メールフォーム
一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |某有名リムの怪? tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
fc2ブログ

一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

某有名リムの怪?



大変見にくいと思いますが、矢印と棒線の間にうっすら筋のようなものが見て取れます。

 これは偏に、カメラの性能というか、店主の技のなさというか、焦点が何度やっても合わなかったということなんですが、クラックが入っています。

 110529 (2)

 同じくこちらも、左右に二筋、クラックが入っています。

 これは当店で組み付けた後輪なんですが、こうしたクラックが、一つおきに入ってしまっていました。
 
 フリー方の穴、すべてにです。後輪はフリーとそうでない方で、スポークの長さは2ミリ違います。その2ミリの違いがスポークテンションの違いとなって現れるので、このクラックはフリー側のスポークのオーバーテンションによって起こったとみていいかとおもいます。

 これはこの個別であるこのリムに関しての診断としては、それで問題はないと思います、が・・・。

 リムとは、個別であると同時に、メーカーと類に所属しています。

 個別のリムにとってオーバーテンションである、ということと類であるリムにとってオーバーテンションであるということは、話は全く別です。

 このリムは、某有名メーカーの名作といわれているリムです。かつては決戦用として使われてきました。

 その際のテンションは、ウソー!と思われるほど高く、交点をソルダリングという結線してハンダ付けをするという加工が施されているのもありました。そういうことも可能であったリムのはずでした。

 店主も、ここぞ!で何度か使い、信頼を寄せていたリムであるだけに、七十キロ弱のライダーがたかだか二千キロを走破しただけで、クラックが入るなんてことは、考えられませんでした。

 ちなみに、知り合いのメカニックや出入りの詳しい方々などに、あくまでも感覚的なところで判断を仰いでみると、このクラックホイールのテンションは通常か、やや低いのではないか?ということでした。

 メーカーさんの方に問い合わせると、完組みであれば、すべてメーカーの設計であるためそれなりの分析と回答はだせるが、手組みとなると、一体どこに原因があるのかを特定するのはむずかしい、という主旨のお答えが帰って来ました。

 確かにそうでしょう、まことに答えにくい分析だと思います。

 そして、あくまでも目安ですが、持っているテンションメーターで計ってみました。
110529 (3)

 洗濯ばさみのお化けのような簡易なメーターで、店主は今まで、スポーク折れを起こしたホイールの修正などには使用していましたが、この数値を前提に組み付けたことなどはありませんでした。
 
 計ってみると・・・25という数値。

110529 (4)

 換算表で見ると、このスポークテンションは120キロということでした。

 メーカーさんの言い分ですと、70キロ~90キロということで、ホラ見ろ、オーバーテンションだ!ということで決着はしたんですが・・・。

 しかし今までの経験上、MのRはそれ以上のテンションでも十分に耐えて働いてくれていたはずです!

 と、いくら叫んでも、メーカーの指定テンションではこう出ているので、全くもって仕方がないことなんでしょう。

 メカニックとしては、この特定のこのリムだが、たまたま弱かったんじゃないのか?工業製品だから、バラツキはありますのでねえ・・・。と思いたいところですが、それこそ、この個別リムのアルミの成分表か何かを分析して作らない限り、あくまでも類推の粋を出ることはありません。

 そうなると・・・メーカー指定範囲内の低いテンションだけで、このホイールを組み続ける必然性はないので、この有名メーカーのスタンダード的なリムは今後、使いにくくなってしまいますね。

 ただでさえ、チューブラーリムがないというご時世にです。

 それに、これからはこうした目安としてのテンションメーター使用も考えていかないといけませんね。

 次回以降から、知悉したアルミだけではなく、ついにカー○ンリムを使っての展開も考えていなくはないですから・・・。

 大体釣り竿にもなっているあの素材、正直よく分かりません。

 当然スポークも少なくなりますし、その辺のテンション管理などもしていかないと・・・。

 これからちょっとその辺にも敏感になるかも知れません・・・。しかし、ちょっくら悔しいねえ・・・、類としてのリムの破損の本当の原因が分からないというのは・・・。どう見ても、あの程度のテンションで、類としてあのリムが破損を起こすなんて、考えられないからなあ・・・。

 メーカーの基準を厳守するとなると、物事はすべて小さくまとまるような気がします。そこにプロショップが入ることによって・・・、という路線で今まで来ましたが、同じ路線を行くとしても、今後はより慎重に、慎重の上にもより慎重に検討しつつ、かつ利用者の皆さんにも十分な説明とメンテの徹底もしていかないといけませんね。

 こういう事をキッカケに、よりいっそう当店は太くなっていきます、といっても決して太々しくというわけではなく、より広範な注意と対策を打っていけるよう成長したという意味ですので、念のため!

 ※今回不可解な施工「ミス」により、ご迷惑をおかけいたしましたy様には心よりお詫び申し上げます!
スポンサーサイト




この記事に対するコメント


この記事に対するコメントの投稿

















この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
→http://tanukicycle.blog75.fc2.com/tb.php/1018-ffe73360
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

カテゴリー
リンク
月別アーカイブ

カウンター