メールフォーム
一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |こういう風に生き返す・・・ありですねえ・・・ tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
fc2ブログ

一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

こういう風に生き返す・・・ありですねえ・・・

110819 (5)

 こういう状態で持ち込まれました。

 あとホイールを前後にはかせて、消耗品などを交換してセッティングをすれば、乗れる・・・という状態ですね。決して悪くはないですね。

 標準としてはこれでもいいかと思いますが、再生の選択肢が他にあれば、そういうものを把握していれば、また色々活かすこともできるわけです。

 110819 (6)

 ロードのドロップハンドルに、手元変速のSTIが付いています。この手元変速の機能は優れたものなので、本来なら壊れていなければ、このまま使い続けるというのが順当かと思いますが、今回この選択肢は捨てました。

 なんと先祖返り、Wレバーに戻すということに。

110819 (4)

 ハンドル形状もロードハンドルから、ピストハンドル、つまり肩の落ちたタイプのハンドルにかえます。

110819 (2)

 トランプにバイシクルというのか、ジョーカーが自転車に跨っているものが有名ですが、あれを思い出しますね。思えば、あのカード内の自転車のハンドルって、ピストタイプのものだったのかなと、今になって思います。

 そして、ホイール類もクラシカルな方向へ持って行っております。
110819 (3)

 ロープロファイルのリムに、なんとチューブラータイヤを選んで履かせる、という選択肢。わざわざ手間のかかる方向へ切ったということです。でもかつてロードはみんなそうだったんで、まあ、それはそれで良いかな、という感じですね。

 単純に戻すというのではなく、要所に好みを載せて再生する、こんな感じになっています。

110819.jpg

 スッキリシンプルに仕上がっています。

 こういうのって、ありですね。

 元々クラシカルなものに乗っていて、そういうものに戻したくて、こうした・・・というには依頼者のSさんはお若過ぎです。

 ではなんで、こうした形になってきたのか?

 これは店主が傾向から勝手に推測しているだけですが、これはピストブームというものが持ってきて、そして残り、根付きつつある一つのセンスかな?とも思います。

 かのピストブームはカラフルパーツをメーカー動かして作らせただけではない。ちょっとしたクラシカルセンスの復興、という側面にも貢献したんじゃないか?と店主は思っています。

 鉄の細いホリゾンタルフレームや革サドル、ディープリムに対するロープロファイルリムへ関心が向くなどがあげられますが、若い方が本気でオンボロビンテージ自転車を「かわいい」とリニューアル依頼してくるところなどに、そうした傾向が見られるように思われます。

 隔世遺伝というのか?若い人の中に古い自転車の美的要素を発見して、それを活かしたい、と本気で思っている方々が少なくはないということでしょう。
 
 当店内でも昔の自転車を大切に乗っておられる年配の方と、若い子達とが妙に話が合っている、などということが多々ありますが、どうもそういうことなんじゃないかな?

 自転車の成熟化への種子を感じます。カタログを見て、コレ!買おう!というのではない、別な自転車への接近法、いろんな側面をお見せしていかないとね!
スポンサーサイト




この記事に対するコメント


この記事に対するコメントの投稿

















この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
→http://tanukicycle.blog75.fc2.com/tb.php/1105-b1979a0d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

カテゴリー
リンク
月別アーカイブ

カウンター