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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

事故車がもどる 

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 塗装をまだ外注に出していた頃の話。右側のフレーム、柿の色をイメージして、塗装したものが届きました。

 それに、トータルデザインということで、組上がったのがこれでした。三年前の話です。

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 元々若い頃から乗っていた自転車のフレームが古くなったので、雨用自転車として再生しようかと、思っていたところ、あまりのリニューアル感に、日常使いとして愛着を持ってこれからも乗るということで納車していった一台です。

 一度軽い事故でフォークを曲げたものの、修正などで、大切に乗られていたわけでしたが、ついに、ママチャリとの接触事故によって、前輪とフレームの前方をやられてしまい、泣く泣く、断念することになったわけです。

 ちなみに、スポーツ車と実用車との接触事故もありますねえ、最近。大体、スポーツ車がズタズタになりますね。皆さんお気を付けて・・・。

 フレームがお釈迦になっても、使えるパーツは使い、フレームも同型のものを再度塗装して、できるだけ元の相棒に近いものとして、再生させたいということで、また承ったというわけでした。

 よく探してきましたねえ、というほぼ同型のフレームに、柿色・・・、元の相棒よりも少し濃いめということで、再塗装しました。

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 ちょっとピンぼけ・・・でごめんなさいよ。

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 カメラの調子が悪いのかしら?イヤ、店主の腕が悪いんでしょう・・・。

 そして、曲がった前輪は組み直します。
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 元のハブを使っての再組み付けです。

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 同じセラサンマルコのさどると・・・、

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 ブルホーンのまま、エイドブレーキもそのまま・・・に。

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 ほとんど元に戻りましたね。

 しかし、愛着というもの・・・、これは単なる物欲ではありませんね。消費欲とほぼ同義の物欲というものは、ものへの愛着ではありません。所有行動・消費行動を第一目標としているものは、実はものなんか単なる手段でしかありません。

 一つのものへの、静かな愛着という成熟加減からすれば、対極にあるものでしょう。

 この持ち主の方にとって、この自転車のスタイルというのが、ある意味自分のまたは人生のスタイルを暗示しているのではないかな?などと思ってしまいます。

 いい意味で、かたくななんですね、コチラカラちょっとしたことなどをご提案しても、自分のスタイルということに、静かにこだわっているように感じられます。それが嫌みにも力んでもいないところが、この方の成熟度の高さを物語っているように思われます。

 もう事故は、絶対に遠ざけましょう。でも、何かありましたら、またこのスタイルに戻しましょう。何度か組み付けているウチに、自転車のスタイルを通じて、その方の人柄やセンスのようなものまでもが、こちらの手の中にはいってい来るような感覚を感じることがありますが、今回もいただきました。

 数年合わなくても、車体を見ているウチに戻ってくるような、身体化されたような感覚・・・、また何かありましたら、その感覚を呼び戻して、そして車体も同じように元に戻していけそうな気がします。

 事故も、盗難もなきよう、同道しなされ、人車一体、めでたしめでたし。
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この記事に対するコメント


自転車のような骨組みは置きピンで撮るといいですよ
いつも同じ場所ならブロック塀と被写体の間隔分、シャッター半押ししてから後ろに下がれば済みます
【2011/12/07 07:18】 URL | #- [ 編集]


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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
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携帯070-5083-6962
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