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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

アメリカコネチカットよりこんにちわ! 持ち込み天国

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 こんな段ボールが、アメリカのコネチカット州よりフェデックスで届きました。

 アメリカといえば、今大変なようです。金融バブル経済を実体化した象徴であるウォール街でデモが起きていると。もちろんここだけでなく、シカゴやロサンジェルスなどの大都市でも、なにやらあるそうですね。1:99、持てるものと、持たざるものとの比だそうです。

 色々鬱積しているんでしょう、アメリカ。ほんの十年前、仮想敵を目指して殺気立っていたあのアメリカ人達は、一体どこへ行ったんでしょう?

 アメリカだけじゃない、欧州だってギリシャ危機を先延ばしにしているだけなんじゃないのか?という話も聞きますね。そののちイタリア、スペインへと伝播していく・・・。そして、アジア。でかすぎる中国、ウォン安で謳歌していた韓国、そしてわが日本だって・・・。

 で、そんな大変なアメリカからビンテージ風の自転車が届いたんです。

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 今や紙切れ寸前と成りつつあるドルですから、海外からの買い物には円は有利です!しかし、刷りすぎなんだよ、輪転機回して、ドルばっかり刷るから暴落するのも無理ないのかな?大人がマジでやっていた銀行ごっこが、どういう形で終焉を迎えるか?ここ数ヶ月は、目が離せないかも知れません。

 一体、ものの価値というものは、どこにあるんでしょうか?人間の頭の中か?心の中に?

 イエイエ、流通という交通の中にこそあるんじゃないでしょうか?過剰と化して流通するには鈍重になったとき、価値が暴落する・・・んじゃないかな?

 何か内容がまだらでごめんなさい。自転車の話に戻ります。

 中を開けると、ビンテージ風の自転車が入っていました。それを点検して、再整備して、次の利用者にお渡しする、という内容です。

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 一応、プロならではのBBの中をあけて、グリスなど点検補充します。ちょっとギシギシ感がありましたね。グリスをたっぷりつめます。

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 ステムを持ち込みのものを入れようと・・・、ここでアメリカから来たからアメ車と思っていたのがまちがいでした。

 よく見ると、フランス車体ですね。さすが民族のサラダボールアメリカです。ということは、コラムの内径は22.2ではなく、22.0でした。通常規格のものは入りません・・・。

 内径をちょっとリーマーで削り、装着可能に・・・。フランス車は規格の怖いものがありますね。また通常使用の工具が使えないことも多々あります。相手がフランスものとくると、ちょっとドキドキものなんですが、総力で対応します!

 元々はドロップハンドルが付いていましたが、次期利用者のご希望によって、フラットハンドルに。
 
 あとフロントキャリアを付けます。

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 現行のキャリアと、昔のセンタープル、その架け橋金具の厚みなど、けっこうドキドキですが、何とか曲げなどの加工により、センス良く尽きました。ミノウラの黒いプラスチックの留め金は、この手のビンテージには似合いませんから。

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 コネチカットより、当店の手を経て、東京の江東区へと再生嫁入りとなりました。暫くはこれで大丈夫でしょう。

 アメリカから来た自転車が、普通の顔して江東区を走っている・・・、現代という時代なんでしょうか?イヤ、現代以降と言っていいかも知れません。

 セコハン、再利用、適材適所への再配分、という新たな価値が海を越えて行われて来る時代の、小さい幕開けといってもいいのかも知れませんね。

 個人の志向がかの地の志向と結びついて、行われるものの移動。その間には、広告代理店などによるイメージ戦略や演出などとは無縁です、ブランドによる「高級」志向も保証もありません。

 規模は小さいですが、可能性は小さくないように思うな。

 こういう方々には、クリスマスプレゼントに一律ティファニー!とかこいていた、店主ら世代などまったく理解できないでしょう。そうです、まったく理解できないで良いです、理解する価値もないでしょうから。

 世界が静かに変わっていっているように思うのは店主だけでしょうか?そのための準備というのではないけれど、中庸と協働、共生というテーマにまったくブレはない、と鏡を見つつ、力まず確認する毎日です。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
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携帯070-5083-6962
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