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キメラ決め!不可能を可能に・・・しましたねえ・・・ |
![]() 「不可能を可能にする自転車屋さんて、こちらでしょうか?」 ちょっくらプレッシャーを感じてしまうお問い合わせです。なんと答えたらよいのやら?まあできることはやりますが・・・。 これが答えだとすれば、答えになっていませんね。できることをやる、というのは可能なことをやる、というだけで、冒頭の不可能なことを可能にする、という含意はありません。 言い換えれば、通常不可能といわれていることを、自分たちの持っている技なり道具なりで、できる限り可能に近づける、という程度の意味でなら、まあ、そうですね、とお答えできるかな? まあ、やりもしないで、できない!と無碍にお断りすることは、おきまりの規格の違いなどを除いては、ほぼしないという立場は取っています。 で、今回ですが、ママ狸ん系のご依頼です。電動自転車に子乗せカゴを付けられるか?まあ、今までハマックスというタイプの子乗せカゴを「都内で唯一!」なんていうお店についで可能にしたことは何度かありました。 そういう意味で、他のお店のせっかくのキャッチフレーズを壊してしまったわけですね・・・、ごめんね。 今回もこの手のご依頼なので、なんとかできるよう努力します、ということでお引き受けしたんですが・・・。 結論から言うと、冒頭の写真のように、しっかり子乗せカゴを付けているわけです。ただ、それだけでしたら、今までの話題と同じで、今回は一ひねりあったんですね。 いつものように、くっつけています。 ![]() 電池とシートピラーのほんのちょっとのスキマに金具を入れて取り付ける、これは今までのやり方と全く同じなわけです。 ![]() 例によってハマックスのための台座が付いていますね。 ところが、これについている子乗せをよく見ると・・・ ![]() ポリスポートと書いてあります。そうなんです、ハマックスの台座にポリスポートがついている。頭が人間で足がウマ、ケンタウロのようなキメラ状態になっているわけなんです。 もちろんポリスポートには、それ専用の台座があります。 これです・・・ ![]() この黒赤のプラスチックと金具でシートピラーを挟む、というハマックスとほぼ同じ発想なんですが・・・ ![]() この金具が、ポリスポートの場合肉厚で、電池とのスキマに入らない・・・という難点を含んでいます。 ご依頼主も自転車とこの金具を知恵の輪のように、色々と試してみたようですが、どうしてもできなかった。不可能だったというので、それを可能にしてくれるであろう当店に持ってこられた、という経緯らしいのです。 店主も同じく知恵の輪を色々と試してみました。金具を一体ではなく、途中で切って、二本に分けて・・・、とか、また別の金具、Xの形のものをつくる・・・とか。 かなり大幅な手を入れない限り、金具を作るとかしない限りは、やはり不可能・・・ということが言えそうでした。 そこで発想を転換させます。ポリスポートのこの台座は無理だとしても、この程度のスキマぐらいであれば、ハマックスの台座は取り付け可能だろう・・・とすれば、ハマックスの台座にポリスポートを付けることはできないか? 両者共に二本の棒状のものを台座にはめ込む形式なので、よく比較してみますと・・・。 ![]() 違いはこの部分が角張っているか、丸めになっているかの違いで、構造上の大きな違いはほとんどないことが分かりました。 ハマックスの棒をポリスポートの裏に取り付けてみました。 ![]() 多少のRの違いはあるものの、難なく付いてしまいました。固定ボルトも十分な位置まで回せ、構造上の安全確認もできました。 で、冒頭の写真のように、当たり前のように電動自転車に子乗せカゴ付いてしまったわけです。 ウーン・・・、まあ、このレベルで良いのであれば、不可能を可能にした店・・・となりますかね、今回は。 安全確認をしっかりやった上、子狸を載せて試乗もしてみましたが、問題ありませんでした。 純正品どうしではないため、取り付けなどの確認は、通常よりこまめに慎重に行ってください、ということはよくお伝えいたしました。 ゆくゆくは、ハマックスを購入して、こちらにはハマックスを付けて、ポリスポートの取り付け可能な自転車を購入されるようなこともおっしゃってました。まあ、純正品の方が安心できるので、そうされることをおすすめします。 構造に関する確認としっかりした技術、その詳細な説明と、利用者のご理解と承認によってのみ、こうしたことは可能となります。ですから、すべての方へ適応させる内容ではありませんので、誤解なきよう、ご判断ください。 法に接触しない限り、自らの力量と、利用者のニーズと、ものの構造との三位を厳しく検討しながら、やっていくという姿勢は、どこか堅持していきたいと思っています。 その程度の意味でよろしければ、「不可能」を可能にする店・・・といってもいいのかも知れません・・・。 スポンサーサイト
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この記事に対するコメント |
お久し振りです! 凄いです! もう、この一言です! 純正品と社外品のコラボ! 「不可能を可能にする。」これ以外でも色々と「不可能」を「可能」にしています! これからも、宜しくお願い致します!
【2011/06/29 01:19】
URL | 誠 #- [ 編集]
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Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。
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