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輪人というウェブマガジンと「きものたまより」さんより感化 着物と自転車 |
![]() 輪人というウェブマガジンが、フェイスブックからかな?突然飛び込んできたんだが、通常では驚かないが、冒頭この写真だったもんだから、なんじゃこりゃ!と瞠目したわけであります。 羽織はおってヘルメットに前傾かよ・・・!一体何が起きたんだ?というわけであります。 本記事はこちらなので、詳細はそちらにてご確認ください。今回このブログでの掲載の許可をもらおうと、このマガジンの出処を調べてみると・・・、なんとアキボウさんではないですか! アキボウさんといえば、当店が駆け出しの頃FUJIで大変お世話になった会社でありますよ。当時アキボウさん内のFUJI担当をなさっていた、古家さんに今はロックバイクスで大活躍の西山さん、吉江さんら気鋭のメンバーには今でも大変お世話になっていますね。 アキボウさんの主流といえば、今でも天下のコルナゴ、車内でFUJIを扱う彼らにとっては罰ゲームのような感じだったんじゃないでしょうか?それを数年で、全くブランドイメージを劇的に変えてしまった彼らは、本当少数先鋭部隊だったと思いますね。 それより何より、彼らは楽しんでいた、一も二もなく楽しんでいたよね、企画、製作、販売、すべてで楽しんでいた、だからこちらも大いに楽しませてもらって、仕事しているなんて義務感は何処にもなかった・・・という感じでしたわ。 「荷積みの時にダンボールが破けて少し傷もんになったんですが、安くしますんで・・・」なんて連絡が来ると、「はい全部送ってください、なんとでもしますんで・・・」なんて関係もありました。思い出色々です。 出処がアキボウさんなら、話は早いかも・・・と一本連絡を入れると、担当箇所で対応してくれた方がまた、聞き憶えのある関西弁・・・もしかして山本さん?・・・。 ということで、ありがたいことにトントン拍子で掲載許可をいただきました! そんでこの記事ですが、大阪で着付け教室を主催されている堤さんという方に協力をへて、着物と自転車について書かれています。ホームページはこちらになっていますので店主の下手な紹介より、こちらをご参照ください。 で、着物自転車に関しては二年ほど前から、当店でもちょこっと力を入れてきた経緯があったもんで、今回この輪人さんの記事に反応したわけですね。 ![]() アキボウさんだけに、自前のターンで着物試乗を企画したようですが、それを実走されたのがこの堤さん。 比較的乗りやすそうな小径車に、 ![]() 普通にまたがって乗っていらっしゃいますね。そもそも、この企画以前から、堤さんご自身が着物で自転車ということを実践されていた流れがあったようですよ。 ![]() こちらは堤さんご自身のブログから拝借した写真ですが、すでに企画以前から通常の足とされていたということなんですね、ちょっと驚いたわけです。こちらがその掲載ブログの入り口となっていますよ。 そして、今回の記事の中で最大級の驚きというのがこれ。 ![]() これです。今度は700Cのしっかりトップチューブがホリゾンしている、全く車体側では着物者に対して配慮していない車体なんですが、これにどう乗るか?という事を自転車側でなく、着物側の方で対応しているという内容です。 これ、袴のようなものをつけて、地下足袋を履いていますね。忍者みたい・・・。そしてこの出で立ちでもって、冒頭の走行を可能にしている・・・ということなんです。 ![]() ヘルメット着用で、ガチ系自転車車をちゃんと乗りこなしている・・・、これにはちょいと驚くどころか・・・、当店がやってきたこととはほぼ真逆の展開でありますな、まさか着物の方をいじってくるとは・・・。 二年ほど前にやっていたことといえば・・・、古着物のマジシャンであるトウキョウジョウの先生お二人に試乗していただいたことから始まったかな? ![]() まずはトウキョウジョウの城主、当時は殿でした、今では五右衛門になっていますが、彼に乗ってもらい、大体の合格をいただきまして・・・。 ![]() 次にトウキョウジョウのお局様、ツチ姫にも試乗していただきましたよ。感想はこれなら乗りやすい、というご批評を賜りました。 で、着物で乗るためのポイントなのですが、以下上げておきましょうか。 ![]() まずダウンチューブ一本型の、跨りやすい車体を選ぶこと。これは世の子育て自転車などが一様にそういう形をしているので、そう難しい話ではありません。 そして、帯などがあるため前傾にならないハンドルを選ぶこと。 ![]() ここまでチョッパーでなくとも・・・いいかもしれませんが、このように背筋を伸ばしてできるだけ前傾にならなくてもいいような位置にハンドルの握りが来るようにする。 ハンドル交換なんかも、改造・・・とは言えないような簡単なものなので、これも普通の自転車店でもできるかと思います。 そして次がサドル・・・。 ![]() このように、通常のサドルのような突き出し、鼻がないものを選ぶ、ということです。突き出し部分があるとどうしても着物に突き刺さり皺になりますね、着物だけでなく、スカートだってコートだってシワの原因は通常の鼻有りサドルでありましょう。 これはネット等で探せば見つかりますので、是非お試しを! そして最後が・・・、 ![]() ペダル周りですね、正確にはペダルを支えるこの文鎮のような金属棒ですが、これをクランクといいますね。こいつを短くする、短いものと交換するということなんであります。 通常大人のスポーツ自転車なんてもんは170ミリなんて当たり前なんですが、こいつはなんと127ミリ・・・。いわゆる小人用自転車に使われているような超短いもんに付け替えるなんてことしています。 これをすることで、ペダル回しの移動範囲が極端に少なくなるので、裾周りがばたつきません。コロコロペダルが回るので、ギアで重さを調整してやればいいでしょう。 この最後のポイントに関しては、普通の自転車屋に相談すると、そんな短いクランクなんてない!とか、大人用自転車に子供用のクランクはつかない!とか嘘並べられて断られる可能性が大きいと思いますがね。 この短いクランクについては、着物だけでなく、高齢や障害で足の可動域が極端に狭くなった方々にも好評という思わぬ展開にも発展しましたね。 そして、もう一つ自転車側でなく、着物側での対策も多少していたことを紹介しましょう。 ![]() こんなショットもありましたが・・・。着物の下にスカートとストッキングなどという、戯けた仕掛けをしていたんでありました。そう、正統とはほぼ真逆ながら、こうやって着こなすというのも有りなんじゃない?というトウキョウジョウさんたちからの助言でも有ります。 崩して着る、洋装の間に和装を挟むなんてことを普通に憚ることなくやってしまう。 完璧に和装!と頑張りすぎると、襦袢がない、紐が足りない、履くもんがない・・・とどんどんハードルが高くなって、終いには一切和装に行き着かなくなる・・・。 もう少し適当でいいんでない?なんて緩さがこうしたことなんかを発案実行させてしまうわけであります。 そして、 ![]() 例えば、このくらい裾上げをしてクリップのようなもんで止めると、全く問題なく自転車乗れますよ・・・なんて提案もしてみたわけであります。 これも同じく正統からすれば、邪道も邪道けしからん!となるかも知れませんが、どこまで許容して、どこまで守るか?なんてことのせめぎ合いで、またあらな服装文化なんてもんもできてくるんじゃないのか?なんて門外漢の気楽さで好きなこと言ってますが・・・。 正統に自転車乗るなら、堤先生の袴・地下足袋作戦も有りますから、着物側、自転車側から両面の接近でもって、利用者に少しでも使いやすく、馴染みやすくなってくれればいいわけで、今回当店側だけでなく、正統なご提案なんかも紹介させていただきました、というわけであります。 掲載快諾していただきました、アキボウの輪人さんとスタッフの皆様、大阪の着付け教室「きものたまより」さんの堤様ありがとうございました! |
13年以上前のチェリー君がメンテに来た! |
![]() 懐かしい写真ですねえ。今の店舗からして二店舗前の杉並時代の理サイクルであります。野中の一軒家で、周りは畑と駐車場、空き地に囲まれていて、誠に贅沢な使い方をさせてもらっていたところであります。でこの掲載記事はこちらなんで、ご興味ある方は目を通してみてください。 騒音系の苦情は二回くらいだったかな?周りのご近所さんたちとはなんとはなしに仲良くやっていたように思います。 皆さん元気かな? とまあ、事は13年以上前の2008年のこと、この一台を組み上げて納車したんでありますが、ついついこの前、経年劣化部分とそのメンテにやって来たんであります。 ![]() 鉄のマルイシくんだったね。時間は大分経ったが、大事に乗ってもらっているようで、経年劣化以上のあれた感じはなかったな。 ![]() よくあることだが、このブラケットカバーがベトベト状態になって端からアチコチちぎれ気味になっていたんで、これを交換したんだが・・・。 この昆虫触角形式のSTIの場合、色々やり方はありそうなんだが、ワイヤー系をすべて外してやらないとやりにくいという状況がある。 折しも、シフト・ブレーキ共にワイヤー交換の時期でもあり、シフトの調整も必要だったので、ここでマルッと交換ということに。 ![]() ちょっと調整が必要だったが、これはディレーラーだけでなく、STIとの相性を合わせるような感覚だった。特に後者が大分疲れているので、シフトのコツを探しながら、その癖を見抜いて操作していく必要がありましょうな、まあ、旧車というのはそういうもんです。 しかし、シマノの製品の安定感というのは、十数年の仕様を経ても大きな変わりがない、このリアディレーラーも一体何時までもつんだろう。 ![]() このソラブレーキも健在です、何の補修の必要もない。時にシュー交換は必要ですが。 ![]() クランク自体にはこれもまた問題はありません。次のメンテの課題があるとすれば、BB交換かな?という感じはありますが。 ![]() 手組みホイールで、前を白リムで組んで、 ![]() 後ろを青リムで組む、全体を青と白のツートーンで仕上げようとしていたんでしょうね、爽やかなイメージですね。 ![]() ブラケットカバーを交換したんで、ハンドル周り、ワイヤー類四本と、ついでにバーテープも交換することにしました。同じく鮮やかな青、ブルーに交換です。 ![]() サドルは当初のものから交換されていましたな。もともと、かなり自分でやろうとするお客さんです。なので、メンテの質問も矢継ぎ早で、次から次へと飛んでくる。少しでも自分でできるようその意欲はすごいもんです。 なので、今回のシフトの内容についても、疲れているSTIの癖と、チェーンかかりの音のチェック、調整のコツなんかを話しましたが、その内ほぼ自分でやってしまうのではないか?と思いますね。いいことであります。 ![]() なんか変な形容の仕方かも知れませんが、冒頭の13年前の姿と比較しても、この自転車は疲れていませんね。中身をリフレッシュしたせいで、見た目も機能もほぼ13年前と変わらないといってもいいかもしれません。 これも相関関係あるのかな?と思いますが、この乗り手の方もこの13年間ほとんど変わっていないんですね、強いて言えば子どもたちが大きくなったくらい、後は見た目も機能もほとんど変わらない。 日頃の保存の仕方と扱いと、ちゃんとメンテしてやれば、人も自転車はこうなんでしょうね。次のまた10年に向けて、走り始めましょうか?まだまだ行けそうですぞ! |
Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。
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