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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |2021年12月 tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

2021年という年 高望みはしない より高くだな



もち米は一晩浸水させた。餅のための準備なんだが、あれよあれよという間に暮れ、そして大晦日になってしまった。

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 餅は買うより自分でつけ、ということでここ何年も自分でついた餅を食べているが、これに変わるものはない。みんなつけばいいのに、と思う。

 そのくらいついた餅はうまいよ。

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 蓋をして蒸す、一時間もしないな。そうすると、昔の映画の上映ブザーのような、いかにも昭和的な音が鳴るんだな。

 それでも餅つき機はおすすめします、全く味が違います。

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 蒸しが終わると、今度は餅にする作業が始まりますが、その作業点を見ると、ええ?そんなんでいいの?ってくらいになります。

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 大体、こんな羽が回るだけでなんで餅になるの?ってくくらい不思議な物です、毎年同じ疑問が湧いて来ますね。
 
 では、回していきましょうか?

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このなんとも冴えない工具が餅つきの秘密兵器だとは・・・、もう少し目立ってくれたら、それなりの話題や関心を引くんだろうな?

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 よっしゃなんとか出来上がったぞ!後は相手を倒すべし!

 とはいえ、倒す相手もないので、とりあえず、伸ばすか・・・。

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 もち米約一升がこのくらいの餅になる・・・、なるほど面白い。

 さて、今年はどういう年だったか?などと聞かれると、聞かれるまでもない年だったとしか言いようがない。

 1月3日より始まった、少年たちの頭蓋骨折・・・これを皮切りに、碌なことが起きなかった、といってもかごんではない。


 頭蓋骨骨折から、クモマッカ出血、遁走、鎖骨折、コロナと、義父の死去・・・そして大晦日の本日伯母の告別式とまあ、最初から最後まで本当色々あった年でありました。

 こうなりますと、来年こそはよりいい年になどと思う方が大半かと思いますが、へそ曲がりの店主としては、まあ来年もどうせロクな年ではないはずかと、根拠のないようないい年を祈るよりも、何があってもそれなりに対応できる、技術と関係を築いておくこと・・・なんじゃないか、と思うわけであります。

 起こることは仕方ない、生老病死は、もう仕方ない・・・諦めるしかないんです、だからそれを回避することではなくて、対処できることを考えること、これだな、ということで今年を閉じていきたいと思います。

 大変お世話になりました、何が起ころうと、対処できる技と関係を築く、その一端に当店のようなものが関与できるようでありましたら、何時でもお声掛けください!

 それでも良いお年を!

 
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来年の実験機 完組なければ手で組むしかない



 寒いと一気に乗る気が失せてしまうというのが自転車の弱点かもしれないが、イエイエ、まさに寒風の中を走るのが好きなんていう人もいるからなあ。

 上の車体は、何度か本ブログでも登場している、店主の実験機、クロモリ650Çの車体であります。

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 クランクは150ミリの短い仕様。これがなんともいい、関節の可動域が悪くなる年寄りには、またいい。そして、650Cというサイズもまたいいね。

 アジア系にはこの方の車体はもっと流布させていいと思うんだがね。比較的小柄なアジア系の人口って、世界的に少なくはない、何らかのチャンスと思うんだが・・・。

 ただ、当店所有の650Cフレームもあと三本くらいか?大事に渡していきたいと思うんだがね。そのための、実験としてこの組み合わせで乗ってみることに。

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 約50ミリのカーボンホイールね。勿論手組だ。多分手組しかないだろうな。それも・・・

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 先日公開した、あこがれのエアロスポークだぜ!多分定価の三分の一で入手ができた。とある問屋がDTやめるということで手放しているところらしい・・・、まだあるかな?

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 周りが軽くて、エアロ効果を実感しますね、ごめんねってなくらい。これで暫く走ってみます。

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 パーツ売は寄せ集め、ザマミロってなもんだ!統一コンポなどくそくらえ!組んでいて面白くない!まあ、バランスはいいんだろうが・・・いや最高だろうが・・・。

 イエイエ、そのアンバランスなバラバラから平衡を取るというのが、メカニックとして面白いんだな、それだけじゃあない。

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 いま史上最悪クラスのパーツ不足なんであります。そんな中で統一パーツの到来を待っていたら、一体何ヶ月先になるかわかったもんじゃない・・・。

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 カンパとシマノを合わせて使えるノウハウがあれば、まあ、なんとか走れるような車体にはなるんじゃない?

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 という意味でも、実験機なのだ。調子はすこぶるいい、これにカーボン手組みなんか付いたもんだから、本当当店の手垢まみれのザマミロ自転車といってもいいね。

 ないもんはないんで、ありもので組むしかないだろう?で、そのありもの一つ一つに思い入れなんかあったら、どうすんの?すごい愛着号になるでしょうな。

 そんなこんなで、来年はこいつを引っ張り出して、静かに走ります。その内容を残り三台の650Cオリジナル車体につぎ込みましょう。

 初走りは何時かな?何時でもいいか静かに走るんで・・・。

ベルトドライブのAバイク



 アイスホッケーのパックのようなもんだな。これなんでしょう?単体で取り寄せができるんだな。

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 脇から見るとこれ、段々になっていますな。

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 これであります、ベルトドライブ用のフリーだったというわけであります。

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 多少の加工がいりましたが、通常のフリーの幅と同じものなので、やろうと思えばベルトドライブ卒業ということもできるわけですね。

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 これはベルトドライブ専用クランクですので、一般車に移植すると、逆にチェーンの車体をベルトドライブにすることもできるんだろうな。

 ただ、ベルト自身はチェーンと違って、切ったり繋げたりができないので、ギア比の細かいセッティングなどは難しいでしょうね。

 なんか伸びてゆるい印象ですが、その伸びと静かな踏み心地が、なんかネコの肉球を連想しますね、そういう意味で緩く走るには、悪くはない・・・と最近は思うようになりました。

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 フロントはレフティーのように片側ハブにディスクブレーキが付いています。まあ、スピードを意識していないので、こんなもんでもいいのかな?

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 ア、鼻なしサドルが付いている・・・。そして、こいつは実はフレームを折りたためるんですね。

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 ダウンチューブに当たる部分を外すと、
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 こんな感じになりますが・・・、コンパクトな折りたたみとはちょっと違うな、あまりありがたくはない折りたたみ具合・・・、これベッドの下に収納する・・・というような使い方なのかな?

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 アルファベットのAの字をしている、小径なので走り出しはちょっと難しいが、走り出したら、まあ普通にのれるますね。あまり長距離を乗るものではないかも・・・な。

 用途がよくわからないが、こんな自転車確か香港の方のをかなり直したことがあったなあ・・・。まあ、あってもいいんでない?という自転車でしょうな。







たまにはまともな情報来るね・・・



 店主としては、余り積極的にはすすめてはいないが、防犯登録なんてこともできるようにしています。前は一回の登録で十年もっていたが、今はそれが五年になってしまった。

 またあの防犯シールが貼ってあっても、盗難時警察が積極的に探してくれるなんてことはない。発行してはいるが、この精度の一体何がいいのやら、実はよくわかっていないのが本当のところだ。

 まあ、警察の声掛けのための便宜のような気がしてならないな。

 そんなことはどうでもいい。その防犯登録の元締めから封書がやって来た。

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 ここなんだが、一度この本部を尋ねたことがあった。なんか想像通り、何処かの天下り?とおぼしき方のためのデカイ机があって、新聞読んでいた・・・。まあいい。

 大抵こちらから送られてくるものは、どうでもいいものが多い。たまにどっさりポケットティッシュが送られてくることもあるが、花粉の季節だと役に立つ、ぐらいか。

 本当どうでもいいものが送られてくるので、一回は空けて中確認してから、ほとんど捨てますね。で、今回もそんなもんか、と封を開けると、

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 んん?!これは・・・、ちょっと大事かも・・・、ということで少し共有しましょう。

 電動自転車のバッテリーの盗難が横行しているということなんだな。

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 A4のポスターが二枚入っていた。これはちょっと気をつけたほうがいいかもね。たしかにバッテリーは高い!高すぎます!あんなエネループのようなもんがなんであんなに高いんだ?電動自転車だけじゃあない。工具のバッテリーもなんであんなに高いのか?わからない、全くわからん!

 とにかく盗難が流行っているということなんで、気をつけろ!ということだ、その対策として、

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 バッテリー自身にもチェーンをかけろと言うこと!これは目からウロコだった、全く考えたこともなかったんだが、これは重要そうだぞ!

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 バッテリーも車種によって色々ありそうなんで、最後は一台一台の対応を各自にしてもらうしかないだろうな。よく観察して、対策をねってくだされ!

 電動自転車も、バッテリーがなければただの重いだけの車体に過ぎなくなってしまう、そしてどうしても高額なバッテリーを購入せざるを得なくなります。まだメーカー車体だったらいいが、そうではない、よくわからないメーカーもんだったりすると、盗難=廃車を意味する展開もなくはないでしょうね。

 気をつけましょう!ということです!

すぐにできるとは思うなよー・・・



 こんなダンボールが持ち込まれた、サーリーと書かれている・・・。なんと新車というか、新フレームとして購入したという。

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 この手のフレームは当店では中古がものがほとんどなんだが、こいつは新しいんだと。

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 ディスクトラッカーと言うんだそうだ。へえ・・・、で?これでどうしろっていうのかな?

 勿論乗れるように完車として組んでくれ、というのに決まっているんだが・・・、昨今の資材不足、パーツ不足の嵐の中で、簡単に組めると思うなよ・・・というのが最近なのだ。

 そういう意味では、産業潰しだな、そこまで大げさに言わなくとも、一つの店が仕事できないという意味では、かなり深刻な状況と言っていいでしょうな。

 でもあるところから組んでいく?

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 ディスク仕様の車体なので、ディスク対応のリム・・・、があったんだよね。これはありがたい、しかもDTのディープ系のが見つかった。

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 ただ、これじゃあ、全く走れない・・・、せめてハブでも探して、ホイールにしないとな・・・。

 こいつで日本一周したいと言っていた・・・、ということはツーリング車だろう?ということは、ハブはダイナモも兼ねているものがいいねえ。

 勿論シマノものはほぼ全滅だな・・・、と諦め半分で各業者のサイトを見ていると、こんなものが飛び込んできた。

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 小型のハブダイナモで、ディスクのセレーションがついていないとダメ。そしてホール数は32で、しかも、スルーアクスルの径が12ミリのでないといけないのだが、それがまた奇跡的にあったのだ・・・。フロント15ミリは結構あるが、12ミリというのが中々見つからなかったんだが・・・、これもまた奇跡だよね。

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リアのハブがまだ見つからないので、できるところはここまでだ・・・。というくらいのパーツ不足状況ということです。

 多分年明けに・・・、リアハブが来ると前後ホイールが完成します。そしてコンポ類は・・・、もうシマノで揃えるとかは絶望的なんで、ここで一丁開き直りましょう。

 謎コンポ、謎クランクのオンパレードで行こうか?ブレーキは、テクニカルサポート店の強みを活かして、TRPのワイヤー引き油圧のやつで行こうかな?

 なんとか、なんとか目処は付きつつあるが、通常のスポーツ車を組み付けるのに、色んな方面に幅広く手を伸ばさないといけない、というのは本当大変な状況なんだと、改めて思うね。

 台湾から頼りが来たんだが・・・、状況は良くなってきている工場も、相変わらずの工場も、イヤもっと納期が遅れてしまう工場もありで、状況に改善はない・・・ということだそうです。「晴ときどき曇ところによっては雨」的ないったいなんだ?という・・・。

 つまり来年も暫くは、寄せ集めパーツで何処まで組み付けが可能となるか?という状況が続くということらしい、あまある意味、当店にとっては思う壺・・・じゃないが、チャンス!の側面も必ずある、ということで、良しとするしかないね。

ロココの調整



 これも地味なBSの名車だろうな、ロココね。

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 この弓のようなフレームが、女性的であると同時に、なんか走りに伸びを与えているんじゃない?と思えるくらいよく走る車体なんだな。

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 ただでさえ走る車体に、700Cのレーサーホイール履かせているんだから、走らないわけがない。

 持ち主さん曰く、レーサーももっているが、街乗りでは遜色がない走りをする、とさえ言わせしめている車体でもある。

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 今回はナットがシャフトを舐めた・・・ということで、シャフト交換と再調整ということになった。シールドべリングは着脱に関してはほぼ力技だ。

 ボールベアリングのように、ハブナットで緩めて静かに取り出して交換するというわけにはいかない。

 圧入の逆で、静かに圧出できればいいが、難しい、結局ぶっ叩き出し、に近い手を取ることもある。

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 スペーサーの調整もして、戻す。

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 バンドブレーキを外して、キャリパーにしたんで、ホイールの着脱も楽になる。自分でタイヤ交換・チューブ交換ができるようになりますね、勿論軽量化にも寄与します。

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 ホイールベースはそこそこある、フレームのアールがまた走りの伸びをたすけているのか?よくわからないが、700Ç化によって、また一段と走りに磨きがかかる。

 盗難の危険性もレーサーから比べると一段と下がって、しかも走りがそこそこ以上だったら・・・、この手の改造系の実用車、ジワジワ広がっていったら、いずれ頭取るかもな。

左内装という特殊ハブの故障・・・



 内装三段のギアというのはよく実用車などに使われていますが、ほとんど右側にシフトの機構が付いているんですね。

 それが短い期間かなんか知らんが、その機構が左に付いているものがあるんです。それが単なる右左の違いだけではないようなんですね。

 そこの故障ということで、持ち込まれたんだが、規格が古いのか違っているために、簡単な修理ができない。
 
 いろいろ調べてみたんだが、分解図すら見つからなかった。

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 なので、分解を基本とするが。中身外すとこうなっているんだが、シフトの構造がちょっと主流の右シフトとは異なっているようだな。

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 もともと、押し込み棒の長さが全く違う。そもそも、内部にこの棒が入って取れなくなっていたんだが、では外したら解決か?というと、そうはいかなかった。そして新たなパーツも見つからなかった。

 なので・・・

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 直すこともできないので、同じような機構のホイール、しかも26インチだったんだが、700Cものに交換することに。

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 前輪と比較すると、やはりリムの径は当たり前だが、700Cの方がデカイ。それを超えるタイヤの太さなどで、行って来いの状態になる・・・、とはいえ・・・、

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 泥除けを止める内側のナットなどとタイヤが干渉するので、それを外して、タイラップで止めてみた。

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 泥除けに穴を空けて、タイラップで止めると、ボルトナットのように内部に飛び出ず、タイヤと干渉することもなくなるわけだ。典型的なドミノだね・・・泥除けは面倒がかかる・・・。

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 後は、よりサドルを柔らかくするために、交換してみましたよ。

 介護の仕事で自転車は欠かせない・・・というのを聞くと責任感を感じます。足ですからね。

 裏から介護を支える・・・、ある意味自転車やって、そういう側面もありますな。

 今では深夜で稼ぐ、ウーバー系の子たちの自転車も結構面倒見ますんで・・・。

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 リアが軽くなりましたね、これで暫く乗ってください。超高齢社会、自転車で即時介護など自らがしなくても、こうしたことが何らかの支えになっていたらこの上ないね。

 のんきに自転車屋をやっているが、こうした介護や、宅配や、子育てに使われている自転車の緊急性というのは結構緊張させられる事案ではある・・・、こうした仕事に引きずられるように、たまには緊張感もってやるのもいいかな?それなりに緩く、且つ締まってやっているつもりだが・・・。

ナローワイドでチェーン落ち・・・どうかな?



 エスケイプの改造をしたんだが、前シングル化寝、今風の改造をしたんだな。

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 そうなるとチェーンライン問題がなんかでてきます、実際にチェーン落ちしますもんね、なので

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 このようなフロントメカのようなチェーンウォッチャーが必要なのでありました。これを外してなんとかならないか?ということで、あのナローワイドというチェーンリンクに交換しようということになりました。

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 これね、こいつも最小ロットを全く違う業者から取ってきたものね、とにかく気づくとパーツがない・・・、特にシマノの基幹部品がないね、この春までどうなるんだろう?

 小回り活かして、小さい店は踏ん張るしかない。

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 これがナローワイドというチェーンリンク。狭いところと広いところが交互に来るチェーンリンク。この構造が一体同チェーン落ちに効くのか?というと。

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 チェーンというのは、狭い間隔と広い間隔が交互に来る、このチェーンの構造に着目したのがナローワイドです。しっかりお互いが食い込むので、外れにくい、確かに外れにくいです。

 では、これを前二枚にして、フロントメカで動かすとどうなるか?というと、多少の時間差はできるものの、ちゃんと使えます、ただその時間差を考えるとレースには使用しないほうがいいでしょうね。

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 リアは多段のままで安定して使いたい場合には、ナローワイドは使えるでしょうな、ただしこのチェーンリンクで奇数は・・・ないでしょうな。

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 ジャイアントのエスケイプを単なるレトロ風ではない、何処かにもっていこうという発想。

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 革サドルに、革系のグリップなんかにして、リアディレーラーや、ハンドル周りをいじったりすると、どうなるんだろうね。

 なんかニューレトロ・・・なんてジャンルができるのかな?もう少し静かに、この後の展開を見ていきたいね。まずはナローワイドの安定性を体験してくださいよ!

オヤジエスケイプ号第二弾!これで逃げろ!トコトン逃げろ!気分だけでも・・・



 前回、クロスバイク車体でツーリング車を作った。ランドナーというと、かなり凝った世界もあって、アレはあれでいいんだが、人によってはやり過ぎ感満載で、何もそこまで・・・という見方もありましょうな。

 そうした中で、あくまでも乗ることを主軸に、しかも気軽にね、乗ること!そして基本レトロ風なんだがすべてが現行品というメカとしても気軽なところを取って、とにかくオヤジ世代、色々ある日常から何時でも逃げられるぜ!という車体を近くに置いておく、それだけでも立派な逃げだ!とばかり勢いで仕上げた車体であった。

 逃げというのは、日常の使い方ではどちらかというと否定的な響きであるが、ロードレースではむしろ積極的な仕掛けを意味するわけで、逃げるときも積極的に行こうぜ!とばかり、店主がご同輩に送る一台だったわけだが・・・。

 まあ、もちろん、青年や熟女がほしい!といえば、融通しないこともないが・・・。

 ということで初めたオヤジエスケイプ企画何だが一台で終わっては何なので、その第二弾と行きましょう!

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 今回の元車体がマーリンというのだそうだ。名前は知ってはいるが、それだけね。知っているだけ・・・。

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 それが結構整っている、面白みはないが、それでそこそこ行けそうなのだ。例えばフォークはカーボンだぞ!

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 クランクも遜色なし、消耗品はあちこち変えているので、まるで新車並に動くよ・・・いや、それ以上かも・・・。

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 実にトラブルからは程遠い実直なパーツが付いていますね。

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 これは当店のちょっといたずらに近い選択だね、ゴッツゴツのラジアルタイヤだ。泥の中、雪の中でも走れるよー、是非そういうところも走っておいで!という思いを込めている。

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 カンチにしてやろうか?という案もあったが、効きのいいVをそのまま採用した。

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 勿論ドロップハンドルにしようと最初から決めていたが、そこに妥協はない、ただなぜ今回また、オヤジエスケイプ号にしたかというと、ここね!

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 前後共にバーコンであったということ。ハンドルから手を離さずシフトができる。単純な構造だけにそれ自身壊れにくいという面がある。ただ場所によって倒れた時に破損する可能性もあるが・・・。

 この無骨でちょっと鈍重な感じが、オヤジエスケイプには向いているように思えてならないね。

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 うん、まずは過不足なし・・・。この車体でまずはピッタリという人は絶対にいるだろうね。そういう適所に、ぜひとも行ってもらいたいもんだよね。

 勿論ダボもあちこちにあるので、荷台だキャリアなどもしっかり付けられる。荷台を買って、パニアバッグも買ってそれらを装着して、何時でも逃げられるようにしてホッと安心してしまうオヤジもいるだろう。

 と同時に「俺一体何処に行けばいいんだ?」と戸惑うオヤジもいるかもな・・・。でもまあ、足ができたのなら、ゆっくり逃げ場を決めればいいし、女房子供に体を焼いているオヤジは勿論、亭主子供に手を焼いているお袋さんたちでも、うるさい親にどやどや言われれている若者でもいい、まずは逃げろ!積極的に逃げろ!

 活路はそこからしか開けてこないかもしれないぞ!

 逃げろ!滝澤!


12月26日 狸サイクル内野音 最終公式ライブあるよ!



 一週間前は、狸のこだま、と言って狸サイクル・狸市とエコーレコーで協賛?共同企画?その辺適当ですが、超有名DJのドンさんオーガナイズの、初のDJパーティーという・・・、未だにその内容がわかっていないんだが、とにかくそれを行いまして、多くの方々のご来場とご参加を頂いたということでありました。

 こうした公式のイベントは、多分26日が今年最終になりますかね・・・。まあ何が公式かよくわかりませんが、それ以降は突発的イベント・・・、例えば狸市に楽器もって乱入してきた人が、突然ライブ!突然影絵!なんかをやりだすかもしれませんし、大晦日は突如あのDJたちが戻ってきて、曲をかけ始めるかもしれない・・・。

 そういうのは事前にわからないので、公式・・・ではないのかな?ま、そんな程度であります。

 当店出入りの、サトコさんがほぼ主催で、ゲストが二人来るそうですよ。

 今回の今年最終ライブの告知は以下のとおりです!

「【日時】2021.12.26(日) 
【場所】西東京市狸サイクル
【入場料】無料 フード・ドリンクの販売があります・ミュージシャンへの投げ銭を宜しくお願い致します。
【出演】Satoko (Vo.Guitar)Masao Shiozaki(Vo .Guitar.Perc. )HirocCaliente
(Vo,Perc.Tres)
【ライブ時間】
(1st ) 14:40~15:00 「Satoko」ライブ
zoomにて広島県にあるデイサービスセンターへオンラインで演奏。親しみやすい曲を中心に。
(ライブはご覧になれます)
(2nd ) 15:15~15:35 「sul y caribe」
(Masao Shiozaki & Hiro Caliente)
ブラジル、キューバ音楽
(3rd ) 15:40~!6:30 「Satoko」&「sul y caribe」
オリジナル曲やサンバ、ボサノヴァ音楽」


 サトコさん以外は、


「ヒロ・カリエンテさんのキューバのリズムに
声がまた熱くてすごいです!
先日、ライブに伺わせていただきましたが、情熱的な声で
会場にいらした女性より、
むしろ男性が痺れていたのが印象的でした。」

 と、あと狸市の木曜バーテンダーでおなじみの!

「宮古島で年間400本のライブをしているマサオさんのパフォーマンスはあまりに自然で、お客様を超リラックスさせてくれます。心に染みる沖縄の風も感じさせてくれるはずさね。
Satokoは、そんな御二方の風を感じつつ、いつもと違う感じになりそうです。」


 ということです、当店近くの「ちゅら」という、沖縄居酒屋さんから、ソーキ汁の提供を受けて、それと店主の何かを合わせて、お出ししようと思いますので、飲食の方も、お楽しみに!

 では、年の瀬ですが、ご来場お待ちしています!

意外と動物ランドな当店だったりして・・・



 この写真だけ見てわかる人はすごいなあ・・・、まあ大体の方は一体何なの?と思うだろうなあ。

 単に自転車屋の作業場の床だろう?と思うだろうなあ・・・。

 ヒントひとつ。この写真の中に動物が写っているんだが、わかります?

 これで半分くらいの人は、アレ?もしかし・・・?と気づいたかもしれませんね。残りの半分の人は・・・エエ?動物?どこよ、どこどこ?ってな感じだろうなあ。

 長引かせても何なんで、答えを言いますと、この8月に当店の外作業場で取った写真なんですが、コンプレッサーのホースに交じるように、白いホースがありますよね。

 これで大半の人がわかったかな?

 そう、この夏当店に遊びに来た白蛇君なのであります!最初全く気づかないで、作業していたら、向こうが先に店主に気づいて、ギョッ!としたんでしょう、それ見て店主もギョッ!として、なんでお前こんなところに・・・と。

 ヤッコさんもだいぶ驚いたんでしょうな、とにかく身を隠そうと、工具箱の方へと移動開始、店主も放っておくことが基本なんだが、たまたまスマホがあったんで、撮影一枚、なんとか間に合い、胴体のみ撮影成功となった。

 この作業場には土がない、当然草もないので、相当不安だっただろうなあ、なので、こちれもそれ以上追うこともなく、放っておいたということだった。その後何処に行ったやら・・・だ。

 こんな白蛇くんが来るのも故あることとは思っていた。土も草もない当店になんでやって来たのか?それは多分、隣の畑に出入りしているネズミ君、畑で食事して、当店で便をして、寝に帰ってくるネズミ君を追ってやって来たんじゃないか?と思っていたんだが、多分そうだろう。

 この白蛇訪問に、えらく縁起をかついだ人物もいたが、実際のところはわからない。

 前何処かで触れたかもしれないが、店主はかつて、廃墟に近い団地で一人寝していたとき、夏の早朝だったが、実は蛇に起こされたことがあった・・・のだ。

 蛇、多分アオダイショウの子供だと思うが、それが早朝店主の布団に入っていた、寝ぼけていたが、足にスルスルっと何かが来たんで、慌ててなんだ?!と足をけるように伸ばすと、その蛇らしきヤツは部屋の隅に飛んでいった。

 ンン?今の何だ?とその部屋の隅にそっと近づいて、カーテンをめくってみると、小さい蛇がギューッと縮まりこんでいたのを発見。

 夢じゃなかったんだ・・・・と。

 さぞや怖かろう・・・と、戸を空けて、箒の柄でコンコンと叩きながら、外へ行きな!とソロッと外に逃してやったことがあった。

 屋敷蛇という話は田舎などではよく聞く話だ。天井裏や軒下にその家の守り神のように住み着いている蛇がいる。いるお陰でネズミが寄り付かないとか色々あったようだが・・・。

 しかし、布団の中にまで入ってきた、という話は本当に聞かなかった。

 ある特殊系の人の話を聞くと、それは近くにあった成宗弁財天の眷属だといわれた。眷属って?弁天様の手下のようなもののことだと。

 ただ、次回は蛇は勘弁ですね、次は気立てのいい女性でも送ってくださいよ!と弁天さんには頼みに行ったんだが・・・。

 それから一年後くらいかな?今の雌狸がやってきたんだが、干支を聞いて驚いた、巳年だったのだ!


 そんな蛇もやってくるくらいのネズミ屋敷・・・というか、最近寒さにもかかわらず、子ネズミをよく見かけたんだな。それがまたかわいい・・・。薪ストーブの下で、なんか食べているのをよく見かけていたんだが、それがなんと室内でも見かけるようになった。これはちょっとまずい・・・。

 店主がまずいんじゃない・・・、まあその辺苦手な人もいないことではない、という意味でまずいわけだ。なので、売っている茨城の新米もシェルターなどに入れて避難させていたんだな。

 それが・・・、

 本日、店主が外に出ようとつっかけに足を入れたら、右足のつっかけに何かが入っていた・・・なんだろうと見てみると、なんと・・・

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 昨夜までピンピン飛び回っていた子ネズミが、店主のつっかけの中で伸びていた・・・。少々驚いたが、一晩でこんなこともあるんだ・・・。

 コメを隠されて、食べもんが無くなってのこの気温の低さ・・・、可愛そうだが凍死してしまったのか?と、何処かに埋めてやろうと思ったとき、手先が少し痙攣している・・・、何?生きているのか?

 さて、どうしよう?ただ、何故か店主のつっかけに自ら入ってきた子ネズミをそのまま見殺しにするのも、あまりに情けない・・・といって、獣医に連れて行くほどでもない・・・。

 もしかして低体温症なのだとしたら、温めてやったら、いきかえるかも・・・と。

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 ポリ袋に四十度弱のお湯を入れて、氷嚢ならぬ、温嚢を子ネズミに載せて温めて、電気ストーブを付けて温めて、少し元気になったら、食べられるように米粒をおいて経過を見ていたんだが・・・・。

 どうもそれから三十分ぐらい、息を引き取ったみたいだった。

 お米と一緒に葬儀を済ませておいた。

 こいつら尻尾がもっと短かったら、もっと可愛がられただろうな・・・、顔は可愛んだけどなあ・・・。

 

 余談だが、当店には薪ストーブがある。ということは当然薪も貯蔵しているんだが、夏など雨に濡れて、少しブヨブヨになった湿った薪を拾い上げると、十中八九ゴキの連中が蜘蛛の子を散らすように、拡散する。

 人に寄ってはゾッとする、中には失神寸前になる人もいような。店主もどちらかというと、ゾッとする方の人種なんだが・・・、そこでよくよく観察しながら考える。

 ゴキたちは、湿って腐った(といっても腐敗臭はしない)木々や木片が本当に大好きなんだなあ・・・とつくづく思うのであった。他に下水やあちこちの集合住宅にはもっと栄養というか、エネルギーになる餌なんかは多いんじゃないか?と思うんだが、なんでわざわざ腐っ木屑の周りい集まるのか?

 それはもともとヤツらは、森林の倒木やきのこの生えたような腐った切り株の中で生活していたということなんだろう、そこがヤツらの現住所であり、自然の住処だったんだろうな。

 その森林を切り倒して、舗装して、整地して、あとから家を建ててしまったのは人間の方なのだ。だから、ヤツらは嫌もおうもなしに適応した、適応せざるを得なかった、に過ぎないんじゃないか?

 薪材料を持ち上げた時に、ヤベ!とばかりに拡散するヤツら、しかし、なんともその環境内でその居心地の良さを感じていたように見える姿を入るたびに、好きではないが、自らの原因の一端というか、ちょっとした存在責任らしきものに気づいた感じにもなる。

 この子ネズミ・・・、なんで当店に来たんだろう?なんで店主のつっかけを選んで、そこで息絶えたんだろう?前日まで、ピンピンしていたやに見えたんだが・・・な。

 たしかにそんなに歓迎はしてはいなかったかもしれない。とくにゴキたちに関してはそうだろうなあ。でも、と言って是が非でも排除してやろうなんて思ってはいなかったよ。

 お互いたまさかこの辺を何かから借りて、何かから許されて、可能な範囲で生きていられているに過ぎないんだからな。

ココ・・・コンブレコードのレコード運搬車体として再生



 通学に使っていた自転車だったんだが、よりグレードのいいのが来たんで、再利用ヨロシクとばかり暫く当店前に放置されていたんだが、今回ようやく次の再生場所がみつかった!

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 ここだ、毎週金曜日当店内で開かれるコンブ氏によるコンブレコードの商品運搬車体として再生されることになった。

 物売りというのは、売れていくとものが減る・・・、当たり前だがそれを補いながら営業を続けるしかない。その補いの時リュックで前傾だと苦しい・・・という、まあそうだろうね。

 だったら、しっかり荷台を載せて、そこに振動等を吸収できるような容器なり何なりをくくりつけて、レコード運んだら?ということになった。

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 車体はどこにでもある実用車の多段なのだが、まあ踏めばそこそこ走るやつなんだな。

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 後ろが多段なんで、前シングルで十分だろう。

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 このくらいのフラットハンドルのほうが、上半身使えていいんでないの?

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 営業は八時までなんで、夜になるね、ライトがあるといいだろうな、いたれりつくせりだ・・・。

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 勿論荷台までは付けておいてやろう、これはある移植もん、頑丈だが融通がきかなかったやつなんだが使えるだろう。

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 取り付けの際、タイヤ分オフセットにするというちょっと手の混んだことをやってしまった。個々に、より幅広の荷台延長を取り付けて、レコードを保護しながら運ぶ何らかの容器をおくといいだろうね。

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 後スタンドは両足にしたほうが安定感があっていいかな?まあ、その辺は使いながら考えなさい、ここまではしておくんで。

 しかし、踏めばそこそこ走る車体だよ。まずはこれから、その次は・・・バイク?そして、将来は車で搬入搬出をやることになるのかな?レコード屋の規模がでかくなったら、そうなってくるだろう。

 でもスタートといて、いかにも自転車から始めるなんていうのは、身の丈って感じでいんじゃないか?何なら、「コンブレコード」なんていう幟でもつけて走ってもいいかもね、空気抵抗は大きくなるが・・・。目立つほうが重要だ。

 11月から始まって二ヶ月弱、平日なんで客も中々こなかったのが、最近ではボチボチ声をかけられるようになってきた、夕方くらいから、仕事帰りの人達が寄っていくようになってきぞ。継続はなんとやらだ・・・。

 まだ30前ながら、昭和についての知識はすごいね、それに釣られるように、店主の記憶も徐々に蘇ってくるから不思議なもんだ。

 自転車とレコード・・・なんか変な組み合わせなんだが、噛み合わなくもない・・・、より変な展開にハマっていくような予感あり!

 精進せい!





ゴッツイ系のピストのために・・・



 また手組だよ!ちょっとしたブームでも来ているのか?なんてな。

 画家さんが乗っている渋い系のピスト車体・・・のように一見見えるんだが、実はマークローザの改造版だったりするもんなんだが、そいつに手組ホイールを付けてほしいということで、依頼を受けたというわけだ。

 ゴッツイ系で組んでみたい、となったらディープリムかな?というので探してみたら、

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 CX35というリムが見つかった、かつて同じメーカーのCX30というのがあったが、こいつはその系列のリムだね。35というだけあって、リムハイトが35ミリある。

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 全体がモノトーンでまとめている車体なんだが、なんと・・・

 ゴッツイをテーマにしている自転車だけに、タイヤを38ミリ以上履かせたいらしい。というと、このリムのもう一つの特徴がリム幅が内内で18ミリあるんで、縦も横もゴッツくて、タイヤもまたゴッツイと、ゴッツイ尽くしだね。

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 偶然見せた、オレンジのハブに興味をもったらしい。画家さんで、渋めの絵を描いている。実に渋い、すごい絵なんだな。

 その方が、ハレーションのように、オレンジに飛び込んできた。

 多分相当のアンバランスになるはずだが、店主には気づかない、何かがそこにあるんだろうね。何だろう?

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 リムハイトがここまで高いと、スポークが当然短くなっていく。通常なら280ミリ以上が大方なんだが、プラス5ミリということになるとスポーク長が270ミリ代に入ってしまう。

 なぜか、星のスターブライトという名スポークなんだが、270ミリ代のものが少ない。なぜか?なんだが・・・。

 少ないとなると、短く切ってねじ山立てるという非常に面倒な作業が必要となる。手間代かかるよね。なので、こういう場合は、6本取りという標準の組み方をやめて、スポークの裾野を広く取る8本取りというやり方でやることで、スポーク長を長くすることができる。

 裏技・・・というほどではないが、通常6本取り、競輪車体は8本取りということで、通常あまり8本取りはやらないんだが、こういう場合には、これもあり、ということになる。

 ただ、裾野が広がって交差させることで、強度は上がると思う。ただその分スポークが長くなるので、ホイール自身は重くなる。

 といってもたかだが十ミリ程度でしょ?と思われるかもしれないが、ステンレススポークを10ミリ切って、それが64本あるとなると、それなりに重いんだよね。

 ホイールバランスを取ったこと乗る人わかると思うが、5グラムだって、結構影響あるんですよ・・・、単に持って思いだけじゃない、それが回る分遠心力が働くので、単なる重さで済む話じゃないんだろうね・・・。

 ということで、こいつが渋めの改造マークローザにつくことになる。どういう趣になるんだろう?いったいオレンジがどう作用するんだろう?

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 渋い絵を書く画家さんの登場、もう少し自転車が出るように戻ったら、輪画・・・、これは自転車に描く絵ということなんだが、この方が描いたら、必ずファンはつくと思う。

 そのぐらいの筆の力、センスがある・・・、いずれお目見えできるよう、祈ってほしいのであります!


 


 

へし折れるリアメカ 響く物不足 そして救世主・・・?



 通常に動くリアメカを真後ろから見ると基本垂直に見えるようになっています。もし微妙な曲がりが合った場合にはハンガーが曲がっているということでしょうね。

 目視できるくらい曲がっているのは相当の状況で、通常はなんかシフトが決まらない、その決まらなさの中に法則性があった場合、正確な計測をしてみると、曲がっていた・・・というのがほとんどであります。

 なので、基本としてリアメカは垂直と言っていいでしょうな。

 それが・・・、

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 こんな感じに曲がっている、というよりむしろねじれているように見える場合にはスゲー異常な自体であるわけであります。何がどうしてどうなったんだ?と近づいて見るに

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 こうなっているのが正常な状態、それが・・・

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 アレ?内部に破損が起きている、4本あるパンタグラフの軸を支える一つのソケットが割れている・・・。

 こんな状況は見たことがない・・・ね。内部の破損ですよ。

 よく輪行する利用者なんだが、相当打ち付けるというようなことがない限り起こらないでしょうな。資材の中にスでも入っていたのか?と疑いたくなるね・・・。

 こうなるともう交換するしかないね・・・、しかし、世は自転車パーツ不足の嵐が吹き荒れている。もうここの所、見るのも馬鹿馬鹿しいので、言われているところのメーカーのサイトなど見ていなかった、まああるわけないだろう・・・とね。

 ただ、一定の時間も経っているし、部分的に回復しているパーツ類もなくはないんで、もしかしたらあるかもしれない、なんて一縷の望みでもって、久々に覗いてみたら・・・、

 まあ、あいも変わらずのパーツ不足の解消はほとんどされていなかった、というのが結論であります。

 早くて来春・・・、中には2022年8月・・・なんて言うのもあったくらいだ。やる気あんのか!!!と言いたくもなるが、各メーカー一生懸命やってんだろうなあ、フムフム。

 でも、スーパーの会計じゃないが、山ほど買い物した客と、少量の客を分けてやるところがあると聞いたことがある。卵一パック買った人が、サラッと払って済ませて帰れるようにということなんだが、実際そういう少量専門会計所を設けることで客流れが効率的になるという研究もあるようだね。

 それと同じように、完成車メーカーに数万のパーツを納品するのと、小売店に少量ずつ流し続けるという流通を分けてくれないかな?なんて思うね。

 まあ、すでにやっていながら、それでも手が回らないのかもしれないがな。

 なので、シマノ105のリアメカで交換するのはもう諦めた、であれば他に何が?

 こういう時にあの謎コンポ類は最強の助っ人になりますな!いまパーツ不足で悩んでいる各ショップなど、もし参考になるようでしたら、どうぞ挑戦してみてくださいな。

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 今回はこいつが助けてくれました。センサーはもう謎でもなくなってきたんだが、こいつままだまだ謎だらけ。

 今から四年前だったか、台中の展示会で見たのが初めてだったんだが、カンパエルゴに似ていて、吹き出した・・・と同時に、他の使いみちを考えるに、ちょっとばかし興奮した記憶があったな。

 その翌年、再度展示会であって、昨年メール送ったが返事ねーぞ!ってなやり取りをやっていたんだが、直取引となると最低50は取れよ・・・ということで、この海のもんとも山のもんともわからないコンポを、初回50も取れるか?ということで、引いてしまったんだよね。

 それがいま少量でも取れるようになったんで、ちょっとめでたしめでたしだ。

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 この折り紙で作ったような角角の形状、少なくともセンサーのプラディレーラーよりも相当剛性はありそうで、調整している感じでは悪くはない。

 後は、耐久性だよね、何年くらい普通に持つか?というところかな?

 あとは、この引きシロをどうやって応用しながら、旧STIなどとどう合わせていくか?なんて課題はありますが。

 でもまあ、このパーツ不足の中で、こいつらが隙間を埋めていってくれて、実に助かっているね。パーツ不足が解消したとでも隙間であり続けるのか?それとも利用者の選択肢として、しっかり残っていくのか?どうなることやらですが、突っ走っていくシマノ、独自路線を開発していくスラム、わけのわかんないカンパという三大柱に対して、まあうまくくすぐりながら、面白いもの作っていってくれたら、利用者としてはありがたいわね。

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 イヤー、しかし、よく乗っているよね。社長業やりながら、輪行でもって全国行脚も。地球3周目くらいに入っているんじゃないかな?

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 よく走る分、いろんなことが起きる。ちょっと前にもフォークにトラブルがあった。直しながら乗り続けるということが重要になります、年に一度くらいの総メンテもね。

 この分だと、地球6周目とかまで行くんだろうなあ・・・、できるところまでサポートします!

何気ない固定車の誕生



 とくに引き取りはやっていないんだが、なんか半ば強引に置いていく人もいるようだ。店主がおらず、コンブレコードさんが店番しているときなど、たまに「なんか前もって約束したから置いていくって言ってましたー」と預かってしまう。

 まあ、そういう場合は仕方ないんだが・・・。

 ただ、置いてかれた自転車を見ると、ちょっといたずらしたくなる気が起きるときがある。

 何処から見ても何の変哲もない自転車なんだが・・・。

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 どこにでもあるフラットバーだよね。
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 ハブダイナモにライト付き、これもよくある実用自転車の仕様だよね。

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 当然前後にもブレーキが付いています・・・。

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 もう当たり前すぎてため息も出ないような仕様であります。こういう自転車をもう乗りませんから、引き取ってくださいとくるんだが・・・。

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 クランクも48Tで、前シングル、後ろは確か7速のボスフリーが付いていたかな?本当面白くもおかしくもない時点賞自転車がおいて行かれたわけなんだが、ここでワンポイントのいたずらを・・・

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 といっても大したイタズラではないんだが・・・。単にボスフリーを外すと、そこには固定ギアが入ります。順ネジだけなので逆ネジのロックリングは使えませんが。

 そこはBBロックリングを使って順ネジのダブルナット形式で外れないようにする、それだけなんですね、どうってことのないいたずらです、メカ的には。

 ただ、固定と知らず跨った人は多分相当驚くだろうねとおもいますね。そういう意味でのいたずらかもしれませんが。

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 見た目はどこにでもある実用系の自転車なんだが、乗ってみるとアレレ?となる車体ね。

 近頃店主が言うまでもなく、なんか店周りの数名の固定フリークが、来る客来る客に「どうです固定はいいですよ!」と吹聴しているんであるが、まあそれはそうなんで、せいぜい広報しておいてくれ、という所。

 自転車からペダルの円運動を習いなさい!トコトン習いなさい。そして習った円運動を今度はフリーの自転車に落とし込むこと・・・。これで内部よりうまくなっていくことを実感できるだろう、ということは昔から言ってきているし、その主張を変える必要はない。

 まあ車種にもよるが、固定ができる車体は非常に簡単にできるので、うまく行けば持っている車体で固定化も可能なんだな、なので固定に乗りたいがもう一台購入という葉・・・という方は、こんな実用車でも改造でなんとかなる、ということを知っておいてほしいですね。

 そして、こんなのが日常の足になっていくと、スポーツ自転車を乗る際にすごい技術向上に繋がっていくかもしれないね、ということ。さらに、固定自転車はやはり特殊な車体なので、一般自転車と勘違いした泥棒が、なんだこれりゃ?!と盗難諦めるだろうから、そのへんにも強いともいえる。

 いいこと尽くめでしょ?

 こいつはインコ野郎に貸し出してやろう!春には日本一周だ!

12月19日はなんかイベントだぞ! DJってなんだ?



 このチラシにあるように、この12月19日日曜日なんですが、当店内でイベントやります。

 今まで、狸祭のような市が出て、フリマが出て、歌舞音曲が出るようなイベントはやって来ましたが、今回はちょいと趣が違うようでありますぞ。

 その名も、DJパーティーとあります。なんだ?そのDJってのは?

 ディスクジョッキーっていうのは知ってますが、糸居五郎なんて人が先駆者とかも聞いていますが、この度のDJというのはよくわかっていません、店主は。

 音楽をかけ続ける人・・・のようでもありまして、その人数も相当出る、人が変われば選曲も変わるだろうから、色んな音楽が聞ける・・・というところまではわかるが、その趣旨のようなところがいまいちわからない。

 でもいいんです、店主がわからなくても、他がわかって楽しんでくれればね。

 自転車屋は、案件預かりで開きます。また、この日は狸市が大展開しまうので、店主もそこに、スープフランクフルト、ローストビーフ、豚の肩ロース柔らかチャーシュー、豚軟骨の合ったかスープ(希望者はうどん入れ)、そして締めは魚の旨味を溶かした辣油卵ご飯(新米)何かを出す予定ですので、聞くもよし、飲むのもよし、食べるのもよし、ということでぜひご来店くださいませ。

 その筋の方が見ると相当の方も参加しているんだそうですぞ、店主はわかりませんが・・・。

 昼から、夜八時まで長丁場ですので、ご都合のいい時間帯にでも是非遊びに来てください!

 お待ちしています!

ミキスト・・・常にあってもいい車体じゃないか?



 読みにくいが、片倉シルクと書いています。シルクの車体が入ってきました、もうボロボロ状態で。こいつをどうにか乗れるように・・・ということで、依頼を受けたんであります。

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 それがなんと、ミキストというツーリング車なんでありますね。この車体は一つのちゃんとしたジャンルでありながら、なぜか余り注目されていない・・・。ちゃんと作ればまた1ジャンルとして確立し直せるんだと思いますが、中々ね。

 これからビルダー目指す方は、ミキストを軸に展開すればいいんでないの?と言うくらい思いますね。だって、他でほとんど作っていないんだから、専門店を張ってもいいんじゃないか?と思うんですね。どうだろう?

 女性向きに作られた車体ながらも、高齢社会では跨りやすいという利点は女性だけではないだろうね。それに、LGBTではないが、みんながみんな言われているところの性別で満足しているとは限らない、そういうところにも届くフレームかもしれないしね、今後の可能性は決して狭くはないだろうな。

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 イヤー、様子のいいクランクだね、洗浄とBBのグリスアップなど。

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 できるだけもともと付いていたパーツを利用するということを旨とした。結果的に大幅に変えることなく再生できたんだが。

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 このブレーキも本体は元のまま、小物類が新しくなっています。シューも交換、このギロチン系は難しいのよセッティングが。

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 リアはもっと大変で、実は元の位置をずらしている。今回付け加えたところは、ミキストの横斜め三本線の一番上のシートステーブリッジに取り付けたんだが、これは移植をせざるを得なかったということ。

 もともとは、三本線の中段、

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 こちらに付いていたんだが、ワイヤー小物の長さの関係で、引っ越しをしなければいけなくなったんであります。

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 シフターがステムに取り付けるタイプ。まあ、構造が簡単なんで、再稼働も簡単だ。

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 ハンドレストが付いているなんて、いかにも昔のツーリング車だ、ただこのハンドレストも、未だにヨシガイさんかr出ているね、現行品としてあるということは、それだけ利用者に選択肢がある、ということを意味します、有り難し。

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 ギドネットブレーキ。これも再生もんですが、もし万が一のことがあってもしっかりヨシガイさんがサポートしてくれていますので、これまた有り難し。

 そして、この桜の和柄バーテープも、車体の藤色と相まって、よく合っていますな。

 そして、今回の地味ながら一番手間のかかったのが、

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 もともと付いていたピラーは、固着がすごくて、これを抜くのが非常に大変だった・・・。ラスペネほぼ一本近く使ったといっても過言ではない。

 そして外れてみたら、このピラーの太さがなんと26.2何ていう超マイナーなサイズ・・・。なんとか探して、取り付けて新しいコンコール系のサドルを付けて一見落着。マジ大変だったよー。

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 これが全貌だね。やはり位置ジャンルを背負うだけの独自性と完成度の高さが感得できる車体であるな。

 これがもう少し幅を利かせて、もう少し多くの方々の選択肢として再確立されることを切に願うわね。ピストだって、一般人の選択肢として層となったんだ・・・、ミキストだってそうあってもいいんじゃないか?

 という意味で、ここにでかい隙間がありますよ!ビルダーやるなら、ミキストを軸に。たしかに要望が少なくとも、そこ一軒しかないと、それなりに忙しくなるでしょうね。

 まだまだこの車体に郷愁を感じる人がいっぱいいるはずなんで、今がチャンスかもよ!

DT祭り?憧れのエアロスポークが・・・!!!



 これ手組みです。だからなんだよ、何だが探せばなんか完組のようにできるんですね。組み方も色々あって、その辺も手組の面白さなのであります。

 手組をする際の選択肢は、まずリムの選択がある、素材をアルミにするかカーボンにするか、ロープロファイルにするか、ディープ系にするか。

 その次にハブの選択がある、シマノ(なんとか踏ん張っている)、カンパ(ほぼ絶滅)、サードパーティー(出たり消えたり)とまだまだ、探せばそこそこ種類がありますね。

 そしてスポークの選択がある。星にするか?DTにするか?太さはどうするか?形状はバテット?エアロ?プレーン?

 この3つのパーツの選択肢があるんだが、その上にまた組み方の選択肢もある。何本取りでどう組むか?左右同じか?別々か?

 大まかに4つの組み合わせからできるのが手組ホイールなんですねえ、面白いでしょ?

 こいつも見事にその4つから成り立っているんであります。

 まずリムは、こいつカーボンですね、50ミリあります。ちなみにこいつは650Cですよ。

 そして今回スポークがすごい、

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 串焼きの鉄串のようですが、これがエアロスポークというやつです。しかもDT。

 定価をいうと一本驚くほどの値段で、まあ普通なら手がでない。ところがDTをやめる業者が少し投げている、その間隙をぬって、頼んでみたんだが・・・、いいねえ。

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 これがフロント、なんと20ホールのハブがった、超軽量で精度もいいやつ。そいつに何本取りで組んだか?というと、見ておわかりの通り2本取り・・・で組んだんです、あまりやらないね。

 交差しない組み方で、ラジアル組というのがあるんだが、それよりも少し強度を出して、且つ短く軽量しようというと、この2本取りということいなるね。

 リアは・・・?というと。

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 リアの組み方にも曲者を忍び込ませる。スプロケを入れるフリー側は四本取りという組み方をする。このハブのホール数は24という少ないホール数。なので4本取りでもそれなりの裾野が確保できる。

 裾野が広くなると、スポーク長が長くなるので重くなるが、強度は上がる。なので、4本取りよりも、6本取り、8本取り
の方が強度が上がるというわけだ。

 フリー側にはスプロケがあって、そこにチェーンがかかって車体の推進力を生むところなんで、そこの強度は上げとくに越したことはない。だから4本取りいしておくわけだ。

 ただ、その反対の反フリーの方は、フリーほど力はかからないであろうということなので

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 このように2本取りにします。2本取りはスポークが短くて済むので、その分軽くなりますね、それがメリットとなりますね。

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 再度リアハブを見てみると、手前と向こうで、スポークの交差の程度が、4本取りと2本取りと異なっているわけなんですね。

 通常なら、そこまで見ないでしょうが、こういう機会に観察してみるのもいいのではないでしょうか?

 もっと軽量化するんだったら、フリー側2本取り、反フリー側ラジアル組(交差なし)でやるというのもありかもしれません。

 どうです?手組みって面白いでしょ?ちょっとばかし奥深いでしょ?

 この火を消さないために、ハブを集め、ホイールを集め、スポークを集めて在庫して、何時でもなんとでもなれるようにしておく・・・、これが理想なのであります。

 手組が下火になって、それぞれを集めるのが段々と難しくはなってきていますが、まだまだなんとか踏ん張りますよ。

 手間はかかるが、面白いからでありますね!店を投げるまで・・・続けるだろうな。

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 ヨッシャ!!!

よく探したなあ・・・24×1用のリムなんて・・・



 先日メンテしたこの車体、これがブリジストンの車体と聞いてちょっと驚くよね。こんなおしゃれな車体も作っていたんだ・・・とね。

 BSは実直で、いいもの作るが花がない・・・という強い印象をもっているが、こいつはいいではないの・・・。

 といっても現行では作られていないんだろうな。作り続ける、売り続ければいいのにねえ・・・、こんな車体ハイセンスな人に受けるんじゃない?いいイメージにもつながると思うんだがなあ・・・。

 とこいつのメンテが終わってから、またやって来たよ。

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 何すんのか?と思ったら、このホイールを替えたいということらしいね、シルバーにしたいということか。しかし、このリムは難しい。

 24インチといってもかなり特殊性のあるリムなのだ。探してといわれても・・・、心当たりはアレックスの黒リムぐらいしかない・・・あとは・・・???

 ところが、何処で探してきたかもってきたよ。

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 なんと懐かしや・・・、ベロシティーのリムという。これってもともとオーストラリア産じゃなかったっけな?それがいつの間にやらUSAになっている・・・店主の勘違いかな?

 しかし、まあこのリムには思い出はある。あまりいい思い出ではないが、こいつでもってホイールを組めることの特権のようなものを一時感じることができたのは、幸運だったかもしれないね。

 時は、ピストブームの際、何か知らんがこのベロシティーのリムが大流行りしたんだな。もうやめてくれ!というほどに、大流行りをした。

 カラフルで、ディープリムというのが受けたのか?ピストブームに乗っかった人たちが意外と単細胞で、個性個性とか言いながら、実はかなり一律だったとか?なんか知らんが、来る人来る人、みんなこのベロシティーのリムを引っさげてきていたな。

 まあ、精度が良くなかった・・・。ホールに削り損ないのバリ・・・じゃないな、貫通していない状態のものもあったくらいだったなあ。

 当時は、ピスト用の完組といえば、モロ競技用の劇高のものしかなかった。そうなると手組みに頼るしかない、ハブもどんどん品切れ状態になって、二昔前のボスフリーを転用したりして、需要に答えてあげていたように思う。

 そういう事情もあって来る日も来る日も、持込みベロシティーでワンペア組むことを半ば強いられていたような状況だった、たまには別のリムで組みたいもんだ・・・。

 間に入れるように、アラヤだの、マビックだのを組むともう天国だったなあ・・・、いい精度のリムは組む時間も短くていいよな。

 そういうところから少しは進化しているかな?ベロシティーは・・・と思ったが、結論からいうと、あまり進化はしているようには見えなかったな。

 でもまあ、超レアもんのリムなんで、それはそれで大事にしましょう。

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 でもって持ち込んできたハブには驚いた、これわかるかな?凝った作りであるのは見る人が見ればすぐにわかるでしょ。

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 読めないか・・・、ホワイトインダストリーという高級メーカーなんだな。あのエキセントリックハブを作っている所。実に高級感のある仕上げと、回転もまたちょっと重々しくスルーッと回るこの感じはいいねえ。

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 リアハブの作りも重々しくっていい。本当に重いのではなくて、ガタというものと無縁か?と思えるくらいゆっくり安定して回っていく感じね、ブレがない・・・なんともいいもんだ。

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 アメリカ産なんだと。アメリカというには不思議な国だね。食い物はまずい!という側面と、各移民の底力を集めると相当うまいもんがあるんだ、本当は・・・という事実もあるようだ。

 信じられないくらいブキッチョかと思えば、DIYの国でもある。ものづくりの国・・・というイメージが希薄化と思うと、カスタムや、こうしたパーツ類で飛び抜けたようなものを作る面が確実にある・・・、よーわからんね。

 ドイツのサイトかな?その辺で見つけたらしい、ドイツ語に堪能な方という。ヘーゲルの大論理学を言語で読んでいるんだから・・・得意とかのレベルじゃないね。

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  ハブがすごくいいんで、スポークも少し凝っていいんじゃない?ということで、DTのダブルバテットスポークを推薦した。

 この写真じゃわかりにくいかもしれない、バテットというのは、両端が2ミリ、中心に向かうと1.8ミリというエアロ構造になっている。しかも天下のDTだよ。

 もともとの値段でいうと、そこそこのものなんだが、今ある問屋がDTをやめるということで、投げているという事情もあって、ちょっと使ってみるいい機会かもしれない。

 売り切ったらもう無くなるので、何時まで持つか知らないが、手組みホイールが退潮している中で、少し持つかもしれないな、なんて変な期待もなくもない。

 ここで一丁、今までやってみたかったが予算オーバーで諦めていたものなんかをこの際やってみる、何ていうのもいいかもしれないね。

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 ワンペア組めたよ、シルバーだし。

 これで、走りも見た目も少し変わるかもしれないね、なんせホワイトインダストリーにDTだからね。

 そんなこんなで、自転車を変えたい!という願望でホイールを交換するのが一番効果があるわけで、完組もいいが、まだまだリムもなくはないので、手組み依頼というのも大いに受け付ける次第であります。

 ことに、珍しいサイズのリム・ホイールは手組みしかないんじゃない?なんてな。

 この店閉めるまで、手組みはやめない・・・、多分絶対に。

グラベル専用車とやらを洗車してみる



 水道水が冷水に感じられる季節となりましたな。この手の洗車にはつらい季節でもあります。と、12月になって気づけばもう半分・・・、あと二週間で色々あった今年も終わるのか・・・。

 この車体グラベル専用車ということだ、だから汚れている、泥道行くんだからね。で、これが走っている勇姿というのが、これ!

そう先日紹介した、メキシコ野郎の動画ね。これ見ると、世界にはグラベルのほうが向いている地域の方が断然多いんだろうなあ、と感じる。

 近くはモンゴルなんていいんでないか?なんて思うんだが。

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 彼の話はなんとも面白い。体験もさることながら、話者としても非常に面白い。将来は二郎さん(欽ちゃんとコンビだったね)のようになるんじゃないか?と思えるくらい、話芸も優れている。

 メキシコなんて、まあ日本とは真逆のような適当な国だろう?ある意味日本も相当適当になっては来ているが、おおらかさのない適当さは実に腹立たしいんだが・・・。

 勿論メキシコはある意味非常に過酷だと思う、でもその中で非常にたくましく生きている彼から学ぶところは多いと思うね。

 そんなわけで、彼が帰国する前に、お話会食会でもやろうか?なんて思っていますんで、その際には是非、興味ある方は参加していただきたいと思いますね。早めに集まってみんなで餃子包むとかいいかもなあ・・・。

 で、この彼がこのグラベルを手放すというので、ちょっと洗ってみたんだな。

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 ヒー手がちぎれるかと思うくらい冷てーな。でもまあ、少しはきれいになったんで良しとしよう。

 で、こいつなんだが・・・、

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 天下のスペシャと来ている、カーボン車体だ。かなり本気なグラベルらしいぞ、ちょいと拝見してみるか?

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 やっぱスラムが付いている。前シングルというのは今風だな。

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 まあ、当然ディスクだわね。勿論油圧に決まっている。
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 シングルだけに、超ワイドなスプロケが付いている、これも想定内だな。そこで再度いうが、この手のワイド過ぎるスプロケの調整する際には、ハンガーの曲がりをトコトンチェックすることだね。

 もう今までのロードレーサーでの常識は通じない。今までは、事故に近いような衝撃が車体に加わらない限り、エンドハンガー修正なんてしなくて済んだんだが、今はもう、初めからハンガー修正をしてもいいかと思うくらい、この辺が微妙になっている。

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 まず、カーボン車体を守るためにハンガー自体が弱く作られいてるように思えますね。ヒューズといった人がいるが、まさに本体を壊さないために、自分が犠牲になるという感じ。なので、ハンガーは余分に買っておくことをおすすめします。

 そしてスプロケの歯数がデカイので、ハンガー中心の少しの曲がりが周辺では大きくなって、変速に影響するなんてとこだろうな。

 またグラベルという競技からしても、落車だ、地面との接触などで曲がりやすいだろうな。

 こいつも、正確にはかると、相当曲がっていた部類だと思う。それを修正して、ワイヤーの張り直しをして、手渡しには支障がないようにしておいた。

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 ハンドルも操作性の幅広と、ドロップの組み合わせという、グラベル特有もの?が付いている。

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 これがブレーキ兼シフターのダブルタップ。突き出し部分は、

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 こうした握りにも対応しているんだろうね。

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 フーン、これがグラベル向きのタイヤなんだ、太くて、スリックとは真逆だね、所によってはブロック?でも舗装路があるとなると、この手なのかな?

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 フレーム見ると、このヘッドは独自らしいね。

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 なんとこの首の部分にサスペンションが仕込んである・・・。なんかキャノンデールでも散々こんなのを見たが、長く乗るには、こうしてメーカー独自もんは危ないね。

 壊れて交換部品を欲しても、もうありません!でもって、走行不能になる可能性があるんでね。

 それと・・・・、

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 スペシャもそうだが、キャンデール、タイム、ルックなど、山っ気のあるというか、実力?のあるメーカーが、ヘッド周りやBB周りを独自規格にしたがる・・・、ここも気をつけたほうがいいな。調整法がすぐにわからない、というのは、利用者とメーカーの間にある店主らにはちょっとというか、時には大分面倒なんだな。

 まあ、そういうところで独自色をメーカーとして打ち出したいという気もわからなくはないが・・・。

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 これがほぼ先端を行く本気系グラベル車体なんだそうだ。

 鉄系や、ちょっと古めのアルミマウンテンで組めないかな?と考えたりして。

 最初に購入した人は、メキシコを代表する自転車選手だったらしい、それから一度の落車もなく、山田氏経、そして次は誰の手に渡るんだろうか?

 まだまだ、ガンガン乗れる車体!エ?もう次の人が決まっているの?何だ・・・。でもまあ、そういうことだそうだ。

 彼を囲む、メキシコ珍生活話会につきましては決まり次第、お知らせします!

2台目ブースカ号 発進!



 白いスペシャの初代ブースカ号ですが、幾度の困難を乗り越えて、二十年走り続けてきた猛者ではありますが、今回の車接触事故により、あえなく引退を余儀なくされました。

 当店とも縁の深い、ことにドロップ化されてからというもの、足回りを替えたり、コンポの入れ替え調整など、まあ色々手をかけてきただけあって、今回の引退宣告はちょっとつらいものがありますが・・・。

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 しかし、また性懲りもなく、スペシャとして・・・、

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 赤い茹でたてシラスとして、再生したということなのであります。またようやるわ・・・。

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 前回の事故で曲がってしまったホイールは組み直しをしましたぞ!このリムも相当のディープになっていますね、38ミリというんで、かなりです。

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 ゴッツいよねえ、ハイトもあるのでそこそこ重いが、平地で回り始めたら、面白いかもしれない・・・。相当面白いかもしれないぞ!

 実はちょっと試乗して、久々に、ホイールで興奮した。あの名作今はなきDTの585以来だな・・・。これは、数は少ないが・・・、これぞ!と言う人にはすすめてみたいもんだな・・・、非常に面白い!

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 そしてこの手のホイールにはねじりが似合う。それもいいねえ。店主は自分の手組みホイールはほぼねじりにしているんだが、それは狂わないし、剛性も上がって、かつ伸びというか・・・いいだよね。

 その割に、周りが全く同調しない・・・なんでだ?この方ももう少し推していきたいもんだな。

 そして、これは江東区のシクロクロンさんからもってきたそうだ、載せ替えてこのフレームを置いて行かれたのに目をつけたらしい。

 ただ、細かい傷があちこちにあったんだが・・・。

 と言って再塗装するほどではない・・・ということで、

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 当店未公認の偽造シールのべた貼り作戦。
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 いま狸市の方で開発中の「人間ダメになる辣油」の瓶に貼るために作られた偽造シールなんだが、こんなところで役に立ってしまった。

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 こんな頃にも大仰な偽造ステッカーが・・・。そうそう、そうしてあのトレードマークも乗っけないとね。

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 パーツはホイール以外全て元のものであります・・・。オット、ここからでは見にくいか・・・。


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 はい、定位置に戻ってきましたね。

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 はい、この車体にて、もう事故は起こしません!そういう切り替えの意味もありますな。

 そして、こいつがダメになったことを想定して、今もう一台魚沼で売りに出されているシラスを確保に走るという。よほど気に入っているのね・・・。

 まあ、世界あちこちサハリンから、エジンバラから台湾からいった車体だから、信頼度は抜群なんだろうな。

 もう一度、もう二度と事故は起きない!起こさない!よね。

寄せ集めてできたものが 実はかっこいいかもよ



 実はこいつは懐かしい、当店とは付き合いの古い車体なんであります。探せばこいつの施工記事はあると思いますが、五千記事から探すのが大変だ・・・。

 Wレバーで走る、クロモリフレームなんだな。

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 ブレーキレバーがついている、こいつはブレーキのみの何だが、この車体に変なものを持ってきた・・・。

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 なんとカンパのエルゴパワー、9速のベローチェなんであります。こういうの地道に作り続けてくれるといいんだが、今はもう、サード系のところに望みを託すしかないね。まあダメだろうね、あの会社はもう・・・。

 で、何でもいいからこいつを取り付けて、乗れるようにしてほしいという依頼、やってみましょうかね。

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 はい、取り付けましたよ。って取り付けるだけだったら中学生でもできる。

 まあ、色々大変だわね。

 なんせ、その他のパーツはほとんど元のままなんだからさ。

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 今や懐かしいシルバーパーツだねえ・・・、なんじゃ?

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 スギノ75・・・競輪クランクがついているの?へえ・・・。

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 リアディレーラーはなんとサンツアーのスプリントがついている。こいつとカンパのエルゴだって・・・難問、難問。

 さてここにも、実は色々詰まっている。

 まずこの奥に見えるスプロケだが・・・、こいつはスプロケではない、ボスフリーなのだ。それもただのボスフリーじゃないなんとこいつは8速のボスフリーなのだ。もっというと、9速のボスフリーもなるんだぞ!

 この辺のものも、自転車もの不足になってから、アチコチのサイトを探している内に、見つけたものだった。世界にはまだまだ変なパーツがあるもんだね。これがなかったら、リアのホイールを組み直しているね。

 それをしないですんだが、7速のボスフリーを8速のボスフリーに変えるだけでもホイールのシャフトをいじったりセンター出ししたりと実は地味に大変なのだ。

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 しかもでかくなったボスフリーのために、スプリントのリアディレーラーを交換しないで使い続けるためには、下駄が必要になります。この黒いパーツがその下駄になります。

 ただ、この下駄を履かせる時の注意。下に長くなるだけに、曲がり等をしっかり取っておくということね。ちょっとした曲がりだって、距離を置くとひどい曲がりになってしまいます。海図で一度間違えたら、到着点は数十キロズレちゃうのとにていますね。

 なんのかんのとノウハウ詰まっているだろう?

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 前後共々、シングルピポッドのサンツアーのブレーキ。普通にいいね、何気にいいね、そしてそんなパーツが今はなくなりつつあることにがっかりすんなー。

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 さて付いた、9速のエルゴパワーなんだが、色々癖は残るが、8速のスプロケ全てにしっかり入ってくれます!これってどうやんの?とたまにブログを読んだ人から電話などで尋ねられますが・・・、

 そんなこと知るかよ!!!取り付けたものを動かしながら、観察して、それなりの対策を取っていくことでしか解決なんてしないわね。公式のやり方なぞないし、同じやり方でできるという保証なんかない。つまり臨機応変に、その現物合わせの条件の中で少しずつ調整して鎮めていくしかないのだ。

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 イヒヒ、当店の理想的な再生例となる一台だよね。持ち前のありあわせ、シルバー系の雑多パーツで、手元変速できませんか?なんてクロモリレーサーが来たら、なんとかがんばりますよ!

 まだまだ五十代以上の方々が、物置などにもっているであろう、レーサー・・・、イヤーもう年だから・・・、あんなギヤはもう踏めないよ・・・、Wレバーは危ないからなあ・・・、というような悩みは一気に解決いたしますぞ!

 出てこい!クロモリレーサー!出てこい!かつてのレーサー乗り!みんな合わせて再生だ!

 ゴッツいカーボンだけが自転車じゃない、レーサーじゃないんだよ!と知らしめてほしいもんだな。

水回りを直す オフセットは自転車も同じ・・・?



 いま台所をいじっています、先日ステンレスの部分を利用して、両脇を中心にその下を木で嵩上げして、ガス周りをいじるために170ミリずらして流し台を設置する。
 
 となると困るのが、流し台からの垂直の下水と、既設の下水道とがズレてしまうということになります。

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 こんな具合にね。勿論これで直流すというのではなく、蛇腹系のホースを通すので、

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 これで問題は基本ないんだが、もし溢れた場合というのがありまして、この7月から、この溢れが床下まで浮かすという事態を起こしたので、これでお終いにはできない。できればより太い塩ビ管で、外側を完全に覆いたい。

 なので、より太い塩ビをこのズレを克服しながらつなぐことができないか?ということで、オフセットパーツを利用してやって見ることに。

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 これなんかいいよね、ただ、こいつ一本でぴっちり合うとは考えにくい。そこで、他二本のオフセットものを導入。

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 この中心からズレた接続穴、こいつがまた使えるね。

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これも同じ、このエキセントリックな動きができるパーツを二つ以上組み合わせると、ほぼ必ず直結で結ぶことができるようになる。

 やってみるか。

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 その前に、メスとメスをつなげる、ジョイントになる部分をパイプから切り取って、用意する。

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 こうやってメスに、切り取ったオスを入れて、つなげるメスの部分と合わせる。

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 はい、こうやって下から上のシンクの下水出口に向けて迎えるように組み立てて行きます。

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 はい、完了。普通はこの後、ジョイント部分に塩ビ専用接着剤を流すんだが、それすると外せなくなるので、テープで固定することにする。

 万が一パイプ内でのトラブルが発生した時、中を確認できないというのは、非常に不利である。

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 太めのビニールテープ、銀テープなどで固定する。

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 さて位置が決まったんで、これで床を作っていきます。軽カルを敷いて、その上にスノコを載せていく。

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スノコ完成、これだけだと、場所に無駄ができますので、棚でも作るか。

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 棚は持っている鍋類と合わせて位置を決めるのが一番いいね。特に特殊な調理器具なんかもある当店には、この手が一番なのだ、無駄がでない。

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 少し微調整が必要なんだが、開き戸もできたんで、着々と進んでいってはいる。

 今週には、台所の主流部分は完成するかな?というところ。一日の前半はこちらをやって、後半は自転車だったりと、何かと忙しいわね・・・。

 両者ともに大事なもんでね。しかし、分野が違えど自転車の発想が色々と生きるもんだね。その他の金属加工の部分なども、なんとかやていっているわな・・・。

 完成したら、ここで思う存分できることをやりたいもんだ、そう、忘年会なんかも内輪でやるか?断然に使いやすくなってであろう台所でね。

今風?ダルマ自転車 オーディナリー型



 ちょっとした珍車が持ち込まれましたぞ。なになに?

 そもそもは多段にもかかわらず、それを無理にシングルで作っていた車体を再度多段に戻してほしいという依頼なんだが。

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 持ち込んできたディレーラーが、マイクロシフト・・・。この辺のサード系のものは、当店周りとしては、比較的手を出しがちなパーツなんだが、これを一般の人が持ち込んできたよ。

 今も部分的には相当きつい、自転車パーツの物不足を象徴している現象かな?なんて思いますわ。勿論動き出したパーツ類もあるにはあります、ところがないものはない、徹底してない、というのが困ったもんだ。

 先程もある種のリムを見ていたら、入荷予定が2023年5月以降・・・とか出ていた。なんじゃ?

 そういえば台湾筋からリム系は三年くらいはどうにもならないという話を昨年聞いていたが、その状況が快方に向かっていないと言うことなんだな。イヤイヤ困ったもんだ・・・。

 とは言いつつも、入り口を変えるというのは、それなりに大変なんだが、できてしまえばそれだけ選択肢が増えるということを意味するので、それ自体は悪いことばかりではない。

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 そんでもって、取り付けてシフター^と連動させて、なんとかしたんだが。この後輪、16インチもんなのね。そう、この車体を珍車と呼ぶにはそれなりの意味はある。

 なんと前輪は、

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 24インチという前後がチンバなタイヤサイズなんであります。前輪がデカイ、いわゆるダルマ自転車という古いタイプの自転車に似ているわけであります。

 まあ、どうせやるなら、27インチとかにすればいいのに・・・。

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 ハンドルは・・・まあ、何処にでもあるタイプかな?そうか・・・、前輪をでかくして、チョッパー系で後ろにのけぞらせたら、前輪が浮いてしまうかもしれないか・・・、なるほど。

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 とまあ、これが全貌。まあ、ちょっとは興味を引く車体ではあるな。でも、前輪700Cとかにすればいいのにね、どうせやるならな。

 ちょっと前だったか、正真正銘のダルマ自転車の整備か何かをやったことがあった。正真正銘というのは、ペダルが前輪のハブに直接付いているやつね、子供の乗る三輪車に近い構造です。

 仕上がった後、試乗したんだが、それが面白くて、近所周りを大分走っていたせいか、店主の目撃証言があちこちから持ち上がってきた、やっぱり目立つんだね。

 そうなれば、宣伝用にああした自転車を作って乘らしてもいいと言うことにもなるね。

 うん、アイコンにもなりそうだし、チョックラ探してみるのもありかもね。乗って移動するだけが自転車じゃない、もっと幅広く考えないとなあ・・・。

実用車の管理は共同で 隣駅の娘っ子



 なんか変わった自転車を好む娘っ子が、隣駅の東伏見近くにいるらしい。まずはへし折れてしまったサドル、これでは座れないので、まずはサドルから。

 と、暫く乗っていないので、タイヤイ空気も入っていない、その辺もよろしく、ということで置いてかれた。

 実用車・・・、もう絵に描いたような実用車なもんで、サドルといえばもう革しかないだろう、ということで、在庫ものを取り付けたんだが、これがまた良く似合う。

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 ネ、スゲー自然でしょ。よく似合っているわけだ。

 この手の典型的な自転車は今までいじってきた経緯はあったが、まあ、材料、消耗品が手に入らない。今回はチューブ交換をしたんだが、

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 チューブ自体は現行品の26×1 3/8のものが使える。そしてこの特殊なタイヤ、何が特殊って、こいつはリムテープいらず。通常ならスポーク穴を閉じるためのテープがいるんだが、こいつはいらない。

 なぜか?そのテープの代わりをするもんが、このタイヤに付いているからだ。俗にいうベロ付きタイヤというやつね。チューブを包み込むようなヒダが付いているんだな、こいつがスポーク穴、またはスポークの頭の上に敷かれるので、チューブが傷つくことはない。

 そのヒダがあるから、通常のタイヤのはめ方でははまらない、同じく外し方もね。相当しつこいこれは経験がないと中々できないだろうね。思い出しながらチューブ交換したよ。

 このベロ付きタイヤも入手できるところはある、それはそれでいんだが、問題はこいつらだ。

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 このスポークのようなロッドブレーキのロッド?ていうの?こいつはポキンと折れることがある。店主の小学校時代の自転車はこれで、何度か折れて交換したんだが、これ在庫している問屋がそんじょそこらにはない。

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 そして、この引き上げ型のブレーキシューもそんじょそこらにはない。こいつはリムを今もんに替えない限り、この角度で引くブレーキシューが必要になる。タイヤほどではないかもしれないが、こいつも立派な消耗品だ。

 その対策としては、乗り手自身が、この手の消耗品を何処から探して、確保しておくことだね。

 あと店側としても、この手の乗り手と契約してだ、この手のものを店独自に確保しておくことだね。どんな契約か?ってことも大変だね。

 それと、もう一つは、現行品で代替できるものはどんどん替えて、消耗品の入手を簡単にするという手。

 こちらの記事でかつてやっていたものだ。モロ実用車を待ったう別モンに変えてしまったやつだ。

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 この何の変哲もない実用車が、
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 ホイール前後が全く違ったもんになっている、それだけじゃあないが、このくらいやったら、暫くは末永く乗り続けることができるだろうね。消耗品の確保に心配はまったくないからね。

 ということで、この手の旧車を乗り続けようという人は、それなりの覚悟が必要になりますね。自転車屋任せにしていたら、新車に替え買いさせられる方向に持っていかれるでしょうな。

 だって、部品がないんだから、もう乗れませんよ・・・というそれ一辺倒に持って行かれるだろうな。

 そうならないよう、対策取りながら乗りましょうや。

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 ああ、出たコッタードクランクだ。これも持つところまでギリギリ持っていって、最悪の場合は、上の現行品自転車じゃないが、今もんのクランクに交換できればその後憂いなく乗り続けられますな。

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 で、乗り心地なんだが、これがいい。多少重いが、適度に柔らかいさすが荷物車だ。このオフセットのフォークも乗り味に相当影響しているだろうね。

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 とりあえず、これで戻して、後は乗りながら作戦ねって、継続を考えようということだな。

 いや、それでも懐かしさも兼ねて、試乗と称して暫く乗って遊んでいたなあ。楽しかった、そしたら・・・、乗った姿を見て愕然・・・、一番今の店主に似合っている車体って、こいつなんでないの?と思わず写真撮ってしまったよ。

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 老醜も隠しきれなくなってきたが・・・、この貫禄といいなんといい、この車体がドンピシャだわね。40年前の天安門前を走っていた、中国人そのものみたいだ・・・。

チネリ スーパーコルサの再塗装 ダークグレーメタリック



 ああ、またやっちまった・・・、塗装前の写真撮り忘れた。確かハゲハゲのグリーン系のフレームだった。地にメッキが施されていたが、デカールもハゲハゲで、モロ中古車という感じだったね。

 でも腐っても鯛、チネリスーパーコルサといえば、なんで?と思うほど高値で取引されている。その値段出すなら、日本のビルダーに頼んだっていいんじゃない?と思うほど。

 ラバネロ、マキノ、ナガサワ、ナカガワ・・・、あとは一年ぐらいかけて目的・素材・スケルトンなどを話し合ってヤナギサイクルとかで作るというのも、十分楽しい選択肢になると思うんだが・・・。

 でもまあ、それでも高値で取引されるには、それなりの理由があるんでしょうね。

 と、いうことで、再塗装することになったんだが、色は?

 ダーク系のグレーメタリックがいいという。ベトナム人のトゥーさん。彼は古典的鉄フレームをこよなく愛する人で、普段は古いケルビムに乗っている。

 その色って、スーパーコルサにあるのか?と思って、調べてみたがオリジナルではないようだ。

 ということは、こちらがいわれた内容のイメージでもって作るしかないな。ところで、デカールは?

 なんとかして持ってきたますと。

 完全剥離して再塗装開始。

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 色を撮るのは大変だね。本来なら基本照明とかを当ててやるんだろうな。

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 メタリックに黒と濃い青を混ぜる。気づかれない自覚されない色を入れること・・・、これは無意識に訴える、ある意味サブリミナル効果のようなもんだ、なんてな。料理もそうだが、真逆の味を入れることで対比効果を狙ったりする、スパイスも使ってんだか使ってないかわからない裏効かせ、という技もある。

 裏の目で、裏の耳で、裏の舌で感じさせるという、高等?テクニック・・・とかいったりしてな。

 そういう何かが物事の厚みを作っていく、とかいってな・・・。

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 何処で作ってか?何処から持ってきたか知らんが、よくできたデカールであった。

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 ラグ周りはきちんとマスキングして、メッキを出す、これで一気に高級感につながるかな?

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 このパイプのメーカーのコロンバスのデカールまで持ってきたよ。全面的にマスキングして、よく切れるデザインカッターで切っていく。よく切れないと最初からやり直しになるからな。

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 エンドのメッキのところも、マスキングしたわね、あとフォークの先も・・・。

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 見た目だけでなく、精度もまだ崩れていないフレームですね。

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 ということで、以後の一部修正を約束して、トゥーさんにお渡しした。自分で組むということだ。ヤバイ!と感じたらすぐに持ってくること、と約束してね。

 ベトナムというと、圧倒的にスクーターというイメージがあるが、今後のアジアの発展を考えると、スポーツ自転車というのものありなのかな?タイも、インドネシアも、少し遅れるかもしれないがいずれミャンマーだって。

 もう日本一国なんて守備範囲ではダメになっていくだろうな、外にでていくしかないだろう、そうしたらまだまだできることもあるかもしれないね。

 今から三十年以上前、日光のホテルに香港からの観光客が来ていたのを見た時、海外で遊べるようになってきたのは日本人だけじゃなくなってきたんだ、と嬉しく思った記憶がある。

 そのくらい、当時海外旅行をしていたアジア人は日本人だけだったというわけだ。日本人だけがアジアの中では突出して贅沢な生活を送っていたんだな。

 それはアジア主義者の店主は苦々しく思っていた、いや恥ずかしく思っていたといったほうがいいかもしれない。他のアジア諸国の人が海外で遊べるようになるまで、自分は海外には絶対に行くまい、と決めていた。表向きには飛行機が怖いから、成田空港を使いたくないからと言っていたが、本音はそうだった。

 なので、初めて姉の住むカナダに行ったのが四十過ぎの、パスポートというものを初めて取ったのだった。今から十七年前くらい前だと、そろそろ他のアジア諸国の人々も遊びに出かけ始めていたから、自分もそろそろいいかと思った頃だった。

 多分スポーツ自転車を楽しんでいたのも、アジアでは圧倒的に日本が早く、そして競技・趣味人口も多かったに違いない。

 それが今、国内であってもベトナムの青年が、スポーツ自転車に心血を注ぎ始めているのは、非常に喜ばしいことである。良かった、本当に良かった、みんな遊ぼう!みんなで遊ぼう!

 店主が高校生の頃、日本車がアメリカでの貿易摩擦として大きく取り上げられ、何をやっても世界一!的に走ってきた日本が、自分が生きている内に上昇から下降へと見事に反転してきたのを目の当たりにしながら、世の中の栄枯盛衰を身にしみて感じる次第である。

 寂しさもあるが、一人贅沢すぎたことを思うと、等しく贅沢になりつつある現状は悪くもないのかもしれない。

 またどん底から這い上がればいいのだ、坂口の堕落論でも再読しようか?

またまた来たよ!メイトに荷台を

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 最近の特殊自転車のトップといえば、あのメイトでしょうね。一見してバイクかよ!と思える車体であります。

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 このタイヤを見れば納得されるでしょうな。とにかく太い、でっかいんであります。

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 でも、動力などを見ると、自転車、アシスト自転車と言えるでしょう、中には原付きそのもののような車種もあるようですが。

 で、こいつが、いま都心では相当走っているという目撃情報を聞きますな。当店でも・・・何台くらいか?6台、7台くらいはやっているかな?

 店主に実感はありませんが、所によっては相当流行っているということだそうです。

 そんでもって今回のいらいは?というと、

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 荷台がないのだそうだ・・・、勿論純正の荷台はあるようだが、車種によっては日本に入っている荷台がつかない、というようなことが起こるらしい。規格がまだ定まっていないのか?わざとなのかは知らないが、とにかく荷台を付けたいが、つかない・・・ということで、当店にたどり着いたらしい。

 自転車用の荷台でもいいですか?

 はい、飲食をやっているので、仕入れ等に使いたくて、そんなに重たい荷物は載せませんので・・・。

 了解、では取り付けましょ。

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 こんな感じでいいのかな?できるだけ加工しないほうがいいので、無垢な状態で一番取り付けやすい荷台を探す、これが大変だね。大体みんな同じような形をしているんだが、微妙に違う。思っている以上に実用車の形状にはバリエーションがあるということなんだろうな。

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 ダボを使って下から支えて、

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 前回もそうだったが、サスペンションの一部に共締めをして固定。まあできているのを見れば、ああそう・・・ということなんだが、実際にここまでやるには時間は必要だ。

 順線のポン付けとは違うんでね。

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 この上に、何か台から敷物を置いて工夫するらしいので、今回は最小の改造で終了。こうして、公表している内に、他の店でもやり始めるんじゃないか?なんておもうね。

 YEPPなんて最初は取り付けにくかった子載せシートだったが、そのうち、アチコチで取り付け始めて今は一般化していったようだが、このメイトのアレヤコレヤの取り付けも、その内そのようになったりしてな。

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 しかし、何台かみたが、やっぱりスゲー車体だ。そして、こうした車体の中に、今後の商売というか生き残りのヒントのような何かが、感じられるかもしれないね。

 まず、怖がらずその道で極端なものを作っていく、こと。ある意味これでもか!という程度に極端に振るといっていだろうね。

とはいっても隣接分野(この場合はバイクかな?)としては、さしてぶっ飛んではない・・・というもの。カテゴリー内ではぶっ飛んでいても、隣接カテゴリーとしてはありうる・・・という。

 革新と保守の両者を秘めているもの、これが隙間や間に埋もれていた、何らかのニーズ、需要というものを刺激するということなんじゃないかな?ということね。

 本当かどうかは知らんが。そうなると、現行で自らの手持ちの商品なり、アイデアなり何なりを再度練り直して、より高いレベルでみせられるか?売れるか?という検討に使えるかもね、という事になる。

 何処にどんなヒット商品が眠っているのか?なんてそう簡単にわかるわけではない。なので、潜在的な感覚と、アイデアと、それを実現できる関係と技術とを身に付けておくに越したことはない。それでも、何がどうなるかわからない、だから商売は面白いのか?辛いのか?ということは個人次第だな。

 とはいえ、辛さだけでは何も続かない、だから空元気でも面白がること、何だろうな。

 

 

二重の不思議な小径車 何だ君は?



 メタリックなフレームに、なんて書いてあるんだ?

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 ホホー、ターンね、あのダホンの兄弟みたいなメーカーだな。とこが、この車体、フレームがおかしいぞ。

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 このヘッドチューブの過剰なまでの溶接しろと溶接痕を見よ・・・、気合い入り過ぎだろう?

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 ここはトップチューブの尻に当たるが溶接の気合が抜けていない。

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 そしてダウンチューブを真上からみたところなんだが、青龍刀か?と思うくらい、尖っている。サーベロなみか?

 しかし、こいつは既視感ありありだ、あのFUJIのアルミ名車のバラクーダやアルミのFUJIトラック、あのロックバイクスのアルミの名車ロケット・・・、モロ競技車中の競技車を思い出してしまう。ロックバイクスのロケットだが、あいつはストリートの面をしているだけの正真正銘のレーサーだ。

 ウーン、何じゃこりゃ?しかも・・・

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 ダホンの兄弟メーカーだからか?なんだか知らんが20インチの小径ホイールが付いている。上のフレームは各所完全なレーサー、気合の入った溶接のレーサーフレームなのに、なんで小径のホイール付けてんの?

 いったいこの車体何を狙った車体なんだ?全く読めない。

 だいたい車体を見ると、その企画会議での会話が想定できるんだが、こいつを見てもまともな企画会議の会話が想定できない、全く。

 まともでない会話とすれば・・・、

 「社長・・・、何処がどう伝わったのか?あの例とアルミのタイムトライアル車なんですが・・・、なんと20インチで納品されたんです・・・」

  「どういうこと?」

  「・・・・・・・」

  「どういう意味なの?」

  「20インチのタイムトライアル車ができた・・・ということ・・・ですか・・・」

  「うん・・・だから、それがどういう意味なの?」

  「それがわかれば、こちらも苦労しませんが・・・。」

  「つまり工場側が間違えて、小径のタイムトライアル車体を作ったということか?!」

  「はい、つまりそういうわけです、こちらはちゃんとした図面送ったんですが、はい、700C用のタイムトライアル車ですね、ところが出来上がってきたのが何故か20インチのタイムトライアル号・・・ということ・・・なんです。」

  「で、その間違った小径のタイムトライアル号は、何台分あるんだ?ええ?」

  「そ、それが、そ、そのー・・・、300台・・・。・・・社長!・・・社長!!!社長!!!!!」

  「い、いいか・・・、何がなんでもその300台・・・、どんな理屈をつけても構わんから、売れ!すべて売れ!」

  「た、ただー、社長・・・」

  「うるさい!どんな屁理屈でもいいから全車体、売り出せ!いいな!当社の存亡をかけた事業だぞ!!!!」

  かつて実際にあった話なんだが、どこぞの工場に出した200台が、図面とは真逆の仕上がりで出来上がったことがあったらしい。その使いみちで相談を受けたことがあったが・・・。

 他にもあるぞ、それに懲りて出荷前の状況確認のため、現地にいったら、すでにトラックに荷積みして、シートをしっかりかけられて、出発寸前だったなんてこともあったらしい。

 しかし、実際の所いったい何を狙って、どういうコンセプトのもとで作られたのか?本当全く見当のつかない車体である。

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 コンポで値段は押さえているのかな?

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 でもこのフレームなら、アルテなんて付けたって、決して遜色はない。硬いし、走るぜー。

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 基体は700Cように作られたであろうカーボンフォークだが、ブリッジ後付で20インチ用にってか?

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 これが全体像、ちょっと目を引くよね。小径ファンなら、こいつにフルデュラ載せて喜びそうな人はいるだろうな。小径のカーボンホイールくんで、そんなことしたら、足のあるやつなら、ロードレースにこの車体で出て、結構食い込めるんじゃない?なんて思えるくらいしっかりした自転車だ。

 何のために、何を狙って作られたのか謎の車体がこいつだとすると、もう一つの謎が実はあるのだ。

 この車体の持ち主は、なんと当店内で展開しているレコードショップ、金曜日の担当者のコンブ女史のものなのだ。

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 見りゃーわかるが、まあ、運動、スポーツ類とは無縁の顔をしておる。ヘビースモーカーってなもんで、自転車乗れんの?とすら一見見えるインドア派なんだが・・・。

 なんとこの子の所有しているのが、このターンの謎の自転車なのである。
 
 なんで、昭和レコードオタクのこの子が、この謎の自転車に?と二重の謎があるんだが、もうしばらくしないと、その謎も溶けそうにない。

 金曜のコンブレコードも一月以上開店から経って、最近なかなか堂に入ってきたようである。夕方から、彼女と彼女セレクトのレコードを求めてモソモソ来る人影もある。

 これからは、この車体で通勤するということなんだ、金曜日は雨でもない限り、この車体は当店にあるだろう、見るのもよし、借りて少し走るのもよし、この車体の謎に迫ってほしいもんだ。

 そしてその自転車がなんでこのレコードオタクちゃんが所有しているのか?本当に自主的に選んだ車体なのか?その辺の謎について尋ねてみるのもいいかもしれないね、小林旭なんかを聞きながらな。

剣の次はシャマダン?なんじゃそりゃ?の修理の巻

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 ご承知の方も多いかと思うが、店主の女房殿、雌狸はダンサーである。しかも、中東当たり北は中央アジアから、西は北アフリカにまで達する非常に広範囲に伝わる、ベリーダンスという種類のダンサーである。

 まあ、007等で例によって曲げられた単一的なイメージが圧倒的なんだが、今や発祥地を横置いて、ウクライナ、北米、ブラジル、アルゼンチン、終いには東アジア的アジアントライバルというジャンルにまで広がってきているんだと。

 その踊りの小道具として、写真にあるような、剣がよく使われるようであります。この剣、勿論真剣などとは程遠く、刃も付いていなければ、多くは真鍮で、作りが雑ということで決まっている。

 その雑な作りの典型は、柄がゆるい、ガラガラ回ってしまうのもある。そこを固定してほしい、頭に接触する部分の抵抗を増やしてほしい、舞台で光るよう磨いてほしい、など今まで数本の修理依頼なんかを受けてきたわけだ。

 自転車屋なんだが、金属もんは多少扱うんでね。

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 そういう中で、周りのダンサーたちには、金属もんの修理屋さんというイメージが付いたのかな?また依頼が来たんだが、それが何だ?今までの剣とは全く違ったもんがやってきた。

 シャマダン?というやつらしい、何じゃそりゃ?

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 お盆に燭台がくっついているようなもんだな。こいつを頭に乗せて、踊るらしい。こいつの中央にあるはずの一段と背の高い燭台が、もげていますな。

 これをくっつけてほしいという、依頼。

 では観察と行きましょう。どうも・・・、薄い金属のお盆に、点付け溶接でもって付いていたらしい・・・。

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 紙やすりが貼っつけてあります、こいつを頭の上に乗せると滑らずに安定するらしいですね、こいつをめくると

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 薄い真鍮の板が露出します、さてどうする?いい金属製の接着剤でも探す?

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 その前に、相手の燭台の裏を見ると・・・、ナットが溶接されています。そのナットがですなあ・・・。実はちょっと特殊なナットなんであります。

 10ミリの1ピッチのネジなんですね。これって、実は自転車が得意なサイズなんですね、偶然ですが。自転車の他には水道の一部で使うんじゃないかな?

 自転車の場合は、後輪のハブのシャフトがまさにこれに相当するんです、ということは・・・、その手のネジを使って物理的に固定する手はありだぞ。

 例えば

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 例えば、こんなネジを先のお盆の裏から貫通させて、燭台にねじ込んでいけば直るんじゃない?ということなんだが・・・。
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 ただこいつを貫通させる中心とは、実は頭を乗せる部分と一致するわけだ。頭に安定的に乗せるためには、このままのネジだと厚すぎる、ちょっとデベソ的に飛び出てしまい、頭への座りは悪くなる・・・。

 どうしよう?なればこのネジを加工するしかないか・・・。

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 イヤー、新しいフライス盤はいいねえ。サクサク剛性を発揮しながら加工していってくれる、本当いいね、多少値が張っても工具がいいと無駄な時間が取られなく、精神的にもいいわね。

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 イッヒヒ、ここまで削ったぜ!まだまだ色々できそうだ。

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 オリジナルと組み合わせると、こんな感じ。ネジ部分の切って、面取りして完成だ。

 そして、次はお盆の中心に10ミリの穴を空けて、内側から叩いて、引っ込ませる。そこに、加工したネジを通す。

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 そして、こいつを裏から見ると、

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 削って薄くしたネジの頭が見えます。個々まで薄いと、再度あの紙やすりを戻しても、頭でネジの出っ張りは感じませんね。

 このネジに、先の燭台を回して取り付けます。

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 これで、物理的にお盆に燭台が取り付けられたことになります。ただしこの燭台の底が弱いので、あまり燭台もってグリグリすると底が抜けてまた外れてしまいかねないですね、取り扱い注意です。

 できれば、場所を取りますが、ケーキの箱のような中に入れて保管や移動する必要があるんじゃないかな?

 ただ、周りの子分たちも、点付け溶接なんで、何時まで付いているやら・・・ですがね。

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 この燭台に火の付いたロウソクを載せて踊る・・・、丑の刻参りに思えるのは店主だけかな?

 ということで、ちょっとした金属系の修理なんかもできるかも・・・ということです、こういうの公表すると、またどこぞのダンサーから、あれ直せ、これ直して・・・が来るようだぞ!

親父エスケイプ号 これでとりあえず逃げろ!!!



 逃げませんか?逃げましょうよ・・・。

 逃げる、危ない状況から逃げるという以外は、対峙すべき事柄から逃げる、というような余り評価のされない動詞かもしれませんね。

 でも、自転車レースではこれは積極的に攻める、という逆の意味で非常に評価の高い言葉となっていますな。

 逃げる・・・、仕事や、義務や、立場から逃げたい!と思う諸氏は多いかもしれませんな。そんな諸氏に捧げる、逃げる自転車、エスケイプ?なんてもん作ったんで、ご紹介しましょうか。

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 ジャイアントのアルミフレーム、クロスバイクかな?スラムのディレーラーが付いてますね。

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 フロントは、今流行りのシングルではないな、ダブルだ・・・。

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 ホイールは700Cの結構ディープが付いていますね、フォークはアルミらしいねえ。

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 ア、これも主流のアヘッド型のステムが付いていますね。といことは今風のクロスバイクということかな?まあ、乗りやすいし、多段だし、手頃だしといいとこづくめの自転車といえば、やっぱりクロスバイクだろう・・・。

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 なわけねえよ!フラットバーの自転車で逃げられるかよ!やっぱドロップだろ!

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 エイドバー付きブレーキレバー、いいねえ、レトロっぽくて、オヤジ向きじゃない?

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 変速はバーエンドコントローラーだから、完全にハンドルから手を離さなくてもいいわけで、安全だな。

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 バーテープも擬似革だったが、サドルもそれっぽくて、ちょっと遠目では安っぽくなくていい。そのうち、本当に気に入ったら、革サドルでも付け替えてもいいね。

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 ということで、下半身は今風のクロスバイクっぽいが、ハンドル以上が、レトロ系のツーリング車というキメラ。

 今風ランドナーといってもいいかもしれないね・・・。

 今風ランドナー・・・、実質走るし、荷物も積める、頑丈そうだ。これなら逃げられる、何処までも逃げられるぞ!

 といっても現実的には逃げられない・・・。でもこいつがあれば、何時でも逃げられる!ガソリンなくても逃げられる!足さえあれば逃げられる、飯という補給と、睡眠という休息さえあれば、何処までも逃げられる!

 そういう条件が揃っただけで、もう逃げたも同然だ!!!!と思うしかない・・・というのも現実かもしれないな。

 でもそこに希望がある、逃げられるという具体的な装備があるだけで、もう逃げたも同然だ!

 逃げろ!逃げろ!自分だけのゴールに向かって逃げれるだけ逃げろ!そうすれば、その「逃げ」は自転車レースの「逃げ」と同じに、積極的な意味合いを持つ言葉として輝くだろう・・・。

 だから、逃げろ!この今風ランドナーと一緒にな!




 


プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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