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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

子供運搬車 その後の展開 これもあり!



 ゴッツイ、子供運搬車です。重くて頑丈、子供を安全に運ぶためにはよく考えられた、車体だと思います。

 前後に子供二人と、お母さんの三人が乗れる自転車、なかなかハイテクです。

 この自転車をお持ちのお母さん。上の子は小学校三年生で、もう自分の自転車でしっかりお母さんのあとを付いてきます。

 下のお子さんが、後ろの子乗せに乗っかって、お母さんと移動・・・。

 と、いうことは?学齢ですから丸三年間というもの、前の子乗せカゴには、子供は一切乗っていない、ということになります。

 しかし、子供が三年乗っていないのも関わらず、このゴッツイ子乗せカゴを付けたまま、そこに買い物などの荷物を載せて使っていた、ということらしいです。

 丸三年も用無しのゴッツイ子乗せカゴを付けたまま・・・、それはそれはお疲れ様でございました。

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 プラスチックでも重々しい前載せ、それに枠を付けるように支える鉄のハンドル・・・、軽いわけありません。もう子供を作る予定もないということなので、この前載せはもう邪魔ということになります。

 邪魔なら取ればいいのに、そういう発想になぜ行かないのか?

 それは、完成車としての自転車、という発想しかないところから来るものだと思います。

 スポーツ系の自転車は、ハンドル一つ、サドル一つから自分で選んで取り付けていきます。そういう人から見ると、自転車は、パーツの寄せ集まり、という見方が主流であるために、使うものはより使い勝手をよくしていくし、逆に使わないものは取り外す、という発想自体によって、成り立っています。

 ですから、スポーツ自転車の発想から言えば、重くて、使わない前の子乗せなんて取ればいいのに・・・と自然に発想が流れていくと思うのですが、一方で完成車としての自転車という意識の方には、買い換えない限り、この自転車をこのまま使うしかない・・・と思ってしまうんでしょうね。

 自転車を愛着を持って、自らの仕様により近づけて乗り続けていこうという方は、自転車=パーツの寄せ集め、という意識を是非持って行っていただきたいと思います。

 で、使わない、子乗せなんて外して、通常の軽いハンドルとカゴに乗せ替えてしまいましょう。

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 はい、この背を外して、通常のハンドルを付けます。

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 そして、前のカゴを付けます。これはお母さんですから、前後のいずれかのカゴは必要ですね。

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 いわゆる、普通のママチャリに変身です。

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 頭でっかちのズッシリ自転車が、最初から身軽な自転車としてあったような顔しています。

 早速乗ってもらいましたが、今までブン回されて振り回されていたハンドルが、自分でちゃんと制御できる軽いものに、当然自転車自身も軽量化されますから、全く違う自転車に乗っているようだ、ということでした。

 予想通り!当たりです!

 前後子乗せカゴを載せた自転車のカゴを一つ取って軽量化してほしい、しかも今回のように前カゴをとってほしいという、要望を通常の自転車屋さんに持って行ったらどういう反応が返ってくるでしょうか?

 軽い自転車買いなさい、と来るのが関の山かな?まあ、そういうプロの方々はそれでいいでしょう。

 それよりも、もっと力を入れて行くべきところは、自転車に関する、様々な既成の発想というものをいかに壊して、新たなものとして、見せていくか?ということかと思います。

 多くの素人さんに、「エエ?自転車ってそんなことできるの?」ということをいろんな角度から見せていくこと、そうなんですよ!自転車ってもっと自由なんですよ!もっと好きなようにかえていくことができるんですよ!ということをできるだけ多くの方々に見せて、納得してもらって、定着させること、大切な当店の仕事の一つかと思います。

 そうなると、そうした発想は単なる自転車などというものを越えて、服や楽器や家やその他身のまわりのすべてのものや、仕事や生き方などの高度に抽象化したところまで、広がっていくんじゃないか?いや、そこまでいってもおかしくないような起爆剤を持っているように思えます。

 ガキチャリ、ママチャリからスポーツ車にいたるまで、ヘエ~、そんなことできるんだ・・・?!というところをこれからもお見せしていきたいですね。

 来年から子供が小学生になる、というお母さん、こうしたこともできるんですよ!自転車は思われているより、ずっと自由なんです!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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