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一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り

ロード・ピスト系自転車に興味のある人。買い方乗り方が分からないという人。持っている自転車を改造してみたいという人。自転車のイベントに参加したいと思っている人。ご来店お待ちしています!

本当に走る方の自転車・・・って?



 本当に走る方のための自転車とは?

 選手とかのことではありません。選手は確かに走りますが、あれは役割分担の上で、彼らが走るだけであって、最初から最後まで自分で走るのとは全く違います。

 選手は競技との関係で走るので、サポートされまくり。車体のメンテはもちろん、補給も休息のしかたも、体のメンテもすべて人任せが基本。彼らは走ることだけに専念していればいい。

 だからあんなにガリガリであっても走り続けられるわけです。途中で御飯の配給があるんですから。

 昔のツールみたいに、すべて一人で完走するとなったら、選手の体型も、持ち物も、自転車なんかも全く違うタイプのものになるんじゃないかしら?

 ちょっと現代でいえば、ブルベっぽいのかな?

 基本一切のサポートなしで自力のみで走るとしたら、それはレースのような管理され尽くした環境ではしるものとは全く違う、人車が登場するんでしょうね。

 マラソンでもフルマラソンの度を超えた、超人的な距離を走るイベントなんかもあるようで、そういう方達の体型も現役のマラソン選手とは異なるでしょう。

 ご近所の、縦走登山などを得意とされる方の体型も、しっかり体に捕球食を蓄えられています。

 話が長くなりましたが、この自転車の所有者となられる方、どうもその手の超人クラスの方らしいんです。

 スパルタクスロン?名前だけでも恐ろしい大会などに出ては完走、しかもそうとのペースでの完走を果たす驚きの六十代の方、であるらしいんですね。

 体格はとにかく頑丈!一言!ぶっ壊れない!なるほどねえ、こういう方が最後には生き残る・・・という迫力があります。

 それから比べると仕上がった自転車選手なんてものは、上半身・下半身、体の表と裏のバランスが崩れまくった、ちょっとした奇形状態まで持って行きますし、長距離走れる体力なんていっても、自転車で走れるだけ、自分の足で走ることも、中には歩くことすらできない、生物としては欠陥品にまで仕上げていくんですから、ロードレースなんてものは、人類としては粋狂な競技なのであります。

 ※あのグロテスクにまでカリカチュアしたベルリブランデブーなんていうのは、そういうところも具現化されているように、思えてきます。さすが自転車大国の国でできたアニメですわ。

 そういうぶっ壊れない体で、長距離をグイグイ乗りこなしていく方に向く自転車というのは、どういうものか?

 まずは入門編ということで、鉄フレームで組み付けてみたのがコレ!

 モロレーサーというよりもツーリング車との間ぐらいの位置になるもの。高速ツーリング車というところでしょうか?荷台などの拡張性もありです。

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 ご年配ということもあって、コンポを少し凝ってカンパ、ケンタウロ!

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 しかもスケルトンブレーキ時代のコンポです。なんで今ブレーキ替えてしまったんでしょうねえ・・・、全く。

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 カーボンプレートのあるリアディレーラー。まあ無くてもいいが・・・。カンパの毎年のマイナーチェンジは、迷走と見えてしまう店主であった。

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 超人的に走るものであれば、ここをカーボンにする必要はありません。倒れるたり、落車すると折れますから。

 でもまあ、二大コンポのうちの中級クラスが付いているという意味は、軽くはありません。それなりの耐久性はあるはずですから。

 そして、この車体の本当の値打ちはココにあります。

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 前後ホイールのハブが、カンパ純正のケンタウロ。今コレ探すノ大変でしょう?

 完組み作り出すとハブがおろそかになる傾向はありますが、カンパは顕著だぜ!バカ高いレコードハブか、サードパーティーしかないなんて、まあいい条件そろえてくれますわ。

 そして、最も値打ちがあるのはココ!

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 当店所有の最後のカンパリム、モントリオールです。

 これが最後!

 その前に、カンパって、リム作っているの?と思う人の方がもうおおいだろうなあ・・・。

 元々カンパってイタ車のホイール屋でしょ?そちらが主だったんじゃないかな?

 なわけで、かつてリムといえばカンパだったんだよねえ・・・。その辺はシマノにはなかった、利点だったのになあ・・・自ら放棄して、完組み路線へ、ハブも作らなくなってしまい・・・。

 つまりこの車体の前後ホイールは、カンパ最後の手組ホイールだったという、わけだったんですねえ・・・。

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 まあ、希少だからって、いつまでも店の片隅に置いてあっても仕方ない、リムは転がってナンボ。

 超人に愛でられつつ、行けるところまで転がっていけ!

 そんなわけで、フレームをイタ車にするだけで、市場の価値がグーッと上がる可能性を秘めた、朱の一台。

 暫くは、踏ん張って超人を運ぶべし!お前も負けんナヨ!
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プロフィール

狸サイクル 店主 遠山健

Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。

 店の所在
〒202-0014
東京都西東京市富士町6-6-13
TEL・fax042-445-0487
携帯070-5083-6962
アドレス to.ke@mx1.ttcn.ne.jp

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