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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

仙人の乗り物 タイヤ交換



 台湾帰国以来、道教の勉強というか本を何冊か読んでいる。仏教や、儒教などは高校の倫理社会などで、一度はサラリとなでられる。しかし道教というと・・・得体の知れないものとなる。老荘思想との関連も言われるし、つながりもあるようだが、通常中国人や台湾人の信仰している道教とは、未だに結びつかない。

 教団というか形式も含めてかなり仏教の影響は受けているようだが、日本に日本人向けの道教の寺が無いことを考えると、わからないものはわからない。

 しかし、読み進めていく内に、道教の無意識的な取り入れとその影響のでかさに驚くことはおおい。まあほとんどすべて、道教の影響とも取れなくはない、そこまで無自覚に浸透していると言って過言じゃないんじゃないか?

 そんな道教には、鬼太郎の世界、逆に言うと鬼太郎が道教の影響モロ受け・・・といってもいいだろうなあ、そのくらい魑魅魍魎、妖怪どもが跋扈してくる世界とも言える。

 そして不老長寿の仙人・・・。この世の利害を超越しているような理想的な人物、これもまた登場してくるんだが・・・。

 実際、妖怪や、仙人というのはいるものだ。この人間世界の中に、いる。

 そして、時としてそれが本当に現れてくる・・・。

 そして、来た。

 上の自転車ひっさげて、蛇の目と洋傘の間のような山吹色の日傘を差して、ダブッダブの袴をはいて、腰にひょうたんぶら下げて、パンクちゃった・・・と現れたのだ。

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 なるほど・・・、パンクどころではない、タイヤの繊維が見えていた。しかし、正真正銘の実用車だ・・・ということは、あのベロ付きタイヤということになる、当然在庫しているわけがない・・・、しかも実際に持っている問屋が・・・あっただろうか?

 もちろん見覚えのある仙人である、そう、かつてこの仙人の乗り物のブレーキを直してやったことがあった。

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 ロット式のリアブレーキのジョイント部分がぶっ壊れたのを、ふとネジ加工して、その中心に穴を空けてシャフトを通して・・・と、数本ネジ加工に失敗しながら、なんとか完成させたことがあった、その痕跡が残っている。

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 ベロ付きタイヤが届いた。ほどいてみると

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 このように帯状になっている。この白い両サイドが言われるところのベロとなる。このベロでチューブ全体を包み込む構造となっている。

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 こうやって、チューブを包むように中に入れる。

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 バルブの所はこのように切り通しにしておく、昔の電車の切符切りのような専用の道具もあるが、挟みで代用できる。問題はここからだ。こいつをリムのエッジにはめ込んでいくんだが・・・いつものリムとは形状が全く異なっている。

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 このように返しがきつい、そしてベロでチューブを包み込むので、基本的にリムテープはいらない。しかしだからこそ、ちゃんとチューブを包み込まないと、ニップルの頭でチューブに傷が付き、それが元でのパンクが頻繁に起こることになろう。

 ここからが、試練の連続。まず片方を返しに入れて、もう片方を指で押しながら、はめ込んでいこうとするが、まあ、これが一度や二度では、なかなか旨くいかないのだ。

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 前回のリアカーの時もそうだったが、こいつも慣れだ単なる慣れ。なので、1年で二三回やっておけば、なんとかなるような技術であるに違いない。なので、年中この手は受け付けますって・・・ことにしておかないとね、そんでもっていつでも、本当にやりますから・・・。

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 なんとか前後車輪完成・・・ということで。これで仙人の乗り物の修理が終わったわけだが、この仙人は筆仙人というらしく、絵を大分書いているという。アチコチでの出没、目撃証言も聞く。
 
 確かに一度見たら忘れられない風貌だけに、この近辺では有名人なのかもしれない。重い画材なども載せて走るというから、タイヤさぞかし減るんだろう・・・ね。

 話を聞いてみると、なんと自分の描いた絵の展示会もこの秋にやるという・・・何ならついでに宣伝しておきましょうか?

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 この写真にその人柄が溢れているように思います。よくおしゃべりする仙人さん・・・、絵筆を持ったね。

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 ちょっと先ですね、三ヶ月後ということで、しかも当店まわりの地元でやるようだな。

 執着は絵だけかな?いや、単なる暇つぶしに筆握っているだけ・・・というかもしれない、でもどんな絵なのか、みたいね・・・、風景画が得意というが・・・、まあ、そんな日が来たら、見に行きましょうか?また個展間近になりましたら、ここにて告知いたします。

 ジブリのアニメに出てきても全くおかしくはない、筆仙人、絵もさることならが、この仙人に会いに行くだけでも価値のありそうな個展なのであります。

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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