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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

電動外して 魂込める!



 先日ご紹介した、宝の山屋さんの写真です。奥行き10メートル以上はあります、電動自転車の墓場であります。

 非常に多いそうです。大方、幼稚園の送り迎えに三年前後使って、バッテリー交換に数万円は高いということで、買い換え・・・かな?そんな中で、うち捨てられた電動自転車達のようです・・・。

 バッテリーは元々高いのか?または高く設定することによって、新たな需要を作るという戦略なのかは分かりませんが、まあ、一言勿体ないわけであります。

 こいつら、どうやってももうくず鉄にしかならんのか?

 何とかならないのか?例えばサンヨー系の電動自転車なら、ホイール交換することで、通常の自転車として使い続けることは可能です!

 ただ、まだそうしたご依頼はいただいていませんが・・・、誠に残念ながら。

 で、強敵はブリジストンやパナソニックの奴ら。あれらは、通常の自転車フレームに電動を取り付けているのか?または、電動自転車のフレームは特殊なのか?

 前者だったら、簡単に通常自転車としての余生がありますが、後者だったらどうでしょう?

 何らかの加工で再利用できるのか?またはアダプターなどが必要なのか?まったくもって不可能なのか?

 いずれ、いじる機会がきたら、やってみようと構えていたら、ご近所のご隠居さんからご依頼が舞い込んできました。

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 やってきましたブリジストンです。大手中の大手、相手にとって不足なし。では・・・

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 目指すはココ!こいつがどういう機構をしているのか?大いに楽しみなのであります。

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 カバーを外した瞬間、オオ!ダメだ・・・。

 つまり、普通自転車の車体とは無縁のフレームに取り付けられていたんだ、ということが即分かりましたとさ・・・。

 終わり。

 じゃない!まあ、大体予感として、予想していたんで、ダメならダメで、とりあえず外して中身を見てみましょう、ということで、空けていくのでありました。

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 いじっていく内に、なんとか心臓部を取り外すことができました。やはり、重い!モーターなどの駆動系がぎっしり詰まっていまして、電動自転車の主さの原因が分かりました。

 外したあとのフレーム、まったく普通自転車とは異なるフレームでした。電動向けに特別に作ったんですねえ・・・、ご苦労なことです。

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 もう少し踏み込んで中をあけてみますと・・・

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 モーター類やギヤなどが入っている底に、電子部品の基盤がしっかり入っていました。かなりハイテク。こちらはお手上げです。

 さて、フレームは通常自転車とは違うので、どうやって普通自転車として、再生できるか?です。

 もう車体にBBのソケットがないので、またはソケットにできるような箇所もないので、もう電動キッドの構造は使わざるをえない、これだけはほぼ確実化しました。

 ペダルではなく、跨って地面を蹴るだけのドライジーネなら、イザ知らず、やはりペダルは必要ですよね。

 となると、電動キッドの中の電動系をすべて外して、軽量化する・・・というのはどうか?もう電動使用しないので、それは可能でしょうということで、中身をすべてかき出しました。

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 モーターギア系駆動の主体部分、重さの主犯格達すべて取り去りました。

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 クランクのBB機構だけを活かして、この中身のなくなったキッドを元に戻します。もうただの弁当箱ですね。

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 これをもと電動自転車の車体に載せます。用もないのに仰々しいですが、これは見た目だけで、中身は空っぽです。

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 裏から見ても、空っぽです。

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 もういらなくなった電池スペース。がら空きです。

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 空の弁当箱以外はまったくもって普通自転車と同じです。重さもだいぶ軽くなりました、扱いやすいです。電動自転車として使わなくなった車体も、こうしてやれば、普通自転車として再出発できますね。

 あとは、どうやってセンス良く、弁当箱を加工するか?または、このタイプの電動自転車に通常BBを付けるためのアダプターでも作れば、もっときれいに普通自転車になるでしょうね。

 車体も頑丈に作られているんでしょうから、ママ狸んなどの自転車にも適応できるでしょう。前後に子供を乗せて・・・とか。

 まずは第一回、電動外して魂込めるという改造は、まあ、成功ということで、当店の輝かしき変態系改造の一ページとなったというお知らせです。

 もう少し内部に踏み込んだ改造なんていうのも徐々に・・・なんですが、そちらも人員的に準備しつつ、できるところから電動自転車を再度街道に戻す!

 やってきますぞ!
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この記事に対するコメント


すばらしい!今後どうなっていくのかものすごーく楽しみです。
電池があったところにギミックが付いたらどうなるかとか。
例えば皮ケースとか・・・。

再生出来ないものはないんですね。
嬉しくなります。
【2013/02/26 19:46】 URL | #- [ 編集]


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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
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