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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |2022年05月 tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

コカ・コーラに続いて外すか・・・サントリー



 これは当店の外井戸の風景であります。昨年の7月までの風景でありました。

 色々ありまして、このコカ・コーラ・・・、なんでか知らんが人気商品でありましたが、当店の外井戸から外すことにいたしました。

 詳細はこちらの記事に記しましたよ。確かオリンピックの悪ノリにへそ曲げた店主の思いつきというか、判断でありました。

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 変わりに来たのがペプシであります。ペプシコーラね。これがまたすごい人気で、冬でもバシバシ売れていた、結果としては良かったわけだ。

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 これが今現在の当店完全管理の外井戸のラインナップなんですね。今までは、面白そう!と思ったものと過去のマーケティングに基づいて、適当に選択してはトライアンドエラーでやって来た管理なのでありましたが、改めてメーカーなんぞを気にしてみると・・・、

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 アサヒ飲料が圧倒的に多いことに気がついた。別に意識して集めてきたわけじゃあなんだがね、偶然アサヒが多い、圧倒的に多いということに気がついたのであります。どうでもいいが。

 メーカーという意味で、我が外井戸を点検して見るに・・・、

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 中央に置き換えら得られたペプシが見えますが、その左隣に、あるコーヒーを発見。

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 これね、クラフトボスという、ブラックコーヒーなんだがね。こいつは隣の伊藤園絡みのタリーズコーヒーのブラックよりも軽いという理由で、店主はだいたい夏前後に意識的に入れていたものでありました。

 コーヒー好きとは全く言えない店主からするとタリーズは濃すぎる・・・。なのでうまい!とは到底思えない。その点このクラフトボスは軽い、薄いということで、しかも量もそこそこあるということで、夏向きコーヒーとしては結構重宝していたんだな。

 だから、毎年この季節になると、わざわざ探しては購入して設置しておいたんだが・・・、こいつん出処が・・・

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 エエト・・・どこだっけねえ・・・、・・・・。目立たないが書いてあるね。サントリー・・・だとよ。

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 キャップの方には明確に書いてありますね、サントリー・・・と。

 株式の公開していない企業。これはうまい!と思ったことはほとんどない洋酒メーカーだった。店主の父は山崎のファンだったが、そんなにうまいか?とすら思ったもんだ。ただCMは特出していたものをいくつも作っていたように思う。

 ランボー、ガウディー、ファーブルだったか、ローヤルシリーズのものは、日曜洋画劇場を見るもう一つの楽しみだったように思う。

 角のCMも、開口健のものだったか、笑点の浅田飴のそれとともに、記憶に残っているものが多い。

 それにこの会社は、自社の名前付きのホールを作っている、西欧古典音楽には最適の環境なんじゃないか?美術館も作っているし、学術系にもそれなりの賞を出していたのではなかったか。

 それが調子に乗った、はしゃぎ過ぎの、人民を舐めきった三世議員の下らん会合に酒を無料で提供していたということが発覚したんだと。政治家に、しかも大物政治家に金品を提供しておいて下心がないはずがない、どんな理屈をつけようとも。

 それを「自社製品知ってもらう良い機会」という理屈をつけているという、みっともない。

 そうまでいうならと、店主はサントリーのお客様センターに質問をしてみたのだ。「一体何名集まれば、どういう条件が揃えば、無料にて御社製品を提供してくれるのか?」と。

 そうしたら、ご丁寧にもお返事が返ってきたよ。



「お客様へ

サントリーウエルネスお客様センターの〇〇でございます。
日頃より私どもの商品をご愛顧賜り、厚く御礼申し上げます。

このたびはご不審なお気持ちにさせてしまい、誠に申し訳ございません。
このようにご連絡をいただくお手数をおかけしていることにつきましても、
重ねてお詫び申し上げます。

ご指摘いただいた記事の件で、お問い合わせを頂戴しておりますが、
恐れ入りますが、お答えいたしかねます。

お寄せいただいたお声は真摯に承り、関連部署に申し伝えさせていただきます。
今後も何かございましたら、忌憚なきご意見をお聞かせくださいませ。

向暑のみぎり、くれぐれもご自愛くださいませ。」



 「お答えしかねます」というお答えだった。つまりは、そういうことだ、無償提供の「理由」とされてきたものも、本当の理由ではなかったということだ。本当の理由であれば答えられるからである。

 それとも「国会議員以上であれば」とか「閣僚であれば」とかいう裏条件があるんだが、それを正直に平民共に突きつけることに躊躇するほどの良心は持っていたということなのか?

 この会社の大半の社員さん関係者さんらはお気の毒である。向き合う輩を間違えると、こういうことになるということだ。不買運動だとか、売上が下がるというような瑣末なことではない。行ったことが、社会の善良のためには全くなっておらず、むしろ害悪を増長してはびこらせてしまっている、ということだろうな。

 もちろん、気に入って飲んでいた、クラフトボスコーヒーは外井戸から外すわね。代わりの軽めの薄い無糖ブラックを探していれることにする。そして、今後暫くサントリーのものは自身口にしない、そして代行して売ることもやらないよ!

 ということで、早くこの国がまともな近代国家に戻ることを祈念しつつサッポロでも飲みに行くとする!!!
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値上げの夏 緊張の夏



 ついこの前まで、なんだか寒いなあ・・・てなもんで薪ストーブなんかに火を入れていたんだがね。しかもようやく最近になって、つまり5月下旬になって外井戸の飲料すべて冷蔵設定に変えたんだが、例年ならすでに4月下旬にやり終えていてもおかしくはないんだが。

 なんとも寒冷差のある5月であったなあ。そう、日差しが増すと一気に30度超えというのもつい二三日前あった。今後はこの30度超えに備えていく必要がありそうだ。

 しかも、欧州の片隅で戦争が始まったことなんかも影響して、原油等が値上がりする、円安も援護射撃ということで、すべての値上げに跳ね返ってくるだろうね。頭痛いのが、電気代・・・。昨年よりすでに1.5倍ほどなっているんじゃね?

 おったまげるぜ、全く。

 日本の夏、値上げの夏、緊張の夏だ。

 ということで、エネルギーを使わないでの、節電対策をしっかりしていかないと、これまじで大変なことになるな。ということで、出来ることを仕込んでいく。

 この鉄箱の正面はなんとモロ東向き・・・。ということは朝日の直撃を受けることになる。昼過ぎになれば、母屋の日陰の下に入るんだが、とにかく早朝から昼までは相当の太陽光を受けることになる。ということは、鉄箱内室温爆上がりということになる。

 どうしてもそれを阻止しないといけない事情が発生したんだな、なので、まずは遮光だ!遮光!徹底遮光と断熱だ!

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 まずありもののブルーシートならぬ、シルバーシートだ。こいつは光を跳ね返す効果も少しはあるから、こいつでまずは囲うことに。

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 日よけを倒した中にシートは張ることに。こうすれば風でバタつきもせず、メインの窓を二重で遮光できるということだ。

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 裏から見てみよう、

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 当たり前だが相当薄暗くなるね。

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 これで大分違うだろうね。窓ガラスを中心としたガラス部分にこれまた透明の断熱シートでも貼るか。出来ることを薄皮かぶせるようにやっていけば、結果として相当差が出るんじゃないか?と。

 なぜここまで遮光と断熱に拘るか?というと、答えはこれ。

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 右は冷蔵庫、左は冷凍庫、総冷蔵施設が増えたということ、まだある。

 その隣が、

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 ディスプレイを兼ねたガラス冷蔵庫・・・こいつが通常の冷蔵庫よりも断熱が弱いんじゃないか?とね。このガラスにも、断熱シート貼ってやるか・・・。

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 今は3度を保っている、がこの鉄箱内が灼熱になったら、まあ15度保持も難しいじゃないか?というのも熱くなれば、冷蔵庫内のコンプレッサーが作動する、そうなると余計箱内に排熱するので室温が上がる、そうなると余計コンプレッサーが・・・という悪循環に陥るだろうね。こわいなあ・・・

 そしてまたこれだけじゃあない・・・

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 これですね、以前公表した「生ビール始めました!」この機械、これはただ単なる蛇口じゃないんです。実は、このステンレスの箱の中には、銅パイプがコイル状になって巻かれてあり、その外回りを水が循環しているんですね。それだけじゃあない、その銅パイプに氷が付着するようになっている、つまり部分的にこいつは冷凍庫のようなもんなのだ。

 その冷やされた銅パイプを通ってくるのでビールが冷やされている・・・ということなのね。それが24時間体制で動いているわけ、そうしないと銅パイプの氷が溶けていざという時ぬるいビールということになってしまう。

 冷たいビールにこだわりのない店主とすればそれでも構わないんだが・・・。

 なので、通常冷蔵冷凍庫二台とガラス式ディスプレイ冷蔵庫一台、あと生ビールサーバー一台と、計四台の冷蔵システムが同時に作動しているわけなんで、その排熱も含めると外と内からこの鉄箱が灼熱になる条件が揃っているという、もう恐怖に近い状況なんであります。

 そこに重い電気代がかかるってわけでしょ?隣のレコード屋さんも室内は28度以下でないと、変形の恐れがあるというので、今後酷暑が予想される日には一晩中エアコンを作動させることになるでしょう。

 電気代7万超えとかはもう勘弁なんですが、そういう危険性もありうるというのが、この夏、緊張の夏なんであります。

 ああ、いずれは経費のかからん暮らしがしたいわね・・・。いつになることやら。

 本当出来るところから、しっかりやっていかないとね。この鉄箱、レコード屋の天井にも遮光シートを掛ける予定。

 そうそう、朝日対策はこれで取れたとしても、もう一つあった・・・。

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 朝日が登って、その間耐えてだね、そして昼過ぎから母屋に太陽が遮られるようになる、これで終わりかと思いきや、しつこいのがその母屋を越えてやってくる夕方・・・、これまた強烈な西日を浴びせてきやがるんだね、ここが。

 まさに夏は呪われた場所・・・とも言えなくはないんだが、様々な角度から入って来る強烈な日光を遮断するには各所にこうした遮光シート張ることかな。

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 そして、冬には透明シートをぶら下げたここには、また移動式の遮光シートを掛ける。これが回りに回って裏から冷蔵施設を照射してくる西日を遮断する手段とするのであります。この遮光シートは農業にも使われて、有り難いことに軽い素材で出来ているので移動は楽。時々刻々と移動する西日に対処するにはもってこいであります。

 そして軽いということは、多少の風でも固定が楽、風は繊維状のシートを抜けてくれるので、二重に楽とも言えます。

 ということで、当店の場合は営業上の厳しい条件から、それを上回る対策が必要となりますが、各ご家庭もこの夏の電気両輪値上げに対してエアコン対策、断熱対策などをしっかり打っておくことをおすすめします。

 どうせ酷暑でしょうから、熱中症になってはいけません。といって野放図にエアコン回していると、電気料金請求時に腰抜かしかねませんからね。

 ということで、この夏も、というかこの夏こそ、万全の状態で生ビール提供!各イベント敢行等!そして本業の自転車!レコード!と総力あげて全身全霊を込めて!!!全力でやってまいりますので!!!ご期待下さい!!!って当店が熱くなりすぎ?

 乗り切るしか・・・ないよね・・・。

どこで見つけたの?BS700C折りたたみ



 これは車体の名前じゃないね、「自転車は爆弾にあらず」でいいの?

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 ムム、この取っ手といえば、アレの折りたたみ号だな。

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 そう、ブリジストンの折りたたみだよね、一斉を風靡した・・・と言ってもいいかもね。この取っ手を外して、車体を横に折るようにたたむ自転車ね。走りもあまり犠牲にしない、一種の名車かもね。

 店主が数カ月かけて仕込んだ、ダホンの台湾一周号も小径ながら、こいつをちょっとくらイメージして作ったことは間違いない。

 こいつを調整して出してくれという、持ち込みね。一体どこから引っ張ってきたことやら・・・。

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 スポーツ系ではない、実用車の荷台を付けてほしいという要望、こういうこと炊きつけるやつはアイツしかいないな・・・。ハイセンスなアイツだ・・・。いや、仲間ぐるみでセンスは良かった、確か・・・。

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 承諾はしたものの、スポーツ系の荷台は実に汎用性がある、あらゆる形状に対応するように作られているんだが、一方実用車用の荷台は一発合わせものがほとんど、なので数種類形状はあるんだがね。

 この車体に一発ドンピシャものがなかったんで、加工だよ。

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 フロント用のカゴなんだが持ち込みなんで取り付けた。

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 ディレーラーの調整なんかして。

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 ブレーキも見て、ホイールのガタをとったりグリス入れたりと、地味ながら要所を締める。

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 ハンドルはプロムナード系だな。あのハイセンス集団は結構高い確率で、プロムナードハンドルを選択する傾向があるね。

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 今のトレンドといいますか、フロントシングルで行くようですね。これ無造作にシフトすると、チェーン落ちが多発します。

 なので、フロントディレーラー用なチェーンウォッチャーなんか取り付けてやろうか?と思ったが、ハイセンスは許さないだろうな、見た目が悪いんで・・・なんて言われそうだ。

 なので、こいつで五キロぐらい乗りながら、癖を見つけたのでそれを伝授しておこう。

 シフトは1段1段、心してやる・・・。うん、これじゃあ抽象的すぎ?

 とにかく1段入れたら、それがちゃんと成就するまで足と音で確認できるまで、次のシフトをしないこと。できれば「オイ、1段行くぞ!そーれ!・・・カチャ・・・入ったかな?入ったね・・・、ならもう1段行くぞ、それ!・・・カチャ・・・入ったかい?入ったね、うん入った、じゃあ踏むぞ!」

 このくらいの会話を自転車とするつもりでシフトしていれば、まず落ちることはない。自転車と対話することだね。焦ると、自転車のほうが「ああ・・もうダメだ・・・」とチェーンを外していまうぞ・・・。

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 ウーン・・・やっぱりハイセンスにまとまっているね。どこか目を引く自転車だよね。そう、こういう自転車が集まってくる人っているんだよね、それをハイセンスでまとめるってわけで、そういう集団が集団として目につくようになると、自転車の文化としての層が見えてくる。

 どうせ乗るなら、そこまでやる・・・、たしかに注文は多いが、結果としてできたものは間違いはない・・・。ということで、大田区を中心としたハイセンス軍団の車体、とりあえずの完成だ。

余命四年もったわけだった・・・



 この状態でやって来たんだな、四年ぶりだった。電動部分が壊れたんで、なんとかならないか?ということで、かなりハチャメチャな改造をやらかしたわけだ。

 ことの詳細はこちらに描いてありますので、ご興味ある方はお読みください。

 電動アシストの電動部分のその中でもBBソケットに当たる部分のみを切り出して、普通自転車として再利用するという、マジでハチャメチャな内容だった。

 2013年にも、旧店舗時代か、当店並びの宇田川さんの電動でもやったことがあったが・・・。

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 四年前来た時は壊れた電動自転車だった。その電動部分を悉く削ぎ落とすという乱暴な改造だった。

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 この外したひとかたまりが電動ユニットね。これをバラして、

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 この斜め線の部分を削ぎ落とす・・・。それが大分重いところだったんだな、基幹部分でもあるしね。

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 そして、残った部分をBBソケットとしてのみ再利用する。

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 こんなふうに自然にくっついてしまうんだな。中は空箱ね。これにチェーン張って、ボスフリーを入れ替えると、

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 このようにシレッと一般自転車として、蘇ったということだった。こうしないと、少なくとも当店レベルでこの車体を再生することは出来なかったということね。

 それが四年間利用されていたようだ。

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 どうも過酷な使用環境のようだったな。この赤錆は半端ないわ・・・。

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 そして、当の電動ユニットは?というと、へし折れてしまったということね。

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 イヤー、お疲れ様ということにしよう。金属板自身に割れが入ったようだ。

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 こちらにも赤錆が確認できますね。もう少し雨なんかを避けるような使用をしていたら、あと一年は持ったかも・・・なんてね。

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 とりあえず、目的外使用でここまで持ったことを持ってよしとしましょうか。本当お疲れ様でしたな。

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 余生は・・・、ボスフリー等いらないもの外して、大人用ストライダーとしての使用が待っているかな?自転車の元祖ドライジーネだね。希望者がいれば、そうしましょうか?どうします?

赤黒ツートン車体に 久々イェップを取り付ける



 本当子供が少ない、出産数が少ないんだろうなあということが、子乗せ自転車の改造依頼の少なさで実感できるね。かつてはそこだけで一ジャンルをなしていた。一人の人を食わせるには十分なジャンルでもあったんだが、今はとんと依頼が減ってしまった。

 まあ、黎明期のイェップは当店独占・・・とは言わないまでも、取り付け問題等があったんだろうね、しばらくは一般に浸透していなかったからね。それが一般化した・・・という事情も、依頼激減に繋がっているのかも知れない。

 出生数が死亡者数を下回れば、人口は嫌が上にも減っていく。どこぞの投資家が日本はその内滅びるといったそうだが、このままこの状況が続く、または加速すればその通りだろうな。

 にもかかわらず、五年で軍事費を倍にするなんて案を洋酒メーカーから無料で寄付されたバカが叫んでいるようだ。

 いかに武器をちらつかせても、それを使える条件が揃っていない所で抑止になるのかね?ウクライナ戦争で世界を震撼させた一例が、原発押さえられることは戦勝国にはなれないということを意味しているのではないか?五十機以上の原発を抱える国、しかもご丁寧に日本海側にきれいに並べて設置している国なんですぜ、この国は。

 そして食料もエネルギーもほとんど自給できず、それどころか仮想敵国のお世話になっている次第・・・という国が戦争できるわけないだろ、冷静に考えてだ。

 国家戦略的にどこに金かけるべきかを真剣に考えねば、本当この国は滅びる。子供と若者、その育児環境・教育環境に金かけろ!それらは全て後々返ってくる金だ、循環していく金だ。

 鉄砲玉は文字通り打ちっぱなしで、返ってこない、そんなもんに金かけるなんてのは、鬼畜米国(あくまでも国家としてのな)と軍事産業とその腰巾着に配るようなもんだ、無駄。

 ということで、自転車の育児環境だ。スポーツ系、アヘッドステムを要するスポーツ系自転車にイェップをどうつけるか?というのは、意外と簡単。アダプターが用意されているのである。

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 これね、ごっついインゴット系のステムを外して、このようなスマートなアヘッドステムに交換して、そこにこのアダプターをかますと、イェップが付いてしまうという仕組み。

 さて、この背がついたら、安定感がほしいよね。ということで、

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 ちょっと安定感の確保できるタイプの両足スタンドを取り付ける。これはほぼ無加工でついた・・・な。

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 後は荷台が欲しいということだったので、実用車用のを取り付ける。全てできれば黒がいいということだったんだが、たまたまこのパーツ不足の中で実現できたというわけだ。

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 ダボつきのクランプに交換して、荷台を平行に保ちながら取り付け部分を曲げ加工して合わせる、そして完了だ。

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 モロシングルのスポーツ自転車が臨時の子育て仕様の自転車に変身だ。実はこれはお父さんの自転車なんだが、このシンプルでツートーンの車体をお母さんが気に入っているようなのだ。

 ちょっと体格の小さめなお母さんからすると、この背を迂回するようにハンドルをつかむには、腕の長さがもう少し欲しいかも・・・というところ。

 まずは色々試してみるということで、お持ち帰りだ。もし実用上の困難がでたら、ハンドルをフラット系から、プロムナードやチョッパー系の形状にして、より手元方面にグリップを持ってくればよしだね。

 その内、子供が育ったら、後ろの荷台に子乗せを移して、前カゴつけるなんてことも可能、成長に合わせて自転車を変える、その逆ではない。

 ということで、見切り発車出発!経過観察開始!ということになる。

ピラー抜きにステム?



 適当なステム、頑丈であれば言うことなしなんだが、それのボルトを長くステンレスの丈夫なやつに入れ替えて、使います!

 って何に?

 固着したピラー抜きにだね。

 相変わらず固着シリーズはよくある案件なんだが、ステムの固着に対してピラーの固着はしぶといし、難しい。今まで色々やって来たが、イヤー難しい。

 フォークのコラムのように炙れない。炙ったら再塗装など、大変なんだよね。フォークコラムはヘッドチューブに隠れる所なんで炙れるんですね。その差がでかい。

 まず、固着ピラーの周りに、業務用ラスペネを差す。とことん差す。正規の角度から、そしてひっくり返して、BB内からも指す。上下両方からラスペネを浸透させ、少しでも抜きやすい状況を作る。

 朗報があるとすると、下からのラスペネが上の方に滲み出ている・・・、脈があるかも・・・。

 そこでこのステムを噛ますことに。

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 こうやってね。そして上下のボルトを締めていく。相当締めたということで、回してみると、噛みが足りない。更に締める、そして回してみる。まだ噛みが足りない・・・。

 大丈夫かな・・・?と思いつつ、締めていく。もうこれ以上・・・締められないかしら?というところで止めて、

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 長めの棒をステムに通して、回してみる。ギュギュギュ・・・・・・スルー・・・。

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 動いたわ・・・。やった・・・、後はゆっくり回して引っ張っていく。ラスペネが効いているのは分かる、縁の下の力持ちだ。

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 抜けたぜ。この車体の径はちょっと特殊なんで抜けないと面倒なことになり兼ねなかったんでよかったわな。

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 イェイ!無印の車体だな!

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 セッティングをしっかりしたんで、ちゃんと隙きなく走れるようになりましたぜ!ということで、これを含めての四台、を当店隣にお住まいの、フィリピンからの労働者諸氏に進呈することに。

 最初に四名、それから二名やって来て、今年のこの春からさらに四名が加わってかなり賑やかになってきていた。いらない自転車として当店前に数台置かれていったんだが、それを見た古株のリキさんが、これいらないなら欲しいといってきた。

 まあ、このままだったらタンザニアに行くかもしれない車体だから消耗品を変えれば乗れるな、ということで、お約束。

 空き時間に大森さんに手入れしてもらって、防犯登録の四枚を用意して、引き取ってもらった。

 コロナで帰国できず、辛い思いした人もいたろう。ただ、労働条件等はそんなに悪くはなさそうだ。怪我をした人にもちゃんと治療義務を果たしていたし、ワクチンも希望者には全員うけられていたようだ。

 たまに、外で楽しそうにバーベキュウはしているが、男所帯だったり、まあ色々と大変だろうなと思うことはある。

 彼らが一人でもこの国に働きに来てよかったと、一瞬でも思ってくれれば・・・と思う。

 将来、この国の同胞が、海外に出稼ぎに行く時、少しでも嫌な思いをしないように・・・という、願いもなくはない。

 そして、この国も人口比率から言うと、今後外国人労働者が来日して、根を張りながら共生していく・・・、いやむしろ、当の日本人が彼らのお世話になるというような流れは止められないかも知れない。

 いや、まてよ・・・、ベトナム人の実習生に対してひどい扱い(分かっているだけで二百人前後の死者を出しているなんて信じられるか?一人だって大問題のはずだ)をしている日本、そして日本円の暴落、国力の低下などを考えると、そういうことすら起こらないかもしれない・・・が。

 国という単位で考えるというのは、どうもこの店主の規模と程度には収まらないんだと思う。だから、国じゃなくて、地域というくらいの程度で考えるのがちょうどいいかも知れないな。だとすれば、躊躇はない。この地域というものは、この地域で一緒に生きていくものどうしのものなのだ。それ以上以下でもない。

 だから、この地域で生きていくもの同士、人種、民族、文化、趣味嗜好、国籍などのいかんに関わらず、一緒に働き、一緒に遊び、一緒に治安を守る、ということ、それに尽きる。

 彼らを含めた我々自身が少しでも嫌な思いをしないよう生きていくことはどうしたら可能か?なんてことを一自転車屋は考える。そこに自転車が役立つのであれば、いくらでも・・・だな。

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 お礼にいただいた、敷布。温かい・・・。

ビアンキのBB交換・・・



アルミビアンキがやって来た。

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 溶接の跡が、キャノンデールほどではないが、ビードそのままではなく加工した跡がありますね。

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フォークは流石にカーボンですが、二十年前の一級に近いスペックでしょうな。硬いアルミフレームに、ショック吸収の良いカーボンフォークという組み合わせ。

 実際にこのようなスペックで駆け上がった当時の山岳記録がまだ破られていないなんてこと聞くと、自転車のエンジンは人間!ということが思い知らされるわけでもあります。

 ただ、当時のドーピングは今の比ではない・・・という冷静な指摘もなくはないですが・・・。そういう意味でも自転車のエンジンは人間なんでありましょうな。

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 今回の主な目的はBB交換でありました。ホローテックⅡの構造はいいとしても塩ビかよ!といいたくなるようなBBがどうもダメになったようで、持ち込みの上で、交換依頼がやって来たというわけだ。

 そう、これでどこまで持つんだろう?と思わるようなBBありますね・・・。サードパーティーから結構優秀そうなものもでていますが・・・、いずれ何を使うかは賭けなのであります。いいものに当たって、それを恒常的に使うということが決まったらいいんですがね。

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 そこで、ついでにシフトの調整、ディレーラーの調整なんかをやりましたが、ハンガーという、ディレーラーを取り付ける金具が曲がっていましたね。なので精密な修正工具で曲がりを修正しましたね。

 特にこれから、ローのでかいスプロケが流行ってきています。そうなるとハンガーの曲がりは深刻ですぞ。ちょっとした曲がりで持って、そこから離れるローに近いところのチェーンラインが乱れることで、変速効率をたいへん落とすことに繋がって行くこともありますね。

 特にカーボンフレームのハンガーはもうヒューズ。フレーム本体を守るために、率先して曲がるようにできているの?と思えるくらい、ちょっとしたことで、曲がってしまいますね。

 この気をつけましょう、あまりにもシフトがイメージ通りいかない・・・という場合には、精密工具でハンガー修正をしてみてください、結構効きます、この作戦。

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 ついでに見られる所一周見まして、ハイ完了。自分でいじるのがお好きな人らしく、アチコチいじった跡が散見できました。それらを出来る限りのベストを目指して、再調整していく過程というのが、非常に勉強になる過程ですので、自分でしくじったセッティングに関しては、やりたい方は、どうにかバランスが取れるようなところを探して奮闘してみる・・・というのもありかも知れませんな。

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 こうしたアルミフレームのビアンキなんかもボチボチ、ビンテージ・・・なんて領域に入ってくるものもあるのかな?まだ早いか?

 でも金属フレームものがどんどん手に入りにくくなった場合には、こうしたアルミフレームなんかの人気もでてくるかも知れませんな。そうなると盗難が怖い・・・油断なきよう、通勤等でしっかり走ってくださいな!


ほぼ最強の通勤自転車!



 これは今から数年前に、当店からでていった、ほぼ最強に近い通勤自転車なんでありますね。なぜ最強か?

 それは足回り!が凄いから。

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 ホイールがまあ、通勤自転車のしては最良にして最強のスペックですよ!

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 そう、今や廃盤・・・、当店に数本のリム在庫はありますが、製造はされていません、あのDTの名リムRR585で組んだホイールなんでありますね。

 精度も最高、硬度も最高、言うことなしの名リム、及び名ホイールと言えますね。それが前後に付いているんですから、それはもう最強の通勤号になりますね。

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 どうもこのリムに32ミリのタイヤをはかせたらしいんですが、その分リアホイールが後ろにズレて、エンド金具ギリギリの所になったところから、ちょっとトラブルが起きてしまい、今回入院。

 当店から出ていった時には23ミリか、せいぜい25ミリだったはず、その際には何のトラブルはなかったんですが、32ミリのタイヤになってから、ちょっとなんかあったらしいね。シャフトが曲がっていたよ。

 そのままでは何なんで、ブレーキを交換して、

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 ホイールがよりフレームの奥まで装着できるようにしたわけなんですね、これで一見落着・・・かな。

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 しかし、ホイール以外のパーツときたら、まあ、そんじょそこらの実用パーツだよね。

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 クランクも本当タダのクランク・・・ですね。

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 7速のシフターも、非常に単純な仕掛けのもの。スポーツ自転車のかけらもないんだがね。その分盗難の危険性も大変低くなるでしょうね。

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 通勤用なのでカゴも必要でしょう。取り付けていますねえ・・・。

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 ハンドルだって、ドロップなんかにしませんよ、目立ちますしね。フラットで行きましょう、フラットで。

 でもホイールはDT・・・。

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 これマジ踏みすると、スゲー前に出ます。強いやつが踏んで、レースにでても、それなりの展開するかもなんてね。

 乗っていると、ホイールに乗っているみたい。リムの輪郭がしっかり分かります。そしてホイールの間にあるフレームのヨレも分かる。

 フレームにホイールが付いているんじゃない、前後ホイールにフレームがまたがっている・・・という感じですわね。

 隙きなくしっかり走るし、盗難の危険は少ないという意味で、まさに最強の通勤自転車ということが言えるでしょうね。

 この感じでまた四五年、しっかり乗ってくださいよ。まさに、こういうのを真の実用車、というんでありましょうな。

フランス車の初心者化?



 さあ、なんて読むのかわかりませんが、フランス車体だそうです。どこでどう入手してきたのかは知りませんが、フランスものは、雑・・・というのは変かな?古いからしょうがないながらも、かつて中野の古着屋さんが仕入れてきたフランス中古車体なんかのメンテしたんだが、締りが悪いという印象がある。

 古着などのハイセンスな方々には、それなりにビンテージに見えるんだと思われます、その気持ちも理解できないわけではないが、ただ、かつて量産されたのかな?この手の車体というのは、緩い・・・、緩いものを緩いままなんとか騙し騙し乗っていくしかないね、という感じですね。

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 またフランス車体は規格が他のものと大分違う、という印象もありますな。ここはコッタード形式で、真剣にバラしたら大変だぞー。

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 そうそう、このプラスチックを各所に使ったこの手のディレーラーも、剛性がない。しかも時間が経っているので、そのプラからダメになることも多かった。これはそんなことは内容で、なんとか使えそうですよ。

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 5速のボスフリー、これはそのままなんだが、工具の関係で着脱が非常に難しいものだってこの手の中には確かあったぞ。そのために他のボスフリー抜きを加工して外したこともあったな。今回そこまで深追いはしなかったが、ここがダメになったり、より段数のでかいスプロケを希望するようなことが起きたら・・・、その時考えよう・・・。

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 ブレーキレバーを引いたら、止まる・・・というブレーキ。まあそんなにスピード出さないだろうから、大丈夫だろうね。

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 700Cのホイールで、あたかも今風の太いタイヤを履いている。本当はハブから組み直したい・・・そうしたら、いいんだろうが、今回はそこもいじらない。そして・・・、ニットーのフロントキャリアも付いている。

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 これも基体がプラなので、シナル・・・、剛性がない、まあコンマ一秒を競うレーサーじゃないんだから、いいか。炎天下だったら、相当グニャグニャになるんじゃない?

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 元々はドロップハンドルだったんだが、持ち込みのプロムナード系ハンドルに交換。ただし・・・

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 コラム内をリーマーで削らないと入っていかなかった。刺さるんだが、奥にいかない・・・。これってフランス規格でコンマ何ミリかコラム内が狭かったのか?

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 江戸川区と千葉県の境を走るんだそうだ。ハンガーも高いようで、好みの乗り味だった、暫くこれで大丈夫じゃない?街ん顔にもなりうるかも知れない一台ではある。

 かつて、欧州あたりのこの手の中古車体で一山当てないか?なんて話もなくはなかった。イタリアに詳しい知り合いもいて、買い付けに行って、コンテナに・・・なんてね。

 そうなったら、真面目な当店は一台一台バラしては、ビンテージライクなパーツ入れ替えなどやって、乗り続けられるように手をかけただろうなあ・・・と思うんだが。

 それが出来るとすれば、まだまだ自転車に手間代を出せる状況だっただろうと思う、果たして今そうやったとして、どれだけ反応があるだろうか?

 元気がないね、元気を感じられないこの国。これはコロナだけのせいではない・・・悪夢の何かだろうね。

 たかだか三年政権取った党を称して、悪夢の民主党と抜かしていたバカがいたが、テメーは一体何年悪夢やってた?いや悪夢じゃねえな、悪を実現化していただけじゃないのか?改ざん、隠蔽、嘘八百、縁故資本主義の不起訴のオンパレード。

 だからというわけではないが、この手のビンテージライクの自転車の手の入れ方も、相当手前で止めて、見切り発車させて後から対策・・・という方針に転換せざるを得ないのかもしれないな。

 もう少しやり方考えないと・・・。色んな意味で・・・。

ちょっとのメンテのつもりが・・・



 エンペラーのランドナーがやって来ました。ちょっと年配の方が、大事に愛車として乗っているようで、そしてまた乗り続けようとしているんですが、何か気づいたところがありましたら、そこを直して欲しいということで。

 メインになったのが、前回紹介したフロントブレーキの改造取り付けだったわけであります。

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 これでした、ブレーキの位置をより広く取りたいがために、スペーサーと特殊金具などを入れて、なんとか適応させたということでした。

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 狭い昔のランドナー、ブレーキ台座を外側に、しかも下側に持っていったがために、オフセットシューを逆に嵩上げのために使うという、ある意味ハチャメチャな展開でありました。

 でも取り付けは完了し、かつブレーキシューのセッティングもギロチン系のものより大分簡単になりましたね。

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 ディレーラーはそのままで、スプロケを交換。いまスプロケの入荷がまだ十分にいっていませんね。

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 チェーンもまだ供給十分ではありませんね。アチコチからかき集めてくるイメージです。港が閉鎖されていたり、円は安くなってきたりと、いいニュースがないですな。

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 この三枚のクランクのBBも交換。スクエアテーパーのBBも種類はありますね、122ミリとか127ミリなど、トリプル用にも対応できます。ただ、安定供給については、かき集め・・・ですね、しばらくは。

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 ランドナーですからWレバーですね。なんでかご存知ですか?いくつか説がありますね。

 Wレバーを利用する時に、上半身が動く、これが長時間乗る際の疲労分散につながるとか。落車をしてもWレバーであると、損傷が起きにくいということ。確かにハンドルやフロントホイールなどで、ダウンチューブは守られるんですねえ。

 それからすると、ブレーキレバーとの兼用であるSTIなどは、落車一発で破損してしまう危険性はありますね。

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 リラックスポジションで乗る!という姿勢の現れた、ハンドルですね。本当長距離乗るなら、ステムのハナ下長くするか、このようにハンドルを送るという方法がありますね。

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 その他、前後ホイールのフレ取り、グリス入れなどちょっとのメンテのつもりが、結構大々的な展開になってしまった。

 聞いてみると持ち主の方は絵を描く方だとか。画家の自転車だったのか・・・。

 ロケハンなどに使われると考えると、ドンピシャの車体でもありますね。のんびりと長距離を長時間・・・。

 もうここまで乗っていると、手放せないだろうなという感じです、できるとこまで面倒見ますんで、また何かありましたらくればいい。

ブレーキ台座変更金具の目的外使用



 フォークやフレームからVブレーキや、カンチブレーキ台座があるものがありますが、ちょっと古めのランドナーだったりすると、台座の間隔が今のものに比べてかなり狭いんですねえ。そうなると今風のカンチブレーキやVブレーキの取り付けが出来ないという現象が起こります。

 そうなると旧式のギロチンカンチなんてものを使い続けるしかない、アレはセッティングしにくいよね。シューの位置を決めても締め付ける時にズレてしまう、今のものなら仮止めをして、ブレーキレバーを引いてシューをリムに押さえつけて、適正な位置で増し締めできるんだがね。

 ということで、古い狭い台座に今風のカンチやVブレーキをどうにかして取り付けられないか?と考えるようになる。

 ブレーキ台座の位置を変えるパーツはなんとかあるもんだ。多くはホイールサイズをでかくした時に、遠くなったリムをキャッチする際に馬蹄状の嵩上げ金具なんかが有名だが、もう少し目立たないやつなんかもある。

 それを上に嵩上げではなくて、横に幅を稼ぐために使うことは出来ないか?なんてことをやってみたんだがね。

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 こういう8の字金具の片方に新たに台座になるものが付いている。これを取り付け感具の角度を外に向けて固定することは出来ないか?なんてこと加工してみようかな。

 こいつにも台座に固定するピンが付いているんだが、それを外して、

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 2.5ミリのドリルを貫通させる。そこに

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 3ミリ0.6ピッチのタップを立てる。そこに、

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 長めのボルトを通してみるこれが一体何を意味するか?だね。

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 フォークの側の台座、ピンを収めて回転を阻止するための台座にも同じく3ミリ0.6ピッチのタップを立てる。ここに先のボルトを収めるんだが、そう簡単にはいかない。

 間にあるスペーサーを削ってオフセットしてやらないとボルトが通らないのだ。

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 このようにボルトを逃す溝をつくっておく、そうすると・・・、

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 このように、長いボルトが延長台座の回転を阻止して、外側に台座を持っていってくれるということね。

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 通常上部に台座を持っていく金具を下の外側に持っていくことで、狭いランドナー台座に今様のカンチブレーキを取り付けることが出来るようになりました。

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 まあ、かなりマニアックな改造なんで、この意味を理解できる人のほうが少ないかも知れないが、世界を見渡すと、店主らの発想のそのまた先を行っているようなミョウチクリンな金具やパーツがあるもんで、それらをまた目的外使用南下していくと、出来ないことも可能になるかもね、ということなんだな。

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 しかまだ裏技があって、これはオフセット集という、通常下側にシューをオフセットしていく舟なんだが、これをまた逆に、シューを上に持っていくためにひっくり返して付けているということなんですね。つまり台座を完全真横に持っていければ単に幅広になるだけでよかったなんだが。

 ご覧のように、外側の下側にしか持っていきようがなかったので、その下がった分をオフセットシューで上上げしたということなんですね。

 まあ、こんなことにもまるまる二日間くらいかかってしまう・・・、面白いんだが、大変だ。

 ただ取り付けられたのはいいんだが、なんか効かないね・・・。下ハンから引けばしっかり効くが、ブラケットから握るとグワ〜ンという感じだね。元々が効かないブレーキだったんで、それに慣れている方だったら、大丈夫だろうがね。

 外下に台座を移せたら、ショートVも取り付けられるかも知れないね、そうなると、これよりもずっと効くだろうね、その内試してみるか・・・。

恒久応援ということに 当店有縁の方々の多くが体験してくれますように



 この日曜日、前々から予告していました、上記ライブが無事終了いたしました。3月半ばに突然の襲撃ライブをかまされて以来、こりゃすげー・・・・とばかり、その二ヶ月後の当店ライブとなったわけであります。

 決してガラがいいとは言えない西成から、上の出立で来られるわけですから、一体なにもんなんじゃ?とさすがの店主も訝ったわけでありましたが、そんなこと一回会ってパフォーマンスに掴まれましたら、完全杞憂なこととしてすっ飛んでいったといことであります。

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 音出しリハーサルであります、座開きを担当する、菊さん。今回大阪から運転も兼ねてやってこられましたが、この3月に当店で行ったライブが、実は彼の初めてツアーライブだったんですねえ、ですからか、その時は相当緊張したようで、カチカチ状態だったんですが・・・、

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 今回、たったの二ヶ月で、一体何枚皮が剥けたの?と言うくらい成長しているというか、堂々とパフォーマンスしているんで、その変貌ぶりの腰を抜かしそうになったぞ!

 元々、歌の作風がしっかりしているなあ、と思っていた所に歌唱が安定して、人前で歌うということに堂が入ってきたので、そりゃパフォーマンスは上がるわね。スゲー楽しみな展開でありますよ。

 そして、座開きが終わると、

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 神様と大臣の真打ち登場とあいなります。最初漫談から始まって、会場をリラックスさせてから、胴体を震わす独特な歌唱法=歌劇風で観客を一気に捉えるやいなや、まあジェットコースターのような怒涛の勢いで飲み込んでいく、そのパフォーマンスはやり圧巻だな・・・。

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 3月の最初のときにもたいへん驚いたが、今回はまた違った側面をチラ見せしてもらい、この二人の芸の奥深さを予感したもんだね、イヤイヤ、まだまだこいつらそのまた奥の奥がありそうだわな。

 基本ユーモアを笑いで、誘っておきながら、ぐっと涙で締めくくるなどという演出もよーく練られている、そして演奏もギター二本の息がピタリとあって、そんじょそこらのギタリスト・・・など寄せ付けない技術を持っているとお見受けしたね。

 とにかく、楽しませて、笑わせて、泣かせてもらいました一時間半でありました。

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 会場墨には最高齢90歳が聞き入っておられましたわ。

 当方の広報がうまくいかなかった、またいつもの出入りの方々も、悉く都合が付かない状態で、観客の入は芳しとは言えなかったが、そんな中でも一切手を抜くようなところはなく、精一杯のギリギリのパフォーマンスをぶちかましてくれました。

 そういえば、わが新潟の師匠も言っていた。もし参加者が一人しかいなくとも、その一人のために精一杯やっていこう。それに通ずる粋が彼らにはある。

 そこで店主は決めたのだ。

 店主は、この場が続く限り、彼らを恒久応援しようと。それは、当店有縁の多くの方々に、彼らのパフォーマンスに触れてもらいたいからだ。一度体験してもらいたいからだ。

 多分、今年中のもう一度東京ツアーを行うだろう、まだ日程は未定だが。その際の宿はすべて当店が提供し、この理サイクル・狸市を東京の拠点にしてもらい、出来る限りの有縁の方々に、触れてもらうために尽力を惜しまず協力していきたいと。

 そして、そうした交流を彼らと持てるようになったら、今度は東京からツアー組んで西成に仕返しに行きたい!なんてことも考えている。

 次回日程決まり次第、本ブログにて公開し、広報に励んで行く所存であります!その際は是非!参画を!

子供自転車サイズアップ その他・・・伝説までの間隙に



 14インチのホイールを、16インチにして、もう少し長く乗りたい、今四歳・・・、あと5年は乗せたい、と子供自転車の「常識」を覆す発想、そういうのはいいね、ということで、

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 フォークのコラム下を少し削って、1.5インチのタイヤをはかせたら、なんとかなった。

 あとは・・・、

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 ギア比をどうしようか?と。子供自転車のギア比・・・もともとは28×18何かが付いていた。その時はもう軽過ぎで、もう少し重く出来ないか?とはいえ・・・、

 14インチから16インチに変わっただけで少し重くはなる・・・、どうしましょ?

 協議の結果、とりあえず、16Tの歯を一枚取り付けることに。

 多段を取り付けられる、フリーに、スプロケから外した16Tとパイプで作ったスペーサーなど入れて、シングルフリーに。

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 クランクはそのままの28Tなんだが・・・、

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 BBは大人ものに取り替える。回転が良くなったよー・・・。あと5年使うなら、これくらいはいいかもね。

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 友人の革関係の方から、サドルを革で修復、子供自転車としては、相当贅沢、車体変えてもこれ使え!てな存在感。

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 おーい!出来た〜ぞー!と言っても、目下のゲームか映像に夢中なのは現代っ子かな。諦めてお父さんは自転車を車にしまいこんだが・・・、ゲームに飽きると、自転車!自転車!と騒ぎ出し、再度出して試乗しては、ごきげんのようでありましたな。

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 この親子、ドリーム佐野プロジェクトというのがあるんですねえ。

 元々このお父さんは10年以上、色々と細かいハイセンスな依頼を当店にしていただいているんですが、店主が偉く感心しているのが、このお父さん・・・、なんと自分のおじいちゃんの自転車を受け継いで乗り続けているんですね、自分風にして。それだけでも結構すごい話なのに・・・、

 なんとその続きを考えている、そう!この今はちっこい倅君が大きくなったら、そのおじいちゃんの自転車をぜひともこの倅君に乗せたい!というプロジェクトがあるんです!

 すごいでしょ?!
 
 何がすごいって、そうなるとだね、一台の自転車を親子四代で乗り続けるということになるんです!四代ですよ!四代!

 つまりこの子は、ヒイおじいちゃんの自転車に乗ることになる・・・。この計画を着々と温めつつあるんですね。

 この計画まで、この自転車はつなぎとなるんですが、そのつなぎに対しても、これほどまでに手を掛ける、今回はシングルなんですが、いずれ多段に変身させるところまで考えている・・・。

 佐野未完のプロジェクトは、まだまだ暫く続きそうなのであります!


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 さあ、22日日曜日は、西成襲撃ライブがあるよ!投げ銭なので、気に入らなければ一切お題はいただきません!その位自信のあるパフォーマンスって、どんなもんだろう?ということででも、試しにご参加ください!

 一度見ておけ!一度体感しておけ!一度時を一緒に過ごしておけ!

 ちょっとやそっとじゃないよ・・・

街道オーバースペック リーダーのブレーキ



 アルミのメガチューブは見せ所ありますね。マスキングにシャドーに葉っぱの絵?中々です。


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 カナダの楓かな?かつて、この手のメガチューブの明細をやったことがありましたが、確か面白かったですね。マットに少し黒入れて、遠くから吹きかけると本当にくすんだ汚れ柄になって、風景の中に溶けていってしまってようだったなあ。

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この735も、確かリーダーというメーカーのフレームで、ドイツに持っていくというので、突貫で再塗装したことを思い出した。

 このリーダーというメーカーの車体は、街道ピストを主に作っているようでありますが・・・。

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 こうしたカーボンのバトンホイールや、

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 この辺の超ディープなカーボンリムなどを使って、街道を走るには完全オーバースペックということを意識的にやっているような気もしますね。直線で60キロで踏むわけではないが、まあ、ちょっと箔付けてみているみたいなね。

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 このクランクも少しエアロを意識しているのかな?なんてね。

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 ハンドルはブルホーンで、エイドブレーキなんか付けているところを見ると、街道仕様であるには違いない。この中途半端感にファンがいるんでしょうな。

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 この持ち主の方も、相当銭かけて、拘っているように見えますね。このトンプソンの削り出しのピラーなども、決して安くはない。

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 固定ギアでセッティング、この辺はピスト魂といいますか、貫いているようにも見えますね。

 ということで、今回はブレーキまわりの持ち込みでありました。

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 カーボンシューを船から交換してくれという依頼。何のことはない施工なんだが、もう一つは、ワイヤー交換の依頼。

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 どうも、ワイヤー切れがブレーキの方効きとなったと、自分で診断したらしいが。ワイヤーは切れていなかったので、原因は別にあるだろうということで、注意して探してみたんだが、

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 このカンパポテンザのリアブレーキだが、よく見ると、ブレーキを常に開く方向に持っていってくれているはずのバネが折れている・・・、これでは片効きになるのは無理もない。

 小手先で直すのはもうダメで、これは解体して、件のバネを交換しないと直らないといことが判明。適当なバネで・・・と思いたいが、そのへんは互換性を嫌うカンパもんなので、少し面倒かも知れない・・・などと思いつつも、これ以上預かれない中では、ここにて施工一旦終了ということにしなければならないことに。

 もっと時間のある時数日預けられる状況で、自転車を持ってきてください。とても一時間やそこらで直るようなものではありません。

 ということで、時間に余裕がある時、再度お持ち込みください、という約束のもとで、お返しいたしました。

 ほぼ完全に治った時、またこの車体の全貌を公開したいと思います!

 一体いつ持ってきてもらえるかな?





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 さて!この日曜日のよる七時、理サイクル内野音にて、西成より襲撃ライブが行われます!まあ、そんじょそこらじゃ見られない、あの日本一ガラの・・・西成のオッちゃん、おばちゃん、ジイちゃん、バアちゃん、その他もろもろの魑魅魍魎までも、掛け値なしで泣かせる過激な歌劇のパフォーマンスだ!

 お代は見てのお楽しみ、投げ銭ライブなので、気に入らなかったらタダでいいよという挑発的自信あり、この喧嘩買わなきゃ損だよ!

 御用とお急ぎでない方はぜひ見に来てくださいよ!店主の魯肉飯も出る予定!

一部コンポの載せ替え・・・ヒロセ



 当店から比較的近い所にあるヒロセさんの作、フレームですね。どうも代替わりしたらしいです。これは元祖ヒロセのフレームです。

 10速で揃えていたそうですが、それを先祖返りということで、8速に変えたいということで、持ってこられました。

 今や12速ぐらいが当たり前、13もあるらいいね、11速は当たり前中の当たり前という今、10速というのは端っこに置かれているように思います。

 10速というのは最高コンポでの採用期間が短く、すぐに11速に移行してしまったので、なんとも中途半端な扱いということで、パーツが少ないということが言えますね。

 それに比べると8速や9速は、採用期間が長く、下位グレードとして定着しているので、パーツ持ちは非常にいいですね。

 チェーン自体も太く、切れにくく、再利用、メンテ等が大変楽というメリットがあります。なので、日本一周を目指す、オカメインコ君にはわざわざ8速を採用したのも、その理由なのであります。

 多分重複する理由はあるんだと思いますね、8速戻しをしていきます。

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 スプロケ、ディレーラーともに持ち込み。ディレーラーはシルバー系ということで、いいことにしましょう。

 スプロケもローがでかくなる傾向ですが、これもそう。
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 クランク自体はTAで、これぞランドナー!!!という一本ですが、まあ、他のものには頓着しないで、とりあえずは乗りましょうという志向ですね。このインナーと、ローのスプロケで、ギア比ほぼ1なんてのも、実現。

 クラシカルなフレームなのに、ギア比は今風です。ほぼ何処にでもいけますね。

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 SIS方式のWレバー。レバーの方で間隔が決まっているので、それに合わせてシフトをすればそのままシフトできます。フリクションといって無段階のものよりも、こちらのほうが簡単ですね。逆にセッティングはちょっと難しいですがね。

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 Wレバーなんで、ハンドル周りはスッキリですね、ブレーキレバーのみ。

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 面白いのがホイール、サイズは26インチのHEタイプなんです、つまりマウンテンバイクと同じサイズということ。通常伝統的なツーリング車は650Aという26×13/8という、実用自転車のサイズなんですね。

 ビルダーさんと話し合って、650Aのツーリングタイヤは今後将来はないね、だったら、全盛のマウンテンバイクのサイズとして組み上げようということになったんだが・・・、展開は裏目に出てしまったね。

 つまり、今やマウンテン系は650Bが全盛、別の呼び名は27.5インチという、一回り大きなものが主流となってしまったので、26インチHEのタイヤやリムの種類が極端に少なくなってしまったという落ち。ただ、と言ってもまったくなくもないので、ほぼ問題はないだろうがね。

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 ただ種類は少なくなっているのは事実です・・・。

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 ダイナモで回す砲弾型ライトなんてのも堂に入ってますね。
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 この手のカンチは効かないのが当たり前なんだが、これのセッティングはよく出来ています、ブレーキ自信の剛性もあるんでしょうね、カツンと効きます、全く怖くはないですね。

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 SMPも独自のサドルを作っていますね。何乗っても股間が痛い・・・という人は、これに行き着くようです。ブルベなんかでとんでもない距離を踏む人は、尻トラブルを抱える人も多い、そういう人には向いているようですねえ、安くはないんですが。

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 8速に戻って、よりトラブルフリーとなりました。駆動系が新しくなったので、また一伸びできますね。全体的によく練れた自転車です。見た目やグレード等よりも、実を取るというね、これからマスマス盛んに乗るおつもりなんでありましょうな。

 成熟したサイクリストがは知り続けてくれることが、自転車全体の成熟化に繋がっていくんでしょう!

アレはこういうわけでした・・・



 まだ見覚えあるかな?数回前にクランクチャップを工具を作って抜いたあの入れ替えキャップなんであります。

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 これですね、色違いキャップを売っているようなので、必ず外せるはずなんだが、固かった。いやー参った・・・というくらい固かったわね。で金色外して、このバイオレット系のものに入れ替わりました。

 その心は・・・?

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 なるほど・・・ハブだったんだ・・・。

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 この前後のハブの色にキャップを合わせたということ・・・だったんですね。

 そしてブレーキキャリパーを見ると、なんか見たことあるなあ・・・と思ったら。

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 TRPだったわけでした。このオイル入れ替えなんかをやっても見ました。

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 セミドロップ?と思うくらい思いっきり開いたハンドルです。

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 今はシングル固定となっていますが、ハンガーもついていますし、そのへんは変幻自在のようですな。

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 削り出しか何かで作られたリアライト。ランドナー派の人たちが好きそうですね。

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 リムはベロシティー・・・。へえこうしたものもあったのね、進化?しているんでしょうあ。しかし、この物不足の中で、よくもここまで集めましたな、という印象です。

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 前に相当オフセットされたフォークで、これは特徴ありますね。そのおかげで、後付フェンダーの腕を伸ばしたりと、ドミだおしは続きました。

 で・・・、

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 このヘッドバッチは?昨年まで当店内でフレーム作っていました、ヤナギさん作の自転車だったというわけです。

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 ホリゾンのグラベルを意識したフレーム?それもシングル多段両方可能でという、欲張りな一台でありますな。

 キャリアもついて、シングル固定の割にかなりゴッツイですね、この使用者の方は、あれこれ取り付けて走るのが好き、という方でしょう、あとどんなものが付くんでしょうな。

 徐々に特徴を増しつつあるヤナギ号、その内ひと目で、あ!これヤナギさんね!とわかる方向にいきそうだ、イヤすでに個性プンプンかもしれないな。

ミヤタのピックアップ  エレキじゃないよ!



 ブリジストンにピクニカという、古典的折りたたみ小径車がありましたが、これはそのピクニカに対する、ミヤタのカウンターかな?と思われる自転車が出てまいりました。

 ミヤタのピックアップと言うやつですね。

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 折りたたみらしいねというジョイントにボルトナットという形式です。

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 この辺のジョイントもボルトナットですね。

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 小径中の小径であるので、ホイールが14インチ、形式はHEタイプなので、入手は比較的楽です。これがWO形式だと、地球の裏まで取りに行かないとありませんね、そういう意味でセーフ。

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 こちらも14インチ、そしてシングルフリーですね、対岸にはバンドブレーキが見えますね、シンプルです。

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 ハンドルはチョッパー的ですね、これも折りたたみのの構造を持っています。

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 この左右をつなぐ橋を外すと、ハンドルは左右に倒れてコンパクトになります。

 新しいものではありませんが、この辺の各所はまだまだしっかりしているので、折れるとか、ヒビが入るとか強度に関する不安は一切ありませんね。

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 これはエアロ?を狙ったのかな?と。まさか・・・。タイムライアル車の中にはこのようなチェーンリンクのものがかつてはありましたね。でもどうなんだろう?クランクレベルの回転に、空気抵抗を抑えるほうがいいのか?それとも重量が軽いほうがいいのか?わかりませんね。

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 荷台の形も手が込んでいますね。この直角に曲がった箇所は、そこでこの自転車を立たすことが可能となります。

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 これは鼻なしサドルなんで、現代もんなんですが、黒と赤のツートーンが、このピックアップの色とよく有っていて、とても後から取り付けられたとは思えないくらいマッチしていますね。

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 実は数年前まで普通に使われていたんだが、この2、3年乗っておらず、捨ててもいいかな?ということで持ってきていただいたんだが、いえいえ、かなり立派になって再生できましたね。

 タイヤ、ワイヤー、チェーンという三大消耗品を交換して調整してやれば、自転車はなんとかなる。なんとかなるどころじゃなくて、なんともこのように、矍鑠たる姿となって再生されるんですね。

 乗ってみると、近くをコロコロ回るにはいい自転車です。まだまだ、お役に立てますね、ご関心のある方に、売出し開始であります!

 試乗可能です、是非お試しください!

万国の学問の徒 技術屋の徒よ 団結せよ!



 千葉工大といえば、津田沼だっけね、店主もよく非常勤で講義に行った大学であった、そういう意味で思い入れの強い大学の一つであったが、やってくれたね・・・。

 これほどまでに気骨に溢れた学府であるとは知らなかった。

 惚れ惚れする・・・というより、こうした愚直なまでの踏ん張りが、今すべての学問に求められているように思われる。

 もっとしっかりしようぜ!もっとちゃんとやろうぜ!学問の徒よ!

 いや、諸氏の大半がしっかりやって、ちゃんとやっていることはわかる。そういう意味での敬意は心より評したい。

 そう、ただ望むべくは、こうした表明に自ら進んで愚直に、愚直なまに連帯して欲しい!痩せ我慢でいい、照れることなく、気負うことなく連帯せよ!と申し上げたい。

 この店主に技術なるものがあるか?といえば心もとないが、ひとたび自転車をいじるに際して、仮にそれが人を死に至らしめること繋がっていると分かっていたら、一切協力することはしない!絶対にしない!

 まあ、軍用自転車?仮にスイスの自転車部隊のような車体のメンテ?なんて依頼が来たとしたら、万が一、億が一、そんなものが来たとしても、一切協力はしない!

 それがこの国の「国防」を担うものだ、とされても一切加担はしない。その代わりに命を活かす活動につながる依頼は、その数倍あるであであろう、であれば、それらこそ自分の命をかけても協力をしていこうと思う。

 そもそもが究極の選択を迫るような質問内容には要注意だ。

 もし攻められたらどうすんだ!!!と勇ましい連中は鬼の首をとったかの如くに「主張」するが、そもそもどういう歴史的、事実的経緯があって、攻められざるえを得ないのか?という非常に重要で繊細な、それが故にそこにこそ対策のヒントの詰まった細部が、全くかけている性急な議論以下の展開を迫るものがほとんどである。

 武器さえ強ければ戦に勝てる・・・という理屈は、旧日本軍の幻の戦闘機「烈風」の開発がもし当時間に合っていれば、日本は先の日米開戦に勝てたかも、と言っていた店主のかつての同級生と同じレベルという事が言えるだろう。

 防衛費を仮に二倍にしても、エネルギーと、食料の自給の出来ない国、国内に何か起きたら制御できない原発を五十機以上を抱えるこの国が、まともな戦をして勝てる・・・など、幻想もいいとこだ。

 しっかり、現状を捉えよう!

 そして、より重要なことは、現状以上に、上に掲げられたような一つのしっかりした理念!というものを軸に学問にブレることなく専心することなのだ、と思う。

 すべての学府はこの千葉工大の理念に賛同せんことを!

 更には、すべての哲学の徒よ!その理念となっている最重要の項目について、きちんと濃く分厚い議論の展開の中から定義し監視せよ!

 幸福とは平和とは何か?何が幸福で、どういう状態が平和なのか?それらを揺るぎなき議論の過程を経て定義していって欲しい。

 すべての学問の存在理由はそれだ!人間を幸福にし!世界の平和に寄与すること!このことをおいて、学問や研究の存在する価値はない!そのことを愚直に認めて専心すべきなのだ!

 すべての学問の徒、すべての技術屋たちよ、この点にて団結しよう!照れも負い目もなく!

ホワイトインダストリーのクランクキャップが抜けない!工具を作る!



 この金のクランクキャップを別色のものに変えたい、という事で持ってこられました。交換するなら、まずこいつを外さないといけないんだが・・・、

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 通常、手持ちのこの工具で外れるんだが、これが外れない・・・。焼き付いているのか?と思うくらい動かない、手持ちの工具がひん曲がるほど・・・、なので別工具を作らないとこれは絶対に外せない、外せないといことは、交換できない、ということね。

 じゃあ、どうやって作るか?

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 カニ目系の工具が必要だ、そのためにはこうした3ミリのボルトや、

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 その土台となるものなんかが必要で、該当するキャップの幅等を正確にはかって、それ専用の工具を作っていくことになる。大変なんだけどなあ・・・

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 穴開けるか・・・、3ミリのネジ入れるんで2.5ミリでね。

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 2.5ミリの穴を2つ、そしてそのちょうど真ん中に10ミリの穴を開ける。その理由はトルクを安心してかけられるようにするため・・・ナンノコッチャ・・・?

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 こんな感じで、左右に3ミリのボルトを入れて、徐々に形作っていきます。

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 こうして余分なところを切り取って、

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 外すべきキャップを抱いているクランクを万力で固定します、力を逃さないようにするためにね。とにかく力を逃さない、というのが、こうした作業の鉄則であります。

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 キャップには着脱他のための窪みが2つあいています、その空いている2つの首味の距離を測って、穴を空けて、そこにボルトを打ち込んだわけであります。そして、今その窪みに鉄板に取り付けた2つのボルトを押し付けます、これで回してもいいんですが・・・、それでは力が逃げてしまいます。

 そこで、この中心の10ミリの穴に

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 10ミリのボルトナットを通して、そこで固定して、回すという戦略をとっていきます。

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 こうして、ボルトを締め込むことで、先の二本の細いネジがキャップの窪みに食い込んでいきます。そこでエイヤ!とばかり回してみる・・・んですが・・・、

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 回した力で細いネジが曲がってしまいました。ネジの素材が弱かったようですね・・リベンジ!

 今度は、もっと短くネジを削って、強度を増し、そしてまたエイヤ!とばかり回したんですが。

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 窪みの中で折れてしまっています・・・。ネジの素材が弱いのか・・・、キャップの焼付きがつよいのか?あきらめるか?どうしようか?

 というところで、また別素材のネジが見つかった。これで再度二本立てて、カニ目を作り直せば、もしかしたらできるかも・・・。

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 少し静かに気合を入れて、ボルト以上にトルクを上からかけて、しずかにまわしてみると・・・・・・、

 回った・・・。やった・・・

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 なんとか外れたようです。たしかこの手のBB周りの着脱で、工具を作ったのは何度かありましたが・・・、今回は寸法等はそうとうまく行きました・・・とはいえ、このキャップにしか使えない特殊中の特殊工具でありましょうな。

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 外せれば、取り付けなんて大したもんではない・・・。施工、特に中古車体のメンテ等の要は取り付けでなくて、外すこと、外すことができれば、なんとかなりうる。

 逆に外せなければ、何も始まらない。あたかもキャッチャーがミットを構えない限り、野球が始まらないようなもんかもね。

二年にてここまでやって来た・・・



 二年前、3月からいきなり小中学校の一斉登校禁止が始まり、エエ?!そんなにコロナって深刻なの?と戸惑っているうちに、志村けん氏が亡くなってから、一気に火がついたようで、狸が狐につままれたまま、状況だけが動いていったように思います。

 周りで雇留が始まり、自分の店を閉めざるを得ない人たちが続出してきたわけでした。

 マスクがなくなることもありましたね、それでもって他にやることがないので始めたのが、これ。

 マスク屋でありました。

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 もう上からミシンを下ろしてきて、もうここで作っているところから見せて売ってしまえ!と焼けのヤンパチ作戦開始!

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 もともと自転車置き場と作業予定場だったこの鉄箱で、得意の見切り発車が始まった。

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 もう布なんかで仕切ったりして、売れるものなら何でも売ってしまえ!元気な失業者たちはそうするしかないだろう!とばかり開き直り、やれることをやっていこう!色々始めていったわけなのでありました。

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 売るための設備を後から後から追加していく、もう見切り発車なので、当然そうなります。

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 販売許可のあるものから、どんどん出していく、その内、当店内も製造販売許可を取ろうか?ということで保健所に通い、教示を受けるなんてこともし始めていきましたね。

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 仕事失った人もそうでない人も、ここを起点に、売れるもの全部持ち寄って、とにかく売る!日銭を稼いで、身内や地域で回す!これをやっていこうとして始まったのがこの狸市なのでありました。

 その年の6月には、製造許可、販売許可、営業許可を取っていったという経緯がありました。

 それから二年、懸案だった許可がもう一つありました。それは・・・

 この鉄箱内で、簡易調理が出来ないか?という許可なのであります。それがとれなかったので調理行為が出来ませんでした。ビールも栓を抜くことすら出来ない、お客にしてもらうなんてことしていたわけであります。

 なので、注文が入ると、母屋の製造許可のある調理場で作って持ってくる、ということをしないとダメだったわけです。できたものをかけるなんてことすら出来ない、一々、母屋に入っていくということをせざるを得なかったのでした。

 それがもし鉄箱内で簡易な調理が出来たら、手間も省けるし、匂い等も周りに広がったり、調理の臨場感がまたちょっとした演出になったりするわけで、是非それを出来るよう、また許可を取ろうということになった。

 それが今年の初春のころだったかな?そのためには、この鉄箱に上下水道を通さないとだめということで、どうしたらここに水道を通せるかを研究し、プロに相談しながら、なんとかこの初夏に完成!ということになったわけです。

 やった!!!!

 ということで、その象徴たる案件が実現できるようになりました。

 それは・・・

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 ハートランド?これってビールでしょ?ハイ、ビールですが・・・。

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 ビールが売れるようになりました!なんてことではありません、そんなの二年前から売るだけは出来ましたので・・・。瓶ビール販売が可能になったのではありません!

 ということは?

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 空のコップがありますね、そう、アレです!アレの販売が可能になったんであります!

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 オオ!生缶!そうなんです!

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 なんと困ったことに生ビール販売が可能になったということです。いやー、困ったなあ・・・・。店主も自分のうちの蛇口と勘違いしないように、しっかり自己管理しないとね。

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 冷やしたグラスを少し傾けて、レバーを引くと本体が注がれていきます、8分目来ると逆にレバーを押すと、こんどは泡が注がれて完成となります。

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 いけませんね、目に毒であります・・・。いけません・・・いけません・・・。

 自転車を引いて帰る方にはお出ししますが、乗って帰る方にはお出しできませんので、念の為!

 来月には出す出す詐欺と言われそうな、念願の自転車屋を開店いたします!生ビールには負けていられませんから!

ステムの焼き付き 色々やったが 最後は焼いた・・・


 
 ブリジストンのフレームが入ってきました、それもネオコットという名作もん・・・。

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 油圧で持ってラッパ状に加工したパイプ、相当の技術を使っての加工だと思いますね。溶接しろを増やすことで何を狙っているのか?それともそれ以外の目的があるのか?

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 この名作のはずのネオコットが製造中止になってしまったらしい。なんでだろう?カーボンに専念するため?売れないから?なんでだろう?

 そういう意味で、もう作られない貴重なフレームとなってしまったんだが、どんなトラブルか?

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 この状態で持ってこられたんだが・・・。

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 ここが問題なんです、嫌な予感・・・、そうステムが外れない・・・ということで持ってこられたんであります。これを外して、再度貴重なネオコットに乗りたいということで。

 焼き付いたステムを抜く・・・、できればステムは抜きたいが、ダメなら壊しても良い、という言質をいただき、施工開始。

 まずは穏便に抜けるよう努力するそれには

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 これ!業務用の浸透性最高のラスペネを差すこと。

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 フォークをひっくり返して、裏から浸透させます。スレッドレスだと、差せるところが少ない・・・というか、裏からホークを傾けて、そこに貯まるようにラスペネをさして、時間を置いて、また角度を変えて試させて浸透させると、もしかして外れるかも・・・という作戦です。

 約一週間近くこれを繰り返して・・・そろそろやるか?ということで、

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 万力に設置します。そのままだと潰れたり傷がつくので、木の板を挟んで、それなりに力を入れて締め付けます。

 しっかり固定できたかな?

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 そして、一定の鉄棒をステムに噛ませて固定します。そこにまた延長棒をかぶせて、ゆっくり回す。驚いたことに、万力が動く・・・。

 設置してもう五年以上なるんだろうな、台に万力を固定しているボルト三本を締め直す。まじで全体が固定された。それで再度、鉄棒を持ってゆっくり回していく。

 ゴキ!という音!やった、外れた!?かと思いきや・・・、よく見ると、

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 あらー・・・、ステムの溶接部分が外れたは・・・、溶接よりも強い、焼付現象ですね・・・、ラスペネも浸透しきれなかったみたいです、恐るべし。

 ということで、完全に壊して外すことに専念できます。

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 壊れたステムの上部を切り取って、フォークを外します。

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 外したフォークを再度万力にかけて固定し、その上からガスバーナーで炙る・・・炙って溶かす勢いで炙る。そうするとアルミのステムの表面に何らかの変化が起きて、それを利用して外していくということね。

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 炙りながら、でかいレンチで突き出し部分を掴んで、ゆっくり回していく。回らないが潰れて変形していく、それを繰り返すことで、ステムが部分的にコラム内から剥がれていっている間隔が伝わってきます。

 最悪なのが、中に残してステムが折れてしまうこと、それが起きないように、ゆっくり回しながら引っ張り出していく。
 
 そしてとうとう、

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 抜けました・・・。自転車の親知らずが抜けたような感じ。

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 きれいに抜けましたね、めでたしめでたし!

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 炙ったこともあって、コラムが荒れています・・・、なので、ここを整えます。

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 ダイスを回してカス類を除去します、せっかく戻すんですから、きれいにしましょ。

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 戻すヘッド類もきれいにしましょうね、中々こじ開けるところでもないので。再度グリスを入れてもとに戻していきます。

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 なんとか再生のための準備完了ということであります。この状態で持ち主の方にお戻しします。これからどんなコンポで組むんでしょうか?

 もはや作られることのないネオコット、大事に一台に組み上げてくださいな。

 そういえば、店主もネオコットあったわ、再塗装して、組み付けようか?大事に乗りましょうね。もう作られないネオコットなんですからな。

ノルコ?乗る子?



 ノルコというメーカーだそうで、店主は始めて見ましたよ。フレームの作りはいいようですね。またメタリックレッドをつや消しで仕上げている感じもいいですね。

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 車種でいうとクロスバイクなんだが、これにまた両足スタンドをつけてほしいというご依頼だった。

 こういう改造は、ママ狸んの時にはよくやったが、最近あまりしていなかったんだが、一つ現れると、それに続くようにバタバタと依頼が続くこともある。

 潜在的な需要はあるんだろうな、と思いますが。

 そうなると、シャフトが足りなくなってしまいます。クロスバイクの通常は中空シャフトにクイックレバー式なので、ここに両足スタンドをつけるのは弱すぎる。

 そこでナットどめができるようにするために、後輪のシャフトを入れ替えます。こうした専門シャフトはシマノのスモールパーツにあるんですが、昨今の物不足で大丈夫かな?と思ったら、比較的簡単に手に入って良かったわ。

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 こういう感じで取り付けが完了したんだが・・・、

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 ほぼ中央に見えるのが、ナット。これでスタンドと荷台を共締めにしています。このナットが締まっているシャフトを交換したんですね。

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 これが裏の方の様子です。フレームのエンド周り、かなり複雑な形状をして、起伏というか高低差のある金具なんですが、それに合わせて、両足スタンドを加工していきます。えぐったり、削ったり、穴空けたり・・・。

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 ハイ、かなり幅広の安定感のある両足スタンドがついていますが。こいつを蹴ると、

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 もちろんですが、解除されます。これは正面の方には、リアディレーラーがってそれを回避する形のスタンドを選択しなければなりませんし、この反対側がディスクブレーキがついているということで、なんともエンド周りが前後とも、左右とも?賑やかなんですね、それでもなんとか・・・取り付けることができました。

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 共締めついでに、荷台も付けておきました。これにて完了かな?

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 高校生が水泳をやるのに、荷物を詰めるようにということ、後は多くの高校では両足スタンドでないと、自転車置き場で将棋倒しが起こるため、両足スタンドをつけよ!という校則がある学校もあるんだそうだ。

 この車体はリアのホイールベースが詰まっているようで、センタースタンドがつきにくいということもあったらしい。

 今回のことで、シャフト類を二十本近く取ったんだが、これがまたいつまで持つか?これも今後の依頼数によるんだが・・・、いつでも受けつけるし、可能かどうかわからないが、できるだけ取り付ける方向で施工努力はしてまいります!

DJサイクル再生



 一瞬自転車に見えないね、なんか歩道と車道を分かつ柵のようにも見える、東京都の柵はイチョウの模様がおおいね。ちょっとそんなことを連想してしまう。

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 サビサビだったサスがピカピカになりました。

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 ギシギシだったサスがまたスルスル動くようになりました。機能より見た目がいいよね。

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 電池切れから、液漏れ状態だったライトも、新しい電池と洗浄にて復活。

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 ヘラジカのような幅の広いハンドルに、ブレーキレバーが一本とシフターがついています。シフト三段も復活。ちょっと反応遅いが、なんとかね。

 このブレーキレバーは、

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 フロントディスクブレーキに繋がっています、そして・・・

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 あれ、反対側ハンドルには何もついていません、ということはフロントブレーキだけ?

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 いえ、違います、ペダルを後ろ回ししようとするとリアハブ内でブレーキが作動する、コースターブレーキと言うやつなんですね、しかも内装三段と兼用というのがちょっとすごいね。

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 バイクとまでいかないが、ビーチクルーザーはその名の通り、砂浜はしることを前提にしているため、砂にタイヤがめり込んでは意味がない、なので太めのタイヤを履くことになりますね。

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 サドルもスプリングの聞いた、バイクを思わせるものですね、そもそも軽さへの入りの全く無い車体なんで、むしろゴッツイ、見た目圧倒するようなこうしたタイプのサドルが好まれるんでしょうね。

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 これエンジン外したバイクのフレームというイメージね。もしかしてこの手の自転車の発生って、バイクフレームから来ていたのかも知れないね。確かにビーチクルーザーのいくつかには、それを匂わすような、バイクのタンク状のパイプというか、そうした形状のものがほぼ意味なくトップチューブに配置されているの見ることがある・・・。

 真偽の程は知りませんがね。

 ちなみに、一つの説として、あのゲーリー・フィッシャーさんは、このビーチクルーザーのフレームから、今日に至るマウンテンバイク、正確にはオールテラインバイクを作成したという話もありますね、これも真偽の程は知りませんが。

 この再生ビーチクルーザー。当店近くにお住まいのお方の自転車なんであります。職業はDJ・・・。イヤイヤ、まだその仕事の内容について理解していない店主ですが、その筋ではそれなりのお方であるということであります。

 そんなことよりも、今後この地域を盛り上げていく、しかもボランティア精神の豊かな方面にて、盛り上げていこうという展開になりそうですね、そのいくつかの部門の台風の目には、確実になってくれそうであります。

 例えば、当店隣の東伏見公園、ここは今も拡充を続けている都立の公園ですが、ここを使って何か楽しいことが出来ないか?小人や大人、お年寄りなどもすべて巻き込んでのイベント・・・、当店絡めるとまたタンデム系のイベントなんかもいいでしょうし、それぞれが持っている技と人脈を集めると、相当のことができそうですね。

 それに、当店内の一部を改装して、放送局を設立して、地域ラジオなんかを立ち上げる、その内容に関しても、トークと音楽いずれのパートで活躍してもらう・・・など、できることを最大限広げながら、この辺の地域の振興にどう役立てるか?なんてことを考える。

 そういう方向に、動きそうなのであります!

 この二年、コロナにて、当店には狸市という飲食物販部門が立ち上がりました、そしてその隣にはエコーレコーズ、コンブレコードが入って双方にて盛り上がってきています。

 そして今後は、放送局ってか?まじで?!

 そういうわけで、もう少し・・・というか、まだまだ留まりそうもない展開が続きそうであります。

 果たして、一体どこに行くのか?もう知りません、でも行くところまで行くなら、行きましょう、ハイ!いつものように見切り発車がまた始まりそうであります!

老いては若者から学べ・・・



 何度か登場しているこの24インチ。当店内に施工で置いておくと、多くの場合、いろんなコメントいただきます。たしかにね、目に止まる車体でありますよね。

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 チッタとでもいうのでしょうか?イタリア語かな?名古屋弁で自転車のことはケッタと言うんだそうだ。

 それが・・・、

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 ブリジストンの車体なんだから驚いた。やれば出来るじゃん!と褒めたくなるような一台だよね。こういう一台を作り続けてくれたらいいんだが、たぶん今は作られていないだろうな。

 ちなみに、あの名作ネオコット・・・コレの製造やめちまったそうだ・・・。これはブリジストンの問題か?それともネオコットを大事しなかった日本人民サイクリストの問題か?

 だからな、アンカーにだいぶ前だが、取引持ち込んだ時、「お宅一年で何代売る?」と子会社かよ!というような言い分だったと思う、しかもこいつ元選手のあいつじゃねえか・・・。

 ネオコットしか興味なかったんで、それなら売ってもいいかな?と思ったんだが、子会社はダメだ・・・。それっきりだったが、ああ、やめちゃったか。

 当店に二台ほどあるんで、大事に使いましょ・・・。

 て、この洒落た一台なんだが、今後とも大事に乗ってほしいもんだね、出来る限りのサポートをしていくつもりであります。

 そうしていたら、面白いものを持ち込んでくれた。

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 面白いって、ただのライトじゃない・・・はい、そうなんですね。何処が面白い?

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 これも・・・赤燈で、リアのライトじゃない・・・どこが面白いの?

 これら自信が面白いのではありません、こいつらの電源に当たるやつ、これが今回面白いんであります。

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 これもライト・・・じゃない・・・。これは、べロジカル?なんて書いてある。これだけ見てわかった貴方は、相当の小物通だよね。これはね、

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 このねじれたレバーを手前に倒すと、

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 赤い円盤部分がリムサイドに接触します・・・ということは?そう、・・・ダイナモなんであります。

 で、何処が面白いか?って?

 まあ、大きさもコンパクトで面白いんだが、それより何より回転の抵抗が非常に軽い・・・という意味で面白いんであります。

 実用車に付いているダイナモ類も大分軽くはなってきたとはいえ、やはりかけると車輪の回転が重くなるんで、中々やりたかない・・・。それに対して、このダイナモの軽さは異常だ。

 ほんの少ししか、イヤほとんどわからないんじゃないか?というほど軽い。よく探したねえ。

 この持ち主の方は、ドイツ哲学の研究者さんなんで、ドイツ語は堪能。この超軽いダイナモもドイツから個人輸入したものということだ。さすが・・・。専門性の高いもんはそれ以外にだいぶ応用できるということだね。

 ベロクラフト・・・、国内の何処かの業者が輸入した経緯があったらしいが、今はないとか。そうなったら、直で取る、そうでないとね。

 もう日本国内一辺倒では、いろんなことができなくなってくるでしょう。外国語喋れなくても読めるようにしておくと、これから助かることもあるだろうよ・・・。

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 一個のダイナモで、前後を光らせる、その過電圧を回避するための装置らしい。さすが元電気工でもあった大森社長だけあって、黙々と作業をすすめていた。心なしか楽しんでいるようにも見えたね。

 店主には立ち入れない世界・・・であります。

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 なんかアースを自転車のパーツに結びつけている。これってシマノのダイナモにもあったよね。

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 後ついでに、ヘッドパーツの交換もした。

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 革サドルもいい感じやれてきている。

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 ということで、これで・・・しばし完成ということになるかな?他いじる所・・・ないよね、当分は。後は、乗ることで乗り手と自転車を馴染ませることでしょう。まあでも、すでに馴染んでいる感じはします。このパーツ選択は、ちょっとやそっとでは出来ませんからね。

 当店周りにある、オシャンティー大学なんかに通わなくても、自分でやってしまう。さすが専門性が高い人は、出来ることの応用性も広いという事なのかもしれません。

 ドイツ哲学、しかもヘーゲルですぜ、専門が。そうか!ヘーゲルにも美学があったね。専門中の専門が大論理学というからまあ、本当、誰から頼まれたわけじゃあないにもかかわらず、こんな難解な大著を自ら進んで読むなんていう、若者がいるというだけで、まだまだこの国には救いがあるというもんだ。

 考えてもみましょうよ、この国に、ヘーゲルを読む若いもんが一人もいなくなったら・・・どれほど味気ない国であるか?ということ。別に国に味付けするためにヘーゲル読んでいるわけではないだろうが、結果としてそれがその国の潤いとしてあるんでしょうな。

 今この国の教育は崩れかかっているように思えますぜ。いろんな側面からね。今後高校では古文漢文が選択になり、実用文章を読ませるという方向になるらしい。

 アホか?実用文章など、一般教養がついていれば、社会人になって普通に仕事し始めれば誰でも出来ることだ。

 それよりも、社会人になって個人の嗜好でもって古文漢文読むやつがどのくらいいると思うか?ほぼいないだろう、だから、小学校、中学校、高校でやるべきなんだよ!

 まずは、自力では手の届きにくい分野の下草を刈らせる、というのが教育だろう。実質的にその後役に立つか否かなんてどうでもいいことだ。とにかく下草を刈らせ、そういう分野そういう世界というものがあるんだ!ということを予感させることだ。それが好きか嫌いかなんてこともどうでもいい、勝手にすればいい。ただ、そうした不要不急の活動こそが文化の営みなんだ!という事を知れさえすればいい。それが教育だ。

 または何だ?稼げる大学?とか・・・、学問を憎んでいるような連中が税金の使い方を仕切るというのがここまで醜悪か?と嘆きたくなるわ。
 
 富国強兵表に突っ走った大日本帝国に共感は一切しない、ただし、その中でも少なくない先達が、多く海外の文系文献を訳語を開発し、翻訳し研究することで、今日の基礎を作って来たことは瞠目に値する業績かと思う。これは近隣の東アジアの中では、しばし群を抜いてきたのではないか?と思う。

 その礎を自ら崩していくのだとしたら、いかに愚かなことか。・・・全く・・・情けない。

 資源のないこの国に望みとなるは人材のみ。ではその人材は何よるか?教育である。自由を基礎とし多様性を担保された教育である。

 エエト、何の話だっけ?

 抵抗の超軽い不思議なダイナモを海外から見つけてきたのは、若きヘーゲル研究者であったという話だった、それがこの国のまだまだ残っている豊かさの片鱗でありました、というお話でした!

子供用自転車なんてないのだ!



 エコチャンピオン・・・。ある意味そうかな。実際の自転車じゃないよ、今までのように使い捨て的な扱いされてきて、自転車の一体何処がエコ?だというわけだったんだが。

 かつて円が強かった時、一台一万円を切ったような自転車が大量に入ってきて、自転車の割り箸化が始まった。

 それからすると円が弱くなってきている今、徐々に自転車に対する、いやその他のものに対する考え方も変わってくるかも知れないね。

 何度もこの場で書いているように、自転車部品の不足が続いています。生産が追いついていない。供給時限がどんどん後ずさりしていっている。

 そこに、欧州方面で戦争が始まっている。とどまる気配なし、便乗も含め値上げの理由はつけ放題になるでしょう。そして円安。これもまあ、米ドルの金利が上げられて、日本円はそれが原理的に出来ない状況が続くとなると、円安は続くよ何処までも。

 そうなると、どう考えても、物の値段が上がっていきます。食品類だったら、中身を減らすことによる、ステルス値上げも出来ますが、自転車に関しては、二輪は高いので、一輪車にしませんか?・・・ということはできませんですしね。

 そうなると、今目の前にある、またはしまってある、使っていない自転車の価値が上がってくるかも知れませんね。今まで、そうした自転車を街道に戻すことをやっていた当店からすれば、ようやっと値上げによって、モノを大切にする心が育まれたのね・・・、まあ、人類なんてそんなもんだろうな、という状況が来るかな?

 その先陣を切るという意味で、本来のエコを体現するようなお仕事依頼が飛んで来た。

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 いわゆる子供自転車といわれる車体なんだが、大人でも乗れるように出来ないかしら?捨てるのが嫌なんで・・・。ということですね、このお方は自転車が今後貴重になるかも知れないから・・・というような、状況を読んでの依頼ではありません。あくまでも捨てないでなんか利用できないか?という発想が優先されての行為選択なんですね。

 なので、高邁なお方と存じます。足りなくなるから仕方なく、大切にせざるを得ない人と、多かろうが少なかろうがそんな状況などは関係ない、あくまでも自分が大切にしたいからというわけなんでね。

 このようなサドルピラーの長物交換がこの手の改造では決定的と言えるでしょうね。ある種これで完了!とすら言えます。

 これから、いわゆる子供自転車を捨てるしかないか・・・と諦めモードの方、この手がありますので、希望捨てませんように。

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 後は、こうすることで、大人も常用するであろうことから、通常メンテにはいります。スプロケ交換と、チェーン交換。

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 ついでにシフターも交換だな、長年ほったらかしにされていたんでね。ワイヤーも交換すると変速は元に戻ります。

 暫くこの辺で乗り回されてから、ゆくゆくは地方都市にもっていかれるといいます。地方へ行くとなると、日本が山国であることが実感されます。知らない横丁を曲がるとそこはもう(旅)坂・・・、永六輔じゃないが、場所によっては登りと下りしかない地域だって珍しくないわけで・・・、この全てのギアが使えることに感謝する日が必ず来るでしょう。

 実際小径なんで、一番軽いギアにすると、相当の坂も登れます。ただ、ホイールベースが短すぎるので上りの時には、ちょっと前重心のほうがいいかもね。で、下りでは後ろ重心を意識して守ること・・・でしょう。

 ステムもう少し長くしても良かったかな・・・?(独り言)

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 ブレーキも、少し重いライダーが乗っても撓まないようなものに取り替えました。その前のブレーキは、かけるごとに
キャリパー自体がリムの進行方向に開いてしまう、かけてもワンテンポしないと効かないという状況だったんで、大人用・・・というか、一般用ブレーキを取り付けたということです。

 まあ、いわゆる「子供用」自転車というと、その使用は数年で買い替え、子供も軽いので、こんなもんでいいだろう、というものがつけられていますね、一般には。まさか、成長した小人(大人)が乗り続けるとは思ってもいなかったでしょうな、メーカーさんは。

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 ということで、久々のガッキー(仮名ガキチャリ改造もんの)の誕生です。これが乗ってみると、普通に乗れてしまうというのが、また面白い。

 実用車慣れしている大人からすると、やはり少し前傾になり、かつサドル位置が適正になってしまう(主観的には高い位置に感じられる)ので、慣れないと怖いーとかいう黄色い声を発生する方もいますが、少しサドルを下げて、落ち着かせてやると、しれっと乗れるようになります。

 小回り効くし、それなりの機動力あり、ギアもすべてかかるので、ちょいとした坂だってなんとかこなせる。後は、この車体にゆっくりでも慣れてくれれば良しです。

 とにかくホイールベース(車輪の距離)が短くなったので、やり方間違えると前転・後転しないとも限りませんので、慎重にゆっくり無理せず慣れて乗りこなしていってください。

 さて・・・、原油が上がると車にも負担がかかります、ますます自転車を大切にするような時代の条件が、外堀を埋めていくかしら?

 いえいえ、時代がどうなろうと・・・、自転車を大事に愛着持って乗り続ける人が増えることが重要なんですが、まあ、それもありなのかもね。

適材が適所についた!

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 このヘッドバッチを見てわかる人は相当通でしょうな。

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 ハイ、カラビンカです。非常に人気の高いフレームで、ピストブームの時は大変だったようですね。その理由はわかりませんが、すでにプロ用のものしか作らないようになったということを聞いていた中で、間隙を縫うように、ポツンと一本作ってもらえたラッキーな方がいたんですね。

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 篆書体をロゴに使うなんていうのは斬新ですね、この発想いただいてしまおうかな?なんてね。

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 はい、このカラビンカに当店発の久々のヒット系ホイールが接着することになりました。

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 ちょいと前に紹介しました、38ミリハイトのディープ系リム、平地を高速で走るには久々に最適なホイールが登場したという、あの名作DTの585を思い起こすリムで組んだホイールですね。しかも!

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 DTのあの幻のエアロスポークで組んでいるんですねえ。とにかく高額だったDTエアロ、とある業者が投げているということで、長さを問い合わせ、組み方考えて取り寄せた、ということです。これ根本見ると解ると思いますが、二本取りというなかなかない組み方をしています。ラジアルほど短くはないが、最小の交差で強度と軽量を実現したというやつね。

 フロント20本、リア24本のハブを使っています。本体自体はさほど軽量ではありませんが。

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 リアも、フリー側は強度をますために、6本取り、反フリー側は2本取りで軽量化というね、少し凝った組み方をしています。

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 リムがアレクシアの38ミリ。精度はそこそこ、平地は手組みではほぼ最強・・・かな?というやつです。

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 フレーム自身もそこそこ大きいので、このディープなハイトのホイールとバランスがいいかな、とも思います。その意味でも適材が適所に来たという感じですね。

 後は踏む力ですが、元相当のアスリートの方が持ち主なので、あの力でぶん回したら、平地や短い上り坂などは相当のスピードを体感されるだろうと思います。

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 折角、ホイールが新しくなったので、スプロケ洗浄、チェーン洗浄なんかしてみました。

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 後は、ほぼアルテグラでまとめ上げられている車体なので、過不足なしのスペックですね、しっかりレースにも対応できるでしょう。

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 後は走って、走って、走り抜いて、体感してください!

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 ああ、フレームがある程度大きいと56とか57とかかな?リムハイトの高さがあまり気にならなくなりますね、鉄フレームなんで、どちらかというとロープロのクラシカルタイプが似合うか?とも思えなくもありませんが、これはこれでバランス取れていますね。

 見た目は、これで、後は踏むべし!!!!

5月1日ヒロユキイベント 敢行!大成功!そして次は?!



 なんか古道具屋の佇まいですね。これって、ガラクタなんかでなく、れっきとしたパフォーマンスに使用される機材なんですね。

 この5月1日に理サイクル野音の中で行われた、第何回だっけな?ヒロユキさんイベントの内容報告です。

 で、そのヒロユキさんて何者?

 ある意味当店のイベント企画立案者であります、当店でのライブイベントの際にその企画内容に合わせたアーティスト・芸人の方々を集めて、運営までしてくれる方ね。

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 親指ピアノ、カリンバともいうかな?主な楽器はこれを操りますが、奏者だけなく、プロデューサーとしてもその企画力とそれを実現できてしまう人望の厚い方でもあります。

 このコロナ禍が続く中で、中々思うようにイベントができないところをぬって今まで、何度か企画していただいて、毎回そのバリエーションの豊富さと内容の濃さで、来場者の方々から大高評を得ております。

 今回も、その企画で三組仕掛けていただきました。

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 まずは第一報、座開きとして豆太郎さんの口上で始まります、元気いいねえ・・・、そしてみんなをワクワクさせていただきます。

 ちなみに・・・、

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 天候は、ほぼ最悪に近い、大雨がダラーっと続く日でありました。

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 そして5月というのに、なんと薪ストーブが大活躍です、一体どんな雨男雨女が仕込まれていたのかな?

 ただ、ご来場客の皆さんは三十人を越え、しかも終始雨が強かったためか、ほとんど途中で帰る方もなく、ほぼ皆さん開き直っての鑑賞となりまして、逆にそれが盛り上がったかな?という所であります。

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 先陣を切ったのが、西アフリカ系のザイロフォンとパーカッションのデュオ。いきがピッタリで気持ちよかったですね。

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 旦那氏のアコースティックなギター音に対して、奥様のスペーシーなボーカルという、アンバランスなバランス世界を作るデュオ、こちらも練れてましたねえ・・・。

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 お二人のお子さんもまだ小さいので、こうしてまとわりついてくる感じが和気藹々でなんとも微笑まし。そして、その後ろでコンガを叩くは、オガックス先生。飛び入り参加とは思えない、はまり込み具合・・・。

 そうそう、このオガックス先生が中心となりまして、何やら「ぽんぽこ狸のセッション会」の様なものが発足したような気配ありです。不定期で太鼓持って当店に集まろう・・・というみたいな・・・。実際どう展開するか?お楽しみでもあります。

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 そして、先のテレビパフォーマンスと電子音、それにコルグの世界的開発者、そのご本人の作った楽器?そしてアナログな素焼き太鼓に、ヒロユキ氏のカリンバという、異色の集団が怪しいパフォーマンスを繰り広げてくれました。

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 途中飛び入りするダンサーも出没で大いに盛り上がる・・・という展開でありました。

 コロナの中で、密を避け、なんの保証もされない各所のパフォーマンス諸氏の束の間の表現の場として、狸サイクル野音と銘打って、外店内片付けて、なんとか場所作ってやり始めた企画でありましたが、これはコロナが終わっても、続きそうでありますな。

 本来なら、当店二階の響き床でやるような催しですが、外ならでは、野音ならではの解放感がなんともいい形で再現されるもんですから、続くでしょう。

 災いは転じて福とせねば・・・、ピンチこそチャンス!開き直える柔軟性と、その実現のための関係を常に作っておくことが、大事であると改めて思いますな。日々災害対策・・・これで間違いはないのであります。

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 そして、何よりありがたいのが、参加してくれている方々の多様性であります。子供が少なくなかった、一番小さい子は何歳だろう?

 イヤイヤ、実は最も小さい子まで参加してくれていて、それは0歳よりもまだ下、つまりマイナスの胎児ちゃんまで参加してくれていたんですね。胎教だよこれは。

 そして・・・、

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 この背中丸くして、手を叩いているご老人ですが、これ店主の父なんですが、最高齢でしょう、90歳です。

 下はマイナスこの胎児から上は90の高齢者までが参加してくれていました、5月1日のヒロユキイベントなのでありました。
 
 参加をしていただきました、すべての皆様に、御礼申し上げます!ありがとうございました。

 そして!そして!そして!この5月には、もう一つでかいイベントが当店にて企画されています!

 皆様!ぜひスケジュールに入れておいてください。時は5月の22日であります、日曜日!

 なんと当店が、あの大阪の西成軍団によって襲撃!占拠される日がこの日なのでありますよ!

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 何じゃ?神様と、大臣と、天使がやってくる?!

 実はこの3月にも、当店野音にてプレでもってのパフォーマンスをしていただいたんだが・・・・。

 これがすごいのなんのって・・・。ちょっとやそっとのことでは驚かない、この店主が腰を抜かすパフォーマンス。

 もう単なる歌ではない・・・歌劇の域に行っている、過激な歌劇のパフォーマンスと言えるねえ・・・。本当すごかった。

 これは是非、多くの皆さんに目撃してもらいたいわけであります。そして、そんなスゲーパフォーマンスがなんと投げ銭のみというから、これまた有り難い。

 お代は見てのお楽しみと向こうは来ている。いい?それだけ自信があるということなのよ。入場料なんて野暮なもんいりません、まずは聞いて体感してみてね、お題はそれからご勝手に・・・という向こうもわざわざ大阪から襲撃に来てだね背水の陣にてのパフォーマンスだ・・・。

 これは迎え撃たないとということにもなるだろう。

 ということなんで、5月1日のヒロユキイベントの次の、イベントは22日だ!大阪の西成から、神様と大臣と天使というスゲー奴らがやってくるんで、是非!お立ち会いご検討してみてね!

 ということでした!一体何屋かわからんが、もちろん自転車屋はこの後も続きます!

ヘンタイ望遠鏡ワッパの会発足!



 オ!スコープだ・・・ちょっと物々しい感じだな?スナイパー?

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 これは・・・もしかして薬莢?

 なんてな。耳に届く戦争話が盛んになってくると、ちょっとしたものが武器に見えたりしてくるから、困ったもんだ。そもそもウクライナ以前にだって、中近東や中央アフリカなんかで戦火は耐えてはいないんだが、欧州近くでやっている戦争との情報量の格差やその深刻度とやらの違いのすごさにも辟易しますな。

 ある種戦争慣れ?紛争頻発地域?のそれはもう、「またかよ、知らねーよ、もう勝手にやれよ」的な慣れでほぼ不感症になっているんでしょうな。だって、どうしようもないもん・・・的なね。

 ウクライナの事情だって常態化していくに連れて、不感症になっていくのかもしれませんぞ。

 その裏では頭に血の登った方々が、軍事の研究せい!防衛費増やせ!と息巻いていく。今のこの国で防衛費倍になんかしたら貧国強兵となって、貴重な若もんの徴兵でもしないと維持できなくなるぞ。

 イヤイヤ、ウクライナのように60以下の男どもすべてに徴兵かけるか?これはこれで別の意味でショック療法となるかも知れないな。

 すべての公務員と、60以下の全国民に二年間の兵役義務(例外なし)と、会社の経理を廃止して、すべての国民に確定申告させるとかすれば、色んな意味で目の覚める方々が増えるかも知れませんね。

 それがどういう結果を生むかはわかりませんが。

 外交じゃあ、限界があるんだよ!!!!ウクライナ見てわかんねーのか????なんていう勢いが強くなりそうな中で、多少鉄砲の撃ち方なんかを学んだ兵士経験者たちが、「あのなあ、軍事力にだって限界があんだよ」と来た時、さらなるより一枚上の外交ということの意味が重く課題としてのしかかってくるんじゃないかね?

 そして、そこにこそ、真の教養高めて強かに向き合っていくことに希望を見出したいもんだ。

 希望といえば・・・

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 こういう風景にまだまだ人類の希望を見て取ることが店主には出来る。

 せっかくの技術を人殺しに使うことは愚かしい。愚直にこのことは主張していこうと思う。

  戦争を回避する方法は、核シェアリングや防衛被爆上げ意外にもまだまだあるはずだろ?だいたい抑止論なんてもんは相手が合理的判断が可能であるという前提がないと、破滅のキッカケになりうる非常に脆弱な「防衛」体勢だろうね。

 ただし、起こりうるは全面核戦争どころか、米ロの周辺国に限定つき戦略核が使用される可能性が高いんじゃないか?奴らにしてみれば、例えばベラルーシや、日本なんて、捨て石にするには、ちょうどいいうってつけの国だったりしてな。

 両国ともに、米ロの腰巾着みたいなもんだろ?両国に落として双方のメンツが立った後、これ以上やったら大変だ!とばかり手打ちなんてされた日には、ふざけんな!たまったもんじゃねーよ!ということになりかねない。

 だから、強かに向き合えというのはそういうことだ。
 
 何の話だっけ?

 そうか、続きがあった。

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 この大筒なんか見ると、バツーガになんか見えてくる、イカンイカン・・・。

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ビクセン?これってその筋では有名なメーカーらしいですぜ。

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 ジャン!大分、引っ張りましたが、全貌は実に平和で、狡くちっぽけな浮世なんかをすっ飛ばす境地に連れて行ってくれる、天体望遠鏡なのでありました。

 これで他人のお家でも覗いたらヘンタイ望遠鏡だ。

 これ置いていってもらったんですよ。もちろん現役で使えるそうです。こういう機材は、少年の人生を狂わせるキッカケにもなりえます。知り合いで、これもらって、ベランダにこたつを置いて、真冬の天体ショーにうつつを抜かしているうちに、天文学なんかをやりたいなんて妄想に取り憑かれたやつがいた。

 何浪かして、諦めたのかな?その浪人中培った受験テクニックを教える機関に入り、別の意味で人生を狂わされた奴がおったわね。

 店主は一応自転車屋なんで・・・、この天体とこじつけるなら、やはり輪っぱが見たいね。そして、輪っぱといえば、土星だ!

 なので、土星の輪っぱを見る会を結成したいと思う!今あまりいい時期ではないらしい、秋から冬にかけてがいいんだそうなんで、少し天体云々を勉強でもしてだな、日にち決めて、見たい人間で集まって、土星の輪っぱの会発足しましょうかね。

 縛りは、男子限定(うそ)、必ず自転車で来ること・・・あまり意味ないか・・・。

 ときに浮世の煩わしさから魂を解放した気分になることは大事です!そこ目指しましょう!その後飲み過ぎ注意だな・・・。

クランク周りいじり・・・ダホン



 ダホンといえば、ちょいと気合入りの小径車を作っていますね。店主の台湾一周号もダホンであります。

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 ファルコという車体だそうで、鉄なんだと。店主のはメトロというアルミ。高級車はファルコの方だそうです。確かに乗ってみると、鉄壁の作り感がありますね。

 一方メトロの方は・・・、あまりに店主がいじくったため、オリジナルが何なのか?もうわからなくなっています。カッチリ出来てはいますが、ファルコはガッチリ出来ているという印象かな?

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 今回の改造ポイントは、このディズナの短めラクランク周りです。チェーンリンク51Tを取り付けて、まるっと交換したということ。

 短いクランクというのは、もっと推していっていいと思うんんだが、非常に楽で、そこには何かがあるよ。145ミリとかのクランクはすごい・・・。何がすごいかは踏んで各自感じてみてほしいですな。

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 前にキャリアがついています。これはハンドルと同期しないタイプですね、純正なのかな?

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 リアにもこれも純正かな?キャリアがついています。長旅でもするおつもりかな?そう、あとこのホイールなんだが、
20インチのWOというサイズ。いわゆる451というやつね。

 20インチにはもう一タイプあってこれがHEという、405というもの。この数字がほぼ直径なわけなので、451のほうがだいぶでかいという事になる。

 HEで言うと22インチ化?というくらい大きくて、このデカさはいいなあと思うわけ。ただし、WOタイプにはリムも、タイヤも種類が極端に少ない。対してHEのほうがリムもタイヤの種類も数も断然豊富なんでありますよ。700Cと650C位の差があるといってもいいかもね。

 なので、タイヤ選びをしっかりやりたいというのであれば、405のHEタイプのホイールのほうが向いているでしょう。

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 アルミだと何かと安心ではある。店主は謎のカーボンもんにしているんだが、軽いが強度はどうなんだろう?あと下がるよね・・・。徹底した脱脂が必要なんだと・・・。

 アルミは何でも楽だよね。

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 ハンドルはフラット。乗り手が全日本クラスの元ボート選手なんで、この形状には全く違和感がないということだった。店主は15分が限度、ただ多少手前にオフセットしているんでもう少し大丈夫かも知れない。

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 ステム長ゼロの折りたたみ式。このたわむ感じが昔から苦手で、もしかして倒れんじゃないか?という恐怖性があるんだが、ただ、最近のこの辺のパーツの進化はめざましく、本当たわまなくなってきたね。

 これだけ高さがあるのに、グニャグニャする感じがなくなってきているよ。あとは、これにそのままドロップ系ハンドルがつかめるか?だね。

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 かつては小径の折りたたみなんぞ、小馬鹿にしていた感はあったが、最近は反省・・・。よく出来ていいるものも増えて、まじで踏むと本当前にでる車体も多くなってきたよね。

 小径にロードパーツなどを載せるには相当技がいるが、それはそれで面白い・・・だが、営業ベースとなると・・・、でもまあ、求めてくれる依頼があるなら・・・、やるだろうなあ。

 まずはその辺で一番かんたんなのが、クランクの短化かな?これはおススメだ、騙されたと思って、やってみるべし。

 少なくとも、多くの自転車愛好家は、そういう自転車は一台はあっていいな、と思うだろう。

デカール貼り直しが塗り直しに・・・



 自転車のフレームというよりも、なんかブルドーザーか何なのパーツに見えるよね。この黄色がまたその雰囲気を醸し出している。

 この車体、元は濃い目の藍色に近い青フレームだったんだが、それをこのブルドーザー、重機系の黄色に塗り替えたわけなんだが。

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 問題だったのはこのデカール。預かったものから剥がして、フレームに転写して、その上から濃いめのクリアをかけたんだが、どうもこの文字の枠の部分がいらない・・・ということだった。

 この枠は、文字を曲がらないように配置するための単なる枠に過ぎないもので、本来は貼るもんではないんだそうだ。

 てことは、ガイドだったわけだ・・・、文字と同じ素材でガイドって、誤解招くよね・・・。

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 このヘッドに当たるものにもしっかり枠が有りますね。

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 何処のデカールにもしっかりこの枠が有りますね。これがいらないということなんだよね。外せないか?と来た。

 先のとんがったピンセットなどを利用すると、たしかにこの枠だけを外すことは出来るが。

 外した後に溝が出来てしまう。そこにクリアを垂らして、余分を削って、磨いて慣らせばいいんじゃない?なんて簡単に考えると、そういうのが一番難しい。

 仮に出来たとしても、大変時間のかかるもので、そして大した完成度でもないという、こういう修正というのがまた一番大変なのだ。

 だったら、修正しないで、最初からやり直せ!というのが結果的には時間もかからず、完成度も高くなるということになるもんだ。

 と入って、ここだけのためにすべてを剥離するのは無駄というものなんで、部分剥離と再塗装と、再デカール、再クリアするということになった。

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 新たに持ってきてもらったのは黒だった。結果的にこちらのほうが良かったかも知れないね。今度はもちろん枠は無し。

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 ヘッドも枠はなし、ということでこれが完成形なのねということだ。そして、シルバーの様子のいいヘッドパーツが付いている。これもちょっと奇跡的な展開だったね。物不足のこの頃、こいつが在庫していたのが奇跡であったわ。

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 デカールは、全部で四ヶ所、すべて枠をとって、再クリアして、なんとか終了という、結果一年以上かかったかもな。

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 部分的には中空のところもあると思うが、このトップなんてダイキャスト?自転車のフレームというよりも、ブルドーザーなどの重機の一部に見えるね。そこそこ重い。

 一体どういう走り心地になるんだろう?全く想像がつかないね。

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 キャリパーもVブレーキも取り付けられそうだね、さてどう組み上げられてくるのやら。

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 前後に黒のディープリムに太めのタイヤなんかはかせたら、やっぱりジープのような、重機のようなイメージになるのかな?出来たら踏んでみたい、どんな感じなんだろうな?

 修正は中々やる気になれない、やった仕事を一部であろうと壊すのはやはり抵抗があるんだろうかね?とにかく、心に引っかかっていた、一つの仕事が終わったという感じ、あとは完成車を見るのを待つことにしようかね。

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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