メールフォーム
一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |大森研魔ブレイク寸前 どえらいこと・・・やらかしました tp://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=45871&aff_siteid=43545&aff_shopid=63" target
fc2ブログ

一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

大森研魔ブレイク寸前 どえらいこと・・・やらかしました



 コルナゴのC-40の持ち込み。まあ、長いことやっているとこういう事って起きるんですね・・・。ちょっと感慨深いフレームなのであります。

 ただ、コイツただ者ではなかった・・・。

DSC_0877_convert_20130307132933_20130308021508.jpg

 車体はカーボンにもかかわらず、一昔前の一インチのヘッドチューブ・・・。

 DSC_0878_convert_20130307133024.jpg

 しかもストレートのクロモリフォーク。

 コルナゴマスターの血を受け継いでいるのか?その気品というかなんというか?そんじょそこらの今風カーボン車とは格が違う・・・といえるでしょうね、ほぼ確実に。

 こんなふれーむもちこまれたら?どうしましょう?

 所有者の方は、車体が車体だけにレーシーにも乗ってみたい・・・という御希望もありながら、この一見マスターにも見え無くないコルナゴをもう少し工芸色を出して乗ってもみたい・・・という御希望に引き裂かれていましたね。

 コンポはモロアルテグラをフルでもっておられたわけです。ただ、こちらが例えば、カンパのアテナ組なんてどうでしょう?なんて悪魔の様なささやきをしたりしたせいで、ずいぶん悩んでおられたようです。

 で、落としどころが面白い、工芸色レーシーでいこう、ということに。

 アルテグラは、モロレーシー。ということはこれに工芸色的な香りを付けるとすると、周辺パーツはもちろんのこと、コンポ自体にも何らかの仕掛けが必要になるかも・・・。ということで、こういうときには、大森研魔の社長さんにご相談ということで、こんなことになってしまいまいました。

DSC_0862_convert_20130307133220.jpg

 磨けるところ磨いていくという線で、工芸色を演出するということに。

DSC_0864_convert_20130307133205.jpg

 リアディレーラーも。ただし、完璧にココだけを研磨することはしませんでした。社長曰く、もちろんできなくはありませんが、このパーツだけそれをやってしまうとティアグラと区別が付かなくなる・・・という。確かにそうなんですよねえ・・・。

 DSC_0868_convert_20130307133153.jpg

 ブレーキなんて全バラらして磨いてましたぜ!

DSC_0873_convert_20130307133116.jpg

 実物見ると、もっと驚くでしょうなあ。

DSC_0876_convert_20130307133037.jpg

 よくまあココまで・・・という仕上げです。ただし、ミクロの眼をもつ大森社長は、これでもまだ修行が必要だと。

 ある時なんか、オレ何やってんだろう・・・と。自信過剰はクズですが、チョコッと自分に下駄はかしてもいいかと思いますよ、そのご性格からして・・・。

 DSC_0861_convert_20130307133235.jpg

 横の顔、クランクですが、まあご覧ください。

DSC_0871_convert_20130307133129.jpg

 コンポをココまですると、周辺パーツも合わせて磨いていきます。ハンドルの露出部分。

DSC_0870_convert_20130307133141.jpg

 デダの磨きステム!紹介して以来、ご依頼多し!

 DSC_0865_convert_20130307132956.jpg

 ピラーもカンパ風にエアロに、ステムと合わせて同じ程度の鏡面に磨き上げています。

 頭には復刻版のターボが乗っています。

DSC_0874_convert_20130307133054.jpg

 で、レーシーさの演出として、ホイールは例のDT585、性能としても格としても、いいでしょう。

DSC_0875_convert_20130307132946.jpg

 まあ、ココだけは手付けず、でそのまま。

 シマノのアルテグラを磨いて作った、大森研魔作の新コンポ、その名はアテナグラ。これはボチボチ、つくっては店にストックしておこうかと、計画中です。

DSC_0860_convert_20130307133251.jpg

 またまた、分類しがたい粋なレーサーができたかな?と店内盛り上がりで、大変面白い、興味深い仕事をさせていただきました!

 カーボンフレームに一インチフォークなんて、今から思えば過渡期のものでしたが、そうした半端物こそ、工夫のかけがえのある一台かと思います。

 お客さんと、アーダ、コーダ話ながら、徐々に方向が決まって、それが時間をかけてちゃんと形になっていくという、この展開は、やったら癖になりますね、当初はカーボンホイールを前後に付けて・・・なんて話もあったくらい・・・。いずれにしろ、当店の理想的な自転車造りの典型でもあります。

 大変いいと思うなあ・・・。楽しいお仕事有り難うございます!
スポンサーサイト




この記事に対するコメント


この記事に対するコメントの投稿

















この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
→http://tanukicycle.blog75.fc2.com/tb.php/1690-0b174836
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

カテゴリー
リンク
月別アーカイブ

カウンター