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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

古ではないが懐かしい・・・

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 タイムといえば、横目でいつも注目しているメーカーかも知れません。

 かつてカーボンフォークというものが登場してきたとき、タイムか、ルックか、ミズノ・・・か?という時期がありました。国産ということで選んだものは、下りの最中使用を断念・・・、残る二社からどう選ぼうか?と色々考えまして・・・。

 ただ当時のスタークラスの選手達は、重量をど返ししてもタイムを選んでいたように思います。別にルックが悪いというものでは、毛頭ありません。信頼できる選手何名かが愛用していたことでも信用おけるメーカーだと思います。

 アルミフレームとカーボンフォークの組み合わせを考えるなんていう時期は、非常に短くて、その後はフレームフォーク一体で売り出しがされるという時代になり、今に至っているかと思いますね。
 
 となるとフォーク単体で選択するという機会自身が少なくなってきていますね。フォークって思った以上に大切な構造だと思いますが、今は一体設計ということでちょっと手も足も出ない感じですが、こだわりの余地はあるんじゃないかなあ・・・などと思うこともあります。

 フォーク単体を選択するという時期からとうに時間が過ぎて、今から三年ほど前でしょうか?あこがれだったネオコットを入手した際に、隠し持っていたタイムのカーボンストレートフォークを加工に次ぐ加工を施して、取り付けしたんですね。

 その際十数年の時間を超えて、当時のトッププロがこぞってタイムのフォークを使用していたであろう理由が、分かりました。こりゃ、スゲーや・・・。頑丈さ、硬さともいいますか、と地面からのショック吸収性の両立以上!

 なんだこりゃ・・・ミラクルだわさ・・・。以来のタイムウォッチャー・・・というか、横目ウォッチャーということですね。

 それから約1年後、持ち込まれたタイムのカーボンフレームで、また驚いて・・・、だって後ろから誰かが押してくれるんですから・・・、そういう意味で他のメーカーさんにはあまり感じない、微妙な距離というものをタイムには感じている次第であります。

 なら、タイムを扱えば?って事になりますが、代理店が当店のようなイメージダウンに通じる店に卸すわけもなく、チネリなんかも扱っているんで、非常にイメージを大切にされるそうで、そうしたことへの配慮はいただきます!的な非常線を手前に、端から諦めている次第です。

 まあ、いいんです、タイムとの今の微妙な距離を保つためには、売り物にしてしまっては、どうせまたノルマだなんだで振り回されて、飽き飽きしてしまうでしょうから・・・。

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 今回数度目のメンテ依頼をいただきましたが、この上の初期型カーボンのタイムフレームに、今日の進化の原形のようなものが、ありますね。

 カーボンもまだモノコックではできなかった時代、アルミの次はなんだ?とチタンやスカンジウム、マグネシウムなど他の素材とラインに並んでいた時期のものかと思います。

 でも、よくできています。さすがタイムだ!

 コンポ類もまた懐かしい・・・。

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 初めての中空クランクに、オクタリンクという形式を取った7700系のデュラエース。この頃のコンポは値段的にも、草レーサーにデュラエースも・・・ありだった最後の時代かな?とも思います。

 今のデュラエースは・・・、草レースにはもったいない・・・。

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 こういうプレートなんかを見ていると、ここ十数年、進化を遂げているんだなあ、ということがわかりますね。今のようにプレートの強度を上げて変速効率を良くする・・・なんてことは、単体パーツ一つよくして、即それでライダーが体感できるようなものでは、ないかもしれませんが・・・。

 メカとしてほんの少しでも優れていると思われるところを設計思想に織り込んで、それらを各パーツ間で調整するコンポーネント思想のもとで連動させると、ある一点から爆発的に良くなることがあります・・・、今から思えばですが、この7700系なんかも今日のデュラエースの敷石になっていたか?と思いますね。

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 当時最高のタッチといわれたSTIも、今となってはティアグラ以下です。カテーんだよ!でもね、一ライン、一ラインずつ愚直にシフトできる基礎はしっかりこの時代には確立されていたんだ、と思います。

 コンポだけではなく、パーツ類も時代を感じます。

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 一インチスレッドステムの名作か、今やなきITMの名作、エクリスプですね。店主も使っていました・・・イヤ、ネオコットでは今も使用しています・・・。

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 これもナツカシー・・・。引退したアイツもコイツ専門だったなあ・・・、車体を新しくしてもサドルだけはいつもキタネーアボセット・・・。

 そして、ホイールだけは、もうちょっと時代が下がります。

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 マビック、GP4、チューブラー。

 チューブラーで7700系、一インチ・・・、確実にある時代からそのまんま滑って来てしまった車体でした。

 ちょっとこういうのってうれしいですね、タイムスリップです。忘れかけていたコンポ類の、設計思想などを思い出し、今日とのつながりなんかを確認できる・・・ということもメカとしては貴重な体験です。

 丸ごと時代物のメンテ、喜んで、やりますよ!


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 第一回新米の会でしたが、大好評のため、想定していた米の量を遙かに超えてしまいました。次回の入荷が未定ですので、ちょっと予定変更いたします。

 来週の十二月三日で、一端それ以降の新米の会の予定はキャンセルさせてください。

 繰り返しますが、十二月三日、土曜日は開催いたしますが、それ以降の第三回、第四回は一端開催キャンセル、米の入荷具合でその都度お知らせいたします、ということで、お願いいたします。

 昨日、いらして頂きました、皆様、有り難うございました!食べて支える田麦山!来週もよろしくお願いいたします。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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