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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |2022年12月 tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

ソフトな餅・・・ではなく 餅はソフトから・・・



 もち米に浸水させます、6時間以上・・・。ま一晩以上がいいかな?ものは新潟のコガネモチというもち米です。

 十分に浸水させたあと、

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 ザルに移して、水切りをしますね、30分以上ですね。

 それが済みますと、蒸しに入ります。

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 これに時間がかかりますが。これは蒸せばいいので、別に餅つき機にいれなくても、下鍋でお湯を沸かして、その上にデカイ蒸籠を置いてもち米入れて火にかければよし・・・ということなんだな。

 そして蒸し上がると、今度はツキに入る。

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 それは単に機械のスイッチを蒸しからつきに変えるだけなんだが、そこからの変化が非常に速い。餅つき機を見てことない人には信じられないかも知れないが、蒸しに時間がかかり、つきはあっという間というのがこれなのだ。

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 つきのスイッチを入れて5分もしない内にミルミル餅に変身していく。ではそのつきのスイッチで一体何がどうなっているのか?というと、これが不思議なのだ。

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 なんとこの非対称な羽が高トルクで回っているだけなのだ。毎回、毎年思うんだが、なんで?こんなちっぽけな羽が回るだけで、蒸しただけの米が餅になっていくのか?全くわからない。

 いわゆる杵でぺったんぺったんと潰していくのとは明らかに違いますね、でもできるのは餅なんですよ。

 この羽の形状が確立されるまで、一体何トンのもち米が失敗の犠牲になったのでしょうか?と考えると面白い。

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 あっという間にこんな感じです、もち米の塊が玉となって、容器内を回り始めるんですね、こうなるとあとはツブツブがどのくらいがお好み?というところでスイッチを切るタイミングはこちらに任されてきます。

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 これにてスイッチを切って伸ばしに入りますよ。

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 餅取り粉という名の片栗粉をまぶして冷まします。

 この餅つき機について、興味深い話を聞いたことがあります。開発したのは、タイガーか象印かどちらかわかりませんが、炊飯器等が得意なメーカーだったと思います。

 杵と臼でついていた餅つきを機械でもっと楽にできたら、都会でバカ売れするだろうと開発が急がれたそうです。先の左右非対称な羽の開発なんかも、いろいろな秘話がありそうですね。

 そして、完璧な餅つき羽ができて、多分試食会なども開かれたことでしょう。美味しい!もうこれで十分だね!から、やっぱり杵でつく餅には敵わないなあ・・・などという憎まれ口も相当あったでしょう。

 そして、蓋を空けてみたら、なんとこの餅つき機は都会ではほとんど売れずに、餅つきをする習慣のある田舎でバカ売れしたというオチだったというわけであります。

 これは大いに参考になる話ですね。餅がつける機械がある、と言ってもそもそも餅は家でつくものという習慣があってこそ売れたということなんですね。

 都会のように、餅は店から買うもの、というレベルの認識では餅つき機は売れなかった・・・。大事なのはハードだけでなく、それを支えるソフトこそが重要だ、ということが言えるんだと思います。

 自転車も同じでしょうな。自転車を好みに合わせて自在に変えていくことができるよ、というキッドを売り出した場合どうなるか?

 ビルダー等からフレームを作って乗ろうとするマニアからは、「フレームはパイプから選ばないと」意味はないという叱責を食らいそうですね。

 そして、自転車は完成車として自転車屋から購入するものとしか思っていない人にとっては、その自作的キッドの意味は全く響かないでしょう。

 ハードにばかり気が取られがちな自転車ですから、それが注目されるという源泉には、それらがどう活かせるか?というソフトに関する知見であってこそ、ということになるわけですね。

 ハードも勿論大切、そしてそれを支える技も大切なんだが、しかしそれらがどう活かせるか?というソフトがなければすべて素通り・・・。

 ということで、餅だけにソフトに、歯ごたえ残して、ソフトにまで行き届いた発信をし続けていかないといけない、ということらしいですね。

 今年はどんな年でしたか?などと尋ねられますが・・・、

 一言、どうもこうもねえ年だった、としか言いようがありません。来年も変わることなく、またどうもこうもねえような一年になる可能性もありますが、もう少し目鼻をつけていけたら・・・と思いますね。

 一部感性豊かな老タレントが来年を称して「新しい戦前」と形容したようですが・・・、その危機感は共有しながらも、一言ハア?であります。

 こんなに食料もろくに需給できない、エネルギーもろくにない国が、どこぞの国と交戦などできるわけがない。ましてや勝てる戦争など・・・。ミサイルが飛んでくる前に輸入が途絶えれば半年もたない国が、何が戦前・・・なんだよ。

 逆張りでやってやる!この下らない国の選択がどう行こうとも、地域と仲間と開かれた関係の中で、全く違う現実を生きていってやる!生きる場をもった人間が本気で怒ったらどのようなものか、見せてやる!

 ということで、来年もよろしくであります!
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もう少し何かできるよねえ・・・



 リムが外側に外れている・・・なんで?なにがあったの?

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 かつて、バカみたいに長距離乗っている時、やはりトラブルのない機材にドンドン絞られていって、とにかく何も起きないので、これ使っておくか、ということでそればかりを使って登ったり下ったりしていたある時・・・。下りでのブレーキでなんかそれまで感じたことのない変な違和感が走ったことがあった。

 点検してみると、ブレーキシューによって削られ、薄くなったリムサイドが一部、エッジが削れて内側に落ちているという状況、ある意味上の写真になる手前の状況ね、なんてことを体験したことがあった。

 リムは・・・なんだったかな?多分カンパのシドニーとかだったかな?よく憶えていないが、まあそれまでほとんどトラブルのなかったホイールだったもんで、その酷使に耐えたリムには感謝だったわね。

 ツーほど乗ったとはどうしても思えない、自転車なのになあ・・・。

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 ちょいと重い折りたたみだね。

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 工具を使わないで外せるハンドル周りと、それなりに機能的・・・なんだが。

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 20インチで・・・。そうそう、もう上の状態のホイールでは使い物ならないんで、まるっと交換ですね。

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 前シングルで、リアは六段の多段。勿論使えます。

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 シフターはターニーで、最も単純なもの。で、壊れにくい。まあ、昨今の材料不足パーツ不足で、謎コンポなどを使って思い知ったのが、シマノはやはり凄いね。面白くもおかしくもなくとも、まあ壊れない。仮に壊れても星の数ほどのスモールパーツで対応でなんとかなる体制がある・・・。本当面白くもおかしくもないが、シマノは偉大やはり偉大です。


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 小径なんで、それなりに長いピラーでありますね。これもちゃんとポジション出して、締める所締めると、もっと機能的に走れるんだろうなあ、と思いますね。

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 これ見ても出処わかりませんが。

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 このようなとにかく作られて売られてしまっている、単なる自転車なんだが・・・。アチコチちょこまか調整して、パーツなんかをちょっといいもの、俗にいう可愛いものなどに替えて、その人風にアレンジてやれば、まだまだ行ける可能性があるんじゃないか?なんて思うんだよね。

 ちょっと手間をかけるだけでも自転車は相当変わる・・・、ちょっと手間と銭と愛情かけてやればなあ・・・、という呻きとともに、来年を迎えましょうかね・・・。

商材集めていかないと・・・



 溶接が頑丈にみえるルイガノです、見栄えだけでなく実際に頑丈でしょう。なので、いろんな年齢層に波及していける。それが子供用として作られたとしても、その頑丈さは大人の体重だって支えられる。

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 このフレームも、デザインなのか?補強なのか知らんが、その両方を兼ねているとしても相当頑丈でしょうね。見た目は中学生以上くらいかな?などと勝手に想定しているんだが。

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 街道走るのにサスペンションが必要か?と言われると、店主はあまりその必要性は感じませんが、たしかに街道用でサス付きというのも、一つのジャンルかな?各メーカーさんは作っているようです。

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 リアは外装8速ですが、フロントは・・・

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 今流行りのフロントシングルです。今までの傾向なら、ここにトリプルなんてもんがついていたんですが、確かに街道走行に前三枚の必要はないでしょうね。

 ただし、乗り方によっては、前二枚にしたい!と希望が出てきたら、それも可能です、全く問題ありません。

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 ブロックタイヤではなく、筋入りスリック?なんてタイヤにしています。ブレーキはディスクではなくてVブレーキ、十分ですね。

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 今回は入門しやすいように、フラット系ちょい手前オフセットハンドルを取り付けました。これなら横ハン苦手な店主でも数時間はいけますね。

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 中学生以降とか、ちょっとアクティブな自己イメージを持ちたいなんていう、お母さんなんかにも向いているかも知れませんね。ちょっと尖ったヘルメットに、サングラスかけてかっ飛ばす、コイツの傍らで腰に手を当ててアイスコーヒーを飲んでいる中年女性なんて、結構かっこいいよね・・・。

 どんな自転車に乗っているか?というだけでもかなりイメージに影響を与えられるんだよね、実用車も買い物には不可欠とはいえ、それだけじゃないのよ!ってのも重要でしょう。

 試乗いつでも可!お待ちしています!!!

オレンジメタリックにロゴまでも・・・



 東京サンエスが入れているソーマ・・・、ものはいいのかも知れないが、高いねえ、その分いいんだろうな。

 ソーマのフレームなんだが、このロゴはこじつけで、店主の適当なアルファベッドで作ったロゴね。つまりコイツは当店による再塗装もの。

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 オレンジメタリックで、再塗装。ミキスト系のフレームだね。もっとこの手は流行ってよろしい・・・と思うんだが。

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 元々はこの色がデフォルトだったんですね。この色の状態で購入して、当店にて再塗装。そして組付けまで。

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 大分幅の広いハンドルですね。

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 ポールという、削り出しのものですね。ほぼ全て持ち込みを組み付けてます。

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 かなり凝っているパーツの持ち込みです。

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 リアディレーラーがXTRでありますね、かっこいいガンメタだ。

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 勿論クランクもスギノものの持ち込みです。BBのシャフトの長さがわからないのでということで、クランク単体で持ち込み、シャフト長は113ミリのものでよかったです。

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 ロングアーチなんで、効きはいまいちかな。でも使えないことはない。

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 ホイールは、持ち込みの27.5のリムに持ち込みハブ、そして当店組で前後揃えました。

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 前後ともに泥除けがついています。結構取り付けは面倒ですね。

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 これも持ち込みのカゴを取り付けます。下から支えるような金具を空けて、クイックに装着。重い荷物でないとい事なので、これで暫く様子を見ましょう。

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 多分、この年で最後の大仕事のたぐいかもしれないね。まあ、手間はソコソコかかったみたいだぞ。

 来年は?というような目標を立てるまでもなく今年よりもより少しでもよく動けたら、とも思いますなあ。

どこでもドアを作ります!



 当店の入り口は、でかくて冬になるとそこから北風がドドーッと入ってきて、非常に寒いわけだ。せっかく屋根が付いても、その北風にはなんの役にも立たない。

 なので、冬になると厚手のビニールを数枚ぶら下げて、風で捲れないように水を入れたバケツを置いて、北風対策をやって来たんだが・・・。

 ただ、重しが重いわけで、一旦設置すると今度は動かすのが億劫になる。入り口なので閉めっぱなしというわけにはいかない、と言って開けていては寒くていられなくなる・・・。

 いっちょドアでも作るか?ということで動き出した。全く何もないとこにドアを作るというのは、結構難しい・・・。

 単管を二本立てる。突っ張り棒形式で垂直を出すのも結構大変で、アンカー打たずに強度を上げていくんだが・・・。

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 構造枠はこちらが担当して、ドア部分は木工の部門なんで同級生のコバインに任せる。廃材を使って、短時間で作ってくれるね。

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 さあ、設置だ!と言ってもまあ、アッチが動きコッチが動く。もう作ってくれたドアを中心に、現物合わせでやっていくんだが、まあ、なんとかできた・・・ぜ!

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 設置場所が平地じゃなくて、斜面なんだよね・・・その傾きに合わせて加工したりしてね・・・。

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 とりあえず、取り付けてから・・・、微調整に次ぐ微調整を重ねていく。しかし、建具は難しいねえ・・・。

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 そして、ビニールシートを設置して、風対策の最終段階に入っていきます・・・。

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 ハイ、各所厳冬期仕様にしていきます。今回少し内容を替えて、メッシュ入りビニールシートのところを、

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 なかがよく見えるようにして、少しでも入りやすく・・・していきます。ただ、まだ改良の余地が見つかりまして・・・。出入り口はどこでもドアだけでなく、もう一つ必要だ・・・、さてどこに設置するか?はもう来年の問題だろうな。

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 ハイ、改良の余地がありながらも、なんとか厳冬期仕様に間に合いましたかね?これであと二ヶ月?三ヶ月?過ごして・・・そうすりゃ、花見だね・・・。

 スライド式?かなにか?もう一つ入り口を・・・考えながらの年越しかな?

冬支度その・・・一としましょうか かりん糖煙突卒業



 コイツが、当店の一番働いている煙突の突先となっています。この先に、煤がオコシ?かりん糖?の状態で固まって、封鎖してしまったたため、煙が逆流して、店内がマックロケノケの攻撃を受けたと書いたブログが、確か一ヶ月前頃展開したかと思います。

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 まあ、どこにでもある突先に見えましょうが、雨対策が考えられていまして、燃やす資材によって色々と状況が変わってくるんだろうな・・・とたった二年ほどの使用の中から推測はできますね。

 そして、推測どおり先端が煤の塊によって、閉鎖され、煙の逆流が生じたていたんですわね、それを撤去してから、薪ストーブは快適になっています。

 ただ、この形状のものですとかなり頻繁に掃除をしなくてはならないようなので、別形状のものへ変更することにいたします。

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 コイツに変更です!これは単にパイプをこのように組み合わせてスポット溶接しただけなので、込み入ったところがないぶん、掃除の必要性はかなり落ちるでしょうね・・・。やった・・・。

 なんかこれ見てると、某関西の野球チームのマークを連想してしまいますな、店主だけか・・・。

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 早速よじ登って、交換作業に入ります。さて、かりん糖煙突の先を見ると・・・、なんと、一月くらいの間に、砕けたかりん糖が結構溜まってんなあ・・・。このまま使用するとなると、やはり月一での掃除は必要になるでしょうな。

 でも今までご苦労さんでした。こんな風雨をもろに受け、酷寒の厳冬期、酷暑の猛暑の時期も動かされることなく、ずっとここで守っていたんだから、本当ありがとよ!

 ということで、新物突先に交換・・・。

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 しっかり煙突の経を計って120ミリもんを購入したんで、装着完了・・・。とはいえ元のを外すのが大変でした・・・。煤がタール状になってパイプの隙間に入り込んで固まっていたからですね。

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 はい、取り付け完了です。

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 構造が単純なんで、掃除も楽でしょう・・・ただし、ものがでかくなった分、空気抵抗が増えて、暴風になるとどこかに飛んで行ってしまうかもなあ・・・。銀テープでも巻いておくか。

 ハイ、かりん糖煙突の卒業でした!

ロードブレーキ台座のためのシャフト加工



 こういうアダプターがあるんですね、ピスト車体は基本ブレーキ取り付けませんので、街道仕様にしようとするとブレーキを取り付けなければならなくなります。

 その際フォークに穴あけ加工する・・・というのが基本ですが、ピスト車体のクラウンには曲者があったりしますので、穴あけ不可なんてことも起こりえます。

 そうなると、ヨシガイがやっている、フォークに台座を取り付けてそこにキャリパーを取り付けるというのをやることになります。

 それにプラスするところの、第三の選択として、コイツがあるんですね。フォークのコラムの中に、この臼を突っ込んでズラして固定するというやり方ね。

 ちょっとコイツには緩みという欠点がありますので、強くはおすすめしませんが・・・。これに付いていたカンパのブレーキなんですが、コイツをシマノに交換したいという。

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 これね、コイツを取り付けたいので移植してほしい、ということになった。なぜシマノか?というと、ブレーキキャリパー自身に解除の形式が付いているから、ということなんですね。

 なるほど、カンパはブレーキレバーを緩ませることでキャリパーを開くんだが、ブレーキレバーを緩ませられない種類のものだとキャリパー自身の機能の中でを開くことができない・・・。なので、シマノに交換したい・・・とね、なるほど。

 ただし加工が入ります。

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 このフロント用のシャフトはフォーク貫通用に長く出来てるので、この台座に取り付けるにはまずはネジ山を奥まで立てないといけません。

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 そして取り付けたあと、最長のところでシャフトを切らないとフォークのコラムに入りません。なぜ最長できるのか?というと、もし元の利用法=ロードフォークコラムへの装着、に戻したい時のことを考えてであります。

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 ハイ、切り取りまして完了。ではコラムに戻しましょうか。

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 取り付けは、ホイールタイヤ類への干渉ないように、取り付け、増し締めしていきます。緩むと外れる。ブレーキが外れるなんて洒落になりませんからな。

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 リアの台座へもシマノ取り付けしていきます。これもデリケートですね、店主も自作でやったことがりますが、コイツはなかなか微妙ですわ。タイヤをこれ以上太くすることはできないでしょうな。

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 この前後のブレーキキャリパーをこのブレーキレバー一本でひくことになります。上下ワイヤーで引きシロが異なってきます。

 前後どちらを先にどう効かせるか?なんてことに凝り始めたら、このブレーキレバーの調整は非常に難しいでしょうな。やってみないとわからないと思います。

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 黒銀のおしゃれ系チェーンを張って、完成です。これにてようやくの完成・・・。

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 NJSのパナソニックのクロモリフレームに、クラシカルなシルバーホイール前後履かせて、ブルホーンバーに癖ありブレーキ・・・。かれこれ15年以上前のブームの際によく走っていたであろう車体の完成ということになります。

 どうでしょう、今見ても、シンプルでかっこいいでしょ?

 なーんてな、それだけ自転車に関する選択肢場増えた・・・ということなんでありましょうな。ブームはこなくていいが、この手の自転車の愛好者はもっといてもいいかとも思う、硬派軟派織り交ぜて・・・。

あの自転車作っていないと死んじゃうおじさんの珍車であります!



 ウーン、外見も変わった自転車ですね。それを基体にやりたい放題やっているというのが、この車体でもありますな。

 その犯人は・・・、あの当ブログでちょいとばかり有名な「自転車作ってないと死んじゃうおじさん」なのであります。

 多分この車体の元はヤフオクとかで入手したんだと思います。

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 昔ちょっと流行った、BSの折りたたみ自転車なんですが、これがまたちょいと捻っている。

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 24インチなんですね。700Ç版は有名でしょうが、24インチはこの車体見るまで知らなかった。やはり機能的折りたたみというのであれば、これもありだよね。24インチなんてもっと利用されていいと思うんだが、キワモノ扱いだよね。リムもいいものないし、タイヤもねえ、碌なもんがない。

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 多段で組み付けていますね、実際これ引っさげて旅もしているようなので、山国である日本をうろつくなら、やはり多段でしょうな。

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 この辺のクランクも多分、余っていてなんかに使おうと思っていたやつを当てはめた感満載だね。ものだけじゃなくて、変な流通経路についても色々知っているようだね。アレ?台湾で見たな・・・なんてもん持ってくるからな。

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 このブレーキの裏に、リング錠なんかを付けているのも、実用性重視・・・、盗難の多い地域に旅行しても安心と言うやつだろうね。

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 この辺もクイックを利用して、工具を使わないでハンドルを外そうという魂胆が見えますね、まさに旅使用する際に自分のつける条件をほぼ全てこの自転車に呑ましている、ヤリタイ放題を実現できるわけなんで、やはり自転車いじってないと死んでしまうレベルなんでしょうね。

 ちなみにこの車体で、当店が手を下した箇所は一箇所もありませんね。

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 このハンドルにしても、フラットに、両端でないところにバーエンドバーを付けている。多分自分のスタイルや、長距離ノリながら探し当てた、彼独自の付け方なのかもしれないね。

 店主はフラットバーのような横手が苦手なので、こうした箇所に縦手があると、非常に助かります。

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 ふーんスタンドね・・・。これも折りたたんでも邪魔にならないよう、これを選んだんでしょうね。単なる軽量化よりも、どこでも自転車立てられるという利便性を重視したんでしょうな。

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 そして愛用のブルックスの革サドル。これも相性なんだろうな。店主は輪行自転車に革サドルは重いので、付けませんが、そこまでの愛着を感じた革サドル・・・育ててないもんな。

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 そんなわけで、実際乗りながら、自分の要望通り自転車をいじって実現させてきた要素がアチコチに見て取れますね。買ってきたそのままの自転車のわけがない・・・。こういうのは分かる人が見るとひと目で曲者車とわかる一台だよね。

 すべての自転車がそうあれ、というのではないが、このくらい自転車って変身できるんですぜ!ということは多くの人に知ってほしいと思いますね。

 なので、もっと多くを自転車に期待してもらいたいし、ワガママにもなってもらいたい・・・。程度問題もあるがね・・・。

オ!久々だな・・・受験準備はどう? オール阪神・巨人君たち



 えーと・・・ペダルを交換したいんですが何円ですか?ときた。

 何円です?懐かし響きだな、二つの頭が何かやっているぞ!

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 左ペダルは逆ネジだぞ!という意味わかったかな?多少時間はかかったが、なんとか交換できたね。

 しかして、君たちは何者だ?

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 おお、久しぶりだなあ、元気だったかい?阪神君じゃないか。

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 ということは、もう一人は巨人君だな。身長差は相変わらずのようだね。確かキミらは受験の真っ最中だったんじゃなかったっけ?

 そうなんです。何一段落ついたようだね。あとは風邪しかないように、油断しないように、着々と勉学に励むこと・・・なのかな?

 確か、この春だっけね、受験から逃げる目的で自転車に接近することは禁ず!とか言ったはずだったが、まあそれをよく守っているようだ。

 学期の隙間を狙って、気分転換兼ねてかペダル一個を取り付けに来た、いいんじゃないの?

 本来なら、自転車いじりして、どっか行って、本当は思う存分遊びたいんだろうが、あと二ヶ月か?もう少し我慢のときだな。

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 ゴールポストを羨ましそうに見上げる、オール阪神・巨人君たち、そう、あと二ヶ月だ、すぐ終わるよ・・・。十分に培った力が発揮できるよう、祈っているぞよ!

タイヤも変わって年末年始どこ行くの?



 それはメリダのグラベルロードだったわけでありました。

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 アルミで頑丈に組まれているフレームですね。水陸両用ではなくて、ロードダート両用自転車とでもいいますか。実際日本ではダート走行はそんなに簡単ではないらしいですね。昨年メキシコより一時帰国してきた山田さんの話によると、メキシコはダート走行やりたい放題!なんだそうですよ。

 そして、冗談じゃなくて、主なパンクの原因がサボテンの棘というのですから、ワイルドであります。

 この国で、厳密にダートレースしようとすると、結構大変で、地権者を探して一々許可取って・・・と、そこそこ知っている地域であっても手間がかかったことがありましたな。

 なので、ロードは攻めすぎ、マウンテンは流行ってないし・・・どうしようという方などに向いている車体かも知れませんね。まあ、ロードはある意味特殊な車体ですし、もう少し手前の自転車ってないの?という時、クロスバイクではなんか物足りない・・・という人向き、ということになっているのかしら?

 中にはガシガシダート道求めて走っている人もいるでしょうがね。

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 DHバーもついていますね、・・・ということは?分析不能です。でもこれが好きで乗っていたいなら、それはそれでいいでしょうな。

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 クランクは、前二枚、クラリスでも十分だよね。

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 8速でも、まあ十分だよね。チェーンも丈夫だし、トラブルも少ないしね。

 で、この車体は、じつは前日にご紹介した、チューブレスタイヤに装着し直した車体なんですね。

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 これね、まだシーラントがはみ出ていますが、もう少し様子見たほうがいいかな。しかし、何がいいかというと、やはり外周が軽い、とことん軽い。この軽さはちょっと試したくなった・・・。ただリムからホイールから何から何まで替えないといけないので、やるとしてもだいぶ先だろうな。

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 今朝方見ると、やはり空気は少し抜けていたので、再度入れ直しで様子を見る。これで漏れがなくなったら、ツーリングOKでしょうね。

 旅先でのトラブル予想。輪行で空気を抜く、飛行機に乗せるときなどやりがちですが、これ抜きすぎてタイヤがリムから外れると、これは大変ですな。高圧のプレッシャーをかけないと嵌まらないでしょうから。

 それと特にロードに乗っている人に注意なんですが、このくらいのタイヤになると意外と低気圧のタイヤなんですね。ロードのようにカンカンに入れてはいけません。勿論タイヤの適正空気圧をよく確認してから入れないと、高気圧でタイヤが外れてしまいます。

 旅先で外れても大変だこりゃ。

 でもその辺の困難を差し引いても、この回転の軽さは・・・代えがたいかもしれないね。うん・・・・。やっぱり試してみたくなってきたなあ・・・。

 この車体の持ち主さんは、スポーツ系科学の院生さんで、皮膚と筋肉の間にある、ある種の膜に注目しているというんですね。マッサージの際に、そこがどう機能するか?によって色々変わってくるんじゃないか?というところに注目している。まさに隙間、間の発見のようですね。修士論文が楽しみです。

 この休みに、チューブレスタイヤでアチコチ行きたいと、いうことでした。色々体験して、レポートしてくださいね!行ってらっしゃい!

ツーリング 輪行車体には車体なりの理屈があるようで



 ツーリング車体、主に輪行を利用してのツーリング車体なのだそうです。

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 小径系のツーリング車で、まあ隙きがないね。ドロップハンドルだし、エアロブレーキだし、

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 構造的にも単純で、構造的に壊れにくいですね、このシフターは。ただ、位置が位置だけに自転車倒すとここが地面と接触しがちで、最悪折れたりすることも、そこだけが玉に傷。

 なので、ダウンチューブにWレバーというのは、非常に構造的にも位置的にも故障しにくいという意味では頭一つ飛び出ていますね。

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 フロントのクランクに、アルテグラのものが使われています。小径ファンにはたまにこういう方、小径なのに一般部品や、わざわざ規格的にも載せにくいロードのパーツをわざわざ載せて喜んでいる人もいるようですね。

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 リアディレーラーは105という寄せ集め感満載ですね。で、不足のないツーリング車体なんだが、一部輪行するには、大変大きな許しがたき状況があるので改善してほしいということであった。

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 ところはリアのブレーキだそうだ。効かないの?というと、効く、と。では何が不満で?

 輪行するでしょ?そうすると後輪外しますね。その後輪を外す前に、リアのVブレーキを解除しまして、クイックレバーを解除して、ホイールを下向きに叩けば、通常車輪は落とせますよね。

 ところがこの自転車、ブレーキを解除しても開きが悪くて、そのためタイヤがVブレーキに引っかかって、落とすことができない。

 一々その開き気味のVブレーキにホイールを通すために、空気を抜いてタイヤをユルユルにしておかないと、外れないということになります。

 それはあまりにも面倒くさい。毎回のことだからね。ツーリング車体にとっては輪行は重要なんで、その度に、アチコチでいろんなイザコザが起きて時間は取られたくない、なんとかなりませんか?と。

 よく見ると、既存のブレーキシューがワイヤー解除で外開きになるんだが、シートステーにぶつかって、十分に開くことができない。

 十分に開くことができないので、リアホホイールがそのままの状態で外すことができない。空気でも抜いてタイヤぺたんこにしないと、Vの間をホイールが通れないという。

 毎回空気抜いて、また組み立てて一から空気を入れ直すなんていうのは面倒くさいね、コンプレッサーもないところでね。

 ではどうするか?と色々考えたんだが、そのシューが、シートステーに干渉しなければいいんだろう、ということで最もシューの形状で、前方と後方のアンバランスなやつ、前方のほうが極端に短いほうがいいんだが、そういうのないか?と探してる内に、見つからなかった・・・。

 もう既存のものをできる限り加工する・・・この道で行こうということに。

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 ということで、手前の写真のシートステーに干渉しそうなところで残りの部分をちょん切ることに。あとは引きシロの調整ということで、ワッシャーの位置関係を逆にしたりと、目立たないところでちょっと頑張ったりな。

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ということで、ほんの8ミリくらいのかけらは失っても、制動力には変わりはありません。急ブレーキかけるとロックもしますしね。

 そして、思い立ったところで、チェーンをトップに戻して、クイックを解除して、タイヤをポンと叩くと、ホイールがそのまま抜けるようになりましたよ。

 レーサーなんかではあたり前なんだが、いろんなもの付けたり、レーサーの規格外のようなことをやると、なかなか思うようにはいかなくなる。それがツーリングや輪行の際に神経に触るようなところだと、どうしても改善したくなる、というのは人情でしょうね。

 何だこんなことで?とそうでない人が思っても、当事者にとってはストレスフリーでツーリングができるということは何にも代え難いことなんでありましょうな。

 ハイハイ

チューブレスタイヤをはめる 道具は重要!



 今まで正面から取り扱ったことがなかったパーツ、というかタイヤなんだが、チューブラー、クリンチャーの次の選択肢である、チューブレスタイヤというのを今回初めて正面から取り扱うことにした。

 レースに投入されてもう何年経っただろうか?今ではこれが主流なの?それとも、出たてのときほどではない・・・という状況なのかしら?

 とりあえず、装着してほしいということなんで、やってみることにした。

 すでに、専用リムに専用リムテープが張られている状態だ。

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 そのタイヤはすでにクリンチャーとして使っているもので、そいつを外して、こちらに移植するということになる。

 その外しに関しては、密閉性を重視するタイヤだけに、ビード周りにキズ等が付いてはいけない、ということなので、こうした樹脂系のタイヤレバーを使うことになる。

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 文字通りチューブのないタイヤなので、リムに直接バルブを装着することになる。

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 空気漏れを起こさないように、しっかりナットを締めるんだが、工具を使うほどではない。そして、このバルブのついたリムに、タイヤをチューブ抜きで載せていくというか被せる感じだね。ある意味クリンチャーと変わりはない。

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 そしてこのタイヤがチューブレスにも流用できるものであることを確認、もしそうでないと凄い時間の浪費と徒労に終わるだろうからね。

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 あとはコンプレッサーで圧縮空気を入れていくだけなんだが、バルブにも長さがあるように、それに合わせて、空気入れのノズルの長さも、実はいくつか用意している。短いバルブだと、長いノズルでは届かない=使えない、からな。

 そういうことで、バルブ固定ナットもあるので、短い方を選択して、空気を入れるんだが、全く嵌まる気配がない。

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 それどころかシーラントがもれる空気と出てきて床が真っ白・・・、困ったもんだ。

 色々やってみたんだが、はまらない。もしかして、クリンチャーとして使ってきた過去が邪魔しているのかも?と思ったりしたんだが・・・。

 待てよ、空気圧が弱いんじゃないか?と思い立った。

 よくあるのが、はまらなければバルブのコアを外して、直で空気を入れると、嵌まる・・・なんてことがあるようだ。

 であれば・・・、道具を変えよう。直で入れるなら・・・、

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 コアを外して、このダストシュート系のほうがいいだろう・・・ということで、やってみた。

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 見事狙い通り!一気の圧縮空気で、タイヤのエッジがリムのエッジに、バチン!とハマる音がした!やった・・・。

 あとは指でバルブを抑えながら、コアを素早く装着する。多少漏れても気にしない、

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 そして、今度はコアの上から正規の空気の入れ方で、最高気圧まで入れ、タイヤをリムに圧着させる。

 ただし、まだアチコチから多少の空気漏れの音がする。その度に、再度空気を入れて圧着。

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 空気の漏れにシーラントが引っ張り出されて、その隙間を埋めていく。何度か空気を入れ直すと、音はしなくなってくる。

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 そして振れ取り台に乗せて、ホイールを回して、遠心力でシーラントを均等にタイヤ裏に広げていく。

 しかし、チューブがないというのが、こんなに回転を楽にさせるのか?というのは、改めて再発見だね。かつて軽量チューブに凝ったことがあるが、あれを思い出した。ただし、その比ではないね。

 なので、色々と癖はありそうだが、使っていたくもなるわな・・・。そうなるとリム、ホイールから替えないとダメなんだね・・・、それも大変だなあ。

 ともあれ、嵌めにくい時は、ノズルと空気入れから、ダストシュート系のより直接噴射ものの方に交換して、バルブコアを取って、圧縮空気をぶっこんだほうがいい・・・ということは、共有していきたいと思います。

 チューブレスタイヤの迷える子羊の皆さんへ!!!

ピストの載せ替え



 ピンストライパーといったっけな?エナメル系の塗料で手でかく、一時店主も練習してそこそこの線を書けるようになったんだが・・・。これはプリントというかデカールかな?

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 ここ見るとわかりますな、パナソニックのクロモリフレームであります。

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 元々リーダーというアルミの太めのピストに付いていたものをこちらのクロモリに移植してほしいということで、お引き受け。

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 どこかのショップのオリジナル系のブレーキ板でしょう。これ移動が難しいのか、太めのタイヤとかに対応するのが難しいらしいですね。

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 ケンタウロのカンパブレーキ、スケルトンにする前に加工をやめてしまったようです、かつてベローチェがそうでしたが、本当やる気あんの?と難癖つけたくなりますな・・・。この辺スケルトンでシルバーなんか普通につくってくれていたら、それでいいのにな。

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 セライタのフライトといえば、かつての名作、一時店主も使っていたな。

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 攻めているステムでありますな・・・。NJSのほんまもんです。

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 ドロップではなくて、ブルホーン系を付けています。かつての典型的街道ピスト仕様ですな。

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 一つのブレーキレバーで、一気に前後引くという曲者ですね。このレバー、作りに関して強度がないね。この一本にすべてのブレーキの命運をかける・・・というにはちょっと危険な気がしますね。

 レバーの軸が外れたり破損したりした場合、回避する方法があるのかな?ちょっと心配です。

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 デュラエースの持ち込みハブで、組んだもの。リムは20ミリのものでクラシカルな見た目を狙ったものでしょうな、なので、今回太いアルミから、細いクロモリになったということで、待った甲斐ありです。

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 リアもデュラエースで、固定ギアで勝負!ってやつですね。

 かつて・・・と言ってももう15年以上前かな?こんなのが多かったんですが、今では薄い層にはなっていながらも、もう少しこの痩せ我慢系美学というか、何というかね?このへんもう少し分厚くなってもいいと思うんだがな。

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 まあ、いいね、こういうのも・・・。うんもっと流行るというか、選択するものが増えていいと思うね、特に中年!刺激のねえ毎日送るには人生は短い、固定でも乗って少し緊張して、カッコつけて、痩せ我慢してみてもいいんでね?

 勿論見かけはどうやってもかっこよくはないだろうが、かっこよくない事を十分知りながらも敢えてやる所やり続ける所が、かっこいいんだよ!

地獄はないってよ!騙されんなよ・・・



 どうしても、クランクを取り替えざるをえなかった、その理由は、

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 この車体のクランクがベルトドライブ対応だったからね。ではなんで、ベルトドライブではいけなかったか?

 それはこのクランク部分を大幅な手入れをしなければならなかったからだ。

 その理由は?

 交通事故を起こして全身21っ箇所の骨折をして、生還した方がこれから乗ろうとする自転車だったからだ。

 気づいた時、デカイトラックの背中が見えた、その次の瞬間すべてを失う。

 気づいたのが5日後、病室だったという。担ぎ込まれたのが、工業地帯で何かと事故の多い地域だったため、非常に優秀な救急対応のできる病院だったそうだ。そこで一命をとりとめ。

 片足切断と診断されたが、都内病院へ転院してセカンドオピニオンによって、切断すら免れ、今はしっかり二本足で立つどころか、歩行もできるようになったというから、まあ奇跡の生還とも言えるかも知れないね。

 その話の中で、事故の瞬間から、病室で目が覚めるまでの記憶というか具合について聞いてみたところ。

 全くの無であったという。イヤ、無とも言えないような何か、イヤそれすらでもなかったようだ。

 もし救急医が間違って私が生還しなかったら、あのまま・・・だっただろう、と。あのままとは?

 あの瞬間とも、一瞬とも、永遠とも言えるし言えないような・・・、時間ということも言えるかわからない、あのまま、だったのではないか?と。

 「きっと亡くなった方は、亡くなったことにすら気づかないんじゃないか?」とその方は、おっしゃった。

 「つまり地獄は?」

 「ないでしょう。」ときっぱり言われた。

 賢者の知恵と言ってもいいかも知れませんぞ。「〇〇しなければ地獄に落ちる」とか、「今親族は地獄で苦しんでいる」等の脅しでもって、銭掠め取るような、詐欺集団には近づかないことでありますよ!

 宗教は死の淵源まで、近づく、近づこうとする衝動と切り離せないようなところは確かにありそうだ。しかし、真の知とは決して死そのものについては、語ることはないのではないか?と思われますな。まあ、だから知を越えた信に一気に飛躍するんだろうが、その飛躍自身・・・どうなんだろうね。

 死についての言説の殆どが、死=別の生、として語っているでしょ?先の地獄で生きている、という説なんぞは典型です。なので、その手の死の内容についての言説は全て怪しい、と思う。

 では、死=無なのか?というのも、その実わからないものだ。つまりは不可知として、その内容についてはぶら下げておくというというのが懸命なり。

 死=生でないこと、という形式のみで十分、その内容について語っているほぼすべての言説は、空虚でありましょう。

 実は店主の大叔母もかつて、あの似非詐欺集団より、クソみたいな壺を400万で購入し、騙されたという経緯がある分、それなりの恨みはある。その広告塔をしていた者があの様である。

 憎悪を表向き向けていた相手に、その実せっせと銭貢いでいた、しかもこともあろうに、38線を越えた国の武器開発にも使われていたという疑惑まであるという。まさに「コクソウ」に値するお方でありましたな。

 話を戻しましょう。

 その生還された方、右足がまだ固くて、十分に上に上がらない、なので、サドルをかなり高くしてその曲がりにくさに対応していたんだが、それ以上の工夫が必要そうですね。

 ということで、クランク加工に入ります!

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 165ミリクランクを大胆に短くしていきます。勿論一発で決まるとは限らないため、何度か作り直しも起こりえますね。そうした時、数の少ないベルトドライブのクランクではうまくなかろうということで、どこにでもあるチェーン用のに交換したというわけであります。

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 できれば極端に短くということで、130ミリにまずはしてみます。

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 手製の治具にクランクをかけて、

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 下穴開けて、

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 13ミリドリルを貫通させます。そして、

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 ペダル専用のタップを立てていきますが、これが一番時間と力のかかるところであります。

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 いやー我ながらうまく空いたな。30ミ後退しています、これなら「おお短くなった!」くらいは最低でも気づいてくれるでしょう。

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 先端部分を切り落として、整えてから、再装着。

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 上から見るとハッキリ長短の具合がわかりますね。

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 チェーンものだと、手持ちパーツでギア比の変更等も簡単にできますから、暫くはこれで行きましょう。

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 内装3段も、有効に使えるようにワイヤー等の交換もしっかりいたしましたぞ!

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 前輪はハブダイナモなんだが、発電しなくなっているので、回転の軽い従来のダイナモ付きランプをつけて完成。

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 まずはこれに試乗してもらいながら、リハビリに励んでもらいたいですね。今でも、狭い道で大きなトラックに遭遇すると、縮み上がるといいます。

 心の外傷も相当のものかと。ただ、より良きこれからの生に対して、自転車が、それも多々少工夫した、体と条件にあった自転車が少しでも役に立てるようなことができれば、自転車屋冥利につきるでしょう。

 何よりも店主自身のために、今後とも微調整など、しっかりやっていこうと思います!

 ※そう言えばあのリタリアのトップクライマーであった、マルコ・パンターニも交通事故の影響で、左右の足の長さに20ミリの差があったと聞いたことがあった。彼のクランクは左右同じ長さだったのかな?

新ジャンル サイクルバスケット 始めます!



 当店の木工部門というとこの人です。店主の同級生、かれこれ半世紀の付き合いになるコバイン。最近、杉並にある自宅を改装して、マーニという米粉のこだわりマフィン屋を始めたばかり。それが開業二ヶ月にして、もう人気店となっている。

 売れ残りあったら持ってきて、と言っても昨日も完売で申し訳ないと。場所がいいからといっても味がダメなら人気店にはなれずなので、早々に上昇気流を掴んだらしいね。

 場所は杉並区成田東4-38-18というと、どこだ?って感じだと思うが、それが杉並区役所の斜向かい、杉並警察の新宿より並び、剣道具屋さんの奥という杉並の官庁街にある。

 重数種類のマフィンなんだが、まあ一つ一つ手作りで、材料も相当こだわっている。中には新和菓子と言えるようなものすらある、なので自転車で青梅街道を走って杉並区役所付近に来てみたら、是非寄ってみてほしいですね。

 ということで、本題に戻りますと。自転車でできる球技って、サイクルサッカーというのがあるんだが、これは伝統的な欧州の競技ね。あとは、今どうなんだろう?一時流行るかな?と思われたやつに、サイクルポロという、棒振り回して、ボールをゴールに入れるやつかな?そんなのもあったんだが・・・。

 なんか店主は適当な思いつきってんで、サイクルバスケットなんてできないか?なんて与太話をしていたら、元バスケ部の主将であったコバインが、ならバスケゴール作ろうぜ!ということになった。

 このノリは、本当ガキの頃からお互い変わっていない。なんか思いついたら、すぐ作ろう!と色々やっていた。ドラゴンブームの頃は勿論ヌンチャクを自作して、頭にコブを作っていた。

 今木材は高い、ロシア産は特に高い。ところが、廃業した甘酒屋さんが廃材をたくさん持ってきてくれたので、それを使ってまず枠を作る。

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 できれば一枚板がいいかとも思ったが、今やかつての倍の値段だ・・・。自作しようと思っていたスピーカーも、暫くはお手上げだね。

 なので、ワンバイを並べて打ち込んで、

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 こんなもんをまずは作ってみた。そしてこれをどこに設置するか?ということで、周りを見渡すと、

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 一部の屋根を削って単管延長すればいいということに。

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 ガキンチョ共に板に落書きさせて、バスケットゴールを取り付ける。このゴール単体で売っているのね、それもすごく安く・・・。

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 ボードを鉄板板で挟んで、8ミリボルト五本でしっかり取り付ける。この鉄板は・・・

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 使っていない、外にあった鉄板から一部を拝借して、穴あけして、黒錆添加剤を塗ったものであります。

 そして、結構重いボード全体をエッチらオッチら持ち上げて、先の単管に垂木度目クランプを利用して取り付けた。

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 打ち損じのボールがプラの波板直撃しないように、ネットも張る。

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 脇からも入らないようにね。プラ板それで割れたら洒落になりませんからな。

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 はい装着完了!これでサイクルバスケという新種の競技ができるというわけだ、まだルールもクソもないがね。

 しかし、ちゃんと測って10フィートのところに設置したんだが、見る大人見る大人がみんなが言うのが「ええ?こんなに高かったっけ?」と。

 しかし、この高さにダンクとかするやつがいるんだから・・・。

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 とまあ、みんな投げてやってみようとするんだが、それが悉く外れる。ゴール開きなるものをやって十分くらいの間、誰も入らず、難しいもんだなあ・・・と。

 これを自転車に乗ってやるんだからね・・・。

 しかし、このところの不景気は凄まじいね、消費税十パーセント導入期も確かそうだったか、一体ものも銭も人も動かない、動くのは武器だけか?まずは経世済民を優先しろ!言っとくがな、国なぞ滅びたって人民は生きていかねばならないんだよ!

 もうこちらもヤケクソで、サイクルバスケ始めるからな!この野郎!

ツーリング車より格上げしてスポルティーフとしましょう



 ユーラシアというと、確かロードマンの最高峰・・・というような位置づけだったかな。少年時代仰ぎ見ながら、いずれはこれに乗りたい・・・と思っていた面々は、そこそこいたんじゃないか?と思われますな。

 それが、結構いい状態で入ってきています。

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 Qファクター問題を抜けば、この三枚ってそこそこ行けるんじゃないか?と最近思うようになっています。というのは、今流行りの目を覆うばかりのあのデカイスプロケと、超ロングゲージのリアディレーラーを回避できるからであります。

 好きな方はいいですが、あまりのデカさにちょっとギャグかよ・・・?と思ってしまう程のものすらありますね。遠くから見ると電動ユニットかな?思えるようなものもありますよね。

 そして、シルバーのこの手のクランク、やっぱりいいですねえ・・・と古い人間は思います。

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 700Çです。650Çだとツーリング車・・・という感じがしますが、700Çだと、しかも泥除けなんか付けちゃって・・・いると、スポルティーフ・・・という車体と言ってもいいでしょうね。

 こういうツーリング車とレーサーの間のような車体、もっと潜在需要があるんじゃないか?ともいますがね。殆どがクロスバイクなるものに行ってしまうのは、やはり量の問題でしょうな。その辺突っついてあまり効果なくなってきたら、今度はこの辺を・・・とも思わなくはないんだが。

 ただ、パーツがないよね・・・、パーツが。

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 こういうライト、好きな人いるよねえ。削り出しのリアライトに凄い銭積む人もいるようだしね。

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 とりあえずこのカンチブレーキで乗ってみるか。いずれ乗ってみて、交換したければしてもよし、見た目もクラシカルでそこそこ効くもの出てますんでね。

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 見た目は悪くはないんだが、調整が大変だね、シューの角度を決めて、その決めた角度を守って増し締めしようとするとずれる・・・、これを繰り返してうまくなっていく。

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 ボスフリーも探せば、見た目そこそこのものもあるし、探せば本当色々あるよね。中には10速用のボスフリーもあるんだよ!信じられないよね、世界は広い。

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 とりあえず、シフターはWレバーでいいでしょう。まずはこれで・・・。その内どうしても手元変速というのであれば、ボスフリーの歯を少し増やして、シフター交換してもいいかもね、そういう進化系も対応します。

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 行く行くは革サドルに交換してもいいかも。マジで格上のスポルティーフになりますね。そう、この車体の魅力の一つは、育てられること・・・。自分のセンス、好みに合わせてね。

 まあすべての自転車はそうなんだが・・・。

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ということで、シックに乗りこなしたいが、自転車がない!!!!という方におススメの、スポルティーフ・・・、試乗希望者募集です!

実用自転車化?



 これ自分で塗装したのかな?デカール類がちょっと浮いている感じがしますね。

 この自転車を実用自転車として快適に使いたいというご要望。具体的には、スタンドですね。

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 スポーツ系の自転車には定番の一本足スタンドですが、この自転車を荷物をそこそこ積むような実用自転車の使い方にしようとすると、一本足スタンドでは不安定で、時によっては倒れてしまう。そこで実用自転車の両足スタンドにできないか?というご要望。

 そのためには、

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 ホイールのシャフトに共締めをすることになるので、クイックレバー方式は諦めてもらわないといけません。なので、シャフト入れ替えしないといけなくなります。

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 ナットでしっかり締め込みができるように、シャフトを中空シャフトから、全ねじ状のシャフトに入れ替えます。

 そして、フレームのエンド形状に合わせて、両足スタンドを加工していきます。

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 そしてリアディレーラーを回避できるような迂回型の両足スタンドを選択します。

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 これが完成形。切ったり曲げたり、取ったり付けたりを何度も繰り返しますので、なかなか大変です。

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 安定感は大分確保できるでしょうな。

 あとは・・・、

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 このカゴはご自分で取り付けたようですが、もう少しこちらも安定感を確保したいということなんで、持ち込み金具を取り付けた。

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 ダボのないフォークに、金具で対応。他にやりようもあるでしょうな・・・。カゴやキャリアの取り付けは、まあ、クリエイティブなんですね。

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 前トリプル・・・これにも付いている。レースシーンその周辺では絶滅種でしょうが、まだまだエントリー系には残るね、このトリプルというやつは・・・。

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 このハンドル形状なんかも、実用車化をイメージして取り付けたんでしょうかね?

 ちなみに、

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 一本足スタンドが付いていたあとのペイントがハゲハゲだったのを、修正してほしいという依頼もありましたな。まあほぼ同色で修正ペイント完了。

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 ハイ、実用車化完成!

 泥除け、両足スタンド、前カゴ、フラット系ハンドル・・・、確かに実用車化ですわね。

 スポーツ自転車を実用車化して乗り続けようとする発想・・・、またその逆、つまり実用自転車をスポーツ自転車に近づけようとする発想、いずれもお受けいたします。

 流動性・・・、流れないと濁っていくからな。

パチもんなんだが まずはこれからだな



 なんて読むのかね?レイ・・・なんとかというのかな?

 当店に置かれた自転車なんですね。

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 フロントフォークを見てみると、サスペンションが付いていますが・・・。これ使えるのかな?

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 なんと見た目はダブルサスなんだが・・・、本当大丈夫か?な?

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 ウーン・・・、まあ実用自転車のハブとかわりないね・・・。そう、コイツは見た目はダブルサスのマウンテン系自転車のように見えるが、ほぼ完全にパチもんだろうな。

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 マウンテンライクなのに、折りたたみでやんの・・・、まあマウンテンライクだから折りたたみなのかね?

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 フラットハンドルなんで、初心者でも乗りやすいね。

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 リアのスプロケの枚数が6枚となっています。街道を普通に走るなら、問題ないですね。

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 何と前が三枚ついています、ちょっと前までこの手はそうですね。イヤ、暫くこの水準のものは前三枚かも知れませんね。3かける6で、18枚のギアがあります、もう十分すぎでしょ!

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 一体どんな目的のために作られて自転車なんだろうね?車に折りたたんで、キャンプ場か何かに行って乗るためなんかな?この手のパチもん自転車にはフレームに「この車体で山などに行って走らないでください」なんていう注意書きのあるものがある。

 この車体もほぼそうだろうね。ダブルサスが付いているからなんて、急斜面をガチで下りたりしたら、どこかがへし折れたりするだろうな。

 ただ、普通に街道で使用するには問題はない、なので、そのように使用すべし!

 行き先は、若い子らしい。色々病んでいるということも聞くが、この一見活気のある車体を見て、ちょっとこれ?自分が乗るの?という違和感の一つでも持ってもらいたいもんだ。

 その違和感は乗っている内に消えると思うよ、見た目ほど大したことないや、と気づくだろうから。でもまあ、今の自分にはちょうどいいかもね。まだまだ本物ではないながらも、適所であれば適材として役に立てられるという意味で、その時のその状態をまずは自己肯定できるようになれればいいんじゃないかな?

 そういう若い子と丁々発止、うまくやってくれ!そういう意味で君も立派な適材だよ!

かなり徹底した 実用車改造! ほぼ持ち込み



 実用自転車に700Çを履かせる、ついでにレーサーのパーツをゴッチャリつけてほしい・・・と、手持ちのパーツを持ち込んでの改造依頼が飛び込んできた。

 多少というか、大分アチコチいじることになりますね。俗にいうドミノだおしが起きるわけです。あるものをいじるとその影響下のパーツ類までもいじらないとならなくなる、その連鎖のことなんですがね。

 ここでもフォークを加工して、なんとか700Çをはめると、ブレーキアーチが届かなくなりますので、まあ色々とやらないといけないことが増えていくということね。

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 せっかく700Çにしたんで、その他レーサーのパーツなんかもふんだんにということになります。

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 ハンガーがないので、後付台座を取り付けて、そこにリアディレーラーを取り付けます。

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 9速のスプロケを取り付けて、それに合わせたシフターも選択する。

 そして、実用自転車に普通に付いているローラーブレーキは、ホイールに装着するものですから、そのホイール自体が変わってしまっては、ローラーブレーキ自体がなくなってしまいます。

 なので

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 板で挟んで、後付のキャリパーブレーキを装着することになります。これもドミノですね。

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 これもダブルのレーサークランクを持ち込んできたので、コイツをつけることになりましたが、フロントディレーラーは欠損していたので・・・、

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 たまたま同じ、ティアグラのフロントディレーラーがあったんですな。シートチューブの系も想定内でよかったですわね。

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 このハンドル周りは、ほとんどご自分でやったようですな。シフター取り付け、シフトワイヤー、ブレーキワイヤーなど取り付けて完成。

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 ここまで交換に次ぐ交換を重ねると、最初からこういう自転車があったようにも思えてくるから面白い。

 裏の影がうるさいねえ、今が冬至まで日の入りが一番早い時期なんで、ちょっと油断すると太陽がもういない。なので、街灯を使ってなんてやってみるも、こんな調子だと・・・またすこしロケハンしないとな。

 一部ではこの手の実用車改造が根付いたかな?ということもないが、総体ではまだまだでしょうから、この辺、まだ当店の勝負どころでありましょうな。

 そろそろまた勝負に出ていかないと、社会全体の不景気のせいばかりにはしておられんわね。
 
 ということで、鬼が笑わば笑え!来年は多少は勝負の年となるでありましょうな。

 走りの妥協が少なくて、実用性もあって、盗難の心配も少ないというある種街道では万能に近い改造実用車に力を入れ直す!なんてのもいいかもな。

迷い犬ならぬ 毎夜ピストが当店にいますよ!どなたの?



 ここ数日、このピスト自転車がなぜか無言のまま当店前に放置されています。

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 車体はFUJIのフェザーですね、黒です。

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 パタゴニア?のデカールが貼ってありますね。

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 その他の特徴とすれば、このホイールね。前後ホイールともに、

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 ハブがデュラエースなんですね。この車体にしては珍しい。こういうところを見ると以前当店を通過していますね。なんか記憶にありますよ、この車体。

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 リアも同じく、デュラエースのハブで組まれています。

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 付いているコグはフリーですね、固定ではありません。

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 この黒のクランクはフェザーに元々付いていたやつじゃないかな?

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 この辺のハンドルも、元々のものかな?ステムはほぼ確実だね。ブレーキレバーは・・・ちょっとわからない。

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 このサドルも元々のものかな?基本元々で揃えておきながら、

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 足回り、ホイールのハブだけは相当こだわっているという、かなり偏りのある車体なんじゃないか?思われるわけであります。

 さて、なんで、当店前に放置されていたんでしょう?ご本人がそうして、忘れてしまっている?借りた誰かが、置いていってしまった?それとも賊がもう逃げ切れないと思って、当店前に?

 ちょっとその辺わかりませんが、とにかく、お預かりしていますので、この迷い自転車・・・、心当たりのある方は、ご連絡・・・というより、直接ご来店いただければと思います。

 しかし、一体誰なんだ?


 迷い犬ならぬ、迷っている自転車があった!

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11月の下旬に滋賀県で起きた、3台自転車まるごと盗難事件も、まだ未解決である!こちらはどこかに迷っていってしまった自転車だ。何か情報がありましたら、こちらもお忘れなく、ご連絡いただきたく存じます!


BB受難のその克服



 当店オリジナル系のガチ街道ピストなのでありますが・・・。コイツには問題があった。

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 クランクをミケにしたところ、BBの欠品が大問題となった。互換性のあるものとしては・・・、シマノのロードクランク、ホローテックⅡのBBで替えられる・・・というんだが。

 確かにねえ、でもなんかキツイんだよね。ちょっとずつプラハンマーで叩いて入れると、グラついたのが第一回。

 それがダメだとわかったんで、一気にコーン!!!とばかり叩き入れたのが二回目。なんとか入ったが、気持ち悪い。なんかキツイのか?回転がいまいちだったんだな。

 なので、やはり純正ものを使うしかないということで、なんとドイツから引っ張ってきたという。ミケの本国じゃない。

 日本の代理店からは・・・、未だに入荷の目処がたっていないようだ。物不足はまだ深刻なり。

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 これね。ドイツから送料入れても、日本で買うより安い・・・、なんのこっちゃ・

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 うん、基本の構造は一緒だよね。シャフトがコンマミリの違いがあるのかな?なんで互換性を保たないんだろう?特許とか?

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 スペーサーも付いていますが、なんともぎこちない物でした。

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 多分この径にほんの少しの違いがあるんでしょうな。

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 無事装着して、クランクを通しますが、純正だけにスルリであります。

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 反対の方面。ただし、このクランクを取りつけるに当たっては、クランクの先がフレームのチェーンステーに干渉するんで、BBソケットそれ自身をだいぶいじったんでありますね。

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 他のフレームでも同じようなことがあった、一体ミケはどのタイプのフレームを想定して作られているんでしょうね、ドンピシャのフレームったあるのかな?

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 まあ本来のものの中に収まって、メデタシメデタシだ。

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 このクロモリフレームは走るね、とことん走るよ。

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 そして軽い・・・。この持ち主の方が、納車の時に何度も軽い!軽い!と連発していました。改めて持ってみると、確かに軽いね。

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 このクロモリフレームに、カーボンフォークの相性がいい。元々付いていたのは激重でちょっとそれはないだろう・・・というレベルのもの。

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 ティアグラレベルのブレーキをノーブランドとして取り付けています。

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 もちろん、固定ギアであります。少し軽いようですので、そろそろギア比が変わるかも知れませんね。

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 ハンドルは少し手前にオフセットした形状のフラット系ハンドルですね。通勤にも使われるようですね。

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 さて、意外と名車、隠れた名車である、この当店オリジナル系のピストフレーム、完成車。あと数本ありますね、大事に適所に持っていきたいと思います!

煙突騒動・・・



 もう今や季節的に大活躍の薪ストーブなんであります。もう炊かない日はないくらい。

 そしてこれを動かすと煙突掃除も同時に始まります。そんなの年一くらいじゃない?と思われるかもしれませんが、快適に使うのなら、当店の場合は月一くらいやったほうがいいでしょうね。

 それもただ掃除をすればいいというのではない。状態がこれまた変わることがある。単に煤が溜まるというだけじゃあないんですね。

 まず煙の逆流が始まる。なので店内がなんとも煙くモヤがかかるようになる。

 そうか、煙突に煤等が溜まったかと、そいつを掃除をするんでありますが、なんと掃除したその日に、継ぎ目から白い煙が出てくる・・・。

 アレ?掃除したはずなのに・・・。もう一度やるか・・・一度掃除をして煙突を揉むと、あとから剥がれた煤がまた溜まって、煙の道を邪魔することもありうる・・・。

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 煙突の角にある、蓋を外して煤を送ると、ちょっと前に取ったばかりなので、この程度しか出てこない。これだけで煙の通りが悪くなるわけがない・・・。

 特に、冒頭の縦煙突、コイツはストーブ直結の部分なんだが、ゴンゴン薪を炊いているのに、この部分が触れるほど熱くない。ということはどういうこと?

 今までは途中の煤を掃除すれば、なんとかなったのに今回は謎だ・・・。

 ということで、先端を外して検証だ。

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 この先端部分を外して、中を見ると・・・。

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 この部分なんですが、よく見ると・・・すすが固まってかりん糖のような状態になって、出口にビッシリこびりつき先端部分をつまらせていたんですね。こんなになるの?というくらいに。

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 袋に逆さに突っ込んで、ドライバーで突っついたり、柄で叩いたりと、とにかく固形の煤を割っては外して取り外すことを繰り返す。

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 ここまで溜まるか?というくらいにかりん糖がびっしりでした。ということは?

 そう、先端が詰まっているので、煙は内部にとどまって、ジョイントなどの隙間から溢れてくる。その煙の圧力が下からの熱まで伝えないということか・・・そして、薪の入り口から煙が逆流するので、建物内部が煙くなる・・・。考えてみれば当たり前なんだが、その原因が今までとは異なった分、その究明に時間がかかったということであります。

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 すっかり掃除して、元の位置に戻す。夕焼けの向こうに映える煙突。さて、これで着火して、実験してみるか。

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 着火開始!たしかに最近の状態と比べて、煙がこちらに出てこない。上昇気流が発生しているのが分かる。

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 ハイ、しっかり煙が出ていますね・・・。店内の方にも煙がたまらないので、久々に清廉な空気の中で薪ストーブを堪能することができました。

 これを維持しないと・・・ということは、月イチで掃除は必要ですかね。大変だが春までやるか・・・。

 こうした「不便」を日常の中に織り込んでおくことは、大変ですが、重要です。なぜなら、その逆の「便利」という言葉の別の意味が「他人任せ」ということを意味するからです。

 つまり「不便」というのは、「自分任せ」ということなんですよ。だから大変・・・。でも何かあっても、自分で対処ができるということ。ここ本質的ですね。

 ひねれば水が出る、お湯が出る、スイッチひとつで電気が来る、ガスが来る・・・。これって便利ですよね、スマホも便利ですよ超便利・・・。

 でも全て他人任せのもんですから、故障したり、不具合が出るとても自分で対処することは出いない、手も足も出ない、せいぜい金出してなんとかなることも、あるかもしれない・・・という塩梅。

 なので、自分任せ、自分たち任せ、というものを少々大変でも日常世界に織り込んでおくと、何か起きても自分たちで対処できる、ということね。

 そういえば、自転車だって、自分の足で体力で対処しなければならないという意味では車などから比べると「不便」なんですね。でもその分、乗り手が食べて休むことさえできれば、どこまででも行けるという、自分任せというのも自転車なんです。

 ガソリンが高騰して、枯渇して、車やバイクならスタンドに並ぶしかない、その横を自転車で移動できるというのが、「不便」の極みなんであります。

 その「不便」を日常にどれだけ織り込んで動かしていけるか?災害対策っていうのはこういうことなんじゃないか?と思いますね。

贅沢だ!糞ガキ軍団・・・



 トレックアルミ。レーサーじゃないね。マウンテン系だ。

 で?

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 あるもんで組んでやれ!とはいえ、結構贅沢じゃない?

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 なんでサスフォークなんだよ!!!街道走るのに、サスは必要か?

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 ガードがあって、前シングル?何ならダブルにもできるね・・・。贅沢だ!

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 9速って、これもスプロケ交換可能なんで、使い方によってはよりワイドなスプロケも入るねって贅沢だ!!!

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 フラットはドルだと操作性がいい?技がよく決まるって?

 何を言ってんのやら・・・。

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 アルミトレックのサスフォーク付き、マウンテンバイクって一端だよね。誰が乗るんだ?一体これをだ?しかし贅沢な一台だ!

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 何お前だったのか?!コイツは隣の子狸の幼馴染。8年前に越してきた時以来の近所の親友かな。

 まだ中学生なのに、この一台は贅沢だ!贅沢過ぎる!

 何やら、夜な夜な、マウンテン系の自転車で、ウィリーやら何やらやっているらしい。店主は完全無視しているんだが、大森社長に取り入っては、細かくパーツの入れ替えなどをやったり、なんか組んでもらったり、フレームをもらったりしているらしい。

 今回も、この近所のツバキン小僧が大森さんに組んでもらったらしい・・・。

 夜中に前輪上げて、ホイホイ走っているようだ。さっさと寝ろ!この糞ガキ軍団・・・。お前ら贅沢なんだよ!

 今後とも店主は無視を決め込む!

ブロンプトン・・・のはずだったんだが・・・



 折りたたみ小径の名車というと、これかな?と思います。ブロンプトンですね。勿論これ以外の折りたたみ自転車は星の数ほどありますが、これはまあ頭いくつか出ているかな?と思いますね。

 世にある、折りたたみ自転車の大半は、実は折りたたまれていないのではないか?という勝手な仮設を持っています。まあ検証したわけではありませんが、日々の使用の中で、収納上どうしても折りたたまなければならない条件を持っている人以外で、折りたたむ人って、余りいないんじゃないか?

 車で運んで行った先で乗ろう・・・というような場合はもちろん折りたたむでしょうが、一度日常の足になったら、まあ折りたたまない・・・、なぜって折りたたむ必要がないからね。

 なので、日常使いの折りたたみ自転車は、折りたたむことも時にはできる自転車として、使われている・・・、その内その辺の機構も錆びたりして、折り畳めなくなった車体もだいぶ見てきましたな。

 それに対して、このブロンプトンは折りたたむことを日常使いの中で使わざるをえなくしているんですね。なので、スタンド代わりに折りたたむ。下りては部分的に折りたたむ、乗ること、利用することの中にすでに折たたむことを織り込んでいるんですね、なので日常的に折りたたみ機構を利用する。

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 と言っても、毎回完全に折りたたむのではありません。このフレームのチューブにあるジョイントも、日常使いの中で使わなければならないところではありません。

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 もう一箇所ハンドルの根本にあるこのジョイントも、完全折りたたみをしなければ、使うこともありません。

 では、どこか?

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 サドル裏にある、この金具、コイツに簡易折りたたみの鍵があります。

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 こいつをパチンと外して、サドルを持ち上げるだけで・・・、

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 こんな感じで、胴体が二分されて、後輪が前輪に近づきます。この上体が通常の自転車でスタンドを起こして立てる仕草なのであります(逆に、サドルを持ち上げて後輪が元の位置に戻り、先の金具をはめれば、走行用に戻ります)。

 あとは、赤いフレームのジョイントを外してフレームを折り、ハンドル根本のジョイントを外してハンドルを倒して、サドルを押し込めば、即電車などに持ち込める小ささになります。

 簡易折りたたみから完全折りたたみまでの行程が実に簡単・・・だから、折りたたむことが日常化できる。通常の折りたたみ自転車とはその変が違うように思いますね。つまり、利用者に常に折りたたみ癖が付くということでもありますね。

 久々たたむ時、どうやったっけ?ということが起こりにくいでしょうな。

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 今回は後輪のスポークが数本折れたということで持ってこられました。勿論小径専門店でない当店は、スポークは切ってねじ山立てて作らねばなりませんが。

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 ハブは鎖で引く、スターメアーチャーの内装3段。

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 このアナログな感じがいいですね、壊れにくい・・・かな?

 そして今回は無傷だった前輪ですが、

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 ムムム・・・。前輪のハブが100ミリではないですね。74ミリというやつだ。これはダホンでも共通なので、このハブはそう遠くはない内に、交換して組み直したほうがいいかな?という状態でした。

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 ブロンプトンは開発した社長さんは自社製品の完璧をうたっているので、改造は好まないそうだ。なので、正直者はこのハンドル・・・を使うことになる。店主はやはりドロップ系にしたいもんだが・・・。

 あとは、ステムが長いので、ブレーキごとにたわむのが苦手・・・。今この辺相当剛性のあるものが出てきているようなので、もし乗るとすれば・・・試してみたいね。

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 杉並にある小径の専門店の見立てによると、本物のブロンプトンにはユニオンジャックはないという説があるそうだ。

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 さあ、小径に疎い当店はわからずじまい、調べようともいたしませんが、少なくとも形式はブロンプトンなので、それなりの使い勝手かと思います。

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 この車体で、ツイードのジャケット着ての本気レースをするというようなイベントもあるそうですね。車体そのものだけでなく、その周りのソフト、物語も重要ということですな。

 確かに、ただしその物語も嘘はダメで、かつ軽薄でもダメ、正直かつちょっと熱くて、重厚壮大であるに越したことはない。なんて物語号も、実は店主の構想にあるんだがなあ・・・。

お隣さんはマウンテン流行り!!!



 ゲーリー・フィッシャーといえば、マウンテンバイクの考案者と言われています、別の説もあるようですが。

 まあ、黎明期に活躍したことは事実でしょう、そして欧州の分厚い自転車文化に対して、ジャンルを作ってしまったという貢献は凄いものなのかも知れませんな。

 店主は、パンとコーヒーとマウンテンバイクには愛情がない・・・。何がうまくて面白いのかわからない・・・、最近パンについては少しわかってきたかな?相変わらずコーヒーの何が美味しいのか?そしてマウンテンバイクの何が面白いのか?よく分かっていない・・・。

 ちなみに最近気づいたのが、DJという職業についても全く分かっていないということが判明。結構当店周りには彼らの出入りはあるようです、実際敷地内でイベントが開かれたりしますが、あの音楽かけている人でしょ?で、それがなんで職業ということになるのか?選曲が好き=そのDJが好き・・・というのもわからない。

 好きな曲自分でかけて聞いてればいいんじゃない?としか思えない・・・。うん、最近店主のわからない、理解できないリストに上がってきたのが、DJってものかな?

 まあ、そんなことはどうでもいいんだが。

 今お隣さん達には、マウンテンバイクのブームが来ているようだ。

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 そのお隣さんというのはフィリピンから建築系の会社に研修に来ている労働者諸君である。少し出入りは変わったようだが、実際今何人かな?8人くらいいますね。

 仕事の行き帰りでは、お互いしっかり挨拶しますし、たまに飲みに来たりして遊んでいます。ちなみに同じ棟に日本人の労働者もいますが、全く挨拶なし、取り付く島がないという感じですね。

 システムに依存できる人は、人間関係なんかどうでもいいんでしょう、かえって面倒なのかな?

 どうでもいいんだが、この最近のフィリピン労働者諸君の間ではマウンテンバイクが流行っているようで、何人かがサス付きのマウンテンに乗り出した。

 当店が実用自転車を何台か上げたりして、それらも交えて使っているようだが、徐々に乗っている自転車の格差がついてきたぞ。

 そこで、たまになんだが、当店に自転車をおいていく人がいる、どうにかしてくれ・・・ということで。その中に、マウンテンバイク、またはクロスバイクのような自転車が混じっているんだが、格差はいけないとばかり、そういう自転車が混じってくると、彼らに上げることにしていたんだな。

 そうなると、かなり自転車が揃ってきている。ズラッとその手が並ぶとかなり壮観な眺めだし、気に入った自転車で仕事から帰ってくる彼らの顔は朗らかでもある。

 そういう中で、やってきたのがこのゲーリーくん。

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 結構いい車体なのだ、前三枚・・・そのうち貴重になるぞきっと、そして揺り戻しも来るだろうね、多分。

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 まあ、品不足もあって、いろんな謎もの使ってきたが、やはりシマノは頭一つ出ている。壊れないよね・・・。

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 ブレーキはシマノ!油圧式・・・なんだがちょいと複雑だ。

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 このリザーバータンクにはミネラルオイルを入れることになります。

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 ところが、フロントはエイビットのディスクブレーキがついています。

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 確かコイツには、ミネラルオイルではなくて、フルードという別のオイルを入れることになりますね。そこは気をつけないと・・・。でもまあ、調子が悪くなれば、当店に持ってくるだろうから、なんとかしてはやれそうですわね。

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 ポジションをいじった経歴がありますね。元の持ち主の方は、上体を立てたかったんでしょうな。

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 しかもその上に、ライザーにしている。まあこの辺は暫くはどうでもいいでしょう。まずは乗ることですな。

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 うん、整っていますね。これが渡った彼は運がいいでしょう。でも、彼らの中でじゃんけんしたり、これが喧嘩の引き金などに全くなっていない所がいいところ。

 聞くところによると、彼らはフィリピンルソン島の北部の山岳少数民族なのだそうだ。なので、仲間同士では少数民族語を話しているらしい、勿論タガログ語もできるし、英語も堪能だ。

 稲作ベースで棚田を作って生活してきた。山奥ということで、スペイン統治の影響も濃くはないそうだ。そして金の出る山ということで何度かスペインとの間で戦をしたらしいが、スペインが諦めざるをえなかったという意味でも、勇猛果敢な少数民族であるようだ。

 凋落途上にある日本、中国がトップを走り、それもいずれインドに抜かれ、インドネシアの台頭もドンドンリアルになってくるだろう。ジャカルタの地価は大阪のある地域よりも高くなったというニュースも飛び込んできた。

 ドンドン抜かれていく。そしてフィリピン平均年齢は28歳とか。日本の半分だ。いずれ日本からフィリピンその他の国々に出稼ぎ行く同胞も出てくるだろう、時間の問題だ。

 そういう時のためにも、交流が必要だ。優越感や差別意識などを捨てて、どこまで捨てられるか?そして、異文化と交流するためのタフな精神も必要だし、「郷に入らば郷に従え」という傲慢な態度も省みて、自国にいながら異文化から学べるチャンスとする、そうしたことを少なくとも店主は自らに課そう、と思う。

 格差と差別と分断と憎悪の醜い国になるか?相互扶助・相互理解を通じて融和と敬意のある真に美しい国になるか?後者のために動くことを自らに課そう、とも思う。

 もちろん自転車屋なので、自転車を通じて、できることの最大限を通じてな。

働く自転車の旗を立てる



 これなんでしょう?何だと思いますか?というほど引っ張る程のものではありませんが。

 塩ビ管なんですね。主に水かな?この中に通して移動させる一般の材料として使われているものですね。

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 その突先にこうしたパーツを付けます。どん詰まりにするパーツですね。その先端に穴を開ける、雨水等を逃す穴です。

 で、この塩ビパイプに色をかけます。

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 濃いめの青がトレードカラーで、あるお仕事する方のために作ったわけであります。

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 突先にもしっかり色をかけていきます。

 で、出来上がったこの塩ビ管を自転車に取り付けます。

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 荷台を固定している縦棒に共締めしていきます。金具二個でです。その金具も同色をかけています。

 ここに旗(ノボリ)を取り付けた竿を差し込むわけなんですな。

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 こんな感じでね。そうすると風で旗やノボリがはためいても、この位置だとホイール等に巻き込まれることもない。そこそこ高い位置であるので目立つ、下まで竿が刺さっているので、飛ばされることもないでしょう。

 あ、そうそう、

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 また抜けにくく、カタカタ音をなくし、旗の角度が安易に変わらないように、この手のストッパーも同色にして埋め込みます。

 強く竿を引っ張ると外れるようになっています。

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 ということで、ここに旗やノボリを立てて、働く自転車をして使ってほしいですね。そうそう、西東京市ではこの12月25日という、公私ともに忙しい時期に、わざわざ市議会選挙を持ってきているんですね。
 
 投票率を下げたいという、組織票の強いところの考えそうなところであります。もう利権とカルトは懲り懲りだよ・・・、地方議員にこそ潜り込みがあるというから一掃したいもんだが・・・。

 その選挙活動の際にもこれ、使えますね。

 他に物売り、技売りなどの仕事にも使えそうですよ。自転車で起業して、まずは一人で喰っていく道を作っていくというのも大いにありだよね。何の後ろ盾もないから心配だろうが、そうやって一人で頑張っていると、救ってくれる神というのが現れるもんだ。

 そこから実感できる社会という場が、本来自分が活躍すべきところなんだ!ということがわかった時、今まで一体内を恐れていたんだろう?と思うだろうな。そして、なんとはなしに、道筋というものが見えてき、相互扶助の仲間もできていくよ。だから心配はいらない!!!

 仕事はさせられるものだけじゃない、自らするもの、したくなるものだって、立派な仕事なんだな。いやむしろ仕事とはそうあるべきもの・・・であってほしいな。

小径とて舐めたらいかんよ



 なぜか知らんが、この手の車体がポツンポツンと当店を通過していくんです。

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 なんとビアンキ小径・・・、なんでだろう?どちらかというとおしゃれ車体に属するこの手のものが、出ていったら、またポツンと入ってきては、また出ていく。

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 ビアンキのトレードカラーである、チェレステブルーなんだが、これも時代や車体や工場?によってかなりのばらつきがある。やはり、鮮やかの逆のすえたチェレステ、くすむちょい手前ぐらいのチェレステがいいね。

 コイツもその手の色としては良い方だと思うね。

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 そして、やはりこの手にはドロップを付けてしまう。ちょっとしたツーリング以上の走りができるんでね。小径と言っても、ミニベロはかなり走ると言っていいね。

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 ドロップと言ってもちょいと裾野が広がっているやつ、フロントバッグを置いても下ハンが握れるように、少しひろがている。伝統的なツーリングドロップハンドルである、ちょっと出のグラベルなんちゃらとはだいぶ違う。

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 シフターはバーコン、なので、段数等の制限がゆるい。

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 リア多段、8速かな。街道では十分でしょうな。

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 このクランクだけは、元々付いていたものかな?この辺もアウターインナーの二枚にしたら、格が上がるが、その分値も上がってしまうので、今回はこのまま。

 この車体の実力が分かって、より遠出をしたくなったら、そうした改造をやるのもよしだ。

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 ホイールは20インチのHEなので、太さの種類は多い。

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 ブレーキはカンチだが、調整しやすいし、そこそこ効くから暫くこれでいいだろうね。荷物を載せて長距離を突っ走るようにでもなったらショートVに交換してもいいかもしれないね。

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 サドルの伸びるし、高身長の人でも対応は可能です。

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 試乗したら、一発で分かる、そこそこ走る小径車、ミニベロなのであります。

 試乗したい方、募集します。小回りも効くし、ちょっとした距離などすぐに乗りこなせるでしょう・・・な。

シングルちょっと変態系自転車



 こういうタイプの自転車や、似たような車体に車のハンドルをつけて走って喜んでいる人が、当店周りにいるんですねえ。

 特徴はまあ、変態系ということと、

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 必ずシングルギアであるということ。ただし、フリーか固定の二種類のみ・・・です。

 多段組まないんですか?と聞いても、美学なんでしょうね、シングルしか組まない。確かに美学的な方であるには違わない、別名オシャンティー大学学長なんて名前もあるくらいですから。

 そんなおじさんが組んだ自転車をその息子さんが持ってきた。オヤジさんにパンク直してもらったんですが、翌日空気が抜けているんです・・・。

 つまり直っていなかった・・・ということですね。なので、

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 チューブの穴を塞いで、パンク修理してあげました。しかしこのタイヤ、26インチなんですね。

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  勿論前後とも26インチ・・・、なので、今や珍しい鉄のホリゾンマウンテンのフレームをシングル化したということなんでしょうな。

 こんなのを見ると、正統の鉄マウンテンにして乗りたい!という希望者も出てくるでしょうな。そんな要望には目もくれず、シングルにして、ハンドルはなんと・・・

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 すっとぼけたチョッパーにしているんですね・・・、いかにも変態系、ただしリラックスして乗れるという点も確かにある。変にセンスがあるんだよなあ・・・。

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 たまにこうしたハンドルに乗ってみるのもいい、自転車の可能性の広さというか深さを感じるからね。なるほどこういうのもありだなあ・・・と。

 ただ、ステムから高い位置にあるのでその分テコの原理が働いてしまうらしい。それりゃそうだ、ブレーキかけて止まる時、この高いところから止まることの反作用の力を受けることになると、

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 このステムの固定やヘッド周りが通常の自転車の、通常のハンドルから受けるよりも、強い力の影響を受けるでしょうね。

 実際に、ヘッドパーツは緩んでガタが出ていました。定期的にこの辺の増し締め点検しないと、急ブレーキかけたらハンドルがパタンと前に倒れて不安定になってしまうこともありうるでしょうね、気をつけてねー。

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 正直なんて角度にサドルつけたんだよ・・・と思っていましたが、乗ってビックリ。チョッパーな分、体が少し後ろにのけぞりますので、このサドルの角度が絶妙というか、これはこれでもあり・・・と思えるんですね。やはり自転車のポジショニングは深いね・・・。

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 ほとんどお父さんの余りパーツで作られているような自転車なんだが、このクランクだけはちょっと決まっていた。なんかどこかで見たことあるなあ・・・。

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 しかし、高校生ぐらいの子たちがこんな自転車にのん気で乗っているって、なんか余裕があっていいね。何を急ぐでもなく、ゆっくり生きていこう!という感じだ。

 さて18歳だろ!進路はどうする?!進路は?!なんて制度的な詰問が来てもおかしくはない年齢で、まあ、こんな自転車乗ってゆっくり考えますわ・・・でいいんでねえ?

 そう、もう店主らが強迫されてきたような、学歴に職歴に生涯賃金に年功序列に・・・なんて構造はもうとっくのとうざに崩壊している。今はボーナスなんて言葉ですらもう死語だろう?国会議員と公務員、大手企業のほんのひと握りのものにしか支給されない特権となってきているようだな。

 そんなもう別の国に成り下がってしまった中で、どう生きていくか?頭をフル回転させて、関係作って、体を鍛えて、ゆっくり考えるしかないだろう・・・。

 次を開いていくのは君らだろう、もう殊にこの国のオヤジ連中は、あれば既得権益を手放して、もう黙って任せたほうがいい、あとは余生を碌な状況しか若い子たちに残せなかったことを猛省しながら死んでいくしかない・・・。

 ゆっくり考えよ、先は長い・・・。

普通ありえないツーリング車・・・だね



 まあ、そんじょそこらでは絶対に走っていない、ツーリング車がやって来た。ある種の名物おじさまの作なんだが・・・、その輪に輪がかかった感じがまたすごい。

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 26インチの、完組みホイール。シマノものなんだが、ハブは優秀、そしてデザインも斬新だったと思うが、このスポークとスポークの間の空いたホイールは、調整が大変なのね。リムが頑丈なので、こういう組み方も可能なんだろうが、一度狂うとまあ調整が大変だ。

 わざわざそんなものを選ぶ、しかもご自分で組み直したとか・・・よくやるわな・・・。ツーリング車なので、泥除けも付いている。

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 リアも同じ形式なんだが、このフレ取り依頼でやってきた。折れたスポークも、同種の別ホイールから外して流用、よほどお気に入りなのね。

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 そして一番の驚きがこれ・・・。ただのドロップハンドルではない・・・、シフターをよーくご覧あれ、オオ!と思うわず声を上げた人は5人ぐらいいるんじゃないか?

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 そう、10速時代のカンパエルゴパワーをシフター兼ブレーキレバーとして選択しているということ。そしてこれでもしかして?と訝っている人がいれば、あなたも同類ね・・・。

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 やっぱり・・・と当たっていた方、あなた同類です。そう、シマノのXTRのリアディレーラーを仕様、シマニョーロでやっているわけです。

 このリアディレーラーって、ロートップという通常のものとは逆の動きをするんですね。それでも使っている・・・。確かに引きシロの間隔は動きは逆であっても同じなんで・・・冷静に考えればそうだと分かるんだが、実際に実行に移すとなると・・・まあよくやりましたねえ。

 何言っているかわからない人もいるかと思いますが、シマノとカンパの間の互換性はほぼ皆無、それをわざわざ取り付けようというんですから、曲者に決まっています・・・。

 ある種店主も同じことしているんですが・・・。

 この調整も結構癖があって、ハンガーの角度を変えてみたり、ワイヤーの固定位置をずらしたりと・・・やれることすべてやって、やっとできる・・・というのがこれなんですね。小細工パーツを取り付けてやり抜けるという手もあるんだが、何もそれらを使わずにやるというのがちょっと醍醐味・・・手間はかかるが・・・。

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 フロントブレーキが、これまた調整しにくいギロチン系のカンチブレーキ。シューの向き・・・、これも経験のある方の判断なので、このままに。

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 リアブレーキがXTRのVブレーキ。これに馬蹄が付いている・・・。その理由は、

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 一見細いが、アルミフレームなんですね。アルミだとたわむので、馬蹄を使って強度を上げる、ということなんです。

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 何か余っていたクランク・・・という感じがしますね、あるから使おう・・・。まあ、今までいじった数十台の自転車とパーツがありそうなんで、こういうパーツも唸っているのかも知れませんね。その中から、一番バランスのいいものを選んだのが、これだったのかな?

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 また、市販では絶対に登場しないある種変態スペックとも言えますね。何かあっても自分で対応できるんなら、これでもいいんです。

 乗り手としても、いじり手としても、自分でなんとかできる・・・というのであれば、こんな自転車も登場することができる・・・。そういう「手」が生じ得る条件と環境を守ること、作ることも、当店の有り様と深く関係があることなんでありしょうな。

 まだまだやるべきことはありそうです・・・。

固定に乗ってみない?



 もってこいの固定ができたぜ!

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 トップチューブが曲がっているが、これは正面衝突してできたものでなく、最初からこういう形なのだ!

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 ハブダイナモなんで、街道上では非常に便利なのだ。もちろん、

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 ライト付きなので、日の短くなった今頃からは非常に役に立ちます。何故って、電池や充電の手間がかからない、LEDが壊れない限り、延々使えるという優れもの。

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 前シングルで、チェーンガードが二重に付いている、だから何だ?というもんだが。ズボンの裾を締めずに済みます。

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 そして何を思ったのか?固定ギアで仕上げました。通常の街道自転車を固定にする意味は?というのは物好きだから。と同時に、通常使いしながら、自転車に近づくため・・・。ペダリングを自転車から習うため、オートマよりもマニュアルが好きな人のため・・・、理由は色々ありますがね。

 このハブをよくよく見るとだな、

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 固定専用ではない・・・、なので、シングルフリーに交換することもできる、これは当たり前なんだが・・・。ちょっと手間をかければ、多段のボスフリーに戻すこともできるだろうね・・・。

 スペーサーを移動して、ホイールのセンター出しをして・・・などかなり大変だがなんとかなりそうだ。

 そういう意味で、変幻自在の基体ではありますな。

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 今回は、この少ししなったフラットバーを付けています。店主もこのくらいなら許容はんいかな?ガチのフラットバーでは十五分持たないんだが・・・。

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 とにかく、シンプル!シンプルなんです。車体がシンプルだけに、乗り手のセンスが問われます!!!!とか言うとプレッシャーかな?

 トラブルも起こりにくいし、盗難もされにくいし、なんかポリシーなんかもありそうだ・・・。こういう車体を求めていた!という人物は多くはないかも知れないが、必ずいる!

 そういう人向きのピリッとした一台です!

 試乗してみなされ!

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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