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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |2020年02月 tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

リナックス移行 なんとかかんとか・・・



 先月の十四日だっけな?ウィンドウズ7のサポートが終わってしまったということで、これを機にウィンドウズ10に移行するというのが、多くの方々の選択肢だったんだろうと思いますが。

 店主は前々から、といってもだいぶ前・・・から、リナックス系OSに移り変わりたいと思っていたんであります。このOSは基本的にモロ資本主義の土台に乗らずに、それを迂回するようなまた別のコミュニティーによって、運営されている、という感じがなんともいいと思ったわけであります。

 マックは別にイラスト書くわけでないし、そもそもハードとソフトを独占していくような考え方に共感得られませんでしたね。

 ウィンドウズも10以降合鍵を持ったらしく、ネット経由でどこにでも入って行けるということだ。

 別に見られて困るようなものなど持ってはいないが、そもそもネットだパソコンだなんてもあずかり知らんものを使わざるを得なくなってきているなら、その中での局所化された自由というものがあるのだとすれば、それに多少こだわってもいいだろうと思ったわけだ。ということで、リナックス。

 それに日々使っているパソコンの中身を変えるなんて面倒なこと、こういうことでもない限り、実際にできないし、できなかったわけであるから、目指していたリナックスユーザーへと、清水の舞台から飛び降りたわけなのだ。

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 リナックスの中のウブンツというディストリビューターを使っています。

 で、今回こちらとしては大改革に近いパソコンの入れ替えでしたが、優先順位の高いものから片付けていくことになって、改めてわかったことは。

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 さして、この店主、深くパソコンを使ってはいなかった・・・ということかな?この画面にある、秀丸エディタという名エディタ、こいつは三十年近く使っていることになるか?このエディタと、同系列の秀丸メール、この2つが思うように使えるようになれば、まあ事足りる、ということを痛感したんであります。

 この2つのソフトは、もちろんウィンドウズ用のソフトなんだが、このウブンツというリナックスに、ワインというソフトを一枚かぶせることで、この2つが不足なく使えることが発覚。

 まあ、細かいことをやれば、きりはないながら、結局この2つが使えることになってから、店主のOS移植計画はほとんど峠を越してしまった、といってもいい状況で、こんなことで快適・・・となるなんて、まあ店主はパソコンのコアなユーザーではなかった、ということを改めて自認したわけであります。

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 この秀丸エディターの画面が立ち上がったときには、小躍りだったわ。あとATOKという日本語変換ソフトを入れようかと思ったが、モズクというリナックスについている変換ソフトが、使えるものだったため、このエディタの立ち上がりで、ほとんど問題は霧消していった。

 もちろんもともと書き手だった店主は、キーの配置やコントロールキーとの組み合わせなどに厳しい設定をしていたんだが、これもなんとか移植成功。

 前とほとんど同じ環境の中で、キーボードから文章を打てるようになった。ちょっと感動的なんだが、ホッとした。

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 あとは、この最も使いやすいと勝手に店主が思っている、メールソフトである。ウブンツにはサンダーバードというメールソフトがついているが、使い勝手になれない・・・、受信はできるが送信ができないなど、ちゃんと使えるようになるまで、結構大変そうだった。

 この秀丸メールが入って、送受信ともできるようになり、過去のデーターをインポートできたとき、ほぼOSの入れ替えが完了した・・・といっても良かったな。

 もちろん細かいこといえば、色々あるにはあるが、まあ、そんなもんだ。むしろ、依存していると思っていたパソコンに対しては、エディタとメールソフトを自分流に仕立て上げれさえすれば、あとは代替ソフトでなんとでもなる、ということがわかったということだった。

 ただし、

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 ウブンツには、この端末画面というコマンドライン画面があって、ここから文字入力で、ファイル管理ができるという、かつてのドスのようなタッチが主流として残っている。

 このコマンドを覚えたりすることで、より自分に親しい環境に持っていけるようできれば、実に喜ばしい展開なんだわね。

 そんなこんなで、いまコマンドの勉強をしたりして、よりリナックスのなんたるかに迫っていこうと思って入るが、まず本体についての不足ない利用ができるようになったので、本当、めでたしめでたしなのだ。

 あとは、これとほぼ同じ環境を、ノートパソコンにも構築し、できれば残っている別パソコンにもリナックスベースのOSを入れて、色々と試せれば、と思ってはいるんだがね。

 ということで、この三十年マイクロソフトさんには色々とお世話になりましたが、晴れて、リナックスユーザーとして、卒業させていただきます!
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目指すはキャノンデールの乾電池号


 
 曲面のパイプにパナソニックとあると、どうしても電池を思い浮かべてしまう。これはメガ系のフレームなんだが、ちょうどクロモリのパナソニックは単一電池みたいなもんで、モロ乾電池なんだよね。

 乾電池がいけない、わけじゃあないが、垢抜けていないねえ。そうそうご同輩にあたるブリジストンもさ・・・。

 こいつともう一本、650cのズノウフレームなんて言うのを持ち込まれたんで、ズノウでロード組めば!とかなりおすすめしたんだが、熟慮の結果、乾電池の方でロードにするということだった。

 まあ最後に乗るのも決めるのもお客さんだから、しかたねーなああ、と思っていたんだが、正直。

 そんなこんなで、キャノンデールの赤黒自転車をイメージに、組付け依頼が正式に来たわけだ。

 今や黒コンポについては、なんの苦労もないので、そんなもん仕入れて付ければいいわけだが・・・、アレはどうしましょう?アレは?

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 ホイールね。ホイールの真っ黒といったら、当店自慢としてはアンブロの黒リムね。こいつに黒スポークで組むしかない。見た目としても自信のあるホイールなんだが、もう問屋在庫しかないので貴重品とも言える、ここぞ!という時のみ使用するということにするが、今回もここぞ!が来たわけだ。

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 このアンブロのいいところは、ブレーキシューの当たるところも黒であるということ。しかも剥げにくい。通常CNCでシルバーむき出しになっているんだが、こいつはオールブラックもの、貴重である。

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 あとは黒105をぶっこんでいけば、よい。

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 しかし、総コンポとなると、仕入れは大変だが、今回まじで驚いた。コンポ、パーツ類の値上げと、改めてでかい!と思ったのが10%の消費税・・・。五千円からして税金となると・・・ちょっと購入して悪かったな!と非常に腹立たしくなる。

 しかも徴収しているのが今の政府だろ?最近国会見た人います?もうどうしようもなく法治国家が瓦解しています。口頭で決済可能、言い間違いましたー、「上様」領収書配布・・・、痴呆国家となっています。こんな連中に税金の使い方任せていいの?とまじで思う、ことに最近の瓦解度はひどい・・・。

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 でもまあ、こっちは払っただけのことはあるパーツなんでね、消費税には腹立つが、パーツに当たっても仕方がない。

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 浅曲がりのハンドルをご希望、あとは黒中心でこちら任せ、ということだ。

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 仕上がってみると、乾電池パナソニックなんて言っていたのが、ごめんなさいとくるくらい、カッコはよくみえる。

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 フレームはワインレッド系、その他はオールブラック。まあチェーンとスプロケだけはシルバーですが。

 うん、ちゃんとカッコになっていますね。もちろん走りもノビノビでよく出来上がっています。そもそもの持ち込が、一年以上前で、色々と考えて出した結論。乾電池のキャノンデール化、見事に成功といっていいでしょうね!

クロストレーニングに使用せよ!



 最初来たときには、手入れの悪い学生車体とだけ思っていた。その学生がサッカー選手ときくまでは・・・。

 サッカーやっているの大学で?そりゃ、聞き捨てならねーな・・・、もっと自転車大切にしないと。トレーニングに使っているかい?

 まあ、手入れの悪いところは大目にみてやるが・・・。

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 そのサドル高はだめだ。写真にあるように、真ん中あたりに横線があるが、高さがそこにセッティングされていた。この高さだったら、サッカー選手の命でもある膝を悪くしてしまうぞ。

 足を折りたたんで乗っているんで、距離も乗れない・・・。細かいメンテもさることながら、この引きさはだめ!ということで、約倍の長さに伸ばしたのが、この写真。

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 フロントブレーキがぶっ壊れている、こいつを別物に交換して、シューを入れ替えた。

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 リアはブレーキ自身は壊れていなかったが、片効き状態でシューの減りも偏っていたので、シュー交換し、効きの左右調整をする。

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 そして、リアホイールにガタがあったが、そのガタの正体がなんと・・・

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 シャフト折れだった。なので、シャフト交換・・・。

 さて、サッカー選手なんだが、出来上がった自転車に適正サドルにして乗ってもらった。

 顔が一瞬にして晴れたのを確認。乗りやすくなっている、格段に乗りやすくなっている。これなら乗り続けられると実感したようだった。

 持久力の練習は?ランニングと短距離ダッシュ。二時間位ラインニングやるの?イエ、三十分・・・一時間以内。

 もし膝に違和感があったらどうする?休みます・・・。

 調整された自転車のギア比を軽くして、数時間走ってご覧。それを練習と思って、生活に取り入れてご覧。

 二週間、一月続けてみてから、試合などに出てみてほしい。もし後半の疲れがへり、集中力が切れなくなってきたと実感できたとしたら、基礎中の基礎持久力の土台が広がったというトレーニング効果が出たということかと思う。決して派手ではないがジワジワと効果を上げ、それが身についてきたら、それはそれは活躍できる選手になるだろう。

 なんてことを言ってみたんだが、もともと素直な学生選手らしく、反応は良かった。あとはやるだけ。

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 見るからにアスリート。こんな子たちが、自転車の本当のトレーニング効果に気づいたら・・・と思うと、まだまだ老け込んでいる暇はないと思う。

 もし彼から突破口が開けたら・・・、夢は広がる。自転車は自転車選手だけでなく、他の様々な競技選手達へ、トレーニング機器として、トレーニング方法として波及していくだろう・・・。

 それも近い将来!

トウキョウジョウさんとのコラボ 藩邸参り



 こちらは一橋学園坂に新たに開店しましたトウキョウジョウさんのお店です。西武多摩湖線の一橋学園駅から伸びている商店街の一角。小平市学園東町1丁目17−9にあります。

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 一目見れば忘れられない城主のフンズさん。当店とのコラボといえば、お着物自転車なんですが、色んなご意見をいただいています。

 そんでもって、せっかく藩邸が開くということで、ここはまた周りが面白い商店街なんですね。一人ひとりの店主さんが頑張って店を作っている感じが溢れている。西荻・・・的な感じもします。

 こういう商店街なら、いてもいいなあ、と思ってしまいます。

 で、本格稼働は来月半ば過ぎということなんですが、そこにこいつを置いてもらえないか?という作戦会議みたいなもんです。

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 ジャン!このお着物自転車を着物を日常着として着る人たちに向けて、その足として乗りやすく作った自転車なんですが、こいつを試乗車として、置いてもらう。つきましては置き方や、その他様々な操作に関する打ち合わせお兼ねてお邪魔したんであります。

 本格稼働に至りましては数台・・・やっちゃうかもしれませんぞ!これぞコラボ!面白い商店街でもあるので、店主の出入りが始まりそうであります。

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 と、藩邸内には火鉢なども置いてあって、なんかくつろいでしまいます。女将のツチさんなどは、数十分にいっぱいおちょこで冷酒を流し込む、ゆるいー・・・んだが、お客が着合わせや処置に困っているやいなや、即対応という切れ者だね。少しは油断しているところを見せないと・・・てなもんだ。

 そう!今この藩邸はマーケティング中、商店街の様子見とアピールを兼ねて、

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 着物市を開催しています。その開催の仕方がすごい、詰め放題・・・というやつです。

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 このみかん箱いっぱい、詰めるだけ詰めてなんとたったの五千円!十枚詰めれば一枚五百円・・・となる。

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 一階の店内アチコチに、展示されている着物であればなんでも詰め放題!という太っ腹、ぜひ3月1日の日曜日まで開催中ですので、冷やかし方々行ってみてください。

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 これはいま当店に居候しているノルウェー人のイングリさんが、お土産にと十枚その他を詰め込んだもの、これを五千円ですからいいお土産になったでしょうな。

 こうした一見関係のない、着物と自転車ですが、こじつければなんとでもなる。ウェブを使っての販売促進等、デジタル技術を駆使したこれからの売り方・・・というところも抑えつつ、商店街、ご近所、つながり、コラボ、イベント・・・のような人とのつながり、モロアナログ的な人間臭い展開というのもしっかり抑えつつ、二刀流でやっていきたいと思います。


 当店及び、小平のトウキョウジョウさんともによろしくお願いいたします、です!!!

オフセット体験号 出来たぜ!



 ガチの実用自転車を乗った際、オフセットのデカイフォークが気持ちよかったということから、コリャフォークのオフセットに拘ってみるのもより自転車の深みと関係するんじゃないか?ということで、オフセット体験号を作ろうと決意して、もうできちゃった、というわけだ。

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 このサンエスさんがショップにしか出さない、オフセット体験フォーク、購入してから二年以上過ぎていたかもしれない。

 こいつは売り物というよりも試乗車、フォークオフセットに興味のあるお客さんに貸し出すやつなんで、新品パーツで組まなければならない方はない。

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 ありものくランク。

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 走りに集中してもらうために、シングルギア、それも体験色を強めるために、固定ギアにしてしまった。これで二通りの体験となりましょう。

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 ドロップハンドル、ピストのではなくてロードのハンドルにしました。あとコラムは長めに残す、いろんな体型の人が乗ることを想定してね。

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 もちろん前後にブレーキがあるので、安心です、当たり前ですがね。

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 なんということのない、ありものサドル。さて、こいつで、

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 ホイールが一番奥にある子の状態がオフセット43ミリ。ロードなどでは標準・・・といってもいいかな。

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 ここが今のところの一番の突き出しでオフセット53ミリのところ。今のところ・・・ということは、今後は、そうもう少し前に出せるかもしれない。

 これらはこのフォークに細工されている、ボルトを無段階で伸ばすことで10ミリ以上のオフセット移動の体験が出来るというわけだ。

 オフセットを変えることでハンドリングも変わる、ハンドリングはステムの長さとの関係もある。もしかして、ステムの長さとオフセットが決まってから、再度トップチューブを決めるなんていう選択肢もあっていいんじゃないか?なんて思ったりもする。

 なので、時間のある日、こいつをゆっくりと試乗しながら、オフセットの違いをじっくり体験してみるのはいいんじゃないか?と思いますがね。

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 まあ、こいつは正真正銘のピストフレームということもあって、慣れていないところから、オフセット以外のことを感じる人もいるかもしれないね。

 シート角が立っているのも、ロードとは違いますね。なので、最良の条件は、今乗っている自分の自転車にこのフォークを移植できたら・・・なんですが・・・その辺はまあ、出来るところで、ということで。

 ただ、フォークのオフセットというものがこんなにも自転車に影響を与えるものだ、ということを感得してもらうこと。そしてもし自分の自転車の対して何か違和感を感じていたものが、実はオフセットだった!ということが分かったら、大収穫でしょうね。

 オフセット変更に対しては、柳サイクルさんに指定のオフセットで一からフォークを作ってもらうか、東京サンエスさんのワンバイエスから理想のオフセットフォークを取るか・・・ということになるかな?

 でもこんなことが!というほどにオフセットは大事なポイントかもしれない、そうした自転車の深みを知るためにも、この試乗車を使ってまずは体験してみる、というのもありなのではないか?と思います。

 一時間ぐらい、色々セッティングもして千円でどうでしょ?試乗希望者募集しますよ!


メカニカルディスクのセンター



 実用車をもとに改造して出来た、まあ、そんじょそこらにはない自転車に仕上がりました。形状から、ギア比、乗り方から使い方に至るまでに、地味でも静かに拘って作られています。

 最近後輪にディスクブレーキを取り付けて、ギドネットレバーで引いているんですが、なんか巡航速度が落ちている、というんですね。

 確かに、ホイールの回転が鈍い、回しても止まるときは途切れるように止まる、これは玉押し内の圧が高いか、またはローターとパッドとの干渉か?

 調べてみると、後者だった。

 ではなんで干渉するに至ったか?これは推測なんだが、事実をあげると、

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このバンド式の後付けディスクブレーキ台座が当初の取り付け位置より少しズレたらしいのだ。まあ後付けボルトでてとめるので、そういうこともおきないとも限らない。

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 上から見るに、ローターとブレーキパッドに干渉がある。そもそも論を言うと、ワイヤーで引っ張るメカニカルディスクのある種の宿命のようなものかもしれない、そうも読み取れる。

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 同じディスクブレーキでもその構造というか、何で引くかによって大体二種類に分類ができる。一つはワイヤーで引くメカニカルディスク、もう一つはオイルで引くタイプ、この二つに分類できる。

 上の自転車には前者がついている。そしてこの両者の違いは引くものだけではない。
 
 シマノのメカニカルディスクは、簡単に言うと片効きの構造となっている。ディスクを片方からピストンが一方的にもう片方へ向かって押しつけて結果的に夾んで、制動する。

 それに対して、オイル引きのブレーキは、左右から同じ距離ずつせり出てきて、ローターを両側から夾む、という構造をしている。

 後者であれば、常にローターを左右から均等に夾むために、、キャリパーは止まったところで安定する。

 ところが、シマノのメカニカルディスクは、片効き状態なので、ローターを挟んでいる際には、必ず歪みを生じさせてしまうことになる。この歪みが、もしかしたら後付けディスク台座をずらしてしまう力になっているんじゃないのか?と推測する。

 さすれば、後付けディスク台座を取りやめて、柳サイクルさんに頼んで、フレームに直接ディスク台座を溶接してもらうという手が考えられる。

 あとは・・・、TRPのメカニカルディスクブレーキに交換するというてもある。というのは、TRPのメカニカルディスクは、シマノのような片ぎぎ構造ではなく、オイル引きと同じように、左右からローターを均等に夾むように制動できるものがある。

 TRPのものだと、左右から均等にヒストンが出るので、ブレーキをかけた状態で安定します。

 ギドネットレバーを使い続けたいということから、端からオールのオイル引きディスクを取り付けることは出来ない。

 となれば・・・、TRPのハイドロを使うか、TRPのメカニカルディスクにするしかないかな?

 または柳さんの溶接台座に、シマノの片効きメカニカルディスクでやるか・・・。

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 シングル用のディスクハブで組み替えると回転はよりよくなるかもという推論もなされたが、そもそもフリーの中での最小の11Tからのギア比が好きでこの形を取ったので、ここをシングルフリー最小の16Tにかえるには、前のチェーンリンクも合わせてデカくしないとバランスが取れなくなるので却下・・・。

 ということで、手は限られてくるが、こうした縛りの隙間を縫って完成させることがショップの誉れでもあるので、、ちょっと経過を見つつ、次の施工として、何が可能か?ということをもう少し提案できるよう、考えないといけない。

 まさに世界に一台しかない珍車だな、それだけこちらはいい意味で緊張させられ刺激をもらうことになるだろう。一般的な自転車ばかりを言われるがままにいじるだけでは確実に老人ぼけしてしまう。

 こういう案件は大事にないとね。

自転車の顔としてのサドル



 正真正銘の実用車ですね。最近このタイプの自転車を極めて愛する方が店によっていただけるようになり、気合の入った戦前もの?などを見せてもらうと、これはこれでまた一つ趣きありまくりだなあ、と思ったりもしますね。

 重厚で丈夫そう、そして何よりもレトロ感満載というところでしょうか。もちろん車重は重いです、見ておわかりと思いますが。

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 で、そのマニアの方に、このスタンドをいただきました。全く違和感なしですね。もともとついていたスタンドを・・・

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 先日施工したピワン号の方に取り付けてしまい、しばらくスタンド無しだったんですね。重い自転車なのでスタンド無しの立てかけはかなりきついですね。

 そしてようやっと、足が戻ってきたので一安心。

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 整備済みのコッタードクランクがついています。

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 弄りたがり屋の店主としても、まあこのハンドルはそのままに。ロッドブレーキそのまま使うことに。意外と効きますね、ロッド同士の連携はまだいいようです。

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 で、今回の顔となるのが、このサドル。このサドルも、そのマニアの方からいただきました。使いこなされて、なめされたのか?座り心地は最高にいいです。

 そして見た目も、ブルックスのように、これでもか!的なわざとらしい「待ってました!」感はなく、長年この自転車にお使いしてきましたサドルでございます、と控えめながら、かくべからざる存在感を醸し出している、相当格の高いサドルなんであります。

 こんなのもらってしまっていいんですか?というこちらの問に、快諾、とても恐縮しておる次第であります。ありがとうございます。

 そして、試乗を何度も試みる。

 なんかいい、重さを除いてはね。車重が重いというのは踏み出しが重かったりと、まあ色々なくはないが。

 ただ用途や、走りを限定するとこれはこれで大変いいことに気がつくね。

 何だろう?この走り心地の良さは?と観察して見るに・・・どうも・・・ここらしいね。

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 ここだよ、ここ。フォークね。

 このオフセットの効いたフォークが、どうもこいつの走りを決めているんじゃないか?とね。まあ、フォークは恐ろしく大切なところとも言える。

 もっとフォークの選択肢を!!!!!!!!!と店主は声高に叫びたいくらいだな。

 とくに、フレームフォークがセットで売られていることがあまりにも自明になりすぎている今こそ、声高に叫ぶ価値はあるんじゃないか?とすら思うんだな。

 フォークがステアリングを決める、その大半を決めるのだとすれば、フォークがその自転車の要となる、といっても決して言いすぎじゃないと思うんだがな。

 そのくらいフォークは大切、と思う・・・。

 で、こいつを乗っているとあまりのオフセットに、なんか前輪が外れて先走っているのか?と思うくらいなんだが・・・、その走りの感じが悪くないんだな。なるほど、ツーリング車の走りを決めているのも、フォークのゆるさ・・・というかオフセットね、たぶん。

 アルミの時代にはフレームとフォークは別々に選択できた。あれはあれで面白かったんだな。今となっては、それこそビルダーさんのところで誂えるくらいしか殆どのそんな選択肢は残されていない・・・。

 実にもったいない話なんだな。

 オットット、そんな現状で一社だけ・・・店主が知っている範囲では一社だけ頑張っているところがある。

 ワンバイエス、そう、東京サンエスさんなんだな。あそこの開発者はすごい!このフォークにしても、クランクにしてもサドルピラーにしても、そう、かつては拘れたところをよりマニアックに、先進的にこだわったものづくりを展開し、それをまた営業ベースで展開しているという意味では、まあ奇跡的な会社であるとも言えるね。

 相当ヨイショしているが、これは事実であると思う。130ミリのロードクランク作ってんだぜ!シマノで160がせいぜいそれよりも30ミリ短いんだ・・・。

 そして、思い出したのが、フォークのオフセットもの、その影響を体感してもらうために開発したものがあったんだ、もちろんその姿勢に店主も大賛同して、購入しているんだが、まだそのための代車を作っていない・・・。

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 これなのだ、ただのカーボンフォークではないぞ!先端を見よ!

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 なんと進行方向に溝が切られている・・・、ということは?

 この溝にスペーサーを挟むことで、オフセット43ミリ、45ミリ、47ミリ、50ミリ、52ミリ・・・という五種類の乗り心地が体験できる、というものをつくっているんだよね。

 もちろんこれは市販されていません、ショップ専用品として売っているもの。

 どうよ、この姿勢・・・、この思想。海外のちょっとシャレたものを販権取って日本に持ってきて売るだけが能じゃない。しかも、すべてのショップが採用するとは思えないかなりマニアックな視点を体現するためのキッドを作って、売ってんだぜ、市販じゃないが・・・。

 驚きだよね。なので、店主も大いに反省して、このオフセット体験フォークを載せた、自転車を早急に作ろうかと思う、そして試乗していただいて、大いに試乗していただいて、フォークのなんたるか?フレームとフォークは如何にあるべきか?という本質に迫る体験を多くのサイクリストにしてもらえるよう、精進する・・・ことにいたします。

 まあ入り口は、実用自転車だが、出口はフォークの話になってしまったが、とりあえずそういうことだ。

 この実用自転車も販売します!

 そして、オフセットフォーク体験号もシングルギアものを作成いたします!

尻拭いも楽しいもの



面白い車体ですねえ。

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 このフレームのグンニャリ感。改めて実用車、いわゆるママチャリ系をじっくり見ますと、実はその一台一台のバリエーションの凄さに驚くことって、あるんですねえ。

 まあ、いつもほとんど実用車なんて横目で見ているということなんでありましょうな。一度正面から見ると、まあ、驚きます!

 こいつを自分でいじってみてたんだが、どうしてもできないところがある、ということで持ち込んできた。まあ、いわゆる尻拭い系の改造ということなんだが、自分から自転車をいじろうという気持ちは大事なもんで、そんな事情もありましょうから、気にせずに持ち込んでください、というのが、当店かな?


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 フラットハンドルにしてほしいというご要望。

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 茶の小ぶりのサドルをご希望。

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 内装がだめになっていたのを回復させ。

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 チェーン交換、

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 BBのお手入れ。我々からして当たり前の手入れも、そう専用工具が必要となると、持っていない方からすればかなりハードルの高い作業ということになりますね。

 思えば、自分で自転車をいじるようになってから、作業の難易度に相当する工具を購入していく中で、アマから、セミプロ・・・そして専業というところまでやってきたわけでありますな。

 まあ工具があれば済むという単純な話ではありませんがね。

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 持ち込み荷台に水平を出す、小径車の荷台付、カゴつけはドンピシャのものがない場合もあり、加工が必要な箇所も多々あることがあります。

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 走ってみたが、重い!文鎮のように重い。逆にこの重さを活かして何か役に立てないか?と思うくらい重いです。

 でも、まあこうした形状のこういう自転車もあっていいでしょう。重くなければなあ、オシャレ自転車・・・なんかに変身もありかもしれませんね。

 不景気に追い打ちをかけるようにコロナが蔓延してきて、これからの経済活動に明るい兆しは見えないですね。でも、電車通勤よりも、自転車通勤、通学、営業なんていう面も出てくるかもしれない。

 そして、自分で自転車をどこまでいじれるかな?なんてひとも出てくるかな?何が起きようとも、それに対応して生き抜いていかないとね・・・、しぶとく。

無事狸再終了 ご来場ありがとうございました!

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この日曜日は、天気に基本恵まれまして、ちょっと風は後半強かったですが、多くのご来場をいただきまして、狸祭を無事終了することができました。

 本当にありがとうございました。

2月で、まだ厳冬か?と当初は七輪数個に火を入れて、薪ストーブガンガンで、行こうと思いましたが、後半薪ストーブでなんとかなりましたね。

 出店者も増えて、二階の響き床との連携・・・これももっと導線を強く引きつけるなどまだ工夫もいるかもしれませんが、初めての試みも含みつつ、徐々に充実して軌道に乗っていきそうな感じであります。

 陰に陽に、支えてくださる皆様には感謝しかありません。

 今回も狸祭のレポート・・・ともいえますが、ちょっと変わった視点から。

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 まず、正式なカウントはしてませんが、出店者さん、特に小平組の方々の活発な宣伝、広報のおかげもありまして、11月よりも、ご来場のお客さんは増えた、確実に増えたということが言えると思います。

 そして、店主を始めとする飲食組のレベルが上がってきている・・・と実感です。次回は飲食の飲と食をブースを分けてやるのもいいかなと思うくらい、数もバリエーションも増えてきました。まだまだ改善していけるように・・・ということと、夜市もいいかな?というところまで来たかな?

 今回は、着物自転車の解説や試乗会なんかもやったんですが、一番目を引いたのは・・・

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 二回目の登場の、半田さんのこのコーギー体験会、これが会場では大受け状態でありました。

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 毎度おなじみ、好奇心の塊、アヒルたんこぶおじさんの小原さんも興味津々。大抵、まずは当惑するところから始まって、車の構造を知るや、徐々に慣れて、最後は曲芸・・・?までできるようになるという不思議な、一台でありますね。

 この小原さんも山屋でもあるので、装備には一段と食いつくんでありますが・・・、

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 このお二人も、装備スポーツである漕艇出身であるだけに、食いつきは半端でなかったですねえ。用途は横に置いて、乗り物自身として楽しいというところまで、乗り回していました。そして、話は漕艇仲間のリハビリなどにも使えるのでは?というところまで。

 たしかに、車椅子なんだが、足でペダルを回すという、一瞬レレレ?という不思議さはあるんだが、軽い麻痺があって、長いこと歩けない、という障害をカバーすることができます。あるいは寝たきりから、まず自分で足を動かして、自分の力で移動するプライドを回復し、再度歩行可能にするためのリハビリ機器としてつかえないか?など、このコーギーの使い方ソフトを募集したいですね。

 4月から、この半田さんはこのコーギーのための使徒専門となるので、当店も1拠点として、何か役に立てれば、という展開に持っていきたいですね。

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 殿にも乗っていただきました、この「世は満足じゃ」のお顔・・・。この車体の可能性を探る意義はだいぶありそうですな。

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 もう一つ、太鼓を中心とした手作り楽器で出店していただきました方が、自転車屋ならではのアイデアを太鼓に盛り込んでいます。

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 フレームドラムといって、寿司桶のようなワッパに、革を貼ったものなんだが、よくその内側を見てみると、オヤ?

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 なんとアメリカンバルブがあるでないか?ということは、チューブが内蔵されているということ・・・らしい。

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 ワッパと革の間にチューブを内蔵させ、そこに空気を入れることで、革のテンションを変える、つまりそれで太鼓の音程?を変えることができる、というんだそうだ。

 空気の調整するなら、フレンチバルブのほうが優れているので、次回製作のときにはフレンチでやりましょう・・・。

 とまあ、本当に色んな方々が、この狸祭のイベントに来ていただいて、それぞれの特性を活かして、本祭りを盛り上げていってくださいます。

 ありがたいねえ・・・。

 この店主は、この場を確保しておきさえすればいいわけで、まあそれに専念しながら、閉店に持っていかないよう、頑張るしかないね、ここまで支えてくれる方々がいるんですから。

 ということで、次は5月かな?すでに初夏、いい季節になっていることでありましょう。反省会を超えて、また5月にお目にかかります、よりパワーアップして・・・ね。

2月23日です!狸祭 準備着々

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 この日曜、23日は狸祭です。真冬の狸祭を狙ってなんですが、なんか季節は春に近づいていますね。七輪をいくつも敷地内に置こうか?とも思いましたが、このくらいの気温だと、そこまでする必要もなさそうです。

 なので、薪ストーブ一本でいいかな?

 さて、準備もアチコチで整いつつあるようで、色んな情報がアップされていますが、震源地なもんでこちらからも一発かますかな。

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 飲食ブースになる鉄箱には、スーツワークスの立澤さんと

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 清水さんの協力により、カウンターができました!

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 なんかちょうちんも相まって、夜市的な雰囲気も出てきましたね。この夏・・・やりますか?本気で・・・。

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 明日はここで、ご店舗ぐらいが出店して、飲食を提供していきます。いろいろ出るよー。

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 そのツースワークスさん、一日早い搬入です。例の鍵・・・

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 力作の本革U字ロックももちろん出展、

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 と思ったら、それ以外の今まで作りためていた革小物を多く出すようですよ。

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 油揚げ的なぬめり感ですが、これは・・・使い方は各自考えてね、ということです。

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 定期入れや、ミント系のものを入れる革物だって・・・。

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 腕に巻くもの?飾りかな?腕輪・・・、

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 これは「初めての鍵っ子」という題の鍵入れだそうです。小技が効いてますね、値段も・・・そんなんでいいの?というもの、即売り切れになるかもしれないので、ぜひお早めに・・・。

 そして店主の出し物は・・・、

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 野菜を焼きます、甘くします。

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 香味野菜でブイヨン、クールブイヨンを取りますが・・・、驚くことに・・・、

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 イカ墨のようになります・・・。

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 牛の頬肉をターメリック等を入れたヨーグルトにつけます。

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 クローブはありませんでしたが・・・、その他はこいつでまかないます。

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 今この状態で寝かせ、何度か火を入れて、安定させていきます。

 出し物は、牛頬肉の黒カレー・・・と、ゆで豚の薄切りツマミ、この二種で参ります。

 その他、ケバブ、麻婆豆腐、唐揚げ、もつ焼き、もつ煮、ジャークチキン、コーヒー、軽食、酒類、デザートなどかなり飲食は充実してきていると思います、皆様のおかげでございます。

 23日、日曜日十時頃よりスタート、是非に!ご来店お待ちしています。

 狸祭やります!

あのニシキのアキラさんがライジンに



 鉄のマウンテンフレームのライジン。もう乗れなくなったので譲りますという車体を、もらい受けてきた。

 この人になら・・・、ということなんだろうと思います。自転車だけでなく、そういうものはいっぱいあると思います。多少の金銭は介在しても、それはあまり本質的なことではなく、この人になら、この人に託したい、と思われるものは自転車以外にもいっぱいあるはずです。

 出来れば、すべてとは言わないまでも、物と人の関係が、そのように代えがたき何らかの縁によって、結ばれている、そうした実感を得られる関係を結んでいけたら、と思う次第であります。まあ断捨離だのといさぎいいこといってるが、捨てるより回せよ、と思うな。

 そうしてか、託された車体に取り付けられたのが、

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 先日のあのアラヤのリムで組んだホイールであります。もはや26インチでどこまでまともなリムやタイヤがあるんでしょう。もうショップ在庫しかないかな?というぐらい、一気にしぼみましたね。

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 ハブもXTR、様子もいいねえ。

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 ジョイントにちょっと強引さがありましたが、さすが精度のアラヤ、組みやすかったですね。スポークはDTのチャンピオン、2ミリのものです。

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 この車体は、ちょいとレトロ傾向の好きなニシキのアキラさんのもの、さすがにパーツ集めに、抜け目はない。

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 これって、当時のマウンテンコンポですぜ。今から本当に隔世の感があるね、これがマウンテンコンポだよ。今から見ればまるっきり、ロードコンポじゃネーか。

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 なんか俗っぽくいうと、かっちょいい・・・、様子がいいわ。

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 フロントディレーラーだ・・・。

 これでマウンテンなんだからなあ、今ならこいつで、ランドナーライクでも組めるんじゃない?

 Wレバーにして、もろこのコンポで、しかも前3枚なら、後ろ思いっきりクロスレシオにして、12-23とかね、それでランドナー、いや、スポルティーフもいいかもしれないね・・・。

 ほんの少しちぐはぐな感じがまたいいかもな。

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 まあ、街乗りならこのくらいの効きでもいいかというカンチ。

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 フラットハンドルは、まあこの手の定番かもね。三時間続けて乗るにはつらいがな。

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 セライタのフライトが付いていた。かつて使っていたやつだ。こうしたロード、マウンテン、混合というのも自由なのだ。

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 タイヤを太くしたせいか、別の車体になってしまったと、ニシキのアキラさんは喜んでいた。

 店主も乗ったが、こんなのが一台あってもいいか、中途半端なダートだったら、楽しいだろうと思ったな。

 こうして、レースの一線を離れた車体は、また別の用途と、存在感を求めてさまよっていくんだろうね。なんとも中途半端な時期をくぐって、新たな居場所や形式を見つけるとなると、再ブレイクか?

 考えてみると、そうした再ブレイク待ちの車体なんて、山ほど有るんじゃないか?

 どうも閉塞状況にも見える、この輪界にあって、やはり温故知新だろうね、この閉塞の打開として考えられるのは。

 この手の、古いがしっかり走れるが、現役のレースにはもやはお呼ばれしなくなって、して置かれた車体達にこそ、次の輪界へのヒントが詰まっているんじゃないか?そんな刺激を受ける、一台だわな。さすがニシキのアキラさんだ。

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※2月23日日曜日は狸祭です、スゴイ催しになりそうなので、是非遊びに来てください!

久々の打ち首なり!



 イヤイヤ、重いんだよね・・・。ただでさえ、電動で何かと重いのに・・・、この頭でっかちは一体何を考えて作られたんだろう?といつも思う。

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 見るからに重いし、実際も重い、十キロ弱あるかな?

 こいつを一般のハンドルに交換して、カゴをつけて、別の前子載せをつける。これを称して打ち首といいますが、なんか禍々しい言い方ですが、少なくとも当店周りでは定着?しつつあるかな?

 電話でいきなり、「あのー、打ち首お願いしたいんですが・・・」と言われると、ちょっと驚きますよ。

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 もともと後ろについていた、カゴを前につけてほしいということで、専用のカゴではないながら、形に偏りがないので、了承、ただしポンとはつかない、しかもでかい・・・。

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 とまあ、打ち首後の、新たな首はこんな感じに、いかにも普通になるんですね。普通になります、普通に。構造上できないんじゃないんですよ。

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 ステムを別のものに入れて、チョッパー系のハンドルをつけて、そのステムに子載せアダプターを取り付けています。

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 後ろカゴを前に移植。これもただではつかない。

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 延長金具で上側を取り付けます。かつてはこんなのはなかった、自分たちで作っていたんだが、いつの間にか製品化されている、まあ使わしてもらう。

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 下支えは、でかいので通常のように一本金具ではでは足りない、二本使うことにする。

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 新聞カゴを支えるぶっといステーもあるんだが、アレはよほどのことがない限り、不格好だよね。プロ用のものであれば別だがね。

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 リアにボバイクのシートを取り付けこれで完成。

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 子供二人を載せて、前にでかいかごたついている。この辺が最低の子育て仕様でしょう。

 もしそうでないとしたら、前にいたずらにでかい子乗せだけがあって、カゴを外して、後ろに子載せがつくことになってしまう。外したカゴの行き場がないということは、どこに荷物置くのか?前子載せに、ちょっとごめんねーって入れるのか?それとも後ろ子載せに袋で引っ掛ける?

 まあ、牽引という技もあるにはあるが・・・。

 しかし、安全第一のみで考えたであろう頭でっかち号、これ作って、実際使うひとの条件に合わせて試乗したのかね?真剣に・・・。大事なことは使うひとの条件に合わせて・・・なのだ。車体として安全か否かだけではないということね。

 そんなこんなで、これからも打ち首は、少なくとも当店周りでは定着していくんじゃないか?と思いますな。

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 トリャ!



ご要望に合わせて その二


 
 このフレームの出処は知らないが、確か素人から素人へという流れじゃなかったかな?フレーム自身の状態は決して悪くはなかったんだが、まあ、色々と規格もあり、BBが86.5とかね、まあ今では一般的にはなってきましたが、かつてこれが出てきた時には驚きましたわ。

 そして、ヘッドパーツも上がオーバーサイズの41.9の下が1.5インチの51.8,アンギュラ角45度なんていう、面倒くさいもの、通常はフレームフォークセットってなもんで、大抵はついてくるが、こうした素人対素人のものでは、ないことも想定しておかないとね。

 一律に安く買ってヤッホー!!!なんて、糠喜びしていると、走れるようにするまでに、大変苦労することもあるからな。

 あと、組付けの際に気づいたんだが、この手のカーボンフレームはたいていワイヤー類は内蔵型、フレーム内を通すことが多いが、これがオールアウターでやるばかりとは限らない。

 フレームによっては、アウター受けを用意して、フレーム内部はインナーのみなんてのもある。こいつもそうしたやつだったんだが、こいつ独自のアウター受けってものがついていない・・・、これないとワイヤーワークできないよ・・・ということに普通ならなる。

 まあ、そのへんはショップなもんで、ないものは探すか作るかして対応するしかないよね。

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 シフトワイヤーのアウターを受けるものを作って、フレームの入り口に装着、なんとかね。

 と入り口があれば出口も作ってやらないといけません・・・。


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 このように、ブレーキキャリパーの埋め込みナットを使って、加工して、今回は対応。

 実にこうした細かいことまで実現してやらないと、自転車にはならない、こんなちっぽけな?マジで?と思えるようなケチなパーツですら、一つおろそかにはできないのよね。そうしたものに対して、すべて対応してやろうという気概がなければ、こうしたバラから組み付けるなんてことを、すべて自分だけでしようとしないほうがいいでしょうね。

 ましてや、氏素性のわからない素人さん同士でやり取りする場合は、その辺はしっかりリスク!と思って、行動しましょう。後でこんなことならメーカーや、ショップから買えばよかった・・・と思うことも大分あるかと思いますが。

 でも、それも勉強だ!と達観できる方は、やってもいいかもね。中古市場がこれだけオープンになっているんだから、そうした苦い経験も通じて、成長するというのもありでしょう、特に学生なんかはね。

 こうした、細かい対応ができればあとはパーツをくっつけて連動していくだけ、この辺はちょっと場数をこなせばできるようになるでしょう。

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 ホイールはカンパのゾンダを持ってきた。実に変わり果てた姿になってしまった・・・。私のゾンダは、よりシャープでエアロで美しいんだが・・・。

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 届いたフレームがディスクだよ、と聞いて、依頼者はそのへん細かく確認していなかったんだろうね、最初は焦っていましたな。

 ディスクなら・・・。

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 TRPのハイドロをおすすめして、半ば強行的につけてしまう。こいつは内部は油圧、それをワイヤーで引くもんで、シフターがごっつくなくていいのだ。

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 もちろんリアもTRPで揃える。こいつを選択することでシフターの自由度が増える。

 内々でもこいつは過渡期のディスクキャリパーかと思っていたんだが・・・、イヤイヤ、まだまだ勝算はあるね。

 それというのも、油圧のSTIはどれをとってもごっつい印象があるんですね。それもそうだよね、シフター内にタンクを抱えるわけだから、それはごっつくなる。

 それが嫌なら、ワイヤー引きのスリムなSTIにすればいい、その際のディスクキャリパーはこのTRPハイドにすればいいのだ!

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 クランクはアルテ、ここまでは持ち込み品、なんとか理解できるんだが・・・。

 ここからが少々、というか、大分へんてこになります。

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 握りはいいね、操作はまるでスラム。少し使った感じでは、まるで遜色なしの、謎コンポ。

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 リアディレーラーの形もモロスラムで、遜色がない、そしてスプロケは十二速・・・。マウンテンコンポは出ていたが、ロード系コンポではカンパ・・・だったか?でも、こいつはカンパではありません、謎コンポなんであります。

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 塗り分け、フレーム。

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 ブランド名、ヨーソロー・・・。船の掛け声?ヨットか?

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 これが完成車。まあ、指示通りできたかな?

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 いかにも、モロカーボンだったものが、徐々に商品と化してくるその過程は楽しかったなあ。

 当店も数本、目のつけたフレームに、色違い等で、こうした限定「オリジナル」車体なんて作ってもいいのかもしれないね。

 そのためにはもう少し形としてのブランディングというものを作っていかないといけないのかもな。

 まずは、ブランド名と、ロゴ・・・。そして、スイカのシールのように、商品化を決めるデカール、ステッカー類。

 置いておけば自然と売れていった時代は、もう来ないと覚悟して、こうしたことを企画するのもありなのかもしれないね。そんなきっかけになった、自他作ハチャメチャ系自転車でありました。

ご要望に合わせて その一



 こんな自転車作れませんか?ときた。

 まあ、自転車屋だから、作れと言えば作れますが、どこから作ります?またはどこまで作ります?てなところから、ミーティングが始まります。

 お客さんも色々といるようで、まあ、全部お任せー!という人から、長年温めた構想に基づいて、パーツを集めては所蔵しておいて、条件がそろってから、一気に組み付けたい、という人もいますね。

 今回は、というと好奇心より集めた、得体の知れないパーツ類を基本持ち込むので、それらを合わせて、なんとか組み付けられないか?という展開でしたね。

 基本やりたがり屋さんなんだが、自分の限界も分かっている。あとは、あまり人と同じものを持ちたくはない・・・というタイプかもしれませんね。

 では、パーツ持ち込んで・・・と、肝心なフレームは?となると・・・、なんとかどこからか探して、当店に送ってくるという・・・、ハイ、ではそれを待ちますということだった。

 大陸系からやって来たフレームは素のカーボンロードフレームでしたね、もう真っ黒。そのままでももちろん乗れる訳なんだが、どうせならなんとか塗りたい、なら、自分でデザイン画を仕上げますんで、それに合わせて、ということだった。

 そして送られてきたのが、上のpdf。

 二色の塗り分けなんだが、黒い部分はカーボン地そのままでよし、もちろんクリアはかけてね・・・・ということで。そんでもって青い部分は、チネリブルーを意識して、メタリックもんで塗って欲しい、ということでありました。その色なら、まあ得意な方かな?

 あとは、なんとロゴも入れたいので、そのデザインも自分でやって来ますということだった。本業はデザイナー関係?と思ったが実際は違うらしい。

 ただ、ガンプラの名人なんだと・・・。なので、色ややはりデザイン、見た目にはそれなりの拘りはありそうだ。

 なんかこの二色の塗り分けや、色使いなんかは、あのニュージーランドの名車?なのかどうか知らんが、現れては消えたり、また現れる、ニールプライドなんかを思い起こされますな。

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 ビットマップファイルなら、エッジをカッティングマシンで切り抜くこと出来ますんで、それでお願いしますと言ったら、データで送ってきたよ。

 このヨットマークと、ロゴ二種類・・・。メインが長かったなあ。通常20センチぐらいが貼るのも見た目も適当なんだが、その倍近い
40センチくらいの字の数でやって来た。カーボンフレームは太いので、まあ・・・と思ったが、レイアウトからそれより50ミリほど短く切り出して、なんとかね、貼ったりしてみたんだな。

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 誰が撮ったか知らないが、塗装あとのロゴ貼り。一回やり直したり、結構大変だったわい。

 でも、しっかり塗装したり、ロゴ貼ったりすると、単なる素材のフレームに過ぎなかったものが、段々と商品化、ブランド化されていくようなもんだから、面白いと言えば、面白い。

 今まで、当店もんはその辺大分無頓着もので、無印であることを適度によしとしてきたわけだ。まあ、それはそれなんだが、こうした商品化というのもやってみると、あらためて面白いね。

 塗装だけでも、かなりの商品化の過程なんだが、またロゴとかになると、あの畑の収穫物に過ぎなかったスイカに、金のシールが着くことで、千疋屋の果物になる・・・、そんな激変の感じが来るところが、やっていながら面白いんだな。

 こいつらをキッチリ貼った後、空気を抜いて、今度はクリアをかけていく。

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 フーン・・・。こうして塗装の済んだフレームを置いて、アチコチ色々やりながら、またこいつを見かけると、「はて、どこのフレームだ?」とちょっとよそよそしく見てくる瞬間がある、商品化へと一歩離れていった感じかな?

 なんかどこかのブランドのフレームみたいじゃんかよ・・・と見直すんだが・・・。

 まあ、この世にはないブランドのフレームなんだがこのギミック感が、また面白い。こういうイタズラもまたいいだろうなあ・・・。

 こうした、ことに楽しい!という感覚がまた、新たな展開への火付け役になるということもある。

 さて、フレームができあがった・・・、足りないパーツ類や、小物なんかを加工したりと、こいつが走れるようになるまで、まだまだ、細かいハードルを越えていかないといけません・・・、これぞ自転車屋、自転車工房ってとこ見せてやろうじゃない?

 ということで、へんてこな持ち込みパーツ類と、その間や隙間を埋める小物類を組み付けて、走れる自転車にして参りましょう。

 つづく

奇祭中の奇祭 狸祭! とある出展者の予告 

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 年に四回?恒例にしていこうかという、狸祭ですが、徐々に徐々に、そしてまだまだ徐々にと、出展者が集まりつつあります。

 今回は2月という厳冬期を意識して、二階の響き床とも提携して、マッサージ系などは暖かくした二階で・・・というように分けてやっていこうか?ということであります。

 下は下で、薪ストーブ、七輪なんかを使って、寒いならではの狸祭にしていこうと思います。

 と、気の早い話ですが、次は5月・・・の予定。こうなるともう初夏ってんで暑い可能性もありますよね・・・、三ヶ月で季節はガラリと変わる、四季ってくらいですからな。

 で、今回の出展者の中で、今まであまり自転車関連は多くなく、飲食、小物系手作り、フリマ的な出店が多かったんですが、今回はモロ自転車・・・周辺ものの出店で、嬉しいですねえ・・・、早速ご覧にいただきましょう。

 ええ出展者ですが、スーツワークスさんという工房・・・ですね。

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 自転車を盗難から守る、U字ロックですね、それに本革コーティング・・・、実際に見せてもらいましたが、出来がいいですねえ・・・。セミプロの工房さんに出来がいいなんて、失礼ですが・・・いずれ、独立されるんじゃないか?という腕の持ち主さんですね。

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 ステッチの色にも凝っています、これ全て手縫い・・・だと思います。その脇に当店のロゴマークがついている・・・。いいですね、勝手にブランディングというやつ。

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 そんなかでも目玉商品は、このヌメ革のU字ロックでしょう。ヌメ革だけにちょっと高額なんだが、といっても、驚くような安値なんだよね、本革製品としては・・・。こいつは使っていきながら、どんどんその使用感が味となってくるというやつなんで、離せなくなる、逸品でしょうな。

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 こちらにはスーツワークスという自社ブランドのロゴ入りです。ヌメ革包というと、自転車のフレームに傷がつきにくいという利点があります、そして何よりも見た目と手触りでしょう。

 そして、あと本革工房として、もう一点提案的な商品が出展されるそうですぜ。

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 油揚げ・・・のような本革の・・・なんだろう?

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 いかにも手に馴染みそうな本革製品ですが・・・、これも自転車に絡んでいるといえば、絡んでいます。

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 なんのことはない、一見財布なんですが・・・、これが芯がないので、グニャグニャするらしいんです。固くないから体に合うんですね、ということは、自転車に乗る際に足回りに時々刻々と変化する腰回りの形状にピッタリとフィットして邪魔にならないという開発らしいんですね。

 なるほど、カード類など大量に入れない限りは、柔らかい財布は自転車に乗る際にはいいでしょう、多分。

 と、こんなラインナップで出店してくれる、スーツワークスさんであります。

 作家さんご自身のご紹介と行きましょうか?

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 この薪ストーブに当たっているご老人・・・、こちらがスーツワークスさんの工房主の方でいらっしゃいます。御年取って、四十五ぐらいかな・・・?

 まあ、写真写りというのは、時に残酷なもんで三十歳くらい飛び越えてしまいますね・・・。実際にはまだパッキパキの青年です!!!


 ということで、ちょいとアイデアなんかもありますし、今後少しずつ小出しにしていきますが・・・。

 こうしたなんか自転車関連・・・、といってもまるっきり当店とはかぶらない形で、当店の工房内に更にまた小さい工房を用意して、別々のものを作り別の会計管理をしながらも、一つところで一緒に働きたい、作りたい、という方っていませんかね?

 例えば、一月その面積に応じた家賃で、場所と工房内施設、時に工具類なんかも使い放題で、一緒にものづくり等をしていきませんか?というお誘いです。

 ものを作っていくものどうしは、分野がずれても、なんか共通するものや、流れのようなものを共有することで力を得られるようなことはかなりあると思います。そういう意味で、考え方など共有できる方がいましたら、一緒にやっていきませんか?というお誘いです。

 まあ、そんなに遠くはない内に、スーツワークスさんなんかも、当店内工房として、立ち上がってくるんじゃないか?と思うんですね。そうすると、自転車の方面から、今度こういうの作ってくれませんか?なんていうコラボができるようになる。

 お客さんも共有というよりも、ひとが集まってくるところに工房を置けるというメリットもあるんじゃないか?なんて思います。

 こんなことも公募しながら、当店も続けていけたら・・・と思うんですね。そんなわけで、興味のある方、話だけでもという方がいましたら、お声をかけてください。

 ということで、今月二十三日の狸祭、店主はまだ何を出そうか思案中ですが・・・、近い内に公表します。

 ぜひ、当日ご参集ください!

愛着マウンテンを愛着街乗り号へ



 メリダ、今でこそメリダですが、かつてはBS代理店のおかげでミドルクラス以下しかのイメージしか無かったんだが。新城君の効果はメリダにとっては偉大な軌跡となるでありましょう。

 マウンテンバイクとして組まれて、大分乗られて、愛着満々だったが、そろそろこいつを街乗り自転車にしていきたいということで持った来られました。

 街乗りと言えば、カゴ。さて前に付けるか?後ろに付けるかで大分迷いましたが・・・、後ろに付けることに。

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 通常主婦用の後ろカゴというのは、でかい・・・。ただそこまでデカくなくても・・・ということで、簡易荷台に中ぐらいのカゴということになった。

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 1食分の買い物が出来ればいいと言うことで、まあこんぐらいかな?

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 今回の大改造に当たるのは、このハンドル、フラットからなんとブルホーンに。一度この形状のハンドルにしてみたい、というたってのご希望だ。街乗りだからおとなしくするのかと思いきや、意外や意外、ブルホーン、前傾系統に来てしまった。

 とはいっても、ステムも高い位置からのブルホーンなんで、さして見た目ほど過激ではない。

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 ここでもシフター問題は出てくる、バーコンにした。

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 ブルホーンに沿わせる形で、ギドネットにし・・・そうなると従来のVブレーキじゃ引きシロはまかなえない。

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 ショートVブレーキの交換、ちょっとしたドミノなのだ。

 でも、ギドネットとこいつの相性は悪くはない、

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 ブルホーンの先端近くを握って、ブレーキかけるためにギドネットに小指かけるだけで、キーッとかなりいい制動がかかる・・・、ある意味こいつはおすすめですねえ。

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 そして街乗りで3枚入らないだろうということで、シングル化。まあここでもシングル流行りなんでありますね。大体あの今考えると前3枚というのは一体、どういった発想からだったのか?

 使い手、乗り手第一に考案されたものなのか?はたして、メーカーの技術力を誇示するだけのものだったのか?3枚が主流から外れることで、変な勘ぐりが出てきてしまうが・・・、まあ決してかつてだって効率のいいものでは無かったはず、隔世の感とはこのことなのだろうか?そう、十数年前のデュラエースに3枚があった時代があった、そしてカンパにだって3枚のあった時代がねえ。

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 こんな形に仕上がった。ブルホーンだが月を仰ぎみる角度?のためか過激度は影を潜めている、むしろ楽そうに見えるよね、そして後ろカゴもなんとも所帯じみていていい。決して隠居風情ではないが、現役は引退しながら矍鑠と頑張っている・・・という感じだよね。

 こいつがこのような再生のスタートを切るのは、やはり持ち主の愛着、ということにつきると思います。壊れてもいないし、消耗品等を変えて、用途に合わせて長短調整すれば、きっと乗り続けられるはずだし、乗り続けたい、という強いご希望があってのこと。

 自転車とこういう関係を持てる人を一人でも多く増やすことが、これまた当店の使命である・・・と勝手に解釈しているんだが、これもまた時代の要請から外れるようでは・・・退散するしかないだろう。
 
 いやいや、時代は紆余曲折しながらも、行くべき所たどり着くべき所に行くものだ、ちょうど大河が蛇行しながらも、大海へ注がれていくように・・・、そういう見立ては決して間違いではない・・・とはおもうんだが、問題は大海に着く前に沈んでしまうかもしれないということなのだ。

 いやいや、万が一沈没なんてことが起きても、小さい救命ボートを沢山積んでいれば、それらはまたそれぞれの岸を見つけて上陸しては、また大海を目指し試案を繰り返しながら、再航海していくだろうなあ・・・なんてな、そういう点には楽観的でいたいもんだ。

一気に理想へと

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 完成車を購入しながら、徐々にパーツ類を入れ替えて、自分色にしていこうという車体がありまして、泥よけを雪平にしただけで、かなり変わってしまった、元シック系クロスなんだが、今回もハンドル等を変えて、どこまでやろうか?

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 まず、このカシメ系のクランク、大体街乗りで3枚はいらない、ということで、変えることに。
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 スギノのクランクで、シングルに交換。何かとシングル流行りですね。

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 そして長めだったBBシャフトも短いものに交換です。

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 そして、Vブレーキも機能的に問題は無かったが、見た目問題として、交換。

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 こいつは見た目ほど高くはない割りに、効きも決して悪くはない、こうした改造にはある種欠かせないね。

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 そうなると、このブレーキレバー兼シフターも交換したくなる。

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 はい、この手のレバーに交換してしまうとなると、シフターも兼ねていた分、代わりのシフターを考えないといけません。一気にドミノ倒しのように、この辺がゴロッと変わってきてしまいます。

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 ハンドルに直でのせられるWレバーをシフターとしました。

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 ついでにフラットだったハンドルの形状も交換、実はここまでやる予定ではなく、もう少しゆっくりと・・・というはずだったんだが、やれるときに一気にやってしまうという、改造のドミノが起きてしまった。パーツの組み合わせ上、こうしたことも起こり得るわけで、それが起きた。

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 イヤ一気にここまで来てしまったので、月一で半年ぐらいかけて・・・が、ほとんど終わりということに、なりそうですねえ。

 あとは、このフレームと同じような色のクロモリフレームでも見つかれば、パーツの載せ替えで、ハイ!完成!ということになりますかね?

 いやいや、この車体自体がすでに暖めてきたセンスを体現しているようなものなので、十分に乗ってやって、実感していって欲しいものですね。

 ここまでいじって、自分のものとしていけば、まあ、自転車が生活の中に入り込んできた、という次元なんじゃないかな?こういう方々を一人でも増やすことが、当店の重要な任務なんじゃないか?とも思います。まあこれがもし時代遅れの発想で、すでに用がないとするならば、老害になる前に撤退すべきなんでしょうが、さて、正念場・・・だね・・・。

改訂版 お着物号 第・・・何号目?かな?



 跨がりやすくて、漕ぎやすい、しかも着物という縛りがあってそれを実現するにはどうすればいいか?なんてことを考えながら作ってもう何台目かな?

 今回も改訂版として、さらに足の可動域を小さくしたものができました。今月二十三日の狸祭でも、その全貌を明らかになりますし、ドシドシ試乗していただくことになるでしょう、反応が楽しみです。

 今回はそうした機能に加え、かなり外見の方にも統一感というか、拘りを見せて作っています、製作者は新進気鋭の自転車作家、清水さんです。

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 スパッタリングという技法を使った塗装。

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 積極的に木目を使った統一感、これは泥よけですね。

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 全体が淡い紫というか、藤色なんで、この木の風合いがなんとも優しく出ていますね。

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 なんとチェーンガードも木目という徹底ぶりです。

 そして、色の統一というと、藤色と紫、いずれも淡く仕上げていますね。

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 ペダルや、タイヤにも同系色を使っています、なので落ち着いた印象が来ますね。

 そして機能面ですが、この上のクランク、短いです、とことん短い127ミリ。子供自転車、というか幼児用の自転車のものですね。

 ここまでは、前回以前の自転車に共通している点なのですが、今回の一番の違いは、というと・・・、

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 これなんですね・・・といわれてもわかりにくいかもしれませんが、ペダルとペダルの間、その距離を大分詰めている、ということなんであります。これをQファクターといい、スポーツ自転車ではかなり重要なポイントになる要素なんですが、一般自転車ではほぼ無視に近い所でもあります。

 通常ですと、シャフト換算で122ミリとかいうのが実用車では多いようですね、もちろんそれより広い場合もあります。ちなみにスポーツ自転車でも、前3枚のチェーンリンクを入れたりする場合、必然的にこのQファクターは広くなってきます。

 で、今回採用したのが、なんと・・・・107ミリ・・・。スポーツ自転車でも短い!!!といわれるような幅です。じつは・・・103ミリという最短のものから試したんですが、さすがにチェーンステーにクランクが干渉しました・・・。

 そこで次ということで107ミリ採用!ということに。

 乗ってみるに、もう最小限の可動域といってもいいじゃない?

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 そしてコートや、着物のように、割れの入っていない衣服には、チョコンと腰掛けるだけのこうした鼻無しサドル(突き出しのない)ものが向くんじゃないか?ということで、今回もこれを採用しました。

 もちろん慣れの問題があるので、大半の人はこれだ!という実感よりも違和感の方が強いかもしれません、最初はね。

 でも、乗り続けることで、無意識に鼻を迂回して乗っていた無駄な仕草がなくなること、着崩れや、衣服につくシワや伸びなどの癖がなくなることなどの利点が静かに整ってくることで、その内、離せないサドルになっていくんじゃないか?と推測します。

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 短いクランクによるテコ比が変わることを考慮して、ギア比もにも工夫しています。この比の三段なら大抵の日常使いには対応するでしょう。

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 また一段と乗りやすくなったであろう、お着物号・・・、実は着物のような縛りのある、条件のある案件に対応して、物作りをしていくと、その応用たるやその範囲広がっていくと思うんですね。

 すでにこうした自転車は、一定の高齢者への受けが大変いいんです。ダウンチューブがより跨がりやすくなっている高齢者向けフレームは作られていますが、クランクの短さにまでここまで言及している自転車はまだ無いでしょうから、そしてサドルの方もね・・・、そういう意味でもっと広まっていったもいい形式かと思いますがね。

 そして・・・、

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 この牽引と相まって、ちょっとした小革命なんだと思うんだが、あとはアピール次第だね・・・、普段無反省に自転車に対している人に、この意義が分かってもらえるようにするのは大変だ・・・、広報を工夫せねばね・・・、そして口コミ・・・かな?

 ともあれ、殿と姫、及び高齢者の方々の市場を望みまっせ!お待ちしています!

ブロンプトン シフター交換



 数ある小径車中の名車でしょうな、折りたたむことが選択肢というより、より踏み込んでスタンド代わりにしていることで、日常的折りたたみがどうしても習慣になってしまう。そこから収納への折りたたみがまたさして難しくはない、というキングオブ折りたたみ、といってもいい名車でありますね。

 いつも言っているように、ハンドルのグラグラさえなければ、コイツはほぼほぼ完璧といってもいいかもね。ハードとソフトともに充実している、名車というのはかくもその全体をさすことなのだ、というをひしひし感じる一台でもあります。

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 このブロンプトンはスターメーの内装式ではなく、二速の外装式となっています。またこの二速というのがいいね。今や12速なんだそうだ、しかし一体誰が喜んでいるの?ダウンヒルものは七速に先祖返りだよ!

 まあ先日も挙げたような記憶はあれど、自分で使う自転車のギアぐらいは自分で決める、という選択肢があっても大いにいいと思うんだが。台湾とかで、3段設定のボスフリーなんか見ると、在庫したくなるよね。

 後ろ3枚で、前2枚とか・・・逆にかっこいいんでね?以前前二枚の後ろ一枚なんてのも作ったが、そうした発想モノもっと車体として作って在庫しておくという手もありだよね・・・。

 話戻すとこのブロンプトンは外装2枚、なので、シフターはオンとオフのようなもんが付いている。

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 こういうベルと一体型のブロンプトン純正なんだが・・・。そうそう、ブロンプトンについてはこのシフターは実に安っぽい、その他のスターメーものもまあ、味があるといえば・・・そうとも言えなくはないんだが、なんか作りがチャチイ・・・よね。

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 ちゃんとブロンプトンと刻印もどきもあるんだが、コイツを変えたくなる気持ちは分かる。そして変えるやつが・・・、

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 これ・・・。なんだあまり変わらないじゃん、と思われるかも知れないが、無駄なものが無く、プラスチック感がないだけ、安っぽくはない。

 早速コイツを取り付けて、ワイヤー引けばいいんだろう?と思ったんだが、実はそう簡単にいかないことが発覚。

 通常シフターに太鼓をいれて、ワイヤーをディレーラーまで伸ばし、ディレーラーに固定することで、シフトが完成する。ほとんどすべてのディレーラーにワイヤーをとめるボルトが付いている。

 ところがこのブロンプトンに限っては全く別の機構をしていて、無垢のワイヤーをとめる機構が無いと言うことが発覚。

 ボルトで留めないで、何と太鼓でとめるという機構をしているんですね。既に太鼓はシフターに使っているので、もう片方はただのワイヤーでもこれではディレーラーに引っかからないので、シフター回してもワイヤーが抜けるだけでディレーラーを動かすことはできない・・・ということ。

 シマノの内装三段のワイヤーが両側太鼓方式をとっているんだが、まあ、そんなもんと思ってくれればいい。ただし、どうしてもアウターに通さなければならないので、シマノのワイヤーは使えない。

 ではどうやって後から太鼓を追加するか?

 スモールパーツとにらめっこ・・・、

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 こいつがあった!これはデモンタブル用のワイヤーを着脱出を可能にするパーツなのね。一方に太鼓をいれ、もう一方のワイヤーをイモねじ二個で止めることでワイヤーを固定出来る構造をしています、このイモネジ機構を利用して、太鼓として使う。

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 まあ、こんな感じですね。要は後付けの太鼓によって、そこが固定されることでシフトが可能になればいいというだけの話なんだで、今回は解決したんだが・・・。

 まあできれば、こうしたところはできるだけ一般的なパーツ類で捌けるモノを使ってもらいたいですわ、ブロンプトンさんよ!

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 これでスッキリした、シフターのオンオフスイッチが完了で、感触としては、この交換した方が効率がいい感じがします、交換して正解だったと思いますね。

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 まあ、いずれ、この基体になるような車体が入ってきたら、店主の思うような小径車に大改造してみたい・・・、ステムまわりの大交換、リアホイールくみなおし・・・かな。そうしたら小径車でも乗ってやっていいかも・・・、ケケケ。

さすがブースカ写真隊



 2月の21日に行われました、稲城クロスですが、店主はボランティアとして参加して参りました。会場では何人かの知り合いの方々にお会いできました。その中で、いつもの多動おじさん、じっとしていられない小原さんご一行さんが会場に来ておられました。

 ブルベ仲間らしいですね。あの超長距離を走る人たちの体型って似たもの同士になるんですかね、驚異的な体力を包むにはこうしたブースカ体型が必需らしく、このブースカ君達のウロウロ具合と、頭の上のアヒルたんこぶがどこからでも目立って、一瞬でどこにいるかが分かります。

 そしてこのブースカ多動おじさんの特技と言えば、実は写真なんですね。その写真は写真家のそれよりもjはジャーナリズムに近い写真、報道写真に近い気がしますが、まあ、写真で食ってますなんてなんていう、どこにでもいそうな「カメラマン」などよりも、臨場感に関しては頭一つ二つ上・・・なんじゃないか?と勝手に思っていますが。

 このお方の写真から、稲城シクロの臨場感を味わってみてください。

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 この1枚も会場の雰囲気を伝えています。まずほこりっぽい、乾燥した大地を自転車の一団が走って行く。店主は会場まで自転車で行きましたが、帰りはもう埃まみれ、指で字が書けるくらいでした。

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 これも勝負の一コマに過ぎませんが、すべてを物語っている、漫画にもなりそうな1枚ですね。少ない直線はこうして前に出るための勝負の場になる・・・。

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 1箇所階段があるので、こうして担いで駆け上がるシーンが見られます。一部でも走るので、ロードレーサーの靴ではありません。裏に鋲のついた、クリートの小さい靴を履きますが、ここをタイムロスがないように走るために、こうして自転車を担いで走る訓練している選手も当然いるんでしょうね。

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 階段を駆け上がってから、今度は自転車に飛び乗るシーンです。モロ臨場感ありあり。こうしたロードレースでは絶対に見られないシーンがシクロには確かにありますし、旨い選手は、走りながら自転車から飛び降り、障害を越えた瞬間に自転車に飛び乗る、そうした一連の動きに全く無駄がない、この写真はそうした選手の熟練度が一発で分かる瞬間を撮られています。

 他にも名シーンはありありで、次回以降公式カメラマンにでもならないかな?なんて思ったりも。

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 朝から前半戦まではちょっと風もあって寒く、こうした風体で店主は会場をうろついていたんですが、まあねずみ男、色が色だけにドブネズミ男さながらですね。

 もう少し厚着、特に下半身に数枚持っていけば良かったと思いました。しかしこんな風体でも、会場で声を掛けてくれる人もいて、やはり変装していてもばれる、悪いことは出来ませんね。

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 レースが終わってから、もう間髪入れずにお片付けです、まだまだ日も短いので明るい内に片付けないとね。コース状に張り巡らされたテープを剥がし、くいを抜いていく、まあ人出は多い方がいいですね。

 そして、今回の非公式カメラマン、多動おじさんと記念撮影。

 しかし、自転車で通えるようなこんな所で、このレベルのレースが展開されているなんて、やはり宝でありますね。

 今年はどうなることやらの国際運動会を東京でやるようで、パラリンピックをやる都市でありながら、今だのタンデムの公道走行が認められていないみっともない都市東京なんですが・・・。

 こうして市民が自ら企画して、市が後援して開かれるスポーツの大会、こうしたものがより開きやすくできる土壌を耕していくことをどうせならオリンピックを気により盛んにしていかないと、グローバル企業が儲けて、借金は都民、国民・・・というだけではつらすぎますんでね。

 とても大事な大会かと思います、いろんな角度から盛り上げていければ・・・と思いますね。この写真を見て共感していただけるか違いましたら、次回以降サポート等お願いします!

稲城クロス 行ってきました



 店を出たときには真っ暗だったんですが、ちょうど多摩川の橋にかかったとき、このような朝焼けを見ることが出来ました。

写ってはいませんが、明けの明星も見えました。

 こっから行くこと数分、

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 現れましたよ、レース会場が。とはいっても集合時間より一時間ほど早かったために、早出の方々と会場設営を開始。

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 エアを入れて、前後でひもで引っ張り合って、バランスを取ります。ちょっとした立派なゲイトですねえ・・・。イベントやるということはこういうことでもあるわけね・・・フムフム

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 前日からの下準備もあったんでしょう、約二時間ほどで会場設営が完成しました。

 すると、選手の皆さんのカテゴリー別の試乗が始まります。

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 車体担いで、階段を上るコースもあるので、試乗ながら迫力はありました。すでに四回ということなので、選手の皆さんも、スタッフの皆さんも大分イベント慣れしているような感じです、本当テキパキと時間通り予定が進んでいく、気持ちいいですね。

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 シクロクロスのレースは、その性質上か、あまりレースの展開が派手ではありません、どちらかというと、地味、もっというと地味すぎるくらいに思います。

 狭いコースだけに、まず先頭を取ったら有利、そのままに逃げ切りを図るように、短いレース時間持てば、大抵は勝ってしまう。駆け引きとかいうような要素が少ない。そういう意味で、レース自体はそんなに面白くはないんだな。

 なんかもっとコースをオーバルのように単純化して、シクロレーサーでダートの上をロードレースのように疾走するなんていうのはいどうなんだろうね、逃げと集団と、いくつかのフェイント、ブリッジ、などの展開があって、多分面白いだろうね、レース自身が。

 ただ、そうなると落車も増えて、けが人も出てくる、舗装路でないので、スピードもロードほどではないながら・・・。ただ見ている方にはその方が数段面白いでしょう。また出場する選手にきいてみましたが、大体ロードの選手なんで、もっと直線が欲しい・・・という話は聞きましたね。

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 一方会場内では、小さい手作り系の自転車パーツ周辺というような物作りのお店の出店がありました。こうしたタイプの出店がもっと増えるのもいいんじゃないかな?なんて思ったりね。

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 もちろん主催の一部であるクロスコーヒーさんもここに出店していました、寒い体に温かいコーヒーは最高でした。

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 このレースの主催母体でもあるジャージ屋さん、いい味出しているみたいですね。

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 キャニオンさんが出店していました。

 驚いたのがこのハンドル。

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 この形状のハンドル?

 こいつは二本ある内の上ハンドルを持つとかなりしなり、下ハンドルを持つことでよりかたくするというタイプのハンドルだとか。つまりダートのすごいところは、上で、アタックかけるときは下で・・・という使い分けが出来るということなんでしょうな。

 いずれ移行した会場で、TRPなんかアピールできないかな?なんて考えたりもしました。

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 ところで、会場でTRPのハイドロ何点かみつけました。これは女性の車体です。

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 たまたま持っていた、105のワイヤー引きのSTI、こいつを使ってシクロ車を組みたいと思った際に、これを紹介されたということでした。やった、こうした使い方はありですね。

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 ここにもまた一人、ハイドロ使用者が・・・。見るとブレーキ周りが、

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 エアロブレーキに取り付けるタイプのシフター、独特ですね。サンエスかどこかで見たことありますが。かつて余っている鉄レーサーフレームでシクロ車を組もう!なんていう特集の時、大分古いですが、こうしたパーツを組み合わせて作っている雑誌の記事がありましたね。

 今でも・・・かもしれませんが、シクロはどうしてもロードレースの冬トレーニング、または準ずるものという意識が高いかったんでしょうな。

 まあ、シフターに自由度を持たせたいが、制動は油圧が欲しいという人には、このTRPのハイドロの選択肢は絶対に悪くはない、決して過渡期のパーツではないな、と思った次第であります。

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 色々やっている内に、あっという間に三時を過ぎて、最終レース、オープンクラスのレースとなりました。この大会ではカテゴリー上級の設定はないので、強い人はここにこぞって出るということで、まあ、迫力はありましたな。

 大会としては選手で約四〇〇人が出場で、会場も賑わっていました。成功でしょう。東京の河川敷、色々と下らん規制が多い中で、こうした大会は大事にしたいと思いますね。

 と、

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 どこかで見知った、アヒルタンコブおじさん発見。オオ、来ていたんだ・・・。ということは、カメラもいいもの持っていますな。

 写真撮った?

 うん、大分・・・。

 使っていい?

 ということで、次号はこの多動おじさんの写真館でもしますかな?大会の雰囲気が伝わってくるでしょう。

 お楽しみに!

これからは牽引を牽引していく!



 先日ひょんな事から頼まれた、カートを引く自転車を考案したんだが、あれをあれだけで終わらせるのはもったいない。むしろ、重い荷物を自転車に載せて合わせて重心を取るよりも、後ろに置いて別車両として引く方が絶対的に安全なのだ。

 これは今まで30キロ以上の飲料を載せて走行した店主が言うんだから、間違いは無い。荷物を後ろ、または前に載せると、スピードにのるまでフラフラして危険でしょうがない。狭い道など制御出来ないことだって何度もあった。

 それから比べると、牽引はそれこそ昔はリアカーを引いていた時代もあったわけで100キロだってふらつかずに運ぶことができる、まあ、再度これからは牽引の時代が来てもいいんじゃないか?

 当店を起点にまず柳沢・東伏見近辺の高齢者の自転車をすべて・・・とはいはないまでも、牽引を流行らせたいね。

 そんなこんなでまずは形にして、見てもらおうということで、こうして店の前で展示している。

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 このようにポップもつけたりしてね。

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 まず荷台にこのような金具を設置して、そこにカートを取り付ける、至って簡単なわけであります。

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 こんな感じですね。これが付いていれば、後は走るだけ。どんなに蛇行しても、8の字に走行しても、カートは全く問題なくついてくる。

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 例えば、ここに20リットルの灯油を入れて、走ってみる。通常自転車の荷台に括ろうものなら、まずは重い、ふらつくし、中が液体だとチャップンチャップンと中で暴れるんですねえ、それがまた運びにくいんであります。

 ところが、こうしてはこぶと、走り出しが重いくらいで、後は全く問題は無い。これはいいわ。

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 このつなぐ金具がもちろん専用のモノでないので、ちょっと弱かったなあ・・・。牽引は前に引くのはいいんだが、後ろに下がるとなると、ちょっとヤッカイなんだな。金具が柔いとこうなってしまう、この辺はまだまだ研究課題と言ってもいい。

 ただし、基本の発想はこれでいいだろうと思う。

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 上の蝶ねじを外すと、簡単にカートと自転車の切り離すことができる、そして・・・、

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 このままカートを手で引いて運ぶこともできます。

 そう、このカートにカゴつけて、引いたままスーパーに入って、そこの買い物をいれて、カゴをレジに出して、それをまたカートに積んで、自転車のあるところまでカートを引いて、自転車にくっつけて家に帰る。また自転車からカートを外して、家の中まで引いていく・・・。こうした使い方ができるようになります。

基本この路線でやっていきますが、もう少しジョイントのところに関しては改良の余地はあるということで、また試作が必要でしょう。でも完成すれば、これは大変便利で、安全だと思います!

 後もう数歩・・・かな?

二月十一日は稲城クロスです



 二月の十一日、神話に基づく紀元節の日になりますが、この日は稲城クロスの日となります、第四回だそうですよ。場所は、多摩川の河川敷、正確には 東京都稲城市、稲城北緑地公園、河川敷特設コースですね、当店前の東伏見通りを南下して、多摩川大橋を渡ります、そして川沿いを遡上しますとすぐに、稲城大橋という橋がありまして、そいつを一本越えるとあるのが、この会場になる公園です。

 朝は早いですね、レース自体は九時スタート、色々なカテゴリーがありますので、かなり楽しめると思います。

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 コースもかなり本格的な感じがしますね。

 ここに朝から店主は、ボランティアかねていると思います。

 もちろん、距離からいっても自転車で行きますよ。その車種といえば・・・、

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 こいつで行きます!これは元パナソニックピストでありますが、

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 台座取り付けて、ディスク化しているんですね。

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 伝わらない方には何を言っても伝わりませんが、コイツはエンド幅120㎜のまま、ディスク化したハブで組んでホイールを履かせています。

 ディスクのシステムはもちろんTRP!!!いずれこの稲城クロスで、出店出せたらなあ、なんていう下心もあります。

 まずは、視察とお手伝い。お時間のある方は、冷やかしもかねて、是非是非、おいでください。

 レースにはレース特有のいい緊張感と弛緩が交互に来る、なんとも言えない雰囲気があるんですね、いいもんです、よろしければ向こうでお会いしましょう!

虎の威を借る皮算用



 あれ?欧州にいたはずじゃないの?とひょっこり現れた。

 どこのラッパーか?ってか?

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 いえいえ、時たま当店でおなじみの、あのオランダ修行の仏教高僧、郷老師でございますよ。

 いや、久しぶり、昨年・・・、四月ぶりだったかな?どうもこちらの記事でしたね。

 色々って、ほんの少しだけ、日本に立ち寄って、またすぐにオランダに「帰国」してしまうのだそうだ。

 しかしその立ち寄りって、一体何だったんだろう?

 どうも宗門から、大事な役を仰せつかったらしい。そもそも半分以上、この高僧は宗門自体に愛想を尽かしている。まあ、それも仕方ない、生臭だらけだからだろう。しかも、欧州当たりに派遣されている、生臭どもは、なんとも醜聞だらけともきく。

 そんなわけで、基本相手にはしていない宗門からの、お達しであったんだが、それにはそれなりの意義があったらしいね。

 というのは、本人とすれば、できるだけ、欧州で今ついている老師のもとで、公案をも取り込んだ修行をより深めていきたいと希望するんだが・・・。この高僧もすでに三十になっている。実家の寺の跡継ぎ問題もある。代替わりを希望する親父殿からは、帰国の要請が止まらない。

 なんとか、延ばし延ばしの工作をしてもそれもまあ限界は近いわけだ。なれば、自分を納得させて、そろそろ欧州での修行を切り上げて、田舎の山寺でも継ぐしかないか?という矢先。

 宗門から、宗門を代表して、欧州に残り布教活動をしないか?というお誘いがやってきっというのだ。

 このお役は、一般的には名誉なことなんだそうだ。本人は欧州に残る理由となるなら、まあ引き受けてやってもいいだろうという構え。と同時に、今まで帰国しろ!オンパレードだった、、オヤジ殿とその周辺を黙らせるには格好の立場と理由となるというのだ。

 つまり、倅が欧州にて布教で活躍しているとなると、花形の大出世ということで親の面目が立つ・・・という寸法らしい。

 まあ展開が変わってきたぞ。ただし、本人としては、今までの自分のあり方を貫こうという決意らしい。やれやれ!元々所属の宗門の、ただ単に座れ!一本だけではなく、またフランス当たりで禅にかぶれている方々には、どうも発生当初からのねじれがあるんじゃないのか?というのが高僧の見立てでもあるそうで・・・。

 まあ、そんなこんなで宗門の注文に従いつつ、つまりうるさい親どもには宗門の威を示しつつ納得させると同時に、本人は宗門の主義・主張から距離を取りつつ、独自の路線を行こうという皮算用があるらしい。

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 実際、そのお役の面接のために帰ってきたという面もあるらしいが、まあ出てくる坊主面々の質問レベルの低いことたるや、聞こえてくるようだったわ・・・。

 そうはいっても宗門は宗門、その筋の内部の人にとってはそれなりの権威であるらしい、まさにトラなのだ、張り子だろうが。そんなものでも使えるものなら使っておこう、張り子であっても睨みと聞こえが良くてそれでもって「安心」する程度のものどもなど、放っておこう・・・、本人は思うところの禅の道、修行の道を今後有縁のものどものと切磋琢磨し、できればサンガのひとくくりでも成り立たせてみたら?なんて考えているんじゃないか?

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 オランダ産のチーズをしこたまお土産に持ってきてくれた。そしてトンボで帰国。身辺整理をしてから、そのお役に入っていくという。どういう展開になるやら。

 ただ、今年の夏には一時国を予定しているというので、土産話もまた楽しみなり。

 でき得れば、またこの地にて、この店場にて、帰国の報告なども聞きたいと思う、それまで頑張るしかない。そちらも大いに励むべし!!!


探しも探したり 短いクランク



 この車体、一見650c のレーサーなんだが・・・、

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 この伸び縮みピラーと・・・、

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 このコックピットのような、ハンドル回りを見ると・・・、ア!当店のご意見番のお一人でもあります、あのマッドサイエンティストさんなのであります。

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 あれ?こんな所に、当店非公認のステッカーが貼ってあります・・・。この手の発展系を公認化する動きもなくはないようですが。

 このマッドサイエンティスト、略してMSさんですが、先日当店のお着物号を試乗して、127ミリクランクを体験してもらい、大分気に入ったその翌日、改造電動号を持って、127ミリ化したんでありますが、それで終わるほど浅くは無かったようですね。

 短いクランクによって、シッティングとダンシングの区別がつきにくくなった、ということは常にダンシング的なトルクが可能なんだろう、と読みをすすめ、さらに短いクランクを試したら、その区別は一体どうなるか?なんて、かつての研究者としての血が騒いだようでありますね。

 そして、ネットとにらめっこということで、とんでもないものを見つけては、それを取り付けて当店までやって来てくれました。

 そのとんでもないものとは・・・。

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 これなんですねえ、このクランク。一見普通のクランクに見えますが、こいつこんなスポーツ系の見た目をしながら、なんと120ミリという長さ。あのサンエスさんが推している、ラクランクの10ミリ下をいく代物なんですね。

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 計ってはいないが、目視でいうと若干のQファクターは広くなったかもしれないが、いやいや、短いです、とことん短い。

 一体どこから探したんですか?という問いに

 オーストラリアのBMXの店から取り寄せたという、送料はそこそこかかっても、本体自体はそんなに高くなかったようです。BMX用だけにシングル用なんだが、どうもそれを加工してダブルとして使っているようですね。

 やるなあ・・。

 乗ってみましたが、サドルをより店主用にセッティングすれば、その効果は絶大だったかもしれませんが、それでもダンシングとシッティングの区別がぼやけてくる感じはしますね。

 これは、実際の足の長さと、大腿骨とその下との比率、全体的脚力とクランク長によるトルク、回転効率などの、パラメーターをすべて入力すると、一体何ミリのクランクがその人にとっての最適なのか?なんていう数値を出すシステムなんか作れたとしたら、それも目的別に出せたとしたら、それはそれは、自転車のポジショニングのちょっとした革命になるかもしれませんな・・・。

 そんなことなんかも夢見ながら、MSさんは、これからも走り続けるでありましょうし、また貴重なアドバイスなんかもいただけるんじゃないか?なんてこと、期待していますがね。

 事故なく乗り続けてください!

 こちらもパーツ探し、負けちゃいらねーわ・・・。

ハンバー探しは大変だよ!



 GTかな?トリプルトライアングルという特徴のあるフレームですね。こいつに大変なことが起こりました。

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 よくある・・・というほどではありませんが、たまに起こるハンガーのねじ切り現象ですね。チェーンがこんがらがってチェーンに引っ張られたディレーラーがハンガーごとへし折れるという現象です。

 こうなると大変、交換用のハンガーを持っていれば取り替えるだけなんだが、それがないとなると、探さねばなりません・・・、これは大変なんですね。

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 こんな感じで、色んな種類があるんです・・・、どのくらい?

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 これはスペアで売られている一つのカタログなんですが、一つですらこのくらいあります。あるサイトに見るに1000種類近くあります。

 しかも似たようなものだらけ・・・。この辺せいぜい50以内に規格を整理しないんでしょうかね?しないか・・・。

 こうしたものや、サイトなどを探す・・・、そして

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 当店所有のこうした中からも一つ出して、あてがっては確認し、交換しては確認しを繰り返しますね。

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 ラッキーにも、見つかりやんした・・・。まあ毎回偶然と思っていいでしょう、なのでこうした案件を抱えておられる方がいるとしたら、あそこに持っていったらなんとかなる、という安易な希望は禁物です、毎回できた場合は偶然ですから。

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 ここが直れば、その他のパーツ上の不具合を直していきます。逆にここが直らなければ、この車体、この自転車の復活はおあずけになります。つまりあんなちっぽけな金具一個で、車体が成り立たなくなるという、ことなんですね。

 だから折れてもいいように、数個スペアを買えるときには買っておく、ということは重要ですよ!

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 エンドが直ったら、その他ホイール類の調整もお願いします、ということなどスイスイと進めていけます。


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 まあ、だいぶ遊びに連れて行かれているようで、あちこち、あちこちやれていましたが、なんとか再生です。

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 マウンテンバイクとBMXの間のようなポジションで、山や野良に出て随分遊んでいるようですね、これでまだまだ遊びに付き合うことになるようです、でも偶然だとしても直ってよかったよね。

 エンド金具、ハンガーは確保できるときには確保せよ!特にカーボンが好きな方々よ、折れてから気づいたって遅いよー!

第四の選択?格安にて チャレンジャー募集



 当店オリジナルの、クロモリフレーム+カーボンフォークのレーサーであります。なんと十一速。

 そしてこちらについているコンポというのが謎のもの、カンパ、シマノ、スラムに次ぐ第四コンポといってもいいかもしれませんね。

 まあ、どんなもんかと入手してみて驚いた。まず全然安っぽくない・・・、という見た目。

 そして組んでみて驚いた。意外と隙きのないコンポなんであります、短時間ですが使ってみて驚いた、これでも全くありじゃない!!!!という感じでね。

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 まあ、結論からいうと、スラムのパクリコンポといっても過言ではないが、作りがめちゃめちゃいいんだな、値段の割には。

 このリアディレーラーも、なかなかでしょ?かつてのエントリーモデルについていた激安コンポは見た目からして、激安だったが、こいつはなんともメカニカルである。

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 このクランクも、そこそこの作りをしている、決して柔らかくはない、付いてきたBBも半年後交換・・・というようなものではなくて、そこそこ使っていけそうなもの。

 まあ実際には使ってみないと厳密なことはいえない。ただ長年の勘からして、使い続けそうなものと、そうでないものの区別はなんとかできるかと思う、そういう観点から使えそうな感じがするというわけだ。


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 今回ブレーキは、ちょっとサポートしていることもあって、テクトロを使ったが、ちょっとミドルで加工が必要だった。もう少し一発使いのできる、ショートでちゃんと効くブレーキをテクトロには作ってもらいたいもんだ、もちろんシルバーものもね。

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 なんか知らんが中途半端に長いアーチが沢山あるのがテクトロなんですよ。もっとちゃんとしたショートもの作ればいいのに、時代遅れのダイレクトマウントなんてものにこだわっているのか?なんかやることが明後日のような気がするな。

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 こいつを万力固定して、ボール盤で穴の延長を掘る。

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 最後は七ミリのものでこじって、その分だけブレーキシュー着用のためのスリットを長くする。

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 こうやって拡張した穴の周辺などにヤスリ等を施して、やっとショートリーチ化とした。

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 削るとわかるが、意外と切子が柔らかい、ということは意外とやわなアルミを使っている、ということも言えそうだ。

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そして、それらの性能が一発でわかる、このシフター兼ブレーキレバーなんだが・・・、これがなかなか良いのだ。

 形式はスラムと一緒。ほぼパクリ。ところが、スパスパとよく決まるんだよね。操作感も決して安っぽくない。ブレーキのテコ比なんかは少し考えてもいいかもしれないが、それ以外にはほとんど文句のつけようがない。

 まあスモールパーツとかの期待はできないし半年以上、耐久性のことなどはわからないが・・・、少なことも組んでみて、近所をサイクリングするくらいではバレない精度の良さのようなものは伝わってくる。

 こいつは店内ブレークさせるかな?かつては変速周り、つまりシフター周りが複雑で、難しくちょっとやそっとではできない、という代物だった、それが故の高さではあったと思う。

 ところが、この値段で、これだけのもんを作っていしまうというのはすごい!としか言いようがない。

 第四の選択といっても、カンパはもろ元気ないんで、実質第三の・・・に取って代わるかもしれないね。

 この車体は売り物です、値段は128900円税込みです、ちょっと早いものがちかもしれませんが、保証等を求めないのりかただったりすれば、これは試す価値は大いにあるかも、とおもいます。

 試乗も兼ねてぜひ、ご覧になりにご来店ください。!お待ちしています。
 

コーギー この車体取り扱います 使い方を考える



 先日知り合いのつてをたどって、コーギーという車体がやって来ました。これが面白い、と同時に、レレレ?さて用途は?とカテゴリカルちょっとした混乱が起きてしまう乗り物なのであります。

 この使い方を考えて、普及させていくと、実は今まで全く注目されていなかった領域が明るくなるかもしれない・・・そうした可能性を秘めた乗り物と言えるんですね。

 全貌を見るとこうです、

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 一見車椅子に見えます、確かに椅子が付いていて、脇に車が付いている、ただし後輪が付いているので三輪でもありますが、補助も二つ付いているので厳密には五輪ということになりますかね。

 でも、本質的には三輪の車椅子・・・と見えるでしょうね、でもそうじゃないんです。

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 なんとクランクが付いているんですね、こいつを両足で回すことで、前に進む・・・。フムフム・・・ムムム?・・・・?

 ペダルが付いていて、足で回すことが出来るということは・・・、足は効く?ということですか?・・・・ならなんで車椅子なの?歩けないから、足が効かないから、車椅子なんでないの?

 と思いますねえ、車椅子は足に障害を抱えている方のものだから分かるが、ペダルをこげる足をしていて、なんで車椅子なの?

 と、もう一つ疑問が・・・。

 足でコグのはいい、前進するのは分かるが、これってまっすぐしか走らないんじゃない?という疑問も当然湧きますね。

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 その秘密がこれなんです。リアに付いているこの一輪が、なんとステアリングを決める役目をするんです、これは目から鱗だわ。通常前輪側がステアリングを決めるものだと思いがちですが、こいつは後輪でありながら、ステアリングの主となっている・・・。

 そうするともう一つ疑問のドミノが来ます、ではどうやってこの車輪を動かすの?

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 実は手元に約九十度動かせる、ブレーキ付きのハンドルがありますんで、それを使って、車体の方向を変えるんですねえ。それがスゴイ小回りがきくんです。もうパワーリフトのように、その場で一回転も出来てしまうほどです。

 なるほど・・・、大体この車体の機能は分かったぞ!というところまで来て、最初の疑問に戻ります。

 では、一体誰が、どんな症状の人がこの車体を使うことになるのか?ということですね。

 今回来ていただいた方には、左手に麻痺がある方でした、なので、右手でステアリングとブレーキをやっていたんですね。そして立って歩くことは出来ても、軽い麻痺があるので、自転車に乗ることは出来ない、そういう方でありました。

 脳性麻痺等で、バランスを取るのが難しい方は後ろ二輪の三輪車でのレースというのがあるのは、パラリンピックの競技にもあります。なるほど競技まで行かなくても、バランスを取るのが難しい方が、日常の移動にこれを利用するというのはありかもしれないねえ・・・。

 ほかには・・・・?

 店主の父でありますがもう高齢で、一昨年結核で入院してから、一気に足腰が弱り、一時寝たきりだったんですが、今ではなんとか自力歩行が出来るようになっています。あの時もしもこの車体があったら、店主は間違いなく、父にあてがい、自力で動けることの喜びと誇りを取り戻して欲しい、と願ったはずです。

 そうか・・・、リハビリ機器として、これって使えないかな?と考えてみました。

 小回りがきくので、家の中でも一定の広さがあれば使えるでしょう。そして、何よりも外でありましょう、歩行がつらくて、長い距離が難しい方も、高齢者には随分といるはずです。そういう方の外行き用の車体として、大いに使えないだろうか?なんてね。

 もっといいろんな人からアイデアを募集したいですね。

 当店の前に犬の散歩で毎日通る理学療法士さんがいるんですが、早速彼女を呼び止めて、今度面白い車体が来るので、是非リハビリに役立ててもらえませんか?と約束してしまった・・・。

 あとは、こうした見慣れぬ車体も、じっと見ていく内に、色々と改善点が見いだせるようにもなります。

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 例えば、ここなんですが、これはクランクのシャフトなんですね、このシャフト・・・、今当店の店内ブームはなんと言っても、短いクランクが来ています。

 実際にこの方の上死点を見せてもらいました。

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 レッグプレスじゃあるまいし、これはつらそうですね・・・。ご本人も長く乗るとつらくなることもあるということでした。ニヒヒヒ・・・、これもまた激短クランクシャフトに交換するという手は大いにありだわ。しかも一輪車のでね。

 あと、こいつはバックも出来るように、固定ギア形式になっているんですが・・・。

 坂なんかあったら、きついことありませんか?

 はい、たまに長い坂だと疲れます・・・。

 そういう時は・・・と、自転車屋として幾千ものパーツ類が頭の中を走馬燈のように駆け巡るのであります。

 この内側の機構を世にある三輪車の二輪構造になぞらえると、そこには内装式の自転車のハブが使われていることがある。これって使えるでしょう・・・。つらくなったらギアチェンジですよ・・・。

 でももしバック機構も必要だということになると・・・・

 ア!アイツがあるじゃんか!!!!いや、アイツしかない!

 スターメーの内装固定三段を使えば、バックも出来て、つらくなったら軽くもできるということも可能じゃない!!!!もしこんな製品が実現して、それまでのよりもより長い距離を走破できるようになったら、それこそ自転車屋の面目躍如だよね!

 ということで、

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 このコーギー。今年の四月より、この方ご自身がエバンゲリオン・・・使途となって、広報に勤めるということなので、当店もできる限りの協力をして、バックアップをしていこうと思います。

 もし一台デモ車体が来ましたら、試乗会なんかもやっていいでしょう、近くは福祉会館で高齢者も多く通るので、大いに広報していきたいと思いますね。もちろんより良き改善のためにも、一肌脱ぐでしょう・・・。もう何屋かわらないね・・・、まあ何屋でもいいわ・・・。

鼻なしサドル 静かにブレイクの可能性



 これなんでしょう?

 スポーツ自転車愛好者には、わかった!DHハンドルバーの肘置きだろうと思う人いると思いますが、違います!

 
 実はこれサドルなんです。従来のものとはだいぶ形が違いますが、サドルです。お尻を乗せる場所はありますが、いわゆる前への突き出し部分、通称鼻の部分がありません。

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 具体的に取り付けるとこう見えます。まだ見慣れませんね。変なのーって感じですが。

 こいつのメリットは何か?というと。膝まであるコート、ロングスカート、着物のようにお尻を一帯包むような衣類を着ているときに、サドルの鼻によって食い込まれなくて済む、という形状なんですね。

 そして、角度を変えてみると

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 本当に鼻の部分がへし折れている分、自転車自身にまたがりやすいんですね。

 もちろん、今まで普通に鼻ありサドルを乗っていたところから、急に乗り換えたりすると、違和感はなくはありません。ペダルを回すために無意識の内にサドルの鼻を挟んで安定を図っていたんだ、なんてことにも気付かされます。

 でも、自転車にまたがる際に、無意識に鼻を避けて、下半身を一瞬でも前に突き出していた作業の必要がなくなります。もちろんこれも無意識の内の作業なので、このサドルに変えたからといって、一気にそれがなくなるわけではないかもしれませんが。

 でも、またがる際に鼻の突き出しとのちょっとした接触によって、体をずらしていた場合には、その接触がなくなるだけで、乗りやすい!と一気に感じられる人もいると思います。

 こうした長年の使用による保守的な傾向(多少何かあっても基本問題なし)というものも、新しいものが来ることによる、逆慣れ?等によって、一気に情勢が変わってしまうことだってありえるんですが、この鼻なしサドルもそうした可能性を秘めているように思えますね。

 これは着物号のためにいま試行中なのですが、当然洋服ほどの自由はなく、そこそこの縛りのある和服に向いているということは、それはそのまま体の動きに縛りのある高齢者のための自転車にスライドできると信じてやってもいます。

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 こんな形状のサドルもありますね。鼻の突き出しが極端に短いので、いかにも跨りやすそうにみえませんか?後は慣れることで、この小さい形状のサドルに腰を乗せるポイントが見つかれば、常用に耐えるものであると思いますね。

 と、そんな提案をしようかと考えているときに・・・

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 なんと店先に、このお着物自転車の指南役の一人でもある、トウキョウジョウ城主、お殿様がチラリと当店の前を通りかかりましたので、早速試乗の感想をいただきました。

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 慣れは必要かもしれないが、ハマったらやめられないサドルになるかもしれない・・・というご感想。

 良かった、打ち首にされないで・・・・。

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 そんなわけで、まだまだ秘策のあるお着物自転車≒高齢者向き自転車の施策はまだまだまだまだ続きますが、世は高齢社会真っ只中、そしてお隣はもう少しで三億以上の高齢者抱えるお国が控えておりますので、ちょっとした使命と勘違いしまして、やり続けましょう!



 

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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