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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

父から息子へ 旅をし続けるランドナー

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 この状態で持ち込まれました、ランドナーです。

 日本のあらゆる地域を走ってきて、暫く家の片隅でお休みしたようです。

 そろそろ起こして、また走ってもらおう!しかも乗っていた父から、その息子へという、自転車のバトンですね。

 しかし、よくできているフレームです。凝っている箇所ががアチコチに見受けられます。

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 ワイヤーをチューブの中に通します。
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 こんなところから頭を出して、フロントメカを引くんですね。イヤー、技ありですねえ・・・。

 こんな渋さを残しているフレームなんですが、乗り継ぐのが高校生ですから、あとは実質重視でいきたいと思います。とにかく口を回す前に足回せ!でいこうぜ!

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 現行品のスギノのコンパクトクランク。十分!

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 これも現行品、シマノのソラ、元気が良いねえ!十分、十分!

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 タイヤも英式バルブ、26*13/8・・・、日本中どんな田舎へ行っても、このサイズのタイヤが切れていることはない、とほぼ断言します!俗に言う650Aというサイズですが、これはまさにママチャリ・実用車の定番サイズなんです。しかも英式といえば、高圧には向きませんが、どこの家に飛び込んで、「すみません、自転車の空気入れかしてください!」といっても通じる形式です。

 まさにトラブルフリー!!!
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 ヘッドパーツも交換しましたが、これがランドナータイプの玉がばらつかない、取り外し可能なものです。
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 ハンドルも元祖ランドナーハンドル。下ハンが外に開き気味で、フロントバッグなどをつけても、ニギリのスキマを稼いでくれます。
 
 ここまでは、少年ランドナーとして、走りとメンテを重視して、現行品の割と手の出しやすいものを選びました。

 ここからは、現行品でありながら、ちょっとお金をかけて、しっかり纏めたところです。

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 ピストハブではないのに、ラージハブ。元祖ランドナーホイール、もちろん手組みです。よくできていますね。

 これを前後に配して、組み付けました。

 あと、これ似合う、いまは絶滅種のボスフリーです。

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 一見、フリーのスプロケットに見えますが、これは7速のボスフリーです。現行品でこのタイプのものがあるのが、大変有り難いですね。

 お父さんのバージョンでは5速でしたが、息子さんになった時点で、7速化です!

 そして、受け継ぐ象徴的なパーツ、豪華一点主義です。

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 カンパのWレバーです。こういう部品一点に反応するランドナー乗りの方も少なくないでしょう。

 「へエー、ここカンパじゃん・・・凝っているねえ・・・」とポカンとしている少年に諭すようにいう、ランドナーファンのどこかのオヤジ。いるだろうなあ・・・。

 走ることと、それに伴うメンテを重視して、プレミアパーツを一切排して、現行品のみで組み付けた再生少年ランドナーです。

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 うん・・走ってくれそうですね。お父さんが日本をくまなく走っていた、そのフレームが、こういう形で再生されて、受け継がれたようです。

 同じ車体に乗っても、見る風景は全く異なるでしょう、乗ることによって、何を学んで、何を悟るか?例え父子であっても、同じであるとは限らない。

 お父さんはご用意をした、あとはお前に任す・・・。オヤジを息子を勇気を持って突き放す、これで生きてこい!

 伝えるものは伝えました、あとはどういう風な展開がおきるか?当店も横に立ちつつ、またご縁がありましたら、出動いたします。
 
 理想的なお仕事を、ありがとうございました。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
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携帯070-5083-6962
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