メールフォーム
一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |2023年09月 tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
fc2ブログ

一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

あの幻となりつつある 工房飲み! 再開しようかな?



 最初はそれきっかけに苦手な掃除でもするようになるだろう、なんてことで始めた当店の工房内でやる飲み会、人呼んで工房飲みだったんですが、いつの間にか消滅してしまった・・・。

 別に特に掃除がうまくなったわけでもなく、工房内がきれいになったわけでもないんだが・・・自然消滅してしまった。

 20160922_105515_248_convert_20160922121614.jpg

 流石にモノが増えてしまった現在、こんな感じにはならないとは思うが、それでもきれいにしようという動機は活かせるかな?ということ。

 20160922_105522_867_convert_20160922121540.jpg

 そして狸市なんてバーができてしまうと、これはこれで仕事になってしまうので、ざっくばらんというわけには行かなくなります。

 もっと自転車のことや、ツーリングのこと、その他同好のよしみでもって会話や交流というものを商売という大枠を少しズラしてできないか?なんてことを考えると、やはり工房飲みを再開するのがいいかもね・・・ということになりました。

 20160922_105548_537_convert_20160922121558.jpg

 工房内は冷暖房施設もないので、この秋ぐらいから再開してみるのもいいかもねということに。

 20160921_202323_574_convert_20160922121654.jpg

 形式は確か・・・、1人一品持ち寄り、固形物・酒・飲料などかな、それから参加費はその時に応じて、ちょっと凝ったものを出す時は2000円位かな?それであるだけ飲み放題、食べ放題・・・でやっていたと記憶してます?

 回数が進んでいくと、次回は羊の骨付き肉と赤ワインで・・・とかに展開してもいいかもしれませんね。

 工房内ですから、多少の煙はいいとして、なんか炙ったり、最後に新米出したり・・・、参加する人たちの意向を踏まえて発展していくかもしれませんね。

 あれ?哲学カフェもやるっていいましたよね、似たような展開かもしれません・・・。

 来月、10月かな、多分金曜日になると思いますぞ。決定しましたら、本ブログ等で公表いたしますので、是非ご参加ください!

 さて、どうなることやら・・・ですが。
スポンサーサイト



あの足こぎ車椅子 コギーややってきた 後輪交換その他



 オオ!久々に登場ですね。足こぎ車椅子のコギーです。

 んん?足で漕げるんなら、車椅子の必要ないじゃん・・・と思われるかもしれませんが、長い距離を歩けない方は存在するんですね。足は動く、そこそこ力は出せる、ただ長い距離、長い時間歩き続けることができない方のための、車椅子とでもいいますかね。

 店主は、これはそうした狭い範囲の方々のためだけでない、寝たきりからの回復、リハビリのためなどにも大いに活用できるんじゃないか?と思っているんですが。

 あまりいじらない期間が長くなると、施工内容忘れてしまいますが、その手前くらいで来てくれますね。

 384788263_6727674000645044_2986831073709404992_n_convert_20230930175321.jpg

 さて、今日は後輪の交換・・・ですね。この8インチの特殊系タイヤは事前に送っていただいています。

 385258098_6727675773978200_2547707772383841503_n_convert_20230930175341.jpg

 このコギーのステアリングを決める小さくても重要なタイヤであります。ほぼツルツルね。

 と、あれ?

385319262_6727675127311598_1220582373569264554_n_convert_20230930175404.jpg

 ステアリングの要たるヘッドパーツのテッペンがないね、外れて落っことしたんだろうな。これじゃあ、ガタガタするわな。この辺も含めて、直していこう。

 では、車輪を外すところからだな。

385244779_6727675403978237_6875737014046235930_n_convert_20230930175423.jpg

 13ミリのナットを外すと、横シャフト一本が抜けて、まあ、比較的簡単に車輪は外れます。

384788326_6727674250645019_277569673881693792_n_convert_20230930175446.jpg

 チューブには問題ないので流用します。

 385285813_6727675560644888_2621361969180211427_n_convert_20230930175506.jpg

 狭い中、バルブをサイドに向くように、半ば強制的に引っ張りヒネリます。こうして癖を付けておかないと、通常の空気入れの際、空気入れの口がホイール内で邪魔になって、いつまで経っても空気を充填できなくなってしまいます。

 384787161_6727674140645030_3343761613637589445_n_convert_20230930175527.jpg

 さっきの逆パターンをやって戻します。ブレーキの調整なんかもついでに行いますね。

 385416864_6727674173978360_7124894891492916990_n_convert_20230930175548.jpg

 最後になくしたヘッドパーツのテッペンをありもの探して取り付けます、オーバーサイズのスレッドヘッドセットって、意外とないんですね、今や殆どがアヘッドなんでね。

 でもこのパーツはアヘッドでは全く異なっているので、こうしたレアなパーツも普通に扱う、当店ならではなありもの箱からの提供でありました。

 後はバラけたグリップの交換とかかな?どうしても自転車は完成車という意識が強くらしく、一つ一つのパーツによって出来上がっている、という意識がない方が多い。

 なのでグリップすらもバラバラ上体をテープで止めてなんとか使用し続けていた・・・。そんなもん交換部品なわけで別のグリップを加工して付けてあげたら、なんか重宝がられましたね。

 384784924_6727674300645014_3569599651914049825_n_convert_20230930175846.jpg

 まだまだ改善すべきところはあると思いますが、まずは今ある中で最善状態にして、お戻しいたしました。

 今後このコギーを広める活動なども、一緒にやっていくかもしれません・・・。そうしたら、できるだけ自転車部品でコギーを組めるように、アチコチ改造してみたいもんだね・・・。

 いつごろ実現するだろう?

ホイール踏んだな?!



 施工が続くことって結構あるんですが、車体が続くこともママありますね。これはダホンだ。このところ、ヤフオクで落としたダホンと、店主の長年シフト調整で悩まされた台湾一周号があったんだが、ダホンだらけだ。

 で、今回もやってきた。

 382236946_6727386654007112_4532870659860438184_n_convert_20230930160831.jpg

 しかし、見た目頑丈に作られているね、まあそれなりに硬いが。

 384561734_6727386100673834_3908989020832927201_n_convert_20230930160157.jpg

 そして今回ちょっと見直してもいいかな?と思うのが、この辺のジョイントがしっかりしてきたこと。かつてのグンニャリのイメージがない。

 非常に強度もまして頑丈になってきている。こいつに戻してもいいのかな?と一瞬思ってしまったが・・・。

 382241596_6727386270673817_3064525790392515459_n_convert_20230930160142.jpg

 ただ、T字ハンドルで、ゼロステム・・・。これにドロップ付けられるのかな?仮に付けられても、ステムがゼロだと腕折りたたんで走らねばならないだろうな・・・。ということで、暫く台湾一周号は自作ピラー改造ステムにしておくことに。

 384793207_6727385024007275_3531395127908851236_n_convert_20230930160212.jpg

 で、今回の問題は、このリアホイールのこと。どうもクイックを盗まれたらしいんだが。その際リアホイールに蹴りか乗っかりをやられたらしく振れている・・・ということなんだな。

 それをどうにかできないか?

 ホイールに外からの力で曲げられたものは高い確率で、修復不可能なんだが。どんくらいの力で、どのくらい振れたか?にもよる。

 そして、こいつは幸いなことに小径・・・、ということはワッパ自身が小さいため、それだけ強度もあるので、曲がりにくいという利点はあろう。

 ただし、それでもさらなる力で曲げられたとすれば、それを修復するのは700Cのそれを矯正するより難しいだろう。

 384768333_6727385187340592_1793278153758448928_n_convert_20230930160227.jpg

 とにかく、今回は真円を出すようにホイール調整をする。そしてお返しして、暫く乗ってもらいながら様子を見る。少し振れては直すを繰り返せば、いずれ安定する可能性もある。

 または、直してもすぐに似たような振れをおこすようであったら、リム周り一式交換したほうがいいとお伝えした。

384760031_6727385067340604_862885575885761851_n_convert_20230930160243.jpg

 しかしパーツを盗まれるだけでも損害なのに、蹴りまで入れられて、破損食らうとは、よほど素行の悪い賊であるな、まったく。

 今回及び、数回で落ち着いてくれたらいいが、そうでないとしたら・・・、451のリム探すのだけだって大変なんだぜ、勘弁してくれよ!という感じだ!ろくな死に方しないぞ!

重い実用車を少しでも軽く



 まさか本気で、タイヤメーカー?のダンロップが実用自転車を作っているようには思えないんだが、自転車屋なんかやっていると、ちょこっと見かける車体でもある。

 しかし、今まで扱ってきたダンロップはなんか重いんだよね。ズッシリという感じで重い。なんでかしらんが重い。

 だったら、少しでも軽くして、少しでも乗りやすくして、再生しようということで外す!

382242072_6727251190687325_1260920326569872107_n_convert_20230930150730.jpg

 泥除け外して、荷台も外す。

383400978_6727251127353998_370504421363352118_n_convert_20230930150657.jpg

 ハブダイナモとライトは残して、フロントの泥除けも外す・・・。

 あとはカゴも・・・。

 384239936_6727251264020651_2906109825522611102_n_convert_20230930150625.jpg

 高機能系は残す。多段のボスフリーやディレーラーなんかね。ただ、もっと気合を入れたら、バンドブレーキを外して、キャリパーにするんだが、今回は安価で出すことにしたので、あまり手はかけないことに。

 382230239_6727250964020681_6260679630563314634_n_convert_20230930150713.jpg

 前カゴは外したんだが、ご要望があれば即取り付けられるよう、金具はそのままに。本当に使わないのであれば、外してもよろしい。

 ハンドルはほぼそのままね、手間をかけない。

 384559019_6727251404020637_1504159447291306183_n_convert_20230930150746.jpg

 ポジションで一番要となるサドル、こういうところは最優先なんだが、これ以上高い位置を必要な方は、ピラーの交換が必要になりますが、それはオプションとなりますね。

 といういことで・・・

384561260_6727250944020683_5370018020119023890_n_convert_20230930150555.jpg

 多段で、ハブダイナモという高機能、泥除けによる空気抵抗排除、その他軽量化という実用車としては使いやすい状態にして、再生させましたので、通学通勤等そこそこ使える車体だと思われますよ!

 オット!チェーンカバー外すの忘れた!!!!

タンデム自転車を 福祉車両にする会!勝手に会長就任!



 この7月1日より、相当遅れながらもようやく東京でのタンデム自転車走行が解禁になりまして、多少時間をかけても、この手の車体の広報等に力を注いでいきたい、と思っている次第なんだが。

 それもただ単に、タンデム自転車は面白い!という側面だけでなく、福祉車両として、大いに役に立ってもらいたいという願いが込められている。

 超高齢社会を迎えているこの国において、自転車寿命を伸ばすことの意味は大変大きいだろうということ。想像してみてほしい、ある日から突然自転車に乗れなくなった日々を。行動範囲は相当縮まるだろうし、それに連動するように出不精になるんではないか。

 ちょっと自転車で行けたところにいけなくなる、バスなどの交通機関を探さねばならない、運良くその方面にあったとしても、ドアトゥドアというわけには行かない。非常に不便を感じるのではないだろうか?

 しかも、超高齢社会では、公共交通を支えてくれる人員も相当減るだろう。すでに現在ですらタクシーを拾うのが大変になり、コロナなどが発覚するとある区間のバスの運行を激減させねばならない事態が発生している。

 今までのこの国の基本的機能、当たり前だと思っていた機能が完全に低下していくだろう・・・、しかも加速度的に。

 そうなることが分かっている中で、自分で自転車に乗って移動できるという自転車寿命をできるだけ長く伸ばすことは、思っている以上に社会的責任のある仕事なのではなかろうか?

 なんて、誰にも頼まれなくとも、期待されなくとも考える店主なのである。

 そういう文脈に置かれた、タンデム自転車の可能性も決して低くはないだろう。例えば、この車体。

383005118_6720437724702005_3544025587023811819_n_convert_20230928215953.jpg

 後部座席はまたがりやすくできている。

383400929_6720437528035358_2413296947245794019_n_convert_20230928220008.jpg

 ハンドルも無理なくもてるポジションにできている。

 382677361_6720438031368641_8465247937465120898_n_convert_20230928220024.jpg

 普通なら、タンデム自転車の後ろと前の回転数は同等にするものだが、このタンデム自転車はこの前のギアと、

382241652_6720437891368655_2451587017225636572_n_convert_20230928220039.jpg

 この後ろのギアに差を設けているので、後ろに乗る人は回転数が少なくなるようにセッティングされている。

 とここまでは10年前から考案してやってきたものだったが、今回はこれに革命的なクランクを取り付けることによって、本来なら前後の運動量1:1のところを9:1にまで偏らせることに成功したのであります!!!

 その革命的クランクがこれ。

382241652_6720437891368655_2451587017225636572_n_convert_20230928220039.jpg

 はいこれは数日前チラ見せで、公表したものであります。クランクの中心から50ミリのところにペダル穴を開けなおして設置したもの。なので実質クランク長50ミリね。

 383335459_6720437831368661_1083535978945396731_n_convert_20230928220055.jpg

 そして勿論反対側左クランクも、

382990521_6720437951368649_5338915791411588284_n_convert_20230928220110.jpg

 50ミリにしています。これ原理的にはクランクの中心軸にペダルを取り付けると、もうクランクを回転させる力は0になり、ペダルはただの足置き場になります!それも車体によってはあり・・・。

 では、50ミリというと、これはほんの少しであれ、クランクを回す力に寄与します、ただし運動量はほぼ0に近いです。実際に乗っていみるとわかりますが、意識しないと回しているという気になりません。

 こういうことから運動量は前のパイロットに比べると9:1ということが頷けると思います。つまり、後部に高齢者を乗せて走る際、その高齢者の運動強度をかなり下がられる、ということを意味します。

 この辺は、変更可能なため、ペダルとどこに取り付けるか?ということで運動強度の比率を変えることも可能になるでしょう。

 元気な内にはウンと踏んでもらって、高齢者になって力が無くなってくるに従いペダルの位置を短くしていく・・・。そういうことで対応可能になるでしょうな。

 また体に障害がある方は、その障害に合わせて、後部周りの機能を変えていけばいい、勿論限界はあれど、知恵を出し合えば、自転車を諦めた人が再度自転車生活に戻ってくることが可能になる。

 タンデム自転車の可能性を福祉車両として、広めていければ、と考える。福祉政策の中にタンデムを織り込んでいき、補助金制度や社会的インフラ整備(各駅三台分のタンデム駐輪場設置義務)などと展開が起きていけば、暗い将来しか見通せないこの国の未来に一条の光が差し込まないとも限らない・・・。

 相変わらずの、誇大妄想もこの辺にするが、決して実現不可能なことではあるまい。時間をかけても、広めていく。その先には、この車両を必要としている人が必ずいる!という信念のもとにだ。

 382981386_6720437508035360_9139926013578983211_n_convert_20230928215935.jpg

 ふと、小池の都知事が、タンデム解禁を一年早めてくれたら、父と乗れたかも・・・と思うと・・・。


377930993_6655485941197184_4364647280536894662_n_convert_20230911204036.jpg
※明日は奇人サカキマンゴー氏のライブがあります!是非おいでくだされ!!!

煙管用の火皿を東西パイプ兼用にする!



 なんとも風情のある煙管用の火皿をいただく。使い方というと、吸い終わった煙管をだ

383156734_6712802352132209_3498767722721520030_n_convert_20230926235932.jpg

 このように、ちょいと勢いを付けて、鉄皿の端に煙管の頭を下にぶつけると、灰がさらに落ちる、それを数度繰り返すような使い方をするんだが・・・、流石に煙管用なんだが・・・、

 一方洋物パイプでこれをやろうとするとだ、

383227566_6712801995465578_1810532657178684709_n_convert_20230926235948.jpg

 ブライヤーという固い木であっても、流石に鉄にぶつけてしまっては欠けてしまうことだって考えられますな。このままでは煙管にしか使えない。といって洋パイプ用にさらにもう一つなんていうのも面倒だ。

 パイプもんの何がいいかというその一つとして、吸おうとする際、灰皿を探さなくてもいいということなのだ。灰なんて、紙タバコと違って最後に少し出るだけのもの、最初から用意しておく必要もない。

 なので、そんなものを複数置くのも野暮ったい、ならこれ一個で済むよう加工できないかね?

 382709433_6712802252132219_7139740997154668933_n_convert_20230926235733.jpg

 火皿を外してひっくり返してだ、

 382486535_6712802185465559_2876723712698393003_n_convert_20230926235748.jpg

 後ろから穴を開ける!鋳物だから多少分厚くても軟らかい。

382463845_6712802472132197_3363172745092287687_n_convert_20230926235806.jpg

 そして裏からビスを通す!なんのために?ハイ、こうするためにであります。

382597910_6712802155465562_3854475146230397646_n_convert_20230927000003.jpg

 ジャン!シャンパンのコルクを止めるためにであります。で、このコルクで・・・?

383005235_6712801922132252_7797857861692063760_n_convert_20230926235826.jpg

 ハイ、洋パイプの木製ものはこのコルクに頭を打ち付けて、残った少量の灰を捨てる、ということをいたします。

 なので、こいつ一個で、端を使って煙管、コルクを使って洋パイプと、東西パイプ両用ということになりましたが・・・。

 なんかこの持ち手が、洋パイプを振り下ろす時邪魔だ・・・。ならこの持ち手にも加工して、使いやすくしてやる!

 381344874_6712801855465592_99326482378296199_n_convert_20230926235842.jpg

 持ち手のサイドにノコとノミで切り込みを入れて、ボルトナットで止めなおして、可動式にする。こうすると、真上からコルクに頭をぶつけることが簡単になります!

 382575366_6712802555465522_7244464697006237587_n_convert_20230927000019.jpg

 こりゃ、楽だわ!これ商品開発して、売り出そうかしら?しかし、どんどん嫌煙が進む中で、反時代的、真逆の方向に向かっているねえ。

 382492595_6712802655465512_7391973741767566082_n_convert_20230926235859.jpg

 ハイ、完成。東西パイプ兼用火皿の巻!

 自転車屋、飲食狸市に続く新規事業の確立かな?マジでタバコ屋(パイプ・煙管専門店)始めようかしら?なんてな・・・。

一点化粧しましょうか?



 FUJIと読めますね、相当アチコチ汚れている乗り込まれた車体がやってきました。毎日一日も欠かさず乗られているのかな?

 380283982_6712051315540646_5830152667325160716_n_convert_20230926221014.jpg

 フェザーというと、FUJIが街道ピスト車として、かつて売り出していたやつですね。今はどうか知りませんが。

 かれこれ10年近く乗っているんじゃないでしょうか?

 381219662_6712051808873930_1233866368542858078_n_convert_20230926221040.jpg

 ブルホーンになっていますが、確かデフォルトはドロップハンドルだったんじゃないか?と思います。

 この乗り込んでいる、フェザーに一点でも化粧ができないか?なんて思っているんですが。

 382681039_6712050902207354_3463355342195730579_n_convert_20230926221057.jpg

 雨の中でも、しっかり走っているます!という黒い水のあと。この黒い水は、ブレーキシューが削れることに由来するんですね。

 そうか、ならブレーキシューの交換だ。

381373583_6712051695540608_4291398606331699723_n_convert_20230926221310.jpg

 さて、これじゃあ、化粧というまでは行かない。だったら・・・

380275855_6712051072207337_8139878257024812065_n_convert_20230926221143.jpg

 これなんかどうだろう?金のリムだ。もうこれを最後に、お目にかかれないかもしれない、金のリム。かつてピストブームの際には、色とりどりのリムが登場したもんだが、また銀と黒の世界に戻っていくようだ・・・。

 381228509_6712051028874008_7293528802097708378_n_convert_20230926221200.jpg

 それに合わせたような、金のハブ。金の様子によっては、成金的な色もあるが、こちらは落ち着いた金でありますね。

 ということで、ダブルの金で組み付けた、金ホイールを取り付けてみた。

380331851_6712051655540612_1600355319998283727_n_convert_20230926221114.jpg

 オオ!黄色のフレームに、しっかり食い込んでいる。そして決して成金にはなっていない。

 だったら、ちょっとズに乗りましょうか?もう一丁金だ!

383005450_6712051548873956_7667164422462750556_n_convert_20230926221221.jpg

 といってもオール金チェーンではなくて、金黒の斑チェーンね。

 タイヤもサイドがやばかったので、

381392738_6712051462207298_3488725813891033200_n_convert_20230926221244.jpg

 黒の28ミリものに交換です。

382578475_6712050788874032_401721147768418213_n_convert_20230926220943.jpg

 一点豪華化粧・・・よりちょいと上回ったかな?日頃の使用による薄汚れと、新品金ホイールが程よくマッチしていて、ちょっと目を引く一台になったかもしれないね。

 もうこれと同じ金リムはほぼ手に入らなくなったんで、もしフロントを交換するとなったら、ブロンズ系のリムで組んでもいいかもしれない。ちょうどその頃リアホイールの金リムもやれていることだろうし・・・ね。

 これで又、日常の仕事の足に使ってください。暑い日も雨の日も、寒い日も安全に工事が進むためには、縁の下からの支えが絶対必要なんですから・・・。

なんだよ!結局シマノかよ!!!



 店主所有のダホンと言えば、別名台湾一周号という。折りたたみ機構を持ちながらも、走りを犠牲にしないということで組み付けてみた一台であるが・・・。

 一体いつ台湾に行けることになるだろう?まだまだ航空券が高いなあ。

 ロード・ピスト系の店主からすると、小径車は関心の外側の方にあったんだが、やはり小さくなって持ち運びがしやすい、後は折りたたむことで走りをできるだけ犠牲にしないよう組み付けられれば、結構使えるかもとして・・・、誰かがおいていったフレームで作り始めたんだがまあ、大変だったよ。

 特に大変だったのが、

382977609_6708296789249432_1943387555899348381_n_convert_20230925210835.jpg

 このフロント周りだったわ。前1枚は今の主流だが、どうしても2枚にしたかった・・・というか、それをメカニックとしての店主に課したのだ。

 特殊金具二個を組み合わせて、チェーンとチェーンリンクの機嫌を取りながら、この位置をみつけたんだな。大変だった。

 380273899_6708296895916088_4692901865830703578_n_convert_20230925210900.jpg

 歯数の差があるので、チェーン落ちしないように、チェーンウォッチまで付けたっけね。もうこの辺はいじりたくない!だから本当は再塗装したいんだが、また外すと大変なので暫くこのままだ。

 381234961_6708297099249401_7082579397552689459_n_convert_20230925210928.jpg

 テクニカルサポート店なんで、PRにTRPを使用した、よく効く。

383241098_6708296939249417_3897900765223498876_n_convert_20230925211220.jpg

 あと折りたたみステムが苦手な店主、なんか走っている内にパタンと倒れてしまいそうな恐怖感を抱いてしまう。なので長いピラーを切って仕掛けを作って、抜き差し方式に変えて使っている。これでもたわむんだが・・・。

 380283640_6708297485916029_2145357917701994661_n_convert_20230925211041.jpg

 でだいぶ前に組み上がっていながら、一番の課題がここ。これは謎コンポ、もはや謎ではなくなってきているが、センサーのシフターを使ったんだな。

 そして、まあ互換性があるだろう、と勝手に

382237398_6708297435916034_1162472862325975984_n_convert_20230925211056.jpg

 LTwooのディレーラーを使っていたんだな、この折り紙的な形嫌いでないのと、センサーの安価なディレーラーはすぐ折れたりと強度に心配があったんで、こいつにしたんだが、まあシフトが合わない。

 我慢して使っていても、なんとも決まらないところがあったんで、やはりセンサーにはセンサーということで、

382588735_6708297349249376_5816427253305264786_n_convert_20230925211353.jpg

 センサーのエンパイヤ−というちょいといいもんを取り付けて、シフト合わせをしたんだが・・・。

 これが合わない・・・なんで?と思うくらい合わない。

 ひょっとしてセンサー11sと9sではすでに互換性ないのかな?そんな手のこんだこと新生メーカーがやる?

 うーん・・・合わない、トップを取るとローがだめ、ローを取るとトップがだめ・・・どっちを取るか?でも同じメーカーのシフターとディレーラーだろう?

 流石に数時間やっても合わないと、こちらもヤケクソになる、いっそのこと、シマノの変なのと合わせてやろう!といたずらごころが・・・。

381103534_6708296852582759_9075583969328687910_n_convert_20230925211247.jpg

 ということで、店の隅に落ちていた、こいつを拾って、取り付けてみることに。

 381363130_6708297289249382_5393939796147303850_n_convert_20230925211308.jpg

 スプロケの関係で下駄はかせて、シルバーもんのこいつ・・・、

 380334241_6708297545916023_4108712305174912540_n_convert_20230925211327.jpg

 たしか8速時代のかね?ティアグラのディレーラーを焼けのヤンぱちで取り付けて、合わせてみると。

 これが嘘!!!というくらい、合ってしまった・・・。

 つまり不具合はすべて解消・・・、この二年間は一体なんだったんだ?というくらい、問題すべて解決!!!

 これで結論だろうな、センサーやLTWOOについては、シフターは使えたとしても、ディレーラー類はシマノで合わせた方が、少なくともセッティングの効率はいいかもしれない、ということ。

 そもそもシマノの品不足から始まったサード・フォース・フィフスパーティーの利用なんで、普通にシマノが出回り始めたら、それは淘汰等が始まってもおかしくはない。

 まあ、使えるシンクロもんを混ぜてというのも面白いんで、暫くこの周辺はいじりますが、今回あまりにもディレーラーに関する精度というか何というかで、差が出てしまったんで、今後の当店の展開にも多少の影響はあると思いますが。

 380264375_6708296722582772_5314768237609476067_n_convert_20230925210800.jpg

 ということで、これにて台湾一周号ほぼ完成・・・となりました。しかし変なオチだこと・・・。

実験の時期 こういう時は充電かな?



 世の中銭が回っていない、という実感は多くの方々に共有されていることかと思います。何見ても値上げ・・・もううんざりします。

 そして、その煽りでしょうな、自転車部門もパッとしませんな。パンクとタイヤ交換の日々といっていいでしょう。とはいいつつも、ヒネリの効いたお仕事依頼もやってきますが・・・、ありがたいことに。

 今まだはこういう時間のある時には、思い思いの変な自転車を組み付けて、内部で盛り上がる!そうするとそうした盛り上がりは必ず外部に漏れて、共振を生んでいく・・・というパターンで切り抜けてきたんですが・・・。

 なんか、ものが売れる・・・という実感が持てず、出費をするよりも充電しておく時期でもあるな、ということで変な実験とかやっています。

 ハイ、こいつはクランクをいじっていますね。こいつも前からやろうやろうと思っていたんですが、こういう時期だからこそ・・・。

 382240283_6704678946277883_90023418132991279_n_convert_20230924225336.jpg

 さっきのは、ガイド穴でそれを広げていきます。

 382804631_6704679026277875_8699855674233382297_n_convert_20230924225353.jpg

 最後は13ミリまで広げて、ひとまず穴あけは終わり。そして・・・

381442782_6704678829611228_1898473605621442598_n_convert_20230924225417.jpg

 そこにペダルタップを入れて、ネジ山を刻んでいきます。ということは?

 ハイ、ここにペダルを取り付けるということを意味します。・・・?なんで?

 381379453_6704678892944555_2213589718726011814_n_convert_20230924225431.jpg

 BBの軸からたったの50ミリのところにペダルを取り付けたんであります。

 ????でしょ?なんで?

 解題は次回以降として、これ見て膝叩いてひらめいた方は、当店並みの開発力、この店主並みのアイデアマンか変態さんでありましょうな。

 こうしたペダルが人類を救っていくんであります、ハイ、これで又数人が膝を叩いたであろう音が聞こえてきます。

 超短いペダルが意味するところ・・・、少し考えてみてください、一体こいつが何に、どんなものに役立つか?ということを!

 375954188_6655496891196089_6024395370293829050_n_convert_20230911204110.jpg
377930993_6655485941197184_4364647280536894662_n_convert_20230911204036.jpg

 ※ハイ、今週末金曜日は親指ピアノの第一人者、その筋では超有名人のライブが、当店野音にて開催します!是非遊びに来てくださいよ!相当面白いライブになることお約束します!

やっと完成!電動自転車から一般自転車への改造だ!



 クランク周りにある電動動力系の電動自転車は、改造が難しい。自転車のフレームにBBソケットがないからね。つまり動力を外しただけでは一般自転車にはならない・・・。

 という苦労を前回公表したんだが、ようやくクランクと動力を分離して、クランク部だけを戻すことができたわけで、そこから組み付けるぞ!

 380239429_6689911127754665_7285484700790549003_n_convert_20230920234350.jpg

 電池、これもそこそこ重たいが、こいつも外した。

381360840_6700985956647182_5474236043491259412_n_convert_20230923214738.jpg

 ガラーンとしています。外したんだからね。

 381326081_6700986166647161_8614759277263180736_n_convert_20230923214223.jpg

 こうなったんですが、一見前と同じように見えるでしょ?ところが・・・

379931693_6689910764421368_7871187216297635474_n_convert_20230920234423.jpg

 こういうゴッツいやつが付いていたんですが、そいつらを・・・

381448973_6700985919980519_6746784616610041815_n_convert_20230923214724.jpg

 ハイ、ガッツリ無くなっています、苦労した甲斐があったわね。

 382846345_6700986239980487_4320810342678861866_n_convert_20230923205205.jpg

 もう少し下から見てみるとこうなっています。かつては弁当箱問いって、中身を殻にしたユニットを付けていましたが、それすら外せましたよネ、今回は。

 380258454_6700986319980479_4665431887424454818_n_convert_20230923214206.jpg

 内部のプーリーつき緩みどめなども撤去したんで、チェーンの長さが変わりましたので交換しました。

 381165709_6700986386647139_240940637875809731_n_convert_20230923205150.jpg

 まあ、いつまで保つかは乗りながら観察しながら決まっていくことでしょうから、慎重に乗り続けていってほしですね。

 もしこのクランク周りの調子が悪くなったら、鉄板二枚とかでアダプター作って一般BBでも入れられるようになったら、この手の改造はだいぶ楽になりますね・・・。

 うん、ちょっと試作してみるかな?

 とりあえず、なんとか電動自転車の一般自転車化完成ということで!!!

何故かパイプを直すようになった・・・ 自転車もパイプだし・・・てか?



 こんな使い古されたパイプがやってきた。形がいいので入手したが、なんか中の方に問題がありそうだ・・・ということなんだが・・・。

 当店は自転車屋なんですが・・・、まあ同じパイプでできているんだから・・・言いくるめられて、引き受けることに。

 しかし、まあ以前使っていた人がかなり強引に吸い込んではなんのケアのしないで使い続けて、こんなになってしまったんでしょうな。

 別角度から見てみるか・・・。

380294885_6700463650032746_2451922904583613165_n_convert_20230923190648.jpg

 ありゃりゃ・・・。内部にタバコ由来のカーボンを形成させずにバカスカ吸って、本体の木を炭化させて、しまいに穴開けてしまった・・・。

 まあ、通常の、本職のパイプ屋さんなら、諦めなよ・・・だろうな。

 でも、引き受けてしまった以上、何とかしないといけないね。ただし・・・、この種のパイプというのは、高温になる、直火に近い高温の影響を受けるので、形を戻しましたでは済まない。

 ちゃんと形ももとに戻し且つ、高温で火を付けて吸える状態にしないといけないわけだ。これが難しい。通常のパテでやったって、燃えて、下手すりゃ有害ガス出して、吸っている人が倒れてしまうかもしれない・・・。

 どうしましょうか?

 とにかく吸えるようにするには、高温に対応できるようにする。例えば、このパイプの木、ツツジ科の根っこであるブライヤーという木を内部につめて、再度穴を開ける・・・。

 ただし、えぐれて焼けているところにまで木は入らない。なればギリギリまで穴を広げて、入れて再度穴を開ける・・・。

 ところが、そのブライヤー自身を手に入れるのが大変そうなのだ、高額だしね。ではどうするか?

 数多あるパイプを調べてみると釜付きパイプというのがあるらしいことが判明。つまり木の火皿の中に、鉄製のカップのようなものを入れて、直接木の部分に燃えたタバコの火がつかないようにしたものね。

 これかな?多少味には影響出るかもしれないが、鉄の枠を入れて、それを固定してやれば、なんとか使えるかな?とホームセンターに飛んだ!

382484562_6700463223366122_5155255697101573211_n_convert_20230923190509.jpg

 こんな金具をみつけた!これはゴムホースの継ぎ手として売られていた金具で、145円もしたぞ!高っけー!

 381457035_6700463390032772_6306542665367517507_n_convert_20230923190525.jpg

 ほぼピッタリ・・・。ただ、このパイプは垂直に下に行くだけで、焼けて削れてしまったサイドのくぼみは、又別んケアをしてやらないといけないね。

381326070_6700463906699387_4961193200491474231_n_convert_20230923190723.jpg

 加工用に開けた作業口から見るに、修繕用のパイプとの間にかなり隙間がある、この方はどうするかな?考えながら作業するか。

 でもまあ、このパイプをまず加工していこうぜ!

382476086_6700463986699379_5794883164256156969_n_convert_20230923190756.jpg

 長さを切って、埋め込んで、サイドに合わせて整えていきます。

 381207892_6700463720032739_8666163776315068623_n_convert_20230923190540.jpg

 形を整えたら、今度は内部の金属少し薄くしつつ、元のパイプの形になじませる、へら絞りならぬ、広げていく。

 381351090_6700463576699420_5607405558896152292_n_convert_20230923190610.jpg

 そして、色々考えた末、こいつが見つかった。耐熱性のパテ。なんと1000度以上!パイプタバコはせいぜい800度からすると、これは耐えてくれそうだ。といっても、こいつを直接タバコの燃えるところに使用するわけではありません。

 あくまでも埋めた鉄の釜の裏に充填するだけです。しかも鉄の釜の膨張や空気の熱伝導率の悪さを利用するために、多少隙間を作って、充填する!

 380359169_6700463796699398_6667039339445581798_n_convert_20230923190811.jpg

 こんな感じにするんですね。内部は下部に行くほど隙間が増えるように。釜が膨張して、パイプのボウルが割れるのを防ぐ・・・ために。

 380255369_6700463470032764_3058764167750273137_n_convert_20230923190555.jpg

 ほんでもって、先の作業口の裏にまで耐熱パテをもってきて、その上から砥の粉で色調整したパテで塞ぐ。まあ、ほとんどわかりにくくなりましたかね。

 ハイ、再生品でもってパイプタバコを吸ってもらい。第一次合格・・・ですね。

381367378_6700463333366111_6617310818950545042_n_convert_20230923190829.jpg

 これでどのくらい使い続けることができるのか?は使いながら、観察しつつお願いします。

 しかし、当店は自転車屋であることは再度確認しておきますぞ!

電動自転車を一般車に改造する!その2・・・かな?



 BBソケットのない電動自転車を一般車体にする改造を公表していますが。この車体から電池を取り去り、そして本丸となるクランクを含む電動部分を取り出したわけでありました。

 379938222_6689972054415239_8424459329445893136_n_convert_20230920234459.jpg

 これなんですが、こいつがメチャクチャ重い。使いもしないくこうした電動動力部分は外したいんだが、こいつを全部外すと、肝心なクランクも無くなってしまう・・・。

 ということは、使わない動力部分のみを外して、クランク部分を残して、それだけをもとに戻してやる、ということが必要になります。

 それがきれいに外せるか?というと、両者同じプラスチックの胴体に収納されているようで、ネジできれいに外すというわけには行かない。

 となると、何らかの形で部分的な破壊を伴う・・・ということは致し方ない。なれば・・・、最小限の衝撃の少ない方法で、切り離すことを目指すべき!だろう、ということで選んだ工具が・・・、

381165426_6700456993366745_1971280332121531965_n_convert_20230923181725.jpg

 ルーターのような省電力のちょこまか工具で気づいたら外せた、という状況が望ましいい、多少時間かけてもね。

 ではやるぞよ!!!

380361642_6700457080033403_900942365736468973_n_convert_20230923183230.jpg

 クランク部分に取り付く動力関連の連結箇所を先のルーターで切っていきます。

381466456_6700457120033399_4437269608192019059_n_convert_20230923181604.jpg

 こういうのだけで、きれいに取れたらいいんですが・・・、そうは問屋は卸してくれませんでした・・・。中を切り開いて、重さの原因となってる箇所を確認しながら、そこを切り外していきます。

 380271305_6700457220033389_526085711533345464_n_convert_20230923181711.jpg

 外すもの外して、切るものを切っていくと、こういうところまで行き着きます。なるほど、手前がクランク部分で、あちらが電動部分であります。

 380331863_6700457426700035_2937721330633663154_n_convert_20230923181804.jpg

 手前の部分が動力であり、重さの正体でありました。こいつを外し、こいつの収納部分を静に切り外していきます。

381216577_6700457466700031_3554120903123559382_n_convert_20230923181748.jpg

 ここが大事なクランク部分で、かなり頑丈にできているところを確認。ここを残して、フタをして6点のボルトナットを締めてもとに戻していくわけであります。

 380342304_6700457156700062_6510885009046395232_n_convert_20230923181635.jpg

 色々あって一筋縄では行かないんだが、まあなんとかクランク部分のみを摘出完了!ということで。

 さて、これができたんで、今度は三本の頑丈ボルトで車体に組み付けるよ!

 381385471_6700457316700046_4400342418328779382_n_convert_20230923181651.jpg

 ハイ!戻しました!

 もともと三本のボルトで取り付けられていたんで、強度には問題ないでしょうね。後は、使いながら、どのくらい保つか?ということですね。

 又、この形式ならアダプターを作れば、もっと簡単に一般車に戻せるな?とも思い・・・、その辺の図面でも引こうかな?なんて考えたりしてね。

 さて、ここまでできたら、これをもとに再生に向かってまいります、まだ続くなあ・・・。

電動自転車を一般自転車に改造する! 超難解編!



 なんかあるタイプの施工をして公表すると、似たような施工依頼が続くということがありますが、先日電動自転車を一般自転車にする!という内容を二回に分けて公表しましたら、偶然かな?

 同じようなご依頼をいただきました!

 ただ・・・、前回は電動の動力部分がホイールにあるタイプなんで、ホイール交換をするなどして、比較的簡単にできるというものだったんですが、今回はどうも事情が違うようですね・・・。

 見てみますか。

 381164146_6689911417754636_690878601394864533_n_convert_20230920234334.jpg

 まあ、電動自転車なんで、電池はありますわよね・・・、当たり前ですが・・・。こいつらはどうにでもなるんですね。

 380239429_6689911127754665_7285484700790549003_n_convert_20230920234350.jpg

 反対から見るとこうなっていますね。もうすでに鍵をなくしておられるそうなので・・・、とは言えぶっ壊し系で外すので問題はありませんね、この辺は。

 ただし!大問題なのが、

379926921_6689971554415289_7313942881107181697_n_convert_20230920234406.jpg

 ここ!!!!!このクランク部分なんであります。先のやりやすい方の電動自転車は、ここがすでに一般自転車と同じだったんですよ、だから比較的簡単に改造可能だったんですが、こいつはこのクランク部分がなんと電動システムの動力の中に組み込まれているので、電動部を外すと、単純にはクランクが無くなってしまう!ということになります。

 379931693_6689910764421368_7871187216297635474_n_convert_20230920234423.jpg

 ネ!ガッツリクランクの軸から何から何まで、動力の中に組み込まれています。ここで大方の店なり何なりはお断りするでしょう・・・。いや、こんなところに行く以前に、電動を一般車に?しないしない、できないよ!これ買いなさい!と新車をすすめるでしょうね。

 それでもやり通しますぞ!なんとか走れるようにするまでに!

 では、観察しながら外していきます!

 379452878_6689912047754573_7375225284549100432_n_convert_20230920234531.jpg

 まあ、電池なんてもんは、なんとでなるんですよ、少し手荒なことすればね・・・。さて問題は?そう、動力部分とクランクがどう繋がっているか?ということであります。

 379461678_6689911634421281_5909894888509118533_n_convert_20230920234443.jpg

 当然壊すなんて野蛮な行為は、最小限にいたします。それよりも外せるものを徹底した観察から、外していく、そしてどうしてもだめだ・・・ということになったら、最小限の力でダメージを与えないようにして、壊す・・・。

 379938222_6689972054415239_8424459329445893136_n_convert_20230920234459.jpg

 今回は電池は一部壊して外しましたが、電動クランク部分はまずは、自転車本体から外す、工具を使って外すというところまでいたしました。

 後はこの外した動力部分から、クランク部分のみを摘出する、できるだけ本体にダメージを与えないように・・・、そしてクランクのみをまた本体=自転車に戻す、これができれば改造のほぼ八割は終わったようなもんだね。

 379339639_6689912321087879_8411679790683698519_n_convert_20230920234514.jpg

 電動部分を外したフレームのあと。一見BBソケット(クランクの軸を収める穴)かと思いきや、サイズが小さくて入るわけがない。

 つまりこの自転車のフレームそのものには、クランクを取り付ける場所がない、ということを意味します。

 さて、こんな車体から、どうやって一般車に持っていくか?

 とても一回では終わりそうにありませんので、引き続き!

 続く!

ヒネリが入っているフジバイク もしかして・・・



 センスのない変なロゴ・・・。FUJIといえば、一時はだいぶ深い付き合いのあったメーカーであった・・・。なんてもんじゃないな・・・、当店のスタート時、FUJIの協力がなければ上昇気流には乗れていなかっただろう・・・な。

 アキボウというと、じつはコルナゴの代理店でもあった。その同じ会社内で先鋭三人・・・たったの三人がより抜かれて、FUJI担当しろ!ということになったそうだ。相当狼狽えたらしい・・・あんな自転車売れるのか?って。

 当時のラインナップは、まあエキゾチズムでか?アメリカではそこそこ人気があったそうだが、日本ではからっきし・・・。なんともデザインが野暮、恥ずかしいからやめてよ、的な自転車でどうしようもなかったね。

 そいつをなんとか起こして、引き上げて、一般の客の選択肢にまで食い込ませたその実力は、その先鋭三人の力量そのものであったなあ、と今でも思う。

 その立ち上げと同時に、当店も取引させてもらったのだ。取引条件は?うん、ウチは簡単ですよ、最初に二台購入していただければ、それでいいんで・・。

 マジか?と思ったね。当時当店のように駆け出しの店に、そんな条件で自転車出してくれるところなんか無かったんで、飛びついたわ。

 しかも、事情わからぬピストブームというのがあって、FUJIトラックを入れては自家塗装して、店に並べ始めたんだが、それが置いておくと売れていった・・・ということで、当店の土台になったとも言えると思うね。

 その後は、知る人ぞ知る展開になります、自転車に業界初めてのパステルカラーを使ってクロスバイクを作ったのも、この三人の先鋭達。

 それはバカ売れしたようだ。その色使いはあのジャイアントも真似したくらいだ。

 その後も続々、業界を揺さぶるような車体の提案をして、それはそれは面白かったわね。そういう思い出のある、FUJIバイクがやってきたぞ。

 379527111_6685654371513674_1232875907903330953_n_convert_20230919223253.jpg

 ヴェノムというんだそうだ。こいつが要所でヒネリが効いている。

 379933958_6685654881513623_1833590309697075082_n_convert_20230919223322.jpg

 フロントフォークのエンドがなんかわざと安っぽく、ストリート系のイメージを掻き立てるでしょ?

 380287225_6685654431513668_3742668767122549418_n_convert_20230919223336.jpg

 そしてこれがフォーク全体なんだが、気づきましたか?変でしょ?

 そう、ブレーキがないんですよ!!!

 379927098_6685654568180321_6901992770386084091_n_convert_20230919223353.jpg

 と思ったら、通常の位置の裏側に設置しているんですね、わざわざ・・・。設計者の遊び心とでもいうんでしょうか?

 しかもキャリパーブレーキじゃないし。

 379935564_6685654638180314_3957260516160598231_n_convert_20230919223408.jpg

 クランクに色物を使っている、日の丸の赤のイメージなのかね?赤い日の丸に緑の地なんて、バングラディッシュの国旗のようだよね。

 379671998_6685655001513611_2159493631921787409_n_convert_20230919223458.jpg

 フラットハンドルを使用、ステムもゴッツイ・・・そしてフロントフォークのエンドの形状といい、ブレーキの形式といい、ということは、700CのピストながらBMXをイメージしてヤンチャぶった形にしたのかもしれませんな。

 381151853_6685654714846973_8423124109572041464_n_convert_20230919223423.jpg

 700Cなんだが太めのタイヤを履いている、いち早く太めのトレンドを掴んだのかね?

 380351746_6685655084846936_1372980334439726908_n_convert_20230919223519.jpg

 シングルギアだが、これはシングルフリーのようだね・・・、固定にしないのかな?すればいいのに・・・。

 379665226_6685654744846970_3607754490171628685_n_convert_20230919223439.jpg

 で、今回の要件はなかったサドルを取り付けるということ、黄色いこいつが選ばれました!

 先の文字の黄色と合わせて、センスよくまとまったんじゃないかしら?

 380660725_6686034798142298_1072834047990050379_n_convert_20230919225339.jpg

 良し・・・という感じ。目立たないが、それなりに仕掛けられた自転車で、事前にこの車体に対するコンセプトで喧々囂々やりあったんじゃないか?と想像できますね。

 もしかしたら、あの先鋭三人がいた頃の一台かもしれませんね?今頃どうしているんだろう、あのお三方・・・、元気だろう、元気に決まっています!

なるほど納得 チェーンカバー・・・

380231505_6685656751513436_7338247885000412644_n_convert_20230919212204.jpg

 事前に電話がかかってきた。

 前に実用車の改造をしてもらったものなんですけど・・・。

 はい、それで?(電話では?電話でも?相当ぶっきらぼうな店主。)

 あのー、足回りが汚れるんで・・・・チェーンカバーを取り付けてもらえませんか?

 と非常に遠慮がちに依頼してこられたんだが・・・。

 そんなもん、裾バンドで束ねるとか・・・、あとは・・・、靴下の中にズボンの裾を入れるかすれば解決するんで、わざわざチェーンカバーなんぞつける必要はない・・・と思うんですがねえ。

 いえでも・・・。

 まあ、では持ってきてくださいと電話を切る。

 しばらくして自転車引いてくる青年あり。非常に真面目で繊細そうな青年。持ってきた自転車は、確かに当店の手による改造のあとあり。後輪だけが700Cで、キャリパーブレーキがついてある。確かに当店の仕業である。

 そして同じくチェーンカバーのお話。泥除けやチェーンカバーはメンテの邪魔=敵的に思っている店主はとにかく外す!外す!外す!という方針。

 そして先の、裾問題はチェーンカバーというハードではなく、バンドや靴下入れなどのソフトで対応できるでしょう・・・という店主。

 そしてもう一つ、チェーンカバーはフレーム一体設計が多く、外して捨ててしまった状態で、別のチェーンカバーを取り付けるのが結構面倒なことが多いということも。市販してるとすると、スポーツ自転車への後付ものなんかは確かにあるが。そうしたものはスポーツ自転車のチェーンリンクに合わせて作られるので、通常の実用車のそれとRが異なるんだよね。

 そうすると、無理に取り付けるとアンバランス・・・。そういうこともあって、チェーンカバー付にちょいと難色を示していたんだが。

 379189643_6685657198180058_2003324176248963259_n_convert_20230919212238.jpg

 ふと、その青年の足元を見た時、彼が何故にそこまでチェーンリンクにこだわるかが、分かるような気がした。

 まず裸足で、革靴を履いている。石田某のようだね。それがちっとも気障でなく、その青年らしいのね。

 そしてズボンは細身で、ちゃんとアイロンが当ててある、几帳面なラインが中央にある・・・。

 ハハーン・・・、こういう身なりの方なので・・・。なるほどチェーンカバーを取り付けてくれ、ということの意味は理解できるよね。

 裸足で革靴なんで、靴下に入れようがない。

 そして、そして仮に靴下を履いたとしても、仮にバンドで裾を縛ったとしても、シワになるような、そんな扱いをするような青年には見えない。いや、むしろ裸足に革靴細ズボン、という姿そのものが彼そのもの・・・のようなんだよね。それが彼の何らかのスタイルを具現化させているものなんだろうな。

 だとすれば、それを壊すわけにはいかない・・・、チェーンカバー取り外し派の店主としても、この青年になら納得づくで取り付けしてやろうと思うわね。

 ということで、心を入れ替えた店主は、その依頼を快く受け入れたのでありました。

 381160241_6685657011513410_2612683681588550177_n_convert_20230919212259.jpg

 フロントは実用車のハブダイナモのままだな。

380286384_6685656884846756_1382786279839216849_n_convert_20230919212315.jpg

 デカイカゴ、現役で使っているようですね。

 381156745_6685657081513403_2313100939712375620_n_convert_20230919212223.jpg

 リアにもでかい荷台がある、かなり実用車としても役立っているんだろう。そこにリアホイールに700Cと、キャリパーブレーキ仕様の改造が施されている。

 そして、今回チェーンリンクにチェーンカバーがかかった、より実用化したということだ。

 自転車のために人があるんじゃない、人のために自転車があるとすれば、時にこの店主であっても、チェーンリンクを取り付けることもあるのである!

全く舐められない 子供マウンテン・・・



 子供用のマウンテンバイク、必要にならなくなったので、引き取ってください・・・という連絡。まずものを見てみないとということで、持ってきてもらったら、マングースではないですか!

 子供用マウンテンというと、典型的にはなんちゃってマウンテンというもので、見た目がマウンテンで、強度を含めてありとあらゆるところが、マウンテンもどきというものだ。

 実際、「この車体で山道を走らない事」とか平気で書いていたシールが車体に貼られていたことからりあり。。

 ところがこいつは違う、ちょっとした幼児性は残しているが、全体が何やら違うらしい。なんだろうね・・・?

 なんか所々がしっかりしている印象だ。

 379189611_6681839635228481_3445636109162705644_n_convert_20230918230545.jpg

 たしかに子供用マウンテンだけにフレームも小さいですねえ、ですが・・・。

379193371_6681839878561790_4032270444960043395_n_convert_20230918230648.jpg

 ホイールは26インチギリギリ。

 379184427_6681840011895110_117981346608228357_n_convert_20230918230633.jpg

 フロントのクランクは今や時代物?6速のスプロケなわけなんですね。多段は偉大である・・・というのことの実験がこれでできちゃんじゃない?

 379193371_6681839878561790_4032270444960043395_n_convert_20230918230648.jpg

 一応子供マウンテンながら、多段で行きましょうね。

 379465270_6681839928561785_3414898013927354084_n_convert_20230918230601.jpg

 フロントのフォークがなんとサスペンションフォークでないの。ただこの手はナンチャッテ中のナンチャッテなんだが・・・こいつ良く見るとメーカー品じゃない。

380219291_6681839735228471_4553321372573217955_n_convert_20230918230617.jpg

 今や台湾メーカーの名前になりましたがSRサンツアーではないですか!結構手間かけた子供用マウンテンですね。

379190047_6681839495228495_1317230775806895293_n_convert_20230918230719.jpg

 この辺はそのまんまのフラットバー。

 379180565_6681840061895105_4363297729376911265_n_convert_20230918230704.jpg

 この辺のピラーをより堅牢で長いもんに変えれば、結構デカイ大人もちゃんと乗れるマウンテンバイクとなるでありましょうな。

 379248678_6681839441895167_5203351203230484872_n_convert_20230918230515.jpg

 フレームの色も状態もかなりいいものができた。

 まあ基本街道もんの自転車でありましょうが、一応マウンテバイクということで、ハイ!売り出し開始であります!

 もともとは子供が乗らなくなったんで廃棄してもらえません?といいうことでやってきたんだが、状態がいいことなどを考慮して、これは再生して街道に戻しますよ!

 というと、持ってこられた親御さんとおぼしきお母さんは、それは良かったねえ、といって廃棄する自転車のフレームをなでていたところを見ると、本当ものと人との関係は思っている以上、複雑なんだなと再確認いたしました。

 ということで、こいつ・・・、再生号街道で乗りたい方の試乗など募集します!

電動自転車を一般自転車に改造するぞ!!!



 こういう形で置いてかれた、電動自転車ですが、こいつを一般自転車として再生させるぞ!

 というのは、色んな電動自転車があるなかで、動力をホイールに保つ種類のもの、

378341117_6670870279658750_2618583236723397851_n_convert_20230916000834.jpg

 こいつの場合には後輪にそれがありましたが、その手の種類の電動自転車は、比較的この手の改造が楽にできます。クランク周りに動力を保つタイプ(日本の大手メーカーのものってこのタイプが多いです)だと、これがまあできないものや、荒療治をしないとできないものとなってしまいますね。

 ということで、早速外し作業を通じて、

378597346_6670870339658744_8908505801613112072_n_convert_20230916000924.jpg

 この状態までにしたんですが・・・、外したら今度は組み付けていいく・・・ということでやっていこう。

 377909108_6670870436325401_4205139808274493531_n_convert_20230916000908.jpg

 このセンサーだの何だのといろいろ積んでいるクランクは検討の結果、シンプル系のものに交換しました。

 377282004_6670871156325329_4522114608407295452_n_convert_20230916000745.jpg

 本当シンプルだね・・・。

379267595_6670871009658677_8350916895251742846_n_convert_20230916000850.jpg

 それから電池は外して・・・、これはバールなんかも使用しました、ごめんね荒くてさ・・・。

377980105_6670870566325388_8648902752665547687_n_convert_20230916000941.jpg

 ガランとあいたままです、電池下の中継機のようなものも撤去、相当の軽量化になりましたぞ。

377997278_6670870486325396_6804337520905764680_n_convert_20230916000730.jpg

 そして最も重い、動力を含む後輪は一般の多段ホイールに交換。これでまたかなり軽くなりますね。

 378966324_6670870152992096_2226343876690730467_n_convert_20230916000603.jpg

 交換され、お疲れ様!のホイールですが、こいつがトコトン重いねえ・・・ズッシリだよ。

 378352570_6670870759658702_3349536233834736489_n_convert_20230916000658.jpg

 ハンドルはより軽快感を出すためにフラットハンドルに変更。

 378279127_6670870846325360_8838041836515790893_n_convert_20230916000714.jpg

 これからはもう動力のサポートなしに走ることになります、足からの入力を最も効率よくするためにはサドルの位置というのが一番大事でしょう、それを実現できるもの、軽量のものに交換だ!

 378325393_6670870712992040_3473384611057097155_n_convert_20230916000617.jpg

 さっきの交換したホイールと、今回外したり、交換したパーツ類がこれです。泥除けも、チェーンカバー等も外しましたわね。

 376013847_6670870666325378_2676781097731360061_n_convert_20230916000641.jpg

 ウーエイサンバイクというのでしょうか?前半は中国語のピンイン表記かな?

 378024701_6670871082992003_2822165345209216359_n_convert_20230916000800.jpg

 ということで、一般自転車になって再生されたのがこれでございます!!!

 またがりやすい、快走車に見えますね、ハイ、見えるとおりに快走してくれますぞ!

 元々の電動自転車の仕様によりますが、このように買い替えしなくても、電動自転車を一般自転車に改造できることもありますので、1つの選択肢として、お考えになっていただければ、と思います。

 乗り続けるために、できることの選択肢が、取り敢えず一つ増えた!ということであります!!!

電動自転車を一般車に改造する!



 知り合いの中国式マッサージ店、康源さん、荻窪にお店があるんだが、電動自転車を乗らなくなったのでというので、おいていってもらった。勿論こちらの下心ありだ。

 実はこれが二台目で、一台目も大柄な電動自転車だったなあ。

 で、その下心というのは、電動自転車の電動部分を取り去って、一般自転車にしてしまうという、今まで何度かやった改造をこいつでも試してやろうということだったのだ。

 そんなことわざわざする意味があるとすれば・・・。まず電動自転車の電池単体が非常に高く設定されているようだ。大体そんなものが高いはずがない、とすれば何らかの意図があってのことだろうと思う。

 電池を二回ほど取り替えたら、使用者に諦めさせて買い替えをすすめる・・・ということじゃあないか?とおもうんだが・・・。まともに国産メーカーの電動自転車を購入すると高いでしょ?

 高い自転車を買い替えさせるには、維持経費を高くすればいいと言うのは定石なのかもしれないね。

 そういう状況だとすると、ホイホイ買い換えられる人はいいが、ちょっとまってくれ・・・と色んな意味で躊躇する人がいてもおかしくはない。

 そうした躊躇に対して、当店から1つの選択肢を提示しようということなのだ。

 つまり楽ではないが、比較的転換可能な電動自転車を一般の自転車にい改造できるとしたら、どうします?という選択肢として提示したいと思うのだ!

 なんか円が一人負けしているように感じませんか?コロナに目をつぶり始めてからというもの、外国人観光客が多くなってきているそうで、それはそうだよね、円が安いから、日本での買い物がやすくできるということなんだろうな。

 かつての逆現象が起きているということだ。日本人が強い円を持って、海外で安い買い物を謳歌していた時代があった、今は昔だが、その逆転現象が来ているということだ。

 この国は比較的安全で、そこそこ清潔感があるという利点は重要かもしれないが、それにもまして日本や日本人がスゴイから観光客が来るのではない、安いから来るのだ。

 そして、その逆で海外の観光地から日本人が少なくなってきているということだ。他のアジアの同胞が、海外旅行を謳歌できるようになってきたとというのは喜ばしい状況ではある。

 かつてアジア人で海外旅行していたのがほぼ日本人だったことを考えると隔世の感はある。

 ただ、そこから日本が、日本のみが後退しているのだとしたら・・・、これはさみしい限りではあるな。

 長々と愚痴を書いているようだが、そう円安になってきてから、自転車または自転車パーツが値上がりして、かつてのように気軽に買い替えができなくなってきている、という状況であろう。

 1ドルが70円だいの頃は、自転車一台一万円を切るような車体がゴロゴロしていた。そうした状況と今とは、全く異なってきているのだ。

 とすれば、こうした経済状況から、ものを大事に、再利用を考えるようにならざるを得なくなってきているともいえうんじゃないか?な?

 であれば、電動自転車をしては機能しなくなった自転車を、一般自転車として再生可能である、という例を示すことで、新車購入だけが解決策ではない!という認識を確保してもらいたいとも思う。

 では、まず基礎工事として、電動部分の撤去なんてところはから始めていくか。かなり荒療法なやり方も使わざるを得ない場合もあるがあ・・・。では始める。

 377909108_6670870436325401_4205139808274493531_n_convert_20230916000908.jpg

 電動部品を点検すると、まずこのクランク、こいつの中には回転数等を認識するセンサー、基盤のようなものが配置されているであろう、そのへんの撤去だな。

 379267595_6670871009658677_8350916895251742846_n_convert_20230916000850.jpg

 そして、言わずをしれた、電池ね。サムスン電気のものだね。シートチューブに溶接で鍵の箱が取り付けられている。こいつをフレームの一部と見るか、一緒に撤去できれば外すかだが・・・、後者だろうな。

 そもそも、開放のための鍵も何もない状況で置いて行かれたんで、ほぼ壊し・・・に近いやり方を使うしかないな。

 378341117_6670870279658750_2618583236723397851_n_convert_20230916000834.jpg

 この電動自転車が比較的改造が楽そうだいう箇所はここね。つまり電動の動力になるところの本体が、この後輪のハブにあるということね。多くの日本型電動自転車には、ハンガー下、やクランク周りにそうした動力の装置がある場合が多い。

 となると、電動部分を撤去してしまうことが、クランク周りまで一緒に亡くなってしまうことを意味するんだな。そうなると、一般自転車に戻すのが大変難しくなってしまう。

 やはりクランク周りは一般自転車に近いほうが改造は段違いに楽になるということね。ただ・・・、かつてこれとは逆の形式でも数台、一般自転車に戻したことがあったが、まあ、その手口は荒い荒い。

 工具で加工するというよりも大半が破壊に近い有様だった・・・、もちろんその後数年は乗れたんだが。

 ということで、後輪は最低一般自転車のホールに交換することで、一般車変身の大部分は完了することになる。

 とその前に・・・やはり電地類の撤去だな。断線してスイッチから電池、電池から動力までの中継器などすべてを取り去っていく。

 377980105_6670870566325388_8648902752665547687_n_convert_20230916000941.jpg

 二時間くらいかかって、電池を抜く。最後はバールなんていう、自転車工具とは全くいい難い、ぶっ壊し系工具の助けも借りた。

 やはり察したとおり、鍵箱の溶接部分の撤去が難易度が高かった・・・。

 378597346_6670870339658744_8908505801613112072_n_convert_20230916000924.jpg

 とりあえず、基礎工事終了!あとは・・・、後輪の交換が改造のメインになりますね。後は・・・、いらないものをとことん外して軽量化する・・・、そうすると、少なくとも一般自転車に近いものにはなるだろう・・・。

 ということで、まずは一息!荒い外しが終わって、今度はもう少し繊細な組付けに入っていこうと思いますね!

 では次号に続く!!!

ストライダーよりも機能的?



 ストライダーというのは、子供の玩具で、補助輪無しで直で二輪自転車に持って行けるという、画期的な発想を具現化したものでありました。

 三歳位でうまく二輪を乗りこなす子供が増えている、これはストライダーのお陰=功績でありましょう。

 自転車のもとと言われる、ドライジーネとほぼ同じ。またがって自分の足で地面を蹴って走るというやつね。これを子供に渡すと、最初はまたがって、ハンドル持ってゆっくり歩き出す。

 そこから始まって走れるようになる。この段階で、車体の中心に重心を持っていこうと自然とさせるところがいいところ。変な説明してもわからない、ならこいつをうまく乗れるようになるのは・・・と自分で工夫しながら動いているうちに、重心を左右に傾けないで、中心に持っていこうとすればいい・・・。

 と頭ではなく体で結果的に教えることになる、これがこのストライダーの画期的なところだろうな。

 親御さんによっては、ストライダーの次に補助つき自転車を乗せたいと持ってくる人がいるが、それは間違いじゃないかな?

 折角重心を中心に持っていく癖がつきつつあるのに、補助つき自転車なんかに乗ったら、左右に重心を傾ける悪い癖がついてしまわないか?

 どうせやるなら、補助を付けるんじゃなくて、ペダルを付けずに、ストライダーと同じくサドルにまたがって、足で地面をける訓練からさせて、停止にはハンドルのブレーキレバーで止まるように!というアドバイスのほうがいいと思いますね。

 その内、その車体に慣れて、足が浮く時間が長くなったら、そこでペダルを付けて、ゆるい下り坂で自転車の練習をすれば、早い子なら30分で乗れるようになりますよ!

 ということでストライダーをだいぶ持ち上げていますが、ちょいと物足らないところがあったのも事実であります。

 というのは玩具のままだったということね。

 その不満を一気に払拭したのが、このヘンシンバイクというやつです。

 これ結構重さもある自転車なんですね。これが変身するんです。

378336176_6667162173362894_9122070268639323552_n_convert_20230914230729.jpg

 クランクに、チェーンカバー、チェーンがかかっていますね、自転車なんで当たり前ですが。

 このクランク周りをごっそり外すことができるということなんですね。これお兄ちゃんが乗っていた自転車を、再度ストライダー形式にして今度は弟に渡すという計画なんですね。

 なので、二度わらし計画ですわ。

 378279520_6667160046696440_5631692122916832794_n_convert_20230914230611.jpg

 ハイ、外れてしまいました。

 378094495_6667159783363133_987394149936152552_n_convert_20230914230540.jpg

 完全着脱式になっています、よく考えたよね。店主と似たような発想する人がいるもんだよね。

 そしてこの変身式ストライダーのまた何が良いか?というと、まず重さであります。

 本家ストライダーは玩具であることもあって軽いんです、なので扱いやすいが、子供に扱う力がつかない。

 そしてもう一つ!

378325410_6667160173363094_5077715617542671178_n_convert_20230914230641.jpg

 本家ストライダーにはない、ブレーキで停車するという形式、二輪自転車にその分近いですね。まあ、玩具としてのストライダーで遊ぶ!という選択肢は大いにありますし、そのためのソフトも、世界大会まで用意しているという事実はありますがね。

 一定重くて、ブレーキで停止するという癖がこの変身系ストライダーで可能になるということで、二輪自転車には大分近くなると思いますね。

 378273598_6667160266696418_7098807600137863968_n_convert_20230914230627.jpg

 ハンドルにブレーキレバーが左右についています。自分の足で地面を蹴りながら進み、止まる時にはブレーキレバーを握ってブレーキを発動させる・・・もうほぼ完璧だね。

 379197822_6667159920029786_923729874883564322_n_convert_20230914230748.jpg

 リアにはバンドブレーキが付いていますね。

 377701577_6667160403363071_1067089563818729923_n_convert_20230914230556.jpg

 エンドを見ると、ホイールをはめる形式には二種類あることがわかりますね、車高をより低くする工夫もできる・・・、実によく考えられた、車体でありますな。これぞ変身!

 一体三輪車から始まって十二三年の間に、自転車業界は一体何台買わせることを考えているんだろう・・・と思うと、こいつは、なかなか先を読んでいると評価もできますね、ただ、重いが・・・。

 378590369_6667159586696486_2453868916396871626_n_convert_20230914230525.jpg

 ハイ、二度わらしとして、再度幼児を二輪自転車に自然と導いてくれる車体に戻りました!

 数年後には、又こいつにクランクチェーンをつけてくれ・・・と来るんでしょう。まさか、これを中学生になっても乗れるように・・・なんてはこないだろうが・・・、いやわからんな!

例のロードフレーム こうなりました!



 物の価値の分かる染め師にロードフレームを渡してから、できるだけ自分で組み付けるということでもって帰った、上のこれですが、なんとか乗れる一台となって戻ってまいりました。

377777529_6666860400059738_7515057369585770168_n_convert_20230914212526.jpg

 今はパイプとパイプを直接ティグ溶接でくっつける形式のものが、量産しやすいんでしょうね、主流となっている中で、このラグ付きのフレームは、珍しいといえるでしょうね。

 378287285_6666860310059747_6529008086083984878_n_convert_20230914212612.jpg

 この辺の仕事なんかを今のビルダーさんに発注したら、どのくらいかかるんでしょうね?そういう意味でも、今となっては珍しく、入手もしにくいフレームといってもいいでしょうね。

 そういうフレームも、物の価値の分かる人になら、いや、分かる人に受け継いでいってもらいたいと思いまして。

 378287285_6666860310059747_6529008086083984878_n_convert_20230914212612.jpg

 すでに取り付いていた後輪に変化はありません。ハブはダイヤコンペなので、そこそこ回転も強度も精度もいいものですね。

 375992806_6666859890059789_2775914647330086222_n_convert_20230914212630.jpg

 このメッセンジャーのクランクもすでに付いていました。さて今回はここに前輪と、

375993081_6666860053393106_6276595024545113140_n_convert_20230914212425.jpg

 ハンドルステム周りが取り付けられました。ハンドルはご本人曰く、日東のいいやつを選んだということです。シャロー型の、いわゆる丸ハンですね。それに・・・

378352092_6666860573393054_3415962371006698648_n_convert_20230914212441.jpg

 なんじゃこりゃ?エイドブレーキを変な取り付け方していますね。仮モノだと思います、本人としてはエイド付きのエアロブレーキを欲してるんじゃないか?と思いますね、今発注しているんじゃないのかな?

 ただこれも、効率のいいレバーではありませんが、使えないことはない。仮モノであればパーツが届き次第、早々に交換したほうがいいね。

375982230_6666859763393135_506679001346774300_n_convert_20230914212557.jpg

 手持ちのソラブレーキがついた。この値段で剛性ある方じゃない?

 377774061_6666859953393116_4149858304285349384_n_convert_20230914212456.jpg

 ただしリアはちょいと短いかな?ほんの少しだけタイヤと干渉する。シューをいくら下げても、これが限界だ。なので、今あるかな?ミドルゲージ(語の定義か?)のキャリパーブレーキがあれば、ここも交換したほうがいいかもね。あとキャリパー変えないのであれば、オフセットシューとかだったらどうにかなるかもしれないねえ。

 378325293_6666860166726428_8157094094451393476_n_convert_20230914212541.jpg

 サドルはこれでいいの?端下げ過ぎじゃない?女の子サドルじゃあるまいし・・・とは言え、その人がこれでいいというのであれば、もう何も言うことはありません・・・。ということで、完成です。

 378591113_6666859726726472_5440991922156759947_n_convert_20230914212410.jpg

 うん、ちょいとサドルが・・・下がり過ぎ大丈夫かな?とも思わなくもないが、まあ、これでまずは車体というか、フレームに慣れたほしいですね。

 ご本人は、少しずつ、時間をかけて、パーツ交換などやって行きたいと思っているようですが、それも賛成ですね。目を磨いて、元々あるセンスをより磨いて、自分だけの自転車をゆっくり組み付けていってほしいですね。

 そうして出来上がった自転車は、外においてあっても、これどんな人が乗っているんだろう?という疑問を目撃者に与えるようになるでしょう、自転車が単なる工業製品を超える瞬間であります。

 自分の色に染めよう!君は孤高の染め師なのだからな!

またまたイベントで隣の隣駅へ! 御用とお急ぎでない方はお寄りください!



 お話をいただいたのが、三ヶ月くらい前かな?ハイハイ、先のことだからやりますよ−!!!なんて軽めに返事をしていたと思ったら、もう今週末ではないですか!!!

 ということで、慌てて宣伝です!

 当店狸市がこのイベントに出店します!!!と言っても、初日の16日のみですが。

 場所は、当店最寄り駅の隣かその隣となります、西武新宿線の武蔵関の駅近です。

377684716_6659363260809452_8467022490745067301_n.jpg

 南口ですね、当日は飲食の提供で出店いたします、自転車じゃない・・・。飲んで食べて、見て、参加して・・・ということで、歌舞音曲(雌狸ベリーダンスあり)、又プロレスも来るんだそうですよ!一日遊べそうですね!

377929387_6659806760765102_8702024518773320346_n_convert_20230913002616.jpg

 当狸市名物・・・とも言えるね、麻婆豆腐の丼は出るでしょう、中心に。

 377746029_6659806774098434_5846606961742394492_n_convert_20230913002631.jpg

 それと余裕がったら、ふっくら柔らか蒸し豚丼・・・とかを出す予定です!これから仕入れなんで、あくまでも予定。

 10時ぐらいから夕方の6時まで開かれるようですので、御用とお急ぎでない方は是非是非おいでください!

 イベントのお知らせでした!

素人に完成させる ネット自転車



 たまに来る・・・あるネットで自転車買ったんですが・・・、自分で組みたてができないのでやってもらえませんか?という案件であります。

 かつて円高の時、海外のサイトからロードレーサー、しかもかなり高額になるレーサーを購入して、当店に送ってから、当店がバラして一から組み付ける、なんてことしていましたが・・・。

 ルックやトレック、タイムなんかもありましたね。へえ、こんな風になってんの?と独自規格など勉強になることも多かったので、面白いが先に来て、やっていたんだな。

 ところが今や円安真っ盛り、金利差ありすぎて、大金つぎ込んで介入しても足元見られて数カ月で元の木阿弥・・・。自分の名前を冠にして、経済政策と称してやってきたことのツケが回ってきましたね。当初から、劇薬に手を付けて・・・と言われていながらも、何か知らんが戦後最高の好景気?とか言ってたのって、全く実感がなかったわね。

 そのうち基幹統計を改ざんしているのがバレて、その経済政策が功をそうしていたら今年なんぞ10年前からして、150万収入が増えているはずだったんですが・・・。本人は早々に死んじまって無関係ってか?アベノミクス・・・。

 まあ、この国がまともになっていたら二三十年後には、やってはならない経済政策の例としてあげられるだろうな。

 ウイグルだったっけ?国内で高額な自転車が、円高のために安く買えた時代なんぞは今は昔となりにけり、であります。

 ということで、実用系の自転車とか、見た目はクロスバイクなんだが、やたら重い自転車とかの7部組の完成依頼なんてことがこの頃なのであります。

 ハンドル周りに、カゴ付け、ペダル付け・・・。

377698363_6659018440843934_2490876169086158842_n_convert_20230912202845.jpg

 マニュアル読んで、充電してみたり・・・。シフトブレーキ等の点検して、安全に乗れるようにしてから、お返しいたします。

 375872849_6659018367510608_3312068591860339963_n_convert_20230912202618.jpg

 海外からのものでしょうね、スイスイとありますが。

377707826_6659018510843927_8941890075463323211_n_convert_20230912202649.jpg

 カゴの取り付け、できないことはないかもしれませんが、勿論できる方もいると思いますが、工具類のことなども考えると素人に取り付けさせるのは、難しいのかもしれませんね。

 勿論自転車運搬の際に横を取られるカゴは外したい、という業者の気持ちはわかりますが。

 375923219_6659018294177282_4825440304729909901_n_convert_20230912202707.jpg

 ライトも取り付け、通電完了!勿論マニュアル見れば、誰でもできる・・・ということなんでしょうが、慣れない機器類をいじるのはやはり大変です。

 377880121_6659018574177254_4239640992205777791_n_convert_20230912202634.jpg

 ハンドルも固定して、大体の角度を整えます。この手のプロムナード系のハンドルだと、前後の向きを間違える人は流石にいませんが、冗談じゃなくフラット系のハンドルだと、フォークからして後ろ前につけてしまう人がいます。それが乗れるんだから困ったもんだ。

 377851948_6659018720843906_2577978511899066219_n_convert_20230912202723.jpg

 こいつの電動部は前輪にあるようですね。なので・・・、前輪を普通のホイールに交換してしまうと、非電動自転車として乗り続けることも可能でしょうね。

 376781726_6659018240843954_5010233398314931712_n_convert_20230912202811.jpg

 電池はここで、クランクには大きな仕掛けがないところからすると、この一般自転車に戻すのは比較的簡単でしょうね。

 なぜにそんなことにこだわるのか?ということについては、これから徐々に・・・展開してまいりますかね。

 375976533_6659018884177223_2678713143086667670_n_convert_20230912202740.jpg

 この車体の場合リアホイールは単なるシマノの内装3段ハブで組まれたもの、一般自転車とほぼ同じであります。電池交換等が安くない場合、買い替えをすすめられる際に、一般自転車に戻せる選択肢もあっていいかな、とも思います。

 よく一度電動に行ったら、二度と一般自転車には戻れないなんて言われそうですが、そんなことはありません。子供を二人乗せて、タオルだ着替えだのを積んで、されに買い物までして帰らなければならない子育て期真っ最中を過ぎれば、別に一般自転車でもいいか・・・という方は多くいらっしゃいますよね。

 377724975_6659018170843961_5854106231646940652_n_convert_20230912202828.jpg
 
 まあ、どこにでもある電動自転車なんですが、一箇所気に入ったところはここ。サドルの下に、こうした頑丈な掴むとこ専用金具が付いていることであります。

 台湾等の展示会には、頑丈な取っ手とサドルの組み合わせはむしろ一般的なんだが、まだ日本ではそれが一般化されていない。

 電動自転車は、重い、ひたすら重いよね。その車体を一般自転車と同じく、サドルの後方を持って持ち上げることを繰り返すと、大体傷んで外れたりして破損させてしまいます。

 電動の重い車体もしっかり持ち上げられるくらいの頑丈な取っ手がもっと一般的に付いていい、付くべきだと思いますね。その点こいつ、この点はいいですね。

 378015371_6659018790843899_6560265077086447768_n_convert_20230912202755.jpg

 かつて、仙台の同業者が、素人にトルク管理をさせる車体など売るな!!!という名言を残していますが、これってカーボン車体のことなんですが、ある意味正鵠かな?とも思います。

 カーボン車体を載っている方で、トルクレンチ持っている方ってどのくらいいるんだろうか?今はもう当たり前になったのかな?かつてはどこぞの大学のトライアスロン部、三年以上全員カーボンだったんですが、トルクレンチは個人も部室にもない・・・と平気で言ってましたっけね。

 同じくネットで自転車を売るべきなのだろうか?とは思いますが・・・、時代の流れなんでしょうな・・・。

奇人パフォーマー サカキマンゴーさんライブ 来る!



 当店内野音にて、また奇人パフォーマーがやってくるぞ!

 その名はサカキマンゴーさん。なんか調べたら、その道では相当の方らしい。旅芸人でもあるので、東京近くに来ると高い確率で当店に二三泊して、そして又移動していくんだが・・・。

 まあ、おもしれー人だよね。

 よく寝るんだ・・・本当良く寝る。そして水をよく飲む。だから車運転して地方から当店に着くと、布団敷いてやってペットボトル渡すと、喜んで数時間寝ている。

 寝ることが、創造と繋がっているんだろうね。そういう芸人さんに他にもいるわ。当店ソファーでギター弾いていたかと思うと、ポックリ寝ている・・・なんてね。

 今までは宿泊して一緒にご飯食べて、酒飲んで話していただけだが、今回はライブを当店でやってくれるという!からお知らせだ!

375967479_6655485781197200_6596356779396497630_n_convert_20230911204022.jpg

 親指ピアノと言われる、別名アフリカでは、カリンバとか、ンビラとかいう、非常に原始色の強い楽器の名手なんだな。

 ただ、それだけではなく、デジタル系も使って1人で多重のパフォーマンスもするというからお楽しみだ。

377930993_6655485941197184_4364647280536894662_n_convert_20230911204036.jpg

 今月9月の終わりの方だね、29日のよる8時から当店内の野音にて、行いますので、是非ご用とお急ぎでない方はおよりください。

 375928279_6655485887863856_1507726715899706910_n_convert_20230911204054.jpg

 見た目も妖しいモヒカン君であります。鹿児島出身で、自らの音楽を求めてアフリカを転々として、修行重ねている内に、原点である鹿児島で何かをみつけたと、なんか小説のアルケミストみたいだが。

 鹿児島と言えば、方言の強さでも有名なところながら、その中でも数えるくらいの人しか喋らない独特な方言を操って、自らの原点を探り当てた・・・、と同時に転々としたアフリカが全てついてきてしまったというから、面白くないはずがない。

 故郷を喪失している近代人が、表現を巡って逡巡しては、何かをきっかけに、何かを掴んでいくそういう個人でありながらも壮大な物語を体現している人でもある・・・。

 なので話していても面白い・・・。ライブ後の語りも面白そうだよ!

 ということで9月29日はしっかり開けて、当ライブにおいでください。絶対に損はさせません!

親の心娘知らず



 旧店舗ですから、現店舗の2つ前の頃、もう随分と前のことになりますね・・・。その頃からのご縁のある車体なんです。

 三鷹から荻窪までの通勤自転車にハマったお父さんの話。自転車で体も変わったんだが、ついでに自転車も大いに変えていこうと思ったんでしょうね、メカとしての自転車にもかなりハマったお父さんの物語です。

 375829238_6652236088188836_5107001299780099099_n_convert_20230911193749.jpg

 三鷹から荻窪までの距離なので、大した距離ではありませんが、その辺お父さんですよね、乗る自転車に拘りたかったんでしょうね。このゲーリー・フィッシャーの原型はしませんが、多分ほぼ残っていないんじゃないか?というくらいいじりまくっているようです。

 375973158_6652236124855499_2217728456961898194_n_convert_20230911194029.jpg

 フライトデッキのように、いろんなものが載っています。

 375854900_6652236698188775_2332827867848655831_n_convert_20230911193822.jpg

 で、色々いじっている中から見えてくる、主義主張ですが・・・これは多分、マウンテンの最高クラスのコンポを使いながら、街道用のクロスバイクを自ら組んでいきたい・・・ということなんじゃないか?と思うんですね。

 なのでアチコチちょこっと無理が出てくるんだが、そこは勉強家なお父さん、シマノコンポの一体何となにがどうシンクロするか?なんてもんを調べ上げて、部分交換をしていった最終章がこいつだったということなんですね。

 375926832_6652236604855451_5977124807126586027_n_convert_20230911193841.jpg

 こうしたクランクなんかにその辺の企みが見え隠れしているんですね。最大48Tを付ける・・・。マウンテンバイクとしてはデカイ部類ね。

 それからマイナス10Tなんていうのが通常なんですよ、つまり48T×38T×28Tのような歯が付くのが通常なんですが、見れば分かるとおり、センター、インナーに付いているギアがデカイんですね。センターとインナーの差が殆どないくらい・・・。

 だったら、今風に2枚にしてしまえば・・・とおもうんだが、このお父さんには10年以上前の常識の中での美しいシンクロの中で、理想を実現したいんだろうと思います。そういう気持ちはなんか痛いほど分かるんだよね。

 そっけないアドバイスの方が正鵠を突いてくることは重々承知しながら、自分のこだわりを捨てきれない・・・、そういう方結構来られますね、当店には。

 375831558_6652236884855423_1919590943198777910_n_convert_20230911193858.jpg

 見る人が見れば、本当お父さんの道楽・趣味性の高い自転車だということがわかるでしょうね。今回は消耗品交換とメンテで来たんだが、ソウソウ、10数年前の髪の毛一本の超絶調整なんかを思い出す。

 375923365_6652236648188780_2612655721132944460_n_convert_20230911193920.jpg

 プーリーの一部を交換する。

 375972216_6652236201522158_525205309204318482_n_convert_20230911193940.jpg

 エンド修正・ハンガー修正をしっかり正確にやる。なんか変だと思ったら、即これをやることだろうな。

 375863479_6652236261522152_6675069106748349950_n_convert_20230911193805.jpg

 シフトワイヤーは交換、さてここからが調整だ・・・。アッチを取ったら、コッチがダメに・・・。ちょっとカンパではある調整なんだが、シマノでもそうなってる。

 それは、マウンテンバイクのコンポでクロスバイク化を狙ったから・・・ということかと思いますね。なんだったらロードコンポでフラット化していけば、こんな苦労はしなくて済んだと思うんだが、マウンテンから入ったから、こういうことになったんだろうね。

 でも相当勉強になったんだろうと思う。かつては相当数のフロントディレーラーを持っていたもんな。そう、今回の肝もフロントなんでありますね。

 音鳴りを消す、今度はかかりに問題が・・・。癖としてちゃんと意識して、シフトアップをする、シフトダウンをする人であればなんとか万能に使えるんだが・・・。

 実はこのお父さん、仕事を変えて自転車通勤しなくなってしまい、今はこの手塩にかけた自転車を娘さんに貸している状況なんですね。

 当然!当然中の当然!お父さんの心娘知らずですわ。自分で空気も入れないんですから・・・と。見えるようだね。だから、癖ありセッティングにならざるをえないとしても、意識の高いお父さんになら、セッティングのあと、実習とミーティングを通じて乗りこなしは完了すると思うんだが・・・、娘さんだとなあ・・・。

 375946677_6652236381522140_6122570144849572949_n_convert_20230911194012.jpg

 とまあ、娘さんにはオーバースペックの癖あり自転車となっているんだが、お父さんはまだ懲りずに、かつての研究癖に火がついたようだった。

 375970957_6652236741522104_4275585010398955141_n_convert_20230911194045.jpg

 古いコンポで大ギアに対応したフロントディレーラーが見つかったんで、それ来ましたらまた持っていきます!

 と元気がいい。

 もしかして娘さんが通学等で使わなくなったら、再度奪還して自分で乗ろう!と思っているんじゃなかろうか?そうであれば、それで嬉しい内容なんだが・・・。

 もう少しシンクロ大会は続きそうだ!

しまった!やらないはずの改造引き受けてしまった・・・。



 新しいフォークを取り付けたいので、足りないネジ白を切ってください。ということで、安請け合いしてしまったんだが、これって無垢のフォークコラムにねじ山切るというやつで、スレッド化の件で、それはもうやらない・・・と宣言したか改造だったんだが、思わず引き受けてしまった。

 通常あるのはネジ山修正工具であって、ネジ山を無垢から切る工具ではない。土台無理なんだが・・・。

 376031715_6649375041808274_8918203190814151029_n_convert_20230909232008.jpg

 刃の強度がそこまで強くない中で、そんなことをするとすぐに切れ味がダメになってしまう。そうなると交換なんだが、この手の刃物工具は非常に高額だ。四万近くしてしまうんだな。

 一回の工賃を十分取れるのであれば、まだいいが、数万なんてふっかけはできない。そういう意味で、やめていた施工だったが、思わず受けてしまった。

 375336945_6649374718474973_3200528551595774196_n_convert_20230909231831.jpg

 ネジ山を切るところまでテープで印を付ける。結構掘るなあ。これは2日3日はかかるかもね。

 375937471_6649376328474812_2001640908877325745_n_convert_20230909231846.jpg

 修正用のダイスを入れて、静かに少しずつ回していく、とにかく少しずつ、少しずつ。熱をもたないように、少しずつ。

 375912114_6649375838474861_8656296179375644516_n_convert_20230909231903.jpg

 途中、ダイス内にたまる切子を掘り出す。そして、切り出し部分が一箇所にならないように、均等に来るように目で見張りながらすすめていく。

375053526_6649376558474789_7366869452037174743_n_convert_20230909232025.jpg

 切削オイルはケチらずに何度も注入。潤滑・刃の保護と冷やすという2つの目的のために。

374907953_6649375215141590_3671317252328525600_n_convert_20230909231918.jpg

 なんとか元々の倍近くある長さのネジ白を切る。これも3往復くらいしたかな。徐々に深くするために、刃の調整をしながらね。

 375881188_6649374378475007_4713033519881069438_n_convert_20230909232057.jpg

 これで終わりではありません。ベロつきワッシャーを通すためのこの溝を延長しないといけません。

375918491_6649375668474878_492708858329269247_n_convert_20230909231934.jpg
 
 溝の幅のフライスの刃を選んで、装着し、溝切り施工に移行。

375860540_6649375368474908_5708473831363986499_n_convert_20230909231952.jpg

 途中フライス盤の異変に気づく・・・。真っ直ぐに刃が回転していない、なので直線が引けない・・・。分解して調べてみると、なんと・・・、

376046172_6649376045141507_3601276079985337024_n_convert_20230909234203.jpg

 コレットを固定するネジ・パーツに真芯の精度が出ていないことに気づく。即メーカーに連絡し、別の方法にて溝切りをすることに。

 375860431_6649374791808299_6194383396311786915_n_convert_20230909232041.jpg

 再度溝も修正しながらなんとか完成・・・。しかしフライスの精度不良には焦ったわね・・・。

 とはいえ、高額の工具を傷める危険性のあるこの手の施工は基本いたしません。今回はなぜが、口が滑って、引き受けてしまっただけのことであります。

 これ精度のいい、剛性のある旋盤だと、可能になるんだろうなあ・・・と考えつつ。もし導入となっても大分先だろうな・・・というところです。

 クロモリは硬い、メッキはさらに硬い・・・非常に消耗しましたなあ・・・。

フレーム乗り換え自分で?要所はこちらで!



 ジャイアントのアルミピストを乗っていた、近所の染師さん。フレームが変な感じなんで、なんか変わりはありませんか?載せ替えは自分でやりますんで・・・とやってきた。

 彼の染め物は、人気がゆっくりながら出てきている。Tシャツ等に独自のデザインで染を入れていく。好みはあろうが、好き嫌いを超えて、実に手間のかかっている仕事が垣間見れる。

 なんの後ろ盾もない一人の青年が染め物一本で生きていこうとする、実に潔いではないか。と、たまに近所の工事現場で赤棒振っているのに遭遇することもある、非常に照れているんだが、時にバイトしながら染師で生きている、当然応援したくなる人物である。

 当店のイベントでも高い確率で出店しているんで、その際はまずはその繊細かつ大胆な仕事ぶりを見てほしいですね。一体今日何本染めたんだい?と、柴漬けの桶に手を突っ込んだような真っ赤な染料に染まった手でやってくることもある、頑張っているよ、実にね。

 そういう彼なんだが、流石にものを見る目はしっかりしている。彼の予算・・をオーバーしながらも、だいぶ前から所蔵していた当店の鉄フレームを渡してみた。

 375764242_6641712559241189_6492745300945120389_n_convert_20230907213406.jpg

 ラグ付きのクロモリフレーム。当店にやってきたのは・・・もう今から二十年以上前。とある女性が自転車始めたいということで取っておいたんだが、どうもすれ違って今やどこにいるかわからない。

 持ち主になろうという人を失って、本当店の天井の隅にぶら下がっていたんだが、この機に街道に戻してやろう、そうものの価値の分かるやつに渡れば、フレームも文句はなかろう。

375874294_6641712055907906_1937960077577043677_n_convert_20230907213350.jpg
 
 どうだいこれ・・・、ちょっと予算オーバーだが、これで踏んでみないか?

 こ、これ・・・本当にいいんですか?僕なんかで・・・。

 この一言で、こいつの目は確かと思ったよ、だったら渡ってお行き!この彼が新しい主人だよ・・・と。

 基本ピスト系、組付けも比較的簡単なわけで、自分でやりたいということだったんで、当店は影で協力。

375861205_6641712855907826_391801526683440068_n_convert_20230907213305.jpg

 BBは当店が入れることに、ついでにタッピングやフェイシングもして、あたしいBBを入れておくと、彼が元ついていたクランクを自分で取り付けた。

375316386_6641748775904234_1970568172437893637_n_convert_20230907213251.jpg

 これも元ついていた後輪を取り付ける。エンド幅は120エンドのもの。

375300785_6641713159241129_8936361973279036273_n_convert_20230907213236.jpg

 ハイ、ピストフレームでなく古いロードエンドのフレームなのであります。5速時代のロードフレームですね。なので、今回は固定ギアで組みますが、時に多段のホイールを入れると、ロードレーサーなんかに変身も可能です。

 当店では11速にして差し上げることも可能であります、エッヘン。

 375870744_6641713375907774_1138086919933120850_n_convert_20230907213320.jpg

 それで、素人が到底出来にくいパーツがもう一つ、そう、ヘッドパーツなんでありますね。あんな小さいパーツに一体何種類の工具が必要になるのか?という厄介なパーツなんであります。

 なので、ここも当店がレビンを色々やって装着することに。

 375330160_6641713002574478_7048019884779608056_n_convert_20230907213335.jpg

 メッキのフォークにメッキのヘッドパーツなんて、かなりこの辺クラシカルに。暫し、今持っているパーツ類を使い、徐々に、よりクラシカルに持っていきたいということですね。

 376031135_6641749059237539_4156508034811050649_n_convert_20230907213425.jpg

 チェーンステーもメッキ、それに合わせたかのようなシルバーの厚歯チェーン・・・。

374634987_6641711905907921_611026070077018951_n_convert_20230907213221.jpg

 フロントホイールと、サドルピラー、ステムハンドル、ブレーキ前後にブレーキレバー・・・を取り付ければ乗れるようになりますね。

 完成したら、当店が最終点検するんで、持ってきてね!

 この自転車にそこそこかかったから、これからまた染め出すんだろうね、また手を真っ赤にして、疲れた顔してやってくるが、正々堂々なんとか生きている男だね!

 彼の作品、機会があったら見てよ!生き様がバッチリ出ている、実にやつらしい染め物たちを!!!

スターメーは独自調整 走る小径ダホン



 店主もこの手のダホン、折りたたみのフレームを置いて行かれたところから、台湾一周号を作ったわけだが、流石にダホンの作りは頑丈でいいね。この溶接跡・・・

375858906_6638289422916836_7488186493516415878_n_convert_20230906224443.jpg

 太く頑丈なアルミパイプで小さい三角を作っている、そして惜しみなくビードのあとまで、これなら暫く使えそうだよね。

 374635508_6638288919583553_3271284076926035345_n_convert_20230906224457.jpg

 真ん中で折りたためるようになっているのも、店主の台湾一周号と同じだよね。

 でこいつをヤフオクで落としたらしい・・・、そしてアチコチの不具合を直すという依頼をいただきました。

 ワイヤー系はすべて交換なんだが。

374517898_6638288969583548_7637504843425850223_n_convert_20230906224528.jpg

 メインはリアハブ、スターメーの内装3段を使っているんだが、どうも前の持ち主さん、自分でいじる傾向があるようで、このワイヤー周りにちょいと問題があった。

 スターメーとは取引はあるが、そんなに頻繁ではないので、小物が少ない。できれば手持ちのパーツ加工で何とかしたいと、大森社長と衆議して、極秘パーツの開発で一致。それがこれ!

375305662_6638289359583509_218834779764082205_n_convert_20230906224542.jpg

 写真としては公開しますが、中身は極秘!よい子の皆さんは絶対に真似しないでくださいね!これで分かるあなたは猛者です、明日より自転車屋できますよ!

375546682_6638289239583521_1228727858054969249_n_convert_20230906224558.jpg

 そして、ありがちなT字ハンドルでのガタ、これがどうも2つのポイントから発生していたようで、その辺調整ですね。

374694240_6638288829583562_3928625011881184522_n_convert_20230906224814.jpg

 この辺外しての締め直し。ハンドル周りの改造依頼なんか来たら、喜んでやってしまうが、なんともガタも取れて、多少の剛性なしは気になるが(店主特有の恐怖感より)、でも堅気のダホン並みにはなったので、まずはこれで。

 375323405_6638289122916866_506916353079147667_n_convert_20230906224851.jpg

 ブレーキはVで、リアはこれでいいとは思うが、

375334337_6638289276250184_2648617799859277002_n_convert_20230906224835.jpg

 フロントに限り、16インチと小さいホイールであることと、思いの外トップが短いので、効きすぎるブレーキはジャックナイフの危険性がありますね。こいつも高速で下っている時、このフロントのVブレーキをきかせたら、高い確率で前転しかねない・・・。

 なので、ロングアーチの少しボケたくらいのキャリパーブレーキのほうがいいかもなあ、なんても思った。その辺気をつけて乗れば大丈夫だろうがね。

 375827513_6638289062916872_1225378033010688248_n_convert_20230906224513.jpg

 まさか!の安い値段で落とした割には名車だったりする。丁寧に乗れば長持ちするだろうし・・・、ジャックナイフの危険性を考えて、前だけ20インチにフォークと共に交換するのもありかも・・・なんてイタズラ思いついたり・・・。リアを外装にする・・・なんてのもね。

 この手の走る小径は、意外と便利で、ハマる可能性もあります!靴でいったらスニーカーみたいなもんかな?

楽器直し等をやってみよう



 こんな楽器が持ち込まれた。ギターなんだが、裏がグラスファイバーでできている。店主が中学校くらいに知った、オベイションという非常に高いギターがそれだったが、時が経って量産されたのか?そこそこの値段でファイバーものも出てきているらしい。

 ちなみにオベイションの音は店主は嫌いだった、深みがない・・・、安っぽい音しかしていなかったから。

 これはスーパーギタートリオなんてのが当時あって、ジョン・マクラフリン、アル・ディ・メオラ、そしてパコ・デ・ルシアの三人だったんだが。

 パコ以外の二人がそのオベイションを使っていたんだが、まあ、聴き比べてみてください。パコの出す時に重厚感のある音から比べると、パタパタとなんとも情けないヘナヘナな音・・・にしか聞こえないんですねえ、どうでもいいけど。

 375269452_6634518729960572_3871079806103156547_n_convert_20230905230032.jpg

 裏がこのようになっています。今はやはりいい単板のギターが高額なんだろうな。この金属のプレートがあるんだかここにストラップピンを打ち込んでほしいという、依頼なのね。

375266493_6634519293293849_8573530338030686955_n_convert_20230905230115.jpg

 これなんだが・・・。ストラップというのはベルト状のもので、ギターを立って弾く場合、肩からギターをぶら下げるものなんだが、こいつを引っ掛けるピンということ。

 2ついるんだが、1つは

375257556_6634519203293858_3587872379400361332_n_convert_20230905230136.jpg

 ギターボディーの下部に付いているんだが、上部にないので、ちょうどプレートあたりが適当な位置であろうということで、そこにつけることに。

 ただし、まず金属プレートがあるので、こいつに穴を開けないといけないが、問題はグラスファイバーの厚みである。これが薄いと先のストラップピンのビスは使えない。薄い板にあのビスだと抜けてしまうからだ。

 となると、ビスではなく、ボルトナットで止める必要になるだろうね。そうなると・・・、ボルトを裏で固定しないといけない・・・サウンドホールから手を入れて・・・と面倒だよね。

 まずはこの鉄プレートの裏の土台を調査しないとね・・・。辺野古の下はマヨネーズ状だと言うんだが・・・どうなることやらだね。

 375067555_6634519669960478_8429903624888091753_n_convert_20230905230056.jpg

 サウンドホールの中から観察するに、ネックの根本が分厚い木でブロック状になっているので、ちょうど金属プレートの裏までしっかりそのブロックがはいっているようだ、つまり、土台はかなり頑丈ということらしいね。辺野古でなくてよかった・・・。

 となれば、ビスでも十分だろうと判断する。

 ではそれに基づいて施工開始!

374771124_6634519413293837_6430802597726193816_n_convert_20230905230204.jpg

 真ん中の位置を測って、ポンチを打ち込んで、そこに3.5ミリのドリルをかます!

 375310472_6634519346627177_2111507002264272700_n_convert_20230905230224.jpg

 まあ、呆気なくついてしまった。では実際ストラップはどうかかるか?というと

374642803_6634518906627221_2494634072581930123_n_convert_20230905230241.jpg

 ハイ、かかりますね。上部にかかったので、下部にもかけてぶら下げてみます!

 375062358_6634519153293863_4492580281781154535_n_convert_20230905230257.jpg

 ハイ、完了!!!

 なに?まだ終わりでない?

373589064_6634518813293897_755725429454570034_n_convert_20230905230314.jpg

 モーリス持ち出したよ。これがどうしたの?

 374633034_6634518966627215_780225397960600108_n_convert_20230905233233.jpg

 どうも2弦にビビりがある。それも開放弦だけ・・・ということは?・・・・、そうサドルが低すぎる・・・という結論なんじゃないか?と思うのであります。

 1フレットから順々に抑えていくと、全くビビりがない・・・のでね。

 373351517_6634519493293829_568875007535370581_n_convert_20230905230330.jpg

 では修正しましょうかね。まず埋めるためにその下地を整えます。

375271034_6634519589960486_78226346513205843_n_convert_20230905230346.jpg

 牛骨のサドルを埋めるので、牛骨を削ってその粉を利用します。

374684790_6634519759960469_551246044382981736_n_convert_20230905230401.jpg

 固まると非常に硬化するタイトボンドと混ぜます。よーく混ぜて、そいつを・・・

374235866_6634519039960541_7464270245803582249_n_convert_20230905230416.jpg

 マスキングしたサドルの溝になすりつけるようにして盛って行きます。

 2日くらい放っておいたら、固く硬化するだろうから。それが確認できたら、慎重にまた溝を掘って、ビビる手前の高さの溝を作れば完成だろうと思いますね。

 あまり公にはしていませんが、たまにこの手の楽器の修理なんかもしているんですよ!なんて、静に宣伝しておきます!

夏休み 頑張ったお父さん!



 最初は、娘の自転車を再塗装してくれませんか?ということでやってきたんだが、こちらがやると高額になりますよ、ということで、なんなら軒先をお貸ししましょうか?という話に持っていった。

 色は自分たちで決めて、ペイントは持ち込んでください。その他、解体組付け、下地作りから、洗浄、下塗り、上塗りのご指導と材料、場所貸し等はこちらでやりますがどうしますか?と。

 一度家に帰って考えてから、やりますのでよろしく!ということだった。

 赤い自転車で、もらったものかな?娘さんが乗るんだが、色を変えたいということで、多分二人で選んだんだろうね。

 早速下地作りから始まった。

375283911_6634203576658754_7773703119688480282_n_convert_20230905193917.jpg

 ご近所で、午前中から作業に没頭しては、お昼を食べに帰って、また午後からと、熱心でしたね。

 あれたフレームではなかったんですが、かなり周到に下地作りをしていました。

 375323206_6634203633325415_8082261461150400650_n_convert_20230905193932.jpg

 すべて暑い日でしたね、しかし今年は暑い、しかもしつこい・・・。何回くらい通ったかな?下地作りが終わると、今度は、本塗りの方に入ります。

 色決めの色を塗って、少し修正して、そしてクリアがけをします。暑かったせいか、乾きは一瞬ですね。重ね塗りも比較的短時間で可能となります。

 ただ暑すぎると、今度はペイントが暑い鉄に泡立ってしまうこともあるので、気をつけながら・・・ですね。

 374777413_6634203399992105_7046309114741463287_n_convert_20230905193902.jpg

 反省点もありながら、なんとか第一回自作ペイント自転車の完成といきました、お疲れ様!!!

 細かいところを見ると、まあ、色々ありますが、お父さんが娘の喜ぶ顔を思って、やった作業なんで、細かいことはさておきです!その行為自身が尊いんです・・・。

 375459356_6634192496659862_1911440810300439203_n_convert_20230905194050.jpg

 青に見えますが、実際には藤色です。写真で色を撮るのは難しいですね。

 375970544_6634192443326534_7392252174194013694_n_convert_20230905194035.jpg

 チェーンカバーは使うので、立派なフレームの一部ということで、しっかりペイントしましたよ。

 374776800_6634192643326514_6882045787107063554_n_convert_20230905194019.jpg

 分解できる後部も別にしっかりとペイントしました。

 373312967_6634192756659836_4308261170269048886_n_convert_20230905194138.jpg

 それとこの手のカバーは裏からもしっかり見られるので、裏も念入りに塗ってましたね、大成功ですわ。

 375269397_6634192536659858_1203737072555300486_n_convert_20230905194106.jpg

 ヤッター!!!完成だ!お父さん頑張りましたね!くどいようですが、これは青に見えるだけで、本当は淡い藤色です。

 酷暑の中の作業だったんで、常にお父さん一人による力作ですが、これは娘さんには通じるでしょうね・・・。言わなくても大事にするでしょう。

 そうかあと、これをもし中学生になっても乗りたいと来たら・・・、なんとかしてやるれるかな?なんて頼まれてもいない、先のことなんかも考えたくなる・・・、娘を思うお父さんの優しい気持ちが伝わる一台となりました。

 どこにも売っていないよ・・・。世界に一台だ・・・

バラして 組んで またバラして掘って 組み付けた・・・


 
 あの富士のサドルなしバラッド君。ピラーがどうしても抜けず、持ってこられたんだが。抜くためにすべてのパーツを外して、ラスペネ漬けにして、万力にかけて回したんだがどうも行かず。

 また組み付けて戻すことに。ところがまた、再度掘って乗れるようにという要望で・・・27.2のピラーの内を25.4まで掘って、25.4のピラーで再生・・・ということになった。

 なぜ25.4にするかというと、細いほうが削る労力を使わずに済むということ、そして細いピラーの中で絶対安定供給されるのが25.4=1インチということなのね。

 375327702_6630674470344998_8543386712546426578_n_convert_20230904192753.jpg

 掘るためにもしっかり固定しないとダメなんで、再度バラして、フレーム単体にして万力にかける。そしてアジャスタブルリーマーの機嫌をみながら、徐々に内側を削っていく。

 375288560_6630674453678333_8565666945922412707_n_convert_20230904192840.jpg

 ピラーの内側がアルミとは言え、金属を削ぐようにして削っていくのはやはり重労働なり!

 373560813_6630674033678375_1079794539257307022_n_convert_20230904192808.jpg

 残っているピラーすべての内径を25.4にするのは無理があるので、適度に切断した新ピラーで調整できるところまで掘る。

 374647072_6630674330345012_3781030447696854752_n_convert_20230904192823.jpg

 後はこの25.4のピラーを相当長いので、かなりの高身長の人にまで対応できるね。

 375465180_6630674523678326_462130812361646962_n_convert_20230904192722.jpg

 フラット系ハンドルに背の低いカゴなどがついて、名コミューターといったところかな。

375160190_6630673967011715_5787393456530413790_n_convert_20230904192708.jpg

 取り敢えずヤフオクからやってきたらしきコヤツの再生が可能となりました。二度のバラシと組み付け、ラスペネ漬けと、ピラー内径掘りという重労働の末であります。

 でもこれしないと、サドルなし自転車だったんで、すべてダンシングで走らなければならない、トレーニング自転車のままだったんで、これぞ再生ということでしょうな・・・。めでたし、めでたし!

プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

カテゴリー
リンク
月別アーカイブ

カウンター