷してしまう・・・というところからか、別のブランドか?と一瞬思わせる小技も持っていますね、大手最強・・・と思わせるカメレオン技であります。

 何度か引っかかった。かなりシックで、ヘッドバッチなんかも厚めの金属でちゃんと作っていたんで、どこのブランドかなあ?とおもっていたんだが・・・。ジャイアントだった・・・ということがありました、擬態にすっかりだまされたわけであります。

 この子供が学生時代に乗っていた自転車なんだが、その子が就職してしまうと、仕事が忙しく、今度はほとんど自転車に乗らなくなってしまったということだ。よくある話だよね。人生あっての仕事に過ぎないのにね。仕事が忙しすぎるって、何なんだろうね。

 DSC_1266_convert_20181117224756.jpg

 フラットハンドルのクロス?・・・マウンテン?ちょっとクロスよりだろうなあ・・・。まあ、それはいいとして、何年もほったらかしで実家に置きっ放しの自転車を見て、ついにお父さんが立ち上がった。

 子供が乗らないのなら、自分が乗ってしまおうか?それで健康管理ができるなら、一石二鳥である。

 ただ、ほったらかし状態からいって、すぐに乗れるものではない、さてどうするか?と当店に相談しに来てくれた。

 あのー、かなり汚れているというか、もう何年かほったらかしなんで・・・。

 保管は外ですか?

 いえ、家の中です・・・。

 なら、全く問題ないでしょう、大変高い確率でよみがえりますんで、持ってきてください。

 お客さんが古くて汚い・・・というのは、大抵はどうってことない状態のことが多いですね、当店が今まで取り扱ってきたものから比べれば、大抵はなんかなる、何とでもなるようなものであります。かなり謝られて持ってこられても、なんだこの程度か・・・、とこちらがケロッとしていて、拍子抜けするお客さんもいるようですね。

 で、持ち込まれたのが、まあ、謙遜する割に、そんなに悪くない状態でありました。

 根拠は別にして、消耗品を中心にメンテしてもらってできれば・・・、25000円以内でなんとかしてもらえないだろうか?ということになりました。

 DSC_1273_convert_20181117224836.jpg

 消耗品の代表といえば、タイヤ・チューブ。700Cの28ミリ、頑丈で長持ちの定番タイヤ、ビットリアのランドナーに履き替える。

 DSC_1272_convert_20181117224822.jpg

 あとはワイヤーケーブル類。自転車の神経に当たるところで、ここの錆などが、中心から末端の不具合の一大原因となります、まさしく神経そのものなりですね。

 今だとシフトはすべてワイヤーレスなんてものが出てきていますね、無線で飛ばす形式のものなんかもすでにあります。そして、ブレーキにも油圧が主流になるようになればホースが付いても、中にケーブルがない・・・、ケーブルレス自転車なんて、もう実現しているんですねえ・・・。

 そういえば、先日のサイクルモードでも、マウンテンとロードのためのディスクブレーキ講座なんてのやってましたわ。何のかんのと、もうすでに油圧はロードレーサーにも搭載されているので、もうイヤもおうもない時代に来たよ・・・と。確かにそうかもしれませんね、好き嫌いは別にして、ディスクが当たり前のものとして、入っていくる時代が来ているんだと思います。

 ワイヤーとくれば、次はここ。

DSC_1275_convert_20181117224858.jpg

 チェーンと中心として駆動系のチェックです。大方は洗浄と注油だな。それにワイヤー調整と来るんだから、ほぼ完全機能回復だよね。

 DSC_1278_convert_20181117224910.jpg

 ディスクではない、Vブレーキの調整、時にシュー交換なんかも。この場合注油等をして、動きをよくして、あとは左右のバランスを見ることでしょうな、片効き防止も含めてね。

 DSC_1279_convert_20181117224923.jpg

 最後のサドルを交換して、まあ見違えるほどの再生完了。機能回復で、どこいじっても反応、ほぼ新車同然という感じ。

 通常父から子へ・・・というの普通の流れなんだが、これに限っては、逆のようだ。

 つまり、子供から父へという逆流。

 DSC_1271_convert_20181117224810.jpg

 十分すぎるくらい、しっかり走れる自転車に変身しましたんで、お好きに走ってね。くれた息子がうらやむくらいの走りをしてくれれば、また息子も乗り始めるかもしれない。

 乗り続けるだけで、体も発想も何から何まで変わってくる、気づくことに遅すぎることはない、どんな年齢であっても、安全でありば、どう走ろうとかまわない。

 これからこの自転車の、今まで経験してきた人生の厚みがどっと降りかかり、それを押し返すように新たな体験を与えてくれるんじゃないか?と思いますよ。

 乗ってみて、もう少しギア比をどうしたいか?車体の色はこれでいいか?アチコチのパーツ類を交換してみたい?背後の当店がしっかり付いていますんで、何なりと疑問難問珍問をぶつけてください、どうであろう、しっかり応えられるよう、努力はいたします!
 
 これにて子供から父へ、自転車が伝わった・・・。

道半ばながら・・・



 もう十年近く使っている荷物車でありますが、エクストラサイクルを使っては五年はなるかな?という感じ。

 実は、後輪のスポークが1本ダメになっていた。そろそろなんかいじりたくなってきた。もう少し高機能、と例の実験を兼ねての試乗のための仕様にもしないとなあ・・・と。

 DSC_1233_convert_20181117002130.jpg

 内装三段に、ローラーブレーキという実用車仕様で、それなりだったんだが、もう少しギアの幅もほしい。パンクに関してもフリーにしたい。なればタンナスだろうが、スポーク折れされては困る。

 時に荷物は30キロは超えることもある。

 ある意味絶好の実験車体ともいえるわけであります。

 DSC_1238_convert_20181117002210.jpg

 リムはサンリムというところのヘリックスというもの。幅は広く強度も適度にはありそうです。

 そしてこいつには、まあ店内ブームであります例の組み方をします。

 DSC_1234_convert_20181117002141.jpg

 一ひねり組ですね。そしてテンションは低めに。まあ調子を見ながら少しテンション上げたりしてもいいかもしれませんが、どのくらいの低テンションでも狂わないか?なんていう実験もかねていますんでね。

 DSC_1235_convert_20181117002151.jpg

 今度は外装にします。手入れも楽だしね。そして、ブレーキなんだが・・・。

 DSC_1236_convert_20181117002201.jpg

 ディスクにします。突然ですが・・・。エクストラサイクルにディスク台座が付いていたということもあります。あとは適度に油圧ブレーキもいじらないと、忘れてしまうんでね。

 DSC_1242_convert_20181117002231.jpg

 今、スプロケが巨大化していくので、必然的にディレーラーもロングになりますね。まあレーサーじゃないから気にしませんが・・・。でもこの値段で、このクラスのものを作るなんて、さすがシマノだわ。

 DSC_1247_convert_20181117002242.jpg

 油圧ディスク用のキャリパーも取り付ける。ものによっては下から入れるものもありながら、今回は上から位置エネルギーを利用して落とす形式でしたね。カップをつけてそこに空気が入らないようにオイルを入れて、何度も空引きさせてエア抜き・・・というのがマニュアルにありましたが。

 まあ、当店はTRPの拠点でもありますので、オイル圧送機を使って、一瞬に・・・、とまあオイル入れを済まします。まあディスクブレーキのグレードもありましょうが、驚くほど効く、というほどのことはない。

 まあ、そんなこんなで、チョイ見せなんだが、まだいじりは道半ば・・・なんであります。

 DSC_1249_convert_20181117002254.jpg

 これも23ミリのタンナスを入れて何年になるだろう?六年くらいにはなるね、もちろん一度もパンクなしだ。水が入って異音がしたこともあったが、まあよく働いてくれたわ。

 こいつも後ろ同様32ミリの700Cタンナスでもつけてやりたいなあ、と思うが、リムがまだ決まっていない。

 そして、36ホールのハブダイナモも捨てがたい。いっそのこと、スポークだけのねじり組み替え、というのもありか?とも考える。

 できればその際リムも交換したいんだが・・・。まだ未定かな?

 決まっているのは、ねじりで仕込むということで、もう少しパーツの選定してもいいかもしれないと思っている。この展開でタンナスに関する、メカとしてのサポートの確認もできるだろうということ。

 パンクレスはいいが、スポーク折れが続くとなると、これもまた問題。長距離のツーリングにも向かないということになる。パンクフリーはもちろんのこと、その他ホイール周りのトラブルフリーも実現してはじめて、製品として完成するともいえる。

もちろんメーカーさん自身の商品開発、改良にも期待は持てるが・・・、まあ店主らには手も足も出ないところなんで、手足の出るところで、こちらは勝負しないとね。

 正真正銘のトラブルフリーホイール・タイヤを目指して、買い物号という実験機を走らせましょう。

 前輪が決まりましたら、再度公開いたします。

一ひねり 店内ブームとするか?



 この車体とのつきあいももうずいぶんとなりますかね。三店舗を通じての改造・・・かもしれませんな。

DSC_1254_convert_20181116001715.jpg

 スペシャのシラスといえば、代表的なクロスバイクだったんじゃないかな?これとジャイアントのなんとか・・・。この車体を機にか、ドロップ化の依頼が増えてきたと思いますね。
 
 大体、予算と用途でもって、なんとなくスポーツバイク・・・という人が引っかかる車体だったんでしょうね。それで満足する人から、より早いスポーツ系を目指す人なんかが、レーサー行ったり、ドロップ化の改造を選択したりと、まあ、入り口であるには違いない。

 で、こいつはそんだけの話では収まらない戦績をもつ。といってもレースではないが、乗っているにとが尋常でない大人の多動くん。まあ、じっとしていられない、止まったら死ぬんや、といわんばかりの活動をしている方で、もう当店ではおなじみさん。

DSC_1260_convert_20181116001822.jpg

特になんてことのないコンポが付いていますが、これがまあトラブルフリーというやつですね。
 
DSC_1262_convert_20181116001836.jpg

 特にトラブルは避けたいという車体・・・、

DSC_1263_convert_20181116001847.jpg

 というには理由がありますな。

 この車体で、結構なブルベなんかを走破してきた。国内はもちろんのこと、ロンドンエジンバラ・・・なんかも走ったんじゃないか?こいつとカーボンの車体二台を使い分けるようだが、こちらは金属フレームということもあって何かと安心なんじゃないか?と思います。

 で、かなり乗り込んでいる車体なんだが、今度は足回りを変えても乗り続けてみたいという。頑丈なホイールをご所望。リムまで指定してきましたよ。

DSC_1256_convert_20181116001735.jpg

 アレックスに頑丈リム、CX30というリムです。700Cでリムハイトは30ミリ、なんだが、太いタイヤ、シクロ練習用?なんかがしっかり入るもんで幅がまた厚い。なので、見るからに頑丈という印象を受けうけます。そういう意味でブルベなんかに持ってこいかもしれませんね。

 で、それをただでは組まない・・・。

DSC_1257_convert_20181116001744.jpg

 一ねじり、一ひねりで組んでいる。これはある意味、店内ブーム、もっと局所化すれば店主一人のブームなのかもしれない・・・。

 今流行っているんです、店主の一人の手元では。今、この一ひねりの効用を見直しているんですね。まず、今まで何人かに提供してきたひねりホイールなんですが、一様に狂いがない、という報告を受けています。

 2000年以降、スポークが折れなくなってきたことを機に、このヒネリなんかを殊に自分周りのものには多用してきたんでありますが、確かに狂わない、狂いにくいで有ります。

 そしてスポークの交点を半田付けするソルダリングと同じような効果はあると思いますね、何それより手間が楽。

 固く組もうとすれば、いくらでもできますし、カンカンになります。大変マニアックな組み付けですが、根元ダブルクロスで、一ねじりなんていったら、極端な話、ディスクホイールかよ、といくらいの強度が出ます・・・極端ですが・・・。

 DSC_1255_convert_20181116001725.jpg

 狂いにくい理由は、単なる交差よりも複雑だからといえるかもしれません。また交点にも力はかかりますが、ねじりに比べるとその影響は少ないでしょう、となると、スポークには引っかけ側とニップル側という二点に主に力がかかりますが、ここでねじりを入れることで第三の力のかかるポイントができ、スポークへの影響が分散されるのではないか?とも考えられます。

 なので、固く組み付けることも可能であると同時に、逆に緩く組み付けることでホイール自体のクッション性を上げて、かつ狂いにくいホイールができるのではないか?とも期待している次第であります。

DSC_1258_convert_20181116001754.jpg

 この手のリムに、シュワルベマラソンといった最強のタイヤの組み合わせが、最強中の最強になれるよう、彼のブルベに投入していこうと思いますね。

 DSC_1259_convert_20181116001810.jpg

 早々に、暮れ頃か?冬のサハリン行くんじゃないかな?相変わらずの多動君なんであります。

 DSC_1252_convert_20181116001656.jpg

 ある意味、当店ではおなじみの車体かな?スペシャのシラス、ドロップ化が意外とブルベに向いていた。それがまた、最強?になるべくホイールをつけて、完全トラブルフリーにて、冬のサハリンへとなる。

 この一ヒネリ路線は、しばし、店内ブームとなるでしょう・・・、たぶん。

偶然手にした中古車体から広がる何か・・・



 へえ、そんな値段で、落とせたんですねえ・・・と。中古市場からやってきた。ネット上ではかつてはヤフオクが圧倒的でしたが、今そこにメルカリなんてものも入ってきて、ジモティーなんてのもね・・・、ある意味、この社会にはすでにものが溢れていて、それを回しながらの小遣い稼ぎ、断捨離と称するお片付け、サイト内ポイントで中古品回しなど、いろんな意味がそこにはあるんでしょうね。

 ものと小銭は回っても、賃金も売り上げも回らない、今のこの社会をどこか写し出しているようにも思えます。

 とはいえ、適材がそれを欲している適所に行くこと自体はいいことで、今後さらに回って行くであろうこの手の市場については、賛否はあれど、当店としては特に古いものに関して、バックアップ、サポート体制を敷いておこうかとも思っています。

 さして自転車には詳しくはないながらも直感というやつでか、落としたこの自転車、それを何段階かに分けて、整えていきたいということで、話が決まりました。

 DSC_1147_convert_20181114232014.jpg

 しかし、一体何年前のシルクだ?いずれは新井さんよりステッカー取り寄せて、再塗装するなんていうことも念頭に置いておいていいかもね。琥珀系の渋い再塗装・・・なんていいだろうなあ・・・。

 DSC_1150_convert_20181114232038.jpg

 まずはここのブラケットカバーがない。これでは手が痛いが、全くのドンピシャものもないことから、多少は妥協していただくことにした。この手の最強のサポーターはやはりヨシガイさんでありましょうな。

DSC_1249_convert_20181114232245.jpg

 ちょっと浮いた感じはありますが、まあ握りの部分はしっかり締まっているので、操作には悪い影響はないでしょう。

DSC_1148_convert_20181114232025.jpg

 ヘッドパーツにギシギシ感はありましてね、グリスでどうこうできる問題でもないので、ここもメッキ調のものに打ち替えます。

DSC_1243_convert_20181114232143.jpg

 今やスポーツ自転車では絶滅危惧種の一インチのヘッドパーツはタンゲさん頼みですね、これからも継続していってほしいです。

 DSC_1151_convert_20181114232048.jpg

 タイヤもダメですんで、交換。できればスキンサイドものにということなんですがね。間違えると通学自転車になってしまう恐れのあるスキンサイド、やっぱりいいものを使わないとね。

DSC_1242_convert_20181114232128.jpg

 ということで、チャレンジの例の定番を使用。こいつはクリンチャー系のタイヤなんだが、別名オープンチューブラーともいわれる。

 チューブラータイヤは、通常は蛇のように筒状になっていてチューブを内蔵しているんだが、その筒状が開いているという意味なんでしょうね、オープンチューブラー。もちろんこのタイヤ自身にチューブは付いていません、正真正銘のクリンチャータイヤでございます。ではなんで、わざわざそんな言い方するのか?ですね。

 多分サイドの柔らかさを強調したかったのではないか?と思います。チューブラータイヤ、すでに乗ったことのない方の方が大多数でありましょうが、最近ではよくなってきたとはいえ、クリンチャータイヤとの乗り心地は、同じ高圧をかけている場合、もちろんチューブラータイヤにもピンキリなんですが、ソコソコ同士を比べた場合には、まあチューブラの乗り心地のよさはなんともいえませんね。

 かくゆう店主も、かつての決戦用のワッパ以外にはチューブラーは付いてませんが、数年前撮影のために、その決戦ワッパに履き替えて走ったところ、目がハートになったのを憶えています。

 やっぱり・・・、やっぱりチューブラー・・・いいわ!大変いいぞ!と。

 特にコーナーリングがいいんですね、いい意味でつぶれてくれるのか?グリップに安心できるんです、もちろんタイヤとの接着がきちんと確保されていればですが・・・。

 なので、もし万が一・・・、何かがとち狂ってレースに出ようか?なんてことになったら、多分、チューブラータイヤを整えて高圧かけて出たい・・・ですねえ。

 で話を戻すと、このわざわざオープンチューブラーと言い換えられているチャレンジですが、ちょっとそのチューブラーでのコーナーリングを彷彿とさせられるところは有りますね、サイドの柔らかさ・・・からでしょうかね。なので、単なる見た目がサイドスキン=レトロ風なのではない、ということはお伝えしておかないとね。つまりソコソコいいタイヤなんでありますよ。

 以上、今回はブラケット、ヘッド、タイヤの三つの限ったんですが、当然まだ次の手入れの課題は残っています。

 まず近々にやるべきなのは・・・、

DSC_1247_convert_20181114232234.jpg

 ブレーキでしょうな。見ればおわかりと思いますが、まあ効かない。シューの交換・・・もさることながら、今後のことを考えると、レトロ風味の現行カンチに交換する・・・も大いにありかと思います。

 DSC_1245_convert_20181114232209.jpg

 あとはポジション、結構身長のある方なんで、ピラーの交換はまず第一でしょう。

 DSC_1246_convert_20181114232221.jpg

 そしてステムも400ミリは前に出してもいいかな・・・。

DSC_1244_convert_20181114232157.jpg

 あとは、多少後回しにしてもいいのが、この泥よけ。外してもかまわないんだが、ある木の板を丸めた古い泥よけを見せたら、ちょっと目の色が変わった。

 そのちょっと荒れた感じが、自分の持っている古いボンゴと風合いがとても似ているというのであります。ボンゴ?ってあのタイコの?

 はい、あのタイコのボンゴです・・・?

 一体何者で?

 パーカッションやってます、キューバ系・・・、他イタリアンシェフ・・・。

来たよ・・・。多才人。なるほどこれは早いわ。楽器なら楽器の深い世界を知っている人は、ジャンルを超えて、自転車車なら自転車を見る目も実は相当できている・・・、といってほとんど差し支えない。ある種の深いところを見る視点を、ジャンル飛び越えればいいんだから・・・。

 なのでこの方、話は早いだろう。そして、一年以内には当店二階の響き床で、ポコポコやっているかもしれない。すでに響き床で数度やっているミュージシャンの追っかけもしていたというくらい、間接的・潜在的関わりがあったわけだから。

 DSC_1241_convert_20181114232114.jpg

 まずは第一回、完成。次は間髪入れずに、ブレーキとポジションまわりですね。徐々にいい自転車にしていきましょう。誰がなんと言おうと、自分のための一台の自転車を作り、乗り続ける・・・。そこに流行も古さも新しさもない、タイムレス・・・なんだな。

 こういう出会いがあると、目指すは不特定多数という大海ではなく、潜在的関係、間接的関係というところかな?とも思う。まだまだ会うべき方々もいよう、どこの自転車屋でもいいというのではない、すでに何らかの関係を潜在的、間接的にもっておられる方々との邂逅、あと何年できるか知らないが、目指すはそこ・・・なんだと、再確認した次第、でありますな。
 

タイヤが大問題? BSモールトン



 お城で作られるモールトンと、別で作られるモールトン、そしてブリジストンモールトンがあるのかな?

 このBSモールトンと元祖お城のモールトンとの関係はわかりません、名前が一緒なのは何か提携したんでしょうかね?

 まあこのトップチューブがデモンタブル形式になっているところを見ると、その辺が定型なんでしょうか?

 小径を特に好みとしない店主であっても、このモールトンに乗ったときはちょっと驚いた。デモンタブルというのがいいのかな?折りたたみと違って、たわみがない。

 フレームがクレーンの構造のようになっているので、それが拍車を掛けているのか?走りを犠牲にしていない。

 DSC_1224_convert_20181114021752.jpg

 確か元祖モールトンにも、この手のサス?またはショック吸収ものがあったようだが、それがほとんど気にかからない。

 DSC_1219_convert_20181114021718.jpg

 フロントフォークにも、このBSモールトンにはサスらしきものが付いている。こんな自転車が持ち込まれて、数年放っておいたんで、メンテしてまたは知りたいということでしたが・・・。

 大問題・・・といえるかな?乗り続けるためには非常に大きな欠陥といっていいでしょうな、それが一つありました。

DSC_1221_convert_20181114021728.jpg

 この角度からでは見えにくいが、タイヤのサイズが17インチ1-1/4というものなんであります。その前後の18インチとか、16インチとかはありますが、・・・17インチ?聞いたことないわ。

 チューブあたりだと、この辺前後のものでも互換性があったり、タイヤも確か18と16の何かで互換性があったようなことは、確かあった。

 大体知らねーよ、さして興味のない小径の細かい規格なんてよー、といいたくなるくらい、実は小径にもいろんなサイズがあるようだが・・・。

 なんじゃ?この17インチというのは?

 チョロッと調べてみると、どうもシュワルベの一部、あとは車体製作元のBSにはありそうだ・・・当たり前だが。ただ、それ以外にはどうも見つからない・・・。

 特殊もの?一台の自転車のためだけに?そのせいもあってか、1本の値段も高い・・・。

 タイヤといえば、自転車で最も酷使される消耗品の代表のようなものでしょ?

 それが、ある種の特殊規格であって、入手がしにくく、かつ高額というのは、その種の自転車を乗り続けることにとっては決していいとはいえないよね。

 どうしても乗り続けたいというのであれば、自分でその種の特殊タイヤを常に数本持ち続けること、劣化しないように、暗室で適正温度の元で管理する・・・くらいのことしないと、これは難しい。

 DSC_1222_convert_20181114021739.jpg

 駆動周りをチェックして、すぐに元に戻るところなどは、名車の域にあるんだろうが・・・。そして考える。

 今後のためを思うなら、ホイールのサイズアップ、18インチのリムで組み直しは可能か?なんてこともねえ。

 いや、サイズを16に下げて、タイヤを太くするというのもありか?

 DSC_1216_convert_20181114021652.jpg

 フロントは最悪フォークを変えれば・・・いい。問題はリアにその余裕があるか?だな。

 キャリパーブレーキに余裕がなければ、外して、多段のコースター・・・、多段のローラーブレーキ(安っぽ)、ステーに台座溶接してディスク化?

 まあ、大工事には違いない。

 裏技があるのか?ないのか知らないが、このタイヤのサイズが本当の意味で特殊サイズだったら、販売店はそのことの趣旨と意味をしっかり買い手に伝えて、ちゃんと判断してもらわないとね。と同時に、長きにわたる、特殊へのサポートもしていかないと、とも思うが、現状はどうなんだろう?

 そう、あまりこの手の小径車体に関しては興味のない店主なのであるが・・・、今一台企画中なのである。こいつも物語をふんだんに載せて、いずれはモールトン、ブロンプトンには負けない、小径車へと、時間を掛けて育てていかねばなるまい・・・。まあ、育った暁には店主はいないだろうが、人生を超えるような多大な質量をここに込めるというのも、悪くはない仕事であると思う。

 そんなこんなで、基本興味はないながら、熱い横目で小径は見続ける!

整えましょう 整いました



 まあ、よくあると言いますか、どこにでも走っている27インチの実用自転車であります。乗っておられるのが70代の女性。

 しかし、高齢社会に明るい側面があるとするなら、昔の基準でいうと20才ぐらい人は若返っていますね。この方も、全くそんな年には見えません。そして、これからも自転車に乗る気は満々。

 DSC_1205_convert_20181113090138.jpg

 そもそも、そんなに高額な自転車ではなかったのを、気も遣わずに乗っていたのがこんな感じに。よくある話ですね。でも自転車に乗るのが好き・・・という。

 こういう方って、少なくはない。車体をも含めた愛好者とは違うんだが、自転車に乗っているのが好きという市井の人は意外と多いと思うんです。

 それを愛好者に引き込む・・・というのも、改造ママチャイなんかを使ってね、当店の仕事なのかもしれないが。そこまで踏み込まなくても、もっと手前でもできることはありそうですね。

 まさに隙間の間にはまた隙間がある、隙間の微分だよね。細かい機微に敏感であることも、当店のような小さい店では重要なんじゃないか?と思うんですね。

 先日のシマノ105の160ミリクランク・・・、アレはもっと早くやれよ!と思うと同時に、あんなこと大手に本気でやられたら、小さい店はぶっ飛んでしまう・・・・と一瞬焦ったものだったが・・・。

 というのも今まで、小柄な方が小柄なクロスバイクを持ってきながらも、違和感・・・、違和感、ということがあって、見ると一律170ミリのクランクが付いているなんていうのは当たり前だった・・・。これだから大手のやることはなあ・・・だったわけで、スギノなどの短いクランク交換なんかをしていたんだが、今後はこんな所に160ミリが付いたりすれば、当店のやることはなくなってしまう・・・。

 なんて心配はいらないようだ。大手が細かい展開にでようものなら、より細かい機微に響くような細かい小回りのきく展開をしていけばよい。ある意味分業なんだな。

 大きな流れが、大手の分業囲い込みで、小さいものがどんどん吸収・消滅していくのが現状だし、今後の展開はしばらくそうだろう。しかし・・・、それに耐えて生き残った小展開は、ほぼ永遠に生き残るだろう・・・。これを称して、左官屋展開と呼ぼう。

 壁紙の発展で、多くの左官業は消滅したが、今残っているところは、伝統技術として生き残り続けるだろう・・・という適当な勘による命名なり・・・。

 さればだ、自転車そのものへの愛好も含めた愛好者だけではなく、なんか自転車乗るのが好き・・・というほんのり系の方々へのケアというのも、小さい店としては重要な隙間なんじゃないか?と思えますな。

 DSC_1229_convert_20181113090244.jpg

 錆によっては、真鍮ブラシで驚くほど落ちるものが有りますが、上の錆はその上をまた行っているもので、ありもので交換・・・となりました。

 DSC_1208_convert_20181113090206.jpg

 この辺のピラーなんかもね。

DSC_1231_convert_20181113090301.jpg

 錆びもさることながら、高さも重要です。ちょっと高齢の方には恐怖心と反射のバランスから丁寧に決めていかないといけませんね。

 DSC_1207_convert_20181113090155.jpg

 タイヤもへたっていますね。

DSC_1233_convert_20181113090315.jpg

 丸っと交換。
DSC_1210_convert_20181113090218.jpg

 ハンドル周りほどは錆びては居ませんが、動かしては、そこに注油をして・・・。

 DSC_1234_convert_20181113090330.jpg

 またこの手のシフターも緩く作られていますね。なので、シフターはもみつつ使うべし、それでもダメならワイヤー調整となりますが、これもまた考えられたシステムなんじゃないか?とね。

 レーサーのようなコンマミリの精度で作ったら、町の自転車屋はその調整に大変かもしれませんな。アレ?入らない、入りにくい・・・と思っても、シフターを捏ねることで、変速できれば乗り手はその操作を癖としておぼえるでしょう。それでよしなんであります。

 DSC_1226_convert_20181113090232.jpg

 見てちょっと驚いてくれて、乗って大いに驚いてくれるといいなあ・・・。そのくらいの違いは、乗っている人にはわかりますんでね。

 そして自然と乗る距離が増えて、ご飯がおいしくなって、体の調子もついでによくなってくれるといいですね。

 なんか自転車乗っているのが好き・・・というそういう層についても、届く仕事ができればねえ、と小さい店は考えるのであります。

ロックバイクスがやってきた



 色使いといい、スペックといい、一見して特定できる自転車など、そんなに多くはない中で、まあロックバイクスは数少ないその手の自転車の中でも異彩を放っている、といえるでしょうね。

 DSC_1228_convert_20181111213717.jpg
 
 そんなロックなやつがやってきた。

 DSC_1155_convert_20181111213617.jpg

 前後輪の振れと、リアブレーキのセッティングということで。

 DSC_1231_convert_20181111213834.jpg

 リアブレーキ・・・?アレ一体どこへ・・・・?

DSC_1157_convert_20181111213628.jpg

 まさか、フロントだけ?なんてそんな・・・。

 自転車ひっくり返したら・・・、見つかった。

DSC_1158_convert_20181111213642.jpg

 クランクの裏、正確にはチェーンステーの裏に隠れるように付いている。

 実際この場所については、地面に近いところから、石やゴミ、埃をつかみやすく、走り終わったら、ディグリーザーなどで、できれば毎回払い落とす様なことも必要だと思います・・・、そういう意味で手間がかかりますが、一見ないように見えるというのは、実にスッキリした印象を与えますね。

 当店の実用車改造なんかも、車体によっては同じ箇所につけますが、ロックバイクスのシートステー裏ブレーキはもうアイコンといってもいいかもしれませんね。
 
 DSC_1227_convert_20181111213706.jpg

 ロックバイクスといえば、また色の使い方、塗装がまた独特といえる。当店のように、一台をどうこうするというのであれば、その色使いについてはある意味どうにでもなるんだが・・・。ロックバイクスはメーカーとしてロットを抱えているわけで、そうした条件下で、ここまでやるか?という実に大胆かつアグレッシブな色の使い方、組み合わせ方をしてくるから、参ったもんだ。

 ここだって、ステム、フレーム、フォークを同一色にしている。フレーム、フォークはよくあることだが、ステムまで同一にしていることでその一体感が色の表面積以上に圧倒的になる。それが、自転車そのもののしつこいような存在感を演出しているのか?とすら思えてくる。

 DSC_1229_convert_20181111213757.jpg

 そして、ハンドルはデフォルトからブルホーンバーを使用している。多分22.2のブルホーンか?シフターやブレーキ類が、フラット用のもので、無理がない。

 完成車として、ブルホーンで作ってしまうというのも、ロットを抱えたメーカーとしては、冒険的といえるんじゃないか?

 DSC_1230_convert_20181111213818.jpg

 そして、この攻めたリアバック。これが高じてか、せっつかれるような、締まった走りが実現される。色使いといい、ハンドル回りといい、一見ふざけているようだが、何ならレースに出てみます?と走りに手抜きは見いだせない。

 ドロップハンドルに、手元シフター、STIなどと交換すれば、即レース車体として投入されてもおかしくはない。一見カッコつけヤロウ?かと思ったやつが、選手としてもすごかった・・・かつての日ハムの新庄のようなやつ・・・。

 ストリート系だろう?バカにしてたら、スペックをちょっと整えただけで、一線のレース車体に変身もできる・・・、でも表だっては絶対にひけらかさない・・・、そういう仕掛けが随所にあるのがロックバイクスの特徴・・・ともいえるかもしれないね。

 だから、とことんロックバイクスを知りながらも爪かくして乗っている人もいれば、その隠した爪の存在に全く気づかないで、独自に乗っている人もいるだろう・・・。まあ、どうとでもなるので、各自それぞれ楽しんでくださいな・・・という製作者サイドの思惑が見え隠れする。

 DSC_1235_convert_20181111213850.jpg

 振れも取り終わり、リアブレーキのセッティングも終了。

 DSC_1224_convert_20181111213655.jpg

 さて、とことんスピードにこだわって走るのもよし、ストリートで遊ぶのもよし、おのおの方、おのおの楽しんでくださいよ!

 今ロックバイクスの在庫はありませんが、当店でも、取り扱っています!お取り寄せもいたしますぜ!

クランク交換のはずが ちょっとした工事に・・・



 元々、ジャイアントのエントリーながら、アチコチ本気系?と思われる、さすが大手!というようなマウンテンバイクだったんですが。

 DSC_1161_convert_20181111100019.jpg

 ドロップ化したり、はてはサスペンションフォークをこのようなリジッドフォークに交換したりして、相当手間暇かけたんであります。

 サスペンションフォークは、浮き沈みのクリアランス分を多めに取るので、ハンドル位置が高かった。ところがそのサスを取ってしまったので、ハンドル位置および、フレームの前傾が相当進んでしまった訳でありますな。

 その結果・・・、今まで何度かありましたが・・・。

 DSC_1163_convert_20181111100032.jpg

 このようにクランクのスタンド化現象が起きてしまいました。こうなるとコーナーでペダルを地面にこすることも起きて、スピードによってはヒヤリとすることもある、なので、今回はここの問題を克服するために持ってこられたという訳なのだ。

 単純にクランクを短くすればよい・・・、というのは、本当ストレートな答えかと思う。

 なんとエントリーマウンテンに175のクランクがつくというのが、大手のまた不思議なところ。焦げ付き在庫などを安く買いたたいた?なんてことも想像してしまいますが・・・、まあそんな場当たり的なことはしないでしょうね、大手さんは・・・。

 で、入手しやすいもので、短いものということで、探してみたら、灯台もと暗しであった。

DSC_1164_convert_20181111100043.jpg

 これ定番中の定番、定番過ぎて面白くないくらいの定番、105のクランクでしょ?

DSC_1166_convert_20181111100055.jpg

160ミリとあります。つまり新作なのね。

 さすが・・・。他は追随どころか・・・考えもしなかったかもなあ・・・。イタリアの老舗メーカーは、その界隈ではせいぜい足が長いんでしょうな、170をスタンダードに、165は確かコーラスレベルで1種類しかなかったように思いますね。

 女性にカンパが浸透して行きにくい状況を作っていますね。

 この160ミリで、やはりポジションを大事にするショップは、こいつに飛びつくでありましょう。なんせ、160センチ前後の方々が沢山居る国なんですからね。

 たったの5ミリ短くするんだって、大手さんは大変でしょう、この火を消さないように、クランク長の身長の約十分の一説を守ってセッティングに使っていきましょうじゃありませんか・・・。

 さて、ものが決まったら交換だ。

DSC_1177_convert_20181111100123.jpg

 BBから交換ね。

 そして、一抹の不安・・・。マウンテンフレームとロードのクランクの相性は・・・よくはない。マウンテンは小さめのチェーンリンクを使います。逆に、ロードはデカイチェーンリンクを取り付ける。そこでチェーンステーの開きなどで、互換性が取れないことなどはよくあることなのだ・・・。

 DSC_1178_convert_20181111100138.jpg

 この悪い予感が大当たり。クランクはやはり、シートステート干渉してしまった・・・。

 スクエアテーパーものだったら簡単だ。軸長の長いものに交換すればいい、クランクを外に逃がして、干渉を避けるというやり方ね、ところが、こいつはホローテックⅡなんていう、やっかいな代物なのだ。

 DSC_1179_convert_20181111100152.jpg

 まずぶつからなくなるところまで、BBにスペーサーを入れて、外にずらす。見えにくいが、フレーム本体とBBとの間に2ミリほどのスペーサーをかましている。

 これで、クランクとチェーンステートの干渉は回避できたが、増やした2ミリ分、反対を削らないと左クランクの噛みシロがなくなってしまう。

 DSC_1181_convert_20181111100207.jpg

 フェイシング工具で2ミリ削るが、アルミだと簡単だね。むしろ削りすぎないようにしないと・・・。

DSC_1182_convert_20181111100220.jpg

 68ミリから66ミリへ・・・、なんとか完成。

 ただし、施工というのは・・・、現物合わせというのは、ミリ単位で合わせてもなんかの具合で、ズレることもありますね、特に足の力のかかるこの辺なんかは、しっかり合わせても金属のたわみなどで、再度干渉したり・・・。また締め込むことによる、コンマミリのズレなんかもありますし、まあ、実は単純にはできなかった・・・所もありましたわ。

DSC_1191_convert_20181111100234.jpg

 クランクとチェーンステー、まさに紙一枚の紙技・・・・なんであります。

 DSC_1194_convert_20181111100247.jpg

 左右ともに紙技・・・であります。やはり、マウンテンフレームにロードのクランクを嵌めるのは、それなりの覚悟がいります。

 DSC_1199_convert_20181111100339.jpg

 付いたよ・・・、でも、このクランクは11速用。

 DSC_1201_convert_20181111100354.jpg

 9速用のSORAのフロントメカ。

 DSC_1202_convert_20181111100411.jpg

 そして7速用のターニーのSTI・・・。この組み合わせもファンキーといえばファンキーなんでしょうな。

 細かい調整し始めたら、切りがない組み合わせ・・・ですね。

DSC_1197_convert_20181111100320.jpg

 なんかディスクロードなんていう、最先端に一気に飛んでしまったねえ・・・、大事に乗っておくれ!

何年ぶりかの サイクルモード



 なんかひっさびさ・・・という感じで行ってきました、サイクルモードであります。規模は少し縮小していた感じです。大きめの体育館一つ、という感じ。半日で回るには丁度いいかもしれませんね。

 うーん、台北ショーとか、上海ショー行った方々のお話など聞きますと、まあ日本がどんどん外されていく感じ、いや、すでに外されている感じというのがあるそうです。

 行ってはいないので、比較はできませんが、かつてのサイクルモードと比較しても、相当勢いはなくなってきている感じは否めませんね。有効な少子化対策を全く取ってこなかったことのつけが、こういう所に現れているのだとしたら・・・、一体どうしたものなのか?甘受するしかないのかもしれなせんな。

 そうそう、まだまだ当店には差し上げるべきチケットが数枚有りますので、ご遠慮なく言っていただければ、差し上げます。当日券がなんと1600円だったかな?もちろん無料で差し上げますよ。

DSC_1016_convert_20181011190508.jpg

 さて、今回を一言で言うと、Eバイク到来・・・ということでしょうかね。

DSC_1185_convert_20181109223404.jpg

 まあ、入り口から半分くらい?と思うくらいのEバイクだらけと言っていいでしょうね。電動アシスト車といわないのは、いわゆる日本で主流のお母さん子育て自転車とは、イメージを画したいからでありましょうな。

 違うカテゴリーとして把握してもらいたいんでしょう、そうでないと困る。

 これは働く自転車のEバイク、まあもの運びにはあまり効率は良さそうではありませんがね、特に箱の上を通るパイプが入れるものの高さ制限になってしまっている・・・、なんとかならんか?

DSC_1187_convert_20181109223422.jpg

 これなんかははやりのウーバーイーツ系のデリバリーに向いている自転車でしょうね。

 ウーバーなんかは、実用車をもう少し工夫するともっと働きやすくなるんじゃないか?なんて思いますね。あとダイレクトメールなどを配達する自転車も、工夫次第で相当よくなるはずです。

DSC_1191_convert_20181109223434.jpg

 ヨーロッパでシェアを伸ばすボッシュ、工具で世話になっていますが、モーター系には強いんでしょうな。

 国内産も、ヤマハ、パナソニックなども、こうしたEバイク系の自転車を発表しています。ソフトをもっと同時に宣伝しないと、Eバイクの特性が日本の電動自転車に飲み込まれてしまう・・・、それは絶対に避けないとね。

 DSC_1192_convert_20181109223448.jpg

 こんな小径ものもあった。もっともっといろんな種類があって、写真もいっぱい有るが、まあこれからいろんな所からEバイクが入ってくるよ、ということで、これにて・・・。

DSC_1197_convert_20181109223501.jpg

 店主ははじめてでしたが、こんな市がやってました。

DSC_1198_convert_20181109223515.jpg

 サイクルモードは購入の場所ではないので、ちょっと驚きですね。今年からなのか?もうすでにやっているのか?はわかりませんが。

 さぞや場所代が高い分、相当乗っけているのか?思いきや、ソコソコ良心的値段というのも散見しましたね。この手が好きな人は、明日朝一でサイクルモードに行くべきでしょう。

 思い知ったのが店主の物欲の低下度合い・・・。それでも、在庫しておこうかな?と思うものも正直有りましたぜ。なので、この手が好きな方は、明日朝一だ!

DSC_1199_convert_20181109223530.jpg

 リトアニアで作っているチタン車。今後のチタン車の話を聞いたが、面白いようにチタンに対する思いが重なった。第一線でのレース車体としては、もう出てこないだろう。ただ、工芸路線や、乗ることを重視する人の中から、層になるような、需要は必ず鉱脈のようにあるだろう。大ブレイクはしないながらも、作り続けるに大変値する、長持ちする車体、それがチタンだと思うね。

 こんなアメリカものとは異なった、チタン車が日本で購入できるなんて・・・・ね。

 DSC_1202_convert_20181109223542.jpg

 東洋は、鉄とカーボンのハイブリッドなんかで、結構頑張っているようだった。

 DSC_1205_convert_20181109223555.jpg

 あと、この手のぶっ飛び系も、ちょっと面白かった。モロ工業製品というよりも手がかかっているというところがね、今後の価値になるかもしれないと思ったわ。

 DSC_1212_convert_20181109223611.jpg

 今年も出ていましたね、なかなか律儀なデローザさんです。

 さて、行けば毎回、デローザの鉄フレームが何をつけているか?なんてことを観察します。

 一昔前は、カンパアテナ、定番でしたが・・・。

 DSC_1213_convert_20181109223625.jpg

 ハハーン・・・エネシクロね・・・納得。これはありでしょう・・・。

 DSC_1215_convert_20181109223638.jpg

 こいつは?・・・現行のシルバーといえば・・・。

 DSC_1216_convert_20181109223651.jpg

 ポテンザ・・・、まああまり進んでつけたくはないですね、ファイブアームのアテナ・・・復活しないかな?

 DSC_1217_convert_20181109223704.jpg

 ちなみに、これが12速化といってはしゃいでいる、カンパスーレコのクランクですよ。

 ポリバケツの蓋の感じがますます進んでしまっています。イタリア人よどこへ行ったの?

 DSC_1219_convert_20181109223716.jpg

 あと、自転車というハードの次に来るのが、こうした観光を軸としたソフトの展示が盛況でありましたね。それはそれで、当然の帰結という意味で、正しい方向性かと思います。

 なんか皆さん、楽しそうにお国自慢と自転車を結びつけていたようですね。個人的に寄るところではありませんが、こういう展開はありでしょうね。

 DSC_1221_convert_20181109223729.jpg

 あと今後のサイクルモードの展開なんですが、こうした服、それもレーサー専門の服ではなく、カジュアルな服と自転車の合わせ展示のようなもの。自転車そのものだけでなく、そのライフスタイル自体をその全体を持ってくるような見せ方、展示の仕方なんかも、今後変わっていくんじゃないか?と思いましたね。

 まあ、今までのサイクルモードのあり方はそろそろ一段落つけて、もう少し自転車にまつわるより広いイメージとの連携なんかは模索しつつ、次の段階に行く時期が来ているのではないか?なんて思いますね。

 もう10年以上続いたであろうサイクルモード・・・、そろそろ脱皮も考えていいんじゃない?と思った次第であります。

 まあ、たまには、こういうのに顔を出しておくのも悪くないのかもしれませんね・・・。

 あと土日の二日間、チケット有ります。

タンナス メカからの工夫・・・



 前はタンナスといえば、しっかり円の状態でサイズに合わせたビニール袋に入って納品されてきたんですが、最近では、ウナギのようにぐるぐる巻きに巻かれて、塊のような状態で納品されるようになりました。

 六本を丸めるとちょうどバスケットボールを一回り大きくした形で届きます。

 それをほどいた状態が、これ。多分タンナス自体の素材が柔軟性を帯びてきたということかと思います。ちょっと前のものの質感からすると考えられませんものね。そういう意味で、進化している感じは伝わってきます。

 パンクをしないというアドバンテージは大変大きい、という意味でおしたいタイヤでもありますが、そのバーターとして時に起こるスポーク折れに関しては、メーカーさんはもちろんのこと、取り扱うメカなども含めて対策を取っていけたら・・・と思う次第であります。

 タンナスさんの方でも様々な実験等を通じて、新たなバージョンの素材などの開発が進んでいるようです。またヤクルト配布の方々とのやり取りを通じて、耐久重量についてのデータなどの収集分析も進めているとのことであります。

 素材の進化、分析結果の共有などが進むことで、トラブルフリーのパンクレスというほぼ完璧な条件が満たされる日もそう遠くはないか?と期待したいですね。

 と同時、向こうからの条件向上を口空いて待っているだけでは、メカとしては情けない。今の条件の中で、メカとしてできることはないか?ということも大いに探求すべきなのでありましょう。

 今回も、通勤自転車としてのパンクフリーを求めてワンペアの発注をいただきました。通常ならワンペアのホイールを持ち込みの上、タイヤ装着というのがほとんどなんでありますが、今回はホイールからの発注ということになっているので、こちらとしては、スポーク折れのしにくいであろうホイールの工夫というのか?それをも試みることができるという意味で画期的なんであります。

 といってもそれほど大したことはしていませんが、まずは試みとしてやってみたいことを実現させて見る。

DSC_1183_convert_20181108230856.jpg

 今回の工夫・・・なんですが・・・、わかります?

DSC_1184_convert_20181108230918.jpg

 こっちもなんですがね。実に地味です・・・、これ気づいた人マニアックすぎ・・・。

 ホイール組みを知っている方なら一言で済みます、この二つの組み方は8本取りという組み方にしています。何のこっちゃでしょ?

 通常ホイール組みのスタンダードというのは、6本取りというやり方をします。スポークって交差しているでしょう?その交差のペアをどこで取るか?という問題なんですね。

 つまり、ある1本のスポークがあります、そのスポークを含めて6本先のスポークと組むことを6本取り、それが8本先だと8本取りということになります。

 どう違うか?というと8本取りの方が6本取りよりも裾野の距離が広いため縦剛性に柔軟性が持てるようになるんじゃないか?ということであります。また通常では強度が上がるというアドバンテージをあげる人もいます。ただ、6本取りから比べるとスポークが約10ミリ近く長くなるので、重くなる・・・ということも言われます。

 競輪のホイールはレギュレーションとして8本取りだったと思います・・・、305ミリとかのスポークも決められています。

 ただ、それ以外のスタンダードなホイールはほとんどが6本取りですねえ・・・。当店で8本取りを採用するのはお客の要望、強度上げ・・・、時に6本取りの長さのスポークの在庫切れの際にやるくらいで、あまり積極的にはやりませんが・・・。

 今回は、裾野の広さによる柔軟性を確保できないか?という狙いを込めての、8本取りです。

 あと、タンナスさん側からの提案で、タンナスの硬さを逃すためにシングルウォールのリム使用をも勧められています。

 これはリムの形式なんですが・・・。リム強度を上げるために通常スポーツ系のリムは、内部にパイプ形式の構造を持っているんですね、これをダブルウォールといいますが。

 強度を上げる必要のないリムは、例えば雨水処理のトヨダケ状のものを丸く整形してリムにしているものが有るんです。これをシングルウォールといいますが、想像するだけでペコンペコンで弱そうでしょ?

 そのペコンペコンが、タンナスの硬さを逃がす・・・という発想ですね。なるほど。

 ただ、スポーツ系の自転車のリムには、シングルウォールを探すのは難しいですね。アラヤの一般車のリムになら有りますが・・・。

 DSC_1187_convert_20181108230947.jpg

 今回のリム選択はアラヤ。イメージとして、柔らかくて精度がいい・・・というのがアラヤなんでね。

 DSC_1185_convert_20181108230935.jpg

 このSA730というのは、あの銀ポリッシュのやつと同じバージョンのもの、その黒バージョンであります。かっこもいい・・・。

 DSC_1176_convert_20181108230804.jpg

 タンナスの装着ですが、これは慣れと道具かと思いますね。それでもまだ、店主にとっては難しい・・・一仕事という感じであります。取り付けるのが大変というのは、それだけ外れないということでもあるんでね・・・。

 そういえば、最近、メキシコ帰りのソフトライドがありましたが、あれが履いていたのがタンナス・・・。剥がすのが大変でしたわ・・・。それだけ装着は十分ということなんでしょうね。

 DSC_1175_convert_20181108230753.jpg

 ピンを当てはめて、それを押し込む、これも当店専用の道具があります・・・秘密兵器・・・。

 DSC_1177_convert_20181108230818.jpg

 この間隔で、一周行います。

 DSC_1178_convert_20181108230832.jpg

 あとは、力を入れる角度を考えて、ピンをリム内に押し込んで固定していく、多少溢れたタイヤの台座も、時間が経つと、リム内に収まっていきます。

DSC_1182_convert_20181108230846.jpg

 結構ガチ系のレーサーに取り付けるので、見た目も重要・・・、ということで、今回こうなりました。

 田無を中心に当店周りを走り回るお仕事をしているようなので、その後の経過なども頻繁に拾えるようになると思います。やはりタイヤ交換だけでなく、ホイールも同時発注等のがありがたい。

 なかなか、こういう発注はないので、次回は店主の荷物車にタンナス採用を考えています。今タンナスには700Cだけでも、23、25、28、32、40と5種類有ります。この中の32ミリを使って重量も意識してのリムとホイール組みを考えていきます。

 太めのリムに6本取りで一ねじり組、総テンションをあまり上げないで組んでみたらどうなるか?

 そんなメカでもできる対策を考えて、メーカー頼りにし過ぎないでやっていけたらなあ、と思っています。

  パンクは絶対にしない、耐久性も相当ある、後はスポーク折れが起きなくなれば、ほぼ通勤自転車等には完璧となります。

 そうそう、1500キロ走破されました、早朝通勤の方より、重要なレポートが参りました。ロックタイトが効いているところは緩みもなくほぼトラブルフリーということでした。それのないところでは、自分で対応できるレベルの緩みが発生ということです。

 こちらの走行に関しては、公共交通を間接的に支えるという重要な案件でもあるので、緊張感もって、今後とも経過観察をしていかないと・・・というところです。

 なるほどねえ、スポークのテンションを下げる場合には、ロックタイトもあり・・・。
 
 パンクフリー、トラブルフリーを目指して、一つのジャンル作りのようですわ、実現できればすごいよね、ある意味夢のタイヤ、夢のホイールだわ・・・。

タンナスの弱点と克服



 パンクしないタイヤ、といえばタンナスなんですが、これがまあチラチラと出て参ります。パンクしないことの最大のアドバンテージは、通勤自転車にでますね。

 社会人となって、パンクで遅刻はあり得ない、わけで・・・。ですから通勤自転車仕様に、ということが今のところ一番多いかしら?通学というのも同じ理由でありましたね。

 タンナスさんは、ヤクルトおばさんや、日通さんにも提供してはデータを取っているようですね。働く自転車にも、タンナスは注目されていると思います。

 通勤といえば、早朝のバスを動かす運転手さんなんかが当店ではトップクラスに君臨しますね。まず遅刻できない、絶対に・・・。早朝故に公共交通機関がまだ動いていない・・・、という際には最適ということでした。

 いくつかの困難はありましたが、今のところそれを克服しつつ、早朝の重責バスを動かしているんじゃないか?と思います。

 この上の写真も通勤用自転車ということで、タンナスを選択されたわけであります。

 パンクしないという最強のタンナスですが、実は一つ弱点があります。それは・・・、スポーク折れというあまりありがたくない、トラブルの可能性が上がるということであります。やはりタンナス独自の硬さに起因するんでしょうかね?

 DSC_1133_convert_20181107232417.jpg

 今回もなんと三本折れていました。それも特徴がハブの根元からというもの。ニップルよりも根元というねそこが特徴の今回でした。

 DSC_1134_convert_20181107232427.jpg

 そうすると、このようにニップルだけが残されるということになります。このニップル使いますか?

 次のトラブルの可能性を考えると、スポークだけでなく、ニップルも新しいものに変えた方がいい、と判断するのは当然のことかと思います。

 ところが、タンナスって、一度嵌めると、壊さないと外せない?じゃないの?という疑問も有ります。

 今の代理店さんの前では、そのような指導が入りましたが・・・。何でも試したがる当店からすると、ちょっとそれ乱暴だろう?手の打ちようはあるはず・・・と、色々試して、再利用可能なことは確かめていたんですが・・・。

 今の代理店さんは、再利用可能ということを積極的に打ち出していますね。当然のことか・・・と思います。

 実際何のことはないので、このくらいの修理ならできなくはないので、あくまでも自己流ですが、ご紹介しましょうか?というほどのことでもないんだが・・・。

 DSC_1140_convert_20181107232504.jpg

 このように、ニップル近くの脇から、マイナスドライバーのようなものを入れて、タンナスを持ち上げます。この際にニップルから離れたところに、タンナス固定チップが有ると、ラッキーです。

 DSC_1136_convert_20181107232439.jpg

 タイヤを持ち上げたままリムをひっくり返すと、このように拍子抜けするくらい簡単に、ニップルが飛び出てきます。

 取り出したところに、新たなニップルを入れねばなりませんが・・・、

DSC_1137_convert_20181107232453.jpg

 このように、引き続きドライバーなどでタンナスを持ち上げたまま、もう片方の手でニップルを先に仕込んだ、ピンセットのようなものを突っ込んで、穴にニップルを装着する・・・だけなんであります。

 まあ、角度などによって難しいこともありますが、根気ですね、できないことはない。

 DSC_1142_convert_20181107232517.jpg

 まれに、運悪く残ったニップルが、タンナス固定チップの真上だとすると、その部分だけタイヤが持ち上がらないので、上のようなニップルを救済することができなくなる。

 そういう場合は、チップの下にこれまたマイナスドライバーなどを差し込み、一時リムからチップを外してやればいい。固い場合もあるが、大抵は可能であります。

 DSC_1171_convert_20181107232543.jpg


 そんなこんなで、際組み付けが済みました、全体のスポークがやれてきているので、このスポーク折れが連鎖する可能性もありますが、折れたらすぐに修正してやること・・・でしょうな。

 DSC_1173_convert_20181107232557.jpg

 確かに完車に使われている、典型的な鉄スポークですね。そろそろ全体的な限界近くにきているようにも見えますわ。

 DSC_1175_convert_20181107232611.jpg

 パンクはしないが、スポーク折れはバーターだわ・・・ということになれば、それはそれでつらいですね。直す方も大変だわね。

 でも外しにくくても、完全に外せないのではない、というのがタンナスなんで、こうした工夫を繰り返せば、修理は可能だし、またスポーク折れのしにくい硬さなどの試作品も出てくる・・・んじゃない?などと期待しておきましょう。

 DSC_1170_convert_20181107232530.jpg
 
 アッチコッチまだ色々ありますが、まずは街道の方へまた戻ってください。今後とも、こちらメカニックの方でも、スポーク折れのしにくい組み方など色々と検討していきたいですね。

 それだけ色々試していく価値があるというくらい、パンクの被害は意外と甚大なのだ!色々あるタンナスも応援しますぜ!

なめたら荒療治?



 今レースで走っているのでしょうか?ジオスこのブルーが特徴ですね。

 DSC_1098_convert_20181106223655.jpg

 何のご用かといいますと、どうもクランクの調子がおかしい・・・。

DSC_1099_convert_20181106223705.jpg

 クランクのねじ山が浅いですね。ということは・・・?

DSC_1101_convert_20181106223716.jpg

 コッタレスで抜こうと思うと、クランクよりも先にコッタレスの方が抜けてしまう。つまり内部のねじ山が崩壊している、ということなんですね。

 こうしたことへの対策は、特殊工具部隊を使う・・・。

DSC_1171_convert_20181106224747.jpg

 こいつです。これは甘くなったねじ山を崩して、再度新たなねじ山を切るというやり方です。これでやるとできあがったねじ山は当初のものより一回り大きくなっているので、新たなコッタレス抜きのツールが必要になります。

 ある意味汎用性のあうコッタレス工具が使えなくなる、という不便はありますが、それ以外は継続的に使えるというメリットがあります。

 ただ手間がかかる分、工賃もそれなりにかかります。

 そしてもう一つのやり方は荒療治。グラインダーでBBシャフトもろとも切りをとす・・・というやり方ですね。ただし、グラインダーは強力な電気工具でもあるので、モーターに持って行かれると、刃がフレームを傷つけてしまう危険性があります。これだけは絶対に避けたい、という意味で緊張するんですねえ。

 そして、諸々の経費を研鑽すると、今回は後者の荒療治を選択することに。

DSC_1103_convert_20181106223727.jpg

 まずチェーンリンクなど外せるものはすべて外します。後人によっては、フレームのアチコチを養生するかもしれませんね。もし回転工具の刃が暴れたときのことを考えて。

 DSC_1105_convert_20181106223737.jpg

 クランクとBBシャフトを切り落とすことを目的としますが、その際刃の回転に邪魔になるところを切り落としていきます。

DSC_1106_convert_20181106223749.jpg

 そして刃の入るようになった隙間から、グラインダーを差し入れて、シャフトを切っていきます。当初はクランクのアルミ部分なんで、舞い上がったアルミ粉が雪のように降ってくる感じがありましたが、一度刃が鉄であるBBシャフトに当たるやいなや、ドカーッと派手な火花が飛び散るようになりますので、大騒ぎであります。

 角度と向きを変えて、フレームの基幹部分には絶対にグラインダーが行かないように、注意しながら気長に刃を入れていきます。

 DSC_1109_convert_20181106223802.jpg

 無事切り落としができました。交換するBBの側面には傷は入ってかまいませんが、フレーム本体には・・・、ないようですね、よかった、よかった。

 DSC_1110_convert_20181106223817.jpg

 そして、通常のBB工具を使って、ゆっくり力をかけながら、BBも抜き出し成功であります。

 DSC_1127_convert_20181106223845.jpg

 はい、このように外れました。今回の当店での施工はここまで。後はご自分でなさるのだそうだ。ホローテックⅡなんかを取り付けたいようなこといってましたね。

 DSC_1128_convert_20181106223901.jpg

 さて、今後はどんなクランクが付いて、再度街道を走るんだろう?

 DSC_1125_convert_20181106223831.jpg

 再度門出を祝いたいよ。どんなになって、帰ってくるんだろう?・・・ね?


 

同じケーブル交換でも ぶち切れは違う・・・



 スペイン語と英語が混ざっているような名前のフレームですね。

 DSC_1118_convert_20181105220134.jpg

 本体はアルミなんですが、リア三角の一部がカーボン、いわゆるカーボンバックというやつですね。正確にはバックだけではない。

 DSC_1119_convert_20181105220149.jpg

 フロントフォークもカーボンなので、前後ホイールがカーボンによって支えられているという構造でしょう。まあ、過渡期中の過渡期の車体でしょうね、今この手が復活する兆しはないんじゃないか?

 この頃だったかな?前三角をカーボンで作って、後ろ三角をアルミという逆張りをやったメーカーが確かあった。

 キャノンデール・・・。アルミへの信仰というか自信がみなぎっていたのかね?今はエントリープラスアルファで、堅実なアルミフレームは作っていると思うが・・・、トップクラスはカーボンに譲ったかな?さしものキャノンデールも・・・。

 DSC_1116_convert_20181105220106.jpg

 この車体、当店で組んだっけ?と錯覚してしまう、ホイールの近似。キンリンのリムなんて使って、本当当店風だよね。

DSC_1117_convert_20181105220118.jpg

 何かこの堅実な感じにやたらと好感持てたりしてね・・・。

 で、今回の依頼は、ちょっと大変だった。シフトワイヤー交換・・・ということだったが、単なる交換ではないのね。

 なんと、シフトワイヤーを切ってしまった・・・ということなんであります。

DSC_1086_convert_20181105215918.jpg

 どの辺で切るか?ということが死活問題になるほど、このワイヤー切れの問題は時には重症になってしまう。真ん中あたりで切れました・・・あまりない例だが・・・そうで有れば、何のことはない通常のケーブル交換で済む・・・。

 ところが最悪なことに、そしてこれが圧倒的に多いことなんだが、なんとシフターの中で切れてしまっているという状況・・・。

 なんで最悪か?というと、当然シフターの中にはワイヤの先端であるタイコが残っているんだが、そのタイコを外さないと、当然のことながらケーブル交換はできない。問題は、そのタイコの撤去がどのくらい難しいか?否かにかかってくるということ、そして今までの経験上、シフター内で切れたワイヤーの処理は地獄・・・といってもいい所まで行くことがある。

 DSC_1088_convert_20181105215930.jpg

 まずシフターの内部を観察する。この四角の穴からタイコを通すが、今その通す先端が見えていない。これはシフトアップをしていけば、いずれは現れるものなんだが・・・。これがなんどやっても現れない・・・。

 原因は推測が付く。ワイヤーというものは、数本の針金がねじられて束ねられて作られている。それが途中で切れるとどうなるか?ワイヤーが束ねられる力がなくなり、一気にばらばらに開いてしまう性質がある。

 タイコがあって、それ以下の束ねられていたワイヤーがばらけるのだから、ちょうどシラス干しに混入している、指先大の小ダコのように、タイコ頭に足を開いたタコ状態に、なっているということが、想像つく。

 開いてしまったワイヤーは、通常ワイヤーのラインを超えて、シフターの回転に対して突っ張るように足を広げ、その結果シフト全体が中で動かなくなってしまうことになる、実際そうなっていた。

 なので、タイコの頭が見えないので、そいつを引き抜くことすらできない・・・、つまり簡単に交換できない状態になっているという意味で、最悪な事態に近い状態ということがいえるんじゃないか?

 さて、どうするか?

 DSC_1090_convert_20181105215942.jpg

 なんとかだましだまし、内部のシフターを回転させると、このようにばらけたワイヤーの一部が顔を出してきた。これらがシフター内部で足を広げるために、シフター自身が回らなくなる=タイコが出ない、という状況にあるということだ。

  この飛び出た部分が、再度中で突っ張らないように、よーく研がれたニッパーで余分を切り取っていく。

 すると、切り取られた分、またシフターが回転してくれる。そんなことを繰り返す・・・。

 DSC_1091_convert_20181105215951.jpg

 ようやく引き抜くべきタイコが顔を出してくれた・・・、ここまでに四〇分・・・。

 さてこいつを引き出すんだが、まだ短い強敵なワイヤーが開いて突っ張っているために、簡単に引き抜くことはできない。

 DSC_1094_convert_20181105220013.jpg

 千枚通しを一部曲げて作った、自作工具を入れて、タイコの首に引っかけて、こちらに引っ張り出す。

DSC_1095_convert_20181105220028.jpg

 出てき来たのがこいつ・・・。ね、シラス干しにちゃっかり入っている小ダコのようなもんでしょ?推測通り。10ミリくらいであれだけ開いているんだから、シフターが動かないはずだ・・・。

 ここまで来ると、後は通常のシフトワイヤー交換で済むということになる。

 DSC_1121_convert_20181105220222.jpg

 三世代くらい前の、105かな?

DSC_1120_convert_20181105220203.jpg

 今から比べれば、アチコチ・・・という印象はあれど、いつも頑張っている、105という印象は変わらない。

DSC_1123_convert_20181105220241.jpg

 モロビンテージではないながらも、まかり間違えれば、ビンテージ・・・風にもなるかもね・・・。そのためには、懐かしがる人が居ないとダメなんだろうな・・・。それには過渡期過ぎて、人が足りないかもしれない。


 DSC_1112_convert_20181105220040.jpg

 とりあえず、まあ、しっかり乗れるようになりましたんで、街道へお戻りください。

 大体レーサーのワイヤーが切れるということは、珍しいこととみてもいいが、やはりブレーキワイヤーから比べると圧倒的にシフトワイヤーが切れる。まあ、それは健全だね。逆なら怖くてしょうがない・・・。

 ただ、シフトワイヤーがシフター内で切れたら、まあこんなものくらいに面倒になることもある・・・、といって対策・・といってもねえ。

 もう少しこまめにシフトワイヤーを交換する・・・とか、タイコや先端部分にも、注油は怠らないとかまあ、色々あるだろうなあ。

 もっとシフター自体を単純にという要求もありかもしれないが、各社やりあってこれなんだとしたら、それも難しい。結局、こうして手作業でやるしかない。特殊工具はイッパイ作っておかないとね・・・、ということか・・・。
 

不足なさ過ぎ・・・ どこに何を仕掛けよう?



 かなり若い子がこいつを持ち込んできた。イベントがあるらしく、チェーン周りの洗浄と、調整をやってほしいということだ。

 できれば、この値段でやってほしい・・・。

 約束できんがね・・・、やってみるか。

DSC_1166_convert_20181104220204.jpg

 チェーン洗浄と潤滑オイル。

 まあ、手を抜くことはいくらでもできる・・・聞こえが悪ければ、簡易な方法はいくらでもある。ディグリーザーで、目視できるチェーンの汚れをすべて落とす。一本使い切るぐらいの気持ちで気前よく吹き付ける。

 後は、なんでか知らんが名前だけは流通している565だか?安めのオイルで洗浄剤代わりに使うというのもありかもね。

 ウェスでしっかり汚れを取って、再度かけてを繰り返す。

 その後、適度の良質なスプレーオイルを回しがけし、余分を拭き取る、というのでも十分だろう。

 やらないよりはずっといい。

 今回は外して、灯油洗浄。これも三度くらいやると、かなりきれいになる。灯油洗浄のいい所は、まずは灯油自身が安いこと。軽油も悪くないが、管理が大変だな、揮発性が高いというのも怖い。

 そして、灯油のプールにつけることで、チェーンの半駒に二つ入っているコロ内部にたまっている埃や汚れなどが、溶け出てくること。ほぼ徹底洗浄に近い感覚がある。汚れが出なくなるまで、浸けては、ユスリ洗いをし、時に歯ブラシなどでこすり落とし、一度拭いて、再度注ぎ足したきれいな灯油に浸けては、汚れの落ち具合を確認する。

 これでいいか、というと、こんどはウェスでよーく拭き取る、またはエアーで吹き飛ばすのもあり。

 そして、チェーンを横に引っ張り、上下でなく、前後にしごき出すことで、そのきしみ具合から汚れの残り具合がわかる。

 きしみ砂っぽい感じがなければ、まあ、大方合格といえるだろう。

  そしてその汚れの落ちたコロ一つ一つに、ムオン、ケイテンなどの名オイルを充填・・・する感じかな?目薬のように一つ一つ一つに点眼する感じにね。

 そうすると、回転時のチェーンの音が、本当変わります。それだけチェーンとリンク・スプロケとの間の金属摩擦が減ったことを意味しているんでしょう。敏感な人はギア一枚軽くなるというイメージを抱く、抱いてもいいんじゃない?

 DSC_1164_convert_20181104220155.jpg

 新しめのティアグラがフルでついているようだ。このティアグラコンポの意義が今一わからない、位置づけというのかな?完成車の多く付いているというイメージがある。

 DSC_1162_convert_20181104220146.jpg

 なにも欠けていない、10速コンポ。105の下位グレードのようだが、パーツによっては、105よりも高額だったりね。

 できれば、ジャンルの違うコンポという形でつくってれればいいんだが、どうしても、質の違いよりも、上下というグレードに解消したいような傾向が強すぎるね・・・。

 まあシマノもどこも同じか・・・。もう少しなんとかアイデアとか・・・ないのかな?

 DSC_1171_convert_20181104220239.jpg

 完成車でよくあるパターンだが、一部コンポーネントは外して、値段を下げるというね。他にクランクをFSAにするなんていうのもよくあるパターンだ。

 DSC_1170_convert_20181104220227.jpg

 シフトも10速、しっかりしているし、ブレーキだって引きは悪くはない。

 DSC_1160_convert_20181104220134.jpg

 まあ、若い子が乗るには不足のなさ過ぎる一台ともいえるかもしれない。これじゃあ、ハプニングも起きにくいだろう・・・。

 個人的にはもっと仕掛けのある、癖のある、一部どうしようもないながらもなだめて使うパーツがあるとか、の方が若い内にはいいと思うがね。

 もうフランケンのごとく、寄せ集めパーツで、一々考えながら、気を遣いながら操作するなんていうので、若い子なんかはちょうどいいのかも、とすら思う。

 与えられたほぼ完璧な環境に、何の疑問もなく諾々と従うより、不完全な環境の仲で、考えながら、何かを身につけながらものにしていく方が、ずっとその後のためになるんじゃないのか?と思うけどな。

 まあ、仕方ない、ほぼ完璧に近いものが来たんじゃ、それをそれとして乗りこなすしかない・・・。

 でもな、基本は不完全なもの、完璧でないもの、できればどうしようもないものに囲まれる機会があったら、迷わず飛び込めよ!と、相変わらず、若いもんには期待せずに、かくご高説をのたまわせてもらおうかな。

ジャイアント ドロップ化 走るとみた・・・



 エントリーモデルのジャイアントクロスバイクなんだが、ちょっと久々か?と思う程度に、ドロップ化の依頼がやってきた。
 
 ロードが華々しかった頃、それにつられるかのごとく、クロスバイク購入組がこぞって、ドロップ化依頼をしてきたことがあったが、ロードのブームが去ると、ドロップハンドルへの希求も下がったのか、ここちょっと間が空いた感がある。

 が、またこういう施工例が出ると、芋づる式にぞろっと出ることもあるんだが、現にアルミのビアンキクロスのドロップ化依頼が来つつある・・・・、それも柔道選手から・・・。

DSC_1121_convert_20181103231150.jpg

 確かに取っつきやすいイメージのあるフラットバーであるが、実際は思った以上に使用しやすくはないというのが現実のように思える。

 長い間乗ると、手首が痛くなる。操作性はいいが長い時間乗るもんじゃない、と思う。

DSC_1153_convert_20181103231238.jpg

 こんな感じで、ドロップ化していく。シフトは、STIへ交換。

DSC_1151_convert_20181103231220.jpg

 今回11速の105を最初ご希望だったようだが、このSORAがまた全くバカにできないクオリティーなもんで、よろしければ一度体験を、ということで、今回オールSORA変更となった。

 DSC_1116_convert_20181103231052.jpg

 ついていたのが3枚だったが、思い切って2枚に変更。

DSC_1155_convert_20181103231309.jpg

 当然フロントメカも交換していますよ。

DSC_1117_convert_20181103231106.jpg

 スラムがついていたんですね。

DSC_1156_convert_20181103231325.jpg

 これも、スプロケと一緒に交換。まだロードっぽい形状が残っている。105以上はマウンテンライクになってしまったなあ・・・。後ここほんの数年間のシフターとディレーラーの組み合わせの絡み合いで、コンパチがやりにくくなってしまったもんだ。

 しばらく定着するまでのこのドタバタ(少なくとも当店にはね)が続くとなると、ちょっと古めの、前世代のシフターなんか、確保できればしておいた方がいいのかな?と思わないこともない。

 DSC_1119_convert_20181103231137.jpg

 Vブレーキも、これを機に交換。

DSC_1154_convert_20181103231255.jpg

 安くて効く、庶民の味方の様はショートVなんだが・・・。ただ、何度か試してみると、現行の105以上の現役レーサーコンポのキャリパーは相当効く、ということがわかる。
DSC_1118_convert_20181103231125.jpg

 これだって、決して悪くはないんだが・・・。

 DSC_1157_convert_20181103231338.jpg

 色合わせという意味もあり・・・かな。

DSC_1149_convert_20181103231202.jpg

 モロレーサーとは違いながらも、かなりカチッとした走りが期待できる車体に仕上がりました。エントリーモデルのフレームにも手抜きがない、というのがジャイアントのすごいところかな?

 車体の中心に集まるような、バランスのいい走りが特徴ともいえるかな、適度の硬さも、多少乗り慣れても、乗り飽きない要素もあるように思えますね。

 つまり、コンポ総とっかえで望んだこの改造であるが、大正解なんじゃないか?と久々ながら思う。

 今回の経費で、これを凌ぐエントリーレーサーはない・・・と思うなあ・・・というくらいのデキだったと思います。

 慣れた頃、また当店に寄ってくれるライダーさんの充実した顔が浮かんでくるようです・・・。

 やっぱりドロップ化は、当店の柱の一つでしょうね。これからも徐々に火を消すことなく、やっていこうぜ!
 


プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

カテゴリー
リンク
月別アーカイブ

カウンター