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持ち込か・・・しかも懐かしくも相変わらず |
![]() なになに?持ち込みフレームだぞ。トリプルトライアングル・・・ということは?GTじゃないの? ![]() その他にドッサリと持ち込みパーツを持ってきた・・・。どうやら組み付けてくれということらしい。 ![]() ウン、これはGTのまさにトレードマークという、トリプルトライアングルだ。もう一つ、BMCというメーカーがあって、アルミフレームの頃、このシートチューブの付近がちょっと複雑な溶接で、そこが見せ所だったんだが、カーボンになって一気に消滅して、どこにでもあるようなフレームへと見た目は成り下がってしまった・・・、機能はどうか知らんが・・・。 その点、GTはまだ生きているのかな? ![]() どうも自作のステッカーらしいぞ・・・。 ![]() ホイールは、あのキシメンスポークで有名な、倒産したマビックのキシリウム、再生したのか?あまり貴重品にならないのかもしれないが・・・。しかしマビックが潰れるというのも時代の流れなのか? ![]() そして、コンポはスラムのライバルで統一されていた。久々に統一コンポで組んだ感じだな、そのくらい雑多もんの入交りコンポを組むのが日常化している。 ![]() まあ、日本で売られているスラムの値段は意味不明。別にアルテグラを押しのけてまで、これを使わなければいけない理由がなかなか見つけられないため、決して普及しているとはいい難いが、せめて105あたりでぶつけてくれたら、しっかり利用者の選択肢の中に入ってくると思うんだが・・・。 まあ、スラムという会社にとって日本は眼中にないということか?イヤイヤ、スラムだけではなかろう・・・。台湾の展示会なんかを見ていても、これは日本の市場に向けて!!!というものが全く見当たらない・・・。こんなの展示してどこが買うんだ?と思った矢先・・・、そうか欧州か・・・ということがよくあるわね。 ![]() でもまあ、第三の選択師として登場した十年くらい前は、ちょっとざわめいたはずだったが、その後日本の代理店がたらい回しになって、なんとも落ち着かない内に、今日に至るね。 スラムは、製品そのものの直接の影響というより、その発想がシマノを動かして、さしものシマノもその発想を取り入れざるを得なくなってきた・・・、という状況から、スラム影響のシマノものを通じて間接的に日本の中に入ってきては、定着しつつあるという変則的な状況だね。 シマノを通じてスラムの影響下にあるという、変な状況なわけだ。 ![]() 当のスラム自体のもこうしてロードコンポとして付いている限り、非常に普通に動くし、問題はないんじゃないか?と思いますがね。 そうそう、来月くらいから、このスラム発想の謎の黒コンポが代理店を掲げて、静かに日本に上陸しそうなんだな。そうすれば、当店周りの改造実用車だなんだかんだは、ほぼ全てこれになるだろうなあ・・・。 それと、載せ替えコンポの中にもドンドン入ってくる・・・可能性も高い、楽しみだよね。 ![]() 尻にお悩みの方に・・・というサドルだが、いろいろみたが大分高いね・・・。店主はケツはうるさくはない、柔らかくなければいいというやつだ。 ![]() フォーク周りが一インチで、どこで探してきたんだか?というフレームでもあるが、なんかかっこいいね、いいんでねーの? で、実は話はここからなのだ。 この依頼主くんは、実際十年以上前から当店のご縁のある方だった。当時は学生だった彼だが、今は美人の嫁さんまでいるようになった、しかし、もともとからして、実年齢の割には老けていたのか?十数年の時を経ても、全くわかりがないんだな。 そして、この彼、実は十数年前に盗難自転車を巡って、大捕物を展開したんだが、当時かなり話題になった。もしかして、当ブログの古い読者さんだったら、そうそうあれだ!あれは奇跡だったよな!と思い出すかもしれない。 そもそも彼は学生で、このGTのフレームを持ってきて、当店・・・といってもその頃の当店はなんと、三店舗前の、今は無き阿佐ヶ谷団地時代でのことだった・・・。 当時すでに廃墟化していた阿佐ヶ谷団地で、狸サイクルは展開していたんだが、自家塗装なんてことをすでにやっていた、それも廃墟状態だったので、やる場所には事欠かなかったわけだ。その詳細については、このブログに詳しい。 人の住んでいない、空き地、というか元は誰かの家の庭で、物干し台を利用して、自家塗装している若き日の彼の姿が写っているだろう。 ところが、事は起きた・・・。なんと出来上がって、乗り始めてすぐだった・・・、盗難にあってしまったのだ。 しかも・・・、かなり入り組んだ、自分のアパートの前にほんの少し置いた際に取られてしまったということ。これは出来心で取られたのではない、完全に目をつけられて、踏み込んで盗まれたということだった。 流石に、男子でも、縮み上がるよね・・・。 それで終わっていたら、ただの悲しい物語だったんだが・・・。 それがなんと戻ってきた・・・、それもたんに見つかりました・・・というような物語ではなく・・・。 詳細はこちらのブログにでているんだが。かいつまむと、盗難があってから、当店がブログで盗難情報を掲載した。それを読んだ人が、偶然街でその盗難車を見つけてくれた。と、それだけじゃあない、わざわざこの店主に電話をくれて、「いまスーパー前に鍵をかけておいてあるんです、ということは犯人はこのスーパーにいるということですよね、私ここで待っていますので、持ち主の方に連絡してください」という。 それから大捕物に発展したんだが、それは当時のブログを読んでください。 まあ、そんなでかい思い出のある彼なんだが、もう始終前の立派な青年・・・壮年というのか?になっていた、とはいえ見た目はほぼ昔のまま。覚えてくれていたんだね、それで全てを持ち込んでくれたということだ。 まあ、できたんで、こいつも盗難には十分気をつけて乗ってくれ! しかし、そう考えると、いろんなことがあったよね・・・、この狸サイクルにもさ。 |
実は二重苦でありました・・・ |
![]() かつてはBD1とかいったな。 ![]() プジョーとなっているが、今はバーディーとかいう名前になっている、どうでもいいが。 これがある日、ハンドル周りに異変が起きているという。ハンドルと同期するはずの前輪が、しない・・・と。 それは大変だ・・・と、良くこの変わった車体の構造を思い出すと、確かアヘッドの形式が逆さまだったようだ・・・。 ということは、引き上げ用のプラグが下にあって、フォークとコラムを挟むボルトがあるはず。動悸しないというと、その締めのボルトが緩んでいるか?アンカーに何かが起きているか?まあ電話では埒が明かないので、持ってきてもらうことに。 そうすると、あの行灯フォークのコラムとの接触部分が、 ![]() このようにパックリと割れていたのを発見。これじゃあ、ボルトを締めてもコラムとフォークが固定されないわけだ。となると・・・。フォークをまるまる交換・・・?または、かつてやったBD2と称した大改造があったが、あれをするか?しかないか? だってアルミだからね、柳さんの鉄の溶接はできないよね・・・。と、相談してみるとできるところがある、というお返事。 なれば、そこにお頼みすれば、まあバカ高い工賃には発展しないでありましょうな。ということで、単体外して、お渡しする。 数日すると、 ![]() このように、アルミのティグ溶接されて戻ってきた。フォーク単体で探したりもしたが、まず数が少ない、そしてあっても高額ということで、まずは直って良かった・・・。 ![]() では、再度組み付けよう・・・と、下のアンカーに引き上げ用のプラグを入れて回してみる。止まる所以上の力で回さないように気をつけて回すが、それがなかなか終わらない。あれ?アンカーがおかしいの? のぞいてみると、アンカー自身のカシメが壊れている、ということはフォークの破断とアンカーの破断という、二重苦をこの自転車は同時に抱えていたということ?そりゃ大変だったんだわね。 ![]() 粉々になったアンカーがでてきた。ここまでバラバラの破壊されたアンカーを初めてみたよね。 気を取り直して、再度新しいアンカーを打ち直す ![]() これでようやく、組付けのための準備が整った。 ![]() なんとかこの行灯型のフォークの取り付けができた。なんで、こんな入り組んだ形をしているのか、イマイチ理解できないが・・・。しかし一体どこが破損していたんだ?とこれだけではわからないよね。 ![]() これが行灯フォークとヘッドパーツが接触しているところを前を右に見た所。この調度真後ろ側が、今回割れたところになる。 ![]() ここね、ちょうど下に突き出ているハンドルのコラムを行灯フォークが包み込むような構造になっている、これを前方のボルト二本で締め込むんだが、ここが割れていたんで、どんなにボルトを締めても同期しないわけだ。 ![]() 小径だけに、ギアの歯数はでかいね。 ![]() 外装の多段、ブロンプトンは内装だったり、外装二枚だったりと、大分凝っているが、その点BD1はごく普通だね。 ![]() 折りたたみだけに、収納可能なハンドル。ブロンプトンについても同じだが、ハンドルのステム部分が曲がる構造、しかも小径だけにハンドル位置が高くなる分、ステムも長く、テコの原理からいうと相当曲がる箇所に力がかかるだろう・・・と思うと、ちょっと安心して乗り続けられない、店主なのである。 もしこの手の小径をもらっても、ハンドルは変えるね、折りたたみを活かすとしても、引っこ抜きタイプにするなあ。 なんて勝手な妄想をしながらも、 ![]() なんとか再生ができました。捨ててあったものを許可を得て、もらってきたとはいえ、ちょっと壊れたくらいで捨てるのは忍びない。細かい点はさておき、こいつも小径自転車の雄であるには違いないんだからね。 良かった、良かった・・・。 |
Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。
店の所在
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