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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

備蓄を習慣化する・・・など



 もう二年ねえ。その当時、当店裏の庭では、まだ歩けなかった子狸や、妊婦もいて、お母さん方がワイワイガヤガヤと、自家塗装していたんでした。

 店主は、店裏の密かに思いを寄せる人妻の家に自転車を届けに行っておりまして・・・、戻ってくる途中でした。

 下から持ち上がってくるような揺れ、近くで仕事していた畳屋さんに、「アレ?地震ですか?」と。その次の瞬間、電信柱がのたうったように「こりゃ、でけー」と。

 即店にはしって戻る!その途中の大揺れに、近所の女性がキャーッと悲鳴、「大丈夫!」と叫びながら、店に飛び込んで、子狸救出!とカッコつけたものの、もぬけの殻。

 安普請の店がゴオウゴゆれて、ツルしてある自転車ホイールが、シャランシャランなびいていました。

 人がいないことを確認してから裏庭に出ると、全員血相変えて、駐車場に棒立ち。既にカカからポキさんへと子狸受け渡し完了で、とにかく電信柱が倒れないか?その辺だけを厳しく確認しながら、木造家屋がブルブル横揺れするのを感じる。フラーっと貧血を起こしたような、船底に立ってような不快感、なんとか大揺れは止まって・・・。

 妊婦の長男が小学校から帰ってきているらしいので、自転車でとばしつつ、迎えに行く・・・。

 店主は憶えていないが、震源が宮城沖と聞いて、「福島原発は大丈夫か?」と口走ったそうだ。

 その夜は、大量のおにぎりとみそ汁で、震災食。なんやかんやと、若い子から何やら大勢いたような。

 狭い部屋で、妊婦さん、その二人の子供、店主ら家族とブタネコで、寝ましたねえ。翌日からも、小坊主などが泊まりに来て、仕事にならないお客さんが飲みに来たり、本当色々あったなあ。

 それから一週間、原発被害の実態が徐々に明らかになっていきましたねえ。自衛隊ヘリによる、放水。

 水煙となって、風に煽られて、ポイントに届かない・・・。これマジで国がやっている対策なの?万策尽きている・・・。肝から血がすーっと引く感じ。

 最も効いたのが、水。二日間、乳児は水道水を飲んではいけない・・・。あれは忘れないよ、東電さん。

 そういえば、本日、東電が集金に来た。別れ際に「あれから二年、末端の皆さんも大変だってでしょう?」というこちらの問いかけに、深々と頭を垂れて出て行かれました。その姿は聖人のよう、荘厳ですらありました。

 そういう東電関連の方々の日々の重い覚悟と裏腹にか、何が再稼働だと?

 東京都が水を配るということで、それが杉並区より受け取るというが、二日経っても、梨のつぶて。

 防災課に行って事情を聞きましたね。なるほど・・・そういうわけですか。

 震災が起きたとき、区の防災課になど、なにもできませんよ。ほとんどなにもできない。そう思っていいです。イヤ、むしろ、区は防災課のできること、できる範囲のことをもっと積極的に公開すべきでしょう。事が起きたらもうお手上げ、起きる前のお手伝い、これが文字通り防災課のできることです、と。

 防災については、地域で連携してするしかない。するしかありません!

 あの水道水がダメになったとき、当然、水を買いに走りましたが、ほとんど入手不可。あとから、母子手帳を持って行けば、裏から購入できたとはききましたが。

 すぐにお客さんや関連の方々から、水を分けていただきました、幸運でした、有り難かったです。お返しできているかな?

 そこで備蓄なんかを考えます。ただ、一時的に盛り上がって、購入して終わり、ではダメで、日常の中に備蓄ということを取り込んではいけないか?

 その一つの形式として、販売機です。これを置いておくと、在庫の管理が日常になります。無くなる前に購入して、備えておく、多少売れれば、それでよく、大切なことは、日常でものが新陳代謝されながら、備蓄されていくということ。販売機を置く、これって防災の一つの知恵です。

 自宅にそういうスペースがある!やってみよう!という方は、ご一報ください。ちょっとした条件が合えば、簡単に設置でいます。伊藤園で、いい方紹介します!


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 定期購入による備蓄。これも契約すれば、勝手に向こうから送付してくるので、少しずつ使いながらの備蓄をしていけば、新陳代謝も可能になりますね。やっぱり水ですわ、水。

 いくら米があっても、ネズミや雀じゃあるまいし、生米かじるわけにはいきません。飲食としての水、これは宝ですね。

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 あと、腐らないものの大量購入。電池などは、道具を購入するついでとして、当店などは楽に可能です。これも使いつつ、大量買い足しで補充する。

 これらは当店一軒での活動に過ぎませんが、各業種、得意分野というものはあるはずで、そうしたものを有縁にて繋げて連携していく・・・、それしかない、でしょう。

 それしかないです!東京はラスベガスと同じ、砂漠にたてられた都市に過ぎません。ですから、すべて人為で回していかないと、何一つできないんです。

 停電になるとクソ一本、流せない・・・。便利というのは、人為が回っているそのサービスが銭で購入できるというだけで、人為が回らなくなったり、銭が無くなったりすれば、もう壊滅なんです。

 都会の真ん中でたまに餓死者が出ますよね・・・、砂漠だからです。
 
 そういうところから再度不便ということを考えますと、「目的を達する際に多少の努力を必要とする」ということの意でしょうか?スイッチ一つで・・・という世界とは逆です。面倒くさいでしょう。

 でも常に行為の中に自力というものが介在しているのは、完全人任せとも逆の世界ということでもある。制御、維持管理が可能である、という積極的な意味もあるんですねえ、ココ大事。

 再度、多少の不便を考える。暖房の効いた車ではなく、寒風の中自転車で走る、これも多少の不便ですが、これに慣れた体は、そうたやすく風邪など引かないでしょう。ガソリンがなくなっても、なんて事ない。渋滞もなんのそのです。

 多少の不便をわざと生活に取り込んで日常化していく。これ重要なポイントかも知れませんよ。東京程度の暑さ寒さ程度に、エアコンなんて使うなよ!

 実質的な避難訓練なんていうのもこれでしょう。不便を学ぶことなんですよ。

 よく9月の1日に、河原かなんかで放水なんかやって、都知事がわざとらしく白ヘルメットかぶってなんかやっているフリしてましたが、それこそ「そんなことやったってねえ、首都圏三千万の訓練になんかまったくならんな、日にち決めて3日間エアコン使わない日とかやったりねえ、地域と期間を限定して水止めたり、しないと我欲に染まった都民などなんにも気づかんだろう!」くらいの有意義な毒舌でもはいてもらいたかったねえ。

 日常の中に、備蓄と多少の不便を取り込んでいくこと・・・。これ、防災ということの、キーになるはずです。

 そして、いろんな意味で、自転車屋の出番でもあるかと思いますな。この分野で、提案できること、やっていきませんとな。自転車屋は自転車屋の了見と甲斐性でね。
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
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